(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の方法であって、前記デジタルアセットは、前記サーバ機器から前もって受信された、前記ソフトウェアアプリケーションのための前記ウェブビューを規定するウェブコードを含む、方法。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の様々な実施形態について、以下、詳細に議論する。特定の実装について議論するが、これは説明の目的のためだけになされているものであることを理解すべきである。当業者であれば、本開示の精神及び範囲から離れることなく、他の要素および構成を使用しうることを認識するだろう。
【0008】
開示される技術は、ホストするモバイル機器がオフラインの場合であっても、使用することができるハイブリッドモバイルアプリケーションを自己更新するための技術におけるニーズを取り扱う。
【0009】
開示する技術の様々な実施形態の実装に関して、例示のシステム構成100を
図1に示す。ここで、電子機器は、コンテンツ及び他のデータを交換するために、ネットワークを介して通信する。システムは、
図1に図解されるもののように、ワイドエリアネットワーク上で使用するために構成されうる。しかしながら、本原理は、電子機器の相互通信を促進する多種多様なネットワーク構成に対して適用可能である。例えば、ネットワークにおいて、局所型又は分散型で
図1のシステム100の要素のそれぞれが実装されうる。
【0010】
システム100において、ユーザは、直接および/または間接通信によってネットワーク104に接続されたクライアント機器102
1、102
2、…、102
n(集合的に「102」)を通じて、コンテンツ管理システム106(例えばオンライン同期されたコンテンツ管理システム)と相互動作することができる。コンテンツ管理システム106は、デスクトップコンピュータ;モバイルコンピュータ;モバイル通信機器、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット;スマートテレビ;セットトップボックス;および/または、ネットワークを利用可能な他の任意のコンピューティング機器などの、様々な異なるクライアント機器からの接続をサポートすることができる。クライアント機器102は様々なタイプ、能力、オペレーティングシステム等のものでありうる。さらに、コンテンツ管理システム106は、多数のクライアント機器102からの接続の受付とそれらとの相互動作とを並行して行うことができる。
【0011】
ユーザは、クライアント機器102
iにインストールされたクライアント側アプリケーションを介して、コンテンツ管理システム106と対話することができる。いくつかの実施形態では、クライアント側アプリケーションは、コンテンツ管理システム固有の要素を含みうる。例えば、その要素は、スタンドアローン・アプリケーション、1つ以上のアプリケーション・プラグイン、ブラウザ拡張機能でありうる。その一方で、ユーザは、クライアント機器102
i内に存在してコンテンツ管理システム106と通信するように構成される、ウェブブラウザなどの、第三者アプリケーションを介して、コンテンツ管理システム106と対話してもよい。いずれのケースにおいても、クライアント側アプリケーションは、コンテンツ管理システム106と対話するための、ユーザのためのユーザインタフェース(UI)を提示することができる。例えば、ユーザは、ファイルシステムと一体化したクライアント側アプリケーションを介して、又はウェブブラウザ・アプリケーションを用いて表示されるウェブページを介して、コンテンツ管理システム106と対話することができる。
【0012】
コンテンツ管理システム106は、ユーザが、コンテンツアイテムを格納すること、そして、コンテンツアイテムを検索し、変更し、ブラウズし、および/又は、共有するなど、様々なコンテンツ管理タスクを実行することを可能とすることができる。さらに、コンテンツ管理システム106は、ユーザが複数のクライアント機器102からコンテンツにアクセスすることを可能とすることができる。例えば、クライアント機器102
iは、ネットワーク104を介して、コンテンツ管理システム106にコンテンツをアップロードすることができる。その後、同じクライアント機器102
i又はある他のクライアント機器102
jが、コンテンツ管理システム106から、そのコンテンツを取得することができる。
【0013】
様々なコンテンツ管理サービスを促進するために、ユーザは、コンテンツ管理システム106を用いてアカウントを生成することができる。ユーザアカウントデータベース150は、アカウント情報を維持しうる。ユーザアカウントデータベース150は、登録されたユーザのためのプロファイル情報を記憶することができる。いくつかのケースにおいて、ユーザプロファイル内の個人情報は、ユーザ名および/又は電子メールアドレスのみでありうる。しかしながら、コンテンツ管理システム106は、誕生日、住所、課金情報等の追加のユーザ情報を受け付けるように構成されてもよい。
【0014】
ユーザアカウントデータベース150は、アカウントタイプ(例えば無料又は有料)、使用情報、(例えばファイル編集履歴)、権限を授けられた最大ストレージスペース、使用されているストレージスペース、コンテンツストレージ位置、セキュリティ設定、個人コンフィグ設定、コンテンツ共有データ等のような、アカウント管理情報を含むことができる。アカウント管理モジュール124は、ユーザアカウントデータベース150において、ユーザアカウントの詳細を更新および/又は取得するように構成されうる。アカウント管理モジュール124は、コンテンツ管理システム106における任意の数の他のモジュールと相互動作するように構成されうる。
【0015】
アカウントは、そのアカウントにおいて認可された1つ以上のクライアント機器102から、デジタルデータ、文書、テキストファイル、音声ファイル、映像ファイル等のような、コンテンツアイテムを記憶するのに使用されうる。コンテンツアイテムは、フォルダ、プレイリスト、アルバム等のような、様々な動作と共にコンテンツアイテムをグルーピングするためのコレクションを含んでもよい。例えば、アカウントは、任意のユーザにアクセス可能な公開フォルダを含むことができる。公開フォルダには、ウェブアクセス可能なアドレスが割り当てられうる。そのウェブアクセス可能なアドレスへのリンクが、公開フォルダのコンテンツにアクセスするのに使用されうる。別の例において、アカウントは、写真を対象とすると共に写真に適合した固有の属性及び動作を与える写真コレクション;音声ファイルを再生すると共に他の音声関連動作を実行するための能力を提供する音声コレクション;他の特定の用途のコレクションを含むことができる。アカウントは、複数のユーザアカウントとリンクされると共にその複数のユーザアカウントに利用可能な共有されるコレクションまたはグループコレクションを含むこともできる。複数のユーザに対する許可が、ある共有されるコレクションに対して異なりうる。
【0016】
コンテンツアイテムは、コンテンツストレージ160に記憶されうる。コンテンツストレージ160は、単数のストレージ機器、複数のストレージ機器、又はサーバでありうる。代わりに、コンテンツストレージ160は、1つ以上の通信ネットワークを介してアクセス可能なクラウドストレージプロバイダまたはネットワークストレージでありうる。コンテンツ管理システム106は、コンテンツアイテムがコンテンツ管理システム106によって何処に又はどのようにして記憶されているかをクライアント機器102が正確に知る必要がないように、クライアント機器102から複雑性及び詳細を隠すことができる。いくつかの実施形態において、コンテンツ管理システム106は、クライアント機器102
i上に現れるのと同一のコレクション階層において、コンテンツアイテムを記憶することができる。その一方で、コンテンツ管理システム106は、その独自の順序、構成、又は階層において、コンテンツアイテムを記憶することができる。コンテンツ管理システム106は、ネットワーク接続可能ストレージ(NAS)機器において、リダンダントアレイ・オブ・インディペンデントディスク(RAID)等において、コンテンツアイテムを記憶することができる。コンテンツストレージ160は、FAT、FAT32、NTFS、EXT2、EXT3、EXT4、HFS/HFS+、BTRFSなどのような1つ以上のパーティションタイプを用いてコンテンツアイテムを記憶することができる。
【0017】
コンテンツストレージ160は、コンテンツアイテム、コンテンツアイテムタイプ、及びコンテンツアイテムの様々なアカウント、コレクションまたはグループに対する関係を記述するメタデータを記憶することもできる。コンテンツアイテムのためのメタデータは、コンテンツアイテムの一部として記憶されてもよいし、別個に記憶されてもよい。1つのバリエーションにおいて、コンテンツストレージ160に記憶されている各コンテンツアイテムには、システム全体においてユニークな識別子が割り当てられうる。
【0018】
コンテンツストレージ160は、複製のコンテンツアイテムまたはコンテンツアイテムの複製のセグメントを特定することにより要求されるストレージスペースの量を削減することができる。コンテンツストレージ160は、複数のコピーを記憶するのに代えて、単一のコピーを記憶し、その単一のコピーに複製をリンクさせるポインタ又は他の機構を使用することができる。同様に、コンテンツストレージ160は、コンテンツアイテム、(異なるバージョンツリーを含んだ)様々なバージョンのコンテンツアイテム、及び変更履歴に対する変更を追跡するコンテンツアイテムバージョン制御を用いることにより、コンテンツアイテムをより効率的に記憶し、及び、動作を取り消すことができる能力を提供することができる。変更履歴は、オリジナルのコンテンツアイテムバージョンに適用されるときに、変更されたコンテンツアイテムのバージョンを生成することができる変更の集合を含むことができる。
【0019】
コンテンツ管理システム106は、1つ以上のクライアント機器102からのコンテンツアイテムの自動同期をサポートするように構成されうる。同期は、プラットフォームにとらわれないことができる。すなわち、コンテンツアイテムは、様々なタイプ、能力、オペレーティングシステム等の多数のクライアント機器102にわたって同期されうる。例えば、クライアント機器102
iは、クライアント機器102
iのファイルシステムにおけるコンテンツを関連するユーザアカウントにおけるコンテンツとコンテンツ管理システム106における同期モジュール132を介して同期させるクライアントソフトウェアを含みうる。いくつかのケースにおいて、クライアントソフトウェアは、指定されたコレクションにおけるコンテンツと、新規の、消去された、変更された、コピーされた、又は移動されたコンテンツアイテムもしくはコレクションなどの、そのサブコレクションとへ、変更を同期させることができる。クライアントソフトウェアは、独立したソフトウェアアプリケーションであってもよいし、オペレーティングシステムにおける既存のコンテンツ管理アプリケーションと統合されてもよいし、そのいくつかの組み合わせであってもよい。既存のコンテンツ管理アプリケーションと統合されるクライアントソフトウェアの1つの例において、ユーザは、バックグラウンド処理が変更に対するローカルコレクションを監視すると共にコンテンツ管理システム106にそれらの変化を同期させる一方で、そのローカルコレクションにおいてコンテンツアイテムを直接操作することができる。反対に、バックグラウンド処理は、コンテンツ管理システム106において更新されたコンテンツアイテムを特定してそれらの変更をローカルコレクションに同期させることができる。クライアントソフトウェアは、同期動作の通知を提供することができ、コンテンツ管理アプリケーション内で直接コンテンツの状態の表示を提供することができる。場合によっては、クライアント機器102
