【実施例】
【0016】
本発明の実施例における基本的な部材構成を
図1〜
図3に示す。
幼児用オリジナル知育遊具は、
図1の(1)〜(2)に示すパネルセットベース100−1〜100−2と、
図2−1の(1)(2)〜
図2−6の(1)〜(2)に示すパネル間ジョイント200−1〜200−6と、
図3−1〜
図3−4に示し、上部の両側端面にキーブロック301を設けた各種例の立設パネル300−1〜300−16と、
図3−5に示す屋根パネル400−1,400−2とからなる。
これらのパーツを用いて組み立てる前のパーツ構築例1を
図5の斜視図に示し、組立後の状態を
図6に示す。
更に、
図7〜
図12に組み立て構築例2〜7の斜視説明図を示す。
【0017】
図1の(1)において、パネルセットベース100−1は、床面に載置する円板型の基台101の中央部に竪ポール102を立設し、この竪ポール102の下部連結位置を中心に第一セット溝103を90度の回転角間隔で4本X型に形成してある。第一セット溝103はいずれの立設パネルでもその下部端部を真横から或いは真上から容易に嵌め込み自在に形成してあり、セットパネルの下部を保持してその立設状態を確実に維持する。
前記竪ポール102は、後述するパネル間ジョイントを設置する際に、パネル間ジョイントの連結孔に挿入してパネル間に確実にセットするためのガイドであり且つセット後の立設パネルをパネル間ジョイントを介して安定保持する主柱である。
このパネルセットベース100−1は、立設パネルを単独に連結配置し、或いは直線的に連結配置し、或いは十字状に連結配置し、更にはT字状に連結配置し、又はL字状に連結配置することができる万能タイプである。
【0018】
図1の(2)において、パネルセットベース100−2は、床面に載置する円板型の基台101は中央部に竪ポール102を立設し、この竪ポール102の下部連結位置を中心に第一セット溝103を120度の回転角度間隔で3本Y型に形成してある。
第一セット溝103はパネルセットベース100−2と同様にいずれの立設パネルの下部端部を真横から或いは真上から容易に嵌め込み自在に形成してあり、セットパネルの下部を保持してその立設状態を確実に維持する。
このパネルセットベース100−2は、立設パネルを単独に支持し、或いはV字状に連結配置し、或いはY字状に連結配置することができるタイプである。
【0019】
図2−1の(1)と(2)に示すパネル間ジョイント200−1は、一枚の立設パネルのキーブロック301(
図4−1に記載)に上方から載置して嵌め、立設パネルの幅方向移動を確実にロックするキー溝211を備え、前記立設パネルの側部を着脱可能に装入する1本の第二セット溝201を備えパネルセットベース100−1の竪ポール103に挿入セットする連結孔210を備えてある。
【0020】
図2−2の(1)と(2)に示すパネル間ジョイント200−2は、最多二枚の立設パネルのキーブロック301に上方から載置して嵌め、立設パネルの幅方向移動を確実にロックするキー溝211を備え前記二枚の立設パネルの上部側部を着脱可能に装入して直線配置連結する一対の第二セット溝201を備えパネルセットベース100−1の竪ポール103に挿入セットする連結孔210を備えてある。
【0021】
図2−3の(1)と(2)に示すパネル間ジョイント200−3は、最多二枚の立設パネルのキーブロック301に上方から載置して嵌め、立設パネルの幅方向移動を確実にロックするするキー溝211を備え前記二枚の立設パネルの側部を着脱可能に装入しL型に配置連結する一対の第二セット溝201を備えパネルセットベース100−1の竪ポール103に挿入セットする連結孔210を備えてある。
【0022】
図2−4の(1)と(2)に示すパネル間ジョイント200−4は、最多三枚の立設パネルのキーブロック301に上方から載置して嵌め、立設パネルの幅方向移動を確実にロックする三本のキー溝211を備え前記三枚の立設パネルの側部を着脱可能に装入してT型に配置連結する三個の第二セット溝201を備えパネルセットベース100−1の竪ポール103に挿入セットする連結孔210を備えてある。
【0023】
図2−5の(1)と(2)に示すパネル間ジョイント200−5は、最多四枚の立設パネルのキーブロック301に上方から載置して嵌め、立設パネルの幅方向移動を確実にロックする四本のキー溝211を備え前記四枚の立設パネルの側部を着脱可能に装入して十字型に配置連結する四個の第二セット溝201を備えパネルセットベース100−1の竪ポール103に挿入セットする連結孔210を備えてある。
