特許第6774429号(P6774429)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6774429シースルーヘッドウェアラブルディスプレイのためのアイピースに対する処方修正の追加
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6774429
(24)【登録日】2020年10月6日
(45)【発行日】2020年10月21日
(54)【発明の名称】シースルーヘッドウェアラブルディスプレイのためのアイピースに対する処方修正の追加
(51)【国際特許分類】
   G02B 27/02 20060101AFI20201012BHJP
   G02B 6/00 20060101ALI20201012BHJP
   G02C 11/00 20060101ALI20201012BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20201012BHJP
【FI】
   G02B27/02 Z
   G02B6/00 301
   G02C11/00
   H04N5/64 511A
【請求項の数】17
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-556884(P2017-556884)
(86)(22)【出願日】2016年6月9日
(65)【公表番号】特表2018-528446(P2018-528446A)
(43)【公表日】2018年9月27日
(86)【国際出願番号】US2016036772
(87)【国際公開番号】WO2017007569
(87)【国際公開日】20170112
【審査請求日】2018年6月7日
(31)【優先権主張番号】14/792,084
(32)【優先日】2015年7月6日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マルティネス,オスカー・エイ
(72)【発明者】
【氏名】カクマクシ,オザン
【審査官】 廣田 かおり
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/177684(WO,A1)
【文献】 特表2008−506980(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02887124(EP,A1)
【文献】 特表2009−516862(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0033830(US,A1)
【文献】 特開2004−029544(JP,A)
【文献】 特表2017−502350(JP,A)
【文献】 特開2004−021078(JP,A)
【文献】 特開2006−003872(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 27/02
G02B 6/00
G02C 11/00
H04N 5/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドウェアラブルディスプレイのためのアイピースであって、
目対向側および世界対向側を有し、表示領域から離れて位置する入力領域において受光されたディスプレイ光を案内し、前記表示領域において目方向に沿って前記ディスプレイ光を放つための湾曲した光導波路要素と、
前記ディスプレイ光の方向を前記目方向に向けて変更して前記ディスプレイ光を前記湾曲した光導波路要素から出力するように前記表示領域に配設され、前記表示領域がシースルーになるように前記世界対向側を通って入射する周囲光に対して少なくとも部分的に透光性を有する出力カプラと、
前記湾曲した光導波路要素の前記世界対向側と結合された、湾曲したシースルー要素と、
前記湾曲した光導波路要素の前記目対向側に結合された第1の側と、前記表示領域において前記アイピースから出る前記周囲光および前記ディスプレイ光の双方に処方レンズ効果を導入する曲率を有する第2の側とを有する処方層と、
を備え、
前記出力カプラは、前記湾曲したシースルー要素と前記湾曲した光導波路要素との間に配設され、
前記湾曲したシースルー要素の世界対向側は、前記周囲光に生じる前記湾曲した光導波路要素の前記目対向側の曲率の光パワーを相殺する、アイピース。
【請求項2】
前記処方層と前記湾曲した光導波路要素との間に配設された第1の接着剤層をさらに備え、前記第1の接着剤層は、前記ディスプレイ光が前記第1の接着剤層と前記湾曲した光導波路要素との間の界面に沿って前記入力領域から前記表示領域へ内部全反射(TIR)によって案内されるように、前記湾曲した光導波路要素の第2の屈折率よりも低い第1の屈折率を有する、請求項1に記載のアイピース。
【請求項3】
前記湾曲した光導波路要素と前記湾曲したシースルー要素との間に配設され、前記第2の屈折率よりも低い前記第1の屈折率を有する第2の接着剤層をさらに備え、
