(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記予め設定された規則が前記予め設定されたキーワード一致規則を有し、予め設定されたキーワードが前記電子機器のユーザによって指定されたキーワード又は前記電子機器におけるデフォルトのキーワードを有する場合に、
前記予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従って、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリにフィルタをかけることは、
前記予め設定されたキーワードと、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、前記予め設定された規則を順守する前記ターゲット・ファイルとして決定すること
を有する、
請求項3に記載の方法。
前記予め設定された規則が前記予め設定されたキーワード一致規則を有し、予め設定されたキーワードが当該電子機器のユーザによって指定されたキーワード又は当該電子機器におけるデフォルトのキーワードを有する場合に、
前記フィルタリング・モジュールは、前記予め設定されたキーワードと、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、前記予め設定された規則を順守する前記ターゲット・ファイルとして決定するよう特に構成される、
請求項10に記載の電子機器。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施形態は、ファイルに自動的にフィルタをかけ、それによってユーザの時間の節約し且つ効率を改善するためのファイルセーブ方法及び電子機器を提供する。
【0005】
本発明の第1の態様は、電子機器に適用されるファイルセーブ方法であって、
前記電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであって、画像、音楽、映像、Word文書、Excelファイル、PPTファイル、PDFファイル、などを含み得る少なくとも1つの処理されるべきファイルを前記ソーシャル・サークルにおいて取得することと、
予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従って前記少なくとも1つの処理されるべきファイルにフィルタをかけることであり、前記予め設定された規則が、予め設定されたキーワードとパースされた処理されるべきファイルとの間の照合を実行することであってよく、あるいは、前記電子機器のユーザの頭部ポートレートと前記パースされた処理されるべきファイルとの間の照合を実行することであってよく、あるいは、前記処理されるべきファイルに関する前記電子機器のユーザのコメント・キーワードと前記パースされた処理されるべきファイルとの間の照合を実行することであってよい、前記フィルタをかけることと、
前記ターゲット・ファイルをセーブすることと
を含む方法を提供する。このようにして、前記他のユーザによってアップロードされた前記少なくとも1つの処理されるべきファイルは、前記予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけられ、それによって、ユーザの要求を満足するファイルを選択することができる。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0006】
第1の態様に基づき、該第1の態様の第1の可能な実施において、前記予め設定された規則は、予め設定されたキーワード一致規則、画像一致規則、又は前記処理されるべきファイルについての前記電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則のうちの少なくとも1つを含む。このようにして、ユーザは、該ユーザの要求を満足するファイルを選択するために、前記予め設定された規則をカスタマイズし得る。このことは、ユーザの時間を節約する。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実施に基づき、該第1の態様の第2の可能な実施において、前記予め設定された規則に従って前記少なくとも1つの処理されるべきファイルにフィルタをかけることより前に、当該方法は、
夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリであり、当該処理されるべきファイルの特徴を表すために使用される複数の要素を含む前記特徴ライブラリを取得するよう、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルをパースすること
を更に含み、1つの処理されるべきファイルは、1つの特徴ライブラリに対応しており、該特徴ライブラリの中の全ての要素は、当該処理されるべきファイルを記述するために使用され(例えば、マクロがピクチャの特徴要素であってよい。)、
前記予め設定された規則に従って前記少なくとも1つの処理されるべきファイルにフィルタをかけることは、
前記予め設定された規則に従って、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリにフィルタをかけること
を含む。夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリは、ユーザの要求を満足するファイルを選択するために、前記予め設定された規則に従ってフィルタをかけられる。
【0008】
第1の態様の第2の可能な実施に基づき、該第1の態様の第3の可能な実施において、前記予め設定された規則が前記予め設定されたキーワード一致規則を含み、前記予め設定されたキーワードが前記電子機器のユーザによって指定されたキーワード(例えば、前記電子機器のユーザによって加えられたキーワード)又は前記電子機器におけるデフォルトのキーワードを含む場合に、
