(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、実施例に基づいて、本発明を詳述するが、本発明が実施例のものに限られないことは勿論である。
【0017】
<システム構成>
図1は、本発明のベッドサイド情報システムの一例の全体構造を示す概念図である。
図1において、1は本発明のベッドサイド情報システムを示す。本発明に係るベッドサイド情報システム1において、B
1、B
2、B
3は、それぞれベッドであり、各ベッドB
1、B
2、B
3のベッドサイドには、それぞれ第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、及びT1
3、並びに、第2のベッドサイド端末T2
1、T2
2、及びT2
3が配置されている。第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、及びT1
3、及び第2のベッドサイド端末T2
1、T2
2、及びT2
3は、適宜のネットワークNを介してサーバSと接続されている。Mは、サーバSとネットワークNを介して接続されている記憶装置である。本例においては、記憶装置MはサーバSとネットワークNを介して接続されているが、記憶装置MはサーバSに直接接続されていても良い。
【0018】
本例において、第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、及びT1
3は、非接触ICカードリーダライタR
1、R
2、R
3を備えており、使用者の認証を条件に、医療情報システムに接続され、患者の診療記録や医療記録を適宜閲覧することが可能な端末である。一方、第2のベッドサイド端末T2
1、T2
2、及びT2
3はブラウザ機能を備えたテレビなどの映像音声出力端末であり、非接触ICカードリーダライタR
1、R
2、R
3などの患者情報読み取り手段や、患者識別情報の入力手段を有していないが、有していても良いことはいうまでもない。なお、
図1において、P
1、P
2は患者、C
1、C
2は、それぞれ患者P
1、P
2に割り当てられたICカードである。
【0019】
本発明のベッドサイド情報システムに使用される第1及び第2のベッドサイド端末は、上述したものに限られず、患者のベッドサイドで使用される端末一般を含み、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ端末、患者の生体情報を表示するモニタ等を含む。また、べッドサイド情報システム1においては、第1及び第2のベッドサイド端末はいずれも、患者P
1のベッドB
1の近傍に配置されているものであるが、本発明のベッドサイド情報システムに使用される第1及び第2のベッドサイド端末は、常にベッドサイドに配置されていることを要件とするものではない。すなわち、患者が適宜ベッドサイドから持ち出して院内で使用することができるタブレット端末やノートパソコン端末のようなポータブル端末であっても良い。また、本例においては、各患者に割り当てられたベッドサイド端末は2台であるが、各患者に割り当てられたベッドサイド端末は3台以上であっても良い。
【0020】
なお、上述した非接触ICカードリーダライタR
1、R
2、R
3は、そこにICカードC
1又はC
2(又は図示しないICカードC
3)をかざすと、ICカードC
1又はC
2(又は図示しないICカードC
3)に記憶されている患者P
1又はP
2(又は図示しない患者P
3)の識別情報を読み取り、それをベッドサイド端末T1
1、T1
2、T1
3を介してサーバSに送信する機能を備えており、これにより、ベッドサイド端末T1
1、T1
2、T1
3は、サーバSと協働して、患者P
1又はP
2(又は図示しない患者P
3)の認証を行う認証手段を備えていることになる。
【0021】
なお、患者の認証手段は上述した特定のものに限られず、例えば、ICカードに代えて、患者の腕等に取り付けたバーコード、患者の生体情報、利用者が設定したパスワード等を、利用者である患者のID情報若しくはその一部として用いても良く、その場合、対応するID情報の読み取り装置としては、非接触ICカードリーダライタに代えて、患者の腕等に取り付けた一次元、若しくは二次元バーコードを読み取るバーコード読取機や、患者の生体認証情報を読み取る生体認証情報読取機を用いることとなる。患者のID情報を読み取る代わりに、患者又は関係者が患者のID情報を直接ベッドサイド端末T1
1、T1
2、T1
3に入力するようにしても良い。
【0022】
記憶装置Mは、第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、又はT1
3をそれぞれ識別する識別情報を、それぞれ同じベッドB
1、B
2、又はB
3のベッドサイドに設置されている第2のベッドサイド端末T2
1、T2
2、又はT2
3をそれぞれ識別する識別情報と対応付けて、対応テーブルTb
1として、記憶している。対応テーブルTb
1と、そこに記憶されている情報の一例を
図2に示す。
図2において、例えば、対応テーブルTb
