(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
サーバ装置が、活動希望者用画面を出力表示している活動希望者用利用者端末から活動希望情報を受信して記録した後、日程決定者用画面を出力表示している日程決定者用利用者端末からの要求に応じて前記活動希望情報を前記日程決定者用利用者端末に返信する活動希望情報連絡システムであって、
前記サーバ装置は、
前記活動希望者用利用者端末から送信された活動希望者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録活動希望者アカウントについて一の記録域として確保される登録活動希望者情報記録域、
前記日程決定者用画面において前記活動希望者が登録活動希望者であることを示す活動希望者表記情報を記録する活動希望者表記情報記録域、
前記日程決定者用利用者端末から送信された日程決定者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録日程決定者アカウントについて一の記録域として確保される登録日程決定者情報記録域、
前記活動希望者用画面において前記日程決定者が登録日程決定者であることを示す日程決定者表記情報を記録する日程決定者表記情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の登録日程決定者に関する情報を記録する希望先情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時に関する情報を記録するとともに、一部又は全部の日程が重複し優先度が異なる複数の希望日程を、その優先度とともに有効なものとして記録することができる希望日程情報記録域、
前記希望日程情報記録域に記録された開始日時および終了日時を有する各希望日程において、前記登録活動希望者が前記希望先情報記録域に記録された希望先に含まれる一又は複数の登録日程決定者の活動を行う希望の強さであって、予め用意された三段階以上の強度から選択した希望強度に関する情報を記録する希望強度情報記録域、
前記日程決定者用利用者端末からの要求があった場合に、当該要求が前記希望先情報記録域に記録された登録日程決定者の登録日程決定者アカウントでログインした日程決定者用利用者端末からのものであり、かつ、当該要求された活動希望情報が当該要求を行った前記登録日程決定者の活動の日程を希望する登録活動希望者に関する情報であることを条件に、前記希望強度情報記録域に記録された、当該要求を行った登録日程決定者の活動を行う希望強度を返信する希望強度返信手段、
前記希望日程情報記録域において、一部又は全部の日程が重複し優先度が異なる複数の希望日程が有効なものとして記録されている場合において、前記登録活動希望者が希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時を優先度の高い順に日程が重複しないように決定する日程開始終了日時決定手段、ならびに
前記希望日程情報記録域において、一部又は全部の日程が重複し優先度が同一の複数の希望日程を有効なものとしない同一優先度重複日程排除手段
を有することを特徴とする活動希望情報連絡システム。
サーバ装置が、活動希望者用画面を出力表示している活動希望者用利用者端末から活動希望情報を受信して記録した後、日程決定者用画面を出力表示している日程決定者用利用者端末からの要求に応じて前記活動希望情報を前記日程決定者用利用者端末に返信する活動希望情報連絡システムであって、
前記サーバ装置は、
前記活動希望者用利用者端末から送信された活動希望者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録活動希望者アカウントについて一の記録域として確保される登録活動希望者情報記録域、
前記日程決定者用画面において前記活動希望者が登録活動希望者であることを示す活動希望者表記情報を記録する活動希望者表記情報記録域、
前記日程決定者用利用者端末から送信された日程決定者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録日程決定者アカウントについて一の記録域として確保される登録日程決定者情報記録域、
前記活動希望者用画面において前記日程決定者が登録日程決定者であることを示す日程決定者表記情報を記録する日程決定者表記情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の登録日程決定者に関する情報を記録する希望先情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時に関する情報を記録する希望日程情報記録域、
前記希望日程情報記録域に記録された開始日時および終了日時を有する各希望日程において、前記登録活動希望者が前記希望先情報記録域に記録された希望先に含まれる一又は複数の登録日程決定者の活動を行う希望の強さであって、予め用意された三段階以上の強度から選択した希望強度に関する情報を記録する希望強度情報記録域、
前記日程決定者用利用者端末からの要求があった場合に、当該要求が前記希望先情報記録域に記録された登録日程決定者の登録日程決定者アカウントでログインした日程決定者用利用者端末からのものであり、かつ、当該要求された活動希望情報が当該要求を行った前記登録日程決定者の活動の日程を希望する登録活動希望者に関する情報であることを条件に、前記希望強度情報記録域に記録された、当該要求を行った登録日程決定者の活動を行う希望強度を返信する希望強度返信手段、ならびに
