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特許6782357端末、タッチ認識方法、装置及び電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6782357
(24)【登録日】2020年10月21日
(45)【発行日】2020年11月11日
(54)【発明の名称】端末、タッチ認識方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/043 20060101AFI20201102BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20201102BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20201102BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20201102BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20201102BHJP
【FI】
   G06F3/043
   H04M1/00 R
   G06F3/01 510
   H04M1/02 C
   G06F3/041 400
【請求項の数】13
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-517366(P2019-517366)
(86)(22)【出願日】2016年9月29日
(65)【公表番号】特表2019-537777(P2019-537777A)
(43)【公表日】2019年12月26日
(86)【国際出願番号】CN2016100808
(87)【国際公開番号】WO2018058434
(87)【国際公開日】20180405
【審査請求日】2019年3月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】項吉
(72)【発明者】
【氏名】高原
(72)【発明者】
【氏名】崔宏図
【審査官】 野村 和史
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2016/0154535(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0026340(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0246449(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
G06F 3/01
H04M 1/00
H04M 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末であって、
前記端末は、超音波発信器、超音波信号チャンネル及びマイクロフォンを備え、
前記超音波発信器は、前記端末の内部に設置され、前記端末のサイドフレームに第1の穴が設置され、前記第1の穴は、前記マイクロフォンを収容するためのものであり、
前記超音波発信器により発信された超音波信号は、前記超音波信号チャンネルを経由して前記端末の内部から前記端末の表面に導出され、
前記マイクロフォンは、前記超音波信号の超音波エコー信号を収集し、かつ前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定
前記端末は、パッドと、サイドフレームと、プリント配線基板と、表示モジュールとをさらに備え、
前記サイドフレームは、前記端末の一側に設置され、
前記超音波信号チャンネルは、前記パッドに第2の穴を開けて形成され、前記超音波信号チャンネルは、前記超音波発信器が位置する位置から前記サイドフレームに延在し、
前記パッドの一方の側面は、前記プリント配線基板に貼り合せ、前記パッドの他方の側面は、前記表示モジュールに貼り合せる、
ことを特徴とする端末。
【請求項2】
前記パッドには、前記超音波発信器が位置する位置に収容チャンバが開けて設けられ、前記収容チャンバは、前記超音波発信器を収容するためのものであり、前記収容チャンバの形状は、前記超音波発信器の形状と一致する、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
【請求項3】
前記サイドフレームと前記表示モジュールのホルダーとの間、及び前記サイドフレームと前記端末のカバーガラスの端部との間にギャップが形成され、前記超音波信号チャンネルは、前記ギャップと連通する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の端末。
【請求項4】
前記ギャップの幅は、0.01mm〜0.04mmである、
ことを特徴とする請求項3に記載の端末。
【請求項5】
タッチ認識方法であって、
前記方法は、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御するステップと、
マイクロフォンが前記超音波信号の超音波エコー信号を受信するように制御するステップと、
前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップと、を含
前記端末は、パッドと、サイドフレームと、プリント配線基板と、表示モジュールとをさらに備え、
前記サイドフレームは、前記端末の一側に設置され、
前記超音波信号チャンネルは、前記パッドに第2の穴を開けて形成され、前記超音波信号チャンネルは、前記超音波発信器が位置する位置から前記サイドフレームに延在し、
前記パッドの一方の側面は、前記プリント配線基板に貼り合せ、前記パッドの他方の側面は、前記表示モジュールに貼り合せる、
ことを特徴とするタッチ認識方法。
【請求項6】
