特許第6782004号(P6782004)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6782004商品販売データ処理装置、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6782004
(24)【登録日】2020年10月21日
(45)【発行日】2020年11月11日
(54)【発明の名称】商品販売データ処理装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/06 20060101AFI20201102BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20201102BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20201102BHJP
   B41J 5/30 20060101ALI20201102BHJP
   B65C 9/46 20060101ALI20201102BHJP
【FI】
   G07G1/06 A
   G07G1/12 351D
   G07G1/12 301C
   B41J3/36 T
   B41J5/30 Z
   B65C9/46
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-142147(P2016-142147)
(22)【出願日】2016年7月20日
(65)【公開番号】特開2018-13902(P2018-13902A)
(43)【公開日】2018年1月25日
【審査請求日】2019年6月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000145068
【氏名又は名称】株式会社寺岡精工
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】特許業務法人 英知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 浩一
(72)【発明者】
【氏名】岡本 浩二
(72)【発明者】
【氏名】亀山 哲
(72)【発明者】
【氏名】富岡 和之
【審査官】 木村 麻乃
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−066833(JP,A)
【文献】 特開2005−118551(JP,A)
【文献】 特開2012−008833(JP,A)
【文献】 特開2009−255457(JP,A)
【文献】 特開平11−042221(JP,A)
【文献】 特開2015−087873(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00−1/14
B41J 3/36
B41J 5/30
B65C 9/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の商品を組み合わせた混合品に貼付されるラベルに関する処理を行う商品販売データ処理装置であって、
商品に関する情報、前記商品の消費期限または賞味期限を示す期限情報、及び商品の組み合わせの可否に関する組合せ情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から、複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報を取得する取得手段と、
商品それぞれに関連付けられた選択可能なボタンを備える選択手段と、
前記選択手段により選択された商品に関する情報、及び期限情報を出力する出力手段と、
前記選択手段により選択されたボタンに関連付けられた商品、及び前記記憶手段に記憶されている前記組合せ情報に基づいて、当該商品と組み合わせ可能な商品に関連付けられたボタンのみを選択可能とし、それ以外を選択不可とする絞込手段とを有する
ことを特徴とする商品販売データ処理装置。
【請求項2】
前記出力手段は、前記取得手段により取得された複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報を強調して出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項3】
印字部を有し、
前記出力手段は、前記商品に関する情報、及び期限情報を、前記印字部によりラベル用紙に印字し、
前記印字部は、第1の印字領域に、複数の商品を含む混合品の名称、及び前記複数の商品のうち最早の期限情報を印字し、前記第1の印字領域と異なる第2の印字領域に、前記複数の商品それぞれに関する情報を印字してラベルを発行する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項4】
複数の商品を組み合わせた混合品に貼付されるラベルに関する処理を行う商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、