前記ディスプレイ光は、前記入力領域と前記出力カプラとの間で全体的にTIRによって案内される、請求項2に記載のアイピース。
【請求項4】
前記処方層と前記湾曲した光導波路要素との間の第1の界面に沿って前記入力領域から前記表示領域に前記ディスプレイ光を案内するように、前記処方層の前記第1の側と前記湾曲した光導波路要素の前記目対向側との間に配設された第1の角度選択コーティングと、
前記湾曲した光導波路要素の前記世界対向側と前記湾曲したシースルー要素との間の第2の界面に沿って前記入力領域から前記表示領域に前記ディスプレイ光を案内するように、前記第2の界面に沿って配設された第2の角度選択コーティングと、
をさらに備える、請求項1に記載のアイピース。
【請求項5】
前記湾曲した光導波路要素の第2の屈折率は、前記湾曲したシースルー要素の第3の屈折率に実質的に等しい、請求項1〜4のいずれかに記載のアイピース。
【請求項6】
前記湾曲した光導波路要素と前記湾曲したシースルー要素とを組み合わせることによって、光学パワーを前記アイピースの前記表示領域を透過する周囲光に導入しない一方で、前記処方層は前記処方レンズ効果を前記表示領域を透過する前記周囲光に導入する、請求項5に記載のアイピース。
【請求項7】
前記湾曲したシースルー要素は薄肉部および厚肉部を有し、前記湾曲した光導波路要素は薄肉部および厚肉部を有し、前記湾曲したシースルー要素の前記薄肉部は前記湾曲した光導波路要素の前記厚肉部に一致して結合し、前記湾曲した光導波路要素の前記薄肉部は前記湾曲したシースルー要素の前記厚肉部に一致して結合し、前記出力カプラは、前記湾曲したシースルー要素と前記湾曲した光導波路要素との間の界面において前記厚肉部から前記薄肉部への遷移部に配設されている、請求項1〜6のいずれかに記載のアイピース。
【請求項8】
前記湾曲したシースルー要素は薄肉部および厚肉部を有し、前記湾曲したシースルー要素の前記薄肉部は前記湾曲した光導波路要素の前記世界対向側に一致して結合し、前記出力カプラは前記湾曲したシースルー要素と前記湾曲した光導波路要素との間の界面において前記厚肉部から前記薄肉部への遷移表面に沿って配設され、前記遷移表面の一方の側に沿って延びている継ぎ目は、前記処方層の前記第1の側上に位置する、請求項1〜6のいずれかに記載のアイピース。
【請求項9】
前記出力カプラは、自由形状部分反射面、回折格子、プリズム構造の配列、ホログラム、または複数の部分反射ミラー部分のうちの1つを含む、請求項1〜8のいずれかに記載のアイピース。
【請求項10】
前記ディスプレイ光を前記湾曲した光導波路要素に結合するように、前記湾曲した光導波路要素の前記入力領域に配設された入力カプラをさらに備える、請求項1〜9のいずれかに記載のアイピース。
【請求項11】
ヘッドウェアラブルディスプレイであって、
周辺位置においてディスプレイ光を生成するディスプレイソースと、
アイピースとを備え、前記アイピースは、
目対向側および世界対向側を有し、表示領域から離れて位置する入力領域において受光された前記ディスプレイ光を案内し、前記表示領域において目方向に沿って前記ディスプレイ光を放つための湾曲した光導波路要素と、
前記ディスプレイ光の方向を前記目方向に向けて変更して前記ディスプレイ光を前記湾曲した光導波路要素から出力するように前記表示領域に配設され、前記表示領域がシースルーになるように前記世界対向側を通って入射する周囲光に対して少なくとも部分的に透光性を有する出力カプラと、
前記湾曲した光導波路要素の前記世界対向側に結合された湾曲したシースルー要素と、
前記湾曲した光導波路要素の前記目対向側に結合される第1の側と、前記表示領域において前記アイピースから出る前記周囲光および前記ディスプレイ光の双方に処方レンズ効果を導入する曲率を有する第2の側とを有する処方層と、
を含み、前記ヘッドウェアラブルディスプレイはさらに、
前記表示領域がユーザの目の前方に位置する状態で前記ユーザの頭に装着するために、
前記アイピースおよび前記ディスプレイソースを支持するフレームアセンブリを備え、
前記出力カプラは、前記湾曲したシースルー要素と前記湾曲した光導波路要素との間に配設され、
前記湾曲したシースルー要素の世界対向側は、前記周囲光に生じる前記湾曲した光導波路要素の前記目対向側の曲率の光パワーを相殺する、ヘッドウェアラブルディスプレイ。
【請求項12】
前記アイピースは、前記処方層と前記湾曲した光導波路要素との間に配設された第1の接着剤層をさらに含み、前記第1の接着剤層は、前記第1の接着剤層と前記湾曲した光導波路要素との間の界面に沿って前記入力領域から前記表示領域へ内部全反射(TIR)によって前記ディスプレイ光が案内されるように、前記湾曲した光導波路要素の第2の屈折率よりも低い第1の屈折率を有する、請求項11に記載のヘッドウェアラブルディスプレイ。
【請求項13】
前記アイピースは、前記湾曲した光導波路要素と前記湾曲したシースルー要素との間に配設され、前記第2の屈折率よりも低い前記第1の屈折率を有する第2の接着剤層をさらに含み、
