(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の海洋数値予報モデルは、CoWW3(Coastal Wave Model)モデル、GoWW3(Global Wave Model)モデル、WW3(WaveWatch3)モデルを含む、請求項1に記載の方法。
前記気象予報情報送信部は、前記ユーザ端末から前記標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうち1つの航路を選択する信号を受信し、前記選択された1つの航路に対する時間毎の気象予報情報を前記ユーザ端末に送信する、請求項11に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0019】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという場合、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0020】
本明細書において「部」とは、ハードウェアによって実現されるユニット(unit)、ソフトウェアによって実現されるユニット、両方を用いて実現されるユニットを含む。また、1つのユニットが2つ以上のハードウェアを用いて実現されても良く、2つ以上のユニットが1つのハードウェアによって実現されても良い。
【0021】
本明細書において、端末又はデバイスが行うと記述された動作や機能の一部は、当該端末又はデバイスと連結されたサーバで代わりに行われ得る。同様に、サーバが行うと記述された動作や機能の一部も当該サーバと連結された端末又はデバイスで行われ得る。
【0022】
以下、添付された構成図又はフローチャートを参考しながら、本発明を実施するための具体的な内容を説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施例に係る、船舶の航路情報提供システムの構成図である。
【0024】
図1を参照すると、船舶の航路情報提供システムは、船舶航路情報提供サーバ100と、ユーザ端末110と、を含む。但し、かかる
図1の船舶航路情報提供システムは本発明の一実施例に過ぎないので、
図1によって本発明が限定解釈されるものではなく、本発明の様々な実施例によって
図1とは異なるように構成されることもできる。
【0025】
一般的に、
図1の船舶航路情報提供システムの各構成要素は、ネットワーク(未図示)を介して連結される。ネットワーク(未図示)は、端末及びサーバのようなそれぞれのノードの相互間に情報交換が可能な連結構造を意味するものであり、近距離通信網(LAN:Local Area Network)、広域通信網(WAN:Wide Area Network)、インターネット(WWW:World Wide Web)、有無線データ通信網、電話網、有無線テレビ通信網などを含む。無線データ通信網の一例には、3G、4G、5G、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)、ワイファイ(Wi−Fi)、ブルートゥース(登録商標)通信、赤外線通信、超音波通信、可視光通信(VLC:Visible Light Communication)、ライファイ(LiFi)などが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0026】
船舶航路情報提供サーバ100は、複数の海洋数値予報モデル120の各々からリアルタイム観測値を受信する。ここで、複数の海洋数値予報モデル120は、例えば、CoWW3(Coastal Wave Model)モデル、GoWW3(Global Wave Model)モデル、WW3(WaveWatch3)モデルを含み得る。
【0027】
ユーザ端末110は、船舶航路情報提供サイト又は船舶航路提供アプリケーションを介して船舶の出発地及び目的地に関する情報をユーザから入力してもらい、入力された船舶の出発地及び目的地に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100に送信する。
【0028】
ユーザ端末110は、少なくとも1つの制限条件を含むフィルタリング情報をユーザから入力してもらい、入力されたフィルタリング情報を船舶航路情報提供サーバ100に送信する。ここで、少なくとも1つの制限条件は、例えば、船舶の種類、船舶の大きさ、船舶の速度、波高、風速、及び風力のうち少なくとも1つを含む。
【0029】
船舶航路情報提供サーバ100は、複数の海洋数値予報モデル120から受信されたリアルタイム観測値に基づき、出発地に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報及び目的地に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報を生成する。
【0030】
船舶航路情報提供サーバ100は、出発地から目的地までの標準航路を決定し、受信されたフィルタリング情報に基づき、出発地から目的地までの少なくとも1つの代替航路を決定する。ここで、標準航路は、少なくとも1つの制限条件を考慮しない最短経路の航路であり、少なくとも1つの代替航路は、少なくとも1つの制限条件を満たす航路であり得る。
【0031】
船舶航路情報提供サーバ100は、第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報をユーザ端末110に送信し、標準航路及び少なくとも1つの代替航路がユーザ端末110の画面で比較出力されるよう、標準航路及び少なくとも1つの代替航路に関する情報をユーザ端末110に送信する。
【0032】
船舶航路情報提供サーバ100は、第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報に基づいて最適航海日を決定し、最適航海日における標準航路及び少なくとも1つの代替航路を決定する。
【0033】
