(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記入力制限情報を含むか、または前記入力制限情報をどのくらい含むかを示す情報は、前記テキストの登録またはアップロードが制限されることを示す情報、および前記テキストが前記入力制限情報を含むか、または前記入力制限情報をどのくらい含むかに応じて視覚的に変化するインジケータのうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載のフィードバック情報提供方法。
前記機械学習は、ノイズをさらに含むデータを用いて実行されるか、前記第2コンテンツおよび前記第2コンテンツと連関するフィードバック情報のうちの一部の情報が削除されたデータを用いて実行される、請求項1に記載のフィードバック情報提供方法。
請求項1〜14項のうちのいずれか一項に記載のフィードバック情報提供方法をフィードバック情報提供システムのコンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一実施形態は、データベースに格納されたデータを用いて実行された機械学習の結果に基づき、ユーザ端末から入力されるコンテンツをリアルタイムで分析し、分析の結果によって前記入力されるコンテンツと連関するフィードバック情報をユーザ端末にリアルタイムで提供する方法およびシステムを提供する。
【0009】
一実施形態は、ユーザ端末から入力されるテキストを所定の単位(例えば、文字単位)で受信して機械学習の結果に基づいてリアルタイムで分析し、前記リアルタイム分析の結果に応じて変化するフィードバック情報をユーザ端末に提供する方法およびシステムを提供する。
【0010】
一実施形態は、データベースに格納された所定のコンテンツ/サービスに対するユーザからのコメントおよび評点を機械学習した結果に基づき、ユーザ端末から入力される所定のコンテンツ/サービスに対するコメントと連関する評点を自動で計算して提供する方法およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
一側面において、ユーザ端末からの第1コンテンツの入力を感知する段階、データベースに格納された第2コンテンツおよび前記第2コンテンツと連関するフィードバック情報を用いて実行された機械学習の結果に基づいて前記第1コンテンツをリアルタイムで分析する段階、前記分析の結果に基づいて前記第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成する段階、および前記生成されたフィードバック情報を前記ユーザ端末に提供する段階を含む、フィードバック情報提供方法が提供される。
【0012】
前記第2コンテンツおよび前記第2コンテンツと連関するフィードバック情報はそれぞれ、前記データベースに予め格納された、所定のコンテンツまたは所定のサービスに対するユーザからのコメントおよび前記コメントと連関する評点であってよい。
【0013】
前記第1コンテンツおよび前記第1コンテンツと連関するフィードバック情報はそれぞれ、前記所定のコンテンツまたは所定のサービスに対する前記ユーザ端末のユーザからのコメントおよび前記コメントと連関する評点であってよい。
【0014】
前記第1コンテンツは、前記ユーザ端末から入力されるテキストを含んでよい。
【0015】
前記分析する段階は、前記ユーザ端末から入力される前記テキストを所定の単位で受信する段階、および前記所定の単位で受信したテキストを前記機械学習の結果に基づいてリアルタイムで分析する段階を含んでよい。
【0016】
前記生成されるフィードバック情報は、前記リアルタイム分析の結果に応じて変化してよい。
【0017】
前記リアルタイムで分析する段階は、前記テキストが入力制限情報を含むか、または前記入力制限情報をどのくらい含むかを判定する段階を含んでよい。
【0018】
前記生成されるフィードバック情報には、前記入力制限情報を含むか、または前記入力制限情報をどのくらい含むかを示す情報が含まれてよい。
【0019】
前記入力制限情報を含むか、または前記入力制限情報をどのくらい含むかを示す情報は、前記テキストの登録またはアップロードが制限されることを示す情報、および前記テキストが前記入力制限情報を含むか、または前記入力制限情報をどのくらい含むかに応じて視覚的に変化するインジケータのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0020】
前記リアルタイムで分析する段階は、前記テキストの性格を判定する段階を含んでよい。
【0021】
前記生成されるフィードバック情報は、判定された前記テキストの性格に応じて視覚的に変化するインジケータを含んでよい。
【0022】
前記リアルタイムで分析する段階は、前記テキストのカテゴリを判定する段階を含んでよい。
【0023】
前記生成されるフィードバック情報は、判定された前記テキストのカテゴリを示す情報を含んでよい。
【0024】
前記リアルタイムで分析する段階は、前記テキストに関心があると予測されるユーザ群を判定する段階を含んでよい。
【0025】
前記生成されるフィードバック情報は、判定された前記ユーザ群を示す情報を含んでよい。
【0026】
前記フィードバック情報は、前記分析の結果に応じて、所定の形態で表示されるスコア、入力される前記第1コンテンツに対する視覚的な変更、入力される前記第1コンテンツの背景に対する視覚的な変更、視覚的に変化するスライドバー、視覚的に変化する計測器の針、視覚的に変化する前記第1コンテンツと連関するユーザインタフェース、視覚的に変化する顔文字、および視覚的に変化するアイコンのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0027】
前記第1コンテンツは、前記ユーザ端末から他のユーザ端末に対して送信するためのメッセージであってよい。
【0028】
前記フィードバック情報は、前記メッセージを受信した前記他のユーザ端末のユーザが前記メッセージの全体内容を閲覧しなくても、前記メッセージの性格または少なくとも一部の内容を認知できるようにする情報を含んでよい。
【0029】
前記機械学習は、ノイズをさらに含むデータを用いて実行されてもよいし、前記第2コンテンツおよび前記第2コンテンツと連関するフィードバック情報のうちの一部の情報が削除されたデータを用いて実行されてもよい。
【0030】
前記機械学習は、前記コメントそれぞれに対し、各コメントをユニコードパースによって分離する過程、および前記各コメントの分離された要素それぞれをインデックス化する過程を含む前処理過程を含んでよい。
【0031】
前記機械学習は、前記コメントを構成するシーケンスが含む少なくとも1つのアイテムで構成されるチャンクに対し、前記チャンクのデータを削除して前記データがないかのように処理して学習を実行するドロップチャンク(Drop Chunk)正規化アルゴリズム、および前記チャンク内のアイテムをランダムに配置するパーミュートチャンク(Permute Chunk)正規化アルゴリズムのうちの少なくとも1つを使用する過程を含んでよい。
