【実施例】
【0044】
以下のスキームおよび本明細書の他の箇所で使用される定義は、以下のとおりである:
ACN アセトニトリル
Ac
2O 無水酢酸
(±)BINAP (±)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフタレン
Boc tert−ブトキシカルボニル
n−BuOH ブタノール
cm センチメートル
DCE 1,2−ジクロロエタン
DCM ジクロロメタンまたは塩化メチレン
DEA ジエチルアミン
DMC 2−クロロ−4,5−ジヒドロ−1,3−ジメチル−1H−イミダゾリウム クロリド
DMP デス・マーチンペルヨージナン
DMTMM 4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド
DIEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4−(ジメチルアミノ)ピリジン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DPPA ジフェニルホスホリルアジド
dppf ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
ES エレクトロスプレーイオン化
Et
3N トリエチルアミン
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
FA ギ酸
FCC フラッシュカラムクロマトグラフィー
h 時間
HATU 2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HCl 塩化水素
HOAc 酢酸
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
(i−Pr)
2NEt N,N−ジイソプロピルエチルアミン
L リットル
LC/MS 液体クロマトグラフィー/質量分析
LDA リチウムジイソプロピルアミン
K
2CO
3 炭酸カリウム
MeOH メタノール
mL ミリリットル
mmol ミリモル
mg ミリグラム
MHz メガヘルツ
MS 質量分析
m/z 質量/電荷比
NBS N−ブロモスクシンイミド
nm ナノメートル
NMM 4−メチルモルホリン
NMR 核磁気共鳴
Pd
2(dba)
3 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム
Ph
3P トリフェニルホスフィン
PhCHO ベンズアルデヒド
PhMe トルエン
ppm 100万分率
rt 室温
RT 保持時間
SFC 超臨界流体クロマトグラフィー
STAB トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム
p−TSA パラ−トルエンスルホン酸無水物
p−TsOH パラ−トルエンスルホン酸
TFA トリフルオロ酢酸
TFAA 無水トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
UV 紫外線
XPhos 2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル
【0045】
材料
特に注記がない限り、すべての材料は、商業的供給業者から入手し、さらに精製せずに使用した。無水溶媒は、Sigma−Aldrich(Milwaukee,WI)から入手し、直接使用した。大気または湿度感受性試薬を伴うすべての反応を窒素雰囲気下で実施し、マイクロ波照射を利用するすべての反応を、Biotage Initiator EXP EU機器によって行った。
特に注記がない限り、(1)220nmのUV検出および低共鳴エレクトロスプレーポジティブイオンモード(ESI)のWaters Acquity超高速液体クロマトグラフィー(UPLC)システム(サンプルオーガナイザーおよびWaters Micromass ZQ質量分析計を備えるWaters Acquity UPLC)(カラム:Acquity UPLC BEH C18、1.7μm 2.1×50mm;勾配:溶媒A(95/5/0.1%:10mMギ酸アンモニウム/アセトニトリル/ギ酸)中5〜100%溶媒B(95/5/0.09%:アセトニトリル/水/ギ酸)を2.2分間、次いで、溶媒A中100〜5%溶媒Bを0.01分間、次いで、溶媒A中5%溶媒Bを0.29分間保持)、または(2)220nmおよび254nmのUV検出ならびに低共鳴エレクトロスプレーイオン化(ポジティブ/ネガティブ)モード(ESI)のWaters HT2790 Alliance高速液体クロマトグラフィー(HPLC)システム(Waters 996 PDAおよびWaters ZQ Single Quad質量分析計)(カラム:XBridge PhenylまたはC18、5μm 4.6×50mm、勾配:溶媒A(95%水/5%メタノール、0.1%ギ酸)中5〜95%溶媒B(95%メタノール/5%水、0.1%ギ酸)を2.5分間、次いで、溶媒A中95%溶媒Bを1分間保持(純度および低分解能MSのみ)を使用して、マストリガーHPLC精製ならびに/または純度および低分解能質量スペクトルのデータを測定した。
化合物調製の一般的な方法
【0046】
本開示の化合物を合成する方法が本明細書に記載される。本開示の化合物は、以下に提供される合成スキームにしたがって合成され得る。スキーム1および2の出発物質(「中間体1」)の調製は、以下に記載される。スキーム3および4の出発物質の調製は、米国特許第4,404,207号の実施例1のパートAに見られ得る。
【0047】
特に指定がない限り、以下の反応スキームにおける置換基R
2およびR
3は以下のように定義され、R
6は、本明細書および特許請求の範囲で定義されるとおりである。
【化15】
【0048】
スキーム1は、式Iの化合物を合成するために有用な方法を提供する。
スキーム1
【化16】
【0049】
スキーム2は、式Iの化合物を合成するために有用な方法を提供する。
スキーム2
【化17】
【0050】
あるいは、スキーム3は、式Iの特定の化合物を合成するために有用な方法を提供する。
スキーム3
【化18】
【0051】
あるいは、スキーム4は、式Iの特定の化合物を合成するために有用な方法を提供する。
スキーム4
【化19】
中間体1:メチル(S)−5−アミノ−6−ブロモ−2−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−カルボキシレートの調製
【化20】
工程1. 8−クロロ−5−メトキシ−2−メチルキノリン塩酸塩
【0052】
不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した5L四つ口丸底フラスコ中で、2−クロロ−5−メトキシアニリン(250g、1.59mol)を1−ブタノール(1200mL)に溶解させた。次いで、塩酸(水溶液、36.5%、526.5mL)およびクロラニル(456.5g、1.86mol)を添加した。得られた混合物を窒素雰囲気下、100℃で1時間撹拌した。次いで、(E)−ブタ−2−エナール(169mL、2.06mol)の1−ブタノール(300mL)溶液を滴下により添加した。得られた溶液を窒素雰囲気下、100℃で1時間撹拌した。油浴を70℃に冷却し、テトラヒドロフラン(1500mL)を添加した。次いで、得られた混合物を70℃で1時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、固体を濾過した。固体をテトラヒドロフラン(3L)で0℃で洗浄した。これにより、表題化合物(300g、77%)を黄色固体として得た。MS:(ES,m/z):208,210[M+H]
+.次いで、オーブン中で乾燥させて、8−クロロ−5−メトキシ−2−メチルキノリン塩酸塩(83.0g、74%)を黄色固体として得た。MS(ES,m/z):208[M+H]
+.
工程2. 5−メトキシ−2−メチルキノリン
【0053】
1000mL三つ口丸底フラスコ中で、8−クロロ−5−メトキシ−2−メチルキノリン塩酸塩(50g、204.82mmol)をメタノール(300mL)に溶解させた。次いで、水酸化ナトリウム(3M、205mL)および10%パラジウム炭素(25g)を添加した。水素(g)を反応混合物に充填した。反応混合物を水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。反応物を窒素ベントし、固体をセライトで濾過した。濾過した溶液を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(28.5g、80%)を黄色油状物として得た。MS:(ES,m/z):174[M+H]
+.