船舶航路情報提供サーバ100は、決定した最適航海日、及び最適航海日における標準航路及び代替航路に関する情報をユーザ端末110に送信する。
【0034】
従来の航路決定システムは、最短経路の航路のみを提供していたため、ユーザが選択できる航路が制限されていたのに対し、本発明は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のようにユーザが選択できる様々な航路を提供することができ、ユーザが所望する船舶の航海条件に合う航路をユーザに提供するため、ユーザは船舶の最適航路を計画することができる。
【0035】
また、本発明は、第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報をユーザに提供することによって、ユーザが第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報を用いて船舶の航海日を決定したり、船舶航路情報提供サーバ100が最適航海日を決定したりすることができる。
【0036】
以下では、
図1における船舶航路情報提供システムの各構成要素の動作についてより具体的に説明する。
【0037】
図2は、本発明の一実施例に係る、
図1に示された船舶航路情報提供サーバ100のブロック図である。
【0038】
図2を参照すると、船舶航路情報提供サーバ100は、観測値受信部200と、港情報受信部210と、フィルタリング情報受信部220と、沿岸気象情報生成部230と、航路決定部240と、航路情報送信部250と、気象予報情報送信部260と、過去データ収集部270と、過去データ学習部280と、最適航海日決定部290と、を含む。ここで、過去データ学習部280は、予報的中率計算部282及び海洋数値予報モデル割当部284を含む。但し、
図2に示された船舶航路情報提供サーバ100は本発明の一具現例に過ぎず、
図2に示された構成要素を基に様々な変形が可能である。
【0039】
以下では、
図3A乃至
図3Iを共に参照しながら説明することとする。
【0040】
過去データ収集部270は、複数の海洋数値予報モデル120の各々の過去の気象データを収集する。ここで、過去の気象データは、例えば、特報、実況、及び予測/予報の形態であり得る。ここで、複数の海洋数値予報モデル120は、気象情報を予測するための観測値を提供するシステムであり得る。かかる複数の海洋数値予報モデル120は、例えば、CoWW3モデル、GoWW3モデル、米国の海洋数値予報モデルであるWW3モデルを含む。
【0041】
過去データ学習部280は、収集された過去の気象データを学習し、気象情報の種類別に複数の海洋数値予報モデル120のうち1つを割り当てる。ここで、気象情報の種類には、例えば、波向、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温が含まれる。例えば、過去データ学習部280は、複数の海洋数値予報モデル120のうち、過去に予め設定された期間に波向情報に対する予測確率が高かった海洋数値予報モデルを選別し、平均波高に対する予測確率が高かった海洋数値予報モデルを選別する。
【0042】
予報的中率計算部282は、複数の海洋数値予報モデル120の各々において、気象情報の種類別に予報的中率を計算する。
【0043】
海洋数値予報モデル割当部284は、気象情報の種類別に予報的中率が最も高い複数の海洋数値予報モデル120を割り当てる。例えば、海洋数値予報モデル割当部284は、波向に対して第1の海洋数値予報モデルの予報的中率が最も高い場合、第1の海洋数値予報モデルに波向に関する気象情報を割り当て、気圧に対して第2の海洋数値予報モデルの予報的中率が最も高い場合、第2の海洋数値予報モデルに気圧に関する気象情報を割り当てる。
【0044】
観測値受信部200は、複数の海洋数値予報モデル120の各々からリアルタイム観測値を受信する。観測値受信部200は、気象情報の種類別に割り当てられた複数の海洋数値予報モデル120の各々から各気象情報に対するリアルタイム観測値を受信する。例えば、観測値受信部200は、第1の海洋数値予報モデルから波向に対するリアルタイム観測値を受信し、第2の海洋数値予報モデルから気圧に対するリアルタイム観測値を受信する。
【0045】
一方、港情報受信部210は、ユーザ端末110から気象情報の予測を所望する位置に関する位置情報(当該位置の緯度及び経度を含む)を受信する。
【0046】
港情報受信部210は、ユーザ端末110から気象情報の予測を所望する位置に関する位置情報を受信した場合、過去データ学習部280によって学習された気象データに基づき、ユーザ端末110から受信された位置情報を複数の海洋数値予報モデル120の各々によって補正する。
【0047】
沿岸気象情報生成部230は、リアルタイム観測値に基づいて位置情報に該当する沿岸気象情報を生成する。ここで、位置情報に該当する沿岸の気象情報は、複数種の気象情報を含み得る。複数種の気象情報の各々は、気象情報の種類別に割り当てられた海洋数値予報モデル120から受信されたリアルタイム観測値に基づく情報であり得る。例えば、沿岸気象情報生成部230は、位置情報で観測された波向、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温のそれぞれに関する気象情報を生成する。
【0048】
気象予報情報送信部260は、生成された気象情報をユーザ端末110に提供する。例えば、気象予報情報送信部260は、生成された気象情報をテキスト、レーダ映像、表、グラフ、及びイメージのうち少なくとも1つの方式でユーザ端末110に提供する。
【0049】
ここで、
図3A乃至
図3Bを参照すると、船舶航路情報提供サーバ100は、船舶航路情報提供サイトを介して複数の海洋数値予報モデル120が適用された気象情報予測サービスを提供する。例えば、船舶航路情報提供サーバ100は、複数の海洋数値予報モデル120が融合された位置情報に応じた気象情報予測項目301と共に、海洋数値予報モデル120の種類に応じた気象情報予測項目303、305、307のうち、ユーザが選択した気象情報予測項目に基づいて気象情報予測サービスを提供する。