iは、利用可能なネットワーク接続を有しなくてもよい。このシナリオにおいて、クライアントソフトウェアは、コンテンツアイテムの変更のためのリンクが付されたコレクションを監視して、ネットワーク接続が利用可能なときに、コンテンツ管理システム106への最新の同期のためのそれらの変更をキューイングしてもよい。同様に、ユーザは、手動で、コンテンツ管理システム106との同期を開始し、停止し、又は再開しうる。
【0020】
ユーザは、ユーザインタフェースモジュール122によって生成されて供されるウェブインタフェースを介して、コンテンツを見る又は操作することができる。例えば、ユーザは、ウェブブラウザにおいて、コンテンツ管理システム106によって提供されるウェブアドレスへ移動しうる。コンテンツアイテムの新しいバージョンのアップロードなどの、ウェブインタフェースを通じてなされたコンテンツストレージ160におけるコンテンツに対する変更または更新は、ユーザのアカウントに関連付けられた他のクライアント機器102に及びうる。例えば、それぞれが独自のクライアントソフトウェアを有する複数のクライアント機器102が単一のアカウントに関連付けられてもよく、そのアカウントにおけるコンテンツアイテムは複数のクライアント機器102のそれぞれの間で同期されうる。
【0021】
コンテンツ管理システム106は、様々なクライアント機器102とインタフェース接続するための通信インタフェース120を含むことができ、アプリケーションプログラムインタフェース(API)を介して、他のコンテンツおよび/又はサービスプロバイダ109
1、109
2、…、109
n(集合的に「109」)と対話することができる。所定のソフトウェアアプリケーションは、ユーザの代わりに、APIを介してコンテンツストレージ160にアクセスすることができる。例えば、スマートフォン又はタブレットコンピューティング機器上で動作するアプリなどのソフトウェアパッケージは、コンテンツを読み出し、書き込み、生成し、共有し又はそれ以外に操作するためにユーザが認証情報を提供するときに、コンテンツ管理システム106にプログラムで直接呼出しをかけることができる。同様に、APIは、ウェブサイトを通じて、コンテンツストレージ160の全部または一部にユーザがアクセスすることを可能とすることができる。
【0022】
コンテンツ管理システム106は、認可されたクライアントおよびユーザのみがコンテンツアイテムにアクセスすることができることを確実にするために、ユーザ認証情報、セキュリティトークン、API呼び出し、特定のクライアント機器などを検証することができる認証器モジュール126を含んでもよい。さらに、コンテンツ管理システム106は、集約ファイル動作、ユーザアクション、ネットワーク利用、使用されているトータルのストレージスペース、及び他の技術、使用又はビジネスメトリクスを追跡して報告することができる分析モジュール134を含むことができる。プライバシ及び/又はセキュリティポリシは、コンテンツ管理システム106を用いて記憶されているユーザデータに対する認可されていないアクセスを防ぐことができる。
【0023】
コンテンツ管理システム106は、公開で又は非公開でコンテンツを共有することを管理するための共有モジュール130を含むことができる。公開でコンテンツを共有することは、コンテンツアイテムを、コンテンツ管理システム106とのネットワーク通信において任意のコンピューティング機器からアクセス可能にすることを含んでもよい。非公開でコンテンツを共有することは、コンテンツストレージ160内のコンテンツアイテムを2つ以上のユーザアカウントと関連付けて各ユーザアカウントがそのコンテンツアイテムにアクセスするようにすることを含むことができる。共有は、プラットフォームにとらわれない方法で実行されうる。すなわち、様々なタイプ、能力、オペレーティングシステム等の多数のクライアント機器102にわたって共有されうる。コンテンツも、様々なタイプのユーザアカウントにわたって共有されうる。
【0024】
いくつかの実施形態において、コンテンツ管理システム106は、コンテンツストレージ160における各コンテンツアイテムの位置を特定するコンテンツディレクトリを維持するように構成されうる。コンテンツディレクトリは、コンテンツストレージに記憶されている各コンテンツアイテムのためのユニークなコンテンツエントリを含むことができる。
【0025】
コンテンツエントリは、コンテンツ管理システムにおけるコンテンツアイテムの位置を特定するために使用されうるコンテンツパスを含むことができる。例えば、コンテンツパスは、コンテンツアイテムの名前及びコンテンツアイテムと関連付けられたフォルダ階層を含みうる。例えば、コンテンツパスは、コンテンツアイテムが置かれるフォルダまたはフォルダのパス及びコンテンツアイテムの名前を含むことができる。コンテンツ管理システム106は、適切なフォルダ階層においてコンテンツアイテムを提示するためにコンテンツパスを使用することができる。
【0026】
コンテンツエントリは、コンテンツストレージ160においてコンテンツの位置を特定するコンテンツポインタを含んでもよい。例えば、コンテンツポインタは、メモリ内のコンテンツアイテムの正確なストレージアドレスを含むことができる。いくつかの実施形態において、コンテンツポインタは、それぞれがコンテンツアイテムの一部を含む複数の位置を指し示しうる。
【0027】
コンテンツパス及びコンテンツポインタに加えて、コンテンツエントリは、コンテンツアイテムへアクセスするユーザアカウントを識別するユーザアカウント識別子を含んでもよい。いくつかの実施形態において、複数のユーザアカウント識別子が、コンテンツアイテムがその複数のユーザアカウントによる共有アクセスを有することを示す単一のコンテンツエントリに関連付けられうる。
【0028】
非公開でコンテンツアイテムを共有するために、共有モジュール130は、コンテンツアイテムと関連付けられたコンテンツエントリに対してユーザアカウント識別子を追加して、その追加されたユーザアカウントがそのコンテンツアイテムにアクセスすることを許可するように構成されうる。共有モジュール130は、コンテンツアイテムへのユーザアカウントのアクセスを制限するために、ユーザアカウント識別子をコンテンツエントリから取り除くように構成されてもよい。
【0029】
公開でコンテンツを共有するために、共有モジュール130は、ウェブブラウザが認証なくコンテンツ管理システム106内のコンテンツにアクセスできるようにする、ユニフォームリソースロケータ(URL)などのカスタムネットワークアドレスを生成するように構成されうる。これを完遂するために、共有モジュール130は、後に要求されたコンテンツアイテムを適切に特定して返すために使用されうる生成されたURLに、コンテンツ識別データを含めるように構成されうる。例えば、共有モジュール130は、ユーザアカウント識別子及びコンテンツパスを生成されたURLに含めるように構成されてもよい。URLの選択に応じて、URL内のコンテンツ識別データは、適切なコンテンツエントリを特定して、そのコンテンツエントリに関連付けられたコンテンツアイテムを返すために、受信したコンテンツ識別データを使用することができるコンテンツ管理システム106へ送信されうる。
【0030】
URLを生成するのに加えて、共有モジュール130は、コンテンツアイテムへのURLが生成されたことを記録するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、コンテンツアイテムに関連付けられたコンテンツエントリは、コンテンツアイテムへのURLが生成されたかを示すURLフラグを含むことができる。例えば、URLフラグは、コンテンツアイテムへのURLが生成されていないことを示すように、初期的に0又はfalseに設定されるブール値でありうる。共有モジュール130は、コンテンツアイテムへのURLを生成した後に、そのフラグの値を1又はtrueへ変更するように構成されうる。
【0031】
いくつかの実施形態において、共有モジュール130は、生成したURLを非アクティブにするように構成されてもよい。例えば、各コンテンツエントリは、生成したURLからの要求に応答してコンテンツが返されるべきかを示すURLアクティブフラグを含むこともできる。例えば、共有モジュール130は、URLアクティブフラグが1又はtrueに設定されている場合にのみ、生成されたリンクによって要求されたコンテンツアイテムを返すように構成される。このように、URLアクティブフラグの値を変更することにより、URLが生成されているコンテンツアイテムへのアクセスを容易に制限することができる。これは、コンテンツアイテムを移動させ又は生成されたURLを削除する必要なく、共有コンテンツアイテムへのアクセスをユーザが制限することを可能とする。同様に、共有モジュール130は、URLアクティブフラグの値を再度1又はtrueに変更することにより、URLを再度アクティブとすることができる。したがって、ユーザは、新しいURLを生成する必要なく、コンテンツアイテムへのアクセスを容易に修復することができる。
【0032】
特定の要素を伴ってコンテンツ管理システム106が提示されているが、当業者には、システム106の構造的構成が単純に1つの取りうる構成であり、より多くの又はより少ない要素を伴う他の構成を取りうることが理解されるべきである。
【0033】
図2は、ハイブリッドアプリケーションを更新してオフラインでハイブリッドアプリケーションへのアクセスを提供するための例示のシステム200のブロック図である。例えば、システム200は、
図1のシステム100に対応しうる。システム200は、上述のようなコンテンツ管理システム106を含むことができる。
【0034】
いくつかの実装において、コンテンツ管理システム106は、コンテンツオーサリングモジュール202を含むことができる。例えば、コンテンツオーサリングモジュール202は、コンテンツアイテムを生成する及び/又はコンテンツアイテム上で協働するための機能を提供することができる。システム200のユーザは、例えば、ウェブブラウザを用いて、コンテンツオーサリングモジュール202へアクセスすることができる。コンテンツオーサリングモジュール202は、クライアントリソースバンドル204をユーザの機器におけるウェブブラウザへ送りうる。クライアントリソースバンドル204は、コンテンツオーサリングモジュール202のクライアントインタフェースを提示するためのウェブコード(例えばHTML、JavaScriptなど)を含みうる。例えば、クライアントリソースバンドル204は、テキストのコンテンツアイテムを見る及び/又は編集するためにユーザが対話する、テキスト編集グラフィカルユーザインタフェース(例えばワードプロセッサ)をブラウザに提示させるウェブコードを含むことができる。ユーザがコンテンツオーサリングモジュール202を用いてコンテンツアイテムを生成し又は編集した後に、コンテンツオーサリングモジュール202は、コンテンツストレージ160に、生成した又は編集したコンテンツアイテムを格納しうる。コンテンツアイテムがコンテンツストレージ160に格納された後に、コンテンツアイテムは、