【0032】
前記フィードバック情報提供方法は、記ユーザ端末に提供されたフィードバック情報に対し、前記ユーザ端末からの修正情報を受信する段階をさらに含んでよい。
【0033】
前記修正情報が反映されたフィードバック情報および前記ユーザ端末から入力された前記第1コンテンツは、前記機械学習の実行において用いられてよい。
【0034】
他の一側面において、ユーザ端末からの第1コンテンツの入力を感知するコンテンツ入力感知部、データベースに格納された第2コンテンツおよび前記第2コンテンツと連関するフィードバック情報を用いて実行された機械学習の結果に基づいて前記第1コンテンツをリアルタイムで分析するコンテンツ分析部、前記分析の結果に基づいて前記第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部、および前記生成されたフィードバック情報を前記ユーザ端末に提供するフィードバック情報提供部を備える、フィードバック情報提供システムが提供される。
【0035】
前記第2コンテンツおよび前記第2コンテンツと連関するフィードバック情報はそれぞれ、前記データベースに予め格納された、所定のコンテンツまたは所定のサービスに対するユーザからのコメントおよび前記コメントと連関する評点であってよい。
【0036】
前記第1コンテンツおよび前記第1コンテンツと連関するフィードバック情報はそれぞれ、前記所定のコンテンツまたは所定のサービスに対する前記ユーザ端末のユーザからのコメントおよび前記コメントと連関する評点であってよい。
【0037】
前記第1コンテンツは、前記ユーザ端末から入力されるテキストを含んでよい。
【0038】
前記コンテンツ分析部は、前記ユーザ端末から入力される前記テキストを所定の単位で受信し、前記所定の単位で受信したテキストを前記機械学習の結果に基づいてリアルタイムで分析してよい。
【0039】
前記フィードバック情報生成部は、前記リアルタイム分析の結果に応じて変化するフィードバック情報を生成してよい。
【発明の効果】
【0040】
ユーザ端末から入力される所定のコンテンツ/サービスに対するコメントと連関する評点が自動で計算されて提供されることにより、ユーザはコメントを入力した後に追加的に評点を付与する必要がなくなり、これにより、コンテンツ/サービスに対する評価においてユーザの入力を減らすことができる。
【0041】
ユーザ端末から入力されるコンテンツの内容に応じて該当のコンテンツと連関するフィードバック情報が自動で変化して提供されることにより、コンテンツの入力および製作においてユーザの興味を高めることができる。
【0042】
ユーザ端末から入力されるコンテンツが含む内容に応じてユーザ端末にリアルタイムで提供されるフィードバック情報により、ユーザによる該当のコンテンツの登録、またはアップロードが制限されるかコンテンツに登録またはアップロードが制限される入力制限情報が含まれていることを、ユーザにリアルタイムで通知することができる。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、添付の図面を参照しながら、実施形態について詳しく説明する。各図面に提示される同じ参照符号は、同じ部材を示す。
【0045】
図1は、一実施形態における、ユーザ端末から入力される第1コンテンツによって第1コンテンツと連関するフィードバック情報を提供する方法を示した図である。
【0046】
図1では、ユーザ端末110によって入力される第1コンテンツに対してフィードバック情報提供システム100がユーザ端末110による第1コンテンツの入力を感知し、入力される第1コンテンツをリアルタイムで分析して第1コンテンツと連関するフィードバック情報をユーザ端末110に提供する方法について説明する。
【0047】
ユーザ端末110は、第1コンテンツを入力し、フィードバック情報提供システム100またはその他のコンテンツ登録サーバ(図示せず)に第1コンテンツを登録するための電子装置であってよい。
【0048】
第1コンテンツは、ユーザ端末110のユーザによって入力されるコンテンツ(ユーザ−入力コンテンツ)としてテキストを含んでよい。例えば、第1コンテンツは、映画のような特定のコンテンツまたはサービスを評価するためのものであって、特定のコンテンツまたはサービスを評価するためのコメントを含んでよい。
【0049】
フィードバック情報提供システム100は、ユーザ端末110による第1コンテンツの入力を感知し、入力される第1コンテンツをリアルタイムで分析して第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成する装置であってよい。フィードバック情報提供システム100は、コンテンツおよびフィードバック情報データベース120(以下、データベースとする)に格納された第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報を基盤とした機械学習の結果に基づいて第1コンテンツを分析することにより、第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成してよい。フィードバック情報提供システム100は、ユーザ端末110から入力される第1コンテンツをリアルタイムで分析することにより、リアルタイム分析に応じて変化するフィードバック情報を生成してよい。フィードバック情報提供システム100は、生成されたフィードバック情報をユーザ端末110に提供してよい。第1コンテンツと連関するフィードバック情報は、例えば、特定のコンテンツまたはサービスを評価するための評点を含んでよい。
【0050】
データベース120は、ユーザから予め入力されたコンテンツおよびそれと連関するフィードバック情報をそれぞれ、第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報として格納してよい。例えば、データベース120は、特定のコンテンツまたはサービスに対するユーザのコメントおよび該当のコメントと連関する評点を格納してよい。
【0051】
図に示された例を参照しながら、実施形態についてさらに詳しく説明する。先ず、ユーザは、ユーザ端末110を利用しながら、特定の映画に対して「まあまあ面白い・・・」のようなコメントを入力したとする。フィードバック情報提供システム100は、このようなユーザ端末110によるコメントの入力を感知してよく、入力されたコメントをリアルタイムで分析してよい。フィードバック情報提供システム100は、データベース120に予め格納された特定の映画(または映画カテゴリ全体)に対するユーザのコメントおよび該当のコメントと連関する評点を用いて実行された機械学習の結果に基づき、ユーザ端末110によって入力されたコメントを分析してよい。フィードバック情報提供システム100は、コメントを分析した結果にしたがってコメントに対応するフィードバック情報として評点130を生成してよく、生成された評点130をユーザ端末110に伝達してよい。ユーザ端末110は、伝達された評点130を、例えば、図に示された星評価のような形態で出力してよい。