【0050】
船舶航路情報提供サーバ100は、ユーザ端末110が国内の沿岸309(出発地或いは目的地であり得る)を選択すると、国内地図が表示された画面をユーザ端末110に提供する。
【0051】
船舶航路情報提供サーバ100は、ユーザが国内地図で気象情報を提供してもらうための位置311(出発地或いは目的地であり得る)を選択すると、選択された位置311に該当する経度及び緯度を含む位置情報313をユーザ端末110から受信し、位置情報313に該当する沿岸の気象情報をユーザ端末110に送信する。ここで、位置情報313に該当する沿岸の気象情報は、気象情報の種類別に割り当てられた海洋数値予報モデル120から受信された、補正された位置に該当するリアルタイム観測値に基づいて生成された情報である。例えば、波向に関する気象情報は、波向の予想的中率が最も高い第1の海洋数値予報モデルから受信された波向のリアルタイム観測値に基づいて生成された情報であり、風向に関する気象情報は、風向の予想的中率が最も高い第3の海洋数値予報モデルから受信された風向のリアルタイム観測値に基づいて生成された情報である。
【0052】
再び
図2に戻ると、港情報受信部210は、ユーザ端末110から船舶の出発地及び目的地に関する情報を受信する。例えば、船舶の出発地情報には、船舶が出発する出発地港に該当する港名又は出発地港が位置する経緯度情報が含まれ、船舶の目的地情報には、船舶が到着する目的地港に該当する港名又は目的地港が位置する経緯度情報が含まれる。
【0053】
例えば、
図3Cを参照すると、港情報受信部210は、船舶航路情報提供サイト315が提供する港情報入力ページ317を介してユーザが入力した船舶の出発地港情報319、船舶の目的地港情報321、及び船舶の予想出発時間情報323をユーザ端末110から受信する。
【0054】
ここで、船舶の出発地港情報319は、第1の方式の出発地港入力インターフェース325を介して船舶の出発地に該当する港名で入力されたり、第2の方式の出発地港入力インターフェースを介して出発地港が位置する経緯度情報で入力され得る。船舶の目的地港情報321も、船舶の出発地港情報319と同じ方式で、目的地に該当する港名又は目的地港が位置する経緯度情報で入力され得る。
【0055】
港情報受信部210は、船舶の出発地港情報319、船舶の目的地港情報321、及び船舶の予想出発時間情報323に基づいて検索される船舶の航路を、標準航路329又は代替航路331のうち少なくとも1つにてユーザ端末110に提供できるよう、ユーザ端末110から標準航路329又は代替航路331のうち1つの選択希望航路を選択してもらう。
【0056】
また、港情報受信部210は、船舶の運航航路に対する標準航路、代替航路、及びユーザカスタマイズ航路のうち少なくとも1つに対する航路の選択信号をユーザ端末110から受信する。ここで、標準航路は、航路に対するユーザの制限条件を考慮しない最短経路の航路であり、代替航路は、ユーザの制限条件を満たす航路であり、ユーザカスタマイズ航路は、ユーザが所望する経由地を経由する航路であり得る。
【0057】
港情報受信部210は、ユーザがユーザカスタマイズ航路を選択した場合、船舶の出発地及び目的地に関する情報と共に、経由地に関する情報をさらに受信する。
【0058】
フィルタリング情報受信部220は、ユーザ端末110から少なくとも1つの制限条件を含むフィルタリング情報を受信する。例えば、フィルタリング情報受信部220は、ユーザが代替航路を選択した場合、代替航路を検索するための少なくとも1つの制限条件を含むフィルタリング情報を受信する。ここで、少なくとも1つの制限条件は、例えば、船舶の種類、船舶の大きさ、船舶の速度、波向、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温のうち少なくとも1つを含む。もし、ユーザが代替航路及びカスタマイズ航路を選択した場合にも、フィルタリング情報受信部220は、船舶が出発地及び目的地の間にユーザが設定した経由地を経由しながら少なくとも1つの制限条件を満たす航路を検索するためのフィルタリング情報を受信することができる。
【0059】
例えば、
図3Dを参照すると、フィルタリング情報受信部220は、船舶航路情報提供サイト315が提供する制限条件設定ページ333を介して代替航路を検索するための条件としてユーザが設定した運航船舶条件335、波高条件337、風速条件339、及び風力条件341を含むフィルタリング情報をユーザ端末110から受信する。フィルタリング情報受信部220は、ユーザ端末110から受信されたフィルタリング情報をユーザ端末別のフォルダに保存し、管理する。
【0060】
ここで、運航船舶条件335は、運航する船舶の種類、船舶の大きさ、及び船舶の運航速度のうち少なくとも1つ以上を含み得る。
【0061】
例えば、フィルタリング情報受信部220は、複数の船舶種類リストのうち1つの船舶の種類を選択してもらい、複数の船舶大きさリストのうち1つの船舶の大きさを選択してもらい、複数の船舶運航速度リストのうち1つの船舶の運航速度をユーザ端末110から選択してもらう。
【0062】
波高条件337は、予め設定された波高間隔からなる予め設定された波高範囲内から選択され、風速条件339は、予め設定された風速間隔からなる予め設定された風速範囲内から選択され、風力条件341は、予め設定された風力間隔からなる予め設定された風力範囲内から選択され得る。
【0063】
もし、ユーザ端末110から波高条件337、風速条件339、及び風力条件341のうち少なくとも1つに対するフィルタオプション値を受信していない場合、フィルタリング情報受信部220は、波高条件337、風速条件339、及び風力条件341を予め設定されたフィルタ値に設定することができる。
【0064】
