特許第6773310号(P6773310)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6773310
(24)【登録日】2020年10月5日
(45)【発行日】2020年10月21日
(54)【発明の名称】呼出装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20201012BHJP
【FI】
   A63F7/02 350A
【請求項の数】6
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2016-98125(P2016-98125)
(22)【出願日】2016年5月16日
(65)【公開番号】特開2017-205176(P2017-205176A)
(43)【公開日】2017年11月24日
【審査請求日】2019年4月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000101204
【氏名又は名称】株式会社oneA
(74)【代理人】
【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇
(74)【代理人】
【識別番号】100114432
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 寛昭
(72)【発明者】
【氏名】池田 佳弘
【審査官】 渡辺 剛史
(56)【参考文献】
【文献】 特開平02−164384(JP,A)
【文献】 実開平02−077087(JP,U)
【文献】 特開2014−133057(JP,A)
【文献】 特開2003−181115(JP,A)
【文献】 実開平1−68082(JP,U)
【文献】 特開2012−228486(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技に関する情報を表示する平面状の表示領域を含む表示部と、表示部における前後方向と直交する横方向の両側に配置される一対の照明部とを備え、照明部は、表示領域と直交する前後方向において、表示領域よりも奥まった位置に配置される発光部であって、前後方向と直交する方向において表示領域と並ぶ発光部と、表示領域と発光部との間に配置された壁部であって、前後方向と直交する方向において外方に向く反射面を有する壁部と、反射面及び発光部を覆う光透過性を有するカバー体とを備え、反射面は、表示部の外縁に沿った前端と、表示領域と直交する前後方向において、表示領域よりも奥まった位置にある後端とを含み、
発光部は、光源と、光源を覆う光学部材であって、光源からの光を外方に向けて拡散させる光学部材とを備え、光学部材は、前後方向において後方側に位置する基部と前方側に位置する頂部とを有し、光学部材の頂部は、前後方向と直交する横方向から見て反射面の前端と後端との間に位置していることを特徴とする呼出装置。
【請求項2】
一対の照明部の下方それぞれに、遊技者が呼出装置を操作するための操作部を備え、一方の操作部は、照明部を点灯させるための操作部であり、他方の操作部は、表示部の表示領域における表示態様を切り替えるための操作部である請求項1に記載の呼出装置。
【請求項3】
発光部は、表示部の上下方向全長に沿って配置されている請求項1又は2に記載の呼出装置。
【請求項4】
反射面の後端は、前後方向と直交する方向から見て光学部材の基部と並んで同一又は略同一位置にある請求項1乃至3の何れか1項に記載の呼出装置。
【請求項5】
反射面の後端は、前後方向と直交する方向において、当該反射面の前端よりも表示領域側に位置している請求項1乃至4の何れか1項に記載の呼出装置。
【請求項6】
反射面は、前端と後端との間が表示領域側にある凹状の湾曲面である請求項1乃至5の何れか1項に記載の呼出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に対応して配置される呼出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコやスロットマシン等の遊技機が設置される遊技場には、遊技中の遊技者や遊技を終了する遊技者が、遊技場のスタッフを呼ぶための呼出装置が設置されている。
【0003】
呼出装置は、遊技者が必要に応じて操作する操作部と、操作部に対する操作によって点灯する呼出用の照明部とを備える。
【0004】
また、近年において、呼出装置は、上記構成に加え、遊技機の種類や稼動状況等の情報を遊技者に提供する表示部や、当該呼出装置を装飾するための装飾用の照明部等を備えたものも普及しつつある。この種の呼出装置において、呼出用の照明部が装飾用の照明部と別個独立に設けられたものや、呼出用の照明部が装飾用の照明部に兼用され、操作部に対する操作があったときに、照明部における点灯の態様を変化させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
呼出用の照明部及び装飾用の照明部のそれぞれは、光源と、光源を覆う光源カバーであって、光透過性を有する光源カバーとを備える。これにより、呼出用の照明部及び装飾用の照明部のそれぞれにおいて、遊技者等が光源を直視してしまうことを防止している。
【0006】
かかる呼出装置は、遊技者が操作部に対して操作可能で且つスタッフが呼出用の照明部を視認可能な領域(例えば、遊技機の上方の領域)に設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2015−211749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、照明部は、表示部に隣接して配置される。そのため、照明部の点灯(発光)が表示部の表示よりも強調されることがある。
【0009】
具体的に説明すると、呼出装置の表示部は、平面的な表示領域を有する。表示領域は、液晶パネルや有機ELパネル等で構成される。この種の表示部は、遊技機に関連する情報(例えば、遊技機に関連するキャラクタや、対応する遊技機の大当たり回数、対応する遊技機の稼動率等)や遊技場の公告等を画像として表示領域に表示する際に該表示領域を発光させる。これにより、画像が表示部に明るく映し出される。
【0010】
しかしながら、照明部は、遊技者の興味やスタッフの注目を引くために、発光パターンや発光色の種類が多く設定されたり、発光強度が高く設定されたりしている。
【0011】
そのため、上述の如く、照明部が表示部に隣接して配置されると、照明部の発光が表示部の表示よりも強調されてしまい、表示部の存在が希釈される傾向にある。
【0012】
そこで、本発明は、照明部における装飾効果を発揮させつつ、表示部の存在を強調することのできる呼出装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る呼出装置は、遊技に関する情報を表示する平面状の表示領域を含む表示部と、表示領域に隣接して設けられる照明部とを備え、照明部は、表示領域と直交する前後方向において、表示領域よりも奥まった位置に配置される発光部であって、前後方向と直交する方向において表示領域と並ぶ発光部と、表示領域と発光部との間に配置された壁部であって、前後方向と直交する方向において外方に向く反射面を有する壁部とを備え、反射面は、表示部の外縁に沿った前端と、表示領域と直交する方向において、表示領域よりも奥まった位置にある後端とを含むことを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、照明部の発光部が発光すると、発光部を基点に光が広がる。すなわち、発光部からの光は前方側だけでなく前後方向と直交する方向にも進む。照明部は、表示領域と発光部との間に配置された壁部であって、前後方向と直交する方向において外方に向く反射面を有する壁部を備えるため、壁部の反射面に発光した発光部が映るとともに、該発光部からの光が反射面で反射される。これにより、壁部(反射面)は、発光部と同様に光ったように見える。
【0015】
反射面は、表示部の外縁に沿った前端と、表示領域と直交する方向において、表示領域よりも奥まった位置にある後端とを含むため、前後方向に広がる面が発光したかのように見える。これにより、表示領域と隣接して前後方向と直交する方向に向く反射面(壁部)の存在が浮き立つ。その結果、反射面の前端(表示領域のエッジ)が明確になり、その前端と同列にある表示領域の存在も明確化される。
【0016】
本発明の一態様として、照明部は、表示部おける前後方向と直交する横方向の両側のそれぞれに設けられてもよい。
【0017】
上記構成によれば、前後方向と直交する横方向において、表示領域の両側の何れから見ても反射面(壁部)が浮き立って見える。その結果、反射面の前端が(表示領域の横方向にある一対のエッジ)明確になり、その前端と同列にある表示領域の存在が明確化される。
【0018】
本発明の他態様として、発光部は、光源と、光源を覆う光学部材であって、光源からの光を外方に向けて拡散させる光学部材とを備え、光学部材は、前後方向において後方側に位置する基部と前方側に位置する頂部とを有し、光学部材の頂部は、前後方向と直交する方向から見て反射面の前端と後端との間に位置していてもよい。
【0019】
上記構成によれば、前後方向と直交する方向から見ると、光学部材の頂部から反射面が前方にはみ出て見える。従って、反射面が発光部と重なってしまう(隠蔽される)ことがなく、発光部の光を反射させた反射面が確実に視認される。従って、反射面の前端と同列にある表示領域の存在がより明確化される。