前記ディスプレイ光は、前記入力領域と前記出力カプラとの間で全体的にTIRによって案内される、請求項12に記載のヘッドウェアラブルディスプレイ。
【請求項14】
前記アイピースはさらに、
前記処方層と前記湾曲した光導波路要素との間の第1の界面に沿って前記入力領域から前記表示領域に前記ディスプレイ光を案内するように、前記処方層の前記第1の側と前記湾曲した光導波路要素の前記目対向側との間に配設された第1の角度選択コーティングと、
前記湾曲した光導波路要素の前記世界対向側と前記湾曲したシースルー要素との間の第2の界面に沿って前記入力領域から前記表示領域に前記ディスプレイ光を案内するように、前記第2の界面に沿って配設された第2の角度選択コーティングと、
を備える、請求項11に記載のヘッドウェアラブルディスプレイ。
【請求項15】
前記湾曲した光導波路要素と前記湾曲したシースルー要素とを組み合わせることによって、光学パワーを前記アイピースの前記表示領域を透過する周囲光に導入しない一方で、前記処方層は前記処方レンズ効果を前記表示領域を透過する前記周囲光に導入する、請求項11〜14のいずれかに記載のヘッドウェアラブルディスプレイ。
【請求項16】
前記湾曲したシースルー要素は薄肉部および厚肉部を有し、前記湾曲した光導波路要素は薄肉部および厚肉部を有し、前記湾曲したシースルー要素の前記薄肉部は前記湾曲した光導波路要素の前記厚肉部に一致して結合し、前記湾曲した光導波路要素の前記薄肉部は前記湾曲したシースルー要素の前記厚肉部に一致して結合し、前記出力カプラは前記湾曲したシースルー要素と前記湾曲した光導波路要素との間の界面において前記厚肉部から前記薄肉部への遷移部に配設されている、請求項11〜15のいずれかに記載のヘッドウェアラブルディスプレイ。
【請求項17】
前記湾曲したシースルー要素は薄肉部および厚肉部を有し、前記湾曲したシースルー要素の前記薄肉部は前記湾曲した光導波路要素の前記世界対向側に一致して結合し、前記出力カプラは前記湾曲したシースルー要素と前記湾曲した光導波路要素との間の界面において前記厚肉部から前記薄肉部への遷移表面に沿って配設され、前記遷移表面の一方の側に沿って延びている継ぎ目は、前記処方層の前記第1の側上に位置する、請求項11〜15のいずれかに記載のヘッドウェアラブルディスプレイ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に光学分野に関し、特にヘッドウェアラブルディスプレイのためのアイピースに関するが、それらに限定されるわけではない。
【背景技術】
【0002】
背景情報
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、すなわちヘッドウェアラブルディスプレイは、頭または頭の周りに装着されるディスプレイ装置である。通常、HMDは、ユーザの数メートル前方に配置された拡大仮想画像を生成するように、何らかのタイプのニアアイ(near-to-eye)光学システムを組み込んでいる。単眼用ディスプレイは単眼HMDと呼ばれ、両眼用ディスプレイは両眼HMDと呼ばれる。HMDのなかには、コンピュータ生成画像(computer generated image: CGI)のみを表示するものもあれば、CGIを実世界ビューに重ねることが可能な種類のものもある。後者のタイプのHMDは、何らかの形のシースルーアイピースを含んでいることが典型的であり、拡張現実を実現するためのハードウェアプラットフォームとして機能し得る。拡張現実では、視聴者の世界のイメージがその上に重なるCGIで拡張され、ヘッドアップディスプレイ(heads-up display: HUD)とも呼ばれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
HMDは、実用的なアプリケーションおよびレジャーアプリケーションに応用されることが多い。航空宇宙産業への応用により、パイロットは、自身の目を飛行経路からそらすことなく、重要な飛行制御情報を見ることができる。公衆安全への応用としては、地図の計算された表示およびサーマルイメージングが挙げられる。他の応用分野としては、ビデオゲーム、交通、および電気通信が含まれる。技術が進化するにつれて、新しく実用的なアプリケーションおよびレジャーアプリケーションが発見されるのは疑いがない。しかしながら、これらの応用のうちの多くは、既存のHMDを実現するために使用される従来の光学システムのコスト、サイズ、重さ、視野、および効率によって制約を受ける。HMDは、異なる処方ニーズを有するさまざまなユーザのために効果的に処方修正を組み入れることができれば、一般の人々により広く採用されであろう。
【0004】
以下の図面を参照して説明される本発明の実施形態は限定的でも網羅的でもなく、特に指定されない限り、同様の参照符号はさまざまな図面を通して同様の部分を示す。図面は必ずしも同縮尺率ではなく、説明されている原理を説明することが強調されている。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】本開示の第1の実施形態に係る、ヘッドウェアラブルディスプレイのための処方層を含むアイピースを示す図である。