沿岸気象情報生成部230は、複数の海洋数値予報モデル120の各々から受信されたリアルタイム観測値に基づき、出発地に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報及び目的地に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報を生成する。例えば、沿岸気象情報生成部230は、ユーザ端末110から希望航海期間情報(即ち、航海出発期間(例えば、9/1〜9/5)及び航海到着期間(例えば、9/3〜9/7))を受信した場合、当該希望航海期間に属する各日付別に出発地に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報及び目的地に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報を生成する。ここで、第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報は、複数種の気象情報を含み得る。複数種の気象情報の各々は、気象情報の種類別に割り当てられた海洋数値予報モデル120から受信されたリアルタイム観測値に基づくものであり、例えば、波形、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温を含む。
【0065】
航路決定部240は、出発地から目的地までの標準航路を決定し、受信されたフィルタリング情報に基づいて出発地から目的地までの少なくとも1つの代替航路を決定する。ここで、少なくとも1つの代替航路は、少なくとも1つの制限条件を満たす航路であり得る。例えば、航路決定部240は、標準航路の場合、ユーザ端末110から受信されたフィルタリング情報を考慮しない最短経路を標準航路として決定する。航路決定部240は、代替航路の場合、ユーザ端末110から受信されたフィルタリング情報を満たす少なくとも1つの代替航路を決定する。航路決定部240は、ユーザカスタマイズ航路の場合、ユーザ端末110から受信されたフィルタリング情報を満たしつつ、ユーザ端末110から受信された経由地を経由する出発地から目的地までのユーザカスタマイズ航路を決定する。
【0066】
航路情報送信部250は、生成された第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報をユーザ端末110に送信する。例えば、航路情報送信部250は、生成された第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報をテキスト、レーダ映像、表、グラフ、及びイメージのうち少なくとも1つの方式でユーザ端末110に提供する。
【0067】
航路情報送信部250は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路がユーザ端末110の画面に比較出力されるよう、標準航路及び少なくとも1つの代替航路に関する情報をユーザ端末110に送信する。
【0068】
例えば、
図3E乃至
図3Gを参照すると、標準航路及び少なくとも1つの代替航路に関する情報は、出発地345から目的地347までの標準航路349及び少なくとも1つの代替航路351、353、355に対応する運航移動経路、及び各運航移動経路に応じた航海情報を含む。ここで、運航移動経路に応じた航海情報357には、出発地情報(例えば、出発地の港名、船舶の出発予定時間)、目的地情報(例えば、目的地の港名、各航路に応じて予想される船舶の目的地到着予定時間)、運航移動経路に応じて予想される航海距離情報、航海時間情報、船舶の平均運航速度、予想海上気象情報、現在海上気象情報などが含まれ得る。
【0069】
航路情報送信部250は、標準航路349及び少なくとも1つの代替航路351、353、355のそれぞれに対応する運航移動経路が地図上に表示され、標準航路349及び少なくとも1つの代替航路351、353、355のうちユーザによって選択された1つの航路に対応する運航移動経路に応じた航海情報357が地図上に出力されるようにする、標準航路及び少なくとも1つの代替航路に関する情報をユーザ端末110に送信する。
【0070】
航路情報送信部250は、ユーザが設定した船舶の航海日(航海出発日及び航海到着日)に対する、出発地345に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報(
図3Fを参照)及び目的地347に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報(
図3Gを参照)をユーザ端末110に送信する。或いは、航路情報送信部250は、ユーザが設定した航海期間(航海出発期間及び航海到着期間)に属する各航海日別の出発地345に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報(
図3Fを参照)及び目的地347に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報(
図3Gを参照)をユーザ端末110に送信することもできる。ここで、第1の沿岸気象情報には、例えば、出発地345に該当する沿岸の緯度別の波形、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温のそれぞれに該当する気象情報が含まれる。第2の沿岸気象情報には、例えば、目的地347に該当する沿岸の緯度別の波形、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温のそれぞれに該当する気象情報が含まれる。
【0071】
最適航海日決定部290は、第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報に基づいて最適航海日を決定する。例えば、最適航海日決定部290は、ユーザ端末110から受信された希望航海期間に属する各日付別に生成された第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報のうち、ユーザ端末110から受信した気象制限条件を満たす第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報を有する日付を最適航海日として決定する。例えば、