商品に関する情報、前記商品の消費期限または賞味期限を示す期限情報、及び商品の組み合わせの可否に関する組合せ情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段から、複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報を取得する取得手段、
商品それぞれに関連付けられた選択可能なボタンを備える選択手段、
前記選択手段により選択された商品に関する情報、及び期限情報を出力する出力手段、
前記選択手段により選択されたボタンに関連付けられた商品、及び前記記憶手段に記憶されている前記組合せ情報に基づいて、当該商品と組み合わせ可能な商品に関連付けられたボタンのみを選択可能とし、それ以外を選択不可とする絞込手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項5】
前記出力手段は、前記取得手段により取得された複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報を強調して出力する
ことを特徴とする請求項4に記載のプログラム
【請求項6】
請求項4または5に記載のプログラムであって、
前記コンピュータを、印字部として機能させ、
前記出力手段は、前記商品に関する情報、及び期限情報を、前記印字部によりラベル用紙に印字し、
前記印字部は、第1の印字領域に、複数の商品を含む混合品の名称、及び前記複数の商品のうち最早の期限情報を印字し、前記第1の印字領域と異なる第2の印字領域に、前記複数の商品それぞれに関する情報を印字してラベルを発行する
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品販売データ処理装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、店舗に陳列された調理加工食品の中から、顧客が選択した惣菜などの複数の商品を組合せて一つの容器に収容して、セット品(混在品)として販売する場合がある。セット品(混在品)としては、例えば、ポテトサラダ、チーズ、卵などを同じ容器に収容したものなどが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−16300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、商品情報が印字されたラベルを、複数の商品を収容する容器に複数枚貼付した場合、ラベルの記載事項が重複してラベルが無駄となる、複数のラベルを容器に貼付することで見栄えが低下する、などが生じる虞がある。
また、一つの容器に収容された複数の商品それぞれについてラベルが貼付され、各商品の消費期限(賞味期限)が異なる場合、商品購入者により商品の消費期限を的確に認識することが難しくなるという問題点がある。
【0005】
特許文献1には、複数の調理加工食品に含まれるすべての栄養成分、或いは原材料、或いは添加物情報を、一枚のラベルに印字するラベル発行装置が記載されている。そのラベルは商品に貼付される。
このように、一枚のラベルに複数の商品に関する商品情報や消費期限を単純に印字した場合、上述したように、商品の消費期限(賞味期限)が異なると、商品購入者による商品の消費期限を的確に認識することが難しくなるという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る商品販売データ処理装置は、少なくとも以下の構成を具備する。
複数の商品を組み合わせた混合品に貼付されるラベルに関する処理を行う商品販売データ処理装置であって、
商品に関する情報、前記商品の消費期限または賞味期限を示す期限情報、及び商品の組み合わせの可否に関する組合せ情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から、複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報を取得する取得手段と、
商品それぞれに関連付けられた選択可能なボタンを備える選択手段と、
前記選択手段により選択された商品に関する情報、及び期限情報を出力する出力手段と、
前記選択手段により選択されたボタンに関連付けられた商品、及び前記記憶手段に記憶されている前記組合せ情報に基づいて、当該商品と組み合わせ可能な商品に関連付けられたボタンのみを選択可能とし、それ以外を選択不可とする絞込手段と
を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、複数の商品を組み合わせた混合品に貼付されるラベルに関する処理を行う商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、