図1を参照して上述したように、他のコンテンツアイテムと同様に、ユーザ機器間で同期され、他のユーザと共有され、及び/又は、コンテンツ管理システム106によって管理されうる。
【0035】
いくつかの実装において、システム200は、モバイル機器210を含みうる。例えば、モバイル機器210は、
図1のクライアント機器102
iに対応しうる。いくつかの実装において、モバイル機器210は、コンテンツオーサリングアプリケーション212を含みうる。例えば、上述のようにブラウザベースのウェブクライアントを使用してコンテンツオーサリングモジュール202にアクセスする代わりに、モバイル機器210のユーザは、モバイル機器210にコンテンツオーサリングアプリケーション212をダウンロードおよびインストールして、コンテンツオーサリングモジュール202により提供される特徴及び/又は機能にアクセスしうる。
【0036】
いくつかの実装において、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、ハイブリッドモバイルアプリケーションでありうる。例えば、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、ネイティブレイヤ214を含みうる。ネイティブレイヤ214は、特定のコンピューティングプラットフォームでの実行のためにコンパイルされる実行可能なオブジェクトでありうる。例えば、ネイティブレイヤ214は、モバイル機器210又はモバイル機器210と同様の構成を有する機器上での実行のためにコンパイルされ又はビルドされ(例えば、オペレーティングシステム、プロセッサ、チップセット等のためにビルドされ)うる。ネイティブレイヤ214がモバイル機器210で動作するためにビルドされるため、ネイティブレイヤ214は、ブラウザベースのクライアントが行わないモバイル機器210のシステム機能及び特徴へアクセスすることができる一方で、非ネイティブソフトウェアより良好に動作する。例えば、コンテンツオーサリングモジュール202のブラウザベースのクライアントがネイティブ又はシステム機能のいずれにブラウザベースのクライアントがアクセスすることができるか又はブラウザベースのクライアントが記憶することができるファイルのサイズに関して制限されてもよく、ネイティブレイヤ214は、モバイル機器210のシステム機能にアクセスするためにモバイル機器210のオペレーティングシステムとネイティブで対話するようにネイティブレイヤがビルドされるため、それらの同一の制限を有しない。
【0037】
いくつかの実装において、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、ウェブビュー216を含みうる。例えば、ウェブビュー216は、ネイティブレイヤ214内にバンドルされるウェブブラウザでありうる。ネイティブレイヤ214は、例えば、ウェブビュー216のためのコンテナでありうる。このように、ウェブビュー216は、グラフィカルユーザインタフェースを生成し、セブサーバと通信し、他のウェブクライアント機能を実行するために、HTML、JavaScript、カスケードスタイルシート等のようなウェブコード及び/又は技術を、読み出し、解釈し、コンパイルし、及び/又は実行することができる。ウェブビュー216の固有機能は、ウェブビュー216によってロードされるウェブコードに依存する。
【0038】
上のコンテンツオーサリングの例を継続して、モバイル機器210のユーザは、コンテンツオーサリングアプリケーション212を起動して、コンテンツアイテムを生成し、編集し、その上で協働し、又はそうでなければ対話することができる。例えば、コンテンツオーサリングアプリケーション212がモバイル機器210上で起動される場合、ネイティブレイヤ214内のコードが実行されうる。
【0039】
コンテンツオーサリングアプリケーション212の起動に応じて、ネイティブレイヤ214は、クライアントリソースバンドル220をロードすることができる。例えば、コンテンツ管理システム106から毎回クライアントリソースバンドル204をダウンロードする代わりに、ユーザがコンテンツオーサリングアプリケーション212を起動し、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、クライアントリソースバンドル204(例えばローカルクライアントリソースバンドル220)のローカルコピーをダウンロードして記憶することができる。例えば、クライアントリソースバンドル220は、コンテンツオーサリングアプリケーション212が初期的にダウンロードされてモバイル機器212にインストールされるときに、モバイル機器にダウンロードされて記憶されうる。その後、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、後述のように、更新がコンテンツ管理システム106から利用可能であるときに、自動で更新をダウンロードしてクライアントリソースバンドル220に格納しうる。クライアントリソースバンドル220のローカルコピーを記憶することは、例えば、後述のように、コンテンツオーサリングアプリケーション212のオフラインでの使用を促進しうる。
【0040】
いくつかの実装において、クライアントリソースバンドル220は、ネイティブ設定222を含みうる。例えば、ネイティブ設定222は、モバイル機器210にインストールされているコンテンツオーサリングアプリケーション212の現在のバージョンを特定することができる。ネイティブ設定222は、(さらに後述の)ウェブビュー216によって実行されるウェブコードから新しいメッセージを受信するためのURLを含みうる。ネイティブ設定222は、コンテンツオーサリングアプリケーション212の特定されたバージョンを実行するために必要なリソースを特定しうる。
【0041】
いくつかの実装において、クライアントリソースバンドル220は、リソース226を含むことができる。例えば、リソース226は、ウェブビュー216を実行するためのコンピュータ命令を含んだファイル(例えばウェブコードファイル、JavaScriptファイル、HTMLファイル、画像、アイコン等)を含むことができる。例えば、リソース226は、ウェブビュー216においてコンテンツオーサリングモジュール202のためのウェブクライアントを動作させるのに必要なリソースを含むことができる。例えば、ウェブビュー216において動作するウェブクライアントは、ウェブブラウザで動作するウェブクライアントと同様でありうる。しかしながら、ウェブブラウザ内で実行されるのに代えて、ウェブクライアント(又はウェブクライアントの一部)は、コンテンツオーサリングアプリケーション212のネイティブレイヤ214の内部で動作し、それにより、モバイル機器210のネイティブな特徴、機能、アプリケーションプログラミングインタフェース等にウェブクライアントがアクセスするのを可能としてもよい。
【0042】
いくつかの実装において、クライアントリソースバンドル220は、ネイティブラッパー228を含むことができる。例えば、ネイティブラッパー228は、コンテンツオーサリングアプリケーション212をブートアップするためにウェブビュー216にロードされるHTMLファイルでありうる。例えば、コンテンツオーサリングアプリケーション212の起動に応じて、ネイティブレイヤ214が実行されうる。ネイティブレイヤ214は、ウェブビュー216を実行するための命令を含むことができる。ウェブビュー216がネイティブレイヤ214によって実行されるとき、ウェブビュー216は、クライアントリソースバンドル228からリソース226(例えばJavaScript)をロードするための命令を含んだ、ネイティブラッパー228(例えばHTMLファイル)を含むことができる。リソース226は、グラフィカルユーザインタフェース(例えばコンテンツエディタインタフェース)を提示する、アプリケーションデータを管理する、及び/又は、コンテンツ管理システム106のコンテンツオーサリングモジュール202と通信するための命令(例えばJavaScript命令、HTML命令、CSS命令等)を含むことができる。したがって、ウェブビュー216は、モバイル機器210がオフラインでありコンテンツオーサリングモジュール202に接続されていない時でも、グラフィカルユーザインタフェースを提示し、アプリケーションデータを管理し、等を行うことができる。
【0043】
いくつかの実装において、モバイル機器210は、コンテンツストレージ220を含むことができる。例えば、モバイル機器210がオフラインでありコンテンツ管理システム106のコンテンツオーサリングモジュール202に接続していない間にコンテンツオーサリングアプリケーション212の使用を促進するために、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、コンテンツ管理システム106から認可されたコンテンツをダウンロードすることができる。例えば、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、ネットワーク104を通じてコンテンツオーサリングモジュール202に接続されている間に、コンテンツオーサリングモジュール202からコンテンツオーサリングモジュール202によって生成され、編集され、及び/又は管理されているコンテンツアイテムを要求することができる。要求されたコンテンツアイテムがコンテンツオーサリングアプリケーション212によって受信されると、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、コンテンツストレージ220内にそのコンテンツアイテムを格納することができる。その後、モバイル機器210がオフラインでありコンテンツオーサリングモジュール202に接続されていない間にコンテンツオーサリングアプリケーション212が起動されると、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、ウェブビュー216によって提供されるコンテンツオーサリングインタフェースを用いて、コンテンツストレージ220内のコンテンツアイテムをユーザが見ること及び/又はそのコンテンツアイテムと対話することを可能とすることができる。このように、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、モバイル機器210がオフラインであっても、ウェブクライアントインタフェース及び/又はオンラインコンテンツへのアクセスを提供することができる。
【0044】
図3は、ハイブリッドアプリケーションのネイティブレイヤとウェブビューとの間のネイティブブリッジを提供する例示のシステム300のブロック図である。例えば、ネイティブブリッジ302は、ネイティブレイヤ214とウェブビュー216との間でメッセージを運ぶために、グローバル変数(例えば「Bridge」)、空のiframe(例えばHTMLインラインフレーム)、及びネイティブブリッジプロトコルを含むことができる。
