(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第一のハウジングが互いに結合する第一のフロントハウジングと第一のリアハウジングを含み、前記第二のハウジングが互いに結合する第二のフロントハウジングと第二のリアハウジングを含み、
前記フレキシブルディスプレイスクリーンが第一のフロントハウジングと第二のフロントハウジングに設置され、
前記第一のハウジングの第一のギャップが第一のフロントハウジングに設置され、前記第二のハウジングの第二のギャップが第二のフロントハウジングに設置され、
前記第一の基板が第一のフロントハウジングと第一のリアハウジングの間に位置し、前記第二の基板が第二のフロントハウジングと第二のリアハウジングの間に位置することを特徴とする
請求項3に記載の折り畳み可能移動端末。
前記折り畳み可能移動端末はさらに第一の押圧シ−トを含み、前記第一の押圧シ−トが第一のフロントハウジングに接続され、前記第一の押圧シ−トが前記第一の接続棒の位置を制限して前記第一の接続棒を第一の押圧シ−トと第一のフロントハウジングの間に位置させることを特徴とする
請求項4に記載の折り畳み可能移動端末。
前記折り畳み可能移動端末はさらに第二の押圧シ−トを含み、前記第二の押圧シ−トが第二のフロントハウジングに接続され、前記第二の押圧シ−トが前記第二の接続棒の位置を制限して前記第二の接続棒を第二の押圧シ−トと前記第二のフロントハウジングの間に位置させることを特徴とする
請求項4に記載の折り畳み可能移動端末。
前記折り畳み可能移動端末はさらに支持ストリップを含み、前記第一の歯と第二の歯の間に隙間があり、前記支持ストリップが少なくとも部分的に前記隙間に充填されることを特徴とする
請求項3に記載の折り畳み可能移動端末。
前記第一の歯の第一のハウジングから遠く離れた一端が相互に接続して第一の支持ビームを形成し、前記第二の歯の第二のハウジングから遠く離れた一端が相互に接続して第二の支持ビームを形成し、前記支持ストリップが少なくとも部分的に第一の支持ビームと第二の支持ビームに置かれることを特徴とする
請求項7に記載の折り畳み可能移動端末。
前記第一の回転アセンブリはさらに第一のスライドブロックを含み、前記第一のスライドブロックが第一の回転軸に嵌着され、前記第一の接続棒の第一の端部は第一のスライドブロックに回転可能に接続され、
前記第二の回転アセンブリはさらに第二のスライドブロックを含み、前記第二のスライドブロックが第二の回転軸に嵌着され、前記第二の接続棒の第一の端部は第二のスライドブロックに回転可能に接続されることを特徴とする
請求項2に記載の折り畳み可能移動端末。
前記第一の回転アセンブリはさらに第一のブラケットを含み、前記第二の回転アセンブリはさらに第二のブラケットを含み、前記第一のブラケットが第一のスライド板に固定して接続され、前記第一の回転軸は第一のブラケットに穿設され、前記第一のスライドブロックは第一のブラケットと第一のスライド板の間に設置され、前記第二のブラケットが第二のスライド板に固定して接続され、前記第二の回転軸は第二のブラケットに穿設され、前記第二のスライドブロックは第二のブラケットと第二のスライド板の間に設置されることを特徴とする
請求項9に記載の折り畳み可能移動端末。
前記折り畳み可能移動端末はさらに第一のスライドブロック、第二のスライドブロックと連動する連動部材を含み、前記連動部材に第一の貫通孔と第二の貫通孔が設置され、前記第一の回転軸は第一の貫通孔を貫通し、前記第二の回転軸は第二の貫通孔を貫通することを特徴とする
請求項9に記載の折り畳み可能移動端末。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1、
図2、
図3と
図4に示すように、本発明の一つの実施例による折り畳み可能移動端末は、フレキシブルディスプレイスクリーン10、折り畳み機構20とハウジングアセンブリ30を備える。ハウジングアセンブリ30は第一のハウジング31と第二のハウジング32を含み、第一のハウジング31と第二のハウジング32の間に折り畳み機構20が接続され、フレキシブルディスプレイスクリーン10は第一のハウジング31と第二のハウジング32に設置される。
図1に示すように、折り畳み可能移動端末は展開状態にあり、第一のハウジング31、第二のハウジング32は折り畳み機構20に対して対称する。
図19に示すように、第一のハウジング31、第二のハウジング32が折り畳み機構20に対して回転して完全な折り畳み状態にある場合、フレキシブルディスプレイスクリーン10は移動端末の外側に位置する。
図1に示すように、展開状態にある場合、ハウジングアセンブリ30のフレキシブルディスプレイスクリーン10に向かう側の延伸長さ(
図1におけるX軸方向の寸法)がフレキシブルディスプレイスクリーン10から離れて面する側の延伸長さ(
図1のX軸方向の寸法)と同じであり、
図19に示すように、ハウジングアセンブリ30はそれ自体の厚さ(
図1のY軸方向の寸法)により、折り畳み状態にある時に、フレキシブルディスプレイスクリーン10に向かう側の延伸長さがフレキシブルディスプレイスクリーン10から離れて面する側の延伸長さよりも大きく、折り畳み機構20を設置することにより、第一のハウジング31と第二のハウジング32は展開状態と折り畳み状態の切り替えを行う時に生じる長さの違いに適応することができる。
【0008】
前記第一のハウジング31は互いに結合する第一のフロントハウジング311と第一のリアハウジング312を含み、前記第二のハウジング32は互いに結合する第二のフロントハウジング311と第二のリアハウジング312を含む。結合方式は、ネジロック、接着、溶接などであってもよい。前記フレキシブルディスプレイスクリーン10は第一のフロントハウジング311と第二のフロントハウジング321に設置される。前記フレキシブルディスプレイスクリーン10の表示エリアは展開状態において矩形状又は丸角矩形状とすることができる。第一のフロントハウジング311と第一のリアハウジング312はY軸方向に一定の間隔を有し、同様に、第二のフロントハウジング321と第二のリアハウジング322はY軸方向にも一定の間隔を有し、この間隔が電源モジュール、通信モジュールなどの部品を配置するためのスペースを提供し、同時に折り畳み機構20が第一のハウジング31、第二のハウジング32に対してスライド及び伸縮するために必要なスペースを提供する。
【0009】