工程3. (2S)−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
【0054】
30mL加圧タンク反応器(50atm)中で、5−メトキシ−2−メチルキノリン(4.0g、23.09mmol)をメタノール(10mL)に溶解させた。次いで、J.Am.Chem.Soc.2011,133,9878−9891)の手順にしたがって調製したRu(OTf)(η6−ヘキサメチルベンゼン)((S,S)−TsDPEN)([N−[(1S,2S)−2−(アミノ−κN)−1,2−ジフェニルエチル]−4−メチルベンゼンスルホンアミダト−κN][(1,2,3,4,5,6−η)−1,2,3,4,5,6−ヘキサメチルベンゼン](1,1,1−トリフルオロメタンスルホナト−κO)−ルテニウム(150mg、0.23mmol)を添加した。上記に水素を導入した。得られた溶液を室温で6時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(3.0g、73%)を黄色油状物として得た。MS:(ES,m/z):178[M+H]
+.
工程4. メチル(S)−5−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−カルボキシレート
【0055】
250mL丸底フラスコ中で、(2S)−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(18g、99.52mmol)をジクロロメタン(100mL)に溶解させた。次いで、ピリジン(23.6g、298.36mmol)を添加し、続いて、メチルカルボノクロリデート(9.4g、99.47mmol)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。得られた溶液を100mLのジクロロメタンで希釈し、3×200mLの水で洗浄した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(21g、89%)を黄色油状物として得た。MS:(ES,m/z):236[M+H]
+.
工程5. メチル(S)−5−ヒドロキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−カルボキシレート
【0056】
500mL三つ口丸底フラスコ中で、メチル(2S)−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(21g、89.36mmol)をジクロロメタン(150mL)に溶解させた。次いで、三臭化ホウ素(150mL、0.15mol、CH
2Cl
2中1M)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、300mLの水を添加することにより、反応をクエンチした。得られた混合物を3×300mLのジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(13.5g、68%)を黄色固体として得た。MS:(ES,m/z):222[M+H]
+.
工程6. メチル(S)−2−メチル−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−カルボキシレート
【0057】
250mL丸底フラスコ中で、メチル(2S)−5−ヒドロキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(5g、18.08mmol)をジクロロメタン(50mL)に溶解させた。次いで、ピリジン(14.3g、180.78mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(10.2g、36.15mmol)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を3×100mLの水で洗浄した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(5.5g、86%)を黄色油状物として得た。MS:(ES,m/z):354[M+H]
+.
工程7. メチル(S)−5−((ジフェニルメチレン)アミノ)−2−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−カルボキシレート
【0058】
不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した500mL丸底フラスコ中で、メチル(2S)−2−メチル−5−[(トリフルオロメタン)スルホニルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(23.5g、65.18mmol)をトルエン(100mL)に溶解させた。次いで、ジフェニルメタンイミン(17.9g、97.78mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム−クロロホルム付加物(1.19g、1.30mmol)、(+/−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(2.43g、3.90mmol)および炭酸セシウム(42.4g、130.13mmol)を添加した。得られた溶液を窒素雰囲気下、100℃で一晩撹拌した。反応混合物を冷却し、固体を濾別した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(33g、80%)を黄色油状物として得た。MS:(ES,m/z):385[M+H]
+.
工程8. メチル(S)−5−アミノ−2−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−カルボキシレート
【0059】
500mL丸底フラスコ中で、メチル(2S)−5−[(ジフェニルメチリデン)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(33g、85.93mmol)をメタノール(200mL)に溶解させた。次いで、酢酸ナトリウム(17g、207.23mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(12.3g、177.00mmol)を添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。固体を濾別した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(12.5g、66%)を黄色固体として得た。MS:(ES,m/z):221[M+H]
+.
工程9. メチル(S)−5−アミノ−6−ブロモ−2−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−カルボキシレート(中間体1)
【0060】
100mL三つ口丸底フラスコ中で、メチル(2S)−5−アミノ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(1g、4.09mmol)をアセトニトリル(20mL)に溶解させた。次いで、N−ブロモスクシンイミド(730mg、4.10mmol)を添加した。得られた溶液を室温で30分間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)で溶出するFCCによる精製に供した。これにより、表題化合物(1.1g、90%)を黄色固体として得た。MS:(ES,m/z):299,301[M+H]
+.
H-NMR:(400MHz,CD3OD,ppm):7.19(d,J=8.8Hz,1H),6.84(d,J=8.8Hz,1H),4.73-4.69(m,1H),3.74(s,3H),2.64-2.57(m,1H),2.55-2.44(m,1H),2.12-2.05(m,1H),1.82-1.79(m,1H),1.17(d,J=6.9Hz,3H).
【0061】
本開示は、以下の実施例および合成スキームによってさらに例証されるが、これらは、本開示の範囲または趣旨を本明細書に記載される特定の手順に限定すると解釈されるべきではない。実施例は、特定の実施形態を例証するために提供されるものであり、それにより、本開示の範囲に対する限定を意図するものではないことを理解すべきである。本開示の趣旨および/または添付の特許請求の範囲から逸脱せずに、当業者にそれ自体を示唆し得る様々な他の実施形態、改変物およびそれらの均等物を採用し得ることをさらに理解すべきである。
【0062】
合成スキームは、本明細書に開示される特定の化合物の合成について提示される。BETファミリーブロモドメイン阻害およびがん細胞株増殖に対する効果を試験するアッセイのプロセスおよび結果も記載される。
実施例1:メチル(S)−2−(2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−7−メチル−3−(2−(((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)アミノ)エチル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−6H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート
【化21】
工程1. 6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン
【0063】
トリフルオロメタンスルホン酸(82.0mL、0.923mol)のHNO
3(19.6mL、0.437mol)中の溶液を0℃で20分間撹拌した。この後、ジクロロメタン(300mL)中の6−フルオロ−2−メチルキノリン(50.0g、0.310mol)を0℃で添加した。得られた混合物を室温(25℃)で15時間撹拌した。反応混合物を水(300mL)で希釈した。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液をジクロロメタン(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:4酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリンを明黄色固体(60.0g、94%)として得た。LCMS(ES,m/z):207[M+H]
+.
工程2. (2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
【0064】
(S)−(−)−MeO−BIPHEP(1.03g、1.77mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)二量体(538mg、0.80mmol)のトルエン(100mL)中の溶液を窒素雰囲気下、室温(25℃)で30分間撹拌した。この後、トルエン(100mL)中のI
2(410mg、1.62mmol)および6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン(33.0g、0.160mol)を添加した。得られた混合物を水素(50atm)下、室温(25℃)で20時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、粗生成物(35.0g)を得た。粗生成物を酢酸エチル(230mL)に溶解させ、続いて、D−カンファースルホン酸(36.9g、0.158mol)を添加した。得られた溶液を60℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により収集し、酢酸エチル(120mL)でリンスした。固体を水(50mL)に溶解させた。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×120mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを赤色固体(25.5g、76%)として得た。LCMS(ES,m/z):211[M+H]
+.