前記予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従って、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリにフィルタをかけることは、
前記予め設定されたキーワードと、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、前記予め設定された規則を順守する前記ターゲット・ファイルとして決定すること
を含む。照合は、前記予め設定されたキーワードと、夫々の処理されるべきファイルの前記特徴ライブラリの中の要素との間で実行される。処理されるべきファイルの特徴ライブラリの中に前記予め設定されたキーワードと一致する要素がある場合には、当該処理されるべきファイルが、前記予め設定された規則を順守する前記ターゲット・ファイルとして決定される。前記予め設定されたキーワードがマクロであり、前記特徴要素マクロが処理されるべきファイルの特徴ライブラリに存在する場合には、当該処理されるべきファイルが前記ターゲット・ファイルとして決定される。ユーザは、要求を満足するファイルを容易に且つ直ちに見つけるよう、予め設定されたキーワードを設定し得る。
【0009】
第1の態様の第2の可能な実施に基づき、該第1の態様の第4の可能な実施において、前記予め設定された規則が前記処理されるべきファイルについての前記電子機器のユーザの前記コメント・キーワード一致規則を含む場合に、
前記予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従って、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリにフィルタをかけることは、
前記処理されるべきファイルに関する前記電子機器のユーザのコメント内容を取得し、該コメント内容から、予め設定された条件を満足するターゲット・キーワードを抽出することであり、前記予め設定された条件を満足する前記ターゲット・キーワードは、前記ユーザの感情的傾向を表すことができる語と、前記処理されるべきファイルの特徴を表すことができる語とを含んでよい、前記抽出することと、
前記ターゲット・キーワードと、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する前記特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、前記予め設定された規則を順守する前記ターゲット・ファイルとして決定することと
を含む。このようにして、前記処理されるべきファイルに関する前記ユーザの前記コメント・キーワードは取得されて、前記ユーザの感情的傾向が見つけられ、そして、前記ユーザの要求を満足するファイルが選択されるようにする。
【0010】
第1の態様又は該第1の態様の第1の可能な実施に基づき、該第1の態様の第5の可能な実施において、前記ターゲット・ファイルをセーブすることより前に、当該方法は、
前記ターゲット・ファイルと同じであるファイルが前記電子機器に存在するかどうかを判定すること
を更に含み、前記ターゲット・ファイルと同じである前記ファイルは、同じファイル名、同じ時間、又は同じファイル・コンテンツのうちの少なくとも1つを有しているファイルであってよく、
前記ターゲット・ファイルをセーブすることは、
前記ターゲット・ファイルと同じである前記ファイルが前記電子機器に存在しない場合に、前記ターゲット・ファイルを前記電子機器にセーブすること
を含む。このようにして、前記ターゲット・ファイルがセーブされる前に、前記電子機器による自動の重複排除の効果を達成するために、同じファイルが前記電子機器に存在するかどうかが最初に判定される。
【0011】
第1の態様又は該第1の態様の第1の可能な実施に基づき、該第1の態様の第6の可能な実施において、前記ターゲット・ファイルをセーブすることより前に、当該方法は、
前記ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在するかどうかを判定すること
を更に含み、前記ターゲット・ファイルと同じである前記ファイルは、同じファイル名、同じ時間、又は同じファイル・コンテンツのうちの少なくとも1つを有しているファイルであってよく、
前記ターゲット・ファイルをセーブすることは、
前記ターゲット・ファイルと同じである前記ファイルが前記予め設定されたクラウドに存在しない場合に、前記ターゲット・ファイルを前記予め設定されたクラウドにセーブすること
を含み、前記予め設定されたクラウドは、前記ユーザによって予め設定されるクラウド・ファイル集合(例えば、前記電子機器のユーザのクラウド・ディスク)であってよい。このようにして、自動的に選択されたファイルは、前記電子機器において占有されるメモリが低減されるように、クラウドにセーブされ得る。
【0012】
本発明の第2の態様は、本発明の実施形態の第1の態様におけるいずれかの方法の一部又は全てのステップを実行するよう構成される機能モジュールを含む電子機器を開示する。第1の態様におけるいずれかの方法の一部又は全てのステップを実行する場合に、当該電子機器は、当該電子機器のユーザ以外の他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つの処理されるべきファイルに、前記予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけ、それによって、前記ユーザの要求を満足するファイルを選択し得る。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0013】
