(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記画面制御部は、前記監視データ画像及び前記支援データ画像が生成された場合、前記監視データ画像に前記支援データ画像の一部分が重畳された画像を生成する、請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の表示制御装置及び表示制御プログラムを、図面を参照して説明する。
【0008】
図1は、監視制御支援システム1の構成の例を示す図である。監視制御支援システム1は、施設を監視及び制御するシステムである監視制御システム100と、支援データを生成するシステムである支援システム110とを備える。監視制御システム100が監視及び制御する対象の施設は、例えば、上下水道施設、発電施設、蓄電施設である。以下、一例として、監視制御システム100が監視及び制御する対象の施設は、上下水道施設である。上下水道施設は、例えば、浄水場又は配水場等の上水道施設である。上下水道施設は、例えば、下水処理場、ポンプ場又は汚泥処理場等の下水道施設でもよい。上下水道施設は、ポンプ等の機器や貯水槽を備える。
【0009】
監視制御支援システム1は、制御LAN10と、コントローラ11と、情報LAN12と、データサーバ装置13と、支援サーバ装置14と、クラウド15と、操作装置16と、表示制御装置17と、表示装置18とを備える。コントローラ11は、複数(
図1における「N」は、2以上の整数)でもよい。これらの装置のうち、監視制御システム100は、制御LAN10と、コントローラ11と、情報LAN12と、データサーバ装置13と、操作装置16と、表示制御装置17と、表示装置18とを備える。支援システム110は、支援サーバ装置14と、クラウド15とを備える。
【0010】
制御LAN10は、上下水道施設の機器を制御するための信号(以下「制御信号」という。)を伝送する通信回線である。制御LAN10は、機器の状態量の計測結果を表す信号(以下「計測信号」という。)を伝送してもよい。機器の状態量は、例えば、上下水道施設の機器が消費した電力量、上下水道施設の機器の温度である。制御LAN10は、同軸ケーブル等の有線の通信回線でもよいし、無線の通信回線でもよい。
【0011】
コントローラ11は、機器を制御する情報処理装置である。コントローラ11は、表示制御装置17(ヒューマンインタフェース装置)から、制御信号を取得する。コントローラ11は、制御信号に基づいて、監視制御システム100の制御対象である上下水道施設の機器を制御する。コントローラ11は、監視制御システム100の監視対象である上下水道施設の機器から、計測信号を取得する。情報LAN12は、支援データ等の通信データを伝送する通信回線である。情報LAN12は、同軸ケーブル等の有線の通信回線でもよいし、無線の通信回線でもよい。
【0012】
データサーバ装置13は、監視データをファイリングする情報処理装置である。データサーバ装置13は、コントローラ11から取得した計測信号を、監視データとして記憶する。データサーバ装置13は、監視データを表示制御装置17に出力する。データサーバ装置13は、上下水道施設の構成を表す情報を記憶してもよい。上下水道施設の構成を表す情報とは、例えば、上下水道施設の機器の台数を表す情報である。データサーバ装置13は、支援サーバ装置14又はクラウド15から取得した支援データを記憶してもよい。支援データは、例えば、水の需要予測データ、電力の需要予測データである。
【0013】
支援サーバ装置14は、予測結果に基づいて支援データを生成するサーバ装置である。支援サーバ装置14は、監視制御システム100に標準で用意されている機能に需要予測等の支援機能を追加する場合、監視制御システム1に接続される。支援サーバ装置14は、出力部140(ウェブサーバ装置)を備える。出力部140は、水の需要等を予測する。出力部140は、データサーバ装置13が出力する監視データの形式とは異なる形式の支援データを生成する。例えば、出力部140は、HTML(HyperText Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語の形式の支援データを生成する。以下、出力部140は、一例として、HTMLの形式の支援データを生成する。出力部140は、生成した支援データを表示制御装置17に出力する。
【0014】
