(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数の項目の設定を行うための第一の画面および前記複数の項目のうちの特定の一部の項目のみの設定を行うための第二の画面を選択的に表示し、前記複数の項目に行われた設定に基づいて処理を実行する処理装置であって、
前記第一の画面を表示する第一の画面表示手段と、
前記複数の項目のうちの、前記第一の画面において設定が行われたことがあるが前記特定の一部の項目には含まれない非共通項目と、前記特定の一部の項目のうちの前記第一の画面において設定が行われたことがあるが前記第二の画面において設定が行われたことがない不知項目とを示すメニューを、前記第二の画面とともに表示する、第二の画面表示手段と、
を有することを特徴とする処理装置。
前記第一の画面表示手段は、前記メニューの中から前記非共通項目または前記不知項目が選択されると、当該選択された非共通項目または不知項目の設定を行うための前記第一の画面を表示する、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の処理装置。
複数の項目の設定を行うための第一の画面および前記複数の項目のうちの特定の一部の項目のみの設定を行うための第二の画面を選択的に表示し、前記複数の項目に行われた設定に基づいて処理を実行する処理装置における表示方法であって、
前記第一の画面を表示し、
前記複数の項目のうちの、前記第一の画面において設定が行われたことがあるが前記特定の一部の項目には含まれない非共通項目と、前記特定の一部の項目のうちの前記第一の画面において設定が行われたことがあるが前記第二の画面において設定が行われたことがない不知項目とを示すメニューを、前記第二の画面とともに表示する、
ことを特徴とする表示方法。
複数の項目の設定を行うための第一の画面および前記複数の項目のうちの特定の一部の項目のみの設定を行うための第二の画面を選択的に表示し、前記複数の項目に行われた設定に基づいて処理を実行する処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
前記処理装置に、
前記第一の画面を表示する第一の表示処理と、
前記複数の項目のうちの、前記第一の画面において設定が行われたことがあるが前記特定の一部の項目には含まれない非共通項目と、前記特定の一部の項目のうちの前記第一の画面において設定が行われたことがあるが前記第二の画面において設定が行われたことがない不知項目とを示すメニューを、前記第二の画面とともに表示する、第二の表示処理と、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、アプリケーションシステム100の全体的な構成の例を示す図である。
図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。
図3は、画像形成装置1のプラットフォームの例を示す図である。
図4は、メニュー画面50の例を示す図である。
【0024】
図1に示すように、アプリケーションシステム100は、画像形成装置1、サーバ装置21、端末装置22、および通信回線4などによって構成される。
【0025】
画像形成装置1とサーバ装置21および端末装置22とは、通信回線4を介して通信を行うことができる。通信回線4として、いわゆるLAN(Local Area Network)回線、インターネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
【0026】
画像形成装置1は、コピー、PCプリント、ファックス、スキャナ、およびボックスなどの機能を集約した装置である。一般に、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれることがある。
【0027】
PCプリント機能は、パーソナルコンピュータまたはスマートフォンなどの端末装置から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。「ネットワークプリンティング」または「ネットワークプリント」などと呼ばれることもある。
【0028】
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
【0029】
サーバ装置21は、OpenAPI(Application Program Interface)またはWebAPIによって画像形成装置1へサービスを提供する。
【0030】
端末装置22は、画像形成装置1の上述の機能を遠隔的に使用するためのクライアントである。端末装置22として、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、またはタブレットコンピュータなどが用いられる。
【0031】
画像形成装置1は、
図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、VRAM(Video RAM)10c、ROM(Read Only Memory)10d、大容量記憶装置10e、タッチパネルディスプレイ10f、操作キーパネル10g、NIC(Network Interface Card)10h、モデム10i、スキャンユニット10j、およびプリントユニット10kなどによって構成される。
【0032】