前記登録日程決定者アカウントでログイン中の日程決定者用利用者端末から、活動日程を決定する要求があった際に、当該要求された活動日程は前記登録活動希望者が当該登録日程決定者の活動を行うことを希望する希望強度が設定値以上に強いことを条件に、当該登録活動希望者への承認要求なしに、前記希望強度情報記録域に記録された、当該希望日程の一部又は全部と重なる希望日程における他の登録日程決定者の活動を行う希望強度を最も弱い強度に変更する活動日程即時決定手段
を有することを特徴とする活動希望情報連絡システム。
前記活動はシフト勤務であり、前記登録活動希望者はシフト勤務を希望するシフト希望者であり、前記登録日程決定者は、シフト希望者がシフト勤務を行う日程を決定するシフト決定者であって、
前記サーバ装置は、さらに、
前記シフト決定者である前記登録日程決定者が予め決めた一又は複数のシフトパターンを記録するシフトパターン記録域
を有し、
前記シフトパターンは、それぞれ少なくとも、開始および終了の時分を含む
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の活動希望情報連絡システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
シフト希望者(活動希望者)が希望する内容、時間帯及び希望の程度などを入力し、シフト決定者(日程決定者)がそれらを分かりやすく確認することができれば、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチング可能と考えられるが、そのようなシステムは存在しなかった。
【0006】
そこで、本発明は、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチング可能な活動希望情報連絡システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る活動希望情報連絡システムは、
サーバ装置が、活動希望者用画面を出力表示している活動希望者用利用者端末から活動希望情報を受信して記録した後、日程決定者用画面を出力表示している日程決定者用利用者端末からの要求に応じて前記活動希望情報を前記日程決定者用利用者端末に返信する活動希望情報連絡システムであって、
前記サーバ装置は、
前記活動希望者用利用者端末から送信された活動希望者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録活動希望者アカウントについて一の記録域として確保される登録活動希望者情報記録域、
前記日程決定者用画面において前記活動希望者が登録活動希望者であることを示す活動希望者表記情報を記録する活動希望者表記情報記録域、
前記日程決定者用利用者端末から送信された日程決定者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録日程決定者アカウントについて一の記録域として確保される登録日程決定者情報記録域、
前記活動希望者用画面において前記日程決定者が登録日程決定者であることを示す日程決定者表記情報を記録する日程決定者表記情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の登録日程決定者に関する情報を記録する希望先情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時に関する情報を記録する
とともに、一部又は全部の日程が重複し優先度が異なる複数の希望日程を、その優先度とともに有効なものとして記録することができる希望日程情報記録域、
前記希望日程情報記録域に記録された開始日時および終了日時を有する各希望日程において、前記登録活動希望者が前記希望先情報記録域に記録された希望先に含まれる一又は複数の登録日程決定者の活動を行う希望の強さであって、予め用意された三段階以上の強度から選択した希望強度に関する情報を記録する希望強度情報記録域
、
前記日程決定者用利用者端末からの要求があった場合に、当該要求が前記希望先情報記録域に記録された登録日程決定者の登録日程決定者アカウントでログインした日程決定者用利用者端末からのものであり、かつ、当該要求された活動希望情報が当該要求を行った前記登録日程決定者の活動の日程を希望する登録活動希望者に関する情報であることを条件に、前記希望強度情報記録域に記録された、当該要求を行った登録日程決定者の活動を行う希望強度を返信する希望強度返信手段
、
前記希望日程情報記録域において、一部又は全部の日程が重複し優先度が異なる複数の希望日程が有効なものとして記録されている場合において、前記登録活動希望者が希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時を優先度の高い順に日程が重複しないように決定する日程開始終了日時決定手段、ならびに
前記希望日程情報記録域において、一部又は全部の日程が重複し優先度が同一の複数の希望日程を有効なものとしない同一優先度重複日程排除手段
を有する。
また、本発明に係る活動希望情報連絡システムは、
サーバ装置が、活動希望者用画面を出力表示している活動希望者用利用者端末から活動希望情報を受信して記録した後、日程決定者用画面を出力表示している日程決定者用利用者端末からの要求に応じて前記活動希望情報を前記日程決定者用利用者端末に返信する活動希望情報連絡システムであって、
前記サーバ装置は、
前記活動希望者用利用者端末から送信された活動希望者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録活動希望者アカウントについて一の記録域として確保される登録活動希望者情報記録域、