【0052】
したがって、ユーザ端末110から入力されるコメントと連関する評点130をユーザが別途で入力する必要がなく、自動的に計算されてユーザ端末110に提供されるようになる。また、フィードバック情報提供システム100は、入力されるコメントをリアルタイムで分析して評点130を生成するため、評点130は、ユーザ端末110からのコメント入力に応じて変化するようになる。言わば、評点130は、入力されるコメントの内容に応じて適応的に変化して計算されてユーザ端末110に出力されるようになる。例えば、データベース120に格納された既存のデータに含まれたコメントとこれと連関する評点との関係がディープラーニングを基盤として機械学習され、機械学習された結果を用いることで、ユーザ端末110から新たにコメントが入力される段階において、コメントの各文字が入力されるたびにリアルタイムで該当のコメントと連関する評点が計算されてユーザ端末に提供されるようになる。
【0053】
フィードバック情報提供システム100およびユーザ端末110のより詳細な構成と第1コンテンツおよびフィードバック情報のより具体的な例については、後述する
図2〜9を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0054】
図2は、一実施形態における、フィードバック情報提供システムおよびユーザ端末の構造を示した図である。
【0055】
図2を参照しながら、上述したフィードバック情報提供システム100とユーザ端末110のより詳細な構成について説明する。
【0056】
フィードバック情報提供システム100は、ユーザ端末110によって入力される第1コンテンツを分析して第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成および提供するサーバ、またはその他のコンピュータ装置であってよい。例えば、フィードバック情報提供システム100は、ユーザ端末110から入力される第1コンテンツの登録を管理し、第1コンテンツとフィードバック情報を関連付けて格納および/または管理するサーバであってよい。ただし、第1コンテンツの登録および管理は、フィードバック情報提供システム100ではない他の外部のサーバによって実行されてもよい。
【0057】
フィードバック情報提供システム100は、通信部210および制御部220を備えてよい。
【0058】
通信部210は、フィードバック情報提供システム100が他のサーバやユーザ端末110と通信するための装置であってよい。言わば、通信部210は、他のサーバやユーザ端末110にデータおよび/または情報を送信/受信する、フィードバック情報提供システム100のネットワークインタフェースカード、ネットワークインタフェースチップ、およびネットワーキングインタフェースポートなどのようなハードウェアモジュール、またはネットワークデバイスドライバ(driver)またはネットワーキングプログラムのようなソフトウェアモジュールであってよい。
【0059】
制御部220は、フィードバック情報提供システム100の構成要素を管理してよく、フィードバック情報提供システム100が使用するプログラムまたはアプリケーションを実行してよい。例えば、制御部220は、通信部210に受信される第1コンテンツを機械学習の結果に基づいて分析し、分析の結果に応じて第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成するために使用されるプログラムまたはアプリケーションを実行してよく、プログラムまたはアプリケーションの実行およびデータの処理などに必要な演算を処理してよい。制御部220は、フィードバック情報提供システム100の少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサ内の少なくとも1つのコア(core)であってよい。
【0060】
制御部220は、コンテンツ入力感知部222、コンテンツ分析部224、フィードバック情報生成部226、およびフィードバック情報提供部228を備えてよい。制御部220の構成222〜228のそれぞれは、1つ以上のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールで実現されてよい。
【0061】
コンテンツ入力感知部222は、ユーザ端末110からの第1コンテンツの入力を感知してよい。「感知」は、文脈に応じて検知又は検出と同義的に使用されてよい。
【0062】
コンテンツ分析部224は、データベース120に格納された第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報を用いて実行された機械学習の結果に基づき、ユーザ端末110から入力される第1コンテンツをリアルタイムで分析してよい。
【0063】
データベース120に格納されたデータを用いて実行される機械学習は、コンテンツ分析部224によって実行されてもよいし、フィードバック情報提供システム100の他の構成によって実行されてもよい。または、機械学習は、フィードバック情報提供システム100とは別のサーバ/装置で実行されてもよく、コンテンツ分析部224は、該当の機械学習の結果を第1コンテンツ分析に活用してもよい。機械学習方法は、例えば、ディープラーニング方式を含んでよいが、いずれかの人工知能を基盤とした機械学習方法が実施形態の機械学習として使用されてよい。具体的な機械学習方法およびその前処理過程については、後述する
図10〜12を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0064】
フィードバック情報生成部226は、コンテンツ分析部224による分析の結果に基づいて第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成してよい。フィードバック情報生成部226は、コンテンツ分析部224による第1コンテンツに対するリアルタイム分析により、第1コンテンツと連関するフィードバック情報をリアルタイムで生成してよい。言わば、第1コンテンツと連関するフィードバック情報は、リアルタイムで入力される第1コンテンツの内容に応じて変化するようになる。
【0065】
フィードバック情報提供部228は、生成されたフィードバック情報を、通信部210を介してユーザ端末110に提供してよい。
【0066】
制御部220の構成222〜228のより具体的な機能および動作については、後述する
図3〜
図9を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0067】
上述した制御部220の構成222〜228は、少なくとも1つのプロセッサ内で実現されてよいため、構成222〜228の機能および動作は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されてよい。
【0068】