第一のハウジング31と第二のハウジング32はX軸方向にも一定の間隔を有し、折り畳み機構20は第一のハウジング31と第二のハウジング32の間のX軸方向の間隔内に設置され、且つ折り畳み機構20の少なくとも部分の構造が第一のハウジング31と第二のハウジング32内に収容される。第一のハウジング31と第二のハウジング32の間のX軸方向の間隔は、第一のハウジング1、第二のハウジング32が折り畳み機構20の周りに回転する過程に変化し、したがって第一のハウジング31、第二のハウジング32が折り畳み機構20の周りに回転する過程に、折り畳み機構20は第一のハウジング31と第二のハウジング32の内に異なる程度で引き込まれる。同時に
図4と
図5を参照すると、折り畳み機構20は、第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60を含む。第一の回転アセンブリ50は第一のハウジング31に接続され、第一の回転アセンブリ50は少なくとも部分的に第一のハウジング31内に収容され且つ第一のハウジング31に対してスライド及び伸縮することができ、第二の回転アセンブリ60は第二のハウジング32に接続され、第二の回転アセンブリ60は少なくとも部分的に第二のハウジング32内に収容され且つ第二のハウジング32に対してスライド及び伸縮することができ、第一のハウジング31に対する第一の回転アセンブリ50のスライド及び伸縮と第二のハウジング32に対する第二の回転アセンブリ60のスライド及び伸縮により、第一のハウジング31と第二のハウジング32は展開状態と折り畳み状態の切り替えを行う時に生じる長さの違いに適応することができる。
【0010】
一つの実施例では、第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60の構造が同じであり、且つ第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60が第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60の間の中軸線I−I(
図5)に沿って対称的に分布し、第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60の対称的な設置により、中軸線I−Iに沿った第一のハウジング31と第二のハウジング32の対称的な開閉を達成することができる。
【0011】
同時に
図4、
図5、
図6と
図7を参照すると、前記第一の回転アセンブリ50は第一のスライド板51、第一の回転軸53と第一の接続棒54を含む。前記第一の回転軸53が第一のスライド板51に設置され、前記第一の接続棒54の第一の端部541が第一の回転軸53にスライド可能且つヒンジで接続され、前記第一の接続棒54の第二の端部542が第一のハウジング31に回転可能に接続される。前記第一のスライド板51は少なくとも部分的に第一のハウジング31内に収容され且つ第一のハウジング31に対してスライド及び伸縮することができる。第一のハウジング31と第二のハウジング32が対称的に開閉する過程に、前記第一のスライド板51と第一の回転軸53は一緒に第一のハウジング31に対してスライド及び伸縮し、第一の接続棒54の第二の端部542は第一のハウジング31に対して回転し、第一の接続棒54の第一の端部541は第一の回転軸53にスライドし、同時に第一の回転軸53に対して回転する。第一のハウジング31内への第一のスライド板51の収容程度の変化により、第一のハウジング31と第二のハウジング32の対称的な開閉の過程に生じる長さの違いに対応する。
【0012】
図2と
図3に示す実施例では、第一のスライド板51には2つの第一の回転軸53と2つの第一の接続棒54が設置され、そして第一のスライド板51のZ軸方向の中央位置に上下対称的に設置される。他のいくつかの実施例では、第一の回転軸53と第一の接続棒54の数が一つ又は複数であってもよく、異なる数の第一の回転軸53と第一の接続棒54はいずれも第一のハウジング31に対する第一のスライド板51のスライド及び伸縮を実現することができる。
【0013】
同時に
図4、
図5、
図6と
図7を参照すると、前記第二の回転アセンブリ60は第二のスライド板61、第二の回転軸63と第二の接続棒64を含む。前記第二の回転軸63が第二のスライド板61に設置され、前記第二の接続棒64の第一の端部641が第二の回転軸63にスライド可能且つヒンジで接続され、前記第二の接続棒64の第二の端部642が第二のハウジング32に回転可能に接続される。前記第二のスライド板61は少なくとも部分的に第二のハウジング32内に収容され且つ第二のハウジング32に対してスライド及び伸縮することができる。第一のハウジング31と第二のハウジング32が対称的に開閉する過程に、前記第二のスライド板61と第二の回転軸63は第二のハウジング32に対してスライド及び伸縮し、第二の接続棒64の第二の端部642は第二のハウジング32に対して回転し、第二の接続棒64の第一の端部641は第二の回転軸63にスライドし、同時に第二の回転軸63に対して回転する。第二のハウジング32内への第二のスライド板61の収容程度の変化により、第一のハウジング31と第二のハウジング32の対称的な開閉の過程に生じる長さの違いに対応する。
【0014】
図2と
図3に示す実施例では、第二のスライド板61には2つの第二の回転軸63と2つの第二の接続棒64が設置され、そして第二のスライド板61のZ軸方向の中央位置に上下対称的に設置される。他のいくつかの実施例では、第二の回転軸63と第二の接続棒64の数が一つ又は複数であってもよく、異なる数の第二の回転軸63と第二の接続棒64はいずれも第二のハウジング32に対する第二のスライド板61のスライド及び伸縮を実現することができる。
【0015】
同時に
図8と
図9を参照すると、一つの実施例では、前記折り畳み機構20はさらに第一の回転軸53と第二の回転軸63を接続する連動部材22を含み、前記連動部材22に第一の貫通孔221と第二の貫通孔222が設置され、前記第一の回転軸53は第一の貫通孔221を貫通し、前記第二の回転軸63は第二の貫通孔222を貫通する。連動部材22は第一の接続棒54の第一の端部541と第二の接続棒64の第一の端部641と連動し、即ち連動部材22の接続により、第一の回転軸53での第一の接続棒54の第一の端部541のスライドは第二の回転軸63での第二の接続棒64の第一の端部641のスライドを駆動することができ、逆にも同様である。
【0016】