1の1行目に記載されている識別情報(192.168.11.101)を有する第1のベッドサイド端末と、同じく1行目に記載されている識別情報(192.168.11.201)を有する第2のベッドサイド端末とが互いに対応付けられて、記憶装置Mに記憶されていることになる。なお、本例では、各ベッドサイド端末の識別情報として、ベッドサイド端末のIPアドレス(Internet Protocol Address)を用いているが、各ベッドサイド端末の識別情報として利用できる情報はIPアドレスに制限されるものではなく、各ベッドサイド端末の端末名やMACアドレス(Media Access Control Address)等、ベッドサイド端末を特定できるものであれば良い。
【0023】
さらに、記憶装置Mは、第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、又はT1
3をそれぞれ識別する識別情報を、それぞれ第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、又はT1
3が、サーバSと協働して認証した患者のID情報と対応付けて対応テーブルTb
2に記憶している。対応テーブルTb
2と、そこに記憶されている第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、又はT1
3の識別情報と患者のID情報の一例を
図3に示す。例えば、第1のベッドサイド端末T1
1が、サーバSと協働して患者P
1を認証し、他の第1のベッドサイド端末Tl
2が、サーバSと協働して患者P
2を認証した場合には、
図3に示すとおり、識別情報(192.168.11.101)を有する第1のベッドサイド端末T1
1と、ID情報(20190701)を有する患者P
1とが互いに対応付けられ、同様に、識別情報(192.168.11.102)を有する第1のベッドサイド端末T1
2と、ID情報(20190702)を有する患者P
2とが互いに対応付けられて、記憶装置Mに記憶されていることになる。このように、利用者である患者P
1及びP
2の8桁の数字で表されるID情報が、認証されたベッドサイド端末T1
1及びT1
2の識別情報と対応付けられて記憶されており、ベッドサイド端末T1
1及びT1
2が、それぞれ患者P
1及びP
2をそれぞれ認証したことを示している。一方で、対応テーブルTb
2において、ベッドサイド端末T1
3と対応づけられた患者のID情報の欄は空欄となっているが、これは、第1のベッドサイド端末T1
3は患者のいないベッドサイドに配置されているか、少なくとも使用者である患者の認証を経ていない端末であることを示している。
【0024】
なお、上述した対応テーブルTb
1、及び、対応テーブルTb
2は一例に過ぎず、第1及び第2のベッドサイド端末間の対応関係、及び第1のベッドサイド端末とそれを介して認証された患者との対応関係が参照できる限り、記憶装置Mがそれらの対応関係を記憶する態様に特段の制限はなく、必ずしも2つの対応テーブルを記憶している必要はないし、対応テーブルの形式で記憶している必要もない。例えば、
図4に示すように、第1のベッドサイド端末T1
1、T1
2、T1
3の識別情報、第2のベッドサイド端末T2
1、T2
2、T2
3の識別情報、及び、認証した患者のID情報を対応づけて記憶した1つの対応テーブルTb
3が記憶装置Mに記憶されていても良い。
【0025】
ネットワークN上に既存の病院情報システムが存在する場合には、そのシステムの記憶装置の一部を記憶装置M又はその一部として使用しても良い。また、記憶装置Mは、物として単体の記憶装置であっても良いし、ネットワークN上に分散して存在する2つ以上の記憶装置であっても良い。これはサーバについても同様であり、ネットワークN上に既存のサーバが存在する場合には、そのサーバの一部をサーバS若しくはその一部として機能させても良い。また、サーバSは、物として単体のサーバであっても良いし、ネットワークN上に分散して存在する2つ以上のサーバであっても良い。
【0026】
<基本動作方法>
以下、本発明のベッドサイド情報システム1の動作を、ベッドB
1を利用する患者P
1、ベッドB
1のベッドサイドに設置された第1のベッドサイド端末T1
1及び第2のベッドサイド端末T2
1を例に説明する。まず、患者P
1は、ベッドサイド端末T1
1に備えられた非接触ICカードリーダライタR
1にICカードC
1を近づける。すると、患者のID情報の読み取り手段を備える非接触ICカードリーダライタR
1は、ICカードC
1に格納されているカード固有番号「20190701」を患者P
1のID情報として認識して読み取り、読み取ったID情報を第1のベッドサイド端末T1
1に送信する。第1のベッドサイド端末T1
1は、非接触ICカードリーダライタR
1から送信されてきたID情報をサーバSに送信する。なお、本発明のベッドサイド情報システム1に使用できる患者P
1のID情報は、ICカードC
1の固有番号に限られず、ICカードC
1に別途記憶させたパスワード等のID情報であっても良い。
【0027】
サーバSは、第1のベッドサイド端末T1
