(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6782045
(24)【登録日】2020年10月21日
(45)【発行日】2020年11月11日
(54)【発明の名称】水生成方法
(51)【国際特許分類】
E03B 3/28 20060101AFI20201102BHJP
B01D 5/00 20060101ALI20201102BHJP
【FI】
E03B3/28
B01D5/00 Z
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-96736(P2020-96736)
(22)【出願日】2020年6月3日
【審査請求日】2020年6月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】503133025
【氏名又は名称】株式会社創建
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【弁理士】
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(72)【発明者】
【氏名】吉村 直巳
(72)【発明者】
【氏名】吉村 孝文
(72)【発明者】
【氏名】金谷 年展
【審査官】
彦田 克文
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−224399(JP,A)
【文献】
特開2005−201586(JP,A)
【文献】
特開2016−121530(JP,A)
【文献】
特開2020−062586(JP,A)
【文献】
特開2019−100158(JP,A)
【文献】
特開2020−044527(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03B 3/28
B01D 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気から水を生成する水生成方法であって、
空気を導入する空気導入ステップと、
前記空気導入ステップにおいて導入された導入空気中の有機物を、水と二酸化炭素とに分解する有機物分解処理によって滅菌処理する空気滅菌処理ステップと、
前記空気滅菌処理ステップにおいて滅菌された滅菌処理済空気中の水分及び前記有機物の分解物である水分を結露させて結露水を生成する水生成ステップと、
を、含んでなる、水生成方法。
【請求項2】
請求項1に記載の水生成方法によって生成された結露水を、飲料水として供給する飲料水供給方法。
【請求項3】
前記結露水について、化学的滅菌処理を行わずに、飲料水として供給する、
請求項2に記載の飲料水供給方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水生成装置及び水生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、空気中の水分を結露させて飲料水等を生成する水生成装置として様々な装置が開発されている。これらの各装置においては、空気中の水分を結露させた後、各種のフィルター等を用いた物理的な濾過処理による異物の除去、或いは、必要に応じて薬剤の投与による滅菌処理を行うことによって、飲料水としての安全性が担保されている(特許文献1、2参照)。
【0003】
しかしながら、従来の水生成装置において、空気中に混在するウイルス等の極小の混入物を、生成された水に対する濾過処理等によって除去することは極めて困難であった。
【0004】
又、生成された水に対して上述のような薬剤の投与による滅菌処理を行う場合には、薬剤投与後の水の安全性を確保するための高度なリスク管理が求められることになり、品質管理に係るコストが増大する一方で、安全な「純水」を求める需要者に対する生成水の商品価値・イメージが低下してしまうことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−94757号公報
【特許文献2】特開2016−209810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、空気から水を生成する装置において、結露水中に空気中のウイルスが混入することを防いで、高純度で安全性の高い水を生成することができる、水生成装置、及び、水生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、空気から水を生成する水生成装置における水生成の基本プロセスを、従来とは異なり、空気中の水分を結露させる前に、例えば、光触媒フィルターによる有機物の分解等によって空気自体の滅菌処理を先行して行い、その後、滅菌処理済の空気を結露させる構成とすることによって、結露水中に空気中のウイルスが混入することを防いで、高純度の水を生成することができることに想到し、本発明を完成させるに至った。本発明は具体的には以下のものを提供する。
【0008】
(1) 空気から水を生成する水生成装置であって、空気を導入する空気導入部と、前記空気導入部から導入された導入空気を滅菌処理する空気滅菌処理部と、前記空気滅菌処理部において滅菌された滅菌処理済空気中の水分を結露させて結露水を生成する水生成部と、を備える、水生成装置。
