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特許6778980スタンプ管理システム、方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6778980
(24)【登録日】2020年10月15日
(45)【発行日】2020年11月4日
(54)【発明の名称】スタンプ管理システム、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20201026BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20201026BHJP
【FI】
   G06Q30/02 354
   G06Q50/10
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-158947(P2019-158947)
(22)【出願日】2019年8月30日
【審査請求日】2019年10月3日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成30年12月7日 App Storeにて、電子的に発行されるスタンプを管理するためのシステムに関するアプリケーションを公開した。 平成31年3月15日 google playにて、電子的に発行されるスタンプを管理するためのシステムに関するアプリケーションを公開した。 令和1年5月13日 ウェブサイト(https://sunny−good−shops.com/)にて、電子的に発行されるスタンプを管理するためのシステムに関するアプリケーションを公開した。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507289955
【氏名又は名称】東洋ライフサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】奥野 卓志
【審査官】 田上 隆一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−197333(JP,A)
【文献】 特開2004−280570(JP,A)
【文献】 特開2007−058558(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理するスタンプ管理システムにおいて、
ユーザが操作する端末装置との間で、通信ネットワークを介して情報を送受信する通信部と、
個々のユーザに関する情報であるユーザ情報であって、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含むユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、
前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報であって、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含む店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、
所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行部と、
ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用管理部と、を備え、
前記共通スタンプ発行部は、
前記1つ以上の店舗の所定期間内における利用回数によって定められた条件を満たすか否かを判定し、
前記条件を満たす場合に前記共通スタンプを獲得可能なくじを前記端末装置において実行する権利を付与し、
前記くじを実行して当たったユーザに対して共通スタンプを付与する、
スタンプ管理システム。
【請求項2】
前記共通スタンプ利用管理部は、
前記店舗情報に基づき、前記複数の店舗のうち共通スタンプの利用が可能な店舗を抽出し、前記通信部に、該抽出した店舗を特定可能な情報を当該ユーザが操作する端末装置に送信させ、
前記通信部が、当該ユーザが操作する端末装置から、前記共通スタンプの利用が可能な店舗のうちの1つの店舗を選択する情報を受信した場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプを該1つの店舗の個別スタンプに交換する、
ように構成されている、請求項1に記載のスタンプ管理システム。
【請求項3】
1又は複数のコンピュータにより実行され、加盟する複数の店舗のうちの少なくともい
ずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理するスタンプ管理方法において、
前記1又は複数のコンピュータは、ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能、且つ、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、にアクセス可能であり、
前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、
前記店舗情報は、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含み、