クラウド15は、クラウドコンピューティングを実行するウェブサーバ装置である。クラウド15は、複数の情報処理装置を備えてもよい。クラウド15は、監視制御システム100に標準で用意されている機能に需要予測等の支援機能を追加する場合、監視制御システム1に接続される。クラウド15は、データサーバ装置13が出力する監視データの形式とは異なる形式の支援データを生成する。例えば、クラウド15は、マークアップ言語形式の支援データを生成する。以下、クラウド15は、一例として、HTMLの形式の支援データを生成する。クラウド15は、生成した支援データを表示制御装置17に出力する。
【0015】
操作装置16は、キーボード、マウス等の操作デバイスである。操作装置16は、操作に応じた信号を、表示制御装置17に送信する。操作に応じた信号は、例えば、表示画面に表示された画像の配置を変更するための信号、表示画面に表示された画像のサイズを切り替えるための信号である。
【0016】
表示制御装置17(ヒューマンインタフェース装置)は、上下水道施設を監視及び制御するための情報を表示装置に出力する装置である。表示制御装置17は、上下水道施設を監視及び制御するための情報を、アプリケーションプログラムを実行することによって表示装置に出力する。アプリケーションプログラムは、例えば、JAVA(登録商標)やC言語などで記述されたグラフィカルユーザインタフェース(GUI: Graphical User Interface)をサポートするプログラムである。表示制御装置17は、アプリケーションプログラムの実行結果を表示するためのウィンドウを表す画像(以下「ウィンドウ画像」という。)を、オペレーションシステムの機能によって生成する。表示制御装置17は、四角形のパネル形状の画像が重畳された単一のウィンドウ画像を、表示装置18に出力する。
【0017】
表示装置18は、液晶ディスプレイ等の表示画面を備える。表示装置18は、四角形のパネル形状の画像が重畳されたウィンドウ画像を、表示制御装置17から取得する。表示装置18は、単一のウィンドウ画像を表示画面に全画面表示する。
【0018】
次に、表示制御装置17の構成の例を説明する。
図2は、表示制御装置17の構成の例を示す図である。表示制御装置17は、通信部170と、メモリ171と、取得部172と、中央処理装置173(CPU: Central Processing Unit)と、ウィンドウ制御部177と、出力部175とを備える。
【0019】
通信部170は、支援データを支援サーバ装置14から取得する。通信部170は、支援データをクラウド15から取得してもよい。通信部170は、支援データを中央処理装置173に送信する。通信部170は、制御信号をコントローラ11に送信する。通信部170は、計測信号をコントローラ11又はデータサーバ装置13から取得してもよい。
【0020】
メモリ171は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶装置である。メモリ171は、上下水道施設を監視及び制御するためのアプリケーションプログラムを記憶する。メモリ171は、機能名及びページ番号を、監視データを表す図形の画像であるシンボル画像に対応付けて記憶する。メモリ171は、ユニフォームリソースロケータ(URL: Uniform Resource Locator)とページIDとを対応付けたデータベースを記憶する。ページIDは、整数で表される識別番号である。
【0021】
取得部172は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアで実現される。取得部172は、操作に応じた信号を操作装置16から取得する。取得部172は、操作に応じた信号を中央処理装置173に送信する。
【0022】
中央処理装置173は、プロセッサである。中央処理装置173は、メモリ171から表示制御プログラムを取得する。中央処理装置173は、表示制御プログラムに基づいて生成した画像を、表示装置18に出力する。
【0023】
中央処理装置173は、オペレーティングシステム実行部174を備える。オペレーティングシステム実行部174は、ウィンドウズ(登録商標)等のオペレーティングシステムの処理を実行する。オペレーティングシステムの処理とは、例えば、アプリケーションプログラムを実行する処理、表示制御装置17のハードウェアを制御する処理、表示装置18の表示画面のデスクトップで表示するウィンドウ画像を生成する処理等である。
【0024】
