(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記量子ドット板及び前記変光色部は前記導光板の同一面に配置され、前記変光色部は前記量子ドット板の側面に配置されることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイアセンブリ。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下に、
図1ないし
図19を参照しながらディスプレイアセンブリの多様な実施形態について説明する。
【0042】
図1は、ディスプレイアセンブリの一実施形態を概略的に示す図である。
【0043】
図1を参照すると、ディスプレイアセンブリ1は、光11を照射する光源10、光源10から照射された光のうちの一部の光12の色相を変化させる変光色部20、及び光源から照射された光が少なくとも1つの面に入射される導光板30を含む。
【0044】
光源10は、白色または所定色の光を外部に放出することができる。光源10としては、光を発散する多様な照明手段が用いられる。例えば光源10としては、冷陰極蛍光ランプ(CCFL、Cold Cathode Flourscent Lamp)または発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)などが用いられる。その他にも、通常の技術者が考慮することができる多様な照明手段が光源10として用いられる。
【0045】
光源10から照射された光は変光色部20または導光板30に伝達することができる。
【0046】
光源10から照射された光の全部または一部は、導光板30に伝達された後、導光板30の内部32に進入される。一実施形態によれば、光源10から照射された光は導光板30の側面31を介して導光板30の内部32に進入される。導光板内部32に進入された光は導光板内部32で1回以上繰り返し反射または再反射されながら光源10の反対方向に進行される。導光板内部32から反射される光の全部または一部は、導光板30の上面33から外部に、ある程度均一に出射a、bされることができる。
【0047】
光源10から照射された光の全部または一部は変光色部20に伝達することができる。以下において、変光色部20に伝達される光を入射光12とし、入射光12に相応して変光色部20から出射される光を出射光12aとする。変光色部20は光源10から発散されて入射される入射光12を受け、入射光12に相応する出射光12aを放出する。変光色部20は光源10から発散されて入射される入射光12で反応して入射光12に対応する出射光12aを放出する。出射光12aは導光板内部32に入射される。もちろん変光色部20から放出された出射光12aのうち一部は導光板内部32に入射されないこともある。
【0048】
変光色部20から出射される光aは入射光12と異なった色相の光とすることができる。言い換えれば、変光色部20は入射光12の色相を変化させて出射することができる。例えば変光色部20は入射光12が青色系の光である場合、黄色系の出射光a1を放出することができる。よって、変光色部20により出射された後に導光板内部に入射される光12aは、光源10からそのまま導光板30の側面31に入射される光11と互いに異なる色を有することができる。
【0049】
また、導光板内部32から出射される光a、bも入射される光11、12aによって互いに異なる色を有することができる。その場合、導光板内部32において光源10に近接する地点から出射される光aは変光色部20によって色が変化された光であり、光源10から遠い地点から出射される光bは光源10から照射される光と同じ色の光とすることができる。例えば光源10が青色系の光を照射し、変光色部20は青色系の光を黄色系の光に変化させて出射する場合、光源10に近接する地点から出射される光aは黄色系の光であり、光源10から遠い地点から出射される光bは青色系の光とすることができる。
【0050】
一実施形態によれば、導光板30の一面には1つまたは2つ以上のパネルが設置される。1つまたは2つ以上のパネルは、導光板30から光a、bが出射される上面33に設置される。1つまたは2つ以上のパネルは、導光板30から出射される光a、bに応じて特定色相の光を外部に出力させる。1つまたは2つ以上のパネルは、光学板(Optical sheet)または量子ドット板(quantum dot sheet)などを含む。
【0051】
以下に、上述の光源10、変光色部20及び導光板30を含むディスプレイアセンブリ1が適用されたディスプレイ装置100の一実施形態について説明する。
【0052】
図2は、ディスプレイ装置の一実施形態の分解斜視図である。
【0053】
図2を参照すると、ディスプレイ装置100は、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、中間ハウジング130、量子ドット板140、変光色部150、導光板160、反射板170、印刷回路基板181及び下部ハウジング191を含む。実施形態によってそのうちの一部が省略される。
【0054】
上部ハウジング101は、ディスプレイパネル110の上部に配置されてディスプレイ装置100前面の外形を形成する。上部ハウジング101は、ディスプレイ装置100の各種部品がディスプレイ装置100に内蔵されるようにすることができる。同時に、上部ハウジング101は、ディスプレイパネル110を安定的に固定させながらディスプレイパネル110の各種部品を外部からの直接的な衝撃から保護することができる。
【0055】
上部ハウジング101は、ベゼルを形成する第2固定部103と、第2固定部103の端部から下部ハウジング191方向に延びる上部ハウジング側面部102を含む。上部ハウジング101の前面にはディスプレイパネル110に画面が表示される部分である表示領域が外部に露出されるように開口104が形成される。
【0056】
第2固定部103は、開口104方向に突出されてディスプレイパネル110の外部離脱を防止する。言い換えれば上部ハウジング101とディスプレイパネル110とが結合された場合、第2固定部103はディスプレイパネル110の方向に突出される。
【0057】
上部ハウジング側面部102は、ディスプレイパネル110などの各種部品をディスプレイ装置100内側に固定させることができ、同時に側面方向に伝達することができる衝撃から各種部品を保護することができる。
【0058】
開口104は、ディスプレイパネル110において映像表示可能な一面が外部に露出されることで、ユーザの映像視聴を可能とする。
【0059】
ディスプレイパネル110は光学板120を通過して供給される光を受光し、受光した光で映像を表示する。ディスプレイパネル110の一面は開口104により外部に露出される。
【0060】
ディスプレイパネル110は、液晶ディスプレイパネル(LCDpanel、Liquid Crystal Display)を含む。液晶ディスプレイパネルは、パネル内に内蔵され、それぞれ他のパターンによって光を屈折させる液晶層の配列を調節してユーザに多様な映像を生成して表示することができる。
【0061】
一実施形態によれば、ディスプレイパネル110は薄膜トランジスタが配置される薄膜トランジスタ基板111と薄膜トランジスタ基板111との間に液晶層が設けられる色相表示基板112をさらに含むことができる。
【0062】
薄膜トランジスタ基板111及び色相表示基板112は互いに所定の距離に離隔される。色相表示基板112にはカラーフィルタと黒色マットレスが設けられる。薄膜トランジスタ基板111には、薄膜トランジスタ基板111に駆動信号を印加するための駆動部113が設置される。駆動部113は、第1基板114、第1基板114と接続される駆動チップ115及び駆動チップ115が設置される第2基板116を含む。第2印刷回路基板116は、実施形態によって軟性印刷回路基板(FPCB、Flexible Printed Circuit Board)とすることができる。
【0063】
上述の液晶ディスプレイパネルの他にも通常の技術者が考慮することができる多様なパネルがディスプレイパネル110の一例とすることができる。
【0064】
必要に応じてディスプレイパネル110には、タッチ操作を検知するためのポリエステルフィルムやガラスなどを含むタッチパネルがさらに設置されるか、またはディスプレイパネル110を介して外部に放出される光を偏光させる偏光板がさらに設置され得る。タッチパネルや偏光板は、ディスプレイパネル110の一面に設けられ、そこで、一面は開口104を介して外部に露出される面とすることができる。
【0065】
光学板120はディスプレイパネル110の外部に露出される一面の反対側に位置する他面に設置される。光学板120は保護フィルム121及びプリズムフィルム122を含む。プリズムフィルム122は量子ドット板140から拡散した光を屈折させてディスプレイパネル110に垂直方向に入射させることができる。プリズムフィルム122の一面にはプリズムが所定パターンに配列され得る。保護フィルム121は光学板120でディスプレイパネル110方向に位置し、プリズムフィルム122を外部の刺激や異物から保護する。保護フィルム121及びプリズムフィルム122のうち少なくとも1つは実施形態によって省略される。
【0066】
中間ハウジング130は、内側方向に突出された第1固定部131が用いられ、第1固定部131内側には量子ドット板140から出射された光が通過する開口130aが設けられる。第1固定部131の上端には光学板120が載置され、光学板120の一部は第1固定部131により量子ドット板140と遮断され、他の一部は開口130aを介して量子ドット板140方向に露出される。
【0067】
一実施形態によれば、中間ハウジング130は、その構造により量子ドット板140と接するか、近接するように配置される量子ドット板140を固定させることができる。
【0068】
他の一実施形態によれば、その構造により中間ハウジング130は導光板160と接するか、近接するように配置されて導光板160を固定させることができる。
【0069】
さらに他の実施形態によれば、中間ハウジング130は、その構造により量子ドット板140及び導光板160量子をすべて固定させることができる。
【0070】
中間ハウジング130の下部には、変光色部150が設けられてもよい。変光色部150は中間ハウジング130の第1固定部131の一面に設けられてもよく、中間ハウジング130に別に設けられた変光色部設置部(図示せず)に設けられてもよい。
【0071】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を光学板120に伝達することができる。量子ドット板140は光学板120に基づいてディスプレイパネル110が配置された方向の反対方向に配置され得る。量子ドット板140と光学板120との間には所定大きさの間隙が形成され、量子ドット板140から出射された光は量子ドット板140と光学板120との間の間隙で1回以上反射及び再反射される。
【0072】
量子ドット板140は、選択的に導光板160から出射された光の波長を変化させることで、出射される光の色を変化させることができる。量子ドット板140には、所定波長の光を他の波長の光に変化させる量子ドット(quantum dot)が分散され得る。量子ドットは所定色の光を他の色の光に変化させることができる。もしも光源180が青色系の光を照射する場合、量子ドットは青色系の光を緑色系の光または赤色系の光に変化させることができる。
【0073】
光が量子ドット板140と光学板120との間の間隙で反射及び再反射されるたびに、光は量子ドットによって色が変化され得る。具体的に反射及び再反射の繰り返されるたびに光は青色から緑色に、緑色から赤色に色が変化され得る。量子ドット板140は、選択的に導光板160から出射された光の波長を変化させることで、出射される光の色を変化させることができる。色が変化された光は、光学板120方向に出射される。