所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、
ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用ステップと、を含み
前記共通スタンプステップは、
前記1つ以上の店舗の所定期間内における利用回数によって定められた条件を満たすか否かを判定し、
前記条件を満たす場合に前記共通スタンプを獲得可能なくじを前記端末装置において実行する権利を付与し、
前記くじを実行して当たったユーザに対して共通スタンプを付与する、
スタンプ管理方法。
【請求項4】
加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理する1又は複数のコンピュータに実行させるスタンプ管理プログラムにおいて、
前記1又は複数のコンピュータは、ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能、且つ、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、にアクセス可能であり、
前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、
前記店舗情報は、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含み、
所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、
ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用ステップと、を実行させ、
前記共通スタンプステップは、
前記1つ以上の店舗の所定期間内における利用回数によって定められた条件を満たすか否かを判定し、
前記条件を満たす場合に前記共通スタンプを獲得可能なくじを前記端末装置において実行する権利を付与し、
前記くじを実行して当たったユーザに対して共通スタンプを付与する、
スタンプ管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子的に発行されるスタンプを管理するスタンプ管理システム、方法、及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一般消費者を顧客とする店舗においては、顧客の再来店を促進し顧客を囲い込むため、スタンプカードと呼ばれるカードや冊子に、消費金額に応じたスタンプを押印し、一定数のスタンプが貯まると特典を付与するといったスタンプサービス(ポイントサービスとも呼ばれる)が広く行われている。近年では、紙のスタンプカードを発行する代わりに、顧客が携帯するスマートフォン等の端末装置にアプリケーションをインストールさせ、物理的なスタンプに代わり、電子的にスタンプ(ポイントとも呼ばれる)を付与することも行われている。例えば、特許文献1には、複数の店舗のポイント数を一元管理するための店舗情報管理システムが開示されている。また、特許文献2には、加盟店間で共通の特典であるポイント及び加盟店毎に個別の特典であるスタンプを、ネットワーク接続されたコンピュータシステムを用いて管理するポイント・スタンプ管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017−224144号公報
【特許文献2】特開2011−138344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ある事業者が単独でスタンプサービスを実施する場合、顧客は、当該事業者の店舗に行かない限り、当該店舗のスタンプを貯めることができない。そのため、ユーザは、気に入った店舗であっても、来店頻度が低い場合には、なかなかスタンプを貯めることができない。これに対し、複数の事業者が加盟するスタンプサービスのプラットフォームにおいて、加盟店間で共通のスタンプを発行する場合、顧客はスタンプを貯めやすくなる。しかしながら、この場合、顧客は、どの加盟店を利用しても共通のスタンプを貯めることができ、どの加盟店においても共通のスタンプに基づくサービスを受けることができるので、個々の加盟店にとってはスタンプサービスによる顧客の囲い込みがし難くなる。
【0005】
本発明は、顧客にとってはスタンプを貯め易く、個々の店舗にとっては顧客の囲い込みがし易くなるようなスタンプ管理システム等を提供することを目的の1つとする。本発明の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るスタンプ管理システムは、加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理するスタンプ管理システムにおいて、ユーザが操作する端末装置との間で、通信ネットワークを介して情報を送受信する通信部と、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報であって、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含むユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報であって、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含む店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行部と、ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用管理部と、を備えるものである。