商品に関する情報、前記商品の消費期限または賞味期限を示す期限情報、及び商品の組み合わせの可否に関する組合せ情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段から、複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報を取得する取得手段、
商品それぞれに関連付けられた選択可能なボタンを備える選択手段、
前記選択手段により選択された商品に関する情報、及び期限情報を出力する出力手段、
前記選択手段により選択されたボタンに関連付けられた商品、及び前記記憶手段に記憶されている前記組合せ情報に基づいて、当該商品と組み合わせ可能な商品に関連付けられたボタンのみを選択可能とし、それ以外を選択不可とする絞込手段
として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の商品がまとめて同一容器に収容されるセット品(混合品)に貼付されるラベルを、容易に作成可能な簡単な構成の商品販売データ処理装置を提供することができる。
【0008】
また、同一容器に収容される複数の商品のうち、最も早い消費期限または賞味期限を示す期限情報を強調して出力することができる、又は最も早い期限情報をその他の期限情報と異ならせた表示形態で出力する商品販売データ処理装置を提供することができる。
また、商品販売データ処理装置は、最早の期限情報をユーザに確実に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の電気的な機能ブロック図。
図2】複数の商品が組み合わて収容されるセット品(混合品)の容器、及びラベルの一例を示す分解斜視図。
図3】本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の一例を示す斜視図。
図4】本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の記憶部に記憶されている情報の一例を示す図、(a)は商品情報の一例を示す図、(b)は容器情報の一例を示す図。
図5】本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の記憶部に記憶されている組合せ情報の一例を示す図。
図6】本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の制御部の機能ブロック図。
図7】本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の動作の一例を示すフローチャート。
図8】商品販売データ処理装置の操作画面の一例を示す図、(a)は選択手段の第1の操作画面の一例を示す図、(b)は選択手段の第2の操作画面の一例を示す図。
図9】商品販売データ処理装置の操作画面の一例を示す図、(a)は選択手段の第3の操作画面の一例を示す図、(b)は選択手段の第4の操作画面の一例を示す図。
図10】本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置から出力されるラベルの一例を示す図。
図11】本発明の一実施形態に係る商品販売データ処理装置から出力されるラベルの一例を示す図。
図12】陳列棚等に配置された商品及びその近傍に配置されたボタンと商品販売データ処理装置などを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置は、複数の商品を組み合わせた混合品に貼付されるラベルに関する処理を行う。この商品販売データ処理装置は、商品に関する情報、前記商品の消費期限または賞味期限を示す期限情報を記憶する記憶手段と、記憶手段から、複数の商品に関する情報、及び複数の商品の期限情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された複数の商品に関する情報、及び複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報を強調して出力する出力手段と、を有する。
【0011】
以下、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の一例を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
【0012】
図1に示したように、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置100は、制御部1(CPU)と、記憶部(記憶手段)としてのROM2、RAM3、及び補助記憶部4と、操作部5と、表示部6(表示手段)と、計量部7と、印字部9と、通信部10と、音声出力部11(スピーカ等)と、などを有する。上記各構成要素は、バスなどの通信線12などにより電気的に接続されている。
尚、商品販売データ処理装置100は、計量部7、印字部9、通信部10、音声出力部11等の構成を備えずに、それらの構成が外部装置として、その商品販売データ処理装置100に接続される態様であってもよい。
【0013】
制御部1(CPU)は、商品販売データ処理装置100の各構成要素を統括的に制御する。