タッチパネルディスプレイ10fは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10fは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
【0033】
VRAM10cは、タッチパネルディスプレイ10fに表示させる画面のデータを記憶するために用いられる。
【0034】
操作キーパネル10gは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
【0035】
NIC10hは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで他の装置との通信を行う。
【0036】
モデム10iは、ファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
【0037】
スキャンユニット10jは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
【0038】
プリントユニット10kは、スキャンユニット10jによって読み取られた画像のほか、NIC10hまたはモデム10iによって他の装置から受信した画像を用紙に印刷する。
【0039】
ROM10dまたは大容量記憶装置10eには、画像形成装置1の全体的な管理または基本的な処理を行ったりユーザインタフェースを提供したりするソフトウェアとして、
図3に示すオペレーティングシステム101およびMFPシステム102が記憶されている。オペレーティングシステム101またはMFPシステム102の機能をアプリケーションに提供するために、ネイティブアプリケーショプラットフォーム103が用意されている。
【0040】
さらに、大容量記憶装置10eには、コピーアプリケーション401、スキャンアプリケーション402、およびボックスアプリケーション403のほか、ブラウザアプリケーション404などが記憶されている。これらのアプリケーションは、ネイティブアプリケーショプラットフォーム103を介して動作する。
【0041】
以下、ネイティブアプリケーショプラットフォーム103を介して動作するアプリケーションを「ネイティブアプリケーション40」と記載する。
【0042】
コピーアプリケーション401、スキャンアプリケーション402、およびボックスアプリケーション403は、それぞれ、上述のコピー、スキャン、およびボックスの各機能を実現する。ブラウザアプリケーション404は、ウェブブラウザである。
【0043】
ネイティブアプリケーション40は、画像形成装置1の製造の際に固定的に画像形成装置1にインストールされる。よって、次に説明するウェブアプリケーション47よりもフレキシブル性が低い。
【0044】
また、大容量記憶装置10eには、IWS(Internal Web Server)用のソフトウェアであるウェブサーバシステム105が記憶されている。さらに、ウェブメニューアプリケーション471、コピーアプリケーション472、および翻訳アプリケーション473などが記憶されている。これらのアプリケーションは、ウェブサーバシステム105を介して動作する。したがって、ネイティブアプリケーション40よりもフレキシブル性が高い。
【0045】
以下、ウェブサーバシステム105を介して動作するアプリケーションを「ウェブアプリケーション47」と記載する。
【0046】
ウェブアプリケーション47は、ウェブページファイル47Aおよびプログラムファイル47Bなどによって構成される。
【0047】
ウェブページファイル47Aは、そのウェブアプリケーション47のウェブページを表示するためのファイルであって、マークアップ言語(例えば、HTML(Hypertext Markup Language)またはXML(Extensible Markup Language))またはスクリプト言語(例えば、PythonまたはJavaScript(登録商標))によって記述される。
【0048】
プログラムファイル47Bは、CGI(Common Gateway Interface)、例えば、PythonのWSGI(Web Server Gateway Interface)によって記述される。
【0049】
1つのウェブアプリケーション47にウェブページファイル47Aまたはプログラムファイル47Bが複数用意されていることもある。また、ウェブページファイル47Aが予め用意されておらず、ウェブブラウザからアクセスがあるごとにプログラムファイル47Bによって新たに生成されることも、ある。
【0050】
ウェブメニューアプリケーション471は、
図4のような、ウェブアプリケーション47の選択ボタン501からなるメニュー画面50を表示し、ユーザが選択したウェブアプリケーション47を起動するアプリケーションである。
【0051】
コピーアプリケーション472は、用紙に記されている画像を読み取って別の用紙に印刷(複写)する処理をスキャンユニット10jおよびプリントユニット10kなどに実行させるためのアプリケーションである。したがって、コピーアプリケーション401と基本的に同様の役割を有する。ただし、使用する画面が相違する。これについては、後述する。
【0052】
翻訳アプリケーション472は、ある言語のテキストを他の言語のテキストに翻訳するアプリケーションである。
【0053】
ユーザは、所望するウェブアプリケーション47へブラウザアプリケーション404によってアクセスする。そして、ブラウザアプリケーション404を操作することによって、ウェブアプリケーション47に情報を入力したり指令を与えたりする。