工程3. メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0065】
(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(25.3g、0.120mol)、ピリジン(39.0mL、0.484mol)およびメチルカルボノクロリデート(18.7mL、0.242mol)のジクロロメタン(150mL)中の溶液を室温(25℃)で3時間撹拌した。反応物を1N塩化水素(水溶液、2×70mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを黄色固体(29.8g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):269[M+H]
+.
工程4. メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(29.6g、0.110mol)、ピリジン(29.6mL、0.368mol)、炭酸カリウム(30.5g、0.220mol)およびメチル(1R,3R)−3−アミノシクロヘキサン−1−カルボキシレート(25.6g、162.84mmol)のDMSO(270mL)中の溶液を90℃で15時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。水(200mL)を添加することにより反応をクエンチし、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを赤色油状物(32g、72%)として得た。LCMS(ES,m/z):406[M+H]
+.
工程5. メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0066】
メチル(2S)−2−メチル−5−ニトロ−6−[[(1R,3R)−4−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(31.0g、76.46mmol)、NH
4Cl(24.3g、454.28mmol)およびFe(粉末、64.3g、1.15mol)の、テトラヒドロフラン(300mL)、エタノール(300mL)、水(100mL)中の溶液を80℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により濾別した。得られた溶液を水(300mL)で希釈し、酢酸エチル(3×400mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−5−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを暗緑色固体(27.5g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):376[M+H]
+.
工程6. メチル(2S)−5−[2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0067】
2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸(112mg、0.60mmol)、HATU(304mg、0.80mmol)、メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(150mg、0.40mmol)およびDIEA(155mg、1.20mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液を室温(25℃)で15時間撹拌した。得られた溶液を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(2×25mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−5−[2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを黄色油状物(70.0mg、32%)として得た。LCMS(ES,m/z):544[M+H]
+.
工程7. メチル(7S)−2−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート
【0068】
メチル(2S)−5−[2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(60.0mg、0.11mmol)のAcOH(2mL)中の溶液を40℃で15時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。反応混合物を水(10mL)で希釈した。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(7S)−2−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレートを黄色油状物(46.0mg、79%)として得た。LCMS(ES,m/z):526[M+H]
+.
工程8. (1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(PH−FMA−PJ00136−1145−0A);(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(PH−FMA−PJ00136−1145−0B)
【0069】
メチル(7S)−2−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート(50.0mg、0.10mmol)およびLiOH(11.4mg、0.48mmol)の、テトラヒドロフラン(1mL)および水(1mL)中の溶液を25℃で15時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLC(カラム:XBridge Shield RP18 OBDカラム,5um,19×150mm;移動相、A:水(10mmol/L NH
4HCO
3を含有)およびB:ACN(12分間にわたって10%〜37%);検出器:UV254nm)により精製した。生成物画分を凍結乾燥させて、(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(413)を白色固体(10.5mg、43%)として得;(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(501)を白色固体(7.0mg、29%)として得た。
第1の溶出異性体(413):
1H-NMR(CD
3OD,400MHz)δ(ppm):7.49(d,J=9.0Hz,1H),7.42-7.33(m,5H),6.19(s,1H),4.92-4.90(m,1H),4.82-4.72(m,1H),3.79(s,3H),3.34-3.20(m,1H),3.02-2.94(m,1H),2.90-2.87(m,1H),2.36-2.09(m,4H),1.99-1.96(m,1H),1.80-1.42(m,5H),1.16(d,J=6.6Hz,3H).LCMS(ES,m/z):512[M+H]
+.
第2の溶出異性体(501):
1H-NMR(CD
3OD,400MHz)δ(ppm):7.52-7.33(m,6H),6.22(s,1H),4.84-4.73(m,2H),3.78(s,3H),3.27-3.16(m,1H),3.04-2.92(m,1H),2.90-2.88(m,1H),2.46-2.35(m,2H),2.30-2.22(m,1H),2.15-2.02(m,2H),1.82-1.71(m,1H),1.63-1.55(m,2H),1.40-1.28(m,1H),1.15(d,J=6.6Hz,4H).LCMS(ES,m/z):512[M+H]
+.
【0070】
本明細書に記載されるものと同様の標準的な化学操作および手順を使用して、
図1に列挙されている化合物を調製した。
図1では、「溶出異性体」は、分取HPLCによって化合物が溶出した順番を指す。
実施例2:化合物424および660:(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(424);(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(660)
【化22】
工程1. 2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−[(トリメチルシリル)オキシ]アセトニトリル
【0071】
ZnI
2(1.6mg、0.01mmol)、5−フルオロ−2−メトキシベンズアルデヒド(1.54g、9.99mmol)のトリメチルシランカルボニトリル(1.5mL、11.25mmol)中の溶液を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−[(トリメチルシリル)オキシ]アセトニトリルを白色固体(2.0g、79%)として得た。
工程2. 2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸
【0072】
2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−[(トリメチルシリル)オキシ]アセトニトリル(1.50g、5.92mmol)の塩酸(10mL、12M)中の溶液を25℃で1時間撹拌し、次いで、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を冷却し、真空下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(カラム:C18;移動相、A:水(0.05%TFAを含有)およびB:ACN(30分間にわたって5%〜20%);検出器、UV254nm)により精製して、2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸を白色固体(1.10g、93%)として得た。
工程3. 6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン
【0073】
トリフルオロメタンスルホン酸(82.0mL、0.923mol)のHNO
3(19.6mL、0.437mol)中の溶液を0℃で20分間撹拌した。この後、ジクロロメタン(300mL)中の6−フルオロ−2−メチルキノリン(50.0g、0.310mol)を0℃で添加した。得られた混合物を室温(25℃)で15時間撹拌した。反応混合物を水(300mL)で希釈した。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液をジクロロメタン(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:4酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリンを明黄色固体(60.0g、94%)として得た。LCMS(ES,m/z):207[M+H]
+.
工程4. (2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
【0074】
(S)−(−)−MeO−BIPHEP(1.03g、1.77mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)二量体(538mg、0.80mmol)のトルエン(100mL)中の溶液を窒素雰囲気下、室温(25℃)で30分間撹拌した。この後、トルエン(100mL)中のI
2(410mg、1.62mmol)、6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン(33.0g、0.160mol)を添加した。得られた混合物を水素(50atm)下、室温(25℃)で20時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して粗生成物(35.0g)を得た。粗生成物を酢酸エチル(230mL)に溶解させ、続いて、D−カンファースルホン酸(36.9g、0.158mol)を添加した。得られた溶液を60℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により収集し、酢酸エチル(120mL)でリンスした。固体を水(50mL)に溶解させた。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×120mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを赤色固体(25.5g、76%)として得た。LCMS(ES,m/z):211[M+H]
+.
工程5. メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0075】
(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(25.3g、0.120mol)、ピリジン(39.0mL、0.484mol)、メチルカルボノクロリデート(18.7mL、0.242mol)のジクロロメタン(150mL)中の溶液を室温(25℃)で3時間撹拌した。反応物を1M塩酸(2×70mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを黄色固体(29.8g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):269[M+H]
+.