図2】本開示の第2の実施形態に係る、ヘッドウェアラブルディスプレイのための処方層を含むアイピースを示す図である。
図3】本開示の第3の実施形態に係る、ヘッドウェアラブルディスプレイと共に使用される1つ以上の表面上に形成される処方曲率を含むアイピースを示す図である。
図4A】本開示のある実施形態に係る、入力カプラおよび出力カプラの例を示す図である。
図4B】本開示のある実施形態に係る、入力カプラおよび出力カプラの例を示す図である。
図4C】本開示のある実施形態に係る、入力カプラおよび出力カプラの例を示す図である。
図4D】本開示のある実施形態に係る、入力カプラおよび出力カプラの例を示す図である。
図5A】本開示のある実施形態に係る、シースルーアイピースを備える単眼ヘッドウェアラブルディスプレイの実例を示す図である。
図5B】本開示のある実施形態に係る、シースルーアイピースを備える単眼ヘッドウェアラブルディスプレイの実例を示す図である。
図6】本開示のある実施形態に係る、シースルーアイピースを備える両眼ヘッドウェアラブルディスプレイの実例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
詳細な説明
処方レンズ効果を発揮するヘッドウェアラブルディスプレイのアイピースのためのシステムおよび装置の実施形態について、ここで説明する。以下の説明では、実施形態を完全に理解できるように、数多くの特定の詳細が説明される。しかしながら、当業者であれば、ここで説明される技術は、それらの特定の詳細の1つ以上がなくても、または、他の方法、構成要素、材料などと一緒に実施可能であると理解するであろう。他の場合では、周知の構造、材料、または動作は、特定の態様を不明瞭にするのを避けるために、詳細に図示または説明されない。
【0007】
本明細書を通じて「一実施形態」または「ある実施形態」という言及は、実施形態と関連して説明される特徴、構造、または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書内のさまざまな場所における「一実施形態において」または「ある実施形態において」というフレーズは、必ずしも全てが同じ実施形態を言及しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は1つ以上の実施形態において任意の好適な態様で組み合わせることが可能である。
【0008】
図1は、本開示の第1の実施形態に係る、処方レンズ効果をもたらすヘッドウェアラブルディスプレイのためのアイピース100を示す。アイピース100の図示された実施形態は、湾曲した光導波路要素105と、湾曲したシースルー要素110と、導光層115Aおよび115B(まとめて115)と、入力カプラ120と、出力カプラ125と、処方層130とを備える。湾曲した光導波路要素105の図示された実施形態は、厚肉部135、薄肉部140、目対向側145、および世界対向側150を含む。湾曲したシースルー要素110の図示された実施形態は、厚肉部155および薄肉部160を含む。
【0009】
アイピース100は、ユーザ固有の処方レンズ効果をもたらすヘッドウェアラブルディスプレイとの使用にきわめて好適である。ヘッドウェアラブルディスプレイと一体化されると、アイピース100は、表示領域175から離れて(入力カプラ120付近で)設けられた入力領域ディスプレイソース170によって生成されたディスプレイ光165を受光し、ユーザの目180に向けて表示領域175において目方向に沿ってディスプレイ光165を放つ。入力カプラ120と出力カプラ125との間では、ディスプレイ光165は、湾曲した光導波路要素105内で導光層115間で案内される。
【0010】
一実施形態では、導光層115は、湾曲した光導波路要素105と、湾曲したシースルー要素110および処方層130を含む周囲の層との間でコンフォーマル接合(conformal bond)を形成する、透明接着剤層である。これらの接着剤層は、内部全反射(TIR)を促進するように、湾曲した光導波路要素105の屈折率よりも低い屈折率を有する。本実施形態では、ディスプレイ光165は、全体的にTIRによって、入力カプラ120から出力カプラ125に案内される。効率を改善してエバネッセント漏れ(evanescent leakage)を減らすために、低屈折率接着剤層は、ディスプレイ光165の数波長の厚さ、またはそれより大きい厚さであるべきである。一例として、湾曲した光導波路要素105は、1.5〜1.7の間の範囲の屈折率を有する光学グレードプラスチックで製造されてもよく、導光層115は、約1.3の屈折率を有してもよい。一実施形態では、導光層115は、イスラエルのMY Polymersによって供給されるMY−131などの光学グレード接着剤で形成されてもよい。当然のことながら、他の光学グレード接着剤も使用可能である。