【0074】
変光色部150は、光源180から発散されて入射される入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。変光色部150は、入射光が反射するか、または透過する間に入射光の色相を変化させて出射させることができる。
【0075】
変光色部150は、入射光の波長の帯域を変化させて入射光と異なった色相の出射光を放出することができる。変光色部150は入射光の刺激に応じて反応して発光することで、入射光と異なった色相の出射光を生成することができる。一実施形態によれば、変光色部150は、入射光の波長よりさらに長い波長の出射光を外部に放出することができる。例えば変光色部150は青色系の短波長の入射光を黄色系の長波長の出射光に変化させることができる。
【0076】
上述のように、変光色部150によって異なる色の光が出射され得るので、導光板160には互いに異なる色の多様な光が入射される。具体的に、変光色部150から出射されて導光板160に入射される光の色は、光源180からすぐ導光板160の側面161に入射される光の色と互いに相違することができる。例えば変光色部150から出射された後に導光板160に入射される光の色は黄色系であり、光源180からすぐ導光板160の側面161に入射される光の色は青色系とすることができる。
【0077】
変光色部150から出射された光は導光板160及び量子ドット板140のうち少なくとも1つに入射される。変光色部150から出射された光は直接導光板160または量子ドット板140に入射されることができ、反射板170などのように他の媒体を経由して間接的に導光板160または量子ドット板140に入射される。変光色部150の位置や変光色部150が配置された位置の形状に沿って変光色部150から出射された光は主に導光板160に入射される。
【0078】
変光色部150は蛍光物質を含む。例えば光源180が青色系の光を照射する場合、変光色部150は黄色蛍光物質を含む。変光色部150は中間ハウジング130に塗布可能な蛍光物質、または蛍光物質で染色されたストリップである蛍光ストリップ(Phosphor strip)を含む。蛍光物質は黄色相の蛍光物質とすることができる。蛍光物質は転移金属化合物や稀土類化合物に実現されたものとすることができる。蛍光物質としては、石油、鉛ガラス、シアン化白金、硫化亜鉛系の蛍光体(ZnS、ZnS:Mn、ZnS:Cuなど)が用いられる。
【0079】
一実施形態によれば、変光色部150の側面には、第1光吸収部151がさらに設けられる。第1光吸収部151は光源180から出射される光の一部を吸収することができる。
【0080】
さらに実施形態によって変光色部150の側面には、補助反射部(
図11の182)がさらに設けられる。補助反射部182は変光色部150と所定の距離を置いて離隔されて配置される。
【0081】
導光板160は量子ドット板140に基づいて光学板120が配置された方向の反対方向に配置される。導光板160は光源180から発散される光を内部で1回以上反射させ、光源180から発散された光が量子ドット板140に均一に供給されるようにすることができる。導光板160は光源180から発散された光が入射されるように側面に形成された入射面161と、量子ドット板140に対応する出射面162と、出射面162に対面して設けられる反射面163を含む。導光板160の入射面161には変光色部150から出射された光が入射される。光源180から発散された光または変光色部150から出射された光は導光板160の出射面162を介して入射される。
【0082】
一実施形態によれば、導光板160は、ポリメチルメタアクリレート(PMMA、Poly Methyl Methacrylate)またはポリメチルスチレン(Poly Methylstrene)などのような合成樹脂に製作したものとすることができる。その他にも導光板160は、通常の技術者が考慮することができる多様な素材で製作したものとすることができる。
【0083】
導光板160の反射面163には反射板170がさらに付着され得る。反射板170は、導光板160の反射面163を介して出射される光を導光板160内部で反射させることができる。反射板170は導光板160の境界よりもさらに延長されて設けられる。実施形態によって反射板170は光源180の周辺にまで延長されて導光板160から突出されて形成される。
【0084】
反射板170は、ポリエチレンテレフタレート(PET、Polyethylene Terephthalate)またはポリカーボネート(PC、Polycarbonate)などのような合成樹脂を用いて製作したものとすることができる。その他にも反射板170は、通常の技術者が考慮することができる多様な素材で製作され得る。
【0085】
一実施形態によれば、反射板170の側面には、第2光吸収部183がさらに設けられる。第2光吸収部183は光源180から出射されるか、変光色部150から反射するか、または中間ハウジング130で実現された空間内で反射された光を吸収することができる。
【0086】
さらに他の一実施形態によれば、反射板170の側面には、入射された光を反射させる補助反射部184がさらに設けられる。
【0087】
実施形態によって反射板170の側面には第2光吸収部183及び補助反射部184が両方とも設けられる。
【0088】
反射板170で導光板160が付着された面の反対面には基板181及びスペーサ190が設置される。
【0089】
スペーサ190は基板181と反射板170との間に設置される。スペーサ190は、基板181の一面に設けられて、一方向に突出される各種部品が直接的に反射板170に接触されて各種部品や反射板170などが毀損されることが防止される。スペーサ190は反射板170の形状に対応して平面板の形状を有することができる。スペーサ190はシリコンなどで製作された板とすることができる。その他にもスペーサ190は通常の技術者が考慮することができる多様な素材に製作され得る。スペーサ190は必要に応じて省略することができる。
【0090】
基板181は、基板181に設置された光源180に電気的信号を印加して光源180が所定の光を照射するようにすることができる。基板181には、光源180の光の照射を制御するための各種部品が設置される。各種部品はプロセッサまたは保存装置を実現するための1つまたは2つ以上の半導体チップを含む。基板181には光源180だけでなく、ディスプレイパネル110などのような各種部品を制御するためのプロセッサなどが設置される。
【0091】
光源180は基板181に設置される。一実施形態によれば、光源180、180aは基板181の一端または両末端に設置されて所定色の光を導光板160方向に照射する。基板181の一端または両末端には、複数の光源180、180aが設置される。基板181の両末端に複数の光源180、180aが設置される場合、一末端の複数の光源180は他の末端の複数の光源180、180aと対面するように基板181の一末端に設置される。必要に応じて光源180は、基板181に直接設置され得る。実施形態によって光源180は、基板181上に設けられた載置台の上端に設置される。
【0092】
光源180、180aは所定色の光を多様な方向に照射する。光源180、180aから照射される光の色は青色を含む。多様な方向から照射された光は補助反射部182などで反射されて導光板160に入射される。また照射された光は変光色部150に到達することができる。上述のように、変光色部150は照射された光に対応する光を出射することができる。光源180は冷陰極蛍光ランプや発光ダイオードなどを含む。
【0093】
光源180、180aとしては、蛍光ランプまたは発光ダイオードなどの照明手段が用いられる。その他にも通常の技術者が考慮することができる多様な照明手段が光源180、180aとして採用され得る。
【0094】
下部ハウジング191は、上部ハウジング101及び中間ハウジング130のうち少なくとも1つと接続されてディスプレイ装置100の外形を形成することができる。上部ハウジング101及び下部ハウジング191により形成された内部には、上述のディスプレイパネル110、光学板120、中間ハウジング130、量子ドット板140、変光色部150、導光板160、反射板170または印刷回路基板181などが内蔵される。下部ハウジング191の内側には、光源180が配置された印刷回路基板181が固定されて設置される。
【0095】
上述の上部ハウジング101、中間ハウジング130及び下部ハウジング191のうち少なくとも2つは一体型に設けられてもよい。例えば中間ハウジング130は下部ハウジング191の一部とすることができ、上部ハウジング101の一部とすることができる。
【0096】
以下に、ディスプレイ装置の第1実施形態について説明する。
【0097】
図3はディスプレイ装置の第1実施形態の側断面図である。
【0098】
図3に示すディスプレイ装置の第1実施形態によれば、ディスプレイ装置100aは、上面が外部に露出されるディスプレイパネル110、ディスプレイパネル110の底面方向に設置される光学板120、光学板120の底面方向に設置される量子ドット板140、量子ドット板140の底面方向に設置される導光板160、導光板160の反射面163に付着される反射板170、反射板170の底面方向に位置可能な基板181、反射板170と基板181とを互いに隔離させるスペーサ190、基板181に設置される光源180、量子ドット板140に接触して量子ドット板140を固定させる第1固定部131、中間ハウジング130、第1固定部131の下部に設けられた変光色部150、及びディスプレイパネル110を固定させてディスプレイパネル110の離脱を防止する上部ハウジング101を含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0099】
ディスプレイパネル110は、薄板トランジスタ基板111及び色相表示基板112を含む液晶ディスプレイパネルとすることができる。その他にも多様な種類のディスプレイパネルが上述のディスプレイパネル110の一例とすることができる。
【0100】
光学板120は複数のフィルムを含むことができ、量子ドット板140から出射された光がディスプレイパネル110に伝達される。光学板120と量子ドット板140との間には間隙や空隙が形成される。
【0101】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を受光すると導光板160から出射された光の波長を変化させることで、出射される光の色を選択的に変化させることができる。量子ドット板140の内部には量子ドットが分散され得て、量子ドットによって光の色を変化させることができる。
【0102】
導光板160は、光源180方向に入射面161を設け、導光板160の入射面161に、光源180から発散された光または変光色部150から出射された光が入射される。光源180から発散された光または変光色部150から出射された光は導光板160の出射面162を介して導光板160の内部に入射される。入射光は導光板160の内部で少なくとも1回反射しながら所定方向に進行される。導光板160の内部で所定方向に進行した入射光は、出射面162を介して量子ドット板140方向に出射される。このような方法を介して導光板160は、光源180から発散されるか、変光色部150から出射された光が導光板160の出射面162方向に設置された量子ドット板140に均一に供給されるようにすることができる。導光板160は、ポリメチルメタアクリレートやポリメチルスチレンなどのような合成樹脂に製作され得る。
【0103】
反射板170は導光板160の反射面163に配置される。反射面163は導光板160の出射面162の反対側に位置される。反射板170は反射面163に到達した光を導光板160内部で再反射することができる。
