【実施例】
【0791】
以下の実施例は本発明を例示する。
生物学的実施例
実施例A
RET酵素アッセイ
【0792】
CisBioのHTRF(登録商標)KinEASE(商標)−TKアッセイ技術を用いて、式Iの化合物を野生型およびV804M変異型RETキナーゼを阻害するそれらの能力についてスクリーニングした。簡単に説明すると、EurofinsからのN末端GSTタグ付き組換えヒトRET細胞質ドメイン(aa658−末端)(0.25nM RET;カタログ番号14−570M)またはMilliporeからのN末端GSTタグ付き組換えヒトV804M変異型RET細胞質ドメイン(aa658−末端)(0.25nM酵素;カタログ番号14−760)を、25mMのHEPES(8μLの体積中、pH7.4、10mMのMgCl
2、0.1%のトリトンX−100、および2%のDMSO)からなる緩衝液中で試験化合物と共に、250nMのTK基質ビオチン(CisBio、カタログ番号62TK0PECの一部)および1mMのATPと共にインキュベートした。化合物を、典型的には、DMSO中の3倍連続希釈で調製し、アッセイに添加して適切な最終濃度を得た。22℃で30分間インキュベートした後、HTRF検出緩衝液中31.25nMのSa−XL665および1倍のTK−ab−クリプテートを含む8μLのクエンチ溶液(全てCisBioから、カタログ番号62TK0PECの一部)を添加することによって反応物をクエンチした。22℃で1時間のインキュベーション後、HTRF二重波長検出によるPerkinElmer EnVisionマルチモードプレートリーダーを用いて反応の程度を測定し、比率発光係数を用いて対照に対するパーセント(POC)を計算した。試験化合物を使用せずに100POCを測定し、予備クエンチ対照反応を用いて0POCを測定した。POC値は、4パラメータロジスティック曲線に適合し、IC
50は、POCが適合曲線の50に等しい阻害剤の濃度として定義される。このアッセイで試験した化合物についてのIC
50値を表5に提供する。
【0793】
実施例B
【0794】
RET細胞アッセイ
【0795】
RETキナーゼを阻害する化合物の細胞効力を、Kif5b−RET融合タンパク質を発現するHEK−293細胞において測定した。簡単に説明すると、Kif5b−RET融合タンパク質を発現するHEK−293細胞を、アッセイの前日に96ウェルポリ−D−リジン被覆プレートに50K細胞/ウェルで播種した。細胞を、0.5%の最終DMSO濃度でDMEM(ダルベッコ改変イーグル培地)中の試験化合物と共に1時間インキュベートした。化合物を、典型的には、DMSO中の3倍連続希釈で調製し、アッセイに添加して適切な最終濃度を得た。1時間後、培地を除去し、細胞を3.8%のホルムアルデヒドで20分間固定し、PBSで洗浄し、100%のメタノールで10分間透過処理した。次いで、プレートをPBS−0.05%Tween20で洗浄し、LI−CORブロッキング溶液(LI−CORカタログ番号927−40000)で1時間ブロッキングした。プレートを、PBS−0.05%Tween20で洗浄し、次いで、抗ホスホRET(Tyr1062)(Santa Cruzカタロ番号sc−20252−R)抗体および抗GAPDH(Milliporeカタログ番号MAB374)抗体と共に2時間インキュベートした。プレートを、PBS−0.05%Tween20で洗浄し、抗ウサギ680(Molecular Probesカタログ番号A21109)および抗マウス800(LI−CORカタログ番号926−32210)二次抗体と共に1時間インキュベートした。すべての抗体を、0.05%Tweenを含むLI−COR Blockで希釈した。プレートを、PBS−0.05%Tween20で洗浄し、100μLのPBSを各ウェルに添加し、プレートをLI−COR Aerius蛍光プレートリーダーで読み取った。ホスホRETシグナルをGAPDHシグナルに対して正常化した。試験化合物を使用せずに100POC(対照に対するパーセント)を測定し、1μMの対照阻害剤を用いて0POCを測定した。POC値は4パラメータロジスティック曲線に適合した。IC
50値は、曲線が50POCを横切る点である。このアッセイで試験した化合物についてのIC
50値を表5に提供する。
【0796】
実施例C
【0797】
RET G810R変異体アッセイ
【0798】
G810R変異体RETキナーゼを阻害する化合物の効力を、CisBioのHTRF Kinease−TKアッセイ技術を用いて測定した。アッセイは、Array Biopharma,Incで製造されたG810R変異体RET(1nM酵素−p1982ロット番号160713を含んだ。キナーゼを、25mMのHEPES(8μLの体積中、pH7.4、10mMのMgCl
2、0.01%のトリトンX−100、および2%のDMSO)からなる緩衝液中で試験化合物と共に、250nMのTK基質ビオチン(CisBio、カタログ番号62TK0PECの一部)および1mMのATPと共にインキュベートした。化合物を、典型的には、DMSO中の3倍連続希釈で調製し、アッセイに添加して適切な最終濃度を得た。22℃で60分間インキュベートした後、HTRF検出緩衝液中31.25nMのSa−XL665および1倍のTK−ab−クリプテートを含む8μLのクエンチ溶液(すべてCisBioから、カタログ番号62TK0PECの一部)を添加することによって反応物をクエンチした。22℃で1時間インキュベートした後、HTRF二重波長検出によるPerkinElmer EnVisionマルチモードプレートリーダーを用いて反応の程度を測定し、比率発光係数を用いて対照に対するパーセント(POC)を計算した。試験化合物を使用せずに100POCを測定し、予備クエンチ対照反応を用いて0POCを測定した。4パラメーターロジスティック曲線は化合物の濃度の関数としてPOC値に適合し、IC
50値は最良適合曲線が50 POCを横切った点であった。
【0799】
【表6-1】
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【表6-2】
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【表6-3】
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【表6-4】
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【表6-5】
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【表6-6】
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【表6-7】
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【表6-8】
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【表6-9】
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【表6-10】
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【表6-11】
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【表6-12】
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【表6-13】
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【0800】
合成例
合成中間体の合成
中間体P1
【化205】
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【0801】
4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0802】
パートA:O−(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミンの調製
【0803】
ステップ1:tert−ブチル(メシチルスルホニル)オキシカルバメートの調製。MTBE(100mL)中の2,4,6−トリメチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(10.0g、45.72mmol)およびtert−ブチルヒドロキシカルバメート(6.088g、45.72mmol)の0℃溶液に、TEA(14.46mL、48.01mmol)を、撹拌しながら滴加した。得られた懸濁液を、0℃でさらに30分間撹拌し、次いで、周囲温度に温めた。次いで、反応物を、水(100mL)で希釈し、1NのHCl
(aq)でpH4に調整した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を最初は黄色がかった油状物として得、これを一晩高真空下で乾燥させると白色固体(12.89g、収率89%)になった。
1H NMR(CDCl
3)δ 7.66(br s,1H),6.98(s,2H),2.67(s,6H),2.32(s,3H),1.31(s,9H)。
【0804】
ステップ2:O−(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミンの調製。0℃のTFA(117mL、1521mmol)に25分かけてtert−ブチル(メシチルスルホニル)オキシカルバメート(39.0g、124mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌し、次いで、砕いた氷と水を順次加えてクエンチした。得られた濃厚懸濁液を、周囲温度で5分間激しく撹拌した。濾過ケーキを乾燥させずに、固体を注意深く真空濾過することによって収集し、続いて濾液がpH6に達するまで水(4L)ですすいだ(注意:周囲温度で乾燥化合物には爆発の危険がある)。湿った濾過ケーキをDCM(150mL)に溶解し、得られた二相溶液を分離した。DCM層をMgSO
4で30分間乾燥させ、次いで、濾過し、DCM(420mL)ですすぎ、DCM中の0.22Mの溶液として標題化合物を得た。
【0805】
パートB:4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製
【0806】
ステップ1:1−アミノ−3−ブロモ−5−メトキシピリジン−1−イウム2,4,6−トリメチルベンゼンスルホネートの調製。0℃に冷却したDCM(570mL)中のO−(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミン(パートA、26.6g、117mmol)の溶液に、3−ブロモ−5−メトキシピリジン(22.1g、117mmol)を少しずつ添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、追加の3−ブロモ−5−メトキシピリジン(250mg、1.39mmol)で処理し、0℃でさらに2時間撹拌した。反応混合物をEt
2O(600mL)で希釈し、0℃で10分間撹拌し、次いで、真空濾過し、Et
2O(3×250mL)ですすいだ。体積が約1/3減少すると、濾液は追加の沈殿物を産出し、それを濾過によって収集した。両方の濾過ケーキを真空中で乾燥させて、標題化合物(39.3g、収率83%)を得た。
1H NMR(CDCl
3):δ9.25(br s,1H),8.99(m,1H),8.74(m,1H),7.46(m,1H),6.83(s,2H),3.92(s,3H),2.65(s,6H),2.22(s,3H)。
【0807】
ステップ2:エチル6−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレートおよびエチル4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレートの調製。周囲温度でDMF(82mL)中の1−アミノ−3−ブロモ−5−メトキシピリジン−1−イウム2,4,6−トリメチルベンゼンスルホネート(33.24g、82.42mmol)の磁気的に撹拌した白色懸濁液に、TEA(22.98mL、164.8mmol)を添加し、続いてエチルプロピオレート(16.71mL、164.8mmol)を滴加した。2日間激しく撹拌した後、急速に撹拌している氷水(820mL)に少しずつ添加することによって反応物をゆっくりクエンチした。混合物を周囲温度で10分間撹拌し、次いで、真空濾過した。収集した固体を水ですすぎ、風乾させて、主異性体(21g)として6−Br異性体を含む約4:1(
1H NMRによる)の異性体比でオレンジ色の固体として標題化合物を得た。湿った固体異性体混合物(約75%w/w)をさらに精製することなくステップ3で直接使用した。MS(apci)m/z=298.9、300.9(M+H)。位置異性体比は、
1H NMR(CDCl
3)δ3.98(6−Br異性体)対3.83(4−Br異性体)におけるMeO化学シフトによって決定した。
【0808】
ステップ3:6−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン(P1)および4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジンの調製。ステップ2からのエチル6−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレートおよびエチル4−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレートの異性体混合物(15g、50.1mmol)を、撹拌しながら48%のHBr(114mL)に添加し、次いで、80℃で90分間加熱し、続いて周囲温度で一晩撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、水ですすいだ。水溶性濾液および濾過ケーキを別々に処理した。濾過ケーキをMTBEに溶解し、真空濾過して、不溶性不純物を除去した。MTBE濾液を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ベージュ色の固体として6−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン(約98:2の6−/4−Br、5.08g)を得た。MS(apci)m/z=226.9、228.9(M+H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.26(m,1H),7.82(d,1H),6.61(m,1H),6.43(m,1H),3.94(s,3H)。独立して、最初の水溶性反応混合物の濾液をEtOAc(2×500mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をDCM(50mL)に溶解し、次いで、濾過して不溶性固体を除去した。真空下でのDCM濾液の濃縮、続いてシリカクロマトグラフィー(0〜50%のEtOAc/ヘキサン)により、白色固体(上部R
fスポット、2.06g)として6−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体P1)の第2のバッチ、ならびに少量の異性体の標題化合物4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体P2)もまた白色固体(より低いR
fスポット、1.32g)として得た。MS(apci)m/z=226.9、228.9(M+H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.02(m,1H),7.85(d,1H),7.17(d,1H),6.55(m,1H),3.80(s,3H)。
【0809】
ステップ4:4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒドの調製:DMF(220mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン(5.0g、22mmol)の溶液を、0℃に冷却し、次いで、POCl
3(6.2mL、66mmol)でゆっくり処理した。反応物を周囲温度に温め、一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水(220mL)でクエンチし、6MのNaOH
(aq)でpH9〜10に塩基性化した。反応混合物を1時間撹拌し、次いで、真空濾過した。固体を水(3×50mL)およびMTBE(3×50mL)で逐次的にすすいだ。収集した固体をDCM(500mL)に懸濁し、超音波浴中で30分間撹拌し、次いで、真空濾過した。濾過ケーキを水(300mL)に溶解し、DCMで抽出しながら、濾液を保持した。有機抽出物を、保持したDCM濾液と共に組み合わせ、無水Na
2SO
4で乾燥させ、次いで濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4.84g、収率86%)を得た。MS(apci),m/z=256.9(M+H)。
【0810】
ステップ5:4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒドオキシムの調製。周囲温度でEtOH(253mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド(4.84g、19.0mmol)の懸濁液に、水(127mL)および塩酸ヒドロキシルアミン(1.98g、28.5mmol)を添加した。50℃で一晩撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却し、真空中で濃縮した。残渣を水(150mL)に懸濁し、次いで、飽和NaHCO
3(aq)(30mL)でゆっくりクエンチした。周囲温度で1時間撹拌した後、懸濁液を真空濾過し、濾過ケーキをH
2O(500mL)およびMTBE(100mL)で逐次的にすすいで、標題化合物(5.13g、定量的収率)を2:1のE/Z混合物として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。MS(apci)m/z=271.9(M+H)。
【0811】
ステップ6:4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。無水酢酸(172.9mL、1833mmol)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒドオキシム(4.95g、18.33mmol)のE/Z混合物を、140℃で25時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却した。得られた懸濁液を氷浴中で15分間さらに冷却し、次いで、真空濾過し、水(200mL)およびMTBE(300mL)で逐次的にすすいで、標題化合物(3.74g、収率81%)を得た。
1H NMR(d
6−DMSO)δ8.70(s,1H),8.60(s,1H),7.78(s,1H),3.83(s,3H)。
【0812】
ステップ7:4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製:DCE(500mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(50.0g、198.4mmol)のスラリーを、AlCl
3(79.34g、595.1mmol)で処理した。N
2(g)雰囲気下で、得られた混合物を、室温に冷却する前に76℃で19時間撹拌した。すすぎ溶媒としてTHF(1750mL)を使用して、反応混合物をTHF(1000mL)中の硫酸ナトリウム十水和物(10当量、639g)の機械的に撹拌された懸濁液に注ぎ入れた。周囲温度で一晩撹拌した後、得られた懸濁液を濾過し、固体を追加のTHF(2×250mL)ですすいだ。濾液を真空中で濃縮し、得られた固体を高真空下で3日間乾燥させ、その後の使用に十分な純度で標題化合物(46.18g、収率98%)を得た。
1H NMR(d
6−DMSO)δ10.48(s,1H),8.58(s,1H),8.38(d,1H),7.64(3,1H)。
【0813】
中間体P2
【化206】
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【0814】
6−メトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0815】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。ジオキサン(33.7mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1、パートBのステップ6、425mg、1.69mmol)の撹拌溶液を、tert−ブチル4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(985mg、2.53mmol)および2MのK
2CO
3(aq)(1.69mL、3.37mmol)で処理した。N
2(g)で5分間パージした後、混合物をX−phos(161mg、0.337mmol)およびPd
2(dba)
3(77.2mg、0.0843mmol)で処理し、N
2(g)でさらに5分間再度パージした。得られた反応混合物を80℃で一晩撹拌し、次いで周囲温度に冷却し、水で希釈した。二相混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてEtOAc中0〜50%20%のMeOH/DCM)によって精製して、標題化合物(842mg、定量的収率)をきれいに得た。
【0816】
ステップ2:6−メトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。20%のMeOH/DCM(20mL)中の4−(5−(3−シアノ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(842mg、1.94mmol)の溶液を、iPrOH(5mL、1.94mmol)中の5〜6NのHClで処理した。周囲温度で6時間撹拌した後、懸濁液を真空濾過した。濾過ケーキを水で洗浄して、塩酸塩として標題化合物(459mg、収率71%)をきれいに得た。
【0817】
中間体P3
【化207】
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【0818】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【0819】
2MのNa
2CO
3(aq)およびジオキサン(2mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1、1.20g、5.04mmol)およびtert−ブチル4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.36g、6.05mmol)の混合物を、N
2(g)で5分間スパージした。混合物を、Pd(PPh
3)
4(121mg、0.105mmol)で処理し、さらにN
2(g)で5分間スパージした。得られた混合物をN
2(g)雰囲気下、80℃で16時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、水(100mL)で処理した。得られた二相混合物をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって精製した。精製されたが黄色がかった残渣をDCMに溶解し、次いで活性炭で処理した。木炭混合物を、セライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を真空中で濃縮する前に追加のDCMですすいで、表題化合物(1.55g、収率73%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=421.1(M+H)。
【0820】
中間体P4
【化208】
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【0821】
tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【0822】
圧力容器内で、ジオキサン(7.61mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;181mg、0.761mmol)の溶液を(6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(中間体R4;243mg、0.761mmol)、Pd(PPh
3)
4(44.0mg、0.0381mmol)および2M Na
2CO
3(aq)(381μL、0.761mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)でスパージし、次いで、容器を密閉し、混合物を80℃で一晩撹拌した。続いて、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中25〜100%のEtOAc)で精製して、表題化合物(72mg、収率22%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=433.2(M+H)。
【0823】
中間体P5
【化209】
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【0824】
4−ブロモ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0825】
DMA(100mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;4.0g、16.80mmol)の溶液をK
2CO
3(s)(7.0g、51mmol)およびヨードエタン(2.0mL、25mmol))で処理し、次いで、60℃で3時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで1:1のNH
4OH/水でクエンチした。得られた懸濁液を濾過し、固体を単離して、その後の使用に十分な純度の表題化合物(4.35g、収率97%)を得た。
【0826】
中間体P6
【化210】
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【0827】
6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0828】
圧力容器内で、ジオキサン(9.40mL)中の4−ブロモ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P5;500mg、1.88mmol)の溶液を2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(629mg、2.82mmol)、Pd(PPh
3)
4(217mg、0.188mmol)、および2M Na
2CO
3(aq)(4.70mL、9.40)で逐次的に処理した。得られた混合物をAr
(g)でスパージし、次いで、容器を密封した。混合物を90℃で8時間、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中25〜100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(500mg、収率94%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=283.1(M+H)。
【0829】
中間体P7
【化211】
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【0830】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0831】
2つの方法(以下に示すように、方法Aおよび方法B)を使用して、この中間体を調製した。
【0832】
方法A:
【0833】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(6.15mL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;347mg、1.23mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(365.6mg、1.844mmol)およびK
2CO
3(s)(1.699g、12.29mmol)の混合物を80℃で3日間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(434.5mg、収率77%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=461.2(M+H)。
【0834】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(44mg、0.096mmol)の溶液をジオキサン(2mL)中の4N HClで処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した後、ジオキサン中に追加の4N HCl(2mL)を導入した。周囲温度でさらに1時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(34mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=361.1(M+H)。
【0835】
方法B:
【0836】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。圧力容器中で、ジオキサン(1.4mL)中の4−ブロモ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P5;38mg、0.14mmol)の溶液を(6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(中間体R4;50mg、0.16mmol)、Pd(PPh
3)
4(8.2mg、0.007mmol)および2M Na
2CO
3(aq)(0.7mL、0.14mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物をAr
(g)でスパージし、次いで、容器を密封した。混合物を90℃で8時間、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中25〜100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(44mg、収率67%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=461.2(M+H)。
【0837】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。上記の方法Aのステップ2と同じである。
【0838】
中間体P8
【化212】
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【0839】
6−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0840】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート2,2,2−トリフルオロアセテートの調製。DMF(2.09mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;88mg、0.21mmol)、2−ブロモ−1,1−ジフルオロエタン(36.4mg、0.251mmol)およびK
2CO
3(s)(86.78mg、0.6279mmol)の混合物を50℃で24時間撹拌した。続いて、追加の2−ブロモ−1,1−ジフルオロエタン(36.40mg、0.2512mmol)を導入し、得られた混合物を50℃でさらに6時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(30mg、収率26%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
【0841】
ステップ2:6−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート2,2,2−トリフルオロアセテート(30mg、0.0619mmol)の溶液をジオキサン(1mL、4.00mmol)中の4M HClで滴下処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、ジオキサン(1mL、4.00mmol)中に追加の4M HClを導入した。反応をLCMSにより完了をモニターし、完了時にEt
2O(3×10mL)と共沸させながら真空濃縮し、二塩酸塩として表題化合物(23.8mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=385.1(M+H)。
【0842】
中間体P9
【化213】
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【0843】
4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0844】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(1.19mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;100mg、0.238mmol)の溶液をDIEA(124.6μL、0.7135mmol)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(51.40μL、0.3567mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で4時間撹拌した後、水でクエンチした。反応混合物を、EtOAcと、水およびブラインとに分配した。得られた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(30mg、収率25%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
【0845】
ステップ2:4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製DCM(1mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(30mg、0.060mmol)の溶液をジオキサン(1mL、4.00mmol)中の4M HClで滴下処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、ジオキサン(1mL、4.00mmol)中に追加の4M HClを導入した。反応をLCMSにより完了をモニターし、完了時にEt
2O(3×10mL)と共沸させながら真空濃縮し、二塩酸塩として表題化合物(24mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=403.1(M+H)。
【0846】
中間体P10
【化214】
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【0847】
4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−プロポキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0848】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−プロポキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(1.21mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;101.3mg)およびK
2CO
3(s)(66.59mg、0.4818mmol)の撹拌混合物を1−ブロモプロパン(24.1μL、0.265mmol)でゆっくり処理した。得られた混合物を、80℃で3時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜6%のMeOH)によって精製して、標題化合物(100mg、収率90%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
【0849】
ステップ2:4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−プロポキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(1.08mL)中の4−(5−(3−シアノ−6−プロポキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(100mg、0.216mmol)の溶液をTFA(1.08mL、0.2162mmol)で処理し、周囲温度で3時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和Na
2CO
3(aq)およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(78mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=363.2(M+H)。
【0850】
表AA中のすべての中間体化合物およびそれらのBoc保護ピペラジン前駆体を、中間体P10の合成について記載したものと同様の方法を使用して調製および精製した。各場合において、1−ブロモプロパンを適切なハロゲン化アルキルで置き換え、適切な勾配溶離液を各t−ブチルカルバメート前駆体のクロマトグラフィー精製に使用した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。
【表7】
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【0851】
中間体P16
【化215】
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【0852】
6−ヒドロキシ−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0853】
圧力容器中で、ジオキサン(4mL)および2M Na
2CO
3(aq)(1.05mL、2.10mmol)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;100mg、0.420mmol)および1−(ピリジン−2−イルメチル)−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン(中間体R9;192mg、0.504mmol)の混合物をN
2(g)で5分間スパージした。混合物をPd(PPh
3)
4(48.5mg、0.0420mmol)で処理し、N
2(g)でさらに5分間スパージした。容器を密封し、混合物を80℃で15時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、次いで、水(5mL)で希釈し、2M HCl
(aq)(0.9mL)で処理した。得られた二相混合物をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって精製して、表題化合物(34mg、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=412.1(M+H)。
【0854】
中間体P17
【化216】
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【0855】
6−(2−モルホリノエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0856】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。1:1のDCM:THF(10.0mL)中のPPh
3(444mg、1.69mmol)の冷(0℃)溶液をDIAD(333μL、1.69mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。得られた0℃の混合物を、1:1のDCM:THF(20.0mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;356mg、0.847mmol)および2−モルホリノエタン−1−オール(207μL、1.69mmol)の溶液で処理した。室温で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液としてEtOAc中5〜30%のMeOH)によって精製して、表題化合物(303mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=534.2(M+H)。
【0857】
ステップ2:6−(2−モルホリノエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製DCM(4.0mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(303mg、0.568mmol)溶液をTFA(2.0mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって精製して、TFA塩として表題化合物を得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。合わせた有機抽出物を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(100mg、収率41%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=434.1(M+H)。
【0858】
中間体P18
【化217】
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【0859】
6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0860】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。1:1のDCM:THF(6.0mL)中のPPh
3(233.9mg、0.8919mmol)の冷(0℃)溶液をDIAD(175.6μL、0.8919mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。得られた0℃の混合物を、1:1のDCM:THF(12.0mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;250.0mg、0.5946mmol)および1−(N−ヒドロキシエチル)−4−メチルピペラジン(102.9mg、0.7135mmol)の溶液で処理した。室温で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のNH
4OHを含む1〜30%のDCM−MeOH)によって精製して、表題化合物(303mg、収率67%)を得、ステップ2に直ちに進めた。MS(apci)m/z=547.2(M+H)。
【0861】
ステップ2:6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。1:1のDCM:TFA(6.0mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(146.4mg、55%収率)を得た。MS(apci)m/z=447.2(M+H)。
【0862】
中間体P19
【化218】
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【0863】
6−(オキサゾール−2−イルメトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0864】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(オキサゾール−2−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(1.84mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;77.5mg、0.184mmol)およびK
2CO
3(50.9mg、0.369mmol)を2−(クロロメチル)オキサゾール(43.3μL、0.369mmol)で処理した。得られた混合物を80℃で1時間撹拌し、次いで、追加の2−(クロロメチル)オキサゾール(10μL、0.0852mmol)を添加した。80℃で3日間撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却した。混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中10〜90%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(44mg、収率48%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=501.8(M+H)。
【0865】
ステップ2:6−(オキサゾール−2−イルメトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(880μL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(オキサゾール−2−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(44mg、0.088mmol)の溶液をTFA(880μL、0.088mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をDCMで希釈し、飽和Na
2CO
3(aq)で中和した。二相混合物をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaHCO
3(aq)およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(30mg、収率85%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=401.8(M+H)。
【0866】
中間体P20
【化219】
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【0867】
6−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0868】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(1.97mL)中の4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;83mg、0.120mmol)およびK
2CO
3(s)(54.6mg、0.395mmol)の室温混合物を、5−(クロロメチル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール(40.5μL、0.395mmol)で処理し、80℃で3.5時間撹拌した。得られた混合物を周囲温度に冷却し、EtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中10〜90%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(70.9mg、収率70%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=516.8(M+H)。
【0869】
ステップ2:6−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1、5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(1.37mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(70.9mg、0.137mmol)の溶液をTFA(1.37mL、0.137mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をDCMで希釈し、飽和Na
2CO
3(aq)で中和した。二相混合物をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaHCO
3(aq)およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21mg、収率37%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=416.8(M+H)。
【0870】
中間体P21
【化220】
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【0871】
4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0872】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。THF(1.19mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;0.1002g、0.2383mmol)およびピリジン−3−イルメタノール(25.45μL、0.2621mmol)の混合物をPPh
3(125.0mg、0.4766mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)で3分間スパージした後、DIAD(92.67μL、0.4766mmol)を導入した。Ar
(g)でさらに1分間スパージした後、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで逐次的に抽出し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中1〜6%のMeOH)によって精製して、表題化合物(107mg、収率88%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=412.2[(M−Boc)+H]。
【0873】
ステップ2:4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(1.05mL)中の4−(5−(3−シアノ−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(107mg、0.209mmol)の溶液をTFA(48.3μL、0.627mmol)で処理し、次いで、周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物をDCMで希釈し、飽和Na
2CO
3(aq)で中和した。二相混合物を飽和NaHCO
3(aq)で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(86mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=412.2(M+H)。
【0874】
中間体P22
【化221】
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【0875】
6−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0876】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(6−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。THF(1.19mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;0.1002g、0.2383mmol)および2−(1H−イミダゾール−1−イル)エタン−1−オール(23.04μL、0.2383mmol)の混合物をPPh
3(78.13mg、0.2979mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)で3分間スパージした後、DIAD(57.92μL、0.2979mmol)を導入した。Ar
(g)でさらに2分間スパージした後、反応混合物を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物を追加の2−(1H−イミダゾール−1−イル)エタン−1−オール(23.04μL、0.2383mmol)、PPh
3(62.50mg、0.2383mmol)およびDIAD(46.34μL、0.2383mmol)で処理し、周囲温度で4時間撹拌した。混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中1〜9%のMeOH)によって精製して、表題化合物(24mg、収率20%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=515.2(M+H)。
【0877】
ステップ2:6−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(933μL)中のtert−ブチル4−(5−(6−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(24mg、0.0466mmol)の溶液をTFA(933μL、0.0466mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をDCMで希釈し、溶液からのガスの発生が止むまでNa
2CO
3(aq)で滴下処理した。二相混合物を飽和NaHCO
3(aq)で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19.4mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=415.2(M+H)。
【0878】
中間体P23
【化222】
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【0879】
6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0880】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(2.97mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;250mg、0.595mmol)、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(128μL、0.743mmol)、およびK
2CO
3(247mg、1.78mmol)の混合物を50℃で1日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン勾配溶離液)によって直接精製して、標題化合物(30mg、収率26%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=579.8(M+H)。
【0881】
ステップ2:6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。DCM(2.81mL)中のtert−ブチル4−(5−(6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(325mg、0.562mmol)の溶液をジオキサン(2.81mL、11.2mmol)中の4M HClで滴下処理した。得られた混合物を、周囲温度で1時間撹拌した。得られた白色沈殿物を、真空中で濃縮して、塩酸塩として表題化合物(225mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=364.9(M+H)
【0882】
中間体P24
【化223】
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【0883】
6−ヒドロキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2 2,2−トリフルオロ酢酸塩
【0884】
4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;100mg、0.420mmol)、1−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン(中間体R10;207mg、0.504mmol)、Pd(PPh
3)
4(19.4mg、0.0168mmol)、2M Na
2CO
3(aq)(630μL、1.26mmol)、および1,4−ジオキサン(2.80mL)の混合物をN
2(g)でスパージし、次いで、N
2(g)の雰囲気下で85℃で一晩撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、シリンジフィルターで濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として表題化合物(145mg、収率62%)を得た。MS(apci)m/z=442.2(M+H)。
【0885】
中間体P25
【化224】
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【0886】
4−ブロモ−6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0887】
DMF(10.5mL)中の(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(451μL、2.10mmol)、4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;500mg、2.10mmol)、およびK
2CO
3(s)(871mg、6.30mmol)の混合物を50℃で1日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。得られた有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のEtOAc/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(420mg、収率49%)をきれいに得た。
【0888】
中間体P26
【化225】
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【0889】
6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0890】
圧力容器中で、ジオキサン(10.6mL)中の4−ブロモ−6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P25;420mg、1.06mmol)の溶液を、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(355mg、1.59mmol)、Pd(PPh
3)
4(61.2mg、0.530mmol)、および2M Na
2CO
3(aq)(2.65mL、5.30で逐次的に処理した。得られた混合物をAr
(g)でスパージし、容器を密封した。混合物を90℃で8時間、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を水(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜15%のMeOHを使用する)によって精製して、不純な表題化合物を得た。不純な物質をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜50%のEtOAc)に再度供して、表題化合物(351mg、収率80%)をきれいに得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6−)δ:8.81(d,1H,J=2.0Hz),8.61(s,1H),8.48(d,1H,J=2.7Hz),8.25(td,1H,J=7.8,2.7Hz),7.47(d,1H,J=1.9Hz),7.38(dd,1H,J=7.8,2.3Hz),4.21(t,2H,J=4.3Hz),3.97(t,2H,J=4.7Hz),0.86(s,9H),0.08(s,6H)。
【0891】
中間体P27
【化226】
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【0892】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(2.5mL)中の6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P26;110mg、0.267mmol)、3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(159mg、0.800mmol)の混合物を110℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、得られた懸濁液を濾過した。固体をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)で単離および精製して、標題化合物(22mg、収率17%)をきれいに得、それをステップ2に進めた。MS(apci)m/z=591.2(M+H)。
【0893】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(22mg、0.046mmol)の溶液をジオキサン(3mL、0.046mmol)中の4N HClで処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、真空中で濃縮して、二塩酸塩として表題化合物(17mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=377.2(M+H)。
【0894】
中間体P28
【化227】
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【0895】
(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0896】
DCM(714μL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例116;68.3mg、0.143mmol)の溶液をTFA(110μL、1.43mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1日間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、表題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をiPrOH中の6N HClに溶解し、次いで、混合物を真空中で濃縮することによってHCl塩に変換し、塩酸塩として標題化合物(59.2mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
【0897】
中間体P29
【化228】
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【0898】
(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0899】
DCM(418μL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例116;40mg、0.084mmol)の溶液をTFA(64μL、0.84mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1日間撹拌した。得られた混合物をDCM¥と2M K
2CO
3(aq)とに分配した。水相をDCMで逆抽出した。合わせた有機抽出物を真空中で濃縮して、標題化合物(7.2mg、収率23%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
【0900】
中間体P30
【化229】
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【0901】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0902】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMF(462μL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P4;40mg、0.0925mmol)の懸濁液をK
2CO
3(s)(328.7mg、2.378mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。得られた混合物をDMF(462μL)中の(R)−2−メチルオキシラン(32.4μL、0.462mmol)の溶液で処理した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで、50℃で一晩撹拌した後に、追加の(R)−2−メチルオキシラン(130μL、1.85mmol)を導入した。得られた混合物を50℃で一晩撹拌し、周囲温度に冷却した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%酢酸エチル)によって直接精製して、標題化合物(16mg、収率28%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=491.2(M+H)。
【0903】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;16mg、0.0254mmol)の溶液をジオキサン(2mL)中の4N HClで処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、二塩酸塩として表題化合物(11.8mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=391.2(M+H)。
【0904】
中間体P31
【化230】
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【0905】
(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0906】
ステップ1:tert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(2.38mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;200mg、0.476mmol)の懸濁液をK
2CO
3(s)(329mg、2.38mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。得られた混合物を、DMF(1mL)中の(S)−2−メチルオキシラン(138mg、2.38mmol)の溶液で処理した。反応混合物を50℃で1日間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、続いて20%のDCM/MeOH)によって直接精製して、標題化合物(176mg、77%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=478.9(M+H)。
【0907】
ステップ2:(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。1:1のDCM:TFA(2mL)中のtert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン1−カルボキシレート(ステップ1)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をiPrOH(2mL)中の6N HClで処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(153mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=378.9(M+H)。
【0908】
中間体P32
【化231】
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【0909】
(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0910】
DCM(178μL)中のtert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体31、ステップ1;17mg、0.036mmol)およびTFA(27μL、0.36mmol)の溶液を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMと2M K
2CO
3(aq)とに分配した。水相をDCMで逆抽出した。合わせた有機抽出物を真空中で濃縮して、表題化合物(13mg、収率97%)を得た。MS(apci)m/z=379.1(M+H)。
【0911】
中間体P33
【化232】
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【0912】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0913】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMF(462μL)中の懸濁液tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P4;40mg、0.093mmol)をK
2CO
3(s)(63.9mg、0.462mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。得られた混合物をDMF(462μL)中の(S)−2−メチルオキシラン(32.4μL、0.462mmol)の溶液で処理した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで、50℃で一晩撹拌した後に、追加の(S)−2−メチルオキシラン(97.2μL、1.39mmol)を導入した。反応混合物を50℃で一晩撹拌し、次いで、周囲温度に冷却した。得られた混合物をEtOAcと水に分配し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc)によって直接精製して、標題化合物(15mg、収率28%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=491.2(M+H)。
【0914】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(3mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;15mg、0.026mmol)の溶液をジオキサン(3mL)中の4N HClで処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、表題化合物(12mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=391.2(M+H)。
【0915】
中間体P34
【化233】
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【0916】
(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0917】
ステップ1:t−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(2.38mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;200mg、0.476mmol)の溶液をK
2CO
3(s)(329.0mg、2.38mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。得られた混合物を、DMF(1mL)中の(R)−2−エチルオキシラン(171mg、2.38mmol)の溶液でゆっくり処理した。反応混合物を50℃で1日間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、続いて20%のDCM/MeOHの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(190mg、81.4%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=492.9(M+H)。
【0918】
ステップ2:(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。1:1のDCM:TFA(3mL)中の(R)−tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液を周囲温度で30分間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。残渣をiPrOH(3mL)中の3N HClに溶解し、次いで、直ちに真空中で濃縮して、塩酸塩として標題化合物(166mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=392.9(M+H)。
【0919】
中間体P35
【化234】
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【0920】
(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0921】
DCM(1.07mL)中の(R)−tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P34、ステップ1;52.5mg、0.107mmol)の溶液を、TFA(1.07mL、0.107mmol)で処理し、次いで、周囲温度で5日間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和Na
2CO
3(aq)およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(41.9mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=392.9(M+H)。
【0922】
中間体P36
【化235】
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【0923】
(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0924】
ステップ1:t−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(2.38mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;200mg、0.476mmol)の溶液をK
2CO
3(s)(329.0mg、2.38mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。得られた混合物を、DMF(1mL)中の(S)−2−エチルオキシラン(171mg、2.38mmol)の溶液でゆっくり処理した。50℃で1日間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、続いて20%のDCM/MeOH)によって直接精製して、標題化合物(175mg、収率75%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=492.8(M+H)。
【0925】
ステップ2:(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。1:1のDCM:TFA(3mL)中のtert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液を周囲温度で30分間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。残渣をiPrOH(3mL)中の6N HClに溶解し、次いで、直ちに真空中で濃縮して、塩酸塩として標題化合物(153mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=392.8(M+H)。
【0926】
中間体P37
【化236】
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【0927】
(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0928】
DCM(1.2mL)中のtert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P36、ステップ1;86mg、0.17mmol)の溶液を、TFA(1.2mL、0.17mmol)で処理し、次いで、周囲温度で5日間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和Na
2CO
3(aq)およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(30mg、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=392.9(M+H)。
【0929】
中間体P38
【化237】
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【0930】
6−(((2S*,3R*)−3−ヒドロキシブタン−2−イル)オキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0931】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(((2S*,3R*)−3−ヒドロキシブタン−2−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(1mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;200mg、0.476mmol)の懸濁液をK
2CO
3(s)(329mg、2.38mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。得られた混合物を、DMF(1mL)中の(2R*,3R*)−2,3−ジメチルオキシラン(171mg、2.38mmol)の溶液で処理した。反応混合物を周囲温度で2日間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、続いて20%のDCM/MeOHの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(223mg、95.6%)を得た。MS(apci)m/z=492.8(M+H)。
【0932】
ステップ2:6−(((2S*,3R*)−3−ヒドロキシブタン−2−イル)オキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。1:1のDCM:TFA(3mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(((2S,3R)−3−ヒドロキシブタン−2−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液を周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をiPrOH(3mL)中の3N HClで処理し、次いで、直ちに真空中で濃縮して、塩酸塩として標題化合物(195mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=392.9(M+H)。
【0933】
中間体P39
【化238】
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【0934】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0935】
1:1のDCM:TFA(3mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例152;234mg、0.476mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をiPrOH(3mL)中の3N HClで処理し、次いで、直ちに真空中で濃縮して、塩酸塩として表題化合物(187mg、収率92%)を得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
【0936】
中間体P40
【化239】
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【0937】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0938】
DCM(173μL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例152;17mg、0.035mmol)の溶液を、TFA(27μL、0.35mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1日間撹拌した。反応混合物をDCM(10mL)と2M K
2CO
3(aq)(5mL)とに分配した。水相をDCMで抽出した。有機抽出物を組み合わせ、真空中で濃縮して、表題化合物(14mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
【0939】
中間体P41
【化240】
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【0940】
4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0941】
圧力容器中で、DMF(50mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;10.0g、42.0mmol)およびK
2CO
3(s)(17.4g、126mmol)の混合物を2,2−ジメチルオキシラン(36.9mL、420mmol)で処理した。容器を密封した後、反応混合物を60℃で12時間撹拌し、次いで、85℃で12時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却した。室温混合物を水(400mL)に注ぎ入れ、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、濾過ケーキを水ですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥して、表題化合物(11g、収率84%)をきれいに得た。
【0942】
中間体P42
【化241】
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【0943】
4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0944】
ジオキサン(200mL)中の4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P41;10.0g、32.2mmol)、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(10.8g、48.4mmol)、およびPd(PPh
3)
4(1.12g、0.967mmol)の混合物を、2M Na
2CO
3(aq)(64.5mL、129mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)でスパージし、次いで、N
2(g)の雰囲気下で、85℃で12時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を冷水(1.5L)に注ぎ入れた。混合物のpHを約pH6に調整して、10%クエン酸を添加した。周囲温度で1時間撹拌した後、得られた懸濁液を真空濾過した。固体を収集し、真空中で乾燥して、表題化合物(10g、収率95%)をきれいに得た。
【0945】
中間体P43
【化242】
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【0946】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0947】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(7mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;1.70g、8.55mmol)、3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.70g、8.55mmol)、およびK
2CO
3(s)(7.88g、57.0mmol)の混合物を90℃で12時間撹拌した。得られた濃厚スラリーを追加のDMSO(2mL)で希釈し、90℃で12時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、水(100mL)で希釈した。水性混合物をDCMで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液系として30〜80%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(2.87g、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=505.2(M+H)。
【0948】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(20mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;3.05g、6.04mmol)の溶液をジオキサン(15.1mL、60.4mmol)中の4N HClで処理した。得られた混合物を周囲温度で12時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をDCMおよびトルエンで希釈し、次いで、超音波処理した後、真空中で濃縮して、二塩酸塩として表題化合物(2.44g、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=405.2(M+H)。
【0949】
中間体P44
【化243】
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【0950】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0951】
DCM(42mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−36−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P43、ステップ2;2.0g、4.2mmol)の溶液を1N NaOH
(aq)で洗浄した。合わせた水性抽出物をDCMで逆抽出した。次いで、全ての有機抽出物を組み合わせ、ブラインで洗浄し、次いで、PSフリットに通し、真空中で濃縮して、標題化合物(244mg)を得た。かなりの量の所望の生成物が水性抽出物中に残ったので、合わせた水性抽出物を、最初にDCM中20%のiPrOH(3×50mL)を用いて一連の抽出に供した。次いで、水性抽出物をNaClで処理し、DCM(200mL)中の20%のiPrOHと共に3時間撹拌した。水性抽出物を分離し、MeOH(500mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、抽出順序からの有機抽出物を全て合わせて、真空中で濃縮して、無機塩で汚染された1.75gの表題化合物の全回収率を得た。汚染物質をDCMで粉砕し、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(1.26g、収率74%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=405.2(M+H)。
【0952】
中間体P45
【化244】
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【0953】
4−(6−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0954】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレートの調製。
2M Na
2CO
3(aq)(363μL、0.725mmol)およびジオキサン(725μL)中の4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P41;45mg、0.145mmol)、(6−(8−(tert−ブトキシカルボニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(中間体R11;53.2mg、0.160mmol)、およびPd(PPh
3)
4(16.8mg、0.0145mmol)の混合物をN
2(g)でスパージし、次いで、N
2(g)の雰囲気下で、100℃で3時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、真空中で濃縮して、粗表題化合物(64mg)を得て、それを次のステップに直接使用した。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
【0955】
ステップ2:4−(6−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。 1:1のDCM:TFA(1mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(64mg、0.12mmol)の溶液を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。TFA塩をiPrOH(2mL)中の6N HClで処理し、次いで、直ちに真空中で濃縮して、塩酸塩として標題化合物(24mg、全収率43%)を得た。MS(apci)m/z=419.2(M+H)。
【0956】
中間体P48
【化245】
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【0957】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0958】
圧力容器中で、ジオキサン(15mL)中の4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P41;2.0g、6.4mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.5g、9.7mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(0.53g、0.64mmol)、およびKOAc(1.9g、19mmol)の混合物をAr
(g)で10分間スパージした。容器を密閉し、混合物を90℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物をEtOAc(100mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、濾過ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中25%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(2.2g、収率91%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ:8.19(s,1H),8.17(d,J=2.3Hz,1H),7.66(d,J=2.3Hz,1H),3.80(s,2H),1.41(s,12H),1.35(s,6H)。
【0959】
中間体P49
【化246】
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【0960】
4−(4−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)フェニル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0961】
ステップ1:tert−ブチル3−(4−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)フェニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。圧力容器内で、ジオキサン(1.0mL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P48;0.100g、0.280mmol)、tert−ブチル3−(4−ブロモフェニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R14;98.9mg、0.280mmo)、X−Phos(26.7mg、0.0560mmol)、およびPd
2(dba)
3(12.8mg、0.0140mmol)の混合物をAr
(g)で1分間スパージした。混合物を2M K
3PO
4(aq)(420μL、0.840mmol)で処理し、次いで、容器を密閉する前に、Ar
(g)でさらに3分間スパージした。得られた反応混合物を85℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中10%のアセトン)によって直接精製して、標題化合物(86mg、収率43%)を得た。MS(apci)m/z=404.2(des−Boc M+H)。
【0962】