【0007】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ利用管理部は、前記店舗情報に基づき、前記複数の店舗のうち共通スタンプの利用が可能な店舗を抽出し、前記通信部に、該抽出した店舗を特定可能な情報を当該ユーザが操作する端末装置に送信させ、前記通信部が、当該ユーザが操作する端末装置から、前記共通スタンプの利用が可能な店舗のうちの1つの店舗を選択する情報を受信した場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプを該1つの店舗の個別スタンプに交換する、ように構成されていても良い。
【0008】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ利用管理部は、前記1つの店舗に対し、当該ユーザの共通スタンプの個別スタンプへの交換が所定期間中に行われていない場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプを該1つの店舗の個別スタンプに交換する、ように構成されていても良い。
【0009】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ発行部は、所定数の個別スタンプが付与されたユーザに対し、共通スタンプを獲得可能なくじを前記端末装置において実行する権利を付与し、前記くじを実行して当たったユーザに対して共通スタンプを付与する、ように構成されていても良い。
【0010】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ発行部は、前記端末装置に対する操作により参加可能なゲームを前記端末装置に配信し、前記ゲームに勝利したユーザに対して共通スタンプを付与する、ように構成されていても良い。
【0011】
本発明の実施形態に係るスタンプ管理方法は、1又は複数のコンピュータにより実行され、加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理するスタンプ管理方法において、前記1又は複数のコンピュータは、ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能、且つ、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、にアクセス可能であり、前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、前記店舗情報は、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含み、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用ステップと、を含むものである。
【0012】
本発明の実施形態に係るスタンプ管理プログラムは、加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理する1又は複数のコンピュータに実行させるスタンプ管理プログラムにおいて、前記1又は複数のコンピュータは、ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能、且つ、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、にアクセス可能であり、前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、前記店舗情報は、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含み、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用ステップと、を実行させるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の様々な実施形態によれば、共通スタンプは、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに付与されると共に、個別スタンプに交換される形で利用されるので、顧客にとってはスタンプを貯め易くなり、個々の店舗にとっては顧客の囲い込みがし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係るスタンプ管理サーバを含むネットワークの構成を概略的に示す構成図である。
図2】ユーザ情報テーブルにおいて管理される情報を例示する図である。
図3】店舗情報テーブルにおいて管理される情報を例示する図である。
図4】共通スタンプ情報テーブルにおいて管理される情報を例示する図である。
図5】個別スタンプを付与する処理を例示するシーケンス図である。
図6】ホーム画面を例示する図である。
図7】スタンプカード画面を例示する図である。
図8】共通スタンプを付与する処理を例示するシーケンス図である。
図9】更新されたホーム画面を例示する図である。
図10】くじの実行後のホーム画面を例示する図である。
図11】共通スタンプを利用する処理を例示するシーケンス図である。
図12】共通スタンプを利用する店舗の選択画面を例示する図である。
