【実施例】
【0189】
本発明の化合物についての実験手順を以下に示す。調製された化合物のうちのいくつかの分取LC−MS精製は、ウォーターズの質量分析分別システムで行った。基本的な器材の設定、プロトコル、及びこれらのシステムの操作用の制御ソフトウェアは、文献に詳しく説明されている。例えば、“Two−Pump At Column Dilution Configuration for Preparative LC−MS”, K. Blom, J. Combi. Chem., 4, 295 (2002); “Optimizing Preparative LC−MS Configurations and Methods for Parallel Synthesis Purification”, K. Blom, R. Sparks, J. Doughty, G. Everlof, T. Haque, A. Combs, J. Combi. Chem., 5, 670 (2003);及び“Preparative LC−MS Purification: Improved Compound Specific Method Optimization”, K. Blom, B. Glass, R. Sparks, A. Combs, J. Combi. Chem., 6, 874−883 (2004)参照。分離された化合物は、概して、分析的液体クロマトグラフィー質量分析(LCMS)に供して以下の条件で純度を確認した。計器;Agilent 1100シリーズ、LC/MSD、カラム:ウォーターズSunfire(商標)C
18粒径5μm、2.1x5.0mm、緩衝液:移動相A:0.025%TFA水溶液及び移動相B:アセトニトリル;3分間で2%から80%のBの勾配、流量2.0mL/分。
【0190】
調製された化合物のうちのいくつかは、実施例に示した通り、MS検出器付き逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)またはフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)で、分取規模でも分離した。代表的な分取用逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)カラム条件は、以下の通りである。
【0191】
pH=2の精製:ウォーターズSunfire(商標)C
18粒径5μm、19x100mmカラム、移動相A:0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)水溶液及び移動相B:アセトニトリルで溶出;流量は30mL/分、分離勾配は、文献に記載の通り、Compound Specific Method Optimizationプロトコルを用いて、各化合物に対して最適化した[“Preparative LCMS Purification: Improved Compound Specific Method Optimization”, K. Blom, B. Glass, R. Sparks, A. Combs, J. Comb. Chem., 6, 874−883 (2004)参照]。30x100mmのカラムで用いた流量は、概して60mL/分であった。
【0192】
pH=10の精製:ウォーターズXBridge C
18粒径5μm、19x100mmカラム、移動相A:0.15%NH
4OH水溶液及び移動相B:アセトニトリルで溶出;流量は30mL/分、分離勾配は、文献に記載の通り、Compound Specific Method Optimizationプロトコルを用いて、各化合物に対して最適化した[“Preparative LCMS Purification: Improved Compound Specific Method Optimization”, K. Blom, B. Glass, R. Sparks, A. Combs, J. Comb. Chem., 6, 874−883 (2004)参照]。30x100mmのカラムで用いた流量は、概して60mL/分であった。
【0193】
実施例1:
(1−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}シクロブチル)アセトニトリル
【化19】
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ステップ1:[1−(4−オキソピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル
【化20】
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ピペリジン−4−オン塩酸塩水和物(154mg、1.00mmol、アルドリッチ、cat#151769)のアセトニトリル(2mL、40mmol)中混合物に、DBU(225μL、1.50mmol)、続いてシクロブチリデンアセトニトリル(187mg、2.00mmol、WO2009/114512等の文献に開示の方法を用いて調製)を加えた。得られた混合物を70℃まで加熱し、一夜攪拌した。この反応混合物をその後室温に冷却し、EtOAcで希釈した。この混合物をその後水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣(黄色油)をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
11H
17N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 193.1;実測値193.2。
【0194】
ステップ2:(1−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}シクロブチル)アセトニトリル
2−フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(36mg、0.21mmol)(trans,ラセミ、Acros:Cat#130470050、Lot:A0295784)及び[1−(4−オキソピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル(41mg、0.21mmol)(ステップ1の粗生成物)のDCM(2mL)溶液に、酢酸(36μL、0.64mmol)を加えた。得られた黄色溶液を室温で2時間攪拌した。その後Na(OAc)
3BH(140mg、0.64mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌した。この反応混合物をDCMで希釈し、その後飽和Na
2CO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、生成物を白色固体(trans,ラセミ)として得た。LC−MS C
20H
28N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 310.2;実測値310.2。
【0195】
実施例2:
(1−メチル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
【化21】
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ステップ1:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化22】
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ピペリジン−4−オン塩酸塩水和物(1.08g、7.00mmol)及びtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボキシレート(2.04g、10.5mmol、WO2009/114512等の文献に開示されたものと同様の方法を用いて調製)のアセトニトリル(7mL)溶液に、DBU(1.36mL、9.10mmol)を加えた。得られた混合物を室温で15分間、すべての固体が溶解するまで攪拌した。その後、得られた溶液を70℃まで加熱し、48時間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、その後水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−7%MeOH/DCMで溶出して精製し、生成物(844mg、41%)を黄色油として得た。LC−MS C
11H
16N
3O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 238.1;実測値238.2。
【0196】
ステップ2:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化23】
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2−フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(540mg、3.2mmol、Acros:Cat#130470050、Lot:A0295784)及びtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(937mg、3.19mmol)のDCM(15mL)溶液に、酢酸(540μL、9.6mmol)を加えた。得られた黄色溶液を室温で一夜攪拌し、その後Na(OAc)
3BH(1.4g、6.4mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和Na
2CO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣を、シリカゲルカラムにて0−10%MeOH/DCMで溶出して精製し、所望の生成物(1.07g、82%)を黄色油として得た。LC−MS C
24H
35N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 411.3;実測値411.3。
【0197】
ステップ3:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化24】
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tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート(1.07g、2.61mmol)の0℃のDCM(15mL)溶液に、DIEA(1.4mL、7.8mmol)を加え、続いて無水トリフルオロ酢酸(0.41mL、2.87mmol)を滴下した。得られた黄色溶液を0℃で1時間攪拌し、その後、この反応を飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後ろ過し、濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−60%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物(922mg、70%)を黄色油として得、これを静置して固化し、淡黄色固体を得た。LC−MS C
26H
34F
3N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 507.3;実測値507.4。
【0198】
ステップ4:N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド
【化25】
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tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート(922mg、1.82mmol)のDCM(7.2mL)溶液に、TFA(2.80mL、36.4mmol)を加えた。得られた黄色溶液を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣を、EtOAcに溶解し、その後飽和NaHCO
3溶液及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−20%MeOH/DCMで溶出して精製し、所望の生成物(700mg、95%)を黄色油として得、これを静置して固化し、淡黄色固体を得た。LC−MS C
21H
26F
3N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 407.2;実測値407.2。
【0199】
ステップ5:N−{1−[3−(シアノメチル)−1−メチルアゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド
【化26】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(24mg、0.059mmol)のDCM(2mL)溶液に、ホルムアルデヒド(37wt%水溶液、22μL、0.30mmol)、続いて酢酸(10.μL、0.18mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後Na(OAc)
3BH(38mg、0.18mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後飽和Na
2CO
3溶液で中和し、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
22H
28F
3N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 421.2;実測値421.2。
【0200】
ステップ6:(1−メチル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップ5の粗生成物をTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.15mL、0.30mmol)を加えた。得られた混合物を30℃で1時間攪拌し、室温に冷却し、アセトニトリルで希釈し、その後ろ過し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
20H
29N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 325.2;実測値325.2。
【0201】
実施例3:
(3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
【化27】
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tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート(20mg、0.049mmol、実施例2、ステップ2に記載の通りに調製)のDCM(1mL)溶液に、TFA(0.5mL)を加えた。得られた黄色溶液を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
19H
27N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 311.2;実測値311.2。
【0202】
実施例4:
(1−ベンジル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
【化28】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(24mg、0.059mmol、実施例2、ステップ4に記載の通りに調製)のDCM(2mL)溶液に、ベンズアルデヒド(30μL、0.29mmol)、続いて酢酸(10μL、0.18mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後Na(OAc)
3BH(38mg、0.18mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、この時点で、反応が完結したことをLC−MSが示した。この混合物をその後飽和Na
2CO
3溶液で中和し、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後、2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.15mL、0.30mmol)を加えた。得られた混合物を30℃で1.5時間攪拌し、その後室温に冷却し、アセトニトリルで希釈した。この混合物をその後ろ過し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
26H
33N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 401.3;実測値401.2。
【0203】
実施例5:
3−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)プロパン酸
【化29】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(33mg、0.081mmol、実施例2、ステップ4に記載の通りに調製)のアセトニトリル(1mL)溶液に、アクリル酸メチル(36μL、0.40mmol)、続いてDBU(12μL、0.081mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後水で希釈し、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後、2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.30mL、0.60mmol)を加えた。得られた混合物を30℃で1時間攪拌し、その後MeOH/アセトニトリルで希釈した。この混合物をその後ろ過し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
22H
31N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 383.2;実測値383.3。
【0204】
実施例6:
(1−アセチル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
【化30】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(22mg、0.054mmol、実施例2、ステップ4に記載の通りに調製)のTHF(1.0mL)溶液に、DIEA(47μL、0.27mmol)、続いて塩化アセチル(7.7μL、0.11mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後MeOH(1.0mL)、続いて2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.14mL、0.27mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、この時点で、所望の生成物まで反応が完結したことをLC−MSが示した。この反応混合物をアセトニトリルで希釈し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
21H
29N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 353.2;実測値353.3。
【0205】
実施例7:
(1−ベンゾイル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
【化31】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(22mg、0.054mmol、実施例2、ステップ4に記載の通りに調製)のTHF(1.0mL)溶液に、DIEA(47μL、0.27mmol)、続いて塩化ベンゾイル(12μL、0.11mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後MeOH(1.0mL)、続いて2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.14mL、0.27mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後アセトニトリルで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
26H
31N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 415.2;実測値415.3。
【0206】
実施例8:
メチル3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化32】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(20.mg、0.049mmol、実施例2、ステップ4に記載の通りに調製)のTHF(1.0mL)溶液に、DIEA(43μL、0.25mmol)、続いてクロロギ酸メチル(7.6μL、0.098mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、その後MeOH(1.0mL)、続いて2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.12mL、0.25mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後アセトニトリルで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
21H
29N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 369.2;実測値369.3。
【0207】
実施例9:
(1−(メチルスルホニル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
【化33】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(20.mg、0.049mmol、実施例2、ステップ4に記載の通りに調製)のTHF(1.0mL)溶液に、DIEA(43μL、0.25mmol)、続いてメタンスルホニルクロリド(7.6μL、0.098mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、その後MeOH(1.0mL)、続いて2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.12mL、0.25mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後アセトニトリルで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
20H
29N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 389.2;実測値389.2。
【0208】
実施例10:
2−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)ニコチノニトリル
【化34】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(23mg、0.056mmol、実施例2、ステップ4に記載の通りに調製)及び2−フルオロニコチノニトリル(14mg、0.11mmol)のNMP(1.0mL、10.mmol)溶液に、DIEA(39μL、0.23mmol)を加えた。得られた混合物を120℃に加熱して1時間攪拌し、この時点で、反応が完結し、所望の中間体が得られたことをLC−MSが示した。この反応混合物を室温に冷却し、その後MeOH(1.0mL)、続いて2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.14mL、0.28mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2.5時間攪拌し、その後アセトニトリルで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を黄色固体として得た。LC−MS C
25H
29N
6 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 413.2;実測値413.3。
【0209】
実施例11:
3−シアノ−4−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)安息香酸
【化35】
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この化合物は、実施例10に記載したものと類似の手順で、2−フルオロニコチノニトリルを3−シアノ−4−フルオロ安息香酸で置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の当該化合物を白色固体として得た。LC−MS C
27H
30N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 456.2;実測値456.3。
【0210】
実施例12:
2−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリル
【化36】
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この化合物は、実施例10に記載したものと類似の手順で、2−フルオロニコチノニトリルを2−フルオロベンゾニトリルで置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の当該化合物を白色固体として得た。LC−MS C
26H
30N
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 412.2;実測値412.3。
【0211】
実施例13
4−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリル
【化37】
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この化合物は、実施例10に記載したものと類似の手順で、2−フルオロニコチノニトリルを4−フルオロベンゾニトリルで置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の当該化合物を白色固体として得た。LC−MS C
26H
30N
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 412.2;実測値412.3。
【0212】
実施例14:
[1−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル
【化38】
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ステップ1:tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化39】
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tert−ブチル3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレート(556mg、3.00mmol、Alfa Aesar:Cat#H52794)及び2−フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(600.mg、3.54mmol、trans,ラセミ、J&W PharmLab:Cat#20−0073S、Lot:JW152−128A)のDCM(10mL)溶液に、酢酸(510μL、9.0mmol)を加えた。得られた黄色溶液を室温で一夜攪拌し、その後、Na(OAc)
3BH(1.9g、9.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和Na
2CO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−100%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物(513mg、57%)を淡黄色油として得た。LC−MS C
14H
19N
2O
2 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 247.1;実測値247.2。
【0213】
ステップ2:tert−ブチル3−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化40】
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tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート(513mg、1.70mmol、ステップ1で調製)のDCM(5mL、80mmol)溶液に、DIEA(890μL、5.1mmol)を加え、続いてクロロギ酸アリル(234μL、2.20mmol)を滴下した。得られた混合物を室温で40分間攪拌し、その後水でクエンチし、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−60%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物(632mg、96%)を淡黄色油として得た。LC−MS C
22H
31N
2O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 387.2;実測値387.2。
【0214】
ステップ3:アリル(アゼチジン−3−イルメチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート
【化41】
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tert−ブチル3−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート(632mg、1.64mmol)のDCM(3mL)溶液に、TFA(3mL)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をEtOAcに溶解し、その後飽和NaHCO