図3に示すように、反射板170は光源180周辺にまで延長されて設置され得る。よって、反射板170は光源180から出射された光のうちの一部を導光板160の入射面161方向に反射させて入射面161に入射するようにすることができる。反射板170は、ポリエチレンテレフタレートまたはポリカーボネートなどに製作され得る。
【0104】
光源180は所定色の光を発散することができる。光源180から発散される光は、例えば赤色光または青色光とすることができる。光源180は必要に応じて多様な色の光を変更しながら発散することができる。光源180から発散される光の一部は、直接導光板160の入射面161に到達するか、補助反射部182により反射された後に導光板160の入射面161に到達することができる。また光源180から発散される光の一部は変光色部150に到達することができる。この場合、光の一部は、変光色部150を刺激し、変光色部150が色を変化した光を出射するようにする。光源180でとしては発光ダイオードなどが用いられる。
【0105】
基板181に光源180が設置され、光源180の光の照射を制御することができる。基板181には光源180の光の照射制御のために半導体チップ及び回路が設置される。基板181はディスプレイ装置100aの多様な動作を制御することができる。
【0106】
スペーサ190は基板181と反射板170との間に設置されて基板181に設置された部品と反射板170とが互いに毀損されることを防止する。スペーサ190は基板181または反射板170に相応する形状に形成される。スペーサ190はシリコンなどで製作される。
【0107】
図3を参照すると、第1固定部131は、中間ハウジング130で光学板120及び量子ドット板140が設けられた方向に突出された形状を有する。第1固定部131はディスプレイパネル110が配置された方向の一面である上面に光学板120が配置される。第1固定部131は導光板160が配置された方向の一面である下面に量子ドット板140が設置される。第1固定部131の上面は光学板120の下面に対面し、第1固定部131の下面は量子ドット板140の上面と対面することができる。言い換えれば、第1固定部131は、光学板120及び量子ドット板140との間に挿入された形態に設けられる。第1固定部131は、光学板120または量子ドット板140に接することができ、必要に応じて付着される。
【0108】
光学板120は第1固定部131の上面から量子ドット板140の上面に沿って配置され得る。第1固定部131は末端に光学板120の設置の便宜及び毀損防止のために所定角に切削された切削面132がさらに形成される。切削面132を形成することで、第1固定部131末端の角と光学板120との摩擦により光学板120に摩耗が発生することを防止することができる。
【0109】
第1固定部131の下部には、変光色部150が配置される。変光色部150設置の便宜のために第1固定部131の下部には配置溝150aが設けられる。配置溝150aは第1固定部131の下部から上部方向に陥没されて形成されたものとすることができる。配置溝150aには、変光色部150が挿入されるなどの方法で設置される。配置溝150aは実施形態によって省略することができる。
【0110】
変光色部150は、一面が量子ドット板140と接し、他面が第1固定部131の下面、または第1固定部131の下部に設けられた配置溝150aの内側面に接するように設置され得る。よって量子ドット板140の一面には導光板160が設置され、導光板160が設けられた一面に対応される他面には変光色部150が設置される。一実施形態によれば、変光色部150は全部が量子ドット板140と接することができる。他の一実施形態によれば、変光色部150の一部は、量子ドット板140に接し、他の一部は量子ドット板140に接せず、光源180が配置された空間180bに露出され得る。
【0111】
変光色部150は、上述のように入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。一実施形態によれば、変光色部150は蛍光物質を含む。
【0112】
第1固定部131の下部には、光源180から照射された光を反射させるための補助反射部182がさらに設けられる。補助反射部182は、光源180から照射されるが、導光板160方向から照射されない光を導光板160方向に直接または他の補助反射部を介して反射させることができる。これにより補助反射部182は光源180から照射された光の漏洩を防止して光効率を増加させることができる。補助反射部182は変光色部150の側面に設置される。
【0113】
補助反射部182は第1固定部131の下部に設けられる白色物質を含む。白色物質は、第1固定部131の下部に塗布される染料とすることができ、第1固定部131の下部に付着する白色のストリップ(strip)とすることができる。さらに補助反射部182は反射鏡を含むことができる。その他にも光を反射させるために用いられる多様な手段が補助反射部182として用いられる。
【0114】
上部ハウジング101は、ディスプレイパネル110の境界部分に付着してディスプレイパネル110を固定させる。上部ハウジング101から突出された第2固定部103はディスプレイ装置100aにおいてベゼルを形成することができる。上部ハウジング101は、中間ハウジング130と分離して別途の締結手段によって締結または付着されたものとすることができ、中間ハウジング130と一体型に形成されたものとすることができる。
【0115】
図4は、ディスプレイ装置の一実施形態を概略的に示す図であり、
図5はディスプレイ装置の第1実施形態の場合に照射された光が進行する一例を示す図である。
【0116】
図4を参照すると、光源180から照射された光は、導光板160、量子ドット板140、光学板120及びディスプレイパネル110を介して外部に所定画面を形成しながら出射され得る。
【0117】
図5を参照すると、光学板120は、第1固定部131の上面及び量子ドット板140の上面に沿って配置され得る。この場合、第1固定部131が量子ドット板140の上面に配置されて量子ドット板140を固定しているので、量子ドット板140は第1固定部131よりもさらに下方、すなわち基板181方向により近く配置される。これにより光学板120で量子ドット板140と接する一部区域120aは第1固定部131に接する他の区域120bよりもさらに下方、すなわち基板181方向により近く位置する。このような位置差により光学板120は円の矢印124内に示すように、曲がった形状120cを有することができる。この場合、光学板120は、
図5に示すように、略S字の形状に曲がることができる。よって、光学板120の曲がった部分120cと、第1固定部131と、量子ドット板140との間には空隙120dが形成され、形成された空隙120dは光学板120と量子ドット板140との間の間隙よりもさらに大きくなることができる。
【0118】
もし、変光色部150がない場合、光源180から照射された光のうちの一部の光は第1固定部131の下部面に反射されながら量子ドット板140または導光板160に入射され、反射板170により反射された後、空隙120dを通過した後に光学板120及びディスプレイパネル110に伝達される(A)。この場合、空隙120dを通過する光は、光学板120と量子ドット板140との間の間隙の場合と同様に、空隙120dにおいて反射及び再反射される。しかし、空隙120dは、光学板120と量子ドット板140との間の間隙よりもさらに大きいので、量子ドット板140との反応が相対的に微弱となり、その結果、空隙120dを通過した後に外部に出力される光は意図したものと相違することができる。例えば光源180から青色の光を照射した場合、空隙120dを通過した後に外部に出力された光は意図したよりもさらに青くなることができる。空隙120dは、光源180が形成された付近の導光板160の境界または量子ドット板140の境界に主に発生するので、
図4に示すように、光源180と近接した周辺区域(z)には、大略に意図したよりもさらに青色画面が表示される。
【0119】
変光色部150は、空隙120dを通過する光の色相を変化させ、意図のない光が出射されることを防止する。もし光源180で青色の光が照射された場合、変光色部150は入射される青色の光に対応する色の光を出射する。この場合に、出射される光は黄色が補強された光とすることができる。
【0120】
図6は、変光色部による光の色相の変化を説明するための図である。具体的に
図6は、国際照明委員会(CIE)色座標(CIE 1931)を示す図である。
図6のy軸方向の区域には緑色Gまたは緑色に近い色が配置され、x軸方向の区域には赤色Rまたは赤色に近い色が配置され、原点に近い区域には青色Bまたは青色に近い色が配置される。一方、緑色Gと赤色との間の中間区域には黄色Yまたは黄色に近い色が配置される。
【0121】
光源180から青色の光を照射した場合、光源180から放射された青色の光は、
図6の第1地点Mに対応する色の光とすることができる。変光色部150は、光源180から放射され、第1地点Mに対応する青色光を、
図6の第2地点Nに対応する色相に変化させて出射することができる。言い換えれば、変光色部150は光源180から放射された光よりも黄色が補強された光を出射することができる。そうすることで、変光色部150から出射された光と量子ドット板140との間の反応が相対的に微弱であるとしても黄色がさらに補強されるので、光源180と近接する周辺区域(z)には青色画面の代りに元意図した色相と同一であるか、または類似な色相の画面が表示される。よって、ディスプレイ画面において光源180が配置された境界付近(z)の色相が意図のように表現され得る。
【0122】
第1実施形態において、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150は、上述以外にも、
図2を介して説明したものと同一とすることができる。実施形態によって、そのうち一部は通常の技術者が考慮した範囲内で変形され得る。
【0123】
以下に、ディスプレイ装置の第2実施形態及び第3実施形態について説明する。
図7はディスプレイ装置の第2実施形態の側断面図であり、
図8はディスプレイ装置の第3実施形態の側断面図である。
【0124】
図7及び
図8に示すディスプレイ装置の第2実施形態及び第3実施形態によれば、ディスプレイ装置100b、100cは上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150を含み、変光色部150の周辺に設置される第1光吸収部151をさらに含む。そのうち一部は実施形態によって省略することができる。
【0125】
ディスプレイパネル110は、薄板トランジスタ基板111及び色相表示基板112を含む液晶ディスプレイパネルとすることができ、その他にも多様な種類のディスプレイパネルとすることができる。
【0126】
光学板120は、量子ドット板140から出射された光をディスプレイパネル110に伝達する。光学板120と量子ドット板140との間には間隙や空隙が形成される。
【0127】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を受光した後に出射される光の色を選択的に変化させることができる。量子ドット板140の内部には、光の色を変化させることができる量子ドットが分散され得る。
【0128】
導光板160は、光源180方向に設けられた入射面161に光源180から発散された光、または変光色部150から出射された光が入射される。光源180から発散された光、または変光色部150から出射された光は導光板160の出射面162を介して入射される。導光板160内部では入射光が1回以上反射しながら進行される。導光板160内部で反射された入射光は出射面162を介して量子ドット板140方向に出射され得る。導光板160はポリメチルメタアクリレートやポリメチルスチレンなどのような合成樹脂に製作され得る。
【0129】