【0014】
ROM2は本発明に係る各種プログラムや設定値などを記憶する。RAM3はプログラムを実行するためのワークエリアを有する。
【0015】
補助記憶部4は、例えば、着脱自在なフラッシュメモリなどの記憶装置であり、商品販売データ処理装置100に関する設定情報などを保存可能である。
操作部5は、スイッチ、ボタン、タッチパネルなどの少なくとも1つの操作入力装置であり、操作者(顧客など)により操作され、所定の操作入力に応じた信号を制御部1に出力する。
表示部6は、制御部1の制御により、本発明に係る表示を行う。本実施形態では、タッチパネル式の操作部5及び表示部6を採用している。
【0016】
計量部7は、計量皿(載置部)などを有し、計量皿などに載置された商品やセット品(混合品)などの被測定物の質量を計量し、質量データを示す情報を制御部1に出力する。
【0017】
印字部9(発行手段)は、制御部1の制御によりラベルを発行する。ラベルは、例えば、裏面に粘着層を有する。本実施形態では、ラベルは、一方面に印字面、他方面に粘着層を有する台紙レスラベルである。尚、ラベルとして、台紙付きラベル、熱活性・水活性式のラベルなどの粘着性を設けたシートなどであってもよい。
【0018】
通信部10は、制御部1の制御により、有線式または無線式の通信路を介して金銭登録機、ホストコンピュータなどのコンピュータとデータ通信を行うことが可能である。
【0019】
音声出力部11(スピーカ)は、制御部1の制御により、商品販売データ処理装置100に関する操作案内、エラー音などの音を所定のタイミングで発音可能である。
【0020】
図2に示したように、セット品(混合品)の容器40は、例えば、上部に開口部を有する本体部41、及びその本体部41の開口部を覆う蓋部42を有する。容器40には、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置で発行されるラベルLが貼付される。
【0021】
また、本実施形態では、容器40の本体部41には、仕切り部41bにより仕切られた複数の収容部41aが設けられている。この収容部41aには、例えば、ユーザにより選択された商品が収容される。尚、容器40として、仕切り部41bが設けられていない容器を採用してもよい。
また、ラベルLは、混合品の容器の上面部、側面部、又は底面部のみに貼付されてもよいし、容器の上面部から側面部に亘って貼付されてもよく、容器の上面部から側面部を介して底面部に亘って貼付されてもよい。また、ラベルLは、貼付装置により混合品の容器に貼付されてもよいし、手貼りにより容器に貼付されてもよい。
【0022】
図3に示したように、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置100は、例えば、筐体部100aの前面側にタッチパネル型の操作部5及び表示部6を備え、上面側に計量部7が設けられ、筐体部100aの内部に印字部9が設けられており、発行口9aからラベルが発行される。尚、計量部7、印字部9、表示部6、操作部5の少なくとも一つは筐体部100aに対して着脱自在に設けられていてもよい。
【0023】
図4に示したように、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の記憶部に記憶されている商品情報には、分類情報、商品コード、商品名、期限情報、商品の原材料名、食品添加物名などが、商品毎に関連付けて記憶されている。詳細には、商品コードは各商品に割り当てられた固有の識別情報であり、期限情報は消費期限又は賞味期限を示す。
【0024】
図4(b)に示した容器情報には、容器コード、容器名称、風袋質量などが関連付けて記憶されている。詳細には、容器コードは容器に割り当てられた固有の識別情報である。風袋質量は容器の質量を示し、風袋引きにより商品を量り売りする場合に参照される。
【0025】
図5に示したように、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の記憶部(記憶手段)に記憶されている組合せ情報には、商品の組み合わせの可否に関する情報が記憶されている。詳細には、組合せ情報には、複数の商品名と、セットラベル(親ラベルともいう)の組合せの可否が記憶されている。セットラベル(親ラベル)としては、店長おすすめセット、オードブルセット、サラダセットなどの所望のセット品(混合品)の名称を挙げることができる。図5に示した組合せ情報では、商品の組み合わせが可能な場合に''1''、商品の組み合わせが不可の場合に''0''を示している。
例えば、図5に示した組合せ情報では、セットラベル(親ラベル)として、店長おすすめセットが選択された場合、商品AAA、BBB、CCC、FFF、GGG、HHHから複数選択可能であり、商品DDD、EEEについては選択不可と規定されている。
【0026】