【0020】
本発明の別の態様として、反射面の後端は、前後方向と直交する方向から見て光学部材の基部と並んで同一又は略同一位置にあってもよい。
【0021】
上記構成によれば、反射面の後端が前後方向と直交する方向から見て光学部材の基部と並んで同一又は略同一位置にあるため、表示領域に対して僅かに斜め横方向から見ても、反射面が前後方向に広がった面であることが把握可能となる。従って、遊技者の呼出装置を見る角度が小さい場合であっても、反射面の前端と同列にある表示領域の存在がより明確化される。
【0022】
本発明のさらに別の態様として、反射面の後端は、前後方向と直交する方向において、当該反射面の前端よりも表示領域側に位置していてもよい。
【0023】
上記構成によれば、反射面の後端が前端よりも表示領域側に位置しているため、反射面によって反射される光が表示領域側に進むことが阻止される。すなわち、表示領域に表示される画像に照明部の光が重なることがない。これにより、照明部の光が表示領域の存在を希釈することが防止される。
【0024】
本発明のさらに別の態様として、反射面は、前端と後端との間が表示領域側にある凹状の湾曲面であってもよい。
【0025】
上記構成によれば、反射面が湾曲面であるため、反射される光が前後方向と直交する方向だけでなく、斜め前方にも反射される。これにより、反射壁の存在が明示される。その結果、反射面の前端(エッジ)がより明確になり、それと同列にある表示領域の存在もより明確化される。
【発明の効果】
【0026】
以上のように、本発明は、装飾用の照明部における装飾効果を発揮させつつ、表示部の存在を強調することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る呼出装置の全体斜視図である。
図2図2は、同実施形態に係る呼出装置の正面図である。
図3図3は、同実施形態に係る呼出装置の側面図であって、横方向の一方側から見た側面図である。
図4図4は、同実施形態に係る呼出装置の側面図であって、横方向の他方側から見た側面図である。
図5図5は、同実施形態に係る呼出装置におけるフレームの斜視図である。
図6図6は、同実施形態に係る呼出装置の照明部(第一照明部)の部分拡大斜視図である。
図7図7は、同実施形態に係る呼出装置の第一照明部に採用された装飾用光学部材の平面図である。
図8図8は、図7のVIII部の拡大図であって、第三方向の一方側から見た図である。
図9図9は、図7のVIII部の拡大図であって、第三方向の他方側から見た図である。
図10図10は、同実施形態に係る呼出装置の第一照明部に採用された装飾用光学部材(導光部)における第一孔部を通る断面図であって、図8のX−X断面図である。
図11図11は、同実施形態に係る呼出装置の第一照明部に採用された装飾用光学部材(導光部)における第二孔部を通る断面図であって、図8のXI−XI断面図である。
図12図12は、同実施形態に係る呼出装置の照明部(第二照明部)の部分拡大斜視図である。
図13図13は、図12のXIII−XIII断面図である。
図14図14は、同実施形態に係る呼出装置の操作部(第一操作部)を斜め下方から見た部分斜視図である。
図15図15は、同実施形態に係る呼出装置の操作部(第二操作部)を斜め下方から見た部分斜視図である。
図16図16は、図14のXVI−XVI断面図である。
図17図17は、図15のXVII−XVII断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0029】
呼出装置は、パチンコやスロットマシン等の遊技機が複数台の設置される遊技場において、遊技機毎に対応付けられて設置される。本実施形態に係る呼出装置は、遊技者と対面する遊技機の上方に配置される。
【0030】
呼出装置は、図1図4に示す如く、呼出装置1は、外部(遊技者やスタッフ等)に所定の情報を告知する告知部として、表示部2及び照明部3,4を備える。より具体的に説明すると、呼出装置1は、遊技に関する情報を表示する表示領域20を有する表示部2と、表示部2に隣接して配置された照明部3,4と、遊技者が当該呼出装置1を操作するための操作部5,6とを備える。これに伴い、呼出装置1は、表示部2、照明部3,4、及び操作部5,6を支持するフレーム7を備える。また、呼出装置1は、表示部2の表示領域20の表示態様や、照明部3,4の点灯等を制御する制御部(図示しない)を備える。
【0031】
まず、フレーム7について概略説明する。フレーム7は、表示部2、照明部3,4、及び操作部5,6のそれぞれを所定の位置で支持する。
【0032】
本実施形態において、フレーム7は、図5に示す如く、当該呼出装置1を設置した状態で前側に位置する第一フレーム70と、第一フレーム70に連結される第二フレーム71であって、第一フレーム70の後側に配置される第二フレーム71とを備える。
【0033】
第一フレーム70は、表示部2を配置する表示配置部700と、照明部3,4を配置する照明配置部701,702と、操作部5,6を配置する操作配置部703,704とを有する。
【0034】
表示配置部700は、表示部2の表示領域20が配置される開口を画定する枠部705を有する。本実施形態において、枠部705は、四角形状である。すなわち、枠部705は、一方向に延び且つ一方向と直交する方向に間隔をあけて配置される一対の横桟705a,705aと、一方向と直交する方向に延び且つ一方向に間隔をあけて配置される一対の縦桟705b,705bであって、それぞれの両端が一対の横桟705a,705aに連結された一対の縦桟705b,705bとを備える。
【0035】
本実施形態に係る呼出装置1は、横桟705a,705aが横方向に延びるように設置される。すなわち、呼出装置1は、一対の横桟705a,705aが上下方向に並ぶように設置される。
【0036】
これを前提に、第一フレーム70は、照明配置部701,702として、一方(上側)の横桟705aに沿った第一照明配置部701と、一対の縦桟705b,705bのそれぞれに沿った一対の第二照明配置部702,702とを有する。第一照明配置部701及び第二照明配置部702,702は、照明部3,4(後述する第一照明部3及び第二照明部4)を収容可能で且つ照明部3,4を支持可能に構成される。
【0037】
第一フレーム70は、操作配置部703,704として、第一操作配置部703と、第二操作配置部704とを有する。第一操作配置部703及び第二操作配置部704は、表示配置部700の枠部705を構成する一対の横桟705a,705aのうちの他方(下側)の横桟705aの両側に設けられる。第一操作配置部703及び第二操作配置部704のそれぞれは、操作部5,6(後述する第一操作部5、第二操作部6の操作体51,61(図1図4参照))の一部を収容可能に構成される。すなわち、第一操作配置部703及び第二操作配置部704のそれぞれは、操作部5,6(第一操作部5、第二操作部6の操作体51,61)の一部を露出させる開口706,707を有する。
【0038】
第二フレーム71は、第一フレーム70に連結された状態で、第一フレーム70に支持された表示部2、照明部3,4(第一照明部3、第二照明部4)及び操作部5,6(第一操作部5、第二操作部6)を後方から覆うようになっている。
【0039】
次に、表示部2について説明する。図1及び図2に示す如く、表示部2は、平面状の表示領域20を有する。本実施形態において、表示領域20は、液晶パネルで構成される。また、本実施形態において、表示領域20は、タッチ操作機能を有する。すなわち、表示領域20は、液晶パネルとタッチパネルとの積層体により構成される。これにより、表示領域20は、自身に表示した選択ボタンが遊技者等にタッチ操作されることにより、表示する画像(例えば、遊技情報に関する画像)を切り替えるようになっている。
【0040】
本実施形態において、表示領域20は、正面視四角形状である。これに伴い、表示部2において、表示領域20(液晶パネル)は、自身の外縁をフレーム7(第一フレーム70)の枠部705に合わせた状態で、フレーム7(第一フレーム70)に支持される。これにより、フレーム7(第一フレーム70)の枠部705(横桟705a,縦桟705b)は、表示部2の外縁を構成する。すなわち、本実施形態に係る表示部2は、平面状の表示領域20と、表示領域20を取り囲む枠部705とを含む。
【0041】
次に、照明部3,4について説明する。本実施形態に係る呼出装置1は、照明部3,4として、表示領域20の上側に配置される第一照明部3と、横方向における表示領域20の両側に配置される一対の第二照明部4とを備える。すなわち、呼出装置1は、照明部3,4として、第一照明配置部701(図5参照)に配置される第一照明部3と、一対の第二照明配置部702,702(図5参照)のそれぞれに配置される一対の第二照明部4とを備える。
【0042】
まず、第一照明部3について説明すると、第一照明部3は、図6に示す如く、光源(以下、第一光源という)30と、第一光源30の前方に配置される装飾用光学部材31と、装飾用光学部材31を覆うカバー体(以下、第一カバー体という)32とを備える。
【0043】
第一光源30には、LEDが採用される。本実施形態において、第一光源30は、発光色の異なる複数のLEDチップを一群としたもの(基板(図示しない)に搭載された複数のLEDチップ)である。これにより、第一光源30は、異なる色のLEDチップを順々に発光させたり、異なる色のLEDチップを複数同時に発光させたり、指定の色のLEDチップを発光させたりする。すなわち、第一光源30は、異なる色のLEDチップにより、指定された装飾(発光)態様で発光する。
