(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
天然ガスは一般的に自然界から採掘される。その採掘において、はげしい気流で、天然ガ
ス内に砂石顆粒が含まれる、というのが避けられない。加えて、天然ガスの運送パイプが
一般的に鋼製であり、経年にわたってその内部の錆びた酸化金属の砕屑が気流に乗って持
ち出される。したがって、天然ガスの液化前、また輸送中は、その清浄を保証するために
、その分の砂石顆粒と金属酸化顆粒を濾過する必要がある。
【0003】
従来において、液化ガス濾過器を用いて液化ガス内の顆粒物を濾過するのが一般的である
。液化ガス濾過器が、冶金、化学工業、石油、製紙、医薬、食品、鉱業、電力、都市、家
庭などのガス使用分野で幅広く使われている。液化ガス濾過器が、媒体運送の配管に不可
欠な装置であり、通常に減圧弁、圧力発散弁、位置決め弁または他の装置の輸入端に取り
付けられ、それが媒体中の不純物を除去するためのもので、バルブやデバイスの正常な使
用を確保し、設備のメインテインアンス費用を減らす。
【0004】
ところが、従来の液化ガス濾過器は下記の欠陥がある。
1)液化ガスの運送際に、顆粒物が濾過メッシュに濾過された後、濾過メッシュにとどま
って直ちに脱落していなく、また、気流が均一かつ持続的で、滞留物が気流に押されなが
らも、濾過メッシュの反発力も受けられ、動態のバランスが取れるなどの原因で、滞留物
が直ちに脱落して濾過筒に落下し難しくて、濾過メッシュがだんだん遮断され、濾過筒の
濾過による気流への抵抗力が大きくなる。
2)小さい顆粒の砕屑が濾過メッシュの網目内に掛かって、濾過メッシュが小顆粒に塞が
れる。
【0005】
これらの欠陥に対して、液化ガスの濾過が終わったら、叩いて振動させて、濾過メッシュ
表面の滞留物や塞いだ小顆粒を、振り落とすのが一般的である。
【0006】
しかし、その後は続いて使用されると、依然として塞がれることがある。ですから、如何
に、液化ガスの濾過の過程では、濾過メッシュ表面に止まった顆粒物を、快速に脱離させ
るのは、本願の解決しょうとする課題である。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的はY型液化ガス濾過器および液化ガス内の顆粒物の濾過方法を提供すること
である。液化ガス濾過器内に変形リングを増設することにより、濾過板全体に液化ガスの
気流が衝撃すると、振動をもたらすができる。加えて、弾性部材により振動幅と周波数を
増やし、濾過板表面の滞留物と塞いだ物を振リ落として、濾過筒内に進入させることがで
きる。それによって、濾過メッシュの清潔を保持することができる。
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術方案を採用する。
Y型液化ガス濾過器であって、入口、出口および濾過筒を含み、入口と濾過筒が連通し、
濾過筒と出口の間に濾過用の貫通孔が設けられ、貫通孔に濾過メッシュが設けられており
、濾過メッシュは変形リングおよび濾過板を含み、変形リングの内端が濾過板の外周に固
定され、変形リングの外端が貫通孔に固定され、変形リングは、柔軟材料で製制され、
入口、出口及び濾過器のいずれかの内壁に第1接続部が設けられ、濾過板の表面に第接
続部が設けられ、第1接続部と第2接続部の間に、濾過板が気流を振動させる時に振動周
波数を増加させるための弾性部材が接続されるY型液化ガス濾過器である。
【0009】
従来の技術に対して、上記技術案を採用した本願Y型液化ガス濾過器は、具体的に下記の
効果を有する。
1)本発明に開示したY型液化ガス濾過器を採用する場合は、変形リングの柔軟性接続によ
って、濾過板が液化ガスの気流を受けた時に振動することができ、それにより濾過板表面
の剛性顆粒物と塞いだ物を落下させることができる。
2)弾性部材が直接に濾過板に接続され、弾性部材により濾過板を支持する場合は、気流