1から患者P
1のID情報「20190701」を受信すると、受信した患者のID情報が正当なものであるか否かを記憶装置Mを参照しながら確認する。すなわち、記憶装置Mには、通常、管理対象としている患者のリストと、それらの患者についての患者情報として、例えば、患者番号、氏名、年齢、生年月日、性別、住所、緊急連絡先、保険番号、診療科、病名、担当医、診療情報、パスワード等の情報が記憶されており、サーバSは、記憶装置Mのデータと照らし合わせて、受信したID情報の患者が存在する場合、当該患者を第1のベッドサイド端末T1
1の使用者として認証し、その認証済情報を第1のベッドサイド端末T1
1に送信する。存在しない場合には、サーバSはエラーメッセージを第1のベッドサイド端末T1
1に送信する。なお、本例においては、患者P
1のID情報が記憶装置Mのデータに存在するか否かを確認することのみによって、患者の認証を行っているが、セキュリティを高めるという観点から、閲覧請求される診療情報の内容に応じて、患者のID情報に加えて、例えば、別途パスワードを要求するなどの認証条件を加算しても良い。
【0028】
さらに、患者P
1の認証が為された場合、サーバSは、第1のベッドサイド端末T1
1から送信されてきた患者P
1のID情報「20190701」を第1のベッドサイド端末T1
1が認証した患者P
1のID情報として、第1のベッドサイド端末T1
1の識別情報「192.168.11.101」に対応づけて、記憶装置Mに記憶する。このようにして、例えば、
図3に示した状態の対応テーブルTb
2の1行目が生成される。
【0029】
この状態で、例えば、第2のベッドサイド端末T2
1でテレビ放送を視聴していた患者P
1は、第2のベッドサイド端末T2
1から、自己の診療情報や院内生活関連情報を閲覧したり、入力したりすることができる。すなわち、患者P
1が、テレビ放送を視聴していた第2のベッドサイド端末T2
1のディスプレイ上でメニュー画面を選択すると、例えば、
図5に示した画面が表示される。
【0030】
ここで患者P
1が、自分が選択可能なその日の夕食の献立を閲覧すべく、
図5における「献立」のタブを選択すると、それは「献立」情報についての閲覧要求として、サーバSに送信される。このとき、第2のベッドサイド端末T2
1は使用者の認証を要することなく使用できる端末であるので、サーバSは、送信されてきた識別情報に基づいて、前記要求を送信してきた端末が第2のベッドサイド端末T2
1であると認識することはできるが、第2のベッドサイド端末T2
1から「献立」情報の閲覧を要求してきた患者が誰であるのかを特定することができない。そこでサーバSは、記憶装置Mを参照し、送信されてきた第2のベッドサイド端末T2
1の識別情報に基づいて、第2のベッドサイド端末T2
1と対応付けられている端末が第1のベッドサイド端末T1
1であり、第1のベッドサイド端末T1
1の認証された使用者が患者P
1であることを知り、これに基づいて、第2のベッドサイド端末T2
1から「献立」情報の閲覧を要求してきた患者が患者P
1であると特定することができる。
【0031】
サーバSの上記機能又は動作が、2以上の前記ベッドサイド端末のうちの1つのベッドサイド端末から診療情報及び/又は院内生活関連情報の閲覧又は入力要求があったとき、前記記憶装置を参照して、前記閲覧又は入力要求をしたベッドサイド端末に対応付けられているベッドサイド端末を介して認証された患者を特定する手段に相当する。
【0032】
第2のベッドサイド端末T2
1から「献立」情報の閲覧を要求してきた患者が患者P
1であると特定することができたので、次にサーバSは、記憶装置M又は既存の医療情報システムに記憶されている患者P
1についての食事の制限情報にアクセスし、患者P
1にはカロリー制限が課せられていることを知り、患者P
1が使用者である第2のベッドサイド端末T2
1に「献立」情報を送信する際、患者P
1のカロリー制限情報に基づく注意書きを付することができる。
【0033】
サーバSが第2のベッドサイド端末T2
1に送信し、そのディスプレイに表示される「献立」情報画面の一例を
図6に示す。
図6に示すとおり、当日の献立にはA定食とB定食の2種類があるが、患者P
1にはカロリー制限が課せられているため、高カロリーであるB定食は選択できない旨が「献立」情報の一部として表示される。なお、「献立」情報は第2のベッドサイド端末T2
1が認識できる形式であれば、いずれの形式で送信されても良いものであるが、第2のベッドサイド端末T2
1がブラウザ機能を搭載したテレビジョン受像機である場合には、前記「献立」情報はHTML形式に変換された上で、第2のベッドサイド端末T2
1に診療情報が送信される。
【0034】
図6の「献立」情報画面を見た患者P
1は、B定食を断念してA定食を選択し、その「選択する」ボタンを選択すると、その選択信号は第2のベッドサイド端末T2
1から、その日の夕食メニューの選択要求となってサーバSに送られる。サーバSは、先に「献立」情報の閲覧要求があったときに特定した第2のベッドサイド端末T2