【0054】
すると、入力された情報または指令に基づいて、ウェブサーバシステム105によってウェブアプリケーション47が実行される。
【0055】
これらのソフトウェアを構成するモジュールまたはプログラムファイルは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。大容量記憶装置10eとして、ハードディスクドライブまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
【0056】
オペレーティングシステム101、MFPシステム102、およびネイティブアプリケーショプラットフォーム103は、一般的な画像形成装置の従来のプラットフォームの要素の一部である。一方、ウェブサーバシステム105は、ウェブアプリケーションを実行するために拡張した要素である。
【0057】
〔全体的な処理および画面の表示の概要〕
図5は、コピージョブ画面60Aの例を示す図である。
図6は、個別設定画面60Bの例を示す図である。
図7は、ウェブページ51の例を示す図である。
【0058】
従来、画面は、次のように遷移する。画像形成装置1においても、従来の遷移を採用している。
【0059】
画像形成装置1の電源がオンになり、画像形成装置1のリセットボタンが押され、またはユーザが画像形成装置1を操作しなくなってから一定の時間が経過すると、初期のアプリケーションとして予め設定されているネイティブアプリケーション40が起動し、そのネイティブアプリケーション40の初期画面(ホーム画面)がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0060】
本実施形態では、コピーアプリケーション401が初期のアプリケーションとして設定されており、初期画面として
図5のようなコピージョブ画面60Aが表示される。
【0061】
コピージョブ画面60Aには、オブジェクトとして、コピーに関する種々の項目の設定を行うためのボタンが配置されている。また、コピージョブ画面60Aの中の所定のボタンが押されると、コピージョブ画面60Aに表示しきれない項目に関する設定を行うための、
図6のような個別設定画面60Bが表示される。個別設定画面60Bは、このような項目ごとに1つずつ用意されている。
【0062】
以下、コピージョブ画面60Aおよび個別設定画面60Bなどの、ネイティブアプリケーション40の画面を「ネイティブ画面60」と総称する。
【0063】
ユーザは、原稿の用紙に記されている画像を白紙にコピーしたい場合は、コピージョブ画面60Aまたは個別設定画面60Bのボタンをタッチするなどして必要に応じて設定を行う。さらに、原稿の用紙をスキャンユニット10jにセットする。そして、操作キーパネル10gの中からスタートキーを押す。すると、スキャンユニット10jによって画像が読み取られ、プリントユニット10kによって画像が白紙にコピーされる。スキャンユニット10jおよびプリントユニット10kの制御は、コピーアプリケーション401に基づいてCPU10aによって行われる。
【0064】
コピージョブ画面60Aが表示された後、ユーザが操作キーパネル10gの中からいずれかのファンクションキーを押すと、そのファンクションキーに対応するネイティブアプリケーション40が起動し、そのネイティブアプリケーション40の初期画面がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0065】
例えば、ボックスのファンクションキーが押されると、ボックスアプリケーション403が起動し、ボックス画面が表示される。
【0066】
または、ブラウザのファンクションキーが押されると、ブラウザアプリケーション404が起動する。すると、ブラウザアプリケーション404は、ホームページ(起動の直後のウェブページ)として予め設定されているウェブページへアクセスする。これにより、初期画像として、そのウェブページが表示される。
【0067】
本実施形態では、ウェブメニューアプリケーション471のウェブページがホームページとして設定されている。したがって、ブラウザアプリケーション404が起動すると、
図4に示したメニュー画面50が表示される。
【0068】
ここで、ユーザは、メニュー画面50の中から、所望するウェブアプリケーション47に対応する選択ボタン501をタッチする。
【0069】
すると、ブラウザアプリケーション404は、その選択ボタン501に対応するウェブアプリケーション47のウェブページへアクセスする。そして、そのウェブアプリケーション47のウェブページが表示される。
【0070】
例えば、「Copy」の選択ボタン501がタッチされた場合は、ブラウザアプリケーション404は、
図7のような、コピーアプリケーション472のウェブページ51へアクセスし、これを表示する。ウェブページ51には、オブジェクトとして、1つのテキストボックス、3つのプルダウンメニュー、およびコピー開始ボタンが配置されている。
【0071】
ユーザは、コピージョブ画面60A(
図5参照)が表示された場合と同様に、ウェブページ51に対してコピーに関する設定の操作を行う。すると、操作の内容が、ブラウザアプリケーション404、コピーアプリケーション472、およびウェブサーバシステム105を介してオペレーティングシステム101またはMFPシステム102へ通知され、通知された通りにコピーの設定がなされる。
【0072】