ユーザ端末110は、第1コンテンツを入力し、フィードバック情報提供システム100からフィードバック情報を受信し、フィードバック情報提供システム100またはその他のコンテンツ登録サーバ(図示せず)に第1コンテンツを登録するための電子装置であってよい。ユーザ端末110は、入力/登録された第1コンテンツおよびフィードバック情報提供システム100から受信したフィードバック情報を出力してよい。例えば、ユーザ端末110は、スマートフォン、PC(personal computer)、ノート型パソコン(laptop computer)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、タブレット(tablet)、IoT(Internet Of Things)機器、またはウェアラブルコンピュータ(wearable computer)など、ユーザが使用する端末であってよい。
【0069】
ユーザ端末110は、通信部230および制御部240を備えてよい。通信部230は、ユーザ端末110がフィードバック情報提供システム100や他のユーザ端末と通信するための装置であってよい。言わば、通信部230は、フィードバック情報提供システム100や他のユーザ端末にデータおよび/または情報を送信/受信する、ユーザ端末110のネットワークインタフェースカード、ネットワークインタフェースチップ、およびネットワーキングインタフェースポートなどのようなハードウェアモジュール、またはネットワークデバイスドライバ(driver)またはネットワーキングプログラムのようなソフトウェアモジュールであってよい。
【0070】
制御部240は、ユーザ端末110の構成要素を管理してよく、ユーザ端末110が使用するプログラムまたはアプリケーションを実行してよい。例えば、制御部240は、第1コンテンツを入力および登録するために要求されるプログラムまたはアプリケーションを実行してよく、プログラムまたはアプリケーションの実行およびデータの処理などに必要な演算を処理してよい。制御部240は、ユーザ端末110の少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサ内の少なくとも1つのコア(core)であってよい。
【0071】
図に示されてはいないが、ユーザ端末110は、入力された第1コンテンツおよびフィードバック情報提供システム100から受信したフィードバック情報を出力するための表示部を備えてよい。表示部は、例えば、タッチスクリーンを含んでよく、この場合、表示部は、ユーザからの第1コンテンツの入力を受けるための入力部の機能を含むように構成されてよい。
【0072】
また、図に示されてはいないが、ユーザ端末110は、データまたは情報を格納するための装置として格納部を備えてよい。格納部は、いずれかのメモリまたはストレージ装置を含んでよい。格納部には、制御部240が実行するプログラムまたはアプリケーション、およびこれに関する情報が格納されてよい。
【0073】
データベース120は、上述した機械学習を実行するために用いられるデータを格納してよい。データベース120は、第1コンテンツの分析および第1コンテンツと連関するフィードバック情報の生成のために活用される第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報を含んでよい。例えば、第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報は、第1コンテンツを分析して第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成するために用いられるビックデータ(big data)であってよい。
【0074】
ユーザ端末110、フィードバック情報提供システム100、およびデータベース120間の相互作用によって第1コンテンツが分析されてフィードバック情報が生成および提供される方法については、後述される
図3〜9を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0075】
以上、
図1を参照しながら上述した技術的特徴についての説明は、
図2にもそのまま適用されてよいため、重複する説明は省略する。
【0076】
図3は、一実施形態における、ユーザ端末から入力される第1コンテンツによって第1コンテンツと連関するフィードバック情報を提供する方法を示したフローチャートである。
【0077】
段階310で、コンテンツ入力感知部222は、ユーザ端末110からの第1コンテンツの入力を感知してよい。第1コンテンツは、ユーザ端末110から入力されるテキストを含んでよく、コンテンツ入力感知部222は、テキストの入力を感知することによって第1コンテンツの入力を感知してよい。例えば、コンテンツ入力感知部222は、ユーザ端末100が特定のコンテンツまたはサービスを評価するためのコメントを作成したかを判定することによって第1コンテンツの入力を感知してよい。
【0078】
段階320で、コンテンツ分析部224は、データベース120に格納された第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報を用いて実行された機械学習の結果に基づいてユーザ端末110から入力される第1コンテンツをリアルタイムで分析してよい。第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報はそれぞれ、データベース120に予め格納された、特定の(または所定の)コンテンツまたはサービスに対するユーザからのコメントおよびコメントと連関する評点であってよい。
【0079】
段階330で、フィードバック情報生成部226は、段階320での分析結果に基づいて第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成してよい。ユーザ端末110から入力される第1コンテンツおよびユーザ端末110への提供のために生成されるフィードバック情報はそれぞれ、所定のコンテンツまたはサービスに対するユーザ端末110のユーザからのコメントおよび該当のコメントと連関する評点に対応してよい。
【0080】
所定のコンテンツまたはサービスとは、特定のカテゴリのコンテンツおよび該当の特定のカテゴリに属する個別のコンテンツを包括したものであってよい。例えば、所定のコンテンツまたはサービスが「映画」である場合において、ユーザ端末110のユーザが「映画A」に対するコメントを入力した場合、コンテンツ分析部224は、データベース120に格納された「映画全体(または映画A)」に対するコメントおよびコメントと連関する評点を用いて実行された機械学習の結果に基づいて、ユーザが入力した「映画A」に対するコメントを分析してよい。この分析に基づいて、フィードバック情報生成部226は、ユーザが入力したコメントと連関する評点を計算してよい。
【0081】
段階340で、フィードバック情報提供部228は、生成されたフィードバック情報をユーザ端末110に提供してよい。ユーザ端末110は、受信したフィードバック情報を、入力した第1コンテンツと共に出力してよい。例えば、ユーザ端末110から入力される「映画A」に対するコメントとフィードバック情報提供部228から提供された「映画A」に対する評点が共にユーザ端末110に出力されてよい。