【0009】
(1)の水生成装置によれば、結露水中に導入空気中のウイルス等が混入することを防いで、空気から高純度で安全性の高い水を生成することができる。
【0010】
(2) 前記空気滅菌処理部は、有機物を、水と二酸化炭素とに分解する有機物分解部を含んでなる、(1)に記載の水生成装置。
【0011】
(2)の水生成装置によれば、導入空気中に混在するあらゆる有機物を水と二酸化炭素に分解して滅菌することにより、より確実に結露水中にウイルスが混入することを防いで、空気から、より高純度でより安全性の高い水を生成することができる。
【0012】
(3) 前記有機物分解部が、光触媒フィルターである、(2)に記載の水生成装置。
【0013】
(3)の水生成装置によれば、有機物の分解を、光触媒フィルターを用いて行う構成とした。これにより、(2)の水生成装置における、有機物の分解性能を著しく向上させることができ、有機物の除去機能を長期に亘って安定的に高水準に維持することができる。又、その他の分解手段として考えられる紫外線の照射や、オゾン又は次亜塩素酸等を用いた化学反応による分解手段による場合と異なり、人体への悪影響は実質的に皆無に等しく、安全性の面でも極めて有利である。
【0014】
(4) 空気から水を生成する水生成方法であって、空気を導入する空気導入ステップと、前記空気導入ステップにおいて導入された導入空気を滅菌処理する空気滅菌処理ステップと、前記空気滅菌処理ステップにおいて滅菌された滅菌処理済空気中の水分を結露させて結露水を生成する水生成ステップと、を、含んでなる、水生成方法。
【0015】
(4)の水生成方法によれば、結露水中に導入空気中のウイルスが混入することを防いで、空気から高純度で安全性の高い水を生成することができる。
【0016】
(5) 前記空気滅菌処理ステップにおいては、前記導入空気中の有機物を、水と二酸化炭素とに分解する有機物分解処理が行われる、(4)に記載の水生成方法。
【0017】
(5)の水生成方法によれば、導入空気中に混在するあらゆる有機物を水と二酸化炭素に分解して滅菌することにより、より確実に結露水中にウイルスが混入することを防いで、空気から、より高純度でより安全性の高い水を生成することができる。
【0018】
(6) 前記水生成ステップにおいては、前記有機物の分解物である水分も結露させる、(5)に記載の水生成方法。
【0019】
(6)の水生成方法によれば、空気から水を生成する本発明の方法において、中間プロセスで発生する水も漏れなく有効に活用することにより水の生成効率を高めることができる。
【0020】
(7) (4)から(6)の何れかに記載の水生成方法によって生成された結露水を、飲料水として供給する飲料水供給方法。
【0021】
(7)の飲料水供給方法によれば、(4)から(6)の何れかに記載の水生成方法の奏し得る各効果を享受して、安全性の高い飲料水を供給することができる。
【0022】
(8) 前記結露水について、化学的滅菌処理を行わずに、飲料水として供給する、(7)に記載の飲料水供給方法。
【0023】
(8)の飲料水供給方法によれば、結露後の生成水に対して殺菌用の薬剤による滅菌処理等の化学的滅菌処理を行わない方法とすることによって、品質管理に係るコストを抑えながら、安全な「純水」を求める需要者に対する生成水の商品価値・イメージを向上させることができる。尚、本明細書における「化学的滅菌処理」とは、生成された液体状態の水に薬剤を投与して混入させることによって、水中に残存するウイルスや微生物等を除去、殺菌、或いは非活性化する処理のことを言う。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、結露水中に空気中のウイルスが混入することを防いで、空気から高純度で安全性の高い水を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の水生成装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【
図2】本発明の水生成装置を構成する空気滅菌処理部の構成の一例を模式的に示す図である。
【
図3】本発明の水生成方法の手順を示すフローチャートである。
【
図4】本発明の水生成方法において行われる空気滅菌処理ステップの実施態様の一例を模式的に示す図である。
【
図5】本発明の水生成方法において行われる有機物分解の実施態様の一例を模式的に示す図である。
【
図6】本発明の水生成方法において行われる水生成ステップの実施態様の一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、適宜図面等を参照しながら、その詳細を説明する。
【0027】
<水生成装置>
本発明の水生成装置(以下、単に「水生成装置」とも言う)は、空気から水を生成する装置である。本発明の水生成装置において用いられる空気は水分を含む空気か、それに準ずる組成の気体であればよく、水生成装置の使用場所における大気をそのまま取り込んで利用することができる。又、上記の空気は、水分を含む気体である限り、水生成装置の設置場所以外の場において収集された気体であってもよい。
【0028】
又、水生成装置によって空気から生成される水は、ウイルス等の微細な有機物が極めて高い除去率で除去されいる安全性の高い水であり、風呂水や洗浄用水他、一般的な生活用水としての利用は勿論のこと、飲料水としての利用が可能な水である。