さらに、ユーザは、原稿の用紙をスキャンユニット10jにセットする。そして、コピージョブ画面60Aの中のスタートボタンを押し、または、操作キーパネル10gの中からスタートキーを押すと、コピーアプリケーション401の場合と同様に、スキャンユニット10jおよびプリントユニット10kによってコピーの処理が実行される。
【0073】
ただし、ここでは、コピーアプリケーション401の代わりにコピーアプリケーション472およびウェブサーバシステム105に基づいてスキャンユニット10jおよびプリントユニット10kが制御される。
【0074】
具体的には、コピーアプリケーション472には、ウェブサーバシステム105を介してスキャンユニット10jおよびプリントユニット10kなどを制御するためのコードが記述されている。コピーアプリケーション472を実行すると、ウェブサーバシステム105によって、MFPシステム102およびオペレーティングシステム101を介して、原稿の用紙から画像を読み取るようにスキャンユニット10jが制御され、その画像を白紙に印刷するようにプリントユニット10kが制御される。
【0075】
〔ウェブアプリケーション47用の画面(ウェブページ)の拡張〕
図8は、画面表示プログラム3によって実現される機能的構成の例を示す図である。
【0076】
ところで、
図5および
図6と
図7とを比較して分かるように、ネイティブ画面60では設定することができるがウェブページ51では設定することができない項目が、ある。例えば、濃度が、これに該当する。
【0077】
コピーに関するすべての項目を設定することができるようにウェブページ51を予め構成することが、考えられる。しかし、そうすると、ウェブページ51のシンプル性が損なわれてしまう。
【0078】
そこで、ネイティブアプリケーショプラットフォーム103には、画面表示プログラム3が備えられている。画面表示プログラム3によると、ウェブページ51を使用しているときであっても、ウェブページ51にオブジェクトが配置されていない項目について設定を行うことができる。以下、この仕組みについて、コピーアプリケーション472によってユーザがコピーを画像形成装置1に行わせる場合を例に説明する。
【0079】
画面表示プログラム3をCPU10aが実行することによって、
図8に示すネイティブ設定項目検知部301、ウェブ設定項目検知部302、ウェブ表示項目記憶部303、ショートカット候補記憶部304、第一の仮想ビデオメモリ305、第二の仮想ビデオメモリ306、ウェブページラスタライズ部311、ショートカット画像生成部312、ショートカット項目決定部313、ネイティブ画面ラスタライズ部314、切換ボタン配置部315、画像重畳部316、タッチ対象判別部321、およびタッチ応答部322などが画像形成装置1に実現される。
【0080】
〔各部の役割〕
図9は、第一のマージ画像5の例を示す図である。
図10は、第二のマージ画像6の例を示す図である。
図11は、画像の重ね合わせの処理の例を説明するための図である。
図12は、候補リスト7L1および項目リスト7L2の例を示す図である。
【0081】
第一の仮想ビデオメモリ305および第二の仮想ビデオメモリ306は、VRAM10cを仮想したものであって、2つの画像を重ねるために用いられる。
【0082】
ウェブページラスタライズ部311は、ブラウザアプリケーション404がウェブアプリケーション47から取得したウェブページファイル47Aに基づいて、HTMLレンダリングを行ってウェブページ51のオブジェクトの配置を計算し、ウェブページのビットマップデータ7Sを生成する。つまり、ウェブページのラスタライズを行う。本例では、ウェブメニューアプリケーション471から取得したウェブページファイル47Aに基づいて、ウェブページ51(
図7参照)のビットマップデータ7Sを生成する。
【0083】
そして、ウェブページラスタライズ部311は、ビットマップデータ7Sを第一の仮想ビデオメモリ305に記憶させる。
【0084】
ショートカット画像生成部312は、ウェブページ51がタッチパネルディスプレイ10fに表示されているときに、ウェブページ51の背景(オブジェクトが配置されていない部分)がタッチされると、ショートカットメニュー52および切換ボタン53のビットマップデータ7Uを生成する。
【0085】
そして、ショートカット画像生成部312は、ビットマップデータ7Uを第二の仮想ビデオメモリ306に記憶させる。
【0086】
ショートカットメニュー52および切換ボタン53は、後述するように、ウェブページ51の上に
図9のように重ねて表示される。
【0087】
ショートカットメニュー52には、一部または全部の項目ごとのショートカットボタン521が含まれる。どの項目のショートカットボタン521を配置するのかは、後述するショートカット項目決定部313によって決定される。ショートカットボタン52および切換ボタン53は、ともに、ブラウザアプリケーション404がアクセスしているウェブアプリケーション47に対応するネイティブアプリケーション40の画面をユーザが呼び出すためのものである。両者の違いは、後述する。
【0088】
ネイティブ画面ラスタライズ部314は、ネイティブ画面60のビットマップデータ7Bを生成し、第一の仮想ビデオメモリ305に記憶させる。
【0089】
切換ボタン配置部315は、ショートカットボタン521または切換ボタン53によってネイティブ画面60が呼び出された際に、切換ボタン61のビットマップデータ7Tを第二の仮想ビデオメモリ306に記憶させる。切換ボタン61は、後述するように、コピージョブ画面60Aなどのネイティブ画面60の上に
