(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本願に係る情報表示プログラム、情報表示装置及び情報表示方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報表示プログラム、情報表示装置及び情報表示方法が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の情報表示プログラム等により実現される情報表示処理を説明する。
図1は、実施形態に係る情報表示の一例を示す図である。
図1に示す例において、情報表示処理システム1は、コンテンツ配信サーバ10、外部装置20及び端末装置100を有する。コンテンツ配信サーバ10と、外部装置20と、端末装置100とは、図示しない所定の通信網を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、
図1に示す情報表示処理システム1は、複数台のコンテンツ配信サーバ10や、複数台の外部装置20や、複数台の端末装置100が含まれてもよい。
【0011】
図1に示すコンテンツ配信サーバ10は、献立に関する複数の献立コンテンツにより構成されるコンテンツ(例えば、アプリケーション(以下、アプリと記載する場合がある)に表示されるアプリ向けのコンテンツや、ユーザが利用する端末装置に実装されるブラウザ等に実装されるウェブページ)を配信するサーバ装置である。例えば、コンテンツ配信サーバ10は、献立に関する情報として、献立の調理時間や、献立の料理に用いる複数の食材に関する情報である食材情報、レシピ、栄養に関する情報等をコンテンツ記憶部12に格納する。また、コンテンツ配信サーバ10は、食材情報に対応する食材の産地、価格といった各種の情報を外部装置20から取得する。
【0012】
なお、本実施形態において、献立とは、主菜、主食、副菜、汁物等の料理のうち、複数の料理を組み合わせたものを示す。また、コンテンツ配信サーバ10が配信するコンテンツは、献立に含まれる各料理の調理過程を撮像した画像や動画であってもよい。
【0013】
また、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100に配信したコンテンツや、その他の各種コンテンツにおけるユーザの操作や閲覧等の行動情報、行動情報に基づく属性情報(例えば、年齢、性別、地域等のデモフラフィック属性や、コンテンツ等の利用履歴に基づいて推定されるサイコグラフィック属性など)を端末装置100から取得する。例えば、コンテンツ配信サーバ10は、ユーザの行動情報として、電子商取引サービスにおける購入履歴や、検索サービスにおけるクエリの入力履歴、ウェブページの閲覧履歴、アプリの利用履歴を取得してもよい。なお、コンテンツ配信サーバ10は、これらのユーザの行動情報や属性情報を、任意の外部サーバから取得してもよい。
【0014】
図1に示す外部装置20は、食材に関する各種情報を管理するサーバ装置である。例えば、外部装置20は、各種の食材に対応する商品の卸売、小売等を行う事業者により管理され、食材の産地、価格等を商品情報記憶部22に格納する。
【0015】
図1に示す端末装置100は、ユーザによって利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。
図1に示す例では、端末装置100がユーザによって利用されるスマートフォンである場合を示す。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の出力部(以下、画面と記載する場合がある)を有し、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、端末装置100のユーザは、指や専用ペンで出力部の表示面をタッチすることにより各種操作を行う。なお、端末装置100は、スマートデバイスのみならず、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってもよい。
【0016】
以下、
図1を用いて、端末装置100が行う情報表示処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100がユーザU1によって利用されるスマートフォンである例を示す。また、以下の説明では、コンテンツ配信サーバ10が配信する献立に対応する食材の購入操作を、端末装置100がユーザU1から受け付ける例を示す。
【0017】
まず、コンテンツ配信サーバ10は、外部装置20から食材に関する情報を取得する(ステップS11)。例えば、
図1の例において、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツ記憶部12に格納されている食材情報に対応する食材の産地、価格といった情報を外部装置20から取得する。
【0018】
続いて、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100に配信する献立を抽出する(ステップS12)。例えば、
図1の例において、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100から取得した各種コンテンツにおけるユーザU1の行動情報及び属性情報に基づいて、端末装置100に配信する献立をコンテンツ記憶部12から抽出する。