連動部材22は、第一の回転軸53にスライド可能且つヒンジで接続された第一の接続棒54と第二の回転軸63にスライド可能且つヒンジで接続された第二の接続棒64の運動を同期させることができ、即ち、第一のハウジング31に対する第一のスライド板51のスライド及び伸縮と第二のハウジング32に対する第二のスライド板61のスライド及び伸縮を同期させることができ、第一のハウジング31と第二のハウジング32の対称的な開閉をより良く達成することができる。連動部材22は金属材料で作られてもよいし、プラスチック材料で作られてもよい。
【0017】
他の実施例では、連動部材22の機能は他の構造によって実現されてもよく、例えば第一の接続棒54と第一の回転軸53のスライド及びヒンジ接続を実現するための素子と第二の接続棒64と第二の回転軸63のスライド及びヒンジ接続を実現するための素子が一体に設置され、一体に設置された、スライド及びヒンジ接続を実現するための素子も第一の回転軸53にスライド可能且つヒンジで接続された第一の接続棒54と第二の回転軸63にスライド可能且つヒンジで接続された第二の接続棒64の運動を同期させることができる。
【0018】
同時に
図7、
図8、
図9を参照すると、一つの実施例では、前記第一の回転アセンブリ50はさらに第一のスライドブロック52を含み、第一のスライドブロック52により第一の接続棒54と第一の回転軸53のスライド及びヒンジ接続を実現する。前記第一のスライド板52は第一の回転軸53にスライドして嵌着され、前記第一の接続棒54の第一の端部541は第一のスライドブロック52に回転可能に接続される。
【0019】
一つの実施例では、前記第一のスライドブロック52は2つのスリーブ521、スリーブ521の間に接続された接続アーム522を含み、前記第一の回転軸53は第一のスライドブロック52のスリーブ521を貫通し、第一のスライドブロック52は第一の回転軸53にスライドすることができるだけでなく、第一の回転軸53に対して回転することができる。前記第一の接続棒54の第一の端部541は第一のスライドブロック52の接続アーム522に回転可能に接続される。さらに、前記第一のスライドブロック52の接続アーム522に第一の位置決め穴523が設置され、前記第一の接続棒54の第一の端部541に第一の位置決めカラム543が設置され、第一の位置決めカラム543は第一の位置決め孔523に挿入される。
【0020】
前記第二の回転アセンブリ60はさらに第二のスライドブロック62を含み、第二のスライドブロック62により第二の接続棒64と第二の回転軸63のスライド及びヒンジ接続を実現する。前記第二のスライド板62は第二の回転軸63にスライドして嵌着され、前記第二の接続棒64の第一の端部641は第二のスライドブロック62に回転可能に接続される。
【0021】
一つの実施例では、前記第二のスライドブロック62は2つのスリーブ621、スリーブ621の間に接続された接続アーム622を含み、前記第二の回転軸63は第二のスライドブロック62のスリーブ621を貫通し、第二のスライドブロック62は第二の回転軸63にスライドすることができるだけでなく、第二の回転軸63に対して回転することができる。前記第二の接続棒64の第一の端部641は第二のスライドブロック62の接続アーム622に回転可能に接続される。さらに、前記第二のスライドブロック62の接続アーム622に第二の位置決め穴623が設置され、前記第二の接続棒64の第一の端部641に第二の位置決めカラム643が設置され、第二の位置決めカラム643は第二の位置決め孔623に挿入される。
【0022】
一つの実施例では、前記連動部材22は前記第一の貫通孔221が設置された第一のアーム部223と前記第二の貫通孔222が設置された第二のアーム部224を含み、前記第一のアーム部223が第一のスライドブロック52の2つのスリーブ521の間に設置され、前記第二のアーム部224が第二のスライドブロック62の2つのスリーブ621の間に設置され、前記第一の回転軸53は第一の貫通孔221を貫通し、前記第二の回転軸63は第二の貫通孔222を貫通する。連動部材22は第一のスライドブロック52と第二のスライドブロック62の接続媒体として、第一の回転軸53での第一のスライドブロック52のスライドと第二の回転軸63での第二のスライドブロック62のスライドを同期させることができる。
【0023】
図4、
図5、
図6と
図7に示すように、一つの実施例では、前記第一の回転アセンブリ50はさらに第一のブラケット56を含み、前記第一の回転軸53は第一のブラケット56によって第一のスライド板51に設置される。さらに、前記第一のブラケット56はネジロックにより第一のスライド板51に固定されてもよい。前記第一の回転軸53は第一のブラケット56に穿設され、前記第一のスライドブロック52は第一のブラケット56と第一のスライド板51の間に設置される。第一のブラケット56を設置することにより、第一のスライドブロック52、第一の接続棒54の第一の端部541及び第一の回転軸53の間の相対運動を第一のブラケット56と第一のスライド板51によって挟まれたスペース内に制限させ、第一の接続棒54の第一の端部541が第一のスライドブロック52から外されることを防止することができる。
【0024】
前記第一の接続棒54の第二の端部542と第一のハウジング31の回転接続の実現方式は第一の接続棒54の第二の端部542が第一のフロントハウジング311に回転可能に接続されること、又は第一の接続棒54の第二の端部542が第一のリアハウジング312に回転可能に接続されること、又は第一の接続棒54の第二の端部542が同時に第一のフロントハウジング311、第一のリアハウジング312に回転可能に接続されることであってもよい。一つの実施例では、
図8、
図9と
図11に示すように、前記第一のフロントハウジング311に第一の接続穴313が設置され、前記第一の接続棒54の第二の端部542に第一の接続カラム544に設置され、第一の接続カラム544は第一の接続穴313に挿入される。さらに、
図13と
図15に示すように、前記第一の回転アセンブリ50はさらに第一の押圧シ−ト55を含み、前記第一の押圧シ−ト55が第一のフロントハウジング311に接続され、前記第一の押圧シ−ト55が前記第一の接続棒54を制限して前記第一の接続棒54を第一の押圧シ−ト55と第一のフロントハウジング311の間に位置させる。
【0025】
図4、
図5、
図6と