の動きにより濾過板が振動すると、弾性部材が反方向を向いて連動して移動でき、弾性部
材の伸縮反発により振動の周波数をさらに拡大する。それにより、濾過板が高周波で振動
することができ、濾過板表面の滞留物と塞いだ物を全部濾過筒内に落下させる。
3)気流が濾過板に衝撃したエネルギーは累積可能である。弾性部材による弾性エネルギ
ーの収集がなければ、振動が容易に変形リングに吸収される。したがって、弾性部材が大
量のエネルギーを吸収した後、繰り返して圧縮・反発の形態で振幅を拡大させ、濾過板の
振動幅を増加することができる。
【0010】
好ましくは、前記第1接続部は出口の内壁に設けられており、濾過筒は傾斜的に設置され
、前記貫通孔は濾過筒における出口の気流方向に傾斜する壁に位置されており、前記変形
リングの断面は波紋形を呈する。
【0011】
好ましくは、前記濾過板の入口側に支持主軸および迎風板が設けられ、支持主軸は迎風板
と濾過板を接続しており、迎風板は平面板状とされており、迎風板の平面は入口を向いて
いる。
【0012】
好ましくは、前記支持主軸の外端に柱状溝が設けられ、柱状溝の底部にボール溝が設けら
れ、迎風板に支持内軸およびローラが設けられ、封止板およびローラが支持内軸の両端に
位置され、前記支持内軸、柱状溝、ローラおよびボール溝の直径は順回に増えるとし、前
記ローラがボール溝内に位置され、ローラとボール溝の間にローラを自由に回転させるた
めの隙間が備えられ、支持内軸と柱状溝の間に隙間が備えられ、迎風板と支持主軸の外端
の間に間隔が備えられており、入口に気流が入ると迎風板が支持内軸とローラにより支持
主軸においてランダムに小振幅で揺動するように構成される。
【0013】
好ましくは、前記支持主軸は入口を向いており、迎風板の平面は入口の方向に垂直である
。
【0014】
好ましくは、第1接続部が出口の管壁内に位置し、第1接続部が濾過板を向いており、弾
性部材が濾過网と出口の間に位置する。
【0015】
好ましくは、前記支持主軸および第2接続部はいずれも濾過板の中心に固定されている。
【0016】
好ましくは、前記濾過筒の外端は開口され、前記開口にエンドカバーが設けられ、前記エ
ンドカバーの中部に透明な監視ポートが設けられ、監視ポートは濾過筒の中部を向いてい
る。
【0017】
また、本発明は、液化ガス内の顆粒物の濾過方法であって、複数個の液化ガスの流れるパ
イプ、空圧機、パルス制御器、一方向弁および前記濾過器を含み、パルス制御器は空圧機
に接続され、空圧機と一方向弁は並行にパイプ内に接続され、空圧機と一方向弁は同一濾
過器の入口に接続され、空圧機と一方向弁は並行に接続され、
ステップ1:分流処理であって、液化ガスを、分岐パイプにより2つの気流に分けて、
気流を一方向弁と空圧機中にそれぞれ進入させて、気流が一方向弁で均一流を形成し、気
流が空圧機でパルス流を形成することと、
ステップ2:パルス流の生成であって、空圧機のパルス制御器により液化ガスを繰り返
して圧縮して高圧気流を形成するように空圧機を制御して、高圧気流を間断的に放出して
パルス流を形成して、濾過器に流入させることと、
ステップ3:均一流の生成であって、液化ガスを一方向弁に通過させて、均一の液化ガ
ス気流を形成して、濾過器に流入させることと、
ステップ4:振動濾過であって、均一流が持続的に濾過器の入口に入って、またパルス
流が入ると、濾過器内の高圧が反発して一方向弁を閉弁させて、パルス流を濾過器の濾過
板および/または迎風板に衝撃させて、濾過板を変形リングにより振動させて、弾性部材
に振動を受けてその振動の周波数と幅を大きくさせることと、
ステップ5:滞留物の振り落としであって、濾過板を高周波数で振動させて、そのメッ
シュ内に嵌入した滞留物を振り落として、滞留物を脱落させて濾過筒内に落下させること
と、
を含むことを特徴とする液化ガス内の顆粒物の濾過方法を提供する。
【0018】
1)本発明の液化ガス内の顆粒物の濾過方法によれば、一方向弁と空圧機を増設すること