反射板170は、導光板160の反射面163に配置されることができ、反射面163に到達した光を導光板160内部で再反射することができる。反射板170は光源180周辺にまで延長されて設置されることで、光源180から出射された光のうちの一部を導光板160の入射面161方向に反射させることができる。反射板170はポリエチレンテレフタレートまたはポリカーボネートなどに製作され得る。
【0130】
光源180は青色などのような所定色の光を発散することができる。光源180から発散された光の一部は直接導光板160の入射面161に到達するか、補助反射部182により反射された後、導光板160の入射面161に到達するか、または変光色部150に到達することができる。光源180から発散された光の一部は第1光吸収部151に吸収され得る。光源180としては発光ダイオードなどが採用され得る。
【0131】
基板181には光源180が設置され、光源180の光の照射を制御することができる。基板181には光源180の光の照射制御のために半導体チップ及び回路が設けられる。基板181は、ディスプレイ装置100b、100cの多様な動作を制御することができる。
【0132】
スペーサ190は、基板181と反射板170との間に設置されて基板181に設置された部品と反射板170とが互いに毀損されることを防止することができる。
【0133】
第1固定部131は、中間ハウジング130で光学板120及び量子ドット板140が設けられた方向に突出された形状を有し、量子ドット板140を固定する機能を提供する。第1固定部131の上面は光学板120の下面に対面し、第1固定部131の下面は量子ドット板140の上面と対面するように設けられる。
【0134】
変光色部150は、上述のように、入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。一実施形態によれば、変光色部150は蛍光物質を含む。変光色部150は一面が量子ドット板140と接し、他面が第1固定部131の下面、または第1固定部131の下部に設けられた配置溝150aの内側面に接するように設置され得る。
【0135】
上部ハウジング101はディスプレイパネル110の境界部分に付着されてディスプレイパネル110を固定させることができる。上部ハウジング101から突出された第2固定部103は、ディスプレイ装置100aにおいてベゼルを形成することができる。上部ハウジング101は中間ハウジング130に付着される。上部ハウジング101は中間ハウジング130の一部が延長されて形成したものとすることができる。
【0136】
第1光吸収部151は、光を吸収する素材で形成され、具体的に黒色物質を含む。黒色物質は第1固定部131の一面に塗布され得る黒色の染料とすることができ、第1固定部131の一面に付着される黒色のストリップとすることができる。
【0137】
一実施形態によれば、
図7に示すように、第1光吸収部151は変光色部150の側面に隣接して並んで設置され得る。第1光吸収部151は相対的に光源180が配置される方向に設置され、変光色部150は相対的に量子ドット板140または導光板170が設けられた方向に設置される。
【0138】
第1光吸収部151は光源180から照射された光のうちの一部を吸収して所定範囲の入射角の光だけが変光色部150に入射されるようにする。これによって、所定範囲の入射角の光に対応する光だけが変光色部150により色が変化され出射されて量子ドット板140または導光板170に入射される。所定範囲の入射角以外の光は吸収され、量子ドット板140または導光板160に伝達されない。この場合、第1光吸収部151は、光源180が配置された空間180bに露出されることもでき、量子ドット板140に接することもでき、導光板160に接することもできる。さらに第1光吸収部151の一部は光源180が配置された空間180bに露出され、他の一部は量子ドット板140に接することができる。それだけでなく、第1光吸収部151の一部は、光源180が配置された空間180bに露出され、他の一部は導光板160に接することができる。
【0139】
他の一実施形態によれば、
図8に示すように、第1光吸収部151は変光色部150の第1固定部131方向の一面である背面に接するように形成され得る。言い換えれば、第1光吸収部151と変光色部150は互いに積層され得る。この場合、第1光吸収部151は一面が配置溝150aの内側面に接し、他面が変光色部150の一面に接する。変光色部150の一面は第1光吸収部151の他面に接し、他面は空間180bに露出されるか、量子ドット板140に接するか、または導光板160に接する。この場合、第1光吸収部151は変光色部150を通過した光の全部または一部を吸収することができる。これにより、第1光吸収部151は変光色部150に入射された光のうちの一部の光に対応し、異なった色相の外部180bに光が出射されるようにすることができる。これにより、変光色部150から出射される光の量を調節することができる。
【0140】
その他に、第2実施形態及び第3実施形態において、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150は、
図2及び
図3を介して説明したものと同一である。必要に応じて、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150は一部変形され得る。
【0141】
以下に、
図9及び
図10を参照してディスプレイ装置の第4実施形態及び第5実施形態について説明する。
【0142】
図9は、ディスプレイ装置の第4実施形態の側断面図である。
【0143】
図9に示すディスプレイ装置の第4実施形態によれば、ディスプレイ装置100dは、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、光源180、基板181、補助反射部182、スペーサ190、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150を含み、反射板170の側面に設置される第2光吸収部183をさらに含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0144】
ディスプレイパネル110としては、液晶ディスプレイパネルなどの多様なパネルが採用され得る。
【0145】
光学板120は、量子ドット板140から出射された光をディスプレイパネル110に伝達することができる。光学板120と量子ドット板140との間には間隙や空隙が形成される。
【0146】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を受光し、導光板160から出射された光の波長を変化させることで、出射された光の色を変化させることができる。量子ドット板140内部には、量子ドットが分散され得て、量子ドットは伝達された光の色を選択的に変化させることができる。
【0147】
導光板160には、光源180から発散された光または変光色部150から出射された光が入射される。光源180から発散された光または変光色部150から出射された光は大略に導光板160の入射面161を介して入射され、場合によって出射面162を介して入射される。導光板160内部では入射光が1回以上反射しながら進行することができる。導光板160内部で1回以上反射しながら進行した入射光は出射面162を介して量子ドット板140方向に出射され得る。これにより、導光板160は入射光を導光板160の出射面162方向に設置された量子ドット板140に均一に供給させることができる。導光板160はポリメチルメタアクリレートやポリメチルスチレンなどのような合成樹脂に製作され得る。
【0148】
反射板170は、導光板160の反射面163に配置され、反射面163に到達した光を導光板160内部に再反射させることができる。反射板170はポリエチレンテレフタレートまたはポリカーボネートなどに製作され得る。
図9に示すように、反射板170側面には第2光吸収部183が設けられる。
【0149】
光源180は光を発散することができる。光源180から発散された光は所定色を有することができる。ここで所定色は青色を含む。光源180から発散された光の一部は直接導光板160の入射面161に到達することもでき、補助反射部182、184により反射された後に導光板160の入射面161に到達することもでき、または変光色部150に到達することもできる。さらに光源180から照射された光は第2光吸収部183に吸収され得る。光源180としては発光ダイオードなどが用いられる。
【0150】
基板181には光源180が設置される。基板181は光源180に電気的信号を印加して光源180の光の照射を制御することができる。基板181には、光源180の光の照射制御のために半導体チップ及び回路が設置される。基板181は、ディスプレイ装置100d、100eの多様な動作を制御することができる。
【0151】
スペーサ190は基板181と反射板170との間に設置され、基板181に設置された部品と反射板170が互いを毀損することを防止する。
【0152】
第1固定部131は、中間ハウジング130で光学板120及び量子ドット板140が設けられた方向に突出された形状を有し、量子ドット板140を固定する機能を提供する。第1固定部131の上面は光学板120の下面に対面し、第1固定部131の下面は量子ドット板140の上面と対面するように設けられる。
【0153】
変光色部150は、上述のように入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。一実施形態によれば、変光色部150は蛍光物質を含む。変光色部150は一面が量子ドット板140と接し、他面が第1固定部131の下面、または第1固定部131の下部に設けられた配置溝150aの内側面に接するように設置される。
【0154】
上部ハウジング101は、ディスプレイパネル110の境界部分に付着してディスプレイパネル110を固定させることができる。上部ハウジング101は突出された第2固定部103を含む。
【0155】
第2光吸収部183は、変光色部150から出射された光や光源180から照射された光を吸収することができる。第2光吸収部183は変光色部150から出射された光や光源180から照射された光のうちの一部を吸収するので、変光色部150から出射され、所定範囲の出射角の光だけが量子ドット板140または導光板160に伝達される。よって、量子ドット板140または導光板160の内部に入射される光を調節することができる。さらに第2光吸収部183は導光板160の内部に入射される光の量を調節することができる。
【0156】
第2光吸収部183は基板181またはスペーサ190の一面に設置される。
【0157】
一実施形態によれば、第2光吸収部183は、
図9に示すように、反射板170の側面に配置され、必要に応じて反射板170の側面と接するように配置される。第2光吸収部183は、反射板170の側面に設けられるように基板181に設置され、この場合、第2光吸収部183が反射板170の側面に設けられるように基板181には所定大きさの突起181aがさらに設けられる。
【0158】
第2光吸収部183は、黒色物質を含む光を吸収することができる素材で形成される。ここで、黒色物質は、基板181またはスペーサ190の一面に塗布される黒色の染料とすることができ、基板181またはスペーサ190一面の一面に付着される黒色のストリップとすることができる。
【0159】
図10は、ディスプレイ装置の第5実施形態の側断面図である。
【0160】
図10に示すディスプレイ装置の第5実施形態によれば、ディスプレイ装置100eは上述の上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、光源180、基板181、補助反射部182、スペーサ190、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150の他にも、反射板170の側面に設置される第2光吸収部183及び光吸収部183の側面に設置される補助反射部184をさらに含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0161】