【0011】
さらに他の実施形態では、導光層115は角度選択可能なコーティングを用いて製造される。角度選択コーティングは、ほぼ直角で入射するディスプレイ光165を実質的に透過させつつ、充分に斜角で入射するディスプレイ光165を実質的に反射する多層フィルム積層体を使用して、実現可能である。
【0012】
図示された実施形態では、ディスプレイ光165は目対向側145を通して入射し、反射性入力カプラ120によって方向を変えられ、表示領域175に向けて湾曲した光導波路要素105の下流に向かう。しかしながら、他の実施形態では、入力カプラ120は省略されることがあり、湾曲した光導波路要素105の端面121は、湾曲した光導波路要素105へのディスプレイ光165を受光するための入力カプラとして動作する。この端面入力の実施形態では、ディスプレイソース170は端面121の前方に再び位置決め可能である。いくつかの実施形態では、端面121は、湾曲した光導波路要素105内に受光されるとディスプレイ光165にレンズ効果パワーを与える曲面(たとえば、自由形状面)でもよい。さらに他の実施形態では(以下で説明される)、入力カプラ120は、ディスプレイ光165の方向を湾曲した光導波路要素105内の軌道に沿って変更するさまざまな構造(たとえば、反射面、ホログラム、プリズムなど)を用いて実現可能である。この軌道によって、TIR伝播は、表示領域175に向けて湾曲した光導波路要素105の下流に向かう。一実施形態では、入力カプラ120は、自由形状面を有するミラー(たとえば、シルバーコーティングまたは他の反射コーティング)である。ディスプレイ光165は、TIRを介して、または、導光層115による角度選択可能な反射を介して、入力カプラ115から出力カプラ125に全体的に案内され、ディスプレイ光165は、表示領域175において出力カプラ125からの最終的な反射を介して、湾曲した光導波路要素105から向きを変えられる。
【0013】
出力カプラ125は、目方向に沿ってディスプレイ光165の方向を変更するさまざまな異なる構造を用いて実現可能である。たとえば、出力カプラ125は、自由形状面を有する部分反射器またはビームスプリッタ(たとえば、薄いシルバーコーティングまたは多層誘電体薄層など)でもよい。一実施形態では、出力カプラ125は、可視光に対して反射性よりも透過性を有している。たとえば、出力カプラ125は、15%反射性、85%透過性を有するように実現可能である。当然のことながら、他の反射性/透過性比も実現可能である。したがって、表示領域175は、表示領域175がシースルーになるように、世界対向面150を通って入射する周囲光に対して部分的に透過性を有する。
【0014】
一実施形態では、湾曲したシースルー要素110は、世界対向面185に沿って相補的な曲率を与えるよう表示領域175にわたって配設されて、周囲光に生じる目対向面145の曲率の光パワーを相殺する。さらに、一実施形態では、湾曲したシースルー要素110および湾曲した光導波路要素105は、同じ透明材料または実質的に同じ屈折率を有する透明材料から製造される。したがって、アイピース100は光結合器として動作し、周囲光190を、表示領域175から目方向に沿って目180に入るディスプレイ光165と組み合わせる。このように、アイピース100は、拡張現実を目180に対して表示可能である。しかしながら、湾曲したシースルー要素110の世界対向面185と湾曲した光導波路要素105の目対向側145とを組み合わせた曲率は互いに補完し合い、表示領域175においてアイピース100を透過する際に、周囲光190にレンズ効果パワーを集合的に与えることはない。
【0015】
図1の例示された実施形態では、処方レンズ効果は、処方層130を介して周囲光190およびディスプレイ光165の双方に与えられる。たとえば、処方曲率は、処方層130の目対向側195内に形成される。処方曲率は、世界対向側185の曲率に対して指定される。処方層130を湾曲した光導波路要素105に実質的に一致する屈折率を有する材料から製造することによって、導光層115Bが配置されている、処方層130と湾曲した光導波路要素105との間の界面は、目方向に沿ってアイピース100から出る周囲光190およびディスプレイ光165に対して、ほとんどまたは全くレンズ効果パワーを有さない。
【0016】
したがって、ユーザ固有の処方は、湾曲した光導波路要素105および湾曲したシースルー要素110が全てのユーザにわたって一般的である状態で、処方層130だけを変更または修正することによって設けることができる。この技術によって、処方層130のみについて比較的少ない最小在庫単位を維持しつつ、多様な処方の製造が可能になる。たとえば、−4ジオプター〜+4ジオプターの範囲の基本ジオプターに対応する、目対向側195内に形成された基礎曲率を各々有する、少数の異なる処方層130(たとえば、8層)を製造し得る。アイピース100は、この範囲の基礎ジオプターを使用して製造および提供可能である。特定のアイピース100を特定のユーザの処方に適合させる場合、ユーザの正確な処方が処方層130の目対向側195内にすり合わせられるように、最も適合する基礎ジオプターを有するアイピース100が選択され、眼科研究室に送られる。