【0082】
フィードバック情報生成部226は、コンテンツ分析部224による第1コンテンツのリアルタイム分析によってフィードバック情報をリアルタイムで生成してよく、フィードバック情報提供部228は、生成されたフィードバック情報をリアルタイムでユーザ端末110に提供してよい。したがって、ユーザ端末110に出力されるフィードバック情報は、第1コンテンツの入力に応じてリアルタイムで変化するようになる。
【0083】
本明細書で使用される用語「リアルタイム」とは、実際に同じ時点だけではなく、(データの分析および処理時間を勘案した)実質的にほぼ同じ時点をすべて包括する意味として使用されるものである。
【0084】
段階350で、通信部210は、ユーザ端末110に提供されたフィードバック情報に対してユーザ端末110からの修正情報を受信してよい。修正情報とは、ユーザ端末110に提供されたフィードバック情報に対する、ユーザ端末110のユーザによる修正を示す情報であってよい。例えば、ユーザは、フィードバック情報提供部228から提供された評点が自身の意図に符合しない場合に評点を変更してよく、このような評点の変更による修正情報がユーザ端末110からフィードバック情報提供システム100に伝達されてよい。
【0085】
フィードバック情報提供システム100は、受信した修正情報が反映されたフィードバック情報とユーザ端末110によって入力された第1コンテンツを、上述した機械学習を実行するためのデータとして使用してよい。このような過程により、以後の第1コンテンツ入力による、フィードバック情報提供システム100によるフィードバック情報の提供は、より適合的になる(すなわち、第1コンテンツを入力したユーザの意図により符合するようになる)。修正情報の受信とは関係なく、ユーザ端末110に提供されたフィードバック情報とユーザ端末110によって入力された第1コンテンツが機械学習を実行するためのデータとして使用されることはもちろんである。
【0086】
上述した段階320の第1コンテンツのリアルタイム分析方法についてさらに詳しく説明する。段階320は、後述する段階322および324を含んでよい。
【0087】
段階322で、コンテンツ分析部224は、ユーザ端末110から入力される第1コンテンツに含まれたテキストを、所定の単位で通信部210を通じて受信してよい。所定の単位とは、例えば、文字(characterまたはsub−character)単位であってよい。文字とは、子音、母音、または特殊文字を意味してよい。または、文字とは、ASCIIコードに対応可能ないずれかの文字を意味してよい。
【0088】
段階324で、コンテンツ分析部224は、所定の単位で受信したテキストを機械学習の結果に基づいてリアルタイムで分析してよい。このように、所定の単位で受信したテキストを機械学習の結果に基づいてリアルタイムで分析することによってフィードバック情報生成部226が生成するテキストと連関するフィードバック情報は、リアルタイム分析の結果に応じて変化するようになる。
【0089】
例えば、ユーザ端末110で第1コンテンツとして特定の映画に対するコメントが入力された場合、コメントの各文字が入力されるたびにリアルタイムでフィードバック情報として評点が計算されてユーザ端末110に提供されてよい。
【0090】
第1コンテンツと連関するフィードバック情報のより多様な類型については、後述する
図4〜9を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0091】
以上、
図1および
図2を参照しながら上述した技術的特徴についての説明は、
図3にもそのまま適用されてよいため、重複する説明は省略する。
【0092】
図4は、一実施形態における、ユーザ端末から入力されるテキストを含む第1コンテンツを分析して第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成する方法を示したフローチャートである。
【0093】
図4を参照しながら、上述したコンテンツ分析部224による第1コンテンツに含まれたテキストを機械学習の結果に基づいてリアルタイムで分析してテキストと連関するフィードバック情報を生成する方法についてさらに詳しく説明する。
【0094】
段階410−1で、コンテンツ分析部224は、ユーザ端末110から入力されるテキストが入力制限情報を含むか、または入力制限情報をどのくらい含むかを判定してよい。入力制限情報とは、テキストを含むコンテンツを作成するにあたり、入力および/または登録が制限される情報であってよい。例えば、入力制限情報は、暴言を含む又は示す単語または表現、あるいは性的な内容を含む又は示す単語または表現であってよい。
【0095】
コンテンツ分析部224は、機械学習の結果に基づいてユーザ端末110から入力されるテキストに入力制限情報が含まれるかを判定してよく、入力制限情報を含む場合には、入力制限情報がテキストにどのくらい含まれているかを判定してよい。
【0096】
フィードバック情報生成部226は、段階410−1の判定により、入力制限情報を含むか、または入力制限情報をどのくらい含むかを示す情報を含むフィードバック情報を生成してよい。
【0097】
例えば、入力制限情報を含むか、または入力制限情報をどのくらい含むかを示す情報は、テキストの登録またはアップロードが制限されることを示す情報であってよい。または/追加的に、入力制限情報を含むか、または入力制限情報をどのくらい含むかを示す情報は、テキストが入力制限情報を含むか、または入力制限情報をどのくらい含むかに応じて視覚的に変化するインジケータを含んでよい。
【0098】
入力制限情報を含むか、または入力制限情報をどのくらい含むかを示す情報およびインジケータの具体的な例については、後述する
図5を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0099】
段階410−2で、コンテンツ分析部224は、ユーザ端末110から入力されるテキストの性格を判定してよい。テキストの性格は、テキストが肯定的な内容または否定的な内容をどのくらい含むかによって決定されてよい。または、コンテンツ分析部224は、テキストの全般的な内容が肯定的なものであるか否定的なものであるかを判定することによってテキストの性格を判定してよい。例えば、悪質なコメントや特定のコンテンツまたはサービスに対して否定的な内容を示すテキスト(例えば、映画が面白くないなど)は、否定的な性格のテキストとして判定されてよく、良質なコメントや特定のコンテンツまたはサービスに対して肯定的な内容を示すテキスト(例えば、映画が面白いなど)は、肯定的な性格のテキストとして判定されてよい。
【0100】
フィードバック情報生成部226は、段階410−2で判定されたテキストの性格に応じて視覚的に変化するインジケータを含むフィードバック情報を生成してよい。
【0101】
テキストの性格に応じて視覚的に変化するフィードバック情報が提供される例については、後述される
図6を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0102】