【0045】
いくつかの実装において、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、ネイティブレイヤ214からウェブビュー216へメッセージを送信するためにグローバル変数を使用することができる。例えば、ウェブビュー216がリソースバンドル220におけるウェブコードをロードして実行するときに、ウェブコード(例えばJavaScript)は、ネイティブレイヤ214とウェブビュー216との間でのメッセージ(例えばウェブビューにおいて動作するウェブコード)を送信するためのグローバル変数(例えば「Bridge」)を生成することができる。ネイティブレイヤ214は、例えば、ウェブビュー216に送信されるべきメッセージを用いてエンコードされた系列を生成し、(例えばJavaScript関数callを用いて)そのストリングをグローバル変数内に保存することにより、ウェブビュー216へメッセージを送信しうる。ネイティブレイヤ214がグローバル変数にメッセージを格納すると、ウェブビュー216には、グローバル変数の値が変更されたことが通知されうる。そして、ウェブビュー216は、メッセージを受信したことに応じてメッセージを読み出して動作を実行しうる。
【0046】
いくつかの実装において、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、ウェブビュー216からネイティブレイヤ214へメッセージを送信するために、空のHTML iframeを使用することができる。例えば、ウェブビュー216がリソースバンドル220内のウェブコードをロードして実行すると、そのウェブコード(例えば、JavaScript)は、新しいメッセージがウェブビュー216から送信されたことをネイティブレイヤ214に通知するための空のiframeを生成しうる。ウェブビュー216は、例えば、ネイティブレイヤ214へ送信されるべきメッセージでエンコードされた系列を生成して、(例えばJavaScript関数callを使用して)その系列をグローバル変数内に保存することにより、ネイティブレイヤ214へメッセージを送信することができる。ウェブビュー216がグローバル変数にメッセージを格納すると、ウェブビュー216は、所定のURL(例えば、「data://__QUEUE_MESSAGE__」)へ、iframeをナビゲートすることにより、グローバル変数の値が変化したことをネイティブレイヤ214に通知することができる。ネイティブレイヤ214は、その所定のURLへのナビゲーションを傍受し、そのナビゲーションを新しいメッセージがウェブビュー216から利用可能であることの通知として解釈することができる。そして、ネイティブレイヤ214は、メッセージを受信したことに応じて、(例えばJavaScript関数callを用いて)グローバル変数からメッセージを読み出して、動作を実行することができる。このように、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、異なる技術を用いて実装される異種のレイヤ(例えば、ネイティブコードにおいて実装されるネイティブレイヤ214及び非ネイティブなウェブコードにおいて実装されるウェブビュー216)からビルドされるが、これらの異なるレイヤは、上述のように、ネイティブブリッジ302を用いた双方向通信を実現することができる。
【0047】
いくつかの実装において、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、システムインタフェース機能のためのネイティブレイヤ214と、ユーザ及びネットワークインタフェース機能のための(例えば、リソースバンドル220におけるウェブコードによって規定される)ウェブビュー216とを使用するように構成されうる。例えば、ネイティブレイヤ214は、コンテンツオーサリングアプリケーション212のためのローカルデータストレージと検索機能とを、モバイル機器210のネイティブAPIを用いて実行するように構成されうる。例えば、ユーザがウェブビュー216のコンテンツオーサリング機能を用いて新しいコンテンツアイテムを生成するときに、ウェブビュー216は、ネイティブレイヤ214に新しく生成されたコンテンツアイテムをローカルコンテンツストレージ220へ記憶させるために、ネイティブブリッジ302を通じてネイティブレイヤ216へメッセージを送信することができる。いくつかの実装において、ウェブビュー216は、上述のように、ネイティブブリッジ302を用いて、コンテンツアイテムを系列に変換して、その系列を、記憶するためにネイティブレイヤ214へ送信することができる。したがって、新しく生成されたコンテンツアイテムのサイズがウェブ技術に課されるデータストレージサイズの制限を超える場合であっても、モバイル機器210のネイティブAPIを用いてネイティブレイヤ214によってデータストレージ動作が実行されているため、その新しいコンテンツアイテムをローカルストレージ220に格納することができる。
【0048】
いくつかの実装において、ウェブビュー216は、ユーザインタフェースを管理してコンテンツ管理システム106と通信するように構成されうる。例えば、ウェブビュー216が、JavaScript、HTML、カスケードスタイルシート等のような様々なウェブ技術を用いて実装されるため、コンテンツオーサリングアプリケーション212のためのユーザインタフェースは、開発者によって生成するのがより容易である。さらに、ウェブ技術はプラットフォームによらないため、ウェブビュー216によって使用されるウェブコードが(例えば、アプリケーションのバージョンごとに)1度書かれて、様々なコンピューティングプラットフォームにわたって使用されうる。さらに、ウェブコードがクライアントリソースバンドル220を用いて提供されるため、クライアントリソースバンドル220を単純に置き換えることにより、コンテンツオーサリングアプリケーション212のネイティブレイヤ214を再インストール又は更新することなく、ソフトウェア更新を行うことができる。したがって、コンテンツオーサリングアプリケーション212とモバイル機器210との間の対話は、効率的なネイティブインタフェースを用いて実行されうる一方で、コアグラフィカルユーザインタフェース、コアアプリケーションデータモデル、及びネットワーク通信が、使用(及び再使用)が容易で実装が容易なウェブ技術を用いることにより実行されうる。
【0049】
いくつかの実装において、ネイティブブリッジ302は、様々なメッセージタイプを取り扱うためのネイティブブリッジプロトコルを実行することができる。例えば、ネイティブレイヤ214とウェブビュー216との間で交換されるメッセージのデータタイプが系列である一方で、その系列は、特定のメッセージタイプ及び対応するペイロードを記述するデータでエンコードされうる。例えば、ネイティブブリッジプロトコルは、識別子及びタイプによる、コンテンツアイテムを取得するための「get content item」メッセージタイプを含むことができる。ウェブビュー216は、例えば、メッセージタイプを特定するメッセージ系列(例えば「getItem」)を生成し、コンテンツアイテムのための識別子(例えば「contentItem1」、系列識別子、URL等)を特定し、コンテンツアイテムのためのタイプ(例えば「note」)を特定することができる。例えば、メッセージ系列は、「getItem: contenItem1, note」のように見えうる。ウェブビュー216は、新しいメッセージがウェブビュー216によって送信された(例えば、ウェブビュー216において動作しているウェブ技術によって送信された)ことをネイティブレイヤ214に通知するために、グローバル変数(例えば「Bridge」)にその系列を格納し、空のiframeを所定のURL(例えば「data://__QUEUE_MESSAGE__」)にナビゲートしうる。
【0050】
いくつかの実装において、ネイティブレイヤ214は、所定のURLへの空のiframeのナビゲーションを傍受し、ナビゲーションに応じてグローバル変数からメッセージを取得しうる。ネイティブレイヤ214は、ウェブビュー216によって要求された動作を判定するためにメッセージ系列を構文解析することができる。例えば、ネイティブレイヤ214は、系列を構文解析して、ネイティブレイヤ214が特定の識別子及び/又はコンテンツアイテムタイプと関連付けられたコンテンツアイテムタイプを取得することをウェブビュー216が要求していると判定することができる。ネイティブレイヤ214は、特定の識別子及び/又はコンテンツアイテムタイプと一致するコンテンツアイテムをローカルコンテンツストレージ220から検索することができる。ネイティブレイヤ214は、コンテンツアイテムを特定すると共にコンテンツアイテムの内容を含んだメッセージ系列(例えば、「contentItem1: content」)にそのコンテンツアイテムをエンコードすることができる。ネイティブレイヤ214は、上述のように、グローバル変数に、そのメッセージ系列を格納することができる。ネイティブレイヤ214がグローバル変数にそのメッセージ系列を格納した後に、ウェブビュー216は、グローバル変数の値が変化したことの通知を受信しうる。ウェブビュー216は、グローバル変数からメッセージ系列を取得して、メッセージ系列を構文解析して要求したコンテンツアイテムを取得することができる。
【0051】
同様に、ネイティブブリッジ302は、特定のコンテンツアイテムタイプの全てのアイテムの取得を提供することができる。例えば、ウェブビュー216は、メッセージ(例えば「getAllItems: type」)をネイティブレイヤ214へ送信して、特定のコンテンツアイテムタイプ(例えば「note」)に対応する全てのコンテンツアイテムを取得することができる。ネイティブレイヤ214は、特定のコンテンツアイテムタイプに対応するコンテンツストレージ220内の全てのコンテンツアイテムを検出し、上述のように、ネイティブブリッジ302を用いて、検出したコンテンツアイテムをウェブビュー216へ送信しうる。
【0052】
いくつかの実装において、ネイティブブリッジ302は、ウェブビュー216が、ネイティブレイヤ214を用いて、ローカルコンテンツストレージ220へコンテンツアイテムを格納することを可能とする機構を提供することができる。例えば、ネイティブブリッジプロトコルは、ローカルコンテンツストレージ220へコンテンツアイテムを格納すること及び/又はローカルコンテンツストレージ220内のコンテンツアイテムを更新することのためのメッセージを定義することができる。格納及び更新メッセージは、コンテンツアイテム識別子、コンテンツアイテムタイプ、及び値を含むことができる。その値は、格納されるべき又は更新されるべき特定のコンテンツアイテムの内容を含みうる。これらのメッセージは、上述のように、メッセージ系列へエンコードされうる。例えば、新しいコンテンツアイテムを格納するために、ウェブビュー216は、メッセージタイプ、コンテンツアイテム識別子、コンテンツアイテムタイプ、及びコンテンツの値を含んだ系列(例えば、「setItem: contentItem2, note, content」)を生成しうる。コンテンツアイテムへの更新を格納するために、ウェブビュー216は、メッセージタイプ、コンテンツアイテム識別子、コンテンツアイテムタイプ及びコンテンツの値を含んだ系列(例えば、「updateItem: contentItem2, note, content」)を生成しうる。ウェブビュー216は、上述のネイティブブリッジプロトコルを用いて、そのメッセージをネイティブレイヤ214へ送信しうる。ウェブビュー216からそのメッセージを受信したことに応じて、ネイティブレイヤ214は、受信したメッセージから構文解析された内容に基づいて、コンテンツストレージ220における特定のコンテンツアイテムを格納し又は更新するための、要求された格納又は更新動作を実行することができる。