【0029】
[全体構成]
本発明の実施形態の一例である水生成装置10の基本構成は、
図1に示す通りである。水生成装置10は、水分を含む空気を導入する空気導入部1、空気導入部1から水生成装置10の内部に導入された空気(本明細書において、「導入空気」と言う)を滅菌処理する空気滅菌処理部2、及び、空気滅菌処理部2において滅菌された滅菌処理済空気中の水分を結露させて結露水を生成する水生成部3を、必要最小限の構成とする。
【0030】
又、水生成装置10を構成する空気滅菌処理部2は、ウイルスやその他の微生物等の有機物を、水と二酸化炭素とに分解する有機物分解部21を含んでなる構成とすることが好ましい。この有機物分解部21は、具体的には光触媒フィルターであることが好ましい。
【0031】
尚、本発明の水生成装置は、上記各構成部分を一体化した装置として実施することができる他、上記各構成部分を、分散配置した上で、各構成部分を連動させて水を生成する全体システムの形態としても実施することもできる。一例として、空気導入部1と空気滅菌処理部2とからなる構成部分を異なる複数の場所に分散配置して、これらを単一の水生成部3に連結して水を生成するシステムとした場合も、当然に本発明の技術的範囲内で実施である。
【0032】
(空気導入部)
空気導入部1を構成する機器は、水分を含む大気等の空気を、水生成装置10の内部に吸引して導入する機能を有するものであればよく、特定の機器には限定されない。空気導入部1は、一例として、各種のファンやポンプ、或いは、それらの組合せによって構成することができる。
【0033】
(空気滅菌処理部)
空気滅菌処理部2は、空気導入部1によって水生成装置10の内部に導入された空気(本明細書において「導入空気」と言う)を、滅菌処理する機能を有する各種の機器によって構成することができる。
【0034】
ここで、本明細書における「滅菌処理」とは、ウイルスや細菌等、増殖性を持つ微生物、或いは、微細な有機物を、殺滅又は除去するあらゆる処理のことを言うものとする。「滅菌処理」は、水生成装置によって生成される水の使用用途に応じて求められる所定の基準を満たす除去率で行われればよい。このような「滅菌処理」を行う空気滅菌処理部2は、特定の機器に限定されず、従来公知の各種の吸着材や濾過フィルター等の組合せからなる機器を適宜選択して用いることもできる。但し、空気滅菌処理部2は、有機物を、水と二酸化炭素とに分解する有機物分解部21を含む構成とすることが好ましい。
【0035】
有機物分解部21は、具体的に、光触媒フィルターであることが好ましい。光触媒フィルターとは、例えば、ガスが流通可能なフィルターに、酸化チタン等の光触媒を担持させて、その光触媒に光を照射することで、フィルターを通過する有機物を分解・除去する装置である。尚、光触媒に照射する光については触媒の種類によって最適な波長は異なるが、酸化チタンを用いる場合であれば、紫外線の照射が最も有効である。光触媒フィルターは光触媒に適切な波長の光を照射する光源を内蔵するものであることが好ましいが、太陽光の利用も可能であり、触媒を最適化することにより、可視光の利用によっても本発明の効果を享受することが可能である。
【0036】
尚、光触媒フィルターの分野においては、近年、特開2019−103963号公報に公開されている光触媒フィルター等、小型でありながら、極めて多量の空気を処理することができる装置の開発が進んでいる。本発明の水生成装置において有機物分解部21を構成する装置として、このような高い有機物の分解機能を有する光触媒フィルターを、特に好ましく用いることができる。空気滅菌処理部2を構成する有機物分解部21として、このよう高い有機物の分解機能を有する光触媒フィルターを採用することによって、導入空気中に混在するウイルス等を完全に殺滅するほどの滅菌処理を実現することが可能である。
【0037】
尚、空気滅菌処理部2は、有機物分解部21の他にも、その他の各種の吸着材や濾過フィルター等を補助的に組合せた構成とすることができる。例えば、導入空気が光触媒フィルターを通過する前の上流側の段階において、一定以上の粒径の粒子等を予め排除することができるフィルターを配置する構成や、更に、光触媒フィルターを通過した後の下流側の段階において、分解後の残存成分に由来する粒子等を捕捉する各種の吸着材等を配置する構成を、空気滅菌処理部2の好ましい構成の一例として挙げることができる。
【0038】
(水生成部)
水生成部3は、空気滅菌処理部2によって滅菌された空気(本明細書において「滅菌処理済空気」と言う)に含まれる水分を結露させて結露水を生成することができるものであればよく、特定の機器に限定されない。水生成部3は、例えば金属製部品の裏面側にフィンが形成されたものによって構成することができる。
【0039】
(その他の構成部分)
水生成装置10は、結露水を更に浄化して、例えば飲料水としてのより高い水準の安全性を担保するために、活性炭フィルターやRO膜等によって構成される浄化部(図示せず)を更に備えるものとしてもよい。又、必要に応じて、必要な範囲で、殺菌用の薬剤等による滅菌処理を行ってもよいが、水生成装置10は、導入空気の段階で必要な滅菌処理が施されていることによって、結露後の生成水に対して、薬剤による滅菌処理を行わずとも、飲料水としての十分な安全性を担保することもできる。