本発明の第3の態様は、電子機器を開示する。当該電子機器は、プロセッサ、メモリ、及びバスを含む。前記メモリは、実行命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサ及び前記メモリは、前記バスを使用することによって接続され、当該電子機器が作動する場合に、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記実行命令を実行して、当該電子機器が第1の態様におけるいずれかの方法の一部又は全てのステップを実行するようにする。第1の態様におけるいずれかの方法の一部又は全てのステップを実行する場合に、当該電子機器は、当該電子機器のユーザ以外の他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つの処理されるべきファイルに、前記予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけ、それによって、前記ユーザの要求を満足するファイルを選択し得る。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0014】
本発明の第4の態様は、コンピュータ読み出し可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータ記憶媒体はプログラムを記憶し、該プログラムは特に、本発明の実施形態の第1の態様におけるいずれかの方法の一部又は全てのステップを実行するための命令を含む。
【0015】
本発明の実施形態では、ソーシャル・サークル内の少なくとも1つの処理されるべきファイルが取得され、該処理されるべきファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであり、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従ってフィルタをかけられ、前記ターゲット・ファイルはセーブされる。このようにして、他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけられ、それによって、ユーザの要求を満足するファイルを選択することができる。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法について明りょう
に記載する。明らかに、記載されている実施形態は、本発明の実施形態の単にいくつかであって全てではない。創造的な努力なしで本発明の実施形態に基づき当業者によって得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入ることになる。
【0019】
本発明の明細書、特許請求の範囲、及び添付の図面において、語“含む”及びその後の如何なる他の変形も、非排他的な包含をカバーするものである。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、挙げられているステップ又はユニットに限られず、任意に、挙げられていないステップ又はデバイスを更に含み、あるいは、任意に、プロセス、方法、製品、又はデバイスの他の内在するステップ又はユニットを更に含む。
【0020】
本発明の実施形態において、電子機器は、マルチメディア処理機能を具備する端末であってよい。端末は、次の様々なユーザ端末:スマートフォン、ノートブック・コンピュータ、パーソナル・コンピュータ(Personal Computer,PC)、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、モバイル・インターネット・デバイス(Mobile Internet Device,MID)、及びインテリジェント・ウェアラブル・デバイス(例えば、スマートウォッチ又はスマート・バンド)を含んでよいがこれらに限られない。代替的に、電子機器は、マルチメディア処理機能を具備するサーバであってよい。
【0021】
本発明の実施形態において、処理されるべきファイルは、マルチメディア・ファイル、Word文書、Excelファイル、PPTファイル、及びPDFファイルを含むがこれらに限られず、ここで制限されない。
【0022】
図1を参照すると、
図1は、本発明の実施形態において開示されるマルチメディア・ファイルのセーブ方法の略フローチャートである。マルチメディア・ファイルのセーブ方法は、電子機器に適用される。
図1に示されるように、方法は、次のステップを含んでよい。
【0023】
S100.少なくとも1つの処理されるべきファイルをソーシャル・サークルにおいて取得する。処理されるべきファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされ、電子機器によって処理されていないファイルである。処理されるべきファイルが電子機器によって処理されていないことは、処理されるべきファイルが電子機器で開かれていないこと、処理されるべきファイルが電子機器でブラウズされていないこと、処理されるべきファイルが電子機器にセーブされていないこと、処理されるべきファイルがダウンロード若しくはコメントされていないこと、又はそれらのあらゆる組み合わせであってよく、これは、ユーザによって自発的に選択及び決定されてよい。
【0024】
本発明の実施形態において、ソーシャル・サークルは、マイクロブログ・サークル、オンライン・ゲーム・サークル、ブック・クラブ・サークル、ツアー・パルのサークル、友達のサークル、又はチャット・グループのような、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service,SNS)又はインスタント・メッセージング・サーバを使用することによって確立されたオンラインのソーシャル・サークルを含んでよい。ソーシャル・サークルのユーザは、ソーシャル・サークルに属する認定ユーザであり、ソーシャル・サークルの全ての認定ユーザは、共通の指定された属性を有していると認められるユーザである。ソーシャル・サークルは、学校、クラス、生活環、利益集団、などであってよく、本発明のこの実施形態において制限されない。例えば、ソーシャル・サークルが学校であるとき、同窓生記録の中の全ての認定ユーザは、デフォルトでその学校の共通属性を有している。