前記日程決定者用画面において前記活動希望者が登録活動希望者であることを示す活動希望者表記情報を記録する活動希望者表記情報記録域、
前記日程決定者用利用者端末から送信された日程決定者の一セットの登録情報を受信することにより作成される一の登録日程決定者アカウントについて一の記録域として確保される登録日程決定者情報記録域、
前記活動希望者用画面において前記日程決定者が登録日程決定者であることを示す日程決定者表記情報を記録する日程決定者表記情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の登録日程決定者に関する情報を記録する希望先情報記録域、
前記登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時に関する情報を記録する希望日程情報記録域、
前記希望日程情報記録域に記録された開始日時および終了日時を有する各希望日程において、前記登録活動希望者が前記希望先情報記録域に記録された希望先に含まれる一又は複数の登録日程決定者の活動を行う希望の強さであって、予め用意された三段階以上の強度から選択した希望強度に関する情報を記録する希望強度情報記録域、
前記日程決定者用利用者端末からの要求があった場合に、当該要求が前記希望先情報記録域に記録された登録日程決定者の登録日程決定者アカウントでログインした日程決定者用利用者端末からのものであり、かつ、当該要求された活動希望情報が当該要求を行った前記登録日程決定者の活動の日程を希望する登録活動希望者に関する情報であることを条件に、前記希望強度情報記録域に記録された、当該要求を行った登録日程決定者の活動を行う希望強度を返信する希望強度返信手段、ならびに
前記登録日程決定者アカウントでログイン中の日程決定者用利用者端末から、活動日程を決定する要求があった際に、当該要求された活動日程は前記登録活動希望者が当該登録日程決定者の活動を行うことを希望する希望強度が設定値以上に強いことを条件に、当該登録活動希望者への承認要求なしに、前記希望強度情報記録域に記録された、当該希望日程の一部又は全部と重なる希望日程における他の登録日程決定者の活動を行う希望強度を最も弱い強度に変更する活動日程即時決定手段
を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチング可能な活動希望情報連絡システムを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る活動希望情報連絡システムを示す概略構成図である。
【0011】
本発明の活動希望情報連絡システムは、少なくとも、サーバ装置3が、活動希望者用画面1sを出力表示している活動希望者用利用者端末1から活動希望情報を受信して記録した後、日程決定者用画面2sを出力表示している日程決定者用利用者端末2からの要求に応じて、上記の活動希望情報を日程決定者用利用者端末2に返信するものである。これにより、発注者となる日程決定者は、日程決定者用利用者端末2に出力表示された日程決定者用画面2sにおいて、受注者となる活動希望者の活動希望情報を閲覧することができる。
【0012】
ここで、受注者となる活動希望者は、活動を行う受注者本人でもよく、法人の営業担当者のように受注者本人でなくてもよい。発注者となる日程決定者は、活動を提供する発注者本人のみならず、単なる市場調査を目的とした情報を閲覧したり、他の発注者に対して活動を紹介したりする閲覧者をも含み、閲覧者であっても以下で述べる登録日程決定者アカウントを取得して、登録日程決定者として本システムを利用することができる。
【0013】
サーバ装置3は、大きく分けて、通常は受注者となる活動希望者に関する情報を記録・保存する登録活動希望者情報記録域10と、通常は発注者となる日程決定者に関する情報を記録・保存する登録日程決定者情報記録域20を有している。サーバ装置3は、その他の記録域を有していても構わない。また、サーバ装置3が有する記録域に記録・保存された情報を活動希望者用利用者端末1及び/又は日程決定者用利用者端末2に表示させたり、活動希望者用利用者端末1及び/又は日程決定者用利用者端末2で入力された情報をサーバ装置3が有する記録域に記録・保存させたり、そのための条件を確認したりする情報受け渡し手段30をも有している。情報受け渡し手段30としては、本発明において明示した各種手段だけでなく、サーバ装置3が所定の動作を行うために必要な手段をも含む。なお、本明細書において「記録域」とは、HDD、SSD等の記録媒体中に設けられた記録領域をいう。また、本明細書において「手段」とは、特定の処理をするプログラムをいい、phpプログラムのようにサーバ装置3において動作するものと、javascriptプログラムのように活動希望者用利用者端末1及び/又は日程決定者用利用者端末2に送信されて動作する場合がある。
【0014】
まず、登録活動希望者情報記録域10には、サーバ装置3が活動希望者用利用者端末1から送信された活動希望者の一セットの登録情報を受信することで、当該活動希望者に対応する一の登録活動希望者アカウントが作成され、当該活動希望者の登録情報を含む各種情報を記録・保存する一の記録域が確保される。登録情報としては、少なくとも、ログインID、ログインパスワード、メールアドレス、登録活動希望者表記を含むことが好ましく、一のメールアドレスに対して一のアカウントが作成されることが好ましい。
【0015】