図7に示すように、一つの実施例では、前記第二の回転アセンブリ60はさらに第二のブラケット66を含み、前記第二の回転軸63は第二のブラケット66によって第二のスライド板61に設置される。さらに、前記第二のブラケット66はネジロックにより第二のスライド板61に固定されてもよい。前記第二の回転軸63は第二のブラケット66に穿設され、前記第二のスライドブロック62は第二のブラケット66と第二のスライド板61の間に設置される。第二のブラケット66を設置することにより、第二のスライドブロック62、第二の接続棒64の第一の端部641及び第二の回転軸63の間の相対運動を第二のブラケット66と第二のスライド板61によって挟まれたスペース内に制限させ、第二の接続棒64の第一の端部641が第二のスライドブロック62から外されることを防止することができる。
【0026】
前記第二の接続棒64の第二の端部642と第二のハウジング32の回転接続の実現方式は第二の接続棒64の第二の端部642が第二のフロントハウジング321に回転可能に接続されること、又は第二の接続棒64の第二の端部642が第二のリアハウジング322に回転可能に接続されること、又は第二の接続棒64の第二の端部642が同時に第二のフロントハウジング321、第二のリアハウジング322に回転可能に接続されることであってもよい。一つの実施例では、
図8、
図9と
図11に示すように、前記第二のフロントハウジング321に第二の接続穴323が設置され、前記第二の接続棒64の第二の端部642に第二の接続カラム644が設置され、第二の接続カラム644は第二の接続穴323に挿入される。さらに、
図13と
図15に示すように、前記第二の回転アセンブリ60はさらに第二の押圧シ−ト65を含み、前記第二の押圧シ−ト65が第二のフロントハウジング321に接続され、前記第二の押圧シ−ト65が前記第二の接続棒64を制限して前記第二の接続棒64を第二の押圧シ−ト65と前記第二のフロントハウジング321の間に位置させる。
【0027】
図8と
図9に示すように、前記折り畳み機構20はさらに第一の回転軸53と第二の回転軸63の両端に設置された軸スリーブ24をさらに含む。軸スリーブ24は第一の回転軸53を第一のブラケット56に固定し、同時に第二の回転軸63を第二のブラケット66に固定する。第一のブラケット56、第二のブラケット66の数が第一の回転軸53、第二の回転軸63の数と同じである。一つの実施例では、第一のブラケット56、第二のブラケット66の数がいずれも2つであり、各第一のブラケット56は第一のスライド板51のZ軸方向の対応する端部に設置され、各第二のブラケット66は第二のスライド板61のZ軸方向の対応する端部に設置される。
【0028】
一つの実施例では、
図4と
図7に示すように、前記折り畳み機構20はさらに支持ストリップ26を含み、支持ストリップ26が第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60の間に設置される。支持ストリップ26はフレキシブルディスプレイスクリーン10を支持することに用いられる。支持ストリップ26は、第一のスライド板51と第二のスライド61の隙間の間に設置されるように、Z軸方向に一定の延伸長さを有することができる。
【0029】
第一のブラケット56と第二のブラケット66が設置された実施例では、支持ストリップ26はさらに第一のブラケット56と第二のブラケット66の隙間の間に延伸して設置されてもよい。前記支持ストリップ26は第一のスライド板51、第二のスライド61、第一のブラケット56、第二のブラケット66、第一のフロントハウジング311、第二のフロントハウジング321と一緒に前記フレキシブルディスプレイスクリーン10を支持することができる。
【0030】
図8と
図9に示すように、前記連動部材22には収容溝226が設置され、前記支持ストリップ26の少なくとも一部の構造が前記収容溝226に収容されている。一つの実施例において前記連動部材22は第一のアーム部223と第二のアーム部224を接続するための接続部225を含み、前記収容溝226は接続部225に設置される。
【0031】
図8と
図9に示すように、別の実施例では、前記軸スリーブ24にも収容溝241が設置され、前記支持ストリップ26の少なくとも一部の構造が前記収容溝241に収容されている。前記支持ストリップ26と軸スリーブ24及び/又は連動部材22の接続は溶接などの方式で実現されてもよい。
【0032】
図20、
図23、
図24と
図25に示すように、前記支持ストリップ26の上面261は、前記フレキシブルディスプレイスクリーン10に向かい且つアーク面である。前記折り畳み可能移動端末が
図24に示す半折り畳み状態又は
図25に示す折り畳み状態にある場合、支持バ−26がアーク面を有するため、第一のハウジング31及び第二のハウジング32の輪郭曲率が折り畳み過程に急激に変化することを防止することができ、それによってフレキシブルディスプレイスクリーン10をより良く支持する。
【0033】
図7、
図8と
図9に示すように、一つの実施例では、前記第一の回転アセンブリ50はさらに第一のスライド51に設置された第一の弾性シート57を含み、前記第一の弾性シート57は第一の接続棒54の第一の端部541のスライド方向の2つの限界位置に第一の係合位置571が設置される。第一のブラケット56を有する実施例では、第一の弾性シート57は第一のブラケット56によって第一のスライド板51に固定され、第一の弾性シート57は第一のブラケット56内に設置される。
【0034】
第一の弾性シート57の2つの第一の係合位置571は、第一の回転軸53での第一の接続棒54の第一の端部541のスライド経路の両端に対応する。第一の係合位置571と第一の接棒54の第一の端部541の間にある程度の干渉が形成されるため、第一の係合位置571は、第一の接続棒54の第一の端部541に一定のクランプ力を形成し、第一の接続棒54の第一の端部541の位置の任意の変更を防止し、したがって、第一のハウジング31に対する第一のスライド板51の位置を安定にすることができ、また、折り畳み移動端末装置を折り畳み状態又は展開状態に安定に維持させることができる。
【0035】
一つの実施例では、前記第一の接続棒54の第一の端部541上の第一の位置決めカラム543は延伸して第一の端部541の対向する両側を通り、ここで第一の位置決めカラム543の一端が第一のスライドブロック52上の第一の位置決め孔523と係合し、第一の位置決めカラム543の他端が第一の弾性シート57の第一の係合位置571に穿設される。第一の係合位置571は第一の位置決めカラム543を挟んで第一の接続棒541に対して一定のクランプ力を形成する。
