【実施例】
【0033】
実施例1
a) 6-フルオロ-2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン(IV)の調製
反応
窒素シール下の1リットルの丸底フラスコ中に、4-フルオロアニリン (III) (445 グラム, 4.0 モル) を、HBF
4 (48%の水溶液, 56 グラム, 0.32 モル) 及びアセトン50 mLと一緒に仕込む。
そのフラスコに温度計及びガラス蒸留システム(粗大ガラスリングで充填された垂直のカラム、及び冷却器を含む)を取り付ける。有効な磁気撹拌を使用する。
そのフラスコを150-155 ℃の温度にセットされた、外部の浴中で加熱する。
内部温度が120 ℃に達し、縮合物が蒸留終了時に回収され始める時に、アセトンの添加を開始する。アセトンを非常に遅い蒸留速度を維持するようにPTFE管(反応物質の底部付近で終端する)によりほぼ150-175 mL/時間の一定の速度で供給する。反応の内部温度を間隔132 - 140℃に維持する。8-10時間の全時間をアセトン (1500 mL) の供給に使用し、その後に反応を140 ℃で更に20分間撹拌し、次いで反応物質を40℃より下に冷却する。
【0034】
蒸留
蒸留を同じ分別カラムを維持する、同じ反応容器中で行なう。反応物質を50℃で20-40ミリバールで予備蒸発にかけてアセトン及び水の除去を完結する。
真空を2.0 - 3.0 ミリバールの範囲で適用する。外部の浴の温度を次第に上昇させることによりフラスコを加熱し、170 ℃の最終温度に達し、その時に真空を1.0 ミリバールに上昇させることにより、生成物の回収を完結する。
4種の主な画分を分離する。
1.主としてフルオロアニリン (約98 %)から構成される、49-52°C (ヘッド温度) の留分
2.52-90 ℃の留分、小量の混合画分 (4 グラム)
3.生成物ジヒドロキノリンを構成する92-102℃の留分
4.フラスコ中の残渣: 冷却すると固化する暗色の稠密な物質 (タール) 。
質量及びモル収率に関する、フルオロアニリンの回収を含む、代表的な実験の結果は
−ジヒドロキノリン (約95%のGCA 純度の蒸留物質として): 340グラム, 約42%
−ジヒドロキノリン収率 (全体として入手し得る): 約43%
−回収された4-フルオロアニリン収率 (全体として入手し得る): 約42%
−消費された4-フルオロアニリンで計算された、ジヒドロキノリン収率: 約72%
であった。
蒸留された4-フルオロアニリン及び混合画分を連続バッチで循環させるために送る。
【0035】
b)6-フルオロ-2,2,4-トリメチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン (V)の調製
粗液体ジヒドロキノリン (IV) (96%の純度, 106グラム, 0.530 モル) をヘプタン400 mLに溶解し、1%の塩酸水溶液200 mLで抽出する。水層を捨て、有機溶液を1リットルの水素化オートクレーブに移す。触媒のパラジウム/カーボン (10%, 2.5 グラム) を仕込み、水素ガスを3バールの圧力で導入し、反応を30℃で2時間行なう。
触媒の濾過後に、溶媒を蒸留により完全に除去し、こうして純度98.5%を有する、粗テトラヒドロキノリン (V) 100.0 グラムを得る。
c)1-アセチル-6-フルオロ-2,2,4-トリメチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン(VI)の調製
窒素シール下の機械撹拌を備えた1リットルの丸底フラスコ中で、テトラヒドロキノリン (V) (98 %の純度, 100.0 グラム, 0.506モル) を無水酢酸 (60.0 グラム, 0.58 モル) と混合する。
その反応混合物を150 ℃の温度にセットされた、外部の浴中で加熱し、内部温度が134 〜138 ℃に達し、その温度に5時間維持する。更に過剰の無水酢酸 (1.0 g)を添加して完全な変換を得ることができる。
その反応混合物を約40℃に冷却し、水 (2.0 mL)を添加して過剰の無水酢酸を分解する。
