【文献】
ヘッドレスMac miniの性能をVNC環境でフルに引出し、4K表示も可能なダミーHDMIアダプタ「fit-Headless 4K」レビュー。,online,2017年 1月23日,URL,https://applech2.com/archives/42305945.html
【文献】
マルチモニターに対応したリモートPC操作ソフト「ファンタジーリモート」v1.01,online,2009年 3月23日,URL,https://forest.watch.impress.co.jp/article/2009/03/23/fantasyremote101.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
グラフィック処理ユニットが画像データを生成し、主処理ユニットが、ネットワークを経由して、ディスプレイに接続された受信装置へ前記画像データを送信する画像生成送信方法であって、
前記主処理ユニットが、画像データを特定する画像特定情報を生成し前記グラフィック処理ユニットへ出力するステップと、
前記グラフィック処理ユニットが、前記画像特定情報に基づいて第1画像データを生成して第1記憶部に記憶させるステップと、
前記グラフィック処理ユニットが、前記画像特定情報に基づいて第2画像データを生成して第2記憶部に記憶させるステップと、
前記主処理ユニットが、前記第1画像データを第3記憶部に転送するステップと、
前記主処理ユニットが、前記第3記憶部が記憶する第1画像データを圧縮するステップと、
前記主処理ユニットが、圧縮された第1画像データを前記受信装置へ送信するステップと、
前記グラフィック処理ユニットが、前記第1記憶部が記憶する前記第1画像データを疑似的に出力する第1画像出力ポートおよび前記第2記憶部が記憶する前記第2画像データを出力する第2画像出力ポートそれぞれの接続状態を判定するステップと、
前記第1画像出力ポートに終端装置が接続され且つ前記第2画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィック処理ユニットに、前記第1画像データのみを生成させ、前記第2画像出力ポートにディスプレイが接続され且つ前記第1画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィック処理ユニットに、前記第2画像データのみを生成させ、前記第1画像出力ポートおよび前記第2画像出力ポートそれぞれにディスプレイまたは終端装置が接続されていると判定されると、前記グラフィック処理ユニットに、前記第1画像データおよび前記第2画像データの両方を生成させるステップと、を含む、
画像生成送信方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のクライアントサーバシステムでは、サーバ装置がクライアント装置から接続要求を受け、サーバ装置とクライアント装置との接続が確立したときに接続したとの判断がなされることから、クライアント装置から接続要求が送信されない場合は、運用できない。例えば、クライアント装置が、ユーザの操作で接続要求ができない装置(つまり、接続要求を自律的に送信できない装置)では、サーバ装置とクライアント装置との接続が確立できず、システムの運用ができないという問題がある。
【0005】
また、サーバ装置とクライアント装置との距離を種々の方法(GPS、Bluetooth(登録商標)による電波強度など)を用いて判断することで、クライアント装置は、サーバ装置から圧縮された画像データを受信している。しかし、その分、表示システム全体のコストが増大してしまう。
【0006】
さらに、クライアント装置のディスプレイに画像を表示させる場合、それに応じて、表示システムの運用にあたり、ユーザによるクライアント装置の操作や設定などが必要となり、運用が煩雑になる虞がある。
【0007】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、表示システムの構成の簡略化とユーザの利便性を向上させる画像生成送信装置、画像生成送信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像生成送信装置は、
画像データを生成し、ネットワークを経由して、ディスプレイに接続された受信装置へ送信する画像生成送信装置であって、
画像データを特定する画像特定情報を生成する画像生成部を有する主処理ユニットと、
前記画像特定情報に基づいて第1画像データおよび第2画像データを生成するグラフィックプロセッサと、前記第1画像データを記憶する第1記憶部と、前記第2画像データを記憶する第2記憶部と、を有するグラフィック処理ユニットと、を備え、
前記グラフィック処理ユニットは、更に、
前記第1記憶部が記憶する前記第1画像データを疑似的に出力する第1画像出力ポートと、
前記第2記憶部が記憶する前記第2画像データを出力する第2画像出力ポートと、
前記第1画像出力ポートおよび前記第2画像出力ポートの接続状態を判定する接続判定回路と、を有し、
前記主処理ユニットは、更に、
第3記憶部と、
前記第1画像データを前記第3記憶部に転送する転送部と、
前記第3記憶部が記憶する第1画像データを圧縮する画像圧縮部と、