ステップ2:4−(4−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)フェニル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(0.5mL)中のtert−ブチル3−(4−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)フェニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(86mg、0.17mmol)の溶液を、TFA(26μL、3.4mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を1M NaOH
(aq)(pH14)に懸濁した。得られた水性混合物をNaCl
(S)で塩析し、CHCl
3で抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(62mg、収率90%)を得た。MS(apci)m/z=404.2(M+H)。
【0963】
中間体P50
【化247】
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【0964】
4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0965】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。圧力容器内で、ジオキサン(1.0mL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P48;0.100g、0.280mmol)、tert−ブチル3−(5−クロロピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R15;91.4mg、0.294mmol)、X−Phos(26.7mg、0.0560mmol)、およびPd
2(dba)
3(12.8mg、0.0140mmol)の混合物をAr
(g)で1分間スパージした。混合物を2M K
3PO
4(aq)(420μL、0.840mmol)で処理し、次いで、容器を密閉する前に、Ar
(g)でさらに3分間スパージした。得られた反応混合物を85℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中20%のアセトン)によって直接精製して、表題化合物(62mg、収率37%)を得た。
【0966】
ステップ2:4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(0.5mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(68mg、0.13mmol)の溶液を、TFA(21μL、2.7mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した後、真空中で混合物を濃縮した。残渣を1M NaOH
(aq)(pH14)に懸濁した。得られた水性混合物をNaCl
(S)で塩析し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(39mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=406.2(M+H)。
【0967】
中間体P51
【化248】
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【0968】
6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0969】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(2.97mL)中の4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;250mg、0.595mmol)、(3−ブロモプロポキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(136μL、0.743mmol)、およびK
2CO
3(s)(247mg、1.78mmol)の溶液を50℃で1日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%のEtOAc)によって直接精製して、標題化合物(334mg、収率95%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=593.8(M+H)。
【0970】
ステップ2:6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。
【0971】
DCM(2.82mL)中のtert−ブチル4−(5−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(334mg、0.563mmol)の溶液を、ジオキサン(2.82mL、11.3mmol)中の4N HClで処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を濃縮して、塩酸塩として標題化合物(234mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=378.9(M+H)。
【0972】
中間体P52
【化249】
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【0973】
(S)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0974】
ステップ1:tert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(3.57mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;150mg、0.357mmol、(S)−4−(クロロメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン(53.4μL、0.392mmol)、およびCs
2CO
3(s)(389mg、1.20mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中30〜100%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(71mg、収率37%)を得た。MS(apci)m/z=535.3(M+H)。
【0975】
ステップ2:(S)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(71mg、0.106mmol)の溶液をジオキサン(3mL)中の4N HClで処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、塩酸塩として表題化合物(41.9mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=395.2(M+H)。
【0976】
中間体P53
【化250】
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【0977】
(R)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0978】
ステップ1:tert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(3.09mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(130mg、0.309mmol)、(R)−4−(クロロメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン(46.6μL、0.340mmol)、およびCs
2CO
3(s)(337mg、1.04mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中30〜100%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(40mg、収率24%)を得た。MS(apci)m/z=535.3(M+H)。
【0979】
ステップ2:(R)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ1;40mg、0.075mmol)の溶液をジオキサン(2mL)中の4N HClで処理し、次いで、周囲温度で6時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、塩酸塩として表題化合物(30mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=395.2(M+H)。
【0980】
中間体P54
【化251】
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【0981】
6−(((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩
【0982】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(1.37mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;115mg、0.274mmol)の懸濁液を、K
2CO
3(s)(189mg、1.37mmol)で処理し、次いで、周囲温度で15分間撹拌した後、DMF(1mL)中の溶液として(1R,5S)−3,6−ジオキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン(118mg、1.37mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で1日間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、続いて20%のDCM/MeOH)によって直接精製して、標題化合物を得た。MS(apci)m/z=508.8(M+H)。
【0983】
ステップ2:6−(((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の調製。(1:1のDCM:TFA(2mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液を、周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をiPrOH(2mL)中の6N HClに溶解し、続いて、真空中で濃縮して、塩酸塩として標題化合物(83mg、総収率69%)を得た。MS(apci)m/z=406.8(M+H)。
【0984】
中間体P55
【化252】
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【0985】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0986】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。1:1のDCM:THF(10mL)中のPPh
3(377.9mg、1.441mmol)の冷(0℃)溶液を、DIAD(283.7μL、1.441mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。得られた0℃の混合物を、tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;403.9mg、0.9606mmol)および2−メトキシエタノール(90.90μL、1.153mmol)の1:1のDCM:THF(20.0mL)溶液で処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮し、シリカ(勾配溶離液として50〜100%のヘキサン−EtOAc)によって精製して、表題化合物を得て、それを直ちにステップ2に進めた。MS(apci)m/z=547.2(M+H)。
【0987】
ステップ2:6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。 1:1のDCM:TFA(10mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液を、室温で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(196.1mg、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
【0988】
中間体P56
【化253】
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【0989】
(S)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【0990】
ステップ1:tert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製。1:1のDCM:THF(4mL)中のPPh
3(210mg、0.799mmol)の冷(0℃)溶液を、DIAD(155μL、0.799mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。得られた0℃の混合物を、(S)−2−メトキシプロパン−1−オール(72.0mg、0.799mmol)およびtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;168mg、0.400mmol)の1:1のDCM:THF(4.0mL)懸濁液で処理した。得られた混合物を室温で17時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカ(勾配溶離液として0〜100%のアセトン−ヘキサン)によって精製して、表題化合物(242mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=493.2(M+H)。
【0991】
ステップ2:(S)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。 DCM(2mL)中のtert−ブチル(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(197mg、0.400mmol)の溶液を、iPrOH(4mL、20.0mmol)中の5〜6M HClで処理し、周囲温度で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、Et
2O(5mL)と共沸させて、二塩酸塩として標題化合物(233mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
【0992】
中間体P57
【化254】
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【0993】
6−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0994】
アセトニトリル(3.2L)中の1−アミノ−3−ブロモ−5−メトキシピリジン−1−イウム2,4,6−トリメチルベンゼンスルホネート(中間体P1、パートB、ステップ1、400g、0.99mol)の溶液に、2−クロロアクリロニトリル(130g、1.49mol)を添加した。反応物を氷水浴中で0℃付近まで冷却した後、DBU(559g、3.67mol)を滴加した。室温に温め、16時間撹拌した後、反応混合物を水(9.6L)に注ぎ入れ、濾過した。単離した湿った固体をDCMに溶解し、水相を除去した。有機層をシリカパッド(800g)を通して濾過し、DCMで洗浄した。有機濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得、これをMTBE(450mL)で粉砕し、濾過し、真空下で乾燥させて、オフホワイト色粉末として表題化合物(75g、収率30%)を得た。
1H NMR(CDCl
3)δ8.32(m,1H),8.12(s,1H),6.74(m,1H),4.03(s,3H)。
【0995】
中間体P58
【化255】
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【0996】
4−ブロモ−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【0997】
不活性雰囲気(N
2(g))下で、DMF(1mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;0.250g、1.05mmol)およびK
2CO
3(s)(0.435g、3.15mmol)の混合物を周囲温度で10分間撹拌した。混合物を、(1s,3s)−3−ヒドロキシシクロブチル4−メチルベンゼンスルホネート(中間体R18;0.254g、1.05mmol)で処理した。反応容器を密封し、混合物を50℃で2日間撹拌し、次いで、65℃で2日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を1:1のブライン/水(50mL)に注ぎ入れ、MTBE(20mL)で希釈し、20分間激しく撹拌した。二相懸濁液を真空濾過し、固体を収集し、濾液をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。濾液からの残渣を濾過からの固体と合わせ、シリカクロマトグラフィー(溶離液として1:1のEtOAc:ヘキサンを使用する)によって精製して、標題化合物(100mg、収率26%)をきれいに得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.18(s,1H),7.90(d,1H),7.39(d,1H),4.82(m,1H),4.65(m,1H),4.97(m,4H)。
【0998】
中間体P59
【化256】
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【0999】
(R)−4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1000】
DMF(4mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;500mg、2.10mmol)の混合物を、K
2CO
3(s)(1.451g、10.5mmol)および(R)−2−メチルオキシラン(2.21mL、31.5mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を、密封容器中で50℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN:水を使用する)によって直接精製して、標題化合物(365mg、収率59%)をきれいに得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.21(s,1H),8.14(d,1H),7.49(d,1H),4.25(m,1H),3.96(dd,1H),3.86(dd,1H),1.33(d,3H)。
【1001】
中間体P60
【化257】
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【1002】
(S)−4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1003】
DMF(4mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;500mg、2.10mmol)の混合物を、K
2CO
3(s)(1451mg、10.5mmol)および(S)−2−メチルオキシラン(1830mg、31.5mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を、密封容器中で50℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(50mL)で希釈し、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄した。得られた乳剤を粗ガラスフリットを通して濾過し、二相濾液を分離した。有機抽出物をブライン(50mL)で再度洗浄し、次いで、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜90%のEtOAc/ヘキサンを使用する)によって精製して、標題化合物(357mg、収率57%)をきれいに得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.21(s,1H),8.14(d,1H),7.49(d,1H),4.25(m,1H),3.96(dd,1H),3.86(dd,1H),1.33(d,3H)。
【1004】
中間体P61
【化258】
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【1005】
4−ブロモ−6−((1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロピル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1006】
1:1のTHF:DCM(10mL)中のトリフェニルホスフィン(885.9mg、3.378mmol)の冷(0℃)溶液を、DIAD(665.0μL、3.378mmol)で処理し、次いで、0℃で15分間撹拌した。得られた混合物を、1:1のTHF:DCM(10mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;536.0mg、2.252mmol)および(1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロピル)メタノール(中間体R19;546.8mg、2.702mmol)の溶液で処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜75%のヘキサン−EtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(404.2mg、収率42%)をきれいに得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.19(s,1H),8.08−8.07(d,1H),7.49−7.48(d,1H),3.95(s,2H),0.94−0.89(m,2H),0.85(s,9H),0.76−0.73(m,2H),0.14(s,6H)。
【1007】
中間体P62
【化259】
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【1008】
1−((4−ブロモ−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
【1009】
ステップ1:4−ブロモ−3−クロロ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジンの調製。DCM(100mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体P1、パートB、ステップ3;15g、66mmol)の懸濁液を、NCS(8.821g、66.06mmol)で処理し、混合物を5分間超音波処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、追加のNCS(1.25g)を導入した。反応混合物をさらに6時間撹拌し、次いで、Et
2O(100mL)で希釈し、10分間撹拌し、周囲温度で2分間超音波処理した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体をEt
2O(2×100mL)ですすいだ。濾液を追加のEt
2O(100mL)で希釈し、次いで、超音波処理し、真空濾過した。両方の濾過からの固体を合わせて、表題化合物(18.69g、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=260.9、263.0(M+H)。
【1010】
ステップ2:4−ブロモ−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−オールの調製。N
2(g)の雰囲気下で、(4−ブロモ−3−クロロ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン(7.59g、29.0mmol)をDCE(290mL)に懸濁し、次いで、AlCl
3(11.6g、87.1mmol)でゆっくり(5mL)処理した。得られた混合物を76℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDMA(75mL)で希釈して、わずかな発熱を引き起こした。DCEを真空中で除去し、残渣物質を水(125mL)で希釈した。水性懸濁液を0℃で30分間撹拌し、次いで、真空下で冷濾過した。固体を冷(0℃)水(50mL)ですすぎ、真空中で乾燥させて、表題化合物(7.00g、収率98%)を得た。粗物質を無水DMA(150mL)に溶解し、シリカプラグを通して濾過し、プラグを追加の無水DMA(7×50mL)ですすいだ。濾液の一部(300mL)をステップ3に進めた。MS(apci)m/z=246.9、248.9(M+H)。
【1011】
ステップ3:1−((4−ブロモ−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オールの調製。DMA(300mL、17.0mmol中の4−ブロモ−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−オールの0.06M溶液を、K
2CO
3(s)(23.5g、170mmol)および2,2−ジメチルオキシラン(7.45mL、84.9mmol)で処理した。反応混合物を55℃で3時間撹拌した後、追加の2,2−ジメチルオキシラン(7.45mL、84.9mmol)を導入した。緩慢な反応物を55℃で一晩撹拌した後、第2のアリコートのK
2CO
3(s)(10g、72.3mmol)および追加の2,2−ジメチルオキシラン(7.45mL、84.9mmol)を導入した。反応を完了させるために、反応物を85℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、1:1の飽和NH
4Cl
(aq):水(200mL)を加えて反応混合物をクエンチした。クエンチした反応混合物をEtOAc(5回)で洗浄し、合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を水(100mL)で粉砕し、固体を真空濾過により収集して、標題化合物(2.62g、収率34%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=319.0、321.0(M+H)。
【1012】
中間体P63
【化260】
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【1013】
4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1014】
ステップ1:6−ブロモ−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。不活性雰囲気(N
2(g))下で、DMA(2494mL)中の6−ブロモ−4−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P57;200g、873mmol)の溶液を40℃で撹拌し、2M NaOH
(aq)(105mL、1746mmol)で滴下処理し(3滴/秒)、次いで、水(5mL;添加漏斗をすすぐために)で滴下処理した(3滴/秒)。ドデシルメルカプタン(418mL、1746mmol)を滴加した(3滴/秒)。得られた反応混合物を40℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を冷(約10℃)水(8L)に注ぎ入れ、10%のクエン酸水溶液を添加することによってpHを約5に調整した。クエンチした反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで、周囲温度で12時間静置して、さらに沈殿物を形成させた。次いで、混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、それを真空濾過し、水(1.5 L)ですすいだ。濾過ケーキを真空中で2時間乾燥させ、次いで、ヘプタン(2L)で粉砕し、濾過し、真空中で乾燥させて、表題化合物(181g、収率87%)を得た。
1H NMR(400MHz,d
6−DMSO)δ11.81(br s,1H),8.82(d,1H),8.55(s,1H),6.87(d,1H)。
【1015】
ステップ2:6−ブロモ−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルトリフルオロメタンスルホネートの調製。不活性雰囲気下(N
2(g))で、DMA(2100mL)中の6−ブロモ−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの冷(4℃)懸濁液(ステップ1;100g、420.1mmol)を、DIEA(146.7mL、840.2mmol)でゆっくり(10分間)処理した。冷溶液(2℃)を、DMA(80mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−((トリフルオロメチル)スルホニル)メタンスルホンアミド(157.6g、441.1mmol)の溶液で滴下処理した(3滴/秒)。反応混合物を低温(0〜13℃)で4時間撹拌した。反応混合物を氷水(8L)にゆっくりと(15分)注いだ。クエンチした反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を布濾紙を通して真空濾過し、濾過ケーキをスパチュラで圧縮し、冷水(3L)ですすいだ。得られた濾過ケーキを、真空中で3日間乾燥させて、表題化合物(148.5g、収率96%)を得た。
1H NMR(400MHz,d
6−DMSO)δ9.60(d,1H),8.85(s,1H),8.22(d,1H)。
【1016】
ステップ3:6−ブロモ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。ジオキサン(2L)中の6−ブロモ−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート(ステップ2;98.5g、253mmol)および2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(56.4g、253mmol))の冷(0℃)混合物をAr
(g)で5分間スパージした。冷混合物をPdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(8.26g、10.1mmol)で処理し、アルゴン
(g)で5分間再度スパージした。得られた混合物を0℃で撹拌しながら、水(500mL)中のKOAc(49.6g、506mmol)の溶液を不活性雰囲気下(N
2(g))で混合物に添加した。混合物をN
2(g)の陽圧下、周囲温度で一晩機械的に撹拌した。反応混合物を水(7L)に注ぎ入れ、周囲温度で5時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、MTBE(1L)ですすいだ。得られた濾過ケーキを真空乾燥して、表題化合物(75g、収率94%)を得た。
1H NMR(400MHz,d
6−DMSO)δ9.49(d,1H),8.73(s,1H),8.50(m,1H),8.27(m,1H),7.86(d,1H),7.40(m,1H)。
【1017】
ステップ4:4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DMSO(430mL)中の6−ブロモ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(ステップ3;55.1g、174mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(46.3g、182mmol)、およびKOAc(51.2g、521mmol)の懸濁液をAr
(g)で10分間スパージした。反応混合物を、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(1.42g、1.74mmol)で処理し、アルゴン
(g)でさらに10分間スパージした。得られた混合物を、N
2(g)の陽圧下、70℃で16時間機械的に撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を1:1のEtOAc:水(4.0L)で希釈し、1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過した。固体を水(500mL)およびEtOAc(500mL)で逐次的にすすぎ、二相濾液を分離した。有機層を一時的に取りおいたが、水層をEtOAc(2×1L)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、水(2×1L)およびブライン(500mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をSi−チオール樹脂(2g;残留Pdを除去するため)で処理し、周囲温度で16時間撹拌した。懸濁液を濾過し、樹脂をEtOAcですすぎ、濾液を真空中で濃縮した。粗物質をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜60%のヘキサン−アセトンを使用する)に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせて、真空中で濃縮して、半純粋物質を得た。半純粋物質を60℃でアセトン(120mL)中に物質の一部(12.3g)を溶解することによってバッチで再結晶化した。熱い溶液をヘキサン(120mL)で処理し、次いで、周囲温度に冷却した後、−18℃の冷凍庫に2時間入れた。冷懸濁液を真空濾過し、純粋な固体を周囲温度のヘキサンですすいだ。残りの粗物質についてこの再結晶化プロセスを繰り返すことにより、標題化合物(46.2g、73%)をきれいに単離した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.99−8.98(d,1H),8.77(s,1H),8.49−8.48(m,1H),8.27−8.22(m,1H),7.57−7.56(d,1H),7.38−7.35(m,1H),1.34(s,12H)。
【1018】
ステップ5:4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。THF(315mL、0.2M)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(ステップ4;22.96g、57.06mmol)の冷(0℃)溶液を、2M NaOH(
aq)(142.6mL、285.3mmol)で処理し、続いて、35重量%のH
2O
2(aq)(29.97mL、342.3mmol)を滴加した。得られた混合物を0℃で3時間撹拌した後、0℃で3MNa
2S
2O
3(aq)(114.1mL、342.3mmol)でクエンチした。クエンチした混合物を周囲温度で16時間撹拌した後、混合物をMTBE(1L)と水(200mL)とに分配した。二相混合物を15分間撹拌し、次いで、濾過し、追加の水ですすいだ。得られた二相濾液を分離し、濾液からの有機抽出物を0.1M NaOH
(aq)(200mL)で洗浄した。水性抽出物を組み合わせ、MTBE(500mL)で洗浄し、次いで、固体クエン酸を用いてpH約5に酸性化した。得られた水性懸濁液を追加の水(250mL)で希釈し、30分間撹拌し、次いで、濾過した。固体を水ですすぎ、真空中で乾燥させて、表題化合物(11.3g、収率66%)を得た。MS(APCI Neg)、m/z=253.0(M−H)。
【1019】
中間体P64
【化261】
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【1020】
4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1021】
DMA(6mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P63;200mg、0.787mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(769mg、2.36mmol)および1−(2−クロロエチル)ピロリジン−2−オン(139mg、0.944mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を密閉容器中で100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を水とDCMとに分配し、次いで、DCM(3回)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(1回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、表題化合物(115mg、収率34%)を得た。MS(apci)、m/z=366.1(M+H)。
【1022】
中間体P65
【化262】
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【1023】
4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1024】
ジオキサン(1mL)中の4−ブロモ−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P58;0.100g、0.325mmol)、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(629mg、2.82mmol)、およびPd(PPh
3)
4(217mg、0.188mmol)の混合物を、Ar
(g)で1分間スパージし、次いで2M K
2CO
3(aq)(0.470mL、0.974mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)で3分間スパージした後、反応容器を密閉した。混合物を90℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中40%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(96mg、収率91%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=325.1(M+H)。
【1025】
中間体P66
【化263】
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【1026】
(R)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1027】
圧力管内で、ジオキサン(6mL)中の(R)−4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P59;365mg、1.23mmol)の溶液を2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(330mg、1.48mmol)および2M Na
2CO
3(aq)(1849μL、3.70mmol)で処理し、次いで、N
2(g)で5分間スパージした。得られた混合物をPd(PPh
3)
4(35.6mg、0.0308mmol)で処理し、次いで、N
2(g)で5分間再びスパージした後、この容器を密封した。反応混合物を80℃で22時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水(25mL)で希釈し、1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を収集して、表題化合物(229mg、収率60%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=313.1(M+H)。
【1028】
中間体P67
【化264】
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【1029】
(S)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1030】
圧力管内で、ジオキサン(6mL)中の(S)−4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P60;357mg、1.21mmol)の溶液を2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(323mg、1.45mmol)で処理し、2M Na
2CO
3(aq)(1808μL、3.62mmol)をN
2(g)で5分間スパージした。得られた混合物をPd(PPh
3)
4(34.8mg、0.0301mmol)で処理し、次いで、N
2(g)で5分間再びスパージした後、この容器を密封した。反応混合物を80℃で22時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(25mL)で希釈し、1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を収集して、表題化合物(191mg、収率51%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=313.1(M+H)。
【1031】
中間体P68
【化265】
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【1032】
6−((1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロピル)メトキシ)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1033】
4:1のジオキサン:水(10mL)中の4−ブロモ−6−((1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロピル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P61;404.2mg、0.9569mmol)の溶液を、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(234.8mg、1.053mmol)、Pd(PPh
3)
4(110.6mg、0.09569mmol)、およびK
2CO
3(s)(396.8mg、2.871mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)でパージした後、反応容器を密閉した。混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、水(1回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜75%のヘキサン−EtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(292.6mg、収率70%)をきれいに得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.40−8.39(m,1H),8.21(s,1H),8.18−8.17(d,1H),8.04−8.00(m,1H),7.20−7.19(d,1H),7.14−7.11(m,1H),4.01(s,2H),0.95−0.92(m,2H),0.85(s,9H),0.80−0.75(m,2H),0.14(s,6H)。
【1034】
中間体P69
【化266】
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【1035】
1−((3−クロロ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
【1036】
圧力容器中で、ジオキサン(50mL)中の1−((4−ブロモ−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール(中間体P61;1.44g、4.51mmol)、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(1.51g、6.76mmol)、およびPd(PPh
3)
4(260mg、0.225mmol)の混合物を、2M Na
2CO
3(aq)(15mL、27mmol)で処理した。得られた混合物をN
2(g)で10分間スパージした後、容器を密閉した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を水(75mL)で希釈し、MTBE(3×75mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のEtOAc/ヘキサンを使用する)によって精製して、表題化合物(370mg、収率25%)を得た。MS(apci)m/z=336.1(M+H)。
【1037】
中間体P70A:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルおよび中間体P70B:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1038】
【化267】
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【1039】
ステップ1.tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(6mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P63;1.256g、4.941mmol)およびtert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(1.371g、6.917mmol)の溶液をDIEA(1.721mL、9.881mmol)で処理した。反応容器を密封し、混合物を60℃で24時間撹拌した。追加のtert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(0.586g)を導入し、反応混合物を60℃で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(60mL)に注ぎ入れ、得られた懸濁液を真空濾過した。固体を収集し、次いで、EtOAcに溶解し、無水Na
2SO
4(s)上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。別に、水性濾液を4:1のDCM:iPrOH(4回)で逆抽出し、合わせた有機抽出物を真空中で濃縮した。濾過からの粗残渣および固体を両方ともシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜95%のDCM:アセトンを使用する)によって精製して、標題化合物(1.0g、収率49%)を得た。MS(apci)、m/z=433.2(M+H)。
【1040】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルおよび4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(1.0g、2.40mmol)の溶液を1:1のTFA:DCM(5mL)に溶解し、DCM(5mL)で希釈し、周囲温度で45分間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。二相混合物を4:1のDCM:iPrOH(3回)で抽出し、合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、中間体P70A:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(322.9mg、収率40%)を得た。MS(apci)、m/z=333.1(M+H)。別に、NaHCO
3(aq)抽出物を真空中で濃縮し、残渣を4:1のDCM:iPrOHに溶解した。懸濁液を真空濾過し、濾液を無水Na
2SO
4(s)上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。この残渣をMeOHに溶解し、濃HCl(10mL)で処理した。懸濁液を濾過し、真空中で濃縮してMeOHを除去した後、MeOH(10mL)およびMTBE(40mL)で希釈した。得られた懸濁液を数分間超音波処理した後、濾過した。固体をMTBEですすぎ、真空中で乾燥させて、中間体P70B:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1、5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(450.7mg、収率46%)を得た。MS(apci)、m/z=333.2(M+H)。
【1041】
中間体P71
【化268】
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【1042】
6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1043】
DCM(10mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P70B;322.9mg、0.9715mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(137.1mg、1.943mmol)および2滴の氷酢酸で逐次的に処理した。混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、NaBH(AcO)
3(514.8mg、2.429mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、追加の6−メトキシニコチンアルデヒド(34mg)およびNaBH(AcO)
3(103mg)を導入した。LCMSが出発物質の消費を示すまで、得られた混合物を撹拌した後、混合物を濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、水(2回)で抽出した。合わせた水性抽出物を4:1のDCM:iPrOH(3回)で逆抽出した。有機抽出物を組み合わせ、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOH(3回)で洗浄し、次いで、合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27.4mg、収率6%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=454.2(M+H)。
【1044】
中間体P72
【化269】
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【1045】
6−ヒドロキシ−4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1046】
DCM(11.3mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P70B;187.7mg、0.5647mmol)の溶液を、2−メトキシ−5−ピリジンカルボン酸(86.48mg、0.5647mmol)、HATU(257.7mg、0.6776mmol)、およびDIEA(393.5μL、2.259mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間であった後、追加の2−メトキシ−5−ピリジンカルボン酸(43.23mg、0.2824mmol)およびDIEA(199μL、1.13mmol)を逐次的に導入した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解し、飽和NH
4Cl
(aq)で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜10%のMeOH/DCMを使用する)によって直接精製して、表題化合物(68.6mg、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
【1047】
中間体P73
【化270】
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【1048】
6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1049】
DMSO(3.6mL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;255.7mg、0.9058mmol)の溶液を、tert−ブチル1−ピペラジンカルボキシレート(337.4mg、1.812mmol)およびDIEA(315.6μL、1.812mmol)で処理し、次いで、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で逐次的に抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣を1:1のDCM:TFA(5.0mL)に溶解した。周囲温度で30分間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、4:1のDCM:iPrOHに溶解し、次いで、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(261.9mg、収率83%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=349.2(M+H)。
【1050】
中間体P74
【化271】
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【1051】
6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1052】
DCM(8mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例29;413mg、0.921mmol)の溶液をTFA(2mL)で処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=349.2(M+H)。
【1053】
中間体P75
【化272】
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【1054】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1055】
DMSO(0.8mL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;347mg、1.23mmol)およびtert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(176.6mg、0.8908mmol)の混合物を、DIEA(221.7μL、1.273mmol)で処理した。混合物を、密閉容器中で60℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で抽出した。次いで、有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAcを使用する)によって精製して、tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートをきれいに得た。この物質をDCM(1.0mL)に懸濁し、1:1のTFA:DCM(0.25mL)で処理した。周囲温度で7時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHに溶解し、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(67.1mg、収率29%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=361.2(M+H)。
【1056】
中間体P76
【化273】
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【1057】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1058】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMA(4046μL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P4;350mg、0.809mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(336mg、2.43mmol)および4−(2−クロロエチル)モルホリン(218μL、1.62mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を密閉容器中で50℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、水(10mL)で希釈した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を水(2×10mL)ですすぎ、次にEt
2O(2×10mL)ですすいだ。固体を真空中で乾燥させて、表題化合物(380mg、収率86%)を得た。MS(apci)m/z=546.3(M+H)。
【1059】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;380mg、0.696mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で10分間撹拌した後、真空中で濃縮して、標題化合物(400mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=446.2(M+H)。
【1060】
中間体P77
【化274】
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【1061】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1062】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(630μL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P64;115mg、0.315mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(93.6mg、0.472mmol)、およびK
2CO
3(s)(218mg、1.57mmol)の混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水とDCMとに分配し、次いで、DCM(5回)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(1回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いでEtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、表題化合物(85mg、収率30%)を得た。MS(apci)m/z=544.3(M+H)。
【1063】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;85mg、0.094mmol)の溶液を、TFA(1mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(63mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=444.2(M+H)。
【1064】
中間体P78
【化275】
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【1065】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1066】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(0.25mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P65;50mg、0.15mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(0.046g、0.23mmol)およびK
2CO
3(s)(0.11g、0.77mmol)の混合物を、85℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、水(1mL)で希釈し、DCM(3mL)で抽出した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.05%のNH
4OHを含むDCM中10%のアセトンを使用する)によって精製して、表題化合物(56mg、収率61%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
【1067】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(0.5mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;56mg、0.095mmol)の溶液を、TFA(0.11mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で4時間撹拌した後、真空中で濃縮した。残渣のpHを、1M NaOHを添加して、pH14に調整した。水性混合物を固体NaClで塩析し、次いで、CHCl
3(2×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(55mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=403.2(M+H)。
【1068】
中間体P79
【化276】
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【1069】
tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1070】
DMSO(1601μL)中の(R)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P66;100mg、0.320mmol)3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(95.2mg、0.480mmol)、およびK
2CO
3(s)(443mg、3.20mmol)の混合物を、80℃で3日間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、水(10mL)で希釈し、DCM(4×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(97mg、収率62%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=491.2(M+H)。
【1071】
中間体P80
【化277】
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【1072】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)。
【1073】
DCM(2mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P79;97mg、0.20mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、真空中で濃縮して、表題化合物(122mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=391.15(M+H)。
【1074】
中間体P81
【化278】
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【1075】
4−(6−(63,−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。DCM(2mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P79;131mg、0.267mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって精製して、標題化合物(75mg、収率72%)を得た。MS(apci)m/z=391.20(M+H)。
【1076】
中間体P82
【化279】
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【1077】
tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1078】
DMSO(1601μL)中の(S)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P67;100mg、0.320mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(95.2mg、0.480mmol)、およびK
2CO
3(s)(443mg、3.20mmol)の混合物を80℃で3時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、水(10mL)で希釈し、DCM(4×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(92mg、収率59%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=491.2(M+H)。
【1079】
中間体P83
【化280】
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【1080】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1081】
DCM(1mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P82;92mg、0.188mmol)の溶液をTFA(1mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(116mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=391.20(M+H)。
【1082】
中間体P84
【化281】
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【1083】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1084】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(1.3mL)中の6−((1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロピル)メトキシ)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P68;292.6mg、0.6672mmol)の溶液を、3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(158.7mg、0.8006mmol)で処理し、K
2CO
3(s)(922.0mg、6.672mmol)を90℃で14日間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、水で希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(3回)およびブライン(1回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜95%のDCM−アセトンを使用する)によって精製して、標題化合物をきれいに得、それを直ちにステップ2に進めた。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
【1085】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。1:1のDCM:TFA(2mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;0.6672mmolと仮定する)の溶液を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をiPrOH中の6M HCl(4448μL、26.69mmol)に溶解し、数分間超音波処理し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(121mg、収率38%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=403.2(M+H)。
【1086】
中間体P85
【化282】
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【1087】
(R)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(2−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1088】
ステップ1:tert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2)−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DMSO(409μL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;1.70g、8.55mmol)、tert−ブチル(R)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(123mg、0.613mmol)、およびK
2CO
3(s)(212mg、1.53mmol)の混合物を80℃で5日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を水(5mL)で希釈し、DCM(4×5mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ
、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(10mg、収率6%)を得た。MS(apci)m/z=507.3(M+H)。
【1089】
ステップ2:(R)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(2−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ1;10mg、0.020mmol)の溶液をTFA(0.5mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(13mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
【1090】
中間体P86
【化283】
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【1091】
4−(6−(4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1092】
ステップ1:tert−ブチル7−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−4−カルボキシレートの調製。DMSO(766μL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;50mg、0.15mmol)、tert−ブチル4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−4−カルボキシレート(65mg、0.31mmol)およびK
2CO
3(s)(212mg、1.5mmol)の混合物を80℃で23時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を水(10mL)で希釈し、DCM(4×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(69mg、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
【1093】
ステップ2:4−(6−(4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル7−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−4−カルボキシレート(ステップ1;69mg、0.13mmol)の溶液をTFA(1mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(86mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=419.2(M+H)。
【1094】
中間体P87
【化284】
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【1095】
4−(6−(3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1096】
ステップ1:tert−ブチル7−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボキシレートの調製。DMSO(409μL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;100mg、0.306mmol)、tert−ブチル3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボキシレート(105mg、0.460mmol)、およびK
2CO
3(s)(127mg、0.919mmol)の混合物を90℃で48時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を水(10mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、固体を収集し、表題化合物(160mg、収率98%)を得た。MS(apci)m/z=535.3(M+H)。
【1097】
ステップ2:4−(6−(3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル7−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボキシレート(ステップ1;160mg、0.299mmol)の溶液をTFA(1mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(198mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=435.3(M+H)。
【1098】
中間体P88
【化285】
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【1099】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1100】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−3−フルオロピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。ジオキサン(250μL)および水(200μL)中の4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P41;15mg、0.049mmol)、(6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(中間体R;20mg、0.059mmol)、K
2CO
3(s)(68mg、0.49mmol)、およびPd(PPh
3)
4(5.7mg、0.005mmol)の混合物をAr
(g)でスパージした。得られた混合物を85℃で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(14mg、収率54%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=467.15(M+H)。
【1101】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−3−フルオロピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;14mg、0.027mmol)の溶液をTFA(1mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(17mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=423.10(M+H)。
【1102】
中間体P89
【化286】
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【1103】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−メチルピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1104】
ステップ1:4−(6−フルオロ−5−メチルピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製
【1105】
圧力容器内で、ジオキサン(200mL)中の4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P41;150mg、0.484mmol)の溶液を、2−フルオロ−3−メチルピリジン−5−ボロン酸(112mg、0.725mmol)、Pd(PPh
3)
4(55.9mg、0.0484mmol)、および2M Na
2CO
3(aq)(1209μL、2.42mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物をAr
(g)でスパージし、容器を密封し、混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた懸濁液をDCM(10mL)と水(10mL)とに分配し、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(60mg、収率36%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=341.1(M+H)。
【1106】
ステップ2:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(881μL)中の4−(6−フルオロ−5−メチルピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(ステップ1;60mg、0.18mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(70mg、0.35mmol)、およびK
2CO
3(s)(244mg、1.8mmol)の混合物を、80℃で23時間撹拌した。得られた懸濁液をDCM(10mL)と水(10mL)とに分配し、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(8.4mg、収率9%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
【1107】
ステップ3:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−メチルピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ2;8.4mg、0.016mmol)の溶液をTFA(1mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(10mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=419.2(M+H)。
【1108】
中間体P90
【化287】
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【1109】
4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1110】
DCM(1mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P50、ステップ1;20mg、0.040mmol)の溶液をTFA(1mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物(25mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=406.15(M+H)。
【1111】
中間体P91
【化288】
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【1112】
4−(2−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1113】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。圧力容器内で、ジオキサン(730μL)中の4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P41;68mg、0.22mmol)、tert−ブチル3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R 21;88mg、0.22mmol)およびPd(PPh
3)
4(25mg、0.022mmol)の混合物をAr
(g)で30秒間スパージした後、2M K
2CO
3(aq)(420μL、0.840mmol)を導入した。得られた混合物をAr
(g)でさらに2分間スパージした後、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中15%のアセトンを使用する)によって直接精製して、標題化合物(53mg、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=450.2(M+H)、406.2(des−Boc M)。
【1114】
ステップ2:4−(2−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1.5[a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(0.5mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;53mg、0.105mmol)の溶液を、ジオキサン中の4M HCl(524μL、2.10mmol)で処理した。得られた懸濁液をMeOH(250μL)で希釈し、この溶液を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、表題化合物(54mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=406.2(M+H)。
【1115】
中間体P92
【化289】
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【1116】
1−((4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1)ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1117】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−(3−クロロ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(1.5mL)中の1−((3−クロロ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール(中間体P69;258mg、0.768mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(229mg、1.15mmol)、およびK
2CO
3(s)(425mg、3.07mmol)の混合物を、密封容器中で90℃で一晩撹拌した。反応混合物を追加のtert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(40mg)およびK
2CO
3(s)(100mg)で処理し、105℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、DCM/水で希釈した。二相混合物をDCM(3回)で洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のEtOAc/ヘキサンを使用する)によって精製して、表題化合物(330mg、収率84%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【1118】
ステップ2:1−((4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−)6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の調製。DCM(5mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−クロロ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;330mg、0.642mmol)の溶液をTFA(1.5mL)で処理した。得られた混合物を真空中で濃縮して、表題化合物(392mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=414.1(M+H)。
【1119】
中間体P93
【化290】
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【1120】
4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1121】
ステップ1:メチル4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボキシレートの調製。DMSO(21.50mL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;303.4mg、1.075mmol)の溶液に、4−N−Boc−アミノ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(416.5mg、1.612mmol)および炭酸カリウム(297.1mg、2.150mmol)を添加した。反応混合物を110℃で72時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc)によって精製して、ステップ2に十分な純度の表題化合物(76.7mg、収率13.7%)を得た。MS(apci)m/z=521.2(M+H)。
【1122】
ステップ2:tert−ブチル(1−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−4−イル)カルバメートの調製。THF(0.912mL)中の水素化ホウ素リチウム(0.0120mL、0.365mmol)の溶液に、メチル4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ)[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボキシレート(47.5mg、0.0912mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機抽出物を無水MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮して表題化合物(65.9mg)を得、これをさらに精製することなく次のステップに使用した。MS(apci)m/z=493.2(M+H)。
【1123】
ステップ3:4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル(1−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(65.9mg、0.134mmol)の溶液をTFA(0.2mL、2.68mmol)で処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCMに取り込み、飽和Na
2CO
3で洗浄した。水性画分をDCMで抽出し、合わせた有機抽出物を無水MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮して、表題化合物(35.6mg、収率68%)を得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
【1124】
中間体P94
【化291】
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【1125】
6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1126】
ステップ1:tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの調製DMF(3.96mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;500mg、1.19mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(329mg、2.38mmol)およびヨードエタン(143μL、1.78mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を水(32mL)にゆっくり注ぎ入れた。得られた懸濁液を15分間撹拌した。スラリーを濾過し、固体を水(3×10mL)ですすいだ。風乾した後、固体を集めて収集して、表題化合物(530mg、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
【1127】
ステップ2:6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。MeOH(5.91mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ1;530mg、1.18mmol)のスラリーを、iPrOH(4.73mL、23.6mmol)中の5〜6NのHClで滴下処理した。得られた混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いで、さらにiPrOH(4.73mL、23.6mmol)中の5〜6NのHClを導入した。周囲温度でさらに24時間撹拌した後、反応混合物を真空濾過し、固体をMeOH(3×1mL)およびMTBE(3×10mL)で逐次的に洗浄した。固体を真空乾燥し、収集して、表題化合物(445mg、89%収率)を得た。MS(apci)m/z=349.2(M+H)。
【1128】
中間体P95
【化292】
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【1129】
4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1130】
方法A.
【1131】
ステップ1:4−ブロモ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DMA(21.005L)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1、1000mg、4.201mmol)の溶液を、炭酸カリウム(1742mg、12.60mmol)および4−(2−クロロエチル)モルホリン(1.132mL、8.402mmol)で処理した。反応混合物を50℃で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaCl
(aq)でクエンチした。得られた沈殿物を濾過により単離して、ステップ2に十分な純度の表題化合物(1475mg、4.200mmol、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=351(M
+)。
【1132】
ステップ2:4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。1,4−ジオキサン(1000mL)中の4−ブロモ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(0.83g、1.394mmol)の溶液を、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(373.2181mg、1.673mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(32.22577mg、0.0279mmol)、および炭酸カリウム水溶液(2.092mL、4.183mmol)で処理した。反応混合物にアルゴンでスパージし、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をMTBEで希釈し、1N NaOHで洗浄した。水性画分をMTBEで抽出し、次いで、4N HClでpH4に調整した。飽和NaCl
(aq)を添加し、水性混合物を4:1のDCM/IPAで抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(0.341g、0.928mmol、収率66.6%)を得た。MS(apci)m/z=368.1(M+H)。
【1133】
方法B.