【0053】
いくつかの実装において、ネイティブブリッジ302は、ネイティブレイヤ214を用いて、ローカルコンテンツストレージ220からコンテンツアイテムをウェブビュー216が削除可能とする機構を提供することができる。例えば、ネイティブブリッジプロトコルは、ローカルコンテンツストレージ220からコンテンツアイテムを削除するためのメッセージ(例えば「removeItem」)及び/又はローカルコンテンツストレージ220から全てのコンテンツアイテムを削除するためのメッセージ(例えば「clear」)を定義することができる。アイテム削除メッセージは、コンテンツアイテム識別子及び/又はコンテンツアイテムタイプを含みうる。クリアメッセージは、パラメータを有しない。ウェブビュー216がコンテンツアイテムの削除を要求していることを示すメッセージ(例えば「removeItem: contentItem3, note」)をウェブビュー216から受信したことに応じて、ネイティブレイヤ214は、特定のコンテンツアイテムをローカルコンテンツストレージ220から削除しうる。ウェブビュー216が全てのコンテンツアイテムの削除を要求していることを示すメッセージ(例えば「clear」)をウェブビュー216から受信したことに応じて、ネイティブレイヤ214は、ローカルコンテンツストレージ220から全てのコンテンツアイテムを削除しうる。このように、ネイティブブリッジ302は、ウェブビュー216のウェブ技術がネイティブレイヤ214に利用可能なネイティブAPIを活用することができるように、ウェブビュー216とネイティブレイヤ214との間の通信のためのプロトコルを実装することができる。
【0054】
図4は、ハイブリッドアプリケーションを更新するための例示の処理400を説明する要素の相互動作図である。例えば、ユーザは、コンテンツオーサリングアプリケーション212を起動することができる(402)。コンテンツオーサリングアプリケーションの起動402に応じて、ネイティブレイヤ214は、ウェブビュー216をロードしうる(404)。例えば、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングアプリケーション212の内部および/またはネイティブレイヤ214の内部に含まれる、JavaScriptエンジン、ウェブブラウザ等でありうる。ウェブビュー216によって提供される機能は、ウェブビュー216にロードされるウェブコード(例えばJavaScript、HTML、CSS等)によって定められる。例えば、ウェブビュー216は、ネイティブラッパー228を用いてローカルリソースバンドル220をロードし、グラフィカルユーザインタフェースを提示するおよび/またはリソース226(例えばJavaScriptファイル、HTMLファイル等)によって定められる他の機能を提供するためにウェブコードを実行することができる(406)。
【0055】
ローカルリソースバンドルのロード後、ウェブビュー216は、ウェブビュー216とネイティブレイヤ214との間の通信を促進するために、ネイティブブリッジを作成しうる(408)。例えば、リソース226は、ウェブビュー216とネイティブレイヤ214との間の通信のためのグローバル変数を作成するウェブコード(例えばJavaScript)を含みうる。ウェブコードは、新しいメッセージが利用可能であることをウェブビュー216からネイティブレイヤ214へ通知するために、ウェブビュー216によって使用されるiframeを作成しうる。バンドルがロードされてネイティブブリッジが作成された後に、ウェブビュー216は、ウェブビュー216の初期化に成功したこと及びネイティブブリッジが使用可能であることを示す接続確立メッセージをネイティブレイヤ214へ送信する(410)ために、ネイティブブリッジを使用することができる。
【0056】
いくつかの実装において、ウェブビュー216は、ソフトウェアの更新がウェブビュー216に利用可能であるかを判定しうる。例えば、ウェブビュー216は、バージョン更新情報を要求するために、コンテンツ管理システム106コンテンツオーサリングモジュール202へメッセージを送信することができる(412)。例えば、その要求は、現在のバージョン情報のための固有の要求でありうる。その要求は、別の情報要求の一部であってもよい。例えば、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングモジュール202からのコンテンツアイテムを要求することができる。そのコンテンツアイテム要求のヘッダは、モバイル機器210にインストールされているコンテンツオーサリングアプリケーション212のバージョンを特定する情報を含みうる。ウェブビュー216がリソースバンドル220をロードした際に、ウェブビュー216は、ネイティブ設定222からローカルリソースバンドル220のためのバージョン情報を取得することができる。ウェブビュー216は、ローカルリソースバンドル220のためのバージョン情報(例えばバージョン識別子)をコンテンツオーサリングモジュール202へ送信しうる。コンテンツオーサリングモジュール202は、ローカルリソースバンドル220のバージョンが、コンテンツ管理システム106におけるリソースバンドル204の現在のバージョンと一致する(例えば対応する、同一である等)かを判定することができる。バージョンが一致する(例えばローカルリソースバンドル220がリソースバンドル204の最新バージョンと対応する)場合、コンテンツオーサリングモジュール202は、ローカルリソースバンドル220が利用可能な最新バージョンであることを示すメッセージを、ウェブビュー216へ送信しうる。
【0057】
バージョンが一致しない(例えば、ローカルリソースバンドル220が期限切れである)場合、コンテンツオーサリングモジュール202は、クライアントリソースバンドル204のためのネイティブ設定ファイルを含んだメッセージを、ウェブビュー216へ送信しうる(414)。上述のように、ネイティブ設定ファイルは、コンテンツオーサリングアプリケーション210の更新されたバージョンのためのバージョン識別子と、コンテンツオーサリングアプリケーション210の更新されたバージョンのためのリソースのリストとを含むことができる。いくつかの実装において、リソースのリストは、各リソースに対して、そのリソースに対する最新の更新に対応するリソース識別子(例えば、名前、URL等)及び/又はタイムスタンプを含みうる。ウェブビュー216は、更新されたネイティブ設定ファイルを受信した後に、(例えばネイティブブリッジ302を通じて)ネイティブレイヤ214がモバイル機器210におけるローカルストレージにネイティブ設定ファイルを記憶する(416)ことを要求しうる。
【0058】
いくつかの実装において、ウェブビュー216は、モバイル機器210におけるクライアントリソースバンドル220内のどの個別のリソースが更新されるべきかを判定しうる(418)。例えば、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングモジュール202から更新されたネイティブ設定ファイルを受信した後に、更新されたネイティブ設定ファイルをローカルのネイティブ設定ファイル222と比較して、どのリソースが変更されたかを判定することができる。例えば、ウェブビュー216は、各リソースのそれぞれのタイムスタンプを比較して、更新されたネイティブ設定ファイルとローカルネイティブ設定ファイル222との間でタイムスタンプが異なるかを判定することができる。ローカルネイティブ設定ファイル222におけるタイムスタンプが更新されたネイティブ設定ファイルと異なるリソースをウェブビュー216が特定した際に、又は、更新されたネイティブ設定ファイル内のリソースがローカルネイティブ設定ファイル222内に存在しないことをウェブビュー216が特定した際に、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングモジュール202から、特定されたリソースを要求しうる(420)。例えば、ウェブビュー216は、更新されたネイティブ設定ファイルにおいてリソース更新が特定された数に応じて、更新された又は新しいリソースに対する複数の要求を行いうる。全体のクライアントリソースバンドルを更新するのではなく個別にリソースを更新することが、より効率的な帯域幅の利用を提供し(例えば変更されたファイルのみが送信される)、ネットワーク接続が中断された場合に更新を再開することを可能とする。
【0059】
いくつかの実装において、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングモジュール202から、更新されたリソースを受信しうる(422)。例えば、ウェブビュー216は、各リソース要求に応答して、更新されたリソースを受信しうる。リソース更新を受信した後(例えば、各リソースが受信された後又は全てのリソースが受信された後)に、ウェブビュー216は、(例えばネイティブブリッジ302を通じて)ネイティブレイヤ214がモバイル機器210上のローカルストレージに各リソースを格納することを要求しうる。
【0060】
いくつかの実装において、ウェブビュー216は、ウェブビュー216が動作中に、更新されたリソースを用いてウェブビュー216を動的に更新しうる。例えば、更新されたリソース(例えば現在のローカルクライアントリソースバンドル220)をローカルストレージに格納した後に、ウェブビュー216は、更新されたリソースをロードして更新されたウェブコードを実行するためにローカルクライアントリソースバンドル220をリロードすることができる。例えば、ウェブビュー216は、遷移がユーザに対してシームレスに見えるように、(例えば新しいウェブページ、URL等への)ナビゲーション動作を実行する際に、クライアントリソースバンドル220をリロードしうる。ウェブビュー216は、更新されたリソースをロードした後に、例えば、ユーザが使用するための新しい機能を有する更新されたグラフィカルユーザインタフェースを提示することができる。このように、ネイティブレイヤ214において実行を継続しながら及びネイティブコードを更新する必要なく、コンテンツオーサリングアプリケーション212が更新されうる。さらに、モバイル機器210にローカルにクライアントリソースバンドル220を記憶することにより、モバイル機器210がオフラインの時にも、クライアントオーサリングアプリケーション212をユーザが使用することができる。
【0061】
