【文献】
NEC,Impact of LBT regulation on LAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#79 R1-144866,2014年11月21日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_79/Docs/R1-144866.zip>
【文献】
LG Electronics,LBT operation details and initial evaluation results[online],3GPP TSG-RAN WG1#79 R1-144900,2014年11月 8日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_79/Docs/R1-144900.zip>
【文献】
InterDigital Communications,On L1 design for LTE LAA DL only mode[online],3GPP TSG-RAN WG1 #79 R1-145052,3GPP,2014年11月21日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_79/Docs/R1-145052.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記バックオフカウンタを再開するステップは、前記基準信号が送られた後に前記バックオフカウンタを再開するステップを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載に方法。
前記バックオフカウンタを再開するステップを実行するための命令は、前記基準信号が送られた後に前記バックオフカウンタを再開するステップを実行するための命令を含む、請求項8から13のいずれか一項に記載に基地局。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、免許不要の周波数帯域を使用するセル内で基準信号を送信する成功率を高めることができる、免許不要の周波数帯域を使用するセル内で基準信号を送信するための方法およびデバイスを提供する。
【0006】
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、免許不要の周波数帯域を使用するセル内で基準信号を送信するための方法であって、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットを決定するステップであって、候補リソースセットが、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースが、時間窓(time window)内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースが、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換(translate)された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間が、第2の期間であり、第2の期間が、第1の期間よりも長い、ステップと、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される第1の候補リソースを決定するステップであって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルが、アイドル状態にあり、第1の候補リソースが、予め設定されたリソース、または候補リソースセット内の柔軟な候補リソースである、ステップと、
第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信するステップとを含む、方法を提供する。
【0007】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の実装方法においては、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される第1の候補リソースを決定するステップであって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルが、アイドル状態にある、ステップが、
空きチャネルアセスメントCCAの結果を得るために、第1の候補リソースの前の予め設定された時間間隔において免許不要の周波数帯域に対するCCAを開始することと、
CCAの結果によって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定することとを含む。
【0008】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第2の実装方法においては、CCAの結果によって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定することが、
CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定すること、または
CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、ランダムバックオフを実行し、チャネルがランダムバックオフの時間期間内にまだアイドルしているとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定することを含む。
【0009】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第3の実装方法においては、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信するステップが、
チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであると判定される場合、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信すること、または
チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間よりも前であると判定される場合、第1の候補リソースの開始の瞬間までチャネルを占有するために空きを埋める信号を送信し、それから、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信し始めることを含む。
【0010】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第4の実装方法においては、第1の基準信号が、セルの同期のために使用される基準信号を含み、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信した後、方法が、
第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有するとき、第2の基準信号を、第1の候補リソースが終わるときに次のタイムスロットの初めに送信するステップをさらに含み、
第2の基準信号が、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号(positioning reference signal)PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0011】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第5の実装方法においては、第1の基準信号が、セルの同期のために使用される基準信号を含み、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信した後、方法が、
第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有しないとき、第1の候補リソースが終わるときに、タイムスロットが終わるまで空きを埋める信号を送信し、次のタイムスロットの初めに第2の基準信号を送信するステップをさらに含み、
第2の基準信号が、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0012】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第6の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0013】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第7の実装方法においては、時間的な変換の粒度が、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0014】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第8の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0015】
第1の態様および第1の態様の上述の実装方法に関連して、第1の態様の第9の実装方法においては、時間窓が、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0016】
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、免許不要の周波数帯域を使用するセル内で基準信号を送信するための方法であって、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットが置かれる時間窓を決定するステップであって、候補リソースセットが、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースが、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースが、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間が、第2の期間であり、第2の期間が、第1の期間よりも長い、ステップと、
時間窓内の免許不要の周波数帯域上の第1の基準信号を検出するステップとを含む、方法を提供する。
【0017】
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の実装方法においては、第1の基準信号が、セルの同期のために使用される基準信号を含み、免許不要の周波数帯域上の第1の基準信号を検出した後、方法が、
第1の基準信号が成功裏に検出される場合、免許不要の周波数帯域上の第2の基準信号を検出するステップであって、時間的に、第2の基準信号によって占有される送信リソースが、第1の基準信号によって占有される送信リソースよりも後にあり、第2の基準信号が、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0018】
第2の態様および第2の態様の上述の実装方法に関連して、第2の態様の第2の実装方法においては、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットが置かれる時間窓を決定する前に、方法が、
基地局によって送信された無線リソース制御RRCシグナリングを受信するステップであって、RRCシグナリングが、時間窓の長さおよび現れる期間を運ぶ、ステップをさらに含む。
【0019】
第2の態様および第2の態様の上述の実装方法に関連して、第2の態様の第3の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0020】
第2の態様および第2の態様の上述の実装方法に関連して、第2の態様の第4の実装方法においては、時間的な変換の粒度が、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0021】
第2の態様および第2の態様の上述の実装方法に関連して、第2の態様の第5の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0022】
第2の態様および第2の態様の上述の実装方法に関連して、第2の態様の第6の実装方法においては、時間窓が、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0023】