オペレーティングシステム実行部174は、アプリケーション実行部176と、ウィンドウ制御部177とを備える。アプリケーション実行部176は、上下水道施設を監視及び制御するためのアプリケーションプログラムを実行する。上下水道施設を監視及び制御するためのアプリケーションプログラムは、表示制御プログラムを含む。アプリケーション実行部176は、監視制御部178と、ブラウザ部179と、画面制御部180とを備える。
【0025】
監視制御部178は、アプリケーションプログラムをメモリ171から取得する。監視制御部178は、アプリケーションプログラムを実行することによって、上下水道施設を監視及び制御する。例えば、監視制御部178は、上下水道施設の機器を制御するための制御信号を生成する。監視制御部178は、生成した制御信号を、通信部170を介してコントローラ11に送信する。例えば、監視制御部178は、監視データ画像を生成する。監視データ画像の全体の形状は、例えば、四角形のパネル形状である。監視制御部178は、表示装置18の表示画面に表示されたメニューキーが操作された場合、監視データ画像を生成してもよい。
【0026】
監視データ画像は、例えば、グラフィックパネル画像と、トレンドグラフパネル画像とがある。グラフィックパネル画像とは、監視データを表す図形の画像であるシンボル画像を含む画像である。トレンドグラフパネル画像とは、監視データを時系列で表すグラフ(トレンドグラフ)を含む画像である。監視制御部178は、生成した監視データ画像を、画面制御部180に送信する。
【0027】
ブラウザ部179(支援データ画像生成部)は、支援データを通信部170から取得する。ブラウザ部179は、HTMLを解釈する。すなわち、ブラウザ部179は、HTMLの形式の支援データを、閲覧可能なデータに加工する。例えば、ブラウザ部179は、アプリケーションプログラムを実行することによって、HTMLの形式の支援データに基づいて支援データ画像を生成する。支援データ画像の全体の形状は、例えば、四角形のパネル形状である。ブラウザ部179は、支援データ画像を画面制御部180に送信する。
【0028】
画面制御部180は、操作に応じた信号を操作装置16から取得する。以下、監視データ画像及び支援データ画像に共通する事項については、監視データ画像及び支援データ画像をまとめて、「パネル画像」という。したがって、パネル画像の種類には、グラフィックパネル画像と、トレンドグラフパネル画像と、支援データ画像とがある。画面制御部180は、操作に応じた信号に基づいて、パネル画像の縦及び横のサイズを決定する。
【0029】
画面制御部180は、ウィンドウ画像におけるパネル画像の配置を決定する。画面制御部180は、監視データ画像が生成された場合、ウィンドウ画像における監視データ画像の配置を決定する。画面制御部180は、支援データ画像が生成された場合、ウィンドウ画像における支援データ画像の配置を決定する。画面制御部180は、決定された配置に基づいて、監視データ画像及び支援データ画像のうち少なくとも一つが重畳された画像を生成する。
【0030】
画面制御部180は、複数のパネル画像の一部分が重畳された画像を、操作に応じた信号に基づいて生成してもよい。すなわち、パネル画像の一部分は、表示画面のデスクトップで手前に表示する他のパネル画像によって隠されてもよい。画面制御部180は、複数のパネル画像のいずれを表示画面のデスクトップにおいて手前に表示するかを、操作に応じた信号に基づいて決定する。例えば、画面制御部180は、操作に応じた信号に基づいて、Z軸方向(表示画面の手前方向)の成分値をパネル画像に対応付ける。画面制御部180は、異なるパネル画像に対応付けられたZ軸方向の成分値の差に応じて、表示画面のデスクトップにおいていずれのパネル画像がより手前となるかを決定する。例えば、画面制御部180は、対応付けられたZ軸方向の成分値が大きいパネル画像ほど表示画面のデスクトップにおいてより手前となるよう、Z軸方向についてパネル画像の配置(階層)を決定してもよい。画面制御部180は、監視データ画像及び支援データ画像のうち少なくとも一つが重畳された画像を、ウィンドウ制御部177に送信する。
【0031】
ウィンドウ制御部177は、オペレーションシステムの機能として、画面制御部180から取得した画像を含むウィンドウ画像を生成する。例えば、ウィンドウ制御部177は、監視データ画像及び支援データ画像のうち少なくとも一つが重畳された画像を含むウィンドウ画像を生成する。ウィンドウ制御部177は、表示装置18がウィンドウ画像を全画面表示するように、ウィンドウ画像を出力部175に送信する。
【0032】