図5は、ハイブリッドアプリケーションにおけるネイティブファイルストレージのための例示の処理500を説明するための要素の相互動作図である。例えば、ユーザは、コンテンツオーサリングアプリケーション212を起動しうる(502)。コンテンツオーサリングアプリケーション402の起動に応じて、ネイティブレイヤ214は、ウェブビュー216をロードしうる(504)。例えば、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングアプリケーション212の内部に及び/又はネイティブレイヤ214の内部に含まれる、JavaScriptエンジン、ウェブブラウザ等でありうる。ウェブビュー216によって提供される機能は、ウェブビュー216にロードされるウェブコード(例えばJavaScript、HTML、CSS等)によって定まる。例えば、ウェブビュー216は、ネイティブラッパー228を用いてローカルリソースバンドル220をロードし(506)、グラフィカルユーザインタフェースを提示する、及び/又は、リソース226(例えば、JavaScriptファイル、HTMLファイル等)によって定まる他の機能を提供するためのウェブコードを実行しうる。
【0062】
ウェブビュー216は、ローカルリソースバンドルをロードした後に、ウェブビュー216とネイティブレイヤ214との間の通信を促進するために、ネイティブブリッジを生成しうる(508)。例えば、リソース226は、ウェブビュー216とネイティブレイヤ214との間の通信のためのグローバル変数を生成するウェブコード(例えばJavaScript)を含みうる。ウェブコードは、ウェブビュー216から新しいメッセージが利用可能であることをネイティブレイヤ214に通知するために、ウェブビュー216によって使用されるiframeを生成することができる。バンドルがロードされてネイティブブリッジが生成された後に、ウェブビュー216は、ウェブビュー216の初期化に成功したこと及びネイティブブリッジが動作可能であることを示す接続確立メッセージを、ネイティブレイヤ214へ送信する(510)ために、ネイティブブリッジを使用しうる。
【0063】
(例えば接続確立メッセージによって示されるように)ウェブビュー216が起動している後に、ネイティブレイヤ214は、ウェブビュー216にコンテンツアイテムリストをロードさせるために、(例えばネイティブブリッジを通じて)ウェブビュー216へメッセージを送信しうる(512)。例えば、コンテンツアイテムリストは、コンテンツオーサリングアプリケーション212によって生成され及び/又は管理されるコンテンツアイテムを含みうる。コンテンツオーサリングアプリケーション212を用いて編集するコンテンツアイテムをユーザが選択可能とするためにユーザへそのリストをウェブビュー216が提示することができるように、コンテンツオーサリングアプリケーション212の初期化処理の一部として、コンテンツアイテムリストがロードされうる。コンテンツストレージ220にローカルに記憶されるコンテンツアイテムをウェブビュー216が更新することができるように、コンテンツアイテムリストがロードされうる。
【0064】
ネイティブレイヤ214からコンテンツアイテムリストのロードのメッセージを受信したことに応じて、ウェブビュー216は、コンテンツ管理システム106のコンテンツオーサリングモジュール202からコンテンツアイテムリストを要求しうる(514)。応答において(516)、コンテンツオーサリングモジュール202は、コンテンツオーサリングアプリケーション212と関連付けられると共にコンテンツオーサリングアプリケーション212を用いた編集に利用可能な(例えば適合する)コンテンツアイテムのリストを送信しうる。
【0065】
いくつかの実装において、ウェブビュー216は、受信したコンテンツアイテムリスト内のコンテンツアイテムを用いて、ローカルコンテンツストレージ220を更新しうる。例えば、ウェブビューがコンテンツオーサリングモジュール202からコンテンツアイテムリストを受信した後に、ウェブビュー216は、(例えばネイティブブリッジを通じて)ネイティブレイヤ214からローカルコンテンツアイテムリストを要求しうる(518)。ローカルコンテンツアイテムリストは、例えば、コンテンツオーサリングアプリケーション212と関連付けられていると共にコンテンツストレージ220にローカルで記憶されているコンテンツアイテムのリストを含みうる。ネイティブレイヤ214は、ローカルコンテンツアイテムリストを生成し、ネイティブブリッジを通じて、そのコンテンツアイテムリストをウェブビュー216へ送信しうる(520)。
【0066】
ローカルコンテンツアイテムリストと(例えばコンテンツオーサリングモジュール202から)サーバコンテンツアイテムリストとを受信した後に、ウェブビュー216は、どのコンテンツアイテムが追加され、変更され、又はコンテンツ管理システム106から削除されたかを判定する(522)ために、その2つのリストを比較しうる。例えば、ローカルコンテンツアイテムリストが特定のコンテンツアイテムを含んでおり、サーバコンテンツアイテムリストがそれを含まない場合、ウェブビュー216は、特定のコンテンツアイテムを取り除く(例えば削除する)ように、ネイティブレイヤ214へ要求を送信しうる(523)。
【0067】
ローカルコンテンツアイテムリストがサーバコンテンツアイテムリストに含まれている特定のコンテンツアイテムを含んでいない場合、ウェブビュー216は、特定のコンテンツアイテムを要求するメッセージをコンテンツオーサリングモジュール202へ送信しうる(524)。コンテンツオーサリングモジュール202は、ウェブビュー216へ要求されたコンテンツアイテムを送信する(526)ことにより応答しうる。同様に、ローカルコンテンツアイテムリストにおける特定のコンテンツアイテムのためのタイムスタンプが、サーバコンテンツアイテムリストにおける対応するコンテンツアイテムと一致しない場合、ウェブビュー216は、特定のコンテンツアイテムのための更新を要求するメッセージをコンテンツオーサリングモジュール202へ送信しうる(524)。コンテンツオーサリングモジュール202は、ウェブビュー216へ、要求されたコンテンツアイテムの更新を送信する(526)ことによって応答しうる。そして、ウェブビュー216は、ネイティブブリッジを通じてネイティブレイヤ214へメッセージを送信し(528)、ローカルコンテンツストレージ220においてその特定のコンテンツアイテムを記憶又は更新しうる。ウェブビュー216からそのメッセージを受信したことに応じて、ネイティブレイヤ214は、ローカルコンテンツストレージ220において、コンテンツアイテムを格納又は更新しうる(530)。このように、コンテンツオーサリングアプリケーション212は、コンテンツオーサリングアプリケーション212がコンテンツオーサリングアプリケーション212と関連付けられたコンテンツアイテムへのオフラインアクセスを提供することができるように、ローカルコンテンツストレージ220に格納されるコンテンツアイテムを更新された状態に保つことができる。
【0068】
図6は、ハイブリッドアプリケーションにおいてオフラインで動作するための例示の処理600を説明する要素の相互動作図である。例えば、ユーザは、コンテンツオーサリングアプリケーション212を起動しうる(602)。コンテンツオーサリングアプリケーション402の起動に応じて、ネイティブレイヤ214は、ウェブビュー216をロードしうる(604)。例えば、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングアプリケーション212内部及び/又はネイティブレイヤ214内部に含まれるJavaScriptエンジン、ウェブブラウザ等でありうる。ウェブビュー216によって提供される機能は、クライアントローカルリソースバンドル220からウェブビュー216にロードされるウェブコード(例えばJavaScript、HTML、CSS等)によって定義される。例えば、ウェブビュー216は、ネイティブラッパー228を用いてローカルリソースバンドル220をロードし(606)、グラフィカルユーザインタフェースを提示し及び/又はリソース226(例えばJavaScriptファイル、HTMLファイル等)によって定まるような他の機能を提供するためにウェブコードを実行しうる。
【0069】
ローカルリソースバンドルをロードした後に、ウェブビュー216は、ウェブビュー216とネイティブレイヤ214との間の通信を促進するために、ネイティブブリッジを生成しうる(608)。例えば、リソース226は、ウェブビュー216とネイティブレイヤ214との間の通信のためのグローバル変数を生成するウェブコード(例えばJavaScript)を含みうる。ウェブコードは、新しいメッセージがウェブビュー216から利用可能であることをネイティブレイヤ214に通知するために、ウェブビュー216によって使用されるiframeを生成しうる。バンドルがロードされると共にネイティブブリッジが生成された後に、ウェブビュー216は、ウェブビュー216の初期化に成功したこと及びネイティブブリッジが動作可能であることを示す接続確立メッセージをネイティブレイヤ214へ送信する(610)ために、ネイティブブリッジを使用することができる。
【0070】
(例えば接続確立メッセージで示されるように)ウェブビュー216が起動している後に、ネイティブレイヤ214は、(例えばネイティブブリッジを通じて)ウェブビュー216へ、ウェブビュー216にコンテンツアイテムリストをロードさせるためのメッセージを送信しうる(512)。例えば、コンテンツアイテムリストは、コンテンツオーサリングアプリケーション212によって生成及び/又は管理されているコンテンツアイテムを含みうる。コンテンツアイテムリストは、コンテンツオーサリングアプリケーション212を用いて編集するコンテンツアイテムをユーザが選択可能とするためにユーザへリストをウェブビュー216が提示することができるように、コンテンツオーサリングアプリケーション212の初期化処理の一部としてロードされうる。コンテンツアイテムリストは、ウェブビュー216がコンテンツストレージ220にローカルで記憶されたコンテンツアイテムを更新することができるように、ロードされうる。
【0071】
その一方で、処理500において説明したように、コンテンツオーサリングモジュール202からのコンテンツアイテムリストを要求するのではなく、ウェブビュー216は、モバイル機器210がオフラインであること、および/または、コンテンツオーサリングモジュール202に到達できないことを判定しうる(614)。コンテンツオーサリングモジュール202に到達できないことを判定したことに応じて、ウェブビュー216は、コンテンツストレージ220にローカルに記憶されたコンテンツアイテムを特定するローカルコンテンツアイテムリストを、ネイティブレイヤ214がウェブビュー216へ送信することを要求するメッセージを、ネイティブレイヤ214へのネイティブブリッジを通じて、送信しうる(616)。ネイティブレイヤ214は、コンテンツオーサリングアプリケーション212と関連付けられたローカルで記憶されているコンテンツアイテムのリストを生成し、ネイティブブリッジを通じて、そのリストをウェブビュー216へ送信しうる。ローカルコンテンツアイテムリストの受信後、ウェブビュー216は、モバイル機器210においてクライアントリソースバンドル220のリソース226によって提供される命令に従って、ウェブビュー216によって提示されるグラフィカルユーザインタフェース上に、コンテンツアイテムリストを提示しうる。