【1134】
DMA(8mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P63;1.00g、3.93mmol)の懸濁液を、K
2CO
3(1.63g、11.8mmol)および4−(2−クロロエチル)モルホリン(883mg、5.90mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を55℃で19時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を水(50mL)で希釈し、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(3×50mL)で洗浄し、無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜100%のアセトン/ヘキサンを使用する)によって精製して、標題化合物(870mg、収率60%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=368.1(M+H)。
【1135】
中間体P96
【化293】
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【1136】
4−(6−(1,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1137】
DCM(3mL)中のtert−ブチル7−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−1−カルボキシレート(実施例535;625mg、1.09mmol)の溶液をiPrOH(3.05mL、15.3mmol)中の5〜6MのHClで処理し、周囲温度で3時間撹拌した。得られた混合物をMeOH(3mL)で希釈し、周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、単離した固体をEt
2O(5×1mL)ですすいだ。濾液を再濾過し、単離した固体を合わせ、高真空下で乾燥して、表題化合物(532.3mg、収率89%)を得た。MS(apci)m/z=474.2(M+H)。
【1138】
中間体P97
【化294】
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【1139】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート
【1140】
密閉した圧力管中で、DMSO(1.8mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;300mg、0.919mmol)、tert−ブチル1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(552mg、2.76mmol)およびTEA(1.03mL、7.35mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。相分離後、水性抽出物を追加のDCM(3回)で洗浄した。次いで、合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のEtOAc/ヘキサンを使用する)によって精製して、標題化合物(400mg、収率86%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=507.3(M+H)。
【1141】
中間体P98
【化295】
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【1142】
4−(6−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1143】
DCM(2.0mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(中間体P97;400mg、0.790mmol)の懸濁液をTFA(1.29mL、15.8mmol)で処理し、周囲温度で4時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、表題化合物(501mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
【1144】
中間体P99
【化296】
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【1145】
6−エトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1146】
圧力容器内で、ジオキサン(21.4mL)中の4−ブロモ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P5;570mg、2.14mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.44g、21.4mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(174mg、0.214mmol)、およびKOAc(1.05g、10.7mmol)の混合物をアルゴン
(g)で10分間スパージした。容器を密封し、混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、GF/F紙を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてEtOAc中0〜10%のMeOH、次いで、EtOAc中0〜100%のヘキサンを使用する)で2回精製して、さらなる使用に十分な純度の表題化合物(772mg、約55%純度に基づいた収率約63%)を得た。MS(apci)m/z=314.1(M+H)。
【1147】
中間体P100
【化297】
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【1148】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1149】
ジオキサン(639μL)中の6−エトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P99;40mg、0.13)、tert−ブチル4−(5−クロロピラジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体R23;38mg、0.13mmol)、2M K
3PO
4(aq)(192μL、0.38mmol)、X−phos(12mg、0.026mmol)およびPd
2(dba)
3(5.8mg、0.0064mmol)の混合物をAr
(g)で3分間スパージし、次いで、容器を密封した。。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を水(2回)およびブライン(1回)で逐次的に洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中10〜100%のEtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(49mg、収率85%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=450.2(M+H)。
【1150】
中間体P101
【化298】
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【1151】
6−エトキシ−4−(5−(ピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1152】
DCM(2.0mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P100;27mg、0.060mmol)の懸濁液をTFA(2mL、26.1mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、表題化合物(35mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=350.2(M+H)。
【1153】
中間体P102
【化299】
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【1154】
tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1155】
ジオキサン(2.40mL)中の6−エトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P99;150mg、0.479mmol)、tert−ブチル3−(5−クロロピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R15;149mg、0.479mmol)、2M K
3PO
4(aq)(718μL、1.44mmol)、X−phos(45.7mg、0.0958mmol)、およびPd
2(dba)
3(21.9mg、0.0239mmol)の混合物をAr(
g)で3分間スパージし、次いで、容器を密閉した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(95mg、収率43%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=478.2(M+H)。
【1156】
中間体P103
【化300】
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【1157】
4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)ピラジン−2−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1158】
DCM(1.0mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P102;95mg、0.206mmol)の懸濁液をTFA(1mL、13.1mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をEt
2O(20mL)で希釈した。生じた沈殿物を収集し、真空中で乾燥させて、表題化合物(100mg、収率82.4%)を得た。MS(apci)m/z=362.1(M+H)。
【1159】
中間体P104
【化301】
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【1160】
(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ボロン酸
【1161】
圧力容器中で、ジオキサン(3.36mL)中の4−ブロモ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P95;方法A、ステップ1;200mg、0.336mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.446g、5.694mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(46.4mg、0.0570mmol)、およびKOAc(167.7mg、1.709mmol)の混合物をAr
(g)で10分間スパージした。容器を密封し、混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、GF/F紙を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として、2%のNH
4OHを含む段階的勾配0〜20%のMeOH、続いて、2%のNH
4OHを含む98%のMeOHを使用する)によって精製した。精製残渣をDCM(2mL)に溶解し、Et
2O(5mL)で粉砕した。得られた懸濁液を濾過し、固体を単離して、表題化合物(60mg、収率56%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=317.1(M+H)。
【1162】
中間体P105
【化302】
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【1163】
tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1164】
ジオキサン(949μL)中の(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ボロン酸(中間体P104;60mg、0.190mmol)、tert−ブチル3−(5−クロロピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R15;61.9mg、0.199mmol)、X−Phos(18.1mg、0.0380mmol)、およびPd
2(dba)
3(8.69mg、0.00949mmol)の混合物を2M K
3PO
4(aq)(285μL、0.569mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)でスパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、GF/F紙を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中10%のMeOHを使用する)によって精製して、表題化合物(18mg、収率17%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=547.3(M+H)。
【1165】
中間体P106
【化303】
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【1166】
4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1167】
DCM(1.0mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P105;18mg、0.0329mmol)の懸濁液をTFA(1mL、13.1mmol)で処理し、周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。得られた残渣をEt
2O(3×5mL)と共沸させて、表題化合物(22.2mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=447.2(M+H)。
【1168】
中間体P107
【化304】
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【1169】
tert−ブチル(R)−2−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート
【1170】
DMA(2.14mL)中の(R)−tert−ブチル2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボキシレート(300mg、1.07mmol)および4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;255mg、1.07mmol)の混合物をCs
2CO
3(s)(1.05g、3.21mmol)で処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をDCMで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で逐次的に洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮して、表題化合物(468mg、定量的収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3)δ8.12(s,1H,),7.43(d,1H),7.24(s,1H),7.24,3.90−4.05(m,4H),3.70−3.89(m,2H),3.42−3.55(m,2H),1.39(s,12H)。
【1171】
中間体P108
【化305】
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【1172】
tert−ブチル(S)−2−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート
【1173】
(R)−tert−ブチル2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボキシレートをtert−ブチル(S)−2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボキシレートと置き換えて、tert−ブチル(R)−2−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ)[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P107)の合成について記載されるものと同様の手順を用いて、標題化合物(468mg、定量的収率)を調製した。
1H NMR(CDCl
3)δ8.12(s,1H,),7.43(d,1H),7.24(s,1H)3.90−4.05(m,4H),3.70−3.89(m,2H),3.42−3.55(m,2H),1.39(s,12H)。
【1174】
中間体P109
【化306】
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【1175】
tert−ブチル(R)−2−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン)−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート
【1176】
圧力容器中で、ジオキサン(7.49mL)中のtert−ブチル(R)−2−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P107、468mg、0.749mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.90g、7.49mmol)、PdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(61.0mg、0.0749mmol)、およびKOAc(368mg、3.75mmol)の混合物をAr
(g)で10分間スパージした。容器を密封し、混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、GF/F紙を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をペンタンで粉砕した。ペンタン懸濁液を濾過し、固体を単離して、表題化合物(200mg、収率80%)を得た。
1HNMR(CDCl
3)δ8.21(s,1H),7.69(d,1H),7.30(s,1H),3.99−4.10(m,2H),3.78−3.98(m,2H),3.56−3.65(m,2H),1.49(s,9H),1.43(s,12H)。
【1177】
中間体P110
【化307】
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【1178】
tert−ブチル(S)−2−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン)−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート
【1179】
tert−ブチル(R)−2−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ)[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P107)をtert−ブチル(S)−2−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ)[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P108)と置き換えて、tert−ブチル(R)−2−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P109)の合成について記載されるものと同様の手順を用いて、標題化合物(191mg、収率40%)を調製した。
1HNMR(CDCl
3)δ8.21(s,1H),7.69(d,1H),7.30(s,1H),3.99−4.10(m,2H),3.78−3.98(m,2H),3.56−3.65(m,2H),1.49(s,9H),1.43(s,12H)。
【1180】
中間体P111
【化308】
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【1181】
tert−ブチル(2R)−2−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート
【1182】
ジオキサン(844μL)中のtert−ブチル(R)−2−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P109;117mg、0.169mmol)、3−(5−クロロピラジン−2−イル)−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(中間体R25;56mg、0.17mmol)の混合物を2M K
3PO
4(aq)(253μL、0.506mmol)、X−phos(16mg、0.34mmol)、およびPd
2(dba)
3(20mg、0.084mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)で10分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で逐次的に洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中1%のNH
4OHを加える9:1のDCM:MeOHの0〜100%の混合溶媒を使用する)によって精製して、標題化合物(59.8mg、収率54%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=654.3(M+H)
【1183】
中間体P112
【化309】
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【1184】
tert−ブチル(2S)−2−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート
【1185】
tert−ブチル(R)−2−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P109)をtert−ブチル(S)−2−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P110)と置き換える、tert−ブチル(R)−2−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P111)の合成について記載されるものと同様の手順を用いて、標題化合物(55.9mg、収率51%)を調製した。
1HNMR(CDCl
3)δ8.21(s,1H),7.69(d,1H),7.30(s,1H),3.99−4.10(m,2H),3.78−3.98(m,2H),3.56−3.65(m,2H),1.49(s,9H),1.43(s,12H)。
【1186】
中間体P113
【化310】
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【1187】
t−ブチル3−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート
【1188】
DMA(12.43mL)中の4−ブロモ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;591.9mg、2.486mmol)の混合物をK
2CO
3(s)(1.031g、7.459mmol)およびtert−ブチル3−(ブロモメチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(1.0g、3.7mmol)で処理し、次いで、60℃で3時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をブラインで希釈し、得られた懸濁液を濾過した。単離した固体を水(5回)で洗浄した。濾液を取っておき、単離した固体をDCMに溶解した。DCM溶液を真空中で濃縮して、表題化合物(553mg)を得た。濾液を4:1のDCM:iPrOH(4回)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(2回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、さらなる表題化合物(500mg)を得た。濾過からおよび濾液の後処理からの固体を合わせ、真空中で乾燥して、表題化合物(1.033g、収率98%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=423(M+H)。
【1189】
中間体P114
【化311】
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【1190】
tert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル))オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート
【1191】
圧力管内で、ジオキサン(3.14mL)中のtert−ブチル3−(((4−ブロモ−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(中間体P113;200mg、0.470mmol)の溶液をビス(ピナコラト)ジボロン(239mg、0.941mmol)およびKOAc(138mg、1.41mmol)で処理した。次いで、得られた混合物をアルゴン
(g)で5分間スパージし、次いで、PdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(38.3mg、0.0470mmol)を導入した。得られた混合物をAr
(g)でさらに5分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌し、次いで、周囲温度に冷却し、ペンタンで希釈した。ペンタン混合物をGF/F紙を通して濾過し、次いで、真空中で濃縮して、ビス(ピナコラト)ジボロンとの1:1の比で表題化合物(400mg、純度50%に基づいた収率約90%)を得た。
1H NMR(CDCl
3)δ8.20(m,3H),7.66(d,1H),4.15(m,6H),1.44(s,9H),1.40(s,12H)。
【1192】
中間体P115
【化312】
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【1193】
tert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1)ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート
【1194】
ジオキサン(529μL)中のtert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(中間体P114;75mg、0.16mmol)、3−(5−クロロピラジン−2−イル)−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(中間体R25;70mg、0.11mmol)、X−phos(10mg、0.021mmol)、およびPd
2(dba)
3(4.8mg、0.0053mmol)の混合物を2M K
3PO
4(aq)(159μL、0.320mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)で10分間スパージし、次いで、反応容器を密封した。混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水およびブラインで逐次的に洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0.1%のNH
4OHを含む0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、表題化合物(48mg、収率71%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=642.3(M+H)。
【1195】
中間体P116
【化313】
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【1196】
tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1197】
ジオキサン(8.95mL)および水(895μL)中のtert−ブチル3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R21;360mg、0.895mmol)およびK
2CO
3(s)(618mg、4.47mmol)の混合物を4−ブロモ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P79、ステップ1;314mg、0.895mmol)およびPd(PPh
3)
4(103mg、0.0895mmol)で処理した。得られた混合物をAr
(g)でパージした後、反応容器を密閉した。混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM:iPrOHとブラインとに分配した。相分離後、有機抽出物を追加のブライン(2回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜20%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(336mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=491.2(M−tBu)。
【1198】
中間体P117
【化314】
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【1199】
4−(2−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1200】
DCM(2.05mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P116;336mg、0.615mmol)の懸濁液をTFA(474μL、6.15mmol)で処理し、周囲温度で5時間撹拌した。追加のTFA(2mL、26.1mmol)を導入し、反応混合物を周囲温度でさらに30分間撹拌した。得られた混合物を飽和NaHCO
3(aq)(30mL)で中和し、二相混合物を4:1のDCM:iPrOHで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(236mg、収率86%)を得た。MS(apci)m/z=447.3(M+H)。
【1201】
中間体P118
【化315】
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【1202】
3−クロロ−6−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
【1203】
ジオキサン(5.8mL)中の4−ブロモ−3−クロロ−6−メトキシピラゾロ[1,5−A]ピリジン(中間体P62、ステップ1;152mg、0.581mmol)、PdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(23.7mg、0.029mmol)、KOAc(285mg、2.91mmol)、およびビス(ピナコラト)ジボロン(443mg、1.74mmol)の混合物をAr
(g)でスパージした。反応容器を密封し、混合物を90℃で2時間15分撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をセライト(登録商標)を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮して、表題化合物(102mg、57%)を得た。MS(apci)m/z=309.1(M+H)。
【1204】
中間体P119
【化316】
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【1205】
1−(4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタン−1−オール
【1206】
THF(5.02mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド(中間体P1、パートB、ステップ4;128mg、0.502mmol)の冷(0℃)懸濁液を、Et
2O(201μL、0.602mmol)中の3M CH
3MgBr溶液で滴下処理した。CH
3MgBrを添加した後、混合物を周囲温度に温めた。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。二相混合物を真空中で濃縮して、有機溶媒を除去した。残った水性懸濁液を濾過し、水ですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥して、表題化合物(130mg、収率96%)を得た。MS(apci)m/z=272.9(M+H)。
【1207】
中間体P120
【化317】
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【1208】
2−(4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)プロパンニトリル
【1209】
DCM(2mL)中のTMSCN(243μL、1.81mmol)の冷(0℃)溶液を、BF
3Et
2O(172μL、1.36mmol)、およびDCM(2mL)中の1−(4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタン−1−オール(中間体P119;123mg、0.454mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度にゆっくり温めた。混合物を周囲温度でさらに2時間撹拌した後、飽和NaHCO
3(aq)でクエンチした。得られた二相混合物をDCMで抽出し、有機抽出物を真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜25%のEtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(70mg、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=282.0(M+H)。
【1210】
中間体P121
【化318】
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【1211】
(4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メタノール
【1212】
MeOH(21.6mL)およびTHF(21.6mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド(中間体P1、パートB、ステップ4;1.10g、4.31mmol)の懸濁液をNaBH
4(163mg、4.31mmol)で処理し、次いで、周囲温度で20時間撹拌した。追加のNaBH
4(163mg、4.31mmol)を導入し、混合物を周囲温度でさらに2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣を水(50mL)中に懸濁した。得られた水性懸濁液を濾過し、水ですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥して、表題化合物(1.05g、収率95%)を得た。MS(apci)m/z=259.1(M+H)。
【1213】
中間体P122
【化319】
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【1214】
2−(4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)アセトニトリル
【1215】
DCM(3mL)中のTMSCN(323μL、2.41mmol)の冷(0℃)溶液を、BF
3Et
2O(229μL、1.81mmol)および(4−ブロモ6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メタノール(中間体P121;155mg、0.603mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度にゆっくり温めた。混合物を周囲温度でさらに2時間撹拌した後、飽和NaHCO
3(aq)でクエンチした。得られた二相混合物をDCMで抽出し、有機抽出物を真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜30%のEtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(43mg、収率27%)を得た。MS(apci)m/z=268.0(M+H)。
【1216】
中間体R1
【化320】
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【1217】
1−ベンジル−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン
【1218】
DMF(5mL)中の1−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン塩酸塩(1.00g、3.07mmol)の溶液を(ブロモメチル)ベンゼン(0.438mL、3.69mmol)およびTEA(1.28mL、9.21mmol)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を水で処理し、10分間音波処理した。得られた白色懸濁液を濾過し、固体を水およびヘキサンで洗浄して、標題化合物(0.84g、収率72%)を得た。MS(apci)m/z=298.1(B(OH)
2M+H)。
【1219】
中間体R2
【化321】
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【1220】
(S)−(6−(4−(3−メトキシピロリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸
【1221】
DMA(36.2mL、7.25mmol)中の(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(1.5g、7.25mmol)の溶液をDIEA(5.05mL、29.0mmol)で処理し、周囲温度で20分間撹拌した。混合物を4−ニトロフェニルカルボノクロリデート(2.92g、14.5mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。次いで、混合物をDIEA(5mL、29.0mmol)および(S)−3−メトキシピロリジン(3.66g、36.2mmol)で処理し、周囲温度で3日間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、20%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0〜40%のACN/H
2O)によって精製した。次いで、単離した生成物をMeOHに取り込み、Isolute(登録商標)SCXカラムに充填した。カラムをMeOH(2カラム体積)で流し、次いで、MeOH中4N NH
4OHで流して、標題化合物(1.0g、収率41%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=335.1(M+H)。
【1222】
中間体R4
【化322】
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【1223】
(6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸
【1224】
方法1:
【1225】
ステップ1:tert−ブチル3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DMSO(5.22mL)中の3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.046g、5.27mmol)、5−ブロモ−2−フルオロピリジン(919mg、5.22mmol)、およびK
2CO
3(s)(3.61g、26.1mmol)の懸濁液を90℃で1日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcと水とに分配した。有機抽出物を追加の水で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜50%のヘキサン/EtOAc)による粗残留物の精製により、表題化合物(1.80g、収率97%)を得た。MS(apci)m/z=354.0(M+1)、356.1(M+2)。
【1226】
ステップ2:(6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸の調製。ジオキサン(5.75mL)中のtert−ブチル3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(1.80g、5.08mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.87g、15.2mmol)、PdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(414mg、0.508mmol)、およびKOAc(1.50g、15.2mmol)の混合物をN
2(g)でスパージし、次いで、80℃で3時間撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。水性抽出物をDCMで洗浄した。DCM抽出物の全てを合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をヘキサン(200mL)およびエーテル(50mL)で5分間超音波処理し、得られた灰色の懸濁液を濾過した。収集した固体をMeOHで粉砕し、得られた懸濁液を濾過して、白色固体として表題化合物(840mg、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
【1227】
方法2:
【1228】
(6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸の調製。DMSO(918μL)中の3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(182mg、0.918mmol)、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(819mg、3.67mmol)、およびK
2CO
3(s)(634mg、4.59mmol)の懸濁液を90℃に加熱し、次いで、水(5mL)で処理した。得られた混合物を90℃で1時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却し、濾過して、表題化合物(1.0g、収率41%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=320.1(M+H)。
【1229】
中間体R5
【化323】
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【1230】
(1S,4S)−2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン二塩酸塩
【1231】
ステップ1:tert−ブチル(1S,4S)−5−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレートの調製。DCE(12.6mL)中のtert−ブチル(1S,4S)−(−)−2,5−ジアザビシクロ(2.2.1)ヘプタン−2−カルボキシレート(500mg、2.52mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(691.7mg、5.044mmol)およびNaBH(AcO)
3(1.60g、7.57mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(725.4mg、収率90%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
【1232】
ステップ2:(1S,4S)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン二塩酸塩の調製。DCM(5mL)中のtert−ブチル(1S,4S)−5−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(725.4mg、2.271mmol)の溶液をジオキサン(5mL)中の4N HClで処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮し、トルエン(3×3mL)と共沸させて、二塩酸塩として表題化合物(663.6mg、収率90%)を得た。MS(apci)m/z=220.2(M+H)。
【1233】
中間体R6
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【1234】
3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン二塩酸塩
【1235】
ステップ1:tert−ブチル3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートの調製。DCE(6.31mL)中の3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(250mg、1.26mmol)の溶液を6−メトキシニコチンアルデヒド(346mg、2.52)およびNaBH(AcO)
3(802mg、3.78mmol)で逐次的に処理した。混合物を周囲温度で5時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%[4:1のDCM:2%NH
4OHを含むMeOH])によって精製して、その後の使用のために十分な純度の表題化合物(420mg、定量的収量)を得た。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
【1236】
ステップ2:3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン二塩酸塩の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;420mg、1.31mmol)の溶液をジオキサン(4mL)中4N HClで処理した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。得られた沈殿物を濾過して、二塩酸塩として標題(341mg、収率93%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=220.2(M+H)。
【1237】
中間体R7
【化325】
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【1238】
3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン塩酸塩
【1239】
ステップ1:tert−ブチル3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレートの調製。DCE(23.6mL)中のtert−ブチル3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(1.0g、4.71mmol)の溶液を6−メトキシニコチンアルデヒド(711mg、5.18mmol)およびNaBH(AcO)
3(1.50g、7.07mmol)で逐次的に処理した。混合物を周囲温度で1日間撹拌し、次いで、追加の6−メトキシニコチンアルデヒド(711mg、5.18mmol)およびNaBH(AcO)
3(1.50g、7.07mmol)を添加した。周囲温度で1日間撹拌した後、得られた混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のEtOAc/ヘキサンによって精製して、その後の使用に十分な純度の表題化合物(1.50g、収率96%)を得た。MS(apci)m/z=334.2(M+H)。
【1240】
ステップ2:3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン塩酸塩の調製。iPrOH(15mL)中6N HCl中のtert−ブチル3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(1.5g、4.50mmol)の溶液を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、塩酸塩として表題(1.15g、収率95%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=234.1(M+H)。
【1241】
中間体R9
【化326】
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【1242】
1−(ピリジン−2−イルメチル)−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン
【1243】
DMF(5mL)中の1−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン(1.00g、3.46mmol)の懸濁液を、ピコリンアルデヒド(0.556g、5.19mmol)、Me
4N(AcO)
3BH(1.82g、6.92mmol)、およびTEA(1.45mL、10.4mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、水でクエンチした。クエンチした懸濁液を濾過し、収集した固体を水およびヘキサンで洗浄して、標題化合物(500mg、収率38%)を得た。MS(apci)m/z=299.1(B(OH)
2M+H)。
【1244】
中間体R10
【化327】
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【1245】
1−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン
【1246】
ステップ1:97%純度の市販の6−メトキシニコチンアルデヒドの精製。 ヘキサン(750mL)中の97%の市販の6−メトキシニコチンアルデヒド(200g、1458.4mmol)の懸濁液を、ヒートガンで加熱して、固体のほとんどを溶解した。橙色固体を含む得られた熱溶液を、予熱したフラスコに予熱したフィルター漏斗を通して濾過した。熱濾液を撹拌し、周囲温度にゆっくり冷却させた。室温の溶液を室温で2日間静置した。得られた懸濁液を濾過し、収集した固体をヘキサンで洗浄して、標題化合物(163.93g、回収率82%)をきれいに得た。
【1247】
ステップ2:1−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジンの調製。DCE(85mL)中の1−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン(5g、17.3mmol)および6−メトキシニコチンアルデヒド(2.85g、20.7mmol)の混合物をNaBH(AcO)
3(7.3g、35mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2.5時間撹拌し、次いで、真空中で元の体積の半分(約40mL)になるまで濃縮した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、次いで、飽和NaHCO
3(aq)およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(4.86mg、収率69%)を得た。MS(apci)m/z=411.2(M+H)。
【1248】
中間体R11
【化328】
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【1249】
(6−(8−(tert−ブトキシカルボニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸
【1250】
DMSO(5mL)中のtert−ブチル3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸塩酸塩(153mg、0.616mmol)、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(125mg、0.560mmol)およびK
2CO
3(s)(387mg、2.80mmol)の懸濁液を90℃で1日間撹拌し、次いで、周囲温度まで冷却した。得られた懸濁液を濾過し、固体を収集して、表題化合物(55mg、収率30%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=334.2(M+H)。
【1251】
中間体R12
【化329】
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【1252】
(1R,4R)−2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸)
【1253】
ステップ1:tert−ブチル(1R,4R)−5−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレートの調製。DCE(6.31mL)中の(1R,4R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(250mg、1.26mmol)の溶液を6−メトキシニコチンアルデヒド(346mg、2.52mmol)およびNaBH(AcO)
3(802mg、3.78mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(20mg、収率5%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
【1254】
ステップ2:(1R,4R)−2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル(1R,4R)−5−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(20mg、0.063mmol)の溶液をTFA(0.5mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、ビス−トリフルオロ酢酸塩として表題化合物(28mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=220.2(M+H)。
【1255】
中間体R14
【化330】
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【1256】
tert−ブチル3−(4−ブロモフェニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1257】
DMF(1.5mL)中の1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(0.500g、1.77mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(0.491g、2.47mmol)、Cs
2CO
3(s)(1.15g、3.53mmol)、CuI(16.8mg、0.0884mmol)、および2−イソブチリルシクロヘキサン−1−オン(59.5mg、0.353mmol)の混合物を、アルゴン
(g)で5分間スパージし、次いで、周囲温度で4日間撹拌した。反応混合物を追加のCuI(16.8mg、0.0884mmol)で処理し、次いで、Ar
(g)で5分間スパージし、35℃で1時間撹拌した。混合物をブラインとMTBEとに分配した。有機層を分離し、追加のブラインおよび飽和NH
4Cl
(aq)で洗浄した。水性抽出物を組み合わせて、MTBEで逆抽出した。MTBE抽出物を組み合わせ、次いで、無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてDCM)によって精製して、標題化合物(190mg、収率30%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=353.0(M+1);Brパターンを有する、355.1(M+2)。
【1258】
中間体R15
【化331】
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【1259】
tert−ブチル3−(5−クロロピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
DMSO(1.5mL)中のtert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(266mg、1.34mmol)、2,5−ジクロロピラジン(260mg、1.74mmol)、およびK
2CO
3(s)(927mg、6.71mmol)の混合物を80℃で2時間撹拌し、次いで、85℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、次の発熱が消えるまで激しく撹拌した。水性混合物をEt
2Oで抽出し、二相混合物を濾過し、分離した。水相をDCMで抽出し、Et
2OおよびDCM抽出物を組み合わせた。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液として0.05%のNH
4OHを含むDCM中10%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(286mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=311.0(M+1);Clパターンを有する313.2(M+2)。
【1260】
中間体R16
【化332】
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【1261】
(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)メタノン2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1262】
ステップ1:tert−ブチル6−(6−ヒドロキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−カルボキシレートの調製。DMF(2mL)中のtert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−カルボキシレート(0.363g、1.83mmol)、6−ヒドロキシニコチン酸(0.382g、2.75mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(1.59mL、9.15mmol)、およびHATU(0.766g、2.01mmol)の懸濁液を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMおよび水で希釈した。得られた懸濁液を濾過して、固体として表題化合物(250mg、収率43%)を得た。
【1263】
ステップ2:(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)メタノン2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の調製。DCM(7.83mL)中のtert−ブチル6−(6−ヒドロキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−カルボキシレート(ステップ1;250mg、0.783mmol)の溶液をTFA(1.20mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、定量的収率を仮定して表題化合物を得た。
【1264】
中間体R17
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
【1265】
(2R,6S)−1−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,6−ジメチルピペラジンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸)
【1266】
ステップ1:tert−ブチル(3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシレートの調製。DCE(1.17mL)中のtert−ブチル(3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシレート(50mg、0.23mmol)の溶液を6−メトキシニコチンアルデヒド(64mg、0.47mmol)およびNaBH(AcO)
3(148mg、0.70mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)の勾配を使用する)によって精製して、標題化合物(26mg、収率33%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=336.2(M+H)。
【1267】
ステップ2:(2S,6R)−1−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,6−ジメチルピペラジンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。tert−ブチル(3S,5R)−4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシレート(26mg、0.078mmol)の溶液を1mLのDCMに溶解し、TFA(1mL)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(36mg、収率33%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=336.2(M+H)。
【1268】
中間体R18
【化334】
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【1269】
(1s,3s)−3−ヒドロキシシクロブチル4−メチルベンゼンスルホネート
【1270】
DCM(20mL)中の(1s,3s)−3−(トシルオキシ)シクロブチルピバレート(3.5g、10.7mmol)の溶液を−78℃に冷却し、次いで、DIBAL−H(トルエン中25重量%、12.6mL、18.8mmol)でゆっくり処理した。得られた混合物を−78℃で1時間撹拌した。混合物を、Na
2SO
4・10H
2Oを−78℃でゆっくり加えることによってクエンチし、次いで、周囲温度に温めた。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を最小量のMTBEで洗浄した。得られた濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中30%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(1.54g、収率59%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.78(d,2H),7.34(d,2H),4.37−4.44(m,1H),3.86−3.94(m,1H),2.66−2.73(m,2H),2.45(s,3H),2.08−2.15(m,2H),1.78(d,1H)。
【1271】
中間体R19
【化335】
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【1272】
(1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロピル)メタノール
【1273】
ステップ1:メチル1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロパン−1−カルボキシレートの調製。DMF(35mL)中のメチル1−ヒドロキシ−1−シクロプロパンカルボキシレート(2.03g、17.5mmol)の溶液をイミダゾール(1.19g、17.5mmol)およびtert−ブチルジメチルシリルクロリド(2.77g、18.4mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で60時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、Et
2O(2回)で抽出した。有機抽出物を水(3回)およびブライン(1回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(3.45g、収率86%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ3.71(s,3H),1.33−1.30(m,2H),1.08−1.05(m,2H),0.87(s,9H),0.14(s,6H)。
【1274】
ステップ2:((1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロピル)メタノールの調製。THF(150mL)中のメチル1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロプロパン−1−カルボキシレート(ステップ1;3.45g、15.0mmol)の溶液を0℃に冷却し、次いで、トルエン(25.2mL、37.4mmol)中の25重量%のDIBAL−Hでゆっくり処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、0.5M ナトリウムカリウムL(+)−酒石酸ナトリウム四水和物(Rochelle Salt;50mL)をゆっくり添加することによってクエンチした。クエンチした混合物をEt
2Oで希釈し、周囲温度で15分間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を最少量のEt
2Oで洗浄した。濾液を水(1回)およびブライン(1回)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物(1.71mg、収率56%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ3.55−3.54(d,2H),0.87(s,9H),0.79−0.76(m,2H),0.60−0.57(m,2H),0.12(s,6H)。
【1275】
中間体R20
【化336】
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【1276】
(6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸
【1277】
ジオキサン(629μL)中の(5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(20mg、0.13mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(50mg、0.25mmol)およびK
2CO
3(s)(174mg、1.3mmol)の溶液を80℃で3日間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、さらに精製することなく使用するのに十分な純度の表題化合物(20mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=338.1(M+H)。
【1278】
中間体R21
【化337】
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【1279】
tert−ブチル3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1280】
DMF(9.25mL)中の2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン(0.311g、1.39mmol)、tert−ブチル3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(0.303g、1.53mmol)、およびDIEA(0.484mL、2.78mmol)の混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAcおよび水で後処理した。有機層を水およびブラインで洗浄し、次いで、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10〜90%のEtOAc)によって精製して、表題化合物(68mg、収率12%)を得た。
【1281】
中間体R22
【化338】
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【1282】
6−メトキシニコチノイルクロリド塩酸塩
【1283】
SOCl
2(1mL、0.12mmol)中の6−メトキシニコチン酸(18mg、0.12mmol)の懸濁液を80℃で30分間撹拌した。周囲温度に冷却した後、溶液を真空中で濃縮して、粗表題化合物を得、これをさらに精製することなく次のステップに直接使用した。
【1284】
中間体R23
【化339】
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【1285】
tert−ブチル4−(5−クロロピラジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1286】
DMSO(10mL)中の2,5−ジクロロピラジン(1.03g、6.91mmol)の溶液をK
2CO
3(s)(2.867g、20.74mmol)およびtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(1.288g、6.914mmol)で逐次的処理し、次いで、75℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をEtOAc(10mL)と水(20mL)とに分配した。相分離後、有機抽出物を真空中で濃縮して、表題化合物(1.928g、収率93%)を得た。MS(apci)m/z=199.1(M−Boc)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.07(m,1H),7.86(m,1H),3.56(s,8H),1.48(s,9H)。
【1287】
中間体R24
【化340】
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【1288】
3−(5−クロロピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1289】
DCM(3.0mL)中のtert−ブチル3−(5−クロロピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R15;300mg、0.965mmol)の混合物をTFA(3.0mL、39mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をEt
2O(20mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、単離した固体を高真空下で乾燥させて、表題化合物(284mg、67%収率)を得た。MS(apci)m/z=211.1(M+H)。
【1290】
中間体R25
【化341】
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【1291】
3−(5−クロロピラジン−2−イル)−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン
【1292】
DCM(6.47mL)中の3−(5−クロロピラジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体R24;284mg、0.647mmol)の溶液を6−メトキシニコチンアルデヒド(266mg、1.94mmol)およびNaBH(AcO)
3(686mg、3.24mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。DCMを用いてPSフリット中で相分離させた後、有機抽出物を真空中で濃縮して、粗製表題化合物を得、これを定量的収率を仮定してさらに精製することなく次のステップに用いた。MS(apci)m/z=298.1(M−Cl)。
【1293】
中間体R26
【化342】
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【1294】
3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1295】
DCM(2.0mL)中のtert−ブチル3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体R4、ステップ1、方法1;470mg、1.3mmol)の混合物を、TFA(2.0mL、26.1mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、表題化合物(478mg、収率75%)を得た。MS(apci)m/z=256.0(M+H)。
【1296】
中間体R27
【化343】
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【1297】
3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン
【1298】
DCM(10mL)中の3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体R26;478mg、1.3mmol)および6−メトキシニコチンアルデヒド(267mg、1.95mmol)の混合物をNaBH(AcO)
3(551mg、2.60mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌した後、TEA(544μL、3.90mmol)を導入した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌した。得られた混合物を飽和NaHCO
3(aq)でクエンチし、次いで、二相混合物をDCMで抽出した。有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜5%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(163mg、収率33%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=377.1(M+H)。
【1299】
中間体R28
【化344】
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【1300】
6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン
【1301】
ジオキサン(4.00mL)中の3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(中間体R27;150mg、0.400)、ビス(ピナコラト)ジボロン(305mg、1.20mmol)、PdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(32.6mg、0.0400mmol)、およびKOAc(118mg、1.20mmol)の混合物をAr
(g)でスパージし、次いで、80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、次いで、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として50〜100%のヘキサン:EtOAcを使用する)によって精製して、表題化合物(118mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=341.2(対応するボロン酸M+H)。
【1302】
合成例の調製
実施例1
【化345】
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【1303】
4−(6−(ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1304】
圧力容器内で、4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1;0.25g、1.05mmol)、1−ベンジル−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン(中間体R1;0.478g、1.26mmol)、およびPd(PPh
3)
4(0.121g、0.105mmol)を、2MのNa
2CO
3(aq)(2.63mL、5.25mmol)および1,4−ジオキサン(2mL)中に懸濁した。得られた混合物をN
2(g)でスパージした。容器を密封し、混合物を100℃で5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、次いで、水(10mL)で処理した。得られた二相混合物をPSフリット中でいくつかに分けたDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(262.5mg、収率61%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=411.2(M+H)。
【1305】
実施例2
【化346】
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【1306】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1307】
DMA(750μL)中の6−メトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P2;25mg、0.075mmol)の溶液を、TEA(78μL、0.45mmol)および(ブロモメチル)ベンゼン(18μL、0.15mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって精製して、標題化合物(11.9mg、収率37%)を得た。MS(apci)m/z=425.2(M+H)。
【1308】
実施例3
【化347】
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【1309】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1310】
DMF(500μL)中の4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例1;30mg、0.0731mmol)の溶液を、K
2CO
3(20.2mg、0.146mmol)およびブロモエタン(10.9μL、0.146mmol)で逐次的に処理し、次いで、50℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として10〜100%のACN/H
2O)によって直接精製して、標題化合物(11.0mg、収率34%)を得た。MS(apci)m/z=439.2(M+H)。
【1311】
ブロモエタンを適切なハロゲン化アルキルで置き換えて、実施例3の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表A中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配を用いたC18逆相クロマトグラフィーの後、標題化合物の各々をきれいに単離した。注記(*)がある場合、難分解性の着色不純物を、DCM中への連続溶解、活性炭での処理、Celite(登録商標)による濾過、および真空中での濃縮によって除去した。
【表8-1】
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【表8-2】
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【表8-3】
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【1312】
実施例12
【化348】
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【1313】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1314】
DMF(800μL)中の4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例1;32.3mg、0.0787mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(21.8mg、0.157mmol)および2−ブロモエチルメチルエーテル(14.8μL、0.157mmol)で逐次的に処理し、次いで、50℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19.3mg、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=469.2(M+H)。
【1315】
実施例13
【化349】
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【1316】
(R)−4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1317】
DCE(145μL)/MeOH(5滴)中の(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩の溶液(中間体P28;6mg、0.0145mmol)を、ベンズアルデヒド(3.07mg、0.0289mmol)およびNaBH(AcO)
3(12.3mg、0.0578mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物(7.5mg、収率89%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=468.9(M+H)。
【1318】
実施例14
【化350】
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【1319】
6−(アゼチジン−3−イルオキシ)−4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1320】
ステップ1:tert−ブチル3−((4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製。 DMF(1.4mL)中の4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの溶液(実施例1;27.8mg、0.0678mmol)を、K
2CO
3(s)(468mg、0.339mmol)および1−Boc−3−ヨードアゼチジン(38.3mg、0.135mmol)で処理し、次いで、80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のNH
4OHを含む0〜30%のDCM−MeOH)による精製によって標題化合物を得て、これをステップ2に直接進めた。MS(apci)m/z=566.2(M+H)。
【1321】
ステップ2:6−(アゼチジン−3−イルオキシ)−4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。1:1のDCM:TFA(2mL)中のtert−ブチル3−((4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキシレートの溶液を周囲温度で30分間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.9mg、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=466.2(M+H)。
【1322】
実施例15
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
【1323】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1324】
ギ酸(401.9μL)中の6−(アゼチジン−3−イルオキシ)−4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの溶液(実施例14;12.4mg、0.0266mmol)を、ホルムアルデヒド(200.1μL、2.664mmol)で処理した。追加のホルムアルデヒド(200.1μL、2.664mmol)およびギ酸(200μL)を導入する前に、得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。混合物を80℃で60時間撹拌した。室温に冷却した後、混合物を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を分離し、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.7mg、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=480.2(M+H)。
【1325】
実施例16
【化352】
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【1326】
6−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1327】
ステップ1:tert−ブチル3−(((4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製。1:1のDCM:THF(2.0mL)中のPPh
3(77mg、0.29mmol)の冷(0℃)溶液を、DIAD(58μL、0.29mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。得られた0℃混合物を、1:1のDCM:THF(4.0mL)中の(4−(6−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例1;60mg、0.15mmol)および1−Boc−アゼチジン−3−イルメタノール(55mg、0.29mmol)の溶液で処理した。室温で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を分離し、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(28mg、収率33%)を得た。MS(apci)m/z=580.2(M+H)。
【1328】
ステップ2:6−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(4mL)中のtert−ブチル3−(((4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの溶液をTFA(2.0mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物を得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を分離し、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(43mg、収率62%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=480.2(M+H)。
【1329】
実施例17
【化353】
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【1330】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1331】
ギ酸(3.46μL)中の6−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの溶液(実施例16;22mg、0.046mmol)を、ホルムアルデヒド(1.28μL、45.9mmol)で処理した。得られた混合物を80℃で5日間撹拌した。室温に冷却した後、混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を組み合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって精製して、続いてシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液としてEtOAc中10〜40%のMeOH)によって精製して、標題化合物(3mg、収率13%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=494.2(M+H)。
【1332】
実施例18
【化354】
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【1333】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(オキセタン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1334】
1:1のDCM:THF(2.0mL)中のPPh
3(51mg、0.19mmol)の冷(0℃)溶液を、DIAD(38μL、0.19mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。得られた0℃混合物を、1:1のDCM:THF(3.0mL)中の(4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例1;40mg、0.097mmol)およびオキセタン−3−イルメタノール(17mg、0.19mmol)の溶液で処理した。反応混合物を0℃で1時間、次いで、室温で1時間撹拌した。混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物を得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を組み合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(28mg、収率60%)を得た。MS(apci)m/z=481.2(M+H)。
【1335】
実施例19
【化355】
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【1336】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3イ−ル)−6−(2−(1−メチルアゼチジン−3−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1337】
オキセタン−3−イルメタノールを2−(1−メチルアゼチジン−3−イル)エタノールで置き換えて、実施例18に記載したものと同様の手順を用いて標題化合物を調製した。クロマトグラフィー精製(勾配溶離液としてDCM中10〜30%のMeOH)の後に、標題化合物(16mg、収率32%)をきれいに単離した。MS(apci)m/z=508.3(M+H)。
【1338】
実施例20
【化356】
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【1339】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1340】
DMF(0.8mL)中の4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例1;28.2mg、0.0687mmol)の溶液を、4−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩(25.6mg、0.137mmol)およびK
2CO
3(s)(47.5mg、0.344mmol)で処理し、次いで、50℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗製生成物のC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)による精製によって、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を組み合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19.9mg、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:8.70−8.69(d,1H),8.57(s,1H),8.32−8.31(d,1H),7.78−7.75(dd,1H),7.35−7.25(m,6H),6.93−6.91(d,1H),4.23−4.20(t,2H),3.60−3.56(m,8H),3.53(s,2H),2.74−2.71(t,2H),2.50−2.47(m,8H)。
【1341】
実施例21
【化357】
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【1342】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1343】
1:1のDCM:THF(1.0mL)中のPPh
3(32.6mg、0.124mmol)の冷(0℃)溶液を、DIAD(24.5μL、0.124mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。得られた0℃混合物を、1:1のDCM:THF(2.0mL)中の(4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例1;34.0mg、0.0828mmol)および1−(N−ヒドロキシエチル)−4−メチルピペラジン(14.3mg、0.0994mmol)の溶液で処理した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)による粗残渣の精製によって、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)との間で分配することによって塩を遊離塩基に変換した。得られた有機抽出物を組み合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(20.1mg、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=537.2(M+H)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:8.70−8.69(d,1H),8.57(s,1H),8.32−8.31(d,1H),7.78−7.75(dd,1H),7.52(s,1H),7.35−7.25(m,5H),6.93−6.91(d,1H),4.21−4.18(t,2H),3.60−3.57(m,4H),3.53(s,2H),3.18−3.13(q,2H),2.73−2.70(t,2H),2.50−2.47(m,8H),2.13(s,3H),1.32−1.28(t,2H)。
【1344】
実施例22
【化358】
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【1345】
4−(6−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1346】
1−(N−ヒドロキシエチル)−4−メチルピペラジンをN,N−ジメチルエタノールアミンで置き換えて、実施例21に記載したものと同様の手順を用いて標題化合物を調製した。塩を遊離塩基に変換した後、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のNH
4OHを含む1〜30%のDCM−MeOH)による追加の精製を行い、標題化合物(12.2mg、収率37%)をきれいに単離した。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【1347】
実施例23
【化359】
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【1348】
4−(6−(4−(3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1349】
DCM(1mL)中の6−メトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P2;25mg、0.0748mmol)の溶液を、DIEA(78.1μL、0.449mmol)、3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパン酸(24.8mg、0.150mmol)、およびHATU(33mg、0.086mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物をEtOAcで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜75%のACN/水)による粗残渣の精製によって、標題化合物(15.7mg、収率41%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=483.2(M+H)。
【1350】
実施例24
【化360】
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【1351】
4−(6−(4−(2−(5−フルオロピリジン−2−イル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1352】
3−ドロキシ−2−フェニルプロパン酸を2−(5−フルオロピリジン−2−イル)酢酸で置き換えて、5当量の代わりに6当量のDIEAを使用して、実施例23に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(17mg、収率45%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
【1353】
実施例25
【化361】
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【1354】
(S)−6−メトキシ−4−(6−(4−(3−メトキシピロリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1355】
ジオキサン(2.0mL)中の4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P1、パートBのステップ6;20mg、0.079mmol)の撹拌溶液を、(S)−(6−(4−(3−メトキシピロリジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(中間体R2;40mg、0.12mmol)および2MのK
2CO
3(aq)(79μL、0.16mmol)で処理し、次いで、5分間N
2(g)でパージした。混合物をX−Phos(7.6mg、0.016mmol)およびPd
2(dba)
3(3.6mg、0.0040mmol)で処理し、次いで、5分間N
2(g)で再びパージした。得られた脱気混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてEtOAc中0〜50%、20%のMeOH/DCM)による粗残渣の精製によって、標題化合物(22mg、収率58%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=462.2(M+H)。
【1356】
実施例26
【化362】
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【1357】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(ジフルオロメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1358】
ACN(2mL)および30重量%のKOH
(aq)(1.78mL、0.357mmol)中の圧力容器中で、容器を密封する前に、tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;150mg、0.357mmol)の溶液を、−78℃に冷却し、次いで、2−クロロ−2,2−ジフルオロ−1−フェニルエタノン(262.9μL、1.784mmol)で処理した。反応混合物を1時間の間にわたって周囲温度に温め、続いて80℃で4時間撹拌した。室温に冷却したときに、得られた混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、生じた乳状液をガラスフリットを通して濾過した。乳状液から分離した後、有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物質をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜75%のアセトン/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(58mg、収率35%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=471.1(M+H)。
【1359】
実施例27
【化363】
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【1360】
6−(ジフルオロメトキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1361】
ステップ1:6−(ジフルオロメトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(ジフルオロメトキシ)ピラゾロ[1,5−]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液(実施例27、57mg、0.121mmol)を、iPrOH中の5〜6MのHCl(4mL、20.0mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(51.2mg、収率95%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=371.1(M+H)。
【1362】
ステップ2:6−(ジフルオロメトキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調整。DCE(1.3mL)中の前のステップからの6−(ジフルオロメトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の溶液(15mg、0.034mmol)を、ピコリンアルデヒド(6.5μL、0.068mmol)およびNaBH(AcO)
3(22mg、0.10mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で17時間撹拌し、次いで、MeOH(0.5mL)でクエンチした。クエンチした混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のアセトン/ヘキサンを使用する)によって直接精製して、標題化合物(14.0mg、収率90%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=462.1(M+H)。
19F NMR(CDCl
3)δ−81.9(1F),−82.1(1F)。
【1363】
実施例28
【化364】
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【1364】
6−(ジフルオロメトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1365】
ピコリンアルデヒドを6−メトキシニコチンアルデヒドで置き換えて、実施例27に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(12.5mg、収率75%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=492.2(M+H)。
19F NMR(CDCl
3)δ−81.9(1F),−82.1(1F)。
【1366】
実施例29
【化365】
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【1367】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1368】
DMF(10mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;400mg、0.951mmol)の混合物を、K
2CO
3(s)(263mg、1.90mmol)およびブロモエタン(142μL、1.90mmol)で逐次的に処理し、次いで、50℃で19時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(289mg、収率68%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
【1369】
実施例30
【化366】
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【1370】
6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1371】
DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートの溶液(実施例29;148mg、0.330mmol)を、iPrOH(4mL、20.0mmol)中の5〜6MのHClで滴下処理し、次いで、周囲温度で5時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、Et
2O(3×10mL)と共沸させて、二塩酸塩として標題化合物をきれいに得た(116mg、定量的収率)。MS(apci)m/z=349.1(M+H)。
【1372】
実施例31
【化367】
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【1373】
6−エトキシ−4−(6−(4−(2−(5−フルオロピリジン−2−イル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1374】
DCM(1mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例30;30mg、0.086mmol)の溶液を、DIEA(0.030mL、0.17mmol)、2−(5−フルオロピリジン−2−イル)酢酸(16mg、0.10mmol)、およびHATU(33mg、0.086mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中2%のNH
4OHを含む0〜100%の20%のMeOH/DCM)によって精製した。標題化合物を含有する画分を組み合わせ、真空中で濃縮し、次いで、EtOH(1.5mL)および水(1.5mL)で粉砕した。得られた白色沈殿物を濾過によって収集し、標題化合物(3.2mg、収率8%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=486.2(M+H)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:8.38(t,1H,J=1.6Hz),8.31(d,1H,J=2.0),8.17(s,1H),8.09(d,1H,J=2.3Hz),7.71(dd,1H,J=6.3,2.7Hz),7.37(dd,2H,J=4.3,1.6Hz),7.06(d,1H,J=2.0),6.73(d,1H,J=8.6 Hz),4.07(q,2H,J=7.0Hz),3.95(s,2H),3.78−3.74(m,4H),3.63−3.57(m,4H),1.48(t,3H,J=6.7Hz)。