段階410−3で、コンテンツ分析部224は、ユーザ端末110から入力されるテキストのカテゴリを判定してよい。テキストのカテゴリは、テキストがどのような目的で作成されたかによって決定されてよい。例えば、テキストのカテゴリは、映画レビュー、商品レビュー、メッセージ、ニュースコメント、SNSポストのうちのいずれか1つであってよいが、これに制限されることはない。このとき、コンテンツ分析部224がテキストを分析するために使用する機械学習の結果は、映画レビュー、商品レビュー、メッセージ、ニュースコメント、またはSNSポストに該当するデータを用いた機械学習の結果であってよい。言わば、上述したデータベース120は、上述したようなデータを格納するデータベースを含んでよい。
【0103】
フィードバック情報生成部226は、段階410−3で判定されたテキストのカテゴリを示す情報を含むフィードバック情報を生成してよい。
【0104】
テキストのカテゴリを示す情報を含むフィードバック情報が提供される例については、後述される
図7を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0105】
段階410−4で、コンテンツ分析部224は、ユーザ端末110から入力されるテキストに関心があると予測されるユーザ群を判定してよい。コンテンツ分析部224は、テキストが含む内容を機械学習の結果に基づいて分析することにより、該当の内容に対して関心があると予測されるユーザ群を判定してよい。例えば、高校生活に関する内容がテキストに含まれている場合、コンテンツ分析部224は、該当のテキストに対して関心があるユーザ群を「10代学生」と判定してよい。
【0106】
フィードバック情報生成部226は、段階410−4で判定されたユーザ群を示す情報を含むフィードバック情報を生成してよい。言わば、ユーザ端末110から入力されるテキストに関心があると予想されるユーザ群がリアルタイムで分析され、ユーザ端末110に提供されてよい。
【0107】
テキストに関心があると予測されるユーザ群を示す情報を含むフィードバック情報が提供される例については、後述される
図8を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0108】
上述した段階410−1〜410−4を参照しながら説明した実施形態は、互いに組み合わされてよい。
【0109】
一方、フィードバック情報は、コンテンツ分析部224による第1コンテンツの分析の結果に基づいて所定の形態で表示されるスコア、入力される第1コンテンツに対する視覚的な変更、入力される第1コンテンツの背景の視覚的な変更、視覚的に変化するスライドバー、視覚的に変化する計測器の針、視覚的に変化する第1コンテンツと連関するユーザインタフェース、視覚的に変化する顔文字、および視覚的に変化するアイコンのうちの少なくとも1つを含んでよいが、これに制限されることはなく、いずれかのユーザインタフェースまたはイメージ、その他のコンテンツを含んでよい。
【0110】
以上、
図1〜3を参照しながら上述した技術的特徴についての説明は、
図4にもそのまま適用されてよいため、重複する説明は省略する。
【0111】
図5〜8は、ユーザ端末から入力されるテキストを含む第1コンテンツを分析し、第1コンテンツと連関するフィードバック情報を生成してユーザ端末に提供する例を示した図である。
【0112】
図5〜8を参照しながら、上述した段階410−1〜410−4の具体的な実施形態についてさらに詳しく説明する。
【0113】
図5では、入力制限情報として「暴言(犬*!@)」がテキストに含まれた例を示している。ユーザ端末110からコメント(暴言510)が入力された場合、コンテンツ分析部224は、テキストに暴言510が含まれていることを判定してよい。
【0114】
フィードバック情報生成部226は、テキストに暴言510が含まれた場合、テキストの背景色(すなわち、第1コンテンツの背景色)を変更させるようにするフィードバック情報を生成してよい。また、フィードバック情報生成部226は、テキストに暴言510がより多く含まれるほど、テキストの背景色をより濃く(例えば、より赤く)変更させるようにするフィードバック情報を生成してよい。
【0115】
または、フィードバック情報生成部226は、テキストに暴言510が含まれる場合、該当のテキストは登録することができないことを示す情報を含むフィードバック情報を生成してよい。例えば、ユーザ端末110には、「このコメントは登録することができません」のようなメッセージが出力されてよく、このようなメッセージは、テキストが一定水準以上の暴言を含むとき(または、テキストの背景が最も濃くなったとき)に出力されてもよい。
【0116】
また、フィードバック情報生成部226は、テキストに暴言510が含まれる場合、テキストの暴言510に該当する部分をブロー処理するか、特殊文字で処理するようにするフィードバック情報を生成してもよい。
【0117】
暴言だけでなく、性的な内容/表現その他の不適切な内容/表現についてもフィードバック情報提供システム100によって内容/表現を制限するために上述した内容と類似の技術が適用されてよいため、重複する説明は省略する。
【0118】
図6では、テキストの性格を判定し、テキストの性格に応じて視覚的に変化するフィードバック情報が提供される例について説明する。
【0119】
i)コンテンツ分析部224は、テキスト610のように肯定的な内容を含むテキストを肯定的な性格のテキストと判定してよいが、このとき、フィードバック情報生成部226は、笑顔を含むアイコンまたは顔文字620を含むフィードバック情報を生成してよい。ii)コンテンツ分析部224は、テキスト630のように否定的な内容を含むテキストを肯定的な性格のテキストと判定してよいが、このとき、フィードバック情報生成部226は、しかめ顔を含むアイコンまたは顔文字640を含むフィードバック情報を生成してよい。
【0120】
また、コンテンツ分析部224が、入力されるテキストの内容が肯定的な内容から否定的な内容に次第に変化していくという判定を下した場合、フィードバック情報生成部226は、アイコンまたは顔文字の表情を笑顔からしかめ顔に次第に変化させるようにする情報を含むフィードバック情報を生成してよい。
【0121】
図7では、テキストのカテゴリを判定し、カテゴリを示す情報を含むフィードバック情報が提供される例について説明する。
【0122】
コンテンツ分析部224は、入力されるテキストの内容によってテキストがどのカテゴリに属するかを判定してよい。例えば、コンテンツ分析部224は、(機械学習の結果に基づいて)図に示された例のテキスト(「映画が・・・」)を映画レビューに関するものと判定してよく、フィードバック情報生成部226は、映画レビューカテゴリに関する情報(「<映画評点>」)を含むフィードバック情報710を生成してよい。コンテンツ分析部224は、入力されるテキストの内容をリアルタイムで分析することによってテキストのカテゴリを判定してよく、したがって、このような判定の結果によって生成およびユーザ端末110に提供されるフィードバック情報に含まれるカテゴリを示す情報は、変化するようになる。