前記超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して前記端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御するステップは、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末のサイドフレームと前記端末の表示モジュールのホルダーとの間のギャップに導通するように制御するステップと、
前記ギャップを経由して前記超音波信号を前記端末の表面に導通するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップは、
前記超音波エコー信号の振幅値を決定するステップと、
前記超音波エコー信号の振幅値に基づいて前記超音波エコー信号のエネルギー値を決定するステップと、
前記エネルギー値に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
前記エネルギー値に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップは、
前記エネルギー値を予め設定された閾値と比較するステップと、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値よりも小さい場合に、前記端末がタッチされたと決定するステップと、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値以上である場合に、前記端末が誤タッチされたと決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法
【請求項9】
タッチ認識装置であって、
前記装置は、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御するように構成される、第1の制御モジュールと、
マイクロフォンが前記超音波信号の超音波エコー信号を受信するように制御するように構成される、第2の制御モジュールと、
前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するように構成される、決定モジュールと、を備え、
前記端末は、パッドと、サイドフレームと、プリント配線基板と、表示モジュールとをさらに備え、
前記サイドフレームは、前記端末の一側に設置され、
前記超音波信号チャンネルは、前記パッドに第2の穴を開けて形成され、前記超音波信号チャンネルは、前記超音波発信器が位置する位置から前記サイドフレームに延在し、
前記パッドの一方の側面は、前記プリント配線基板に貼り合せ、前記パッドの他方の側面は、前記表示モジュールに貼り合せる、
ことを特徴とするタッチ認識装置。
【請求項10】
前記決定モジュールは、
前記超音波エコー信号の振幅値を決定するように構成される、第1の決定サブモジュールと、
前記第1の決定サブモジュールにより決定された前記超音波エコー信号の振幅値に基づいて、前記超音波エコー信号のエネルギー値を決定するように構成される、第2の決定サブモジュールと、
前記第2の決定サブモジュールにより決定された前記エネルギー値に基づいて、前記端末がタッチされたか否かを決定するように構成される、第3の決定サブモジュールと、を備える、
ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記第3の決定サブモジュールは、具体的に、
前記エネルギー値を予め設定された閾値と比較し、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値よりも小さい場合に、前記端末がタッチされたと決定し、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値以上である場合に、前記端末が誤タッチされたと決定する、ように構成される、
ことを特徴とする、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
電子機器であって、前記電子機器は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御し、
マイクロフォンが前記超音波信号の超音波エコー信号を受信するように制御し、
前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定する、ように構成され、
前記端末は、パッドと、サイドフレームと、プリント配線基板と、表示モジュールとをさらに備え、
前記サイドフレームは、前記端末の一側に設置され、
前記超音波信号チャンネルは、前記パッドに第2の穴を開けて形成され、前記超音波信号チャンネルは、前記超音波発信器が位置する位置から前記サイドフレームに延在し、
前記パッドの一方の側面は、前記プリント配線基板に貼り合せ、前記パッドの他方の側面は、前記表示モジュールに貼り合せる、
ことを特徴とする、電子機器。
【請求項13】
コンピュータで実行されるときに、請求項5〜8のいずれか一項に記載のタッチ認識方法を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子技術分野に関し、特に、端末、タッチ認識方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術において、スマートフォンの誤タッチ防止機能を実現するために近接センサが一般的に必要となり、近接センサは、赤外光ダイオードとフォトダイオードとを含み、具体的な誤タッチ防止過程で、赤外光ダイオードにより赤外線光波を射出し、赤外線光波がユーザの顔または髪に当たる場合に、フォトダイオードに反射し、フォトダイオードは、光波信号を電気信号に変換して、フォトダイオード増幅器(Photo Diode Amplifier)によりデジタル信号に変換し、デジタル信号に基づき手持ちモードでの通話であるか否かを認識し、さらにスマートフォンの表示画面をオンにするかまたはオフにするかを決定することにより、誤タッチ防止を実現する。