3溶液及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
17H
23N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 287.2;実測値287.2。
【0215】
ステップ4:アリル({1−[1−(シアノメチル)シクロブチル]アゼチジン−3−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート
【化42】
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アリル(アゼチジン−3−イルメチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート(48mg、0.17mmol)及びシクロブチリデンアセトニトリル(31mg、0.34mmol、WO2009/114512等の文献に開示されたものと同様の方法を用いて調製)のアセトニトリル(0.5mL)溶液に、DBU(10μL、0.08mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−10%MeOH/DCMで溶出して精製し、所望の生成物(26mg、41%)を黄色油として得た。LC−MS C
23H
30N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 380.2;実測値380.2。
【0216】
ステップ5:[1−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル
アリル({1−[1−(シアノメチル)シクロブチル]アゼチジン−3−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート(26mg、0.068mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(4mg、0.003mmol)のTHF(3mL)中混合物を脱気し、その後窒素で再充填した。次にN−エチルエタナミン(71μL、0.68mmol)を加えた。得られた混合物を85℃に加熱して2時間攪拌し、この時点で、反応が完結したことをLS−MSが示した。この混合物を室温に冷却し、その後アセトニトリルで希釈し、ろ過し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
19H
26N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 296.2;実測値296.2。
【0217】
実施例15:
(1’−(エチルスルホニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−3’−イル)アセトニトリル
【化43】
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この化合物は、実施例14に記載したものと類似の手順で、ステップ4のシクロブチリデンアセトニトリルを[1−(エチルスルホニル)アゼチジン3−イリデン]アセトニトリル(WO2009/114512等の文献に開示されたものと同様の条件で調製)で置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の当該化合物を白色固体として得た。LC−MS C
20H
29N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 389.2;実測値389.2。
【0218】
実施例16:
[4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
【化44】
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ステップ1:tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化45】
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この化合物は、実施例14に記載したものと類似の手順で、ステップ4のシクロブチリデンアセトニトリルをtert−ブチル4−(シアノメチレン)ピペリジン−1−カルボキシレート(WO2008/064157等の文献に開示されたものと同様の条件で調製)で置き換えて調製し、かつステップ4の反応を60℃で48時間行った。LC−MS C
25H
37N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 425.3;実測値425.3。
【0219】
ステップ2:[4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
ステップ1の粗生成物をDCM(1mL)に溶解し、その後TFA(1mL)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をMeOHに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を得た。LC−MS C
20H
29N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 325.2;実測値325.2。
【0220】
実施例17:
[1−メチル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
【化46】
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ステップ1:tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化47】
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tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート(187mg、0.618mmol、実施例14、ステップ1に記載の通りに調製)の0℃のDCM(5mL)溶液に、トリエチルアミン(0.431mL、3.09mmol)を加え、続いて、無水トリフルオロ酢酸(114μL、0.804mmol)を滴下した。得られた黄色溶液を0℃で1時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−60%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物(228mg、93%)を黄色油として得た。LC−MS C
16H
18F
3N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 343.1;実測値343.2。
【0221】
ステップ2:N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド
【化48】
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tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート(228mg、0.572mmol)のDCM(3mL)溶液に、TFA(3mL)を加えた。得られた淡黄色溶液を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣(TFA塩)を、さらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
15H
18F
3N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 299.1;実測値299.2。
【0222】
ステップ3:tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化49】
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N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(TFA塩:0.93g、2.2mmol)、tert−ブチル4−(シアノメチレン)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.50g、2.2mmol、WO2008/064157等の文献に開示されたものと同様の条件で調製)のアセトニトリル(5mL)溶液に、DBU(0.7mL、4mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、酢酸エチルのヘキサン溶液(0−50%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(95mg、8%)。LC−MS C
27H
36F
3N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 521.3;実測値521.2。
【0223】
ステップ4:N−({1−[4−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(95mg、0.18mmol)のDCM(1mL)溶液に、TFA(1mL)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
22H
28F
3N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 421.2;実測値421.2。
【0224】
ステップ5:[1−メチル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
N−({1−[4−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(TFA塩、10mg、0.02mmol)のTHF(0.5mL)溶液に、10.0Mのホルムアルデヒド水溶液(10μL、0.1mmol)、続いて酢酸(5.8μL、0.10mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(22mg、0.10mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後MeOH(1mL)及び2NのNaOH水溶液(0.2mL)を加えた。この反応混合物を40℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、ろ過し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
21H
31N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 339.3;実測値339.3。
【0225】
実施例18:
[1−アセチル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
N−({1−[4−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(TFA塩、実施例17、ステップ4に記載の通りに調製:9mg、0.02mmol)及びDIEA(8.8μL、0.05mmol)のTHF(1mL)溶液に、無水酢酸(3.2μL、0.034mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後1NのNaOH水溶液(0.5mL)及びMeOH(1mL)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
22H
31N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 367.2;実測値367.3。
【0226】
実施例19:
[1−(4−フルオロベンゾイル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例18の合成用に記載したものと類似の手順で、無水酢酸を4−フルオロベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32FN
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 447.3;実測値447.3。
【0227】
実施例20:
[1−(メチルスルホニル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例18の合成用に記載したものと類似の手順で、無水酢酸をメタンスルホニルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
21H
31N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 403.2;実測値403.2。
【0228】
実施例21:
[4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)−1−(フェニルスルホニル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例18の合成用に記載したものと類似の手順で、無水酢酸をベンゼンスルホニルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
26H
33N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 465.2;実測値465.2。
【0229】
実施例22:
エチル4−(シアノメチル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例18の合成用に記載したものと類似の手順で、無水酢酸をクロロギ酸エチルで置き換えて調製した。LC−MS C
23H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 397.3;実測値397.2。
【0230】
実施例23:
4−(シアノメチル)−N,N−ジメチル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例18の合成用に記載したものと類似の手順で、無水酢酸をN,N−ジメチルカルバモイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
23H
34N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 396.3;実測値396.3。
【0231】
実施例24:
4−(シアノメチル)−N−イソプロピル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例18の合成用に記載したものと類似の手順で、無水酢酸を2−イソシアナトプロパンで置き換えて調製した。LC−MS C
24H
36N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 410.3;実測値410.3。
【0232】
実施例25:
4−(シアノメチル)−N−(4−フルオロフェニル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例18の合成用に記載したものと類似の手順で、無水酢酸を1−フルオロ−4−イソシアナトベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
33FN
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 462.3;実測値462.2。
【0233】
実施例26:
(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−3’−イル)アセトニトリル
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:tert−ブチル3’−(シアノメチル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−1’−カルボキシレート
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(30mg、0.07mmol、実施例17、ステップ2に記載の通りに調製)、tert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボキシレート(27mg、0.14mmol、WO2009/114512等の文献に開示されたものと同様の方法で調製)のアセトニトリル(1.0mL)溶液に、DBU(20μL、0.1mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌した。この混合物をEtOAcで希釈し、その後水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後ろ過し、濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
25H
32F
3N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 493.2;実測値493.2。
【0234】
ステップ2:(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−3’−イル)アセトニトリル
ステップ1の粗生成物のTHF(1mL)及びMeOH(1mL)溶液に、2NのNaOH水溶液(0.5mL)を加えた。得られた混合物を30℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、濃縮した。この残渣をDCMに溶解し、その後ろ過し、濃縮した。この残渣をその後DCM(1mL)に溶解し、TFA(1mL)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を得た。LC−MS C
18H
25N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 297.2;実測値297.2。
【0235】
実施例27:
4−(3’−(シアノメチル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−1’−イル)−2,5−ジフルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンズアミド
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミドのTFA塩(25mg、0.061mmol、実施例17、ステップ2に記載の通りに調製)及び4−[3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−イル]−2,5−ジフルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンズアミド(24mg、0.070mmol、WO2012/177606等の文献に開示されたものと同様の方法で調製)のアセトニトリル(1.0mL)溶液に、DBU(12mg、0.08mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後2NのNaOH(1mL)及びMeOH(1mL)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後ろ過し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
28H
31F
5N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 548.2;実測値548.2。
【0236】
実施例28:
N−{[1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパンアミン
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミドのTFA塩(30mg、0.07mmol、実施例17、ステップ2に記載の通りに調製)及び1−メチル−4−ピペリジノン(11mg、0.10mmol)のTHF(1.0mL)溶液に、酢酸(17μL、0.30mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後Na(OAc)
3BH(64mg、0.30mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後2NのNaOH水溶液(0.5mL)及びMeOH(1mL)を加えた。得られた混合物を40℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、ろ過し、逆相HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
19H
30N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 300.2;実測値300.2。
【0237】
実施例29:
trans−2−フェニル−N−{[1−(1−フェニルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]メチル}シクロプロパンアミン
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例28の合成用に記載したものと類似の手順で、1−メチル−4−ピペリジノンを1−フェニルピペリジン−4−オンで置き換えて調製した。LC−MS C
24H
32N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 362.3;実測値362.2。
【0238】
実施例30:
1−フェニル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)シクロヘキサンカルボニトリル
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例28の合成用に記載したものと類似の手順で、1−メチル−4−ピペリジノンを4−オキソ−1−フェニルシクロヘキサンカルボニトリル(Lancaster、cat#5281)で置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、trans−及びcis−シクロヘキシルに対応する2つの異性体を得た。LC−MS C
26H
32N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 386.3;
異性体(I):LC−MS(pH=2、アセトニトリル/水+TFA):実測値m/z = 386.2;保持時間=1.45分
異性体(II):LC−MS(pH=2、アセトニトリル/水+TFA):実測値m/z = 386.2;保持時間=1.55分
【0239】
実施例31:
[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化65】
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ステップ1:{1−(エチルスルホニル)−3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
4−ピペリジンメタノール(60mg、0.5mmol)及び[1−(エチルスルホニル)アゼチジン−3−イリデン]アセトニトリル(110mg、0.60mmol、WO2009/114512等の文献に開示されたものと同様の条件で調製)のアセトニトリル(1.0mL)溶液に、DBU(20μL、0.1mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3時間攪拌し、その後DCMで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、MeOHのDCM溶液(0−8%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
13H
24N
3O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 302.2;実測値302.1。
【0240】
ステップ2:[1−(エチルスルホニル)−3−(4−ホルミルピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
{1−(エチルスルホニル)−3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル(200mg、0.66mmol)の塩化メチレン(4.0mL)溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(420mg、1.0mmol)を加えた。この反応混合物は3時間室温であり、その後飽和Na
2S
2O
3水溶液を加え、10分間攪拌した。この混合物をDCMで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、MeOHのDCM溶液(0−8%)で溶出して精製した。LC−MS C
13H
22N
3O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 300.1;実測値300.1。
【0241】
ステップ3:[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
[1−(エチルスルホニル)−3−(4−ホルミルピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル(15.0mg、0.050mmol)及び2−フェニルシクロプロパンアミン(10.0mg、0.075mmol、trans,ラセミ、Acros:Cat#130470050)のDCM(0.5mL)溶液に、酢酸(4.3μL、0.075mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(32mg、0.15mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の生成物を得た。LC−MS C
22H
33N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 417.2;実測値417.1
【0242】
実施例32:
[1−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:{1−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}アセトニトリル
【化69】
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4−ピペリジンメタノール(230mg、2.0mmol)及びシクロブチリデンアセトニトリル(280mg、3.0mmol、WO2009/114512等の文献に開示の方法を用いて調製)のアセトニトリル(2.0mL)溶液に、DBU(90μL、0.6mmol)を加えた。この反応混合物を65℃で一夜攪拌した。この混合物を室温に冷却し、その後DCMで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、MeOHのDCM溶液(0−8%)で溶出して精製した。LC−MS C
12H
21N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 209.2;実測値209.2。
【0243】
ステップ2:[1−(4−(ホルミルピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル
【化70】
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この化合物は、実施例31、ステップ2の合成用に記載したものと類似の手順で、{1−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}アセトニトリルから始めて調製した。LC−MS C
12H
19N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 207.1;実測値207.1。
【0244】
ステップ3:[1−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル
この化合物は、実施例31、ステップ3の合成用に記載したものと類似の手順で、[1−(4−ホルミルピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリルから始めて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩の形で得た。LC−MS C
21H
30N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 324.2;実測値324.3。
【0245】
実施例33:
[3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化71】
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ステップ1:tert−ブチル4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化72】
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tert−ブチル4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(430mg、2.0mmol)及びtrans−2−フェニルシクロプロパンアミン(0.35g、2.6mmol、Acros:Cat#130470050)のDCM(9mL)溶液に、酢酸(0.17mL、3.0mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.3g、6.0mmol)を加え、この反応混合物を室温で1時間攪拌した。この混合物をDCMで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、MeOHのDCM溶液(0−10%)で溶出して精製した。LC−MS C
16H
23N
2O
2 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 275.2;実測値275.2.