【0044】
本実施形態において、第一照明部3は、表示部2の横桟705a(フレーム7の横桟705a)の全長に沿って配置される。これに伴い、第一照明部3は、複数の第一光源30,…を備える。複数の第一光源30,…は、横桟705aの延びる方向に間隔をおいて配置される。各第一光源30,…は、表示領域20と直交する方向に光軸が設定され、表示部2の表示方向と同方向に光を照射するように配置される。すなわち、各第一光源30,…は、表示部2の前方側に光を照射するように設置される。
【0045】
装飾用光学部材31は、図7に示す如く、光透過性を有する材料(本実施形態においては、透明樹脂)で成形された少なくとも一つの導光部310を備える。すなわち、装飾用光学部材31は、単一の第一光源30の前方に配置される導光部310を備える。
【0046】
本実施形態において、第一照明部3が複数の第一光源30,…を備えるため、装飾用光学部材31は、複数の第一光源30,…に対応して配置される複数の導光部310,…を備える。
【0047】
導光部310は、図8及び図9に示す如く、第一光源30からの光を受ける入光部311aと該入光部311aの反対側の先端311bを第一方向に有する主導光部311と、それぞれが主導光部311の先端311bと連続する一対の分岐導光部312,312であって、第一方向と直交する第二方向又は該第二方向を成分に含む方向に延び、且つ第一方向において入光部311aに対して反対側を向く出射部312aを含む一対の分岐導光部312,312と、分岐導光部312における第一方向から見て主導光部311と重なる範囲A内に少なくとも一部を位置させた少なくとも一つの第一孔313とを有する。また、本実施形態において、導光部310は、分岐導光部312の延びる方向における該分岐導光部312の両端部間に位置する少なくとも一つの第二孔314をさらに有する。
【0048】
主導光部311は、中実である。主導光部311の入光部311aは、単一の第一光源30(本実施形態においては、複数のLEDチップを一群とした第一光源30)と対向可能なサイズに設定される。具体的には、入光部311aのサイズは、当該入光部311aと第一光源30との間隔(距離)と、第一光源30の発光特性(照射範囲の広がり)との関係で決定され、所定位置にある第一光源30からの光の受け得るサイズに設定される。すなわち、入光部311aは、所定位置にある第一光源30の照射角の範囲を包含するサイズにされる。
【0049】
入光部311aは、平面又は湾曲面とされるが、何れにおいても滑面にされる。すなわち、入光部311aは、光を拡散させてしまう凹凸の無い面或いは凹凸の少ない面にされる。本実施形態において、入光部311aは、平面状である。ここでは、入光部311aは、正面視四角形状である。
【0050】
主導光部311は、第一方向及び第二方向と直交する第三方向で外側を向き且つ第三方向で相反する方向に向く一対の外面(以下、第一外面という)S1,S2と、第二方向で外側を向き且つ第二方向で相反する方向に向く一対の外面(以下、第二外面という)S3,S4とを有する。
【0051】
第一外面S1,S2及び第二外面S3,S4のそれぞれは、平面状に形成される。第一外面S1,S2と第二外面S3,S4とは、直角又は略直角をなし、互いに連続する。これにより、主導光部311の第一方向から見た断面形状は、四角形状になっている。本実施形態において、主導光部311は、一対の第一外面S1,S2を上下方向に位置させた状態で、第一光源30の前方に配置される。
【0052】
入光部311aから先端311bまでの主導光部311の外形サイズ(第一方向から見た輪郭のサイズ)は、入光部311aと同一のサイズ又は入光部311aよりも大きいサイズに設定される。これを前提に、第一方向から見た主導光部311の断面は、入光部311aから先端311bにかけて同一であるか、入光部311aから先端311bに向けて拡大する。
【0053】
本実施形態において、第一方向から見た主導光部311の断面は、入光部311aから先端311bにかけて同一である。これにより、主導光部311は、入光部311aと先端311bとの間で部分的又は全体的に絞られていない。
【0054】
一対の分岐導光部312,312のそれぞれは、主導光部311と一体成形される。すなわち、一対の分岐導光部312,312のそれぞれは、主導光部311に対して継ぎ目なく連続している。従って、分岐導光部312,312は、主導光部311と同様に、中実である。
【0055】
一対の分岐導光部312,312のそれぞれは、主導光部311の先端311bを分岐点としている。本実施形態において、一対の分岐導光部312,312のそれぞれは、第二方向を成分として含む方向に延びる。一対の分岐導光部312,312のそれぞれは、第一方向と第二方向との合成方向に延びる。
【0056】
これにより、一対の分岐導光部312,312のうちの一方の分岐導光部312は、主導光部311の先端311bから第二方向の一方側に延出し、一対の分岐導光部312,312のうちの他方の分岐導光部312は、主導光部311の先端311bから第二方向の他方側に延出している。
【0057】
一対の分岐導光部312,312は、主導光部311の第一外面S1,S2と直交する仮想面(図示しない)であって、主導光部311の第一方向に延びる中心線上を通る仮想面を基準に面対称に配置される。
【0058】
一対の分岐導光部312,312のそれぞれは、上述の如く、入光部311aに対して反対側を向いた出射部312aを含む。すなわち、各分岐導光部312,312は、入光部311aに入った光を外方に出射させる出射部312aを含む。
【0059】
具体的に説明すると、分岐導光部312,312は、第三方向で外側を向き且つ第三方向で相反する方向に向く一対の外面(以下、第三外面という)S5,S6と、第三方向で外側を向き且つ第三方向で相反する方向に向く一対の外面(以下、第三外面という)S5,S6を備える。また、分岐導光部312,312は、第一方向と第二方向との合成方向及び第三方向と直交する方向で外側を向き且つ該方向で相反する方向に向く一対の外面(以下、第四外面という)S7,S8を有する。
【0060】
本実施形態において、分岐導光部312,312の第三外面S5,S6は、平面状に形成される。分岐導光部312,312における第三外面S5,S6は、主導光部311の第一外面S1,S2と連続している。すなわち、一対の第一外面S1,S2のうちの一方の第一外面S1と、一対の第三外面S5,S6のうちの一方の第三外面S5とは同面であり、一対の第一外面S1,S2のうちの他方の第一外面S2と、一対の第三外面S5,S6のうちの他方の第三外面S6とは同面である。
【0061】
本実施形態に係る分岐導光部312,312において、一対の第四外面S7,S8は、上述の如く、第一方向と第二方向との合成方向及び第三方向と直交する方向で互いに相反する方向に向いている。すなわち、一対の第四外面S7,S8のそれぞれは、第一方向を成分として含む方向に向いている。従って、一対の第四外面S7,S8は、第一方向から見える面である。すなわち、一対の第四外面S7,S8のうちの一方の第四外面S7は、第一方向の一方側から見える面(主導光部311の入光部311a側から見る面)であり、一対の第四外面S7,S8のうちの他方の第四外面S8は、第一方向の他方側から見える面である。
【0062】
これに伴い、分岐導光部312,312における他方の第四外面S8が、当該導光部310の出射部312aとされている。本実施形態において、出射部312a(他方の第四外面S8)は、滑面である。これに対し、一方の第四外面S7は、複数の凹凸の形成された凹凸面である。具体的には、一方の第四外面S7は、第三方向に延びる凸条312bと凹条312cであって、自身の延びる方向と直交する方向で交互に配置された複数の凸条312b及び凹条312cを有する。凹条312cは、横並びに配置される二つの凸条312bによって形成される。本実施形態において、凸条312bは、第三方向から見て三角形状である。これに伴い、凹条312cも第三方向から見て三角形状である。なお、複数の凸条312bのそれぞれは、第三方向から見て異なるサイズにされてもよいが、本実施形態においては、同一又は略同一のサイズである。
【0063】
本実施形態において、分岐導光部312,312における一対の第四外面S7,S8は、湾曲している。具体的には、一対の第四外面S7,S8のそれぞれは、当該分岐導光部312の延びる方向において、主導光部311側にある第一端縁と、第一端縁の反対側にある第二端縁とを有する。そして、一対の第四外面S7,S8のうちの一方の第四外面S7は、第一端縁と第二端縁との間を窪ませた円弧状にされ、一対の第四外面S7,S8のうちの他方の第四外面S8は、第一端縁と第二端縁との間を突出させた円弧状にされている。
【0064】
これにより、分岐導光部312,312は、第三方向から見て円弧状になっている。本実施形態において、分岐導光部312,312は、第三方向から見て1/2円弧状になっている。また、一対の分岐導光部312,312のそれぞれにおける自身の延びる方向(第一方向と第二方向との合成方向)から見た断面形状は、四角形状である。
【0065】
一対の分岐導光部312,312における出射部312a(他方の第四外面S8)は、主導光部311の先端上で接続される。本実施形態において、第四外面S7,S8が円弧状に形成されるに伴い、一対の分岐導光部312,312の出射部312a(他方の第四外面S8)同士は、主導光部311の先端311b側に向けた窪みを作る。