赤外光ダイオードとフォトダイオードとの集積回路(IC)のいずれもスマートフォンのプリント配線基板(Printed Circuit Board、PCBと略称される)に貼付する必要があり、またスマートフォンの表面のガラスに穴を開けなければならないため、表示画面のスペースを占める。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、関連技術に存在する課題を解決するために、端末、タッチ認識方法、装置及び電子機器を提供し、超音波発信器がカバーガラスのスペースを占めることを避け、端末が外観の設計の点で美感をさらに向上させることを確保することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例に係る第1の態様によると、端末を提供し、前記端末は、超音波発信器、超音波信号チャンネル及びマイクロフォンとを備え、前記超音波発信器は、前記端末の内部に設置され、前記端末のサイドフレームに第1の穴が設置され、前記第1の穴は、前記マイクロフォンを収容するためのものであり、
前記超音波発信器により発信された超音波信号は、前記超音波信号チャンネルを経由して前記端末の内部から前記端末の表面に導出され、前記マイクロフォンは、前記超音波信号の超音波エコー信号を収集し、かつ前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定する。
【0005】
一実施例において、前記装置は、パッドと、サイドフレームと、プリント配線基板と、表示モジュールとをさらに備え、前記サイドフレームは、前記端末の一側に設置され、前記超音波信号チャンネルは、前記パッドに第2の穴を開けて形成され、前記超音波信号チャンネルは、前記超音波発信器が位置する位置から前記サイドフレームに延在し、
前記パッドの一方の側面は、前記プリント配線基板に貼り合せ、前記パッドの他方の側面は、前記表示モジュールに貼り合せる。
【0006】
一実施例において、前記パッドは、前記超音波発信器が位置する位置に収容チャンバが開けて設けられ、前記収容チャンバは、前記超音波発信器を収容するためのものであり、前記収容チャンバの形状は、前記超音波発信器の形状と一致する。
【0007】
一実施例において、前記サイドフレームと、前記表示モジュールのホルダーとの間、及び前記サイドフレームと前記端末カバーガラスの端部との間にギャップが形成され、前記超音波信号チャンネルは、前記ギャップと連通する。
【0008】
一実施例において、前記ギャップの幅は、0.01mm〜0.04mmである。
【0009】
本発明の実施例に係る第2の態様によると、タッチ認識方法を提供し、前記タッチ認識方法は、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御するステップと、
マイクロフォンが前記超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御するステップと、
前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップと、を含む。
【0010】
一実施例において、超音波信号チャンネルを経由して前記超音波発信器により発信された超音波信号を端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御するステップは、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末のサイドフレームと前記端末の表示モジュールのホルダーとの間のギャップに導通するように制御するステップと、
前記ギャップを経由して前記超音波信号を前記端末の表面に導通するステップと、を含む。
【0011】
一実施例において、前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップは、
前記超音波エコー信号の振幅値を決定するステップと、
前記超音波エコー信号の振幅値に基づいて前記超音波エコー信号のエネルギー値を決定するステップと、
前記エネルギー値に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップと、を含む。
【0012】
一実施例において、前記エネルギー値に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するステップは、
前記エネルギー値を予め設定された閾値と比較するステップと、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値以上である場合に、前記端末がタッチされたと決定するステップと、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値よりも小さい場合に、前記端末が誤タッチされたと決定するステップと、を含む。
【0013】
本発明の実施例に係る第3の態様によると、タッチ認識装置を提供し、前記タッチ認識装置は、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御するように構成される、第1の制御モジュールと、
マイクロフォンが前記超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御するように構成される、第2の制御モジュールと、
前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定するように構成される、決定モジュールと、を備える。
【0014】
一実施例において、前記決定モジュールは、
前記超音波エコー信号の振幅値を決定するように構成される、第1の決定サブモジュールと、
前記第1の決定サブモジュールに決定された前記超音波エコー信号の振幅値に基づいて、前記超音波エコー信号のエネルギー値を決定するように構成される、第2の決定サブモジュールと、
前記第2の決定サブモジュールに決定された前記エネルギー値に基づいて、前記端末がタッチされたか否かを決定するように構成される、第3の決定サブモジュールと、を備える。