図13】共通スタンプの利用完了後に表示される画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。また、以下の実施の形態は、本開示技術を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係るスタンプ管理サーバ10を含むスタンプ管理システムのネットワークの構成を概略的に示す構成図である。図1に示すように、スタンプ管理サーバ10(以下、単に「サーバ10」とも記す)は、インターネット等の通信ネットワークNWを介してユーザ端末30と通信可能に接続されている。サーバ10は、加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに対し、店舗の利用状況に応じて付与される電子的なスタンプを管理する。ユーザ端末30は、個々のユーザが操作する端末装置である。図1においては、1つのユーザ端末30のみが図示されているが、サーバ10は、複数のユーザ端末30と通信可能に接続されている。
【0016】
スタンプ管理サーバ10は、一般的なコンピュータとしての構成を有する。具体的には、サーバ10は、図1に示すように、CPU又はGPUとして構成されるコンピュータプロセッサ11と、DRAM等によって構成されデータやプログラムを一時的に記憶するメインメモリ12と、有線又は無線の通信を制御する通信インタフェース(通信I/F)14と、磁気ディスク又はフラッシュメモリ等によって構成されデータやプログラムを記憶するストレージ15とを備える。
【0017】
コンピュータプロセッサ11は、ストレージ15等に記憶されているプログラムをメインメモリ12に読み込んで、当該プログラムに含まれる命令を実行する。通信I/F14は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。
【0018】
本実施形態において、ストレージ15は、図1に示すように、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を管理するユーザ情報テーブルTA1と、加盟する複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を管理する店舗情報テーブルTA2と、所定の条件の下で発行される共通スタンプに関する情報である共通スタンプ情報を管理する共通スタンプ情報テーブルTA3とを有する。なお、図1においては、記憶部として1つのストレージ15を図示しているが、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして記憶部を構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして記憶部を構築してもよい。
【0019】
図2は、ユーザ情報テーブルTA1において管理される情報を例示する。ユーザ情報テーブルTA1は、個別のユーザを識別する「ユーザID」に対応付けて、氏名や連絡先、ユーザの認証ID等を含む「基本情報」、「利用店舗ID」、「個別スタンプ取得状況」、「共通スタンプ取得状況」等の情報を管理する。「利用店舗ID」は、当該ユーザが利用登録を行った店舗(利用店舗)を識別する情報である。認証IDは、ユーザが独自に設定できるものであってよい。
【0020】
ここで、本実施形態におけるスタンプとは、本スタンプ管理システムに加盟する店舗の利用実績に応じてユーザに付与される電子的なアイテムであり、個別スタンプと共通スタンプの2種類がある。
【0021】
個別スタンプは、ユーザが各加盟店を利用する度に付与されるスタンプであり、店舗毎に発行されて蓄積される。ユーザ情報テーブルTA1において管理される「個別スタンプ取得状況」は、当該ユーザが利用登録をした店舗毎の個別スタンプの取得状況(取得数や取得日等)を表しており、「利用店舗ID」と関連付けられている。個別スタンプが所定期間内に所定数蓄積されると、ユーザは当該店舗が提供する所定のサービスを受けることができる。
【0022】
他方、共通スタンプは、特定の店舗の利用の有無によらず、所定の条件の下で付与されるスタンプである。ユーザ情報テーブルTA1において管理される「共通スタンプ取得状況」は、当該ユーザの共通スタンプの取得状況(取得数や取得日等)を表している。共通スタンプは、特定の店舗の個別スタンプに交換されるという形で利用される。つまり、ユーザは、共通スタンプを蓄積するだけではサービス等を受けることはできず、共通スタンプを特定の店舗の個別スタンプに交換することによって、当該店舗が提供するサービスを受けることができる。
【0023】
図3は、店舗情報テーブルTA2において管理される情報を例示する。店舗情報テーブルTA2は、個別の店舗を識別する「店舗ID」に対応付けて、店舗名や連絡先等を含む「基本情報」、営業時間、予算、紹介文等を含む「営業情報」、「スタンプサービス情報」、「共通スタンプ利用可否」等の情報を管理する。「スタンプサービス情報」は、蓄積された個別スタンプの数に応じて当該店舗が提供するサービスの内容やサービスの利用条件等に関する情報である。「共通スタンプ利用の可否」は、共通スタンプを当該店舗の個別スタンプに交換することを受け入れるか否かを表す情報である。この他、店舗情報テーブルTA2は、共通スタンプを個別スタンプに交換する際の交換レート等の情報を管理しても良い。これらの店舗情報は、スタンプ管理サーバ10にアクセス可能な端末装置を介して各店舗の事業主体により設定される。