により、一方向弁内で持続的に液化ガスを通すことができ、液化ガスの全体は持続的な濾
過済状態となって、小部分だけの分岐流が空圧機内に進入して、空圧機内で高圧を形成す
ることができ、その後、高圧気流を放出する手法でパルス流を形成して、気流衝撃により
濾過メッシュに滞留物の動態バランスを破壊して、濾過メッシュの振動がよりはっきりと
なる。
2)均一流を一方向弁に通過させるため、パルス流が発生すると、一部が一方向弁内に反
発するようになって、それによって、一方向弁が閉弁され、すべてのパルスが均一流を経
て戻るのを避けて、一方向弁を閉弁する手法でパルス流の濾過器内への持続的な流動を防
止して、これによってパルス効果を向上する。
【0019】
好ましくは、前記ステップ2において、空圧機により液化ガスを0.2〜0.27MPa
に圧縮して、0.8〜2sの時間間隔で高圧気流を放出してパルス流を形成する。
【0020】
好ましくは、前記高圧気流の放出時間間隔は0.8〜2s間における任意のランダム的な
時期である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参考しながら本発明を詳しく説明する。
図1〜7に示されるY型液化ガス濾過器は、入口11、出口12および濾過筒13を含み、入口11
と濾過筒13が連通する。濾過筒13と出口12の間に濾過用の貫通孔が設けられ、貫通孔に濾
過メッシュ2が設けられている。
【0024】
濾過メッシュ2は変形リング21および濾過板20を含み、変形リング21の内端が濾過板20の
外周に固定され、変形リング21の外端が貫通孔に固定される。変形リング21を設けること
によって、濾過板20全体が液化ガスの気流を対面する時に貫通孔に対して小さな振動がで
きる。これにより、濾過板20の表面の顆粒物や滞留物を振動させて脱落させる。本実施例
において、変形リング21の断面は波紋形を呈する。変形リング21は柔軟的なシリカゲル製
である。波紋形の断面にされることによっては、変形リング21の生じ得る変形はより大き
く、濾過板20が大きな振幅を発生しても構わない。
【0025】
濾過器の内壁に第1接続部14が設けられ、濾過板20の表面に第2接続部23が設けられ、第1
接続部14と第2接続部23の間に、濾過板20が気流を対面して振動を発生させるための弾性
部材5が接続される。弾性部材5は、弾性エネルギーを蓄積するためのもので、より大きい
振幅を濾過板20に発生させる。また、バネの弾性変形により反発力を発生させる。濾過板
20が気流により変位すると、弾性部材5が快速に変形して反発する。これにより、濾過板2
0の振動周波数を大きくさせる。大きくさせた振幅および振動周波数にて、濾過板20表面
の顆粒物を振り落とさせる。
【0026】
図2に示されるように、第1接続部14が出口12の管壁内に位置する。第1接続部14が濾過板2
0を向いている。弾性部材5が濾過网2と出口12の間に位置する。本実施例における弾性部
材5は圧縮変形状態で弾性エネルギーを形成するものとする。濾過板20をリバウンドさせ
て濾過板の振動の幅および周波数を増すことができる。引伸変形の場合に比べて、圧縮変
形のほうは、圧縮過度で回復不可能な変形が生じることはないため、弾性部材5の使用寿
命が長いという利点があって望ましい。
【0027】
図4に示されるように、濾過板20の入口11を向いている側に支持主軸22と迎風板4が設けら
れる。支持主軸22は迎風板4と濾過板20を接続する。迎風板4は平面板状とする。支持主軸
22と迎風板4の平面は何れも入口11を向いている。迎風板4は不透気の平面にて直接に液化
ガスの気流を対面する。このようにして、濾過板20に対して大きな押力を形成するので、
濾過板20全体はより容易に気流に押されて動くことができ、より大きい振動幅がなされる
。即ち、液化ガス気流の濾過板20の振動に対する影響力を増加する。
【0028】
また、迎風板4の平面は入口11の方向に垂直する。入口11に入った直後の液化ガス気流が