【0066】
第一孔313は、第三方向に延び、且つ第三方向から見て多角形状である。一対の分岐導光部312,312のそれぞれの端部は、主導光部311の先端311bに重なっている。これに伴い、第一孔313は、一対の分岐導光部312,312のそれぞれの端部に対応して設けられている。
【0067】
第一孔313を画定する内周面は、第三方向に延びる軸線周りに配置される複数の平面部313a,…であって、無端環状に繋がる複数の平面部313a,…を含む。周方向で隣り合う二つの平面部313a,…は、多角形状の内角を決定する。第一孔313は、内角を決定する二つの平面部313a,…(隣り合う二つの平面部313a,…)が主導光部311における第二外面S3,S4に対して傾斜した態様になるように配置される。すなわち、第一孔313は、内角を決定する二つの平面部313a,…(隣り合う二つの平面部313a,…)が主導光部311における第二外面S3,S4に対して平行にならないように配置される。
【0068】
本実施形態において、第一孔313は、第三方向から見て奇数個の角部を有する多角形状とされる。ここでは、第一孔313は、第三方向から見て三角形状である。すなわち、第一孔313を画定する内周面は、第三方向に延びる軸線周りに配置される三つの平面部313a,…であって、無端環状に繋がる三つの平面部313a,…を含む。これに伴い、三つの平面部313a,…のそれぞれが主導光部311における第二外面S3,S4に対して傾斜した態様になるように、第一孔313は、配置される。
【0069】
図10に示す如く、第一孔313は、非貫通孔である。本実施形態において、導光部310は、分岐導光部312における第一方向から見て主導光部311と重なる範囲A内に第三方向で同列に配置された二つの第一孔313,313を有する。二つの第一孔313,313のうちの一方の第一孔313は、分岐導光部312における一方の第三外面S5上で開放した非貫通孔である。これに対し、二つの第一孔313,313のうちの他方の第一孔313は、分岐導光部312における他方の第三外面S6上で開放した非貫通孔である。
【0070】
さらに、本実施形態において、第一孔313,313は、第三外面S5,S6から分岐導光部312の内側に向かうにつれて小さくなっている。ここでの第一孔313,313は、段付き孔である。すなわち、第一孔313,313は、第三方向から見て互いに相似関係にあるサイズ違いの孔が第三方向に並んで形成されている。なお、サイズ違いの孔は、それぞれを画定する内周面(平面部313a,…)同士が平行になるように配置されている。
【0071】
図8及び図9に示す如く、第二孔314は、第三方向に延び、且つ第三方向から見て多角形状である。第二孔314は、第一孔313に対して分岐導光部312の延びる方向に間隔をあけて配置される。
【0072】
第二孔314を画定する内周面は、第三方向に延びる軸線周りに配置される複数の平面部314a,…であって、無端環状に繋がる複数の平面部314a,…を含む。周方向で隣り合う二つの平面部314a,…は、多角形状の内角を決定する。第二孔314は、内角を決定する二つの平面部314a,…(隣り合う二つの平面部314a,…)が第四外面S7,S8に対して交差する方向に広がるように配置される。本実施形態において、分岐導光部312の出射部312a(他方の第四外面S8)は、円弧面であるため、第二孔314を如何に配置しても、第二孔314の内周面(平面部314a,…)は、出射部312a(他方の第四外面S8)に対して交差する方向に広がる。
【0073】
本実施形態において、第二孔314は、第三方向から見て奇数個の角部を有する多角形状とされる。ここでは、第二孔314は、第三方向から見て三角形状である。すなわち、第二孔314を画定する内周面は、第三方向に延びる軸線周りに配置される三つの平面部314a,…であって、無端環状に繋がる三つの平面部314a,…を含む。これに伴い、三つの平面部314a,…のそれぞれが主導光部311における第四外面S7,S8に対して交差する方向に広がるように、第二孔314,314は、配置される。
【0074】
図11に示す如く、第二孔314は、非貫通孔である。本実施形態において、導光部310は、第三方向で同列に配置された二つの第二孔314,314であって、分岐導光部312の延びる方向における該分岐導光部312の両端部間に位置する二つの第二孔314,314を有する。二つの第二孔314,314のうちの一方の第二孔314は、分岐導光部312における一方の第三外面S5上で開放した非貫通孔である。これに対し、二つの第二孔314,314のうちの他方の第二孔314は、分岐導光部312における他方の第三外面S6上で開放した非貫通孔である。
【0075】
さらに、本実施形態において、第二孔314,314は、第三外面S5,S6から分岐導光部312の内側に向かうにつれて小さくなっている。ここでの第二孔314,314は、段付き孔である。すなわち、第二孔314,314は、第三方向から見て互いに相似関係にあるサイズ違いの孔が第三方向に並んで形成されている。なお、サイズ違いの孔は、それぞれを画定する内周面(平面部314a,…)同士が平行になるように配置されている。
【0076】
本実施形態の第一照明部3において、図7に示す如く、複数の第一光源30,…が横桟705aの延びる方向(第一方向)に間隔をおいて配置されるため、装飾用光学部材31において、複数の導光部310,…も、横桟705a,705aの延びる方向に間隔をおいて配置される。すなわち、複数の導光部310,…は、それぞれの入光部311aを対応する第一光源30の前方に位置させた状態で配置される。
【0077】
本実施形態においては、隣り合う導光部310の分岐導光部312,312同士が継ぎ目なく連続している。すなわち、複数の導光部310,…は、継ぎ目なく一体成形されている。
【0078】
本実施形態において、単一の導光部310に含まれる一対の分岐導光部312,312のそれぞれは、1/4円弧状に形成され、且つ隣り合う導光部310の分岐導光部312と継ぎ目なく連続しているため、隣り合う二つの導光部310の分岐導光部312,312(連続する二つの分岐導光部312,312)は、一体となり、平面視1/2円弧状になっている。また、隣り合う二つの導光部310の分岐導光部312,312における出射部312a,312aも継ぎ目なく連続し、外方に向けて突出した略1/2円弧面になっている。
【0079】
このようにされることで、複数の導光部310,…が第二方向に連続する。これに伴い、装飾用光学部材31は、図6に示す如く、表示部2の横桟705aの上方位置で該横桟705a沿って配置される。
【0080】
第一カバー体32は、光透過性を有する。第一カバー体32は、横桟705aに沿って配置された装飾用光学部材31全体を覆う。本実施形態において、上述の如く、第一光源30に発光色の異なる複数のLEDチップを一群としたもの(複数のLEDチップを基板に搭載したもの)が採用される。これに伴い、第一光源30からの有色光を透過させるべく、第一カバー体32は、無色透明である。本実施形態において、第一カバー体32は、無色透明な樹脂製である。
【0081】
本実施形態に係る第一照明部3において、光の広がりの狭い(直線性の高い)第一光源(LED)30からの光が入光部311aに入ると、その光は、主導光部311内で第一方向に進み、主導光部311の先端に接続された分岐導光部312,312に到達する。分岐導光部312,312における第一方向から見て主導光部311と重なる範囲Aには、第一孔313,313があるため、分岐導光部312,312に到達した光は、第一孔313,313の内周面(平面部313a,…)に到達する。第一孔313,313の内周面(平面部313a,…)は、空気層と分岐導光部312,312の実体部分との界面であるため、第一孔313,313の内周面(平面部313a,…)に到達した光は、その平面部313a,…で反射する光と、平面部313a,…を透過する光とに分かれる。
【0082】
第一孔313,313は、多角形状(本実施形態においては三角形状)であり、その内周面を構成する二つの平面部313a,…が第一方向と交差する方向に広がるため、平面部313a,…で反射した光は、入光部311a側には戻らず、分岐導光部312,312内で第一方向と交差する方向に反射される。また、第一孔313の平面部313a,…を通過した光は、第一孔313内を通過し、別の平面部313a,…から分岐導光部312内に入る。
【0083】
そして、分岐導光部312に入った光は、一対の第四外面S7,S8に到達する。一対の第四外面S7,S8についても、空気層と分岐導光部312,312の実体部分との界面であるため、第四外面S7,S8に到達した光は、その第四外面S7,S8で反射する光と、第四外面S7,S8を透過する光とに分かれる。すなわち、分岐導光部312,312内にある光は一対の第四外面S7,S8で反射を繰り返しつつ、出射部312a(他方の第四外面S8)から出射される。本実施形態において、分岐導光部312には、第二孔314があるため、一対の第四外面S7,S8で反射を繰り返す光のうち、第二孔314の内周面(平面部314a,…)に到達する光がある。
【0084】