【0024】
図2−6の(1)と(2)に示すパネル間ジョイント200−6は、最多二枚の立設パネルのキーブロック301に上方から載置して嵌めて立設パネルの幅方向移動を確実にロックする二本のキー溝211を備え、前記二枚の立設パネルの側部を着脱可能に装入して、内角120度のくの字型に配置連結する二個の第二セット溝201を備え、パネルセットベース100−2の竪ポール103に挿入セットする連結孔210を備えてある。
【0025】
図2−7の(1)と(2)に示すパネル間ジョイント200−7は、最多三枚の立設パネルのキーブロック301に上方から載置して嵌めて立設パネルの幅方向移動を確実にロックする三本のキー溝211を備え、前記二枚の立設パネルの側部を着脱可能に装入して各角度120度のYの字型に配置連結する三本の第二セット溝201を備え、パネルセットベース100−2の竪ポール103に挿入セットする連結孔210を備えてある。
【0026】
次に、
図3−1〜
図3−4に示す本発明の実施例における立設パネル例300−1〜300−14、及び
図3−5に示す本発明の実施例における屋根パネル400−1,400−2について説明する。
【0027】
図3−1の(1)〜(4)に示す立設パネル300−1〜300−4は、ハウスの出入り口や間仕切り用のゲート用パネルであり、上部に襟模様板31を取り付けてある。立設パネル300−3はカーテン32を垂設してある。
【0028】
図3−2の(5)〜(9)に示す立設パネル300−5〜300−9は、矢切り33付ハウスパネルであり、この矢切り33の下に襟模様34を取り付けてある。立設パネル300−5はお店ハウス用パネルであり、そのカウンター35を設け、こどもSYOP名とリンゴのマークを入れたロゴを描いてある。立設パネル300−6は小窓36を開け壁面に黒板37を設けており、立設パネル300−7は小窓36を開け壁面には広窓38を形成してある。また立設パネル300−8はミラー39と小窓40を設けてあり、立設パネル300−9は透明窓41と小窓40を設けてある。
【0029】
図3−3の(10)〜(14)に示す立設パネル300−10〜300−14は、ハウスサイド用パネルであり、立設パネル300−10、300−13、300−14は覗き小窓42を有し、立設パネル300−11は透明窓43を形成し、立設パネル300−12は笑顔のくりぬき小窓44を形成してある。
【0030】
図3−4の(15)〜(16)に示す立設パネル300−15、300−16はガーデンサイド用パネルであり立設パネル300−15は、庭木45を飾り、立設パネル300−16は草花46を飾ってあり土地付きハウスの楽しみも享受できる。
【0031】
図3−5の(17)〜(18)には、前記矢切り33を形成した立設パネル300−5〜300−9用の屋根パネル400−1、400−2をしめす。屋根パネル400−1は前記お店ハウスの立設パネル300−5と300−7間等に載置する。屋根パネル400−2は立設パネル300−5と300−7間に設置する他に立設パネル300−8と300−9間または、ゲートパネルである立設パネル300−1、300−2間等に載置する。これらの載置に際しては、例えば屋根パネルの下面の両側に
図4に示す前記立設パネルに設けたキーブロック301と同様のキーブロックを設け、載置される立設パネルの矢切りの上端部に、前記パネル間ジョイントのキー溝と同様のキー溝を設けてワンタッチで嵌め込み連結するタイプにすることが出来る。
これ等の各立設パネル300−1〜300−16の裏面の上部両側には、
図4例に示すキーブロック301をそれぞれ固設してある。このキーブロックはパネル間ジョイントのキー溝に嵌めて立設パネルの幅方向微動を確実に阻止するものである。
【0032】
次に、立設パネルをパネルセットベースとパネル間ジョイントにて組立連結する基本例を次に紹介する。
図4−1〜
図4−4に示す例は、パネルセットベース100−1とL型のパネル間ジョイント200−3による立設パネル300−7、300−10の二枚を組立連結する例である。
図4−1には組み立て構築する前の配置をしめす。
この状態から
図4−2に示すように、立設パネル300−10の下部片側をパネルセットベース100−1の一方の第一セット溝103に横からスライドして挿入して保持する。
次に
図4−3に示すように、立設パネル300−7の下部片側をパネルセットベース100−1の他方の第一セット溝103に横からスライドして挿入して保持する。
次に