【1375】
実施例32
【化368】
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【1376】
6−エトキシ−4−(6−(4−(1−(ピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1377】
2−(5−フルオロピリジン−2−イル)酢酸を1−(ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボン酸で置き換えて、実施例31に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(14.9mg、収率35%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=494.2(M+H)。
【1378】
実施例33
【化369】
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【1379】
(R)−6−エトキシ−4−(6−(4−(2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1380】
2−(5−フルオロピリジン−2−イル)酢酸を(R)−2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸で置き換えて、実施例31に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製した。手順に対する追加の変更は、使用されるDIEAの量を増加させること(5当量)および反応時間を1時間に低減することを含んだ。シリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いで10%のMeOHを含むEtOAcの段階的勾配を使用する)の後に、標題化合物(17mg、収率62%)をきれいに単離した。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
【1381】
実施例34
【化370】
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【1382】
(R)−6−エトキシ−4−(6−(4−(2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1383】
DCM(1.72mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例30;30mg、0.086mmol)の溶液を、DIEA(60μL、0.344mmol)、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(17.2mg、0.103mmol)、およびHATU(39.3mg、0.103mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(19.9mg、収率47%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
1H NMR(400 MHz,CDCl3)δ:8.27(d,1H,J=2.0 Hz),8.23(s,1H),8.21(d,1H,J=2.0 Hz),7.74(dd,1H,J=9.0,2.7 Hz),7.46−7.34(m,5H),7.14(d,1H,J=2.3 Hz),6.80(d,1H,J=9.0),5.12(s,1H),4.10(q,2H,J=7.0 Hz),3.88−3.52(m,6H),3.50(s,3H),3.48−3.38(m,1H),3.32−3.20(m,1H),1.50(t,3H,J=6.65 Hz)。
【1384】
実施例35
【化371】
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【1385】
6−エトキシ−4−(6−(4−(1−(メトキシメチル)シクロプロパン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1386】
DCM(1mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例30;10.8mg、0.0827mmol)、1−(メトキシメチル)シクロプロパンカルボン酸(10.8mg、0.0827mmol)、DIEA(24.0μL、0.138mmol)、およびHATU(26.2mg、0.0689mmol)の混合物を、周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。塩を飽和NaHCO
3(aq)(2mL)とEtOAc(3mL)とに分配した。水性抽出物を追加のEtOAcで洗浄した。EtOAc抽出物を組み合わせて真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%のアセトン)により得られた粗製生成物の精製によって、標題化合物(6.1mg、収率19%)を得た。MS(apci)m/z=461.2(M+H)。
【1387】
実施例36
【化372】
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【1388】
(R)−6−エトキシ−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1389】
1−(メトキシメチル)シクロプロパンカルボン酸を(R)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸に置き換えて、4当量のDIEAを使用して、実施例35に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(10.8mg、収率28%)を単離した。MS(apci)m/z=448.9(M+H)。
【1390】
実施例37
【化373】
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【1391】
(S)−6−エトキシ−4−(6−(4−(2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1392】
DCM(1.72mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例30;30mg、0.0861mmol)の溶液を、(S)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(17.2mg、0.103mmol)、HATU(39.3mg、0.103mmol)、およびDIEA(60.0μL、0.344mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、標題化合物(13.9mg、収率32.5%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
【1393】
実施例38
【化374】
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【1394】
(S)−6−エトキシ−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1395】
DCM(1.72mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例30;10.8mg、0.0827mmol)の溶液を、(S)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸(12.2mg、0.103mmol)、HATU(39.3mg、0.103mmol)、およびDIEA(60.0μL、0.344mmol)で処理し、周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。塩を飽和NaHCO
3(aq)で中和し、EtOAc(3mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(13.6mg、収率35%)を得た。MS(apci)m/z=448.9(M+H)。
【1396】
(S)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例38の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表B中の化合物を調製および精製して、塩を遊離塩基に変換した(*の注記がある場合を除く)。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。
【表9】
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【1397】
実施例41
【化375】
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【1398】
4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピラジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド
【1399】
無水DMA(1mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例30;10.8mg、0.0827mmol)の溶液を、DIEA(45.1μL、0.258mmol)で処理し、周囲温度で0.5時間撹拌した。混合物を、水でクエンチする前に、1−イソシアナート−2−メチルプロパン(8.54mg、0.0861mmol)で滴下処理し、室温で1時間撹拌した。得られた白色沈殿物を濾過によって収集し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%のアセトン)によって精製して、標題化合物(14.8mg、収率38%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=447.9(M+H)。
【1400】
実施例42
【化376】
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【1401】
6−エトキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1402】
DCE(861μL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例30;30mg、0.086mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(24mg、0.17mmol)およびNaBH(AcO)
3(55mg、0.26mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%のアセトン)によって精製して、標題(23mg、収率57%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=469.8(M+H)。
【1403】
6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例42の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表C中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、各化合物をきれいに単離した。いくつかのクロマトグラフィー条件は、標題化合物のTFA塩の単離をもたらした。注記(*)がある場合、無塩の標題化合物を単離するために、Agilent PL−HCO
3MP SPEフィルターを使用した追加の中和が必要であった。
【表10】
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【1404】
実施例46
【化377】
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【1405】
6−エトキシ−4−(6−(6−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1406】
DCM(954μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P7;17.2mg、0.0477mmol)の溶液を、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(9.52mg、0.0573mmol)、HATU(21.8mg、0.0573mmol)、およびDIEA(33.3μL、0.191mmol)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。塩を一晩凍結乾燥させて、標題化合物(16.1mg、収率66%)を得た。MS(apci)m/z=509.2(M+H)。
【1407】
実施例47
【化378】
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【1408】
6−エトキシ−4−(6−(6−((R)−2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシアセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−)イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1409】
DCM(954μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P7;17.2mg、0.0477mmol)の溶液を、(R)−2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸(9.74mg、0.0573mmol)、HATU(21.8mg、0.0573mmol)、およびDIEA(33.3μL、0.191mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。塩を一晩凍結乾燥させて、標題化合物(8.8mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=513.2(M+H)。
【1410】
実施例48
【化379】
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【1411】
6−エトキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1412】
DCE(472μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P7;34mg、0.094mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(26mg、0.19mmol)およびNaBH(AcO)
3(60mg、0.28mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜10%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(10mg、収率22%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【1413】
6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例48の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表D中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、各化合物をきれいに単離した。いくつかのクロマトグラフィー条件は、標題化合物のTFA塩の単離をもたらした。注記(*)がある場合、無塩の標題化合物を単離するために、Agilent PL−HCO
3 MP SPEフィルターを使用した追加の中和が必要であった。
【表11-1】
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【表11-2】
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【表11-3】
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【1414】
実施例63
【化380】
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【1415】
4−(6−(6−((5−クロロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1416】
DCM(692μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P7;30mg、0.0692mmol)の溶液を、DIEA(30.1μL、0.173mmol)で処理した。室温で5分間撹拌した後、反応混合物を5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(13.1mg、0.0762mmol)およびNaBH(AcO)
3(29.3mg、0.138mmol)で逐次的に処理した。混合物を周囲温度で一晩撹拌した。得られた懸濁液をDCMで希釈し、次いで、均質溶液が形成されるまでMeOHで滴下処理した。クエンチした混合物を真空中で濃縮した後、残渣をシリカクロマトグラフィー(最初にヘキサン、続いて勾配溶離液として2%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、標題化合物をきれいに得た(19.8mg、収率55%)。MS(apci)m/z=516.2(M+H)
【1417】
実施例64
【化381】
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【1418】
6−エトキシ−4−(6−((1S,4S)−5−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3)−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1419】
DMSO(709μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;20mg、0.071mmol)、(1S,4S)−2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン二塩酸塩(中間体R5;62mg、0.21mmol)、およびK
2CO
3(s)(49mg、0.35mmol)の混合物を、80℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をMeOHで希釈し、濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物(32mg、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【1420】
実施例65
【化382】
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【1421】
6−エトキシ−4−(6−(3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1422】
DMSO(709μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;20mg、0.071mmol)、3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン二塩酸塩(中間体R6;23mg、0.078mmol)、およびK
2CO
3(s)(49mg、0.35mmol)の混合物を、110℃で3時間撹拌した。追加の3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン二塩酸塩(37mg、0.127mmol)を導入し、反応混合物を110℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、中和するためにAgilent PL−HCO3 MP SPEチューブを通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して標題化合物(10mg、収率29%)を得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【1423】
実施例66
【化383】
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【1424】
6−エトキシ−4−(6−(3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1425】
DMSO(709μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;20mg、0.071mmol)、3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン塩酸塩(中間体R7;57mg、0.21mmol)、およびK
2CO
3(s)(49mg、0.35mmol)の混合物を、80℃で撹拌し、LCMSによって完了を監視した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、標題化合物(1.0mg、収率3%)を得た。MS(apci)m/z=496.3(M+H)。
【1426】
実施例67
【化384】
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【1427】
tert−ブチル(3aR,7aS)−6−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボキシレート
【1428】
DMSO(500μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;60mg、0.213mmol)の懸濁液を、tert−ブチル(3aR,7aS)−オクタヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボキシレート(96.2mg、0.425mmol)およびK
2CO
3(s)(120mg、0.85mmol)で処理し、90℃で10時間撹拌した。得られた混合物を周囲温度に冷却し、1:1のNH
4OH/水でクエンチした。クエンチした混合物をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として20〜90%のACN/水)によって精製して、標題化合物(77.1mg、収率74%)を得た。MS(apci)m/z=489.2(M+H)。
【1429】
実施例68
【化385】
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【1430】
6−エトキシ−4−(6−((3aS,7aS)−オクタヒドロ−6H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(TFA塩)
【1431】
DCM(500μL)中のtert−ブチル(3aR,7aS)−6−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボキシレート(実施例67;77.1mg、0.158mmol)の溶液を、TFA(120.8μL、1.58mmol)で処理し、周囲温度で5時間撹拌した。反応混合物をMeOH(1mL)で希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.01%のTFAを含む水中5〜95%ACN)によって精製して、標題化合物(51.4mg、収率84%)を得た。MS(apci)m/z=389.2(M+H)。
【1432】
実施例69
【化386】
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【1433】
6−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1434】
DCE(619μL)中の6−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P8;23.8mg、0.0619mmol)の溶液を、ピコリンアルデヒド(11.7μL、0.124mmol)およびNaBH(AcO)
3(39.4mg、0.186mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%のアセトン)によって精製して、標題化合物(15.0mg、収率51%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=476.2(M+H)。
【1435】
実施例70
【化387】
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【1436】
4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1437】
DCE(619μL)中の4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P9;24mg、0.060mmol)の溶液を、ピコリンアルデヒド(11.4μL、0.119mmol)およびNaBH(AcO)
3(37.494mg、0.1789mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%のアセトン)によって精製して、標題化合物(14.6mg、収率50%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=494.2(M+H)。
【1438】
実施例71
【化388】
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【1439】
6−プロポキシ−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1440】
DCE(717μL)中の4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−プロポキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P10;26mg、0.072mmol)の溶液を、ピコリンアルデヒド(6.9μL、0.072mmol)およびNaBH(AcO)
3(45.6mg、0.215mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜5%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(23.5mg、収率72%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=454.2(M+H)。
【1441】
ピコリンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、および/または中間体P10を表AAからの適切な中間体で処理し、実施例71の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表E中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、各化合物をきれいに単離した。いくつかのクロマトグラフィー条件は、標題化合物のTFA塩の単離をもたらした。注記(*)がある場合、塩をDCMに溶解し、続いて溶液を飽和NaHCO
3(aq)およびブラインで逐次的に抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮することによってTFA塩の追加の中和を達成し、標題化合物の遊離塩基を単離した。
【表12-1】
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【表12-2】
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【表12-3】
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【表12-4】
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【表12-5】
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【表12-6】
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【1442】
実施例86
【化389】
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【1443】
6−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1444】
DMF(500μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P16;17.3mg、0.0420mmol)の懸濁液を、K
2CO
3(s)(11.6mg、0.0841mmol)および3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタン(12μL、0.0841mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を50℃で16時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、次いで、ACN(0.3mL)で希釈し、濾過し、ACNですすいだ。濾液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜95%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(2.1mg、収率10%)を得た。MS(apci)m/z=496.2(M+H)。
【1445】
実施例87
【化390】
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【1446】
4−(6−(4−(3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1447】
DCM(1.1mL)中の6−(2−モルホリノエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P17;21.7mg、0.0501mmol)の溶液を、DIEA(34.9μL、0.200mmol)および塩化イソバレリル(7.32μL、0.0601mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液として20:1のDCM/MeOH)によって精製して、標題化合物(18mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=518.2(M+H)。
【1448】
実施例88
【化391】
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【1449】
(R)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1450】
DMF(4mL)中の6−(2−モルホリノエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P17;22mg、0.051mmol)の溶液を、D−(−)−マンデル酸(11.6mg、0.0761mmol)、HATU(33mg、0.086mmol)、およびDIEA(88.4μL、0.507mmol)で処理した。周囲温度で16時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。この塩を、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を組み合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、勾配溶離液として真空中で濃縮して、標題化合物(25mg、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=568.2(M+H)。
【1451】
実施例89
【化392】
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【1452】
(R)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1453】
D−(−)−マンデル酸を(R)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸(1.2当量)で置き換えて、HATU(1.2当量)およびDIEA(10当量)の量を増加させ、実施例88に記載されているものと同様の手順を用いて、標題化合物(21mg、収率83%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=534.2(M+H)。
【1454】
実施例90
【化393】
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【1455】
6−(2−モルホリノエトキシ)−4−(6−(4−(ピリミジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1456】
DMF(2mL)中の6−(2−モルホリノエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P17;16mg、0.037mmol)の溶液を、ピリミジン−2−カルバルデヒド(14.0mg、0.129mmol)、NaBH(AcO)
3(15.6mg、0.0738mmol)、および酢酸(22.2mg、0.369mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で3日間撹拌した。反応混合物をEtOAcおよび水で抽出した。次いで、組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって、次いでシリカクロマトグラフィー(溶離液として20:1のDCM/MeOH、続いて10:1のDCM/MeOHの段階的勾配を使用する)によって精製して、標題化合物を得た(9mg、収率46%)。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
【1457】
実施例91
【化394】
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【1458】
4−(6−(4−(3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1459】
DCM(1.1mL)中の6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P18;24.5mg、0.0549mmol)の溶液を、DIEA(38.2μL、0.219mmol)および塩化イソバレリル(8.03μL、0.0658mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌した。残渣を真空中で濃縮し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(18.9mg、収率65%)を得た。MS(apci)m/z=531.2(M+H)。
【1460】
実施例92
【化395】
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【1461】
(R)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1462】
DCM(1mL)中の6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P18;20.2mg、0.0452mmol)の溶液を、D−(−)−マンデル酸(8.26mg、0.0543mmol)、HATU(20.6mg、0.0543mmol)、およびDIEA(23.6μL、0.136mmol)で処理し、周囲温度で16時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19.1mg、収率73%)を得た。MS(apci)m/z=581.2(M+H)。
【1463】
実施例93
【化396】
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【1464】
(R)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1465】
D−(−)−マンデル酸を(R)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸で置き換えて、実施例92に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(10019727.9mg、収率74%)を調製した。MS(apci)m/z=547.2(M+H)。
【1466】
実施例94
【化397】
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【1467】
6−(オキサゾール−2−イルメトキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1468】
DCE(74.7μL)中の6−(オキサゾール−2−イルメトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P19;15ml、0.037mmol)の溶液を、ピコリンアルデヒド(4.29μL、0.0448mmol)およびNaBH(AcO)
3(23.8mg、0.112mmol)で逐次的に処理した。混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜5%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(10mg、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=492.8(M+H)。
【1469】
実施例95
【化398】
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【1470】
4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1471】
DCE(961μL)中の6−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P20;20mg、0.048mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(7.9mg、0.058mmol)およびNaBH(AcO)
3(30.5mg、0.144mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜5%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(16.8mg、収率65%)を得た。MS(apci)m/z=537.8(M+H)。
【1472】
実施例96
【化399】
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【1473】
4−(6−(4−(3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1474】
DCM(1.05mL)中の4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P21;43mg、0.105mmol)および塩化3−メチルブタノイル(15.4μL、0.125mmol)の溶液を、TEA(14.6μL、0.105mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中1〜5%のMeOH)によって、および再度C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のTFAを含む60:40のACN:水)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。組み合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(5mg、収率10%)を得た。MS(apci)m/z=496.2(M+H)。
【1475】
実施例97
【化400】
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【1476】
4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1477】
DCE(1.05mL)中の4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P21;43mg、0.105mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(17.2mg、0.125mmol)およびNaBH(AcO)
3(66.5mg、0.314mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中1〜5%のMeOH)によって、次いでC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のTFAを含む60:40のACN:水)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(10.4mg、収率19%)を得た。MS(apci)m/z=533.2(M+H)。
【1478】
実施例98
【化401】
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【1479】
6−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−4−(6−(4−(3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1480】
DCM(483μL)中の6−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P22;20mg、0.048mmol)および塩化3−メチルブタノイル(5.9μL、0.048mmol)の溶液を、TEA(6.7μL、0.048mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1.5時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のTFAを含む60:40のACN:水)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMと飽和NaHCO
3(aq)とに分配し、二相混合物をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(10.4mg、収率43%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=499.3(M+H)。
【1481】
実施例99
【化402】
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【1482】
(R)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(4−(2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1483】
DCM(249μL)中の6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P23;20mg、0.050mmol)、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(9.12mg、0.0549mmol)、HATU(20.9mg、0.0549mmol)、およびDIEA(34.9μL、0.200mmol)の溶液を、周囲温度で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物(18mg、収率58%)を得た。MS(apci)m/z=513.2(M+H)。
1H NMR(400 MHz,DMSO−d
6)δ:8.38(d,1H,J=2.0 Hz),8.26(s,1H),8.22(d,1H,J=2.3 Hz),7.68(dd,1H,J=8.6,2.3 Hz),7.44−7.32(m,5H),7.20(d,1H,J=2.3 Hz),6.82(d,1H,J=9.0 Hz),5.20(s,1H),4.12(t,2H,J=4.3 Hz),3.89(t,2H,J=4.3 Hz),3.75−3.46(m,7H),3.41(s,5H),3.21−3.16(m,1H)。
【1484】
(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例99の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表F中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、各化合物をきれいに単離した。ほとんどのクロマトグラフィー条件は、標題化合物の2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の単離をもたらした。
【表13-1】
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【表13-2】
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【1485】
実施例105
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
【1486】
4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1487】
DMA(549μL)中の6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P23;11mg、0.027mmol)およびDIEA(24.0μL、0.137mmol)の冷(0℃)溶液を、4−ニトロフェニルクロロホルメート(5.81mg、0.0288mmol)で処理した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(10.0mg、0.137mmol)を添加した。追加のイソブチルアミン(10mg、0.137mmol)を導入する前に、混合物を80℃で1日間撹拌した。混合物を80℃でさらに4時間撹拌し、周囲温度に冷却し、MeOHで希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物(10mg、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=463.9(M+H)。
【1488】
実施例106
【化404】
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【1489】
4−(6−(4−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1490】
DCE(579μL)中の6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P23;11.6mg、0.0289mmol)、5−クロロピコリンアルデヒド(8.19mg、0.0579mmol)、およびNaBH(AcO)
3(18.4mg、0.0868mmol)の溶液を、周囲温度で1日間撹拌した。得られた反応混合物をMeOHで希釈し、ミクロンフィルターを通して濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(16.9mg、収率97%)を得た。MS(apci)m/z=490.1(M+H)。
【1491】
5−クロロピコリンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例106の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表G中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、各化合物をきれいに単離した。ほとんどのクロマトグラフィー条件は、標題化合物の2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の単離をもたらした。
【表14】
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【1492】
実施例109
【化405】
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【1493】
6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1494】
ステップ1:6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DMF(108μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P24;9.5mg、0.017mmol)、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(5.1mg、0.022mmol)、およびK
2CO
3(8.9mg、0.065mmol)の混合物を、50℃で1日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のEtOAc/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(12mg、収率93%)を得た。MS(apci)m/z=600.8(M+H)。
【1495】
ステップ2:6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の調製。THF(2mL)中の6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(12mg、0.020mmol)の溶液を、TBAF(100μL、0.10mmol)で処理し、周囲温度で3日間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、固体をMeOHで洗浄した。濾液を濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(6.8mg、収率57%)を得た。MS(apci)m/z=485.8(M+H)。
【1496】
実施例110
【化406】
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【1497】
6−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル))ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1498】
DCE(226μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P27;17mg、0.045mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(12mg、0.090mmol)およびNaBH(AcO)
3(29mg、0.14mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(2.7mg、収率12%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=498.2(M+H)。
1H NMR(400 MHz,CD
3OD)δ:8.66(d,1H,J=2.0 Hz),8.56(s,1H),8.37(d,1H,J=2.7 Hz),8.04(d,1H,J=2.0 Hz),7.81(dd,1H,J=9.0,2.7 Hz),7.65(dd,1H,J=8.6,2.3 Hz),7.26(d,1H,J=2.3 Hz),6.76(d,1H,J=9.0 Hz),6.73(d,1H,J=8.6 Hz),4.93(t,1H,J=5.5 Hz),4.11(t,2H,J=4.7 Hz),3.79(s,3H),3.73(m,3H),3.69(br s,1H),3.64(d,2H,J=5.9 Hz),3.51(br d,2H),3.47(s,2H),2.47(m,1H),1.55(d,1H,J=8.6 Hz)。
【1499】
6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例110の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表H中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、各化合物をきれいに単離した。
【表15】
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【1500】
実施例113
【化407】
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【1501】
4−(6−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1502】
マイクロ波容器中で、DMSO(2.5mL)中の6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P26;150mg、0.364mmol)およびtert−ブチル2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレート(247mg、1.09mmol)の懸濁液を、125℃で1時間マイクロ波照射した。反応混合物を水とDCMとに分配し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM(2mL)に溶解し、ジオキサン(2mL)中4N HClで処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%の[2%のNH
4OHを含む20%のMeOH])によって精製して、標題化合物(115mg、収率78%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=405.2(M+H)。
【1503】
実施例114
【化408】
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【1504】
7−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソプロピル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド
【1505】
無水DMSO(246μL)中の4−(6−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例113;20mg、0.049mmol)の溶液を、DIEA(26μL、0.15mmol)および2−イソシアナ−トプロパン(4.2mg、0.049mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって、次いでC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩をきれいに得た。塩をMeOHに溶解し、中和するためにAgilent PL−HCO3 MP SPEチューブを通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して標題化合物(9.1mg、収率38%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=490.2(M+H)。
【1506】
実施例115
【化409】
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【1507】
イソプロピル7−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレート
【1508】
DCM(247μL)中の4−(6−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例113;20mg、0.049mmol)の溶液を、DIEA(43.2μL、0.247mmol)およびイソプロピルカルボノクロリデート(7.70μL、0.0544mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜15%のMeOH)によって精製して、標題化合物(6.7mg、収率28%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=491.2(M+H)。
【1509】
実施例116
【化410】
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【1510】
tert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1511】
DMF(5mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;200mg、0.476mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(328.7mg、2.378mmol)および(R)−2−メチルオキシラン(166.6μL、2.378mmol)で逐次的に処理した。40℃で22時間撹拌した後、反応混合物を追加の(R)−2−メチルオキシラン(166.6μL、2.378mmol)で処理し、反応温度を50℃に上昇させた。(R)−2−メチルオキシラン(166.6μL、2.378mmol)の追加のアリコートを添加し、混合物を50℃で3日間撹拌した。得られた混合物を周囲温度に冷却し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(121.5mg、収率53%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
【1512】
実施例117
【化411】
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【1513】
(R)−4−(6−(4−(2−(5−フルオロピリジン−2−イル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1514】
DCM(347μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P28;7.2mg、0.017mmol)、2−(5−フルオロピリジン−2−イル)酢酸(4.04mg、0.0260mmol)、およびDIEA(15.2μL、0.0868mmol)の溶液を、HATU(7.26mg)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。ジアシル化生成物(MS(apci)m/z=652)の形成は、混合物をMeOH中のK
2CO
3(s)(328.7mg、2.378mmol)で処理することを必要とした。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(10mg、収率92%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=516.8(M+2)。
【1515】
実施例118
【化412】
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【1516】
4−(6−(4−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1517】
DCM(1.21mL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P28;100mg、0.241mmol)、D−(−)−マンデル酸(45.8mg、0.301mmol)、およびDIEA(210μL、1.21mmol)の溶液を、HATU(110mg、0.289mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。塩をDCMおよびMeOHに溶解し、シリカクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(68mg、収率45%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=512.8(M+H)。
1H NMR(400MHz,CDCl3−)
δ:8.31(s,1H),8.17(s,1H),8.14(s,1H),7.73(dd,1H,J=9.0,2.0Hz),7.39−7.32(m,5H),7.10(s,1H),6.71(d,1H,J=9.0Hz),5.25(s,1H),4.38(brm,2H),4.23(m,1H),4.00−3.95(m,2H),3.88−3.78(m,2H),3.65−3.60(m,2H),3.44−3.39(m,2H),1.31(d,3H,J=6.2Hz)。
【1518】
D−(−)−マンデル酸を適切なアルデヒドで置き換えて、様々な量のHATU(1.1〜1.25当量)およびDIEA(3.5〜5当量)を使用して、実施例118の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表I中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、単回のクロマトグラフィー精製後に、各化合物をきれいに単離した。いくつかのクロマトグラフィー条件は、標題化合物の2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の単離をもたらした。
【表16-1】
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【表16-2】
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【1519】
実施例123
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
【1520】
(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1521】
DCE(396μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P29;15mg、0.040mmol)および6−メトキシニコチンアルデヒド(10.9mg、0.0793mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(33.6mg、0.159mmol)で処理し、50℃で1日間撹拌した。得られた混合物を周囲温度に冷却し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH)によって直接精製した。単離された生成物を、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によってさらに精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。TFA塩をMeOHに溶解し、K
2CO
3(s)で超音波処理した。得られた懸濁液を濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.5mg、収率33%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
1H NMR(400 MHz,DMSO−d
6)δ:8.42(s,1H),8.30(br s,1H),8.27(d,1H,J=2.0 Hz),8.07(d,1H,J=2.3 Hz),7.74(dd,1H,J=8.3,2.3 Hz),7.71(dd,1H,J=8.2,2.0 Hz),7.25(d,1H,J=2.0 Hz),6.91(d,1H,J=9.0Hz),6.79(d,1H,J=8.6 Hz),4.15−4.11(m,1H),4.00(dd,1H,J=9.0,5.4 Hz),3.92(dd,1H,J=9.4,7.4 Hz),3.89(s,3H),3.64−3.62(m,4H),3.53(s,2H),2.58−2.56(m,4H),1.28(d,2H,J=6.3 Hz)。
【1522】
実施例124
【化414】
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【1523】
(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1524】
DCE(396μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P29;15mg、0.040mmol)およびMeOH(5滴)の溶液を、ピコリンアルデヒド(7.6μL、0.079mmol)およびNaBH(AcO)
3(33.6mg、0.159mmol)で処理した。追加のNaBH(AcO)
3(33.6mg、0.159mmol)を導入する前に、得られた混合物を50℃で一晩撹拌した。得られた混合物を50℃でさらに2時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH)によって直接精製して、標題化合物(12mg、収率64%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=470.2(M+H)。
【1525】
実施例125
【化415】
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【1526】
(R)−4−(6−(4−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1527】
DCE(530μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P28;11mg、0,027mmol)、5−クロロピコリンアルデヒド(7.5mg、0.053mmol)、およびNaBH(AcO)
3(17mg、0.080mmol)の溶液を、周囲温度で1日間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、続いてEtOAc中10%のMeOHの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(7mg、収率52%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=504.2(M+H)。
【1528】
実施例126
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
【1529】
(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((5−メトキシピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1530】
5−クロロピコリンアルデヒドを5−メトキシピコリンアルデヒドで置き換えて、実施例125について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(13mg、収率98%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【1531】
実施例127
【化417】
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【1532】
(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド2 2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1533】
DMA(723μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P28;15mg、0.0362mmol)およびDIEA(316μL、0.181mmol)の冷(0℃)溶液を、4−ニトロフェニルクロロホルメート(8.74mg、0.0434mmol)で処理した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(13.2mg、0.181mmol)を添加した。追加のイソブチルアミン(13mg、0.181mmol)を添加する前に、得られた混合物を80℃で1日間撹拌した。混合物を80℃で4時間撹拌した得られた混合物をMeOHで希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって直接精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物を(15.6mg、収率73%)を得た。MS(apci)m/z=477.9(M+H)。
【1534】
実施例128
【化418】
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【1535】
6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1536】
DCE(396μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P30;11.8mg、0.0276mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(7.58mg、0.0553mmol)およびNaBH(AcO)
3(17.6mg、0.0829mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(7mg、収率50%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=512.2(M+H)。
【1537】
実施例129
【化419】
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【1538】
4−(6−(4−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1539】
DCM(333μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P31;13.8mg、0.0333mmol)、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸(5.31mg、0.0349mmol)、DIEA(20.3μL、0.116mmol)の溶液を、HATU(13.9mg、0.0366mmol)で処理し、周囲室温で1時間撹拌した。反応混合物を、ヘキサンで平衡化したフラッシュカラムに直接装填し、0〜100%のDCM/ヘキサン〜DCM中0〜20%のMeOHの勾配で溶出し、標題化合物(8mg、収率47%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=513.2(M+H)。
【1540】
実施例130
【化420】
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【1541】
6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1542】
(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸を(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸で置き換えて、実施例129について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(8mg、収率49%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【1543】
実施例131
【化421】
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【1544】
(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド
【1545】
DMA(752μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P31;15.6mg、0.0376mmol)およびDIEA(32.8μL、0.188mmol)の冷(0℃)溶液を、4−ニトロフェニルクロロホルメート(7.96mg、0.0395mmol)で処理した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(13.7mg、0.188mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で1日間撹拌し、次いで、追加のイソブチルアミン(13.7mg、0.188mmol)を添加した。混合物を80℃で4時間撹拌した。得られた混合物をMeOHで希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製した。単離された生成物を、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として1%のNH
4OHを含むDCM中0〜20%のMeOH)によってさらに精製して、標題化合物(4mg、収率22%)を得た。MS(apci)m/z=478.2(M+H)。
【1546】
実施例132
【化422】
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【1547】
(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1548】
DMF(528.5μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P32;20mg、0.053mmol)およびピコリンアルデヒド(6.3μL、0.066mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(22.4mg、0.106mmol)で処理した。周囲温度で1日撹拌した後、混合物をシリンジフィルターを通して濾過し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。TFA塩を4:1のDCM/MeOH(20mL)に溶解し、K
2CO
3(s)(10mL)で処理し、標題化合物(17mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=470.2(M+H)。
【1549】
実施例133
【化423】
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【1550】
(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((5−メトキシピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1551】
DMF(530μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P31;11mg、0.027mmol)、5−メトキシピコリンアルデヒド(7.3mg、0.053mmol)、およびNaBH(AcO)
3(17mg、0.080mmol)の溶液を、周囲温度で1日間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、続いて10%のMeOH/EtOAcの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(13mg、収率98%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【1552】
実施例134
【化424】
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【1553】
(S)−4−(6−(4−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1554】
5−メトキシピコリンアルデヒドを5−クロロピコリンアルデヒドで置き換えて、実施例133に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(8mg、収率60%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=504.2(M+H)。
【1555】
実施例135
【化425】
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【1556】
(S)−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1557】
DMF(227μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P24;10mg、0.018mmol)およびK
2CO
3(s)(16mg、0.11mmol)の溶液を、(S)−2−メチルオキシラン(13mg、0.23mmol)で処理した。得られた混合物を50℃で1日撹拌した。反応混合物を、ヘキサンで平衡化したフラッシュカラムに直接装填し、0〜100%のDCM/ヘキサン、次いでDCM中0〜20%のMeOHで溶出し、標題化合物(5.5mg、収率49%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=499.8(M+H)。
【1558】
実施例136
【化426】
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【1559】
6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1560】
DCE(130μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P33;13.1mg、0.0261mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(7.15mg、0.0522mmol)およびNaBH(AcO)
3(16.6mg、0.0782mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(7mg、収率53%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=512.2(M+H)。
【1561】
実施例137
【化427】
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【1562】
6−((R)−2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1563】
DCM(266μL、0.0266mmol)中の(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P34;11.4mg、0.0266mmol)、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(4.64mg、0.0279mmol)、およびDIEA(16.2μL、0.0930mmol)の溶液を、HATU(11.1mg、0.0292mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、ヘキサンで平衡化したフラッシュカラムに直接装填し、0〜100%のDCM/ヘキサン、次いでDCM中0〜20%のMeOHで溶出し、標題化合物(5.6mg、収率39%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=541.2(M+H)。
【1564】
実施例138
【化428】
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【1565】
(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド
【1566】
DMA(713μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P34;15.3mg、0.0357mmol)およびDIEA(312μL、0.178mmol)の冷(0℃)溶液を、4−ニトロフェニルクロロホルメート(7.55mg、0.0375mmol)で処理した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(13.0mg、0.178mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で1日撹拌し、次いで、追加のイソブチルアミン(13mg、0.178mmol)を添加した。混合物を80℃で4時間撹拌し、次いで、MeOHで希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製した。単離された生成物を、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH/1%のNH
4OH)によってさらに精製して、標題化合物(2.02mg、収率11%)を得た。MS(apci)m/z=492.2(M+H)。
【1567】
実施例139
【化429】
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【1568】
(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1569】
DCE(764μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P35;15.3mg、0.0357mmol)およびピコリンアルデヒド(3.38μL、0.0382mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(8.1mg、0.0382mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜5%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(4mg、収率22%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=483.9(M+H)。
【1570】
実施例140
【化430】
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【1571】
(R)−4−(6−(4−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1572】
DCE(513μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P34;11mg、0.026mmol)、5−クロロピコリンアルデヒド(7.3mg、0.051mmol)、およびNaBH(AcO)
3(16mg、0.077mmol)の溶液を、周囲温度で1日撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、続いて10%のMeOH/EtOAcの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(7mg、収率53%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=518.2(M+H)。
【1573】
実施例141
【化431】
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【1574】
(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−((5−メトキシピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1575】
5−クロロピコリンアルデヒドを5−メトキシピコリンアルデヒドで置き換えて、実施例140について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(8mg、収率61%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【1576】
実施例142
【化432】
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【1577】
(R)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1578】
DMF(113μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P24;10mg、0.018mmol)、(R)−(+)−1,2−エポキシブタン(1.63mg、0.0227mmol)、およびK
2CO
3(9.39mg、0.0680mmol)の混合物を、50℃で1日撹拌した。反応混合物を濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(14mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=513.8(M+H)。
【1579】
実施例143
【化433】
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【1580】
4−(6−(4−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1581】
DCM(401μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P36;17.2mg、0.0401mmol)、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸(6.41mg、0.0421mmol)、DIEA(24.5μL、0.140mmol)の溶液を、HATU(16.8mg、0.0441mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、ヘキサンで平衡化したフラッシュカラムに直接装填し、0〜100%のDCM/ヘキサン、次いでDCM中0〜20%のMeOHの勾配で溶出し、標題化合物(7.5mg、収率3369%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【1582】
実施例144
【化434】
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【1583】
6−((S)−2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1584】
(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸を(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸で置き換えて、実施例143について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(8mg、収率30%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=541.2(M+H)。
【1585】
実施例145
【化435】
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【1586】
(S)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド
【1587】
DMA(1.072mL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P36;23mg、0.0536mmol)およびDIEA(46.8μL、0.127mmol)の冷(0℃)溶液を、4−ニトロフェニルクロロホルメート(11.3mg、0.0563mmol)で処理した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(19.6mg、0.268mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で1日撹拌し、次いで、追加のイソブチルアミン(11mg、0.06mmol)を添加した。混合物を80℃でさらに4時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却し、MeOHで希釈し、C18逆相(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN水)によって直接精製した。単離された生成物を、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜20%のMeOH)によってさらに精製して、標題化合物(3mg、収率11%)を得た。MS(apci)m/z=492.3(M+H)。
【1588】
実施例146
【化436】
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【1589】
(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1590】
DCE(713.5μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P37;14mg、0.0357mmol)およびピコリンアルデヒド(3.79μL、0.0428mmol)の撹拌溶液を、NaBH(AcO)
3(22.7mg、0.107mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜5%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(5.4mg、収率31%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=483.8(M+H)。
【1591】
実施例147
【化437】
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【1592】
(S)−4−(6−(4−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1593】
DCE(513μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P36;11mg、0.026mmol)、5−クロロピコリンアルデヒド(7.3mg、0.051mmol)、およびNaBH(AcO)
3(16mg、0.077mmol)の溶液を、周囲温度で1日撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、続いて10%のMeOH/EtOAcの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(9mg、収率68%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=518.2(M+H)。
【1594】
実施例148
【化438】
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【1595】
(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−((5−メトキシピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1596】
5−クロロピコリンアルデヒドを5−メトキシピコリンアルデヒドで置き換えて、実施例147について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(6.5mg、収率49%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【1597】
実施例149
【化439】
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【1598】
(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1599】
DCE(513μL)中の(S)−6−(2−ヒドロキシブトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P37;11mg、0.026mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(5.87mg、0.0428mmol)およびNaBH(AcO)
3(22.7mg、0.107mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜5%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(8.3mg、収率45%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=513.8(M+H)。
【1600】
実施例150
【化440】
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【1601】
4−(6−(4−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(((2S*,3R*)−3−ヒドロキシブタン−2−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1602】
DCM(583μL)中の6−(((2S*,3R*)−3−ヒドロキシブタン−2−イル)オキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a)ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P38;25mg、0.0583mmol)、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸(9.31mg、0.0612mmol)、およびDIEA(35.6μL、0.204mmol)の溶液を、HATU(24.4mg、0.0641mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製した。単離された生成物を、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH4OHを含むDCM中0〜20%のMeOH)によってさらに精製して、標題化合物(2mg、収率7%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【1603】
実施例151
【化441】
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【1604】
6−(((2S,3R)−3−ヒドロキシブタン−2−イル)オキシ)−4−(6−(4−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1605】
(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸を(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸で置き換えて、実施例150について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(3mg、収率10%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=541.2(M+H)。
【1606】
実施例152
【化442】
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【1607】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1608】
DMF(5mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;200mg、0.476mmol)の懸濁液を、K
2CO
3(s)(329mg、2.38mmol)および2,2−ジメチルオキシラン(171mg、2.38mmol)で逐次的に処理した。40℃で一晩撹拌した後、反応混合物を追加の2,2−ジメチルオキシラン(171mg、2.38mmol)で処理し、反応温度を50℃に上昇させた。混合物を50℃で24時間撹拌し、次いで、2,2−ジメチルオキシラン(171mg、2.38mmol)の別のアリコートを添加した。得られた混合物を50℃で3日間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(89.6mg、収率38%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=493.3(M+H)。
【1609】
実施例153
【化443】
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【1610】
(R)−4−(6−(4−(2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1611】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P39;30mg、0.0699mmol)、(R)−2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸(13.1mg、0.0699mmol)、DIEA(61.1μL、0.350mmol)、およびHATU(33.2mg、0.0874mmol)を、DCM(0.7mL)に逐次的に添加した。得られた懸濁液を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、続いて10%のMeOH/EtOAcの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(28mg、収率71%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=561.2(M+H)。
【1612】
(R)−2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸を適切なカルボン酸で置き換え、様々な量のHATU(1.1〜1.25当量)およびDIEA(1〜3.5当量)使用して、実施例153の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表J中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
【表17-1】
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【表17-2】
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【1613】
実施例157
【化444】
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【1614】
4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド
【1615】
DMA(699μL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P39;15mg、0.035mmol)およびDIEA(30.5μL、0.175mmol)の冷(0℃)溶液を、4−ニトロフェニルクロロホルメート(7.40mg、0.0367mmol)で処理した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(7.40mg、0.0367mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で1日撹拌し、次いで、追加のイソブチルアミン(8mg、0.04mmol)を添加した。混合物を80℃で4時間撹拌した混合物をMeOHで希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN水)によって、次いでシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として1%のNH
4OHを含むDCM中0〜20%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(5.6mg、収率33%)を得た。MS(apci)m/z=492.3(M+H)。
【1616】
実施例158
【化445】
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【1617】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1618】
DCE(382μL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P40;15mg、0.038mmol)および6−メトキシニコチンアルデヒド(10.5mg、0.0764mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(32.4mg、0.153mmol)で処理し、50℃で1日撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH)によって直接精製した。単離されたものをC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によってさらに精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。TFA塩をMeOHに溶解し、K
2CO
3(s)で超音波処理した。得られた懸濁液を濾過し、濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(6.9mg、収率35%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=514.3(M+H)。
【1619】
実施例159
【化446】
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【1620】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1621】
DMF(510μL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P40;20mg、0.051mmol)およびピコリンアルデヒド(6.1μL、0.064mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(21.6mg、0.102mmol)で処理し、周囲温度で1日撹拌した。混合物をシリンジフィルターを通して濾過し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物を提供した。TFA塩を超音波浴中で4:1のDCM/MeOH(K
2CO
3(s)で処理した10mL)に溶解した。得られた懸濁液を濾過し、濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(11mg、収率45%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
【1622】
実施例160
【化447】
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【1623】
4−(6−(4−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1624】
DCE(513μL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P39;11mg、0.026mmol)、5−クロロピコリンアルデヒド(7.3mg、0.051mmol)、NaBH(AcO)
3(16mg、0.077mmol)の溶液を、周囲温度で1日撹拌した。混合物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%のEtOAc、続いて10%のMeOH/EtOAcの段階的勾配で溶出する)によって直接精製して、標題化合物(7mg、収率53%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=518.2(M+H)。
【1625】
実施例161
【化448】
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【1626】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−((5−メトキシピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1627】
5−クロロピコリンアルデヒドを5−メトキシピコリンアルデヒドで置き換えて、実施例160について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(8.89mg、収率68%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【1628】
実施例162
【化449】
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【1629】
4−(6−(6−(2−(5−フルオロピリジン−2−イル)アセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1630】
DCM(1.24mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P44;25mg、0.0618mmol)の溶液を、2−(5−フルオロピリジン−2−イル)酢酸(11.5mg、0.0742mmol)、HATU(28.2mg、0.0742mmol)、およびDIEA(43.1μL、0.247mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、続いてDCM中0〜60%の[78%のDCM/20%のMeOH/2%のNH
4OH]の段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(2.94mg、収率9%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=542.2(M+H)。
【1631】
実施例163
【化450】
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【1632】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1633】
DCE(513μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;12.2mg、0.0277mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(7.59mg、0.0553mmol)およびNaBH(AcO)
3(17.6mg、0.0830mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物(13.59mg、収率93%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
1H NMR(400 MHz,DMSO−d
6)δ:8.64(d,1H,J=2.3 Hz),8.55(s,1H),8.38(d,1H,J=2.3 Hz),8.04(d,1H,J=2.3 Hz),7.80(dd,1H,J=8.6,2.3 Hz),7.64(dd,1H,J=8.6,2.3 Hz),7.27(d,1H,J=2.0 Hz),6.76(d,1H,J=8.6 Hz),6.73(d,1H,J=8.2 Hz),4.67(s,1H),3.85(s,2H),3.79(s,3H),3.72(d,2H,J=12.5 Hz),3.64(d,2H,J=5.9Hz),3.51(br d,2H),3.47(s,2H),2.47(m,1H),1.55(d,1H),1.20(s,6H)。
【1634】
6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒド(1または2当量)で置き換えて、実施例163の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表K中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