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットを決定するように構成された第1の決定ユニットであって、候補リソースセットが、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースが、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースが、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間が、第2の期間であり、第2の期間が、第1の期間よりも長い、第1の決定ユニットと、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される第1の候補リソースを決定するように構成された第2の決定ユニットであって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルが、アイドル状態にあり、第1の候補リソースが、予め設定されたリソース、または候補リソースセット内の柔軟な候補リソースである、第2の決定ユニットと、
第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信するように構成された送信ユニットとを含む基地局を提供する。
【0024】
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の実装方法においては、第2の決定ユニットが、
空きチャネルアセスメントCCAの結果を得るために、第1の候補リソースの前の予め設定された時間間隔において免許不要の周波数帯域に対するCCAを開始し、
CCAの結果によって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定するように特に構成される。
【0025】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第2の実装方法においては、第2の決定ユニットが、
CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定し、または
CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、ランダムバックオフを実行し、チャネルがランダムバックオフの時間期間内にまだアイドルしているとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定するように特に構成される。
【0026】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第3の実装方法においては、送信ユニットが、
チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであると判定される場合、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信し、または
チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間よりも前であると判定される場合、第1の候補リソースの開始の瞬間までチャネルを占有するために空きを埋める信号を送信し、それから、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信し始めるように特に構成される。
【0027】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第4の実装方法においては、第1の基準信号が、セルの同期のために使用される基準信号を含み、送信ユニットが、 第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有するとき、第2の基準信号を、第1の候補リソースが終わるときに次のタイムスロットの初めに送信するようにさらに構成され、
第2の基準信号が、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0028】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第5の実装方法においては、第1の基準信号が、セルの同期のために使用される基準信号を含み、送信ユニットが、
第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有しないとき、第1の候補リソースが終わるときに、タイムスロットが終わるまで空きを埋める信号を送信し、次のタイムスロットの初めに第2の基準信号を送信するようにさらに構成され、
第2の基準信号が、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0029】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第6の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0030】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第7の実装方法においては、時間的な変換の粒度が、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0031】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第8の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0032】
第3の態様および第3の態様の上述の実装方法に関連して、第3の態様の第9の実装方法においては、時間窓が、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0033】
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットが置かれる時間窓を決定するように構成された決定ユニットであって、候補リソースセットが、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースが、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースが、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間が、第2の期間であり、第2の期間が、第1の期間よりも長い、決定ユニットと、
時間窓内の免許不要の周波数帯域上の第1の基準信号を検出するように構成された検出ユニットとを含むユーザ機器を提供する。
【0034】
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の実装方法においては、第1の基準信号が、セルの同期のために使用される基準信号を含み、検出ユニットが、
第1の基準信号が成功裏に検出される場合、免許不要の周波数帯域上の第2の基準信号を検出するようにさらに構成され、時間的に、第2の基準信号によって占有される送信リソースが、第1の基準信号によって占有される送信リソースよりも後にあり、第2の基準信号が、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0035】
第4の態様および第4の態様の上述の実装方法に関連して、第4の態様の第2の実装方法においては、基地局が、基地局によって送信された無線リソース制御RRCシグナリングを受信するように構成された受信ユニットをさらに含み、RRCシグナリングが、時間窓の長さおよび現れる期間を運ぶ。
【0036】
第4の態様および第4の態様の上述の実装方法に関連して、第4の態様の第3の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0037】
第4の態様および第4の態様の上述の実装方法に関連して、第4の態様の第4の実装方法においては、時間的な変換の粒度が、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0038】
第4の態様および第4の態様の上述の実装方法に関連して、第4の態様の第5の実装方法においては、柔軟な候補リソースが、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0039】
第4の態様および第4の態様の上述の実装方法に関連して、第4の態様の第6の実装方法においては、時間窓が、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0040】
上述の技術的な解決策に基づいて、本発明の実施形態においては、基準信号の送信機会を増やすために、候補リソースセットが、基準信号を送信するために決定される。したがって、本発明の実施形態によれば、基準信号の送信の成功率が、通常のシステムの通信に影響を与えることなく高められ得る。
【0041】
本発明の実施形態における技術的な解決策をより明瞭に説明するために、以下で、本発明の実施形態を説明するために必要とされる添付の図面を簡潔に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明の一部の実施形態を示すに過ぎず、当業者は、創造的な努力なしにこれらの添付の図面からその他の図面を導き出すことがやはり可能である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下で、本発明の実施形態の技術的な解決策を本発明の実施形態の添付の図面を参照して明瞭および完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく一部である。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られるすべてのその他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入る。
【0044】
本発明の実施形態において、ユーザ機器(User Equipment、UE)は、端末(Terminal)、移動局(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)などと呼ばれる可能性があることを理解されたい。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を使用することによって1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。たとえば、ユーザ機器は、モバイル電話(「セルラー」電話とも呼ばれる)またはモバイル端末を伴うコンピュータである可能性がある。たとえば、ユーザ機器は、代替的に、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータをやりとりするポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ組み込み、または車載モバイル装置である可能性がある。
【0045】
本発明の実施形態において、基地局は、LTEの進化型NodeB(Evolutional Node B、ENB、またはe-NodeB)である可能性があり、本発明において限定されない。しかし、説明を容易にするために、以下の実施形態は、基地局ENBおよびユーザ機器UEを説明のための例として使用する。
【0046】
実際的な筋書きにおいては、ローカルセル内のユーザ機器が時間-周波数同期情報、チャネル推定情報などを正常に取得することを可能にするために、基地局が、予め設定された期間に従って基準信号を送信し、ローカルセル内の対応するユーザ機器が、この予め設定された期間内に基準信号を検出し、検出された基準信号に従って時間-周波数同期情報、チャネル推定情報などを取得する。本発明の実施形態において、この予め設定された期間は、第1の期間と呼ばれ、第1の期間内にあり、基準信号を送信するために使用されるリソースは、予め設定されたリソースと呼ばれる。
【0047】
基地局が免許不要の周波数帯域のセル内で信号を送信するとき、コンテンションメカニズムの導入を考慮すると、それぞれの予め設定されたリソースにおいて、基地局が免許不要の周波数帯域のセルのチャネルを占有することを許されることを保証することは難しい。基地局が免許不要の周波数帯域のセル内で基準信号を送信する機会は、少なくなる。結果として、ローカルセル内または近隣のセル内のユーザ機器が時間-周波数同期情報およびチャネル測定情報などの必要な情報を間に合うように取得することが難しく、それによって、通信品質に影響を与える。
【0048】