第2光吸収部183は、変光色部150から出射された光や光源180から照射された光を吸収することができる。第2光吸収部183は変光色部150から出射された光や光源180から照射された光のうちの一部を吸収して特定の光だけが量子ドット板140または導光板160内部に入射されるようにすることができる。
【0162】
第2光吸収部183は、基板181またはスペーサ190の一面に設置される。
【0163】
第2光吸収部183は、
図10に示すように、反射板170の側面に配置されることができ、必要に応じて反射板170の側面と接することができる。第2光吸収部183は、反射板170の側面に設けられるように基板181に設置されることができ、この場合、第2光吸収部183が反射板170の側面に設けられるように、基板181には所定大きさの突起181aがさらに設けられる。
【0164】
第2光吸収部183は黒色物質を含む光を吸収することができる素材で形成される。ここで、黒色物質は、基板181またはスペーサ190の一面に塗布され得る黒色の染料とすることができ、基板181またはスペーサ190の一面の一面に付着される黒色のストリップとすることができる。
【0165】
補助反射部184は光源180から照射された光を量子ドット板140、導光板160または変光色部150方向に反射させることができる。また補助反射部184は変光色部150から出射された光を反射させて量子ドット板140または導光板160方向に進行するようにする。補助反射部184が入射される光を量子ドット板140、導光板160または変光色部150方向に反射させることができるので、光源180から照射された光または変光色部150から出射された光の漏洩を防止して光効率を増進させることができる。
【0166】
補助反射部184は、第2光吸収部183が設けられた基板181またはスペーサ190の一面に設置される。
図10に示すように、補助反射部184は、第2光吸収部183の側面に並んで基板181の一面に配置される。一実施形態によれば、補助反射部184は、基板181に設けられた所定大きさの突起181aの上面に塗布されるか、または付着されることで、反射板170の側面付近に配置される。
【0167】
補助反射部184は、基板181またはスペーサ190の一面に設置可能な白色物質を含む。白色物質は基板181またはスペーサ190の一面に塗布される白色染料とすることができ、基板181またはスペーサ190の一面に付着する白色のストリップとすることができる。また補助反射部184は光を反射する反射鏡を含むことができる。その他にも光を反射させるために用いられる多様な手段が補助反射部184として用いられる。
【0168】
第4実施形態及び第5実施形態において、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150は、
図2及び
図3を介して説明したように同一のものとすることができる。実施形態によって、これらは同じく、または通常の技術者が考慮した一部の変形を介して第4実施形態または第5実施形態に適用され得る。例えば第4実施形態または第5実施形態のディスプレイアセンブリ100d、100eは、変光色部150の周辺に設置される第1光吸収部151をさらに含むことができ、第1光吸収部151は変光色部150の側面に接して並んで設置されることができ、変光色部150に積層されるように変光色部150の背面に接して設けられ得る。
【0169】
以下に、
図11を参照してディスプレイ装置の第6実施形態について説明する。
図11は、ディスプレイ装置の第6実施形態の側断面図である。
【0170】
図11に示すディスプレイ装置の第6実施形態によれば、ディスプレイ装置100fは、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第2形態の第1固定部133及び変光色部150を含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0171】
ディスプレイパネル110は、液晶ディスプレイパネルなど多様な種類のディスプレイパネルを含む。
【0172】
光学板120は、量子ドット板140から出射された光をディスプレイパネル110に伝達することができ、光学板120と量子ドット板140との間には間隙や空隙が形成される。
【0173】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を受光した後、光の色を変化させた後に出射することができる。量子ドット板140の内部には光の色を変化させることができる量子ドットが分布され得る。
【0174】
導光板160は、光源180から発散された光または変光色部150から出射された光が入射される。光源180から発散された光、または変光色部150から出射された光は、導光板160の入射面161を介して主に入射されるが、場合によって出射面162を介して入射される。入射された入射光は1回以上反射しながら導光板160内部に進行したのち、出射面162を介して量子ドット板140方向に放出され得る。導光板160は、ポリメチルメタアクリレートやポリメチルスチレンなどのような合成樹脂に形成されたものとすることができる。
【0175】
反射板170は、導光板160の反射面163に配置されることができ、反射面163に到達した光を導光板160内部で再反射させることができる。反射板170は、光源180周辺にまで延長されて設置されることで、光源180から出射された光のうちの一部を導光板160の入射面161方向に反射させることができる。一実施形態によれば、反射板170の側面には、
図9に示すように、第2光吸収部183が設けられてもよい。さらに他の一実施形態によれば、
図10に示すように、反射板170の側面には第2光吸収部183が用いられ、第2光吸収部183の側面には補助反射部184がさらに設けられる。反射板170は、ポリエチレンテレフタレートまたはポリカーボネートなどの素材で形成され得る。
【0176】
光源180は、所定色の光を発散することができ、ここで所定色は青色を含む。光源180から発散された光の一部は直接導光板160の入射面161に到達することができ、補助反射部182により反射した後に導光板160の入射面161に到達することができ、または変光色部150に到達することができる。光源180から発散された光の一部は、
図7及び
図8に示す第1光吸収部151または
図9及び
図10に示す第2光吸収部183に吸収され得る。上述の光源180は発光ダイオードなどを含む。
【0177】
基板181には光源180が設置され、光源180の光の照射を制御することができる。基板181には、光源180の光の照射制御のために半導体チップ及び回路が設けられる。基板181はディスプレイ装置100fの多様な動作を制御することができる。
【0178】
スペーサ190は、基板181と反射板170との間に設置されて基板181に設置された部品と反射板170が互いに毀損されることを防止することができる。
【0179】
上部ハウジング101は、ディスプレイパネル110の境界部分に付着されてディスプレイパネル110を固定させることができる。上部ハウジング101から突出された第2固定部103はディスプレイ装置100aでベゼルを形成することができる。
【0180】
第2形態の第1固定部133は、第1実施形態ないし第5実施形態の第1固定部131とは相違する形状に設けられる。第2形態の第1固定部133は、中間ハウジング130から光学板120及び量子ドット板140が設けられた方向に突出されて設けられる。
【0181】
第1固定部133の上面には、光学板120が配置されることができ、第1固定部133の下面には量子ドット板140が設置される。第1固定部133の上面は第1固定部133からディスプレイパネル110が配置された方向の一面を意味し、下面は基板181が配置された方向の一面を意味する。第1固定部133の上面は光学板120の下面に対面し、第1固定部133の下面は量子ドット板140の上面と対面することができる。
【0182】
よって、上述と同様に、第2形態の第1固定部133も光学板120及び量子ドット板140との間に挿入された形態に設置され得る。第1固定部133の下面は量子ドット板140の上面と接触することができ、
図11に示すように、所定間隔135に離隔され得る。
【0183】
光学板120は、第2形態の第1固定部133の上面から量子ドット板140の上面に沿って配置され得る。第1固定部133は末端に光学板120の毀損を防止するために所定の角に切削された切削面134がさらに形成される。
【0184】
光学板120、第1固定部133及び量子ドット板140との間には空隙120dが形成される。空隙120dは、光学板120及び量子ドット板140の間に設けられた間隙より体積面からさらに大きいとすることができる。このような空隙120dによって、
図4に示すように、光源180と近接した周辺区域(z)には大略に意図したよりもさらに青色画面が表示され得る。
【0185】
第1固定部133及び量子ドット板140との間にも空隙120fが形成される。変光色部150は、
図11に示すものとは異なって第1固定部133及び量子ドット板140との間の空隙120fに露出され得る。この場合、変光色部150から出射される光は量子ドット板140に直接伝達され得る。
【0186】
第2形態の第1固定部133の下部には、変光色部150が配置される。この場合、変光色部150は量子ドット板140と接しないように、第1固定部133の下部に配置される。この場合、変光色部150は量子ドット板140の側面に位置するように、第1固定部133の下部に配置される。変光色部150と量子ドット板140は互いに任意の間隔で離隔され得る。変光色部150と量子ドット板140との間の間隔は、設計者の選択によって任意的に決定することができる。これにより、第1固定部133の末端周辺の下面の一区域である第1面には量子ドット板140の一末端の上面が接するか、または近接するように配置され、第1固定部133の末端から中間ハウジング130方向の下面の一区域である第2面には変光色部150が接するように配置される。ここで、第1面と第2面は互いに重畳される領域が存在し得ない。
【0187】
必要に応じて第2形態の第1固定部133の下部には、変光色部150が挿入されるなどの方法で設けられた配置溝150aが形成され得る。配置溝150aは、変光色部150が量子ドット板140と接しないように量子ドット板140が接するか、または近接して配置される第1面には形成し得ない。配置溝150aは省略することができる。
【0188】
変光色部50は一面が導光板160と接することができる。導光板160と接する一面に対向する他面は第1固定部133の下面、または第1固定部133の下部に設けられた配置溝150aの内側面に接するように設置され得る。一実施形態によれば、変光色部150は全部が導光板160と接することができる。他の一実施形態によれば、変光色部150の一部は、導光板160に接し、他の一部は導光板160に接せず、光源180が配置された空間180bに露出され得る。
【0189】
一実施形態によれば、第2形態の第1固定部133の下部には、第1光吸収部151がさらに設置され得る。一実施形態によれば、第1光吸収部151は
図7に示すように、変光色部150の側面に隣接して並んで設置され得る。この場合、第1光吸収部151は、光源180から照射される光のうちの一部を吸収して所定範囲の入射角の光だけが変光色部150に入射されるようにすることができる。他の一実施形態によれば、
図8及び