第二孔314の内周面(平面部314a,…)は、空気層と分岐導光部312の実体部分との界面であるため、第二孔314の内周面(平面部314a,…)に到達した光は、その平面部314a,…で反射する光と、平面部314a,…を透過する光とに分かれる。第二孔314は、多角形状(本実施形態においては三角形状)であり、その内周面を構成する二つの平面部314a,…が第一方向と交差する方向に広がるため、平面部314a,…で反射した光は、方向性を変えて第四外面S7,S8に到達し、第二孔314の平面部314a,…を通過した光は、第二孔314内を通過し、別の平面部314a,…から分岐導光部312に入る。
【0085】
そして、分岐導光部312内にある光は一対の第四外面S7,S8で反射を繰り返しつつ、出射部312a(他方の第四外面S8)から出射される。本実施形態において、一方の第四外面S7には、第三方向に延びる凸条312b及び凹条312cが交互に形成されているため、一方の第四外面S7で反射される光の拡散性が高く、分岐導光部312の出射部312a(他方の第四外面S8)全体に光が到達する。
【0086】
従って、主導光部311の入光部311aから入った第一光源(LED)30の光は、集中することなく第一方向と交差する方向に広がって、一対の分岐導光部312,312の出射部312aから出射される。
【0087】
本実施形態において、第一孔313及び第二孔314は、段付き孔にされているため、分岐導光部312内において通過位置を異にする光が同一の挙動を取らず分散(拡散)される。これにより、分岐導光部312の出射部312aにおいて、光の強弱がつき、装飾性に富む発光となる。
【0088】
特に、本実施形態において、第一孔313及び第二孔314は、非貫通孔とされ、一方の第三外面S5側と他方の第三外面S6側の両方に設けられているため、光の強弱を付けることができ、また、一方の第三外面S5側の第一孔313と他方の第三外面S6側の第一孔313との間を通過する光や、一方の第三外面S5側の第二孔314と他方の第三外面S6側の第二孔314との間を通過する光が出射部312a(他方の第四外面S8)から出射されることで、より強弱のついた装飾性に富む発光となる。
【0089】
本実施形態においては、複数の導光部310,…が継ぎ目なく連続しているため、複数の第一光源30,…を順々に点灯させた場合には、連続する分岐導光部312,312で光が切れ間なく繋がる。また、複数の第一光源30を順々に点灯させた場合において、各第一光源30,…の発光色を異ならせても連続する分岐導光部312,312で異なる色の光が絶妙な状態で混ざり合う。従って、出射部312aから出射される光による装飾が良好となる。また、複数の第一光源30を一斉に点灯させた場合には、連続する分岐導光部312,312で光が一体となり、装飾用光学部材31の出射部312a(複数の導光部310,…の連続する出射部312a,…)全体が均等に発光する。
【0090】
次に、第二照明部4について説明する。第二照明部4は、図12及び図13に示す如く、表示領域20と直交する前後方向において、表示領域20よりも奥まった位置に配置される発光部40であって、前後方向と直交する方向において表示領域20と並ぶ発光部40と、表示領域20と発光部40との間に配置される壁部41であって、前後方向と直交する方向において外方に向く反射面410を有する壁部41とを備える。また、本実施形態において、第二照明部4は、反射面410及び発光部40を覆うカバー体(以下、第二カバー体という)42を備える。
【0091】
発光部40は、上述の如く、表示部2の表示領域20と直交する方向において、表示領域20よりも奥まった位置に配置される。すなわち、発光部40は、表示領域20と直交する方向において、表示部2の表示領域20よりも外方に位置しない状態で配置される。これを前提に、発光部40は、図13に示す如く、光源(以下、第二光源という)400と、第二光源400を覆う光学部材401であって、第二光源400からの光を拡散させる光学部材401とを備える。
【0092】
第二光源400には、LEDが採用される。本実施形態において、第二光源400は、発光色の異なる複数のLEDチップを一群としたもの(基板に搭載された複数のLEDチップ)である。これにより、第二光源400は、異なる色のLEDチップを順々に発光させたり、異なる色のLEDチップを複数同時に発光させたり、指定の色のLEDチップを発光させたりする。すなわち、第二光源400は、異なる色のLEDチップにより、指定された装飾(発光)態様で発光する。
【0093】
本実施形態において、発光部40は、表示部2の縦桟705bの全長に沿って配置される。これに伴い、発光部40は、複数の第二光源400,…を備える。複数の第二光源400,…は、縦桟705bの延びる方向に間隔をおいて配置される。各第二光源400,…は、表示部2の平面状の表示領域20と直交する方向に光軸が設定され、表示部2の表示方向と同方向に光を照射するように設置される。すなわち、各第二光源400,…は、表示部2の前方側に向けて光を照射するように設置される。
【0094】
光学部材401は、光透過性を有する。本実施形態において、光学部材401は、半透明な樹脂製である。光学部材401は、第二光源400と対向する内面と、該内面の反対側の外面とを有する。本実施形態において、光学部材401の内面には、第二光源400からの光を拡散させるための凹凸が多数形成されている。これに対し、光学部材401の外面には、レンズカットが施されている。
【0095】
具体的には、光学部材401は、一方向に第一端と該第一端の反対側の第二端とを有し、一方向と直交する方向に第一基部401aと該第一基部401aの反対側の第二基部401bとを有する。第一基部401a及び第二基部401bが同一面上に位置する。
【0096】
光学部材401は、第一基部401a及び第二基部401bが同一面上に位置することを前提に、第一基部401a及び第二基部401bのそれぞれから中央に向かうにつれて外方に位置するように形成されている。これにより、光学部材401の外面において、一方向と直交する方向における中央が最も突出し、光学部材401の内面において、一方向と直交する方向における中央が最も窪んでいる。すなわち、光学部材401は、前後方向において後方側に位置する基部(第一基部401a及び第二基部401b)と前方側に位置する頂部とを有する。
【0097】
光学部材401は、第一端及び第二端の並ぶ一方向を縦桟705bの延びる方向に併せて配置され、第一基部401a及び第二基部401bがフレーム7に支持される。これを前提に、一方向における光学部材401の長さは、縦桟705bの長さに対応している。また、
【0098】
光学部材401の頂部は、前後方向と直交する方向から見て反射面410における前後方向の両端間(後述する前端411と後端412との間)に位置している。すなわち。光学部材401の外面における頂部(最も突出した部分)の突出量(第一基部401a及び第二基部401bから外面の中央まで突出量)は、前後方向における反射面410の幅よりも小さく設定される。これにより、発光部40(光学部材401)は、呼出装置1を前後方向と直交する方向から見て反射面410を視認可能とする。
【0099】
本実施形態において、複数の第二光源400,…が間隔をあけて配置されるため、光学部材401は、第二光源400に対応する領域毎にレンズカットが施されている。また、光学部材401の外面には、隣り合う第二光源400の間と対応する位置(レンズカットされた領域間)に、周方向に延びる溝401cが形成されている(図12参照)。
【0100】
上記構成の光学部材401は、第一基部401a及び第二基部401bがフレーム7に支持された状態で、表示部2の縦桟705b,705bに沿って配置される複数の第二光源400,…を一括して覆う。
【0101】
壁部41の反射面410は、表示部2の外縁に沿った前端411と、表示領域20と直交する方向において、表示領域20よりも奥まった位置にある後端412とを有する。すなわち、反射面410は、フレーム7の横桟705a,705aの延びる方向で外側に向く。本実施形態において、反射面410は、鏡面にされている。反射面410の前端411は、フレーム7(第一フレーム70)の縦桟705b,705bに沿っている。反射面410は、前端411と後端412との間で湾曲している。すなわち、反射面410は、凹状の湾曲面である。
【0102】
本実施形態において、反射面410の後端412は、前端411よりも表示領域20側に位置している。反射面410の後端412は、前後方向と直交する方向から見て光学部材401の基部401a,401b(第一基部401a、第二基部401b)と並んで同一又は略同一位置にある。
【0103】
第二カバー体42は、光透過性を有する。第二カバー体42は、発光部40及び壁部41の全体を覆う。本実施形態において、上述の如く、第二光源400に発光色の異なる複数のLEDチップを一群としたもの(複数のLEDチップを基板に搭載したもの)が採用される。これに伴い、第二光源400からの有色光を透過させるべく、第二カバー体42は、無色透明である。本実施形態において、第二カバー体42は、無色透明な樹脂製である。
【0104】
本実施形態において、第二照明部4の発光部40が発光すると、発光部40を基点に光りが広がる。すなわち、発光部40からの光は前方側だけでなく横方向にも進む。第二照明部4は、発光部40に隣接する壁部41であって、前後方向と直交する方向に向く反射面410を有する壁部41を備えるため、発光した発光部40が反射面410に映るとともに、該発光部40から横方向に進む光が反射面410に到達し、該反射面410で反射される。これにより、反射面410は光ったように見える。特に、反射面410は、表示領域20と直交する方向に前端411と後端412を有するため、奥行き方向に広がる面が発光したかのように見える。これにより、表示領域20の両側にある横向きの面(反射面410)の存在が浮き立つ。その結果、反射面410の前端411(エッジ)が明確になり、それと同列にある表示領域20の存在も明確化される。