【0017】
アイピース100は、8mm未満の厚さを有する、薄い湾曲したアイピースとして実現可能である。一実施形態では、湾曲した光導波路要素105のみが、1.64の屈折率を有する透明材料(たとえば、OKP4HT−L、EP5000、ポリカーボネートなど)で製造された場合に、約3.5mmの厚さを有する。屈折率が高いほど、アイピースを薄く製造可能である。高屈折率材料を使用する直接の利点は、TIRが発生する角度を小さくできることである。これにより、出力カプラの角度を減少させるデザインを効果的に実現可能であり、所与の光導波路の厚さについてのアイボックスの大きさの増加、または、所与のアイボックスの大きさについての光導波路の全厚の減少につながる。アイピースに高屈折率材料を用いることによって、アイピース100の構成要素を互いに接合するために使用される光学グレード接着剤(たとえば、導光層115)の屈折率の自由度が高くもできる。目対向面145および世界対向面150双方の曲率は、球面として実現可能である。集合的に、アイピース100の曲率と薄いという性質とによって、処方レンズ効果を必要とするユーザが享受できる、望ましい工業デザインが可能になる。アイピース100は望ましい工業デザインを有しているだけでなく、効率的でもある。なぜなら、入力カプラ120から出力カプラ125に進むディスプレイ光165に関する損失の大きい跳ね返りのみが、出力カプラ125そのものによるただ1つの方向転換だからである。これにより、出力カプラ125は実質的に反射性よりも透過性を有するようになり、表示領域175におけるアイピース100のシースルー特性が改良される。
【0018】
世界対向側150および目対向側145は周囲光190にレンズ効果パワーを与えず、目対向側145は表示領域175においてアイピース100から出る際にレンズ効果パワーをディスプレイ光165に与えないが、これらの表面は、ディスプレイ光165が入力領域から表示領域175にアイピース100の下流に案内される際に、ディスプレイ光165にレンズ効果パワーを与える。一実施形態では、入力カプラ120および出力カプラ125と共に世界対向側150および目対向側145は、集合的に、ディスプレイ光165が入力領域から表示領域175へアイピース100の下流に案内される際に、ディスプレイ光165にレンズ効果パワーを与える。このレンズ効果パワーは、ユーザがニアアイイメージの焦点を合わせることができるように、ディスプレイ光165を拡大するように機能する。一実施形態では、世界対向側150および目対向側145は球面曲率を有し、端面121(ただし、本実施形態では、入力カプラ120は省略され、端面121は上記のように入力カプラとして動作する)および出力カプラ125は、自由形状面を有してもよい。湾曲した光導波路要素105が1.64の屈折率を有する一実施形態では、目対向面145および世界対向面150はそれぞれ、−118.5mmおよび−120mmの球面半径を有する。この例では、端面121および出力カプラ125の自由形状面は、次の式によって定義される。
【0019】
【数1】
【0020】
ここで、C2,0=X2、C1,1=X1Y1、C0,2=Y2などである。本実施形態では、端面121は、式1によって定義される自由形状を有しており、係数値R=22.39mm、Y2=3.12E−02、X3=−1.5E−03、XY2=−4.64E−03、およびY4=−6.5E−04である。本実施形態では、出力カプラ125は式1で定義される自由形状を有し、係数値R=−57.135mm、Y2=9.2E−04、X3=7.96E−05、XY2=7.14E−05、および相対傾斜は32度である。当然のことながら、他の曲率、自由形状の式、係数項、ならびに/または値および寸法も実現可能である。
【0021】
図示された実施形態では、湾曲した光導波路要素105は厚肉部135および薄肉部140を含み、湾曲したシースルー要素110は厚肉部155および薄肉部160を含む。出力カプラ125は、厚肉部と薄肉部との間の遷移部に沿って配設される。この構成によって、アイピース100はアイピース全体にわたって目に見える継ぎ目を有さないだけでなく、特に表示領域175において継ぎ目を有さない。
【0022】
一実施形態では、湾曲した光導波路要素105および湾曲したシースルー要素110は、光学グレードプラスチックを用いて射出成型技術を使用して製造される。構成要素が屈折率光学グレード接着剤(たとえば、導光層115)を使用して互いに結合されると、これらの2つの構成要素は、外面上で最終的な厚さおよび正確な曲率を得るために薄くすることができる。さまざまな研削、粉砕、ダイヤモンド旋削、またはその他の技術を使用して薄くすることができる。目対向側195の処方曲率は、射出成型技術を用いても得ることができ、その後に、さまざまな研削、粉砕、ダイヤモンド旋削、または他の技術が行なわれる。
