(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
図柄を変動/確定表示する図柄表示手段と、種々の表示演出を実行する演出表示手段と、開閉動作する特別入賞手段と、前記図柄表示手段、前記演出表示手段、及び前記特別入賞手段の動作を制御する制御手段とが備えられており、
前記制御手段は、所定の特別条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特別な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が断続的に開成する特別遊技状態を生起させ、さらに前記特別遊技状態の終了後に、所定期間にわたり特定遊技状態を生起させる一方、
前記特定遊技状態において、所定の特殊条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特殊な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が少なくとも1回開成するものの、前記特別遊技状態よりも前記特別入賞手段への遊技球の入賞が期待できない特殊遊技状態を生起させる遊技機であって、
前記制御手段は、前記特定遊技状態において前記演出表示手段に表示する特殊図柄を記憶しており、
前記特定遊技状態が生起すると、前記演出表示手段に前記特殊図柄を変動/停止表示する複数の特殊図柄表示部を形成するとともに、前記図柄表示手段での前記図柄の変動開始に伴い、全ての前記特殊図柄表示部において前記特殊図柄の変動を開始させ、各前記特殊図柄表示部毎に所定のタイミングで前記特殊図柄を夫々停止表示させるようになっており、
さらに、前記特定遊技状態において前記特殊条件が充足されると、全ての前記特殊図柄表示部について、当該特殊条件が充足された前記図柄の変動開始から、前記図柄の確定表示に伴い生起した前記特殊遊技状態が終了するまでの間に前記特殊図柄を停止表示させるとともに、そのうちの少なくとも1つの前記特殊図柄表示部については、前記特殊遊技状態中に前記特殊図柄を停止表示させ、前記特殊図柄の停止表示態様により、前記特殊遊技状態における前記特別入賞手段への遊技球の入賞状況を報知することを特徴とする遊技機。
前記制御手段は、前記特殊遊技状態中に前記特殊図柄を停止表示させる前記特殊図柄表示部に関し、前記特殊遊技状態中に遊技球が前記特別入賞手段へ入賞した場合には当該入賞を検出したタイミングで、前記特殊遊技状態中に遊技球が前記特別入賞手段へ入賞しなかった場合には前記特殊遊技状態が終了するタイミングで、夫々前記特殊図柄を停止表示させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
図柄を変動/確定表示する図柄表示手段と、種々の表示演出を実行する演出表示手段と、開閉動作する特別入賞手段と、前記図柄表示手段、前記演出表示手段、及び前記特別入賞手段の動作を制御する制御手段とが備えられており、
前記制御手段は、所定の特別条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特別な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が断続的に開成する特別遊技状態を生起させ、さらに前記特別遊技状態の終了後に、所定期間にわたり特定遊技状態を生起させる一方、
前記特定遊技状態において、所定の特殊条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特殊な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が少なくとも1回開成するものの、前記特別遊技状態よりも前記特別入賞手段への遊技球の入賞が期待できない特殊遊技状態を生起させる遊技機であって、
前記制御手段は、前記特定遊技状態において前記演出表示手段に表示する特殊図柄を記憶しており、
前記特定遊技状態が生起すると、前記演出表示手段に前記特殊図柄を変動/停止表示する複数の特殊図柄表示部を形成するとともに、前記図柄表示手段での前記図柄の変動開始に伴い、全ての前記特殊図柄表示部において前記特殊図柄の変動を開始させ、各前記特殊図柄表示部毎に所定のタイミングで前記特殊図柄を夫々停止表示させるようになっており、
さらに、前記特定遊技状態において前記特殊条件が充足されると、少なくとも1つの前記特殊図柄表示部については、当該特殊条件の充足に伴い生起した前記特殊遊技状態中に前記特別入賞手段へ遊技球が入賞すると、当該特殊遊技状態中に前記特殊図柄を停止表示させる一方、前記特殊遊技状態中に前記特別入賞手段へ遊技球が入賞しないと前記特殊遊技状態が終了するタイミングで前記特殊図柄を停止表示させることなく消去することにより、前記特殊遊技状態における前記特別入賞手段への遊技球の入賞状況を報知することを特徴とする遊技機。
図柄を変動/確定表示する図柄表示手段と、種々の表示演出を実行する演出表示手段と、開閉動作する可動手段を有する特別入賞手段と、前記特別入賞手段における前記可動手段よりも内側に設けられ、前記可動手段とは独立して開閉される特別領域と、前記図柄表示手段、前記演出表示手段、及び前記特別入賞手段の動作を制御する制御手段とが備えられており、
前記制御手段は、所定の特別条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特別な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が断続的に開成する特別遊技状態を生起させ、さらに前記特別遊技状態中に遊技球が前記特別領域を通過すると、前記特別遊技状態の終了後に、所定期間にわたり特定遊技状態を生起させる一方、
前記特定遊技状態において、所定の特殊条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特殊な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が少なくとも1回開成するものの、前記特別遊技状態よりも前記特別入賞手段への遊技球の入賞が期待できない特殊遊技状態を生起させる遊技機であって、
前記制御手段は、前記特定遊技状態において前記演出表示手段に表示する特殊図柄を記憶しており、
前記特定遊技状態が生起すると、前記演出表示手段に前記特殊図柄を変動/停止表示する複数の特殊図柄表示部を形成するとともに、前記図柄表示手段での前記図柄の変動開始に伴い、全ての前記特殊図柄表示部において前記特殊図柄の変動を開始させ、各前記特殊図柄表示部毎に所定のタイミングで前記特殊図柄を夫々停止表示させるようになっており、
さらに、前記特定遊技状態において前記特殊条件が充足されると、全ての前記特殊図柄表示部について、当該特殊条件が充足された前記図柄の変動開始から、前記図柄の確定表示に伴い生起した前記特殊遊技状態が終了するまでの間に前記特殊図柄を停止表示させるとともに、そのうちの少なくとも1つの前記特殊図柄表示部については、前記特殊遊技状態中に前記特殊図柄を停止表示させ、前記特殊図柄の停止表示態様により、前記特殊遊技状態における前記特別入賞手段への遊技球の入賞状況を報知することを特徴とする遊技機。
図柄を変動/確定表示する図柄表示手段と、種々の表示演出を実行する演出表示手段と、開閉動作する可動手段を有する特別入賞手段と、前記特別入賞手段における前記可動手段よりも内側に設けられ、前記可動手段とは独立して開閉される特別領域と、前記図柄表示手段、前記演出表示手段、及び前記特別入賞手段の動作を制御する制御手段とが備えられており、