基地局が免許不要の周波数帯域のセル内で基準信号を送信する機会を増やすために、本発明の実施形態は、免許不要の周波数帯域を使用するセル内で基準信号を送信するための方法を提案する。従来技術の第1の期間に従って予め設定されたリソース上で基準信号を送信しようと試みることに基づいて、柔軟な候補リソースが、基準信号を送信するための候補リソースとして働くために、現れる期間が第2の期間である時間窓内でさらに設定される。
【0049】
図1は、本発明の実施形態による免許不要の周波数帯域を使用するセル内で基準信号を送信するための方法の概略的な流れ図である。
図1に示される方法は、基地局によって実行される可能性があり、方法は、以下を含む。
【0050】
101. 第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットを決定し、候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースは、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースは、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間は、第2の期間であり、第2の期間は、第1の期間よりも長い。
【0051】
アクティブ状態のセルは、休止状態のセルに対する相対的な概念であることを理解されたい。アクティブ状態のセルは、UEに基準信号をより頻繁に送信し、一方、休止状態のセルは、基準信号をより少ない頻度で送信する。たとえば、アクティブ状態のセルは、PSS/SSS信号を5msに一回送信し、一方、休止状態のセルは、PSS/SSS信号を40msまたは80ms毎に一回送信する。
【0052】
たとえば、免許不要の周波数帯域を使用して通信を実行するシステムは、免許不要の周波数帯域に展開されるLTEシステムU-LTE、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)システムなどを含む。たとえば、サービス能力を高めるために、概して、キャリアアグリゲーションが、UEにサービスを提供するU-LTEサービングセルおよびプライマリサービングセル上で実行され、U-LTEサービングセルは、セカンダリサービングセルとして使用され、免許不要のスペクトル上に展開され、プライマリサービングセルは、免許が必要な(licensed)スペクトル上に展開される。
【0053】
UEにサービスを提供するとき、免許不要の周波数帯域を使用するセカンダリサービングセルは、概して、セルの特定、セルの同期、チャネル測定、干渉測定などのためにUEにいくつかの基準信号を送信する必要がある。しかし、予め設定された期間に従って予め設定されたリソースを占有することによってUEに基準信号を送信するプロセス中に、LBTの仕様の制限が原因で、チャネルが占有されているとき、基準信号の送信は完了されない可能性がある。
【0054】
本発明のこの実施形態の方法によれば、基準信号を送信するための候補リソースセットを決定することは、基準信号の送信機会を増やし、これは、さらに、基準信号の送信の成功率を高めることができる。候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含む。柔軟な候補リソースおよび予め設定されたリソースは、同じ周波数を使用し、これは、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得されるリソースであることを意味する。加えて、柔軟な候補リソースは、周期的に現れる時間窓内に入る必要もある。
【0055】
特に、時間窓が現れる第2の期間は、基準信号を送信するための予め設定された第1の期間よりも長い。たとえば、第1の期間は、5msである可能性があり、第2の期間は、40msまたは80msである。これらの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていないことを理解されたい。時間窓の長さは、本発明のこの実施形態において限定されない、チャネル輻湊レベル(channel busyness level)などのステータスを参照して決定される可能性がある。
【0056】
102. 第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される第1の候補リソースを決定し、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルは、アイドル状態にあり、第1の候補リソースは、予め設定されたリソース、または候補リソースセット内の柔軟な候補リソースである。
【0057】
103. 第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信する。
【0058】
たとえば、予め設定されたリソースおよび柔軟な候補リソースのチャネル輻湊/アイドル状態が、時系列順に判定される可能性がある。今回は基準信号を送信するために利用可能な全体で3つのリソースが存在し、これらの3つのリソースの時間的な出現順は、第1の柔軟な候補リソース、予め設定されたリソース、および第2の柔軟な候補リソースであると仮定される。
【0059】
したがって、第1の柔軟な候補リソース上のチャネルがアイドルしているかどうかが、最初に判定される可能性があり、チャネルがアイドルしている場合、基準信号は、第1の柔軟な候補リソース上で送信される(この場合、第1の柔軟な候補リソースは、第1の候補リソースである)。反対に、第1の柔軟な候補リソース上のチャネルが輻湊している場合、予め設定されたリソース上のチャネルがアイドルしているかどうかが、さらに判定される必要があり、チャネルがアイドルしている場合、基準信号は、予め設定されたリソース上で送信される。反対に、予め設定されたリソース上のチャネルが輻湊している場合、第2の柔軟な候補リソース上のチャネルがアイドルしているかどうかが、さらに判定される必要があり、チャネルがアイドルしている場合、基準信号は、第2の柔軟な候補リソース上で送信される(この場合、第2の柔軟な候補リソースは、第1の候補リソースである)。反対に、第2の柔軟な候補リソース上のチャネルが輻湊している場合、第1の基準信号は、第2の柔軟な候補リソース上で送信され得ず、すなわち、今回の第1の基準信号の送信は、失敗する。
【0060】
上述の技術的な解決策に基づいて、本発明のこの実施形態においては、基準信号の送信機会を増やすために、候補リソースセットが、基準信号を送信するために決定される。したがって、本発明のこの実施形態によれば、基準信号の送信の成功率が、通常のシステムの通信に影響を与えることなく高められ得る。
【0061】
さらに、基準信号が免許不要のスペクトルを使用する通信システムにおいて送信されるとき、本発明のこの実施形態において提供される解決策は、セルの同期およびCSIの測定に関する要件を満たし、UEの復調およびモビリティの性能をさらに保証することができる。
【0062】
さらに、本発明のこの実施形態の主流である展開の筋書きは、使用するために、免許が必要なスペクトル上のプライマリサービングセルおよび免許不要のスペクトル上のU-LTEセカンダリサービングセルに対してキャリアアグリゲーションを実行することである。LTEプライマリサービングセルおよびU-LTEセカンダリサービングセルは、同じ場所に展開される可能性があり、または異なる場所に展開される可能性があり、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在する。
【0063】
代替的に、本発明において、展開は、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在せず、たとえば、バックホールの遅延が比較的大きく、その後、情報が2つのサービングセルの間で迅速に調整され得ない筋書きにおいて実行される可能性がある。さらに、独立してアクセスされ得るU-LTEサービングセルも、本発明のこの実施形態において展開される可能性があり、すなわち、この場合、U-LTEサービングセルおよびLTEサービングセルに対してキャリアアグリゲーションが実行される必要がない。上述の応用の筋書きの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていない。
【0064】
任意で、実施形態において、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される第1の候補リソースが決定されるとき、免許不要の周波数帯域に対する空きチャネルアセスメントCCAが、CCAの結果を得るために、第1の候補リソースの前の予め設定された時間間隔において開始される。そして、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあることが、CCAの結果によって判定される。
【0065】
任意で、実施形態において、CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定され、またはCCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、ランダムバックオフが実行され、チャネルがランダムバックオフの時間期間内にまだアイドルしているとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定される。
【0066】
図2は、本発明の実施形態による候補リソースセットの概略図である。特に、
図2に示されるように、時間窓は、40msの間隔に1回現れる。時間窓は、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含む。CCAの開始の瞬間は、柔軟な候補リソースの前の予め設定された時間間隔にある可能性がある。
【0067】
予め設定されたリソースは、送信期間が5msであるときに第1の基準信号を送信するために使用されるリソースである。すなわち、セルが時間窓内にあるかまたは時間窓外にあるかにかかわらず、第1の基準信号は、予め設定された期間5msに従って送信される。加えて、本発明のこの実施形態の方法によれば、第1の基準信号の送信機会を増やすために、柔軟な候補リソースが、セルにさらに提供される。
【0068】
時間窓内の第1のサブフレームの第1のタイムスロットの末尾の2つのシンボル(すなわち、サブフレーム内の第6のシンボルおよび第7のシンボル、1つのサブフレームは14個のシンボルを含むと仮定される)は、予め設定されたリソースである。柔軟な候補リソースは、時間領域の変換が時間窓内の上述の予め設定されたリソースに対して実行された後に取得される可能性があり、本明細書における変換は、順方向または逆方向の変換である可能性がある。
図2は、時間窓内の第2のサブフレームの末尾の2つのシンボル(すなわち、サブフレーム内の第13のシンボルおよび第14のシンボル)を示す。
【0069】
柔軟な候補リソースを得るために予め設定されたリソースに対して時間領域の変換が実行されるとき、変換の特定の時間の粒度は、シンボルレベル、タイムスロットレベル、またはサブフレームレベルである可能性がある。たとえば、シンボルレベルは、1つの変換のコピーが4シンボル毎に現れることを意味し、タイムスロットレベルは、1つの変換のコピーが1つのタイムスロットに含まれる7シンボル毎に現れることを意味し、サブフレームレベルは、1つの変換のコピーが1つのサブフレームに含まれる14シンボル毎に現れることを意味する。
【0070】
これらの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていないことに留意されたい。
【0071】
したがって、CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、第1の基準信号が、第1の候補リソース上で直接送信されるが、ランダムバックオフは実行されず、これは、基準信号を送信する優先度を高め、さらに、基準信号の送信の成功率を高めることができる。
【0072】
代替的に、CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、ランダムバックオフが、最初に実行される。第1の基準信号は、チャネルがランダムバックオフの時間期間内にまだアイドルしているときにのみ第1の候補リソース上で送信される。これは、システム内の別の通信デバイスの信号送信を保護し、セルの基準信号の送信と別の通信デバイスの信号送信との間の相互の干渉を防止することができる。
【0073】