【0040】
<水生成方法>
本発明の水生成方法(以下、単に「水生成方法」とも言う)は、空気から水を生成する方法である。水生成方法において用いられる空気は、本発明の水生成装置に用いる空気と同様に、水分を含む気体であればよく、水生成方法の実施場所における大気をそのまま取り込んで利用することができる。又、この他、この空気は、水生成方法の実施場所以外の場において収集された気体であってもよい。水生成方法によって空気から生成される水についても、本発明の水生成装置によって生成された水と同様、風呂水や洗浄用水他、一般的な生活用水としての利用は勿論のこと、飲料水としての利用が可能な水である。
【0041】
[全体構成]
図3は、本発明の水生成方法P1の手順を示すフローチャートである。水生成方法P1は、空気Aから水Wを生成する方法であって、空気導入ステップSt1、空気滅菌処理ステップSt2、及び、水生成ステップSt3の少なくとも3つの手順が、この順序で実行されるプロセスである。
【0042】
水生成方法P1は、本発明の水生成装置を用いて実施することができる。しかしながら、水生成方法P1を実施するための具体的手段は、必ずしも本発明の水生成装置に限定されない。上記の3つの手順に関する要件を満たす水の生成方法である限り、他の実施手段を用いて行われるプロセスであっても本発明の技術的範囲に属する。但し、以下においては、本発明の水生成方法について、水生成装置10を用いて実施する場合の実施態様を、好ましい実施態様の具体例として、その詳細を説明する。
【0043】
(空気導入ステップ)
空気導入ステップSt1においては、空気導入部1によって、空気Aが水生成装置10の内部に導入される。空気Aとしては、水生成方法の実施場所の周辺の大気を利用することができる。
【0044】
(空気滅菌処理ステップ)
空気滅菌処理ステップSt2においては、空気滅菌処理部2によって、導入空気を滅菌処理する処理が行われる。水生成方法P1は、このように、導入空気を結露させる前に、予め上流側の工程において滅菌処理済空気とし、その後に、この滅菌処理済空気を結露させる手順とする点を主たる特徴とする。
【0045】
空気滅菌処理ステップSt2における滅菌処理として、より具体的には、導入空気中の有機物を、水と二酸化炭素とに分解する有機物分解処理St21が行われることが好ましい。そして、この有機物分解処理St21は、光触媒フィルターによって行われることが好ましい(
図2参照)。
【0046】
光触媒フィルターの機能を最大限に活用することによって、導入空気に混在する微細な有機物Oを、結露水を生成するステップよりも上流側の工程において、水W
2(H
2O)と二酸化炭素(CO
2)とにほぼ完全に分解して、ウイルスやその他の細菌等の有機物が極めて高い除去率で除去された滅菌処理済空気とすることができる(
図3参照)。
【0047】
(水生成ステップ)
水生成ステップSt3においては、空気滅菌処理ステップSt2において滅菌処理が施された滅菌処理済空気を結露させて、ウイルスやその他の細菌等の有機物の混入量が極少ない結露水を得ることができる。
【0048】
又、空気滅菌処理ステップSt2において、光触媒フィルター等を用いた有機物分解処理St21が行われる場合、この水生成ステップSt3において得られる結露水のウイルス等の有機物の混入量を、更に極小の含有量範囲に低減させることができる。又、このように有機物分解処理St21が行われる場合には、導入空気となる空気Aに導入時から含まれていた水分であるW
1に加えて、有機物Oの分解物の一部である水W
2分も併せて結露させることにより、水生成ステップSt3における水の生成効率を更に高めることもできる(
図6参照)。
【0049】
[飲料水供給方法]
水生成方法P1によって生成された結露水である水Wは、結露前の気体の段階で滅菌処理を行っているので、ウイルス等の混入量が、極小に抑えれている。このため、結露後の液体状態で化学的滅菌処理を行わずに、そのまま、或いは、物理的な濾過や吸着の処理を再度行うことのみによって、安全な飲料水として供給することが可能である。水生成方法P1によって生成された結露水は、このように、化学的滅菌処理を排除した生成方法とすることによって、品質管理に係るコストを抑えながら、安全な「純水」を求める需要者に対して、生成水の商品価値・イメージを向上させることができる。
【符号の説明】
【0050】
1 空気導入部
2 空気滅菌処理部
21 有機物分解部(光触媒フィルター)
3 水生成部
10 水生成装置
A 空気
W、W
1、W
2 水
O 有機物(ウイルス)
P1 水生成方法
St1 空気導入ステップ
St2 空気滅菌処理ステップ
St21 有機物分解ステップ
St3 水生成ステップ
【要約】
【課題】結露水中に空気中のウイルスが混入することを防いで、空気から高純度の水を生成することができる、水生成装置及び水生成方法を提供すること。
【解決手段】空気から水を生成する水生成装置において、空気Aを導入する空気導入部1と、空気導入部1から導入された導入空気を滅菌処理する空気滅菌処理部2と、空気滅菌処理部2において滅菌された滅菌処理済空気中の水分を結露させて結露水を生成する水生成部3と、を備える、水生成装置10とする。
【選択図】
図1