登録活動希望者情報記録域10は、日程決定者用画面2sにおいて活動希望者が登録活動希望者であることを示す活動希望者表記情報を記録する活動希望者表記情報記録域11を有する。すなわち、登録活動希望者は、活動希望者用利用者端末1から、日程決定者用画面2sに自らが登録活動希望者であることを出力表示させるための活動希望者表記情報を入力し、サーバ装置3がその情報を受信し、活動希望者表記情報記録域11に記録する。活動希望者表記情報記録域11に記録された活動希望者表記情報は、日程決定者用利用者端末2に送信され、日程決定者用画面2sに出力表示される。活動希望者表記情報とは、日程決定者用画面2sにおいて登録活動希望者を十分に特定できる情報であって、例えば、個人の氏名もしくは屋号、法人の名称、またはこれらの略称などが挙げられる。
【0016】
一方、登録日程決定者情報記録域20には、サーバ装置3が日程決定者用利用者端末2から送信された日程決定者の一セットの登録情報を受信することで、当該日程決定者に対応する一の登録日程決定者アカウントが作成され、当該日程決定者の登録情報を含む各種情報を記録・保存する一の記録域が確保される。登録情報としては、少なくとも、ログインID、ログインパスワード、メールアドレス、登録日程決定者表記を含むことが好ましく、一のメールアドレスに対して一のアカウントが作成されることが好ましい。
【0017】
登録日程決定者情報記録域20は、活動希望者用画面1sにおいて日程決定者が登録日程決定者であることを示す日程決定者表記情報を記録する日程決定者表記情報記録域21を有する。すなわち、登録日程決定者は、日程決定者用利用者端末2から、活動希望者用画面1sに自らが登録日程決定者であることを出力表示させるための日程決定者表記情報を入力し、サーバ装置3がその情報を受信し、日程決定者表記情報記録域21に記録する。日程決定者表記情報記録域21に記録された日程決定者表記情報は、活動希望者用利用者端末1に送信され、活動希望者用画面1sに出力表示される。日程決定者表記情報とは、活動希望者用画面1sにおいて登録日程決定者を十分に特定できる情報であって、例えば、個人の氏名もしくは屋号、法人の名称、またはこれらの略称などが挙げられる。
【0018】
登録活動希望者情報記録域10は、さらに、登録活動希望者の活動希望情報を記録する活動希望情報記録域12として、少なくとも、希望先情報記録域121、希望日程情報記録域122、及び希望強度情報記録域123を有する。
【0019】
希望先情報記録域121には、登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の登録日程決定者に関する情報が記録される。すなわち、登録活動希望者は、活動希望者用画面1sに出力表示されている登録日程決定者及びその日程決定者表記情報を確認し、どの登録日程決定者の活動を希望するかを選択し、その情報が希望先情報記録域121に記録される。登録活動希望者が選択する登録日程決定者は1つのみでも複数でもよい。登録活動希望者は、登録活動希望者にとって興味のある活動を提供していて、登録活動希望者が活動を希望する可能性のある登録日程決定者を選択し、その情報が希望先情報記録域121に記録される。
【0020】
希望日程情報記録域122には、登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時に関する情報が記録される。すなわち、登録活動希望者は、活動希望者用画面1sから、活動を希望する希望日程の開始日時および終了日時を入力し、その情報が希望日程情報記録域122に記録される。登録活動希望者が入力する希望日程の開始日時および終了日時は1つのみでも複数でもよい。登録活動希望者は、登録活動希望者が何らかの活動をしようとする(又はすることができる)希望日程の開始日時および終了日時を入力し、その情報が希望日程情報記録域122に記録される。
【0021】
希望強度情報記録域123には、希望日程情報記録域122に記録された開始日時および終了日時を有する各希望日程において、登録活動希望者が希望先情報記録域121に記録された希望先に含まれる一又は複数の登録日程決定者の活動を行う希望の強さであって、予め用意された三段階以上の強度から選択した希望強度に関する情報を記録する。すなわち、活動希望者用画面1sには、登録活動希望者が活動を希望する希望日程の開始日時および終了日時ごとに、登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の登録日程決定者に関する情報が表示されているので、登録活動希望者は、当該登録日程決定者の活動の希望強度をそれぞれ選択し、その情報が希望強度情報記録域123に記録される。
【0022】
希望強度は、例えば、[1]:当該登録日程決定者の活動を希望しない、[2]:当該登録日程決定者の活動をやってもよい、[3]:当該登録日程決定者の活動を積極的にやりたい、の三段階とすることができる。さらに[2]及び/又は[3]の希望強度を細かく分けて、希望強度を四段階以上としてもよい。登録活動希望者は、全ての希望日程において全ての登録日程決定権者の活動の希望強度を選択することになるが、それには手間もかかる。そこで、デフォルト値を[1](当該登録日程決定者の活動を希望しない)に設定することが好ましい。こうすることで、デフォルト値の希望強度を変更しない限り当該活動を希望しないことになるため、希望する活動のみ希望強度を変更すればよく、また意に反して活動を希望した状態になることを避けることができる。
【0023】