【表18-1】
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【表18-2】
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【表18-3】
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【表18-4】
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【表18-5】
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【1635】
実施例173
【化451】
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【1636】
4−(6−(6−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1637】
DCM(1mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;25.3mg、0.0530mmol)の溶液を、3−フルオロ−2−ホルミルピリジン(19.9mg、0.159mmol)、NaBH(AcO)
3(33.7mg、0.159mmol)、およびAcOH(2滴)で逐次的に処理した。周囲温度で60時間撹拌した後、得られた混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに得た。TFA塩を4:1のDCM iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(18.2mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【1638】
実施例174
【化452】
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【1639】
4−(6−(6−((5−クロロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1640】
DCM(1mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;30mg、0.063mmol)の溶液を、DIEA(27μL、0.16mmol)で処理し、周囲温度で5分間撹拌した。得られた混合物を5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(11mg、0.063mmol)およびNaBH(AcO)
3(27mg、0.13mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で12時間撹拌した後、反応混合物をDCMで希釈し、10%のNa
2CO
3(aq)で洗浄した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液として1%のNH
4OHを含む10%のMeOH/DCM)によって精製して、標題化合物(22mg、収率63%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【1641】
5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例174の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表L中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。注記(*)がある場合、水性後処理を省略し、可溶化反応混合物の直接クロマトグラフィー精製を用いて標題化合物を単離した。
【表19-1】
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【表19-2】
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【1642】
実施例178
【化453】
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【1643】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(8−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1644】
DCE(264μL)中の4−(6−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P45;24mg、0.053mmol)、6−メトキシニコチンアルデヒド(36.17mg、0.2638mmol)、およびNaBH(AcO)
3(55.9mg、0.264mmol)の混合物を、周囲温度で一晩撹拌した。混合物をDCM飽和NaHCO
3(aq)の間で分配し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH)によって精製して、標題化合物(19.76mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
【1645】
実施例179
【化454】
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【1646】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1647】
DMSO(613μL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;20mg、0.0613mmol)、3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン塩酸塩(中間体R7;49.6mg、0.184mmol)、およびK
2CO
3(s)(42.4mg、0.306mmol)の混合物を、完了するまで(LCMSによって測定されるように)80℃で撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、濾過した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって直接精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(28.14mg、収率85%)を得た。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
【1648】
3−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン塩酸塩(中間体R7)を適切な二環式ピペラジン中間体(中間体R5、R6、またはR12)で置き換えて、実施例179の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表M中の化合物を調製し、注記(*)がある場合、15当量のK
2CO
3(s)を使用した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。いくつかのクロマトグラフィー条件は、標題化合物の2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の単離をもたらした。
【表20-1】
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【表20-2】
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【1649】
実施例183
【化455】
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【1650】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(4−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1651】
NaBH(AcO)
3(49.6mg、0.23mmol)を添加する前に、DCM(1mL)中の4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P49;63mg、0.16mmol)、6−メトキシニコチンアルデヒド(27.8mg、0.20mmol)、およびAcOH(1.8μL、0.031mmol)の混合物を、周囲温度で10分撹拌した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液として0.05%のNH
4OHを含むDCM中20%のアセトン)によって直接精製して、標題化合物(27mg、収率31%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=525.3(M+H)。
【1652】
実施例184
【化456】
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【1653】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1654】
4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P49)を、4−(5−(3,6−ジアザビシクロ)[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P50)で置き換えて、実施例183について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(24mg、収率47%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【1655】
実施例185
【化457】
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【1656】
(R)−6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−(2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1657】
6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P51;21mg、0.051mmol)、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(10.1mg、0.061mmol)、HATU(23.1mg、0.061mmol)、およびDIEA(26.2μL、0.20mmol)の溶液を、DCM(253μL)に懸濁した。得られた懸濁液を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(22.2mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=526.8(M+H)。
【1658】
(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例185の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表Q中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
【表21-1】
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【表21-2】
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【表21-3】
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【1659】
実施例191
【化458】
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【1660】
4−(5−(3−シアノ−6−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1661】
DMA(675μL)中の6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P51;14mg、0.0337mmol)およびDIEA(29.5μL、0.169mmol)の冷(0℃)溶液を、4−ニトロフェニルクロロホルメート(7.14mg、0.0354mmol)で処理した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(12.3mg、0.169mmol)を添加した。追加のイソブチルアミン(12mg、0.17mmol)を添加する前に、得られた混合物を80℃で1日間撹拌した。混合物を80℃で4時間撹拌した得られた混合物をMeOHで希釈し、C18逆相(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(12.8mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=477.9(M+H)。
【1662】
実施例192
【化459】
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【1663】
4−(6−(4−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1664】
DCE(583μL)中の6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P51;12.1mg、0.0292mmol)、5−クロロピコリンアルデヒド(8.26mg、0.0583mmol)、およびNaBH(AcO)
3(18.5mg、0.0875mmol)の混合物を、周囲温度で1日間撹拌した。混合物をC18逆相(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(17.1mg、収率95%)を得た。MS(apci)m/z=504.2(M+H)。
【1665】
(5−クロロピコリンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例192の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表R中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
【表22】
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【1666】
実施例195
【化460】
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【1667】
6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1668】
ステップ1:6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DMF(317μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P24:28mg、0.0634mmol)、(3−ブロモプロポキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(14.5μL、0.0793mmol)、およびK
2CO
3(s)(26.3mg、0.190mmol)の混合物を、50℃で1日撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のEtOAc/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(420mg、収率49%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=614.9(M+H)。
【1669】
ステップ2:6−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。 THF(1.14mL)中の6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(35mg、0.0570mmol)の溶液を、TBAF(114μL、0.114mmol)で処理し、60℃で1日間撹拌した。得られた混合物を、最初にC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって、次いでシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH)によって直接精製して、標題化合物(8.8mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=499.8(M+H)。
【1670】
実施例196
【化461】
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【1671】
(S)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1672】
DCE(507μL)中の(S)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P52;20mg、0.0507mmol)の混合物を、6−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアルデヒド(6.95mg、0.0507mmol)およびNaBH(AcO)
3(32.2mg、0.152mmol)で逐次的に処理し、次いで周囲温度で一晩撹拌した。混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜20%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(11.4mg、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=516.2(M+H)
【1673】
実施例197
【化462】
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【1674】
(S)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1675】
6−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアルデヒドをピコリンアルデヒド(2当量)で置き換えて、実施例196について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(1.2mg、収率5%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=486.2(M+H)。
【1676】
実施例198
【化463】
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【1677】
(R)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1678】
(S)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P52)を、(R)−6−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P53)で置き換えて、2当量の6−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアルデヒドを使用して、実施例196について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(5.1mg、収率30%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=516.2(M+H)
【1679】
実施例199
【化464】
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【1680】
6−((3−(ヒドロキシメチル)オキセタン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1681】
DMF(883μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P24:39mg、0.088mmol)、[3−(ブロモメチル)オキセタン−3−イル]メタノール(48.0mg、0.265mmol)、およびK
2CO
3(s)(61.0mg、0.442mmol)の混合物を、90℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、続いて10%のMeOHを含むEtOAcの段階的勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(21mg、44%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=542.3(M+H)。
【1682】
実施例200
【化465】
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【1683】
6−(((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)−4−(6−(4−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1684】
DCM(429μL)中の6−(((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P54;19mg、0.043mmol)、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(7.49mg、0.0450mmol)、およびDIEA(26.2μL、0.150mmol)の溶液を、HATU(17.9mg、0.0472mmol)で処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって、次いでシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH/NH
4OH)によって標題化合物(3mg、収率13%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=555.2(M+H)。
【1685】
実施例201
【化466】
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【1686】
4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(((2S,5R)−5−メチルモルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1687】
ステップ1:tert−ブチル(2S,5R)−2−(((3−シアノ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−5−メチルモルホリン−4−カルボキシレートの調製。DMF(1mL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P24;15mg、0.0340mmol)、tert−ブチル(2S,5R)−2−(ヒドロキシメチル)−5−メチルモルホリン−4−カルボン酸塩(12.6mg、0.0408mmol)、およびK
2CO
3(s)(4.70mg、0.0340mmol)の混合物を、50℃で1日撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を、ヘキサンで平衡化したフラッシュカラムに直接装填し、0〜100%のDCM/ヘキサン、次いでDCM中0〜20%のMeOHで溶出し、標題化合物(8mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=656.2(M+H)。
【1688】
ステップ2:4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(((2S,5R)−5−メチルモルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の調製。DCM(611μL)中のtert−ブチル(2S,5R)−2−(((3−シアノ−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル))メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−5−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(0.012mmol)の溶液を、TFA(47μL、0.61mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で10分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)によって精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(3.3mg、収率40%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=554.8(M+H)。
【1689】
実施例202
【化467】
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【1690】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1691】
DMF(8mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;400mg、0.951mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(4.70mg、0.0340mmol)およびDMF(2mL)中の1−ブロモ−2−メトキシエタン(264mg、1.90mmol)の溶液で逐次的に処理した。得られた混合物を50℃で19時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(345mg、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
【1692】
実施例203
【化468】
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【1693】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1694】
DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例202;343mg、0.717mmol)の溶液を、iPrOH(4mL、20.0mmol)中の5〜6MのHClで処理し、周囲温度で1時間撹拌した。混合物をDCMおよびMeOHで希釈し、真空中で濃縮し、二塩酸塩として標題化合物(322mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
【1695】
実施例204
【化469】
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【1696】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(4−(3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1697】
DCM(1.0mL)中の6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P55;20.1mg、0.0531mmol)の溶液を、DIEA(37.0μL、0.212mmol)および塩化イソバレリル(7.77μL、0.0637mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(22.0mg、収率90%)を得た。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
【1698】
実施例205
【化470】
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【1699】
(R)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1700】
DCM(429μL)中の6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P54;20.8mg、0.0550mmol)の溶液を、D−(−)−マンデル酸(10mg、0.0660mmol)、HATU(25.1mg、0.0660mmol)、およびDIEA(38.3μL、0.220mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で16時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(18.6mg、収率66%)を得た。MS(apci)m/z=513.2(M+H)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:8.69−8.68(d,1H),8.56(s,1H),8.32−8.31(d,1H),7.78−7.76(dd,1H),7.41−7.27(m,6H),6.92−6.90(d,1H),5.74−5.72(d,1H),5.48−5.46(d,1H),4.42−4.22(m,2H),3.70−3.68(m,2H),3.65−3.20(m,11H)。
【1701】
実施例206
【化471】
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【1702】
(R)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシ−3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1703】
D−(−)−マンデル酸を(R)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸で置き換えて、実施例205に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(21.1mg、収率81%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
【1704】
実施例207
【化472】
[この文献は図面を表示できません]
【1705】
(R)−4−(6−(4−(2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1706】
DCM(300μL)中の6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例203;9.7mg、0.021mmol)の溶液を、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(5.4mg、0.032mmol)、DIEA(15μL、0.086mmol)、およびHATU(12mg、0.032mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で17時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として10〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、不純な標題化合物(15mg)を得た。この物質をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜95%の水−ACN)によって精製して、標題化合物(7.0mg、収率62%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【1707】
実施例208
【化473】
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【1708】
4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチルピペラジン−1−カルボキサミド
【1709】
DMA(1.3mL)中の6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P54;24.7mg、0.0653mmol)の溶液を、DIEA(114μL、0.653mmol)および4−ニトロフェニルクロロホルメート(15.8mg、0.0783mmol)で逐次的に処理した。混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(32.4μL、0.326mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで連続的に洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。得られた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(10.2mg、収率33%)を得た。MS(apci)m/z=478.3(M+H)。
【1710】
実施例209
【化474】
[この文献は図面を表示できません]
【1711】
4−(6−(4−(2−イソプロポキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1712】
DMF(400μL)中の6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P54;15mg、0.0396mmol)の溶液を、DIEA(27.7μL、0.159mmol)および2−(2−ブロモエトキシ)プロパン(20μL、0.119mmol)で逐次的に処理し、50℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を濾過し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)による精製の前にACN(0.6mL)ですすぎ、TFA塩として標題化合物(16.4mg、収率89%)を得た。MS(apci)m/z=465.2(M+H)。
【1713】
実施例210
【化475】
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【1714】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1715】
DCE(400μL)中の(6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P54;14.3mg、0.0378mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(10.4mg、0.0756mmol)およびNaBH(AcO)
3(24mg、0.113mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。混合物を水(5mL)で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(15.6mg、収率83%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
1H NMR(400 MHz,CDCl
3)δ:8.31(d,1H),8.19(s,1H),8.15(d,1H),8.08(d,1H),7.70(dd,1H),7.62(br d,1H),7.15(d,1H),6.75(m,2H),4.18(m,2H),3.95(s,3H),3.80(m,2H),3.65(m,4H),3.50(br s,2H),3.47(s,3H),2.56(m,4H)。
【1716】
実施例211
【化476】
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【1717】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(4−(ピリミジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1718】
6−メトキシニコチンアルデヒドをピリミジン−2−カルバルデヒドで置き換えて、後処理において水の代わりに飽和NaHCO
3(aq)を用い、かつ精製において勾配溶離液として25〜100%のアセトン/ヘキサン用いて、実施例210について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製および精製して、標題化合物(16.6mg、収率89%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
【1719】
実施例212
【化477】
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【1720】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1721】
6−メトキシニコチンアルデヒドをテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルバルデヒドで置き換えて、後処理において水の代わりに1MのNa
2CO
3(aq)を用いて、勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水を用いるC18逆相クロマトグラフィーによって精製して、実施例210に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製および精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(17.9mg、収率89%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=477.2(M+H)。
【1722】
実施例213
【化478】
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【1723】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1724】
DCE(300μL)中の(6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例203;9.8mg、0.0217mmol)の溶液を、6−メトキシピコリンアルデヒド(5.22μL、0.434mmol)およびNaBH(AcO)
3(13.8mg、0.0651mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で16時間撹拌した。混合物をMeOH(0.5mL)でクエンチし、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として10〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(10.2mg、収率94%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=500.3(M+H)。
【1725】
6−メトキシピコリンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例213の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表S中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
【表23-1】
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【表23-2】
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【表23-3】
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【表23-4】
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【表23-5】
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【1726】
実施例230
【化479】
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【1727】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−イソプロポキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1728】
DMF(5mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体P3;200mg、0.476mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(131mg、0.951mmol)および2−(2−ブロモエトキシ)プロパン(16μL、0.951mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を50℃で17時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をAcrodisc(登録商標)シリンジフィルターを通して濾過し、ACNですすいだ。濾液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95のACN/水)によって直接精製して、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として標題化合物(75.5mg、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=507.2(M+H)。
【1729】
実施例231
【化480】
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【1730】
6−(2−イソプロポキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1731】
DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−イソプロポキシエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(実施例230;74mg、0.119mmol)の溶液を、iPrOH(4mL、20.0mmol)中の5〜6MのHClで処理し、周囲温度で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、Et
2O(3×5mL)と共沸させて、二塩酸塩として標題化合物(54.7mg、収率96%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
【1732】
実施例232
【化481】
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【1733】
6−(2−イソプロポキシエトキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1734】
DCE(400μL)中の6−(2−イソプロポキシエトキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例231;11.5mg、0.0240mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(6.58mg、0.0480mmol)およびNaBH(AcO)
3(15.3mg、0.0720mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で24時間撹拌した後、追加の6−メトキシニコチンアルデヒド(5mg)およびNaBH(AcO)
3(10mg)を導入した。混合物を周囲温度で39時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として25〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(9.6mg、収率76%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=528.2(M+H)。
【1735】
実施例233
【化482】
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【1736】
6−(2−イソプロポキシエトキシ)−4−(6−(4−(ピリミジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1737】
後処理において水の代わりに飽和NaHCO
3(aq)、および精製において勾配溶離液として25〜100%のアセトン/ヘキサン用いて、6−メトキシニコチンアルデヒドをピリミジン−2−カルバルデヒドで置き換えて、実施例232について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製および精製して、標題化合物(11.8mg、収率76%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
【1738】
実施例234
【化483】
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【1739】
6−(2−イソプロポキシエトキシ)−4−(6−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1740】
後処理において水の代わりに飽和NaHCO
3(aq)、および精製において勾配溶離液として25〜100%のアセトン/ヘキサン用いて、6−メトキシニコチンアルデヒドをテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルバルデヒドで置き換えて、実施例232について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製および精製して、標題化合物(11.8mg、収率75%)を得た。MS(apci)m/z=505.2(M+H)。
【1741】
実施例235
【化484】
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【1742】
tert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1743】
ヨードメタン(47.04μL、0.752mmol)を添加する前に、DMF(2.5mL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例116;120mg、0.251mmol)の冷(0℃)溶液を、NaH
(s)(18.1mg、0.752mmol)で処理し、0℃で25分間撹拌した。反応混合物を周囲温度で90分間撹拌した。得られた混合物をMeOH(0.5mL)を添加してクエンチし、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(102.2mg、収率83%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=493.3(M+H)。
【1744】
実施例236
【化485】
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【1745】
(R)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1746】
DCM(2mL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例235;74mg、0.119mmol)の溶液を、iPrOH(4mL、20.0mmol)中の5〜6MのHClで処理し、周囲温度で2時間撹拌した。懸濁液を真空中で濃縮し、二塩酸塩として標題化合物(86.7mg、収率91%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
【1747】
実施例237
【化486】
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【1748】
4−(6−(4−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−メトキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1749】
DCM(300μL)中の(R)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例236;10.0mg、0.0215mmol)の溶液を、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(5.36mg、0.0322mmol)、DIEA(15μL、0.086mmol)、およびHATU(12.3mg、0.0322mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で17時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として10〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(10.4mg、収率90%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=541.2(M+H)。
【1750】
実施例238
【化487】
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【1751】
(R)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1752】
DCE(300μL)中の(R)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例236;9.4mg、0.020mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(5.5mg、0.040mmol)およびNaBH(AcO)
3(13mg、0.061mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で16時間撹拌した。混合物をMeOH(500μL)でクエンチし、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として10〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(9.3mg、収率90%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=514.3(M+H)。
【1753】
6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例238の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表T中の化合物を調製した。反応をLCMSにより完了をモニターし、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
【表24-1】
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【表24-2】
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【1754】
実施例242
【化488】
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【1755】
4−(6−(4−((R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−メトキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1756】
DCM(300μL)中の(S)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P56;10.4mg、0.0223mmol)の溶液を、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(5.57mg、0.0335mmol)、DIEA(15.6μL、0.0894mmol)、およびHATU(12.7mg、0.0335mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で17時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として10〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、不純な標題化合物を得た。不純な物質を第2のクロマトグラフィー、C18逆相(勾配溶離液として5〜95%のACN/水)に供して、標題化合物(1.6mg、収率13%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=541.3(M+H)。
実施例243
【化489】
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【1757】
(S)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1758】
DCE(400μL)中の(S)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P56;21mg、0.036mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(9.9mg、0.072mmol)およびNaBH(AcO)
3(23mg、0.11mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(8.5mg、収率46%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【1759】
実施例244
【化490】
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【1760】
(S)−6−(2−メトキシプロポキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1761】
6−メトキシニコチンアルデヒドをピコリンアルデヒドで置き換えて、実施例243について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製および精製して、標題化合物(8.2mg、収率47%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
【1762】
実施例245
【化491】
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【1763】
tert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【1764】
DMF(1.4mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例152;68mg、0.138mmol)の冷(0℃)溶液を、NaH
(s)(9.94mg、0.414mmol)で処理し、ヨードメタン(25.9μL、0.414mmol)を導入する前に0℃で25分間撹拌した。反応混合物を周囲温度で90分間撹拌した。得られた混合物をMeOH(500μL)を添加してクエンチし、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって直接精製して、標題化合物(52.5mg、収率75%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=507.3(M+H)。
【1765】
実施例246
【化492】
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【1766】
6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1767】
DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例245;67mg、0.132mmol)の溶液を、iPrOH(4mL、20.0mmol)中の5〜6MのHClで処理し、周囲温度で2時間撹拌した。溶液を真空中で濃縮して、二塩酸塩として標題化合物(63.5mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
【1768】
実施例247
【化493】
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【1769】
(R)−6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−(2−メトキシ−2−フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1770】
DCM(300μL)中の6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例246;10.4mg、0.0217mmol)の懸濁液を、(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸(5.41mg、0.0325mmol)、DIEA(15.1μL、0.0868mmol)、およびHATU(12.4mg、0.0325mmol))で逐次的に処理した。周囲温度で17時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(11.9mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=555.3(M+H)。
【1771】
実施例248
【化494】
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【1772】
3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−フェニル−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1773】
DMA(0.75mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43、0.030g、0.063mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.044mL、0.31mmol)、続いてイソシアナートベンゼン(9mg、0.075mmol)を周囲温度で添加した。一晩撹拌した後、反応混合物をDCMと水とに分配した。相分離後、水性層をDCMで抽出した。有機抽出物を組み合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をGilson Prep HPLC(0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水)を用いて精製して、白色固体として標題化合物(0.019g、収率48.0%)を得た。
1H NMR(CDCl
3)δ 8.41(m,1H),8.20−8.22(m,2H),8.00−8.03(m,1H),7.39−7.43(m,2H),7.18−7.22(m,3H),6.99−7.03(m,2H),4.56(m,2H),4.39−4.42(m,2H),3.86(s,2H),3.69−3.75(m,2H),2.80−2.84(m,1H),1.60−1.62(m,1H),1.38(s,6H)。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
【1774】
実施例249
【化495】
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【1775】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(キノリン−6−イルメチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1776】
1,2−ジクロロエタン(0.3mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43、25mg、0.0524mmol)の懸濁液に、キノリン−6−カルバルデヒド(8.23mg、0.0524mmol)、続いてトリアセトキシヒドロホウ酸塩ナトリウム(33.3mg、0.157mmol)を周囲温度で添加した。4時間撹拌した後、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜100%の[2%のNH
4OHを含む20%のMeOH]を使用する)によって精製して、標題化合物(14.8mg、収率51.8%)を得た。
1H NMR(CD
3OD)δ 8.76(m,1H),8.33(m,1H),8.27(d,1H),8.22−8.25(m,2H),7.96−7.99(d,1H),7.82(m,1H),7.75−7.80(m,2H),7.43−7.47(m,4H),7.24(d,1H),6.77−6.80(d,1H),3.83−3.92(m,8H),3.59−3.64(d,2H),2.71−2.78(m,1H),1.69−1.72(d,1H),1.33(s,6H)。MS(apci)m/z=546.3(M+H)。
【1777】
実施例250
【化496】
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【1778】
4−(6−(6−(5−フルオロ−6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−)メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1779】
DCM(1mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43、25mg、0.05237mmol)の懸濁液に、5−フルオロ−6−メトキシニコチン酸(11.7mg、0.069mmol)、HATU(23.9mg、0.063mmol)、およびDIEA(36μL、0.21mmol)を周囲温度で添加した。2時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のEtOAc/MeOH)を用いて精製して、標題化合物(15.4mg、収率52.8%)を得た。
1H NMR(CD
3OD)δ 8.39−8.41(d,1H),8.28−8.30(m,2H),8.25−8.27(d,1H),7.71−7.77(m,2H),7.25−7.27(d,1H),6.73−6.76(d,1H),4.86−4.95(br.m,1H),4.66−4.75(br.m,1H),4.18−4.29(br.m,1H),3.60−3.77(m,3H),2.91−2.99(m,1H),1.73−1.79(d,1H),1.32(s,6H)。MS(apci)m/z=558.2(M+H)。
【1780】
実施例251
【化497】
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【1781】
4−(6−(6−(sec−ブチルスルホニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1782】
DCM(1.0mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43、0.0278g、0.0582mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.032mL、0.233mmol)、続いて塩化sec−ブチルスルホニル(10.0mg、0.064mmol)を周囲温度で添加した。1時間撹拌した後、反応混合物を追加のトリエチルアミン(15.8μL、0.116mmol)および塩化sec−ブチルスルホニル(20.0mg、0.128mmol)で処理し、周囲温度でさらに17時間撹拌した。一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、Gilson分取HPLC(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水/ACN)を用いて精製した。次いで、所望の画分を組み合わせ、4:1のDCM:IPAと飽和水性NaHCO
3とに分配した。有機抽出物を組み合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、白色固体として標題化合物(7.5mg、収率23.3%)を得た。MS(apci)m/z=525.2(M+H)。
【1783】
実施例252
【化498】
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【1784】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1785】
DCM(25mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43、0.6g、1.26mmol)の懸濁液に、2−メトキシ−5−ピリジンカルボン酸(0.231g、1.51mmol)、およびDIEA(0.876mL、5.03mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、次いで、追加のDIEA(0.220mL、1.26mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCM(40mL)と飽和塩化アンモニウム水溶液(40mL)とに分配した。相分離後、水性層をDCM(2×25mL)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜10%のEtOAc/MeOHを使用する)を用いて精製した。単離された生成物を、DCM(10mL)に溶解し、活性炭で処理し、Celite(登録商標)を通して濾過し、DCMですすいだ。濾液を真空中で濃縮し、標題生成物を得た。(470mg、収率69.3%)
1H NMR(DMSO−d
6)δ 8.60−8.65(d,1H),8.53(s,1H),8.49−8.51(m,1H),8.28−8.31(d,1H),7.91−7.95(m,1H),7.73−7.78(m,1H),7.23−7.25(m,1H),6.81−6.85(m,1H),6.65−6.69(d,1H),4.84−4.94(br.m,1H),4.66(s,1H),4.51−4.63(br.m,1H),4.04−4.20(br.m,1H),3.88(s,3H),3.83(s,2H),3.60−3.63(m,2H),3.42−3.53(br.m,1H),2.75−2.85(m,1H),1.63−1.69(m,1H),1.18(s,6H)。MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【1786】
実施例253
【化499】
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【1787】
4−(6−(4−(D−ロイシル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1788】
ステップ1:tert−ブチル(R)−(1−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イル)カルバメートの調製。DMF(4mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P74;64mg、0.184mmol)の溶液を、HATU(138mg、0.36mmol)、(tert−ブトキシカルボニル)−D−ロイシン(42.5mg、0.184mmol)、およびDIEA(192μL、1.10mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(39mg、収率38%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=562.3(M+H)。
【1789】
ステップ2:4−(6−(4−(D−ロイシル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(4mL)中のtert−ブチル(R)−(1−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ)[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イル)カルバメート(ステップ1;39mg、0.069mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理し、周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)で精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物をきれいに得た。(25mg、収率78%)。MS(apci)m/z=462.3(M+H)。
【1790】
実施例254
【化500】
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【1791】
(R)−4−(6−(4−(2−アミノ−2−(3−クロロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1792】
ステップ1:tert−ブチル(R)−(1−(3−クロロフェニル)−2−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ)[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル)カルバメートの調製。DMF(7.5mL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P73;261.9mg、0.7517mmol)の溶液を、2(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3−クロロフェニル)酢酸(429.6mg、1.503mmol)およびHATU(571.6mg、1.503mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、次いで、水(3回)およびブライン(1回)で抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物を得、それをさらに精製せずにステップ2で直接使用した(定量的収率と仮定)。MS(apci)m/z=616.あい(M+H)。
【1793】
ステップ2:(R)−4−(6−(4−(2−アミノ−2−(3−クロロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。粗製tert−ブチル(R)−(1−(3−クロロフェニル)−2−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ)[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−)イル)ピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル)カルバメート(ステップ1;0.7517mmol)を、1:1のDCM:TFA(7.5mL)に溶解し、周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜90%の水−ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のNH
4OHを含む1〜30%のDCM−MeOH使用する)によるさらなる精製に必要とし、標題化合物(110.4mg、収率28%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=516.2(M+H)
【1794】
実施例255
【化501】
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【1795】
4−(6−(4−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1796】
ステップ1:tert−ブチル(2−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメートの調製。DCM(761μL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P73;53mg、0.15mmol)、(R)−N−(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)酢酸(41mg、0.15mmol)、およびHATU(174mg、0.46mmol)の混合物を、DIEA(106μL、0.61mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜10%のDCM/MeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(ラセミ化はこれらの条件下で生じた)(87mg、収率95%)を得た。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【1797】
ステップ2:4−(6−(4−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(1.45mL)中のtert−ブチル(2−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメート(ステップ1;87mg、0.15mmol)の溶液を、TFA(112μL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜10%のCHCl
3/MeOHを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせて真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、次いで、真空中で濃縮して、定量的収率を仮定して標題化合物をきれいに得た。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【1798】
【1799】
実施例256
【化502】
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【1800】
4−(6−(4−(3−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)プロパノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1801】
ステップ1:tert−ブチル(3−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−オキソプロピル)カルバメートの調製。DCM(603μL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P73;42mg、0.12mmol)、3−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−2−(4−フルオロフェニル)プロパン酸(34mg、0.12mmol)、およびHATU(138mg、0.36mmol)の混合物を、DIEA(42μL、0.24mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜1%のNH
4OHを含む0〜10%のCHCl
3/MeOHを使用する)によって直接精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮し、次いで、ヘキサンと共に粉砕して、標題化合物(42mg、収率57%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=514.3(M−Boc)。
【1802】
ステップ2:4−(6−(4−(3−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)プロパノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(684μL)中のtert−ブチル(3−(4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−オキソプロピル)カルバメート(ステップ1;42mg、0.068mmol)の溶液を、TFA(53μL)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜1%のNH
4OHを含む0〜10%のCHCl
3/MeOHを使用する)によって直接精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮し、次いで、ヘキサンと共に粉砕して、標題化合物(35、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【1803】
【1804】
実施例257
【化503】
[この文献は図面を表示できません]
【1805】
tert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1806】
DMSO(7mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;1.70g、8.55mmol)、3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.70g、8.55mmol)、およびK
2CO
3(s)(7.88g、57.0mmol)の混合物を90℃で12時間撹拌した。得られた濃厚スラリーを追加のDMSO(2mL)で希釈し、90℃で12時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、水(100mL)で希釈した。水性混合物をDCMで洗浄した。組み合わせた有機抽出物を、無水MgSO
4(S)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液系として30〜80%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(2.87g、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=505.2(M+H)。
【1807】
実施例258
【化504】
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【1808】
4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【1809】
DCM(20mL)中のtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(実施例257;3.05g、6.04mmol)の溶液を、ジオキサン中の4N HCl(15.1mL、60.4mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で12時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。それをDCMおよびトルエンで希釈し、次いで、真空中で濃縮する前に超音波処理し、二塩酸塩として標題化合物(2.44g、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=405.2(M+H)。
【1810】
実施例259
【化505】
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【1811】
4−(6−(6−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1812】
ステップ1:tert−ブチル(2−(3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメートの調製。
【1813】
DCM(416μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P75;30mg、0.083mmol)、(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)酢酸(22mg、0.083mmol)、およびHATU(95mg、0.25mmol)の混合物を、DIEA(58μL、0.33mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、水で希釈し、真空濾過した。収集された固体をDCMに溶解し、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(ラセミ化はこれらの条件下で生じた)(15mg、収率29%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=512.2(M+H)。
【1814】
ステップ2:4−(6−(6−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(245μL)中のtert−ブチル(2−(3−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメート(ステップ1;15mg、0.025mmol)の溶液を、TFA(19μL)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜1%のNH
4OHを含む0〜10%のCHCl
3/MeOHを使用する)によって直接精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせて真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(2mg、収率16%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=512.2(M+H)。
【1815】
実施例260
【化506】
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【1816】
4−(6−(6−(3−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)プロパノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1817】
ステップ1において、(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)酢酸を、3−((tert−(ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン酸で置き換え、より少ないDIEA(2当量)を使用して、実施例259に記載した同様の2段階手順を用いて、標題化合物を調製し、精製した。最終ステップにおいてヘキサンで粉砕して、標題化合物(34mg、全収率69%)を得た。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
【1818】
実施例261
【化507】
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【1819】
(R)−4−(6−(4−(2−(3−クロロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1820】
1:1のDCM:MeOH(1.1mL)中の(R)−4−(6−(4−(2−アミノ−2−(3−クロロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例254;56.8mg、0.110mmol)の混合物を、ホルムアルデヒド(82.7μL、1.10mmol)およびNaBH(AcO)
3(117mg、0.550mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHおよび飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(47.8mg、収率80%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=544.3(M+H)。
【1821】
(R)−4−(6−(4−(2−アミノ−2−(3−クロロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルを、表に列挙される実施例の適切なアミンで置き換えて、実施例261の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表U中の化合物を調製した。反応時間(および追加の試薬量の必要性)をそれに応じて調整し、かくしてLCMSにより反応の完了を監視した。適切な勾配溶離液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。注記(*)−がある場合、およびクロマトグラフィー条件が標題化合物のTFA塩の単離をもたらさなかった場合、実施例261において利用されたクロマトグラフィー精製後の二次塩基処理を省略した。
【表25-1】
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【表25-2】
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【表25-3】
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【1822】
実施例267
【化508】
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【1823】
6−エトキシ−4−(6−(6−(6−ヒドロキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1824】
圧力容器内で、6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;0.266g、0.941mmol)、(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)メタノンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体R;0.172g、0.385mmol)、およびTEA(2.19mL、15.7mmol)の混合物を、DMSO(5mL)に懸濁した。容器を密封し、次いで、反応混合物を90℃で2時間撹拌した。追加のTEA(2mL)を導入し、反応物を密封容器内で100℃で5日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物をDCMで希釈し、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。クエンチした混合物をDCM(3回)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって、および再度シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜25%(DCM中(9:1のMeOH/NH
4OH))を用いる)によって精製して、標題化合物(117mg、収率63%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【1825】
実施例268:6−エトキシ−4−(6−(6−(6−プロポキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩、および実施例269:6−エトキシ−4−(6−(6−(6−オキソ−1−プロピル−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1826】
【化509】
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【1827】
DMSO(0.4mL)中の6−エトキシ−4−(6−(6−(6−ヒドロキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例267;8mg、0.017mmol)の溶液を、NaH(0.6mg、0.025mmol)で処理し、周囲温度で20分間撹拌した。得られた懸濁液を1−ヨードプロパン(17μL、0.17mmol)で処理し、85℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。二相混合物をDCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、互変異性出発物質のカップリング生成物を表す標題化合物を独立して得た。実施例268:6−エトキシ−4−(6−(6−(6−プロポキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(1.2mg、収率14%)。LCMS(apci):Tr=2.01分、m/z=524.2(M+H)。実施例269:6−エトキシ−4−(6−(6−(6−オキソ−1−プロピル−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(4.8mg、収率55%)。LCMS(apci):Tr=1.73分、m/z=524.2(M+H)。
【1828】
実施例270
【化510】
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【1829】
6−エトキシ−4−(6−(6−(6−(2−メトキシエトキシ)ニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1830】
DMSO(0.4mL)中の6−エトキシ−4−(6−(6−(6−ヒドロキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例267;18mg、0.037mmol)の溶液を、NaH(1.8mg、0.075mmol)で処理し、周囲温度で20分間撹拌した。得られた懸濁液を1−ブロモ−2−メトキシエタン(40μL、0.037mmol)で処理し、85℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。二相混合物をDCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカ相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜30%のMeOH/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(2.5mg、収率12%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【1831】
実施例271
【化511】
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【1832】
6−エトキシ−4−(6−((3S,5R)−4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1833】
DMSO(104μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;14.6mg、0.0518)および(2S,6R)−1−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,6−ジメチルピペラジンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体R17;36mg、0.078mmol)ならびにK
2CO
3(s)(71.6mg、0.518mmol)の混合物を、80℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって、および再度シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のNH
4OHを含むDCM中0〜20%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(5.45mg、収率21%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=498.3(M+H)。
【1834】
実施例272
【化512】
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【1835】
4−(6−(4−(D−ロイシル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1836】
ステップ1:tert−ブチル(R)−(1−(4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イル)カルバメートの調製。DCM(6mL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビスTFA塩(81mg、0.206mmol)の溶液を、(tert−ブトキシカルボニル)−D−ロイシン(47.7mg、0.206mmol)、HATU(94.2mg、0.248mmol)、およびDIEA(216μL、1.24mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で3時間撹拌した。得られた混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物を得、これを定量的収率を仮定して次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=606.4(M+H)。
【1837】
ステップ2:4−(6−(4−(D−ロイシル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(4mL)中のtert−ブチル(R)−(1−(4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン)−2−イル)ピペラジン−1−イル)−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イル)カルバメート(ステップ1、125mg、0.21mmolと仮定)の溶液を、TFA(2mL)で処理し、周囲温度で30分間撹拌した。真空中で濃縮した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(2ステップで34mg、収率33%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=506.3(M+H)。
【1838】
実施例273
【化513】
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【1839】
4−(6−(4−(ジメチル−D−ロイシル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1840】
DCM(672μL)中の4−(6−(4−(D−ロイシル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(34mg、0.067mmol)およびホルムアルデヒド(50.1μL、0.672mmol)の混合物を、NaBH(AcO)
3(71.3mg、0.336mmol)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%bのACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(31mg、収率86%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=534.3(M+H)。
【1841】
実施例274
【化514】
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【1842】
(S)−4−(6−(4−(2−(アミノメチル)−4−メチルペンタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1843】
ステップ1:tert−ブチル(S)−(2−(4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボニル)−4−メチルペンチル)カルバメートの調製。DMF(4mL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P39;52mg、0.112mmol)の溶液を、HATU(51.0mg、0.151mmol)、(S)−2−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−4−メチルペンタン酸(30.2mg、0.123mmol)およびDIEA(77.9μL、0.447)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(51mg、収率74%)を得た。MS(apci)m/z=620.4(M+H)。
【1844】
ステップ2:(S)−4−(6−(4−(2−(アミノメチル)−4−メチルペンタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(4mL)中のtert−ブチル(S)−(2−(4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ))ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボニル)−4−メチルペンチル)カルバメート(ステップ1;51mg、0.082mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理し、周囲温度で30分間撹拌した。真空中で濃縮した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶液液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(35mg、収率82%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=520.3(M+H)。
【1845】
実施例275
【化515】
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【1846】
(S)−4−(6−(4−(2−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチルペンタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1847】
DCM(635μL)中の(S)−4−(6−(4−(2−(アミノメチル)−4−メチルペンタノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(33mg、0.0635mmol)およびホルムアルデヒド(47.3μL、0.635mmol)の混合物を、NaBH(AcO)
3(67.3mg、0.318mmol)で処理した。周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(13mg、収率37%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=548.3(M+H)。
【1848】
実施例276
【化516】
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【1849】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−(6−メトキシニコチノイル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1850】
DCM(1.3mL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P40;25mg、0.064mmol)の混合物を、2−メトキシ−5−ピリジンカルボン酸(11.71mg、0.07644mmol)、HATU(29.07mg、0.07644mmol)、およびDIEA(44.38μL、0.2548mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で5時間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中40〜100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、半純粋な物質を得た。半純粋な物質を第2のシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)にかけ、標題化合物(14.91mg、収率44%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=528.2(M+H)。
【1851】
実施例277
【化517】
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【1852】
4−(6−(4−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1853】
ステップ1:tert−ブチル(2−(4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメートの調製。DCM(583μL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P39;50mg、0.12mmol)、(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)酢酸(31mg、0.12mmol)、およびHATU(133mg、0.35mmol)の混合物を、DIEA(122μL、0.70mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過した。濾液をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO
3(aq)およびブラインで洗浄した。次いで、有機層を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(61mg、収率81%)を得た。MS(apci)m/z=644.4(M+H)。
【1854】
ステップ2:4−(6−(4−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(948μL)中のtert−ブチル(2−(4−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメート(ステップ1;61mg、0.095mmol)の溶液を、TFA(73μL)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、次いで、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(3.4mg、収率7%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=544.2(M+H)。
【1855】
実施例278
【化518】
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【1856】
4−(6−(4−(2−(ジメチルアミノ)−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1857】
DCM(552μL)中の4−(6−(4−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例277;30mg、0.055mmol)の混合物を、ホルムアルデヒド(16.4μL、0.221mmol)およびNaBH(AcO)
3(58.5mg、0.276mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物を濾過した。得られた濾液を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、次いで、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(13.7mg、収率43%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=572.3(M+H)。
【1858】
実施例279
【化519】
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【1859】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−(イソブチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1860】
DCM(500μL)中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル塩酸塩(中間体P39;24.1mg、0.0562mmol)の溶液を、TEA(38.1μL、0.281mmol)および塩化イソブタンスルホニル(8.07μL、0.0618mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOH(2回)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.3mg、収率50%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=513.2(M+H)。
【1861】
実施例280
【化520】
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【1862】
4−(6−(6−((6−エチルピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1863】
DCM(0.5mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;20mg、0.042mmol)の混合物を、6−エチルニコチンアルデヒド(11.33mg、0.08379mmol)およびNaBH(AcO)
3(26.64mg、0.1257mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のNH
4OHを含む0〜20%のDCM/MeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(18.03mg、収率82%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
【1864】
6−エチルニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで、およびDCMを反応溶媒としてDCEで置き換えて、実施例280の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表V中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視した。そのようにして、反応時間、および追加の試薬量の必要性をそれに応じて調整した。注記(*)がある場合、NaBH(AcO)
3の添加後に数滴の氷酢酸が含まれていた。適切な勾配溶離液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。クロマトグラフィー条件により標題化合物のTFA塩が単離されたとき、クロマトグラフィー精製の後に塩の塩基処理を行った。塩基処理条件は、TFA塩をDCMまたは1:1のDCM:MeOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配すること(および必要な場合、水および/またはブラインでさらに抽出)、次いで、有機抽出物の分離、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させること、濾過、および真空中での濃縮を含み、遊離塩基形態の標題化合物を得た。
【表26-1】
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【表26-2】
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【表26-3】
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【表26-4】
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【表26-5】