図11に示すように、第1光吸収部151は、変光色部150の背面に接するように形成され得る。言い換えれば、第1光吸収部151の一面は第1固定部133の下部に付着され、変光色部150は第1光吸収部151の他面に付着されて積層された形態に形成される。この場合、第1光吸収部151は、変光色部150を通過した光の全部または一部を吸収して変光色部150に入射された光のうちの一部の光に対応する異なった色相の光が外部空間180bに放出されるようにすることができる。実施形態によって第1光吸収部151は省略することができる。
【0190】
上述の変光色部150は、上述のように、入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。一実施形態によれば、変光色部150は蛍光物質を含む。
【0191】
変光色部150の側面には、補助反射部184がさらに設けられる。補助反射部182は、第2形態の第1固定部133の下部に設置されるなどの方法で配置可能な白色物質を含む。白色物質は、第1固定部133の下部に塗布される白色の染料とすることができ、第1固定部133の下部に付着される白色のストリップ(strip)とすることができる。
【0192】
以下に、
図12を参照してディスプレイ装置の第7実施形態について説明する。
図12は、ディスプレイ装置の第7実施形態の側断面図である。
【0193】
図12に示すディスプレイ装置の第7実施形態によれば、ディスプレイ装置100gは、ディスプレイパネル110、光学板120、ハウジング130、量子ドット板140、導光板160、反射板170、光源180、基板181、スペーサ190及び変光色部150を含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0194】
ディスプレイパネル110は、液晶ディスプレイパネルとすることができる。
【0195】
光学板120は、量子ドット板140から出射された光をディスプレイパネル110に伝達することができる。光学板120と量子ドット板140との間には間隙や空隙が形成される。
【0196】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を受光した後に出射される光の色を選択的に変化させることができる。量子ドット板140の内部には光の色を変化させることができる量子ドットが分散され得る。
【0197】
導光板160は、光源180から発散された光、または変光色部150から出射された光が入射される。導光板160内部の入射光は1回以上反射しながら量子ドット板140方向に出射され得る。導光板160は、ポリメチルメタアクリレートやポリメチルスチレンなどのような合成樹脂に製作され得る。
【0198】
反射板170は、導光板160の反射面163に配置されることができ、反射面163に到達された光を導光板160内部で再反射させることができる。反射板170は、ポリエチレンテレフタレートまたはポリカーボネートなどに製作され得る。
【0199】
光源180は、青色などのような所定色の光を発散することができる。光源180から発散された光の一部は直接導光板160の入射面161に到達するか、補助反射部182により反射した後に導光板160の入射面161に到達するか、または変光色部150に到達することができる。光源180から発散された光の一部は、第1光吸収部151に吸収され得る。光源180としては、発光ダイオードなどが採用され得る。
【0200】
基板181には光源180が設置され、光源180の光の照射を制御することができる。基板181には光源180の光の照射制御のために半導体チップ及び回路が設けられる。基板181はディスプレイ装置100gの多様な動作を制御することができる。
【0201】
スペーサ190は、基板181と反射板170との間に設置されて基板181に設置された部品と反射板170が互いに毀損されることを防止することができる。
【0202】
ハウジング130は、変光色部150が設けられた変光色部設置部137が設置される。変光色部設置部137は、基板181方向の下面に設けられ、変光色部150が設置される設置面を含む。変光色部設置部137はディスプレイパネル110などが設けられた内側方向に突出された形状を備えることができる。変光色部設置部137は、第1固定部131とは異なるように光学板120及び量子ドット板140との間に挿入される形状を備えない。言い換えれば、変光色部設置部137の上面や下面には光学板120及び量子ドット板140が接するか、または近接して配置し得ない。よって、変光色部設置部137は光学板120や量子ドット板140を固定する機能を提供し得ない。
【0203】
変光色部設置部137に設置される変光色部150は、上述のように、入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。一実施形態によれば、変光色部150は蛍光物質を含む。変光色部150は一面が導光板160と接するように設置され得る。
【0204】
変光色部設置部137には、第1光吸収部151がさらに設けられる。一実施形態によれば、第1光吸収部151は、
図7に示すように、変光色部150の側面に隣接して並んで変光色部設置部137に設置される。他の一実施形態によれば、
図8及び
図11に示すように、第1光吸収部151は変光色部150の背面に接するように変光色部設置部137に設置され得る。第1光吸収部151は光を吸収することができる素材で形成され、詳しくは黒色の染料または黒色ストリップなどのような黒色物質を含む。
【0205】
ハウジング130内側の空間180bの内側面には補助反射部182が設けられる。補助反射部182は互いに相違する位置に配置される複数の補助反射部182a、182bを含む。複数の補助反射部182a、182bは、互いに相違する位置で相違する照射角の光を反射させて変光色部150、第1光吸収部151または導光板160方向に伝達することができる。
【0206】
ハウジング130の上部には、ディスプレイパネル110、光学板120及び量子ドット板140などを固定するための第2形態の第2固定部138が設けられる。第2形態の第2固定部138は、ハウジング130からディスプレイパネル110などが設けられた内側方向に突出された形状を備えることができる。第2形態の第2固定部138は、変光色部設置部137よりもさらに突出されるように形成される。第2形態の第2固定部138は、ディスプレイパネル110を上部から圧搾してディスプレイパネル110、光学板120及び量子ドット板140などを安定的に固定させることができる。
【0207】
以下に、
図13を参照してディスプレイ装置の第8実施形態について説明する。
図13は、ディスプレイ装置の第8実施形態の側断面図である。
【0208】
図13に示すディスプレイ装置の第8実施形態によれば、ディスプレイ装置100hは、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150を含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0209】
ディスプレイパネル110は、薄板トランジスタ基板111及び色相表示基板112を含む液晶ディスプレイパネルなどの多様な種類のディスプレイパネルにより実現され得る。
【0210】
光学板120は、量子ドット板140から出射された光をディスプレイパネル110に伝達することができる。
【0211】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を受光した後に出射される光の色を選択的に変化させることができる。量子ドット板140の内部には光の色を変化させることができる量子ドットが分散され得る。
【0212】
導光板160は、光源180方向に設けられた入射面161に光源180から発散された光、または変光色部150から出射された光が入射される。光源180から発散された光または変光色部150から出射された光は導光板160の出射面162を介して入射された後、導光板160内部で1回以上反射することができる。入射光は出射面162を介して量子ドット板140方向に出射され得る。導光板160は、ポリメチルメタアクリレートやポリメチルスチレンなどのような合成樹脂に製作され得る。
【0213】
反射板170は、導光板160の反射面163に配置されることができ、反射面163に到達された光を導光板160内部で再反射させることができる。反射板170は、ポリエチレンテレフタレートまたはポリカーボネートなどに製作され得る。
【0214】
光源180は、青色などのような所定色の光を発散することができる。光源180から発散された光の一部は直接導光板160の入射面161に到達するか、補助反射部182により反射された後に導光板160の入射面161に到達するか、または変光色部150に到達することができる。光源180としては発光ダイオードなどが採用され得る。
【0215】
基板181には光源180が設置され、光源180の光の照射を制御することができる。基板181には光源180の光の照射制御のために半導体チップ及び回路が設けられる。基板181はディスプレイ装置100hの多様な動作を制御することができる。
【0216】
スペーサ190は、基板181と反射板170との間に設置されて基板181に設置された部品と反射板170が互いに毀損されることを防止することができる。
【0217】
第1固定部131は、中間ハウジング130から光学板120及び量子ドット板140が設けられた方向に突出された形状を有することができ、量子ドット板140などを固定することができる。第1固定部131の上面は光学板120の下面に対面し、第1固定部131の下面は量子ドット板140の上面と対面するように設けられる。
【0218】
上部ハウジング101は、ディスプレイパネル110の境界部分に付着されてディスプレイパネル110を固定させることができる。上部ハウジング101は第2固定部103を含む。
【0219】
変光色部150は、入射光の色相と異なった色相の出射光を外部180bに放出することができる。一実施形態によれば、変光色部150は蛍光物質を含む。変光色部150は、
図13に示すように、基板181またはスペーサ190上に設置される。変光色部150は、光源180から基板181またはスペーサ190方向に照射された光を受光し、受光した光に対応する色相が変化された光を出射することができる。変光色部150の一面は光源180が設けられた内部空間180bに全部または一部が露出される。
【0220】
図7に示すように、変光色部150の側面には、第1光吸収部151が設けられてもよい。また
図8に示すように、変光色部150と基板181またはスペーサ190との間にも第1光吸収部151が設けられてもよい。
【0221】
以下に、
図14を参照してディスプレイ装置の第9実施形態について説明する。
【0222】
図14は、ディスプレイ装置の第9実施形態の側断面図である。
【0223】
図14に示すディスプレイ装置の第9実施形態によれば、ディスプレイ装置100iは、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150を含み、変光色部150の周辺に設置される補助反射部151aをさらに含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0224】
上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、スペーサ190、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131及び変光色部150は、他の実施形態を介して説明したのと実質的に同一であるので、詳しい説明は省略するものとする。
【0225】
一実施形態によれば、補助反射部151aは、
図14に示すように、変光色部150の側面に隣接して並んで設置され得る。補助反射部151aは、変光色部150の光源180方向側面に設置されることができ、変光色部150は相対的に量子ドット板140または導光板170が設けられた方向に設置される。
【0226】