【0015】
一実施例において、前記第3の決定サブモジュールは、具体的に、
前記エネルギー値を予め設定された閾値と比較し、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値以上である場合に、前記端末がタッチされたと決定し、
前記エネルギー値が前記予め設定された閾値よりも小さい場合に、前記端末が誤タッチされたと決定する、ように構成される。
【0016】
本発明の実施例に係る第4の態様によると、電子機器を提供し、前記電子機器は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御し、
マイクロフォンが前記超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御し、
前記超音波エコー信号に基づいて前記端末がタッチされたか否かを決定する、ように構成される。
【発明の効果】
【0017】
本発明の技術案が提供する技術案は、以下の有益な効果を含み得る。
【0018】
超音波エコー信号に基づいてタッチされたか否かを決定することで、誤タッチ防止を実現し、超音波発信器が端末の内部にあるため、端末の表面に穴を開けて超音波発信器を収容することを避けることができ、油汚れや塵埃がカバーガラスの表面に付着する場合に、油汚れや塵埃の穴への入りがタッチ動作の認識に影響することがなく端末の外観の設計に美感を向上させることを確保できる。
【0019】
上記の一般的なな記述と以下の詳細な説明は、例示的かつ説明的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
添付の図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成するものであり、本開示と一致する実施形態を示し、記載内容と共に本開示の原理を説明する役割を果たす。
図1A】例示的な一実施例による端末を示す部分斜視構成図である。
図1B図1Aに示す実施例における第1の穴の端末での位置の模式図である。
図2A】例示的な他の実施例による端末を示す部分斜視構成図である。
図2B図2Aに示す実施例における端末の部分斜視構成図である。
図3】例示的な一実施例によるタッチ認識方法のフローを示す模式図である。
図4】例示的な他の実施例によるタッチ認識方法のフローを示す模式図である。
図5】例示的な一実施例によるタッチ認識装置の構成を示す模式図である。
図6】例示的な他の実施例によるタッチ認識装置の構成を示す模式図である。
図7】例示的な一実施例による電子機器を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明する。また、説明中の例は、図面に示している。以下の記述において、図面を説明する際に特に説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一或は同様な要素を意味する。以下の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を代表しない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と一致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0022】
図1Aは、例示的な一実施例に係る端末を示す部分斜視構成図であり、図1Bは、図1Aに示す実施例における第1の穴の端末での位置の模式図であり、端末10は、タッチ機能を有する電子機器であってもよく、電子機器は、例えばスマートフォン、タブレット・コンピュータ等であり、図1A及び図1Bに示すように、当該端末10は、超音波発信器11と、超音波信号チャンネル及びマイクロフォン(図示せず)を備える。
【0023】
超音波発信器11に発信された超音波信号は、超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から端末10の表面に導出され、マイクロフォン131及びマイクロフォン132は、超音波信号の超音波エコー信号を収集し、かつ超音波エコー信号に基づいて端末10がタッチされたか否かを決定することができる。
【0024】
一実施例において、マイクロフォン131及びマイクロフォン132の具体的な設置は、関連技術での設計を参照することができ、本発明は、マイクロフォン131及びマイクロフォン132がある第1の穴での位置への設計を詳しく説明しないが、第1の穴の数量は、端末10の実際的な設計要求によって決定することができ、本発明は、第1の穴の数量を限定しない。
【0025】
一実施例において、超音波信号は、周波数が設定された超音波信号であってもよく、当該設定された周波数は、端末10の表面を透過できるバンド範囲であり、例えば、40khz〜60khzであり、これにより、超音波信号が遮られるため、超音波エコー信号を端末10のマイクロフォン131及びマイクロフォン132に反射し、マイクロフォン131及びマイクロフォン132が対応する信号処理回路は、超音波エコー信号に基づいて端末10がタッチされたか否かを決定することができ、端末10がタッチされた場合に、信号処理回路は、端末10のプロセッサに誤タッチ命令を発信し、プロセッサは、端末10がタッチ動作への応答を禁止させるように制御することができる。
【0026】
本実施例において、超音波発信器11により超音波信号を発信し、超音波信号は、端末10の表面を直接的に透過することができ、端末10の表面がマスクがされた場合に、超音波信号が遮られるため、超音波エコー信号を端末10のマイクロフォン131及びマイクロフォン132に反射し、マイクロフォン131及びマイクロフォン132が対応する信号処理回路は、超音波エコー信号に基づいてタッチされたか否かを決定することにより、誤タッチの判断を実現する。超音波発信器11が端末10の内部にあるため、端末10の表面に穴を開けて超音波発信器11を収容することを避けることができ、油汚れや塵埃がカバーガラス14の表面に付着する場合に、油汚れや塵埃が穴に入ってタッチ動作への認識に影響することがなく、かつ端末10の外観の設計に美感を向上させることを確保できる。