任意で、上述のCCAを開始する開始時点は、時間窓内の第1のサブフレームの開始の瞬間である可能性があり、この場合、上述の予め設定された時間間隔は、5シンボルである。代替的に、上述の予め設定された時間間隔は、現在の最大のバックオフ時間、たとえば、特に、CCAの単位時間の長さにバックオフカウンタ(backoff counter)の値の範囲の最大値を掛けたものに等しいバックオフメカニズムにおけるコンテンションウィンドウ(contention window)の長さである可能性がある。これらの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていないことに留意されたい。
【0074】
任意で、別の実施形態においては、チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであると判定される場合、第1の基準信号が、第1の候補リソース上で送信される。
【0075】
すなわち、チャネルがアイドルしている瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであることが、CCAの結果によって判定されるとき、基準信号は、第1の候補リソース上で直接送信され得る。チャネルがアイドルしている瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであることは、数字の厳密な一致を意味せず、2つの間の差が予め設定された閾値未満である場合に、チャネル輻湊/アイドル状態がアイドルと判定される瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであると判定されることが考えられ得ることを理解されたい。
【0076】
チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間よりも前であると判定される場合、第1の候補リソースの開始の瞬間までチャネルを占有するために空きを埋める信号が送信され、それから、第1の基準信号が第1の候補リソース上で送信され始める。
【0077】
任意で、別の実施形態においては、セルがデータ送信のためのCCAを実行し終え、ランダムバックオフプロセスに入る場合、上述のデータが、UEに送信されるかまたは別のUEに送信されることになる。データ送信に関するランダムバックオフプロセス中に、基準信号を送信するための柔軟な候補リソースが到達される場合、ランダムバックオフカウンタが、この場合、初め停止され、データ送信のためのCCAのための上述のバックオフカウンタは、基準信号が完全に送信された後にのみ再開される。代替的に、データ送信に関するランダムバックオフプロセス中に、基準信号を送信するために開始されるCCAの開始時点が到達される場合、すなわち、柔軟な候補リソースの前の予め設定された時間間隔において、基準信号を送信するためのCCAが、最初に実行される可能性がある。同時に、データ送信のためのCCAのためのバックオフカウンタが、一時的に停止される。基準信号のためのCCAが成功する、すなわち、CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すと、基準信号が初めに送信され得る。基準信号が送信された後、上述の停止されたカウンタが再開される。代替的に、データ送信に関するランダムバックオフプロセス中に、基準信号を送信するために開始されるCCAの開始時点が到達される場合、すなわち、柔軟な候補リソースの前の予め設定された時間間隔において、データ送信のためのCCAおよび基準信号送信のためのCCAが、同時に実行される可能性がある。基準信号のためのCCAが最初に成功する場合、基準信号が最初に送信される可能性があり、この場合、データ送信のためのCCAのためのバックオフカウンタは停止され、基準信号が完全に送信された後にのみ再開される。データ送信のためのCCAが最初に成功する場合、データおよび基準信号が送信され得る。
【0078】
任意で、別の実施形態において、第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含む。第1の基準信号が第1の候補リソース上で送信された後、第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有するとき、第2の基準信号が、第1の候補リソースが終わるときに次のタイムスロットの初めに送信される。
【0079】
任意で、別の実施形態においては、第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有しないとき、空きを埋める信号が、第1の候補リソースが終わるときに、タイムスロットが終わるまで送信され、第2の基準信号が、次のタイムスロットの初めに送信される。
【0080】
第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0081】
たとえば、U-LTEシステムのダウンリンク送信が直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access、OFDMA)に基づく例が、説明のために使用され、時間-周波数リソースが、時間領域の次元でOFDMシンボルに分割され、周波数領域の次元でOFDMサブキャリアに分割される。
図3は、本発明の実施形態による時間-周波数リソースの概略図である。
図3に示されるように、最小のリソースの粒度は、1つのリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれ、このリソース要素は、時間領域における1つのOFDMシンボルを示し、周波数領域におけるOFDMサブキャリアの時間-周波数格子点を示す。
【0082】
図3に示されるように、予め設定されたリソースが、サブフレーム0の第1のタイムスロットの終わりに置かれる。柔軟な候補リソースがタイムスロットの終わりに置かれない場合、および柔軟な候補リソースが第1の基準信号を送信するために成功裏に占有される場合、空きを埋める信号が、チャネルを占有するために初めに送信される必要があり、それから、CRS信号(第2の基準信号)が、次のタイムスロットの初めに送信される。これは、ダウンリンクデータのパターンが変わらないことを保証し、さらに、UEの検出の複雑さを増やすことを防止することができる。
【0083】
代替的に、柔軟な候補リソースが、タイムスロットの終わりにあるように直接選択され、それから、CRSが、第1の基準信号が完全に送信された後に直接送信される可能性があり、これは、ダウンリンクデータのパターンが変わらないことをやはり保証し、UEの検出の複雑さを増やすことをさらに防止することができる。加えて、空きを埋める信号が送信される必要がないので、システムのオーバーヘッドが減る可能性がある。
【0084】
任意で、上述の第2の基準信号は、現在のCRSとは異なる可能性があり、たとえば、第2の基準信号は、不連続なシンボルを占有する以前のCRSではなく連続するN個のシンボルのCRSである可能性がある。特に、CRSが置かれ、1つの現在のサブフレームの14個のシンボル内にあるシンボルは、シンボル0、4、7、および11であり、変更されたCRSが置かれるシンボルは、シンボル7、8、9、および10である可能性がある。PSS/SSSがシンボル5および6上にあり、各シンボル上のCRSは各シンボル上の元のCRSと同じ位置にあるかまたは周波数領域のサブキャリアのシフトを経る可能性があることが、本明細書において仮定される。以上のことの利点は、チャネルが継続して占有される可能性があり、チャネルがこの時間中に別の強く干渉するノードによって先に占有されないことである。さらに、時間領域のリソースのオーバーヘッドが、非連続的なシンボルを占有するCRSのための元の解決策と比較してさらに削減され得る。CRSが連続的な時間領域のシンボルを占有するので、信号検出の性能が、さらに高められ得る。この場合、PSS/SSSを送信することが取り消される可能性さえあり、その代わりに、CRSのみがセルの特定および測定を実行するために送信される。
【0085】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0086】
任意で、別の実施形態において、時間的な変換の粒度は、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0087】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0088】
たとえば、柔軟な候補リソースが時間領域において2つのシンボルを占有すると仮定して、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの末尾の2つのシンボルに対応するリソースである。
【0089】
任意で、別の実施形態において、時間窓は、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0090】
たとえば、同じ周波数の複数のU-LTEセカンダリサービングセルが、同じ時間窓を選択する可能性がある。すなわち、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの時間窓の長さおよび現れる期間は同じである。したがって、UEは、時間窓内で可能な限り周波数のすべてのセルを特定し、測定する可能性があり、これは、UEの測定の複雑さを減らし、UEの電力消費を減らす。さらに、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの間の調整も、保証される。
【0091】
図4は、本発明の別の実施形態による免許不要の周波数帯域を使用するセル内で基準信号を送信するための方法の概略的な流れ図である。
図4に示される方法は、UEによって実行される可能性があり、方法は、以下を含む。
【0092】
401. 第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットが置かれる時間窓を決定し、候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースは、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースは、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間は、第2の期間であり、第2の期間は、第1の期間よりも長い。
【0093】
たとえば、免許不要の周波数帯域を使用して通信を実行するシステムは、免許不要の周波数帯域に展開されるLTEシステムU-LTE、WLANシステムなどを含む。たとえば、サービス能力を高めるために、概して、キャリアアグリゲーションが、UEにサービスを提供するU-LTEサービングセルおよびプライマリサービングセル上で実行され、U-LTEサービングセルは、セカンダリサービングセルとして使用され、免許不要のスペクトル上に展開され、プライマリサービングセルは、免許が必要なスペクトル上に展開される。
【0094】
UEにサービスを提供するとき、免許不要の周波数帯域を使用するセカンダリサービングセルは、概して、セルの特定、セルの同期、チャネル測定、干渉測定などのためにUEにいくつかの基準信号を送信する必要がある。しかし、予め設定された期間に従って予め設定されたリソースを占有することによってUEに基準信号を送信するプロセス中に、LBTの仕様の制限が原因で、チャネルが占有されているとき、基準信号の送信は完了されない可能性がある。
【0095】
本発明のこの実施形態の方法によれば、基準信号を送信するための候補リソースセットを決定することは、基準信号の送信機会を増やし、これは、さらに、基準信号の送信の成功率を高めることができる。候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含む。柔軟な候補リソースおよび予め設定されたリソースは、同じ周波数を使用し、これは、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得されるリソースであることを意味する。加えて、柔軟な候補リソースは、周期的に現れる時間窓内に入る必要もある。
【0096】
特に、時間窓が現れる第2の期間は、基準信号を送信するための予め設定された第1の期間よりも長い。たとえば、第1の期間は、5msである可能性があり、第2の期間は、40msまたは80msである。これらの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていないことを理解されたい。時間窓の長さは、本発明のこの実施形態において限定されない、チャネル輻湊レベルなどのステータスを参照して決定される可能性がある。
【0097】
したがって、UEは、柔軟な候補リソースが置かれる時間窓(時間窓の長さおよび現れる期間など)をまず決定する可能性があり、第1の基準信号が検出される必要がある時間をさらに知る可能性がある。
【0098】
402. 時間窓内の免許不要の周波数帯域上の第1の基準信号を検出する。
【0099】