前記制御手段は、所定の特別条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特別な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が断続的に開成する特別遊技状態を生起させ、さらに前記特別遊技状態中に遊技球が前記特別領域を通過すると、前記特別遊技状態の終了後に、所定期間にわたり特定遊技状態を生起させる一方、
前記特定遊技状態において、所定の特殊条件が充足されると、前記図柄表示手段において前記図柄を特殊な確定表示態様で確定表示させた後、前記特別入賞手段が少なくとも1回開成するものの、前記特別遊技状態よりも前記特別入賞手段への遊技球の入賞が期待できない特殊遊技状態を生起させる遊技機であって、
前記制御手段は、前記特定遊技状態において前記演出表示手段に表示する特殊図柄を記憶しており、
前記特定遊技状態が生起すると、前記演出表示手段に前記特殊図柄を変動/停止表示する複数の特殊図柄表示部を形成するとともに、前記図柄表示手段での前記図柄の変動開始に伴い、全ての前記特殊図柄表示部において前記特殊図柄の変動を開始させ、各前記特殊図柄表示部毎に所定のタイミングで前記特殊図柄を夫々停止表示させるようになっており、
さらに、前記特定遊技状態において前記特殊条件が充足されると、少なくとも1つの前記特殊図柄表示部については、当該特殊条件の充足に伴い生起した前記特殊遊技状態中に前記特別入賞手段へ遊技球が入賞すると、当該特殊遊技状態中に前記特殊図柄を停止表示させる一方、前記特殊遊技状態中に前記特別入賞手段へ遊技球が入賞しないと前記特殊遊技状態が終了するタイミングで前記特殊図柄を停止表示させることなく消去することにより、前記特殊遊技状態における前記特別入賞手段への遊技球の入賞状況を報知することを特徴とする遊技機。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0011】
(第一実施形態となるパチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。
図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。
図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持する前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
【0012】
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄を変動/確定表示したり、後述する特殊図柄を用いた表示演出を行うための演出用表示部6が設けられている。さらに、演出用表示部6を囲むように種々の電動役物を備えたセンター部材26が遊技盤2に設置されている。さらにまた、センター部材26の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口19が設けられている。加えて、センター部材26の左方から下方にかけては、遊技球が流下可能な左打ち用スペースSLが形成されており、左打ち用スペースSLを流下させることで、遊技球を効率良く始動入賞口19へ入賞させ得るようになっている。
【0013】
一方、センター部材26の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されている。また、該右打ち用スペースSRには、遊技球が入賞可能な入賞装置20、及び開閉可能な扉部材を有する大入賞装置18が設置されている。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRへ打ち込むことにより、入賞装置20や開成した大入賞装置18へ入賞させることができる。なお、左打ち用スペースSLや右打ち用スペースSRには、多数の遊技釘(図示せず)が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、第1特別図柄と第2特別図柄とを夫々別個に表示可能とした特別図柄表示部83が設けられている。
【0014】
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、発射装置10へ供給する遊技球を貯留するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な遊技ボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
【0015】
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置30(
図4に示す)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置50(
図4に示す)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置51(
図4に示す)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置52(
図4に示す)、及び表示制御装置50や音制御装置52等の動作を統合的に制御するサブ制御装置40(
図4に示す)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
【0016】
次に、パチンコ機1の制御機構について、
図4をもとに説明する。
図4は、パチンコ機1の制御機構を示したブロック図である。
メイン制御装置30には、大当たり抽選の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口19や大入賞装置18、入賞装置20、及び特別図柄表示部83等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。なお、
図4では省略しているが、メイン制御基板31は、払出制御装置28や電源装置29等ともインターフェイス35を介して接続されている。
【0017】
記憶手段33には、大当たり抽選に使用するcカウンタ(大当たり判定用乱数)、特別図柄表示部83における第1特別図柄や第2特別図柄の確定表示態様を決定するdカウンタ(確定表示態様決定用乱数)、及び主に特別図柄の変動時間となる基本変動パターンを決定するeカウンタ(変動時間情報決定用乱数)等の複数のカウンタが内蔵されている。各カウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(たとえば1割込2.000ms)のうちに1ずつ加算しながらループカウントするループカウンタであって、当該カウンタを用いた数値の取得は、乱数からの数値の取得とみなすことができる。また、cカウンタは0〜99(100通り)の間を、dカウンタは0〜4(5通り)の間を、及びeカウンタは0〜40(41通り)の間を夫々ループカウントするようになっている。そして、メインCPU32は、遊技球の始動入賞口19や入賞装置20への入賞検出を契機として、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得する(大当たり抽選を実行する)。
【0018】
また、記憶手段33には、cカウンタの数値と「大当たり」であるか否か等を対応づけた大当たり判定用テーブル、dカウンタの数値と特別図柄表示部83に確定表示する第1特別図柄や第2特別図柄の確定表示態様とを対応づけた確定表示態様決定テーブル、及びeカウンタの数値と基本変動パターンとを対応づけた基本変動パターン決定テーブル(たとえば