前記画像圧縮部により圧縮された第1画像データを前記受信装置へ送信する画像送信部と、
前記接続判定回路により、前記第1画像出力ポートに
終端装置が接続され且つ前記第2画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィックプロセッサに、前記第1画像データのみを生成させ、前記第2画像出力ポートに
ディスプレイが接続され且つ前記第1画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィックプロセッサに、前記第2画像データのみを生成させ、前記第1画像出力ポートおよび前記第2画像出力ポートそれぞれにディスプレイまたは終端装置が接続されていると判定されると、前記グラフィックプロセッサに、前記第1画像データおよび前記第2画像データの両方を生成させる生成指令部と、を有する。
【0009】
他の観点から見た本発明に係る画像生成送信方法は、
グラフィック処理ユニットが画像データを生成し、主処理ユニットが、ネットワークを経由して、ディスプレイに接続された受信装置へ前記画像データを送信する画像生成送信方法であって、
前記主処理ユニットが、画像データを特定する画像特定情報を生成し前記グラフィック処理ユニットへ出力するステップと、
前記グラフィック処理ユニットが、前記画像特定情報に基づいて第1画像データを生成して第1記憶部に記憶させるステップと、
前記グラフィック処理ユニットが、前記画像特定情報に基づいて第2画像データを生成して第2記憶部に記憶させるステップと、
前記主処理ユニットが、前記第1画像データを第3記憶部に転送するステップと、
前記主処理ユニットが、前記第3記憶部が記憶する第1画像データを圧縮するステップと、
前記主処理ユニットが、圧縮された第1画像データを前記受信装置へ送信するステップと、
前記グラフィック処理ユニットが、前記第1記憶部が記憶する前記第1画像データを疑似的に出力する第1画像出力ポートおよび前記第2記憶部が記憶する前記第2画像データを出力する第2画像出力ポートそれぞれの接続状態を判定するステップと、
前記第1画像出力ポートに
終端装置が接続され且つ前記第2画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィック処理ユニットに、前記第1画像データのみを生成させ、前記第2画像出力ポートに
ディスプレイが接続され且つ前記第1画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィック処理ユニットに、前記第2画像データのみを生成させ、前記第1画像出力ポートおよび前記第2画像出力ポートそれぞれにディスプレイまたは終端装置が接続されていると判定されると、前記グラフィック処理ユニットに、前記第1画像データおよび前記第2画像データの両方を生成させるステップと、を含む。
【0010】
他の観点から見た本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
画像データを特定する画像特定情報を生成する画像生成部、
グラフィックプロセッサが前記画像特定情報に基づいて第1画像データおよび第2画像データを生成して第1画像データを第1記憶部に記憶させ、第2画像データを第2記憶部に記憶させた場合、前記第1画像データを第3記憶部へ転送する転送部、
前記第3記憶部が記憶する第1画像データを圧縮する画像圧縮部、
前記画像圧縮部により圧縮された第1画像データをディスプレイに接続された受信装置へ送信する画像送信部、
前記第1記憶部が記憶する前記第1画像データを疑似的に出力する第1画像出力ポートと、前記第2記憶部に記憶する前記第2画像データを出力する第2画像出力ポートと、の接続状態を判定する接続判定回路により、前記第1画像出力ポートに
終端装置が接続され且つ前記第2画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィックプロセッサに、前記第1画像データのみを生成させ、前記第2画像出力ポートに
ディスプレイが接続され且つ前記第1画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、前記グラフィックプロセッサに、前記第2画像データのみを生成させ、前記第1画像出力ポートおよび前記第2画像出力ポートそれぞれにディスプレイまたは終端装置が接続されていると判定されると、前記グラフィックプロセッサに、前記第1画像データおよび前記第2画像データの両方を生成させる生成指令部、として機能させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、グラフィックプロセッサが、画像特定情報に基づいて画像データを生成して第1記憶部に記憶し、転送部が、第1記憶部が記憶する画像データを第3記憶部へ転送する。そして、グラフィック処理ユニットが、第1画像出力ポートおよび第2画像出力ポートの接続状態を判定する接続判定回路を有し、グラフィックプロセッサが、接続判定回路により、第1画像出力ポートに
終端装置が接続され且つ前記第2画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、第1画像データのみを生成し、第2画像出力ポートに