【0024】
図4は、共通スタンプ情報テーブルTA3において管理される情報を例示する。共通スタンプ情報テーブルTA3は、発行された共通スタンプを識別する「共通スタンプID」に対応付けて、当該共通スタンプが付与されたユーザを識別する「ユーザID」、「有効期限」(当該共通スタンプの個別スタンプへの交換期限)等の情報を管理する。
【0025】
再び図1を参照すると、サーバ10は、ストレージ15等に記憶されているプログラムに含まれる命令をコンピュータプロセッサ11が実行することによって、個別スタンプ管理部112、共通スタンプ発行部114、及び、共通スタンプ利用管理部116として機能するように構成されている。
【0026】
個別スタンプ管理部112は、個別スタンプの管理に関する様々な処理を実行するように構成されている。例えば、個別スタンプ管理部112は、ユーザ端末30から特定の店舗IDと共に送信された個別ポイントの付与請求に応じて、当該ユーザのユーザ情報のうち、送信された店舗IDと関連付けられた個別ポイント取得状況を更新するように構成されている。
【0027】
共通スタンプ発行部114は、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成されている。共通スタンプの付与条件は適宜設定することができる。例えば、共通スタンプ発行部114は、所定期間中に特定の店舗によらず所定数の個別スタンプが付与されたユーザのユーザ端末30に、共通スタンプを獲得可能な電子的なくじを配信し、くじが当たったユーザに対して共通スタンプを付与するようにしても良い。また、共通スタンプ発行部114は、ユーザ端末30にビンゴやルーレット等のゲームを配信し、ゲームを実行して勝利したユーザに対して共通スタンプを付与するようにしても良い。或いは、共通スタンプ発行部114は、所定数の個別スタンプが付与されたユーザに対して一律に共通スタンプを付与するようにしても良い。
【0028】
共通スタンプ利用管理部116は、ユーザ端末30から共通スタンプの利用要求が送信された場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを、当該ユーザにより利用登録された店舗の個別スタンプに交換するように構成されている。共通スタンプの利用条件は、適宜設定することができる。例えば、同一の店舗については、所定期間中(例えば1日間)に1つの共通スタンプしか交換することができないなどと設定しても良い。
【0029】
なお、図1においては、1つのサーバ10を図示しているが、通信ネットワークNW上に分散して設けられた複数のコンピュータによって上述したサーバ10の機能を実現しても良い。
【0030】
ユーザ端末30は、一般的なコンピュータとしての構成を有する。具体的には、ユーザ端末30は、図1に示すように、CPU又はGPUとして構成されるコンピュータプロセッサ31と、DRAM等によって構成されデータやプログラムを一時的に記憶するメインメモリ32と、ユーザ等との間で情報のやり取りを行う入出力インタフェース(入出力I/F)33と、有線又は無線の通信を制御する通信インタフェース(通信I/F)34と、磁気ディスク又はフラッシュメモリ等によって構成されデータやプログラムを記憶するストレージ35とを備える。コンピュータプロセッサ31は、ストレージ35等に記憶されているプログラムをメインメモリ32に読み込んで、当該プログラムに含まれる命令を実行する。
【0031】
入出力インタフェース33は、例えば、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の情報入力装置、マイクロフォン等の音声入力装置、カメラ等の画像入力装置、ディスプレイ等の画像出力装置、及びスピーカ等の音声出力装置を含む。通信I/F34は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。
【0032】
ユーザ端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又はウェアラブルデバイス等として構成される。ユーザ端末30は、ストレージ35等にインストールされているウェブブラウザ又はその他のアプリケーションを介したサーバ10との間の通信を伴って各種の画面を表示する。
【0033】
次に、このように構成された本実施形態のスタンプ管理サーバ10の動作について説明する。図5は、ユーザに個別スタンプを付与する際に、サーバ10及びユーザ端末30によって実行される処理を例示するシーケンス図である。
【0034】
まず、ユーザ端末30において当該スタンプ管理システムのアプリケーションが起動する(ST100)と、ユーザ端末30が、ユーザの認証IDをサーバに送信する。これに応じて、サーバ10が、ユーザ端末30から受信した認証IDに基づいてユーザ情報を検索し(ST102)、必要なユーザ情報や新規のサービス情報等をユーザ端末30に送信する。送信される情報としては、例えば、個別スタンプや共通スタンプの取得状況、実行可能なくじに関する情報等が挙げられる。
【0035】