本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の制御部1(CPU)は、記憶部に記憶された制御用プログラムを実行することにより、コンピュータとしての商品販売データ処理装置に、本発明に係る機能を実現させる。詳細には、図6に示したように、制御部1は、モード設定部101、選択部102、絞込部103、取得部104、出力処理部105などを有する。
【0027】
モード設定部101は、操作部5からの信号に応じて、セット販売用ラベル作成モード、又は個別販売用ラベル作成モードを設定する。詳細には、商品販売データ処理装置は、デフォルトでは個別販売用ラベル作成モードに設定されており、例えばセット販売用ラベルモードを選択するボタンなどが操作された場合に、セット販売用ラベル作成モードに設定される。
【0028】
選択部102は、商品それぞれに関連付けられた選択可能なボタン(操作子)を備える。このボタン(操作子)は、例えば、表示部の選択画面に表示され、操作部5により選択可能な選択ボタンである。また、選択部102は、商品陳列棚などに商品に対応して配置されている選択ボタンの操作を検出可能な構成であってもよい。
【0029】
絞込部103は、選択部102により選択されたボタン(操作子)に関連付けられた商品、及び記憶手段に記憶されている組合せ情報に基づいて、当該商品と組み合わせ可能な商品に関連付けられたボタン(操作子)のみを選択可能とし、それ以外を選択不可とする処理を行う。
【0030】
取得部104は、記憶手段から、選択部102により選択された複数の商品の期限情報を取得する。
【0031】
出力処理部105は、選択部102により選択された商品に関する情報、及び取得部104により取得された期限情報を出力する。また、本実施形態では、出力手段は、取得部104により取得された複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報のみを出力する。
【0032】
本実施形態では、出力処理部105は、表示処理部1051、印字処理部1052などを有する。表示処理部1051は、商品の関する情報や期限情報が印字されたラベルの印字イメージを、表示部6に表示する処理を行う。印字処理部1052は、商品の関する情報や期限情報を印字部9によりラベル用紙に印字して、それらの情報が印字されたラベルを発行する処理を行う。
【0033】
次に、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置の動作の一例を、上述した図面、図7に示したフローチャート、図8図9に示した操作画面、図10に示したラベル等を参照しながら説明する。
【0034】
ステップST1において、制御部1は、セット販売モードか否かを判別する。詳細には、セット販売モードが選択された場合、ステップST4の処理に進み、それ以外の場合には、ステップST2の処理に進む。それ以外の場合とは、例えば、個別販売モードなどが選択された場合などである。
【0035】
ステップST2において、制御部1は、個別販売用ラベルを作成する処理を行う。詳細には、選択された商品に関する商品情報を記憶部から読み出し、その商品情報に含まれる商品名、期限情報、原材料名、食品添加物名などを、ラベルの所定領域に印字するように印字イメージを作成する。
【0036】
ステップST3において、制御部1は、例えば、ラベル発行ボタンなどが操作された場合、印字イメージなどに基づいて、印字部9により印字を行い、個別販売用ラベルを発行する処理を行う。そして、個別販売用ラベルを発行する一連の処理を終了する。
【0037】
具体的には、図8(a)に示した例では、商品販売データ処理装置の表示部に操作画面が表示されている。操作画面には、商品を選択可能なボタンB(操作子)、セットラベルボタンBSL、設定処理を終了させる終了ボタンBE、などが操作可能に表示されている。また、風袋の質量、重さ(全質量)、内容量、100gにつき円(単価)、値段などが画面に表示されている。
本実施形態では、商品販売データ処理装置は、初期状態では、個別販売モードに設定されており、例えば、セットラベルボタンBSLが操作された場合に、セット販売モードに移行する。
【0038】
ステップST4において、制御部1は、親ラベル(セット販売用ラベルの名称)を、選択可能に表示部に表示する処理を行う。詳細には、制御部1は、図8(b)に示したように、親ラベルの名称を示す親ラベル用表示部DA、セット品(組合せられる商品)の名称を示すセット表示部DB、セット品に用いられる商品を選択するためのボタンBS(操作子)、などを選択可能に表示する処理を行う。ボタンBS(操作子)は所定の商品に関連付けられている。
図8に示した例では、ボタンBS(操作子)として、店長おすすめセット、オードブルセット、サラダセット、おすすめセット、などの所定の組合せを選択可能なボタンBSが表示されている。
【0039】
ステップST5において、制御部1は、操作者による操作部5の操作に応じた信号に基づいて、ボタンBSが選択されたか否かの判別を行い、選択されていない場合にステップST4の処理に進み、選択された場合にステップST6の処理に進む。
【0040】