【0246】
ステップ2:tert−ブチル4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化73】
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クロロギ酸アリル(0.23mL、2.2mmol)を、tert−ブチル4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(0.59g、1.8mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.63mL、3.6mmol)のDCM(9.0mL)溶液に0℃で加え、その後この反応混合物を室温で1時間攪拌した。この混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製した。LC−MS C
24H
34N
2NaO
4 (M+Na)
+に対する計算値: m/z = 437.2;実測値437.3。
【0247】
ステップ3:アリル(trans−2−フェニルシクロプロピル)(ピペリジン−4−イルメチル)カルバメート
【化74】
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tert−ブチル4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(225.0mg、0.5428mmol)のDCM(2mL)溶液に、4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(2mL)を加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をDCMに溶解し、1NのNaOH及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、メタノールのDCM溶液(0−10%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
19H
27N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 315.2;実測値315.2。
【0248】
ステップ4:tert−ブチル3−(4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化75】
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アリル(trans−2−フェニルシクロプロピル)(ピペリジン−4−イルメチル)カルバメート(80.0mg、0.254mmol)及びtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボキシレート(59mg、0.30mmol)のアセトニトリル(0.5mL)溶液に、DBU(10μL、0.08mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3時間攪拌し、その後DCMで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのDCM溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
29H
41N
4O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 509.3;実測値509.3。
【0249】
ステップ5:アリル({1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート
【化76】
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tert−ブチル3−(4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(100.0mg、0.1966mmol)のDCM(0.5mL)溶液に、4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(0.5mL、2mmol)を加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
24H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3;実測値409.3。
【0250】
ステップ6:[3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
アリル({1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート(30.1mg、0.0736mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8.5mg、0.0074mmol)、及びN,N−ジエチルアミン(0.0761mL、0.736mmol)のTHF(1.0mL)中混合物を、窒素下、85℃で2時間攪拌し、その後室温に冷却し、ろ過した。このろ液を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
29N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 325.2;実測値325.3。
【0251】
実施例34
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ニコチノニトリル
【化77】
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ステップ1:アリル({1−[3−(シアノメチル)−1−(3−シアノピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート
【化78】
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アリル({1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート(25.0mg、0.0612mmol、実施例33、ステップ5に記載の通りに調製)及び2−フルオロニコチノニトリル(15mg、0.12mmol)のNMP(0.6mL)溶液に、DIEA(43μL、0.24mmol)を加えた。この反応混合物を120℃で2時間攪拌し、その後室温に冷却し、塩化メチレンで希釈した。この混合物をその後飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
30H
35N
6O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 511.3;実測値511.3。
【0252】
ステップ2:2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ニコチノニトリル
ステップ1の粗生成物をTHF(0.5mL)に溶解し、その後ジエチルアミン(60μL)、続いてPd(PPh
3)
4(10mg)を加えた。得られた混合物を含む容器を減圧脱気し、その後窒素で充填し、80℃で2時間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、ろ過し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
31N
6 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.3;実測値427.3。
【0253】
実施例35
4−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]−2,5−ジフルオロ−N−イソプロピルベンズアミド
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例34の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ1の2−フルオロニコチノニトリルを2,4,5−トリフルオロ−N−イソプロピルベンズアミドで置き換えて調製した。LC−MS C
30H
38F
2N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 522.3;実測値522.4。
【0254】
実施例36
{3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例34の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ1の2−フルオロニコチノニトリルを2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジンで置き換えて調製した。LC−MS C
26H
31F
3N
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 470.3;実測値470.2。
【0255】
実施例37
{3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例34の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ1の2−フルオロニコチノニトリルを2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジンで置き換えて調製した。LC−MS C
26H
31F
3N
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 470.3;実測値470.2。
【0256】
実施例38
2−クロロ−6−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例34の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ1の2−フルオロニコチノニトリルを2−クロロ−6−フルオロベンゾニトリルで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
31ClN
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 460.2;実測値460.1。
【0257】
実施例39
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例34の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ1の2−フルオロニコチノニトリルを2−フルオロベンゾニトリルで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32N
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 426.3;実測値426.3。
【0258】
実施例40
4−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例34の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ1の4−フルオロニコチノニトリルを2−フルオロベンゾニトリルで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32N
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 426.3;実測値426.3。
【0259】
実施例41
メチル3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
クロロギ酸メチル(7.6μL、0.098mmol)を、アリル({1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート(20.0mg、0.0490mmol、実施例33、ステップ5に記載の通りに調製)及びトリエチルアミン(27μL、0.20mmol)のDCM(0.5mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をTHF(0.5mL)に溶解し、その後ジエチルアミン(60μL)、続いてPd(PPh
3)
4(10mg)を加えた。得られた混合物を含む容器を減圧脱気し、その後窒素で充填し、この混合物を80℃で2時間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、ろ過し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
31N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 383.2; 実測値383.3。
【0260】
実施例42
3−(シアノメチル)−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例41の合成用に記載したものと類似の手順で、クロロギ酸メチルを2,4−ジフルオロ−1−イソシアナトベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32F
2N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 480.3; 実測値480.3。
【0261】
実施例43
N−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例41の合成用に記載したものと類似の手順で、クロロギ酸メチルを1−クロロ−2−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32ClFN
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 496.2; 実測値496.2。
【0262】
実施例44
[1−(3,5−ジフルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例41の合成用に記載したものと類似の手順で、クロロギ酸メチルを3,5−ジフルオロベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
31F
2N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 465.2; 実測値465.2。
【0263】
実施例45
[1−ベンゾイル−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例41の合成用に記載したものと類似の手順で、クロロギ酸メチルを塩化ベンゾイルで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
33N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 429.3; 実測値429.2。
【0264】
実施例46
[1−(2−フルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化90】
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この化合物は、実施例41の合成用に記載したものと類似の手順で、クロロギ酸メチルを2−フルオロベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32FN
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 447.3; 実測値447.3。
【0265】
実施例47
[1−(3−フルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例41の合成用に記載したものと類似の手順で、クロロギ酸メチルを3−フルオロベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32FN
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 447.3; 実測値447.3。
【0266】
実施例48
[1−(4−フルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例41の合成用に記載したものと類似の手順で、クロロギ酸メチルを4−フルオロベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
27H
32FN
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 447.3; 実測値447.3。
【0267】
実施例49
[1−メチル−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化93】
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アリル({1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}メチル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)カルバメート(20.0mg、0.0490mmol、実施例33、ステップ5に記載の通りに調製)のDCM(0.5mL)溶液に、7.0Mのホルムアルデヒド水溶液(2.7μL、0.019mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(16mg、0.076mmol)を加えた。この反応混合物を室温でさらに1時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後ろ過し、濃縮した。この残渣をTHF(0.5mL)に溶解し、その後ジエチルアミン(60μL)を加え、続いてPd(PPh
3)
4(10mg)を加えた。この混合物を含む容器を減圧脱気し、その後窒素で充填し、次にこの混合物を80℃で2時間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、ろ過し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
31N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 339.3;実測値339.3。
【0268】
実施例50
[3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化94】
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ステップ1:tert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチリデン)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化95】
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tert−ブチル(ジエトキシホスホリル)アセテート(アルドリッチ、cat#348333:1.1g、4.6mmol)の0℃のTHF(15mL)溶液に、1.0Mのカリウムtert−ブトキシドのTHF溶液(4.6mL、4.6mmol)を加えた。得られた混合物を室温に加温し、30分間攪拌した。この反応混合物を0℃に冷却し、その後、tert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(アルドリッチ、cat#696315:0.6g、4mmol)のTHF(5mL)溶液を加えた。この混合物を室温に加温し、一夜攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
6H
8NO
4 (M−2
tBu+3H)
+に対する計算値: m/z = 158.0;実測値158.1。
【0269】
ステップ2:tert−ブチル3−(4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化96】
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アリル(trans−2−フェニルシクロプロピル)(ピペリジン−4−イルメチル)カルバメート(80.0mg、0.254mmol、実施例33、ステップ3に記載の通りに調製)及びtert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチリデン)アゼチジン−1−カルボキシレート(82mg、0.30mmol)のアセトニトリル(0.5mL)溶液に、DBU(10μL、0.08mmol)を加えた。得られた混合物を65℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、DCMで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−30%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
33H
50N
3O
6 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 584.4;実測値584.3。
【0270】
ステップ3:[3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8.5mg)を、tert−ブチル3−(4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル−3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(43.0mg、0.0736mmol)及びジエチルアミン(0.0761mL、0.736mmol)THF(1.0mL)中混合物に加えた。得られた混合物を含む容器を減圧脱気し、その後窒素で充填し、この混合物を85℃で2時間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、その後濃縮した。この残渣をCH
2Cl
2(0.5mL)に溶解し、その後TFA(0.5mL)を加えた。得られた混合物を室温で3時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
30N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 344.2;実測値344.2。
【0271】
実施例51
N−メチル−2−(3−(4−((trans−2−フェニルシクロプロピルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセタミド
【化97】
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ステップ1:[3−(4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化98】
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tert−ブチル3−(4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル−3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.10g、0.17mmol、実施例50、ステップ2に記載の通りに調製)のDCM(1.0mL)溶液に、TFA(1.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で5時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をTHF(4mL)/水(1mL)に溶解し、その後ジ−tert−ブチルジカーボネート(56mg、0.26mmol)及び炭酸ナトリウム(73mg、0.68mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。この水相をその後、1Nの冷HClを加えて酸性化し、次に酢酸エチルで抽出した。この混合抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
29H
42N
3O
6 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 528.3;実測値528.3。
【0272】
ステップ2:tert−ブチル3−(4−(((アリルオキシカルボニル)(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)−3−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化99】
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[3−(4−{[[(アリルオキシ)カルボニル](trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル]酢酸(20.0mg、0.0379mmol)及びBOP(27mg、0.060mmol)のDMF(0.9mL)溶液に、2.0MのメチルアミンのTHF溶液(0.4mL、0.7mmol)、続いてトリエチルアミン(36.6μL、0.263mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
30H
45N
4O
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 541.3;実測値541.3。
【0273】
ステップ3:N−メチル−2−(3−(4−((trans−2−フェニルシクロプロピルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセタミド
ステップ2の粗生成物をTHF(1.0mL)に溶解し、その後Pd(PPh
3)
4(10.0mg)を加え、続いてジエチルアミン(0.1mL)を加えた。この混合物を含む容器を減圧脱気し、その後窒素で再充填し、この混合物を80℃で2時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、その後濃縮した。この残渣をCH
2Cl
2(0.5mL)に溶解し、その後TFA(0.5mL)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
33N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 357.3;実測値357.3。
【0274】
実施例52
N,N−ジメチル−2−(3−(4−((trans−2−フェニルシクロプロピルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセタミド
【化100】
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この化合物は、実施例51の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ2のメチルアミンをN,N−ジメチルアミンで置き換えて調製した。LC−MS C
22H
35N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 371.3;実測値371.3。
【0275】
実施例53
{1−[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸
【化101】
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ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化102】
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N,N−ジイソプロピルアミン(4.9mL、35mmol)の−78℃のテトラヒドロフラン(80mL)溶液に、n−ブチルリチウム(2.5Mのヘキサン溶液、14mL、35mmol)を加えた。得られた混合物を−20℃まで加温し、10分間攪拌し、その後−78℃まで冷却し、1−tert−ブチル4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(AstaTech、cat#B56857:6.08g、25.0mmol)のTHF(10mL)溶液をゆっくりと加えた。この反応混合物を−40℃までゆっくりと加温し、1時間攪拌した。この混合物をその後−78℃に冷却し、α−ブロモ−4−フルオロトルエン(4.9mL、40.mmol)を加えた。この反応混合物を−78℃で1時間攪拌し、その後飽和NH
4Clでクエンチし、室温まで加温し、エチルエーテルで希釈した。この混合物をその後水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣を、フラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(6.5g、74%)。LC−MS C
15H
19FNO
4 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 296.1;実測値296.1。
【0276】
ステップ2:tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化103】
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1−tert−ブチル4−メチル4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(6.5g、18mmol)の0℃テトラヒドロフラン(90mL)溶液に、LiAlH
4(1MのTHF溶液、24mL、24mmol)をゆっくりと加えた。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、その後水(0.9mL)、続いてNaOH(15wt%水溶液、0.9mL)及び水(0.9mL)を加えた。この混合物を20分間攪拌し、その後ろ過し、THFで洗浄した。このろ液を濃縮し、この残渣(5.8g、97%)をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
14H
19FNO
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 268.1; 実測値268.1。
【0277】
ステップ3:tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート
【化104】
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ジメチルスルホキシド(4.3mL、60.mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液を、塩化オキサリル(2.6mL、30mmol)の塩化メチレン溶液に−78℃で10分間にわたって加え、その後得られた混合物を−60℃まで25分で加温した。tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(5.2g、16mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液をゆっくりと加え、その後−45℃まで30分で加温した。次にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(21mL、120mmol)を加え、この混合物を0℃まで15分で加温した。この混合物を1Nの冷HCl水溶液に注ぎ、その後エチルエーテルで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣を、フラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(4.3g、83%)。LC−MS C