補助反射部151aは、光源180から照射された光のうちの導光板160方向に照射されない光を導光板160方向に反射させることができる。補助反射部151aにより反射された光は直間接的に導光板160に入射される。これにより、補助反射部182は光源180から照射された光の漏洩を防止することができる。
【0227】
補助反射部151aは、白色物質によって実現され得る。白色物質は、第1固定部131の下部に塗布可能な染料、第1固定部131の下部に付着される白色のストリップまたは光を反射させる反射鏡のうちの少なくとも1つを含む。その他にも光を反射させるために用いられる多様な手段が補助反射部182として用いられる。
【0228】
以下に、
図15ないし
図18を参照してディスプレイ装置の第10実施形態について説明する。
【0229】
図15はディスプレイ装置の第10実施形態の分解斜視図であり、
図16はディスプレイ装置の第10実施形態の側断面図である。
【0230】
図15及び
図16を参照すると、第10実施形態によるディスプレイ装置100jは、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、光学板120、中間ハウジング130、漏光遮断部136、量子ドット板140、変光色部150、導光板160、反射板170、光源180、180a、印刷回路基板181、スペーサ190、及び下部ハウジング191を含む。実施形態によってそのうちの一部は省略することができる。
【0231】
上部ハウジング101は、ディスプレイパネル110の上部に配置されてディスプレイ装置100前面の外形を形成し、ディスプレイ装置100の各種部品を固定させながら外部の直接的な衝撃から保護することができる。
【0232】
上部ハウジング101は、ベゼルを形成する第2固定部103と、第2固定部103の端部から下部ハウジング191方向に延びる上部ハウジング側面部102を含む。上部ハウジング101の前面には開口104が用いられ、ディスプレイパネル110で画面が表示される部分である表示領域が外部に露出され得るようになる。
【0233】
上部ハウジング101は、必要に応じて省略することができる。上部ハウジング101は、中間ハウジング130及び下部ハウジング191のうち少なくとも1つと一体型に製作されたものとすることができる。
【0234】
ディスプレイパネル110は、光学板120を通過して供給される光を受光し、これにより映像を表示することができる。ディスプレイパネル110の一面は開口104によって外部に露出され得る。
【0235】
ディスプレイパネル110は、液晶ディスプレイパネル(LCDpanel、Liquid Crystal Display)を含むことができる。
【0236】
一実施形態によれば、ディスプレイパネル110は、薄膜トランジスタが配置される薄膜トランジスタ基板111及び薄膜トランジスタ基板111との間に液晶層が設けられる色相表示基板112を含む。
【0237】
ディスプレイパネル110が薄膜トランジスタ基板111及び色相表示基板112を含む場合、両基板111、112は互いに所定の距離に離隔され得る。色相表示基板112には、カラーフィルタと黒色マットレスが設けられる。薄膜トランジスタ基板111には、薄膜トランジスタ基板111に駆動信号を印加するための駆動部113が設置される。駆動部113は、第1基板114、第1基板114と接続される駆動チップ115及び駆動チップ115が設置される第2基板116を含む。第2印刷回路基板116は、実施形態によって軟性印刷回路基板とすることができる。
【0238】
上述のディスプレイパネルの他にも通常の技術者が考慮することができる多様なパネルがディスプレイパネル110の一例とすることができる。
【0239】
必要に応じてディスプレイパネル110にはタッチパネルや、偏光板がさらに設けられる。
【0240】
光学板120は、ディスプレイパネル110の外部に露出された一面の反対側に位置する他面に設置される。光学板120は、複数のフィルムを含むことができ、複数のフィルムは、例えば、保護フィルム121及びプリズムフィルム122を含む。実施形態によって、保護フィルム121及びプリズムフィルム122のうち少なくとも1つは省略することができる。
【0241】
光学板120と量子ドット板140との間には間隙が存在することができる。
中間ハウジング130は、ディスプレイパネル110と光学板120が載置されながら、量子ドット板140などの部品を安定的に固定させることができる。
【0242】
中間ハウジング130には、内側方向に突出された第1固定部131が用いられ、第1固定部131内側には、量子ドット板140から出射された光が通過する開口130aが設けられる。第1固定部131の上端には、光学板120の一部が、
図16に示すように載置され得る。
【0243】
一実施形態によれば、中間ハウジング130は、その構造により量子ドット板140と直接接するか、または変光色部150、または漏光遮断部136を間に置いて近接するように配置される。中間ハウジング130は、量子ドット板140を安定的に固定させることができる。
【0244】
他の一実施形態によれば、その構造により中間ハウジング130は、導光板160と直接接するか、または変光色部150、または漏光遮断部136を間に置いて近接するように配置されることで、導光板160を安定的に固定させることができる。
【0245】
さらに他の実施形態によれば、中間ハウジング130は、その構造により量子ドット板140及び導光板160量子をすべて固定させることができる。
【0246】
中間ハウジング130は、第1固定部131を含むことができ、第1固定部131は、中間ハウジング130から光学板120及び量子ドット板140が設けられた方向に突出された形状を有することができる。第1固定部131は、ディスプレイパネル110が配置された方向の一面である上面に光学板120が配置されることができ、反対方向の一面には量子ドット板140及び導光板160が配置される。第1固定部131は、光学板120と量子ドット板140との間、または光学板120と導光板160との間に挿入された形態に設けられる。第1固定部131は、光学板120または量子ドット板140に接することができ、必要に応じてこれらは互いに所定の接着剤を用いて付着したものとすることができる。
【0247】
中間ハウジング130には、変光色部150が設けられてもよい。例えば変光色部150は中間ハウジング130の第1固定部131の一面に設けられてもよい。変光色部150の側面のうちの中間ハウジング130の開口130a方向側面には中間ハウジング130の部属素子152が設けられ、反対方向側面には漏光遮断部136が設けられる。
【0248】
変光色部150は、上述のように、光源180から発散されて入射された入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。
【0249】
部属素子152は、中間ハウジング130の第1固定部131から量子ドット板140方向に突出されるように設置されることができ、量子ドット板140を固定する機能を行うことができる。部属素子152は、第1固定部131と一体型に形成されたものとすることができ、別に製作されて第1固定部131の一末端の下部ハウジング191方向の一面に設置されるものとすることができる。
【0250】
また中間ハウジング130には、漏光遮断部136がさらに設けられる。漏光遮断部136は、光源180や、導光板160から出射された光が外部に漏出されることを防止する。また漏光遮断部136は、量子ドット板140、導光板160及び第1固定部131が互いに毀損せず結合されるようにすることができる。
【0251】
漏光遮断部136は、中間ハウジング130の第1固定部131に設置され、より具体的に漏光遮断部136は、第1固定部131の下部ハウジング191方向の一面に設置される。
【0252】
漏光遮断部136は、変光色部150の側面に設けられ、より具体的には変光色部150と中間ハウジング130の外郭フレーム130bとの間に設けられる。漏光遮断部136は変光色部150と接するように設けられてよく、所定の間隔に離隔されるように第1固定部131に設けられてもよい。
【0253】
漏光遮断部136は、外部から印加された力により変形可能な軟性材料を用いて実現されたものとすることができる。例えば漏光遮断部136は、天然ゴムや合成樹脂を用いて実現されたものとすることができる。漏光遮断部136としては、例えばスポンジ(sponge)が採用され得る。
【0254】
図16を参照すると、各部品が結合された状態において漏光遮断部136は階段式構造を有することができる。階段式構造を有する場合、漏光遮断部136は、量子ドット板140及び導光板160のうち少なくとも1つと接触されるように設置されることができ、さらに量子ドット板140及び導光板160両者ともに渡って設置され得る。
【0255】
図17及び
図18は、ディスプレイ装置の第10実施形態の漏光遮断部を説明するための図である。
【0256】
上述のように、漏光遮断部136は、スポンジとともに外部から印加された力により変形可能な軟性材料を用いて部材として実現することができ、この場合、漏光遮断部136は、第1固定部131と導光板160、または第1固定部131と量子ドット板140を結合させる力により階段式構造を形成させることができる。
【0257】
図17を参照すると、漏光遮断部136は、第1固定部131の底面に付着され得て、この場合漏光遮断部136は、初めは六面体の形状からなることができる。実施形態によって、漏光遮断部136は六面体以外にさらに多様な形状を有することができる。第1固定部131と、量子ドット板140が設けられた導光板160が互いに接近すると、
図18に示すように、漏光遮断部136は量子ドット板140及び導光板160に接触されることになる。
【0258】
この場合、第1固定部131と、導光板160が互いにさらに接近されると、漏光遮断部136は、第1固定部131と導光板160を互いに接近させた力により圧搾させながら、その形態が変化することになる。このとき、漏光遮断部136は、量子ドット板140及び導光板160の配置形態に相応する形態に変化することになる。例えば
図17及び
図18に示すように、量子ドット板140及び導光板160は互いに階段式に配置されているので、漏光遮断部136も階段状を有するようになる。
【0259】
これで漏光遮断部136は、量子ドット板140及び導光板160のうち少なくとも1つと接触する階段式構造を有することができ、この場合、漏光遮断部136の一面のうちの一部区域136aは、量子ドット板140と接触し、他の一部区域136bは導光板160に接触することができる。一方、漏光遮断部136の一面のうちのさらに他の区域136cは、導光板160と光源180との間に形成された内部空間に露出される。
【0260】
量子ドット板140は、導光板160から出射された光を光学板120に伝達することができる。量子ドット板140は、選択的に導光板160から出射された光の波長を変化させることで、出射される光の色を変化させることができる。
【0261】
量子ドット板140と光学板120との間には、所定大きさの間隙が形成され、量子ドット板140から出射された光は量子ドット板140と光学板120との間の間隙で1回以上反射及び再反射され得る。光が量子ドット板140と光学板120との間の間隙で反射及び再反射されるたびに、光は量子ドットにより色が変化され得る。
【0262】
変光色部150は、光源180から発散されて入射された入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。変光色部150は、入射光が反射するか、または透過する間に入射光の色相を変化させて出射させることができる。
【0263】
例えば、変光色部150は、入射光の刺激に応じて反応して発光しながら、入射光の波長帯域を変化させて入射光と異なった色相の出射光を放出することができる。実施形態によって変光色部150は、入射光の波長よりもさらに長い波長の出射光を外部に放出することができる。