1の使用者についての情報を保持している場合にはそのまま、保持していない場合には、前述したのと同様に記憶装置Mを参照して、第2のベッドサイド端末T2
1の使用者が患者P
1であると特定し、送られてきた夕食メニューの選択要求を患者P
1についてのものとして受け付け、患者P
1が希望する夕食のメニューがA定食であることを記憶装置Mに書き込む。これによって、医療スタッフや給食センターのスタッフは、患者P
1の希望する夕食の献立はA定食であると確認することができる。
【0035】
このように本発明に係るベッドサイド情報システム1を利用すれば、患者は、自らが現在使用しているベッドサイド端末が、果たして使用者の認証を済ませたものであるか否かについて全く意識することなく、目の前にあるベッドサイド端末を介して、自己に特化した診療情報又は院内生活関連情報の閲覧を要求したり、入力を要求したりすることができる。患者は、煩わしい認証作業をすることなく、好きなタイミングで、その日食べたい夕食のメニューを選択できるとともに、医療スタッフが直接病室に出向いて夕食の希望を問い合わせる手間が大きく削減される。
【0036】
なお、以上は夕食の献立を選ぶ場合であったが、第2のベッドサイド端末T2
1を見ている患者P
1は、第2のベッドサイド端末T2
1を介して、自らの診療情報を閲覧することができる。すなわち、例えば
図5のメニュー画面で、患者P
1が「診療記録」のボタンを選択すると、その選択信号は、「診療記録」についての閲覧要求としてサーバSに送信される。
【0037】
第2のベッドサイド端末T2
1から「診療記録」の閲覧要求を受信したサーバSは、先に述べたと同様の手順で記憶装置Mを参照し、この閲覧要求を行った患者が、第2のベッドサイド端末T2
1と対応付けられている第1のベッドサイド端末T1
1で認証された患者P
1であると特定する。この特定に基づきサーバSは、記録装置M又は既存の医療情報システムにアクセスし、患者P
1についての要求された診療記録を選択して、第2のベッドサイド端末T2
1に送信する。
【0038】
このとき、サーバSは、第2のベッドサイド端末T2
1から「診療記録」の閲覧要求を受信した後、又はこの閲覧要求を行った患者が患者P
1であると特定した後、閲覧が可能な診療記録のメニューを第2のベッドサイド端末T2
1に送信し、閲覧可能な診療記録の種類を提示したり、閲覧を希望する診療記録をより具体的に特定することを求めるようにしても良い。
【0039】
サーバSの上記機能又は動作が、特定された患者についての前記診療情報及び/又は院内生活関連情報を前記閲覧要求をしたベッドサイド端末に送信するか、前記入力要求を前記特定された患者についてのものとして受け付ける手段に相当する。
【0040】
なお、以上説明した例においては、第2のベッドサイド端末T2
1から行われた閲覧又は入力要求に応じて、サーバSは、第2のベッドサイド端末T2
1に要求のあった診療情報及び/又は院内生活関連情報を送信したり、第2のベッドサイド端末T2
1からの診療情報及び/又は院内生活関連情報の入力を受け付けるように構成されているが、例えば、第1、第2のベッドサイド端末に加えて、第3のベッドサイド端末が存在する場合には、第2のベッドサイド端末T2
1から行われた閲覧又は入力要求に応じて、サーバSは、第2のベッドサイド端末T2
1を介して指定された第3のベッドサイド端末にも閲覧要求のあった診療情報及び/又は院内生活関連情報を送信したり、第2のベッドサイド端末T2
1を介して指定された第3のベッドサイド端末からも診療情報及び/又は院内生活関連情報の入力を受け付けるようにしても良い。このようにして、第3のベッドサイド端末を利用できる場合には、患者の診療情報及び/又は院内生活関連情報を複数の端末で閲覧したり、診療情報及び/又は院内生活関連情報に関する入力を複数の端末からすることができるので便利である。
【0041】
なお、上述したベッドサイド端末T1
1、T1
2、T1
3、T2
1、T2
2、T2
3、又は、サーバSの動作は、複数台のコンピュータを、それぞれベッドサイド端末T1
1、T1
2、T1
3、T2
1、T2
2、T2
3、又は、サーバSとして動作させる手順を記載したコンピュータプログラムによって実現されることは言うまでもなく、ベッドサイド端末T1
1、T1
2、T1
3、T2
1、T2
2、T2
3、及び、サーバSが備える各手段は、それぞれが備えるハードウェア資源と、コンピュータプログラムによって実現されるものである。
と、サーバSと、記憶装置Mを含むベッドサイド情報システム1であって、ベッドサイド端末のうち少なくとも1つは、サーバと協働して使用者である患者を認証する。記憶装置は、端末のいずれかを介して認証された患者と、認証が行われたベッドサイド端末とを対応付けて記憶している。サーバは、ベッドサイド端末から診療情報及び/又は院内生活関連情報の閲覧又は入力要求があったとき、記憶装置を参照して、閲覧又は入力要求をしたベッドサイド端末に対応付けられている認証された患者を特定し、特定された患者についての診療情報及び/又は院内生活関連情報をベッドサイド端末に送信するか、入力要求を特定された患者についてのものとして受け付ける。