14H
17FNO
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 266.1;実測値266.1。
【0278】
ステップ4:tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化105】
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tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(4.2g、13mmol)及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミン(1.96g、14.7mmol)(Bioorg. Med. Chem. Lett., 2011, 21, 4429に記載の手順で調製)の1,2−ジクロロエタン(50mL)溶液に、酢酸(1.1mL、20.mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5.7g、27mmol)を加えた。この反応混合物を室温で5時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、MeOHのDCM溶液(0−6%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(5.0g、87%)。LC−MS C
27H
36FN
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 439.3;実測値439.2。
【0279】
ステップ5:tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化106】
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無水トリフルオロ酢酸(2.08mL、14.7mmol)を、tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(4.3g、9.8mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.3mL、24mmol)の塩化メチレン(40mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を0℃で1時間攪拌し、その後エーテルで希釈し、1NのHCl、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−30%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(4.6g、88%)。LC−MS C
25H
27F
4N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 479.2;実測値479.2。
【0280】
ステップ6:2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
塩化水素(4Mの1,4−ジオキサン溶液、20mL、80mmol)を、tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(4.6g、8.6mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
24H
27F
4N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 435.2;実測値435.2。
【0281】
ステップ7:tert−ブチルシクロブチリデンアセテート
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
水素化ナトリウム(1.2g、30mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(20mL)懸濁液に、tert−ブチル(ジエトキシホスホリル)アセテート(6.8g、27mmol)を加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後シクロブタノン(1.0g、14mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−10%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(2.0g、84%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 5.50 - 5.46 (m, 1H), 3.14 - 3.05 (m, 2H), 2.84 - 2.76 (m, 2H), 2.11 - 2.02 (m, 2H), 1.46 (s, 9H)。
【0282】
ステップ8:tert−ブチル[1−(4−(4−フルオロベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(57μL、0.38mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(ステップ6:110.mg、0.25mmol)及びtert−ブチルシクロブチリデンアセテート(64mg、0.38mmol)のアセトニトリル(0.6mL、10mmol)中混合物に加えた。得られた混合物を65℃で3日間攪拌し、その後室温に冷却し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(90mg、59%)。LC−MS C
34H
43F
4N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 603.3;実測値603.3。
【0283】
ステップ9:{1−[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸
トリフルオロ酢酸(0.5mL)を、tert−ブチル[1−(4−(4−フルオロベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート(22.0mg、0.0364mmol)の塩化メチレン(0.5mL)溶液に加えた。この混合物を室温で4時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をTHF/メタノール(0.3/0.3mL)に溶解し、その後NaOH(1N水溶液、1.0mL)を加えた。この混合物を40℃で2時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
36FN
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 451.3;実測値451.3。
【0284】
実施例54
{1−[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−(メトキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
1−tert−ブチル4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(AstaTech、cat#B56857:2.43g、10.0mmol)の−40℃のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(2MのTHF溶液、5.8mL、12mmol)を加えた。得られた混合物を−40℃で30分間攪拌し、その後クロロメチルメチルエーテル(1.2mL、16mmol)を加えた。この反応混合物を−40℃で1時間攪拌し、その後飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、室温まで加温した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この粗物質をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィー(0−20%のEtOAcのヘキサン溶液)にて精製し、所望の生成物を得た(2.6g、90%)。LC−MS C
9H
18NO
3 (M−Boc+2H)
+に対する計算値: m/z = 188.1;実測値188.1。
【0285】
ステップ2:tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
1−tert−ブチル4−メチル4−(メトキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(2.3g、8.0mmol)の0℃テトラヒドロフラン(40mL)溶液に、LiAlH
4(1MのTHF溶液、10.mL、10.mmol)をゆっくりと加えた。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、その後水(0.1mL)、NaOH(15wt%水溶液、0.1mL)、及び水(0.1mL)を加えてクエンチした。この混合物を10分間攪拌し、その後ろ過し、THFで洗浄した。このろ液を濃縮し、この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
9H
18NO
4 (M−tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 204.1;実測値204.1。
【0286】
ステップ3:tert−ブチル4−ホルミル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化113】
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ジメチルスルホキシド(1.7mL、24mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液を、塩化オキサリル(1.0mL、12mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に−78℃で10分間にわたって加えた。得られた混合物を−60℃まで25分で加温し、その後、tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.6g、6.0mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液をゆっくりと加えた。この混合物を−45℃まで30分で加温し、その後トリエチルアミン(6.7mL、48mmol)を加えた。この混合物を0℃まで15分で加温した。この反応混合物をその後1Nの冷HCl水溶液に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.3g、84%)。LC−MS C
8H
16NO
2 (M−Boc+2H)
+に対する計算値: m/z = 158.1;実測値158.1。
【0287】
ステップ4:tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−ホルミル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.3g、5.0mmol)、酢酸(0.43mL、7.5mmol)、及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミン(699mg、5.25mmol)の1,2−ジクロロエタン(20mL)中混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.1g、10.mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−8%のメタノールのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.7g、91%)。LC−MS C
22H
35N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 375.3;実測値375.2。
【0288】
ステップ5:tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
無水トリフルオロ酢酸(0.96mL、6.8mmol)を、tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.7g、4.5mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、9.1mmol)の塩化メチレン(25mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.8g、84%)。LC−MS C
19H
26F
3N
2O
2 (M−Boc+2H)
+に対する計算値: m/z = 371.2;実測値371.1。
【0289】
ステップ6:2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化116】
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4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(7mL、28mmol)を、tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(1.8g、3.8mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
19H
26F
3N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 371.2;実測値371.2。
【0290】
ステップ7:メチル[1−(4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート
【化117】
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1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(40.μL、0.26mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(65.mg、0.17mmol)及びメチルシクロブチリデンアセテート(SynChem、cat#SC−25429:33mg、0.26mmol)のアセトニトリル(0.4mL)中混合物に加えた。得られた混合物を65℃で3日間攪拌し、その後室温に冷却し、塩化メチレンで希釈し、その後水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−50%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
26H
36F
3N
2O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 497.3;実測値497.2。
【0291】
ステップ8:{1−[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸
メチル[1−(4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート(60.0mg、0.12mmol)のMeOH/THF(0.5/0.5mL)溶液に、1NのNaOH(1mL)を加えた。得られた混合物を40℃で6時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
35N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 387.3;実測値387.3。
【0292】
実施例55
{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸
【化118】
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ステップ1:tert−ブチル4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−ホルミル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(Synnovator、cat#PBN2011767:2.50g、11.0mmol)、酢酸(0.94mL、16mmol)、及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミン(1.54g、11.5mmol)の1,2−ジクロロエタン(40mL)中混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.7g、22mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−8%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(3.4g、90%)。LC−MS C
21H
33N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 345.3;実測値345.2。
【0293】
ステップ2:tert−ブチル4−メチル−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化120】
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無水トリフルオロ酢酸(0.96mL、6.8mmol)を、tert−ブチル4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.6g、4.5mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、9.1mmol)の塩化メチレン(25mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.8g、90%)。LC−MS C
19H
24F
3N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 385.2;実測値385.2。
【0294】
ステップ3:2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−メチル−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(1.5g、3.4mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に、塩化水素(4Mの1,4−ジオキサン溶液、6mL、24mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
18H
24F
3N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 341.2;実測値341.2。
【0295】
ステップ4:tert−ブチル[1−(4−メチル−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(40.μL、0.26mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(60.0mg、0.176mmol)及びtert−ブチルシクロブチリデンアセテート(実施例53、ステップ7:44mg、0.26mmol)のアセトニトリル(0.4mL)中混合物に加えた。得られた混合物を65℃で3日間攪拌し、その後室温に冷却し、塩化メチレンで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−30%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(60mg、67%)。LC−MS C
28H
40F
3N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 509.3;実測値509.3。
【0296】
ステップ5:{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸
tert−ブチル[1−(4−メチル−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート(60mg)の塩化メチレン(0.5mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えた。得られた混合物を室温で4時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をメタノール/THF(0.5/0.5mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、0.5mL)を加えた。この反応混合物を室温で5時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
33N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 357.3;実測値357.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 7.33 - 7.27 (m, 2H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 7.19 - 7.16 (m, 2H), 3.16 - 2.97 (m, 6H), 2.96 - 2.89 (m, 1H), 2.83 (s, 2H), 2.48 - 2.42 (m, 3H), 2.30 - 2.20 (m, 2H), 1.90 - 1.75 (m, 4H), 1.75 - 1.65 (m, 2H), 1.56 - 1.44 (m, 1H), 1.32 - 1.21 (m, 1H), 1.10 (s, 3H)。
【0297】
実施例56
N,N−ジメチル−2−{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}アセタミド
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸(実施例55:9.0mg、0.025mmol)及び(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(21mg、0.04mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.6mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのTHF溶液、0.2mL、0.5mmol)、続いてトリエチルアミン(24.μL、0.17mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
38N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 384.3;実測値384.3。
【0298】
実施例57
N−メチル−2−{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}アセタミド
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例56の合成用に記載したものと類似の手順で、ジメチルアミンをメチルアミンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
36N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 370.3;実測値370.3。
【0299】
実施例58
[1−(メチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化126】
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ピペリジン−4−オン塩酸塩水和物(アルドリッチ、cat#151769:1.54g、10.0mmol)及びtert−ブチル3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(WO2012/177606等の文献に開示されたものと同様の方法を用いて調製:2.33g、12.0mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.94mL、13.0mmol)を加えた。得られた混合物を75℃まで加熱し、2日間攪拌し、その後室温に冷却し、EtOAcで希釈し、その後水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−60%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して所望の生成物を得た(2.26g、77%)。LC−MS C
11H
16N
3O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 238.1;実測値238.2。
【0300】
ステップ2:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミン(2.16g、16.2mmol)(Bioorg. Med. Chem. Lett., 2011, 21, 4429に記載の手順で調製)及びtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(4.77g、16.2mmol)の塩化メチレン(80mL)溶液に、酢酸(1.85mL、32.5mmol)を加えた。得られた混合物を室温で7時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(10.3g、48.8mmol)を少しずつ加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後0℃まで冷却し、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした。この混合物をDCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−10%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(5.62g、84%)。LC−MS C
24H
35N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 411.3;実測値411.3。
【0301】
ステップ3:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(5.62g、13.7mmol)の0℃の塩化メチレン(80mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.96mL、34.2mmol)、続いて無水トリフルオロ酢酸(2.90mL、20.5mmol)を加えた。得られた混合物を0℃で1時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−60%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(5.66g、82%)。LC−MS C
26H
34F
3N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 507.3;実測値507.2。
【0302】
ステップ4:N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ3の生成物(5.66g)の0℃の塩化メチレン(60mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(10.5mL)を加えた。得られた黄色溶液を室温で一夜攪拌し、その後濃縮した。この残渣を50mLのDCMに溶解し、その後0℃まで冷却し、飽和NaHCO
3水溶液で中和した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(4.32g)。LC−MS C
21H
26F
3N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 407.2;実測値407.2。
【0303】
ステップ5:N−{1−[3−(シアノメチル)−1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(2.00g、4.92mmol)の0℃の塩化メチレン(30mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.57mL、14.8mmol)、続いてメタンスルホニルクロリド(0.57mL、7.38mmol)を加えた。得られた黄色溶液を0℃で1時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−50%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物(2.13g、89%)を白色固体として得た。LC−MS C
22H
28F
3N
4O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 485.2;実測値485.1。
【0304】
ステップ6:[1−(メチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
ステップ5の生成物(2.13g)のテトラヒドロフラン(20mL)及びメタノール(10mL)溶液に、水酸化ナトリウム(2Mの水溶液、12mL、24mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。この混合抽出物を水及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−10%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物(1.48g)を白色固体として得、これをさらに分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
29N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 389.2;実測値389.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 9.07 (br, 2H), 7.33 - 7.27 (m, 2H), 7.24 - 7.20 (m, 1H), 7.19 - 7.15 (m, 2H), 3.91 - 3.81 (m, 2H), 3.75 - 3.68 (m, 2H), 3.29 - 3.17 (m, 1H), 3.02 (s, 3H), 3.00 - 2.92 (m, 3H), 2.86 - 2.75 (m, 2H), 2.45 - 2.36 (m, 1H), 2.27 - 2.12 (m, 2H), 2.09 - 1.96 (m, 2H), 1.63 - 1.49 (m, 2H), 1.48 - 1.38 (m, 1H), 1.37 - 1.28 (m, 1H)。
【0305】
実施例59