【0123】
図8では、テキストに関心があると予測されるユーザ群を判定し、該当のユーザ群を示す情報を含むフィードバック情報が提供される例について説明する。
【0124】
コンテンツ分析部224は、入力されるテキストの内容によってテキストに関心があると予測されるユーザ群を判定(決定)してよい。例えば、コンテンツ分析部224は、(機械学習の結果に基づいて)図に示された例のテキスト(「最近の給食は・・・」)は学校生活に関するものであると判定してよく、このようなテキストに関心があるユーザ群は10代であると判定してよい。このような判定により、フィードバック情報生成部226は、「この文章を好むのは10代です」というメッセージを含むフィードバック情報810を生成してよい。コンテンツ分析部224は、入力されるテキストの内容をリアルタイムで分析することによってテキストに関心があると予測されるユーザ群を判定してよく、したがって、このような判定の結果によって生成およびユーザ端末110に提供されるフィードバック情報に含まれる関心ユーザ群を示す情報は、変化するようになる。
【0125】
以上、
図1〜4を参照しながら上述した技術的特徴についての説明は、
図5〜8にもそのまま適用されてよいため、重複する説明は省略する。
【0126】
図9は、一実施形態における、ユーザ端末から他のユーザ端末に送信するメッセージがフィードバック情報を含む例を示している。
【0127】
図1〜8を参照しながら説明した第1コンテンツは、ユーザ端末110から他のユーザ端末に送信するためのメッセージであってよい。このとき、第1コンテンツと連関するフィードバック情報は、メッセージを受信した他のユーザ端末のユーザがメッセージの全体内容を閲覧しなくてもメッセージの性格または少なくとも一部の内容を認知できるようにする情報を含んでよい。メッセージは、例えば、電子メール、メッセンジャーアプリのメッセージ、インスタントメッセージ、またはSMSなどであってよい。
【0128】
一例として、図に示された例のように、発信者ユーザ端末910で「製品に問題があるようです」のようなメッセージが入力された場合、コンテンツ分析部224は、該当のメッセージはクレームに該当するものであるため、メッセージが含むテキストの性格を否定的なものと判定してよい。このとき、受信者側ユーザ端末920には、フィードバック情報としてメッセージの背景940色が赤く変わったメッセージが出力されてよい。または/追加的に、受信者側ユーザ端末920には、フィードバック情報としてしかめ顔のアイコンまたは顔文字930が含まれたメッセージが出力されてよい。
【0129】
背景940および/またはしかめ顔のアイコンまたは顔文字930を識別することにより、受信者側ユーザ端末920のユーザは、該当のメッセージが否定的な内容を含んでいるということを、メッセージの全体内容を閲覧しなくても把握できるようになる。
【0130】
また、図に示された内容の他にも、フィードバック情報は、メッセージの内容をシンボル化してメッセージのタイトルや背景に関連付けて提供されてよい。
【0131】
また、フィードバック情報は、メッセージを作成する発信者端末910にも表示されてよく、したがって、作成者は、受信者側ユーザ端末920でメッセージがどのように出力されるかをメッセージの発送前に検討できるようになる。
【0132】
以上、
図1〜8を参照しながら上述した技術的特徴についての説明は、
図9にもそのまま適用されてよいため、重複する説明は省略する。
【0133】
上述した実施形態の他に、フィードバック情報の種類または入力される第1コンテンツの種類に応じて、第1コンテンツが入力されるサービスの種類に応じて、ユーザ端末110またはフィードバック情報システム100の性能に応じて、または、その他のいずれかの必要に応じて、フィードバック情報がユーザ端末110にリアルタイムで出力または提供されなくてもよく、第1コンテンツの入力が完了するか第1コンテンツの作成が完了または完成した場合に限って適用されてもよい。
【0134】
図10は、一実施形態における、ユーザ端末から入力される第1コンテンツを分析するための機械学習において利用されるデータセットおよび前処理過程を示した図である。
【0135】
図に示された例は、サブ−キャラクタレベルBiLSTMモデル(Sub−Character Level Bi−directional Long Short−Term Memory Model)を使用して韓国語コメントレビューから映画の評点を予測する方法における機械学習を示している。
【0136】
データセット1010は、機械学習において使用されるデータセットであってよい。データセット1010は、上述したデータベース120に格納されたデータであってよい。図に示された例において、データセット1010は、ネイバームービーから収集した約500万件の韓国語映画レビューであってよい。レビューそれぞれは、特定の映画に対するユーザのコメントおよびユーザに入力された評点を含んでよい。また、レビューそれぞれは、特定の映画に対するユーザのコメントおよび該当のユーザのコメントと連関してフィードバック情報提供システム100によって生成されたフィードバック情報としての評点を含んでもよい。
【0137】
機械学習は、データセット1010に対してノイズをさらに含むデータを用いて実行されてもよく、データセット1010に含まれた情報(例えば、
図1〜9を参照しながら上述した、第2コンテンツおよび第2コンテンツと連関するフィードバック情報)のうちの一部の情報が削除されたデータを用いて実行されてもよい。データセット1010に対する一部データの削除および/またはノイズの添加は、機械学習の結果を改善するために意図的になされたものであってよい。
【0138】
データセット1010に含まれたそれぞれのレビューに含まれる各シーケンスは、[1,10]範囲の実数値点数(real−valued scores)を有してよく、最大で30文字の長さを有してよい。入力文章は、ASCIIコードに対応する文字および特殊文字を含んでよい。例えば、韓国語サブ−キャラクタを含む、パースされた文字の総数は、255に仮定されてよい。
【0139】
一例として、データセット1010に対応する映画レビューデータセットの数が4,989,205であり、ランダムシャッフルを利用した学習(train)、検証(validation)、テスト(test)セットは、8:1:1の割合で区分されてよい。
【0140】
図10では、データセット1010を使用する機械学習における前処理過程(preprocessing)についてさらに詳しく説明する。
【0144】
データセット1010で各コメントの左側に表示された数字は、該当のコメントと連関する評点であってよい。ここで、コメント(X)は、サブ−キャラクタ単位に分離されてよい。
【0146】