図5や
図6に示す)等が記憶されている。この基本変動パターンとは、主に特別図柄の変動時間(変動開始から確定表示までの時間)を規定するものである。さらに、記憶手段33には、たとえば特別図柄表示部83において第1特別図柄と第2特別図柄との何れかが変動表示中に始動入賞口19や入賞装置20へ遊技球が入賞したような場合に、当該入賞に伴うcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を保留情報として、始動入賞口19と入賞装置20とを区別した状態で夫々最大4つまで(合計8つまで)記憶する保留情報記憶領域36が設けられている。加えて、記憶手段33には、保留情報記憶領域36に記憶されている保留情報を1つずつ移行して記憶可能であり、大当たり抽選の結果が大当たりであるか否か等の大当たり判定を実行するための大当たり判定用記憶領域37が設けられている。尚、保留情報は、特別図柄及び装飾図柄が確定表示される度に所定の順番で順次大当たり判定用記憶領域37へ移行されて消化され(パチンコ機1では、入賞装置20への入賞に係る保留情報が、始動入賞口19への入賞に係る保留情報よりも優先して消化される)、該消化に伴って新たな保留情報が記憶可能となる。
【0019】
サブ制御装置40には、サブ統合CPU42、記憶手段43、タイマ44、及びインターフェイス45等が搭載されたサブ統合基板41が内蔵されている。該サブ統合基板41は、インターフェイス45を介してメイン制御基板31と電気的に接続されているとともに、表示制御装置50、発光制御装置51、及び音制御装置52と電気的に接続されている。また、サブ統合基板41は、インターフェイス45を介して遊技ボタン25や電動役物とも電気的に接続されている。そして、サブ統合CPU42は、後述するようにメイン制御基板31から大当たり抽選に係る信号(後述するような各種コマンド等)を受信すると、その内容に応じて各制御装置を制御し、スピーカ14やランプ部材15の動作や、演出用表示部6における装飾図柄の表示動作等を制御するとともに、特に高確率状態では、後述するような演出用表示部6での特殊図柄を用いた表示演出を制御する。
【0020】
また、記憶手段43には、演出用表示部6に表示する装飾図柄を記憶する図柄記憶領域(図示せず)と、演出用表示部6における装飾図柄の詳細な変動表示態様やキャラクターの動画を用いたキャラクター演出等からなる複数の詳細変動パターンを記憶した変動パターン記憶領域46とが設けられており、種々の詳細変動パターンがメイン制御基板31で決定される基本変動パターンと対応づけて記憶されている(たとえば
図7に示す)。さらに、記憶手段43には、メイン制御基板31から送信されてくる予定情報を記憶するための予定情報記憶領域47が設けられている。
【0021】
以下、上記パチンコ機1における基本的な遊技動作について簡略に説明する。
まずパチンコ機1では、遊技球が始動入賞口19や入賞装置20へ入賞すると、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、所定個数(たとえば3個)の遊技球を賞球として払い出すとともに、入賞検出のタイミングでcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得し、さらに保留情報記憶領域36に記憶されている保留情報の数が最大値に達しているか否かを確認する。そして、保留情報の数が既に最大値に達していると、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を記憶することなく削除する。一方、最大値に達していないと、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を保留情報記憶領域36に記憶するとともに、遊技状態毎に設定されている大当たり判定用テーブルを参照して今回cカウンタから取得した数値が所定の「大当たり数値(たとえば通常状態の大当たり判定用テーブルでは、“0”の1通りとなっており、高確率状態の大当たり判定用テーブルでは、“0”、“1”の2通りとなっている)」であるか否か(すなわち、大当たり抽選の結果が「大当たり」であるか否か)に加え、当該「大当たり」に係る判定結果を踏まえた上でのdカウンタからの取得数値と、始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞であるかとにもとづく特別図柄の確定表示態様、及び「大当たり」に係る判定結果を踏まえた上でのeカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンがどうなるかを、後述する大当たり判定よりも事前に事前判定として一旦判定する。さらに、メインCPU32は、当該事前判定の結果、始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞に伴う保留情報であるのか、及び何個目の保留情報にもとづくものであるのかを含んだ予定情報を作成し、サブ統合CPU42へ送信する。
【0022】
また、メインCPU32は、特別図柄表示部83において特別図柄を変動表示しているか、それとも確定表示しているかを常に確認しており、第1特別図柄と第2特別図柄とのどちらの特別図柄についても確定表示していると保留情報の有無を確認する。そして、保留情報が存在すると、消化する優先度が最も高い保留情報(本実施形態では、入賞装置20への入賞に係る保留情報が存在すると、その保留情報のうち最も以前に記憶した保留情報となり、入賞装置20への入賞に係る保留情報が存在しないと、始動入賞口19への入賞に係る保留情報のうち最も以前に記憶した保留情報となる)を大当たり判定用記憶領域37へ移行するとともに、当該保留情報について以下の大当たり判定を実行する。すなわち、保留情報を大当たり判定用記憶領域37へ移行した時点での遊技状態に対応した大当たり判定用テーブルを参照して、当該保留情報に係るcカウンタからの取得数値が上記所定の「大当たり数値」であるか否か、つまり大当たり抽選の結果が「大当たり」であるか、それとも「はずれ」であるかを判定する。そして、大当たり抽選の結果が「大当たり」である(cカウンタからの取得数値が「大当たり数値」である)と、dカウンタからの取得数値及び始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞であるかにもとづき特別図柄の確定表示態様(特別な確定表示態様)を決定する。また、始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞であるかや現時点の遊技状態に応じた基本変動パターン決定テーブルを用い(たとえば、遊技状態が通常状態であり、且つ、始動入賞口19への入賞にもとづくものであると
図5(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い)、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。一方、大当たり抽選の結果が「はずれ」である(cカウンタからの取得数値が「大当たり数値」以外の数値である)と、dカウンタからの取得数値及び始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞であるかにもとづき特別図柄の確定表示態様を決定する。また、始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞であるかや現時点の遊技状態に応じた基本変動パターン決定テーブルを用い(たとえば、遊技状態が通常状態であり、且つ、始動入賞口19への入賞にもとづくものであると