[1−メチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化131】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:50.0mg、0.123mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液に、ホルムアルデヒド(37wt%水溶液、46μL、0.62mmol)、続いて酢酸(21μL、0.37mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(78mg、0.37mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後飽和Na
2CO
3水溶液で中和し、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をテトラヒドロフラン(2mL)及びメタノール(2mL)に溶解し、その後2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.31mL、0.62mmol)を加えた。得られた混合物を30℃で5時間攪拌し、その後室温に冷却し、DCMで希釈した。この混合物を水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
29N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 325.2;実測値325.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 7.33 - 7.28 (m, 2H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 7.19 - 7.15 (m, 2H), 4.31 - 4.11 (m, 2H), 3.98 - 3.78 (m, 2H), 3.32 - 3.18 (m, 1H), 3.08 - 2.94 (m, 3H), 2.94 - 2.76 (m, 5H), 2.47 - 2.38 (m, 1H), 2.31 - 2.20 (m, 2H), 2.13 - 1.99 (m, 2H), 1.66 - 1.51 (m, 2H), 1.50 - 1.41 (m, 1H), 1.39 - 1.29 (m, 1H)。
【0306】
実施例60
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化132】
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tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(実施例58、ステップ2:20mg)のDCM(0.5mL)溶液に、TFA(0.5mL)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
19H
27N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 311.2;実測値311.2。
【0307】
実施例61
[3−(4−{[(1S,2R)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化133】
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この化合物は、実施例60の合成用に記載したものと類似の手順で、(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミンを(1S,2R)−2−フェニルシクロプロパンアミン(Bioorg. Med. Chem. Lett., 2011, 21, 4429に記載の手順で調製)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
19H
27N
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 311.2;実測値311.2。
【0308】
実施例62
[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化134】
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この化合物は、実施例58の合成用に記載したものと類似の手順で調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
31N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 403.2;実測値403.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 8.99 (br, 2H), 7.33 - 7.27 (m, 2H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 7.19 - 7.16 (m, 2H), 3.90 - 3.80 (m, 2H), 3.72 - 3.60 (m, 2H), 3.31 - 3.17 (m, 1H), 3.13 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.02 - 2.91 (m, 3H), 2.82 - 2.70 (m, 2H), 2.43 - 2.33 (m, 1H), 2.25 - 2.13 (m, 2H), 2.06 - 1.97 (m, 2H), 1.62 - 1.47 (m, 2H), 1.46 - 1.38 (m, 1H), 1.37 - 1.30 (m, 1H), 1.23 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0309】
実施例63
3−(シアノメチル)−N,N−ジメチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド
【化135】
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この化合物は、実施例58の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ5のメタンスルホニルクロリドをジメチルスルファモイルクロリドで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
32N
5O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 418.2;実測値418.2。
【0310】
実施例64
3−(シアノメチル)−N−メチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド
【化136】
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この化合物は、実施例58の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ5のメタンスルホニルクロリドをメチルスルファモイルクロリドで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
30N
5O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 404.2;実測値404.2。
1H NMR (500 MHz, CD
3CN) δ 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.28 - 7.22 (m, 1H), 7.19 - 7.12 (m, 2H), 3.81 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 3.63 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 3.38 - 3.22 (m, 1H), 2.89 - 2.76 (m, 5H), 2.67 (s, 3H), 2.60 - 2.48 (m, 1H), 2.38 - 2.24 (m, 2H), 2.19 - 2.05 (m, 2H), 1.78 - 1.62 (m, 2H), 1.63 - 1.51 (m, 1H), 1.42 - 1.29 (m, 1H)。
【0311】
実施例65
3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
イソシアン酸クロロスルホニル(86μL、0.98mmol)の0℃の塩化メチレン(1.0mL)溶液に、tert−ブチルアルコール(94μL、0.98mmol)の塩化メチレン(1.0mL)溶液を加えた。得られた混合物を0℃で10分間攪拌し、その後室温に加温し、1時間攪拌した。この混合物をその後、N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:100.mg、0.246mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(210μL、1.2mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に加えた。この反応混合物を0℃で1時間攪拌し、その後室温に加温し、2時間攪拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、その後DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣を塩化メチレン(1.5mL)に溶解し、その後トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をテトラヒドロフラン(2.0mL)に溶解し、その後2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(1.8mL、3.7mmol)、続いてメタノール(2.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を白色粉体として得た。LC−MS C
19H
28N
5O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 390.2;実測値390.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 7.23 - 7.18 (m, 2H), 7.12 - 7.06 (m, 1H), 7.02 - 6.98 (m, 2H), 6.94 (s, 2H), 3.68 - 3.62 (m, 2H), 3.50 - 3.45 (m, 2H), 2.94 (s, 2H), 2.64 - 2.55 (m, 2H), 2.55 - 2.50 (m, 1H), 2.37 - 2.28 (m, 1H), 2.21 - 2.11 (m, 3H), 1.81 - 1.70 (m, 3H), 1.30 - 1.18 (m, 2H), 0.96 - 0.90 (m, 2H)。
【0312】
実施例66
[1−メチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化138】
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ステップ1:tert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチリデン)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化139】
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1.0Mのカリウムtert−ブトキシドのTHF溶液(20.0mL、20.0mmol)を、tert−ブチル(ジエトキシホスホリル)アセテート(5.00g、19.8mmol)のテトラヒドロフラン(22.0mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後0℃まで冷却し、tert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(2.83g、16.5mmol)の10mLのTHF溶液を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(4.46g、定量的)。
【0313】
ステップ2:tert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
ピペリジン−4−オン塩酸塩水和物(922mg、6.00mmol)のアセトニトリル(5.0mL)中混合物に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.08mL、7.20mmol)、続いてtert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチリデン)アゼチジン−1−カルボキシレート(1080mg、4.00mmol)を加えた。得られた混合物を75℃まで加熱し、2日間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、その後EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−60%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(424mg、29%)。LC−MS C
19H
33N
2O
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 369.2;実測値369.2。
【0314】
ステップ3:tert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミン(173mg、1.30mmol)及びtert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(479mg、1.30mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液に、酢酸(150μL、2.6mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(550mg、2.6mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−10%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(512mg、81%)。LC−MS C
28H
44N
3O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 486.3;実測値486.4。
【0315】
ステップ4:tert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(497mg、1.02mmol)の0℃の塩化メチレン(8mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(530μL)、続いて無水トリフルオロ酢酸(190μL、1.3mmol)を加えた。得られた黄色溶液を0℃で1時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3溶液でクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−60%のEtOAcのヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物を得た(583mg、98%)。LC−MS C
30H
43F
3N
3O
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 582.3;実測値582.3。
【0316】
ステップ5:(3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)酢酸二塩酸塩
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ4の生成物の塩化メチレン(6mL)溶液に、4.0Mの塩化水素の1,4−ジオキサン溶液(2.0mL、8.0mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後濃縮して淡黄色固体(548mg)を得、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
21H
27F
3N
3O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 426.2;実測値426.1。
【0317】
ステップ6:[1−メチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸
(3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)酢酸二塩酸塩(30.mg、0.060mmol)の塩化メチレン(2mL、30mmol)溶液に、ホルムアルデヒド(37wt%水溶液、22μL、0.30mmol)、続いて酢酸(10.μL、0.18mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(38mg、0.18mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をテトラヒドロフラン(1.0mL)に溶解し、その後2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(1.0mL、2.0mmol)、続いてメタノール(1.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
30N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 344.2;実測値344.3。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 7.33 - 7.27 (m, 2H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 7.19 - 7.14 (m, 2H), 4.40 - 4.28 (m, 1H), 4.15 - 4.03 (m, 1H), 3.99 - 3.87 (m, 1H), 3.84 - 3.70 (m, 1H), 3.31 - 3.17 (m, 1H), 3.03 - 2.75 (m, 6H), 2.74 - 2.59 (m, 2H), 2.47 - 2.36 (m, 1H), 2.18 - 2.08 (m, 2H), 2.07 - 1.96 (m, 2H), 1.65 - 1.49 (m, 2H), 1.50 - 1.40 (m, 1H), 1.38 - 1.25 (m, 1H)。
【0318】
実施例67
[1−エチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例66の合成用に記載したものと類似の手順で、ホルムアルデヒドをアセトアルデヒド(5MのTHF溶液)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
32N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 358.2;実測値358.2。
【0319】
実施例68
N,N−ジメチル−2−[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセタミド
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:tert−ブチル[1−(4−オキソピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
ピペリジン−4−オン塩酸塩水和物(614mg、4.00mmol)のアセトニトリル(3.0mL)溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.69mL、4.6mmol)、続いてtert−ブチルシクロブチリデンアセテート(336mg、2.00mmol)を加えた。得られた混合物を75℃まで加熱し、2日間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、その後EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−50%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(57mg、11%)。LC−MS C
15H
26NO
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 268.2;実測値268.1。
【0320】
ステップ2:tert−ブチル[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミン(28mg、0.21mmol)及びtert−ブチル[1−(4−オキソピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセテート(57mg、0.21mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に、酢酸(24μL、0.43mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(90.mg、0.43mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−10%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(79mg、96%)。LC−MS C
24H
37N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 385.3;実測値385.3。
【0321】
ステップ3:[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]酢酸二塩酸塩
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ2の生成物を塩化メチレン(3mL)に溶解し、その後4.0Mの塩化水素の1,4−ジオキサン溶液(0.533mL、2.13mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後濃縮した。この残渣(73mg、白色固体)をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
20H
29N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 329.2;実測値329.2。
【0322】
ステップ4:N,N−ジメチル−2−[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセタミド
[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]酢酸二塩酸塩(24mg、0.060mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(100.μL、0.574mmol)及び2.0MのジメチルアミンのTHF溶液(0.15mL、0.30mmol)を加えた。この混合物を室温で5分間攪拌し、その後ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(29.mg、0.066mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後アセトニトリルで希釈し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
22H
34N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 356.3;実測値356.3。
【0323】
実施例69
N−メチル−2−[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセタミド
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例68の合成用に記載したものと類似の手順で、ジメチルアミンをメチルアミン(2MのTHF溶液)で置き換えて調製した。得られた混合物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
21H
32N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 342.3;実測値342.3。
【0324】
実施例70
2−[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N,N−ジメチルアセタミド
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:tert−ブチル3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
ピペリジン−4−オン塩酸塩水和物(0.77g、5.0mmol)及びtert−ブチル3−(2−メトキシ−2−オキソエチリデン)アゼチジン−1−カルボキシレート(MolBridge、cat#MB00001187:1.2g、5.5mmol)のアセトニトリル(5mL)中混合物に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.90mL、6.0mmol)を加えた。得られた混合物を75℃まで加熱し、2日間攪拌した。この混合物をEtOAcで希釈し、その後水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−70%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.08g、66%)。LC−MS C
12H
19N
2O
5 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 271.1;実測値271.2。
【0325】
ステップ2:tert−ブチル3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミン(133mg、1.00mmol)及びtert−ブチル3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−オキソピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(326mg、1.00mmol)の塩化メチレン(8mL)溶液に、酢酸(110μL、2.0mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(420mg、2.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温で3時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−10%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(483mg、定量的)。LC−MS C
25H
38N
3O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 444.3;実測値444.3。
【0326】
ステップ3:tert−ブチル3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート
【化153】
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tert−ブチル3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(444mg、1.00mmol)の塩化メチレン(8mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(520μL、3.0mmol)、続いて無水トリフルオロ酢酸(180μL、1.3mmol)を加えた。得られた黄色溶液を室温で1時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−60%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(446mg、83%)。LC−MS C
27H
37F
3N
3O
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 540.3;実測値540.2。
【0327】
ステップ4:メチル(3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセテート二塩酸塩
【化154】
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ステップ3の生成物の塩化メチレン(6mL)溶液に、4.0Mの塩化水素の1,4−ジオキサン溶液(2.50mL、10.0mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後濃縮して400mgの淡黄色固体を得、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
22H
29F
3N
3O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 440.2;実測値440.2。
【0328】
ステップ5:メチル(1−(エチルスルホニル)−3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセテート
【化155】
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メチル(3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセテート二塩酸塩(150mg、0.29mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(255μL、1.46mmol)を加え、その後エタンスルホニルクロリド(55.5μL、0.585mmol)を滴下した。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後水でクエンチし、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−60%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
24H
33F
3N
3O
5S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 532.2;実測値532.2。
【0329】
ステップ6:[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化156】
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ステップ5の生成物をテトラヒドロフラン(2.5mL)及びメタノール(2.5mL)に溶解し、その後2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(1.0mL、2.0mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
32N
3O
4S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 422.2;実測値422.1。
【0330】