その液体 (酢酸) を減圧 (60ミリバール次いで20ミリバール; 70-90 ℃の範囲の温度による) で反応容器から蒸留する。
その半固体の残渣を続いてヘプタン (300 mL)で吸収させ、酢酸を完全に除去するために、大気圧で98-124℃の内部温度で完全蒸留に再度かける。
95℃で完全な溶液を得るように、更に多いヘプタン (150 mL) を添加する。次いで微細な固体生成物の沈澱を生じるために、物質を撹拌しながら20℃に徐々に冷却する。
【0036】
d)7-フルオロ-1,1,3-トリメチルインダン-4-イルアミン硫酸塩(VIII)の調製
機械撹拌を備えた1リットルの丸底フラスコ中に、硫酸 (93%の濃度, 375 グラム, 3.50モル) を最初に仕込む。
工程cからのアセチル-テトラヒドロキノリン (VI) (119 グラム, 0.50モル) ヘプタン懸濁液を有効な撹拌により硫酸層に徐々に添加し、その間物質温度を15〜20℃に調節する。次いで得られる二相の懸濁液を20時間にわたって撹拌しながら34-36 ℃に維持する。
更に温度を1時間で48-50 ℃に上昇させて変換を完結させる。
その反応物質に水 (320 mL) を強い発熱でもって撹拌下で徐々に添加する (約50%のH
2SO
4 濃度を得るために) 。その反応物質を次第に加熱し、ヘプタンを蒸留して除き、有機層 (170 mL)及び若干の水を集める。
次いでその溶液を還流温度 (110-111 ℃, 内部温度) に加熱し、5時間維持する。
その反応物質を40℃に冷却し、機械撹拌を備えた2リットルの容器中で明らかな発熱でもって氷冷水 (1000グラム) に徐々に注ぐ (約20%のH
2SO
4 濃度を得るため) 。最終温度を20℃付近に調節し、インダンアミン硫酸塩(VIII)の得られるスラリーを濾過する。固体をフィルター上で水150 mL、続いてヘプタン (250 mL) で洗浄する。
濾過ケーキを充分な時間にわたってフィルター上で吸引し、次いで湿った固体 (約180 グラム) を塩アンブロッキング(un-blocking)に送る。
【0037】
e)7-フルオロ-1,1,3-トリメチルインダン-4-イルアミン (I)の調製
固体インダンアミン硫酸塩 (合計量, 0.450 モル) を2リットルのフラスコ中のNaOH(28 グラム, 0.68 モル) を含む水溶液400 グラムに添加する。そのアルカリ性懸濁液にヘプタン (400 mL)を添加し、全体を55℃に加熱しながら撹拌する。完全な固体溶解後に、相を分離する。水層を55℃でヘプタン (300 mL)で再度抽出する。合わせた温かいヘプタン溶液 (540 グラム) をセライトの層で濾過して若干の未溶解物質を除去する。
若干の痕跡の水を共沸除去し、次の工程における使用に適した容積に達するために、ヘプタンの一部を減圧 (275 ミリバール, 57 ℃) で蒸留して除く。その溶液の最終質量は約460 グラムであり、インダンアミン (I) ほぼ89.0グラムを含む。
【0038】
実施例2
a)1-メチル-3-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-カルボニルクロリド (A = A
1、この場合、R
1 = メチル、R
2 = ジフルオロメチル) の調製
そのピラゾール酸塩化物を使用直前に3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸及び塩化チオニルから調製する。
アルカリ液スクラバーを備えた500-mL の丸底フラスコ中で、ピラゾール酸 (74.0 グラム, 0.42モル) をヘプタン (170 mL)中で懸濁させる。ジメチルホルムアミド (0.70 グラム, 0.009 モル) 及び塩化チオニル (55.0 グラム, 0.462 モル) を添加し、その二相混合物を撹拌し、42-45 ℃で加熱する。
ピラゾール酸の完全な変換 (2.5 時間) 後に、溶媒及び過剰の塩化チオニルを真空蒸留により完全に除去する。
液体ピラゾール酸塩化物を残渣 (約81.0グラム) として得る。
b)3-ジフルオロメチル-N-(7-フルオロ-1,1,3-トリメチル-4-インダニル)-1-メチル-4-ピラゾールカルボキサミド (II) (A = A