ディスプレイが接続され且つ第1画像出力ポートに何も接続されていないと判定されると、第2画像データのみを生成し、第1画像出力ポートおよび第2画像出力ポートそれぞれにディスプレイまたは終端装置が接続されていると判定されると、第1画像データおよび第2画像データの両方を生成する。これにより、例えば画像生成送信装置に接続される機器からの接続要求を受けなくても第1画像データおよび第2画像データの出力制御が可能となるので、表示システムの構成の簡略化とユーザの利便性を向上させる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施の形態に係る通信制御システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0014】
本実施の形態に係る表示システムは、グラフィックボードを搭載した画像生成送信装置と、画像生成送信装置から離れて設置され画像生成送信装置とネットワークを介して接続された受信装置と、受信装置に接続されたディスプレイと、を備える。画像生成送信装置は、画像データを生成し圧縮してから、ネットワークを介して受信装置へ送信する。一方、受信装置は、画像生成送信装置から受信した画像データを展開してディスプレイへ出力する。
【0015】
本実施の形態に係る表示システムは、
図1に示すように、画像生成送信装置1と、ディスプレイ2、3と、受信装置4と、を備える。画像生成送信装置1は、第1画像データと第2画像データとを生成する。そして、画像生成送信装置1は、生成した第1画像データに対応する画像を、画像生成送信装置1との間で無線通信可能な受信装置4に接続されたディスプレイ2に表示させる。一方、画像生成送信装置1は、生成した第2画像データに対応する画像を、画像生成送信装置1にケーブルL1を介して接続されたディスプレイ3に表示させる。ディスプレイ2、3は、例えば液晶ディスプレイから構成され、画像生成送信装置1にケーブルL1を介して接続されると、ディスプレイ2、3の仕様を示す仕様情報(接続判定用情報)を画像生成送信装置1へ出力する機能を有する。
【0016】
受信装置4は、画像生成送信装置1から圧縮された第1画像データを受信する受信回路と、受信回路で受信した画像データを展開する展開回路と、を有する。展開回路は、例えばJPEG(Joint Photographic Picture Experts Group)規格に基づく圧縮方式で圧縮された第1画像データを復号化する復号化器から構成される。展開回路は、ハフマン符号化テーブルに基づいて第1画像データをハフマン復号化した後、量子化テーブルに基づいて第1画像データに逆量子化を施す。その後、展開回路は、第1画像データについて逆離散コサイン変換(以下、「DCT」と称する。)を施すことにより展開した第1画像データを出力する。
【0017】
画像生成送信装置1は、汎用のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する。)から構成され、主処理ユニット11と、グラフィックボード(グラフィック処理ユニット)12と、無線モジュール13と、を有する。また、画像生成送信装置1は、第1画像出力ポート141、第2画像出力ポート142を有する。第1画像出力ポート141には、ダミープラグ5が接続されている。第2画像出力ポート142は、ケーブルL1を介してディスプレイ3に接続されている。第1画像出力ポート141および第2画像出力ポート142は、画像生成送信装置1とディスプレイ2、3との間で画像表示のための信号を入出力を行うことができるポートであればよい。例えばDVI−D、DVI−A、DVI−I、DVI/HDCP、Mini−DVI等のDVIコネクタや、HDMI(登録商標)から構成されている。
【0018】
図2は、実施の形態に係る画像生成送信装置のハードウェア構成を示す図である。ダミープラグ5(終端装置ともいう)は、
図2に示すように、予めディスプレイ2の仕様を示す仕様情報を記憶するメモリ51を有する。メモリ51は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)から構成される。ダミープラグ5は、第1画像出力ポート141に接続されると、第1画像出力ポート141を介して画像生成送信装置1へディスプレイ2の仕様情報(例えば、解像度、周波数、オーディオ情報、3D対応可否など)を出力する機能を有する。なお、ダミープラグ5は、第1画像出力ポート141の種類に応じてカスタマイズされてもよい。
【0019】
主処理ユニット11は、CPU(Central Processing Unit)111と補助記憶部112と主記憶部113とDMAコントローラ114とユーザインタフェース(以下、「I/F」と称する。)115とネットワーク通信I/F116とバス117とを有する。主記憶部113は、揮発性メモリから構成され、CPU111の作業領域として使用される。補助記憶部112は、不揮発性のメモリから構成され、各種プログラムを記憶する。DMAコントローラ114は、後述のグラフィックボード12のVRAM(Video Random Access Memory)122から主処理ユニット11の主記憶部113へのデータ転送を制御する。ユーザI/F115は、例えばユーザに操作画面を提供する表示部と、ユーザからの入力を受け付ける入力部と、を有する。ネットワーク通信I/F116は、無線LANコントローラを含んで構成され、無線モジュール13が接続されている。