【0019】
続いて、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100にコンテンツを配信する(ステップS13)。例えば、
図1の例において、コンテンツ配信サーバ10は、ステップS11において取得した食材に関する情報と、ステップS12において抽出した献立とを含むコンテンツを端末装置100に配信する。
【0020】
続いて、端末装置100は、ユーザU1から献立の選択を受け付ける(ステップS14)。例えば、
図1の例において、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ10から配信された献立を選択するための領域AR1を含む画面W1を表示する。そして、端末装置100は、領域AR1のうち各献立に対応する領域にユーザU1のタッチ操作等が行われることにより、領域に対応する献立の選択を受け付ける。
【0021】
続いて、端末装置100は、ユーザU1に選択された献立の情報を表示する(ステップS15)。ここで、本実施形態のステップS14において、端末装置100が献立Aの選択を受け付けたものとする。この場合、端末装置100は、献立Aの情報を含む画面W2を表示する。
図1に示すように、画面W2は、献立Aの調理時間及び食材情報を表示する領域と、作り方(レシピ)に関する情報や、栄養に関する情報の表示操作を受け付けるための領域とを含む領域AR2、並びに、画面W2から画面W3(食材の購入画面)への遷移操作を受け付けるための領域AR3を含む。
【0022】
続いて、端末装置100は、献立Aの食材情報に対応する食材ごとに、ユーザU1から購入操作を受け付ける(ステップS16)。例えば、
図1の例において、端末装置100は、画面W2においてユーザU1により領域AR3のタッチ操作等が行われることにより、献立Aの食材情報及び食材情報に対応する食材の産地、価格等を表示する画面W3へ画面を遷移させる。
図1に示すように、画面W3は、献立Aの購入数(例えば、1人前、2人前など)を選択するための領域AR4、各食材の購入の有無を選択するための領域AR5、各食材の購入数を選択するための領域AR6、並びに、献立Aに対応する食材の購入内容(各食材の購入の有無、購入数等)の確定操作を行うための領域AR7を含む。
【0023】
ここで、本実施形態において、端末装置100に対し、食材の購入内容の確定操作、並びに、食材の配送に関する配送情報(例えば、配送日時など)の入力がユーザU1により行われたものとする。この場合、端末装置100は、食材の購入に関する購入情報(例えば、献立を識別するための献立識別情報、食材を識別するための食材識別情報、購入内容など)及び配送情報をコンテンツ配信サーバ10に送信する(ステップS17)。
【0024】
続いて、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100から受け付けた購入情報及び配送情報を外部装置20に送信する(ステップS18)。続いて、配送業者T1は、外部装置20に送信された購入情報及び配送情報に基づいて、ユーザU1に食材を配送する(ステップS19)。
【0025】
なお、上述の実施形態において、コンテンツ配信サーバ10がユーザU1に提供される献立を抽出する例を示したが、端末装置100が献立の抽出を行ってもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100を介してユーザU1に提供された各種コンテンツにおけるユーザU1の行動情報及び属性情報を収集する。そして、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ10から配信されたコンテンツからユーザU1の行動情報及び属性情報に基づいて献立を抽出し、画面W1に表示する。
【0026】
以上のように、実施形態に係る端末装置100は、献立コンテンツに対応する献立に用いる食材ごとに購入操作を受け付ける。これにより、ユーザが献立に用いる食材のうち、所持している食材を購入せず、ユーザが所持していない食材又は不足している食材を購入することができるため、実施形態に係る端末装置100は、ユーザに献立に用いる食材を過不足なく提供する。すなわち、実施形態に係る端末装置100は、コンテンツに対応する食材をユーザに提供できる。
【0027】
〔2.情報表示処理システムの構成〕
次に、上述した情報表示処理を実現するための情報表示処理システム1について
図2を用いて説明する。
図2は、実施形態に係る情報表示処理システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報表示処理システム1は、コンテンツ配信サーバ10と、外部装置20と、端末装置100を含む。コンテンツ配信サーバ10、外部装置20及び端末装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。なお、ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。また、
図2に示す情報表示処理システム1には、複数台のコンテンツ配信サーバ10や、複数台の外部装置20、複数台の端末装置100が含まれてもよい。
【0028】