たとえば、同じ周波数を使用する複数の近隣のセル(U-LTEセカンダリサービングセルなど)が同じ時間窓を使用するとき、複数の近隣のセルによって送信された第1の基準信号は、同時に検出される可能性がある。
【0100】
上述の技術的な解決策に基づいて、本発明のこの実施形態においては、基準信号の送信機会を増やすために、候補リソースセットが、基準信号を送信するために決定される。したがって、本発明のこの実施形態によれば、基準信号の送信の成功率が、通常のシステムの通信に影響を与えることなく高められ得る。
【0101】
さらに、基準信号が免許不要のスペクトルを使用する通信システムにおいて送信されるとき、本発明のこの実施形態において提供される解決策は、セルの同期およびCSIの測定に関する要件を満たし、UEの復調およびモビリティの性能をさらに保証することができる。
【0102】
さらに、本発明のこの実施形態の主流である展開の筋書きは、使用するために、免許が必要なスペクトル上のプライマリサービングセルおよび免許不要のスペクトル上のU-LTEセカンダリサービングセルに対してキャリアアグリゲーションを実行することである。LTEプライマリサービングセルおよびU-LTEセカンダリサービングセルは、同じ場所に展開される可能性があり、または異なる場所に展開される可能性があり、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在する。
【0103】
代替的に、本発明において、展開は、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在せず、たとえば、バックホールの遅延が比較的大きく、その後、情報が2つのサービングセルの間で迅速に調整され得ない筋書きにおいて実行される可能性がある。さらに、独立してアクセスされ得るU-LTEサービングセルも、本発明のこの実施形態において展開される可能性があり、すなわち、この場合、U-LTEサービングセルおよびLTEサービングセルに対してキャリアアグリゲーションが実行される必要がない。上述の応用の筋書きの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていない。
【0104】
任意で、実施形態において、第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含む。第1の基準信号が免許不要の周波数帯域上で検出された後、第1の基準信号が成功裏に検出される場合、第2の基準信号が、免許不要の周波数帯域上で検出される。時間的に、第2の基準信号によって占有される送信リソースは、第1の基準信号によって占有される送信リソースよりも後にあり、第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0105】
たとえば、第1の基準信号が成功裏に検出される前に、UEは、基地局が第2の基準信号を送信しないと仮定する可能性があり、したがって、UEは、第2の基準信号の検出を実行しないかまたは第2の基準信号に関するその他の対応する準備を行わない。UEは、第1の基準信号が成功裏に検出された後にのみ第2の基準信号の検出を実行する。
【0106】
第1の基準信号がPSS/SSSであると仮定される。PSS/SSSを検出した後、UEは、PSS/SSSに基づいて、CRSなどの第2の基準信号のリソースの位置を決定し得る。任意で、PSS/SSSの柔軟な候補リソースは、タイムスロットレベルまたはサブフレームレベルの時間領域の変換に基づく可能性があり、すなわち、PSS/SSSの柔軟な候補リソースは、タイムスロットまたはサブフレームの末尾の2つのシンボル上にある可能性がある。したがって、PSS/SSSの後のCRSがタイムスロットまたはサブフレーム全体を占有し、タイムスロットまたはサブフレーム内のCRSのリソースの位置が変更されないことが決定される可能性があり、これは、通常のデータのスケジューリングおよび別の基準信号の送信に影響を与えない。すなわち、UEは、検出されたPSS/SSSの後に第2の基準信号が存在すると仮定し、すなわち、検出されたPSS/SSSの時間領域の位置の前にCRSが存在しないと仮定され、これは、UEがCRSの存在に関するブラインド検出を実行することを防止し得る。
【0107】
任意で、別の実施形態においては、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓を決定する前に、基地局によって送信された無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングが受信され、RRCシグナリングが時間窓の長さおよび現れる期間を運ぶ。
【0108】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0109】
任意で、別の実施形態において、時間的な変換の粒度は、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0110】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0111】
たとえば、柔軟な候補リソースが時間領域において2つのシンボルを占有すると仮定して、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの末尾の2つのシンボルに対応するリソースである。
【0112】
任意で、別の実施形態において、時間窓は、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0113】
たとえば、同じ周波数の複数のU-LTEセカンダリサービングセルが、同じ時間窓を選択する可能性がある。すなわち、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの時間窓の長さおよび現れる期間は同じである。したがって、UEは、時間窓内で可能な限り周波数のすべてのセルを特定し、測定する可能性があり、これは、UEの測定の複雑さを減らし、UEの電力消費を減らす。さらに、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの間の調整も、保証される。
【0114】
図5は、本発明の実施形態による基地局の概略ブロック図である。
図5に示される基地局は、第1の決定ユニット501、第2の決定ユニット502、および送信ユニット503を含む。
【0115】
第1の決定ユニット501は、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットを決定するように構成され、候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースは、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースは、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間は、第2の期間であり、第2の期間は、第1の期間よりも長い。
【0116】
アクティブ状態のセルは、休止状態のセルに対する相対的な概念であることを理解されたい。アクティブ状態のセルは、UEに基準信号をより頻繁に送信し、一方、休止状態のセルは、基準信号をより少ない頻度で送信する。たとえば、アクティブ状態のセルは、PSS/SSS信号を5msに一回送信し、一方、休止状態のセルは、PSS/SSS信号を40msまたは80ms毎に一回送信する。
【0117】
たとえば、免許不要の周波数帯域を使用して通信を実行するシステムは、免許不要の周波数帯域に展開されるLTEシステムU-LTE、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)システムなどを含む。たとえば、サービス能力を高めるために、概して、キャリアアグリゲーションが、UEにサービスを提供するU-LTEサービングセルおよびプライマリサービングセル上で実行され、U-LTEサービングセルは、セカンダリサービングセルとして使用され、免許不要のスペクトル上に展開され、プライマリサービングセルは、免許が必要なスペクトル上に展開される。
【0118】
UEにサービスを提供するとき、免許不要の周波数帯域を使用するセカンダリサービングセルは、概して、セルの特定、セルの同期、チャネル測定、干渉測定などのためにUEにいくつかの基準信号を送信する必要がある。しかし、予め設定された期間に従って予め設定されたリソースを占有することによってUEに基準信号を送信するプロセス中に、LBTの仕様の制限が原因で、チャネルが占有されているとき、基準信号の送信は完了されない可能性がある。
【0119】
本発明のこの実施形態の方法によれば、基準信号を送信するための候補リソースセットを決定することは、基準信号の送信機会を増やし、これは、さらに、基準信号の送信の成功率を高めることができる。候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含む。柔軟な候補リソースおよび予め設定されたリソースは、同じ周波数を使用し、これは、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得されるリソースであることを意味する。加えて、柔軟な候補リソースは、周期的に現れる時間窓内に入る必要もある。
【0120】
特に、時間窓が現れる第2の期間は、基準信号を送信するための予め設定された第1の期間よりも長い。たとえば、第1の期間は、5msである可能性があり、第2の期間は、40msまたは80msである。これらの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていないことを理解されたい。時間窓の長さは、本発明のこの実施形態において限定されない、チャネル輻湊レベルなどのステータスを参照して決定される可能性がある。
【0121】
第2の決定ユニット502は、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される第1の候補リソースを決定するように構成され、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルは、アイドル状態にあり、第1の候補リソースは、予め設定されたリソース、または候補リソースセット内の柔軟な候補リソースである。
【0122】
送信ユニット503は、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信するように構成される。
【0123】
たとえば、予め設定されたリソースおよび柔軟な候補リソースのチャネル輻湊/アイドル状態が、時系列順に判定される可能性がある。今回は基準信号を送信するために利用可能な全体で3つのリソースが存在し、これらの3つのリソースの時間的な出現順は、第1の柔軟な候補リソース、予め設定されたリソース、および第2の柔軟な候補リソースであると仮定される。
【0124】
したがって、第1の柔軟な候補リソース上のチャネルがアイドルしているかどうかが、最初に判定される可能性があり、チャネルがアイドルしている場合、基準信号は、第1の柔軟な候補リソース上で送信される(この場合、第1の柔軟な候補リソースは、第1の候補リソースである)。反対に、第1の柔軟な候補リソース上のチャネルが輻湊している場合、予め設定されたリソース上のチャネルがアイドルしているかどうかが、さらに判定される必要があり、チャネルがアイドルしている場合、基準信号は、予め設定されたリソース上で送信される。反対に、予め設定されたリソース上のチャネルが輻湊している場合、第2の柔軟な候補リソース上のチャネルがアイドルしているかどうかが、さらに判定される必要があり、チャネルがアイドルしている場合、基準信号は、第2の柔軟な候補リソース上で送信される(この場合、第2の柔軟な候補リソースは、第1の候補リソースである)。反対に、第2の柔軟な候補リソース上のチャネルが輻湊している場合、第1の基準信号は、第2の柔軟な候補リソース上で送信され得ず、すなわち、今回の第1の基準信号の送信は、失敗する。
【0125】
上述の技術的な解決策に基づいて、本発明のこの実施形態においては、基準信号の送信機会を増やすために、候補リソースセットが、基準信号を送信するために決定される。したがって、本発明のこの実施形態によれば、基準信号の送信の成功率が、通常のシステムの通信に影響を与えることなく高められ得る。
【0126】
さらに、基準信号が免許不要のスペクトルを使用する通信システムにおいて送信されるとき、本発明のこの実施形態において提供される解決策は、セルの同期およびCSIの測定に関する要件を満たし、UEの復調およびモビリティの性能をさらに保証することができる。
【0127】