そして、サーバ装置3は、日程決定者用利用者端末2からの要求があった場合に、当該要求が希望先情報記録域121に記録された登録日程決定者の登録日程決定者アカウントでログインした日程決定者用利用者端末2からのものであり、かつ、当該要求された活動希望情報が当該要求を行った登録日程決定者の活動の日程を希望する登録活動希望者に関する情報であることを条件に、希望強度情報記録域123に記録された、当該要求を行った登録日程決定者の活動を行う希望強度を返信する希望強度返信手段31を有する。すなわち、登録活動希望者が活動を希望する登録日程決定者は、自らの活動を希望する登録活動希望者の情報、その登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時に関する情報、及びその各希望日程において登録活動希望者が活動を行う希望強度を、日程決定者用利用者端末2の日程決定者用画面2sにて確認することができる。
【0024】
こうすることで、登録日程決定者は、自らの活動に参加する意志のある登録活動希望者を、その登録活動希望者が希望する希望日程及び希望強度を含めて確認することができるようになる。すなわち、登録日程決定者は、登録活動希望者が希望する希望日程及び希望強度を考慮しながら、自らの活動に参加してもらう登録活動希望者を決定することができるので、マッチングが不調になる可能性が下がり、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチングすることが可能となる。
【0025】
サーバ装置3は、さらに、希望強度返信手段31が希望強度を返信する際に、当該希望日程において登録活動希望者が希望する活動の中での、登録日程決定者の活動の希望強度が強い方からの希望強度順位を返信する希望強度順位返信手段32を有することが好ましい。例えば、登録活動希望者がある希望日程において複数の登録日程決定者の活動を希望している場合、それぞれの活動に対して希望強度が入力されることになるが、当然ながらその希望強度は登録日程決定者の活動により異なる場合がある。登録日程決定者にとっては、自らの活動を希望する希望強度が、他の登録日程決定者の活動を希望する希望強度より強いのか弱いのかという相対的な希望強度に関する情報は有用である。そこで、登録日程決定者の活動の希望強度が強い方からの希望強度順位を返信することが好ましい。
【0026】
こうすることで、登録日程決定者は、自らの活動に参加する意志のある登録活動希望者が、他の活動も希望している場合であっても、自らの活動の希望強度順位を確認することができるようになる。すなわち、登録日程決定者は、登録活動希望者が希望する希望日程及び希望強度という絶対的な希望だけでなく、希望強度順位という相対的な希望をも考慮しながら、自らの活動に参加してもらう登録活動希望者を決定することができるので、マッチングが不調になる可能性がより下がり、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチングすることが可能となる。
【0027】
なお、当該希望日程において登録活動希望者が希望する活動の数が1つの場合は、必ず「1位」となる。また、希望強度が最も弱い場合(先の例における[1]:当該登録日程決定者の活動を希望しない)には、この希望強度順位を返信しなくても構わない。希望強度順位のカウント及び記録は、リアルタイムで行ってもよく、希望強度返信手段31が希望強度を返信するタイミングで際に行ってもよい。
【0028】
サーバ装置3は、さらに、希望強度返信手段31が希望強度を返信する際に、当該希望日程において登録活動希望者が希望する活動のうち希望強度が同一の登録日程決定者の数を返信する希望強度同順位数返信手段321を有することが好ましい。例えば、登録活動希望者がある希望日程において複数の登録日程決定者の活動を希望しており、全ての活動の希望強度が同一に設定される(どれでもいいから活動したい場合)ことも想定される。その場合、希望強度順位は「1位」となるが、希望強度が同一の登録日程決定者の数によって希望の程度は異なることになり、登録日程決定者にとっては、希望強度が同一の登録日程決定者の数に関する情報は有用である。そこで、希望強度が同一の登録日程決定者の数を返信することが好ましい。
【0029】
こうすることで、登録日程決定者は、自らの活動に参加する意志のある登録活動希望者が、他の活動も同一の希望強度順位で希望している場合であっても、自らの活動を希望する希望の程度を確認することができるようになる。すなわち、登録日程決定者は、希望強度順位だけでなく、希望強度が同一の登録日程決定者の数をも考慮しながら、自らの活動に参加してもらう登録活動希望者を決定することができるので、マッチングが不調になる可能性がより下がり、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチングすることが可能となる。
【0030】
サーバ装置3は、さらに、希望強度返信手段31が希望強度を返信する際に、当該希望日程において希望強度が選択された登録日程決定者のうち最も弱い希望強度が選択された登録日程決定者を除く当該登録日程決定者の数以上である、当該登録活動希望者が設定した希望先総数を返信する希望先数返信手段322を有することが好ましい。登録日程決定者にとっては、登録活動希望者が活動を希望している希望先の総数に関する情報は有用であるので、当該希望先総数を返信することが好ましい。なお、この希望先総数は、当該希望日程において希望強度が選択された登録日程決定者のうち最も弱い希望強度(先の例における[1]:当該登録日程決定者の活動を希望しない)が選択された登録日程決定者を除く当該登録日程決定者の数と基本的に一致することになるが、登録活動希望者が本システムで管理されていない活動も希望している可能性を考慮し、希望先総数は自動計算されるのではなく、登録活動希望者が設定できるようにすることが好ましい。
【0031】