【0027】
図2Aは、例示的な他の実施例に係る端末を示す部分斜視構成図であり、図2Bは、図2Aに示す実施例における端末の部分斜視構成図である。本実施例は、本発明実施例に提供された上述の装置を利用し、電子機器の内部に超音波信号チャンネルを設置することを例として例示的に説明し、図2A及び図2Bに示すように、上述の図1A及び図1Bに示す実施例に基づき、装置は、パッド14、サイドフレーム15、プリント配線基板16及び表示モジュール17を更に備え、サイドフレーム14は、端末10の一側(図2Aに示す上側)に設置され、パッド14に超音波信号チャンネルが開けて設けられ、超音波信号チャンネルは、超音波発信器11の位置からサイドフレーム15に延在し、図2Aに示す破線矢印12が指す方向のように、超音波信号チャンネルを経由して予定の方向に沿って超音波信号を伝導することができ、これにより、超音波信号が端末10の表面に導通することを確保することができる。
【0028】
一実施例において、超音波信号チャンネルは、パッド14が第2の穴を開けて形成され、パッド14の一つの側面は、プリント配線基板16に貼り合せ、パッド14の他の側面は、表示モジュール17に貼り合せる。一実施例において、パッド14と表示モジュール17との間にフォーム18を充填することができ、フォーム18により表示モジュール17のパッド14への押出を緩和することができる。
【0029】
一実施例において、パッド14は、超音波発信器11の位置に収容チャンバ141を開設し、収容チャンバ141は、超音波発信器11を収容するためのものであり、収容チャンバ141の形状は、超音波発信器11の形状と一致することができ、収容チャンバ141の底部142と超音波発信器11との間に一定のスペースを保留することができ、超音波伝感器11と収容チャンバ141との間には、スペースがコンパクト化しすぎるため、超音波伝感器11に押出することを避けることができる。
【0030】
一実施例において、サイドフレーム15と表示モジュール17のホルダー171との間、及びサイドフレーム15と端末10のカバーガラス14の端部との間に、ギャップが形成され(図2Bに示す破線矢印20に示すように)、超音波信号チャンネルとギャップとは連通する。超音波発信器11が超音波信号を発信する場合に、超音波信号は、破線矢印12及び破線矢印20が指す方法に沿ってカバーガラス19の表面に導出されることができる。
【0031】
一実施例において、ギャップの幅は、0.01mm〜0.04mmであってもよく、例えば、0.02mmであり、サイドフレーム15とカバーガラス19との間に小さいギャップを保留することにより、端末10の外観形状に影響しなく超音波信号を端末10の表面によりよく射出することを確保する。
【0032】
例示的なシーンにおいて、例えば、ユーザは、端末10により通話し、通話過程において、端末10のプロセッサは、ユーザが通話状態かつ手持ち状態(イヤホンを差し込んで通話する状態ではない)であることを検出し、この時、プリント配線基板16に固定されているプロセッサ(図示せず)は、超音波発信器11が、バンドが設定された超音波信号を発信させるように制御し、超音波信号チャンネルを経由して超音波信号をサイドフレーム15とカバーガラス19との間のギャップに屈折し、さらに超音波信号を端末10の外側に発信する。顔がカバーガラス19に近づけるため、超音波信号を反射し、これにより、超音波信号の超音波エコー信号を端末10のマイクロフォン131及びマイクロフォン132に反射することができ、マイクロフォン131及びマイクロフォン132が超音波エコー信号を受信した後、マイクロフォン131及びマイクロフォン152が対応する信号処理回路によって当該超音波エコー信号が顔の遮蔽により生じるか、超音波信号が空中での放射により生じるかを決定し、通常に顔の遮蔽による超音波エコー信号の強度は、空中での放射による超音波エコー信号によりもはるかに高いため、本発明によれば顔に近づけカバーガラス19を検出することができ、プロセッサが誤タッチ防止機能をオンにし、通話過程において顔がカバーガラス19に近づけたことにより生じるタッチ動作を応答することを禁止する。
【0033】
当業者が理解できるように、端末10をユーザのポケットまたはカバンに放置する場合に、同様に本発明によりタッチ動作への検出を実現し、またこの場合にタッチ動作への応答を禁止することができる。
【0034】
本実施例において、端末10内部の超音波信号チャンネルを経由して超音波信号をカバーガラス19とサイドフレーム15との間に形成されたギャップに導通し、さらに当該ギャップを経由してカバーガラス19を通し、顔または髪が近づける場合に、超音波信号の超音波エコー信号を端末10のマイクロフォンに反射することができ、さらに超音波エコー信号が顔または髪がカバーガラス19に近づけることにより生じたか否かを認識することにより、誤タッチ防止の機能を実現する。
【0035】
図3は、例示的な一実施例に係るタッチ認識方法のフローを示す模式図であり、図3に示すように、タッチ認識方法は、以下のステップを含む。
【0036】
ステップ301において、超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から前記端末の表面に導出するように制御し、
ステップ302において、マイクロフォンが超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御し、
ステップ303において、超音波エコー信号に基づいて端末がタッチされたか否かを決定する。
【0037】
図4は、例示的な他の実施例に係るタッチ認識方法のフローを示す模式図であり、図4に示すように、タッチ認識方法は、以下のステップを含む。
ステップ401において、超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末のサイドフレームと端末の表示モジュールのホルダーとの間のギャップに導通するように制御し、