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【表26-6】
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【表26-7】
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【表26-8】
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【1865】
実施例298
【化521】
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【1866】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリダジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1867】
MeOH(0.5mL)中の4−(6−(6−((6−クロロピリダジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例293;56.2mg、0.106mmol)混合物を、30重量%のNaOMe(98.3μL、0.529mmol)で処理した。得られた混合物を60℃で5時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜20%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(49.38mg、収率89%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【1868】
実施例299
【化522】
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【1869】
4−(6−(6−((2−(ジメチルアミノ)チアゾール−5−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1870】
DCE(0.5mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;52.8mg、0.111mmol)および2−(ジメチルアミノ)チアゾール−5−カルバルデヒド(86.38mg、0.5530mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(140.6mg、0.6636mmol)で処理した。周囲温度で7時間撹拌した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で抽出し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜50%のDCM/MeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(54.2mg、収率90%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=545.2(M+H)。
【1871】
2−(ジメチルアミノ)チアゾール−5−カルバルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例299の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表W中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視した。そのようにして、反応時間および追加の試薬量の必要性をそれに応じて調整した。注記(*)がある場合、クロマトグラフィー前の水性後処理は省略した。適切な勾配溶離液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。クロマトグラフィー条件により標題化合物のTFA塩が単離されたとき、クロマトグラフィー精製の後に塩基処理を行った。塩基処理条件は、TEA(1mL)を含むDCM中へのTFA塩の溶解、水での抽出、次いで、有機抽出物の分離および真空中での濃縮を含み、遊離塩基形態の標題化合物を得た。
【表27-1】
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【表27-2】
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【表27-3】
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【表27-4】
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【表27-5】
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【表27-6】
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【1872】
実施例312
【化523】
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【1873】
4−(6−(6−((4−シクロプロピルチアゾール−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ)−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1874】
DCE(1.09mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;52mg、0.109mmol)および4−シクロプロピル−チアゾール−2−カルバルデヒド(17.5μL、0.114mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(69.3mg、0.327mmol)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物をDCE(1mL)で希釈し、追加の4−シクロプロピル−チアゾール−2−カルバルデヒド(67μL、0.43mmol)およびNaBH(AcO)
3(69.3mg、0.327mmol)で処理した。混合物を周囲温度でさらに1.5時間撹拌し、水(20mL)で希釈し、次いで、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO
3(aq)で希釈し、次いで、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(28.7mg、収率46%)を得た。MS(apci)m/z=542.3(M+H)。
【1875】
実施例313
【化524】
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【1876】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((4−イソプロピルチアゾール−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1877】
DCE(1.09mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;52mg、0.109mmol)および4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−カルバルデヒド(16.9μL、0.109mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(69.3mg、0.327mmol)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物をDCE(1mL)で希釈し、追加の4−シクロプロピル−チアゾール−2−カルバルデヒド(67μL、0.43mmol)およびNaBH(AcO)
3(69.3mg、0.327mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度でさらに1.5時間撹拌し、水(20mL)で希釈し、次いで、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO
3(aq)で希釈し、次いで、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27.8mg、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=544.3(M+H)。
【1878】
実施例314
【化525】
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【1879】
4−(6−(6−((4−エチルチアゾール−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ)−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1880】
DCE(1.09mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;52mg、0.109mmol)および4−エチル−2−チアゾールカルボキシアルデヒド(46.1μL、0.327mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(139mg、0.654mmol)で処理した。周囲温度で4時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO
3(aq)で希釈し、次いで、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(15.8mg、収率27%)を得た。MS(apci)m/z=530.3(M+H)。
【1881】
実施例315
【化526】
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【1882】
4−(6−(6−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシベンジル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1883】
DCE(230μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;22mg、0.046mmol)の溶液を、3,5−ジフルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(7.932mg、0.04608mmol)およびNaBH(AcO)
3(29.3mg、0.138mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(13.9mg、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=561.2(M+H)。
【1884】
3,5−ジフルオロ−4−メトキシベンズアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例315の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表X中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視した。そのようにして、反応時間および追加の試薬量の必要性をそれに応じて調整した。適切な勾配溶離液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。クロマトグラフィー条件により標題化合物のTFA塩が単離されたとき、クロマトグラフィーの後に塩基処理を行った。塩基処理条件は、MeOH(1mL)中のTFA塩の溶解、塩基性樹脂(Stratospheres MP−HCO
3、100mg)を介した濾過、UVによって生成物がなくなるまでMeOHですすぐこと、真空中での濾液の濃縮、および続いて残留水をEt
2Oと共沸させることを含み、遊離塩基形態の標題化合物をきれいに得た。
【表28-1】
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【表28-2】
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【表28-3】
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【表28-4】
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【1885】
実施例323
【化527】
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【1886】
4−(6−(6−(3−フルオロ−4−メトキシベンジル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−)メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1887】
DCM(675μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;32.2mg、0.0675mmol)およびDIEA(29.4μL、0.169mmol)の懸濁液を、周囲温度で5分間撹拌し、次いで、3−フルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(20.8mg、0.135mmol)およびNaBH(AcO)
3(42.9mg、0.202mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物をシリンジフィルター(0.45μm)に通過させ、DCMのすすぎにおいて追加のUV活性物質が検出されなくなるまでDCMですすいだ。組み合わせたDCMすすぎ液を、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜100%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって精製して、標題化合物を得た(22.3mg、収率61%)を得た。MS(apci)m/z=543.2(M+H)。
【1888】
3−フルオロ−4−メトキシベンズアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例323の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表Y中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、かくしてそれに応じて反応時間を調整した。シリンジフィルターによる濾過および適切な勾配溶離液を利用するクロマトグラフィー精製の後に、標題化合物を単離した。
【表29-1】
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【表29-2】
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【表29-3】
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【表29-4】
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【1889】
実施例330
【化528】
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【1890】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((4−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1891】
DCM(631μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;30.1mg、0.0631mmol)およびDIEA(27.5μL、0.158mmol)の懸濁液を、周囲温度で5分間撹拌した。反応混合物を4−メトキシピコリンアルデヒド(8.65mg、0.0631mmol)およびNaBH(AcO)
3(26.7mg、0.126mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で3日間撹拌した。得られた懸濁液を最少量のDCMで希釈し、次いで、混合物が均質になるまでMeOHを滴下した。DCM/MeOH溶液を、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜100%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって精製して、標題化合物を得た(27.2mg、収率82%)を得た。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
【1892】
4−メトキシピコリンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例330の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表Z中の化合物を調製し、後処理した。LCMSにより反応の完了を監視し、かくしてそれに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を利用する直接クロマトグラフィー精製によって単離されるか、または注記(*)のある場合には、DCMでの希釈、飽和NaHCO
3(aq)での抽出、有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させること、濾過、および真空中での濃縮からなる反応の水性後処理を先に行った。
【表30-1】
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【表30-2】
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【表30-3】
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【表30-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表30-5】
[この文献は図面を表示できません]
【1893】
実施例340
【化529】
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【1894】
4−(6−(6−((1−エチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1895】
DCM(524μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;50mg、0.105mmol)およびTEA(43.8μL、0.314mmol)の溶液を、周囲温度で5分間撹拌した。反応混合物を1−エチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルバルデヒド(23.7mg、0.157mmol)およびNaBH(AcO)
3(44.4mg、0.209mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、追加の1−エチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルバルデヒドおよびNaBH(AcO)
3を導入した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。得られた懸濁液をDCM(1mL)で希釈し、水(3×1mL)で洗浄した。組み合わせた水性抽出物をDCM(1mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、PSフリットに通過させ、真空中で濃縮して、ほとんどの溶媒を除去した(残り約1mL)。溶液をヘプタン(1mL)で希釈して懸濁液を形成した。懸濁液を真空濾過し、追加のヘプタン(3×1mL)ですすいだ。固体を収集し、風乾して標題化合物(9.2mg、収率16%)を得た。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
【1896】
1−エチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルバルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、実施例340の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表AA中の化合物を調製し、後処理し、精製した。LCMSにより反応の完了を監視し、かくしてそれに応じて反応時間を調整した。すすぎ溶媒としてヘプタンまたはMTBEを使用する濾過の後、標題化合物をきれいに単離した。
【表31-1】
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【表31-2】
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【1897】
実施例344
【化530】
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【1898】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(2−イソプロポキシエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1899】
DMSO(419μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;20mg、0.0419mmol)の溶液を、2−(2−ブロモエトキシ)プロパン(21.0mg、0.126mmol)およびTEA(28.4μL、0.209mmol)で処理した。得られた混合物を50℃で16時間、次いで70℃でさらに16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(6.1mg、収率28%)を得た。MS(apci)m/z=491.3(M+H)。
【1900】
実施例345
【化531】
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【1901】
4−(6−(6−(2,2−ジフルオロエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1902】
DMF(656μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;31.3mg、0.0656mmol)の溶液を、DIEA(57.1μL、0.328mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(70.2mg、0.328mmol)を添加し、混合物を周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をEt
2O(40mL)で希釈し、水(3x10mL)で洗浄した。有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、Celite(登録商標)545のパッドを通して真空濾過し、真空中で濃縮した。残渣を最少量のDCMに溶解し、次いで、MeOHを滴下して、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜100%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって精製した均質な溶液を生成し、標題化合物(9.1mg、収率30%)を得た。MS(apci)m/z=469.2(M+H)。
【1903】
実施例346
【化532】
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【1904】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1905】
2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートを2,2,2−トリフルオロエチルトリフレートで置き換えて、実施例345について記載したものと同様の手順、後処理、および精製を用いて、標題化合物(17.6mg、収率51%)を調製した。MS(apci)m/z=487.2(M+H)。
【1906】
実施例347
【化533】
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【1907】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1908】
DMF(695μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;33.2mg、0.0695mmol)の溶液を、DIEA(60.6μL、0.348mmol)で処理し、次いで、5−(クロロメチル)−3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール(64.9mg、0.348mmol)を添加する前に周囲温度で15分間撹拌した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をEt
2O(40mL)で希釈し、次いで、水(3×10mL)で抽出した。有機抽出物を無水MgSO
4(s)で乾燥させ、Celite(登録商標)545のパッドを通して真空濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜100%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって精製して、標題化合物(22.2mg、収率58%)を得た。MS(apci)m/z=555.2(M+H)。
【1909】
実施例348
【化534】
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【1910】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1911】
DMSO(837.9μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;20mg、0.0419mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(54.60mg、0.1676mmol)および2−(クロロメチル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(5.553mg、0.04189mmol)で処理した。得られた混合物を50℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCM(1mL)と水(5mL)とに分配し、次いで、DCM(3×5mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(5mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%DCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって精製して、標題化合物(10.06mg、収率46%)を得た。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
【1912】
実施例349
【化535】
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【1913】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1914】
DMF(170μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;40mg、0.084mmol)の溶液を、2−(クロロメチル)ピリミジン塩酸塩(0.015g、0.092mmol)およびTEA(58μL、0.42mmol)で処理した。得られた混合物を50℃で一晩、次いで70℃でさらに16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(2mL)に注ぎ入れ、激しく撹拌した。得られた懸濁液をナイロン膜を通して真空濾過し、固体を水(2mL)およびEt
2O(2mL)ですすいだ。水洗がフィルターを通過した後、Et
2Oを固体の上からデカント(約5分)した後、固体をEtOAc/MeOHに溶解し、真空中で濃縮して標題化合物(30mg、収率66%)を得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
【1915】
実施例350
【化536】
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【1916】
4−(6−(6−((3−フルオロ−5−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1917】
DMSO(500μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;25.2mg、0.0528mmol)および(3−フルオロ−5−メトキシピリジン−2−イル)メチルメタンスルホネート(43.5mg、0.185mmol)の溶液を、DIEA(46.0μL、0.264mmol)で処理した。得られた混合物を70℃の温度で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって直接精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(9.5mg、収率33%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=544.3(M+H)。
【1918】
実施例351
【化537】
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【1919】
4−(6−(6−((R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1920】
ACN(500)中の(S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オール(43.2mg、0.204mmol)およびルチジン(25.1μL、0.216mmol)の混合物を、−42℃(ドライアイス/ACN冷却容器)で10分間撹拌した。冷混合物をTf−O−Tf(35.3μL、0.210mmol)でゆっくり処理した。DMA(500μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P44;50mg、0.124mmol)およびDIEA(43.2μL、0.358mmol)の溶液に導入する前に、得られた混合物を−42℃で1時間撹拌した。周囲温度で18時間撹拌した後、反応混合物を逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって、続いて第2のシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)によって直接精製して、標題化合物(22mg、収率30%)を得た。MS(apci)m/z=598.2(M+H)。
【1921】
実施例352
【化538】
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【1922】
4−(6−(6−((S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1923】
(S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オールを(R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オールで置き換えて、実施例351について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(41mg、収率56%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=598.2(M+H)。
【1924】
実施例353
【化539】
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【1925】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−(6−メトキシピリジン−3−イル)エチル)−3,6)−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1926】
MeOH(500μL)中の4−(6−(6−((R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例351;50mg、0.124mmol)の溶液を、MeOH中の30重量%のNaOMe(31.1μL、0.167mmol)で処理し、次いで、70℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(18mg、収率91%)を得た。MS(apci)m/z=594.2(M+H)。
【1927】
実施例354
【化540】
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【1928】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−(6−メトキシピリジン−3−イル)エチル)−3,6)−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1929】
4−(6−(6−((R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルを、4−(6−(6−((S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例352)で置き換えて、実施例353について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(7.42mg、収率75%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=594.25(M+H)。
【1930】
実施例355
【化541】
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【1931】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−イソブチリル−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1932】
DCM(209μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;20mg、0.0419mmol)およびDIEA(36.5μL、0.209mmol)の混合物を、塩化イソブチリル(4.91mg、0.0461mmol)で処理し、混合物を周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜20%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(9.31mg、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
【1933】
塩化イソブチリルを適切な酸塩化物で置き換えて、実施例355の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表BB中の化合物を調製し、精製した。LCMSにより反応の完了を監視し、かくしてそれに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を利用するクロマトグラフィー精製によって標題化合物を単離した。
【表32-1】
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【表32-2】
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【表32-3】
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【1934】
実施例361:6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル、および実施例362:1−((3−シアノ−4−(6−(6−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−イル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1935】
【化542】
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【1936】
DCM(524μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;50mg、0.105mmol)の混合物を、TEA(43.8μL、0.314mmol)で処理した。得られた懸濁液を氷浴中で冷却し、次いで、無水2,2,2−トリフルオロ酢酸(26.4mg、0.126mmol)で処理した。冷却浴を取り外し、反応混合物を周囲温度で1.5時間撹拌した。得られた混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜90%のACN/水)によって直接精製して、出発物質のモノ−およびジ−カップリング生成物を表す標題化合物を独立して得た:実施例361:6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(18.3mg、収率35%)。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。実施例362:1−((3−シアノ−4−(6−(6−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−イル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(26.8mg、収率42%)。MS(apci)m/z=597.2(M+H)。
【1937】
実施例363
【化543】
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【1938】
4−(6−(6−(5−クロロ−6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1939】
DCM(2mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;50mg、0.105mmol)の懸濁液を、5−クロロ−6−メトキシニコチン酸(9.82mg、0.0524mmol)、HATU(23.9mg、0.0628mmol)、およびDIEA(36.5μL、0.209mmol)で逐次的に処理し、室温で4時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜20%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(18.3mg、収率61%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=574.2(M+H)。
【1940】
注記(*)がない限り、5−クロロ−6−メトキシニコチン酸を適切なカルボン酸(1.0〜1.2当量)で置き換えて、実施例363の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表CC中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視した。そのようにして、反応時間および追加の試薬の添加をそれに応じて調整した。適切な勾配溶離液を利用するクロマトグラフィー精製によって標題化合物を単離した。
【表33-1】
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【表33-2】
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【表33-3】
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【表33-4】
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【表33-5】
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【表33-6】
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【表33-7】
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【表33-8】
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【表33-9】
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【表33-10】
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【表33-11】
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【表33-12】
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【表33-13】
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【表33-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表33-15】
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【表33-16】
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【表33-17】
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【表33-18】
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【表33-19】
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【表33-20】
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【表33-21】
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【表33-22】
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【表33-23】
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【表33-24】
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【1941】
実施例407
【化544】
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【1942】
6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)
【1943】
DCM(8mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例29;413mg、0.921mmol)の溶液をTFA(2mL)で処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=349.2(M+H)。
【1944】
実施例408
【化545】
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【1945】
4−(6−(6−(D−ロイシル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1946】
ステップ1:tert−ブチル((2R)−1−(3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イル)カルバメートの調製。DMF(4mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;60mg、0.126mmol)の溶液を、(tert−ブトキシカルボニル)−D−ロイシン(32.0mg、0.138mmol)、HATU(57.3mg、0.151mmol)、およびDIEA(57.3μL、0.503mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(75mg、収率97%)を得た。MS(apci)m/z=618.4(M+H)。
【1947】
ステップ2:4−(6−(6−(D−ロイシル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(4mL)中のtert−ブチル((2R)−1−(3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a)ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イル)カルバメート(ステップ1;75mg、0.12mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理し、周囲温度で30分間撹拌した。真空中で濃縮した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。物質をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中5〜10%のMeOHを使用する)によってさらに精製して、標題化合物(44、収率70%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=518.3(M+H)。
【1948】
実施例409
【化546】
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【1949】
4−(6−(6−(ジメチル−D−ロイシル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1950】
DCM(773μL)中の4−(6−(6−(D−ロイシル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例408;40mg、0.0773mmol)およびホルムアルデヒド(57.5μL、0.773mmol)の混合物を、NaBH(AcO)
3(81.9mg、0.386mmol)で処理した。周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%bのACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を収集し、飽和NaHCO
3で処理し、DCM中20%のIPAで抽出した。有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。物質をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中2〜5%のMeOHを使用する)によってさらに精製して、標題化合物(23mg、収率55%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=546.3(M+H)。
【1951】
実施例410
【化547】
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【1952】
4−(6−(6−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1953】
ステップ1:tert−ブチル((1R)−2−(3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメートの調製。DMF(1.05mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;100mg、0.209mmol)、(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)酢酸(56.4mg、0.209mmol)、およびHATU(240mg、0.628mmol)の混合物を、DIEA(146μL、0.838mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、濾過した。得られた濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜1%のNH
4OHを含む0〜10%のCHCl
3/MeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(137.36mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=656.2(M+H)。
【1954】
ステップ2:4−(6−(6−((R)−2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(418μL)中のtert−ブチル((1R)−2−(3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)カルバメート(ステップ1;137.36mg、0.209mmol)の溶液を、TFA(161μL)で処理し、周囲温度で70分間撹拌した。真空中で濃縮した後、反応混合物を最初にシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜1%のNH
4OHを含むCHCl
3/MeOHを使用する)によって、次いでC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACN)によって、次いで再度シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として1%のNH
4OHを含むDCM中5〜10%のMeOH)によって精製して、標題化合物(112.6mg、収率97%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=556.2(M+H)。
【1955】
実施例411
【化548】
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【1956】
4−(6−(6−(2−(ジメチルアミノ)−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1957】
DCM(1.8mL)中の4−(6−(6−(2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例410;102mg、0.184mmol)の混合物を、ホルムアルデヒド(82.7μL、1.10mmol)およびNaBH(AcO)
3(195mg、0.918mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜1%のNH
4OHを含む0〜10%のCHCl
3/MeOHを使用する)によって直接精製して、半純粋な標題化合物を得た。半純粋物質をDCMに懸濁し、ヘキサンで粉砕し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(24.6mg、収率40%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=584.3(M+H)。
【1958】
実施例412
【化549】
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【1959】
(S)−テトラヒドロフラン−3−イル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1960】
DCM(618μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P44;50mg、0.12mmol)の溶液を、(S)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボノクロリデート(20mg、0.14mmol)およびTEA(17μL、0.12mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜50%のACN/水を使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOH(2回)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(64mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=519.3(M+H)。
【1961】
実施例413
【化550】
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【1962】
(R)−テトラヒドロフラン−3−イル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1963】
(S)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボノクロリデートを(R)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボノクロリデートで置き換えて、実施例412について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(64mg、収率99%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
【1964】
実施例414
【化551】
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【1965】
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1966】
(S)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボノクロリデートをテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルで置き換えて、実施例412について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(60mg、収率90%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=533.3(M+H)。
【1967】
実施例415
【化552】
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【1968】
イソブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1969】
DCM(400μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;20mg、0.0419mmol)の溶液を、TEA(29.2μL、0.12mmol)およびイソブチルカルボノクロリデート(17.2mg、0.126mmol)で処理した。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物をDCMと飽和NH
4Cl
(aq)とに分配した。水性抽出物をDCM(3回)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜25%のMeOH/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(15.4mg、収率73%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=505.3(M+H)。
【1970】
実施例416
【化553】
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【1971】
フェニル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート
【1972】
イソブチルカルボノクロリデート(3当量)をフェニルカルボノクロリドデート(1当量)で置き換えて、TEA(5当量)をDIEA(10当量)で置き換えて、実施例415について記載したものと同様の手順、処理、および精製を用いて、標題化合物を調製した。さらに、反応時間は4時間に延長された。同様の後処理およびシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜25%のMeOH/EtOAc)に続いて、標題化合物(20mg、収率30%)をきれいに単離した。MS(apci)m/z=525.2(M+H)。
【1973】
実施例417
【化554】
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【1974】
3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−イソブチル−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキサミド
【1975】
DMA(403μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;32.6mg、0.0806mmol)の溶液を、DIEA(140μL、0.12mmol)および4−ニトロフェニルクロロホルメート(19.5mg、0.0967mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌すると、4−ニトロフェニル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレートを形成した。反応混合物を2−メチルプロパン−1−アミン(40μL、0.40mmol)で処理し、80℃で21時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(10mL)でクエンチし、DCM(3×5mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を水(3×10mL)、およびブライン(10mL)で洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。水性抽出物をDCM(3×5mL)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(18.2mg、収率45%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=504.3(M+H)。
【1976】
置き換えられた尿素カップリング中の2−メチルプロパン−1−アミンを適切なアミンで置き換えて、実施例417の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表DD中の化合物を調製し、DMAの代わりにDMFを使用した。LCMSによりすべての反応の完了を監視し、かくしてそれに応じて反応時間を調整した。反応を飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした後、実施例417に記載したものと同様の水性後処理を行った。クロマトグラフィー後の水性後処理を省略して、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜25%のMeOH/EtOAcを使用する)を使用して標題化合物を単離した。
【表34-1】
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【表34-2】
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【1977】
実施例421
【化555】
[この文献は図面を表示できません]
【1978】
3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−メトキシピリジン−3−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【1979】
DCM(250μL)中のトリホスゲン(18.6mg、0.0628mmol)の0℃溶液を、DIEA(72.4μL、0.419mmol)および6−メトキシピリジン−3−アミン(9.75mg、0.0786mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;25mg、0.0524mmol)を冷(0℃)溶液に添加した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、水でクエンチした。二相混合物をBiotage Phase分離カラム中のDCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製して、標題化合物(13.4mg、収率46%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=555.2(M+H)。
【1980】
実施例422
【化556】
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【1981】
3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−(4−メトキシフェニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロ酢酸塩。
【1982】
DMA(750μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;30mg、0.0628mmol)の溶液を、TEA(43.8μL、0.314mmol)および1−イソシアナート−4−メトキシベンゼン(14.1g、0.0943mmol)で処理した。50℃で2時間撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却し、DCMで希釈し、水でクエンチした。水性抽出物をDCM(3回)で逆抽出し、有機抽出物を組み合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%水−ACNを使用する)によって精製して、標題化合物(27mg、収率78%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【1983】
実施例423
【化557】
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【1984】
4−(6−(6−(ベンジルスルホニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1985】
DCM(1.0mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;26.0mg、0.0545mmol)の混合物を、TEA(29.6μL、0.218mmol)および塩化フェニルメタンスルホニル(11.4mg、0.0599mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、さらにTEA(29.6μL、0.218mmol)および塩化フェニルメタンスルホニル(11.4mg、0.0599mmol)を逐次的に導入した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOH(2回)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(25.2mg、収率83%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=559.2(M+H)。
【1986】
塩化フェニルメタンスルホニルを適切な塩化スルホニルで置き換えて、実施例423の調製について記載したものと同様の方法を用いて、表EE中の化合物を調製し、注記(*)がある場合はTEAをDIEAで置き換えた。LCMSによりすべての反応の完了を監視した。そのようにして、反応時間および追加の試薬量の必要性をそれに応じて調整した。適切な勾配溶離液を使用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。クロマトグラフィーの後に、実施例423に記載した塩基処理を、酸改質剤(例えば0.1%のTFA)を勾配溶離液条件で使用した調製物中で行った。
【表35-1】
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【表35-2】
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【表35-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表35-4】
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【1987】
実施例429
【化558】
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【1988】
4−(6−(6−((シクロプロピルメチル)スルホニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1989】
周囲温度で、4−(6−(6−((シクロプロピルメチル)スルホニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例425;8.9mg、0.0170mmol)を、DMF(500μL)中の鉱油中の60重量%NaH分散液の撹拌懸濁液(1.36mg、0.218mmol)に添加した。得られた混合物をヨードメタン(1.17μL、0.0187mmol)で処理し、周囲温度で16時間撹拌した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4(s)で乾燥させ、次いで、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOH(2回)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.2mg、収率68%)を得た。MS(apci)m/z=537.2(M+H)。
【1990】
実施例430
【化559】
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【1991】
4−(6−(6−(イソブチルスルホニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1992】
4−(6−(6−((シクロプロピルメチル)スルホニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルを、6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(イソブチルスルホニル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例426)で置き換えて、実施例429について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(6.6mg、収率35%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=539.2(M+H)。
【1993】
実施例431
【化560】
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【1994】
6−(2−メトキシエトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1995】
DMF(400μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;30mg、0.066mmol)K
2CO
3(s)(11mg、0.079mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(11mg、0.079mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をDCMと飽和NaHCO
3(aq)とに分配した。有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、標題化合物(9.3mg、収率46%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=512.2(M+H)。
【1996】
実施例432
【化561】
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【1997】
6−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン)−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【1998】
DMA(119μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;26.9mg、0.0593mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(77.3mg、0.237mmol)および(2−ブロモエチル)ジメチルアミン(8.9mg、0.083mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣を2%のTFAを含む60:40のACN/水で希釈し、溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(1.2mg、率4%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=525.3(M+H)。
1H NMR(400 MHz,CD
3OD)δ 8.37(d,1H),8.18(s,1H),8.12(d,1H),8.08(d,1H),7.75(dd,1H),7.60(dd,1H),7.15(d,1H),6.89(d,1H),6.64(d,1H),4.09(t,2H),3.89(s,3H),3.77(m,4H),3.55(m,4H),2.99(s,1H),2.91(s,1H),2.78(t,3H),2.65(m,1H),2.35(s,6H),1.63(d,1H)。
【1999】
実施例433
【化562】
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【2000】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(((S)−モルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2001】
ステップ1:tert−ブチル(2S)−2−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレートの調製。DMA(684μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;15.5mg、0.0342mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(12.2mg、0.0376mmol)および(S)tert−ブチル2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボキシレート(14.4mg、0.0513mmol)で逐次的に処理し、Ar
(g)を試薬間で10分間スパージし、次いで、アミンを添加した後に再び1分間スパージした。反応混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。水性洗浄液をEtOAc(2×5mL)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を水(2×10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(22.3mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=653.4(M+H)。
【2002】
ステップ2:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(((S)−モルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(2.2mL)中のtert−ブチル(2S)−2−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(ステップ1;22.3mg、0.0342mmol)の溶液を、TFA(2.63mL)で処理し、周囲温度で20分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のTFAを含む60〜40%のACN/水を使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、飽和NaHCO
3(aq)(10mL)およびDCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4.9mg、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=553.3(M+H)。
【2003】
実施例434
【化563】
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【2004】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(((S)−4−メチルモルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。DCM(0.362mL)()中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(((S)−モルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例433;10mg、0.0181mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(6.80μL、0.0905mmol)およびNaBH(AcO)
3(38.4mg、0.181mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で24時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣を2%のTFAを含む60〜40%のACN/水で希釈し、溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、標題化合物(4.1mg、収率40%)を得た。MS(apci)m/z=567.3(M+H)。
【2005】
実施例435
【化564】
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【2006】
6−(((S)−5,5−ジメチルモルホリン−2−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2007】
ステップ1:tert−ブチル(2S)−2−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−5,5−ジメチルモルホリン−4−カルボキシレートの調製。DMF(464μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;42mg、0.093mmol)の溶液を、tert−ブチル(S)−5,5−ジメチル−2−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(30mg、0.093mmol)およびCs
2CO
3(s)(76mg、0.23mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で36時間、次いで、LCMSにより反応が60%完了するまで60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中0〜50%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(6.5mg、収率10%)を得た。MSm/z 681.3(M+H)
【2008】
ステップ2:6−(((S)−5,5−ジメチルモルホリン−2−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6)−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。1:1のTFA:DCM(2mL)中のtert−ブチル(2S)−2−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−5,5−ジメチルモルホリン−4−カルボキシレート(ステップ1;6.5mg、0.0095mmol)の溶液を、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物は次のとおりであった:粗残渣を2%のTFAを含む60〜40%のACN/水で希釈し、溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、標題化合物(4.1mg、収率74%)を得た。MS(apci)m/z=581.3(M+H)。
【2009】
実施例436
【化565】
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【2010】
4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2011】
DCM(2.5mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P76;40mg、0.090mmol)の溶液を、6−メトキシニコチン酸(16.5mg、0.108mmol)、HATU(41.0mg、0.108)、およびDIEA(62.6μL、0.359mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、追加のDIEA(220μL、1.26mmol)を導入し、反応物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCM(40mL)と飽和NH
4Cl
(aq)(40mL)とに分配した。水性抽出物をDCM(3×25mL)で逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてEtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(19mg、収率36%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=581.3(M+H)。
【2012】
実施例437
【化566】
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【2013】
4−(6−(6−((6−メトキシ−5−メチルピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2014】
DCM(2mL)()中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P76;41mg、0.061mmol)および6−メトキシ−5−メチルニコチンアルデヒド(21mg、0.14mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(39mg、0.18mmol)で処理した。周囲温度で5時間撹拌した後、反応混合物を水とDCMとに分配し、次いで、DCM(3回)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.2%のNH
4OHを含むDCM中0〜20%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(22mg、収率62%)を得た。MS(apci)m/z=581.3(M+H)。
【2015】
実施例438
【化567】
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【2016】
4−(6−(6−((5−クロロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2017】
DCM(3mL)()中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P76;50mg、0.074mmol)および5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(31mg、0.18mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(57mg、0.27mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、追加のNaBH(AcO)
3(38mg、0.18mmol)を導入し、反応物を周囲温度でさらに5時間撹拌した。反応混合物を水とDCMとに分配し、次いで、DCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.2%のNH
4OHを含むDCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、標題化合物を得た(7mg、収率16%)。MS(apci)m/z=601.3(M+H)。
【2018】
実施例439
【化568】
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【2019】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2020】
DMA(113.8μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P 71;25.8mg、0.0569mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(74.14mg、0.2276mmol)および4−(2−クロロエチル)モルホリン(15.65μL、0.1138mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で逐次的に抽出した。組み合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗残渣を2%のTFAを含む60〜40%のACN/水で希釈し、溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、標題化合物を得た(8.8mg、収率27%)。MS(apci)m/z=567.3(M+H)。
1H NMR(400 MHz,CD
3OD)δ 8.48(d,1H),8.34(m,2H),8.09(d,1H),7.83(dd,1H),7.71(dd,1H),7.28(d,1H),6.88(d,1H),6.78(d,1H),4.26(t,2H),3.89(m,5H),3.79(d,2H),3.72(t,4H),3.64(m,4H),2.87(t,2H),2.70(m,1H),2.62(t,4H),1.69(d,1H)。
【2021】
実施例440
【化569】
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【2022】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(3−オキソピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2023】
ステップ1:6−(2−クロロエトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の調製。DMF(1654μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;75mg、0.165mmol)の溶液を、無水K
2CO
3(s)(112mg、0.827)および1−クロロ−2−ヨードエタン(45.4μL、0.496mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、水で抽出し、次いで、有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水:ACNを使用する)によって精製して、標題化合物を得た。(60mg、収率66%)。MS(apci)m/z=516.2(M+H)。
【2024】
ステップ2:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(3−オキソピペラジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DMA(635μL)中の6−(2−クロロエトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル2,2,2−トリフルオロアセテート(ステップ1;6.5mg、0.0095mmol)の溶液を、2−オキソピペラジン(9.53mg、0.0952mmol)で処理し、80℃で一晩撹拌した。追加の2−オキソピペラジン(3.18mg)を導入し、混合物を80℃で一晩撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)による精製にかけ、標題化合物(1.17mg、収率6%)を得た。MS(apci)m/z=580.4(M+H)。
【2025】
実施例441
【化570】
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【2026】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2027】
ステップ1:tert−ブチル4−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル))−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。DMA(1103μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;50mg、0.11mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(108mg、0.33mmol)およびtert−ブチル4−ブロモピペリジン−1−カルボキシレート(35mg、0.13mmol)で逐次的に処理し、60℃で48時間撹拌した。追加のtert−ブチル4−ブロモピペリジン−1−カルボキシレート(29mg)を導入し、反応物を60℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCM(10mL)と水(10mL)とに分配し、次いで、DCM(5×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてEtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(21mg、収率27%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=637.3(M+H)。
【2028】
ステップ2:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製DCM(1mL)中のtert−ブチル4−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(ステップ1;21mg、0.033mmol)の溶液を、TFA(1mL)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、次のステップのために許容可能な純度の標題化合物(20mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=537.2(M+H)。
【2029】
ステップ3:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(523μL)中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(ステップ2;20mg、0.033mmol)の混合物を、ホルムアルデヒド(9.83μL、0.131mmol)およびNaBH(AcO)
3(55.4mg、0.262mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で4時間撹拌した後、反応混合物をMeOHで希釈し、次いで、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(2.5mg、収率17%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=551.3(M+H)。
【2030】
実施例442
【化571】
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【2031】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2032】
ステップ1:tert−ブチル4−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル))−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の調製。DMA(1103μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;50mg、0.11mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(108mg、0.33mmol)およびtert−ブチル4−(ブロモメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(46mg、0.17mmol)で逐次的に処理し、次いで、80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物(49mg、収率58%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=651.4(M+H)。
【2033】
ステップ2:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル4−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(ステップ1;49mg、0.064mmol)の溶液を、TFA(1mL)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を追加のTFA(1mL)で処理し、LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(30mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=551.3(M+H)。
【2034】
ステップ3:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(500μL)中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(ステップ2;15mg、0.0226mmol)をホルムアルデヒド(16.8μL、0.226mmol)およびNaBH(AcO)
3(23.9mg、0.113mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、追加のNaBH(AcO)
3(23.9mg、0.113mmol)を導入し、LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで反応混合物を周囲温度で撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(1mg、収率8%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=565.4(M+H)。
【2035】
実施例443
【化572】
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【2036】
6−((1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。DMA(112.8μL)中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(実施例442、ステップ2;15mg、0.023mmol)の溶液を、炭酸カリウム(16mg、0.11mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(4.6μL、0.045mmol)で逐次的に処理した。60℃で一晩撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配洋酒液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(6mg、収率43%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=609.3(M+H)。
【2037】
実施例444
【化573】
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【2038】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2039】
ステップ1:tert−ブチル4−(2−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)エチル)ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。DMA(1047μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;47.5mg、0.105mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(102mg、0.314mmol)およびtert−ブチル4−(2−ブロモエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(61.2mg、0.209mmol)で逐次的に処理し、次いで、80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(2mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、固体を水(10mL)およびEt
2O(5mL)ですすぎ、次いで、真空中で乾燥させて、標題化合物(51.5mg、収率74%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=665.4(M+H)。
【2040】
ステップ2:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(ピペリジン−4−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert−ブチル4−(2−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)エチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(ステップ1;51.5mg、0.0775mmol)の溶液を、TFA(1.5mL)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(61.4mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=565.3(M+H)。
【2041】
ステップ3:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(1000μL)中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(ピペリジン−4−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(ステップ2;30.7mg、0.0387mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(5.82μL、0.0775mmol)およびNaBH(AcO)
3(24.6mg、0.116mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で30分間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOhを使用する)によって直接精製して、標題化合物(1.61mg、収率7%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=579.3(M+H)。
【2042】
実施例445
【化574】
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【2043】
6−(2−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)エトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。
【2044】
DMA(196μL)中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(ピペリジン−4−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(実施例444、ステップ2;31mg、0.039mmol)の混合物を、炭酸カリウム(27mg、0.20mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(7.4μL、0.078mmol)で逐次的に処理した。LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで得られた混合物を60℃で撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(17.1mg、収率70%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=623.4(M+H)。
【2045】
実施例446
【化575】
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【2046】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2047】
DMF(309μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;28mg、0.062mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(26mg、0.19mmol)および1−(2−クロロエチル)ピロリジン(9.9mg、0.074mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣を2%のTFAを含む1mLの60:40のACN/水に溶解し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含むH
2O中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(22mg、収率65%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=551.3(M+H)。
【2048】
実施例447
【化576】
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【2049】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2050】
DCM(500μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P77;42mg、0.063mmol)の溶液を、6−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアルデヒド(42.9mg、0.313mmol)およびNaBH(AcO)
3(133mg、0.625mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.80mg、収率19%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=565.3(M+H)。
【2051】
実施例448
【化577】
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【2052】
6−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2053】
ステップ1:tert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製。DMA(334μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;75.8mg、0.167mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(218mg、0.669mmol)および3−ブロモメチル−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(62.7mg、0.251mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮し、次いでシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(52.4mg、収率50%)をきれいに得た。MSm/z=623.4(M+H)
【2054】
ステップ2:6−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。DCM(1mL)中のtert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル))−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(ステップ1;52.4mg、0.0841mmol)の溶液を、TFA(1mL)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を2%のTFAを含む1mLの60:40のACN/水に溶解し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含むH
2O中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(43.2mg、収率98%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=523.2(M+H)。
【2055】
実施例449
【化578】
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【2056】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。
【2057】
DCM(0.38mL)中の6−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例448、ステップ2;20mg、0.038mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(14.4μL、0.191mmol)およびNaBH(AcO)
3(81.1mg、0.383mmol)で逐次的に処理した。LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで反応混合物を周囲温度で撹拌した。得られた混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含むH
2O中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、次いで、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4.1mg、収率20%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=537.3(M+H)。
【2058】
実施例450
【化579】
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【2059】
6−((1−アセチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2060】
ステップ1:tert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(551μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;50mg、0.11mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(46mg、0.33mmol)および3−ブロモメチル−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(33mg、0.13mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を2%のTFAを含む1mLの60:40のACN/水に溶解し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含むH
2O中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(41mg、収率59%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=623.3(M+H)。
【2061】
ステップ2:6−((1−アセチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。tert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(41mg、0.066mmol)を、1:1のTFA:DCM(2mL)に溶解し、周囲温度で1時間撹拌した。溶液を真空中で濃縮した。残渣をDCM(0.3mL)に溶解し、TEA(18.57μL、0.1332mmol)、続いて無水酢酸(9.38μL、0.1mmol)で処理した。LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで反応物を周囲温度で48時間撹拌した。反応溶液をDCM(20mL)で希釈し、ブライン(3×10mL)で洗浄し、無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中10%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(13.4mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=565.3(M+H)。
【2062】
実施例451
【化580】
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【2063】
6−((3−フルオロアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2064】
ステップ1:tert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製。DMF(0.5mL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;51.5mg、0.114mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(148mg、0.454mmol)およびtert−ブチル3−(ブロモメチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(45.7mg、0.170mmol)で逐次的に処理し、次いで、LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を直接精製して、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中10%のMeOH)によって精製して、標題化合物(81mg、定量的収率)をきれいに得た。MSm/z=641.3(M+H)
