(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6779058
(24)【登録日】2020年10月15日
(45)【発行日】2020年11月4日
(54)【発明の名称】目地板材
(51)【国際特許分類】
E01C 11/10 20060101AFI20201026BHJP
E01H 11/00 20060101ALI20201026BHJP
【FI】
E01C11/10
E01H11/00 A
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-140206(P2016-140206)
(22)【出願日】2016年7月15日
(65)【公開番号】特開2018-9407(P2018-9407A)
(43)【公開日】2018年1月18日
【審査請求日】2019年5月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】396020202
【氏名又は名称】石川 重規
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100083068
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣
(74)【代理人】
【識別番号】100165489
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 靖
(72)【発明者】
【氏名】石川 重規
【審査官】
石川 信也
(56)【参考文献】
【文献】
実開平04−138408(JP,U)
【文献】
実開昭60−130803(JP,U)
【文献】
特開2004−169544(JP,A)
【文献】
特開2008−280735(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01C 1/00−17/00
E01H 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路、歩道、又はその他の構築物の目地用の目地板材において、
この目地板材は、第一長尺板となる中芯と、この中芯の上下の両側面にある防草兼繋ぎ止め機能を可能とする外側から内側に向う登り、及び下り傾斜面(2)、(4)、(3)、(5)を有する切欠きを備えた、少なくとも、四枚の第二短尺板〜第五短尺板(101)、(103)、(102)、(104)と、を備えており、
前記登り傾斜面(2)、(4)の傾斜方向と、前記下り傾斜面(3)、(5)の傾斜方向が対峙関係に形成されている構成の目地板材。
【請求項2】
前記目地板材の素材は、合板、又はアスファルトを含浸した瀝青系繊維素材、或いはプラスチック材の何れかでなる板材であって、耐性で成る請求項1に記載の目地板材。
【請求項3】
前記第一長尺板と前記第二短尺板〜第五短尺板との厚みを同じとする構成とした請求項1に記載の目地板材。
【請求項4】
前記第二短尺板〜第五短尺板の傾斜面を備えた切欠きは、その傾斜角度が40°〜80°とする構成とした請求項1に記載の目地板材。
【請求項5】
前記第一長尺板と前記第二短尺板〜第五短尺板とを、一枚の板材を切断して形成する構成とした請求項1に記載の目地板材。
【請求項6】
道路、歩道、又はその他の構築物の目地用の前記目地板材において、
この目地板材は、第一長尺板部となる中芯と、この中芯の上下の両側面にある防草兼繋ぎ止め機能を可能とする外側から内側に向う登り、及び下り傾斜面(2)、(4)、(3)、(5)を有する切欠きを備えた、少なくとも、四枚の第二短尺板部〜第五短尺板部(101−1)、(103−1)、(102−1)、(104−1)と、を備えており、
前記登り傾斜面(2)、(4)の傾斜方向と、前記下り傾斜面(3)、(5)の傾斜方向が対峙関係に形成する構成とした請求項1に記載の目地板材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中央分離帯、或いは道路、歩道、又はその他の構築物(総称して、中央分離帯とする)の目地、即ち、道路の長手方向を横断的に繋ぐ際の目地に装填される目地板材に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の目地板材に関する先行技術として、次に挙げる文献がある。