ステップ7:2−[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N,N−ジメチルアセタミド
[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸ビス(トリフルオロアセテート)(36mg、0.055mmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(58μL、0.33mmol)、続いて2.0MのジメチルアミンのTHF溶液(150μL、0.30mmol)を加えた。その後、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(27mg、0.061mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後アセトニトリルで希釈し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
23H
37N
4O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 449.3;実測値449.3。
1H NMR (500 MHz, CD
3CN) δ 7.27 - 7.20 (m, 2H), 7.16 - 7.10 (m, 1H), 7.07 - 7.01 (m, 2H), 3.99 - 3.90 (m, 2H), 3.78 - 3.69 (m, 2H), 3.07 - 2.95 (m, 5H), 2.85 (s, 3H), 2.75 - 2.66 (m, 2H), 2.62 (s, 2H), 2.61 - 2.53 (m, 1H), 2.32 - 2.24 (m, 1H), 2.18 - 2.06 (m, 2H), 1.88 - 1.80 (m, 2H), 1.80 - 1.73 (m, 1H), 1.37 - 1.22 (m, 5H), 1.03 - 0.91 (m, 2H)。
【0331】
実施例71
2−[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N−メチルアセタミド
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70の合成用に記載したものと類似の手順で、ステップ7のジメチルアミンをメチルアミン(2MのTHF溶液)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
22H
35N
4O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 435.2;実測値435.3。
【0332】
実施例72
[1−(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:N−{1−[1−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化159】
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N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:20.mg、0.049mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液に、4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキサノン(アルドリッチ、cat#638153:62μL、0.25mmol)、続いて酢酸(8.4μL、0.15mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(31mg、0.15mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1.5時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3溶液で中和し、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
33H
50F
3N
4O
2Si (M+H)
+に対する計算値: m/z = 619.4;実測値619.3。
【0333】
ステップ2:N−{1−[3−(シアノメチル)−1−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1の粗生成物をTHF(1mL)に溶解し、その後4.0Mの塩化水素の1,4−ジオキサン溶液(0.5mL、2mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
27H
36F
3N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 505.3;実測値505.3。
【0334】
ステップ3:[1−(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
ステップ2の粗生成物をTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL、1mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、シス及びトランス生成物の混合物を得、これを分離し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製した。LC−MS C
25H
37N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3; 実測値409.2。
トランス異性体について:
1H NMR (500 MHz, CD
3CN) δ 7.26 - 7.21 (m, 2H), 7.15 - 7.10 (m, 1H), 7.06 - 7.01 (m, 2H), 3.50 - 3.40 (m, 1H), 3.22 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 2.83 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 2.75 (s, 2H), 2.66 - 2.53 (m, 3H), 2.29 - 2.18 (m, 3H), 2.03 - 1.95 (m, 1H), 1.86 - 1.68 (m, 7H), 1.30 - 1.11 (m, 4H), 1.02 - 0.90 (m, 4H)。シクロヘキサン環のトランス配置は、2D NMRで確認した。分析的LC−MS(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)の保持時間t=1.91分。
【0335】
実施例73
[1−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
このシス異性体もまた、実施例72、ステップ3の反応において生成した。これは、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で単離し、所望の生成物を得た。LC−MS C
25H
37N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3; 実測値409.2。
1H NMR (500 MHz, CD
3CN) δ 7.29 - 7.24 (m, 2H), 7.18 - 7.13 (m, 1H), 7.09 - 7.05 (m, 2H), 3.68 - 3.61 (m, 1H), 3.30 - 3.24 (m, 2H), 2.85 - 2.80 (m, 4H), 2.71 - 2.56 (m, 3H), 2.33 - 2.22 (m, 4H), 1.89 - 1.78 (m, 3H), 1.66 - 1.59 (m, 2H), 1.54 - 1.44 (m, 4H), 1.44 - 1.36 (m, 2H), 1.32 - 1.22 (m, 2H), 1.02 - 0.96 (m, 2H)。分析的LC−MS(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)の保持時間t=2.06分。
【0336】
実施例74
[1−(2−ヒドロキシエチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例72の手順に従って、ステップ1で4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキサノンを{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}アセトアルデヒド(アルドリッチ、cat#449458)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
21H
31N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 355.2;実測値355.2。
【0337】
実施例75
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例72の手順に従って、ステップ1で4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキサノンをテトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(アルドリッチ、cat#198242)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
24H
35N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 395.3;実測値395.2。
【0338】
実施例76
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル(ジアステレオマー混合物)
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例72の手順に従って、ステップ1で4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキサノンをジヒドロフラン−3(2H)−オン(J&W PharmLab、cat#10−0169)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
23H
33N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 381.3;実測値381.2。
【0339】
実施例77
2−(3−(シアノメチル)−3−(4−(((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセタミド
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]酢酸
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:150mg、0.37mmol)及び5.0Mのグリオキシル酸エチルのトルエン溶液(88μL、0.44mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液に、酢酸(62.9μL、1.11mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(160mg、0.74mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をTHF(2mL)及びMeOH(2mL)に溶解し、その後水酸化リチウム一水和物(46mg、1.1mmol)の水(1mL)溶液を加えた。この反応混合物を40℃で2時間攪拌した。この反応混合物を、HCl(水溶液)でpH=4に調節し、減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
21H
29N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 369.2;実測値369.2。
【0340】
ステップ2:2−(3−(シアノメチル)−3−(4−(((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセタミド
2.0MのジメチルアミンのTHF溶液(41μL、0.081mmol)を、[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]酢酸(20mg、0.05mmol)及びベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(29mg、0.065mmol)のDMF(1mL)中混合物に加え、続いてトリエチルアミン(20μL、0.2mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後TFAでpH=2に調節し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
34N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 396.3;実測値396.2。
【0341】
実施例78
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]−N−メチルアセタミド
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例77の手順に従って、ステップ2でジメチルアミンをメチルアミンに置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
32N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 382.3;実測値382.2。
【0342】
実施例79
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]アセタミド
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例77の手順に従って、ステップ2でジメチルアミンを炭酸アンモニウムに置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
30N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 368.2;実測値368.2。
【0343】
実施例80
[1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(35mg、0.079mmol)を、N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:25mg、0.061mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(アルドリッチ、cat#682063:9.9mg、0.079mmol)のアセトニトリル(1.0mL)中混合物に加え、続いてトリエチルアミン(25μL、0.18mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後2NのNaOH(1mL)を加えた。得られた混合物を室温で3時間攪拌し、その後TFAで酸性化し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
31N
6O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 419.3;実測値419.3。この生成物のTFA塩を中和し、この生成物の遊離の塩基形態を得、これを用いてNMRデータを得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 8.15 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.21 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.09 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 4.26 - 4.13 (m, 2H), 3.88 - 3.76 (m, 5H), 2.94 (s, 2H), 2.72 - 2.62 (m, 2H), 2.56 - 2.50 (m, 1H), 2.22 - 2.10 (m, 3H), 1.84 - 1.70 (m, 3H), 1.34 - 1.20 (m, 2H), 0.99 - 0.89 (m, 2H)。
【0344】
実施例81
[1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
31N
6O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 419.3;実測値419.3。
【0345】
実施例82
[1−[(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をtrans−4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
37N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 437.3;実測値437.3。
【0346】
実施例83
[1−[(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をcis−4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
37N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 437.3;実測値437.3。
【0347】
実施例84
[1−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を1−ヒドロキシシクロプロパンカルボン酸で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
31N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 395.2;実測値395.2。
【0348】
実施例85
[1−[(1−ヒドロキシシクロペンチル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を1−ヒドロキシシクロペンタンカルボン酸で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
35N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 423.3;実測値423.3。
【0349】
実施例86
[1−(モルホリン−4−イルカルボニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
ホスゲン(15wt%トルエン溶液、80μL、0.1mmol)を、N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イ}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:30mg、0.08mmol)及びトリエチルアミン(30μL、0.2mmol)のアセトニトリル(1mL)中混合物に0℃で加えた。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この残渣に、モルホリン(10.μL、0.11mmol)及びトリエチルアミン(20μL、0.2mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液を加えた。この反応混合物を室温で30分間攪拌し、その後2NのNaOH(1mL)を加えた。この反応混合物を室温で3時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
34N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 424.3;実測値424.3。
【0350】
実施例87
[1−[(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例86に記載したものと同様の手順で、モルホリンを4−ヒドロキシピペリジンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
36N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 438.3;実測値438.3。
【0351】
実施例88
[1−[(4−メトキシピペリジン−1−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例86の手順に従って、モルホリンを4−メトキシピペリジンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
38N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 452.3;実測値452.3。
【0352】
実施例89
[1−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化178】
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この化合物は、実施例86の手順に従って、モルホリンをアゼチジン−3−オール塩酸塩で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
32N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 410.3;実測値410.3。
【0353】
実施例90
N,N−ジメチル−2−(1−(メチルスルホニル)−3−(4−(((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセタミド
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70の手順に従って、ステップ5のエタンスルホニルクロリドをメタンスルホニルクロリドで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
35N
4O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 435.2;実測値435.3。
【0354】
実施例91
N−メチル−2−[1−(メチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセタミド
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70の手順に従って、ステップ5のエタンスルホニルクロリドをメタンスルホニルクロリドで置き換え;ステップ7のジメチルアミンをメチルアミンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
33N
4O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 421.2;実測値421.3。
【0355】
実施例92
2−[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]エタノール
【化181】
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[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸ビス(トリフルオロアセテート)(実施例70、ステップ6:33mg、0.051mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(1.5mL)溶液に、1.0Mの水素化アルミニウムリチウムのTHF溶液(300μL、0.30mmol)を滴下した。得られた混合物を0℃で1.5時間攪拌し、その後、0.1mLの水、0.1mLのNaOH(15%水溶液)、その後0.3mLの水でクエンチした。得られた混合物を0℃で10分間攪拌し、その後THFで希釈し、ろ過した。このろ液を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
34N
3O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 408.2;実測値408.2。
【0356】
実施例93
2−[1−(メチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]エタノール
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70(ステップ5、6)及び実施例92の手順に従って、実施例70、ステップ5のエタンスルホニルクロリドをメタンスルホニルクロリドで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
32N
3O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 394.2;実測値394.2。
【0357】
実施例94
メチル3−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70の手順に従って、エタンスルホニルクロリドをクロロギ酸メチルで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
35N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 415.3;実測値415.3。
【0358】
実施例95
メチル3−[2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70の手順に従って、ジメチルアミンをメチルアミンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
33N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 401.3;実測値401.2。
【0359】
実施例96
3−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−N,N−ジメチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70の手順に従って、ステップ5のエタンスルホニルクロリドをN,N−ジメチルカルバモイルクロリドで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
38N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 428.3;実測値428.3。
【0360】
実施例97
N,N−ジメチル−3−[2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70の手順に従って、ステップ5のエタンスルホニルクロリドをN,N−ジメチルカルバモイルクロリドで置き換え、ステップ7のジメチルアミンをメチルアミンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
36N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 414.3;実測値414.2。
【0361】
実施例98
[1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:40mg、0.1mmol)、4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(24mg、0.15mmol)、トリス(ジべンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(4mg、0.004mmol)、ジシクロヘキシル(2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル−2−イル)ホスフィン(8.2mg、0.017mmol)、及び炭酸セシウム(70.mg、0.22mmol)のトルエン(2mL)中混合物を、窒素でパージし、その後110℃で一夜攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をTHF(2mL)に溶解し、その後2NのNaOH(2mL)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
31N
6 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 391.3;実測値391.2。
【0362】
実施例99
テトラヒドロフラン−3−イル3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(ジアステレオマー混合物)
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:20mg、0.05mmol)及びトリエチルアミン(20μL、0.14mmol)のアセトニトリル(0.8mL)中混合物に、4−ニトロフェニルテトラヒドロフラン−3−イルカーボネート(WO2010/108059に記載の通りに調製、16mg、0.063mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をTHF(1mL)に溶解し、その後2NのNaOH(1mL)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
33N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 425.3;実測値425.3。
【0363】
実施例100
[1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化189】
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この化合物は、実施例58の手順に従って、ステップ5のメタンスルホニルクロリドを1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
31N
6O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 455.2;実測値455.2。
【0364】
実施例101
[3−(4−{[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例58の手順に従って、ステップ2の(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミンを(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパンアミン(Enamine、cat#EN300−189082)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
28FN
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 407.2;実測値407.1。
【0365】
実施例102
3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例65の手順に従って、(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミンを(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパンアミン(Enamine、cat#EN300−189082)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