コメント(X)を構成するそれぞれのサブ−キャラクタは、1〜255のうちのいずれか1つのインデックスに変換されてよい。表1030は、データセット1010をインデックスに変換した例を示している。表1030の各行は、1つのコメントを示してよい。図に示された表1030では、3件のコメントに該当するインデックスが示されている。表の各行の最左側のカラムは、該当の行に対応するコメントと連関する評点を示してよく、その次のカラムからコメントをサブ−キャラクタにパースした結果を示してよい。
【0147】
表1030のようにインデックス化されたデータは、データセット1010に含まれた各コメントと連関する評点を機械学習するために用いられてよい。
【0148】
言わば、上述した実施形態を参照しながら上述した機械学習は、データセット1010が含むコメントそれぞれに対し、各コメントをユニコードパースによって分離する過程、および各コメントの分離された要素それぞれをインデックス化する過程を含む前処理過程を含んでよい。
【0149】
説明したように、上述した実施形態および例では、ユーザ端末110から入力されるコメント(テキスト)やデータベース120に格納されたコメント(テキスト)を処理するにあたり、コメントを形態素単位で分析して処理するのではなく、(すなわち、形態素分析せずに)コメントを構成する文章(sub−word level)をキャラクタレベルに分解した後に符号化/エンコードすることができ、このような符号化/エンコードされたデータを機械学習および分析することができる。
【0150】
図11は、一実施形態における、ユーザ端末から入力される第1コンテンツを分析するための機械学習において利用される方法論(methodology)を示しており、
図12は、適用した方法論による機械学習の性能評価を示している。
【0151】
図11は、上述したサブ−キャラクタレベルBiLSTMネットワークを使用して映画に対するコメントと連関する評点を学習するにあたり、各コメント内に含まれたシーケンス内から、確率的に(stochastically)セグメント化されたチャンク(Chunk)と連関するノイズを生成して処理する正規化(regularization)技法について説明する。このような正規化技法を使用することにより、結果的に、堅固な、リアルタイム評点予測モデルの機械学習がなされるようになる。
【0152】
チャンクは、コメントを構成するシーケンスが含む少なくとも1つのアイテムで構成されてよい。アイテムは、例えば、コメントに含まれた文字(サブキャラクタ)またはこれと連関するインデックスであってよい。チャンクとは、文章、例えば、文章に含まれたシーケンスにおいて一定の大きさが連続するアイテムの束を意味してよい。チャンクの大きさと位置はシーケンスごとにランダムに設定されてよく、その位置もランダムであってよく、その大きさも0〜Nでランダムであってよい。
【0153】
上述した正規化技法の一例は、ドロップチャンク正規化(Drop Chunk Regularization)アルゴリズムを使用する技法であってよい(
図11の(1)参照)。
【0154】
ドロップチャンク正規化アルゴリズムは、チャンクに含まれた少なくとも一部のデータを削除してあたかも前記データがないかのように処理して機械学習を実行するものであってよい。チャンクの大きさが0である場合のチャンクには、ドロップチャンク正規化アルゴリズムが適用されなくてもよい。ドロップチャンク正規化アルゴリズムは、データを削除するのではなく、マスキング処理することにより、マスキングされたデータに該当するグラディエント(gradient)を削除してデータは読み取るが機械学習はしないようにする従来に方式に比べ、機械学習の性能をさらに優れたものにする。また、マスキング方式よりもさらにナイーブ(naive)な方法であるゼロ−ペディング(zero−padding)(データに0を代入させて処理する技法)に比べても、機械学習の性能をさらに優れたものにする。
【0155】
また、上述した正規化技法の一例は、パーミュートチャンク(Permute Chunk)正規化アルゴリズムを使用する技法であってよい(
図11の(2)参照)。
【0156】
パーミュートチャンク(Permute Chunk)正規化アルゴリズムは、チャンク内のアイテムをランダムに配置するアルゴリズムであってよい。チャンクの大きさは、上述したように、1〜Nでランダムであってよい。Nが1である場合は、パーミュートチャンク(Permute Chunk)正規化アルゴリズムを適用する意味がないため、アルゴリズムは適用されなくてもよい。
【0157】
上述したドロップチャンク正規化アルゴリズムおよび/またはパーミュートチャンク正規化アルゴリズムが適用されたチャンクが、機械学習で使用されてよい。
【0158】
次に、不連続回帰(Discretized Regression)技法を使用して機械学習を実行する方法について説明する。以下の数式(1)のように、Argmax output(数式(1)の(2)参照)またはExptected outputの技法(数式(1)の(1)参照)が用いられてよい。
【0160】
上記した数式において、yは、コメントと連関する評点であり、例えば、評点が特定の映画の評点である場合には0〜10の定数値であってよい。xは、評点と連関するコメントであってよい。θは、ニューラルネットワークのパラメータであってよい。y’は、結果値であってよい。
【0161】
図12は、上述した正規化アルゴリズムおよび機械学習の技法を適用した実験の結果を示した図である。
【0162】
(1)は、ドロップチャンク正規化アルゴリズムを適用した場合の機械学習の性能を示している。(2)は、ドロップチャンク正規化アルゴリズムとパーミュートチャンク正規化アルゴリズムを適用した場合の機械学習の性能の比較と、これを共に使用した場合の機械学習の性能を示している。(3)は、不連続回帰技法および連続回帰技法の機械学習の性能の比較を示している。図に示されたグラフにおいて、横軸は、10回の学習反復(iteration)をするたびに1ずつ増加してよい。
【0163】
(1)および(2)を参照するとき、機械学習時にドロップチャンク正規化アルゴリズムを適用すれば、機械学習の性能が良くなり(1211、1212、1213、1221)、パーミュートチャンク正規化アルゴリズムを共に適用した場合には、機械学習の性能が良くなることを確認することができる(1223)。
【0164】
(3)を参照するとき、連続回帰技法と不連続回帰技法を適用した場合を比べると、連続回帰技法を適用した場合に機械学習の性能がさらに良くなることを確認することができる。
【0165】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0166】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置、または伝送される信号波に永久的に、または一時的に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてよい。
【0167】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてよく、その逆も同じである。
【0168】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。