さらに、本発明のこの実施形態の主流である展開の筋書きは、使用するために、免許が必要なスペクトル上のプライマリサービングセルおよび免許不要のスペクトル上のU-LTEセカンダリサービングセルに対してキャリアアグリゲーションを実行することである。LTEプライマリサービングセルおよびU-LTEセカンダリサービングセルは、同じ場所に展開される可能性があり、または異なる場所に展開される可能性があり、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在する。
【0128】
代替的に、本発明において、展開は、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在せず、たとえば、バックホールの遅延が比較的大きく、その後、情報が2つのサービングセルの間で迅速に調整され得ない筋書きにおいて実行される可能性がある。さらに、独立してアクセスされ得るU-LTEサービングセルも、本発明のこの実施形態において展開される可能性があり、すなわち、この場合、U-LTEサービングセルおよびLTEサービングセルに対してキャリアアグリゲーションが実行される必要がない。上述の応用の筋書きの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていない。
【0129】
任意で、実施形態において、第2の決定ユニット502は、空きチャネルアセスメントCCAの結果を得るために、第1の候補リソースの前の予め設定された時間間隔において免許不要の周波数帯域に対するCCAを開始するように特に構成される。そして、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあることが、CCAの結果によって判定される。
【0130】
任意で、別の実施形態において、第2の決定ユニット502は、CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定し、またはCCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、ランダムバックオフを実行し、チャネルがランダムバックオフの時間期間内にまだアイドルしているとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定するように特に構成される。
【0131】
したがって、CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、第1の基準信号が、第1の候補リソース上で直接送信されるが、ランダムバックオフは実行されず、これは、基準信号を送信する優先度を高め、さらに、基準信号の送信の成功率を高めることができる。
【0132】
代替的に、CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、ランダムバックオフが、最初に実行される。第1の基準信号は、チャネルがランダムバックオフの時間期間内にまだアイドルしているときにのみ第1の候補リソース上で送信される。これは、システム内の別の通信デバイスの信号送信を保護し、セルの基準信号の送信と別の通信デバイスの信号送信との間の相互の干渉を防止することができる。
【0133】
任意で、上述のCCAを開始する開始時点は、時間窓内の第1のサブフレームの開始の瞬間である可能性があり、この場合、上述の予め設定された時間間隔は、5シンボルである。代替的に、上述の予め設定された時間間隔は、現在の最大のバックオフ時間、たとえば、特に、CCAの単位時間の長さにバックオフカウンタの値の範囲の最大値を掛けたものに等しいバックオフメカニズムにおけるコンテンションウィンドウの長さである可能性がある。これらの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていないことに留意されたい。
【0134】
任意で、別の実施形態において、送信ユニット503は、チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであると判定される場合、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信するように特に構成される。
【0135】
すなわち、チャネルがアイドルしている瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであることが、CCAの結果によって判定されるとき、基準信号は、第1の候補リソース上で直接送信され得る。チャネルがアイドルしている瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであることは、数字の厳密な一致を意味せず、2つの間の差が予め設定された閾値未満である場合に、チャネル輻湊/アイドル状態がアイドルと判定される瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであると判定されることが考えられ得ることを理解されたい。
【0136】
代替的に、チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間よりも前であると判定される場合、第1の候補リソースの開始の瞬間までチャネルを占有するために空きを埋める信号が送信され、それから、第1の基準信号が第1の候補リソース上で送信され始める。
【0137】
任意で、別の実施形態において、第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含む。送信ユニット503は、第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有するとき、第2の基準信号を、第1の候補リソースが終わるときに次のタイムスロットの初めに送信するようにさらに構成される。
【0138】
第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0139】
任意で、別の実施形態において、第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含む。送信ユニット503は、第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有しないとき、第1の候補リソースが終わるときに、タイムスロットが終わるまで空きを埋める信号を送信し、次のタイムスロットの初めに第2の基準信号を送信するようにさらに構成される。
【0140】
第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0141】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0142】
任意で、別の実施形態において、時間的な変換の粒度は、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0143】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0144】
たとえば、柔軟な候補リソースが時間領域において2つのシンボルを占有すると仮定して、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの末尾の2つのシンボルに対応するリソースである。
【0145】
任意で、別の実施形態において、時間窓は、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0146】
たとえば、同じ周波数の複数のU-LTEセカンダリサービングセルが、同じ時間窓を選択する可能性がある。すなわち、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの時間窓の長さおよび現れる期間は同じである。したがって、UEは、時間窓内で可能な限り周波数のすべてのセルを特定し、測定する可能性があり、これは、UEの測定の複雑さを減らし、UEの電力消費を減らす。さらに、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの間の調整も、保証される。
【0147】
図6は、本発明の実施形態によるユーザ機器の概略ブロック図である。
図6に示されるユーザ機器は、決定ユニット601および検出ユニット602を含む。
【0148】
決定ユニット601は、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットが置かれる時間窓を決定するように構成され、候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースは、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースは、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間は、第2の期間であり、第2の期間は、第1の期間よりも長い。
【0149】
たとえば、免許不要の周波数帯域を使用して通信を実行するシステムは、免許不要の周波数帯域に展開されるLTEシステムU-LTE、WLANシステムなどを含む。たとえば、サービス能力を高めるために、概して、キャリアアグリゲーションが、UEにサービスを提供するU-LTEサービングセルおよびプライマリサービングセル上で実行され、U-LTEサービングセルは、セカンダリサービングセルとして使用され、免許不要のスペクトル上に展開され、プライマリサービングセルは、免許が必要なスペクトル上に展開される。
【0150】
UEにサービスを提供するとき、免許不要の周波数帯域を使用するセカンダリサービングセルは、概して、セルの特定、セルの同期、チャネル測定、干渉測定などのためにUEにいくつかの基準信号を送信する必要がある。しかし、予め設定された期間に従って予め設定されたリソースを占有することによってUEに基準信号を送信するプロセス中に、LBTの仕様の制限が原因で、チャネルが占有されているとき、基準信号の送信は完了されない可能性がある。
【0151】
本発明のこの実施形態の方法によれば、基準信号を送信するための候補リソースセットを決定することは、基準信号の送信機会を増やし、これは、さらに、基準信号の送信の成功率を高めることができる。候補リソースセットは、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含む。柔軟な候補リソースおよび予め設定されたリソースは、同じ周波数を使用し、これは、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得されるリソースであることを意味する。加えて、柔軟な候補リソースは、周期的に現れる時間窓内に入る必要もある。
【0152】
特に、時間窓が現れる第2の期間は、基準信号を送信するための予め設定された第1の期間よりも長い。たとえば、第1の期間は、5msである可能性があり、第2の期間は、40msまたは80msである。これらの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていないことを理解されたい。時間窓の長さは、本発明のこの実施形態において限定されない、チャネル輻湊レベルなどのステータスを参照して決定される可能性がある。
【0153】
したがって、UEは、柔軟な候補リソースが置かれる時間窓(時間窓の長さおよび現れる期間など)をまず決定する可能性があり、第1の基準信号が検出される必要がある時間をさらに知る可能性がある。
【0154】
検出ユニット602は、時間窓内の免許不要の周波数帯域上の第1の基準信号を検出するように構成される。
【0155】
たとえば、同じ周波数を使用する複数の近隣のセル(U-LTEセカンダリサービングセルなど)が同じ時間窓を使用するとき、複数の近隣のセルによって送信された第1の基準信号は、同時に検出される可能性がある。
【0156】
上述の技術的な解決策に基づいて、本発明のこの実施形態においては、基準信号の送信機会を増やすために、候補リソースセットが、基準信号を送信するために決定される。したがって、本発明のこの実施形態によれば、基準信号の送信の成功率が、通常のシステムの通信に影響を与えることなく高められ得る。
【0157】
さらに、基準信号が免許不要のスペクトルを使用する通信システムにおいて送信されるとき、本発明のこの実施形態において提供される解決策は、セルの同期およびCSIの測定に関する要件を満たし、UEの復調およびモビリティの性能をさらに保証することができる。
【0158】