【2065】
ステップ2:6−((3−フルオロアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル))−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(ステップ1;81mg、0.13mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(15mg、収率22%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=541.3(M+H)。
【2066】
実施例452
【化581】
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【2067】
6−((3−フルオロ−1−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。
【2068】
()DMA(0.2mL)中の6−((3−フルオロアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例451、ステップ2;13mg、0.0240mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(9.03μL、0.120mmol)およびNaBH(AcO)
3(51mg、0.240mmol)で逐次的に処理した。LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで反応混合物を60℃で撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、粗残渣を2%のTFAを含む1mLの60:40のACN/水に溶解し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含むH
2O中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(6.4mg、収率48%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=555.3(M+H)。
【2069】
実施例453
【化582】
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【2070】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。
【2071】
ステップ1:tert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル))−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−メチルアゼチジン−1−カルボキシレートの調製。DMA(0.3mL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;50mg、0.110mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(144mg、0.441mmol)およびtert−ブチル3−(ブロモメチル)−3−メチルアゼチジン−1−カルボキシレート(30.8μL、0.110mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣を2%のTFAを含む1mLの60:40のACN/水に溶解し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含むH
2O中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(38.9mg、収率55%)をきれいに得た。MSm/z=637.3(M+H)。
【2072】
ステップ2:4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル1:1のDCM:TFA(mL)(中のtert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−メチルアゼチジン−1−カルボキシレート(ステップ1;38.9mg、0.0611mmol)の溶液を、周囲温度で1時間撹拌した。粗残渣を2%のTFAを含む1mLの60:40のACN/水に溶解し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含むH
2O中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(9mg、収率41%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=537.2(M+H)。
【2073】
実施例454
【化583】
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【2074】
6−((1,3−ジメチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。
【2075】
DMA0.1mL()中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例453、ステップ2;16mg、0.0298mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(11.2μL、0.149mmol)およびNaBH(AcO)
3(63.2mg、0.298mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を60℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN:水を使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(5.6mg、収率34%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=551.3(M+H)。
【2076】
実施例455
【化584】
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【2077】
6−((1−(2−メトキシエチル)−3−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。
【2078】
DMA0.15mL()中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例453、ステップ2;17.3mg、0.03224mmol)の混合物を、炭酸カリウム(22.28mg、0.1612mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(6.06μL、0.0645mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を70℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN:水を使用する)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOHに溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(10.26mg、収率54%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=595.3(M+H)。
【2079】
実施例456
【化585】
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【2080】
6−((1−アセチル−3−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2081】
DCM()中の4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチルアゼチジン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例453、ステップ2;31.7mg、0.0591mmol)の溶液を、TEA(16.47μL、0.1181mmol)および無水酢酸(6.32μL、0.0886mmol)で逐次的に処理した。LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで得られた混合物を周囲温度で撹拌した。反応混合物をDCM(40mL)で希釈し、ブライン(3×20mL)で洗浄し、次いで、無水MgSO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をDCM(2mL)に溶解し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)を使用して精製して、標題化合物(19mg、収率56%)を得た。MS(apci)m/z=579.3(M+H)。
【2082】
実施例457
【化586】
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【2083】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2084】
(2−ブロモエチル)ジメチルアミンを3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタンで置き換えて、実施例432について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(6.2mg、収率20%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=538.3(M+H)。
【2085】
実施例458
【化587】
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【2086】
4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2087】
DCM(0.2mL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P72;36mg、0.077mmol)の溶液を、HATU(35.13mg、0.09240mmol)、3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタン(10.60μL、0.0924mmol)およびDIEA(53.29μL、0.3080mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で3日間撹拌した後、K
2CO
3(s)(4当量)を添加した。得られた混合物を50℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカ相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOHを使用する)によって直接精製して、次いで、MTBEで粉砕して、標題化合物(1.13mg、収率3%)を得た。MS(apci)m/z=552.2(M+H)。
【2088】
実施例459
【化588】
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【2089】
6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2090】
DCM(1.0mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P78;55mg、0.14mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(22mg、0.16mmol)および氷酢酸(1.6μL、0.027mmol)で逐次的に処理し、次いで、NaBH(AcO)
3(43mg、0.2mmol)で処理する前に周囲温度で10分間撹拌した。反応混合物を密封容器中、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物を濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACN)のによって精製して、TFAエステルとして標題化合物を得た。TFAエステルをMeOH(1mL)で希釈し、K
2CO
3(s)(0.19g、1.4mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM(20mL)で希釈し、得られた懸濁液を濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液として0.05%のNH
4OHを含むDCM中25%のアセトンを使用する)によって精製して、標題化合物(11mg、収率15%)を得た。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
【2091】
実施例460
【化589】
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【2092】
6−(((1s,3s)−3−ヒドロキシシクロブチル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン)3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2093】
DMA(551μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;25mg、0.0551mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(53.9mg、0.165mmol)および(1s,3s)−3−(ブロモメチル)シクロブタン−1−オール,シス(10.9mg、0.0662mmol)で逐次的に処理し、100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.2mg、収率21%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=538.3(M+H)。
【2094】
実施例461
【化590】
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【2095】
6−(2−(アゼチジン−3−イル)エトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル)
【2096】
ステップ1:tert−ブチル3−(2−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)エチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製。DMA(0.55mL)()中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;50mg、0.110mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(61mg、0.44mmol)およびtert−ブチル3−(2−ヨードエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(41mg、0.13mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。追加のtert−ブチル3−(2−ヨードエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(41mg、0.13mmol)を添加し、LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで反応物を60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(70mg、定量的収率)をきれいに得た。MSm/z=637.4(M+H)。
【2097】
ステップ2:4 6−(2−(アゼチジン−3−イル)エトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルDCM(2mL)中のtert−ブチル3−(2−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)エチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(ステップ1;40.1mg、0.0630mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理し、LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで周囲温度で撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として1%のNH
4OHを含む5〜95%のDCM/MeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(mg、9mg、収率36.2%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=537.2(M+H)。
【2098】
実施例462
【化591】
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【2099】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−(1−メチルアゼチジン−3−イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル。
【2100】
DMA(0.26mL)中の4 6−(2−(アゼチジン−3−イル)エトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(実施例461、ステップ2;34mg、0.0523mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(7.26μL、0.261mmol)およびNaBH(AcO)
3(111mg、0.523mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を60℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN:水を使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(5mg、収率17%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=551.4(M+H)。
【2101】
実施例463
【化592】
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【2102】
2−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル))ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)アセトアミド
【2103】
反応を60℃で行い、ACNを反応溶媒としてDMAに置き換え、4当量のCs
2CO
3(s)を用い、2−ブロモアセトアミド(1.5当量)をハロゲン化アルキルとして(1s,3s)−3−(ブロモメチル)シクロブタン−1−オール,シスに置き換え、精製ステップを省略した以外は、実施例460に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製した。完了すると、反応混合物を周囲温度に冷却した。反応混合物を濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(28mg、収率96%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=511.2(M+H)。
【2104】
実施例464
【化593】
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【2105】
2−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−N−メチルアセトアミド
【2106】
DMA(551μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;25mg、0.055mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(72mg、0.22mmol)、KI(9.2mg、0.055mg)、および2−クロロ−N−メチルアセトアミド(8.9mg、0.083mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN:水を使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(8.5mg、収率29%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=525.2(M+H)。
【2107】
実施例465
【化594】
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【2108】
2−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−N,N−ジメチルアセトアミド
【2109】
(2−ブロモエチル)ジメチルアミンをクロロアセチルジメチルアミンで置き換えて、実施例432について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(5.74mg、収率16%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=539.2(M+H)。
【2110】
実施例466
【化595】
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【2111】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2112】
4当量のCs
2CO
3(s)を使用し、5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−イミダゾール(1.5当量)をハロゲン化アルキルとしてN−(2−クロロエチル)−イミダゾール塩酸塩に置き換えた以外は、実施例470について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(11mg、収率30%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=548.2(M+H)。
【2113】
実施例467
【化596】
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【2114】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2115】
DMA(551μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;25mg、0.055mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(54mg、0.17mmol)および4−(クロロメチル)−1−メチル−1H−イミダゾール(11mg、0.083mmol)で逐次的に処理し、次いで、100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMと水とに分配した。得られた有機抽出物を、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として1%のNH
4OHを含む0〜10%のMeOHカラムを使用する)によって、次いで第2のシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いでEtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(4mg、収率13%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=548.2(M+H)。
1H NMR(400 MHz,CDCl
3)δ 8.38(d,1H),8.35(d,1H),8.20(s,1H),8.10(d,1H),7.77(dd,1H),7.62(dd,1H),7.48(d,1H),7.18(d,1H),7.03(d,1H),6.71(d,1H),6.67(d,1H),5.08(s,2H),3.92(s,3H),3.82,(m,4H),3.69(s,3H),3.59(m,4H),2.69(m,1H),1.66(d,1H)。
【2116】
実施例468
【化597】
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【2117】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(オキサゾール−2−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2118】
反応を周囲温度で行い、DMFを反応溶媒としてDMAに置き換え、4当量のCs
2CO
3(s)を用い、2−クロロメチル−オキサゾール(2.9当量)をハロゲン化アルキルとして(1s,3s)−3−(ブロモメチル)シクロブタン−1−オール,シスに置き換え、精製において使用した勾配溶離液は0.1%のTFAを含む0〜50%の水/ACNであった以外は、実施例460に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(11mg、収率30%)を調製し、精製した。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物をきれいに得た。。MS(apci)m/z=535.2(M+H)
【2119】
実施例469
【化598】
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【2120】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((4−メチルオキサゾール−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2121】
反応を周囲温度で行い、DMFを反応溶媒としてDMAに置き換え、4当量のCs
2CO
3(s)を用い、2−(クロロメチル)−4−メチルオキサゾールをハロゲン化アルキルとして(1s,3s)−3−(ブロモメチル)シクロブタン−1−オール,シスに置き換え、精製において使用した勾配溶離液は0.1%のTFAを含む0〜50%の水/ACNであった以外は、実施例460に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(11mg、収率30%)を調製し、精製した。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物をきれいに得た。MS(apci)m/z=549.3(M+H)
【2122】
実施例470
【化599】
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【2123】
6−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2124】
DMA(132μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;30mg、0.066mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(9.1mg、0.066mmol)およびN−(2−クロロエチル)−イミダゾール塩酸塩(13mg、0.079mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のTFAを含む60:40のMeCN/水を使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(19mg、収率52%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=548.3(M+H)。
【2125】
実施例471
【化600】
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【2126】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(ピリジン−3−イルメトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2127】
DMFの代わりにDMAを使用し、4当量のCs
2CO
3(s)を使用し、3−(ヨードメチル)ピリジンヨウ化水素酸塩(1.5当量)をハロゲン化アルキルとして1−(2−クロロエチル)ピロリジンに置き換えた以外は、実施例446について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(2.8mg、収率9%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=545.2(M+H)。
【2128】
実施例472
【化601】
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【2129】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2130】
DMFの代わりにDMAを使用し、4当量のCs
2CO
3(s)を使用し、2−(クロロメチル)−1−メチル−1H−イミダゾールをハロゲン化アルキルとして1−(2−クロロエチル)ピロリジンに置き換えた以外は、実施例446について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(2.8mg、収率9%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=548.3(M+H)。
【2131】
実施例473
【化602】
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【2132】
4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2133】
DMA(551.3μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;25mg、0.055mmol)の溶液を、Cs
2CO
3(s)(53.88mg、0.1654mmol)および(S)−(−)−3,3,3−トリフルオロ−1,2−エポキシプロパン(7.160μL、0.08269mmol)で逐次的に処理し、次いで、80℃で一晩撹拌した。追加の(S)−(−)−3,3,3−トリフルオロ−1,2−エポキシプロパン(2.38μL)を導入し、反応物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いでEtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)によって、次いで再びC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、P1−HCO3樹脂に通し、真空中で濃縮して、標題化合物(1mg、収率3%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=566.2(M+H)。
【2134】
実施例474
【化603】
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【2135】
6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2136】
DCE(202μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P80;25mg、0.0404mmol)の溶液を、5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒド(11mg、0.081mmol)で、次いで、NaBH(AcO)
3(26mg、0.12mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(10mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=513.2(M+H)。
【2137】
実施例475
【化604】
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【2138】
4−(6−(6−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2139】
反応の完了についてLCMSを用い、5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒドを5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒドで置き換えて、実施例474について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(1.36mg、収率6%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
【2140】
実施例476
【化605】
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【2141】
6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2142】
DCM(3842μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P81;75mg、0.19mmol)の溶液を、2−メトキシ−5−ピリジンカルボン酸(35.30mg、0.2305mmol)、HATU(87.65mg、0.2305mmol)、およびDIEA(133.8μL、0.7684mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜20%のMeOHの勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(18.3mg、収率61%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
【2143】
実施例477
【化606】
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【2144】
6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2145】
反応の完了についてLCMSを用い、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)を、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P83)で置き換えて、実施例474について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(7.91mg、収率38%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=513.2(M+H)。
【2146】
実施例478
【化607】
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【2147】
4−(6−(6−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2148】
反応の完了についてLCMSを用い、5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒドを5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒドで置き換え、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)を4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P83)で置き換えて、実施例474について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(5.37mg、収率25%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
【2149】
実施例479
【化608】
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【2150】
4−(6−(6−((5−クロロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2151】
反応の完了についてLCMSを用い、5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒドを、5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒドで置き換え、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)を、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P83)で置き換えて、実施例474について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(4.66mg、収率26%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【2152】
実施例480
【化609】
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【2153】
4−(6−(6−((6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2154】
反応の完了についてLCMSを用い、5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒドを、6−(ジフルオロメトキシ)ニコチンアルデヒドで置き換え、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((R)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)を、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P83)で置き換えて、実施例474について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(9.19mg、収率52%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=548.2(M+H)。
【2155】
実施例481
【化610】
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【2156】
6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2157】
DCM(646.4μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P83;20mg、0.032mmol)の溶液を、2−メトキシ−5−ピリジンカルボン酸(5.942mg、0.03880mmol)、HATU(14.75mg、0.03880mmol)、およびDIEA(22.53μL、0.1293mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてDCM中0〜100%のDCM、次いで、0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)の勾配を使用する)によって直接精製して、標題化合物(13.85mg、収率81%)を得た。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
【2158】
実施例482
【化611】
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【2159】
6−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2160】
(1s,3s)−3−(ブロモメチル)シクロブタン−1−オール,シスを(R)−4−クロロメチル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン(1.2当量)で置き換えて、実施例460について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(5.74mg、収率16%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=528.3(M+H)。
【2161】
実施例483
【化612】
[この文献は図面を表示できません]
【2162】
6−((R)−3−(ジメチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン)−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2163】
ステップ1:tert−ブチル((2R)−3−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−ヒドロキシプロピル)カルバメートビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DMA(221μL)中の6−ヒドロキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P71;50mg、0.110mmol)の溶液を、K
2CO
3(s)(60.9mg、0.441mmol)および(R)−1−(t−ブトキシカルボニル)−2,3−オキシラニルアミン(22.9μL、0.132mmol)で逐次的に処理し、次いで、60℃で16時間撹拌した。追加の(R)−1−(t−ブトキシカルボニル)−2,3−オキシラニルアミン(9.54μL)を導入し、反応物を再び60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)で、次いでブライン(1回)で洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製して、標題化合物(19.5mg、収率28%)をきれいに得た。MSm/z=627.3(M+H)
【2164】
ステップ2:6−((R)−3−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)。DCM(1mLmL)中のtert−ブチル((2R)−3−((3−シアノ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−ヒドロキシプロピル)カルバメート(ステップ1;16.2mg、0.0258mmol)の溶液を、TFA(1mL)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、定量的収率を仮定して標題化合物を得た。MSm/z=527.3(M+H)。
【2165】
ステップ3:6−((R)−3−(ジメチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ)[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DCM(258μL)中の6−((R)−3−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]へプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(19.5mg、0.0258mmol)の混合物を、ホルムアルデヒド(19.2μL、0.258mmol)およびNaBH(AcO)
3(27.4mg、0.129mmol)で逐次的に処理した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)で洗浄し、次いでブライン(1回)で洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製して、標題化合物(6.2mg、収率43%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=555.3(M+H)。
【2166】
実施例484
【化613】
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【2167】
6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メトキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2168】
DCM(1.0mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P84;50.7mg、0.107mmol)および6−メトキシニコチンアルデヒド(137.1mg、1.943mmol)の溶液を、NaBH(AcO)
3(514.8mg、2.429mmol)および3滴の氷酢酸で逐次的に処理した。追加の6−メトキシニコチンアルデヒド(29.3mg、0.213mmol)およびNaBH(AcO)
3(45.2mg、0.213mmol)を逐次的に導入する前に、得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌した。得られた混合物を周囲温度で20時間撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって直接精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のNH
4OHを含む1〜30%のDCM−MeOHを使用する)によって再精製して、標題化合物(13.2mg、収率24%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
【2169】
実施例485
【化614】
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【2170】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(3−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2171】
ステップ1:tert−ブチル6−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−カルボキシレートの調製。不活性雰囲気下(N
2(g))で、DMSO(200mL)中の3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(49.3g、249mmol)の機械的に撹拌された懸濁液を、4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;58g、178mmol)、およびDIEA(93.1mL、533mmol)で処理し、90℃で42時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を氷水(2L)に注ぎ入れた。ヘプタン(1L)を添加する前に水性混合物を15分間撹拌した。二相混合物を2時間激しく撹拌した。得られた二相懸濁液を真空濾過し、固体を水(3×200mL)およびヘプタン(3×200mL)で逐次的にすすいで、5〜20%の標題化合物、tert−ブチル6−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−カルボキシレート、位置異性体と共にtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(中間体P43、ステップ1)(92g、定量的収率)を含む生成物混合物を得た。位置異性体混合物を、分離せずにステップ2に進めた(注:3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルは、これらの反応条件下で、位置異性体である3,6−ジアザ−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルに部分的に異性化することができる。)MS(apci)m/z=505.3(M+H)。
【2172】
ステップ2:4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩の調製。不活性雰囲気下(N
2(g))で、DCM(456mL)中のtert−ブチル6−(5−(3−シアノ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−カルボキシレートおよびtert−ブチル3−(5−(3−シアノ−6−)(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(ステップ1;92g、182mmol)の位置異性体混合物の0℃溶液を、15分間にわたってTFA(281mL)で滴下処理した。得られた混合物を周囲温度に温めた。周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。不活性雰囲気下(N
2(g))で、得られた油をMeOH(600mL)で希釈し、0℃に冷却した。冷(0℃)溶液をプロパノール中5MのHCl(365mL、1823mmol)で15分間にわたって滴下処理した。周囲温度で30分間撹拌した後、得られた混合物を真空濾過し、固体をMeOH(150mL)ですすいだ。不活性雰囲気下(N
2(g))で、粗製固体を4:1のMTBE:MeOH(500mL)に懸濁し、0℃に冷却し、次いで、プロパノール中5MのHCl(73mL、364.6mmol)で再度処理した。周囲温度で15分間撹拌した後、得られた懸濁液を濾過し、固体を4:1のMTBE:MeOH(200mL)ですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥させて、5〜20%の標題化合物、4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩、共にその位置異性体である4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43、ステップ2)(80.2g、定量的収率)を含む生成物混合物を得た。位置異性体混合物を分離せずにステップ3に進めた。MS(apci)m/z=405.2(M+H)。
【2173】
ステップ3:6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(3−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DMSO(22.6mL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩、共にその位置異性体である4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(ステップ2;2.16g、4.52mmol)の位置異性体混合物の溶液を、6−メトキシニコチン酸(0.831g、5.43mmol)、DIEA(2.52mL、14.5mmol)、およびHATU(2.06g、5.43mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を収集した。固体を熱EtOAcから再結晶し、周囲温度に一晩冷却した。結晶性物質を濾過によって収集し、濾液を真空中で濃縮した。濾液からの残渣をシリカクロマトグラフィーによって精製した。クロマトグラフィー精製からの残渣および濾過によって収集された固体を組み合わせて、ACN(12mL)中に溶解した。混合物を82℃で撹拌し、次いで、周囲温度に冷却し、水(18mL)で希釈し、周囲温度で2日間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過して、5〜20%の標題化合物、6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(3−6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル、共にその位置異性体である6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルを含む生成物混合物(1.63g、収率67%)を得た。位置異性体混合物をステップ4で分離した。
【2174】
ステップ4:6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(3−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの単離。
【2175】
2%のTFA(1.2mL)を含む60:40のACN:水中の6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(3−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルおよび6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(50mg、0.0927mmol)の位置異性体混合物の溶液を、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む25〜75%のACN:水を使用する)によって精製して、6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(3−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルのTFA塩を独立して得た。TFA塩を飽和NaHCO
3(aq)(10mL)で希釈し、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、位置異性体を含まない標題化合物(26.4mg、53%回収)を得た。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
【2176】
実施例486
【化615】
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【2177】
4−(6−(4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2178】
マイクロ波容器中で、DMA(2mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;25.0mg、0.0766mmol)および1−ベンジル−ピペラジン−2−オン(58.2mg、0.306mmol)の溶液を、TEA(52.0μl、0.383mmol)で処理した。反応容器を密封し、反応混合物を50℃で14時間マイクロ波照射した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、EtOAcで希釈し、水(3回)およびブライン(1回)で洗浄し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩を4:1のDCM/iPrOHに溶解し、飽和NaHCO
3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.3mg、収率38%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
【2179】
実施例487
【化616】
[この文献は図面を表示できません]
【2180】
(R)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2181】
DCE(512μL)中の(R)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(2−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P85;13mg、0.0205mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(5.62mg、0.0410mmol)およびNaBH(AcO)
3(13.0mg、0.0615mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(1.80mg、収率17%)を得た。MS(apci)m/z=528.3(M+H)。
【2182】
実施例488
【化617】
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【2183】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2184】
DCE(155μL)中の4−(6−(4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P86;20mg、0.031mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(8.5mg、0.062mmol)およびNaBH(AcO)
3(20mg、0.093mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(1.0mg、収率6%)を得た。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
【2185】
実施例489
【化618】
[この文献は図面を表示できません]
【2186】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(9−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2187】
DCM(1mL)中の4−(6−(3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P87;28mg、0.042mmol)の溶液を、TEA(27μL、0.19mmol)、6−メトキシニコチンアルデヒド(8.5mg、0.062mmol)、およびNaBH(AcO)
3(27mg、0.13mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で12時間撹拌した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(溶離液として1%のNH
4OHを含む10%のMeOH/DCMを使用する)によって精製して、標題化合物(7.5mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=556.3(M+H)。
【2188】
実施例490
【化619】
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【2189】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(9−(6−メトキシニコチノイル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2190】
DMSO(600μL)中の4−(6−(3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P87;28mg、0.042mmol)、6−メトキシニコチン酸(15mg、0.097mmol)、およびHATU(27mg、0.071mmol)の混合物を、TEA(27μL、0.19mmol)で処理した。周囲温度で12時間撹拌した後、反応混合物を水(5mL)に注ぎ入れ、周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、水ですすいだ。固体を収集し、シリカクロマトグラフィー(溶離液として1%のNH
4OHを含む10%のMeOH/DCMを使用する)によって精製して、標題化合物(5mg、収率21%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=570.2(M+H)。
【2191】
実施例491
【化620】
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【2192】
4−(5−フルオロ−6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2193】
DCE(108μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1、5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(14mg、0.0215mmol)(中間体P88;28mg、0.064mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(5.90mg、0.0430mmol)およびNaBH(AcO)
3(13.7mg、0.0646mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いでDCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(6.17mg、収率53%)を得た。MS(apci)m/z=544.2(M+H)。
【2194】
実施例492
【化621】
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【2195】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−メチルピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2196】
DCE(77.3μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)−5−メチルピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P89;10mg、0.0155mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(4.24mg、0.0309mmol)およびNaBH(AcO)
3(9.83mg、0.0464mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(3.41mg、収率41%)を得た。MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【2197】
実施例493
【化622】
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【2198】
4−(5−(6−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2199】
DCE(197μL)中の4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P90;25mg、0.0395mmol)の溶液を、5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(12.2mg、0.0789mmol)およびNaBH(AcO)
3(25.1mg、0.118mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、DCM中0〜60%(2%のNH
4OH/20%のMeOH/78%のDCM)を使用する)によって直接精製して、標題化合物(8.17mg、収率38%)を得た。MS(apci)m/z=545.2(M+H)。
【2200】
実施例494
【化623】
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【2201】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(5−(6−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2202】
5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒドを5−メトキシピラジン−2−カルボキシアルデヒドで置き換えて、実施例493について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(2.1mg、収率10%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=528.2(M+H)。
【2203】
実施例495
【化624】
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【2204】
4−(5−(6−((6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2205】
5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒドを6−(ジフルオロメトキシ)ニコチンアルデヒドで置き換えて、実施例493について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(3.81mg、収率17%)を調製し、精製したMS(apci)m/z=563.2(M+H)。
【2206】
実施例496
【化625】
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【2207】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(4−(6−(6−メトキシニコチノイル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2208】
DCM(600μL)中の4−(4−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)フェニル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P49;20mg、0.05mmol)の溶液を、6−メトキシニコチン酸(8.350mg、0.05452mmol)、HATU(22.62mg、0.05948mmol)、およびDIEA(34.54μL、0.1983mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で4時間撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中50〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜20%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(20.48mg、収率77%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=539.2(M+H)。
【2209】
実施例497
【化626】
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【2210】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(2−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2211】
DCM(1mL)中の4−(2−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P91;54mg、0.11mmol)の溶液を、6−メトキシニコチンアルデヒド(23mg、0.17mmol)、NaBH(AcO)
3(120mg、0.56mmol)、およびDMA(500μL)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中5%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物を(29mg、収率48%)得た。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【2212】
実施例498
【化627】
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【2213】
1−((3−クロロ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
【2214】
DMA(750μL)中の1−((4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P92;50mg、0.098mmol)の溶液を、TEA(150μL、0.098mmol)、6−メトキシニコチンアルデヒド(40mg、0.29mmol)、およびNaBH(AcO)
3(62.1mg、0.293mmol)で処理した。周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物を水でクエンチし、DCM(3回)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のMeOH(2%のNH
4OH)/DCMを使用する)によって精製して、標題化合物(49.5mg、収率95%)を得た。MS(apci)m/z=535.2(M+H)。
【2215】
実施例499
【化628】
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【2216】
1−((3−クロロ−4−(6−(6−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
【2217】
6−メトキシニコチンアルデヒドを5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒドで置き換えて、実施例498について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(45mg、収率83%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=553.2(M+H)。
【2218】
実施例500
【化629】
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【2219】
1−((3−クロロ−4−(6−(6−((6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン)−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【2220】
6−メトキシニコチンアルデヒドを6−(ジフルオロメトキシ)ニコチンアルデヒドで置き換え、過剰のTEA(6当量)を用い、反応時間を3時間から一晩に延長して、実施例498について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製した。C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水を使用する)後に、標題化合物(17.2mg、収率44%)を単離したMS(apci)m/z=571.2(M+H)。
【2221】
実施例501
【化630】
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【2222】
1−((3−クロロ−4−(6−(6−((6−エトキシ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【2223】
6−メトキシニコチンアルデヒドを6−エトキシ−5−フルオロニコチンアルデヒドで置き換え、過剰のTEA(6当量)を用い、反応時間を3時間から一晩に延長して、実施例498について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製した。C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%のACN/水を使用する)後に、標題化合物(13.5mg、収率33%)を単離したMS(apci)m/z=567.2(M+H)。
【2224】
実施例502
【化631】
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【2225】
3−(5−(3−クロロ−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−メトキシピリジン−3−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロ酢酸塩
【2226】
DCM(250μL)中のトリホスゲン(16.6mg、0.0561mmol)の冷(0℃)溶液を、DIEA(64.6μL、0.374mmol)および6−メトキシピリジン−3−アミン(8.70mg、0.0701mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。1−((4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1)ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−3−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(中間体P92;30mg、0.0467mmol)を、冷(0℃)トリホスゲン溶液に添加した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、水でクエンチした。二相混合物をPSフリット中のDCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む5〜95%の水−ACNを使用する)によって精製して、標題化合物(11.5mg、収率44%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【2227】
実施例503
【化632】
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【2228】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2229】
ステップ1:tert−ブチル2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボキシレートの調製。1,2−ジクロロエタン(761μL)中のtert−ブチル2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボキシレート塩酸塩(100mg、0.381mmol)の懸濁液に、6−メトキシニコチンアルデヒド(104mg、0.761mmol)、続いてトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(242mg、1.14mmol)を添加した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中30〜100%のEtOAc)で直接精製して、標題化合物(100mg、収率76%)を得た。LCMSm/z 348.2(M+H)。
【2230】
ステップ2:2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(3mL)中のtert−ブチル2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボキシレート(100mg、0.288mmol)の溶液に、TFA(3mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、反応物を真空中で濃縮して、標題化合物を産出し、これを定量的収率を仮定して次のステップで直接使用した。LCMSm/z 248.1(M+H)。
【2231】
ステップ3.6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。DMSO(613μL)中の2−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(131.1mg、0.27mmol)、4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P42;40mg、0.12mmol)、およびK
2CO
3(169mg、1.2mmol)の混合物を、80℃で一晩撹拌した。反応混合物をDCMと水(各10mL)とに分配した。相分離後、水性層をDCM(2×25mL)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、ブライン(10mL)で洗浄し、次いで、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜20%のMeOH)で精製して、固体として標題生成物(16mg、収率24%)を得た。LCMSm/z:554.2(M+H)。
【2232】
実施例504
【化633】
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【2233】
6−エトキシ−4−(6−(4−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2234】
トルエン(1187μL)中の6−エトキシ−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P94;50mg、0.12mmol)、5−ブロモ−2−メトキシピリジン(23.04μL、0.1780mmol)、KOtBu(66.58mg、0.5934mmol)、Pd
2(dba)
3CHCl
3(6.142mg、0.005934mmol)、およびX−phos(11.31mg、0.02373mmol)の混合物を、30秒間N
2(g)でスパージした。反応容器を密封した後、反応混合物を100℃で17時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、水(10mL)とDCM(10mL)とに分配した。相分離後、水性抽出物を追加のDCM(3×5mL)で洗浄した。組み合わせたDCM抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜55%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(2.8mg、収率5%)をきれいに得た。著しい量の追加の標題化合物が水性抽出物中に残った。水性抽出物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜45%のACNを使用する)によって精製して、追加の標題化合物(6mg、収率11%)をきれいに得た。両方のクロマトグラフィー精製から単離した標題化合物を組み合わせた(9mg、収率16%)。MS(apci)m/z=456.2(M+H)。
【2235】
実施例505
【化634】
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【2236】
tert−ブチル(1S,4S)−5−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート
【2237】
DMSO(886μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;100mg、0.354mmol)、tert−ブチル(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(84.3mg、0.425mmol)、およびDIEA(185μL、1.06mmol)のスラリーを、90℃で23時間撹拌した。追加のtert−ブチル(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(約20g、0.10mmol)を導入し、混合物を90℃でさらに3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られたスラリーを2時間撹拌した。スラリーを真空濾過し、固体を数滴のDMSOおよびMTBE(3×1mL)で逐次的にすすいだ。濾液を水(7mL)にゆっくり注ぎ入れ、懸濁液を周囲温度で1時間撹拌した。水性懸濁液を真空濾過し、固体を水(3×5mL)およびヘプタン(3×5mL)ですすいだ。両方の濾過から単離された固体を組み合わせて、標題化合物(149.2mg、収率90%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=461.2(M+H)。
【2238】
実施例506
【化635】
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【2239】
4−(6−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【2240】
MeOH(386μL)中の周囲温度で、tert−ブチル(1S,4S)−5−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(実施例505;88.8mg、0.193mmol)の懸濁液を、濃縮された(12M)HCl(321μL、3.86mmol)で処理した。得られた溶液を、追加のMeOH(1mL)で希釈する前に、周囲温度で17時間撹拌した。混合物を真空濃縮し、残渣をMTBE(2mL)およびMeOH(0.5mL)に懸濁した。得られたスラリーをボルテックスし、短時間超音波処理し、次いで、真空濾過した。固体をMTBEおよびEtOAcですすぎ、真空中で乾燥させて、標題化合物(64.2mg、収率77%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=361.2(M+H)。
【2241】
実施例507
【化636】
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【2242】
6−エトキシ−4−(6−((1S,4S)−5−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2243】
トルエン(576.9μL)中の4−(6−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例506;25mg、0.058mmol)、5−ブロモ−2−メトキシピリジン(11.20μL、0.08654mmol)、KOtBu(22.66mg、0.2019mmol)、Pd
2(dba)
3CHCl
3(2.986mg、0.002885mmol)、およびX−phos(5.501mg、0.01154mmol)の混合物を、30秒間N
2(g)でスパージした。反応容器を密封した後、反応混合物を100℃で2日間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜65%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物(12.5mg、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
【2244】
実施例508
【化637】
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【2245】
6−エトキシ−4−(6−(1−トシル−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2246】
DCM(3mL)中の4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P93;78.5mg、0.200mmol)、TsCl(114mg、0.600mmol)、DMAP(4.89mg、0.0400mmol)、およびTEA(139μL、1.00mmol)の混合物を、周囲温度で1.5時間撹拌した。追加のTsCl(38mg、0.20mmol)を添加した。周囲温度でさらに15時間撹拌した後、混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜50%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(55mg、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=529.2(M+H)。
【2247】
実施例509
【化638】
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【2248】
6−エトキシ−4−(6−(1−(フェニルスルホニル)−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2249】
DCM(2mL)中の4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P93;40mg、0.10mmol)およびTEA(57μL、0.41mmol)の懸濁液を、塩化ベンゼンスルホニル(32.52μL、0.2548mmol)およびDMAP(1.245mg、0.01019mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で22時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜70%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(26mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=515.2(M+H)。
【2250】
塩化ベンゼンスルホニルを適切な塩化スルホニルで置き換えて、6−エトキシ−4−(6−(1−(フェニルスルホニル)−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例509)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表FF中の化合物を調製した。実施例510の調製ではDMAPを省略した。LCMSにより反応の完了を監視した。適切な勾配溶離液を使用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。
【表36】
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【2251】
実施例513
【化639】
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【2252】
6−エトキシ−4−(6−(1−(4−フルオロベンゾイル)−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2253】
DCM(2mL)中の4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P93;40mg、0.10mmol)およびTEA(56.82μL、0.4077mmol)の懸濁液を、塩化4−フルオロベンゾイル(14.67μL、0.1223mmol)で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。混合物をMsCl(9.466μL、0.1223mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌し、次いで、DBU(2滴)で処理した。得られた混合物を周囲温度でさらに15時間、次いで40℃で1.5時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜50%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(11mg、収率22%)を得た。MS(apci)m/z=497.1(M+H)。
【2254】
実施例514
【化640】
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【2255】
6−エトキシ−4−(6−(1−(4−メトキシベンゾイル)−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2256】
DCM(2mL)中の4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P93;40mg、0.10mmol)およびTEA(56.8μL、0.408mmol)の懸濁液を、塩化4−メトキシベンゾイル(16.6μL、0.122mmol)で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。混合物をMsCl(9.47μL、0.1222mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌し、次いで、DBU(2滴)で処理した。得られた混合物を周囲温度でさらに15時間、次いで40℃で1.5時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜50%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(3mg、収率6%)を得た。MS(apci)m/z=509.2(M+H)。
【2257】
実施例515
【化641】
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【2258】
6−エトキシ−4−(6−(1−(6−メトキシニコチノイル)−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2259】
DCM(1mL)中の4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P93;40mg、0.10mmol)およびTEA(56.8μL、0.408mmol)の懸濁液を、DCM(0.5mL)中の6−メトキシニコチノイルクロリド塩酸塩(中間体R22;21.0mg、0.122mmol)の溶液で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。混合物をMsCl(9.46μL、0.122mmol)で処理し、周囲温度で30分間撹拌し、次いで、DBU(61.6μL、0.408mmol)で処理した。得られた混合物を40℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として2%のTEAを含むヘキサン中0〜50%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(12mg、収率23%)を得た。MS(apci)m/z=510.2(M+H)。
【2260】
実施例516
【化642】
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【2261】
4−(6−(1−ベンゾイル−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2262】
ステップ1:(4−ベンズアミド−1−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)メチルメタンスルホネートの調製。DCM(2mL)中の4−(6−(4−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P93;40mg、0.10mmol)およびTEA(56.8μL、0.408mmol)の懸濁液を、塩化ベンゾイル(14.2μL、0.122mmol)で処理し、周囲温度で30分間撹拌した。混合物をMsCl(9.47μL、0.122mmol)で処理し、周囲温度で1.5時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(28mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=479.1(M+H)。
【2263】
ステップ2:4−(6−(1−ベンゾイル−1,6−ジアザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製。THF(1mL)中の(4−ベンズアミド−1−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)メチルメタンスルホネート(ステップ4;28mg、0.049mmol)の溶液を、DBU(15μL、0.097mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で15時間、次いで50℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜50%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(22mg、収率94%)を得た。MS(apci)m/z=479.1(M+H)。
【2264】
実施例517
【化643】
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【2265】
tert−ブチル2−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート
【2266】
DMSO(957μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;108mg、0.383mmol)、tert−ブチル2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(110mg、0.459mmol)およびDIEA(200μL、1.15mmol)のスラリーを、90℃で23時間撹拌した。追加のtert−ブチル2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(約20mg、0.083mmol)を導入した。得られた混合物を90℃でさらに3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(8mL)にゆっくり注ぎ入れた。真空濾過する前に、得られた懸濁液を周囲温度で2時間撹拌した。単離された固体を水(3×5mL)ですすぎ、次いで、MTBE(25mL)に溶解した。MTBE溶液を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜55%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(56mg、収率29%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=503.25(M+H)。
【2267】
実施例518
【化644】
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【2268】
4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【2269】
DCM(1.1mL)中のtert−ブチル2−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(実施例517;54mg、0.11mmol)の溶液を、iPrOH中の5〜6NのHCl(430μL、2.1mmol)で処理した。反応混合物を、MTBE(2mL)で希釈する前に周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を集収集して標題化合物(45mg、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=403.2(M+H)。
【2270】
実施例519
【化645】
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【2271】
6−エトキシ−4−(6−(7−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2272】
トルエン(525.9μL)中の4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例518;25mg、0.053mmol)、5−ブロモ−2−メトキシピリジン(10.21μL、0.07888mmol)、KOtBu(29.50mg、0.2629mmol)、Pd
2(dba)
3CHCl
3(2.722mg、0.002629mmol)およびX−phos(5.014mg、0.01052mmol)の混合物を、30秒間N
2(g)でスパージした。反応容器をN
2(g)下で密封した後、反応混合物を100℃で26時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜50%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(14mg、収率50%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=510.2(M+H)。
【2273】
実施例520
【化646】
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【2274】
tert−ブチル(S)−2−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート
【2275】
DMSO(957μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;108mg、0.383mmol)、tert−ブチル(S)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(WuXi AppTecから購入、110mg、0.459mmol)およびDIEA(200μL、1.15mmol)のスラリーを、90℃で3時間撹拌した。追加のtert−ブチル(S)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(18mg、0.075mmol)を導入した。得られた混合物を90℃でさらに24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(8mL)にゆっくり注ぎ入れた。得られた懸濁液を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空濾過した。単離された固体を水(3×5mL)ですすぎ、高真空下で一晩乾燥させて、標題化合物(166mg、収率84%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
【2276】
実施例521
【化647】
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【2277】
(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【2278】
方法A.iPrOH中の5〜6NのHCl(1.19mL、5.97mmol)中のtert−ブチル(S)−2−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(実施例520;150mg、0.298mmol)の溶液を、EtOH(1mL)で希釈する前に、周囲温度で2時間撹拌した。得られた懸濁液を15分間撹拌し、次いで、真空濾過した。単離された固体をEtOH(3×200μL)およびEt
2O(3×1mL)で逐次的にすすぎ、取っておいた。濾液をMeOHで希釈し、真空中で濃縮した。残渣を濾過からの固体と組み合わせ、高真空下で一晩乾燥させて、標題化合物(141mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=403.2(M+H)。
【2279】
方法B.ラセミ4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例518;10mg、0.021mmol)を、飽和Na
2CO
3(aq)とCHCl
3とに分配した。相分離後、有機抽出物をMeOH:IPA:DIEA(80:20:0.1)の混合溶媒に溶解し、次いで、SFCキラルHPLC(ChiralTech IA;溶媒B中5〜70%の溶媒A;溶媒A=MeOH:IPA:DIEA/80:20:0.1;溶媒B=CO
2)にかけた。このキラル分離のピーク1を含む画分を単離し、組み合わせ、真空中で濃縮し、(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(3.5mg、収率83%)を得た。MS(apci)m/z=403.2(M+H)。キラリティーは、ピーク1から収集した物質と、(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(3.5mg、収率83%)の調製の方法Aに従って調製された(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩とのキラルHPLC比較によって割り当てた。
【2280】
実施例522
【化648】
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【2281】
tert−ブチル(R)−2−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート
【2282】
DMSO(957μL)中の6−エトキシ−4−(6−フルオロピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P6;108mg、0.383mmol)、tert−ブチル(R)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(WuXi AppTecから購入、110mg、0.459mmol)、およびDIEA(200μL、1.15mmol)のスラリーを、90℃で3時間撹拌した。追加のtert−ブチル(R)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(18mg、0.075mmol)を導入した。得られた混合物を90℃でさらに24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(8mL)にゆっくり注ぎ入れた。真空濾過する前に、得られた懸濁液を周囲温度で2時間撹拌した。単離された固体を水(3×5mL)ですすぎ、次いで、高真空下で一晩乾燥させて、標題化合物(180mg、収率93%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
【2283】
実施例523
【化649】
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【2284】
(S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩
【2285】
方法A.iPrOH中の5〜6NのHCl(1.27mL、6.37mmol)中のtert−ブチル(R)−2−(5−(3−シアノ−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−7−カルボキシレート(実施例522;160mg、0.318mmol)の溶液を、EtOH(1mL)で希釈する前に、周囲温度で2時間撹拌した。得られた懸濁液を15分間撹拌し、次いで、真空濾過した。単離された固体をEtOH(3×200μL)およびEt
2O(3×1mL)で逐次的にすすぎ、取っておいた。濾液をMeOHで希釈し、真空中で濃縮した。残渣を濾過からの固体と組み合わせ、高真空下で一晩乾燥させて、標題化合物(141mg、収率93%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=403.2(M+H)。
【2286】
方法B.ラセミ4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例518;10mg、0.021mmol)を、飽和Na
2CO
3(aq)とCHCl
3とに分配した。相分離後、有機抽出物をMeOH:IPA:DIEA(80:20:0.1)の混合溶媒に溶解し、次いで、SFCキラルHPLC(ChiralTech IA;溶媒B中5〜70%の溶媒A;溶媒A=MeOH:IPA:DIEA/80:20:0.1;溶媒B=CO
2)にかけた。このキラル分離のピーク2を含む画分を独立して単離し、組み合わせ、真空中で濃縮し、(S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(4mg、収率94%)を得た。MS(apci)m/z=403.2(M+H)。キラリティーは、(S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルの調製の方法Aに従って調製された物質のキラルHPLC比較によって割り当てられた。
【2287】
実施例524
【化650】
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【2288】
(R)−4−(6−(7−アセチル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2289】
DCM(60μL)中の(S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例523;5.7mg、0.012mmol)および塩化アセチル(1.3μL、0.018mmol)の混合物を、DIEA(6.3μL、0.036mmol)で処理し、周囲温度で30分間撹拌した。混合物をDCM(1mL)で希釈し、次いで、飽和NaHCO
3(aq)(1mL)および水(1mL)で逐次的に洗浄し、PSフリットを通して濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(2.5mg、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=445.2(M+H)。
【2290】
実施例525
【化651】
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【2291】
(S)−4−(6−(7−アセチル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2292】
DCM(56μL)中の(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例521;5.3mg、0.011mmol)および塩化アセチル(1.2μL、0.017mmol)の混合物を、DIEA(5.8μL、0.033mmol)で処理し、周囲温度で30分間撹拌した。混合物をDCM(1mL)で希釈し、次いで、飽和NaHCO
3(aq)(1mL)および水(1mL)で逐次的に洗浄し、PSフリットを通して濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(1.6mg、収率32%)を得た。MS(apci)m/z=445.2(M+H)。
【2293】
実施例526
【化652】
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【2294】
(S)−4−(6−(7−シクロプロピル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2295】
MeOH(526μL)中の(S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例523;25mg、0.0526mmol)、(1−エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(52.9μL、0.263mmol)、乾燥4Å分子篩、および酢酸(63.2μL、1.05mmol)の混合物を、NaBH
3CN(19.8mg、0.316mmol)を導入する前に、周囲温度で5時間撹拌した。得られた混合物を50℃で27時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却し、濾過した。濾液をC18逆相クロマトグラフィー(水中5〜50%のACN)で直接精製して、標題化合物(9.7mg、収率42%)を得た。MS(apci)m/z=443.2(M+H)。
【2296】
実施例527
【化653】
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【2297】
(R)−4−(6−(7−シクロプロピル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2298】
DCM(1mL)中の(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例521;10mg、0.025mmol)の溶液を、(1−エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(20μL、0.099mmol)、およびNaBH