コンテンツ配信サーバ10は、献立に関する複数の献立コンテンツにより構成されるコンテンツ(例えば、アプリに表示されるアプリ向けのコンテンツや、ユーザが利用する端末装置に実装されるブラウザ等に実装されるウェブページ)を配信するサーバ装置である。なお、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツに関するアプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。また、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、コンテンツ配信サーバ10から配信されるコンテンツに関するアプリそのものを制御情報とみなしてもよい。コンテンツ配信サーバ10の構成は後述する。
【0029】
外部装置20は、食材に関する各種情報を管理するサーバ装置である。例えば、外部装置20は、各種の食材に対応する商品の卸売、小売等を行う事業者により管理される。外部装置20の構成は後述する。
【0030】
端末装置100は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置100は、ユーザの操作に応じて、コンテンツ配信サーバ10から配信されるコンテンツの表示処理を行う。また、端末装置100は、上述の情報表示処理を実現する制御情報をコンテンツ配信サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報表示処理を実現する。端末装置100の構成は後述する。
【0031】
〔3.コンテンツ配信サーバの構成〕
次に、
図3を用いて、コンテンツ配信サーバ10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。
図3に示すように、コンテンツ配信サーバ10は、通信部11と、コンテンツ記憶部12と、制御部13とを有する。
【0032】
(通信部11について)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、外部装置20、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0033】
(コンテンツ記憶部12について)
コンテンツ記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。コンテンツ記憶部12は、献立に関する複数の献立コンテンツにより構成されるコンテンツの情報を記憶する。例えば、コンテンツ記憶部12は、献立に関するHTMLファイル、画像、動画等の各種情報を記憶する。
【0034】
ここで、
図4を用いてコンテンツ記憶部12が記憶する献立に関する情報の一例を説明する。
図4は、実施形態に係るコンテンツ記憶部の一例を示す図である。
図4の例では、コンテンツ記憶部12は、「献立ID」、「献立」、「レシピ」、「調理時間」、「栄養」、「食材情報」といった項目を有する。
【0035】
「献立ID」は、献立を識別するための識別情報を示す。「献立」は、献立の名称を示す。「レシピ」は、献立に含まれる各料理のレシピに関する情報を示す。
図4では、「レシピ」に「レシピR1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、レシピの内容を示すテキスト情報や、画像情報、映像情報、または、その格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0036】
「調理時間」は、献立の調理時間を示す。「栄養」は、献立の栄養に関する情報を示す。「食材情報」は、献立の料理に用いる複数の食材に関する情報を示すものであり、「食材ID」、「食材」、「特売フラグ」といった項目が含まれる。「食材ID」は、食材を識別するための識別情報を示す。「食材」は、食材の名称を示す。「特売フラグ」は、食材が通常の価格より値引きされているか否かを示すフラグ情報である。
図4に示す例では、特売フラグに「1」が格納されている場合、特売フラグと関連付けてコンテンツ記憶部12に格納されている食材が値引きされていることを示す。また、特売フラグに「0」が格納されている場合、特売フラグと関連付けてコンテンツ記憶部12に格納されている食材が値引きされていないことを示す。
【0037】
すなわち、
図4では、献立ID「M1」によって識別される「献立A」のレシピが「レシピR1」、調理時間が「30分」、栄養が「栄養情報N1」であり、食材ID「F1」によって識別される食材「エリンギ」が値引きされている例を示す。
【0038】
なお、コンテンツ記憶部12は、後述する取得部14が外部装置20から取得した食材に関する情報に基づいて、「特売フラグ」の項目にフラグ情報を格納してもよい。例えば、コンテンツ記憶部12は、外部装置20から取得した食材に関する情報に、食材が通常の価格より値引きされている旨の情報が付与されてか否かに基づいて、「特売フラグ」の項目にフラグ情報を格納する。また、コンテンツ記憶部12は、外部装置20から取得した食材の価格と、外部装置20から過去に取得した当該食材の価格との比較に基づいて、「特売フラグ」の項目にフラグ情報を格納する。
【0039】
また、コンテンツ記憶部12は、外部装置20から取得した、所定の期間未来(例えば、食材に関する情報を取得した時点から1日後、1週間後など)の食材の値引きに関する情報を当該食材に対応する献立と関連付けて格納してもよい。