【0072】
いくつかの実装において、ウェブビュー216は、ローカルコンテンツアイテムを提示しうる。例えば、ローカルコンテンツアイテムのリストを提示した後に、ウェブビュー216は、ローカルコンテンツアイテムのリストからのコンテンツアイテムのユーザ選択を受けうる。ローカルブリッジ302を通じたウェブビュー216は、その選択を受けたことに応じて、ネイティブレイヤ214から選択されたコンテンツアイテムを要求しうる。ネイティブレイヤ214は、ローカルコンテンツストレージ220から要求されたコンテンツアイテムを取得して、要求されたローカルコンテンツアイテムをウェブビュー216へ送信しうる(626)。要求されたローカルコンテンツアイテムを受信した後に、ウェブビュー216は、コンテンツオーサリングアプリケーション212のユーザによるレビュー及び/又は編集のために、そのローカルコンテンツアイテムを提示しうる(628)。したがって、モバイル機器210がオフラインであっても及び/又はコンテンツオーサリングモジュール202に到達できなくても、ウェブビュー216は、ウェブビュー216を実行(例えば起動、提示、処理等)してコンテンツアイテムを提示するのに必要な全てのものがモバイル機器210にローカルで記憶されているため、なおも、グラフィカルユーザインタフェースを提示し、コンテンツアイテムを提示し、及び/又は、他の動作を実行することができる。
【0073】
図7は、ハイブリッドアプリケーションを更新するための例示の処理700である。例えば、処理700は、ハイブリッドアプリケーションが起動している間にハイブリッドアプリケーションのネイティブコードを変更することなく、ハイブリッドアプリケーションのウェブコードを更新することができる。
【0074】
ステップ702において、モバイル機器210は、モバイル機器にインストールされたハイブリッドアプリケーションに対応するネイティブソフトウェアを実行することができる。例えば、ネイティブソフトウェアは、上述のネイティブレイヤ214に対応しうる。ネイティブソフトウェアは、モバイル機器210によって使用され実装される、特定のオペレーティングシステム、プロセッサ又はシステム構成のために、コンパイルされ及び/又はビルドされうる点で、プラットフォーム固有でありうる。
【0075】
ステップ704において、モバイル機器210は、モバイル機器210に記憶されているハイブリッドアプリケーションのためのリソースバンドルを取得しうる。例えば、ハイブリッドアプリケーションがモバイル機器210にインストールされている場合、そのインストールは、モバイル機器210に、ハイブリッドアプリケーション内でウェブビューを実行するのに必要なリソースを含んだリソースバンドルを格納することを含みうる。
【0076】
ステップ706において、モバイル機器210は、リソースバンドルからハイブリッドアプリケーションへ、ウェブコードをロードしうる。例えば、ウェブコードは、HTML、JavaScript、CSS等の様々なプラットフォームによらないウェブ技術を含みうる。ネイティブソフトウェアは、ウェブコードを読み出し、コンパイルし、及び/又は、実行することができるウェブエンジン(例えば、ウェブブラウザ、JavaScriptエンジン、コンパイラ、インタープリタ等)を含みうる。モバイル機器210は、ハイブリッドアプリケーションがリソースバンドルにおいてリソースを参照するウェブページ(例えば、ローカルネイティブラッパーHTMLファイル)をロードすることにより初期化されるときに、リソースバンドルからウェブエンジンにウェブコードをロードしうる。
【0077】
ステップ708において、モバイル機器210はウェブコードを実行しうる。例えば、ネイティブソフトウェアにおけるウェブエンジンは、グラフィカルユーザインタフェースを提示し、データを管理及び/又は操作し、コンテンツ管理システム106のコンテンツオーサリングモジュール202などのウェブサーバと通信するために、ウェブコード(例えばウェブビュー216)を読み出し、コンパイルし、及び/又は、実行しうる。
【0078】
ステップ710において、モバイル機器210は、ネットワークリソースから、リソースバンドル更新情報を取得しうる。例えば、ハイブリッドアプリケーションが対応するウェブサーバと通信する時に、ハイブリッドアプリケーションは、モバイル機器210で動作しているハイブリッドアプリケーションのバージョンを特定するバージョン情報を送信しうる。ウェブサーバがバージョン情報を受信すると、ウェブサーバは、モバイル機器210におけるハイブリッドアプリケーションのバージョンがウェブサーバにおけるハイブリッドアプリケーションの最新バージョンに対応するかを判定することができる。モバイル機器210におけるハイブリッドアプリケーションのバージョンがウェブサーバにおけるそのアプリケーションの最新バージョンと一致しない場合、ウェブサーバは、更新されたリソースバンドルをハイブリッドアプリケーションへ送信しうる。例えば、ウェブサーバは、ハイブリッドアプリケーションの最新バージョンを特定する設定データとハイブリッドアプリケーションの最新バージョンに対応するリソースとを送信しうる。
【0079】
ステップ712において、モバイル機器210は、ネイティブソフトウェアを変更しないままにしながら、リソースバンドル更新に基づいて、ハイブリッドアプリケーションのウェブコードを更新しうる。例えば、モバイル機器210は、設定データに基づいて、リソースバンドル内のどのリソースが期限切れであるかを判定することができる。モバイル機器210は、その後、上述のように、ハイブリッドアプリケーションを更新することが必要なリソースを要求しうる。モバイル機器210は、モバイル機器210に記憶されているローカルリソースバンドルにおける期限切れのリソースを、新しく更新されたリソースで置換しうる。
【0080】
ステップ714において、モバイル機器210は、更新されたリソースバンドルから更新されたウェブコードを実行しうる。例えば、ウェブエンジンは、ハイブリッドアプリケーションの更新した機能にユーザがアクセスすることを可能とするために、リソースバンドルをリロードして、更新されたリソースにおける更新されたウェブコードを実行しうる。このように、モバイル機器210は、ハイブリッドアプリケーションが動作中にハイブリッドアプリケーションのネイティブソフトウェアを変更することなく、ハイブリッドアプリケーションを更新することができる。
【0081】
図8は、オフラインでのハイブリッドアプリケーションへのアクセスを提供するための例示の処理800である。例えば、モバイル機器210にローカルでウェブコード、リソース、及び/又は、コンテンツアイテムを格納することにより、ウェブコード、リソース、及び/又は、コンテンツアイテムをネットワークリソースから取得することに通常は依存するハイブリッドアプリケーションを、モバイル機器210がネットワークに接続されていなくても、モバイル機器210が実行することができる。
【0082】
ステップ802において、モバイル機器210は、モバイル機器上の、ハイブリッドアプリケーションのネイティブレイヤを起動しうる。例えば、ネイティブレイヤは、上述のネイティブレイヤ214に対応しうる。ネイティブレイヤは、モバイル機器210によって使用され又は実装される、特定のオペレーティングシステム、プロセッサ、又はシステム構成のためにソフトウェアがコンパイルされ及び/又はビルドされうる点で、プラットフォームに固有のソフトウェアを含みうる。
【0083】
ステップ804において、モバイル機器210は、モバイル機器210上のストレージから、ウェブビューをアプリケーションへロードしうる。例えば、ウェブビューは、上述のウェブビュー216に対応しうる。ウェブビューは、ネイティブレイヤ214においてネイティブソフトウェアを用いて実装されるウェブエンジンと、機能、特徴等をハイブリッドアプリケーションへ提供するためにウェブエンジンによって実行されるウェブコードとを含みうる。ウェブコードは、モバイル機器210がネットワーク又はネットワークサーバに接続されていない時でもハイブリッドアプリケーションが動作しうるように、ローカルリソースバンドルからウェブエンジンへロードされうる。
【0084】
ステップ806において、モバイル機器210は、ネットワークサーバに格納されたコンテンツアイテムの要求を受信しうる。例えば、ハイブリッドアプリケーションは、ネットワークサーバに記憶されたコンテンツアイテムを見る又は編集することを要求するユーザインプットを受けうる。ハイブリッドアプリケーションのネイティブレイヤは、上述のように、モバイル機器210にローカルで格納されているコンテンツアイテムを更新するために、ウェブビューがネットワークサーバからコンテンツアイテムをダウンロードすることを要求しうる。
【0085】
ステップ808において、モバイル機器210は、モバイル機器がネットワークサーバに接続することができないことを判定しうる。例えば、ハイブリッドアプリケーション(例えばウェブビュー216)は、モバイル機器210がネットワークに接続されていないこと、及び/又は、ネットワークサーバに到達できないことを判定しうる。
【0086】
ステップ810において、モバイル機器210は、ハイブリッドアプリケーションのネイティブレイヤから、要求されるコンテンツアイテムのローカルで記憶されているバージョンを要求しうる。例えば、ネットワークサーバに到達できないことを判定したことに応じて、ウェブビュー216は、モバイル機器210におけるローカルストレージからコンテンツアイテムを要求するメッセージをネイティブレイヤ214へ送信しうる。
【0087】
ステップ812において、モバイル機器210は、要求されたコンテンツアイテムのローカルで記憶されたバージョンを取得しうる。例えば、ネイティブレイヤ214は、ローカルコンテンツストレージ220から、要求されたコンテンツアイテムのローカルで記憶されたバージョンを取得しうる。
【0088】
ステップ814において、モバイル機器210は、要求されたコンテンツアイテムのローカルで記憶されたバージョンをウェブビュー216へ送信しうる。例えば、ネイティブレイヤ214は、ネイティブブリッジ302を通じて、要求されたコンテンツアイテムのローカルで記憶されたバージョンを、ウェブビュー216へ送信しうる。ネイティブレイヤ214は、例えば、上述のように、コンテンツアイテム(例えばコンテンツアイテム識別子及びコンテンツ)を、メッセージ系列にエンコードして、ネイティブブリッジ302を用いてウェブビュー216へそのメッセージ系列を送信しうる。
【0089】
ステップ816において、モバイル機器210は、モバイル機器210のディスプレイ上に、要求されたコンテンツアイテムを提示しうる。例えば、ウェブビュー216が要求したコンテンツアイテムを受信した後に、ウェブビュー216は、モバイル機器210上のローカルリソースバンドルからロードされたウェブコードに従って生成されるグラフィカルユーザインタフェースに、コンテンツアイテムを提示しうる。
【0090】
図9A及び