続いて、ユーザ端末30がホーム画面50を表示する(ST104)。図6は、ユーザ端末30において表示されるホーム画面50を例示する。ホーム画面50には、例えば、当該ユーザ端末30の位置情報に基づいて表示される周辺地図51と、ユーザへの連絡等が表示される新規情報表示欄52と、ユーザが所定の操作を行う際に使用される各種ボタンとが表示される。各種ボタンとしては、例えば、利用登録されている店舗を表示する際に使用される登録店舗表示ボタン53、共通スタンプを個別スタンプに交換する際に使用される共通スタンプ利用ボタン54、共通スタンプを獲得するためのくじ(例えばスクラッチ)を実行する際に使用されるくじ実行ボタン55、共通スタンプを獲得するためのゲーム(例えばビンゴゲーム)を実行する際に使用されるゲーム実行ボタン56等が挙げられる。
【0036】
ユーザが、利用登録されている店舗において、ユーザ端末30を当該店舗に設けられたNFCタグに近づけると、ユーザ端末30は、当該NFCタグに書き込まれている情報を読み取り(ST106)、サーバ10に対して、個別スタンプの要求を行う(ST108)。本実施形態において、NFCタグには、当該NFCタグが設置されている店舗の店舗IDが書き込まれている。つまり、店舗に設置されているNFCタグの読取は、当該店舗への実際の来店を示す。個別スタンプの要求に伴って、ユーザ端末30から、ユーザの認証ID及びNFCタグから読み取られた店舗IDが送信される。
【0037】
これに応じて、サーバ10が、受信した店舗IDに基づいて利用店舗の照合を行う(ST110)。具体的には、ユーザ端末30から受信した認証IDから特定されるユーザ情報を参照し、このユーザ情報において、同じくユーザ端末30から受信した店舗IDによって特定される店舗が利用店舗として登録されているか否かを確認する。なお、受信した店舗IDによって特定される店舗がユーザ情報において登録されていない場合、所定の処理が行われる。例えば、サーバ10は、「来店した店舗は登録されていません。新規登録しますか?」といったメッセージをユーザ端末30に送信しても良い。
【0038】
続いて、サーバ10が、ユーザ情報において、ユーザ端末30から受信した店舗IDに対応する利用店舗IDと関連付けられた個別スタンプ取得状況を更新する(ST112)。具体的には、当該利用店舗の個別スタンプの取得数を1つ増加させる。この際、サーバ10は、ユーザ端末30に対し、個別スタンプ取得状況の更新が完了した旨の通知を送信する。
【0039】
これに応じて、ユーザ端末30が、当該利用店舗のスタンプカード画面を表示する(ST114)。図7は、ユーザ端末30において表示されるスタンプカード画面60を例示する。スタンプカード画面60は、例えば、取得された個別スタンプに対応するアイコン61や、個別スタンプの数及び最終来店日等のテキスト情報や、ホーム画面に戻る際に使用される「戻る」ボタン62等が表示されている。
【0040】
図8は、ユーザに共通スタンプを付与する際に、サーバ10及びユーザ端末30によって実行される処理を例示するシーケンス図である。
【0041】
サーバ10は、ユーザ端末30から受信した認証IDに基づいてユーザ情報を検索した際に(図5のST102参照)、当該ユーザが共通スタンプを獲得するためのくじを実行するための条件を満たすか否かを判定する(ST120)。条件としては、例えば、所定期間中(例えば1ヶ月間)に、利用登録をした店舗をトータルで所定回(例えば5回)以上利用したこと等を設定することができる。条件を満たす場合(ST120においてYES)、サーバ10は、くじをユーザ端末30に送信する。これに応じて、ユーザ端末30はホーム画面50(図6参照)を更新する(ST122)。図9は、更新されたホーム画面50を例示する。図9においては、くじ実行ボタン55に対する操作が受け付け可能な状態になっている。なお、条件を満たさない場合(ST120においてNO)、本シーケンスは終了する。
【0042】
ユーザ端末30は、くじ実行ボタン55に対する操作を検知すると、くじを実行し(ST124)くじの結果を認証IDと共にサーバ10に送信する。くじの結果としては、例えば、「当たり」又は「はずれ」といった情報、及び、当たった場合には獲得した共通スタンプの数等の情報が含まれる。また、ユーザ端末30は、くじの結果に応じて、ホーム画面50を更新する(ST126)。図10は、くじの実行後に更新されたホーム画面50を例示する。図10においては、くじに当たり、共通スタンプを3個獲得した旨を通知するポップアップ57が表示されている。
【0043】
サーバ10は、ユーザ端末30から認証IDと共にくじの結果を受信すると、当該認証IDに対応するユーザ情報のうち、共通スタンプ取得状況を更新する(ST128)。
【0044】
図11は、ユーザが共通スタンプを利用する際に、サーバ10及びユーザ端末30によって実行される処理を例示するシーケンス図である。
【0045】
まず、ユーザ端末30が、ホーム画面50(図6参照)に対する操作に応じて、共通スタンプの利用を受け付ける(ST140)。例えば、ユーザ端末30は、ホーム画面50に表示された共通スタンプ利用ボタン54へのタップ操作を検知すると、共通スタンプの利用を受け付ける。この際、ユーザ端末30は、ユーザの認証IDをサーバ10に送信する。
【0046】
これに応じて、サーバ10が、共通スタンプの利用が可能な店舗を検索し(ST142)、検索結果、即ち、共通スタンプを利用可能な店舗の店舗IDをユーザ端末30に送信する。
【0047】
これに応じて、ユーザ端末30が、共通スタンプを利用する店舗の選択画面を表示する(ST144)。図12は、共通スタンプを利用する店舗の選択画面70を例示する。店舗の選択画面70には、例えば、共通スタンプを利用可能な店舗の一覧72と、共通スタンプを使用する際に操作されるボタン74と、「戻る」ボタン76とが表示される。店舗の一覧72には、例えば、店舗名やスタンプカード等が表示されたアイコン721、722、…が表示される。