【0020】
グラフィックボード12は、グラフィックプロセッサ121とVRAM122、123と接続判定回路124とバス125とを有する。グラフィックプロセッサ121は、例えば複数のプロセッサコアを搭載したマルチコアプロセッサから構成される。グラフィックプロセッサ121は、主処理ユニット11から入力される後述の画像特定情報に基づいて、レンダリングを実行して第1画像データおよび第2画像データを生成する。グラフィックプロセッサ121は、生成した第1画像データ、第2画像データをそれぞれVRAM122、123に記憶させる。
【0021】
接続判定回路124は、第1画像出力ポート141にダミープラグ5が接続されているか否か、第2画像出力ポート142にケーブルL1が接続されているか否かを判定する。接続判定回路124は、第1画像出力ポート141、第2画像出力ポート142を介して仕様情報が入力されているか否かに基づいて、第1画像出力ポート141、第2画像出力ポート142の接続状態を判定する。接続判定回路124は、第1画像出力ポート141へ仕様情報が入力されている場合、ダミープラグ5が第1画像出力ポート141に接続されていると判定する。また、接続判定回路124は、第2画像出力ポート142へ仕様情報が入力されている場合、ケーブルL1が第2画像出力ポート142に接続されていると判定する。接続判定回路124は、第1画像出力ポート141、第2画像出力ポート142それぞれについての接続状態の判定結果を示す接続判定通知信号を主処理ユニット11へ出力する。
【0022】
無線モジュール13は、受信装置4との間で通信リンクを確立し、無線通信を行う。無線モジュール13は、無線信号を生成する信号生成回路とアンテナとを有する。無線モジュール13は、例えばIEEE802.11a,b,g,n等の無線LAN規格に適合する通信方式で通信する。
【0023】
ハードウェア構成は、一例であって、例えば、グラフィックボード12は、主処理ユニット11と一体に構成されても良いし、または、グラフィックプロセッサ121はCPU111と一体に構成されていても良い。
【0024】
図3は、実施の形態に係る画像生成送信装置の機能構成を示す図である。
図2における主処理ユニット11のCPU111は、補助記憶部112が記憶する後述の画像生成送信処理用のプログラムを主記憶部113に読み込んで実行することにより、
図3に示すように、画像生成部1111、グラフィックドライバ1112、画像圧縮部1113、画像送信部1114、プレビュー画像生成部1115、合成部1116、選択部(生成指令部)1117および表示モード設定部1118、として機能する。また、グラフィックプロセッサ121は、レンダリングエンジン1211として機能する。VRAM122は、レンダリングエンジン1211により生成される第1画像データを記憶する第1画像バッファ(第1記憶部)1221と、画像出力部1222と、を有する。VRAM123は、レンダリングエンジン1211により生成される第2画像データを記憶する第2画像バッファ(第2記憶部)1231と、画像出力部1232と、を有する。また、主記憶部113は、フレームバッファ(第3記憶部)1131と、プレビュー画像を示すプレビュー画像データ(縮小画像データ)を記憶するプレビュー画像バッファ1132と、を有する。
【0025】
画像生成部1111は、グラフィックプロセッサ121が生成する画像データを特定する画像特定情報を生成し、グラフィックボード12へ出力する。画像特定情報には、例えば物体の形状を示す情報や物体を捉える視点を示す情報、テクスチャマッピングに関する情報、光源に関する情報、シェーディングに関する情報等が含まれる。
【0026】
グラフィックドライバ1112は、画像生成部1111が利用するオペレーティングシステムにより使用され、グラフィックプロセッサ121と通信する機能を有する。画像生成部1111は、このグラフィックドライバ1112を介して、生成した画像特定情報をレンダリングエンジン1211へ出力する。
【0027】
レンダリングエンジン1211は、グラフィックドライバ1112から入力される画像特定情報に基づいて、レンダリングを実行することにより第1画像データ、第2画像データを生成する。
【0028】
画像出力部1222は、第1画像バッファ1221が記憶する第1画像データを、
図2の第1画像出力ポート141へ疑似的に出力する。疑似的とは、第1画像出力ポート141にダミープラグ5が接続されているので、画像の表示は行われない事を意味している。第1画像データは後述のとおり、転送部1141からネットワークを経由して受信装置4に送信される。画像出力部1232は、第2画像バッファ1231が記憶する第2画像データを、
図2の第2画像出力ポート142へ出力する。
【0029】
転送部1141は、第1画像バッファ1221が記憶する第1画像データを、主記憶部113のフレームバッファ1131へ転送する。
【0030】