図5(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い)、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。
【0023】
その後、メインCPU32は、始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞に伴うものであるか、大当たり抽選の結果(「大当たり」であるか「はずれ」であるか)、特別図柄の確定表示態様、及び読み出した基本変動パターンの種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へ送信する。また、特別図柄表示部83において、始動入賞口19への入賞に係る保留情報の消化であると第1特別図柄を、入賞装置20への入賞に係る保留情報の消化であると第2特別図柄を所定の態様で夫々変動させるとともに、タイマ34による計時を開始する。そして、読み出した基本変動パターンに応じた図柄の変動時間が経過すると、大当たり抽選の結果を踏まえた上でのdカウンタからの取得数値及び始動入賞口19と入賞装置20との何れへの入賞であるかにもとづく確定表示態様で、対応する特別図柄を確定表示させるとともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。
【0024】
また、メインCPU32は、大当たり抽選の結果が「大当たり」である(特別条件の充足)と、第1特別図柄若しくは第2特別図柄の特別な確定表示態様での確定表示後、特別遊技状態である大当たり状態の開始を報知する開始デモ、大入賞装置18の所定回数にわたる断続的な開成、及び大当たり状態の終了を報知する終了デモからなる大当たり状態を生起させる。そして、大当たり状態の生起に伴い開成した大入賞装置18に遊技球が入賞すると、始動入賞口19や入賞装置20へ入賞した場合と比較して多くの遊技球(たとえば10個)を賞球として払い出す。
【0025】
さらに、メインCPU32は、大当たり状態の終了に伴い、大当たり状態が終了してから特別図柄の確定表示回数(第1特別図柄及び第2特別図柄の合計の確定表示回数)が所定の特定回数(たとえば50回)に達するまで、大当たり抽選の結果が「大当たり」となる確率が上述の如く向上した高確率状態(特定遊技状態)を生起させる。そして、特別図柄の確定表示回数が特定回数に達するよりも前に(すなわち高確率状態中に)、大当たり抽選の結果が再び「大当たり」となると、上記同様に大当たり状態を生起させるとともに、大当たり状態の終了に伴い、今回の大当たり状態が終了してから特別図柄の確定表示回数が再び特定回数に達するまで高確率状態を生起させる。一方、大当たり抽選の結果が「大当たり」となることなく特別図柄の確定表示回数が特定回数に達すると、高確率状態を終了させ、大当たり抽選の結果が「大当たり」となる確率が低い通常状態とする。
【0026】
一方、サブ統合CPU42は、予定情報を受信すると予定情報記憶領域47へ記憶する。また、開始コマンドを受信すると、該開始コマンドに対応する予定情報を予定情報記憶領域47から読み出す。さらに、その開始コマンドに含まれている大当たり抽選の結果に係る情報及び特別図柄の確定表示態様等に応じて最終的に確定表示する装飾図柄の表示態様を決定するとともに、基本変動パターンに係る情報に対応する詳細変動パターンを変動パターン記憶領域46から読み出し、タイマ44により計時しながら、読み出した詳細変動パターンにしたがって演出用表示部6における装飾図柄を変動表示させる。そして、停止コマンドの受信に伴い、上記決定した表示態様で装飾図柄を演出用表示部6に確定表示させる。つまり、大当たり抽選の結果が「大当たり」であると、同一の装飾図柄を3つ並べる大当たり装飾図柄表示態様(たとえば“7・7・7”や“3・3・3”)で確定表示させる。また、大当たり抽選の結果が「はずれ」であると、3つのうち少なくとも1つの装飾図柄が他の2つの装飾図柄とは異なるはずれ装飾図柄表示態様(たとえば“1・2・3”)で確定表示させる。なお、読み出した予定情報については、予定情報記憶領域47から消去する。
【0027】
また、サブ統合CPU42は、大当たり状態を生起させるにあたり、たとえば開始デモ中には、演出用表示部6を利用して大当たり状態の開始を報知し、大入賞装置18の開成が開始されると、大当たり状態における演出用表示部6での表示演出を記憶手段43から読み出し、演出用表示部6での表示動作を制御する。また、終了デモになると、演出用表示部6を利用して大当たり状態が終了する旨等を遊技者に報知する。
【0028】
ここで、遊技者によるパチンコ機1での遊技を一般的な流れに沿って説明すると、遊技者は通常状態から遊技を開始することになり、ハンドル9を回動操作して、発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは左打ち用スペースSLを流下させて始動入賞口19への遊技球の入賞を狙う。そして、入賞した遊技球による大当たり抽選の結果が「大当たり」となり、大当たり状態が生起すると、遊技球を右打ち用スペースSRへ打ち込む「右打ち」を行い、断続的に開成する大入賞装置18への遊技球の入賞を狙う。また、大当たり状態の終了後、高確率状態が生起すると「右打ち」を継続して、入賞装置20への遊技球の入賞を狙う。そして、大当たり抽選の結果が「大当たり」とならないまま高確率状態が終了すると、「右打ち」を止めて左打ち用スペースSLを流下させる上記遊技へと戻る。なお、通常状態においても「右打ち」することで遊技球を入賞装置20へ入賞させることは可能であるが、通常状態において入賞装置20へ遊技球が入賞したことにもとづく特別図柄の変動時間は、通常状態において始動入賞口19へ遊技球が入賞したことにもとづく特別図柄の変動時間と比べると非常に長く(たとえば10分等)設定されており、そのような遊技は現実的ではないようになっている。
【0029】
(高確率状態における演出用表示部での表示演出についての説明)
ここで、本発明の要部となる高確率状態における演出用表示部6での特殊図柄を用いた表示演出について、
図8〜
図14をもとに説明する。
図8は、高確率状態における演出用表示部6を示した説明図である。
図9は、基本変動パターンと特殊図柄の変動表示態様との対応を示した説明図である。
図10〜
図12は、特殊図柄の変動/停止表示を示した説明図である。
図13は、第2特別図柄の変動/確定表示と特殊図柄の変動/停止表示との関係を示した説明図であり、(A)は大当たり抽選の結果が「はずれ」時、(B)は大当たり抽選の結果が「はずれ」若しくは「大当たり時」を夫々示している。
図14は、大当たり抽選の結果が「小当たり」である場合の第2特別図柄の変動/確定表示と特殊図柄の変動/停止表示との関係を示した説明図であり、(A)は小当たり状態中に遊技球が大入賞装置18に入賞した場合、(B)は小当たり状態中に遊技球が大入賞装置18に入賞しなかった場合を夫々示している。
【0030】