1 、この場合、R
1 = メチル, R
2 = ジフルオロメチル)の調製
有効な機械撹拌機、還流冷却器及びアルカリ液スクラバーを備えた2リットルのガラス反応器を使用する。
50℃のインダンアミンヘプタン溶液 (I) (合計量, 460 グラム, 0.46モルのインダンアミン) に、工程a)で得られた液体ピラゾール酸塩化物を発熱反応及び沈澱の生成でもって50-70 ℃で約10分中に添加する。更に多いヘプタン (20 mL)をすすぎのために使用する。
その反応液を4時間の間に還流 (95-97 ℃の内部温度) して撹拌し、その後に反応が完結される。HCl の発生が3時間以内に停止する。
得られる反応懸濁液を30℃より下に冷却し、次いでNaOH水溶液 (215 mL, 2.5 %の濃度) を添加し、その混合物を少なくとも30分間撹拌し、その間その温度を22℃に調節する。
そのスラリーを平らな焼成ガラスフィルターで濾過し、再スラリー化及び撹拌後に固体を45℃で水 (250 mL)で洗浄する。
得られる固体を再度濾過し、フィルター上で水 (250 mL, 又は得られるpHが中性になるまで) 、続いてヘプタン (250 mL)で洗浄する。
1時間にわたってのフィルター上の吸引後に、湿った固体 (165 グラム) を55℃で真空オーブン中で乾燥させる。
所望の生成物を得る (約140 グラム、分析で98%) 。
ヘプタン母液は過剰のインダンアミンを含み、これを循環に送る。
【0039】
例3 (比較例)
a)6-フルオロ-2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリンの調製
【化18】
【0040】
工程1を実施例1、工程a)に従って行なう。加えて、得られる蒸留されたジヒドロキノリンを適当な溶媒に溶解し、残留4-フルオロアニリンを除去し、ほぼ98%の純度に達するために、塩酸の1%水溶液とともに撹拌する。前記溶媒を真空蒸留により除去し、その後に下記の工程を行なう。
b)1-アセチル-6-フルオロ-2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリンの調製
【化19】
【0041】
窒素シール下の機械撹拌を備えた1リットルの丸底フラスコ中で、ジヒドロキノリン (98 %の純度, 104.0 グラム, 0.533 モル) を無水酢酸 (65.0 グラム, 0.635 モル) と混合する。
その反応混合物を150 ℃の温度にセットされた、外部の浴中で加熱し、内部温度が138 ℃付近に達し、そこでそれを5時間維持して完全な変換を得る。
その反応混合物を約40℃に冷却し、水 (3.0 mL)を添加して過剰の無水酢酸を分解する。
その液体 (酢酸) を減圧 (60ミリバール次いで20ミリバール; 70-90 ℃の範囲の温度で) で反応容器から蒸留する。
油状残渣を続いてヘプタン (300 mL)で吸収させ、酢酸を完全に除去するために、大気圧で、内部温度96- 125℃で再度完全な蒸留にかける。
完全な溶液を得るように、更に多くのヘプタン (500 mL)を65℃で添加する。その物質を50℃付近の温度に保ち、下記の段階に移す。
【0042】
c)1-アセチル-6-フルオロ-2,2,4-トリメチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリンの調製
【化20】
【0043】
その有機溶液を窒素雰囲気下で1リットルの水素化オートクレーブに移す。触媒のパラジウム/カーボン (10%, 2.5 グラム) を仕込み、水素ガスを3バールの圧力で導入し、反応を50℃で2時間行なう。
触媒の濾過後に、溶媒を真空蒸留により部分的に除去し、最終的に20℃に冷却し、こうして純度98%を有する粗アセチル-THQ 119 グラムを、ヘプタン懸濁液約240 グラムとして得る。
【0044】
d)7-フルオロ-1,1,3-トリメチルインダン-4-イルアミンの調製
【化21】
【0045】
機械撹拌を備えた1リットルの丸底フラスコ中に、硫酸 (93%の濃度, 375 グラム, 3.50 モル) を最初に仕込む。