ステップ402において、ギャップを経由して超音波信号を端末の表面に導通し、
ステップ404において、マイクロフォンが超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御し、
ステップ405において、超音波エコー信号に基づいて端末がタッチされたか否かを決定する。
【0038】
ステップ405は、以下のステップを具体的に含んでも良い。
エネルギー値を予め設定された閾値と比較するステップと、
エネルギー値が予め設定された閾値以上である場合に、端末がタッチされたと決定するステップと、
エネルギー値が予め設定された閾値によりも小さい場合に、端末が誤タッチされたと決定するステップ。
【0039】
上述の実施例における方法フローについて、各実行ステップの具体的な態様は、センサー装置に係る実施例に詳しく説明され、ここで詳しく説明しない。
【0040】
図5は、例示的な一実施例に係るタッチ認識装置の構成を示す模式図であり、図5に示すように、タッチ認識装置は、
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から端末の表面に導出するように制御するように構成される、第1の制御モジュール51と、
マイクロフォンが超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御するように構成される、第2の制御モジュール52と、
超音波エコー信号に基づいて、端末がタッチされたか否かを決定するように構成される、決定モジュール53と、を備える。
【0041】
図6は、例示的な他の実施例に係るタッチ認識装置の構成を示す模式図であり、図6に示すように、上述の図5に示す実施例に基づき、決定モジュール53は、
超音波エコー信号の振幅値を決定するように構成される、第1の決定サブモジュール531と、
第1の決定サブモジュール531により決定された超音波エコー信号の振幅値に基づいて超音波エコー信号のエネルギー値を決定するように構成される、第2の決定サブモジュール532と、
第2の決定サブモジュール532により決定されたエネルギー値に基づいて、端末がタッチされたか否かを決定するように構成される、第3の決定サブモジュール533と、を備えても良い。
【0042】
一実施例において、第3の決定サブモジュール533は、具体的に:
エネルギー値を予め設定された閾値と比較し、
エネルギー値が予め設定された閾値以上である場合に、端末がタッチされたと決定し、
エネルギー値が予め設定された閾値よりも小さい場合に、端末が誤タッチされたと決定する、ように構成される。
【0043】
上述の実施例における装置について、各モジュールが操作を実行する具体的な態様は、当該方法に係る実施例に詳しく説明され、ここで詳しく説明しない。
【0044】
図7は、例示的な一実施例に係るタッチ認識装置を実現するための装置を示すブロック図である。例えば、装置700は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタント等の電子機器であってもよい。
【0045】
図7を参照して、装置700は、プロセス部702、メモリ704、電源部706、マルチメディア部708、オーディオ部710、入出力(I/O)インターフェイス712、センサ部714、及び通信部716のような一つ以上の部を含んでよい。
【0046】
プロセス部702は、一般的には装置700の全体の動作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ動作、及び記録動作と関連する動作を制御する。プロセス部702は、一つ以上のプロセッサ720を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセス部702は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセス部702と他の部の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセス部702は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディア部708とプロセス部702の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0047】
メモリ704は、各種類のデータを記憶することにより装置700の動作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置700において動作するいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ704は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM、Programmable ROM)、読み出し専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0048】
電源部706は、装置700の多様な構成要素に電力を供給する。電源部706は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置700のための電力の生成、管理及び割り当てに関連付けられている他の要素を含んでもよい。
【0049】
マルチメディア部708は、前記装置700とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スワイプ、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスワイプの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスワイプ操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディア部708は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置700が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の動作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0050】