まず、高確率状態中の大当たり判定であって、且つ、入賞装置20への遊技球の入賞にもとづく大当たり判定に際して使用する大当たり判定用テーブルには、「大当たり数値」とは別に「小当たり数値(ここではcカウンタの“10”〜“99”とする)」が設定されている。そして、メイン制御装置30は、大当たり判定に際してcカウンタからの取得数値が「小当たり数値」である(特殊条件の充足)と、大当たり抽選の結果が「小当たり」であるとして、大当たり判定に際して決定した変動時間にわたり第2特別図柄を変動表示させた後、第2特別図柄を所定の特殊確定表示態様で確定表示させる。また、第2特別図柄の確定表示後、大入賞装置18を1回だけ開成させる小当たり状態(特殊遊技状態)を生起させる。ただし、小当たり状態における大入賞装置18の開成時間は、約1.2秒とされており、大当たり状態における大入賞装置18の開成時間(遊技球が9個入賞するまで、若しくは、30秒)と比べて、非常に短く設定されている。とは言うものの、小当たり状態の生起に際して開成した大入賞装置18に遊技球が入賞すると、比較的多くの賞球が払い出される(入賞球1個あたりの賞球数は、大当たり状態において入賞した場合と同じである)。
【0031】
なお、小当たり状態と大当たり状態とは、夫々の状態の生起に際して、メイン制御装置30で遊技状態(通常状態や高確率状態)の移行の契機となる所謂条件装置が作動したと判断されたか否かで異なっている。すなわち、メイン制御装置30における「小当たり」との判定では、条件装置は作動していないと判断している。したがって、小当たり状態が生起したところで、たとえば高確率状態における特別図柄の確定表示回数がリセットされることはない。一方、メイン制御装置30における「大当たり」との判定では、条件装置が作動したと判断している。したがって、上述したように大当たり状態の終了後には、高確率状態が新たに(高確率状態における特別図柄の確定表示回数がリセットされた状態で)生起することになる。
【0032】
また、メイン制御装置30には、高確率状態中の大当たり判定であって、且つ、入賞装置20への遊技球の入賞にもとづく大当たり判定に際して使用する基本変動パターン決定用テーブルとして、
図6に示すような基本変動パターン決定用テーブルが設定されている。さらに、メイン制御装置30は、大入賞装置18への遊技球の入賞を検出すると、入賞検出信号をサブ制御装置40へ送信する。
一方、サブ制御装置40の記憶手段43には、特殊演出記憶領域48が設けられており、その特殊演出記憶領域48には、高確率状態中に演出用表示部6に表示する特殊図柄(ここでは「7」、「ベル」、「BAR」の3種類)が記憶されているとともに、
図9に示すように複数種類の特殊図柄の変動表示態様がそれぞれ基本変動パターンに関連づけられて記憶されている。
【0033】
そして、サブ制御装置40は、高確率状態の生起に伴い、演出用表示部6に3つの特殊図柄表示部60A、60B、60Cを左右方向に並べて形成するとともに、各特殊図柄表示部60A、60B、60Cに夫々1つずつ特殊図柄を停止表示させる。なお、高確率状態の生起時は、3つの特殊図柄表示部60A、60B、60Cのうち、少なくとも1つの特殊図柄表示部において他の特殊図柄表示部とは異なる種類の特殊図柄を停止表示させている(たとえば、「7」(第1特殊図柄61A)、「ベル」(第2特殊図柄61B)、「BAR」(第3特殊図柄61C)等)。
【0034】
上記状態から、まず基本変動パターンが基本変動パターンFである(本実施形態では、大当たり抽選の結果は必ず「はずれ」である)場合における特殊図柄の変動/停止表示について、第2特別図柄の変動/確定表示と対応させつつ
図10及び
図13(A)に沿って説明すると、サブ制御装置40は、開始コマンドの受信に応じて全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄の変動表示を開始する(
図10(a))。また、左の特殊図柄表示部60Aに何らかの特殊図柄(ここでは第2特殊図柄61B)を停止表示させ(
図10(b))、さらに右の特殊図柄表示部60Cに、左の特殊図柄表示部60Aに停止表示させた特殊図柄とは異なる種類の特殊図柄(ここでは第3特殊図柄61C)を停止表示させる(
図10(c))。そして、最後に、第2特別図柄が確定表示されるのと略同じタイミングで、中央の特殊図柄表示部60Bに何らかの特殊図柄(ここでは第3特殊図柄61C)を停止表示させる(
図10(d))。このように、基本変動パターンが基本変動パターンFであるということは、言い換えるなら大当たり抽選の結果が「はずれ」であるため、特殊図柄の停止表示態様は、3つの特殊図柄表示部60A〜60Cのうち少なくとも何れか1つの特殊図柄表示部において、他の特殊図柄表示部とは異なる種類の特殊図柄が停止表示されるといった、はずれ装飾図柄表示態様に似た態様とする。なお、基本変動パターンが基本変動パターンFである場合、及び後述する基本変動パターンGである場合に、各特殊図柄表示部60A〜60Cに特殊図柄を停止表示させるタイミングは、タイマ44により開始コマンドの受信からの時間を計測して決定している。
【0035】
次に、大当たり抽選の結果が「はずれ」であり、且つ、基本変動パターンが基本変動パターンGであった場合における特殊図柄の変動/停止表示について、第2特別図柄の変動/確定表示と対応させつつ
図10〜
図12、及び
図13(B)に沿って説明すると、上記基本変動パターンFであった場合と同様に、サブ制御装置40は、開始コマンドの受信に応じて全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄の変動表示を開始する(
図10(a))。また、左の特殊図柄表示部60Aに第1特殊図柄61Aと第2特殊図柄61Bとの何れかの特殊図柄を停止表示させた後、右の特殊図柄表示部60Cに、左の特殊図柄表示部60Aに停止表示させた特殊図柄と同じ種類の特殊図柄を停止表示させる(
図11(a)、
図12(a))。つまり、基本変動パターンが基本変動パターンGであった場合には、特殊図柄表示部60A、60Cにおいて所謂リーチ表示のような態様で特殊図柄を停止表示させる。その後、第2特別図柄が確定表示されるのと略同じタイミングで、中央の特殊図柄表示部60Bに特殊図柄を停止表示させることになるが、大当たり抽選の結果が「はずれ」であるため、左右の特殊図柄表示部60A、60Cに停止表示させている特殊図柄とは異なる種類の特殊図柄(ここでは第3特殊図柄61C)を停止表示させ(
図11(c)、
図12(c))、上記基本変動パターンFであった場合と同様、はずれ装飾図柄表示態様に似た停止表示態様とする。
【0036】
一方、大当たり抽選の結果が「大当たり」である(本実施形態では、基本変動パターンは必ず基本変動パターンGになる)場合における特殊図柄の変動/停止表示は、上記大当たり抽選の結果が「はずれ」である場合と似たような態様となる。すなわち、サブ制御装置40は、開始コマンドの受信に応じて全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄の変動表示を開始し(
図10(a))、左の特殊図柄表示部60Aに第1特殊図柄61Aを停止表示させた後、右の特殊図柄表示部60Cにも第1特殊図柄61Aを停止表示させて(
図12(a))、所謂リーチ表示のような態様で特殊図柄を停止表示させる。その後、第2特別図柄が確定表示されるのと略同じタイミングで、中央の特殊図柄表示部60Bに特殊図柄を停止表示させるにあたり、中央の特殊図柄表示部60Bにも第1特殊図柄61Aを停止表示させて(
図12(b))、大当たり装飾図柄表示態様に似た停止表示態様とする。そして、第2特別図柄の確定表示に伴い、上述したような態様で大入賞装置18が開成する大当たり状態が生起することになる。
【0037】
最後に、大当たり抽選の結果が「小当たり」である(本実施形態では、基本変動パターンは必ず基本変動パターンHになる)場合における特殊図柄の変動/停止表示について、第2特別図柄の変動/確定表示と対応させつつ