【0036】
一つの実施例では、前記第一の弾性シート57の2つの前記第一の係合位置571の間に第一の減衰位置572が設置され、第一の接続棒54の第一の端部541が第一の係合位置571から第一の減衰位置572へスライドする時に抵抗が大きくなる。抵抗の増大は、第一の減衰位置572によって第一の位置決めカラム543に印加されたクランプ力が第一の係合位置571によって第一の位置決めカラム543に印加されたクランプ力よりも大きくなることにより実現されてもよい。例えば、第一の弾性シート57は、一端が開放され、一端が閉鎖されたウエスト形状であってもよく、2つの第一の係合位置571は第一の弾性シート57の両端に形成され、第一の減衰位置572は第一の弾性シート57の中部に形成され、第一の減衰位置572内の第一の位置決めカラム543が穿設するための隙間が第一の係合位置571内の第一の位置決めカラム543が穿設するための隙間よりも小さく、そのため第一の係合位置571から第一の減衰位置572へ通る過程に、第一の接続棒54への抵抗が大きくなる。このようにして第一の弾性シート57を設置することにより、折り畳み可能移動端末の第一のハウジング31と第二のハウジング32を回転する時に、減衰感をさらに有する。
【0037】
別のいくつかの実施例では、第一の弾性シート57はさらに閉ループ形状であってもよい。さらに、いくつかの実施例では、第一の弾性シート57は2つの分離するストリップ形状であってもよく、2つの分離するストリップ形状の弾性シートの両端が第一のブラケット56又は他の素子(又は他の形態)で第一のスライド板51に固定され、第一の回転軸53に沿う第一の接続棒54のスライド経路の異なる位置に異なる抵抗を提供することができる。
【0038】
図9に示すように、前記第一のブラケット56内に第一の受容キャビティ560が設置され、前記第一の弾性シート57は第一の受容キャビティ560に収容される。第一のブラケット56が第一のスライド板51に固定された後、第一のスライド板51は前記第一の受容キャビティ560を閉じ、第一の弾性シート57は第一の受容キャビティ560内に固定される
さらに、前記第一の受容キャビティ560は第一の弾性シート57の第一の係合位置571に対応する2つの第一の位置決めキャビティ561、及び2つの第一の位置決めキャビティ561の間に位置する第一の解放キャビティ562を含む。第一の解放キャビティ562内のスペースが第一の位置決めキャビティ561のスペースより大きく、第一の係合位置571は第一の位置決めキャビティ561に置かれた後、第一の係合位置571は固定され、移動できない。2つの第一の係合位置571の間に位置する第一の減衰位置572は第一の解放キャビティ562内に対応して置かれ、第一の解放キャビティ562は第一の減衰位置572を弾性変形させることができるスペースを有する。
【0039】
一つの実施例では、前記第二の回転アセンブリ60はさらに第二のスライド61に設置された第二の弾性シート67を含み、前記第二の弾性シート67は第二の接続棒64の第一の端部641のスライド方向の2つの限界位置に第二の係合位置671が設置される。第二のブラケット66を有する実施例では、第二の弾性シート67は第二のブラケット66によって第二のスライド板61に固定され、第二の弾性シート67は第二のブラケット66内に設置される。
【0040】
第二の弾性シート67の2つの第二の係合位置671は、第二の回転軸63での第二の接続棒64の第一の端部641のスライド経路の両端に対応する。第二の係合位置671と第二の接棒64の第一の端部641の間にある程度の干渉が形成されるため、第二の係合位置671は、第二の接続棒64の第一の端部641に一定のクランプ力を形成し、第二の接続棒64の第一の端部541の位置の任意の変更を防止し、したがって、第二のハウジング32に対する第二のスライド板61の位置を安定にすることができ、また、折り畳み移動端末装置を折り畳み状態又は展開状態に安定に維持させることができる。
【0041】
一つの実施例では、前記第二の接続棒64の第一の端部641上の第二の位置決めカラム643は延伸して第一の端部641の対向する両側を通り、ここで第二の位置決めカラム643の一端が第二のスライドブロック62上の第二の位置決め孔623と係合し、第二の位置決めカラム643の他端が第二の弾性シート67の第二の係合位置671に穿設される。第二の係合位置671は第二の位置決めカラム643を挟んで第二の接続棒541に対して一定のクランプ力を形成する。
【0042】
同時に
図4、
図5と
図21、
図22を参照すると、
図5に折り畳み機構20が展開状態にあることを示し、第二の接続棒64の第一の端部641に形成された第二の位置決めカラム643がその中の一つの第二の係合位置671に穿設され、
図22に折り畳み機構20が折り畳み状態にあることを示し、第二の接続棒64の第一の端部641に形成された第二の位置決めカラム643がもう一つの第二の係合位置671に穿設される。
【0043】
一つの実施例では、前記第二の弾性シート67の2つの前記第二の係合位置671の間に第二の減衰位置672が設置され、第二の接続棒64の第一の端部641が第二の係合位置671から第二の減衰位置672へスライドする時に抵抗が大きくなる。抵抗の増大は、第二の減衰位置672によって第二の位置決めカラム643に印加されたクランプ力が第二の係合位置671によって第二の位置決めカラム643に印加されたクランプ力よりも大きくなることにより実現されてもよい。例えば、第二の弾性シート67は、一端が開放され、一端が閉鎖されたウエスト形状であってもよく、2つの第二の係合位置671は第二の弾性シート67の両端に形成され、第二の減衰位置672は第二の弾性シート67の中部に形成され、第二の減衰位置672内の第二の位置決めカラム643が穿設するための隙間が第二の係合位置671内の第二の位置決めカラム643が穿設するための隙間よりも小さく、そのため第二の係合位置671から第二の減衰位置672へ通る過程に、第二の接続棒64への抵抗が大きくなる。このようにして第二の弾性シート67を設置することにより、折り畳み可能移動端末の第一のハウジング31と第二のハウジング32を回転する時に、減衰感をより有する。
【0044】
別のいくつかの実施例では、第二の弾性シート67はさらに閉ループ形状であってもよい。さらに、いくつかの実施例では、第二の弾性シート67は2つの分離するストリップ形状であってもよく、2つの分離するストリップ形状の弾性シートの両端が第二のブラケット66又は他の素子(又は他の形態)で第二のスライド板61に固定され、第二の回転軸63に沿う第二の接続棒64のスライド経路の異なる位置に異なる抵抗を提供することができる。