工程6. メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0076】
メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(29.6g、0.110mol)、ピリジン(29.6mL、0.368mol)、炭酸カリウム(30.5g、0.220mol)、メチル(1R,3R)−3−アミノシクロヘキサン−1−カルボキシレート(25.6g、162.84mmol)のDMSO(270mL)中の溶液を90℃で15時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。水(200mL)を添加することにより反応をクエンチし、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを赤色油状物(32g、72%)として得た。LCMS(ES,m/z):406[M+H]
+.
工程7. メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0077】
メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(31.0g、76.46mmol)、NH
4Cl(24.3g、454.28mmol)、Fe(64.3g、1.15mol)の、テトラヒドロフラン(300mL)、エタノール(300mL)および水(100mL)中の溶液を80℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により濾別した。得られた溶液を水(300mL)で希釈し、酢酸エチル(3×400mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを暗緑色固体(27.5g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):376[M+H]
+.
工程8. メチル(2S)−5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0078】
2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸(240mg、1.20mmol)、HATU(228mg、0.60mmol)、メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(150mg、0.40mmol)、DIEA(0.19mL、1.20mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液を25℃で1時間撹拌した。得られた溶液をH
2O(10mL)で希釈した。得られた溶液を酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物をブライン(2×20mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(3:2酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ−ヒドロキノリン−1−カルボキシレートを黄色固体(180mg、81%)として得た。LCMS(ES,m/z):558[M+H]
+.
工程9. メチル(7S)−2−[(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート。
【0079】
メチル(2S)−5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(180mg、0.32mmol)のAcOH(8mL)中の溶液を60℃で一晩撹拌した。反応混合物を冷却し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(7S)−2−[(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレートを黄色固体(120mg、69%)として得た。LCMS(ES,m/z):540[M+H]
+.
工程10. (1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸
【0080】
メチル(7S)−2−[(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート(120mg、0.22mmol)およびLiOH(16mg、0.67mmol)の、テトラヒドロフラン(2.0mL)、メタノール(2.0mL)および水(2.0mL)中の溶液を25℃で一晩撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLC(カラム、XBridge Prep C18 OBDカラム、19×150mm,5um;移動相、A:水(10mmol/L NH
4HCO
3を含有)およびB:ACN(14分間にわたって15.0%〜29.0%);検出器、UV220/254nm)により精製した。生成物をキラル分取HPLC(カラム、CHIRALPAK IE,2×25cm,5um;移動相、A:Hex(0.1%FAを含有)およびB:エタノール(12分間にわたって50.0%エタノールを保持);検出器、UV220/254nm)により分離した。生成物画分を濃縮して、(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸を白色固体(23.6mg、20%)として得;(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸を白色固体(23.8mg、20%)として得た。HPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、カラムサイズ:0.46×5cm;3μm;移動相:Hex(0.1%FA):EtOH=50:50,流速:1.0ml/分により、立体異性体純度を決定した。
第1の溶出異性体(424):1H-NMR(CD3OD,400MHz)δ(ppm):7.56-7.47(m,1H),7.47-7.31(m,1H),7.21-7.09(m,1H),7.09-6.89(m,2H),6.53(s,1H),4.81-4.61(m,2H),3.85(s,3H),3.78(s,3H),3.31-3.18(m,1H),3.06-2.82(m,2H),2.57-2.41(m,1H),2.41-2.31(m,1H),2.31-2.09(m,3H),1.83-1.58(m,3H),1.49-1.21(m,2H),1.16(d,J=6.8Hz,3H).LCMS(ES,m/z):526[M+H]+.
第2の溶出異性体(660):1H-NMR(CD3OD,400MHz)δ(ppm):7.69-7.44(m,2H),7.44-7.29(m,1H),7.12-6.99(m,1H),6.98-6.82(m,1H),6.37(s,1H),5.03-4.91(m,1H),4.81-4.69(m,1H),3.78(s,3H),3.61(s,3H),3.22-3.04(m,1H),3.02-2.87(m,2H),2.54-2.41(m,1H),2.41-2.27(m,1H),2.27-2.08(m,3H),1.82-1.58(m,3H),1.58-1.41(m,2H),1.14(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ES,m/z):526[M+H]+.
【0081】
好ましい実施形態では、本開示は、上記実施例2に記載されているプロセスの工程10から得られた第1の溶出異性体またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。好ましい実施形態では、本開示は、以下の構造:
【化23】
を有する化合物424またはその薬学的に許容され得る塩、水和物、溶媒和物もしくは互変異性体を提供する。
【0082】
いくつかの実施形態では、本開示は、その関連立体異性体の1つまたはそれよりも多くと比べて少なくとも90%、例えば90%超、91%超、92%超、93%超、94%超、95%超、96超%、97%超、98%超または99%超の純度の上記構造の化合物424またはその薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する。例えば、本開示は、化合物660および必要に応じて下記化合物424の他の立体異性体と比べて少なくとも90%の純度、例えば90%超、91%超、92%超、93%超、94%超、95%超、96%超、97%超、98%超または99%超の純度の上記構造の化合物424またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、少なくとも95%の純度の上記構造の化合物424またはその薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する。
【0083】
式(I)の組成物は、式(I−a)、(I−b)、(I−c)、(I−d)、(I−e)、(I−f)、(I−g)、(I−h)、(I−i)、(I−j)、(I−k)、(I−l)、(I−m)、(I−n)および/または(I−o)のうちの1つまたはそれを超える化合物を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、本開示は、少なくとも90%の純度の上記構造の化合物424またはその薬学的に許容され得る塩を含む組成物であって、全体で10%未満、例えば9%未満、8%未満、7%未満、6%未満、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満または1%未満の下記式(II−a)〜(II−o)によって表される化合物424の下記立体異性体のうちの1つまたはそれよりも多くを含む組成物を提供する:
【化24】
【化25】
【0084】
上記実施形態のいずれでも、記載されている純度のパーセンテージは、HPLCによって決定され得る。いくつかの実施形態では、純度のパーセンテージは、以下のHPLC方法を使用して決定される:
サンプル調製:
70/30水/アセトニトリル中0.2mg/mLを調製する。
LCMS情報:
機器:
MS:Waters QDa MS
HPLC:Waters Alliance e2695
UV:Waters 2998 PDA
条件:
移動相A:10mM酢酸アンモニウム
移動相B:アセトニトリル
カラム:Waters XSelect Phenyl−Hexyl,3.5μm,4.6×150mm
カラム温度:35℃
LC勾配:
ランタイム:25分間
LC流量:1mL/分
UV波長:238nm
イオン化モード:エレクトロスプレーイオン化ポジティブ
注入量:8μL
【0085】
例えば、本開示は、上記HPLC方法によって決定した場合に少なくとも95%の純度の化合物424またはその薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する。本開示はまた、上記HPLC方法によって決定した場合に少なくとも95%の純度の化合物424を含む医薬組成物を提供する。
【0086】
本開示は、実施例2に例示されている上記方法によって得られる式II:
【化26】
の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、エナンチオマー、水和物、溶媒和物、異性体もしくは互変異性体を提供する。
【0087】
式(II)の化合物の各立体異性体は、上記実施例2の方法において利用した適切な試薬の立体化学を変化させることによって得ることができることは当業者に明らかであろう。例えば、実施例2の工程4において使用した試薬を調整することにより、式(II−m)および(II−n)の化合物などの化合物を合成し得る。同様に、実施例2の工程6では、メチル(1R,3R)−3−アミノシクロヘキサン−1−カルボキシレートに代えて試薬メチル(1S,3R)−3−アミノシクロヘキサン−1−カルボキシレートを使用して、式(II−b)および(II−e)の化合物を得ることができる。実施例2に記載されているプロセスに対するこれらの種類の改変を組み合わせることによって、上記(II−a)〜(II−o)の各化合物を合成することができることは当業者に明らかであろう。
実施例3:(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−ヒドロキシ(フェニル)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(462)
【0088】
化合物462を含む組成物は、以下のスキームに示されているように調製され得る:
【化27】
工程1. 6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン
【0089】
トリフルオロメタンスルホン酸(82.0mL、0.923mol)のHNO
3(19.6mL、0.437mol)中の溶液を0℃で20分間撹拌した。この後、ジクロロメタン(300mL)中の6−フルオロ−2−メチルキノリン(50.0g、0.310mol)を0℃で添加した。得られた混合物を室温(25℃)で15時間撹拌した。反応混合物を水(300mL)で希釈した。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液をジクロロメタン(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:4酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリンを明黄色固体(60.0g、94%)として得た。LCMS(ES,m/z):207[M+H]
+.