【0048】
ユーザ端末30は、店舗の選択画面70に対する操作に応じて、店舗の選択及び共通スタンプの利用を受け付け(ST146)、選択された店舗の店舗IDをサーバ10に送信する。例えば、ユーザ端末30は、店舗の選択画面70における店舗の一覧72に表示されたアイコン721、722、…のいずれか(例えばアイコン722)に対するタップ操作に続いて、ボタン74に対するタップ操作を検知すると、タップ操作がなされたアイコン(例えばアイコン722)に対応する店舗が選択されたものと見做して、当該店舗の店舗IDをサーバ10に送信する。
【0049】
これに応じて、サーバ10が、選択された店舗における共通スタンプの利用が可能か否かの判定を行う(ST148)。共通スタンプの利用可否の条件は適宜設定することができる。一例として、1人のユーザは1日に同一の店舗に対して1つの共通スタンプしか利用することができない、といった条件を設定しても良い。この場合、サーバ10は、当該ユーザのユーザ情報に基づき、選択された店舗に対してその当日に共通スタンプが利用されたか否かを判定する。
【0050】
共通スタンプの利用が可能である場合(ST150においてYES)、サーバ10は、当該ユーザの共通スタンプを消化する(ST152)。即ち、共通スタンプの取得数を1つ減らすと共に、選択された店舗の個別スタンプを1つ増加させるように、ユーザ情報を更新する。この際、サーバ10は、処理が完了した旨の通知をユーザ端末30に送信する。
【0051】
なお、選択された店舗において共通スタンプを利用できない場合(ST150においてNO)、本シーケンスは終了する。または、サーバ10がユーザ端末30に対して、共通スタンプの利用ができない旨を通知することにより、別の店舗を選択させるようにしてもよい。或いは、店舗の選択画面70には、予め、共通スタンプの利用可否の条件を満たす店舗のみを表示させるようにしても良い。
【0052】
サーバ10からの完了通知に応じて、ユーザ端末30が、表示中の画面を更新し(ST154)、共通スタンプの利用が完了した旨を表示する。図13は、共通スタンプの利用完了後に表示される画面を例示する。例えば、ユーザ端末30は、共通スタンプの利用完了後、選択された店舗のスタンプカード画面60を表示し、当該店舗の個別スタンプ数を更新すると共に、共通スタンプの利用完了を示すポップアップ64を表示しても良い。
【0053】
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、所望の店舗を利用することにより個別スタンプを取得できるのに加えて、共通スタンプを交換することによっても所望の店舗の個別スタンプを取得することができる。共通スタンプは、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与されるので、ユーザは共通スタンプ、ひいては個別スタンプを容易に貯めることができる。また、共通スタンプは、個別スタンプに交換される形で利用されるので、ユーザにとっては特定の店舗で個別スタンプを貯めようとするインセンティブが働き、個々の店舗にとっては顧客の囲い込みがし易くなる。
【符号の説明】
【0054】
10…スタンプ管理サーバ(サーバ)、11…コンピュータプロセッサ、112…個別スタンプ管理部、114…共通スタンプ発行部、116…共通スタンプ利用管理部、12…メインメモリ、14…通信インタフェース(通信I/F)、15…ストレージ、30…ユーザ端末、31…コンピュータプロセッサ、32…メインメモリ、33…入出力インタフェース、34…通信インタフェース(通信I/F)、35…ストレージ、50…ホーム画面、55…くじ実行ボタン、56…ゲーム実行ボタン、60…スタンプカード画面、70…店舗の選択画面、TA1…ユーザ情報テーブル、TA2…店舗情報テーブル、TA3…共通スタンプ情報テーブル
【要約】      (修正有)
【課題】顧客がスタンプを貯め易く、個々の店舗が顧客の囲い込みがし易いスタンプ管理システム、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】スタンプ管理システムにおいて、スタンプ管理サーバは、1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、ユーザが1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含むユーザ情報を記憶する第1の記憶部と、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含む店舗情報を記憶する第2の記憶部と、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与する共通スタンプ発行部と、ユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、ユーザに付与された共通スタンプを1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換する共通スタンプ利用管理部とを備える。
【選択図】図1
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図13