なお、ウィンドウ制御部177は、アプリケーションプログラムごとにウィンドウ画像を生成する。したがって、仮にアプリケーション実行部176が画面制御部180を備えていない場合には、ウィンドウ制御部177は、監視データ画像を生成するアプリケーションプログラムと、支援データ画像を生成するアプリケーションプログラムとが異なるので、監視データ画像及び支援データ画像を単一のウィンドウ画像に重畳することができない。
【0033】
出力部175は、ウィンドウ画像をウィンドウ制御部177から取得する。出力部175は、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)等の信号インターフェース規格に基づいて、ウィンドウ画像を表示装置18に出力する。
【0034】
図3は、表示装置18の表示画面に表示されたウィンドウ画像200の例を示す図である。ウィンドウ画像200は、メッセージ表示領域210と、補助情報表示領域211と、メニューキー表示領域220と、メニューキー221と、パネル表示領域230とを備える。
【0035】
メッセージ表示領域210は、監視及び制御に関する各種メッセージを表示するための表示領域である。各種メッセージは、例えば、「警報音出力正常」、「監視画面正常」である。補助情報表示領域211は、現在時刻等の補助情報を表示するための表示領域である。メニューキー表示領域220は、メニューキー221等の操作キーを表示するための領域である。メニューキー221は、任意の操作を管理者がメニューから選択するための操作キー画像である。メニューから選択可能な操作は、例えば、パネル画像を表示させるための操作である。監視制御システム100の管理者は、操作装置16を操作することによって、任意の操作をメニューから選択する。パネル表示領域230は、パネル画像を表示するための領域である。
【0036】
図3では、監視データ画像240及び支援データ画像250が、パネル表示領域230に表示されている。監視データ画像240は、パネル操作キー241と、倍率操作キー242と、監視データ表示領域243と、シンボル画像244とを備える。パネル操作キー241は、監視データ画像240のサイズを定めるための操作キー画像である。倍率操作キー242は、監視データ表示領域243に表示されたシンボル画像244等の画像の表示倍率を定めるための操作キー画像である。画面制御部180は、監視データ表示領域243に対する操作に応じて、監視データ画像240の表示倍率を変更する。監視データ表示領域243は、シンボル画像244等の画像を表示するための領域である。シンボル画像244は、監視データを表す図形等である。シンボル画像244の形状は、例えば、上下水道施設の貯水槽の外観を表す形状である。
【0037】
支援データ画像250は、パネル操作キー251と、倍率操作キー252と、HTML表示領域253とを備える。パネル操作キー251は、支援データ画像250のサイズを定めるための操作キー画像である。倍率操作キー252は、支援データ画像250に表示された支援データ等を表す画像の表示倍率を定めるための操作キー画像である。画面制御部180は、倍率操作キー252に対する操作に応じて、支援データ画像250の表示倍率を変更する。HTML表示領域253は、HTMLの形式の支援データ等を表す画像を表示するための領域である。
【0038】
なお、仮に支援データ画像250がパネル画像ではなくウィンドウ画像である場合、ウィンドウ画像200を全画面表示させると、ウィンドウ画像である支援データ画像250は、ウィンドウ制御部177のウィンドウコントロールによってウィンドウ画像200の後ろに隠されるので、ウィンドウ画像200に表示されない。本実施形態では、支援データ画像250は、ウィンドウ画像ではなくパネル画像である。このため、表示装置18は、ウィンドウ画像200を全画面表示させた場合でも、ウィンドウ制御部177によってウィンドウ画像200の後ろに隠されないので、パネル画像である支援データ画像250及び監視データ画像240をウィンドウ画像200に表示することができる。
【0039】
図4は、シンボル画像244がクリックされた場合に支援データ画像250を表示する手順の例を示すフローチャートである。監視制御部178は、クリックされたシンボル画像244に対応付けられた機能名及びページID(識別情報)を、監視データ画像240から取得する(ステップS101)。監視制御部178は、取得した機能名に対応付けられたパネル画像の種類を特定する(ステップS102)。
【0040】