【0264】
変光色部150から出射された光は導光板160及び量子ドット板140のうち少なくとも1つに入射される。変光色部150から出射された光は直接導光板160または量子ドット板140に入射されることができ、反射板170などのように他の媒体を経由して間接的に導光板160または量子ドット板140に入射される。変光色部150の位置や変光色部150が配置された位置の形状によって変光色部150から出射された光は主に導光板160に入射される。
【0265】
変光色部150は、蛍光物質を含む。蛍光物質は、中間ハウジング130に塗布可能な蛍光物質、または中間ハウジング130に付着可能な蛍光ストリップを含む。
【0266】
導光板160は、量子ドット板140に基づいて光学板120が配置された方向の反対方向に配置される。導光板160は、光源180から発散される光を内部で1回以上反射させて光源180から発散された光が量子ドット板140に均一に供給されるようにすることができる。導光板160は、光源180から発散された光が入射されるように側面に形成された入射面161と、量子ドット板140に対応する出射面162と、出射面162に対面して設けられる反射面163を含む。導光板160の入射面161には光源180aまたは変光色部150から出射された光が入射される。
【0267】
導光板160の反射面163には、反射板170がさらに付着され得る。反射板170は、導光板160の反射面163を介して出射される光を導光板160内部に反射させることができる。
【0268】
一実施形態によれば、反射板170の側面には、第2光吸収部183がさらに設けられる。第2光吸収部183は、光源180から出射されるか、変光色部150から反射するか、または中間ハウジング130により実現された空間内で反射された光を吸収することができる。
【0269】
第2光吸収部183は、導光板160と接するように設けられることができ、そのために第2光吸収部183は基板181から突出された突起181aの一面に設けられる。第2光吸収部183は、光源10及び導光板160との間の空隙に露出されるように設置される。さらに第2光吸収部183は反射板170と所定距離に離隔されて設置され得る。これにより、導光板160、反射板170及び第2光吸収部183との間には空隙185が形成される。
【0270】
さらに他の一実施形態によれば、反射板170の側面には入射された光を反射させる補助反射部184がさらに設けられる。補助反射部184も第2光吸収部183と同様に基板181から突出された突起181aの一面に設けられ、光源10及び導光板160との間の空隙に露出される。
【0271】
実施形態によって、反射板170の側面には、第2光吸収部183及び補助反射部184の両方が設けられる。この場合、補助反射部184は、光源180の付近に設置され、第2光吸収部183は補助反射部184を中心に光源180の反対方向に設置される。第2光吸収部183及び補助反射部184は互いに接するように設置される。
【0272】
一実施形態によれば、反射板170の一面170aには蛍光物質170bが形成される。蛍光物質は、反射板170の一面170aに塗布可能な染料及び反射板170の一面170aに付着可能な蛍光ストリップのうち少なくとも1つを含む。
【0273】
反射板170に設けられた蛍光物質170bは、ディスプレイ装置100jが映像を表示する際に光源180から照射された光が反射板170と量子ドット板140との間で反射回数の不足で表示される映像の色相が、当初意図の色相と差を生じることを防止することができる。
【0274】
反射板170の一面170aに蛍光物質170bが塗布、または付着されることで、蛍光物質170bは、
図16に示すように、導光板160及び反射板170との間に位置する。
【0275】
蛍光物質170bは、所定パターンで反射板170の一面170aに形成され、所定パターンは密度及び濃度を変化させて多様に決定される。蛍光物質170bは、
図15に示すように、反射板170の一面170aの境界線に沿って一面170aに塗布または付着される。
【0276】
反射板170の一面にはスペーサ190が設置され、スペーサ190は導光板160が付着されない反射板170の一面に付着される。
【0277】
スペーサ190は基板181の一面に設置されて一方向に突出される各種部品が直接的に反射板170に接触されて各種部品や反射板170などが毀損されることを防止する。
【0278】
スペーサ190には基板181が設置される。基板181は反射板170が付着されないスペーサ190の他面に付着される。
【0279】
基板181は、基板181に設置された光源180に電気的信号を印加して光源180が多様な色相の光を照射するようにする。基板181には、光源180の光の照射やまたはディスプレイ装置100jの各種動作を制御するための多様な部品が設置される。
【0280】
光源180、180aは所定色の光を多様な方向に照射する。光源180は、所定色の光を導光板160方向に照射することができるように、基板181の一端または両末端に設置される。基板181の両末端に複数の光源180、180aが設置された場合、一末端の複数の光源180は他の末端の複数の光源180、180aと対面するように設置される。実施形態によって光源180は基板181に直接設置されることができ、基板181上に別に設けられた載置台の上端に設置され得る。
【0281】
下部ハウジング191は、上部ハウジング101及び中間ハウジング130のうち少なくとも1つと接続されてディスプレイ装置100の外形を形成することができる。
【0282】
上述の上部ハウジング101、中間ハウジング130及び下部ハウジング191のうち少なくとも2つは一体型に設けられてもよい。例えば中間ハウジング130は下部ハウジング191の一部とすることができ、上部ハウジング101の一部とすることができる。
【0283】
以下に、
図19を参照してディスプレイ装置の第11実施形態について説明する。
図19はディスプレイ装置の第11実施形態を示すもので、上部ハウジング101、ディスプレイパネル110、及び下部ハウジング191などは省略されているが、これは説明の便宜のためのことであって、システム設計者の選択によってさらに追加され得る。
【0284】
図19に示す第11実施形態によれば、ディスプレイ装置100kは、光学板120、量子ドット板140、導光板160、反射板170、基板181、光源180、中間ハウジング130、第1固定部131、変光色部150、第1光吸収部151、及び漏光遮断部136を含む。そのうちの一部は実施形態によって省略することができる。
【0285】
光学板120、中間ハウジング130、量子ドット板140、導光板160、反射板170、基板181、光源180、及びスペーサ190は、上述の実施形態と同一であるので、詳しい説明は省略する。
【0286】
第11実施形態によれば、第1固定部131は、中間ハウジング130から光学板120及び量子ドット板140が設けられた方向に突出された形状を有することができ、第1固定部131の一面には、変光色部150、第1光吸収部151及び漏光遮断部136が設けられる。さらに第1固定部131の開口130a方向末端には、部属素子152が設けられる。この場合、部属素子152の側面には、変光色部150、第1光吸収部151及び漏光遮断部136が順に設けられる。
【0287】
部属素子152は、中間ハウジング130の第1固定部131から量子ドット板140方向に突出されるように設置されることができ、量子ドット板140を固定する機能を行うことができる。部属素子152は、第1固定部131と一体型に形成されたものとすることができ、別に製作されて第1固定部131の一末端の下部ハウジング191方向の一面に設置されたものとすることができる。
【0288】
変光色部150は、上述のように、光源180から発散されて入射された入射光の色相と異なった色相の出射光を放出することができる。変光色部150は、第1固定部131の一面に設置されることができ、ここで、一面は量子ドット板140または導光板160方向に露出されたものとすることができる。
【0289】
変光色部150の側面には第1光吸収部151が設置される。
【0290】
第1光吸収部151は、光源180から照射される光のうちの一部の光を吸収することができる。具体的に第1光吸収部151は、光源180から照射された光のうちの特定入射角の光を吸収することで、所望する範囲の入射角を有した光が変光色部150に入射されるようにするか、または導光板160に入射されるようにすることができる。
【0291】
図19に示すように、第1光吸収部151は、第1固定部131の一面に設置されることができ、ここで一面は量子ドット板140または導光板160方向に露出されたこととすることができる。
【0292】
漏光遮断部136は、光源180や、導光板160から出射された光が外部に漏出されることを防止する。
【0293】
漏光遮断部136は、中間ハウジング130の第1固定部131に設置され、より具体的に漏光遮断部136は第1固定部131の下部ハウジング191方向の一面に設置される。
【0294】
漏光遮断部136は、
図19に示すように、第1光吸収部151の側面に設けられる。具体的には、第1光吸収部151と中間ハウジング130の外郭フレーム130bとの間に設けられる。漏光遮断部136は光吸収部151と接することができる。
【0295】
漏光遮断部136は、外部から印加された力により変形可能な軟性材料を用いて実現されたものとすることができる。例えば漏光遮断部136は、天然ゴムや合成樹脂を用いて実現されたものとする。一実施形態によれば、漏光遮断部136としては、スポンジが採用され得る。
【0296】
一方、第11実施形態において、漏光遮断部163は六面体の形状からなるものとする。言い換えれば、第11実施形態の漏光遮断部163は、第10実施形態の場合とは相違するように、階段式構造を有しない。もちろん実施形態によって漏光遮断部136は六面体以外に円筒や角柱のような多様な形状を有することができる。
【0297】
第11実施形態の漏光遮断部136は、
図19に示すように、量子ドット板140や、導光板160とは互いに接せず、導光板160と光源180との間に形成された内部空間に露出され得る。言い換えれば、漏光遮断部163は第1固定部131とだけ接し得る。
【0298】
漏光遮断部163は、
図19に示すように、光源180と所定間隔に互いに離隔され得る。
【0299】
以上、ディスプレイアセンブリ1が適用されたディスプレイ装置100に対する第1実施形態ないし第8実施形態について説明したが、ディスプレイアセンブリ1が適用されたディスプレイ装置100は、上述の第1実施形態ないし第8実施形態に限定せず、設計者の選択によって任意的に一部変更され得る。また第1実施形態ないし第8実施形態のいずれか1つの実施形態だけに記載された構成は、他の実施形態に同一であるか、または一部変形を行って適用され得る。
【0300】
上述のディスプレイアセンブリ1及びディスプレイアセンブリ1が適用されたディスプレイ装置100は、所定画面を外部に表示することができる表示手段を有する多様な装置を含む。例えば、上述のディスプレイ装置100は、ユーザの操作や事前に定義した設定によって光を出射してユーザに所定の画面を提供することができるテレビ装置、コンピュータ装置や各種機械装置のモニタ装置、電光板またはその他の所定映像を画面上に表示することができる多様な装置を含む。その他に、例えばディスプレイ装置100は、セルラーフォン(cellular phone)、スマートフォン、タブレットPC、ノートパソコン装置または個人用デジタル補助装置(PDS、personal digital assistance)などのような携帯ディスプレイ装置を含むことができる。その他にも、ディスプレイ装置100は通常の技術者が考慮することができる多様な装置を含むことができる。