図10、
図11、及び
図14に沿って説明すると、サブ制御装置40は、開始コマンドの受信に応じて全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄の変動表示を開始し(
図10(a))、左の特殊図柄表示部60Aに第2特殊図柄61Bを停止表示させた後、右の特殊図柄表示部60Cにも第2特殊図柄61Bを停止表示させて(
図11(a))、所謂リーチ表示のような態様で特殊図柄を停止表示させる。その後、第2特別図柄が確定表示され、また当該確定表示に伴い上述したような態様で大入賞装置18が開成する小当たり状態が生起するものの、中央の特殊図柄表示部60Bに関しては特殊図柄を停止表示させず、依然として変動表示を継続したままとする。そして、
図14(A)に示すように小当たり状態中に遊技球が大入賞装置18へ入賞すると、当該入賞に係る入賞検出信号の受信をうけて、中央の特殊図柄表示部60Bに第2特殊図柄61Bを停止表示させる(
図11(b))。一方、
図14(B)に示すように小当たり状態が生起したにも拘わらず大入賞装置18に遊技球が入賞しないと、小当たり状態が終了するタイミングに合わせて、中央の特殊図柄表示部60Bに、第2特殊図柄61Bとは異なる種類の特殊図柄(ここでは第3特殊図柄61C)を停止表示させる(
図11(c))。なお、小当たり状態中に遊技球が大入賞装置18に入賞しなかった場合における中央の特殊図柄表示部60Bに特殊図柄を停止表示させるタイミングに関しても、タイマ44により開始コマンドの受信からの時間を計測して決定している。
【0038】
このように大当たり抽選の結果が「小当たり」であると、第2特別図柄の変動開始に応じて全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄の変動表示が開始されるものの、最終的に全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄が停止表示となるのは、第2特別図柄の確定表示後となる。一方、大当たり抽選の結果が「大当たり」若しくは「はずれ」であると、第2特別図柄の変動開始に応じて全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄の変動表示が開始され、第2特別図柄が確定表示されるまでの間に、全ての特殊図柄表示部60A〜60Cで特殊図柄が停止表示される。
【0039】
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、高確率状態において演出用表示部6に3つ並べて表示され、特別図柄表示部83における第2特別図柄の変動/確定表示に応じて、演出用表示部6にて変動/停止表示する特殊図柄が設定されており、大当たり抽選の結果が「小当たり」であると、中央の特殊図柄表示部60Bに関して、第2特別図柄の確定表示後も変動表示を継続し、小当たり状態において大入賞装置18に遊技球が入賞すると、当該入賞を検出したタイミングで特定図柄を停止表示させるとともに、3つの特殊図柄の停止表示態様により、遊技者に賞球が獲得できたこと(すなわち小当たり状態中に大入賞装置18に遊技球が入賞したことであり、遊技球の入賞状況となる)を報知する。また、小当たり状態において大入賞装置18に遊技球が入賞しなかった場合には、小当たり状態が終了するタイミングで特殊図柄を停止表示させ、その停止表示態様により、遊技者に賞球が獲得できなかったこと(すなわち小当たり状態中に大入賞装置18に遊技球が入賞しなかったことであり、遊技球の入賞状況となる)を報知する。つまり、演出用表示部6における図柄の停止表示に係る演出と賞球の獲得とが一層関連づけられるため、遊技者にしてみると、従来のようにあたかも賞球の獲得が約束されたかのような印象をもったにも拘わらず賞球が獲得できないといった状況が発生しない。したがって、たとえ特殊遊技状態中に賞球を獲得できなかったとしても遊技者の興趣を削ぎにくいパチンコ機1とすることができる。
【0040】
(第二実施形態となるパチンコ機の全体的な説明)
上記特殊図柄を用いた本発明の要部に係る構成は、始動入賞口19への遊技球の入賞を契機として高確率状態が生起するパチンコ機1ではなく、以下に記載の態様にて高確率状態が生起するパチンコ機101についても好適に採用することができる。
図15は、パチンコ機101を前面側から示した説明図である。
図16は、遊技盤102を前面側から示した説明図である。
図17は、パチンコ機101の制御機構を示したブロック図である。
パチンコ機101は、主に遊技盤102の前面に形成された遊技領域116の構成がパチンコ機1と異なるものであって、その遊技盤102は、支持体として機能する機枠103の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠を介して設置されている。また、遊技盤102の前方には、ガラス板を支持する前扉104が、左端縁を軸として片開き可能に機枠103に蝶着されており、該前扉104によって閉塞される遊技盤102の前方空間が遊技領域116とされている。
【0041】
当該遊技領域116は、遊技盤102の前面に円弧状に配設された外レール123及び内レール124等によって囲まれており、遊技領域116に左部における両レール123、124間が遊技球を遊技領域116内へ打ち込むための発射通路113とされている。また、遊技領域116の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄を変動/確定表示したり、後述する特殊図柄を用いた表示演出を行うための演出用表示部106が設けられている。さらに、演出用表示部106を囲むように種々の電動役物を備えたセンター部材126が遊技盤102に設置されている。さらにまた、センター部材126の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口119が設けられている。加えて、センター部材126の左方から下方にかけては、遊技球が流下可能な左打ち用スペースSLが形成されており、左打ち用スペースSLを流下させることで、遊技球を効率良く始動入賞口119へ入賞させ得るようになっている。
【0042】
一方、センター部材126の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されている。また、該右打ち用スペースSRには、遊技球が入賞可能な入賞装置120、及び開閉動作する扉部材150を有する特別入賞装置118が設置されている。この特別入賞装置118は、扉部材150の内側に、通常入賞領域151と、扉部材150とは独立して開閉動作するシャッター部材152によって開閉される特別入賞領域153とを有している。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRへ打ち込むことにより、入賞装置120や開成した特別入賞装置118へ入賞させることができる。なお、左打ち用スペースSLや右打ち用スペースSRには、多数の遊技釘(図示せず)が植設されている。また、遊技領域116外となる遊技盤2の右下部には、第1特別図柄と第2特別図柄とを夫々別個に表示可能とした特別図柄表示部183が設けられている。
【0043】