画像圧縮部1113は、フレームバッファ1131が記憶する第1画像データを圧縮して画像送信部1114へ出力する。画像圧縮部1113は、例えばJPEG規格に基づく圧縮方式で第1画像データを圧縮する。画像圧縮部1113は、第1画像データについてDCTを施した後、量子化テーブルに基づいて第1画像データを量子化する。その後、画像圧縮部1113は、ハフマン符号化テーブルに基づいて第1画像データについてハフマン符号化を施す。
【0031】
画像送信部1114は、画像圧縮部1113から入力される圧縮された第1画像データを、ネットワーク通信I/F116および無線モジュール13を介して受信装置4へ送信する。
【0032】
プレビュー画像生成部(縮小画像データ生成部)1115は、フレームバッファ1131から第1画像データを取得して、第1画像データが示す画像の縮小画像を示すプレビュー画像データを生成する。ここで、プレビュー画像生成部1115は、例えばダウンサンプリング法や平均操作法を利用してプレビュー画像データを生成する。この場合、プレビュー画像は、フレームバッファ1131が記憶する画像データに対応する画像よりも低い解像度の画像となる。プレビュー画像生成部1115は、生成したプレビュー画像データをプレビュー画像バッファ1132に記憶させる。
【0033】
合成部1116は、プレビュー画像バッファ1132からプレビュー画像データを取得し、取得したプレビュー画像データを、第2画像バッファ1231が記憶する第2画像データと合成する。
【0034】
選択部1117は、
図2の接続判定回路124による判定結果に応じて、レンダリングエンジン1211に、第1画像データと第2画像データとの少なくとも一方を生成させる。選択部1117は、
図2の接続判定回路124から入力される接続判定通知信号を介して、接続判定回路124による判定結果を取得する。例えば接続判定通知信号が、
図2の第1画像出力ポート141が開放され第2画像出力ポート142にディスプレイ3が接続されていることを示している場合、選択部1117は、レンダリングエンジン1211に第2画像データのみを生成させる。一方、接続判定通知信号が、例えば
図2の第1画像出力ポート141にダミープラグ5、即ち、ディスプレイ2が接続され、且つ第2画像出力ポート142にディスプレイ3が接続されていることを示している場合、選択部1117は、レンダリングエンジン1211に第1画像データおよび第2画像データの両方を生成させる。
【0035】
表示モード設定部1118は、画像生成送信装置1の表示モードをプレビュー画像表示モードまたはプレビュー画像非表示モードのいずれかに設定する。表示モード設定部1118は、ユーザが
図2のユーザI/F115を介して行う表示モード設定操作に応じて、表示モードの設定を実行する。画像生成送信装置1の表示モードがプレビュー画像表示モードに設定されている場合、第1画像データに対応するプレビュー画像データが、第2画像バッファ1231が記憶する第2画像データに合成される。そして、プレビュー画像データが合成された第2画像データが、第2画像出力ポート142へ出力される。一方、画像生成送信装置1の表示モードがプレビュー画像非表示モードに設定されている場合、レンダリングエンジン1211により生成された第2画像データがそのまま第2画像出力ポート142へ出力される。
【0036】
次に、本実施の形態に係る画像生成送信装置1が実行する画像生成送信処理について
図4、
図5(A)および
図5(B)を参照しながら説明する。この画像生成送信処理は、画像生成送信装置1へ電源が投入されたことを契機として開始される。まず、主処理ユニット11が、グラフィックプロセッサ121を起動するよう指令する起動指令情報をグラフィックボード12へ入力することにより、グラフィックプロセッサ121が起動する(ステップS101)。
【0037】
次に、画像生成部1111は、ディスプレイ2、3に表示する1つの画像に相当する画像データを特定する画像特定情報を生成する(ステップS102)。
【0038】
続いて、選択部1117は、接続判定回路124から出力される接続判定通知信号に応じて、レンダリングエンジン1211に生成させる画像データを選択する(ステップS103)。
【0039】
その後、レンダリングエンジン1211は、画像特定情報に基づいてレンダリングを実行することにより第1画像データもしくは第2画像データ(またはその両方の画像データ)を生成する(ステップS104)。ここで、レンダリングエンジン1211は、選択部1117により選択された画像出力ポート141、142に対応する第1画像バッファ1221、第2画像バッファ1231に画像データを記憶させる。
【0040】
次に、選択部1117は、レンダリングエンジン1211に生成させる画像データとして第1画像データを選択したか否かを判定する(ステップS105)。選択部1117により第1画像データが選択されていないと判定されると(ステップS105:No)、そのまま後述のステップS112の処理が実行される。なお、
図4では、選択部1117により第1画像データが選択されていないと判定されるとステップS112の処理が実行される(ステップS105:No)としたが、例えば、表示モード設定部1118などで第1画像データが選択されていない場合に、第2画像データをディスプレイ2に表示する(複製して表示する)ように設定されていれば、第2画像データをディスプレイ2に表示するようにしてもよい(図示しない)。
【0041】