【0040】
また、コンテンツ記憶部12は、献立の配信対象ユーザの条件(例えば、ユーザの行動情報や属性情報に基づく条件)を献立と関連付けて格納してもよい。また、コンテンツ記憶部12は、後述する配信部15が端末装置100に配信したコンテンツにおいて、献立を選択、閲覧、食材の購入等の操作を行ったユーザの行動情報及び属性情報を、当該献立と関連付けて格納してもよい。
【0041】
また、コンテンツ記憶部12は、食材や、献立ごとに送料や価格の割引に関する情報を格納してもよい。例えば、コンテンツ記憶部12は、送料又は価格の割引が発生する食材及び献立の購入数の閾値を格納してもよい。
【0042】
(制御部13について)
制御部13は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、コンテンツ配信サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部13は、
図3に示すように、取得部14と、配信部15と、発注部16とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0043】
(取得部14について)
取得部14は、外部装置20から食材に関する情報を取得する。例えば、
図1の例において、取得部14は、コンテンツ記憶部12に格納されている食材情報に対応する食材の産地、価格といった情報を外部装置20から取得する。
【0044】
なお、取得部14は、食材に関する情報として、食材の値引きに関する情報を外部装置20から取得してもよい。また、取得部14は、所定の期間(例えば、1時間、1日)ごとに外部装置20から食材に関する情報を取得してもよい。また、取得部14は、端末装置100から受け付けたコンテンツの配信要求に応じて、外部装置20から食材に関する情報を取得してもよい。
【0045】
(配信部15について)
配信部15は、コンテンツ記憶部12に格納された情報と、取得部14が外部装置20から取得した食材に関する情報とに基づくコンテンツを端末装置100に配信する。例えば、
図1の例において、配信部15は、端末装置100から取得した各種コンテンツにおけるユーザU1の行動情報及び属性情報に基づいて、コンテンツ記憶部12から献立を抽出する。そして、配信部15は、取得部14が外部装置20から取得した食材に関する情報と、抽出した献立とを含むコンテンツを端末装置100に配信する。
【0046】
なお、配信部15は、コンテンツの表示処理を端末装置100に実行させるための制御情報又はアプリケーションを端末装置100に配信してもよい。
【0047】
(発注部16について)
発注部16は、食材の購入に関する購入情報と、食材の配送に関する配送情報とを端末装置100から受け付ける。そして、発注部16は、端末装置100から受け付けた購入情報及び配送情報を外部装置20に送信する。例えば、
図1の例において、発注部16は、購入情報として、各食材の購入の有無や、購入数、食材識別情報等の情報を受け付け、配送情報として、食材の配送日時などの情報を受け付ける。
【0048】
なお、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100を利用するユーザに関する情報として、発注部16が受け付けた購入情報及び配送情報の履歴を保持してもよい。そして、コンテンツ配信サーバ10は、購入情報及び配送情報の履歴を用いて抽出した献立を含むコンテンツを、端末装置100に配信してもよい。また、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツと共に購入情報及び配送情報の履歴を端末装置100に配信してもよい。
【0049】
〔4.外部装置の構成〕
次に、
図5を用いて、外部装置20の構成について説明する。
図5は、実施形態に係る外部装置の構成例を示す図である。
図5に示すように、外部装置20は、通信部21と、商品情報記憶部22と、制御部23とを有する。
【0050】
(通信部21について)
通信部21は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、コンテンツ配信サーバ10、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0051】
(商品情報記憶部22について)
商品情報記憶部22は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。商品情報記憶部22は、商品(食材)に関する各種情報を記憶する。
【0052】
ここで、
図6を用いて商品情報記憶部22が記憶する食材に関する情報の一例を説明する。
図6は、実施形態に係る商品情報記憶部の一例を示す図である。
図6の例では、商品情報記憶部22は、「食材ID」、「食材」、「産地」、「価格」といった項目を有する。
【0053】
「食材ID」は、食材を識別するための識別情報を示す。「食材」は、食材の名称を示す。「産地」は、食材の産地を示す。「価格」は、食材の価格を示す。
【0054】
すなわち、
図6では、食材ID「F1」によって識別され、産地が「北海道」である食材「エリンギ」の価格が「98(円)」である例を示す。
【0055】
(制御部23について)