【0105】
特に、本実施形態において、第二照明部4の反射面410は、湾曲面であるため、反射される光が横方向だけでなく、斜め前方にも反射される。これにより、表示領域20の表側にある横向きの面の存在が明示される。その結果、反射面410の前端411(エッジ)がより明確になり、それと同列にある表示領域20の存在もより明確化される。
【0106】
本実施形態において、反射面410の後端412が前端411よりも表示領域20の中央よりにあるため、反射面410によって反射される光が表示領域20側に進むことが阻止される。
【0107】
次に、操作部5,6について説明する。図1図2図14、及び図15に示す如く、呼出装置1は、操作部5,6として、照明部3,4(第一照明部3及び第二照明部4の少なくとも何れか一方)を所定の態様で点灯させるための操作部(以下、第一操作部という)5と、表示部2の表示領域20における表示態様を切り換えるための操作部(以下、第二操作部という)6とを備える。
【0108】
第一操作部5及び第二操作部6は、表示部2の下方側に配置される。本実施形態において、第一操作部5は、フレーム7(第一フレーム70)の枠部705を構成する他方の横桟705aの一端と隣接して配置され、第二操作部6は、フレーム7(第一フレーム70)の枠部705を構成する他方の横桟705a,705aの他端と隣接して配置される。すなわち、第一操作部5は、フレーム7(第一フレーム70)の第一操作配置部703に配置され、第二操作部6は、フレーム7(第一フレーム70)の第二操作配置部704に配置される。
【0109】
第一操作部5及び第二操作部6は、構造的に共通している。具体的に説明すると、第一操作部5及び第二操作部6のそれぞれは、図16及び図17に示す如く、多方向性のレバースイッチ50,60と、レバースイッチ50,60を操作するための操作体51,61とを備える。また、第一操作部5及び第二操作部6のそれぞれは、レバースイッチ50,60をフレーム7に固定するためのスイッチ支持体52,62とを備える。
【0110】
レバースイッチ50,60は、一方向に基端部と該基端部の反対側の先端部とを有する棒状のレバー500,600と、基端部側を支点にしてレバー500,600を傾倒可能に支持する支持部501,601と、制御部に電気的に接続されるスイッチング素子502,602であって、レバー500,600の傾倒に応じて制御部に信号を付与するスイッチング素子502,602とを有する。
【0111】
レバー500,600は、一方向に基端と先端とを有する円錐台部500a,600aであって、基端から先端に向けて外径が拡大した円錐台部500a,600aと、一方向に基端と先端とを有する大径部500b,600bであって、円錐台部500a,600aの先端に基端が接続され、円錐台部500a,600aの最大径よりも大径にされた大径部500b,600bと、一方向に基端と先端とを有する棒状のレバー本体部500c,600cであって、大径部500b,600bの先端に基端が接続され、大径部500b,600bよりも小径にされたレバー本体部500c,600cとを備える。これにより、本実施形態において、円錐台部500a,600aがレバー500,600の基端部を構成し、レバー本体部500c,600cの先端部がレバー500,600の先端部を構成する。
【0112】
円錐台部500a,600aは、スイッチング素子502,602の後述する磁石502a,602aを埋設するための凹部(採番しない)を基端部に有する。
【0113】
本実施形態において、支持部501,601は、レバー500,600を傾倒可能且つ軸線方向に移動可能に支持する。支持部501,601は、レバー500,600を先端側から基端側に向けて付勢する付勢部材503,603と、付勢部材503,603によって付勢されたレバー500,600の大径部500b,600bの基端を受けるレバー受部530a,630aとを備える。
【0114】
より具体的には、支持部501,601は、付勢部材503,603と、レバー受部530a,630aを含む支持体504,604とを備える。
【0115】
付勢部材503,603は、線材を巻回した圧縮コイルバネである。本実施形態において、付勢部材(圧縮コイルバネ)503,603は、線材の巻回中心線の延びる方向において、一端と他端とを有し、一端から他端に向けて外径が縮径した円錐コイルバネである。円錐コイルバネ503,603の小径側(他端側)の内径は、レバー500,600におけるレバー本体部500c,600cの外径よりも大きく、円錐コイルバネ503,603の小径側(他端側)の外径は、レバー500,600における大径部500b,600bよりも小さい。
【0116】
そして、円錐コイルバネ503,603には、レバー本体部500c,600cが挿入される。具体的には、レバー本体部500c,600cは、円錐コイルバネ503,603に対して小径側から挿入されている。これにより、円錐コイルバネ503,603の小径側がレバー500,600の大径部500b,600bに当接する。
【0117】
支持体504,604は、レバー500,600の大径部500b,600bを受けるレバー受部530a,630aと、弾性部材(円錐コイルバネ503,603)を受けるバネ受部531a,631aであって、レバー受部530a,630aに対して間隔をあけて配置されるバネ受部531a,631aと、レバー受部530a,630aとバネ受部531a,631aとを連結する連結部531b,631bとを備える。
【0118】
より具体的には、支持体504,604は、レバー受部530a,630aを含む第一部材530,630と、バネ受部531a,631a及び連結部531b,631bを含む第二部材531,631とを備える。
【0119】
第一部材530,630は、第一面と該第一面の裏側の第二面を有するプレート状のベース530b,630bと、ベース530b,630bの第一面上に設けられたレバー受部530a,630aとを備える。ベース530b,630bは、第一面と第二面との並ぶ方向に貫通した貫通孔530c,630cを有する。
【0120】
レバー受部530a,630aは、ベース530b,630bの第一面から突出し、ベース530b,630bに対する面直交方向から見て環状に形成される。本実施形態において、レバー受部530a,630aは、ベース530b,630bの貫通孔530c,630cと同心である。レバー受部530a,630aの内径は、レバー500,600の円錐台部500a,600aの最大径よりも大きく、レバー受部530a,630aの外径は、レバー500,600の大径部500b,600bの外径よりも小さい。
【0121】
本実施形態において、第二部材531,631は、環状のバネ受部531a,631aと、筒状の連結部531b,631bであって、中心線方向に一端と他端とを有し、一端にバネ受部531a,631aが同心で接続された連結部531b,631bとを含む。
【0122】
バネ受部531a,631aの内径は、レバー500,600のレバー本体部500c,600cの外径よりも大きく、且つ円錐コイルバネ503,603の最大径よりも大きい。連結部531b,631bの内径は、レバー500,600の大径部500b,600bの外径及び円錐コイルバネ503,603の最大径よりも大きい。
【0123】
これを前提に、円錐コイルバネ503,603は、大径側をバネ受部531a,631aと向き合わせた状態で、連結部531b,631b内に収容されている。レバー500,600のレバー本体部500c,600cは、円錐コイルバネ503,603を収容した第二部材531,631の連結部531b,631b及びバネ受部531a,631aに挿通され、先端部を第二部材531,631のバネ受部531a,631aから外方に突出させている。この状態において、第二部材531,631の連結部531b,631bの他端が、第一部材530,630のベース530b,630bと連結されている。
【0124】
このように、第一部材530,630と第二部材531,631とが連結されることで、円錐コイルバネ503,603は、レバー500,600の大径部500b,600bとバネ受部531a,631aとに挟まれ、レバー500,600の大径部500b,600bをレバー受部530a,630aに押し付けている。すなわち、円錐コイルバネ503,603によって付勢されたレバー500,600の大径部500b,600bは、レバー受部530a,630aに受け止められた状態になっている。
【0125】
本実施形態においては、スイッチング素子502,602は、無接点タイプである。具体的に説明すると、スイッチング素子502,602は、磁石502a,602aと、磁石502a,602aと対向する磁気センサ502b,602bであって、磁界の変動を検出する磁気センサ502b,602bとを備える。
【0126】
磁石502a,602aは、レバー500,600の基端部に取り付けられる。本実施形態において、磁石502a,602aは、レバー500,600の円錐台部500a,600aに設けられた凹部に埋設される。磁気センサ502b,602bは、電気回路を含む基板上に配置される。磁気センサ502b,602bは、第一部材530,630のベース530b,630bの貫通孔530c,630c内に位置するように配置される。すなわち、磁気センサ502b,602bを搭載した基板は、磁気センサ502b,602bをベース530b,630bの貫通孔530c,630cに対応させた状態で、ベース530b,630bの第二面上に固定される。これにより、磁石502a,602aと磁気センサ502b,602bとが対向している。