図4−4に示すようにパネル間ジョイント200−3を上方から下降させて両方の第二セット溝201に立設パネル300−7、300−10の各上部片側の頂部に挿入して更に下降させて連結孔210に竪ポール102を挿入してガイドさせながら微量下降させ
図4−5に示すようにその下面の両キー溝211に立設パネル300−7、300−10の各上部片側のキーブロック310を嵌める。これで立設パネル300−7、300−10の上下部が確実に固定支持される。
【0033】
<組み立て構築例1>
次に、
図5と
図6にて前記の各パーツを適宜用いて組み立て構築した「こどもドリームハウスJ1」例を紹介する。
図5は組み立て前の各パーツの配置例を示し、
図6に組み立て構築した完成図を示す。そしてその他の組み立て構築したこどもジョイントハウスを
図7〜
図12にて紹介する。
図5において、こどもドリームハウスJ1は最初に連結配置する立設パネル300−1〜300−16及び屋根パネル400−1、400−2を仮配置する。
配置した立設パネル間に第一セット溝103をX型に配置のパネルセットベース100−1を立てこれにペアーとなる第二セット溝201をT型、L型、X型に配置のパネル間ジョイント200−3〜200−5を配置する。
次に、当該立設パネルをパネルセットベース100−1の第一セット溝103に順次差し込み(挿入)セットして連結保持し立設する。連結した立設パネル同士は前記パネル間ジョイント200−3〜200−5でパネル上部間を連結して固定していき徐々に組み立てて
図6に示す完成図に構築するのである。
【0034】
上記の要領で更に組み立てた構築例2〜7例を
図7〜
図12にて紹介する。
<組み立て構築例2>
図7に示す構築例2は、お店屋さんごっこ用に建てた「こどもSYOPハウスJ2」であり、カウンター35付の立設パネル300−5、サイドパネルである窓付式立設パネル300−11を一対、ゲートパネル300−2、屋根パネル400−1、第一セット溝103をX型に配置のパネルセットベース100−1及び第二セット溝201をL型に配置のパネル間ジョイント200−3により構築したものである。
【0035】
<組み立て構築例3>
図8に示す構築例3は、前例「こどもSYOPハウスJ2」の隣に立設パネル300−2を介してお客さんの控えハウスJ3を建てた例である。お客さんの控えハウスJ3は屋根パネル400−2、立設パネル300−1、300−2、300−6、300−11及びパネルセットベース100−1、L型のパネル間ジョイント200−3、T型のパネル間ジョイント200−4により構築したものである。
【0036】
<組み立て構築例4>
図9に示す構築例4は、構築例3の「こどもSYOPハウスJ2」とお客さんの控えハウスJ3の間に庭木パネル300−16と、立設パネル300−2をパネルセットベース100−1、L型のパネル間ジョイント200−3、T型のパネル間ジョイント200−4で連接して遊び中庭を設けた「庭付きハウスJ4」である。
【0037】
<組み立て構築例5>
図10に示す構築例5は、パネルを6角形に配置した「二連のガーデンハウスJ5、J6」である。
図10左のガーデンハウスJ5は、立設パネル300−2、庭木パネル300−15、立設パネル300−12、300−6、庭木パネル300−15、庭草パネル300−16をパネル間ジョイント200−6、200−7で連設してある。
図10右のガーデンハウスガーデンハウスJ6はガーデンハウスJ5と兼ねる立設パネル300−2、庭木パネル300−15、300−5、300−2、庭木パネル300−15、庭草パネル300−16をパネルセットベース100−2とパネル間ジョイント200−6、200−7で連設してある。
【0038】
<組み立て構築例6>
図11に示す構築例6は、庭木パネル300−15と庭草パネル300−16をパネルセットベース100−1とパネル間ジョイント200−1、200−2、200−2、200−2、200−2、200−1で直線的に連設した生垣パネルJ6である。
【0039】
<組み立て構築例7>
図12に示す構築例7は、立設パネル(ゲートパネル)300−1を中央部に配置しその両側各々に庭木パネル300−15、庭草パネル300−16、300−16、の順にパネルセットベース100−2と、くの字型のパネル間ジョイント200−6、I型のパネル間ジョイント200−1で連設したゲート付の生垣パネルJ7である。
このように本発明の幼児用オリジナル知育遊具は、前述に紹介したように各種各様の優れた構築バリエーションを呈し、幼児に素敵な自主製作の遊び場を提供することを容易に可能にしたものである。