さらに、本発明のこの実施形態の主流である展開の筋書きは、使用するために、免許が必要なスペクトル上のプライマリサービングセルおよび免許不要のスペクトル上のU-LTEセカンダリサービングセルに対してキャリアアグリゲーションを実行することである。LTEプライマリサービングセルおよびU-LTEセカンダリサービングセルは、同じ場所に展開される可能性があり、または異なる場所に展開される可能性があり、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在する。
【0159】
代替的に、本発明において、展開は、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在せず、たとえば、バックホールの遅延が比較的大きく、その後、情報が2つのサービングセルの間で迅速に調整され得ない筋書きにおいて実行される可能性がある。さらに、独立してアクセスされ得るU-LTEサービングセルも、本発明のこの実施形態において展開される可能性があり、すなわち、この場合、U-LTEサービングセルおよびLTEサービングセルに対してキャリアアグリゲーションが実行される必要がない。上述の応用の筋書きの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていない。
【0160】
任意で、実施形態において、第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含む。検出ユニット602は、第1の基準信号が成功裏に検出される場合、免許不要の周波数帯域上の第2の基準信号を検出するようにさらに構成され、時間的に、第2の基準信号によって占有される送信リソースは、第1の基準信号によって占有される送信リソースよりも後にあり、第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0161】
たとえば、第1の基準信号が成功裏に検出される前に、UEは、基地局が第2の基準信号を送信しないと仮定する可能性があり、したがって、UEは、第2の基準信号の検出を実行しないかまたは第2の基準信号に関するその他の対応する準備を行わない。UEは、第1の基準信号が成功裏に検出された後にのみ第2の基準信号の検出を実行する。
【0162】
第1の基準信号がPSS/SSSであると仮定される。PSS/SSSを検出した後、UEは、PSS/SSSに基づいて、CRSなどの第2の基準信号のリソースの位置を決定し得る。任意で、PSS/SSSの柔軟な候補リソースは、タイムスロットレベルまたはサブフレームレベルの時間領域の変換に基づく可能性があり、すなわち、PSS/SSSの柔軟な候補リソースは、タイムスロットまたはサブフレームの末尾の2つのシンボル上にある可能性がある。したがって、PSS/SSSの後のCRSがタイムスロットまたはサブフレーム全体を占有し、タイムスロットまたはサブフレーム内のCRSのリソースの位置が変更されないことが決定される可能性があり、これは、通常のデータのスケジューリングおよび別の基準信号の送信に影響を与えない。すなわち、UEは、検出されたPSS/SSSの後に第2の基準信号が存在すると仮定し、すなわち、検出されたPSS/SSSの時間領域の位置の前にCRSが存在しないと仮定され、これは、UEがCRSの存在に関するブラインド検出を実行することを防止し得る。
【0163】
任意で、別の実施形態において、ユーザ機器は、基地局によって送信された無線リソース制御RRCシグナリングを受信するように構成された受信ユニット603をさらに含み、RRCシグナリングは、時間窓の長さおよび現れる期間を運ぶ。
【0164】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0165】
任意で、別の実施形態において、時間的な変換の粒度は、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0166】
任意で、別の実施形態において、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0167】
たとえば、柔軟な候補リソースが時間領域において2つのシンボルを占有すると仮定して、柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの末尾の2つのシンボルに対応するリソースである。
【0168】
任意で、別の実施形態において、時間窓は、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0169】
たとえば、同じ周波数の複数のU-LTEセカンダリサービングセルが、同じ時間窓を選択する可能性がある。すなわち、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの時間窓の長さおよび現れる期間は同じである。したがって、UEは、時間窓内で可能な限り周波数のすべてのセルを特定し、測定する可能性があり、これは、UEの測定の複雑さを減らし、UEの電力消費を減らす。さらに、すべてのU-LTEセカンダリサービングセルの間の調整も、保証される。
【0170】
図7は、本発明の別の実施形態による基地局の概略ブロック図である。
図7の基地局70は、上述の方法の実施形態のステップおよび方法を実施するように構成され得る。
図7の実施形態において、基地局70は、アンテナ701、送信機702、受信機703、プロセッサ704、およびメモリ705を含む。プロセッサ704は、基地局70の動作を制御し、信号を処理するように構成され得る。メモリ705は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含む可能性があり、プロセッサ704のための命令およびデータを提供する。送信機702および受信機703は、アンテナ701に結合される可能性がある。基地局70のすべての構成要素は、バスシステム706を使用することによって一緒に結合され、バスシステム706は、データバスに加えて電力バス、制御バス、およびステータス信号バスを含む。しかし、説明を明瞭にするために、図においては、様々なバスがバスシステム706として示される。
【0171】
特に、メモリ705は、以下のプロセス、すなわち、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットを決定することであって、候補リソースセットが、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースが、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースが、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間が、第2の期間であり、第2の期間が、第1の期間よりも長い、決定することと、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される第1の候補リソースを決定することであって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルが、アイドル状態にあり、第1の候補リソースが、予め設定されたリソース、または候補リソースセット内の柔軟な候補リソースである、決定することと、
第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信することとを実行するための命令を記憶し得る。
【0172】
上述の技術的な解決策に基づいて、本発明のこの実施形態においては、基準信号の送信機会を増やすために、候補リソースセットが、基準信号を送信するために決定される。したがって、本発明のこの実施形態によれば、基準信号の送信の成功率が、通常のシステムの通信に影響を与えることなく高められ得る。
【0173】
さらに、基準信号が免許不要のスペクトルを使用する通信システムにおいて送信されるとき、本発明のこの実施形態において提供される解決策は、セルの同期およびCSIの測定に関する要件を満たし、UEの復調およびモビリティの性能をさらに保証することができる。
【0174】
さらに、本発明のこの実施形態の主流である展開の筋書きは、使用するために、免許が必要なスペクトル上のプライマリサービングセルおよび免許不要のスペクトル上のU-LTEセカンダリサービングセルに対してキャリアアグリゲーションを実行することである。LTEプライマリサービングセルおよびU-LTEセカンダリサービングセルは、同じ場所に展開される可能性があり、または異なる場所に展開される可能性があり、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在する。
【0175】
代替的に、本発明において、展開は、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在せず、たとえば、バックホールの遅延が比較的大きく、その後、情報が2つのサービングセルの間で迅速に調整され得ない筋書きにおいて実行される可能性がある。さらに、独立してアクセスされ得るU-LTEサービングセルも、本発明のこの実施形態において展開される可能性があり、すなわち、この場合、U-LTEサービングセルおよびLTEサービングセルに対してキャリアアグリゲーションが実行される必要がない。上述の応用の筋書きの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていない。
【0176】
任意で、一実施形態において、メモリ705は、以下のプロセス、すなわち、
空きチャネルアセスメントCCAの結果を得るために、第1の候補リソースの前の予め設定された時間間隔において免許不要の周波数帯域に対するCCAを開始することと、CCAの結果によって、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定することとを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0177】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセス、すなわち、
CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定すること、または
CCAの結果がチャネルがアイドルしていることを示すとき、ランダムバックオフを実行し、チャネルがランダムバックオフの時間期間内にまだアイドルしているとき、第1の候補リソースに対応する免許不要の周波数帯域上のチャネルがアイドル状態にあると判定することを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0178】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセス、すなわち、
チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間と同じであると判定される場合、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信すること、または
チャネルがアイドル状態である瞬間が第1の候補リソースの開始の瞬間よりも前であると判定される場合、第1の候補リソースの開始の瞬間までチャネルを占有するために空きを埋める信号を送信し、それから、第1の候補リソース上で第1の基準信号を送信し始めることを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0179】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに含み得る。
【0180】
第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含み、第1の基準信号が第1の候補リソース上で送信された後、第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有するとき、第2の基準信号が、第1の候補リソースが終わるときに次のタイムスロットの初めに送信される。
【0181】
第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0182】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0183】
第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含み、第1の基準信号が第1の候補リソース上で送信された後、第1の候補リソースがタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有しないとき、空きを埋める信号が、第1の候補リソースが終わるときに、タイムスロットが終わるまで送信され、第2の基準信号が、次のタイムスロットの初めに送信される。