制御部23は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、外部装置20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部23は、
図5に示すように、送信部24と、受付部25とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0056】
(送信部24について)
送信部24は、コンテンツ配信サーバ10からの送信要求に応じて、商品情報記憶部22に格納された食材に関する情報を送信する。例えば、
図1の例において、送信部24は、コンテンツ記憶部12に格納されている食材情報に対応する食材の産地、価格といった情報をコンテンツ配信サーバ10に送信する。
【0057】
(受付部25について)
受付部25は、食材の購入に関する購入情報及び食材の配送に関する配送情報をコンテンツ配信サーバ10から受け付ける。そして、受付部25は、ユーザに食材の配送を行うサービス提供者(
図1の例における配送業者T1)に、受け付けた購入情報及び配送情報を通知する。
【0058】
〔5.端末装置の構成〕
次に、
図7を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。
図7は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図7に示すように、端末装置100は、通信部110と、記憶部120と、入力部130と、出力部140と、制御部150とを有する。
【0059】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、コンテンツ配信サーバ10、外部装置20等との間で情報の送受信を行う。
【0060】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0061】
(入力部130及び出力部140について)
入力部130は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部130は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部140は、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、出力部140は、端末装置100の表示画面に相当する。例えば、出力部140は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合、入力部130及び出力部140は一体化される。
【0062】
(制御部150について)
制御部150は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。なお、制御部150は、上述した情報表示処理を実現する制御情報又はアプリケーションをコンテンツ配信サーバ10から配信された場合、かかる制御情報又はアプリケーションに従って動作し、情報表示処理を実現する。
【0063】
また、制御部150は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部150は、
図7に示すように、抽出部151と、表示部152と、受付部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0064】
(抽出部151について)
抽出部151は、コンテンツ記憶部12に格納された情報と、商品情報記憶部22に格納された食材に関する情報とに基づくコンテンツから、端末装置100を利用するユーザに提供される献立に関するコンテンツを抽出する。例えば、抽出部151は、ユーザの属性情報に基づいて当該ユーザに提供されるコンテンツを抽出する。例えば、抽出部151は、ユーザの性別に応じた献立(例えば、性別が「女性」である場合に低カロリーの献立やイタリアン系の献立、性別が「男性」である場合に高カロリーの献立や中華系の献立)を抽出する。また、例えば、抽出部151は、ユーザの年齢に応じた献立(例えば、年齢が高齢(例えば、50歳以上)である場合に塩分控えめの献立)を抽出する。また、例えば、抽出部151は、ユーザの居住地域に応じた献立(例えば、居住地域が「関東」である場合に濃口しょうゆや鰹出汁を用いた献立、居住地域が「関西」である場合に淡口しょうゆや昆布出汁を用いた献立)を抽出する。
【0065】
また、抽出部151は、ユーザの行動情報に基づいて当該ユーザに提供されるコンテンツを抽出してもよい。例えば、抽出部151は、電子書取引サービスにおいてユーザが購入した食材や、ポータルサイト等におけるユーザのクエリの入力履歴、各種コンテンツの利用履歴(例えば、料理のレシピを提供するコンテンツにおけるユーザの閲覧履歴)に基づいて、献立を抽出する。
【0066】
また、抽出部151は、ユーザの購入操作の履歴に基づいて当該ユーザに提供されるコンテンツを抽出してもよい。例えば、抽出部151は、ユーザが食材の購入を行ってから所定の期間(例えば、購入した食材の賞味期限)以内に当該食材が食材情報に含まれる献立を抽出する。また、例えば、抽出部151は、食材の購入操作の履歴から推定される、各食材に対するユーザの趣味嗜好に基づいて、当該ユーザに提供される献立を抽出する。また、例えば、抽出部151は、ユーザが購入操作を行った献立の栄養情報に基づいて、当該ユーザに提供される献立を抽出(例えば、ユーザに不足している栄養を栄養情報に含む献立を抽出)する。