【0023】
図2は、本開示の他の実施形態に係る、ヘッドウェアラブルディスプレイと共に使用される処方層を含むアイピース200を示す。アイピース200は、湾曲した光導波路要素205が薄肉部を含まないという点を除いてアイピース100に類似しており、同じように動作する。薄肉部を有さない湾曲した光導波路要素205の製造によって製造コストは減少するが、そのために、目に見える継ぎ目210を表示領域175に導入してしまうかもしれない。導光層215Aおよび215Bを実現するために低屈折率の透明接着剤を使用することによって継ぎ目210が依然として目に見える場合があるが、継ぎ目210の外観は、処方層130、湾曲した光導波路要素205、および湾曲したシースルー要素110間の密な継ぎ目210を形成するように注意深く製造することによって小さくできる。
【0024】
図3は、本開示の他の実施形態に係る、1つ以上の表面上に形成された処方曲率を含むアイピース300を示す図である。アイピース300は、処方層130が省略されて、その代わりに、処方レンズ効果が湾曲したシースルー要素310の世界対向385に直接形成されて湾曲した光導波路要素305の目対向側345内に選択肢的に形成されているという点を除いてアイピース100と類似しており、同じように動作する。処方曲率を湾曲した光導波路要素305および/または湾曲したシースルー要素310の外面内に直接形成することによって、工業的なデザイン特性を改善することができる(たとえば、アイピース300をより薄く保ち、より少ないサンドイッチ層で透明性を改善する、など)が、そのために、各ユーザのために、湾曲したシースルー要素310、および選択肢的に湾曲した光導波路要素305を適応させなければならない。一実施形態では、世界対向面385および目対向側345の非相補的な曲率は処方レンズ効果を発揮するが、ディスプレイ光165に生じる湾曲した光導波路要素305の表面の曲率の合計は、処方レンズ効果を発揮しない。本実施形態では、周囲光190は修正されるが、ディスプレイ光165は修正されない。そのため、この解決法は、緩やかな処方または近視の処方を有するユーザには大変適し得る。そのような場合、入力カプラ320、湾曲した光導波路要素305、および出力カプラ125のレンズ効果パワーが、典型的な近視のユーザが処方レンズ効果なしで焦点を合わせられる距離でディスプレイ光165の虚像を配置するように、選択され得る。
【0025】
図4A図4Dは、本開示の実施形態に係る、上述のアイピースデザイン(たとえば、アイピース100、200、または300)と関連して使用可能な入力カプラおよび出力カプラのさまざまな代替例を示す図である。図示された例は、インカップリングおよびアウトカップリング解決法の網羅的なリストを示すように意図されたものではなく、例示的なリストにすぎない。
【0026】
たとえば、図4Aは、入力カプラ410が湾曲した光導波路要素415の端部内に成形された入力面として形成されている、アイピース405を示す図である。言い換えると、ディスプレイ光165は目対向面を通して入力されるのではなく、ディスプレイソース170に隣接した端面を通して入力される。
【0027】
図4Bは、出力カプラが表示領域において世界対向面430に沿って配設されたプリズム構造425の配列として形成されている、アイピース420を示す図である。プリズム構造425は、小さな、斜めに角度を設けられた部分反射面の配列として実現可能である。図4Bの図示された実施形態では、複数のシースルーウェッジ435が各反射面の背後の湾曲した導波路要素440に結合されている。図示されていないが、いくつかの実施形態において、アイピース420は、入力領域において入力カプラとしてプリズム構造の配列をさらに備え得る。
【0028】
図4Cは、出力カプラが表示領域において世界対向面460に沿って配設されたホログラム455として形成されている、アイピース450を示す図である。図4Cは、出力ホログラム455によって引き起こされた色収差について色修正を行なうために、入力カプラとして反射性ホログラム457を含む様子を示す図である。
【0029】
図4Dは、出力カプラが湾曲した導波路要素485内に配設された部分反射ミラー部分475および480からなる対として形成されている、アイピース470を示す図である。部分反射ミラー部分475および480は、ディスプレイ光165をアイピース470から眺めることが可能なアイボックスをさらに拡大するように動作する。言い換えると、ミラー部分475および480は、1つの画素のみを眺めることが可能なアイボックスを拡張するように、各ミラー部分475および480によって反射された画像を表示領域において1つにまとめた態様で、該1つの画素から出力されるディスプレイ光を反射する。部分反射ミラー部分480は、ディスプレイ光165が部分反射ミラー部分480に到達する前にまず部分反射ミラー部分475を透過しなければならないように、部分反射ミラー部分475の背後に配設されている。