工程2. (2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
【0090】
(S)−(−)−MeO−BIPHEP(1.03g、1.77mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)二量体(538mg、0.80mmol)のトルエン(100mL)中の溶液を窒素雰囲気下、室温(25℃)で30分間撹拌した。この後、トルエン(100mL)中のI
2(410mg、1.62mmol)、6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン(33.0g、0.160mol)を添加した。得られた混合物を水素(50atm)下、室温(25℃)で20時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、粗生成物(35.0g)を得た。粗生成物を酢酸エチル(230mL)に溶解させ、続いて、D−カンファースルホン酸(36.9g、0.158mol)を添加した。得られた溶液を60℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により収集し、酢酸エチル(120mL)でリンスした。固体を水(50mL)に溶解させた。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×120mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを赤色固体(25.5g、76%)として得た。LCMS(ES,m/z):211[M+H]
+.
工程3. メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0091】
(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(25.3g、0.120mol)、ピリジン(39.0mL、0.484mol)、メチルカルボノクロリデート(18.7mL、0.242mol)のジクロロメタン(150mL)中の溶液を室温(25℃)で3時間撹拌した。反応物を1M塩化水素(2×70mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを黄色固体(29.8g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):269[M+H]
+.
工程4. メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0092】
メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(29.6g、0.110mol)、ピリジン(29.6mL、0.368mol)、炭酸カリウム(30.5g、0.220mol)、メチル(1R,3R)−3−アミノシクロヘキサン−1−カルボキシレート(25.6g、162.84mmol)のDMSO(270mL)中の溶液を90℃で15時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。水(200mL)を添加することにより反応をクエンチし、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを赤色油状物(32g、72%)として得た。LCMS(ES,m/z):406[M+H]
+.
工程5. メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0093】
(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(31.0g、76.46mmol)、NH
4Cl(24.3g、454.28mmol)、Fe(64.3g、1.15mol)の、テトラヒドロフラン(300mL)、エタノール(300mL)、水(100mL)中の溶液を80℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により濾別した。得られた溶液を水(300mL)で希釈し、酢酸エチル(3×400mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを暗緑色固体(27.5g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):376[M+H]
+.
工程6. メチル(2S)−5−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0094】
(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸(972mg、6.39mmol)、HATU(1.20g、3.16mmol)、メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(800mg、2.13mmol)、DIEA(1.08mL、6.20mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液を室温(25℃)で5時間撹拌した。得られた溶液を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(2×25mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−5−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを無色油状物(600mg、55%)として得た。LCMS(ES,m/z):510[M+H]
+
工程7. メチル(7S)−2−[(R)−ヒドロキシ(フェニル)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート
【0095】
メチル(2S)−5−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(600mg、1.18mmol)の氷酢酸(5mL、98%)中の溶液を40℃で一晩撹拌し、次いで、室温に冷却した。反応混合物を水(10mL)で希釈した。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(7S)−2−[(R)−ヒドロキシ(フェニル)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート(400mg、69%)を無色油状物として得た。LCMS(ES,m/z):492[M+H]
+.
工程8. (1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−ヒドロキシ(フェニル)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸
【0096】
メチル(7S)−2−[(R)−ヒドロキシ(フェニル)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート(400mg、0.81mmol)、LiOH(100mg、4.17mmol)の、テトラヒドロフラン(5mL)および水(2mL)中の溶液を室温(25℃)で一晩撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLC(カラム:XBridge Shield RP18 OBDカラム、5um,19×150mm;移動相、A:水(10mmol/L NH
4HCO
3を含有)およびB:ACN(21分間にわたって3%〜30%);検出器:UV254nm)により精製した。生成物画分を凍結乾燥させて、(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−ヒドロキシ(フェニル)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸を白色固体(83.7mg、22%)として得た。HPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、カラムサイズ:0.46×5cm;3μm;移動相:Hex(0.1%FA):EtOH=85:15、流速:1.0ml/分により、エナンチオマー過剰率を決定した。
1H-NMR(CD
3OD,400MHz)δ(ppm):7.47-7.28(m,7H),6.12(s,1H),4.84-4.74(m,2H),3.79(s,3H),3.33-3.25(m,1H),3.03-2.96(m,1H),2.86-2.82(m,1H),2.38-2.25(m,2H),2.25-2.07(m,3H),1.79-1.72(m,1H),1.64-1.57(m,2H),1.40-1.29(m,2H),1.16(d,J=6.8Hz,3H).LCMS(ES,m/z):478[M+H]
+;99.13%ee.
実施例4:(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(452)、(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(515)
【化28】
【化29】
工程1. 2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンズアルデヒド
【0097】
5−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(2.0g、14.3mmol)、ジエチル(ブロモジフルオロメチル)ホスホネート(5.69g、21.3mmol)、水酸化カリウム(16.0g、285mmol)の、MeCN(100mL)および水(50mL)中の溶液を−30℃で1時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈した。得られた溶液を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。固体を濾別した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンズアルデヒドを黄色固体(1.46g、54%)として得た。LCMS(ES,m/z):191[M+H]
+.
工程2. 2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−[(トリメチルシリル)オキシ]アセトニトリル
【0098】
2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンズアルデヒド(1.46g、7.68mmol)、TMSCN(760mg、7.66mmol)、ZnI
2(50mg、0.16mmol)のジクロロメタン(3mL)中の溶液を室温(25℃)で2時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−[(トリメチルシリル)オキシ]アセトニトリルを黄色固体(800mg、36%)として得た。LCMS(ES,m/z):290[M+H]
+.