監視制御部178は、パネル画像の種類が支援データ画像である場合、取得したページIDに対応付けられたURLを特定し、特定したURLをブラウザ部179に送信する。なお、ページIDとURLとの対応付けを表す情報は、例えば、メモリ171に記憶されている(ステップS103)。
【0041】
ブラウザ部179は、特定されたURLが示すリソースに基づいて、支援データ画像250(HTML表示用パネル)を生成する。画面制御部180は、生成された支援データ画像250と、支援データ画像250のZ軸方向の成分値と、支援データ画像250の配置を表す座標情報とを、ウィンドウ制御部177に送信する(ステップS104)。これによって、表示制御装置17は、支援データ画像250と監視データ画像240とをウィンドウ画像200に表示する画像を、表示装置18に出力することができる。
【0042】
以上のように、実施形態の表示制御装置17は、監視制御部178と、ブラウザ部179と、画面制御部180と、ウィンドウ制御部177とを持つ。監視制御部178は、上水道施設等の監視結果を表す監視データに基づく画像である監視データ画像240を生成する。ブラウザ部179は、支援データ画像250を生成する。画面制御部180は、表示画面に全画面表示される画像である単一のウィンドウ画像200における、監視データ画像240及び支援データ画像250のうち少なくとも一つの配置を決定する。画面制御部180は、決定された配置に基づいて、監視データ画像240及び支援データ画像250のうち少なくとも一つが重畳された画像を生成する。ウィンドウ制御部177は、監視データ画像240及び支援データ画像250のうち少なくとも一つが重畳された画像を含む単一のウィンドウ画像200を生成する。
【0043】
この構成により、画面制御部180は、表示画面に全画面表示される画像である単一のウィンドウ画像200における、監視データ画像240及び支援データ画像250のうち少なくとも一つの配置を決定する。画面制御部180は、決定された配置に基づいて、監視データ画像240及び支援データ画像250のうち少なくとも一つが重畳された画像を生成する。ウィンドウ制御部177は、監視データ画像240及び支援データ画像250のうち少なくとも一つが重畳された画像を含む単一のウィンドウ画像200を生成する。
【0044】
これにより、実施形態の表示制御装置17は、監視データ画像240と支援データ画像250とを単一のウィンドウに表示する画像を表示装置に出力することができる。実施形態の上下水道施設の管理者は、表示装置18が表示した単一のウィンドウ画像200の各種情報に基づいて、監視データ画像240と支援データ画像250とで同様のユーザインタフェースで、表示制御装置17の操作をシームレスに行うことができる。実施形態の表示制御装置17は、支援データを生成する支援端末を支援システム110に追加することなく、支援サーバ装置14又はクラウド15からの支援データを表示することができる。
【0045】
監視制御部178は、監視データ画像に含まれている画像の識別情報に対応付けられたユニフォームリソースロケータをデータベースに基づいて特定し、ブラウザ部は、URLが示すリソースに基づいて支援データ画像250を生成してもよい。ブラウザ部179は、ユニフォームリソースロケータが示すリソースに基づいて支援データ画像250を生成してもよい。画面制御部180は、監視データ画像240及び支援データ画像250が生成された場合、監視データ画像240に支援データ画像250の一部分が重畳された画像を生成してもよい。画面制御部180は、監視データ画像240又は支援データ画像の表示倍率を変更してもよい。これにより、実施形態の表示装置18は、監視データ画像240と支援データ画像250とを単一のウィンドウに表示することができる。
【0046】
以上述べた少なくともひとつの実施形態によれば、表示画面に全画面表示される画像である単一のウィンドウ画像における、監視データ画像及び支援データ画像のうち少なくとも一つの配置を決定し、配置に基づいて、監視データ画像及び支援データ画像のうち少なくとも一つが重畳された画像を生成する画面制御部と、監視データ画像及び支援データ画像のうち少なくとも一つが重畳された画像を含む単一のウィンドウ画像を生成するウィンドウ制御部とを持つことにより、監視データ画像と支援データ画像とを単一のウィンドウに表示する画像を表示装置に出力することができる。
【0047】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。