【0045】
図9に示すように、前記第二のブラケット66内に第二の受容キャビティ660が設置され、前記第二の弾性シート67は第二の受容キャビティ660に収容される。第二のブラケット66が第二のスライド板61に固定された後、第二のスライド板61は前記第二の受容キャビティ660を閉じ、第二の弾性シート67は第二の受容キャビティ660内に固定される
さらに、前記第二の受容キャビティ660は第二の弾性シート67の第二の係合位置671に対応する2つの第二の位置決めキャビティ661、及び2つの第二の位置決めキャビティ661の間に位置する第二の解放キャビティ662を含む。第二の解放キャビティ662内のスペースが第二の位置決めキャビティ661のスペースよりも大きく、第二の係合位置671が第二の位置決めキャビティ661に置かれた後、第二の係合位置671は固定され、移動できない。2つの第二の係合位置671の間に位置する第二の減衰位置672は第二の解放キャビティ662内に対応して置かれ、第二の解放キャビティ662は第二の減衰位置672を弾性変形させることができるスペースを有する。
【0046】
同時に
図10、
図11と
図12を参照すると、一つの実施例では、前記折り畳み可能移動端末はさらに接続シート70と2つの押圧ブロック71をさらに備え、前記接続シート70が第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60に横たわり、且つ接続シート70の両端がそれぞれ押圧ブロック71によって相対的にスライドして第一のハウジング31及び第2のハウジング32に接続される。第一のハウジング31と第二のハウジング32の回転中に生じる長さの違いの変化は折り畳み機構20の第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60がそれぞれ第一のハウジング31と第2のハウジング32に対してスライド及び伸縮することにより吸収されてもよく、これにより、折り畳み可能移動端末は折り畳み及び展開過程に外観が均一かつ完全であり、接続シート70を設置することにより、第一のハウジング31、第二のハウジング32が過度に引き伸ばされることを防止し、フレキシブルディスプレイスクリーン10が引き伸ばされて損傷が生じることを回避することができる。
【0047】
同時に
図16を参照すると、前記接続シート70の第一の端部701に第一の長穴703が設置され、接続シート70の第二の端部702に第二の長穴704が設置され、前記押圧ブロック71が第一の長穴703を貫通して第一のハウジング31に固定して接続され、別の前記押圧ブロック71が第二の長穴704を貫通して第二のハウジング32に固定して接続される。第一の回転アセンブリ50が第一のハウジング31に対して伸縮し、第二の回転アセンブリ60が第二のハウジング32に対して伸縮する場合、前記接続シート70は第一の長穴703、第二の長穴704の延伸方向に沿って押圧ブロック71に対して移動し、即ち第一のハウジング31、第二のハウジング32に対して移動する。
図12に示すように、折り畳み可能移動端末が展開状態にある場合、接続シート70の第一の長穴703、第二の長穴704の外端、即ち第一の回転アセンブリ50、第二の回転アセンブリ60からそれぞれ離れる一端が第一のハウジング31、第二のハウジング32に当接するため、第一のハウジング31、第二のハウジング32は相対的に離れ続けることができなく、第一のハウジング31、第二のハウジング32が過度に引き伸ばされることを防止する。折り畳み過程に、第一の長穴703、第二の長穴704が第一のハウジング31、第二のハウジング32に対してスライドスペースを有するため、接続シート70は第一のハウジング31、第二のハウジング32に対して相対的にスライドし、折り畳み過程にける第一のハウジング31、第二のハウジング32の長さの変化に適応することができる。
【0048】
前記接続シート70は第一の端部701と第二の端部702に位置する2つの接続部705、及び2つの接続部705の間に接続された支持部706を含み、前記接続部705が押圧ブロック71との接続に用いられ、前記支持部706がフレキシブルディスプレイスクリーン10の支持に用いられる。
【0049】
押圧ブロック71はネジなどの留め具であってもよく、第一の長穴703、第二の長穴704を貫通した後、接続シート70を第一のハウジング31と第二のハウジング32に接続する。一つの実施例では、押圧ブロック71は方形ブロック状であり、接続シート70の第一の端部701と第二の端部702に押圧され、その後、別の留め具によって押圧ブロック71及び第一の長穴703、第二の長穴704を貫通し、第一のハウジング31、第二のハウジング32にロックされる。例えば、第一のフロントハウジング311に第一の嵌合位置314が形成され、押圧ブロック71は接続シート70の第一の端部701を第一のハウジング311の第一の嵌合位置314にスライドして接続する。それに対応して、第二のフロントハウジング321に第二の嵌合位置324が形成され、別の押圧ブロック71は接続シート70の第二の端部702を第二のハウジング321の第二の嵌合位置324にスライドして接続する。
【0050】
いくつかの実施例では、前記支持部706は2つの接続部705の接続位置に曲げ部が形成される。
図12に示すように、第一の嵌合位置314と第二の嵌合位置324に凹部が形成されて、接続シート70上の曲げ部とマッチングし、同時に対応する押圧ブロック71の収容に用いられる。
【0051】
前記接続シート70に相互に離間した貫通孔700が設置されている。いくつかの実施例では、貫通孔700は支持部706に設置され、これらの貫通孔700により、接続シート70はより容易に曲げ、接続シート70は第一の回転アセンブリ50と第二の回転アセンブリ60により良く貼り付け、接続シート70がしわになり、フレキシブルディスプレイスクリーン10に対する支持効果に影響を及ぼすことが回避される。
【0052】
いくつかの実施例では、前記支持部706には、前記支持ストリップ26に接続された固定構造707が設置される。固定構造707は溶接穴であってもよく、接続シート70は支持ストリップ26を跨いだ後、溶接により支持ストリップ26に固定して接続されてもよい。
【0053】
一つの実施例では、接続シート70が2つであり、他の実施例における接続シート70の数が需要に応じて増減できることが理解できる。