【0025】
ユーザは、ソーシャル・サークル内でソーシャル・アクティビティを実行し、例えば、ソーシャル・サークル内でチャットし、ソーシャル・サークル内でファイルを共有してよい。ユーザがファイルを共有しソーシャル・サークルにアップロードした後、全ての他のユーザは、そのファイルについてコメントし、ダウンロードし、収集及びセーブしてよい。
【0026】
本発明のこの実施形態において、処理されるべきファイルは、写真、映像、音楽、Word文書、Excelファイル、PPTファイル、及びPDFファイルを含むがこれらに限られず、本発明において制限されない。電子機器のユーザは、ユーザの通信アカウントを使用することによって電子機器上でソーシャル・サークルにログインするユーザである。
【0027】
ソーシャル・サークル内の少なくとも1つの処理されるべきファイルが取得され、該処理されるべきファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルである。留意されるべきは、処理されるべきファイルが代替的に、他のユーザによって共有されたファイルであってよい点である。
【0028】
S101.予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従って少なくとも1つの処理されるべきファイルにフィルタをかける。
【0029】
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従ってフィルタをかけられる。任意に、予め設定された規則は、ユーザの要求に従ってユーザによって設定されてよい。予め設定された規則は、予め設定されたキーワード一致規則、画像一致規則、又はマルチメディア・ファイルについての電子機器のユーザ若しくは他の電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0030】
留意されるべきは、予め設定されたキーワードは、ユーザの好み又は関心に従ってユーザによって設定されるキーワードであってよく、あるいは、システムによって供給されるキーワード選択ライブラリからユーザによって選択された関心のあるキーワードであってよい点である。
【0031】
例えば、処理されるべきファイルが写真ファイルであり、ユーザが、他のユーザによってアップロードされた写真ファイルから、当該ユーザの頭部ポートレートを含む写真を選択したいと望む場合に、ユーザは、そのユーザの頭部ポートレートを含む写真を得るよう、画像一致規則に従って写真ファイルにフィルタをかけてよい。代替的に、ユーザが、他のユーザによってアップロードされた写真ファイルから、動物を含む写真を選択したいと望む場合に、ユーザは、動物を含む写真を得るよう、画像認識及び一致規則に従って写真ファイルにフィルタをかけてよい。ユーザは、予め設定された写真と処理されるべき写真との間の照合を実行し、予め設定された写真は、動物を含む写真である。
【0032】
他の例として、マルチメディア・ファイルが写真ファイルであり、ユーザが風景写真を好む場合に、ユーザは、キーワード一致規則に従って写真ファイルにフィルタをかけてよい。ユーザは、画像認識技術を使用することによって、他のユーザによってアップロードされた写真をパースし、予め設定されたキーワード“風景”とパースされた写真との間の照合を実行し、あるいは、確かに、画像認識及び一致規則に従って写真ファイルにフィルタをかけ、予め設定された写真と処理されるべき画像との間の照合を実行してよい。予め設定された画像は、風景を含む写真である。
【0033】
代替的に、マルチメディア・ファイルが写真ファイルである場合に、写真ファイルに関する電子機器のユーザのコメント内容が取得されてよく、コメント内容から、“好き”又は“風景”のような、予め設定された条件を満足するキーワードが抽出されてよく、次いで、照合は、写真ファイルに関する電子機器のユーザの感情的傾向を学習するために、キーワード“風景”とパースされた写真との間で実行される。
【0034】
留意されるべきは、処理されるべきファイルが、前述の例における写真ファイルを含むがこれに限られず、映像ファイル、音楽ファイル、又は何らかの非マルチメディア・ファイル(例えば、Word文書、Excelファイル、PPTファイル、又はPDFファイル)であってよい点である。
【0035】
他のユーザが複数の楽曲をアップロードする場合に、複数の楽曲は、予め設定された規則を順守する音楽を選択するよう、予め設定された規則に従ってフィルタをかけられてよい。例えば、電子機器のユーザが穏やか且つ緩やかなリズムの音楽を好む場合に、ユーザは、夫々の楽曲の特徴要素を得るよう、複数の楽曲をパースし、次いで、穏やか且つ緩やかなリズムの音楽を得るよう、予め設定されたキーワード“穏やか且つ緩やか”とパースされた音楽特徴要素との間の照合を実行してよい。
【0036】
他の例として、処理されるべきファイルはいくつかの非マルチメディア・ファイルであり、処理されるべきファイルのファイル名及び/又はファイル・コンテンツの中の語はパースされてよく、次いで、照合は、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定されたキーワードとパースされたファイル名及び/又はファイル・コンテンツの中のパースされた語との間で実行される。代替的に、照合は、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、ユーザのコメント・キーワードとパースされたファイル名及び/又はファイル・コンテンツの中のパースされた語との間で実行される。