工程3. 2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−ヒドロキシ酢酸
【0099】
2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−[(トリメチルシリル)オキシ]アセトニトリル(800mg、2.77mmol)、1,4−ジオキサン(2.0mL)、塩化水素(1.0mL、12M)の水(2mL)中の溶液を70℃で12時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。得られた溶液を真空下で濃縮した。粗生成物を逆相カラムクロマトグラフィー(水(0.05%TFAを含有)/MeCN)により精製して、2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−ヒドロキシ酢酸(400mg、61%)を得た。LCMS(ES,m/z):237[M+H]
+.
工程4. 6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン
【0100】
トリフルオロメタンスルホン酸(82.0mL、0.923mol)のHNO
3(19.6mL、0.437mol)中の溶液を0℃で20分間撹拌した。この後、ジクロロメタン(300mL)中の6−フルオロ−2−メチルキノリン(50.0g、0.310mol)を0℃で添加した。得られた混合物を室温(25℃)で15時間撹拌した。反応混合物を水(300mL)で希釈した。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液をジクロロメタン(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:4酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリンを明黄色固体(60.0g、94%)として得た。LCMS(ES,m/z):207[M+H]
+.
工程5. (2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
(S)−(−)−MeO−BIPHEP(1.03g、1.77mmol)、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)二量体(538mg、0.80mmol)のトルエン(100mL)中の溶液を窒素雰囲気下、室温(25℃)で30分間撹拌した。この後、トルエン(100mL)中のI
2(410mg、1.62mmol)、6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロキノリン(33.0g、0.160mol)を添加した。得られた混合物を水素(50atm)下、室温(25℃)で20時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して粗生成物(35.0g)を得た。粗生成物を酢酸エチル(230mL)に溶解させ、続いて、D−カンファースルホン酸(36.9g、0.158mol)を添加した。得られた溶液を60℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により収集し、酢酸エチル(120mL)でリンスした。固体を水(50mL)に溶解させた。溶液のpH値を重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で8に調整した。得られた溶液を酢酸エチル(3×120mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを赤色固体(25.5g、76%)として得た。LCMS(ES,m/z):211[M+H]
+.
工程6. メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0101】
(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(25.3g、0.120mol)、ピリジン(39.0mL、0.484mol)、メチルカルボノクロリデート(18.7mL、0.242mol)のジクロロメタン(150mL)中の溶液を室温(25℃)で3時間撹拌した。反応物を1M塩化水素(2×70mL)で洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを黄色固体(29.8g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):269[M+H]
+.
工程7. メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0102】
メチル(2S)−6−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(29.6g、0.110mol)、ピリジン(29.6mL、0.368mol)、炭酸カリウム(30.5g、0.220mol)、メチル(1R,3R)−3−アミノシクロヘキサン−1−カルボキシレート(25.6g、162.84mmol)のDMSO(270mL)中の溶液を90℃で15時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。水(200mL)を添加することにより反応をクエンチし、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを赤色油状物(32g、72%)として得た。LCMS(ES,m/z):406[M+H]
+.
工程8. メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0103】
メチル(2S)−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(31.0g、76.46mmol)、NH
4Cl(24.3g、454.28mmol)、Fe(64.3g、1.15mol)の、テトラヒドロフラン(300mL)、エタノール(300mL)、水(100mL)中の溶液を80℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過により濾別した。得られた溶液を水(300mL)で希釈し、酢酸エチル(3×400mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを暗緑色固体(27.5g、92%)として得た。LCMS(ES,m/z):376[M+H]
+.
工程9. メチル(2S)−5−[2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート
【0104】
メチル(2S)−5−アミノ−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(200mg、0.53mmol)、2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−ヒドロキシ酢酸(220mg、0.93mmol)、DMTMM(350mg、1.26mmol)のジクロロメタン(5mL)中の溶液を室温(25℃)で1時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(2S)−5−[2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレートを黄色固体(70.0mg、22%)として得た。LCMS(ES,m/z):594[M+H]
+.
工程10. メチル(7S)−2−[[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート
【0105】
メチル(2S)−5−[2−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−2−ヒドロキシアセトアミド]−6−[[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−カルボキシレート(70.0mg、0.12mmol)の氷酢酸(2.0mL)中の溶液を40℃で一晩撹拌し、次いで、室温に冷却した。得られた溶液を真空下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2酢酸エチル/石油エーテルで溶出)により精製して、メチル(7S)−2−[[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレートを黄色固体(50.0mg、74%)として得た。LCMS(ES,m/z):576[M+H]
+.
工程11. (1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸
【0106】
メチル(7S)−2−[[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−3−[(1R,3R)−3−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−6−カルボキシレート(50.0mg、0.09mmol)、LiOH(10.0mg、0.42mmol)の、テトラヒドロフラン(2.0mL)および水(2.0mL)中の溶液を室温(25℃)で一晩撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLC(カラム、XBridge Shield RP18 OBDカラム、30×150mm,5um;移動相、A:水(10mmol/L NH
4HCO
3を含有)およびB:ACN(8分間にわたって25.0%〜35.0%);検出器、UV254/220nm)により精製した。生成物画分を濃縮して、(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(S)−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(452)を白色固体(4.50mg、9%)として得、(1R,3R)−3−[(7S)−2−[(R)−[2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシ)メチル]−6−(メトキシカルボニル)−7−メチル−3H,6H,7H,8H,9H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−3−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸(515)を白色固体(4.30mg、9%)として得た。HPLC:カラム:CHIRALPAK IE−3、カラムサイズ:0.46×5cm;3μm;共溶媒:IPA(20mM NH
3)勾配(B%):4.0分間で10%〜50%、50%で2.0分間保持により、エナンチオマー過剰率を決定した。
第1の溶出異性体(452):
1H-NMR(CD
3OD,400MHz)δ(ppm):7.63-7.61(m,1H),7.53(d,J=8.8Hz,1H),7.41(d,J=9.2Hz,1H)7.20-7.13(m,2H),6.67-6.30(m,2H),4.98-4.95(m,1H),4.76-4.71(m,1H),3.78(s,3H),3.15-2.86(m,3H),2.46-2.20(m,5H),1.81-1.53(m,5H),1.13(d,J=6.8Hz,3H).LCMS(ES,m/z):562[M+H]
+.
第2の溶出異性体(515):
1H-NMR(CD
3OD,400MHz)δ(ppm):7.55-7.53(m,1H),7.47-7.42(m,2H),7.40-7.12(m,2H),6.85-6.44(m,2H),4.94-4.91(m,1H),4.76-4.71(m,1H),3.78(s,3H),3.22-2.84(m,3H),2.46-2.23(m,5H),1.84-1.61(m,5H),1.14(d,J=6.4Hz,3H).LCMS(ES,m/z):562[M+H]
+;>99.99%ee.