【0054】
図10、
図11を参照すると、一つの実施例では、前記折り畳み可能移動端末はさらに装飾ブロック72を備え、装飾ブロック72が折り畳み機構20のZ軸方向の両端に配置され、且つ第一のハウジング31と第二のハウジング32の間の隙間に位置し、折り畳み機構20の端部構造を遮蔽して外観への露出の影響を回避することに用いられる。
【0055】
同時に
図11、
図13、
図14を参照すると、第一のフロントハウジング311に第一の接続位置315が設置され、第二のフロントハウジング321に第二の接続位置325が設置され、装飾ブロック72は第一のフロントハウジング311の第一の接続位置315、第二のフロントハウジング321の第二の接続位置325と接続を形成し、そして第一のスライド板51と第二のスライド板61のZ軸方向の両端に位置する。
【0056】
同時に
図17と
図18を参照すると、フレキシブルディスプレイスクリーン10の搭載が容易になるように、前記装飾ブロック72のフレキシブルディスプレイスクリーン10に向かう側面がほぼ平坦である。前記装飾ブロック72のフレキシブルディスプレイスクリーン10から離れて面する側面に第一のフロントハウジング311、第二のハウジング321との接続構造、例えば突起カラム721が形成される。前記装飾ブロック72のフレキシブルディスプレイスクリーン10から離れて面する側面にも複数のリブ722が形成される。折り畳み可能移動端末が展開状態にある場合、前記装飾ブロック72は自然展開状態にあり、隣接する2つのリブ722の間の間隔は、フレキシブルディスプレイスクリーン10から離れる方向に徐々に増加する。装飾ブロック72が曲げる場合、即ち折り畳み可能移動端末が折り畳み状態にある場合、隣接するリブ722は相互に貼り付ける。
図10と
図11に示すように、前記第一のハウジング31には離間したギャップ316が形成されている。一つの実施例では、
図14と
図15に示すように、前記第一のギャップ316は第一のフロントハウジング311の第一の回転アセンブリ50に近い一側に設置される。前記第一のスライド板51には第一のハウジング31の第一のギャップ316に対応する第一の歯511が設置される。前記折り畳み可能移動端末は折り畳みと展開状態の間に切り替えする場合、前記第一のスライド板51は第一のハウジング31内に異なる程度で収容される。第一のハウジング31と第一のスライド板51に対応する歯とギャップを設置することにより、第一のハウジング31及び第一のスライド板51の間に形成された空き面積が減少し、これによりフレキシブルディスプレイスクリーン10をより安定に支持し、フレキシブルディスプレイスクリーン10の一部が力を受けて変形して機能が損壊されることを回避する。
【0057】
一つの実施例では、
図4と
図6に示すように、前記第一のスライド板51は第一の基板510を含み、第一の基板510に前記第一の歯511が形成される。前記第一の基板510は第一のフロントハウジング311と第一のリアハウジング312の間に位置し、そして第一のフロントハウジング311と第一のリアハウジング312の間にスライド及び伸縮することができる。第一の歯511と第一のフロントハウジング311が同一の面に位置し、該面がXZ軸で定義された面に平行である。第一の歯511と第一のフロントハウジング311が同一の面に位置し、フレキシブルディスプレイスクリーン10を共同で支持することに用いられる。
【0058】
理解すべきものとして、第一のスライド板51の隣接する2つの第一の歯511の間にも対応する第一のギャップが形成され、第一のフロントハウジング311の隣接する2つの第一のギャップ316の間にも対応する第一の歯が形成される。第一のスライド板51の第一の歯511が第一のフロントハウジング311上の第一のギャップ316に対応し、第一のスライド板51の第一のギャップが第一のフロントハウジング311の第一の歯に対応する。
【0059】
前記第二のハウジング32には離間した第二のギャップ326が設置される。一つの実施例では、
図14と
図15に示すように、前記第二のギャップ326は第二のフロントハウジング321の第二の回転アセンブリ60に近い一側に設置される。前記第二のスライド板61には第二のハウジング32の第二のギャップ326に対応する第二の歯611が設置される。前記折り畳み可能移動端末は折り畳みと展開状態の間に切り替えする場合、前記第二のスライド板61は第二のハウジング32内に異なる程度で収容される。第二のハウジング32と第二のスライド板61に対応する歯とギャップを設置することにより、第二のハウジング32及び第二のスライド板61の間に形成された空き面積が減少し、これによりフレキシブルディスプレイスクリーン10をより安定に支持し、フレキシブルディスプレイスクリーン10の一部が力を受けて変形して機能が損壊されることを回避することができる。
【0060】
一つの実施例では、
図4と
図6に示すように、前記第二のスライド板61は第二の基板610を含み、前記第二の歯611は第二の基板610に形成される。前記第二の基板610は第二のフロントハウジング321と第二のリアハウジング322の間に位置し、そして第二のフロントハウジング321と第二のリアハウジング322の間にスライド及び伸縮することができる。第二の歯611と第二のフロントハウジング321が同一の面に位置し、該面がXZ軸で定義された面に平行であり、フレキシブルディスプレイスクリーン10を共同で支持することに用いられる。
【0061】
理解すべきものとして、第二のスライド板61の隣接する2つの第二の歯611の間にも対応する第二のギャップが形成され、第二のフロントハウジング321の隣接する2つの第二のギャップ326の間にも対応する第二の歯が形成される。第二のスライド板61の第二の歯611が第二のフロントハウジング321上の第二のギャップ326に対応し、第二のスライド板61の第二のギャップが第二のフロントハウジング321の第二の歯に対応する。
【0062】
図4に示すように、前記第一のスライド板51の第一の歯511と第二のスライド板61の第二の歯611の間に隙間512があり、前記支持ストリップ26は少なくとも部分的に前記隙間512内に充填される。
【0063】
図4と
図6に示すように、前記第一のスライド板51の第一の歯511の第一のハウジング31から遠く離れた一端が相互に接続して第一の支持ビーム513を形成し、前記第二のスライド板61の第二の歯611の第二のハウジング32から遠く離れた一端が相互に接続して第二の支持ビーム613を形成し、前記支持ストリップ26は少なくとも部分的に第一の支持ビーム513と第二の支持ビーム613に置かれる。