19H
27FN
5O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 408.2;実測値408.1。
【0366】
実施例103
[3−(4−{[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル(異性体1)
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例72の手順に従って、(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミンを(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパンアミン(Enamine、cat#EN300−189082)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、2つの異性体をそれぞれのTFA塩として分離した。異性体1を実施例103とした。LC−MS C
25H
36FN
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.3;実測値427.2。
【0367】
実施例104
[3−(4−{[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル(異性体2)
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例72の手順に従って、(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパンアミンを(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパンアミン(Enamine、cat#EN300−189082)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、2つの異性体をそれぞれのTFA塩として分離した。異性体2を実施例104とした。LC−MS C
25H
36FN
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.3;実測値427.2。
【0368】
実施例105
{1−[4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例55の手順に従って、ステップ1のtert−ブチル4−ホルミル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを1−boc−4−ピペリジンカルボキシアルデヒド(Ark pharm、cat#AK−21827)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
31N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 343.2;実測値343.2。
【0369】
実施例106
[1−(3−ヒドロキシシクロブチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
N−{1−[3−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例58、ステップ4:20mg、0.05mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液に、3−オキソシクロブチルベンゾエート(19mg、0.098mmol)、続いて酢酸(8.4μL、0.15mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(31mg、0.15mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1.5時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をアセトニトリル(1mL)に溶解し、その後4NのNaOH(1mL)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
33N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 381.3;実測値381.2。
【0370】
実施例107
2−(3−(4−(((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をテトラヒドロフラン−2−カルボン酸で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3;実測値409.2。
【0371】
実施例108
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をテトラヒドロフラン−3−カルボン酸で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3;実測値409.3。
【0372】
実施例109
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−5−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をチアゾール−5−カルボン酸(AstaTech、cat#69866)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
28N
5OS (M+H)
+に対する計算値: m/z = 422.2;実測値422.2。
【0373】
実施例110
[1−(イソチアゾール−5−イルカルボニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をイソチアゾール−5−カルボン酸(AstaTech、cat#62856)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
28N
5OS (M+H)
+に対する計算値: m/z = 422.2;実測値422.2。
【0374】
実施例111
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピラジン−2−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を2−ピラジンカルボン酸(アルドリッチ、cat#P56100)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
29N
6O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 417.2;実測値417.2。
【0375】
実施例112
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1H−ピラゾール−4−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を1H−ピラゾール−4−カルボン酸(Ark Pharm、cat#AK−25877)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
29N
6O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 405.2;実測値405.3。
【0376】
実施例113
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1H−ピラゾール−5−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を1H−ピラゾール−5−カルボン酸(Oakwood、cat#014533)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
29N
6O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 405.2;実測値405.2。
【0377】
実施例114
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化203】
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この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を(R)−テトラヒドロフラン−3−カルボン酸(アルドリッチ、cat#712280)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3;実測値409.4。
【0378】
実施例115
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を(S)−テトラヒドロフラン−3−カルボン酸(Astech、cat#66517)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3;実測値409.3。
【0379】
実施例116
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を(S)−2−テトラヒドロフロ酸(アルドリッチ、cat#527890)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3;実測値409.3。
【0380】
実施例117
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を(R)−2−テトラヒドロフロ酸(アルドリッチ、cat#479292)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
33N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 409.3;実測値409.2。
【0381】
実施例118
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピリジン−2−イルアセチル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を2−ピリジル酢酸塩酸塩(アルドリッチ、cat#P65606)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
32N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 430.3;実測値430.3。
【0382】
実施例119
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−4−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をチアゾール−4−カルボン酸(アルドリッチ、cat#633658)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
28N
5OS (M+H)
+に対する計算値: m/z = 422.2;実測値422.2。
【0383】
実施例120
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例80の手順に従って、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸をチアゾール−2−カルボン酸(Ark Pharm、cat#AK−21895)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
28N
5OS (M+H)
+に対する計算値: m/z = 422.2;実測値422.2。
【0384】
実施例121
N,N−ジメチル−2−[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]アセタミド
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
メチル(3−{4−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセテート(実施例70、ステップ4:150mg、0.29mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液に、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(アルドリッチ、cat#198242:100μL、1mmol)、続いて酢酸(100μL、2mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(190mg、0.88mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、その後2.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(2mL、4mmol)、続いてメタノール(5mL)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後MeOHで希釈し、ろ過し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
36N
3O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 414.3;実測値414.3。
【0385】
ステップ2:N,N−ジメチル−2−[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]アセタミド
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸(TFA塩、20mg)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解し、その後(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(19mg、0.037mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(150μL、0.86mmol)、及び2.0MのジメチルアミンのTHF溶液(80μL、0.2mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後MeOHで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
41N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 441.3;実測値441.3。
【0386】
実施例122
N−メチル−2−[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]アセタミド
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121の手順に従って、ステップ2のジメチルアミンをメチルアミンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
39N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.3;実測値427.3。
【0387】
実施例123
2−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N,N−ジメチルアセタミド
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121の手順に従って、ステップ1のテトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンをシクロプロパンカルボキシアルデヒドで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
39N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 411.3;実測値 411.4。
【0388】
実施例124
2−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N−メチルアセタミド
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例123の手順に従って、ジメチルアミンをメチルアミンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
37N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 397.3;実測値397.3。
【0389】
実施例125
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピリミジン−2−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121、ステップ1の手順に従って、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンをピリミジン−2−カルバルデヒド(Synnovator、cat#PB00379)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
32N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 422.3;実測値422.2。
【0390】
実施例126
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピリミジン−5−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121、ステップ1の手順に従って、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンをピリミジン−5−カルバルデヒド(Matrix Scientific、cat#007321)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
32N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 422.3;実測値422.2。
【0391】
実施例127
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121、ステップ1の手順に従って、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンをチアゾール−4−カルボキシアルデヒド(アルドリッチ、cat#681105)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
31N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.2;実測値427.2。
【0392】
実施例128
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−5−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121、ステップ1の手順に従って、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンをチアゾール−5−カルボキシアルデヒド(アルドリッチ、cat#658103)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
31N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.2;実測値427.2。
【0393】
実施例129
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121、ステップ1の手順に従って、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンをチアゾール−2−カルボキシアルデヒド(アルドリッチ、cat#422460)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
31N
4O
2S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.2;実測値427.2。
【0394】
実施例130
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル]酢酸
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例121、ステップ1の手順に従って、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンを3,3,3−トリフルオロプロパナール(Alfa Aesar、cat#H50472)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
31F
3N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 426.2;実測値426.2。
【0395】
実施例A:LSD1ヒストンデメチラーゼの生化学分析
LANCE LSD1/KDM1Aデメチラーゼ分析:分析用緩衝液(50mM Tris、pH7.5、0.01%Tween−20、25mM NaCl、5mM DTT)中の1nMのLSD−1酵素(ENZO BML−SE544−0050)10μLを、25℃で、ブラック384ウェルポリスチレンプレートに付けた0.8μLの化合物/DMSOとともに、1時間予備培養した。反応は、0.4μMのビオチン標識ヒストンH3ペプチド基質:ART−K(Me1)−QTARKSTGGKAPRKQLA−GGK(ビオチン)配列番号1(AnaSpec 64355)を含む10μLの分析用緩衝液の添加で開始し、25℃で1時間培養した。反応は、1.5nMのEu−抗未修飾H3K4抗体(PerkinElmer TRF0404)、225nMのLANCE Ultraストレプトアビジン(PerkinElmer TRF102)、及び0.9mMのトラニルシプロミン−HCl(Millipore 616431)を加えた10μLの1XのLANCE検出緩衝液(PerkinElmer CR97−100)の添加によって停止した。反応の停止後、プレートを30分間培養し、PHERAstar FSプレートリーダー(BMG Labtech)で読み取った。IC
50が1μM以下の化合物を活性と見なした。実施例の化合物のIC
50のデータを表1に示す(+はIC
50≦100nMを意味し;++はIC
50>100nMかつ≦500nMを意味する)。
【表1-1】
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【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
本発明は、以下のものを包含する。
[発明1]
式I:
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその医薬的に許容される塩であって、
環Aは、C
6−10アリールまたは、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む5〜10員のヘテロアリールであり;
環Bは、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、または3つのヘテロ原子を含む4〜10員のヘテロシクロアルキルであり;
環Cは、(1)単環式C
3−7シクロアルキル、(2)炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む4〜7員の単環式ヘテロシクロアルキル、または、(3)式(A):
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
を有する縮合2環式部分であって、ここで、
環C1は、C
5−6シクロアルキル、または、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む5〜6員のヘテロシクロアルキルであり;
環C2は、(1)フェニル、(2)C
5−6シクロアルキル、(3)炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む5〜6員のヘテロアリール、または、(4)炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む5〜6員のヘテロシクロアルキルであり、
ここで、式(A)の前記縮合2環式部分は、環C1を介して環Bに結合しており、環Cの置換基R
3及びR
4は、C1及びC2のどちらか、または両方で置換されており;
ここで、環Cは、R
zが結合している環Bの環形成原子以外の環Bの環形成原子のいずれかにおいて置換され;
R
1はそれぞれ独立して、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a、SR
a、C(O)R
b、C(O)NR
cR
d、C(O)OR
a、OC(O)R
b、OC(O)NR
cR
d、NR
cR
d、NR
cC(O)R
b、NR
cC(O)OR
a、NR
cC(O)NR
cR
d、C(=NR
e)R
b、C(=NR
e)NR
cR
d、NR
cC(=NR
e)NR
cR
d、NR
cS(O)R
b、NR
cS(O)
2R
b、NR
cS(O)
2NR
cR
d、S(O)R
b、S(O)NR
cR
d、S(O)
2R
b、及びS(O)
2NR
cR
dから選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a、SR
a、C(O)R
b、C(O)NR
cR
d、C(O)OR
a、OC(O)R
b、OC(O)NR
cR
d、C(=NR
e)NR
cR
d、NR
cC(=NR
e)NR
cR
d、NR
cR
d、NR
cC(O)R
b、NR
cC(O)OR
a、NR
cC(O)NR
cR
d、NR
cS(O)R
b、NR
cS(O)
2R
b、NR
cS(O)
2NR
cR
d、S(O)R
b、S(O)NR
cR
d、S(O)
2R
b、及びS(O)
2NR
cR
dから独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
2はそれぞれ独立して、ハロ、C
1−6アルキル、CN、OR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、C(O)OR
a1、NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、及びS(O)
2NR
c1R
d1から選択され、ここで前記C
1−6アルキルは、ハロ、CN、OR
a1、SR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、C(O)OR
a1、OC(O)R
b1、OC(O)NR
c1R
d1、C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1R
d1、NR
c1C(O)R
b1、NR
c1C(O)OR
a1、NR
c1C(O)NR
c1R
d1、NR
c1S(O)R
b1、NR
c1S(O)
2R
b1、NR
c1S(O)
2NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、及びS(O)
2NR
c1R
d1から独立して選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され;
ここで、R
2はそれぞれ、R
zが結合している環Bの環形成原子以外の環Bの環形成原子のいずれかにおいて置換され;
R
3はそれぞれ独立して、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)R
b2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
4は、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)R
b3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、またはS(O)
2NR
c3R
d3であって、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、及びS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
5及びR
6はそれぞれ独立して、H、ハロ、CN、C
1−4アルキル、C
1−4シアノアルキル、C
1−4ハロアルキル、及び−(C
1−4アルキル)−OR
a5から選択され;
R
zは、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)OR
a4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、C(=NR
e4)R
b4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4S(O)R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、及びS(O)
2NR
c4R
d4であって、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)OR
a4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4S(O)R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
a、R
b、R
c、R
d、R
a2、R
b2、R
c2、R
d2、R
a3、R
b3、R
c3、R
d3、R
a4、R
b4、R
c4、及びR
d4は、それぞれ独立して、H、C
1−6アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−から選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−は、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、ハロ、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、3、4、もしくは5つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
cとR
dはそれらが結合するN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
c2とR
d2はそれらが結合するN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
c3とR
d3はそれらが結合するN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
c4とR
d4は、それらが結合しているN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで、前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
R
a1、R
b1、R
c1、R
d1は、それぞれ独立して、H、並びにハロ、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5C(O)OR