ステップST6において、制御部1は、親ラベル等(セット販売名)に組合せ可能な商品に関連付けられたボタンを選択可能に表示する処理を行う。詳細には、制御部1は、記憶手段に記憶されている組合せ情報、商品情報等に基づいて、親ラベル(セット販売名)に組合せ可能な商品に関連付けられたボタンを選択可能に表示する処理を行う。
具体的には、親ラベルとして、店長おすすめセットが選択された場合、図9(a)に示したように、親ラベルの名称を示す親ラベル用表示部DAに、「店長おすすめセット」と表示され、店長おすすめセットに組合わせ可能な商品と関連付けられたボタンBが選択可能に表示され、店長おすすめセットに組合せ不可の商品に関連付けられたボタンは非表示となっている。
【0041】
ステップST7において、制御部1は、操作部5からの信号に基づいて、商品に関連付けられたボタンが選択されたか否かを判別し、選択されていない場合にステップST6の処理に進み、選択された場合にステップST8の処理に進む。
【0042】
ステップST8において、制御部1は、所定の個数だけ商品が選択されたか否かを判別し、所定の個数の商品が選択されていない場合、ステップST6の処理に進み、それ以外の場合、ステップST9の処理に進む。詳細には、図9(b)に示したように、セット品(組合せられる商品)の名称を示すセット表示部DBに、選択された一つ又は複数の商品が表示される。
尚、ステップST6の処理に進んだ場合、制御部は、記憶部に記憶されている組合せ情報、商品情報等に基づいて、選択された親ラベルと選択された商品に対して組合せ可能な商品を絞り込む処理を行い、その結果、組合せ可能な商品に関連付けられたボタンを選択可能とし、組合せ不可の商品に関連付けられたボタンを選択不可とする処理を行う。
【0043】
ステップST9において、制御部1は、セット品(混合品)に貼付されるセットラベル(セット販売用ラベル)を出力する処理を行う。詳細には、制御部1は、図10に示したように、親ラベルの名称、消費期限又は賞味期限を示す期限情報、値段(本体価格、税)、内容量、製造者、製造者の住所、組合わされた複数の商品に関する商品情報をまとめて一枚のラベルに出力する処理を行う。出力処理としては、表示部に表示する処理、印字部によるラベル用紙への印字処理などを含む。
【0044】
図10に示した例では、ラベルの第1の印字領域LAに、複数の商品を含む混合品の名称、及び、複数の商品のうち最早の期限情報を強調して印字されており、第1の印字領域LAと異なる第2の印字領域LBに、複数の商品それぞれに関する情報が印字されている。
また、図10に示した例では、ラベルの上部にラベルの内容を示す識別情報と、その識別情報を示すバーコードなどのコード情報が印字されている。商品販売データ処理装置、ホストコンピュータ、POSレジスタなどの記憶部には、その識別情報と発行されたラベルの内容情報とが関連付けて記憶されている。すなわち、例えば、POSレジスタなどがバーコードスキャナで、上記ラベルに印字されたバーコードを読み取った場合、バーコードにより示される識別情報に関連付けられた、ラベルの内容情報を簡単に取得することができる。
【0045】
上述した実施形態に係る商品販売データ処理装置は、選択された複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報を強調して出力したが、この形態に限られるものではない。
例えば、商品販売データ処理装置は、記憶手段から、選択部102により選択された複数の商品の期限情報を取得する取得部104を備え、出力手段は、取得部104により取得された複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報と、その他の期限情報の表示形態を異ならせて出力してもよい。また、出力手段は、取得部104により取得された複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報のみを出力してもよい。
例えば、図11に示したラベルでは、複数の商品の情報(商品情報)と、各商品の期限情報をまとめて一覧表示されており、且つ、期限情報のうち、最早の期限情報を上部位置に、他よりも大きいサイズで強調表示されている。
すなわち、商品購入者は、混合品の容器に貼付されたラベルを見ることで、強調表示された最早の期限情報を確実に認識することができる。
【0046】
尚、図10図11に示したラベルの一例において、下側の商品明細の記載順は、商品を選択した順番でもよいし、消費期限の早い順、または遅い順に記載されてもよいし、単価の高い、又は低い順に並んで記載されてもよいし、内容量の多い、又は少ない順に並んで記載されていてもよい。
【0047】
また、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置100は、図12に示したように、例えば、商品陳列棚や陳列台に商品Fが配置され、商品Fそれぞれの近傍に選択用のボタン5aが配置されている。この選択用のボタン5aは無線式または有線式の通信路を介して商品販売データ処理装置100に通信可能に接続されている。例えば、この選択用のボタン5aを備えた電子棚札を商品Fそれぞれの近傍に配置してもよい。