【0107】
いくつかの実施形態では、本開示は、実施例4に記載されているプロセスの工程11から得られる第1の溶出異性体を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、実施例4に記載されているプロセスの工程11から得られる第2の溶出異性体を提供する。
実施例5:CBPおよびBRD4活性のHTRF生化学アッセイ
【0108】
CBPおよびBRD4活性の以下のHTRF生化学アッセイを使用して、CBPを選択的に阻害する式Iの化合物の能力を決定した。50mM Hepes(pH7.5、(0.5M Hepes、pH7.5溶液;Teknova H1575))、0.5mM GSH、0.01%BGG(0.22μM濾過、Sigma,G7516−25G)、0.005%BSA(0.22μM濾過、EMD Millipore Cosporation,126575)および0.01%Triton X−100(Sigma,T9284−10L)を含有する最終体積6μLのアッセイ緩衝液中で、アッセイを実施した。DMSOによるナノリットル量の10点3倍連続希釈物を、33μM〜1.7nM(それぞれ最高用量〜最低用量)の最終試験濃度で1536アッセイプレート(Corning,#3724BC)に予め分注した。3μLの2×タンパク質および3μLの2×ペプチドリガンドを(化合物で予めスタンプした)アッセイプレートに添加した。シグナルを測定する前に、プレートを室温で様々な時間にわたってインキュベートした。PHERAstarプレートリーダー(BMG、HTRF光学モジュール[337/520/490]を備える)またはEnvisionプレートリーダー(PerkinElmer、TRFレーザーユニットと、TRFデュアルミラーD400/D505と、発光フィルタM520およびM495とを備える)によって、TR−FRET(時間分解蛍光共鳴エネルギー移動)を測定した。次式:%inh=1−((TR−FRET比−AveLow)/(AveHigh−AveLow))(式中、TR−FRET比=(520nmの蛍光/490nmの蛍光)×10000)、AveLow=無酵素対照の平均TR−FRET比(n=32)およびAveHigh=DMSO対照の平均TR−FRET比(n=32))に基づいて、対照ウェルと比較した阻害のパーセンテージとして、データを報告した。Activity Baseソフトウェアパッケージに含まれる標準4パラメータロジスティックフィッティングアルゴリズム:IDBS XE Designer Model205の曲線フィッティングにより、IC50値を決定した。Levenburg Marquardtアルゴリズムを使用して、データをフィッティングする。すべてのアッセイ形式について、次式:%inh=100×((FLU−AveLow)/(AveHigh−AveLow))(式中、FLU=測定した蛍光、AveLow=無酵素対照の平均蛍光(n=32)およびAveHigh=DMSO対照の平均蛍光(n=32))に基づいて、対照ウェルと比較した阻害のパーセンテージとして、データを報告した。Activity Baseソフトウェアパッケージに含まれる標準4パラメータロジスティックフィッティングアルゴリズム:IDBS XE Designer Model205の曲線フィッティングにより、IC50値を決定した。Levenburg Marquardtアルゴリズムを使用して、データをフィッティングする。IC
50値は、
図1に示されている。
図1に記載される場合、0.01μM未満またはそれに等しいIC
50値は「++++」とマーキングされ;0.01μM超かつ0.1μM未満またはそれに等しい値は「+++」とマーキングされ;0.1μM超かつ1μM未満またはそれに等しい値は「++」とマーキングされ、1μM超の値は「+」とマーキングされている。特定のアッセイにおいて試験されなかった化合物は、「NT」とマーキングされている。
【0109】
いくつかの実施形態では、CBP阻害剤化合物はまた、CBPのHTRF生化学アッセイにおけるCBP阻害のIC50値(これは、実施例5にしたがってBRD4活性のHTRF生化学アッセイで得られた対応するIC50値よりも低い)を得ることによって決定した場合に、BRD4活性と比較してCBP活性について選択的である。CBP阻害剤組成物は、一定量の本開示の化合物またはその薬学的に許容され得る塩と、CBP阻害およびBRD4を上回るCBPに対する選択性に関して組成物の十分な活性を保持する量を上限として、一定量の前記化合物の1つまたはそれを超える立体異性体とを含有し得る。本明細書で提供される方法を使用して、CBP阻害剤組成物は、HPLCで95%またはそれを超える本開示の化合物またはその薬学的に許容され得る塩と、HPLCで最大5%の前記化合物の1つまたはそれを超える立体異性体とを含有し得る。
【0110】
好ましい実施形態では、本開示は、本明細書の実施例5に記載されているCBPおよびBRD4活性のHTRF生化学アッセイによって決定した場合に、CBPの阻害については0.01μM未満またはそれに等しいIC
50値を有し、BRD4の阻害については0.1μM超かつ1μM未満またはそれに等しいIC
50値を有する化合物424に関する。
【0111】
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書の実施例5に記載されているCBPおよびBRD4活性のHTRF生化学アッセイによって決定した場合に、CBPの阻害については0.01μM未満またはそれに等しいIC
50値を有し、BRD4の阻害については0.1μM超かつ1μM未満またはそれに等しいIC
50値を有する化合物424および上記構造(II−a)〜(II−o)のその関連立体異性体からなる群より選択される式(II)の化合物に関する。
【0112】
本開示のさらなる実施形態は、以下の番号の項目に記載されている:
1.式(III):
【化30】
(式中、R
1は、−OR
5であり;
R
5は、−C
1〜C
6アルキル、−C
3〜C
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり;
R
6は、−C
3〜C
8シクロアルキル、−C
4〜C
8シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリールであり、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールはそれぞれ、1個またはそれを超える−R
10で必要に応じて置換されており;
R
6’は、−Hまたは−C
1〜C
6アルキルであり;
R
7は、−H、ハロゲン、−OH、−CN、−OC
1〜C
6アルキル、−NH
2、−NHC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2NH(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)
2N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2C
1〜C
6アルキル、−S(O)
2OH、−C(O)C
1〜C
6アルキル、−C(O)NH
2、−C(O)NH(C
1〜C
6アルキル)、−C(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C(O)OH、−C(O)OC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)SO
2C
1〜C
6アルキル、−S(O)(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2NH
2、−N(C
1〜C
6アルキル)S(O)(C
1〜C
6アルキル)またはテトラゾールであり;
R
10は独立して、出現ごとに、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルケニル、−C
2〜C
6アルキニル、−C
3〜C
8シクロアルキル、−C
4〜C
8シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、−OH、ハロゲン、オキソ、−NO
2、−CN、−NH
2、−OC
1〜C
6アルキル、−OC
3〜C
6シクロアルキル、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−NHC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2NH(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)
2N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2C
1〜C
6アルキル、−C(O)C
1〜C
6アルキル、−C(O)NH
2、−C(O)NH(C
1〜C
6アルキル)、−NHC(O)C
1〜C
6アルキル、−C(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C(O)OC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)SO
2C
1〜C
6アルキル、−S(O)(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2または−N(C
1〜C
6アルキル)S(O)(C
1〜C
6アルキル)であり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールはそれぞれ、1個またはそれを超える−R
12で必要に応じて置換されており;
R
12は独立して、出現ごとに、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルケニル、−C
2〜C
6アルキニル、−C
3〜C
8シクロアルキル、−C
4〜C
8シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、−OH、ハロゲン、オキソ、−NO
2、−CN、−NH
2、−OC
1〜C
6アルキル、−NHC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2NH(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)
2N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2C
1〜C
6アルキル、−C(O)C
1〜C
6アルキル、−C(O)NH
2、−C(O)NH(C
1〜C
6アルキル)、−C(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C(O)OC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)SO
2C
1〜C
6アルキル、−S(O)(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2または−N(C
1〜C
6アルキル)S(O)(C
1〜C
6アルキル)であり;