サーバ装置3は、さらに、希望日程情報記録域123に記録された開始日時および終了日時を有する各希望日程において、当該希望日程の総時間数のうち、登録活動希望者が活動のために拘束可能な時間数である拘束可能時間および/または総時間数に対する拘束可能時間の比率である拘束可能時間率を記録する拘束可能度記録域1221を有することが好ましい。こうすることで、例えば、終日どの時間帯でも活動可能であるが他の事情から活動時間を限定したい場合や、活動が労働だった場合に法律上全ての時間体を拘束できない場合に、拘束可能時間および/または拘束可能時間率を設定することができる。
【0032】
そして、サーバ装置3は、さらに、希望強度返信手段31が希望強度を返信する際に、当該希望日程の拘束可能時間および/または拘束可能時間率を返信する拘束可能度返信手段33を有することが好ましい。こうすることで、登録日程決定者は、自らの活動に参加する意志のある登録活動希望者が、当該希望日程の総時間数のうちの拘束可能時間および/または拘束可能時間率を確認することができるようになる。すなわち、登録日程決定者は、拘束可能時間および/または拘束可能時間率をも考慮しながら、自らの活動に参加してもらう登録活動希望者を決定することができるので、マッチングが不調になる可能性がより下がり、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチングすることが可能となる。
【0033】
希望日程情報記
録域122は、一部又は全部の日程が重複し優先度が異なる複数の希望日程を、その優先度とともに有効なものとして記録することができることが好ましい。具体例で説明すると、登録活動希望者が、ある日は終日(0時〜24時)いつでも活動することができるものの、そのうち特定の時間帯(例えば13〜16時)に行う活動を優先したい状況を想定する。この場合、登録活動希望者は、その日の0時〜24時を希望日程としつつ、同一の日の重複する時間帯である13〜16時を別の希望日程とし、後者の優先度を高く設定することが考えられる。
【0034】
希望日程情報記
録域122において、一部又は全部の日程が重複し優先度が異なる複数の希望日程が有効なものとして記録されている場合、サーバ装置3は、さらに、登録活動希望者が希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時を優先度の高い順に日程が重複しないように決定する日程開始終了日時決定手段34を有することが好ましい。すなわち、前述の具体例で説明すると、登録活動希望者は、その日の0時〜24時を希望日程としつつ、同一の日の重複する時間帯である13〜16時を別の希望日程としていることから、このままでは、それぞれの希望日程で異なる活動が決定してしまう可能性がある。そこで、登録活動希望者が、優先度の低い希望日程の活動を決定しようとする際に、日程開始終了日時決定手段34が、優先度の高い希望日程の活動が決定しているか否かを確認し、既に優先度の高い希望日程の活動が決定している場合には、その希望日程と重複しないように優先度の低い時間帯における希望日程の活動を行う日程を決定する。こうすることで、それぞれの希望日程で異なる活動が決定することを避けることができる。
【0035】
また、上記の場合、希望日程情報記録域122において、一部又は全部の日程が重複し優先度が同一の複数の希望日程を有効なものとしない同一優先度重複日程排除手段35とを有することが好ましい。あくまでも、一部又は全部の日程が重複する複数の希望日程を記録する場合は、それらに異なる優先度を設定することを条件とする趣旨である。すなわち、仮に、登録活動希望者が複数の希望日程に同一の優先度を設定しようとした場合には、そのことを同一優先度重複日程排除手段35が検出し、その希望日程の設定を無効とすることが好ましい。
【0036】
また、登録活動希望者は、特定の時期や曜日の条件を満たす日程を全て希望日程としつつ(例えば特定の曜日には基本的に何らかの活動したい)、ただしその特定の条件を満たす日程であっても、ある特定の日だけは優先度を高くしたり時間帯を変更したいという要望を持っていることが考えられる。そこで、希望日程情報記録域122は、登録活動希望者により設定された条件であって、少なくとも有効化時期と曜日の条件に従って有効化される平常時の希望日程を記録する平常時希望日程情報記録域1222と、年月日が特定された開始日時および終了日時を有する希望日程を記録する変動希望日程情報記録域1223とを有することが好ましい。そして、変動希望日程情報記録域1223に記録された有効な希望日程の優先度を、平常時希望日程情報記録域1222に記録された有効な希望日程よりも高くすることが好ましい。こうすることで、登録活動希望者が上記のような要望を持っている場合でも対応が可能となる。
【0037】
本発明の活動希望情報連絡システムにより活動が決定するプロセスとしては、通常、以下の(a)〜(f)の順での操作・確認が必要になると考えられる。
(a)登録活動希望者は、活動希望者用利用者端末1にて、希望する活動に関する各種情報(希望先、希望日程、希望強度など)を入力する。
(b)登録日程決定者は、日程決定者用利用者端末2にて、活動日程を決定する。
(c)登録日程決定者は、当該活動日程において自らの活動を行うことを希望している登録活動希望者の各種情報(活動希望者、希望日程、希望強度など)を確認する。
(d)登録日程決定者は、日程決定者用利用者端末2にて、自らの活動を行ってもらう登録活動希望者を選定し、オンラインで活動を依頼する旨を打診する。
(e)登録活動希望者は、活動希望者用利用者端末1にて、自らが希望する活動のうちオンラインで活動を依頼する旨の打診があった活動の有無及び内容を確認する。