一方、選択部1117により第1画像データが選択されたと判定されると(ステップS105:Yes)、転送部1141は、第1画像バッファ1221が記憶する第1画像データを、フレームバッファ1131に転送する(ステップS106)。
【0042】
続いて、画像圧縮部1113は、例えばJPEG方式で第1画像データを圧縮する(ステップS107)。
【0043】
その後、画像送信部1114は、画像圧縮部1113により圧縮された第1画像データを、ネットワーク通信I/F116および無線モジュール13を介して受信装置4へ送信する(ステップS108)。
【0044】
次に、プレビュー画像生成部1115は、画像生成送信装置1の表示モード設定部1118がプレビュー画像表示モードに設定されているか否かを判定する(ステップS109)。プレビュー画像生成部1115により画像生成送信装置1の表示モードがプレビュー画像非表示モードに設定されていると判定されると(ステップS109:No)、後述のステップS112の処理が実行される。
【0045】
一方、プレビュー画像生成部1115が、画像生成送信装置1の表示モードがプレビュー画像表示モードに設定されていると判定したとする(ステップS109:Yes)。この場合、プレビュー画像生成部1115は、フレームバッファ1131が記憶する第1画像データを用いてプレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成する(ステップS110)。そして、プレビュー画像生成部1115は、生成したプレビュー画像データをプレビュー画像バッファ1132に記憶させる。
【0046】
続いて、合成部1116は、プレビュー画像バッファ1132からプレビュー画像データを取得し、取得したプレビュー画像データを、第2画像バッファ1231が記憶する第2画像データに合成する(ステップS111)。これにより、プレビュー画像データが合成された第2画像データが、第2画像出力ポート142から出力される。つまり、例えば
図5(A)に示すように、ディスプレイ3には、
図5(B)に示すようなディスプレイ2に表示される画像のプレビュー画像が第2画像データとともに表示される。
【0047】
その後、画像生成部1111は、ユーザがユーザI/F115を介して画像生成送信処理を終了させるよう指令する終了指令が有ったか否かを判定する(ステップS112)。画像生成部1111により終了指令が有ったと判定されると(ステップS112:Yes)、画像生成送信処理が終了する。一方、画像生成部1111は、終了指令が無いと判定すると(ステップS112:No)、再びステップS102の処理を実行する。
【0048】
ところで、この種の画像生成送信装置を実現する一つの具体例として、グラフィックプロセッサと、サーバ装置のオペレーティングシステム上で動作する仮想レンダリングエンジンと、を備える構成が考案されている。ここにおいて、グラフィックプロセッサは、自装置のディスプレイに表示する画像データを生成し、仮想レンダリングエンジンは、クライアント装置へ送信する画像データを生成する。そして、サーバ装置は、自装置のディスプレイとクライアント装置のディスプレイとのそれぞれに表示される静止画像を所定のフレームレートで連続的に更新していくことにより各ディスプレイに動画像を表示させる。
【0049】
その一方で、上述した仮想レンダリングエンジンが画像データの生成に要する時間は、グラフィックプロセッサが画像データの生成に要する時間に比べて長い。従って、前述の仮想レンダリングエンジンを用いた構成では、クライアント装置において、ディスプレイのフレームレートが低下してしまい、視認者に違和感を与える虞がある。
【0050】
この点について、次に、本実施の形態に係る画像生成送信装置1の性能について、比較例に係る画像生成送信装置と比較しながら説明する。比較例に係る画像生成送信装置では、
図6(A)に示すように、主処理ユニット9011のCPU9111が、画像生成部1111により生成される画像特定情報に基づいてレンダリングを実行する仮想レンダリングエンジン9115として機能する。なお、
図6(A)において実施の形態に係る画像生成送信装置1と同様の構成については
図3と同一の符号を付している。フレームバッファ1131は、仮想レンダリングエンジン9115により生成される画像データを記憶する。この比較例に係る画像生成送信装置の場合、仮想レンダリングエンジン9115が1つの表示画面に対応する画像データを生成するのに要する時間は、グラフィックボード12のレンダリングエンジン1211が同画像データを生成するのに要する時間よりも長い。そうすると、
図7(A)に示すように、ディスプレイ2のフレーム更新タイミングの時間間隔△T2が、ディスプレイ3のフレーム更新タイミングの時間間隔△T1に比べて長くなる。つまり、ディスプレイ2に表示される動画像のフレームレートがディスプレイ3に表示される動画像のフレームレートよりも低くなり、ディスプレイ2、3に表示される動画像の滑らかさにずれが生じてしまう。
【0051】
これに対して、本実施の形態に係る画像生成送信装置1では、
図6(B)に示すように、転送部1141が、グラフィックボード12のレンダリングエンジン1211が生成し第2画像バッファ1231に記憶された画像データをフレームバッファ1131に転送する。ここで、転送部1141により第2画像バッファ1231からフレームバッファ1131への画像データの転送時間は、レンダリングエンジン1211による画像データの生成に要する時間に比べて十分短い。従って、