図10のように重ねて表示される。
【0090】
画像重畳部316は、第一の仮想ビデオメモリ305に記憶されているビットマップデータ7Sおよび第二の仮想ビデオメモリ306に記憶されているビットマップデータ7Uに基づいて、ウェブページ51にショートカットメニュー52および切換ボタン53を
図11(A)のように重ね合わせることによって、
図9のような第一のマージ画像5のビットマップデータ7Mを生成する。
【0091】
ビットマップデータ7Mは、オペレーティングシステム101またはMFPシステム102を介してVRAM10cに書き込まれる。そして、ビットマップデータ7Mに基づいて第一のマージ画像5がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0092】
また、第一の仮想ビデオメモリ305に記憶されているビットマップデータ7Bおよび第二の仮想ビデオメモリ306に記憶されているビットマップデータ7Tに基づいて、ネイティブ画面60に切換ボタン61を
図11(B)のように重ね合わせることによって、
図10のような第二のマージ画像6のビットマップデータ7Nを生成する。
【0093】
ビットマップデータ7Nは、オペレーティングシステム101またはMFPシステム102を介してVRAM10cに書き込まれる。そして、ビットマップデータ7Nに基づいて第二のマージ画像6がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0094】
なお、画像重畳部316による重ね合わせが不要である場合がある。その場合は、第一の仮想ビデオメモリ305に記憶されているビットマップデータ7Sまたはビットマップデータ7BがそのままVRAM10cへ書き込まれる。そして、ショートカットメニュー52または切換ボタン61などが重ね合わされることなく、ウェブページ51(
図7参照)またはネイティブ画面60(
図5、
図7参照)が表示される。
【0095】
ネイティブ設定項目検知部301は、ネイティブ画面60において設定が行われた項目を、MFPシステム102またはオペレーティングシステム101へ問い合せて検知する。そして、検知した項目をショートカット候補記憶部304に記憶させる。
【0096】
具体的には、ショートカット候補記憶部304には、
図12(A)のような候補リスト7L1が記憶されている。候補リスト7L1は、ユーザごとに予め用意されている。なお、候補リスト7L1には、用意された当初は、レコード(行)が1つも示されていない。ネイティブ設定項目検知部301は、項目を検知すると、その項目のレコードが、画像形成装置1を現在使用している(つまり、画像形成装置1にログインしている)ユーザの候補リスト7L1に未だ含まれていなければ、その項目のレコードを、その候補リスト7L1に追加する。そして、そのレコードの「項目名」フィールドに、その項目の識別子(例えば、項目名)を書き込む。さらに、「カウンタ」フィールドに初期値(例えば、「5」)を書き込む。以下、画像形成装置1にログインしているユーザを「ログインユーザ」と記載する。
【0097】
また、ログインユーザがコピージョブを実行させるごとに、ログインユーザの候補リスト7L1の各レコードのカウンタの値が次のように変化する。このコピージョブのために設定が行われた項目のカウンタは、初期値にリセットされる。そうでない項目のカウンタの値は、「1」減らされる。なお、すべてのカウンタの値を、所定の時間が経過するごとに「1」ずつ減らしてもよい。
【0098】
ウェブ設定項目検知部302は、ウェブページ51において設定された項目を、ブラウザアプリケーション404を介して検知する。そして、検知した項目をウェブ表示項目記憶部303に記憶させる。
【0099】
具体的には、ウェブ表示項目記憶部303には、
図12(B)のような項目リスト7L2が記憶されている。項目リスト7L2は、ユーザごとに予め用意されている。なお、項目リスト7L2には、用意された当初は、項目が1つも示されていない。ウェブ設定項目検知部302は、ウェブページ51において設定された項目を検知すると、その項目の識別子(例えば、項目名)が、ログインユーザの項目リスト7L2に未だ示されていなければ、その識別子を、その項目リスト7L2に追加する。既に示されていれば、追加しない。
【0100】
なお、ウェブページ51において設定された項目だけでなく、ログインユーザが画像形成装置1を使用しているときにコピーアプリケーション472がオペレーティングシステム101またはMFPシステム102へ設定値を問い合せた項目を検知し、項目リスト7L2に追加してもよい。
【0101】
ショートカット項目決定部313は、ショートカットメニュー52にショートカットボタン521を配置すべき項目(以下、「配置対象項目」と記載する。)を、ログインユーザの候補リスト7L1および項目リスト7L2に基づいて次のように決定する。
【0102】
ショートカット項目決定部313は、候補リスト7L1に示される項目の中から、カウンタの値が「1」であるものを抽出する。そして、抽出した項目の中から、項目リスト7L2に示されるものを除外する。その結果残った項目を、配置対象項目に決定する。
【0103】
例えば、候補リスト7L1および項目リスト7L2の内容が
図12に示す通りである場合は、ステープル、下地調整、および印刷面の各項目が配置対象項目に決定する。