【0067】
また、抽出部151は、ユーザが購入操作を行わなかった食材に対応するコンテンツを抽出してもよい。例えば、抽出部151は、ユーザが購入操作を行わなかった食材(言い換えると、ユーザが所持していると推定される食材)を食材情報に含む献立を抽出する。
【0068】
また、抽出部151は、食材に関する情報に基づいてユーザに提供されるコンテンツを抽出してもよい。例えば、抽出部151は、食材の送料又は価格に基づいてユーザに提供されるコンテンツを抽出する。具体的には、抽出部151は、購入操作を行った場合に送料が安くなる食材や、食材の組み合わせ等を食材情報に含む献立を抽出する。また、
図1の例において、抽出部151は、献立Aに対応する食材の購入内容の確定操作に応じて、追加で購入した場合送料が安くなる献立及び食材を抽出してもよい。
【0069】
また、抽出部151は、通常の価格より値引きされている食材を食材情報に含む献立を抽出する。例えば、抽出部151は、コンテンツ記憶部12において特売フラグの項目に「1」が格納されている食材に対応する献立を抽出する。また、抽出部151は、献立を抽出する時点から所定の期間未来における食材の値引きに関する情報に基づいて、献立を抽出する。
【0070】
なお、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ10が配信するコンテンツにおけるユーザの利用履歴(例えば、購入情報、配送情報)を保持してもよい。そして、抽出部151は、購入情報や配送情報にもとづいて献立を抽出してもよい。
【0071】
また、抽出部151は、コンテンツ配信サーバ10に献立を抽出するための情報(例えば、端末装置100が収集したユーザの行動情報や属性情報)を送信してもよい。そして、送信された情報に基づいてコンテンツ配信サーバ10が抽出した献立を受け付けることにより、抽出部151は、献立の抽出処理を行ってもよい。
【0072】
また、抽出部151は、コンテンツ配信サーバ10に保持されているコンテンツを一括で取得してもよい。そして、抽出部151は、抽出するための情報に基づいて、取得したコンテンツからユーザに提供される献立に関するコンテンツを抽出してもよい。
【0073】
(表示部152について)
表示部152は、ユーザに選択されたコンテンツに対応する情報であって、複数の食材に関する情報である食材情報を表示する。例えば、表示部152は、ユーザが選択した献立に対応する食材情報を表示する。例えば、
図1の例において、表示部152は、画面W1の領域AR1のうち、ユーザU1のタッチ操作等が行われた領域に対応する献立の食材情報を表示する。
【0074】
また、表示部152は、ユーザの操作に応じて食材情報を更新して表示する。例えば、
図1の例において、表示部152は、画面W3の領域AR4−AR6へのユーザの操作に応じて、食材情報を更新する。具体的には、
図1の例において、表示部152は、領域AR4に表示した献立Aの購入数が変更された場合、変更後の購入数に応じて領域AR6に表示した各食材の購入数を更新する。また、
図1の例において、表示部152は、領域AR5に食材を購入しない旨の操作(例えば、チェックボックスのチェックを外す操作)が行われた場合、領域AR6に表示した当該食材の購入数を「0」に更新、又は、当該食材を非表示とする。また、
図1の例において、表示部152は、ユーザの領域AR6への操作に応じて領域AR6に表示した食材の購入数を更新する。
【0075】
なお、表示部152は、領域AR6に表示する食材の購入数を「1」、「2」といった数値だけでなく、「多め」、「少な目」といった感覚的な購入数に更新可能としてもよい。また、表示部152は、画面W3に表示した食材の産地の変更操作(例えば、「外国産」から「国産」への変更)に応じて、食材情報を更新してもよい。
【0076】
また、表示部152は、抽出部151によって抽出されたコンテンツのうち、ユーザに選択されたコンテンツに対応する食材情報を表示する。例えば、
図1の例において、表示部152は、ユーザU1の属性情報や、行動情報、あるいは、食材に関する情報に基づいて抽出部151が抽出し、画面W1に表示された献立のうち、ユーザU1に選択された献立に対応する食材情報を表示する。
【0077】
なお、表示部152は、抽出部151によって抽出された食材を表示してもよい。また、
図1の例において、表示部152は、画面W3や、画面W3において購入内容の確定操作が行われた後に表示する画面等において、抽出部151によって抽出された献立及び食材を表示してもよい。また、表示部152は、抽出部151によって抽出された献立又は食材を、当該献立又は食材を購入した場合における送料や価格の割引に関する情報と共に表示してもよい。
【0078】
また、表示部152は、複数の料理によって構成される献立に対応する食材情報を表示してもよい。例えば、表示部152は、主菜、主食、副菜、汁物等の複数の料理よって構成される献立に対応する食材情報を表示する。
【0079】
また、表示部152は、ユーザに選択された複数の献立に対応する食材情報を表示する。例えば、表示部152は、
図1の画面W1において、複数の献立の選択を受け付け、各献立に対応する食材情報を表示する。
【0080】
(受付部153について)