mは、0〜5の整数であり、ならびにqは、0〜4の整数である)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
2.R
12がハロゲンである、項目1に記載の化合物。
3.mが3である、項目1〜2のいずれか一項に記載の化合物。
4.R
6’がHである、項目1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
5.R
6がアリールである、項目1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
6.R
7が−C(O)OHである、項目1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
7.R
5がメチルである、項目1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
8.上記化合物が式(III−c):
【化31】
(式中、R
5は、−C
1〜C
6アルキルであり;およびR
6は、1個またはそれを超えるR
10で必要に応じて置換されたフェニルである)またはその薬学的に許容され得る塩である、項目1に記載の化合物。
9.上記化合物が式(III−d):
【化32】
(式中、R
5は、−C
1〜C
3アルキルであり;
R
6は、1個またはそれを超えるR
10で必要に応じて置換されたフェニルであり;
R
10は独立して、出現ごとに、ハロゲン、−OC
1〜C
6アルキル、−OC
3〜C
6シクロアルキル、−Oアリールまたは−Oヘテロアリールであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールはそれぞれ、1個またはそれを超える−R
12で必要に応じて置換されており;そしてR
12は、ハロゲンである)またはその薬学的に許容され得る塩である、項目1に記載の化合物。
10.R
6が、1個またはそれを超えるR
10で必要に応じて置換されたアリールである、項目1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
11.R
6が、1個またはそれを超えるR
10で必要に応じて置換されたフェニルである、項目1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
12.R
5が−C
1〜C
3アルキルである、項目1〜6、8または10〜11のいずれか一項に記載の化合物。
13.R
5がメチルである、項目1〜6または8〜12のいずれか一項に記載の化合物。
14.R
10が独立して、出現ごとに、ハロゲンまたは−OC
1〜C
6アルキルであり、ここで、−OC
1〜C
6アルキルがハロゲンで必要に応じて置換されている、項目1〜13のいずれか一項に記載の化合物。
15.項目1〜14のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩と、薬学的に許容され得る担体とを含む、医薬組成物。
【0113】
本開示の概要
本開示は、CBP/p300ファミリーのブロモドメインの阻害剤を対象とする。化合物は、CBP/p300ファミリーのブロモドメインの阻害に関連する疾患または障害の処置において有用であり得る。例えば、本開示は、CBP/p300ファミリーのブロモドメインの阻害のための化合物および組成物、CBP/p300ファミリーのブロモドメインの阻害に関連する疾患または障害を処置、予防または改善する方法、ならびにこれらの化合物の合成方法に関する。
本開示の実施形態の例は、以下の項を含む:
項1.式(I):
【化33】
(式中、
R
1は、−OR
5であり;
R
5は、−C
1〜C
6アルキルであり;
R
6は、1個またはそれを超えるR
10で必要に応じて置換されたフェニルであり;
R
10はそれぞれ独立して、出現ごとに、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルケニル、−C
2〜C
6アルキニル、−C
3〜C
8シクロアルキル、−C
4〜C
8シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、−OH、ハロゲン、−NO
2、−CN、−NH
2、−OC
1〜C
6アルキル、−OC
3〜C
6シクロアルキル、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−NHC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2NH(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)
2N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2C
1〜C
6アルキル、−C(O)C
1〜C
6アルキル、−C(O)NH
2、−C(O)NH(C
1〜C
6アルキル)、−C(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C(O)OC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)SO
2C
1〜C
6アルキル、−S(O)(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2または−N(C
1〜C
6アルキル)S(O)(C
1〜C
6アルキル)であり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールはそれぞれ、1個またはそれを超える−R
12で必要に応じて置換されており、
ここで、任意の2個のR
10は、非隣接原子上の場合には、結合して架橋シクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し得、
ここで、任意の2個のR
10は、隣接原子上の場合には、結合してシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを形成し得;
R
12は独立して、出現ごとに、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルケニル、−C
2〜C
6アルキニル、−C
3〜C
8シクロアルキル、−C
4〜C
8シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、−OH、ハロゲン、オキソ、−NO
2、−CN、−NH
2、−OC
1〜C
6アルキル、−NHC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2NH(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)
2N(C
1〜C
6アルキル)
2、−S(O)
2C
1〜C
6アルキル、−C(O)C
1〜C
6アルキル、−C(O)NH
2、−C(O)NH(C
1〜C
6アルキル)、−C(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C(O)OC
1〜C
6アルキル、−N(C
1〜C
6アルキル)SO
2C
1〜C
6アルキル、−S(O)(C
1〜C
6アルキル)、−S(O)N(C
1〜C
6アルキル)
2または−N(C
1〜C
6アルキル)S(O)(C
1〜C
6アルキル)である)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、エナンチオマー、水和物、溶媒和物、異性体もしくは互変異性体。
項2.R
5が−C
1〜C
3アルキルであり;
R
10がそれぞれ独立して、出現ごとにハロゲンまたは−OC
1〜C
6アルキル、−OC
3〜C
6シクロアルキル、−Oアリール、−Oヘテロアリールであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールはそれぞれ、1個またはそれを超える−R
12で必要に応じて置換されており;
R
12がハロゲンである、上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、エナンチオマー、水和物、溶媒和物、異性体もしくは互変異性体。
項3.任意の2個のR
10が、非隣接原子上の場合には、結合して架橋シクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し得る、上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
項4.任意の2個のR
10が、隣接原子上の場合には、結合してシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを形成し得る、上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
項5.R
5がメチルである。上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項6.少なくとも1個のR
10が−OC
1〜C
6アルキルである、上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項7.R
12がハロゲンである、上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項8.少なくとも1個のR
10が−C
1〜C
6アルキルである、上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項9.R
12がハロゲンである、上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項10.少なくとも1個のR
10が−OC
3〜C
6シクロアルキルである、上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項11.R
12がハロゲンである、上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項12.各R
12がフッ素である、上記項のいずれか一項に記載の化合物。
項13.上記化合物が
【化34】
【化35】
から選択される、上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
項12.上記化合物が構造
【化36】
を有する、上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
項13.上記化合物が構造
【化37】
を有する、上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
項14.上記化合物が構造
【化38】
を有する、上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
項15.上記項のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩と、薬学的に許容され得る担体とを含む、医薬組成物。