また、選択用のボタン5aには、発光部などの表示部が設けられており、選択可能な場合には発光部が発光状態となり、選択可能な旨を表示する等の表示を行い、選択不可の場合には発光部が非発光状態となり、選択不可の旨を示する等の表示を行う。
【0048】
商品販売データ処理装置100は、例えば、店舗や本部管理部等のホストコンピュータ200に通信可能に接続されている。ホストコンピュータ200は店舗内の複数の商品販売データ処理装置100と通信可能材に接続され、商品の在庫管理、販売管理などの各種の商品管理を行う。
【0049】
ユーザは、セット品の容器に所望の商品を収容するとともに、その商品の近傍に配置されているボタン5aを押下する。商品販売データ処理装置100は、ボタン5aが操作された場合、選択された商品に対して組合せ可能な商品を絞込み、絞り込まれた商品の近傍に配置されているボタン5aを選択可能な状態とし、組合せ不可の商品の近傍に配置されているボタン5aを選択不可の状態とする。
そして、ユーザはセット品の商品をさらに選択し、最終的に所望の複数の商品が選択された場合に、商品販売データ処理装置100の表示部などに表示されている、又はハードキーとしてのラベル発行ボタンを操作する。
商品販売データ処理装置100は、選択された複数の商品の商品情報、消費期限又は賞味期限を示す期限情報をまとめて一枚のラベル用紙に印字して、ラベルを発行する。
ユーザは、所望の複数の商品を収容する容器に、発行されたラベルを貼付する。
すなわち、所望の複数の商品を組み合わせたセット品に貼付されるラベルを、容易に短時間に作成することができる、簡単な構成の商品販売データ処理装置を提供することができる。
【0050】
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置100は、複数の商品を組み合わせた混合品に貼付されるラベルに関する処理を行う。商品販売データ処理装置100は、商品に関する情報、前記商品の消費期限または賞味期限を示す期限情報を記憶する記憶手段(ROM2、RAM3、補助記憶部4の少なくとも一つ)と、記憶手段から、複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報を取得する取得手段(取得部104)と、取得手段(取得部104)により取得された複数の商品に関する情報、及び前記複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報を強調して出力する出力手段(出力処理部105、表示処理部1051、印字処理部1052、表示部6、印字部9など)を有する。
出力手段は、例えば、表示部6に商品情報をや期限情報を表示する。または、出力手段は、商品に関する情報、及び期限情報を、印字部によりラベル用紙に印字し、その情報が印字されたラベルを発行する。
【0051】
すなわち、複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報を強調して出力することができ、ユーザは最早の期限情報を的確に認識することができる。
【0052】
また、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置100は、商品それぞれに関連付けられた選択可能なボタンを備える選択手段(選択部102)を有する。出力手段は、選択手段(選択部102)により選択された商品に関する情報、及び期限情報を出力する。
すなわち、商品販売データ処理装置は、ユーザにより選択された複数の商品に関する情報、及び、複数の商品の期限情報のうち最早の期限情報を強調して出力することができる。
【0053】
また、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置100は、商品に関する情報、商品の組み合わせの可否に関する組合せ情報、商品の消費期限または賞味期限を示す期限情報を記憶する記憶手段と、商品それぞれに関連付けられた、選択可能なボタンを備える選択手段(選択部102)と、選択手段(選択部102)により選択されたボタンに関連付けられた商品、及び記憶手段に記憶されている組合せ情報に基づいて、当該商品と組み合わせ可能な商品に関連付けられたボタンのみを選択可能とし、それ以外を選択不可とする絞込手段(絞込部103)と、選択手段(選択部102)により選択された商品に関する情報、及び期限情報を出力する出力手段(出力処理部105、表示処理部1051、印字処理部1052、表示部6、印字部9など)と、を有する。
すなわち、ユーザによる簡単な操作で、セット品(混合品)に収容される複数の商品を容易に絞り込むことができ、複数の商品がまとめて同一容器に収容されるセット品(混合品)に貼付されるラベルを、容易に作成することが可能な、簡単な構成の商品販売データ処理装置を提供することができる。