受付部153は、表示部152によって表示された食材情報に対応する複数の食材の購入を示す購入操作を食材ごとに受け付ける。例えば、
図1の画面W3において、受付部153は、献立Aの食材情報に対応する食材ごとに、ユーザU1から購入操作を受け付けるまた、受付部153は、食材の配送に関する配送情報を受け付ける。そして、受付部153は、受け付けた購入操作に関する情報を含む購入情報と、配送情報とをコンテンツ配信サーバ10に送信する。なお、受付部153は、表示部152がユーザに選択された複数の献立に対応する食材情報を表示する場合、献立ごとにユーザが入力した配送日時を含む配送情報を受け付けてもよい。
【0081】
〔6.情報表示処理のフロー〕
ここで、
図8を用いて、実施形態に係る情報表示処理システム1の情報処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る情報表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0082】
図8に示すように、端末装置100は、コンテンツ記憶部12に格納された情報と、商品情報記憶部22に格納された食材に関する情報とに基づくコンテンツからユーザに提供される献立を抽出する(ステップS101)。例えば、端末装置100は、ユーザの属性情報や、行動情報、あるいは、食材に関する情報に基づいて献立を抽出する。続いて、端末装置100は、ユーザが選択した献立に対応する食材情報を表示する(ステップS102)。
【0083】
続いて、端末装置100は、食材情報に対応する複数の食材の購入を示す購入操作を食材ごとに受け付ける(ステップS103)。続いて、端末装置100は、食材の購入に関する購入情報及び配送情報を送信する(ステップS104)。例えば、
図1の例において、端末装置100は、購入情報及び配送情報をコンテンツ配信サーバ10に送信する。
【0084】
〔7.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0085】
〔7−1.献立の抽出について〕
上述の抽出部151による処理は、コンテンツ配信サーバ10によって行われてもよい。例えば、コンテンツ配信サーバ10は、端末装置100や、任意の外部サーバから取得たユーザの行動情報や属性情報、コンテンツ記憶部12に格納した食材に関する情報に基づいて献立を抽出し、抽出した献立を含むコンテンツを端末装置100に配信してもよい。
【0086】
〔7−2.定期購入について〕
受付部153は、食材の定期購入を受け付けてもよい。例えば、受付部153は、食材の購入操作と共に定期購入(対象の食材の一定期間(例えば、3日、1週間)ごとの自動購入及び配送)を受け付けてもよい。また、受付部153は、献立の定期購入を受け付けてもよい。例えば、受付部153は、一定期間ごとに複数の献立に対応する食材の購入操作、並びに、各献立に対応する食材の配送日時を一度に受け付ける。
【0087】
〔7−3.外部装置20について〕
外部装置20は、ユーザに食材の配送を行う配送者(
図1の例における配送業者T1)が利用する端末装置(以下、「配送者端末」と記載する)との間で情報の送受信を行ってもよい。そして、外部装置20は、配送者端末の位置情報に基づいて、食材の配送日時や、地図上での位置に関する情報を端末装置100に送信してもよい。
【0088】
また、外部装置20は、同一の食材の中から実際にユーザに配送される食材の選別(例えば、食材の鮮度や、個体差等の選別)を行う選別者が利用する端末装置(以下、「選別者端末」と記載する)等との間で情報の送受信を行ってもよい。そして、外部装置20は、選別者が選別した食材の画像や、選抜者に関する情報を端末装置100に送信してもよい。また、外部装置20は、食材の配送後、選別者の評価に関する情報を端末装置100から受け付けてもよい。
【0089】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る端末装置100は、抽出部151と、表示部152と、受付部153とを有する。抽出部151は、ユーザの属性情報に基づいて当該ユーザに提供されるコンテンツを抽出する。表示部152は、ユーザに選択されたコンテンツに対応する情報であって、複数の食材に関する情報である食材情報を表示する。受付部153は、表示部152によって表示された食材情報に対応する複数の食材の購入を示す購入操作を食材ごとに受け付ける。
【0090】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、食材ごとに購入操作ができるため、ユーザが過不足なく食材の購入を行うことができる。
【0091】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、ユーザの操作に応じて食材情報を更新して表示する。
【0092】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、ユーザによる食材の購入数等の変更が可能となるため、ユーザビリティを向上させることができる。
【0093】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、抽出部151は、ユーザの行動情報に基づいて当該ユーザに提供されるコンテンツを抽出する。