図7(B)に示すように、ディスプレイ2、3に表示される動画像のフレームレートが略等しくなり、ディスプレイ2、3の両方で滑らかな動画像が表示される。
【0052】
以上説明したように、本実施の形態に係る画像生成送信装置1によれば、グラフィックプロセッサ121が、画像特定情報に基づいて第1画像データを生成して第1画像バッファ1221に記憶し、転送部1141が、第1画像バッファ1221が記憶する第1画像データをフレームバッファ1131に転送する。また、グラフィックボード12が、第1画像出力ポート141および第2画像出力ポート142の接続状態を判定する接続判定回路124を有する。そして、グラフィックプロセッサ121が、接続判定回路124による判定結果に応じて、第1画像データと第2画像データとの少なくとも一方を生成する。これにより、例えば画像生成送信装置に接続される機器からの接続要求を受けなくても第1画像データおよび第2画像データの出力制御が可能となるので、表示システムの構成の簡略化とユーザの利便性を向上させる。
【0053】
また、本実施の形態に係る画像生成送信装置1によれば、
図7を用いて説明したように、例えば主処理ユニット11が、画像特定情報から第1画像データを生成してフレームバッファ1131に直接記憶させる仮想レンダリングエンジンを有する構成に比べて、第1画像データの生成に要する時間を短縮できる。すなわち、
図6の(A)比較例で示した仮想レンダリングエンジン9115のようにソフトウェアで第1画像データを生成する方が、複数のプロセッサコアを搭載したマルチコアプロセッサから構成されるハードウェアであるグラフィックプロセッサ121を介して、第1画像データを生成するよりも、処理に時間がかかるのである。従って、画像生成送信装置1が、例えばディスプレイ2に動画像を表示する場合、ディスプレイ2に表示される動画像のフレームレートを高めることができるので、その分、ディスプレイ3に動画像を滑らかに表示することができる。
【0054】
ところで、ディスプレイ2、3に画像を表示させる方法の別形態として、第1画像出力ポート141に受信装置4と通信可能な送信装置(図示せず)を接続するとともに、第2画像出力ポート142にケーブルL1を介してディスプレイ3を接続する方法も考えられる。ここにおいて、送信装置が、例えばJPEG方式で画像圧縮を行う画像圧縮回路を有し、主処理ユニット11から出力される画像データを圧縮して送信するのが一般的である。但し、この方法の場合、送信装置が必要となり、その分、表示システムを構成する要素が増加し表示システム全体のコストが増大してしまう虞がある。これに対して、本実施の形態に係る画像生成送信装置1では、CPU111が画像生成送信処理用のプログラムを実行することにより画像圧縮部1113等が実現されている。即ち、画像圧縮部1113がソフトウェアにより実現されている。これにより、前述の送信装置が不要になるため、その分、表示システム全体のコストが削減される。また、送信装置が不要な構成であるため、その分、送信装置と画像生成送信装置とを接続するケーブルを省略することができる。従って、本発明によれば、表示システムの導入時において、送信装置の設置や送信装置と画像生成送信装置とケーブル接続に要する施工コストを低減できるとともに、表示システム全体の保守が容易になる。更に、本実施の形態に係る画像生成送信装置1は、画像圧縮部1113がソフトウェアにより実現されているため、画像圧縮部1113の構成の変更を比較的短時間且つ容易に行うことができる。従って、画像圧縮部1113の開発は、例えば送信装置の画像圧縮回路の開発に比べて容易であり、ひいては開発コストを低減できるという利点がある。
【0055】
ところで、例えばディスプレイ3が接続されたVNC(Virtual Network Computing)クライアントとして動作するクライアントPCと、グラフィックボードを搭載しVNCサーバとして動作するサーバPCと、がネットワークを介して接続された表示システムが提供されている。ここにおいて、サーバPCは、グラフィックボードで生成された画像データを随時キャプチャして圧縮する。そして、サーバPCは、クライアントPCから受信する表示要求に応じてクライアントPCへ圧縮した画像データを送信する。しかしながら、この表示システムでは、サーバPCへ表示要求を生成して送信する機能を有するクライアントPCが必要となり、その分、表示システム全体のコストが増大してしまう。また、ディスプレイ3に画像を表示させる場合、それに応じて、クライアントPCの操作や設定が必要となり、運用が煩雑になる虞がある。これに対して、本実施の形態に係る表示システムでは、クライアントPCに比べて機能が少なく安価な受信装置を備える。これにより、前述のクライアントPCを備える表示システムに比べてコストを低減できる。また、本実施の形態に係る表示システムでは、ユーザが受信装置4に対して操作や設定を行う必要がないので、ユーザが簡単に運用できるという利点もある。
【0056】