図9Bは、例示の取りうるシステム実施形態を示している。本技術を実践する際のより適切な実施形態は当業者に明らかであろう。当業者は、他のシステム実施形態をとりうることも既に理解しているだろう。
【0091】
図9Aは、従来のシステムバスコンピューティングシステム構造900を示しており、ここで、システムの要素はバス905を用いて相互に電気通信している。例示のシステム900は、プロセッサユニット(CPU又はプロセッサ)910と、読み出し専用メモリ(ROM)920及びランダムアクセスメモリ(RAM)925などのシステムメモリ915を含んだ様々なシステム要素をプロセッサ910に接続するシステムバス905とを含む。システム900は、プロセッサ910に直接接続された、プロセッサ910の近傍の、又は、プロセッサ910の一部として集約された高速メモリのキャッシュを含みうる。システム900は、プロセッサ910による高速アクセスのために、メモリ915及び/又はストレージ機器930からキャッシュ912へデータをコピーしうる。この方法では、キャッシュは、データを待つ間のプロセッサ910の遅延を回避する、性能ブーストを提供しうる。これらの及び他のモジュールは、様々な動作を実行するようにプロセッサ910を制御し、又は制御するように構成されうる。他のシステムメモリ915も、使用可能でありうる。メモリ915は、様々な性能特性を有する複数の様々なタイプのメモリを含みうる。プロセッサ910は、任意の汎用プロセッサと、ストレージ機器930に記憶されたモジュール1 932、モジュール2 934、及びモジュール3 936などの、プロセッサ910及び特定用途プロセッサを制御するように構成されたハードウェアモジュール又はソフトウェアモジュールとを含むことができ、ここで、ソフトウェア命令は実際のプロセッサ設計に組み込まれる。プロセッサ910は、基本的に、複数のコア又は複数のプロセッサ、バス、メモリコントローラ、キャッシュ等を含んだ、完全に内蔵型のコンピューティングシステムであってもよい。マルチコアプロセッサは、対称型であっても非対称型であってもよい。
【0092】
コンピューティング機器900を用いたユーザ対話を可能とするために、入力機器945が、音声のためのマイク、ジェスチャー又はグラフィック入力のためのタッチセンシティブスクリーン、キーボード、マウス、モーション入力、音声等のような、任意の数の入力機構を表すことができる。出力機器935も、当業者に知られた1つ以上の数の出力機構でありうる。いくつかの例において、多様なシステムが、コンピューティング機器900と通信するための複数の種類の入力をユーザが提供することを可能としうる。通信インタフェース940は、ユーザ入力およびシステム出力を大まかに統率して管理することができる。特定のハードウェア構成上での動作に対する制約はなく、したがって、ここでの基本的な特徴が、開発されたような、与えられるハードウェア又はファームウェア構成の代わりにされうる。
【0093】
ストレージ機器930は、不揮発性メモリであり、ハードディスクであっても、磁器カセット、フラッシュメモリカード、ソリッドステートメモリ機器、デジタル多目的ディスク、カートリッジ、ランダムアクセスメモリ(RAM)925、読み出し専用メモリ(ROM)920、及びその複合などの、コンピュータによってアクセス可能なデータを記憶することができる他の種類のコンピュータ可読媒体であってもよい。
【0094】
ストレージ機器930は、プロセッサ910を制御するためのソフトウェアモジュール932、934、936を含みうる。他のハードウェア又はソフトウェアモジュールも予定される。ストレージ機器930は、システムバス905に接続されうる。1つの態様において、特定の機能を実行するハードウェアモジュールが、その機能を実行するための、プロセッサ910、バス905、ディスプレイ935等のような必要なハードウェア要素と接続されている、コンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェア要素を含みうる。
【0095】
図9Bは、説明した方法を実行し、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)生成して表示するのに使用されうるチップセット構造を有するコンピュータシステム950を図解している。コンピュータシステム950は、開示された技術を実装するのに使用されうるコンピュータハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアの例である。システム950は、特定の演算を実行するように構成されたソフトウェア、ファームウェア、及びハードウェアを実行することができる、物理的に及び/又は論理的に相異なる任意の数のリソースを代表する、プロセッサ910を含みうる。プロセッサ910は、プロセッサ910への入力およびプロセッサ910からの出力を制御可能なチップセット960と通信することができる。この例において、チップセット960は、ディスプレイなどの出力965に情報を出力し、例えば磁気媒体及びソリッドステート媒体を含みうるストレージ機器970から、情報を読み出すと共に情報を書き込むことができる。チップセット960は、RAM975からデータを読み出し、RAM975へデータを書き込むこともできる。様々なユーザインタフェース要素985とインタフェース接続するためのブリッジ980は、チップセット960とインタフェース接続するために提供されうる。このようなユーザインタフェース要素985は、キーボード、マイク、タッチ検出及び処理回路、マウスなどのポインティングデバイス等を含むことができる。一般に、システム950への入力は、様々なソースのいずれか、機械の生成、及び/又は、人間の生成からもたらされうる。
【0096】
また、チップセット960は、様々な物理インタフェースを有することが可能な通信インタフェース990とインタフェース接続することができる。このような通信インタフェースは、有線及び無線ローカルエリアネットワークのための、ブロードバンド無線ネットワークのための、また、パーソナルエリアネットワークのためのインタフェースを含むことができる。ここで開示されるGUIを生成し、表示し、使用するための方法のいくつかのアプリケーションは、ストレージ970又は975に格納されたデータを解析するプロセッサ910により、物理インタフェースを介してオーダリングされたデータセットを受信することを含んでもよいし、機械自身によって生成されてもよい。さらに、機械は、ユーザインタフェース要素985を介してユーザからの入力を受信して、プロセッサ910を用いてこれらの入力を解釈することによるブラウジング機能などの、適切な機能を実行しうる。
【0097】
例示のシステム900及び950が1つより多くのプロセッサ910を有してもよいし、より多くの処理能力を与えるために共にネットワーク接続されたコンピューティング機器のグループまたはクラスタの一部であってもよいことが理解されうる。
【0098】
説明の明確性のために、いくつかの例では、本技術が、機器、機器要素、ソフトウェアにおいて、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにおいて具現化される方法におけるステップ又はルーチンを含んだ機能ブロックを含む、個別の機能ブロックを含むように提示されうる。
【0099】
ここで説明した任意のステップ、動作、機能又は処理は、単独で又は他のデバイスと組み合わせて、実行され、又はハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実装されうる。ある実施形態において、ソフトウェアモジュールは、コンテンツ管理システムのクライアント機器及び/又は1つ以上のサーバのメモリに駐在するソフトウェアであり、そのモジュールと関連付けられたソフトウェアをプロセッサが実行する際に、1つ以上の機能を実行することができる。メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体でありうる。
【0100】
いくつかの実施形態において、コンピュータ可読ストレージ機器、媒体、及びメモリは、ビットストリーム等を含んだケーブル又は無線信号を含むことができる。しかしながら、言及される場合には、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、エネルギー、キャリア信号、電磁波、及び信号それ自体などの媒体を明示的に排除する。
【0101】
上述の例による方法は、コンピュータ可読媒体に記憶され又はその他の場合そこから利用可能なコンピュータ実行可能命令を用いて、実装されうる。このような命令は、例えば、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、又は特定用途処理機器に、所定の機能又は一群の機能を実行させる又はそれ以外の場合これらをするように設定する命令及びデータを含むことができる。使用されるコンピュータリソースの一部が、ネットワークを介してアクセス可能であってもよい。コンピュータ実行可能命令は、例えば、アセンブリ言語、ファームウェア、又はソースコードなどのバイナリ、中間フォーマット命令でありうる。命令、使用される情報、及び/又は、説明された例による方法の間に生成された情報を記憶するのに使用されうるコンピュータ可読媒体の例は、磁器又は光学ディスク、フラッシュメモリ、不揮発メモリが備えられたUSB機器、ネットワーク接続されたストレージ機器などを含む。
【0102】
これらの開示による方法を実行する機器は、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを有することができ、様々なフォームファクタのいずれかをとることができる。このようなフォームファクタの典型的な例は、ラップトップ、スマートフォン、小さいフォームファクタのパーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント等を含む。また、ここで説明された機能は、周辺機器やアドインカードにおいて実装されてもよい。このような機能は、さらなる例として、様々なチップ又は単一の機器において実行する様々な処理の中で回路基板上に実装されてもよい。
【0103】
命令、このような命令を搬送する媒体、それらを実行するためのコンピューティングリソース、このようなコンピューティングリソースを補助するための他の構成が、これらの開示において説明された機能を提供するための手段である。
【0104】
添付の請求項の範囲内の態様を説明するために様々な例及び他の情報を使用したが、当業者がこれらの例を用いて多種多様な実装を導出することができるように、このような例における特定の機能又は構成に基づく請求項の限定を意味するものではない。さらに、いくつかの主題については構造的な特徴および/または方法ステップの例に固有の文言で説明された可能性があるが、添付の請求項において規定された主題がこれらの開示された特徴又は動作に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。例えば、このような機能は、ここで特定されるもの以外の要素において別に分布され又は実行されてもよい。むしろ、添付の請求項の範囲内のシステム及び方法の要素の例として、説明された特徴及び方法が開示されている。