オーディオ部710は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオ部710は、一つのマイク(MIC)を含み、装置700が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の動作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ704に記憶されたり、通信部716を介して送信されたりする。上記の実施例において、オーディオ部710は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0051】
I/Oインターフェイス712は、プロセス部702と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、作動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0052】
センサ部714は、装置700に各種の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサ部714は、装置700のON/OFF状態、装置700のディスプレイとキーパッドのような構成要素の相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサ部714は、装置700、或は装置700の一つの部の位置変更、ユーザと装置700とが接触しているか否か、装置700の方位、又は加速/減速、装置700の温度の変化を検出できる。センサ部714は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサ部714は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサ部714は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0053】
通信部716は、装置700と他の機器の間に有線、又は利便性のよい形態の通信を提供する。装置700は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信部716は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信部716は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を可能にする。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID、Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ結合(IrDA、Infrared Data Association)技術、超広帯域(UWB、Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(BT、Bluetooth)(登録商標)技術、及び他の技術に基づいて実現できる。
【0054】
例示的な実施例において、装置700は、一つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD、Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、タッチ認識方法を実現し、前記タッチ認識方法は、以下のステップを含む。
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から端末の表面に導出するように制御するステップと、
マイクロフォンが超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御するステップと、
超音波エコー信号に基づいて端末がタッチされたか否かを決定するステップ。
【0055】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ704を提供しており、例えば、コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイス等である。装置700のプロセッサ720により上記命令を実行して上記方法を実現し、前記方法は、以下のステップを含む。
超音波発信器により発信された超音波信号を超音波信号チャンネルを経由して端末の内部から端末の表面に導出するように制御し、
マイクロフォンが超音波信号の超音波エコー信号を受信させるように制御し、
超音波エコー信号に基づいて端末がタッチされたか否かを決定する。
【0056】
当業者は、明細書を検討して本発明を実施した後、本発明の他の実施例を容易に考え出すことができる。本願は、本発明のいずれの変形、用途、又は適応的な変更をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途、又は適応的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、また、本発明は公開していない当該技術分野の公知の知識又は通常の技術手段を含む。明細書と実施例はただ例示として考慮され、本発明の本当の範囲と趣旨は以下の特許請求の範囲に記載される。
【0057】
本発明は上記に記述され、また図面で示した構成に限定されず、その範囲を逸脱しない限り多様な修正及び変更を行うことができると、理解されるべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7