直接に迎風板4の表面に作用できる。これにより、気流の押力が最大化にされる。
【0029】
図6と
図7に示されるように、支持主軸22の外端に柱状溝221が設けられる。柱状溝221の底
部にボール溝220が設けられる。迎風板4に支持内軸41とローラ40が設けられる。封止板と
ローラ40が支持内軸41の両端に位置する。ローラ40がボール溝220内に位置する。ローラ4
0とボール溝220の間にローラ40を回転自由にさせるための隙間を備えている。支持内軸41
と柱状溝221の間に隙間を備えている。迎風板4と支持主軸22の外端との間に間隔距離を備
えている。隙間と間隔距離を備えることにより、迎風板4に気流衝撃を受けるときに、迎
風板4は隙間と間隔距離によって支持主軸22において無規則で小さな振動幅で混乱的に揺
れるようになり、揺動による振動方向が、よりランダムで、混乱的になって、濾過板20の
方向がよりランダムで、濾過板20表面の顆粒の振動方向がより雑多であり、メッシュ内に
塞いだ小顆粒も振り落とされて、持続的な安定気流が濾過器内で動態バランスを取ること
を避けて、濾過板20が不動になることを防止する。
【0030】
図7に示されるように、支持内軸41、柱状溝221、ローラ40とボール溝220の直径が順回に
増える。ローラ40がボール溝220に嵌入するときに、ローラ40がボール溝220内に限位され
て、柱状溝221内に入られなく、迎風板4の底部を固定する機能を発揮するようになり、そ
の脱出することを避けることができる。柱状溝221の直径が支持内軸41より大きくされる
ことによって、支持内軸41が柱状溝221の開口に沿って錐形の揺動領域を形成することが
でき、支持主軸22により振動を濾過板20に伝動することができる。
【0031】
支持主軸22、第2接続部23がいずれも濾過板20の中心に固定されるので、支持主軸22によ
る推力と、第2接続部23における弾性部材5による弾性力が、均一に濾過板20に作用するこ
とができる。
【0032】
図1と
図2に示されるように、濾過筒13の外端が開口される。開口にエンドカバー3が設け
られる。エンドカバー3の中部に透明な監視ポート30が設けられる。監視ポート30が濾過
筒13の中部を向いている。監視ポート30を介して直接に濾過筒13内での埃積状態を観るこ
とができる。蓄積した顆粒物が多くなった場合、エンドカバー3を開いて適切な整理を行
ってもよい。ここで、監視ポート30は強化ガラス製とする。
【0033】
本発明は、上記濾過器に基づいて、さらに新たな濾過方法を提供する。それが、上記濾過
器に対する使用方法でもある。
【0034】
図8に示されるように、このような濾過方法は、その応用際は、あるハードウェアに依存
する。ハードウェアは、複数個の液化ガスの流れるパイプ、空圧機、パルス制御器、一方
向弁および上述濾過器を含む。パルス制御器は空圧機に接続される。空圧機と一方向弁は
並行にパイプ内に接続される。空圧機と一方向弁は同一濾過器の入口11に接続される。空
圧機と一方向弁は並行に接続される。
【0035】
具体的に、濾過方法は、下記のステップを含む。
ステップ1:分流処理であって、液化ガスを、分岐パイプにより2つの気流に分けて、気流
を一方向弁と空圧機中にそれぞれ進入させて、気流が一方向弁で均一流を形成し、気流が
空圧機でパルス流を形成すること。
ステップ2:パルス流の生成であって、空圧機のパルス制御器により液化ガスを繰り返し
て圧縮して高圧気流を形成するように空圧機を制御して、高圧気流を間断的に放出してパ
ルス流を形成して、濾過器に流入させること。
ステップ3:均一流の生成であって、液化ガスを一方向弁に通過させて、均一の液化ガス
気流を形成して、濾過器に流入させること。
ただし、ステップ2とステップ3は同時に行うステップであって、前後の順序がない。
ステップ4:振動濾過であって、均一流が持続的に濾過器の入口11に入って、またパルス
流が入ると、濾過器内の高圧が反発して一方向弁を閉弁させて、パルス流を濾過器の濾過