また、商品販売データ処理装置100は、セット品(混合品)に収容される複数の商品に関する情報をまとめたラベルを生成することができ、例えば、複数のラベルを発行する場合と比較してラベル用紙の使用量が少なく、無駄を低減することができる。
また、セット販売される混合品の容器に一枚のラベルを貼付することで、複数のラベルを貼付する場合と比較して見栄えが良好である。
【0054】
また、上述した実施形態では、先ず、ユーザにより所望の親ラベル(セットラベル)が選択され、その親ラベルに組合せ可能な商品が絞り込まれ、その絞り込まれた商品に関連付けられた選択可能なボタンが操作された場合、その操作に応じて商品の絞り込みを行い、最終的に所望の商品の組合せのセット品(混合品)のラベルを容易に作成することができる。つまり、利便性が向上する。
【0055】
また、混合品の容器に収容された複数の商品それぞれの消費期限又は賞味期限を示す期限情報が異なる場合であっても、商品購入者は、混合品の容器に貼付されたラベルを見ることで、最早の期限情報を的確に認識することができる。
【0056】
また、本発明の実施形態に係る、商品販売データ処理装置の出力手段は、取得手段(取得部104)により取得された複数の商品の期限情報のうち、最早の期限情報と、その他の期限情報の表示形態を異ならせて出力してもよい。
すなわち、混合品の容器に収容された複数の商品それぞれの消費期限又は賞味期限を示す期限情報が異なる場合であっても、商品購入者は、混合品の容器に貼付されたラベルを見ることで、最早の期限情報を的確に認識することができる。
【0057】
また、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置100において、印字部9が、ラベル用紙の第1の印字領域LAに、複数の商品を含む混合品の名称、及び、複数の商品のうち最早の期限情報を強調して印字し、第1の印字領域LAと異なる第2の印字領域LBに、複数の商品それぞれに関する情報を印字する。
すなわち、混合品に関する情報を第1の印字領域LAに、混合品のうち個別の商品に関する情報を第2の印字領域LBに分けて印字することで、商品購買者に混合品に関する情報と個別の商品に関する情報とを分けて的確に認識させることができる。
【0058】
また、商品販売データ処理装置100の印字部9は、第1の印字領域LAの印字内容を印字した第1のラベルを発行し、第2の印字領域LBの印字内容を印字した第2のラベルを発行してもよい。詳細には、商品販売データ処理装置100が台紙付きラベルを採用している場合には複数枚のラベルを発行し、台紙レスラベルを採用している場合には、ラベル用紙を切断することで、複数枚のラベルを発行する。
【0059】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
【0060】
本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置は、複数の商品が収容されたセット品(混合品)に対して、定額のラベルを発行してもよいし、セット品(混合品)の容器固有の風袋と、その風袋に収容される内容物とを合わせた質量から予め記憶手段に記憶されている風袋の質量を差し引き、内容物の質量に基づいて算出されたセット品(混合品)の価格を印字したラベルを発行してもよい。
【0061】
また、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置は、セット販売用ラベル作成モード時に、親ラベルのみ選択された状態でのラベル発行を禁止する処理を行ってもよい。こうすることで、セット品に収容されるべき複数の商品が選択されていない状態での無駄なラベル発行を防止することができる。
【0062】
また、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理装置は、通常の個別販売用ラベル作成モード時に、商品の親ラベル発行の禁止する処理を行う。こうすることで、通常の個別販売用ラベル作成モード時に、ユーザが誤ってセット販売用ラベルを発行するのを防ぐことができる。
【0063】
また、図8図9に示したように、商品を通常選択するときの登録画面と、セット品(混合品)のために複数の商品を選択するときの登録画面の表示態様や商品を選択する際に発音される音の種類等を異なるようにしてもよい。その表示形態が異なる例としては、各登録画面で、背景色や表示色が異なる、一方の登録画面では表示文字等が点滅する、表示文字等が暗転する、等を挙げることができる。
【符号の説明】
【0064】
1…制御部(CPU)
2…ROM(記憶手段)
3…RAM(記憶手段)
4…補助記憶部(記憶手段)
5…操作部(選択手段)
6…表示部(出力手段)
7…計量部
9…印字部(出力手段)
40…容器
100…商品販売データ処理装置
101…モード設定部
102…選択部(選択手段)
103…絞込部(絞込手段)
104…取得部(取得手段)
105…出力処理部(出力手段)
1051…表示処理部(出力手段)
1052…印字処理部(出力手段)
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