【0104】
そして、上に説明した通り、ショートカット画像生成部312は、配置対象項目ごとのショートカットボタン521を、カウンタの値が大きい順に並べて配置したショートカットメニュー52のビットマップデータを含むビットマップデータ7Uを生成する。
【0105】
各配置対象項目のショートカットボタン521の形態を、配置対象項目に対して現在設定がなされている(初期値とは異なる値が設定されている)か否かによって異なるようにしてもよい。例えば、設定がなされている配置対象項目のショートカットボタン521の枠またはフォントの色として青色を用い、初期値のままである配置対象項目のショートカットボタン521の枠またはフォントの色として灰色を用いてもよい。
【0106】
タッチ対象判別部321は、タッチパネルディスプレイ10fがタッチされると、タッチされた位置に対応するオブジェクトを判別する。タッチされた位置は、オペレーティングシステム101およびMFPシステム102を介して通知される。
【0107】
第一のマージ画像5(
図9参照)は、ウェブページ51にショートカットメニュー52および切換ボタン53を重ね合わせたものである。よって、第一のマージ画像5には、ウェブページ51の複数のオブジェクト、複数のショートカットボタン521、および切換ボタン53がオブジェクトとして配置されている。そこで、タッチパネルディスプレイ10fに第一のマージ画像5が表示されている場合は、タッチ対象判別部321は、タッチされた位置に、これらのオブジェクトのいずれが配置されているのかを判別する。ただし、いずれのオブジェクトも配置されていなければ、背景がタッチされたと判別する。
【0108】
また、第二のマージ画像6(
図10参照)は、ネイティブ画面60に切換ボタン61を重ね合わせたものである。よって、第二のマージ画像6には、このネイティブ画面60の複数のオブジェクトおよび切換ボタン61がオブジェクトとして配置されている。そこで、タッチパネルディスプレイ10fに第二のマージ画像6が表示されている場合は、タッチ対象判別部321は、タッチされた位置に、これらのオブジェクトのいずれが配置されているのかを判別する。ただし、いずれのオブジェクトも配置されていなければ、背景がタッチされたと判別する。
【0109】
タッチ応答部322は、タッチ対象判別部321による判別の結果に対して次のように応答する。
【0110】
ウェブページ51のオブジェクトがタッチされたと判別された場合は、タッチ応答部322は、そのオブジェクトをブラウザアプリケーション404へ通知する。
【0111】
すると、ブラウザアプリケーション404などによって、そのオブジェクトに対応する処理(設定、ジョブの実行など)、が適宜、実行される。
【0112】
または、ショートカットボタン521がタッチされたと判別された場合は、タッチ応答部322は、タッチされたショートカットボタン521に対応する項目を設定するためのネイティブ画面60を表示するように、ネイティブ画面ラスタライズ部314および切換ボタン配置部315に対して要求する。
【0113】
すると、ネイティブ画面ラスタライズ部314によってそのネイティブ画面60がラスタライズされ、そのビットマップデータ7Bが第一の仮想ビデオメモリ305に記憶される。また、切換ボタン配置部315によってビットマップデータ7T(切換ボタン61のビットマップデータ)が第二の仮想ビデオメモリ306に記憶される。そして、切換ボタン61が画像重畳部316によってネイティブ画面60に重ね合わされ、その画像つまり第二のマージ画像6(
図10参照)がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0114】
または、切換ボタン53がタッチされたと判別された場合は、タッチ応答部322は、ネイティブ画面60のうちの初期画面(本例では、コピージョブ画面60A)を表示するように、ネイティブ画面ラスタライズ部314に対して要求する。
【0115】
すると、ネイティブ画面ラスタライズ部314によってネイティブアプリケーション40がラスタライズされ、切換ボタン配置部315および画像重畳部316によって切換ボタン61が重ね合わされる。そして、その画像つまり第二のマージ画像6がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0116】
または、ウェブページ51にショートカットメニュー52および切換ボタン53が重なっていないときに背景がタッチされた場合は、これらをウェブページ51に重ねるように、ショートカット項目決定部313および画像重畳部316などに対して要求する。
【0117】
すると、ショートカット項目決定部313は、配置対象項目を決定する。ショートカット画像生成部312は、決定された配置対象項目に基づいてビットマップデータ7Uを生成し第二の仮想ビデオメモリ306に記憶させる。そして、画像重畳部316は、ビットマップデータ7Mを生成し、これに基づいて第一のマージ画像5がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0118】
または、ウェブページ51にショートカットメニュー52および切換ボタン53が重なっているときに背景がタッチされた場合は、これらを非表示にするように画像重畳部316などに対して要求する。
【0119】