工程3からのアセチル-THQ (119 グラム, 0.50 モル) ヘプタン懸濁液を有効な撹拌により硫酸に徐々に添加し、その間その物質温度を15〜20℃に調節する。次いで得られる二相懸濁液を20時間の間に撹拌しながら34-36 ℃に維持する。
更に1時間で温度を48-50 ℃に上昇させて変換を完結させる。
その反応物質に水 (320 mL) を撹拌下で強い発熱でもって徐々に添加する(約50%のH
2SO
4 濃度を得るため) 。その反応物質を次第に加熱し、ヘプタンを蒸留して除き、有機層 (170 mL)及び若干の水を集める。
次いでその溶液を還流 (110-111 ℃, 内部温度) まで加熱し、5時間維持する。
その反応物質を40℃に冷却し、機械撹拌を備えた2リットルの容器中で明らかな発熱でもって氷冷水 (1000グラム) に徐々にそそぐ。最終温度を20℃付近に調節し、得られるインダンアミン硫酸塩のスラリーを濾過する。固体をフィルター上で水150 mL、続いてヘプタン (250 mL)で洗浄する。
次いで湿った濾過ケーキを2リットルのフラスコ中のNaOH (28 グラム, 0.68 モル)を含む水溶液400 グラムに添加する。そのアルカリ性懸濁液にヘプタン (400 mL) を添加し、全体を55℃に加熱しながら撹拌する。完全な固体溶解後に、相を分離する。水層を55℃でヘプタン (300 mL) で再度抽出する。合わせた温かいヘプタン溶液 (540 グラム) をセライトの層で濾過して若干の未溶解物質を除去する。
ヘプタンを減圧で完全に蒸留して除く特に、99%より上の純度を有する、インダンアミン遊離塩基約89.0グラムから構成される、暗色の固体残渣を得る。
本発明の好ましい態様は、下記の通りである。
〔1〕式 (I)
(I)
の4-アミノインダン誘導体、その塩及び鏡像体の調製方法であって、
下記の工程:
a)式(IV)
(IV)
の1,2-ジヒドロキノリンを水素化して式 (V)
(V)
の相当するテトラヒドロキノリンを得る工程、
b)式 (V)のテトラヒドロキノリンを式RC(O)LG のカルボン酸誘導体でアシル化して式 (VI)
(VI)
の相当するアシル誘導体化合物を得る工程、
c)式(VI)のアシル誘導体化合物を酸性条件下で転位して式 (VII)
(VII)
のアシルインダン化合物を得る工程、
d)式 (VII)のアシルインダン化合物のアシル基を加水分解して式 (I)の4-アミノインダン化合物を得る工程、
を含み、
前記式中、
−nが、0〜3の範囲内で選択される整数であり、
−Rが、C1-C6 アルキル基又はC6-C10アリール基から選択され、これらの基が、C1-C6 アルキル基、ハロゲン原子のうちの1つ以上で置換されていてもよく、
−LGが、(i) ヒドロキシ基、(ii)ハロゲン原子、(iii) C1-C6 アルキルスルホニルオキシ基、(iv)C6-C10アリールスルホニルオキシ基、(v) RaCOO 基(式中、RaはC1-C6 アルキル基である)から選択される脱離基であり、基(iii)-(v) が、1つ以上のハロゲン原子で置換されていてもよい、
前記方法。
〔2〕前記水素化工程 (a)が、有機溶媒、好ましくは極性溶媒に溶解された前記式(IV)の1,2-ジヒドロキノリンを、水素化触媒の存在下でガス状水素と接触させて前記式 (V)のテトラヒドロキノリンを得ることを含む、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記式RC(O)LG のカルボン酸誘導体が、好ましくは塩化アセチル、無水酢酸又はこれらの混合物から選ばれる、前記〔1〕又は〔2〕に記載の方法。
〔4〕添加溶媒なしで前記工程 (b)を行う、前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の方法。
〔5〕前記工程 (b)の終了時に得られる反応混合物に有機溶媒を添加し、次いで蒸留にかけて過剰の前記カルボン酸誘導体を除去し、前記式(VI)のアシル誘導体化合物を含むスラリーを生成する、前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の方法。
〔6〕式(VI)のアシル誘導体化合物を含む前記スラリーを前記工程 (c)に供給する、前記〔1〕〜〔5〕に記載の方法。