また、機枠103の前面側であって上記遊技盤102の下方には、発射装置へ供給する遊技球を貯留するための供給皿107、及び供給皿107から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿108が取り付けられている。さらに、貯留皿108の右側には、発射装置を作動させ、遊技球の遊技領域116への打ち込み強度を調整するためのハンドル109が回動操作可能に設置されている。さらにまた、前扉104の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ114、114が設けられている。加えて、前扉104の左右両側部には、パチンコ機101の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材115、115・・が設けられている。なお、パチンコ機101の後面側には、パチンコ機1同様に、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置130や、表示制御装置等の動作を統合的に制御するサブ制御装置140等が設置されている。
【0044】
以下、パチンコ機101における基本的な遊技動作について簡略に説明する。
まずパチンコ機101では、遊技球が始動入賞口119や入賞装置120へ入賞すると、当該入賞がメイン制御装置130で検出される。すると、メイン制御装置130は、この入賞検出に応じて大当たり抽選を実行するとともに、大当たり判定の結果を確認する大当たり判定を実行する。この大当たり抽選は、上記パチンコ機1同様のもので、たとえばcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得するといった態様で実行される。また、大当たり判定は、cカウンタから取得した数値が所定の「大当たり数値」であるか否か、当該「大当たり」に係る判定結果を踏まえた上でのdカウンタからの取得数値と、始動入賞口119と入賞装置120との何れへの入賞であるかとにもとづく特別図柄の確定表示態様、及び「大当たり」に係る判定結果を踏まえた上でのeカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンがどうなるか等の判定となる。なお、パチンコ機101においても、所定数までの保留情報の記憶や保留情報についての事前判定は勿論、事前判定の判定結果にもとづく予定情報の作成や当該予定情報のサブ制御装置140への送信等についてもパチンコ機1同様に行うが、発明の要部に関連しないため割愛する。
【0045】
また、メイン制御装置130は、大当たり判定の実行後、始動入賞口119と入賞装置120との何れへの入賞に伴うものであるか、大当たり抽選の結果、特別図柄の確定表示態様(大当たりの種別を含む)、及び読み出した基本変動パターンの種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ制御装置140へ送信する。また、特別図柄表示部183において、始動入賞口119への入賞に係る保留情報の消化であると第1特別図柄を、入賞装置120への入賞に係る保留情報の消化であると第2特別図柄を所定の態様で夫々変動させ、大当たり判定で決定した基本変動パターンに応じた図柄の変動時間が経過すると、大当たり抽選の結果を踏まえた上でのdカウンタからの取得数値及び始動入賞口119と入賞装置120との何れへの入賞であるかにもとづく確定表示態様で、対応する特別図柄を確定表示させるとともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ制御装置140へと送信する。
【0046】
つまり、たとえば始動入賞口119への入賞にもとづく大当たり抽選の結果が「大当たり」であり、且つ、dカウンタからの取得数値が“0”〜“2”であると、「特定大当たり」であるとして第1特定確定表示態様である『7』で第1特別図柄を確定表示させ、始動入賞口119への入賞にもとづく大当たり抽選の結果が「大当たり」であり、且つ、dカウンタからの取得数値が“3”〜“4”であると、「非特定大当たり」であるとして第1非特定確定表示態様である『4』で第1特別図柄を確定表示させる。また、入賞装置120への入賞にもとづく大当たり抽選の結果が「大当たり」であり、且つ、dカウンタからの取得数値が“0”〜“2”であると、「特定大当たり」であるとして第2特別確定表示態様である『3』で第2特別図柄を確定表示させ、入賞装置120への入賞にもとづく大当たり抽選の結果が「大当たり」であり、且つ、dカウンタからの取得数値が“3”〜“4”であると、「非特定大当たり」であるとして第2非特定確定表示態様である『2』で第2特別図柄を確定表示させる。なお、始動入賞口119への入賞にもとづく大当たり抽選の結果が「はずれ」であると第1特別図柄を所定の第1のはずれ確定表示態様(たとえば「−」)で、入賞装置120への入賞にもとづく大当たり抽選の結果が「はずれ」であると第2特別図柄を所定の第2のはずれ確定表示態様(たとえば「−」)で夫々確定表示させる。
【0047】
また、メイン制御装置130は、大当たり抽選の結果が「大当たり」であると第1特別図柄や第2特別図柄を確定表示した後、大当たり状態の開始を報知する開始デモ、特別入賞装置118の所定回数にわたる断続的な開成(扉部材150の断続的な開動作)、及び大当たり状態の終了を報知する終了デモからなる大当たり状態を生起させる。そして、大当たり状態の生起に伴い開成した特別入賞装置118に遊技球が入賞すると、始動入賞口119や入賞装置120へ入賞した場合と比較して多くの遊技球(たとえば10個)を賞球として払い出す。ただし、この大当たり状態の内容(大当たり状態の種別)は、特別図柄の確定表示態様に応じたものとなっており、第1特別図柄の確定表示態様が第1特定確定表示態様であったり、第2特別図柄の確定表示態様が第2特定確定表示態様であったりする(すなわち、大当たり抽選の結果が「特定大当たり」である)と、特別入賞装置118の1回目の開成時に、シャッター部材152を比較的長時間にわたって開動作させる(たとえば、開放時間が30秒間に達するか、若しくは、特別入賞領域153への遊技球の入賞を検出するかの何れかが満たされるまで、特別入賞領域153を開放した状態とする)第1特別遊技状態を生起させる。したがって、第1特別遊技状態が生起すると、極めて高い確率(略100%の確率)で遊技球が特別入賞領域153へ入賞することになることから、第1特別遊技状態は、遊技球の特別入賞領域153への入賞が期待できる遊技状態であると言える。一方、第1特別図柄の確定表示態様が第1非特定確定表示態様であったり、第2特別図柄の確定表示態様が第2非特定確定表示態様であったりする(すなわち、大当たり抽選の結果が「非特定大当たり」である)と、特別入賞装置118の1回目の開成時に、シャッター部材152を極めて短時間にわたってしか開動作させない(たとえば、開放時間が0.5秒間に達するか、若しくは、特別入賞領域153への遊技球の入賞を検出するかの何れかが満たされるまで、特別入賞領域153を開放した状態とする)第2特別遊技状態を生起させる。したがって、第2特別遊技状態が生起すると、特別入賞領域153への遊技球の入賞確率は極めて低く(略0%)なり、第2特別遊技状態は、遊技球の特別入賞領域153への入賞が期待できない遊技状態であると言える。
【0048】