【0037】
S102.ターゲット・ファイルをセーブする。
【0038】
本発明のこの実施形態において、フィルタリングによって得られたターゲット・ファイル(目標とするマルチメディア・ファイル及び/又は非マルチメディア・ファイルを含む。)はセーブされる。ターゲット・ファイルは、複数の方法でセーブされてよく、例えば、電子機器にローカルでセーブされてよく、あるいは、予め設定されたクラウドにセーブされてよい。ターゲット・ファイルは、写真、音楽、及び映像を含むがこれらに限られない。
【0039】
任意に、ターゲット・ファイルをセーブする方法の中の2つの任意の実施は、次の通りである。
【0040】
第1の任意の実施において、ターゲット・ファイルがセーブされる前に、方法は、次のステップS10を更に含む。
【0041】
S10.ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在するかどうかを判定する。
【0042】
本発明のこの実施形態において、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在するかどうかを判定する具体的な方法は、ファイルのファイル名、時間、又はファイル・コンテンツのうちの少なくとも1つに従って、電子機器内のファイルがターゲット・ファイルと同じであるかどうかを判定することを含んでよいがこれに限られない。この判定方法では、自動の重複除外の効果が達成可能である。留意されるべきは、ファイルのコンテンツが、ファイルをパースすることでしか取得され得ない点である。
【0043】
ターゲット・ファイルをセーブすることは、
ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在しない場合に、ターゲット・ファイルを電子機器にセーブすること
を含む。
【0044】
本発明のこの実施形態において、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在しない場合に、ターゲット・ファイルは電子機器にセーブされる。任意に、電子機器のユーザは、電子機器においてターゲット・ファイルのセーブ・パスを設定してよい。
【0045】
第2の任意の実施において、ターゲット・ファイルがセーブされる前に、方法は、次のステップS11を更に含む。
【0046】
S11.ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在するかどうかを判定する。
【0047】
本発明のこの実施形態において、予め設定されたクラウドは、ユーザによって予め設定されたクラウド記憶位置であってよく、例えば、電子機器のユーザに対応するクラウド・ファイル集合、例えば、電子機器のユーザのアカウントに対応するクラウド・ディスクであってよく、あるいは、電子機器のユーザのインスタント・メッセージング・アカウントに対応するアルバムであってよい。
【0048】
ターゲット・ファイルが予め設定されたクラウドにセーブされる前に、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在するかどうかも判定される必要がある。具体的な判定方法は、ファイルのファイル名、時間、又はファイル・コンテンツのうちの少なくとも1つに従って、予め設定されたクラウド内のファイルがターゲット・ファイルと同じであるかどうかを判定することを含んでよいがこれに限られない。この判定方法では、自動の重複除外の効果が達成可能である。留意されるべきは、ファイルのコンテンツが、ファイルをパースすることでしか取得され得ない点である。
【0049】
ターゲット・ファイルをセーブすることは、
ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在しない場合に、ターゲット・ファイルを予め設定されたクラウドにセーブすること
を含む。
【0050】
本発明のこの実施形態において、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在しない場合に、ターゲット・ファイルは予め設定されたクラウドにセーブされる。任意に、電子機器のユーザは、予め設定されたクラウドにおいてターゲット・ファイルのセーブ・パスを設定してよい。
【0051】
本発明のこの実施形態において、ソーシャル・サークル内の少なくとも1つのマルチメディア・ファイルが取得され、該マルチメディア・ファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであり、少なくとも1つのマルチメディア・ファイルは、予め設定された規則を順守する、目標とするマルチメディア・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従ってフィルタをかけられ、目標とするマルチメディア・ファイルはセーブされる。このようにして、他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つのマルチメディア・ファイルは、予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけられ、それによって、ユーザの要求を満足するマルチメディア・ファイルを選択することができる。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0052】
図2を参照すると、
図2は、本発明の実施形態に従う他の、マルチメディア・ファイルのセーブ方法の略フローチャートである。図に示されるように、この実施形態におけるマルチメディア・ファイルのセーブ方法は、次のステップを含む。