また、本実施の形態では、プレビュー画像生成部1115がフレームバッファ1131から第1画像データを取得してプレビュー画像データを生成し、合成部1116がプレビュー画像データを、第2画像バッファ1231が記憶する第2画像データに合成する。これにより、ユーザは、例えば
図5(A)に示すように、画像生成送信装置1にケーブルL1を介して接続されたディスプレイ3において、ディスプレイ2に表示される画像を確認することができる。従って、ユーザがディスプレイ2に表示される画像の管理を行い易くなるという利点がある。また、ユーザは、例えばディスプレイ2、3に表示される画像を同時に見ながら作業を行うことも可能となる。
【0057】
更に、本実施の形態に係るグラフィックボード12は、第1画像バッファ1221と第2画像バッファ1231と、第1画像出力ポート141、第2画像出力ポート142と、接続判定回路124と、を有する。そして、選択部1117は、接続判定回路124による判定結果に応じて、レンダリングエンジン1211に生成させる画像データを選択する。これにより、レンダリングエンジン1211が無駄にレンダリングを実行することを防止できるとともに第1画像バッファ1221または第2画像バッファ1231が無駄に使用されることが防止される。従って、グラフィックボード12における消費電力が低減される。
【0058】
また、本実施の形態では、第1画像出力ポート141は、ディスプレイ2の仕様情報を出力するダミープラグ5に接続され、第2画像出力ポート142が、自装置の仕様情報を出力する機能を有するディスプレイ2に接続されている。これにより、選択部1117に、第1画像出力ポート141にディスプレイ2が接続され、第2画像出力ポート142にディスプレイ3が接続されているように認識させることができる。従って、グラフィックドライバ1112およびグラフィックボード12の仕様変更を行うことなく、第1画像出力ポート141にディスプレイ2が接続されていない状態でも、第1画像バッファ1221に第1画像データを記憶させることができる。
【0059】
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、画像圧縮部1113が、JPEG規格に基づく圧縮方式以外の圧縮方法で第1画像データを圧縮する構成であってもよい。具体的には、画像圧縮部1113が、第1画像データについてDCTの代わりにアダマール変換を施す構成であってもよい。或いは、画像圧縮部1113が、サブバンド符号化を利用した圧縮方法で第1画像データを圧縮する構成であってもよい。具体的には、画像圧縮部1113は、QMF(Quadrature Mirror Filter)バンクやCQF(Conjugate Quadrature Filter)バンク、SSKF(Symmetric Short Kernel Filter)バンク等の帯域分割フィルタバンクを有する構成であってもよい。この場合、受信装置4は、帯域合成フィルタバンクを有する構成とすればよい。或いは、画像圧縮部1113が、離散ウェーブレット変換を利用した圧縮方法で第1画像データを圧縮する構成であってもよい。この場合、受信装置4は、逆離散ウェーブレット変換器を有する構成とすればよい。
【0060】
実施の形態では、グラフィックプロセッサ121が、静止画像を示す第1画像データを生成する構成について説明したが、これに限定されず、例えば、動画像を示す第1画像データを生成する構成であってもよい。この場合、画像圧縮部1113は、例えばMPEG(Moving Picture Expert Group)規格に基づく圧縮方式で第1画像データを圧縮する構成とすればよい。この場合、受信装置4は、MPEG規格に基づいて第1画像データを展開する構成とすればよい。
【0061】
実施の形態では、第1画像出力ポート141にダミープラグ5が接続される例について説明したが、これに限らず、ダミープラグ5に代えて、自装置の仕様情報を画像生成送信装置1へ出力する機能を有するディスプレイ(図示せず)が接続される構成であってもよい。
【0062】
実施の形態では、接続判定回路124がダミープラグ5の接続を判定した場合、転送部1141は第1画像バッファ1221が記憶する第1画像データを主記憶部113のフレームバッファ1131へ転送する構成について説明した。これとは別に、ダミープラグ5の接続がされていない場合、転送部1141は第2画像バッファ1231が記憶する第2画像データを主記憶部113のフレームバッファ1131に転送する構成を選択できてもよい。
【0063】
なお、本発明に係る画像生成送信装置1の各種機能は、専用のシステムによらず、コンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(CD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、前述の画像生成送信処理を実行する画像生成送信装置1を構成してもよい。また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線のサーバにアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。
【0064】
以上、本発明の実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。