すると、画像重畳部316は、ビットマップデータ7Uおよびビットマップデータ7Sのうちの後者のみをビットマップデータ7MとしてVRAM10cに記憶させる。そして、ビットマップデータ7Mに基づいてウェブページ51がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。
【0120】
なお、ショートカットメニュー52および切換ボタン53を重ねたり非表示にしたりする際のタッチは、単なるタッチ(例えば、タップ)ではなく、特定のジェスチャ(例えば、ダブルタップ)であるのが、望ましい。
【0121】
または、ネイティブ画面60のオブジェクトがタッチされたと判別された場合は、タッチ応答部322は、そのオブジェクトを、対応するネイティブアプリケーション40(本例では、コピーアプリケーション401)へ通知する。
【0122】
すると、コピーアプリケーション401などによって、そのオブジェクトに対応する処理(設定、ジョブの実行など)が適宜、実行される。
【0123】
または、切換ボタン61がタッチされたと判別された場合は、タッチ応答部322は、ウェブページ51を表示するようにウェブページラスタライズ部311に対して要求する。
【0124】
すると、ウェブページラスタライズ部311によってウェブページ51がラスタライズされる。ショートカット項目決定部313によって配置対象項目が決定され、ショートカット画像生成部312によってショートカットメニュー52および切換ボタン53がラスタライズされ、ウェブページ51に重ね合わされる。そして、その画像つまり第一のマージ画像5がタッチパネルディスプレイ10fに表示される。なお、ショートカットメニュー52および切換ボタン53を非表示にしておき、背景がタッチされた際に重ね合わせるようにしてもよい。
【0125】
〔ショートカットメニュー52の最適化〕
以上の仕組みによると、あるユーザがコピーアプリケーション472を使用しているうちに、次のような変化が生じる。
【0126】
このユーザの候補リスト7L1および項目リスト7L2には、最初は、いずれの項目についての情報も示されていない。したがって、この時点では、ショートカットメニュー52を表示させても、ショートカットメニュー52にはショートカットボタン521が1つも配置されない。
【0127】
このユーザが切換ボタン53を使用してウェブページ51からネイティブ画面60へ切り換え、いずれかの項目の設定を行うと、この項目がこのユーザの候補リスト7L1に追加される。したがって、その後、ショートカットメニュー52に、この項目のショートカットボタン521が配置される。
【0128】
さらにその後、このユーザが、この項目をウェブページ51において設定できることに気付き、ウェブページ51においてこの項目を設定すると、この項目がこのユーザの項目リスト7L2に追加される。
【0129】
すると、この項目は、このユーザの候補リスト7L1および項目リスト7L2の両方に示されるので、この項目のショートカットボタン521がショートカットメニュー52に配置されなくなる。
【0130】
これにより、今後使用されないと考えられるショートカットボタン521が表示されないようにすることができる。
【0131】
また、このユーザがコピージョブを実行させる際に設定された項目のカウンタの値は初期値にリセットされるが、設定されなかった項目のカウンタの値は「1」減らされる。よって、最近一定以上の頻度で使用される項目のショートカットボタン521が表示され、そうでない項目のショートカットボタン521が表示されないようにすることができる。
【0132】
このように、ユーザによる画像形成装置1の使用に応じて候補リスト7L1および項目リスト7L2を更新(成長)させることによって、ショートカットメニュー52の最適化を図ることができる。
【0133】
図13および
図14は、画像形成装置1における主に画面の表示のための全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【0134】
次に、画像形成装置1における画面表示プログラム3による全体的な処理の流れを、コピーのジョブをログインユーザが実行させようとしている場合を例に、
図13〜
図14のフローチャートを参照しながら説明する。画像形成装置1は、ログインユーザが操作を行うごとに、
図13〜
図14に示す処理を実行する。
【0135】
画像形成装置1は、ウェブページ51を表示しているときに(
図13の#801でYes)、ある項目に対してログインユーザがコピーの設定を行うと(#802でYes)、この項目が未だログインユーザの項目リスト7L2(
図12(B)参照)に示されていなければ(#803でNo)、この項目を項目リスト7L2に追加する(#804)。
【0136】
または、ログインユーザがコピージョブのスタートの指令を入力すると(#805でYes)、画像形成装置1は、ログインユーザの候補リスト7L1の中の、今回のコピージョブのためにログインユーザが設定した項目のカウンタをリセットするとともに(#806)、設定しなかった項目のカウンタの値を「1」減らす(#807)。そして、画像形成装置1は、カウンタの処理と並行してまたは前後して、設定された内容に基づいてコピージョブを実行し、各項目をリセットする(#808)。
【0137】
または、ログインユーザが背景をタッチしたら(#809でYes)、現在、ショートカットメニュー52および切換ボタン53を表示していなければ(#810でNo)、画像形成装置1は、これらをウェブページ51の上に表示する(#811)。表示していれば(#810でYes)、これらを表示するのを止める(#812)。