a5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、3、4、または5つの置換基で任意に置換されるC
1−6アルキルから選択され;
R
a5、R
b5、R
c5、及びR
d5は、それぞれ独立して、H、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−4アルケニル、及びC
2−4アルキニルから選択され、ここで前記C
1−4アルキル、C
2−4アルケニル、及びC
2−4アルキニルは、OH、CN、アミノ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルチオ、C
1−4アルキルアミノ、ジ(C
1−4アルキル)アミノ、C
1−4ハロアルキル、及びC
1−4ハロアルコキシから独立して選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され;
R
e、R
e1、R
e2、R
e3、R
e4、及びR
e5はそれぞれ独立して、H、C
1−4アルキル、及びCNから選択され;
mは、0、1、または2であり;
nは、0、1、2、または3であり;
pは、0、1、2、3であり;
qは、0、1、または2である、前記化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明2]
環Bが、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、もしくは3つのヘテロ原子を含む4〜7員の単環式ヘテロシクロアルキルである、発明1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明3]
式II:
【化223】
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を有する発明1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩であって、
Xは、−CH
2−もしくは−CH
2−CH
2−であり;
Yは、−CH
2−もしくは−CH
2−CH
2−であり;
R
2はそれぞれ、式IIのX及びYを含む環の、R
zが結合している環形成炭素原子以外の環形成炭素原子のいずれかにおいて置換される、前記化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明4]
式IIIaもしくはIIIb:
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【化225】
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を有する発明1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩であって、R
2はそれぞれ、式IIIaに示されるアゼチジン環または式IIIbに示されるピペリジン環の、R
zが結合している環形成炭素原子以外の環形成炭素原子のいずれかにおいて置換される、前記化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明5]
式IVaもしくはIVb:
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明4に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明6]
式VaもしくはVb:
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【化229】
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を有する、発明1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明7]
qが0である、発明1から6のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明8]
qが1である、発明1から6のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明9]
環Aがフェニルである、発明1から8のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明10]
nが0である、発明1から9のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明11]
nが1である、発明1から9のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明12]
R
1がハロである、発明1から11のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明13]
R
1がFである、発明1から11のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明14]
R
5及びR
6がともにHである、発明1から13のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明15]
環Cが単環式C
3−7シクロアルキルである、発明1から14のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明16]
環Cが、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む単環式の4〜7員のヘテロシクロアルキルである、発明1から14のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明17]
環Cが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル、アゼチジニル、もしくはピペリジニルである、発明1から14のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明18]
環Cが、シクロプロピル、シクロヘキシル、アゼチジニル、もしくはピペリジニルである、発明1から14のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明19]
R
4が、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、5〜10員のヘテロアリール、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、もしくは、S(O)
2R
b3であって、ここで前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、及び5〜10員のヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、及びS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換される、発明1から18のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明20]
R
4が、CN、C(O)NR
c3R
d3、OR
a3、もしくはC(O)OR
a3で任意に置換されるC
1−4アルキルである、発明1から18のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明21]
R
4が、CN、C(O)NR
c3R
d3、もしくはC(O)OR
a3で任意に置換されるC
1−4アルキルである、発明1から18のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明22]
R
4が、−CH
2−CN、−CH
2−C(=O)OH、−CH
2−C(=O)NH(CH
3)、−CH
2−C(=O)N(CH
3)
2、もしくは−CH
2CH
2OHである、発明1から18のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明23]
R
3がそれぞれ独立して、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、5〜10員のヘテロアリール、C
3−10シクロアルキル、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、5〜10員のヘテロアリール、C
3−10シクロアルキル、及び4〜10員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換される、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明24]
R
3がそれぞれ独立して、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、5〜10員のヘテロアリール、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、及び5〜10員のヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換される、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明25]
R
3がそれぞれ独立して、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、5〜10員のヘテロアリール、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、及びS(O)
2R
b2から選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、及び5〜10員のヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明26]
R
zが、H、C
1−4アルキル、もしくはC
6−10アリール−C
1−4アルキル−であり、前記C
1−4アルキル及びC
6−10アリール−C
1−4アルキル−がそれぞれ、ハロもしくはOR
a4で任意に置換される、発明1から5並びに7から25のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明27]
R
zがC
1−4アルキルである、発明1から5及び7から25のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明28]
R
zが、メトキシで置換されたC
1−4アルキルである、発明1から5及び7から25のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明29]
R
zが、フルオロで置換されたC
6−10アリール−C
1−4アルキル−である、発明1から5及び7から25のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明30]
R
zが、H、メチル、メトキシメチル、もしくは4−フルオロフェニルメチルである、発明1から5及び7から25のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明31]
R
zがHである、発明1から5及び7から25のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明32]
pが0である、発明1から31のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明33]
pが1である、発明1から31のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明34]
pが2である、発明1から31のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明35]
mが0である、発明1から5及び7から34のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明36]
式Iに示される二置換のシクロプロピル基に関して、トランス配置を有する、発明1から35のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明37]
(1−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}シクロブチル)アセトニトリル;
(1−メチル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル;
(3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル;
(1−ベンジル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル;
3−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)プロパン酸;
(1−アセチル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル;
(1−ベンゾイル−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル;
メチル3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート;
(1−(メチルスルホニル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−3−イル)アセトニトリル;
2−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)ニコチノニトリル;
3−シアノ−4−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)安息香酸;
2−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリル;
4−(3−(シアノメチル)−3−{4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}アゼチジン−1−イル)ベンゾニトリル;
[1−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル
(1’−(エチルスルホニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−3’−イル)アセトニトリル;
[4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル;
[1−メチル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル;
[1−アセチル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル
[1−(4−フルオロベンゾイル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル;
[1−(メチルスルホニル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル;
[4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)−1−(フェニルスルホニル)ピペリジン−4−イル]アセトニトリル;
エチル4−(シアノメチル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
4−(シアノメチル)−N,N−ジメチル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド;
4−(シアノメチル)−N−イソプロピル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド;
4−(シアノメチル)−N−(4−フルオロフェニル)−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド;
(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−3’−イル)アセトニトリル;
4−(3’−(シアノメチル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}−1,3’−ビアゼチジン−1’−イル)−2,5−ジフルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンズアミド;
N−{[1−(1−メチルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イルメチル]−trans−2−フェニルシクロプロパンアミン;
trans−2−フェニル−N−{[1−(1−フェニルピペリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]メチル}シクロプロパンアミン;
1−フェニル−4−(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)シクロヘキサンカルボニトリル;
[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ニコチノニトリル;
4−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]−2,5−ジフルオロ−N−イソプロピルベンズアミド;
{3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル;
{3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)−1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル;
2−クロロ−6−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル;
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル;
4−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル;
メチル3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
3−(シアノメチル)−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
N−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(シアノメチル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
[1−(3,5−ジフルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−ベンゾイル−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(2−フルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(3−フルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(4−フルオロベンゾイル)−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−メチル−3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸;
N−メチル−2−(3−(4−((trans−2−フェニルシクロプロピルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセタミド;及び
N,N−ジメチル−2−(3−(4−((trans−2−フェニルシクロプロピルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセタミドから選択される発明1に記載の化合物、または前記化合物のいずれかの医薬的に許容される塩。
[発明38]
{1−[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸;
{1−[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸;
{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸;
N,N−ジメチル−2−{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}アセタミド;
N−メチル−2−{1−[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}アセタミド;
[1−(メチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−メチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1S,2R)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
3−(シアノメチル)−N,N−ジメチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド;
3−(シアノメチル)−N−メチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド;
3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド;
[1−メチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸;
[1−エチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]酢酸;
N,N−ジメチル−2−[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセタミド;
N−メチル−2−[1−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)シクロブチル]アセタミド;
2−[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N,N−ジメチルアセタミド;
2−[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N−メチルアセタミドから選択される、発明1に記載の化合物、または前記化合物のいずれか1つの医薬的に許容される塩。
[発明39]
[1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(2−ヒドロキシエチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(3−ヒドロキシシクロブチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル}アセトニトリル;
[1−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(イソチアゾール−5−イルカルボニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(モルホリン−4−イルカルボニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(1−ヒドロキシシクロペンチル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(4−メトキシピペリジン−1−イル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[1−[(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルボニル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(メチルスルホニル)−アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−5−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1H−ピラゾール−4−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピラジン−2−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
{1−[4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]シクロブチル}酢酸;
2−(3−(4−(((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル;
2−(3−(シアノメチル)−3−(4−(((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセタミド;
2−[1−(エチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]エタノール;
2−[1−(メチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]エタノール;
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]アセタミド;
2−[3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル]−N−メチルアセタミド
3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド;
3−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−N,N−ジメチル−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
メチル3−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
N,N−ジメチル−2−(1−(メチルスルホニル)−3−(4−(((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセタミド;
N,N−ジメチル−3−[2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド;
N−メチル−2−[1−(メチルスルホニル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]アセタミド;
テトラヒドロフラン−3−イル3−(シアノメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1H−ピラゾール−5−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル;
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル;
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル;
{3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アゼチジン−3−イル}アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピリジン−2−イルアセチル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−4−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトニトリル;
N,N−ジメチル−2−[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]アセタミド;
N−メチル−2−[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アゼチジン−3−イル]アセタミド;
2−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N,N−ジメチルアセタミド;
2−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)アゼチジン−3−イル]−N−メチルアセタミド;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピリミジン−2−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(ピリミジン−5−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−5−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸;
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)アゼチジン−3−イル]酢酸;及び
[3−(4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}ピペリジン−1−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル]酢酸から選択される発明1に記載の化合物、または前記化合物のいずれかの医薬的に許容される塩。
[発明40]
発明1から39のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
[発明41]
LSD1の阻害方法であって、発明1から39のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩を、前記LSD1と接触させることを含む、前記方法。
[発明42]
治療有効量の発明1から39のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含む疾患の治療方法であって、前記疾患ががんである、前記方法。
[発明43]
前記がんが、血液がんである、発明42に記載の方法。
[発明44]
前記血液がんが、急性リンパ性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄球性白血病(APL)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、原発性骨髄線維症(PMF)、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板血症(ET)、骨髄異形成症候群(MDS)、または多発性骨髄腫から選択される、発明43に記載の方法。
[発明45]
前記がんが、非上皮性悪性腫瘍、肺がん、消化管がん、泌尿生殖器系がん、肝臓がん、骨がん、神経系のがん、婦人科がん、または皮膚がんである、発明43に記載の方法。
[発明46]
治療有効量の発明1から39のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含む疾患の治療方法であって、前記疾患がウイルス疾患またはベータグロビン症である、前記方法。
また、本明細書に記載されたものに加えて、本発明の様々な変更が、前述の説明から、当業者には明らかであろう。かかる変更もまた、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。本出願に引用した、すべての特許、特許出願、及び出版物を含めた各参考文献は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。