【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、第1のコネクタ組立体として、嵌合方向に沿って互いに嵌合可能な第1コネクタと第2コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタは、第1ハウジングと第1係止部とを備えており、
前記第1係止部は、前記嵌合方向において、前記第1ハウジングの前端と後端との間に位置しており、
前記第1係止部は、前記第1ハウジングと別体の回転体であり、前記第1ハウジングに回転可能に支持されており、
前記第2コネクタは、第2ハウジングと第2係止部とを備えており、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの少なくとも一方には、弾性変形可能な弾性支持部が形成されており、
前記第1係止部及び前記第2係止部の少なくとも一方は、前記弾性支持部に支持され、それによって、前記嵌合方向と交差する方向へ移動可能であり、
前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合しているとき、前記第2係止部は、前記嵌合方向において、前記第1係止部と前記第1ハウジングの前記後端との間に位置しており、
前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合しているとき、前記嵌合方向に沿って見ると、前記第2係止部の占める前記嵌合方向と直交する上下方向の範囲は、前記第1係止部の占める前記上下方向の範囲と少なくとも部分的に重複している
コネクタ組立体を提供する。
【0009】
また、本発明は、第2のコネクタ組立体として、第1のコネクタ組立体であって、前記第1係止部と前記第2係止部とは、それぞれ樹脂からなる
コネクタ組立体を提供する。
【0010】
また、本発明は、第3のコネクタ組立体として、第1又は第2のコネクタ組立体であって、前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合しているとき、前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングに部分的に収容されている
コネクタ組立体を提供する。
【0011】
また、本発明は、第4のコネクタ組立体として、第1から第3のコネクタ組立体のうちのいずれか一つであって、
前記弾性支持部は、固定端から延びる片持ち梁状の形状を有しており、
前記弾性支持部は、前記第1係止部及び前記第2係止部の一方を支持しており、
前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合しているとき、前記第1係止部及び前記第2係止部の残りの一方の前記上下方向における先端は、前記上下方向において、前記弾性支持部と前記第1係止部及び前記第2係止部の一方の前記上下方向における先端との間に位置しているか又は前記弾性支持部に接している
コネクタ組立体を提供する。
【0012】
また、本発明は、第5のコネクタ組立体として、第4のコネクタ組立体であって、
前記弾性支持部に支持された前記第1係止部及び前記第2係止部の一方は、前記弾性支持部の前記固定端よりも自由端の近くに位置している
コネクタ組立体を提供する。
【0013】
また、本発明は、第6のコネクタ組立体として、第4又は第5のコネクタ組立体であって、
前記弾性支持部は、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの一方に形成され、前記第1係止部及び前記第2係止部の一方を支持しており、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの残りの一方には、前記嵌合方向に沿って前記嵌合方向における先端から前記第1係止部及び前記第2係止部の残りの一方まで延びる溝部が形成されており、
前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合するとき、前記第1係止部及び前記第2係止部の一方は、前記溝部内を移動して前記第1係止部及び前記第2係止部の残りの一方に当たり、さらに前記第1係止部及び前記第2係止部の残りの一方を乗り越える
コネクタ組立体を提供する。
【0014】
また、本発明は、第7のコネクタ組立体として、第4から第6のコネクタ組立体のうちのいずれか一つであって、
前記弾性支持部は、前記第1ハウジングに形成されており、
前記第1係止部及び前記第2係止部の一方は、前記第1係止部であり、前記弾性支持部に回転可能となるように支持されている
コネクタ組立体を提供する。
【0015】
また、本発明は、第8のコネクタ組立体として、第7のコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合しているとき、前記第2係止部の前記上下方向における先端は、前記上下方向において、前記第1係止部の回転中心と前記固定端との間に位置している
コネクタ組立体を提供する。
【0016】
また、本発明は、第9のコネクタ組立体として、第7又は第8のコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合しているとき、前記弾性支持部の自由端は前記第2ハウジングに収容されている
コネクタ組立体を提供する。
【0017】
また、本発明は、第10のコネクタ組立体として、第4から第6のコネクタ組立体のうちのいずれか一つであって、
前記弾性支持部は、前記第2ハウジングに形成されており、
前記第1係止部及び前記第2係止部の一方は、前記第2係止部であり、前記弾性支持部に支持されている
コネクタ組立体を提供する。
【0018】
また、本発明は、第11のコネクタ組立体として、第10のコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタが前記第2コネクタと嵌合しているとき、前記第1係止部の回転中心は、前記上下方向において、前記第2係止部の前記上下方向における先端と前記固定端との間に位置している
コネクタ組立体を提供する。
【0019】
さらに、本発明は、第12のコネクタ組立体として、第1から第11のコネクタ組立体のうちのいずれか一つであって、
前記第1係止部は、前記第1ハウジングに支持された2つの被支持部と、前記被支持部間に位置する接触部とを有しており、
前記接触部は、前記第1コネクタを前記第2コネクタから抜去するとき、前記第2係止部と接触する部分であり、
前記接触部は、少なくとも一つの円柱又は球体を有している
コネクタ組立体を提供する。
【0020】
さらにまた、本発明は、第13のコネクタ組立体として、第12のコネクタ組立体であって、
前記被支持部の直径は、前記接触部の直径よりも小さい。
コネクタ組立体を提供する。