【0138】
または、ログインユーザが切換ボタン53をタッチしたら(#813でYes)、画像形成装置1は、ウェブページ51、ショートカットメニュー52、および切換ボタン53を表示するのを止め、初期画面として定められているネイティブ画面60(本例では、
図10のコピージョブ画面60A)を表示させる(#814)。
【0139】
または、ログインユーザがショートカットボタン521をタッチしたら(#815でYes)、画像形成装置1は、ウェブページ51、ショートカットメニュー52、および切換ボタン53を表示するのを止め、タッチされたショートカットボタン521の項目を設定するためのネイティブ画面60を表示させる(#816)。
【0140】
一方、画像形成装置1は、ネイティブ画面60を表示しているときに(#801でNo)、ある項目に対してログインユーザがコピーの設定を行うと(
図14の#821でYes)、画像形成装置1は、この項目のレコードが未だログインユーザの候補リスト7L1(
図12(A)参照)になければ、このレコードを生成しこの候補リスト7L1に追加する(#823)。
【0141】
または、ログインユーザがコピージョブのスタートの指令を入力すると(#824でYes)、画像形成装置1は、この候補リスト7L1の中の、今回のコピージョブのためにログインユーザが設定した項目のカウンタをリセットするとともに(#825)、設定しなかった項目のカウンタの値を「1」減らす(#826)。そして、画像形成装置1は、カウンタの処理と並行してまたは前後して、設定された内容に基づいてコピージョブを実行し、各項目をリセットする(#827)。
【0142】
または、ログインユーザが切換ボタン61をタッチすると(#828でYes)、画像形成装置1は、ネイティブアプリケーション40を表示するのを止め、ウェブページ51を表示させる(#829)。
【0143】
以上の処理は、画像形成装置1の電源がオフになるまで、ユーザによる操作に応じて適宜、実行される。
【0144】
本実施形態によると、ネイティブ画面60において設定したことがある項目のショートカットボタン521をウェブページ51とともに表示する。よって、ウェブページ51の表示中に、ユーザは、この項目の設定のためにネイティブ画面60へ従来よりも容易に切り換えることができる。
【0145】
さらに、この項目の設定をウェブページ51において行うことができることに気付き、ウェブページ51において設定を行った場合は、それ以降、この項目のショートカットボタン521が表われなくなる。よって、ショートカットメニュー52が最適化され、ウェブページ51およびネイティブ画面60をますます効率的に使用することができるようになる。
【0146】
本実施形態では、項目リスト7L2(
図12(B)参照)には、最初、項目が1つも示されていなかったが、ウェブページ51において設定を行うことができる項目を予め示しておいてもよい。これにより、このような項目のショートカットボタン521がショートカットメニュー52に最初から表われないので、ネイティブ画面60に切り換えることなくウェブページ51によって直ちに設定ができることをユーザに気付かせることができる。
【0147】
ネイティブ画面60からウェブページ51を表示する際に、ショートカットメニュー52および切換ボタン53を最初から表示するか否かは、ユーザが任意に設定できるようにすればよい。
【0148】
本実施形態では、第一の仮想ビデオメモリ305をウェブページ51およびネイティブ画面60によって共用したが、個々に仮想ビデオメモリを用意してもよい。同様に、第二の仮想ビデオメモリ306を共用せず、ショートカットメニュー52および切換ボタン53の仮想ビデオメモリと切換ボタン61の仮想ビデオメモリとを別々に用意してもよい。
【0149】
本実施形態では、コピージョブに関する画面の表示を例に説明したが、ネイティブアプリケーション40およびウェブアプリケーション47の両方が用意されていれば、他のジョブの場合にも本発明を適用することができる。
【0150】
ユーザごとに、ショートカットメニュー52の構成のデータを記憶しておいてもよい。そして、画像形成装置1を再起動した場合およびユーザが再度、ログインした場合などに、このデータに基づいてショートカットメニュー52を再現すればよい。
【0151】
ショートカットボタン521によってネイティブ画面60へ切り換えられた際に、そのネイティブ画面60の中の、そのショートカットボタン521に対応する項目のオブジェクトを強調してもよい。例えば、赤い太枠で囲んでもよい。または、項目名のフォントのサイズを大きくしてもよい。
【0152】
本実施形態では、ショートカットメニュー52および切換ボタン53の両方を纏めて表示させたり、表示するのを止めたりしたが、別々にしてもよい。または、切換ボタン53を常に、ウェブページ51とともに表示するようにしてもよい。
【0153】
本実施形態では、各項目のショートカットボタン521をカウンタの値の大きい順に並べたが、他の順に並べてもよい。例えば、最近に設定が行われた日時が新しい項目から順に並べてもよい。この場合は、ユーザごとに、各項目の最近の設定の日時を記録しておけばよい。
【0154】
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、画面の構成、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。