(f)登録活動希望者は、活動希望者用利用者端末1にて、オンラインで活動を依頼する旨の打診があった活動を行うことを承認する。
しかし、登録活動希望者が希望している希望日程と、登録日程決定者が活動を提供することができる活動日程とがある程度重複しており、その活動の希望強度がある程度強い状況であれば、上記(e)〜(f)のプロセスをカットして、上記(d)の打診と同時に確定させてしまっても構わないと考えられる。
【0038】
そこで、サーバ装置3は、さらに、登録日程決定者アカウントでログイン中の日程決定者用利用者端末2から、活動日程を決定する要求があった際に、当該要求された活動日程は登録活動希望者が当該登録日程決定者の活動を行うことを希望する希望強度を選択した希望日程との重複率が設定値以上であり、その希望強度が設定値以上に強いことを条件に、当該登録活動希望者への承認要求なしに、希望強度情報記録域123に記録された、当該希望日程において当該要求を行った登録日程決定者の活動を行う希望強度を最も強い強度に変更し、希望強度情報記録域123に記録された、当該希望日程の一部又は全部と重なる希望日程における他の登録日程決定者の活動を行う希望強度を最も弱い強度に変更する活動日程即時決定手段36を有することが好ましい。すなわち、登録活動希望者が希望している希望日程と登録日程決定者が活動を提供することができる活動日程とが設定値以上に重複しており、その活動の希望強度が設定値以上に強い場合には、即時に当該登録日程決定者の活動を当該登録活動希望者が行うことに決定するものとし、自動的に、その活動の希望強度を最も強い強度に変更するとともに、他の活動の希望強度を最も弱い強度(当該活動を希望しない)に変更する。こうすることで、誤って他の活動について打診が届いたり決定したりすることを避けることができる。例えば、登録活動希望者の希望日程と登録日程決定者の活動日程との重複率が100%であり、その活動の希望強度最も強い場合に即時決定とすることができる。
【0039】
サーバ装置3は、さらに、一の登録日程決定者アカウントを主アカウントとし、他の一又は複数の登録日程決定者アカウントをその従属アカウントとして、登録日程決定者アカウントの主従関係を記録する日程決定者アカウント主従関係リスト記録域22を有することが好ましい。この場合、サーバ装置3は、さらに、希望日程情報記録域122に記録された開始日時および終了日時を有する各希望日程において、希望先情報記録域121に記録された主アカウントに従属する従属アカウントである希望先に含まれる一又は複数の登録日程決定者の活動を行う希望の強さであって、予め用意された三段階以上の強度から選択した希望強度に関する情報を記録する従属希望先希望強度情報記録域1231を有することが好ましい。すなわち、活動希望者用画面1sには、登録活動希望者が活動を希望する希望日程の開始日時および終了日時ごとに、登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の登録日程決定者だけでなく、それに従属する登録日程決定者に関する情報も表示されているので、登録活動希望者は、当該従属する登録日程決定者の活動の希望強度を選択し、その情報が従属希望先希望強度情報記録域1231に記録されることが好ましい。
【0040】
そして、サーバ装置3は、さらに、日程決定者用利用者端末2からの要求があった場合に、当該要求が希望先情報記録域121に記録された登録日程決定者の主アカウント又はこれに従属する従属アカウントによってログインした日程決定者用利用者端末2からのものであり、かつ、当該要求された活動希望情報が当該要求を行った登録日程決定者の活動の日程を希望する登録活動希望者に関する情報であることを条件に、従属希望先希望強度情報記録域1231に記録された、当該要求を行った登録日程決定者の活動を行う希望強度を返信する従属希望先希望強度返信手段311を有することが好ましい。すなわち、登録活動希望者が活動を希望する登録日程決定者と主従関係を有する登録日程決定者は、その活動を希望する登録活動希望者の情報、その登録活動希望者が活動を希望する一又は複数の希望日程の開始日時および終了日時に関する情報、及びその各希望日程において登録活動希望者が活動を行う希望強度を、日程決定者用利用者端末2の日程決定者用画面2sにて確認することができることが好ましい。
【0041】
要するに、例えば、親会社と子会社又は複数の関連会社がそれぞれ登録日程決定者となって、それぞれが活動を提供する場合を想定している。この場合に、その登録日程決定者の主従関係を記録しておくことで、登録活動希望者は、主たる登録日程決定者の活動だけでなく従たる登録日程決定者の活動についても希望日程及び希望強度を入力することができ、登録活動希望者が希望する活動を提供している登録日程決定者と主従関係を有する登録日程決定者は、登録活動希望者の情報を確認することができるようになる。
【0042】
本発明の活動希望情報連絡システムは、種々の活動に適用することができるが、特にアルバイト先などのシフト勤務の連絡システムとして適用することが好ましい。この場合、登録活動希望者はシフト勤務を希望するシフト希望者であり、登録日程決定者はシフト希望者がシフト勤務を行う日程を決定するシフト決定者である。すなわち、本発明の活動希望情報連絡システムは、シフト勤務を希望するシフト希望者と、そのシフト希望者がシフト勤務を行う日程を決定するシフト決定者とを効率よくマッチングするシステムとして好適である。
【0043】