【0184】
第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0185】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0186】
柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0187】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0188】
時間的な変換の粒度は、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0189】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0190】
柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0191】
任意で、別の実施形態において、メモリ705は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0192】
時間窓は、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0193】
図8は、本発明の別の実施形態によるユーザ機器の概略ブロック図である。
図8のユーザ機器80は、上述の方法の実施形態のステップおよび方法を実施するように構成され得る。
図8の実施形態において、ユーザ機器80は、アンテナ801、送信機802、受信機803、プロセッサ804、およびメモリ805を含む。プロセッサ804は、基地局80の動作を制御し、信号を処理するように構成され得る。メモリ805は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含む可能性があり、プロセッサ804のための命令およびデータを提供する。送信機802および受信機803は、アンテナ801に結合される可能性がある。基地局80のすべての構成要素は、バスシステム806を使用することによって一緒に結合され、バスシステム806は、データバスに加えて電力バス、制御バス、およびステータス信号バスを含む。しかし、説明を明瞭にするために、図においては、様々なバスがバスシステム806として示される。
【0194】
特に、メモリ805は、以下のプロセス、すなわち、 第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットが置かれる時間窓を決定することであって、候補リソースセットが、予め設定されたリソースおよび少なくとも1つの柔軟な候補リソースを含み、予め設定されたリソースは、時間窓内にあり、セルがアクティブ状態にあるときに第1の期間に従って第1の基準信号を送信するために必要とされるリソースであり、柔軟な候補リソースが、時間窓内にあり、予め設定されたリソースが時間的に変換された後に取得される候補リソースであり、時間窓が現れる期間が、第2の期間であり、第2の期間が、第1の期間よりも長い、決定することと、
時間窓内の免許不要の周波数帯域上の第1の基準信号を検出することとを実行するための命令を記憶し得る。
【0195】
上述の技術的な解決策に基づいて、本発明のこの実施形態においては、基準信号の送信機会を増やすために、候補リソースセットが、基準信号を送信するために決定される。したがって、本発明のこの実施形態によれば、基準信号の送信の成功率が、通常のシステムの通信に影響を与えることなく高められ得る。
【0196】
さらに、基準信号が免許不要のスペクトルを使用する通信システムにおいて送信されるとき、本発明のこの実施形態において提供される解決策は、セルの同期およびCSIの測定に関する要件を満たし、UEの復調およびモビリティの性能をさらに保証することができる。
【0197】
さらに、本発明のこの実施形態の主流である展開の筋書きは、使用するために、免許が必要なスペクトル上のプライマリサービングセルおよび免許不要のスペクトル上のU-LTEセカンダリサービングセルに対してキャリアアグリゲーションを実行することである。LTEプライマリサービングセルおよびU-LTEセカンダリサービングセルは、同じ場所に展開される可能性があり、または異なる場所に展開される可能性があり、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在する。
【0198】
代替的に、本発明において、展開は、2つのサービングセルの間に理想的なバックホールパスが存在せず、たとえば、バックホールの遅延が比較的大きく、その後、情報が2つのサービングセルの間で迅速に調整され得ない筋書きにおいて実行される可能性がある。さらに、独立してアクセスされ得るU-LTEサービングセルも、本発明のこの実施形態において展開される可能性があり、すなわち、この場合、U-LTEサービングセルおよびLTEサービングセルに対してキャリアアグリゲーションが実行される必要がない。上述の応用の筋書きの例は、当業者が本発明のこの実施形態をより深く理解するのを助けるようにだけ意図され、本発明のこの実施形態の範囲を限定するように意図されていない。
【0199】
任意で、実施形態において、メモリ805は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0200】
第1の基準信号は、セルの同期のために使用される基準信号を含み、第1の基準信号が免許不要の周波数帯域上で検出された後、第1の基準信号が成功裏に検出される場合、第2の基準信号は、免許不要の周波数帯域上で検出され、時間的に、第2の基準信号によって占有される送信リソースは、第1の基準信号によって占有される送信リソースよりも後にあり、第2の基準信号は、セル固有基準信号CRS、チャネル状態情報-基準信号CSI-RS、または測位基準信号PRSのうちの1つまたは複数を含む。
【0201】
任意で、別の実施形態において、メモリ805は、以下のプロセス、すなわち、
第1の基準信号が免許不要の周波数帯域を使用するセル内で送信されるときに使用される候補リソースセットが置かれる時間窓を決定する前に、基地局によって送信された無線リソース制御RRCシグナリングを受信することであって、RRCシグナリングが、時間窓の長さおよび現れる期間を運ぶ、受信することを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0202】
任意で、別の実施形態において、メモリ805は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0203】
柔軟な候補リソースは、予め設定されたリソースが時間的に順方向または逆方向に変換された後に取得されるリソースである。
【0204】
任意で、別の実施形態において、メモリ805は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0205】
時間的な変換の粒度は、1つまたは複数のタイムスロットである。
【0206】
任意で、別の実施形態において、メモリ805は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0207】
柔軟な候補リソースは、時間窓内のタイムスロットの対応する量の末尾のシンボルを占有する。
【0208】
任意で、別の実施形態において、メモリ805は、以下のプロセスを実行するための命令をさらに記憶し得る。
【0209】
時間窓は、第1の基準信号を送信するために同じ周波数の近隣のセルによって使用される柔軟な候補リソースが置かれる時間窓と同じである。
【0210】
上述のプロセスの連番は本発明の様々な実施形態における実行順を意味しないことを理解されたい。プロセスの実行順は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるべきであり、本発明の実施形態の実施プロセスに対するいかなる限定とも考えられるべきでない。
【0211】
当業者は、本明細書において開示された実施形態に示された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムのステップが、電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組合せによって実装され得ることを知っているであろう。ハードウェアとソフトウェアとが交換可能であることを明瞭に示すために、上述の内容は、概して、各例の構成およびステップを機能に則して説明した。機能がハードウェアによって実行されるのかまたはソフトウェアによって実行されるのかは、特定の用途、および技術的な解決策の設計の制約条件に応じて決まる。当業者は、説明された機能をそれぞれの特定の用途のために実装するために異なる方法を用いる可能性があるが、実装は、本発明の範囲外であると考えられるべきでない。
【0212】
丁度よい簡潔な説明を目的として、上述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスに関しては、上述の方法の実施形態の対応するプロセスが参照可能であり、詳細は本明細書において再度説明されないことが当業者によってはっきりと理解されるであろう。
【0213】
本出願において提供されたいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は別様に実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明された装置の実施形態は例示的であるに過ぎない。たとえば、ユニットの分割は、単に論理的な機能の分割であり、実際の実装においてはその他の分割である可能性がある。たとえば、複数のユニットもしくは構成要素が、組み合わされるか、もしくは別のシステムに統合される可能性があり、または一部の特徴が、無視されるか、もしくは実行されない可能性がある。加えて、示されたかまたは検討された相互の結合または直接的な結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて実装される可能性がある。装置またはユニットの間の間接的な結合または通信接続は、電子的、機械的、またはその他の形態で実装される可能性がある。
【0214】
別々の部分として説明されたユニットは、物理的に分かれている可能性があり、または物理的に分かれていない可能性があり、ユニットとして示された部分は、物理的なユニットである可能性があり、または物理的なユニットではない可能性があり、1つの位置に置かれる可能性があり、または複数のネットワークユニットに分散される可能性がある。ユニットの一部またはすべては、本発明の実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に応じて選択され得る。
【0215】
加えて、本発明の実施形態の機能ユニットが、1つの処理ユニットに統合される可能性があり、またはユニットの各々が、物理的に独立して存在する可能性があり、または少なくとも2つのユニットが、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装される可能性があり、またはソフトウェアの機能ユニットの形態で実装される可能性がある。
【0216】
統合されたユニットは、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売されるかまたは使用されるとき、統合されたユニットはコンピュータ可読ストレージ媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本発明の技術的な解決策は基本的にソフトウェア製品の形態で実装される可能性があり、あるいは従来技術、または技術的な解決策のすべてもしくは一部に寄与する部分はソフトウェア製品の形態で実装される可能性がある。ソフトウェア製品は、ストレージ媒体に記憶され、本発明の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスである可能性がある)コンピュータデバイスに命じるためのいくつかの命令を含む。上述のストレージ媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0217】
上述の説明は、本発明の特定の実施形態であるに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するように意図されていない。本発明において開示された技術的範囲内で当業者によって容易に想到されるすべての修正または置き換えは、本発明の保護範囲内に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。