図3E乃至
図3Gを参照すると、標準航路349及び少なくとも1つの代替航路351、353、355のうちユーザによって選択された1つの航路に対応する運航移動経路に応じた航海情報357には、選択された1つの航路に対する最適航海日を決定するための最適航海日ボタン359が含まれる。例えば、航路情報送信部250は、選択された1つの航路に対する最適航海日ボタン359に関する入力情報をユーザ端末110から受信した場合、出発地345に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報(
図3Fを参照)及び目的地347に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報(
図3Gを参照)に基づいて沿岸気象情報の良い最適航海日を決定し、決定した最適航海日に関する情報をユーザ端末110に送信する。
【0072】
航路決定部240は、最適航海日決定部290によって決定した最適航海日における標準航路及び代替航路を決定する。また、航路決定部240は、最適航海日における出発地から目的地までの標準航路を決定し、フィルタリング情報に基づき、最適航海日における出発地から目的地までの少なくとも1つの代替航路を決定する。
【0073】
航路情報送信部250は、決定した最適航海日における標準航路及び代替航路をユーザ端末110に送信する。例えば、
図3Eを参照すると、最適航海日ボタン359に関する入力情報をユーザ端末110から受信した場合、航路情報送信部250は、沿岸気象情報の良い最適航海日における標準航路及び代替航路をユーザ端末110に提供する。
【0074】
一方、航路情報送信部250は、ユーザがユーザカスタマイズ航路を選択した場合、ユーザカスタマイズ航路に関する情報をユーザ端末110に送信する。ここで、ユーザカスタマイズ航路に関する情報は、例えば、出発地から経由地を経由して目的地までのカスタマイズ航路に対応する運航移動経路、及び各運航移動経路に応じた航海情報を含む。例えば、
図3Hを参照すると、航路情報送信部250は、ユーザ端末110から出発地361、目的地365、及び経由地363を受信した場合、出発地361から経由地363を経由して目的地365まで至るユーザカスタマイズ航路に対応する運航移動経路、及び運航移動経路に応じた航海情報をユーザ端末110に送信する。
【0075】
気象予報情報送信部260は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうち少なくとも1つの航路に対する時間毎の気象予報情報をユーザ端末110に送信する。例えば、
図3Iを参照すると、時間毎の気象予報情報357は、単位時間毎の複数の気象情報359を含み、複数の気象情報359は、例えば、波形、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温を含む。複数の気象情報359の各々は、気象情報の種類別に割り当てられた海洋数値予報モデル120から受信されたリアルタイム観測値に基づいて生成された情報である。
【0076】
気象予報情報送信部260は、ユーザ端末110から標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうち1つの航路を選択する信号を受信した場合、選択された1つの航路に対する時間毎の気象予報情報をユーザ端末110に送信する。
【0077】
気象予報情報送信部260は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうちユーザ端末110によって選択された1つの航路における複数の気象予報情報のうち何れか1つがユーザ端末110から受信された制限条件(フィルタリング情報に含まれた制限条件)を満たしていない場合、ユーザ端末110に予め設定された標識(制限条件が満たされていないことを意味する標識)を含む標識情報を送信する。標識情報を受信したユーザ端末110の画面に当該予め設定された標識が表示される。
【0078】
例えば、
図3E及び
図3Iを共に参照すると、気象予報情報送信部260は、ユーザ端末110に提供した標準航路349及び少なくとも1つの代替航路351、353、355のうち、ユーザ端末110によって選択された航路349に対する時間毎の気象予報情報357をユーザ端末110に送信する。ここで、選択された航路349に対する時間毎の気象予報情報357のうち、代替航路のフィルタリング情報に含まれた少なくとも1つの制限条件(例えば、速度、波高、風速、風力など)を満たしていない気象情報がある場合、制限条件が満たされていない気象情報に予め設定された標識361が表示される。
【0079】
気象予報情報送信部260は、選択された航路349に対する時間毎の気象予報情報357のうち1つの気象予報情報がユーザ端末110により選択された場合、選択された航路349の運航移動経路上に当該航路349に対する単位時間毎の各気象情報に対応する位置が出力されるよう、時間毎の位置情報をユーザ端末110に送信する。選択された航路349の時間毎の気象予報情報357のうち、ユーザ端末110によって選択された気象予報情報363に該当する位置365が航路349の運航移動経路上に出力される。
【0080】
一方、当業者であれば、観測値受信部200、港情報受信部210、フィルタリング情報受信部220、沿岸気象情報生成部230、航路決定部240、航路情報送信部250、気象予報情報送信部260、過去データ収集部270、過去データ学習部280、予報的中率計算部282、海洋数値予報モデル割当部284、及び最適航海日決定部290の各々が分離して具現されたり、このうち1つ以上が統合されて具現され得ることを十分に理解できるはずである。
【0081】
図4は、本発明の一実施例に係る、
図1に示されたユーザ端末110のブロック図である。
【0082】