【0053】
S200.電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであり、ソーシャル・サークル内で公開されている少なくとも1つの処理されるべきファイルを取得する。
【0054】
本発明のこの実施形態におけるステップS200については、
図1の実施形態におけるステップS100を参照されたく、詳細はここで再度記載されない。
【0055】
S201.夫々の処理されるべきファイルに対応し、当該処理されるべきファイルの特徴を表すために使用される複数の要素を含む特徴ライブラリを取得するよう、少なくとも1つの処理されるべきファイルをパースする。
【0056】
本発明のこの実施形態において、ソーシャル・サークル内の少なくとも1つの処理されるべきファイルが取得された後、処理されるべきファイルは、夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリを取得するよう、更にパースされる必要がある。具体的なパース方法は、処理されるべきファイルの特徴を表すために使用される複数の要素を取得するよう、処理されるべきファイルのコンテンツをパースすること及び/又は処理されるべきファイルのファイル名をパースすることであってよい。処理されるべきファイルの特徴は、その処理されるべきファイルの属性特徴を含んでよい。
【0057】
例えば、処理されるべきファイルが写真である場合に、写真の内容は、その写真の特徴を表すために使用される複数の要素を取得するよう、画像認識技術を使用することによってパースされてよい。写真の特徴を表すために使用される複数の要素は、写真の内容、色、及び属性特徴を含むがこれらに限られない。属性特徴は、写真のサイズ及び写真の符号化方式を含んでよいがこれらに限られない。
【0058】
写真がマクロ写真である場合に、写真の内容は、マクロ写真の特徴要素を取得するようパースされてよい。写真が顔を含む場合に、正面の顔を示す要素又は横顔を示す要素のような特徴要素は、写真の内容をパースすることによって、更に取得され得る。
【0059】
任意に、写真の内容を表すために使用される要素は、写真ファイルの内容をパースすることによって取得されてよい。例えば、写真が景色を含む場合に、写真の特徴要素は、要素“景色”を含む。他の例として、写真が顔を含む場合に、顔の特徴要素が更に取得されてよい。特徴要素は顔特徴要素を含む。
【0060】
更に、任意に、写真に加えられている語が、マルチメディアの語要素を取得するよう、更にパースされてよい。例えば、撮影の日付が写真に印刷されており、日付も、写真の特徴要素として使用されてよい。
【0061】
任意に、処理されるべきファイルは音声又は映像である。同様に、処理されるべきファイルは、マルチメディア・ファイルの特徴を表すために使用される特徴ライブラリを取得するよう、パースされてよい。例えば、処理されるべきファイルが音声である場合に、特徴ライブラリの中の要素は、オーディオ・コンテンツ、オーディオ周波数、及びオーディオ存続期間を含んでよいがこれらに限られない。
【0062】
処理されるべきファイルは代替的に、Word文書、Excelファイル、PPTファイル、又はPDFファイルのような、いくつかの非マルチメディア・ファイルであってよいことが理解され得る。この場合に、非マルチメディア・ファイルをパースすることによって取得された特徴ライブラリの中の要素は、ファイルのファイル名及び/又はコンテンツを含んでよいがこれらに限られない。
【0063】
S202.予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従って、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリにフィルタをかける。
【0064】
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリは、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従ってフィルタをかけられる。具体的に、任意に、夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリが、予め設定された規則を順守する要素を含むかどうかが、予め設定された規則に従って判定される。
【0065】
例えば、予め設定された規則は画像一致規則を含み、処理されるべきファイルは写真である。ユーザが、標準の顔を含む画像を見つける必要がある場合に、ユーザは、フィルタをかけられる必要がある標準顔画像の特徴要素を抽出し(例えば、ユーザは、複数の写真からそのユーザの写真を見つける必要があり、この場合に、標準顔画像の特徴要素は、ユーザの顔画像をパースし認識することによって取得された特徴であってよく、顔特徴要素を含むがこれに限られない。)、友達のサークルから取得された複数の写真をパースして、夫々の写真に対応する特徴ライブラリを得る。特徴ライブラリは、写真の中の顔特徴要素を含み、照合は、標準顔特徴要素と、夫々の写真に対応する特徴ライブラリの中の顔特徴要素との間で実行される。標準顔特徴要素が、夫々の写真に対応する特徴ライブラリの中の顔特徴要素と一致する場合に、それは、写真が標準の顔を含むことを示し、すなわち、その写真がターゲット・ファイルである。
【0066】
留意されるべきは、画像一致規則が顔照合にだけでなく、動物写真照合、風景写真照合、などにも適用される点である。例えば、風景を含む写真は、画像一致規則に従って、複数の処理されるべき写真において見つけられ得る。
【0067】
任意に、予め設定された規則が予め設定されたキーワード一致規則を含み、予め設定されたキーワードが電子機器のユーザによって指定されたキーワード又は電子機器におけるデフォルトのキーワードを含む場合に、