〔7〕前記工程 (c)が、前記式(VI)のアシル誘導体化合物を有機溶媒中で懸濁させ、こうして得られる懸濁液を有機酸又は無機酸(好ましくは硫酸又はオルトリン酸から選択される)と接触させて、付加塩の形態の前記式 (VII)のアシルインダン化合物を得ることを含む、前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の方法。
〔8〕加水分解の前記工程 (d)が、前記式 (VII)のアシルインダン化合物を水と接触させることを含む、前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の方法。
〔9〕前記式 (VII)のアシルインダン化合物を含む前記スラリーを前記工程 (d)に供給する、前記〔7〕に記載の方法。
〔10〕前記付加塩の形態の前記式 (VII)のアシルインダン化合物をアルカリ性水溶液と接触させて前記式 (I)の4-アミノインダン誘導体を得る、前記〔7〕に記載の方法。
〔11〕前記有機溶媒が、脂肪族又は脂環式の炭化水素、塩素化炭化水素、芳香族炭化水素、アルコール、グリコール、エステル又はこれらの混合物から選択される、前記〔2〕、〔5〕及び〔7〕のいずれかに記載の方法。
〔12〕前記有機溶媒が、ヘキサン、ヘプタン、塩化メチレン、ジクロロエタン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、トルエン、酢酸エチル、及びこれらの混合物から、好ましくはヘプタン、ジクロロエタン、メタノール、トルエン及びこれらの混合物から選択される、前記〔11〕に記載の方法。
〔13〕式(II)
(II)
のアミノインダンアミドの調製方法であって、
−上記方法の工程(a)-(d) を行うことにより少なくとも1つの式 (I)の4-アミノインダン誘導体を調製する工程、
−前記式 (I)の4-アミノインダン誘導体を少なくとも1つの式 AC(O)Xの化合物と縮合する工程、
を含み、
前記式中、
−Aが、C6-C10アリール基又はN、O、Sから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5個若しくは6個の原子を有する複素環を表し、これらの基が、1つ以上のR1基及びR2基により置換されていてもよく、
−R1が、C1-C6 アルキル基又はC1-C6 ハロアルキル基を表し、前記基が、R’、OR’ 、S(O)mR’ から選択される1つ以上の基で置換されていてもよく、又はR1が、C3-C6シクロアルキル基、C4-C9 シクロアルキルアルキル基、C2-C6 アルケニル基、C2-C6 アルキニル基、C6-C10アリール基、C7-C12アリールアルキル基、N、O、Sから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5個若しくは6個の原子を有する複素環を表し、これらの基が、ハロゲン原子、R’、OR’ 、NR’R’’ 、S(O)mR’ 、CONR’R’’、COR’、CO2R’ 、CN、NO2 から選択される1つ以上の基により置換されていてもよく、
−R2が、C1-C6 アルキル基又はC1-C6 ハロアルキル基を表し、前記基が、R’、OR’ 、S(O)mR’ から選択される1つ以上の基で置換されていてもよく、又はR2が、C3-C6 シクロアルキル基、C4-C9 シクロアルキルアルキル基、C6-C10アリール基、C7-C12アリールアルキル基を表し、これらの基が、ハロゲン原子、R’、OR’ 、S(O)mR’、NR’R’’、CONR’R’’、COR’、CO2R’ 、NO2 、CNから選択される1つ以上の基により置換されていてもよく、
−R’及びR’’が、水素原子、C1-C4 アルキル基、C1-C4 ハロアルキル基を表し、
−Xが、ヒドロキシル基、ハロゲン、C1-C6 アルコキシ基、C1-C6 アルキルスルホニルオキシ基、C6-C10アリールスルホニルオキシ基を表し、これらの基が、1つ以上のハロゲン原子により置換されていてもよく、
−nが、0〜3の範囲内で選択される整数であり、
−mが、0〜2の範囲内で選択される整数である、
前記方法。