そして、メイン制御装置130は、大当たり状態中に特別入賞領域153への遊技球の入賞を検出する(遊技球が特別領域を通過する)と、大当たり状態が終了してから特別図柄の確定表示回数(第1特別図柄及び第2特別図柄の合計の確定表示回数)が所定の特定回数(たとえば50回)に達するまで、大当たり抽選の結果が「大当たり」となる確率が上述の如く向上した高確率状態(特定遊技状態)を生起させる。そして、特別図柄の確定表示回数が特定回数に達するよりも前に(すなわち高確率状態中に)、大当たり抽選の結果が再び「大当たり」となると、上記同様に大当たり状態を生起させるとともに、大当たり状態の終了に伴い、今回の大当たり状態が終了してから特別図柄の確定表示回数が再び特定回数に達するまで高確率状態を生起させる。一方、大当たり抽選の結果が「大当たり」となることなく特別図柄の確定表示回数が特定回数に達すると、高確率状態を終了させ、大当たり抽選の結果が「大当たり」となる確率が低い通常状態とする。なお、大当たり状態中に特別入賞領域153への遊技球の入賞を検出しないと、大当たり状態の終了に伴い、高確率状態を生起させることなく、通常状態とする。
【0049】
一方、サブ制御装置140は、パチンコ機1同様に開始コマンドを受信すると、その開始コマンドの内容に応じて演出用表示部106における装飾図柄の変動/確定表示動作を制御する。また、大当たり状態を生起させるとなると、たとえば開始デモ中には、演出用表示部6を利用して大当たり状態の開始を報知し、特別入賞装置118の開成が開始されると、演出用表示部106で専用の表示演出を実行するとともに、特別入賞領域153への遊技球の入賞が検出されると、その旨を演出用表示部106にて報知する。さらに、終了デモになると、演出用表示部106を利用して大当たり状態が終了する旨等を遊技者に報知する。
【0050】
そして、以上のようなパチンコ機101においても、パチンコ機1同様の「小当たり」や小当たり状態(たとえば、特別入賞装置118が少なくとも1回開成するものの、大当たり状態よりも開成時間が短く、大当たり状態よりも開成中の特別入賞装置118への遊技球の入賞が期待できない状態であり、且つ、シャッター部材152に関しては全く開動作しない状態)を設定するとともに、上述の如くして生起する高確率状態において、特殊図柄を演出用表示部106に3つ並べて表示し、特別図柄表示部183における第2特別図柄の変動/確定表示に応じて、演出用表示部106にて変動/停止表示するように構成し、さらに、大当たり抽選の結果が「小当たり」であると、中央の特殊図柄表示部に関して、第2特別図柄の確定表示後も変動表示を継続し、小当たり状態において特別入賞装置118に遊技球が入賞すると、当該入賞を検出したタイミングで特定図柄を停止表示させ、3つの特殊図柄の停止表示態様により、遊技者に賞球が獲得できたことを報知するといった構成を採用することができる。また、当然ながら、小当たり状態において特別入賞装置118に遊技球が入賞しなかった場合には、小当たり状態が終了するタイミングで特殊図柄を停止表示させ、その停止表示態様により、遊技者に賞球が獲得できなかったことを報知するようにしてもよい。そして、そのような構成を採用することにより、パチンコ機1同様、たとえ特殊遊技状態中に賞球を獲得できなかったとしても遊技者の興趣を削ぎにくいパチンコ機101とすることができるといった効果を奏することができる。
【0051】
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、特殊図柄による表示演出の制御等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
【0052】
たとえば、上記実施形態では、特殊遊技状態中に遊技球が特別入賞手段に入賞してもしなくても何らかの特殊図柄を停止表示させ、3つの特殊図柄の停止表示態様によって遊技者に特別入賞手段への遊技球の入賞状況を報知するとしているが、特殊遊技状態に遊技球が特別入賞手段へ入賞しなかった場合には、変動表示している特殊図柄を消去する(何も表示していない状態とする)ように構成することも可能である。すなわち、特殊図柄の停止表示態様ではなく、特殊図柄が停止表示されるか否かによって遊技者に特別入賞手段への遊技球の入賞状況を報知するとしてもよい。
【0053】
また、上記実施形態では、特定遊技状態において演出表示手段に3つの特殊図柄を表示するとしているが、2つしか表示しないとしてもよいし、4つ以上表示するとしても何ら問題はない。
さらに、各特殊図柄表示部において特殊図柄を停止表示するタイミングについても、適宜変更設定可能である。
【0054】
さらにまた、特別入賞手段の数や特別遊技状態や特定遊技状態における特別入賞手段の開成態様についても変更可能であり、たとえば2つの特別入賞手段を設け、特別遊技状態では2つの特別入賞手段を交互に開成させ、特殊遊技状態では何れか一方の特別入賞手段しか開成させないといった構成や、特別遊技状態と特殊遊技状態とで開成させる特別入賞手段を異ならせるといった構成が考えられる。また、複数の特別入賞手段を備えた遊技機において、特別入賞手段に特別領域を設けるにあたっては、何れか1つの特別入賞手段にのみ特別領域を設けるとすればよい。
またさらに、上記実施形態では高確率状態を特定遊技状態としているが、所謂時短状態を特定遊技状態とすることも可能である。加えて、上記実施形態では、特別遊技状態の終了後に必ず特定遊技状態が生起するとしているが、所謂確変図柄や非確変図柄を採用し、確変図柄で確定表示されたことに起因して生起した特別遊技状態の終了後についてのみ特定遊技状態が生起する(すなわち、確変図柄での確定表示が特別条件の充足ということになる)ように構成することも可能である。
【0055】
また、上記実施形態では、メイン制御装置からサブ制御装置へ開始コマンドと停止コマンドとを送信するようにしているが、サブ制御装置のタイマを用いる等することで、停止コマンドについては送信しない構成としても何ら問題はない。
さらに、上記実施形態では、メイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置1つで制御するように構成してもよく、メイン制御装置の記憶手段に役物演出記憶領域やgカウンタ、hカウンタ、及びiカウンタ等を設けても何ら問題はないし、メイン制御装置1つで制御する際には、開始コマンドや予定情報等を作成する必要はない。加えて、上記実施形態では、特別図柄、装飾図柄、及び特殊図柄の3種類の図柄を用いるパチンコ機としているが、特別図柄及び特殊図柄を用いたパチンコ機であってもよいし、特別図柄表示部を演出用表示部内や遊技領域内、センター部材等の他の位置に設けてもよい。
【0056】
さらにまた、上記実施形態では、大当たり抽選としてcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタの3つのカウンタから数値を取得するとしているが、1つのカウンタのみで対応することも可能であるし、2つのカウンタ若しくは4つ以上のカウンタから数値を取得するように構成することも当然可能である。なお、抽選手段としての乱数は、ソフト乱数、ハード乱数のどちらでも採用可能である。
【0057】
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、図柄表示手段、演出表示手段、特別入賞手段、制御手段、可動手段、特別領域等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「制御手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、前記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、あえて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、本発明に係る権利範囲に含まれることは勿論である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。