【0127】
第一操作部5及び第二操作部6のそれぞれにおいて、レバースイッチ50,60は、表示部2の表示領域20と交差する方向(直交する方向)にレバー500,600の軸心を位置させている。本実施形態において、レバー500,600の基端部(円錐台部500a,600a)が前方側に配置され、レバー500,600の先端部(レバー本体部500c,600cの先端側)が後方側に配置されている。
【0128】
上記構成のレバースイッチ50,60において、レバー500,600の大径部500b,600bが環状のレバー受部530a,630aに受け止められ、環状のレバー受部530a,630a内にレバー500,600の円錐台部500a,600aが位置しているため、レバー500,600に対して軸線方向と交差する方向の力が作用すると、レバー500,600が大径部500b,600bの一部とレバー受部530a,630aの一部とが接触した状態になって(傾倒支点になって)、レバー500,600が傾倒する。これに伴い、円錐台部500a,600aの基端に埋設された磁石502a,602aと磁気センサ502b,602bとの位置関係(距離)が変化し、この位置関係(距離)の変化に伴う磁界の変化を磁気センサ502b,602bが検知する。そして、レバー500,600は、円錐コイルバネ503,603によって付勢されているため、自身に対する操作が解除されると元の姿勢に復帰する。これにより、磁石502a,602aと磁気センサ502b,602bとの位置関係も元に戻る。
【0129】
また、上記構成のレバースイッチ50,60においては、レバー500,600が軸線方向にも移動可能である。従って、レバー500,600に対して軸線方向の力が作用すると、レバー500,600が軸線方向に移動する。これに伴い、円錐台部500a,600aの基端部の凹部に埋設された磁石502a,602aと磁気センサ502b,602bとの位置関係(距離)が変化し、この位置関係(距離)の変化に伴う磁界の変化を磁気センサ502b,602bが検知する。そして、レバー500,600は、円錐コイルバネ503,603によって付勢されているため、自身に対する操作が解除されると元の姿勢に復帰する。従って、この場合においても、磁石502a,602aと磁気センサ502b,602bとの位置関係も元に戻る。
【0130】
操作体51,61は、レバースイッチ50,60を収容可能に中空状に形成される。操作体51,61は、遊技者側に配置される前方部と、該前方部とは反対側の後方部とを有する。
【0131】
本実施形態において、操作体51,61は、外観球状になっている。具体的には、操作体51,61は、遊技者側に配置される前方部である第一分割殻体510,610であって、外観半球状の第一分割殻体510,610と、前方部とは反対側の後方部である第二分割殻体511,611であって、外観半球状の第二分割殻体511,611であって、第一分割殻体510,610に連結されることで、該第一分割殻体510,610とともに当該操作体51,61を外観球状にする第二分割殻体511,611とを備える。
【0132】
第一分割殻体510,610は、椀状に形成される。すなわち、第一分割殻体510,610は、円形状の開口部を画定する環状端部を有し、環状端部に包囲される領域が中央に向かうに連れて、開口部の中心線の延びる方向の一方側に膨出している。これにより、環状端部に包囲される中央部が最も突出した頂部を構成する。
【0133】
第二分割殻体511,611は、椀状に形成される。すなわち、第二分割殻体511,611は、円形状の開口部を画定する環状端部を有し、環状端部に包囲される領域が中央に向かうに連れて、開口部の中心線の延びる方向の一方側に膨出している。これにより、環状端部に包囲される中央部が最も突出した頂部を構成する。第二分割殻体511,611は、頂部の内面側にレバー本体部500c,600cの先端が連結される。第二分割殻体511,611は、レバー本体部500c,600cとの連結部分の近傍に形成された少なくとも一つの開口(図示しない)を有する。本実施形態において、第二分割殻体511,611は、レバー本体部500c,600cとの連結部分の周囲に複数の開口(図示しない)を有する。
【0134】
第一分割殻体510,610及び第二分割殻体511,611は、レバースイッチ50,60を内部に配置した状態で、互いの環状端部同士を向き合わせて連結される。これにより、第一分割殻体510,610及び第二分割殻体511,611が一体となって外観球状の操作体51,61を構成する。本実施形態において、第一分割殻体510,610及び第二分割殻体511,611が一体となって構成される操作体51,61は、内部に配置されたレバースイッチ50,60のレバー500,600の傾倒支点(大径部500b,600bとレバー受部530a,630aとの接触位置)が当該操作体51,61の内部空間の中央部に位置するようにサイズ設定されている。
【0135】
スイッチ支持体52,62は、フレーム7の第二フレーム71に連結される第一連結部520,620と、レバースイッチ50,60の支持体504,604に連結される第二連結部521,621と、第一連結部520,620と第二連結部521,621とを繋ぐ接続部522,622とを備える。
【0136】
スイッチ支持体52,62は、操作体51,61(第二分割殻体511,611)に設けられた開口(レバー本体部500c,600cの連結部分の近傍に設けられた開口)内に接続部522,622を位置させる。この状態において、操作体51,61の外部にあるフレーム7の第二フレーム71に第一連結部520,620が連結されるとともに、操作体51,61の内部にあるレバースイッチ50,60の支持体504,604に第二連結部521,621が連結されている。本実施形態において、操作体51,61(第二分割殻体511,611)に複数の開口が設けられているため、各開口にスイッチ支持体52,62が挿通され、各スイッチ支持体52,62の第一連結部520,620が操作体51,61の外部にあるフレーム7の第二フレーム71に連結されるとともに、各スイッチ支持体52,62の第二連結部521,621が操作体51,61の内部にあるレバースイッチ50,60の支持体504,604に連結されている。
【0137】
上述の如く、第一操作部5は、第一フレーム70の第一操作配置部703に配置され、第二操作部6は、第一フレーム70の第二操作配置部704に配置される。この状態において、第一操作部5の操作体51,61の一部(本実施形態においては、約半分)が第一操作配置部703に形成された開口706から露出(突出)し、第二操作部6の操作体51,61の一部(本実施形態においては、約半分)が第二操作配置部704に形成された開口707から露出(突出)する。
【0138】
そして、第一操作部5及び第二操作部6のいずれにおいても、レバースイッチ50,60のレバー500,600の傾倒支点が、操作体51,61の内部の中央部にあるため、操作部5,6は自身の中央部を中心にして所定の範囲で回転する。また、レバースイッチ50,60のレバー500,600が軸芯方向に移動可能であるため、操作体51,61はレバー500,600の軸心方向に移動する。従って、操作体51,61に対して任意の方向から力が作用すると、レバースイッチ50,60のスイッチング素子502,602を構成する磁石502a,602aと磁気センサ502b,602bとの位置関係(距離)が変化し、磁気センサ502b,602bが磁界の変化を検知する。これに伴い、磁気センサ502b,602bを搭載した基板が磁界の変化に対応した電気信号を制御部に送る。
【0139】
本実施形態においては、第一操作部5は、スタッフを呼ぶためのものであるため、第一操作部5の磁気センサ502bを搭載した基板は、制御部に第一照明部3及び第二照明部4の少なくとも何れか一方を、スタッフを呼ぶ態様で点灯させるための信号を送る。これに対し、第二操作部6は、表示部2の表示領域20における表示態様を変更するためのものであるため、第二操作部6の磁気センサ602bを搭載した基板は、制御部に表示部2の表示領域20における表示態様を変更させるための信号を送る。
【0140】
以上のように、本実施形態に係る呼出装置1は、遊技に関する情報を表示する平面状の表示領域20を含む表示部2と、表示領域20に隣接して設けられる照明部(第二照明部)4とを備え、照明部(第二照明部)4は、表示領域20と直交する前後方向において、表示領域20よりも奥まった位置に配置される発光部40であって、前後方向と直交する方向において表示領域20と並ぶ発光部40と、表示領域20と発光部40との間に配置される壁部41であって、前後方向と直交する方向において外方に向く反射面410を有する壁部41とを備え、反射面410は、表示部2の外縁に沿った前端411と、表示領域20と直交する方向において、表示領域20よりも奥まった位置にある後端412とを含む。
【0141】
上記構成によれば、照明部(第二照明部)4の発光部40が発光すると、発光部40を基点に光が広がる。すなわち、発光部40からの光は前方側だけでなく前後方向と直交する方向にも進む。照明部(第二照明部)4は、表示領域20と発光部40との間に配置された壁部41であって、前後方向と直交する方向において外方に向く反射面410を有する壁部41とを備えるため、反射面410に発光した発光部40が映るとともに、該発光部40からの光が反射面410で反射される。これにより、反射面410は、発光部40と同様に光ったように見える。