図4を参照すると、ユーザ端末110は、港情報入力部400と、フィルタリング情報入力部410と、送信部420と、航路情報受信部430と、気象予報情報受信部440と、航路選択部450と、気象予報情報出力部460と、気象予報情報選択部470と、出力部480と、最適航海日受信部490と、を含む。但し、
図4に示されたユーザ端末110は本発明の一具現例に過ぎず、
図4に示された構成要素を基に様々な変形が可能である。
【0083】
港情報入力部400は、船舶の出発地及び目的地に関する情報を船舶航路情報提供サイト又は船舶航路提供アプリケーションを介して入力してもらう。例えば、港情報入力部400は、ユーザ端末110が接続した船舶航路情報提供サイトから提供される港情報入力ページを介して船舶の出発地港情報(例えば、出発地に該当する港名又は出発地港が位置する経緯度情報)、船舶の目的地港情報(例えば、目的地に該当する港名又は目的地港が位置する経緯度情報)、及び船舶の予想出発時間情報をユーザから入力してもらう。
【0084】
港情報入力部400は、ユーザが入力した船舶の出発地港情報、船舶の目的地港情報、及び船舶の予想出発時間情報に基づいて検索される船舶の航路に対して、ユーザから標準航路、代替航路、及びユーザカスタマイズ航路のうち少なくとも1つに対する航路の選択を入力してもらう。ここで、標準航路は、航路に対するユーザの制限条件を考慮しない最短経路の航路であり、代替航路は、ユーザの制限条件を満たす航路であり、ユーザカスタマイズ航路は、ユーザが所望する経由地を経由する航路であり得る。
【0085】
港情報入力部400は、ユーザがユーザカスタマイズ航路を選択した場合、船舶の出発地及び目的地に関する情報と共に、経由地に関する情報をユーザからさらに入力してもらう。
【0086】
フィルタリング情報入力部410は、少なくとも1つの制限条件を含むフィルタリング情報を入力してもらう。具体的に、フィルタリング情報入力部410は、ユーザが提供してもらう航路として代替航路を選択した場合、船舶が安全に運航できる代替航路を検索するための条件に該当するフィルタリング情報をユーザから入力してもらう。ここで、少なくとも1つの制限条件は、例えば、船舶の種類、船舶の大きさ、船舶の速度、波向、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温のうち少なくとも1つに対する設定入力値を含み得る。もし、ユーザが代替航路及びカスタマイズ航路を選択した場合も、フィルタリング情報入力部410は、船舶が出発地及び目的地の間にユーザが設定した経由地を経由しながら少なくとも1つの制限条件を満たす航路を検索するためのフィルタリング情報をユーザから入力してもらうことができる。
【0087】
送信部420は、船舶の出発地及び目的地に関する情報、フィルタリング情報を船舶航路情報提供サーバ100に送信する。例えば、送信部420は、ユーザが標準航路のみをチェックした場合、ユーザが入力した出発地及び目的地に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100に送信し、ユーザが標準航路及び代替航路(或いは代替航路のみ)をチェックした場合、ユーザが入力した出発地及び目的地に関する情報、及び代替航路のフィルタリング情報を船舶航路情報提供サーバ100に送信する。それとは異なり、送信部420は、ユーザが標準航路又はユーザカスタマイズ航路のみをチェックした場合も、フィルタリング情報を船舶航路情報提供サーバ100に送信することもできる。
【0088】
送信部420は、ユーザがユーザカスタマイズ航路を選択した場合、船舶の出発地及び目的地に関する情報と共に経由地に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100に送信する。
【0089】
航路情報受信部430は、出発地に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報及び目的地に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。ここで、第1の沿岸気象情報には、例えば、出発地に該当する沿岸の緯度別の波形、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温のそれぞれに該当する気象情報が含まれる。第2の沿岸気象情報には、例えば、目的地に該当する沿岸の緯度別の波形、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温のそれぞれに該当する気象情報が含まれる。第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報に含まれた複数種の気象情報の各々は、気象情報の種類別に割り当てられた海洋数値予報モデルから受信されたリアルタイム観測値に基づいて生成された情報であり得る。
【0090】
例えば、航路情報受信部430は、ユーザが設定した航海期間(航海出発期間及び航海到着期間)に属する各航海日別の出発地に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報及び目的地に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。或いは、航路情報受信部430は、ユーザが入力した船舶の予想出発時間情報に基づき、出発地に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報及び目的地に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。
【0091】