【0064】
図13に示すように、前記折り畳み可能移動端末はさらに第一のローラ58と第一のバネ59を備え、第一のローラ58と第一のバネ59が第一の回転アセンブリ50と第一のハウジング31の間に設置され、前記第一の回転アセンブリ50に第一の凹溝514が設置され、第一の回転アセンブリ50が第一のハウジング31に対してスライド及び伸縮する場合、第一のローラ58は前記第一の凹溝514に入り又はそれから離脱することができ、これにより、折り畳み可能移動端末は所定の位置に折り畳まれるように感じる。
【0065】
いくつかの実施例では、第一のローラ58と第一のバネ59は第一のスライド板51と第一のリアハウジング312の間に設置されてもよい。別のいくつかの実施例では、第一のローラ58と第一のバネ59は第一のスライド板51と第一のフロントハウジング311の間に設置されてもよい。
図4と
図13に示す実施例では、前記第一の凹溝514は第一のスライド板51の第一の歯511の側壁に形成され、そして前記第一の凹溝514は第一の基板510の隣接する第一の歯511に向かう。
【0066】
図13と
図15に示すように、前記第一のギャップ316には対応する第一の歯511から離れて凹んで第一のキャビティ317が形成され、前記第一のローラ58と第一のバネ59は前記第一のキャビティ317に収容される。第一のバネ59は第一のローラ58に当接して第一のローラ58の少なくとも一部をキャビティ317から露出させ、それによって第一のローラ58を第一の歯511の側壁に弾性的に当接させる。
【0067】
さらに、前記第一の凹溝514を形成する前記第一の歯511の第一のハウジング31に向かう延伸長さが他の第一の歯511の第一のハウジング31に向かう延伸長さよりも大きい。
【0068】
いくつかの実施例では、前記第一のローラ58と第一のバネ59は少なくとも2つのグループ含まれ、前記第一の歯511の対向する側壁には前記第一のローラ58とマッチングする第一の凹溝514が形成される。それに対応して、前記第一のギャップ316には対応する第一の歯511から離れて凹んで第一のキャビティ317が形成され、各第一のキャビティ317は一つのグループの第一のローラ58と第一のバネ59を収容することに用いられる。
【0069】
いくつかの実施例では、前記第一の歯511の前記側壁の、第一のスライド板51に対応する2つの限界位置に2つの第一の凹溝514が形成される。例えばそのうちの一つの限界位置が第一の歯511の第一のハウジング31に近い端部に位置し、別の限界位置が第一の歯511と第一のビーム513の接合位置に位置する。折り畳み可能移動端末が折り畳みと展開状態にある場合、第一のローラ58がそれぞれ2つの限界位置に位置する第一の凹溝514に入り、それによって所定の位置に展開又は折り畳むように感じる。
【0070】
前記折り畳み可能移動端末はさらに第二のローラ68と第二のバネ69を備え、第二のローラ68と第二のバネ69が第二の回転アセンブリ60と第二のハウジング32の間に設置され、前記第二の回転アセンブリ60に第二の凹溝614が設置され、第二の回転アセンブリ60が第二のハウジング32に対してスライド及び伸縮する場合、第二のローラ68は前記第二の凹溝614に入り又はそれから離脱することができ、これにより、折り畳み可能移動端末は所定の位置に折り畳まれるように感じる。
【0071】
いくつかの実施例では、第二のローラ68と第二のバネ69は第二のスライド板61と第二のリアハウジング322の間に設置されてもよい。別のいくつかの実施例では、第二のローラ68と第二のバネ69は第二のスライド板61と第二のフロントハウジング322の間に設置されてもよい。
図4と
図13に示す実施例では、前記第二の凹溝614は第二のスライド板61の第二の歯611の側壁に形成され、そして前記第二の凹溝614は第二の基板610の隣接する第二の歯611に向かう。
【0072】
図13と
図15に示すように、前記第二のギャップ326には対応する第二の歯611から離れて凹んで第二のキャビティ327が形成され、前記第二のローラ68と第二のバネ69は前記第二のキャビティ327に収容される。第二のバネ69は第二のローラ68に当接して第二のローラ68の少なくとも一部をキャビティ327から露出させ、それによって第二のローラ68を第二の歯611の側壁に弾性的に当接させる。
【0073】
さらに、前記第二の凹溝614を形成する前記第二の歯611の第二のハウジング32に向かう延伸長さが他の第二の歯611の第二のハウジング32に向かう延伸長さよりも大きい。
【0074】
いくつかの実施例では、前記第二のローラ68と第二のバネ69は少なくとも2つのグループ含まれ、前記第二の歯611の対向する側壁には前記第二のローラ68とマッチングする第二の凹溝614が形成される。それに対応して、前記第二のギャップ326には対応する第二の歯611から離れて凹んで第二のキャビティ327が形成され、各第二のキャビティ327は一つのグループの第二のローラ68と第二のバネ69を収容することに用いられる。
【0075】
いくつかの実施例では、前記第二の歯611の前記側壁の、第二のスライド板61に対応する2つの限界位置に2つの第二の凹溝614が形成される。例えばそのうちの一つの限界位置が第二の歯611の第二のハウジング32に近い端部に位置し、別の限界位置が第二の歯611と第二のビーム613の接合位置に位置する。折り畳み可能移動端末が折り畳みと展開状態にある場合、第一のローラ68はそれぞれ2つの限界位置に位置する第一の凹溝614に入り、それによって所定の位置に展開又は折り畳むように感じる。
【0076】
上記実施例の様々な技術的特徴が任意に組合わせられてもよく、説明を簡単にするために、上記実施例の各技術的特徴の全ての可能な組み合わせを説明しないが、これらの技術的特徴の組み合わせが矛盾しない限り、本明細書に記載される範囲と見なされるべきである。
【0077】
上記実施例は本出願のいくつかの実施形態のみを示し、その説明がより具体的かつ詳細であるが、故に本発明の特許範囲を限定するものとして理解されるべきではない。当業者にとって、本発明の考えを逸脱しない前提で、いくつかの修正と変更を行うことができ、これらの修正と変更が全て本発明の保護範囲に属することは指摘すべきである。したがって、本発明の特許の保護範囲は添付の特許請求の範囲に準じるべきである。