【0003】
文献(1)は、特開2008−280735号公報に記載の発明であり、主体部(4)の長手方向に向かった両面に、横断的に突出した突条(5、5)を形成し、この突条の両縁端部に鋭角部を形成し、雑草の根に負担を掛けることと、主体部(4)の底部(20)を利用して、路盤(51)からの芽の伸びを抑制することであり、防草効果が期待できるとする。しかしながら、鋭角部で根に負担を掛けるとしても一時的なものである。また路盤からの芽の伸びを抑制することも一般的なことである。
【0004】
また文献(2)は、実用新案登録第3048605号公報に記載の考案であり、ゴム、プラスチック等の耐腐蝕製素材であって、平板形状の平板(1)の下方に、断面視して三角形状の漸減部(5)「鏃」を設けた目地材の構造であり、楔効果を利用して、目地材の浮き上り防止を図ることを特徴とする。
【0005】
【特許文献1】特開2008−280735号公報
【特許文献2】実用新案登録第3048605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
文献(1)の発明は、発明者の経験則では、「鋭角部を形成し、雑草の根に負担を掛けること」は可能と考えられるが、その効果は、期待できるとは考えられない。そこで、本発明では、“目地板材に、左右、かつ上下に配備した、傾斜面を備えた切欠きを設けるとともに、この傾斜面を備えた切欠きが、植物の屈光性及び屈地性の特性を遮断できる(成長を阻止できる)”構成とし、この種の目地板材に、新しい、防草効果を達成することに有る。
【0007】
文献(2)の考案は、目地材の浮き上り防止を図るが、単に一つの目的達成であり、目地板材としての活用が少ないと考えられる。そこで、本発明では、前述の構成を採用し、この種の目地板材に、新しい、防草効果を達成することと、併せて、目地板材の浮き上り防止を図ること、にある。
【0008】
また、本発明は、文献(1)と文献(2)では、達成できない他の効果を発揮できる構成を備えている。即ち、(イ) “目地板材に、左右、かつ上下に配備した、傾斜面を備えた切欠きを設けることで、コンクリートを取込む傾斜面を備えた切欠き(連繋コンクリート部位)を設ける” 構成とし、(ロ) コンクリートの膨張と伸縮に対しても、両者(目地板材とコンクリート)の結び付きを介して、目地素材とコンクリートの連繋が図れ、また、幾分でも、同様にコンクリートの膨張、及び/又は、伸縮緩和に有効性が図れる構造とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
従来の課題を解決し、かつ目地板材の特徴である、(イ) 防草効果と、(ロ) 目地素材とコンクリートの連繋と、併せて(ハ) 得意の浮き上り防止、及び/又は、横ブレ防止と、を図ることを意図して、請求項1〜6を開示する。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明は、道路、歩道、又はその他の構築物の目地用の目地板材において、
目地板材は、
第一長尺板となる中芯と、中芯の上下の両側面にある防草兼繋ぎ止め機能を可能とする外側から内側に向う
登り、及び下り傾斜面
(2)、(4)、(3)、(5)を有する切欠きを備えた、少なくとも、
四枚の第二短尺板〜第五短尺板(101)、(103)、(102)、(104)と、を備えており、
登り傾斜面
(2)、(4)の傾斜方向と、下り傾斜面(3)、(5)の傾斜方向が対峙関係に形成されている構成の目地板材である。
【0011】
また、請求項2の発明では、
目地板材の素材は、合板、又はアスファルトを含浸した瀝青系繊維素材、或いはプラスチック材の何れかでなる板材であって、耐性で成る目地板材である。
【0012】