最適航海日受信部490は、第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報に基づいて決定した最適航海日を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。例えば、最適航海日受信部490は、ユーザの希望航海期間に属する各日付別の第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報のうち、ユーザの制限条件を満たす第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報を有する最適航海日を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。例えば、最適航海日受信部490は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路で航海する際、最適な気象条件を有する最適航海日(航海出発日及び航海到着日)を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。
【0092】
航路情報受信部430は、出発地から目的地までの標準航路及び少なくとも1つの代替航路に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。ここで、標準航路及び少なくとも1つの代替航路に関する情報は、出発地から目的地までの標準航路及び少なくとも1つの代替航路に対応する運航移動経路、及び各運航移動経路に応じた航海情報を含み得る。運航移動経路に応じた航海情報には、出発地情報(例えば、出発地の港名、船舶の出発予定時間)、目的地情報(例えば、目的地の港名、各航路に応じて予想される船舶の目的地到着予定時間)、運航移動経路に応じて予想される航海距離情報、航海時間情報、船舶の平均運航速度、予想海上気象情報、現在海上気象情報などが含まれ得る。
【0093】
ここで、少なくとも1つの代替航路は、ユーザが入力した代替航路のフィルタリング条件に含まれた少なくとも1つの制限条件を満たす航路であり、標準航路は、フィルタリング条件に含まれた少なくとも1つの制限条件を考慮しない最短経路であり得る。
【0094】
また、航路情報受信部430は、最適航海日における標準航路及び代替航路に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。具体的に、航路情報受信部430は、最適航海日における出発地から目的地までの標準航路に関する情報及びフィルタリング情報に基づき、最適航海日における出発地から目的地までの少なくとも1つの代替航路に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。
【0095】
出力部480は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路を出力する。また、出力部480は、最適航海日と共に、最適航海日における標準航路及び少なくとも1つの代替航路を出力する。例えば、出力部480は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のそれぞれに対応する運航移動経路を地図上に表示し、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうちユーザによって選択された1つの航路に対応する運航移動経路に応じた航海情報を地図上に出力する。
【0096】
例えば、出力部480は、最適航海日と共に、最適航海日における標準航路及び少なくとも1つの代替航路をユーザ端末110の画面で比較出力する。
【0097】
出力部480は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうち、ユーザによって選択された航路に対する最適航海日を、選択された航路に対応する運航移動経路と共に地図上に出力する。
【0098】
航路選択部450は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうち1つの航路をユーザから選択してもらう。例えば、航路選択部450は、地図上に出力された複数の運航移動経路の各々に対応する標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうち1つの航路をユーザから選択してもらう。
【0099】
気象予報情報受信部440は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうち少なくとも1つの航路に対する時間毎の気象予報情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信してもらう。ここで、時間毎の気象予報情報は、単位時間毎の複数の気象情報を含み、複数の気象情報の各々は、気象情報の種類別に割り当てられた海洋数値予報モデルから受信されたリアルタイム観測値に基づく。複数の気象情報は、例えば、波向、平均波高、最高波高、波周期、風向、風速、可視距離、気圧、及び気温を含む。
【0100】
気象予報情報出力部460は、標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうちユーザによって選択された1つの航路に対する時間毎の気象予報情報を出力する。例えば、気象予報情報出力部460は、地図上に出力された複数の運航移動経路の各々に対応する標準航路及び少なくとも1つの代替航路のうちユーザによって選択された1つの航路に対応する運航移動経路のみを地図上に維持させ、選択されなかった航路に対応する運航移動経路を削除した後、選択された航路に対する時間毎の気象予報情報を出力する。
【0101】
気象予報情報出力部460は、選択された航路に対する時間毎の気象予報情報が代替航路のフィルタリング条件を満たしているか否かを示す情報を出力する。例えば、気象予報情報出力部460は、選択された航路の気象情報のうち代替航路のフィルタリング条件に含まれた少なくとも1つの制限条件(例えば、速度、波高、風速、及び風力)を満たしていない速成情報を予め設定された標識で表示する。
【0102】
気象予報情報選択部470は、選択された1つの航路に対する時間毎の気象予報情報(単位時間毎の気象情報)のうち1つの気象情報をユーザから選択してもらう。
【0103】