板20および/または迎風板4に衝撃させて、濾過板20を変形リング21により振動させて、弾
性部材5に振動を受けてその振動の周波数と幅を大きくさせること。
ステップ5:滞留物の振り落としであって、濾過板20を高周波数で振動させて、そのメッ
シュ内に嵌入した滞留物を振り落として、滞留物を脱落させて濾過筒13内に落下させるこ
と。
【0036】
一方向弁内に持続的に液化ガスを通過させることができ、大量の均一流を一方向弁から濾
過器内へ流動させて(90%以上は均一流の形で濾過器内に流入させる)、液化ガス整体は
持続的に濾過済状態となっている。
【0037】
小部分の分岐(液化ガス気体の残った10%)を空圧機内に進入させて、空圧機内で高圧を
形成させて、その後、高圧気流を放出させる手法でパルス流を形成して、気流衝撃によっ
て濾過メッシュにおける止まっとものの動態バランスを崩して、濾過メッシュをはっきり
と振動させることができる。
【0038】
均一流を一方向弁に通過させるため、パルス流が発生すると、一部が一方向弁内に反発す
るようになって、それによって、一方向弁が閉弁され、すべてのパルスが均一流を経て戻
るのを避けて、一方向弁を閉弁する手法でパルス流の濾過器内への持続的な流動を防止し
て、これによってパルス効果を向上する。
【0039】
液化ガス気流が濾過器の入口11に直接に接するのと比べて、本方法は、均一流が長時間で
迎風板4を押すと、迎風板4が一方向に濾過板20を押して動態バランスを形成するようにな
る可能性が高く、濾過メッシュ2において濾過板20の振動幅が小さくて、かつ振動周波数
も低いという利点がある。
【0040】
また、パルス流によって瞬間で大きな衝撃力を生じ、上記の動態バランスを破壊すること
ができる。これによって迎風板4に新たな錯乱で無規則の揺動動作を発生させ、新たな振
動方向をもたらし、これにより濾過板20を振動させる。
【0041】
上記のステップ2において、空圧機により液化ガスを0.2〜0.27MPa、即ち2〜2.7倍の標準
大気圧に圧縮させる。該気圧範囲は高圧鍋の内気圧に近似して、安全であり、爆発する恐
れがなく、それとともに、発生した高圧気体の衝撃力も十分で、パルス流によって迎風板
4を揺動させるのに十分である。
【0042】
上記空圧機が高圧気体を放出してパルス流を形成する時間間隔は0.8〜2sとする。一般的
には、1回の気流衝撃後、バネ5の振動可能な時間は3〜4s程度である。その時間が経って
から、バネ5の振動が著しく弱る。したがって、その振動が弱る前に、直ちに衝撃力を補
充して、衝撃させて、振動を強めることによって、濾過板20が持続的に振動でき、且つ振
動力が強い。
【0043】
またパルス流の衝撃力が濾過器内でパルスバランスを取ることを避けるために、高圧気流
の放出間隔時間が0.8〜2sの間における任意のランダム時期である。即ちパルスの時間は
例えば、第1回のパルス後の1.2sに第2回のパルスが生じる、第2回のパルス後の1sに第3回
のパルスが生じる、第3回のパルス後の1.9sに第4回のパルスが生じる、……などがあげら
れる。
【0044】
パルス間隔はランダムにされることにより、有効的にパルスの動態バランスの取ること(
毎回のパルス衝撃による振動は近似)を避けることができる。
【解決手段】入口11、出口12および濾過筒13を含み、入口11と濾過筒13が連通し、濾過筒13と出口12の間に濾過用の貫通孔が設けられ、貫通孔にろ過メッシュ2が設けられており、濾過メッシュ2は変形リングおよび濾過板を含み、変形リングの内端が濾過板の外周に固定され、変形リングの外端が貫通孔に固定され、変形リングは、柔軟材料で製制され、入口11、出口12及び濾過器のいずれかの内壁に第1接続部14が設けられ、濾過板の表面に第2接続部が設けられ、第1接続部14と第2接続部の間に、濾過板が気流を対面して振動を発生させるための弾性部材5が接続される、Y型液体ガス濾過器及びそれを用いた液化ガス内の顆粒物の濾過方法。