【0094】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、ユーザの行動情報に基づいてコンテンツを抽出することにより、訴求効果の高いコンテンツを提供することができる。
【0095】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、抽出部151は、ユーザの購入操作の履歴に基づいて当該ユーザに提供されるコンテンツを抽出する。
【0096】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、ユーザが所持している(言い換えると、食材の余りがある)と想定される食材に対応するコンテンツを抽出することにより、コンテンツに対応する食材の購入を促進することができる。
【0097】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、抽出部151は、ユーザが購入操作を行わなかった食材に対応するコンテンツを抽出する。
【0098】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、購入しなかった(ユーザが所持している)食材に対応するコンテンツを抽出することにより、コンテンツに対応する食材の購入を促進することができる。
【0099】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、抽出部151は、食材に関する情報に基づいてユーザに提供されるコンテンツを抽出する。
【0100】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、食材に関するユーザにとって有益な情報に基づいてコンテンツを抽出することにより、コンテンツに対応する食材の購入を促進することができる。
【0101】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、抽出部151は、食材の送料又は価格に基づいてユーザに提供されるコンテンツを抽出する。
【0102】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、食材の送料又は価格に関するユーザにとって有益な情報に基づいてコンテンツを抽出することにより、コンテンツに対応する食材の購入を促進することができる。
【0103】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、ユーザが選択した献立に対応する食材情報を表示する。
【0104】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、献立に対応する食材情報を表示し、食材を購入可能とすることにより、献立を考えるというユーザの負担を軽減できる。
【0105】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、複数の料理によって構成される献立に対応する食材情報を表示する。
【0106】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、献立に含まれる各料理に対応する食材情報を表示し、食材を購入可能とすることにより、献立を考えるというユーザの負担を軽減できる。
【0107】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、ユーザに選択された複数の献立に対応する食材情報を表示する。
【0108】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、一度に複数の献立に対応する食材の購入を受け付けることができるため、ユーザの食材購入の負担を軽減できる。
【0109】
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る端末装置は、例えば
図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、端末装置100を例に挙げて説明する。
図9は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0110】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0111】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0112】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0113】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0114】
例えば、コンピュータ1000が端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0115】
〔10.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0116】
また、上述した端末装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0117】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。