出力部480は、選択された航路の運航移動経路上において当該航路に対する単位時間毎の各気象情報に対応する位置を出力する。例えば、出力部480は、選択された航路で選択された気象情報に該当する位置を選択された航路の運航移動経路上に出力する。
【0104】
航路情報受信部430は、ユーザがカスタマイズ航路を選択した場合、ユーザが入力した少なくとも1つの経由地を経由する出発地から目的地までのユーザカスタマイズ航路に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。
【0105】
また、航路情報受信部430は、最適航海日におけるカスタマイズ航路に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。具体的に、航路情報受信部430は、最適航海日におけるユーザが入力した少なくとも1つの経由地を経由する出発地から目的地までのユーザカスタマイズ航路に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。
【0106】
また、航路情報受信部430は、フィルタリング情報に基づき、最適航海日におけるユーザが入力した少なくとも1つの経由地を経由する出発地から目的地までのユーザカスタマイズ航路に関する情報を船舶航路情報提供サーバ100から受信する。
【0107】
気象予報情報受信部440は、船舶航路情報提供サーバ100からユーザカスタマイズ航路に対する時間毎の気象予報情報を受信する。
【0108】
出力部480は、船舶航路情報提供サーバ100から受信されたユーザカスタマイズ航路を地図上に出力する。また、出力部480は、最適航海日におけるユーザカスタマイズ航路を出力する。例えば、出力部480は、ユーザが出発地、目的地、及び経由地を入力した場合、出発地から経由地を経由して目的地まで至るユーザカスタマイズ航路に対応する運航移動経路を地図上に出力する。また、出力部480は、ユーザカスタマイズ航路に対する時間毎の気象予報情報を出力し、時間毎の気象予報情報のうち選択された気象情報に該当する位置をユーザカスタマイズ航路の運航移動経路上に出力する。
【0109】
一方、当業者であれば、港情報入力部400、フィルタリング情報入力部410、送信部420、航路情報受信部430、気象予報情報受信部440、航路選択部450、気象予報情報出力部460、気象予報情報選択部470、出力部480、及び最適航海日受信部490の各々が分離して具現されたり、このうち1つ以上が統合されて具現され得ることを十分に理解できるはずである。
【0110】
図5は、本発明の一実施例に係る、船舶の航路情報を提供する方法を示すフローチャートである。
【0111】
図5に示された実施例に係る船舶の航路情報提供方法は、
図1乃至
図4に示された実施例に係る船舶航路情報提供サーバ100及びユーザ端末110で時系列的に処理されるステップを含む。従って、以下省略された内容であるとしても、
図1乃至
図4の船舶航路情報提供サーバ100及びユーザ端末110に関して記述された内容は、
図5に示された実施例に係る船舶航路情報提供方法にも適用され得る。
【0112】
図5を参照すると、ステップS501において、船舶航路情報提供サーバ100は、複数の海洋数値予報モデル120の各々からリアルタイム観測値を受信する。
【0113】
ステップS503において、船舶航路情報提供サーバ100は、ユーザ端末110から出発地及び目的地に関する情報を受信する。
【0114】
ステップS505において、船舶航路情報提供サーバ100は、ユーザ端末110から少なくとも1つの制限条件を含むフィルタリング情報を受信する。ここで、少なくとも1つの制限条件は、例えば、船舶の種類、船舶の大きさ、船舶の速度、波高、風速、及び風力のうち少なくとも1つを含む。
【0115】
ステップS507において、船舶航路情報提供サーバ100は、リアルタイム観測値に基づき、出発地に該当する沿岸の第1の沿岸気象情報及び目的地に該当する沿岸の第2の沿岸気象情報を生成する。
【0116】
ステップS509において、船舶航路情報提供サーバ100は、出発地から目的地までの標準航路を決定し、受信されたフィルタリング情報に基づいて出発地から目的地までの少なくとも1つの代替航路を決定する。ここで、標準航路は、少なくとも1つの制限条件を考慮しない最短経路の航路であり、少なくとも1つの代替航路は、少なくとも1つの制限条件を満たす航路であり得る。
【0117】
ステップS511において、船舶航路情報提供サーバ100は、第1の沿岸気象情報及び第2の沿岸気象情報をユーザ端末110に送信し、標準航路及び少なくとも1つの代替航路がユーザ端末の画面で比較出力されるよう、標準航路及び少なくとも1つの代替航路に関する情報をユーザ端末110に送信する。
【0118】
上述した説明において、ステップS501乃至S511は、本発明の具現例により、追加のステップにさらに分割されたり、より少ないステップに組み合わせられ得る。また、一部のステップは必要に応じて省略されても良く、ステップ間の順序が変更されても良い。
【0119】
本発明の一実施例は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可溶媒体であっても良く、揮発性及び非揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ保存媒体を全て含む。コンピュータ保存媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、又はその他のデータのような情報保存のための任意の方法又は技術で具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。
【0120】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、前記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されることができる。
【0121】
本発明の範囲は、詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。