従って、請求項1と請求項2では、(イ−1) 傾斜面を備えた切欠きは達成できる植物の屈光性(芽が求める上向きの方向性を遮断)と屈地性(根が求める下向きの方向性を遮断)を遮断できることで、防草効果が図れる。また、傾斜面を備えた切欠きとコンクリートとの間に隙間が形成されても、前記防草効果は期待できる。(ロ−1) 対の傾斜面を備えた切欠きを備えることと、傾斜面を備えた切欠きが対峙関係となることで(連繋コンクリート部位を介して、)、コンクリートの膨張と伸縮に対しても、目地素材とコンクリートの連繋が図れ、また、幾分でも、同様にコンクリートの膨張、及び/又は、伸縮緩和に有効性が図れる。
(ハ−1) 傾斜面を備えた切欠きの広い面積、及び/又は、対峙傾斜面との相乗効果で、優れた浮き上り防止が期待できる。
【0013】
請求項3の発明は、第一長尺板と第二短尺板〜第五短尺板との厚みを同じとする目地板材である。
【0014】
従って、請求項3では、前記(イ−1)〜(ハ−1)に加えて、(ニ−1) 一枚の板材をカットして、製作できることと、コストの低廉化に寄与できる。
【0015】
請求項4の発明は、第二短尺板〜第五短尺板の傾斜面を備えた切欠きは、傾斜角度が
40°〜80°とする目地板材である。
【0016】
従って、請求項4では、前記(イ−1)〜(ハ−1)に加えて、(ホ−1) 防草効果を確実に達成でき、かつ目地素材とコンクリートの連繋が図れ、また、幾分でも、同様にコンクリートの膨張、及び/又は、伸縮緩和の有効性が確保できる。
【0017】
請求項5の発明では、第一長尺板と第二短尺板〜第五短尺板とを、一枚の板材を切断して形成する目地板材である。
【0018】
従って、請求項5では、前記請求項3と同じ効果がある。
【0019】
請求項6の発明は、道路、歩道、又はその他の構築物の目地用の目地板材において、
目地板材は、第一長尺板部となる中芯と、中芯の上下の両側面にある防草兼繋ぎ止め機能を可能とする外側から内側に向う登り、及び下り傾斜面(2)、(4)、(3)、(5)を有する切欠きを備えた、少なくとも、四枚の第二短尺板部〜第五短尺板部(101−1)、(103−1)、(102−1)、(104−1)と、を備えており、
登り傾斜面(2)、(4)の傾斜方向と、下り傾斜面(3)、(5)の傾斜方向が対峙関係に形成する目地板材である
【0020】
従って、請求項6では、前記請求項1と同じ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1-1】本発明の目地用の目地板材の第一例を示した斜視図
【
図1-2】本発明の目地用の目地板材の他の第一例を示した斜視図
【
図2-1】
図1−1に示した目地板材の使用状態の端面模式図
【
図2-2】
図1−2に示した目地板材の使用状態の端面模式図
【
図3】
図1に示した目地板材の使用状態の俯瞰模式図
【
図5】
図4に示した目地板材の使用状態の端面模式図
【
図6-1】
図1−1に示した目地板材の各方向からの図であり、(A)が正面図(背面図)、(B)が右側面図(左側面図)、(C)が平面図(底面図)
【
図6-2】
図1−2に示した目地板材の各方向からの図であり、(A)が正面図(背面図)、(B)が右側面図(左側面図)、(C)が平面図(底面図)
【
図7-1】本発明の目地板材の第二例を示した斜視図
【
図7-2】本発明の目地板材の他の第二例を示した斜視図
【
図8-1】
図7−1に示した目地板材の使用状態の端面模式図
【
図8-2】
図7−2に示した目地板材の使用状態の端面模式図
【
図9】従来の一例であり、中央分離帯の目地より雑草が繁殖している状態の俯瞰模式図
【発明を実施するための形態】
【0023】
1は中央分離帯、或いは道路、歩道、又はその他の構築物の目地に装填、又は立設、差込み、設置等される目地用の目地板材であり、この目地板材素材1は、合板、又はアスファルトを含浸した瀝青系繊維素材、或いはプラスチック材(廃材も有り得る)、ゴム等の板材とか、前記各素材の複合板材で構成する。
【0024】
図1−1、
図1−2と、
図2−1、