【0142】
反射面410は、表示部2の外縁に沿った前端411と、表示領域20と直交する方向において、表示領域20よりも奥まった位置にある後端412とを含むため、前後方向に広がる面が発光したかのように見える。これにより、表示領域20と隣接して前後方向と直交する方向に向く反射面410の存在が浮き立つ。その結果、反射面410の前端411(表示領域20のエッジ)が明確になり、その前端411と同列にある表示領域20の存在も明確化される。
【0143】
特に、照明部(第二照明部)4は、表示部2おける前後方向と直交する横方向の両側のそれぞれに設けられる。
【0144】
上記構成によれば、前後方向と直交する横方向において、表示領域20の両側の何れから見ても反射面410が浮き立って見える。その結果、反射面410の前端411が(表示領域20の横方向にある一対のエッジ)明確になり、その前端411と同列にある表示領域20の存在が明確化される。
【0145】
また、本実施形態において、発光部40は、光源(第二光源)400と、光源を覆う光学部材401であって、光源(第二光源)400からの光を外方に向けて拡散させる光学部材401とを備え、光学部材401は、前後方向において後方側に位置する基部401a,401b(第一基部401a、第二基部401b)と前方側に位置する頂部とを有し、光学部材401の頂部は、前後方向と直交する方向から見て反射面410の前端411と後端412との間に位置している。
【0146】
上記構成によれば、前後方向と直交する方向から見ると、光学部材401の頂部から反射面410が前方にはみ出て見える。従って、反射面410が発光部40と重なってしまう(隠蔽される)ことがなく、発光部40の光を反射させた反射面410が確実に視認される。従って、反射面410の前端411と同列にある表示領域20の存在がより明確化される。
【0147】
さらに、本実施形態において、反射面410の後端412は、前後方向と直交する方向から見て光学部材401の基部401a,401b(第一基部401a、第二基部401b)と並んで同一又は略同一位置にある。
【0148】
上記構成によれば、反射面410の後端412が前後方向と直交する方向から見て光学部材401の基部401a,401b(第一基部401a、第二基部401b)と並んで同一又は略同一位置にあるため、表示領域20に対して僅かに斜め横方向から見ても、反射面410が前後方向に広がった面であることが把握可能となる。従って、遊技者の呼出装置1を見る角度が小さい場合であっても、反射面410の前端411と同列にある表示領域20の存在がより明確化される。
【0149】
特に、反射面410の後端412は、前後方向と直交する方向において、当該反射面410の前端411よりも表示領域20側に位置している。
【0150】
上記構成によれば、反射面410の後端412が前端411よりも表示領域20側に位置しているため、反射面410によって反射される光が表示領域20側に進むことが阻止される。すなわち、表示領域20に表示される画像に照明部(第二照明部)4の光が重なることがない。これにより、照明部(第二照明部)4の光が表示領域20の存在を希釈することが防止される。
【0151】
また、反射面410は、前端411と後端412との間が表示領域20側にある凹状の湾曲面である。
【0152】
上記構成によれば、照明部(第二照明部)4の反射面410は、湾曲面であるため、反射される光が前後方向と直交する方向だけでなく、斜め前方にも反射される。これにより、反射面410の存在が明示される。その結果、反射面410の前端411(エッジ)がより明確になり、それと同列にある表示領域20の存在もより明確化される。
【0153】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更を加え得ることは勿論である。
【0154】
上記実施形態において、表示部2の表示領域20が液晶パネルで構成されたが、これに限定されない。例えば、表示部2の表示領域20は、有機ELパネルやCRTであってもよい。また、表示部2の表示領域20は、所定数のセグメント素子を含む表示装置(例えば、七つのセグメント素子を一単位として、その単位を複数含む表示装置)、複数のLED素子がマトリックス状に配置されたLED表示モジュール等で構成されてもよい。
【0155】
上記実施形態において、呼出装置1は、照明部3,4として、表示部2の上方に配置される第一照明部3と、表示部2の両側に配置される一対の第二照明部4とを備えたが、これに限定されない。例えば、呼出装置1は、第二照明部4のみを備えてもよい。
【0156】
上記実施形態において、照明部3,4(第一照明部3、第二照明部4)がカバー体(第一カバー体32、第二カバー体42)を備えたが、これに限定されない。例えば、光学部材401(装飾用光学部材31)を直接露出させてもよい。
(装飾用光学部材31)
【0157】
上記実施形態において、第二照明部4の反射面410が、湾曲形状に形成されたが、これに限定されない。反射面410は、平面状に形成されてもよい。
【0158】
上記実施形態において、第二照明部4の反射面410の後端412が、該反射面410の前端411よりも表示部2の中央側に配置されたが、これに限定されない。例えば、反射面410の前端411及び後端412は、前後方向で同列にならんでもよいし、反射面410の前端411が、該反射面410の後端412よりも表示部2の中央側に配置されてもよい。なお、反射面410の前端411が、該反射面410の後端412よりも表示部2の中央側に配置されても、表示部2を強調できるが、反射面410が前方側から見える態様となるため、第二照明部4の反射面410の後端412が該反射面410の前端411よりも表示部2の中央側に配置されたときや、反射面410の前端411及び後端412は、前後方向で同列に並んだときよりも、表示部2の強調性が弱まる傾向にある。従って、前方から見た場合に反射面410の後端412が前端411で隠れてしまう態様にすることが好ましい。
【0159】
上記実施形態において、表示領域20の横方向の両側に一対の第二照明部4が設けられたが、これに限定されない。例えば、遊技場の壁際に設置される呼出装置1に対しては、表示領域20の横方向の一方側のみに第二照明部4が設けられてもよい。
【0160】
上記実施形態において、呼出装置1が遊技機の上方に配置されることを前提に、一対の第二照明部4,4が表示領域20の横方向の両側に設けられたが、例えば、呼出装置1が遊技機と横並びに設定される場合、反射面410を有する壁部41を備えた第二照明部4が第一照明部3に代えて設けられてもよい。
【0161】
上記実施形態において、第二照明部4における第二光源400として、発光色の異なる複数のLEDチップを一群としたものを採用したが、これに限定されない。例えば、第二照明部4における第二光源400は、単色で発光する単一のLED(LEDチップ)であってもよい。
【0162】
上記実施形態において、第二照明部4における発光部40の第二光源400にLEDが採用されたが、これに限定されない。例えば、第二照明部4における第二光源400は、電球が蛍光灯であってもよい。
【符号の説明】
【0163】
1…呼出装置、2…表示部、3…第一照明部(照明部)、4…第二照明部(照明部)、5…第一操作部(操作部)、6…第二操作部(操作部)、7…フレーム、20…表示領域、30…第一光源(光源:LED)、31…装飾用光学部材、32…第一カバー体(カバー体)、40…発光部、41…壁部、42…第二カバー体、50,60…レバースイッチ、51,61…操作体、52,62…スイッチ支持体、70…第一フレーム、71…第二フレーム、310…導光部、311…主導光部、311a…入光部、311b…先端、312…分岐導光部、312a…出射部、312b…凸条、312c…凹条、313…第一孔、313a,…平面部、314…第二孔、314a,…平面部、400…第二光源(光源)、401…光学部材、401a…第一基部(基部)、401b…第二基部(基部)、401c…溝、410…反射面、411…前端、412…後端、500,600…レバー、500a,600a…円錐台部、500b,600b…大径部、500c,600c…レバー本体部、501,601…支持部、502,602…スイッチング素子、502a,602a…磁石、502b,602b…磁気センサ、503,603……円錐コイルバネ(圧縮コイルバネ:付勢部材)、504,604…支持体、510,610…第一分割殻体、511,611…第二分割殻体、520,620…第一連結部、521,621…第二連結部、522,622…接続部、530,630…第一部材、530a,630a…レバー受部、530b,630b…ベース、530c,630c…貫通孔、531,631…第二部材、531a,631a…バネ受部、531b,631b…連結部、700…表示配置部、701…第一照明配置部(照明配置部)、702…第二照明配置部(照明配置部)、703…第一操作配置部(操作配置部)、704…第二操作配置部(操作配置部)、705…枠部、705a…横桟、705b…縦桟、706,707…開口、S1,S2…第一外面(外面)、S3,S4…第二外面(外面)、S5,S6…第三外面(外面)、S7,S8…第四外面(外面)
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