3CN(3.1mg、0.050mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を酢酸(14μL、0.25mmol)およびMe
4N(AcO)
3 BH(13mg、0.050mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を、追加の(1−エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(20μL、0.099mmol)およびNaBH
3CN(3.1mg、0.050mmol)を導入する前に、3日間撹拌した。乾燥分子篩(20mg)を添加する前に、混合物をさらに2日間撹拌した。混合物を周囲温度で最後の24時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、固体をDCM(2×2mL)で洗浄した。DCM濾液をPSフリット中の1NのNaOH
(aq)(1mL)で洗浄し、次いで、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜60%のACN/水を使用する)によって精製して、標題化合物(1.3mg、収率12%)を得た。MS(apci)m/z=443.2(M+H)。
【2299】
実施例528
【化654】
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【2300】
(R)−6−エトキシ−4−(6−(7−メチル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2301】
DCM(210.3μL)中の(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例521;20mg、0.042mmol)およびホルムアルデヒド(水中37重量%;31.52μL、0.4207mmol)の混合物を、NaBH(AcO)
3(178.3mg、0.8414mmol)で処理し、次いで、周囲温度で10分間撹拌した。反応混合物をEtOAc(1mL)と2MのNaOH
(aq)(1mL)とに分配した。相分離後、有機抽出物を真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜40%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(9.6mg、収率55%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=417.2(M+H)。
【2302】
実施例529
【化655】
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【2303】
(S)−6−エトキシ−4−(6−(7−メチル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2304】
DCM(158μL)中の((S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例523;15mg、0.032mmol)およびホルムアルデヒド(水中37重量%;23.7μL、0.316mmol)の混合物を、NaBH(AcO)
3(134mg、0.631mmol)で処理し、周囲温度で10分間撹拌した。反応混合物をEtOAc(1mL)と2MのNaOH
(aq)(1mL)とに分配した。相分離後、水性相を追加のEtOAc(1mL)で逆抽出した。有機抽出物を組み合わせ、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(13mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=417.25(M+H)。
【2305】
実施例530
【化656】
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【2306】
(S)−6−エトキシ−4−(6−(7−エチル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2307】
DCM(158μL)中の((S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例523;15mg、0.032mmol)およびアセトアルデヒド(7.5mg、0.063mmol)の混合物を、NaBH(AcO)
3(40mg、0.19mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAc(1mL)と2MのNaOH
(aq)(1mL)とに分配した。相分離後、水性相を追加のEtOAc(1mL)で逆抽出した。有機抽出物を組み合わせ、真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜60%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(8.5mg、収率63%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=431.2(M+H)。
【2308】
実施例531
【化657】
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【2309】
(S)−6−エトキシ−4−(6−(7−イソプロピル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2310】
DCM(158μL)中の(S)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例523;15mg、0.032mmol)および2−ヨードプロパン(5.90mg、0.0347mmol)の混合物を、DIEA(5.50μL、0.0316mmol)で処理し、次いで、反応容器を密封した。反応混合物を50℃で18時間撹拌した。追加の2−ヨードプロパン(1滴)およびDIEA(1滴)を導入し、容器を再密封し、混合物を50℃でさらに2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜95%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物(10.3mg、収率73%)を得た。MS(apci)m/z=445.3(M+H)。
【2311】
実施例532
【化658】
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【2312】
(R)−6−エトキシ−4−(6−(7−イソプロピル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルホルメート
【2313】
DCM(158μL)中の(R)−4−(6−(2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例521;15mg、0.032mmol)および2−ヨードプロパン(5.9mg、0.035mmol)の混合物を、DIEA(16μL、0.035mmol)で処理し、次いで、反応容器を密封した。反応混合物を周囲温度で18時間撹拌した。追加の2−ヨードプロパン(1滴)およびDIEA(1滴)を導入し、容器を再密封し、混合物を50℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のギ酸を含む水中5〜40%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物(6.7mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=445.3(M+H)。
【2314】
実施例533
【化659】
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【2315】
tert−ブチル7−(5−(3−シアノ−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−1−カルボキシレート
【2316】
DMSO(2.5mL)中の4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P95;400mg、1.09mmol)の懸濁液を、DIEA(570.5μL、3.266mmol)およびtert−ブチル1,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−1−カルボキシレート(345.0mg、1.524mmol)で処理し、次いで、90℃で17時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた懸濁液を水(10mL)で希釈し、周囲温度で1時間撹拌し、次いで、濾過した。単離された固体を水ですすぎ、高真空下で一晩乾燥させて、標題化合物(650.6mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=574.3(M+H)。
【2317】
実施例534
【化660】
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【2318】
4−(6−(1−イソブチリル−1,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2319】
DMA(500μL)中の4−(6−(1,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P96;25mg、0.046mmol)の溶液を、DIEA(23.9μL、0.137mmol)、イソ酪酸(6.36μL、0.0686mmol)、およびHATU(26.1mg、0.0686mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を水で希釈して沈殿物を溶解させ、溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として5〜95%のACN/水を使用する)によって直接精製して、標題化合物(10.4mg、収率42%)を得た。MS(apci)m/z=544.3(M+H)。
【2320】
実施例535
【化661】
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【2321】
(R)−4−(6−(4−(2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシアセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2322】
DCM(520μL)中の6−(2−メトキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(実施例246;25mg、0.052mmol)および(R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸(10mg、0.052mmol)の溶液を。、DIEA(55μL、0.313mmol)およびHATU(22mg、0.057mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で16時間撹拌した。得られた混合物を水(20mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜100%のアセトン/ヘキサンを使用する)によって精製して、標題化合物(27mg、収率42%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=575.2(M+H)。
【2323】
実施例536
【化662】
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【2324】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(6−(6−メトキシピリジン−3−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2325】
トルエン(1047μL)中の4−(6−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル二塩酸塩(中間体P43;100mg、0.210mmol)、5−ブロモ−2−メトキシピリジン(40.66μL、0.3142mmol)、KOtBu(117.5mg、1.047mmol)、Pd
2(dba)
3CHCl
3(10.84mg、0.01047mmol)、およびX−phos(19.97mg、0.04189mmol)の混合物を、30秒間N
2(g)でスパージした。容器をN
2(g)下で密封した後、反応混合物を100℃で90分間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCM(10mL)と水(10mL)とに分配した。相分離後、水性抽出物を追加のDCM(3×5mL)で洗浄した。有機抽出物を組み合わせ、無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として水中5〜55%のACNを使用し、再度水中5〜45%のACNを使用する)によって精製して、標題化合物(4mg、収率4%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=512.2(M+H)。
【2326】
実施例537
【化663】
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【2327】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−(6−メトキシニコチノイル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2328】
DMF(500μL)中の4−(6−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P98;50mg、0.0788mmol、DIEA(68.6μL、0.394mmol)、HATU(89.9mg、0.236mmol)、および6−メトキシニコチン酸(36.2mg、0.236mmol)の混合物を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を追加のDIEA(50μL、0.287mmol)、6−メトキシニコチン酸(30mg、0.196mmol)、およびHATU(50mg、0.131mmol)で処理し、周囲温度でさらに5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。相分離後、水性抽出物を追加のDCM(3回)で洗浄した。次いで、合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のMeOH[1%のNH
4OH]/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(42.7mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=542.3(M+H)。
【2329】
実施例538
【化664】
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【2330】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−ピコリノイル−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2331】
6−メトキシニコチン酸をピコリン酸で置き換えて、(6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−(6−メトキシニコチノイル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例537)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(37.5mg、収率93%)を調製した。MS(apci)m/z=512.25(M+H)。
【2332】
実施例539
【化665】
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【2333】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2334】
DMF(500μL)中の4−(6−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P98;50mg、0.0788mmol)、TEA(54.9μL、0.394mmol)、NaBH(AcO)
3(50.1mg、0.236mmol)、および6−メトキシニコチンアルデヒド(32.4mg、0.236mmol)の混合物を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH
4Cl
(aq)でクエンチした。相分離後、水性抽出物を追加のDCM(3回)で洗浄した。次いで、合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のMeOH/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(33.8mg、収率81%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=528.3(M+H)。
【2335】
実施例540
【化666】
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【2336】
6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−(ピリジン−2−イルメチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2337】
6−メトキシニコチンアルデヒドをピコリンアルデヒドで置き換えて、6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−(6−(4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例539)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(39mg、収率99%)を調製した。MS(apci)m/z=498.3(M+H)。
【2338】
実施例541
【化667】
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【2339】
4−(6−(4−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2340】
DMA(500μL)中の4−(6−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P98;50mg、0.0788mmol)の溶液を、5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(36.7mg、0.237mmol)、TEA(77μL、0.55mmol)、および(NaBH(AcO)
3(50mg、0.237mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を追加のTEA(77μL、0.55mmol)、NaBH(AcO)
3(50mg、0.237mmol)、および5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(36.7mg、0.237mmol)で処理し、次いで、LCMSが出発物質の完全な消費を示すまで周囲温度で撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜25%のEtOAc/MeOHを使用する)によって、再度C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中5〜95%のACNを使用する)によって精製して、TFA塩として不純な標題化合物を得た。TFA塩を1MのNaOHおよびブラインで中和し、次いで、EtOAcで抽出した。次いで、有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(30mg、収率70%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【2341】
実施例542
【化668】
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【2342】
(R)−4−(5−(4−(2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシアセチル)ピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2343】
DCM(606μL)中の6−エトキシ−4−(5−(ピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P101;35mg、0.061mmol)、(R)−(−)−3−クロロマンデル酸(14mg、0.073mmol)、HATU(25mg、0.067mmol)の混合物を、DIEA(32μL、0.18mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液としてヘキサン中0〜100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)によって精製して、所望の生成物を含む画分を合わせて、真空中で濃縮した。残渣をMeOHで粉砕した。得られた沈殿物を濾過によって収集し、標題化合物(6mg、収率19%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【2344】
実施例543
【化669】
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【2345】
6−エトキシ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2346】
DCM(679μL)中の4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P103;20mg、0.034mmol)の混合物を、6−メトキシニコチンアルデヒド(14mg、0.10mmol)およびNaBH(AcO)
3(36mg、0.17mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(15mg、収率92%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=483.2(M+H)。
【2347】
実施例544
【化670】
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【2348】
6−エトキシ−4−(5−(6−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2349】
DCM(679μL)中の4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−エトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P103;20mg、0.034mmol)の混合物を、5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(16mg、0.10mmol)およびNaBH(AcO)
3(36mg、0.17mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(14mg、収率82%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
【2350】
5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、6−エトキシ−4−(5−(6−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例544)の合成に記載されたものと同様の方法を用いて、表GG中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、かくしてそれに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶離液を使用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。
【表37-1】
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【表37-2】
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【2351】
実施例549
【化671】
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【2352】
4−(5−(6−((5−クロロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2353】
DCM(658.2μL)中の4−(5−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(中間体P106;22.2mg、0.0329mmol)の溶液を、5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(28.23mg、0.1646mmol)およびNaBH(AcO)
3(69.75mg、0.3291mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をPVDF(0.45μm)ディスクシリンジフィルターを通して濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むヘキサン中0〜100%のDCM、次いで、0〜10%のMeOHを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分をEt
2Oと共沸させながら真空中で濃縮して、標題化合物(13.08mg、収率66%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=602.2(M+H)。
【2354】
実施例550
【化672】
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【2355】
4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ))ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2356】
(5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒドを6−メトキシニコチンアルデヒドで置き換え、さらに追加のクロマトグラフィー精製(シリカカラムおよび勾配溶離液としてEtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)を行い、4−(5−(6−((5−クロロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例549)の合成について記載したものと同様の手順を使用いて、標題化合物(2.07mg、収率7%)を調製した。MS(apci)m/z=568.3(M+H)。
【2357】
実施例551
【化673】
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【2358】
4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(((S)−モルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2359】
DCM(2.0mL)中のtert−ブチル(2S)−2−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P112;55.9mg、0.0855mmol)の溶液を、TFA(1mL、13.1mmol)で処理し、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、TFA塩を得た。TFA塩残渣を精製して、シリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0〜20%のDCM/MeOH/2%のNH
4OHを使用する)によって遊離塩基に変換して、標題化合物(19mg、収率40%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=554.3(M+H)。
【2360】
実施例552
【化674】
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【2361】
4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(((R)−モルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2362】
tert−ブチル(2S)−2−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1 ]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P112)を、tert−ブチル(2R)−2−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1)ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(中間体P111)で置き換えて、4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ)[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)−6−(((S)−モルホリン−2−イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例551)の合成について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(1.6mg、収率3%)を調製した。MS(apci)m/z=554.3(M+H)。
【2363】
実施例553
【化675】
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【2364】
6−((3−フルオロアゼチジン−3−イル)メトキシ)−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2365】
DCM(1.0mL)中のtert−ブチル3−(((3−シアノ−4−(5−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)オキシ)メチル)−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(中間体P115;48mg、0.075mmol)の溶液を、TFA(1mL、13.1mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をDCM(10mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(aq)(10mL)で抽出することによって中和した。二相混合物を追加のDCM(3回)で抽出し、組み合わせたDCM抽出物を真空中で濃縮した。残渣をDCM(1mL)およびペンタン(5mL)で粉砕した。形成した沈殿物を真空濾過によって収集し、高真空下で乾燥させて、標題化合物(20mg、収率49%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=542.2(M+H)。
【2366】
実施例554
【化676】
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【2367】
4−(2−(6−((5−クロロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2368】
DCM(694.3μL)中の5−クロロ−6−メトキシニコチンアルデヒド(59.56mg、0.3471mmol)、4−(2−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P117;31mg、0.069mmol)およびNaBH(AcO)
3(147.1mg、0.6943mmol)の混合物を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むEtOAc中0〜10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(15.19mg、収率35%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=602.3(M+H)。
【2369】
実施例555
【化677】
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【2370】
4−(2−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2371】
DCM(694μL)中の6−メトキシニコチンアルデヒド(47.6mg、0.347mmol)、4−(2−(3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−イル)−6−(2−モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(中間体P117;31mg、0.069mmol)、およびNaBH(AcO)
3(147mg、0.694mmol)の混合物を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中0〜10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(7.37mg、収率19%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=568.3(M+H)。
【2372】
実施例556
【化678】
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【2373】
3−(5−(3−クロロ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)ピラジン−2−イル)−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン
【2374】
ジオキサン(810μL)中の3−クロロ−6−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体P98;75mg、0.24mmol)、3−(5−クロロピラジン−2−イル)−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(中間体R25;108mg、0.16mmol)、X−phos(15mg、0.032mmol)、およびPd
2(dba)
3(7.4mg、0.0081mmol)の混合物を、2MのK
3PO
4(aq)(243μL、0.49mmol)で処理した。混合物をAr
(g)でスパージし、次いで、反応容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水およびブラインで逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のNH
4OHを含むDCM中10%のMeOHを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を真空中で濃縮し、残渣をDCM(0.5mL)およびペンタン(1mL)で粉砕した。沈殿物を濾過によって収集し、真空中で乾燥させて、標題化合物(10mg、収率13%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=478.1(M+H)。
【2375】
実施例557
【化679】
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【2376】
2−(6−メトキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)プロパンニトリル
【2377】
ジオキサン(1mL)中の2−(4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)プロパンニトリル(中間体P120;33mg、0.12mmol)、6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(中間体R28;42mg、0.099mmol)、Pd(PPh
3)
4(11mg、0.0099mmol)、および2MのNa
2CO
3(aq)(250μL、0.50mmol)の混合物を、80℃で15時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中0〜30%のACNを使用する)によって精製して、飽和NaHCO
3(aq)で遊離塩基に変換し、DCMで抽出し、濃縮して、標題化合物(33mg、収率67%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=496.2(M+H)。
【2378】
実施例558
【化680】
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【2379】
2−(6−メトキシ−4−(6−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)アセトニトリル
【2380】
ジオキサン(1mL)中の2−(4−ブロモ−6−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(中間体P122;32mg、0.12mmol)、6−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(中間体R28;42mg、0.099mmol)、Pd(PPh
3)
4(11mg、0.0099mmol)、および2MのNa
2CO
3(aq)(250μL、0.50mmol)の混合物を、80℃で15時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶離液として0.1%のTFAを含む水中0〜30%のACNを使用する)によって精製して、飽和NaHCO
3(aq)で遊離塩基に変換し、DCMで抽出し、濃縮して、標題化合物(36mg、収率75%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【2381】
5−フルオロ−6−メトキシニコチンアルデヒドを適切なアルデヒドで置き換えて、6−エトキシ−4−(5−(6−((5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例544)の合成に記載されたものと同様の方法を用いて、表HH中の化合物を調製した。
【表38】
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【2382】
実施例561
【化681】
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【2383】
(R)−6−エトキシ−4−(6−(7−エチル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【2384】
ホルムアルデヒドをアセトアルデヒドで置き換えて、(R)−6−エトキシ−4−(6−(7−メチル−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニトリル(実施例528)の合成において記載したものと同様の方法を用いて、化合物を調製した。粗製物を逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む水中5〜45%のACN)によって、続いてNaHCO
3(飽和)での遊離塩基化によって精製して、固体として標題生成物(3.9mg、収率29%)を得た。MS(apci)m/z=431.3(M+H)。
【表39-1】
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【表39-2】
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【表39-3】
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本発明は下記の態様も含む。
[1]
式Iの化合物、
【化1】
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ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物であって、式中、
X1、X2、X3、およびX4が独立して、CH、CF、CCH3、またはNであり、X1、X2、X3、およびX4のうちの0、1つ、または2つが、Nであり、
Aが、H、CN、Cl、CH3−、CH3CH2−、シクロプロピル、−CH2CN、または−CH(CN)CH3であり、
Bが、
(a)水素、
(b)1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C6アルキル、
(c)ヒドロキシC2−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロもしくはC3−C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ヒドロキシC2−C6アルキル−、
(d)ジヒドロキシC3−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、C3−C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ジヒドロキシC3−C6アルキル−、
(e)1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−、
(f)(R1R2N)C1−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、OHで任意選択に置換され、R1およびR2が独立して、HもしくはC1−C6アルキル(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)である、(R1R2N)C1−C6アルキル−、
(g)hetAr1C1−C3アルキル−であって、hetAr1が、N、O、およびSから、独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択される、C1−C6アルキル置換基で任意選択に置換されている、hetAr1C1−C3アルキル−、
(h)(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル−であって、前記シクロアルキルが、OHで任意選択に置換されている、(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル−、
(i)(hetCyca)C1−C3アルキル−、
(j)hetCyca−、
(k)C3−C6シクロアルキル−であって、前記シクロアルキルが、OHで任意選択に置換されている、C3−C6シクロアルキル−、
(l)(C1−C4アルキル)C(=O)O−C1−C6アルキル−であって、前記C1−C4アルキル部分およびC1−C6アルキル部分の各々が、任意選択にかつ独立して、1〜3個のフルオロで置換されている、(C1−C4アルキル)C(=O)O−C1−C6アルキル−、または
(m)(R1R2N)C(=O)C1−C6アルキル−であって、R1およびR2が独立して、HもしくはC1−C6アルキル(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)である、(R1R2N)C(=O)C1−C6アルキル−、であり、
hetCyca−が、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する4〜6員複素環式環であり、OH、C1−C6アルキル(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)、ヒドロキシC1−C6アルキル−、C1−C6アルコキシ、(C1−C6アルキル)C(=O)−、(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−、およびフルオロから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されている、または、hetCycaが、オキソで置換されており、
環Dが、(i)2個の環窒素原子を有する飽和4〜7員複素環式環、(ii)2個の環窒素原子を有し、かつ任意選択に、酸素である第3の環ヘテロ原子を有する飽和7〜9員架橋複素環式環、(iii)2個の環窒素原子を有する飽和7〜11員ヘテロスピロ環式環、または(iv)2個の環窒素原子を有する飽和9〜10員二環式縮合複素環式環であり、前記環の各々が、(a)ハロゲン、OH、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルキル、もしくは1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルコキシから独立して選択される1〜4個の基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基で任意選択に置換されており、
Eが、
(a)水素、
(b)1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C6アルキル、
(c)1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−、
(d)(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロもしくはRgRhN−置換基(式中、RGおよびRHが独立して、HもしくはC1−C6アルキルである)で任意選択に置換されている、(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(e)1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(ヒドロキシC2−C6アルキル)C(=O)−、
(f)(C1−C6アルコキシ)C(=O)−、
(g)(C3−C6シクロアルキル)C(=O)−であって、前記シクロアルキルが、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、OH、および(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されている、もしくは前記シクロアルキルが、NおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環で置換されている、(C3−C6シクロアルキル)C(=O)−、
(h)Ar1C1−C6アルキル−、
(i)Ar1(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、OH、ヒドロキシC1−C6アルキル−、C1−C6アルコキシ、RmRnN−、もしくはRmRnN−CH2−(式中、各RmおよびRnが独立して、HまたはC1−C6アルキルである)で任意選択に置換されている、Ar1(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(j)hetAr2C1−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、hetAr2C1−C6アルキル−、
(k)hetAr2(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、OH、ヒドロキシC1−C6アルキル−、もしくはC1−C6アルコキシで任意選択に置換されている、hetAr2(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(l)hetAr2C(=O)−、
(m)hetCyc1C(=O)−、
(n)hetCyc1C1−C6アルキル−、
(o)R3R4NC(=O)−、
(p)Ar1N(R3)C(=O)−、
(q)hetAr2N(R3)C(=O)−、
(r)(C1−C6アルキル)SO2−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、(C1−C6アルキル)SO2−、
(s)Ar1SO2−、
(t)hetAr2SO2−、
(u)N−(C1−C6アルキル)ピリジノニル、
(v)Ar1C(=O)−、
(w)Ar1O−C(=O)−、
(x)(C3−C6シクロアルキル)(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(y)(C3−C6シクロアルキル)(C1−C6アルキル)SO2−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、(C3−C6シクロアルキル)(C1−C6アルキル)SO2−、
(z)Ar1(C1−C6アルキル)SO2−、
(aa)hetCyc1−O−C(=O)−、
(bb)hetCyc1CH2C(=O)−、
(cc)hetAr2、または
(dd)C3−C6シクロアルキル、であり、
Ar1が、ハロゲン、CN、C1−C6アルキル(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)、C1−C6アルコキシ(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)、ReRfN−(式中、ReおよびRfが独立して、HまたはC1−C6アルキルである)、(RpRqN)C1−C6アルコキシ−(式中、RpおよびRqが独立して、HまたはC1−C6アルキルである)、および(hetAra)C1−C6アルキル−(式中、hetAraが、1〜2個の環窒素原子を有する5〜6員ヘテロアリール環である)からなる群から、独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されたフェニルである、またはAr1が、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する5〜6員複素環式環に縮合したフェニル環であり、
hetAr2が、N、O、およびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環、または1〜3個の環窒素原子を有する9〜10員二環式ヘテロアリール環であり、hetAr2が、ハロゲン、CN、C1−C6アルキル(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)、C1−C6アルコキシ(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)、(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−(1〜3個のフルオロで任意選択に置換された)、ReRfN−(式中、ReおよびRfが独立して、HまたはC1−C6アルキルである)、OH、(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルコキシ−、およびC3−C6シクロアルキルからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されており、
hetCyc1が、N、O、およびSから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する4〜6員飽和複素環式環であり、前記複素環式環が、C1−C6アルコキシおよびハロゲンから、独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されており、
R3が、HまたはC1−C6アルキルであり、
R4が、C1−C6アルキルである、化合物、ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物。
[2]
環Dが、
【化2】
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であり、式中、波線が、X1、X2、X3、およびX4を含む環への結合点を示し、アスタリスクが、E基への結合点を示し、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルキル、もしくは1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルコキシから独立して選択される1〜4個の基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に置換されている、[1]に記載の化合物。
[3]
環Dが、(a)1〜4個の独立して選択されるC1−C3アルキル基であって、それらの各々が1〜3個のフルオロで任意選択にかつ独立して選択されている、C1−C3アルキル基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に置換されている、[2]に記載の化合物。
[4]
環Dが、置換されていない、[2]に記載の化合物。
[5]
Eが、
(a)水素、
(c)1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−、
(d)(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロもしくはRgRhN−置換基(式中、RgおよびRhが独立して、HもしくはC1−C6アルキルである)で任意選択に置換されている、(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(e)1〜3個のフルオロで任意選択に置換された、(ヒドロキシC2−C6アルキル)C(=O)−、
(f)(C1−C6アルコキシ)C(=O)−、
(g)(C3−C6シクロアルキル)C(=O)−であって、前記シクロアルキルが、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、OH、および(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されているか、または前記シクロアルキルが、NおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環で置換されている、(C3−C6シクロアルキル)C(=O)−、
(h)Ar1C1−C6アルキル−、
(i)Ar1(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、OH、ヒドロキシC1−C6アルキル−、C1−C6アルコキシ、RmRnN−、もしくはRmRnN−CH2−(式中、各RmおよびRnが独立して、HまたはC1−C6アルキルである)で任意選択に置換されている、Ar1(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(j)hetAr2C1−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、hetAr2C1−C6アルキル−、
(k)hetAr2(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、OH、ヒドロキシC1−C6アルキル−、もしくはC1−C6アルコキシで任意選択に置換されている、hetAr2(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(m)hetCyc1C(=O)−、
(n)hetCyc1C1−C6アルキル−、または
(o)R3R4NC(=O)−である、[2]〜[4]のいずれかに記載の化合物。
[6]
Eが、
(h)Ar1C1−C6アルキル−、
(i)Ar1(C1−C6アルキル)C(=O)−、または
(j)hetAr2C1−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、hetAr2C1−C6アルキル−、である、[2]〜[5]のいずれかに記載の化合物。
[7]
環Dが、2個の環窒素原子を有し、かつ任意選択に、酸素である第3の環ヘテロ原子を有する飽和7〜8員架橋複素環式環であって、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルキル、もしくは1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルコキシから独立して選択される1〜4個の基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基で任意選択に置換されている、[1]に記載の化合物。
[8]
環Dが、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、波線が、X1、X2、X3、およびX4を含む前記環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、Eへの結合点を示す、[7]に記載の化合物。
[9]
環Dが、以下である、[8]に記載の化合物。
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
[10]
環Dが、置換されていない、[7]〜[9]のいずれかに記載の化合物。
[11]
Eが、
(a)水素、
(b)C1−C6アルキル、
(c)(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル−、
(d)(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(e)(ヒドロキシC2−C6アルキル)C(=O)−、
(f)(C1−C6アルコキシ)C(=O)−、
(g)(C3−C6シクロアルキル)C(=O)−、
(h)Ar1C1−C6アルキル−、
(i)Ar1(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、OH、ヒドロキシC1−C6アルキル−、C1−C6アルコキシ、RmRnN−、もしくはRmRnN−CH2−(式中、各RmおよびRnが独立して、HまたはC1−C6アルキルである)で任意選択に置換されている、Ar1(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(j)hetAr2C1−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、hetAr2C1−C6アルキル−、
(k)hetAr2(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、OH、ヒドロキシC1−C6アルキル−、もしくはC1−C6アルコキシで任意選択に置換されている、hetAr2(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(l)hetAr2C(=O)−、
(m)hetCyc1C(=O)−、
(o)R3R4NC(=O)−、
(p)Ar1R3NC(=O)−、
(q)hetAr2N(R3)C(=O)−、
(r)(C1−C6アルキル)SO2−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、(C1−C6アルキル)SO2−、
(t)hetAr2SO2−、
(u)N−(C1−C6アルキル)ピリジノニル、
(v)Ar1C(=O)−、
(w)Ar1O−C(=O)−、
(x)(C3−C6シクロアルキル)CH2C(=O)−、
(y)(C3−C6シクロアルキル)(C1−C6アルキル)SO2−、
(z)Ar1(C1−C6アルキル)SO2−、
(aa)hetCyc1−O−C(=O)−、
(bb)hetCyc1−CH2−C(=O)−、または
(cc)hetAr2、である、[7]〜[10]のいずれかに記載の化合物。
[12]
Eが、
(j)hetAr2C1−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されている、hetAr2C1−C6アルキル−、
(l)hetAr2C(=O)−、
(p)Ar1R3NC(=O)−、または
(r)(C1−C6アルキル)SO2−、である、[11]に記載の化合物。
[13]
環Dが、2個の環窒素原子を有する、飽和7〜11員ヘテロスピロ環式環であり、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルキル、もしくは1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルコキシから独立して選択される1〜4個の基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に置換されている、[1]に記載の化合物。
[14]
環Dが、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、波線が、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、Eへの結合点を示し、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルキル、もしくは1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルコキシから独立して選択される1〜4個の基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に置換されている、[13]に記載の化合物。
[15]
環Dが、置換されていない、[13]または[14]に記載の化合物。
[16]
Eが、
(a)水素、
(b)1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C6アルキル、
(d)(C1−C6アルキル)C(=O)−であって、前記アルキル部分が、1〜3個のフルオロで、またはRgRhN−置換基(式中、RgおよびRhが独立して、HまたはC1−C6アルキルである)で、任意選択に置換されている、(C1−C6アルキル)C(=O)−、
(f)(C1−C6アルコキシ)C(=O)−、
(l)hetAr2C(=O)−、
(o)R3R4NC(=O)−、
(s)Ar1SO2−、
(t)hetAr2SO2−、
(v)Ar1C(=O)−、
(cc)hetAr2、または
(dd)C3−C6シクロアルキルである、[13]〜[15]のいずれかに記載の化合物。
[17]
環Dが、2個の環窒素原子を有する飽和9〜10員二環縮合複合環式環であり、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルキル、もしくは1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルコキシから独立して選択される1〜4個の基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に置換されている、[1]に記載の化合物。
[18]
環Dが、
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
式中、波線が、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、Eへの結合点を示し、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルキル、もしくは1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C3アルコキシから独立して選択される1〜4個の基、(b)C3−C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に置換されている、[17]に記載の化合物。
[19]
環Dが、置換されていない、[17]または[18]に記載の化合物。
[20]
Eが、
(a)水素、または
(f)(C1−C6アルコキシ)C(=O)−である、[17]〜[19]のいずれかに記載の化合物。
[21]
Bが、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C6アルキルである、[1]〜[20]のいずれかに記載の化合物。
[22]
Bが、ヒドロキシC2−C6アルキル−であって、前記アルキル部分が、C3−C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ヒドロキシC2−C6アルキル−である、[1]〜[20]のいずれかに記載の化合物。
[23]
Bが、1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキルである、[1]〜[20]のいずれかに記載の化合物。
[24]
Bが、hetAr1C1−C3アルキル−である、[1]〜[20]のいずれかに記載の化合物。
[25]
Bが、(hetCyca)C1−C3アルキル−である、[1]〜[20]のいずれかに記載の化合物。
[26]
X1が、Nであり、X2、X3、およびX4が、CHである、[1]〜[25]のいずれかに記載の化合物。
[27]
X1およびX3が、Nであり、X2およびX4が、CHである、[1]〜[25]のいずれかに記載の化合物。
[28]
X1、X2、X3、およびX4が、CHである、[1]〜[25]のいずれかに記載の化合物。
[29]
Aが、CNである、[1]〜[26]のいずれかに記載の化合物。
[30]
前記式Iの化合物が、実施例1〜561の化合物またはその薬学的に許容される塩から選択される、[1]に記載の化合物。
[31]
薬学的に許容される希釈剤または担体と混合された、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む、医薬組成物。
[32]
[1]に記載の化合物を調製するための方法であって、
(a)EがHであり、Aが、CN、−CH2CN、または−CH(CN)CH3であり、B、X1、X2、X3、X4、および環Dが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式を有する対応する化合物9であって、
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
式中、Bが[1]に定義されるとおりである、化合物9を、式10の対応するボロン酸エステルであって、
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
式中、P1が、アミノ保護基であり、Zが、−B(ORx)(ORy)であり、RxおよびRyが、HもしくはC1−C6アルキルである、またはRxおよびRyが、それらが結合する原子と一緒になって、C1−C3アルキルから選択される1〜4個の置換基で任意選択に置換された5〜6員環を形成し、X1、X2、X3、およびX4が、[1]に定義されるとおりである、式10の対応するボロン酸エステル、とカップリングし、続いて、前記保護基を除去すること、または
(b)Eが水素ではないことを除いて、A、B、X1、X2、X3、X4、環DおよびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式の対応する化合物であって、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
式中、A、環D、B、X1、X2、X3、およびX4が、[1]に定義されるとおりであり、E1が水素である、化合物、を官能化すること、または
(c)AがCNであり、環D、B、X1、X2、X3、X4、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式14の対応する化合物であって、
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
式中、B、X1、X2、X3、およびX4が、[1]に定義されるとおりであり、L2が脱離基または原子である、式14の対応する化合物を、以下の式15の化合物であって、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
式中、P1がアミノ保護基である、式15の化合物、と反応させ、続いて前記保護基P1を除去し、任意選択に環Dを官能化すること、または
(d)EがHであり、AがCNであり、B、X1、X2、X3、X4、および環Dが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、式14の化合物であって、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
式中、L2が脱離基または原子であり、B、X1、X2、X3、およびX4が、[1]に定義されるとおりである、式14の化合物を、以下の式15の化合物であって、
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
式中、P1がアミノ保護基である、式15の化合物、とカップリングさせ、続いて前記保護基P1を除去すること、または
(e)AがHであり、BがHであり、X1、X2、X3、X4、環DおよびEが[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、式18の化合物であって、
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
式中、P1がアミノ保護基であり、X1、X2、X3、X4、環Dが[1]に定義されるとおりである、式18の化合物を、化合物19であって、
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
式中、環D、X1、X2、X3、およびX4が[1]に定義されるとおりであり、P1がアミノ保護基である、化合物19を得るために、三塩化アルミニウムで処理して、続いて前記保護基P1を除去し、任意選択に環Dを官能化すること、または
(f)AがHであり、Bが1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C6アルキル、ヒドロキシC2−C6アルキル、ジヒドロキシC3−C6アルキル、1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル、(R1R2N)C1−C6アルキル、(hetAr1)C1−C3アルキル、(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル、(hetCyca)C1−C3アルキル、もしくはhetCycaであり、R1、R2、hetAr1、hetCyca、X1、X2、X3、X4、環DおよびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、
(i)式18の化合物であって、
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
式中、P1がアミノ保護基であり、X1、X2、X3、X4、および環Dが[1]に定義されるとおりである、式18の化合物を、化合物19であって、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
式中、環Dが[1]に定義されるとおりであり、P1がアミノ保護基であり、X1、X2、X3、およびX4が、[1]に定義されるとおりである化合物19を得るために、三塩化アルミニウムで処理すること、
(ii)化合物19を、塩基の存在下で、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C6アルキル−X、ヒドロキシC2−C6アルキル−X(式中、前記アルキル部分は、C3−C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている)、ジヒドロキシC3−C6アルキル−X、1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキルX、(R1R2N)C1−C6アルキル−X、(hetAr1)C1−C3アルキル−X、(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル−X、(hetCyca)C1−C3アルキル−X、もしくはhetCyca−X(式中、R1、R2、hetAr1、およびhetCycaは、[1]に定義されるとおりであり、Xはハロゲン化物またはトリフレートなどの脱離原子もしくは基である)と反応させて、化合物20であって、
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
式中、環Dが[1]に定義されるとおりであり、P1がアミノ保護基であり、X1、X2、X3、およびX4が、[1]に定義されるとおりであり、Bが、1〜3個のフルオロで任意選択に置換されたC1−C6アルキル、ヒドロキシC2−C6アルキル、ジヒドロキシC3−C6アルキル、1〜3個のフルオロで任意選択に置換された(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル、(R1R2N)C1−C6アルキル、(hetAr1)C1−C3アルキル、(C3−C6シクロアルキル)C1−C3アルキル、(hetCyca)C1−C3アルキル、もしくはhetCycaであり、R1、R2、hetAr1、hetCycaが[1]に定義されるとおりである、化合物20を得て、続いて、前記保護基P1を除去し、任意選択に環Dを官能基化すること、または
(g)AがHもしくはClであり、BがHであり、X1、X2、X3、X4、環DおよびEが[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式の化合物であって、
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
式中、AがHまたはClである、化合物を、式10の対応するボロン酸エステルであって、
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
式中、環D、X1、X2、X3、およびX4が[1]に定義されるとおりであり、P1がアミノ保護基であり、Zが−B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyがHもしくは(1−6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyが、それらが結合している原子と一緒になって、C1−C3アルキルから選択される1〜4個の置換基で任意選択に置換された5〜6員環を形成する、式10の対応するボロン酸エステルで、式19の化合物であって、
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
式中、環D、X1、X2、X3、およびX4が[1]に定義されるとおりであり、P1がミノ保護基であり、AがHもしくはCLである、式19の化合物を得るために、処理して、続いて前記保護基P1を除去し、任意選択に環Dを官能化すること、または
(h)AがHまたはClであり、B、X1、X2、X3、X4、環DおよびEが[1]に定義されるとおりであり、[1]に記載の化合物については、以下の式の化合物であって、
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
式中、AがHまたはClであり、Bが[1]に定義されるとおりである、化合物を、式10の対応するボロン酸エステルであって、
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
式中、環D、X1、X2、X3、およびX4が[1]に定義されるとおりであり、P1がアミノ保護基であり、Zが−B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyがHもしくは(1−6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyが、それらが結合している原子と一緒になって、C1−C3アルキルから選択される1〜4個の置換基で任意に置換された5〜6員環を形成する、式10の対応するボロン酸エステルでカップリングして、以下の式の化合物であって、
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
式中、環D、X1、X2、X3、X4、およびBが[1]に定義されるとおりであり、AがHもしくはCLであり、P1がアミノ保護基である、化合物を得て、続いて前記保護基P1を除去し、任意選択に環Dを官能化すること、または
(i)AがHであり、B、X1、X2、X3、X4、環DおよびEが[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、式24の化合物であって、
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
式中、L2が脱離基であり、B、X1、X2、X3、およびX4が、[1]に定義されるとおりである、式24の化合物を、式15の化合物であって、
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
式中、P1がアミノ保護基であり、環Dが[1]に定義されるとおりである、式15の化合物とカップリングして、式20の化合物であって、
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
式中、P1がアミノ保護基であり、環D、X1、X2、X3、X4、およびBが[1]に定義されるとおりである式20の化合物を得て、続いて前記保護基P1を除去し、任意選択に環Dを官能化することと、
存在する場合、いかなる追加の保護基も除去し、任意選択に、その薬学的に許容される塩を形成すること、を含む、方法。
[33]
治療を必要とする患者において癌を治療するための方法であって、前記患者に、有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[34]
治療を必要とする患者において癌を治療するための方法であって、前記患者に、有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[35]
治療を必要とする患者において癌を治療するための方法であって、(a)前記癌が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常に関連するかどうかを判定することと、(b)前記癌が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常と関連すると判定された場合、前記患者に、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することと、を含む、方法。
[36]
患者におけるRET関連癌を治療する方法であって、RET関連癌を有すると同定または診断された患者に、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[37]
患者におけるRET関連癌を治療する方法であって、
前記患者における前記癌がRET関連癌であるかどうかを判定することと、
RET関連癌を有すると判定された患者に、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することと、を含む、方法。
[38]
患者を治療する方法であって、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を、前記患者が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有することを示す、臨床記録を有する患者に投与することを含む、方法。
[39]
患者のための治療を選択する方法であって、RET関連癌を有すると同定または診断された患者に対して、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物の投与を含む治療を選択することを含む、方法。
[40]
癌を有する患者のための治療を選択する方法であって、前記方法が、
前記患者の癌がRET関連癌であるかどうかを判定することと、
RET関連癌を有すると判定された患者に対する、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物の投与を含む治療を選択することと、を含む、方法。
[41]
治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のために患者を選択する方法であって、
RET関連癌を有する患者を同定することと、
治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のために、前記患者を選択することと、を含む、方法。
[42]
治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のために癌を有する患者を選択する方法であって、
前記患者の前記癌がRET関連癌であるかどうかを判定することと、
治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のための、RET関連癌を有すると判定された患者を選択することと、を含む、方法。
[43]
前記患者の前記癌がRET関連癌であるかどうかを判定するステップが、前記患者からの試料中のRET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出するためのアッセイを実施することを含む、[37]、[40]、および[42]のいずれか記載の方法。
[44]
前記患者から試料を得ることをさらに含む、[43]に記載の方法。
[45]
前記試料が、生検試料である、[44]に記載の方法。
[46]
前記アッセイが、配列決定、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ、および蛍光インサイチュハイブリダイゼーション(FISH)からなる群から選択される、[43]〜[45]のいずれかに記載の方法。
[47]
前記FISHが、分解FISH分析である、[46]に記載の方法。
[48]
前記配列決定が、パイロシーケンシングまたは次世代配列決定である、[46]に記載の方法。
[49]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[43]〜[48]のいずれかに記載の方法。
[50]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[49]に記載の方法。
[51]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[50]に記載の方法。
[52]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[51]に記載の方法。
[53]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[49]に記載の方法。
[54]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合である、[43]〜[48]のいずれか記載の方法。
[55]
前記RET遺伝子融合体が、BCR−RET、CLIP1−RET、KIF5B−RET、CCDC6−RET、NCOA4−RET、TRIM33−RET、ERC1−RET、FGFR1OP−RET、RET−MBD1、RET−RAB61P2、RET−PRKAR1A、RET−TRIM24、RET−GOLGA5、HOOK3−RET、KTN1−RET、TRIM27−RET、AKAP13−RET、FKBP15−RET、SPECC1L−RET、TBL1XR1/RET、CEP55−RET、CUX1−RET、KIAA1468−RET、RFG8/RET、ACBD5−RET、PTC1ex9−RET、MYH13−RET、PIBF1−RET、KIAA1217−RET、MPRIP−RET、HRH4−RET、Ria−RET、RET−PTC4、FRMD4A−RET、SQSTM1−RET、AFAP1L2−RET、PPFIBP2−RET、EML4−RET、PARD3−RET、MYH10−RET、HTIF1/RET、AFAP1−RET、RASGEF1A−RET、TEL−RET、RUFY1−RET、UEVLD−RET、DLG5−RET、FOXP4−RET、TIF1G−RET、H4L−RET、OFLM4−RET、およびRRBP1−RET、からなる群から選択される、[54]に記載の方法。
[56]
前記RET関連癌が、肺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、および子宮頸癌、からなる群から選択される、[36]、[37]、および[40]〜[55]のいずれかに記載の方法。
[57]
前記肺癌が、RET融合肺癌であるか、または前記癌が甲状腺髄様癌である、[56]に記載の方法。
[58]
前記肺癌が、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺細胞癌、または肺腺癌である、[56]に記載の方法。
[59]
前記式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が経口投与される、[34]〜[58]のいずれかに記載の方法。
[60]
前記患者に、さらなる療法または治療薬を投与することをさらに含む、[34]〜[59]のいずれかに記載の方法。
[61]
前記さらなる療法または治療薬が、放射線療法、細胞傷害性化学療法薬、キナーゼ標的治療薬、アポトーシスモジュレーター、シグナル伝達阻害剤、免疫標的療法、および血管新生標的療法から選択される、[60]に記載の方法。
[62]
前記さらなる治療薬が、1つ以上のキナーゼ標的治療薬から選択される、[61]に記載の方法。
[63]
[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物、および前記さらなる治療薬が、別々の投与量として同時に投与される、[60]〜[62]のいずれかに記載の方法。
[64]
[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物、および前記さらなる治療薬が、任意の順序で連続して別々の投与量として投与される、[60]〜[62]のいずれかに記載の方法。
[65]
患者におけるRET関連癌を治療するための薬剤の製造のための、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の使用。
[66]
前記RET関連癌が、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌である、[65]に記載の使用。
[67]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[66]に記載の使用。
[68]
RET遺伝子における1つ以上の点突然変異が、以下のアミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[67]に記載の使用。
[69]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[68]に記載の使用。
[70]
RET遺伝子における1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:
S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[69]に記載の使用。
[71]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[67]に記載の使用。
[72]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合である、[66]に記載の使用。
[73]
前記RET遺伝子融合体が、BCR−RET、CLIP1−RET、KIF5B−RET、CCDC6−RET、NCOA4−RET、TRIM33−RET、ERC1−RET、FGFR1OP−RET、RET−MBD1、RET−RAB61P2、RET−PRKAR1A、RET−TRIM24、RET−GOLGA5、HOOK3−RET、KTN1−RET、TRIM27−RET、AKAP13−RET、FKBP15−RET、SPECC1L−RET、TBL1XR1/RET、CEP55−RET、CUX1−RET、KIAA1468−RET、RFG8/RET、ACBD5−RET、PTC1ex9−RET、MYH13−RET、PIBF1−RET、KIAA1217−RET、MPRIP−RET、HRH4−RET、Ria−RET、RET−PTC4、FRMD4A−RET、SQSTM1−RET、AFAP1L2−RET、PPFIBP2−RET、EML4−RET、PARD3−RET、MYH10−RET、HTIF1/RET、AFAP1−RET、RASGEF1A−RET、TEL−RET、RUFY1−RET、UEVLD−RET、DLG5−RET、FOXP4−RET、TIF1G−RET、H4L−RET、OFLM4−RET、およびRRBP1−RET、からなる群から選択される、[72]に記載の使用。
[74]
前記RET関連癌が、肺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、および子宮頸癌、からなる群から選択される、[65]〜[73]のいずれかに記載の使用。
[75]
前記肺癌が、RET融合肺癌である、または前記癌が甲状腺髄様癌である、[74]に記載の使用。
[76]
前記肺癌が、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺細胞癌、または肺腺癌である、[74]に記載の使用。
[77]
前記薬剤が、経口投与用に製剤化されている、[65]〜[76]のいずれかに記載の使用。
[78]
RET関連癌を有すると同定または診断された患者を治療するのに使用するための、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物。
[79]
前記RET関連癌が、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌である、[78]に記載の化合物。
[80]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[79]に記載の化合物。
[81]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[80]に記載の化合物。
[82]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[81]に記載の化合物。
[83]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:
S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[82]に記載の化合物。
[84]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[80]に記載の化合物。
[85]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合である、[79]に記載の化合物。
[86]
前記RET遺伝子融合が、BCR−RET、CLIP1−RET、KIF5B−RET、CCDC6−RET、NCOA4−RET、TRIM33−RET、ERC1−RET、FGFR1OP−RET、RET−MBD1、RET−RAB61P2、RET−PRKAR1A、RET−TRIM24、RET−GOLGA5、HOOK3−RET、KTN1−RET、TRIM27−RET、AKAP13−RET、FKBP15−RET、SPECC1L−RET、TBL1XR1/RET、CEP55−RET、CUX1−RET、KIAA1468−RET、RFG8/RET、ACBD5−RET、PTC1ex9−RET、MYH13−RET、PIBF1−RET、KIAA1217−RET、MPRIP−RET、HRH4−RET、Ria−RET、RET−PTC4、FRMD4A−RET、SQSTM1−RET、AFAP1L2−RET、PPFIBP2−RET、EML4−RET、PARD3−RET、MYH10−RET、HTIF1/RET、AFAP1−RET、RASGEF1A−RET、TEL−RET、RUFY1−RET、UEVLD−RET、DLG5−RET、FOXP4−RET、TIF1G−RET、H4L−RET、OFLM4−RET、およびRRBP1−RET、からなる群から選択される、[85]に記載の化合物。
[87]
前記RET関連癌が、肺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、および子宮頸癌、からなる群から選択される、[78]〜[86]のいずれかに記載の化合物。
[88]
前記肺癌が、RET融合肺癌である、または前記癌が甲状腺髄様癌である、[87]に記載の化合物。
[89]
前記肺癌が、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺細胞癌、または肺腺癌である、[87]に記載の化合物。
[90]
哺乳動物細胞におけるRETキナーゼ活性を阻害するための方法であって、前記哺乳動物細胞を、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と接触させることを含む、方法。
[91]
前記接触が、インビボで生じる、[90]に記載の方法。
[92]
前記接触が、インビトロで生じる、[90]に記載の方法。
[93]
前記哺乳動物細胞が、哺乳動物癌細胞である、[90]〜[92]のいずれかに記載の方法。
[94]
前記哺乳動物細胞が、哺乳動物RET関連癌細胞である、[93]に記載の方法。
[95]
前記細胞が、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する、[90]〜[94]のいずれかに記載の方法。
[96]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[95]に記載の方法。
[97]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[96]に記載の方法。
[98]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[97]に記載の方法。
[99]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:
S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[98]に記載の方法。
[100]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[96]に記載の方法。
[101]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合である、[95]に記載の方法。
[102]
前記RET遺伝子融合が、BCR−RET、CLIP1−RET、KIF5B−RET、CCDC6−RET、NCOA4−RET、TRIM33−RET、ERC1−RET、FGFR1OP−RET、RET−MBD1、RET−RAB61P2、RET−PRKAR1A、RET−TRIM24、RET−GOLGA5、HOOK3−RET、KTN1−RET、TRIM27−RET、AKAP13−RET、FKBP15−RET、SPECC1L−RET、TBL1XR1/RET、CEP55−RET、CUX1−RET、KIAA1468−RET、RFG8/RET、ACBD5−RET、PTC1ex9−RET、MYH13−RET、PIBF1−RET、KIAA1217−RET、MPRIP−RET、HRH4−RET、Ria−RET、RET−PTC4、FRMD4A−RET、SQSTM1−RET、AFAP1L2−RET、PPFIBP2−RET、EML4−RET、PARD3−RET、MYH10−RET、HTIF1/RET、AFAP1−RET、RASGEF1A−RET、TEL−RET、RUFY1−RET、UEVLD−RET、DLG5−RET、FOXP4−RET、TIF1G−RET、H4L−RET、OFLM4−RET、およびRRBP1−RET、からなる群から選択される、[101]に記載の方法。
[103]
患者における過敏性腸症候群を治療する方法であって、過敏性腸症候群を有すると同定または診断された患者に、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[104]
疼痛の軽減を必要とする患者において、過敏性腸症候群に関連する疼痛を軽減するための方法であって、過敏性腸症候群を有すると同定または診断された患者に、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[105]
癌の転移の阻害を必要とする患者において、癌の転移を阻害するための方法であって、前記患者に、治療有効量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[106]
[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[31]に記載の医薬組成物が、別の化学療法剤と組み合わせて使用される、[105]に記載の方法。
[107]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)1回以上の用量の第1のRET阻害剤を前記対象に一定期間投与すること、
(b)(a)の後に、前記対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(d)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の第1のRET阻害剤を投与すること、を含む、方法。
[108]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[107]に記載の方法。
[109]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、ステップ(a)で投与される前記第1のRET阻害剤である、[107]に記載の方法。
[110]
前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(e)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[107]に記載の方法。
[111]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法、またはそれらの組み合わせである、[110]に記載の方法。
[112]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[111]に記載の方法。
[113]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)1回以上の用量の第1のRET阻害剤を一定期間対象に投与すること、
(b)(a)の後、前記対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤を投与すること、または
(d)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の前記第1のRET阻害剤を投与することと、を含み、前記変異が、アミノ酸位置804、例えば、V804M、V804L、またはV804Eでの置換である、方法。
[114]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、ステップ(a)で投与される前記第1のRET阻害剤である、[113]に記載の方法。
[115]
前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(e)別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[113]に記載の方法。
[116]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[115]に記載の方法。
[117]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[115]に記載の方法。
[118]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)癌を有し、1回以上の用量の第1のRET阻害剤を以前に投与されたことがある対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(b)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、前記対象に、さらなる用量の前記第1のRET阻害剤を投与すること、を含む、方法。
[119]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[118]に記載の方法。
[120]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤である、[118]に記載の方法。
[121]
前記対象が、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(d)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[120]に記載の方法。
[122]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法、またはそれらの組み合わせである、[121]に記載の方法。
[123]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[121]に記載の方法。
[124]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)癌を有し、1回以上の用量の第1のRET阻害剤を以前に投与されたことがある対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(b)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤を投与すること、あるいは
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤を投与すること、を含む、方法。
[125]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤である、[124]に記載の方法。
[126]
前記対象に、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(d)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[124]に記載の方法。
[127]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[126]に記載の方法。
[128]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[126]に記載の方法。
[129]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)1回以上の用量の[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を一定期間投与すること、
(b)(a)の後に、前記対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(c)癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有すると判定された対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤、または[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(d)癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する対象に、さらなる用量のステップ(a)の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、を含む、方法。
[130]
前記第2のRET阻害剤が、ステップ(c)で投与される、[129]に記載の方法。
[131]
[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が、ステップ(c)で投与される、[129]に記載の方法。
[132]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、第1のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[129]に記載の方法。
[133]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、ステップ(a)で投与されたものとは異なる、[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[129]に記載の方法。
[134]
ステップ(c)の抗癌剤が、ステップ(a)で投与された、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[129]に記載の方法。
[135]
前記対象に、さらなる用量の、ステップ(a)の[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与し、前記方法が、(e)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[129]に記載の方法。
[136]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[135]に記載の方法。
[137]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、ステップ(a)の前記化合物とは異なる、[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[135]に記載の方法。
[138]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)癌を有し、1回以上の用量の[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を以前に投与されたことがある対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(b)癌細胞または腫瘍に対して、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると判定された対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤、または[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(c)癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する前記対象に、さらなる用量の、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、を含む、方法。
[139]
前記第2のRET阻害剤が、ステップ(b)で投与される、[138]に記載の方法。
[140]
[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が、ステップ(b)で投与される、[138]に記載の方法。
[141]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[138]に記載の方法。
[142]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[138]に記載の方法。
[143]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、前記対象に以前に投与された、[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[138に記載の方法。
[144]
前記対象に、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された[1]〜[30]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与し、前記方法が、(d)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[138]に記載の方法。
[145]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[144]に記載の方法。
[146]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、[1]〜[30]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[145]に記載の方法。