図2−2の第一例、他の第一例は、目地板材素材1をカットして製作する実施例であり、この第一例では目地板材素材1は、中芯(後述する、目地板材1−1の一体成型の構造)となる立上り高さLを備えた第一長尺板100と、この第一長尺板100の両側面100a・100bで、かつその上下端100c・100dに、面一となるように設けた立上り高さ略1/3Lを備え、かつ後述する対峙側に傾斜面2〜5を備えた第二短尺板〜第五短尺板101〜104とで構成するとともに、この四枚の備えた、少なくとも、四枚第二短尺板〜第五短尺板101〜104を、第一長尺板100の両側面100a・100bに添設した際には、その対峙側に間隔6、7が形成される。尚、
図1−1の第一例では、第二短尺板101〜第五短尺板104は、同じ立上り高さ略1/3Lである。また、
図1−2の他の第一例では、第二短尺板101と第四短尺板103は、立上り高さ略1/3Lで、第三短尺板102と第五短尺板104は、立上り高さ略1/2.5Lである。即ち、他の第一例は、上の第二短尺板101と第四短尺板103に対して、下の第三短尺板102と第五短尺板104が長く形成した構成で、不均等である。傾斜面2〜5の傾斜角度は、原則として、後述する角度とする。また、第一長尺板100と、第二短尺板101〜第五短尺板104との肉厚Wは同じとする。
【0025】
そして、この第二短尺板〜第五短尺板101〜104を、目地板材素材1の両側面100a、100bに添設した際に、この両側面100a、100bと、第二短尺板〜第五短尺板101〜104の傾斜面2〜5との間に、傾斜面を備えた切欠き10〜13がそれぞれ形成される。尚、添設する際に、原則として、第一長尺板100の上下端100c・100dと、第二短尺板〜第五短尺板101〜104の上端101a・103a、又は下端102b・104bとは、面一となる。この添設(接着、釘止め等)の際に、第二短尺板101の傾斜面2と、第三短尺板102の傾斜面3とが対峙し、かつ第四短尺板103の傾斜面4と、第五短尺板104の傾斜面5とが対峙する構造である。
【0026】
尚、この傾斜面を備えた切欠き10〜13は、防草効果を発揮するために、傾斜面2〜5と鉛直側面101c〜104cとで形成する傾斜角度が40°〜80°であって、望ましくは、65°〜75°とする。これにより、植物の屈光性及び屈地性の特性を遮断できる。殊に、目地板材素材1をカットして製作する例では、カットする際に、傾斜角度を45°とすることで、第二短尺板101〜第五短尺板104の傾斜角度45°を確保できる。また、傾斜角度を45°を確保することで、カットした双方、例えば、
第二短尺板101(
第四短尺板103)と、
第三短尺板102(第五短尺板104)との傾斜角度45°が確保できる利点がある。そして、場合により、傾斜角度が40°を採用しても、傾斜面5の傾斜長さが、例えば、1cm〜2cm程度(目地板材素材1が1cmの厚みとして考えた場合は)確保できれば、防草効果が期待できる。
【0027】
また、第二短尺板101と第三短尺板102の構造と、第四短尺板103と第五短尺板104の構造と、及び/又は、傾斜面2と傾斜面4の構造と、傾斜面3と傾斜面5の構造とは、対峙関係である。従って、コンクリートの膨張と伸縮とに耐える効果(繋ぎ止め機能を可能とする)、及び/又は、目地板1等の浮き上がり防止等に役立つ効果(繋ぎ止め機能を可能とする)を有する。
【0028】
以上で説明した組付け構造は、例えば、コストの低廉化、小ロット等の見地より、一枚の板材から製造する一例を説明したものであるが、その他の成形としては、例えば、量産化と品質確保等の見地から、一体成型とか、引抜き成型、鋳造、又は鋳込み成型等の方法でも可能である。
【0029】
尚、
図4に示した、目地板材素材1をカットして使用する、その他の例であり、例えば、コンクリートX(舗装材)が浅い構築物に最適である。その構造は、前述の目地板材素材1に準ずる。従って、同じ形態と機構とに関しては、共通の符号を付する。また、その効果も、目地板材素材1に準ずる。尚、図示しないが、最初から製作する等してもよい。
【0030】
図2−1、
図2−2と、
図3に示したような使用方法であり、目地板材素材1は、中央分離帯Hの横断方向に形成される目地21に敷設される。通常は、コンクリートX打設時に、目地棒の操作で目地21を作り、その後作業を行った後に、この目地21に挿入される。挿入後において、種子が路盤22とか、目地板材素材1とコンクリートXとの間に存在しても、傾斜面を備えた切欠き10〜13の傾斜角度が、防草効果、即ち、植物の屈光性及び屈地性の特性を遮断できる。また、