図示された実施形態では、部分反射ミラー部分475および480は双方とも自由形状面である一方で、世界対向面490および目対向面495は球面である。一実施形態では、世界対向面490は90mmの半径を有する球体であり、目対向面495は92.5mmの半径を有する球体である。一実施形態では、部分反射ミラー部分475は、以下の式2および式3によって定義される自由形状を有し、係数値x=0.0035、y=0.0045、および、相対的な傾斜は−23.25度、半径は−54.72である。部分反射ミラー部分480は、以下の式2および式3によって定義される自由形状を有し、係数値x=0.0046、y=0.0053、および、相対的な傾斜は−26度、半径は−51.42である。入力カプラ497は、以下の式2および式3によって定義される自由形状を有し、係数値x=−0.0053、y=−0.0027、x=7.14E−005、xy=−6.07E−6、xy=5.22E−5、(x,y,z)=(−28.5,0,−3)、および、相対的な傾斜は42.98度、半径は−62.43である。当然のことながら、他の係数値および寸法も実現可能である。
【0030】
【数2】
【0031】
図5Aおよび図5Bは、本開示のある実施形態に係る、アイピース501を用いた単眼ヘッドウェアラブルディスプレイ500を示す図である。図5Aはヘッドウェアラブルディスプレイ500の斜視図であり、図5Bはヘッドウェアラブルディスプレイ300の上面図である。アイピース501は、上述のアイピース100、200、300の実施形態(または、それらの組合せ)によって実現することが可能である。アイピース501はフレームアセンブリに搭載され、このフレームアセンブリは、鼻梁505、左耳用アーム510、および右耳用アーム515を含む。筐体520および525は、マイクロプロセッサ、インターフェース、1つ以上のワイヤレストランシーバ、バッテリ、カメラ、スピーカ、ディスプレイソースなどを含むさまざまな電子機器を収容し得る。図5Aおよび図5Bは単眼用の実施形態を示すが、ヘッドウェアラブルディスプレイ500は、ディスプレイ500が装着されたときに各々がユーザのそれぞれの目と並ぶ2つのアイピース501を有する両眼ディスプレイとしても実施可能である。
【0032】
シースルーアイピース501は眼鏡構成内に固定されているため、ヘッドウェアラブルディスプレイはユーザの頭に装着可能である。左耳用アーム510および右耳用アーム515は、鼻梁505がユーザの鼻の上に置かれた状態で、ユーザの耳の上に置かれている。フレームアセンブリは、表示領域175をユーザの目の前方に位置決めするような形状および大きさに形成されている。他の形状を有する他のフレームアセンブリも使用可能である(たとえば、従来の眼鏡フレーム、単一の連続したヘッドセット部材、ヘッドバンド、ゴーグルタイプのアイウェアなど)。
【0033】
上述のように、図5Aおよび図5Bは、ユーザの視野の一部のみをカバーするコンパクトなシースルーアイピースを有する単眼用の実施形態を示す図である。他の実施形態では、シースルーアイピースの目対向面および世界対向面は拡張されて両眼フレームにおける全体眼鏡レンズを形成可能である。図6は、フレームに一体化された2つのシースルーアイピース601を含む、両眼ヘッドウェアラブルディスプレイ600を示す図であり、これらのアイピースは、ユーザの視野のかなりの部分にわたって延在している。各アイピース601の湾曲したシースルー要素(たとえば、図1の湾曲したシースルー要素110)は、アイピースの中間部に継ぎ目が形成されないように、アイピース全体にわたって延在するように設計可能である。上述のように、ディスプレイ光165を、周囲の眼鏡のつる領域でアイピース601内に放ち、TIRまたは角度選択反射を用いて、導光層115を介して出力カプラ125に向けて案内することができる。一実施形態では、ヘッドウェアラブルディスプレイ600は、一方のアイピースのみが光学結合器として動作し、他方のアイピースが同じ材料および厚さの通常のレンズである、単眼デザインとして実現可能である。
【0034】
要約書の説明を含む図示された本発明の実施形態の上述の説明は、網羅的なものを意図したものではなく、また、本発明を開示された形態に厳密に制限するように意図したものでもない。本発明の特定の実施形態およびその例は、ここでは例示の目的で説明されたものであり、当業者にとって理解されるように、本発明の範囲内でさまざまな修正形態が可能である。
【0035】
上述の詳細な説明に鑑みて、これらの変更形態を本発明に対して行うことができる。以下の特許請求の範囲で使用される用語を、本発明を明細書で開示された特定の実施形態に限定するものと解釈するべきではない。そうではなく、本発明の範囲は、全体的に以下の特許請求の範囲によって決定されるものであり、特許請求の範囲は、確立された特許請求の範囲の解釈の見解を用いて解釈されるものである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図6