この場合、サーバ装置3は、さらに、シフト決定者である登録日程決定者が予め決めた一又は複数のシフトパターンを記録するシフトパターン記録域13を有することが好ましい。すなわち、シフト勤務では、例えば、早出(6時〜15時)、日勤(8時〜17時)、遅出(10時〜19時)、夜勤(17時〜翌4時)、深夜(22時〜翌7時)といったシフトパターンを予め決めておくことが多いことから、それをサーバ装置3に記録できることが好ましい。シフトパターンは、開始および終了の時分を含むことが好ましい。
【0044】
また、サーバ装置3は、さらに、各シフトパターンについて、当該シフトパターンとのマッチ率が100%の場合は希望強度を出力表示し、100%でない場合はマッチ率を出力表示する受注希望シフト表を作成し、日程決定者用利用者端末2に送信する受注希望シフト表作成手段37を有することが好ましい。こうすることで、シフト決定者は、受注希望シフト表を確認しながら、当該シフトパターンに入ることができそうなシフト希望者にシフト勤務を依頼することができる。
【0045】
以上のような活動希望情報連絡システムにおいて、日程決定者用画面2sに表示される登録活動希望者の活動希望情報一覧表の一例を
図2に示し、日程決定者用画面2sに表示される登録活動希望者のシフト勤務マッチング状況一覧表の一例を
図3に示す。
【0046】
ここでは、次のような状況を仮定する。登録日程決定者の活動はシフト勤務である。シフト勤務のパターンは、早出(6時〜15時)、日勤(8時〜17時)、遅出(10時〜19時)、夜勤(17時〜翌4時)、深夜(22時〜7時)の5つである。A、B、C、D、及びE(以下、「A〜E」と称することがある。)は、当該登録日程権者の活動を希望する登録活動希望者である。Aは、基本的に「日勤」を希望しているが「遅出」でもいいと考え、8時〜17時を希望強度3(積極的にやりたい)とし、17時〜19時を希望強度2(やってもよい)とし、その他の時間帯を希望強度1(希望しない)としている。Bは、基本的に「夜勤」を希望しているが「深夜」でもいいと考え、17時〜翌4時を希望強度3とし、4時〜7時を希望強度2とし、その他の時間帯を希望強度1としている。Cは、時間帯に関わらずとにかく毎日シフト勤務に入りたいと考え、全ての時間帯を希望強度3としている。Dは、忙しいときにはお手伝いしたいと考え、基本的に全ての時間帯を希望強度2としているが、7月3日の18時以降はシフト勤務に入れるか現時点で不明であるため希望日程自体を入力していない。Eは、7月2日の13時まではシフト勤務に入れないものの、7月2日の13時以降はシフト勤務に入りたいと考え、7月2日の13時までを希望強度1とし、7月2日の13時以降を希望強度3としている。
【0047】
以上のような登録活動希望者A〜Eの活動希望情報は、
図2のように一覧表になって、日程決定者用画面2sに表示される。すなわち、サーバ装置3は、日程決定者用画面2sを出力表示している日程決定者用利用者端末2からの要求に応じて、希望先情報記録域121に当該登録日程決定者の活動を希望することが記録された登録活動希望者A〜Eの活動希望情報として、希望日程情報記録域122に記録された希望日程及び希望強度情報記録域123に記録された希望強度を日程決定者用利用者端末2に返信し、その情報が一覧表になって日程決定者用画面2sに表示されている。日程決定者は、この一覧表により、自らの活動(シフト勤務)を希望する登録活動希望者の希望日程及び希望強度を確認することができる。
【0048】
なお、
図2では、各登録活動希望者の希望日程における希望強度の違いを、ハッチング濃度により視覚的に表しているが、もちろん希望強度の数字を直接表示してもよい。また、サーバ装置3が、希望強度順位返信手段32、希望強度同順位数返信手段321、希望先数返信手段322、又は拘束可能度返信手段33を有する場合は、各登録活動希望者の希望日程における希望強度に加えて、希望強度順位、同一の登録日程決定者の数、希望先総数、拘束可能時間および/または拘束可能時間率を表示することもできる。こうすることで、日程決定者は、この一覧表により、自らの活動(シフト勤務)を希望する登録活動希望者の希望状況をより詳細に確認することができる。
【0049】
さらに、自らの活動を希望する登録活動希望者の希望日程及び希望強度から、シフト勤務マッチング状況を一覧表にすることができる。例えば、
図3のように、各日のシフトごとに、全時間帯で希望強度3の場合は「◎」を、全時間帯で希望強度2〜3(2の時間帯あり)は「○」を、50%超の時間帯で希望強度2〜3の場合はそのマッチ率の数字を、50%超の時間帯で希望強度1の場合は「×」を、それ以外の場合を「?」を表示する方法が考えられる。
【0050】
このとき、「◎」は、シフト勤務に入ることを積極的に希望していて、時間帯も完全にマッチしているので、シフト勤務に入ることを依頼すれば決まる可能性が高いことが分かる。「○」も時間帯が完全にマッチしているので、シフト勤務に入ることを依頼すれば決まる可能性があることが分かる。それに対し、数字が表示されている場合は、登録活動希望者が希望していない時間帯を含むため、登録活動希望者に時間を調整して貰うか、短時間に切り分ける必要があることが分かる。「×」は、50%を超える時間帯で登録活動希望者は活動を希望していないため、シフト勤務に入って貰える可能性は低いことが分かる。「?」は、希望日程が未入力の時間帯があるので、登録活動希望者に確認して都合が合えば、シフト勤務に入って貰える可能性もあることが分かる。このように、日程決定者は、この一覧表により、シフト勤務マッチング状況を確認することができる。なお、サーバ装置3が活動日程即時決定手段36を有する場合は、例えば、「◎」にポインタを合わせてクリックすることで、シフト勤務を即時決定できるようなシステムとすることができる。
【0051】
以上のような本発明の活動希望情報連絡システムによれば、活動希望者と日程決定者を効率よくマッチング可能となる。