図1の構造の目地板材素材1では、四基の傾斜面を備えた切欠き10〜13と打設した四か所のコンクリートXとの結び付き、及び/又は、間隔6、7とを有することから、両者の結び付が強固となり、コンクリートXの膨張、及び伸縮に対しても、この両者の離脱は少なくなる実益(剥離抑制)がある。しかも、四基の傾斜面を備えた切欠き10〜13の対の傾斜面を備えた切欠き10、12と、傾斜面を備えた切欠き11、13とが対峙関係を確保しており、その効果は最大である。また、氷結によるコンクリートXの膨張、及び伸縮に対しても、同様に有効である。また、目地板材素材1の路盤22等への埋設深さは、それぞれ一例であり、限定されない(他の各例も同じ)。
【0031】
図7−1、
図7−2と、
図8−1、
図8−2の第二例、他の第二例は、目地板材1−1を一体成型した構造であり、金型、又は押出成形等の装置を利用して製作する。構造は、目地板材1−1の中芯は、第一長尺板部100−1となり、その両側面100−1a、100−1bには、外側から内側に向う傾斜面を備えた切欠き10−1〜13−1を備えた、少なくとも、四枚の第二短尺板部101−1〜第五短尺板部104−1と、を膨出形成する。その他の構造は、前述の
図1−1と、
図1−2の第一例に準ずる。また、同じ形態と効果がある構造は、同じ符号と名称を使用する。また、
図4、
図5の実施例を採用する際には、金型等を変更する必要がある。
【0032】
尚、101−1a、103−1aは、第二短尺板部101−1、
第三短尺板部103−1の部位の各上端を、また、102−1b、104−1bは、第三短尺板部102−1〜
第四短尺板部104−1の部位の各下端を、さらに101−1c〜104−1cは、第二短尺板部101−1〜
第四短尺板部104−1の部位の各側面を、それぞれ示している。
【0033】
そして、
図7−1の第二例では、第二短尺板部101−1〜第五短尺板部104−1は、同じ立上り高さ略1/3Lである。また、
図7−2の他の第二例では、第二短尺板部101−1と第四短尺板部103−1は、立上り高さ略1/3Lで、第三短尺板部102−1と
第五短尺板部104−1は、立上り高さ略1/2.5Lである。即ち、他の第二例は、上の第二短尺板部101−1と第四短尺板部103−1に対して、下の第三短尺板部102−1と第五短尺板部104−1が長く形成した構成で、不均等である。その他は、前述の第一例、又は他の第一例に準ずる。
【0034】
また、
図9の如く、従来の目地材では、雑草の繁殖頻度が顕著であり、美観と交通障害、並びに毎年の除草に手間と人手を要する課題がある。
【0035】
前述した各実施例等は、本発明の好ましい一例の説明である。各実施例とか図面に限定されない。従って、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造とか、同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
【符号の説明】
【0036】
1 目地板材素材
1−1 目地板材
100 第一長尺板
100−1 第一長尺板部
100a 側面
100−1a 側面
100b 側面
100−1b 側面
100c 上端
100−1c 上端
100d 下端
100−1d 下端
101 第二短尺板
101−1 第二短尺板部
101a 上端
101−1a 上端
101c 側面
101−1c 側面
102 第三短尺板
102−1 第三短尺板部
102b 下端
102−1b 下端
102c 側面
102−1c 側面
103 第四短尺板
103−1 第四短尺板部
103a 上端
103−1a 上端
103c 側面
103−1c 側面
104 第五短尺板
104−1 第五短尺板部
104b 下端
104−1b 下端
104c 側面
104−1c 側面
2〜5 傾斜面
6、7 間隔
10〜13 傾斜面を備えた切欠き
10−1〜13−1 傾斜面を備えた切欠き
21 目地
22 路盤
W 肉厚
H 中央分離帯
L 立上り高さ
X コンクリート