予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従って、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリにフィルタをかけることは、
予め設定されたキーワードと、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルとして決定すること
を含む。
【0068】
本発明のこの実施形態において、予め設定された規則は、予め設定されたキーワード一致規則を含んでよく、予め設定されたキーワードは、電子機器のユーザによって指定されたキーワードを含んでよい。例えば、電子機器のユーザが、“風景”を含む写真を好む場合に、“風景”は、予め設定されたキーワードとして使用されてよい。留意されるべきは、ユーザが、キーワードを指定する場合に文を入力してよく、システムが、その文の中のキーワードを、予め設定されたキーワードとして自動抽出する点である。
【0069】
任意に、予め設定されたキーワードは代替的に、電子機器におけるデフォルトのキーワードであってよく、照合は、予め設定されたキーワードと、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間で実行される。処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素が、予め設定されたキーワードと一致する場合に、その処理されるべきファイルは、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルとして決定され、該ターゲット・ファイルがセーブされる。
【0070】
例えば、A、B及びCが同じソーシャル・サークル内におり、Aは、B及びCと、ソーシャル・サークル内でチベット旅行の写真を共有する。Bは、Bの関心を表す予め設定されたキーワード、例えば、景色、を設定する。Aによって共有されている景色写真は、目標とするマルチメディア・ファイルとしてBのクラウド又は電子機器にセーブされる。
【0071】
他の例として、処理されるべきファイルは、Word文書、Excelファイル、PPTファイル、又はPDFファイルである。処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素は、夫々のファイルのファイル名及び/又はファイルのコンテンツを含むがこれらに限られず、照合は、予め設定されたキーワードと、処理されるべきファイルの特徴ライブラリの中の要素との間で実行されてよい。例えば、ユーザは、複数の処理されるべきファイルにおいて、予め設定されたキーワード“旅行”を含むファイルを見つける必要がある。この場合に、ユーザは、キーワード照合を用いて、“旅行”を含むWord文書、Excelファイル、PPTファイル、又はPDFファイルのうちの少なくとも1つを見つけ得る。
【0072】
任意に、予め設定された規則が、処理されるべきファイルについての電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則を含む場合に、
予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従って、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリにフィルタをかけることは、次の2つのステップを含む。
【0073】
ステップ1:処理されるべきファイルに関する電子機器のユーザのコメント内容を取得し、該コメント内容から、予め設定された条件を満足するターゲット・キーワードを抽出する。
【0074】
ステップ2:ターゲット・キーワードと、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルとして決定する。
【0075】
本発明のこの実施形態において、予め設定された規則は、処理されるべきファイルについての電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則を含んでよく、処理されるべきファイルに関する電子機器のユーザのコメント内容が取得され、そのコメント内容から、予め設定された条件を満足するターゲット・キーワードが抽出される。
【0076】
任意に、予め設定された条件を満足するターゲット・キーワードは、ユーザの感情的傾向を示すことができる語に付随する語であってよい。例えば、マルチメディア・ファイルに関する電子機器のユーザのコメント内容は、“私はマクロ写真がとても好きです”であり、“マクロ”がターゲット・キーワードとして使用されてよい。
【0077】
照合は、ターゲット・キーワードと、夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間で実行される。処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素がターゲット・キーワードと一致する場合に、その処理されるべきファイルがターゲット・ファイルとして決定される。
【0078】
例えば、A、B及びCが同じソーシャル・サークル内におり、Aは、B及びCと、ソーシャル・サークル内でチベット旅行の写真を共有する。Cは、Aによって共有されている写真について“私はあなたのマクロ写真がとても好きです”とコメントする。キーワード“好き”及び“マクロ”が、Cのコメント内容を解析することによって取得され、Aによって共有されているマクロ写真は、Cのクラウド又は電子機器に自動的にセーブされ得る。
【0079】
他の例として、処理されるべきファイルは、Word文書、Excelファイル、PPTファイル、又はPDFファイルである。処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素は、夫々のファイルのファイル名及び/又はファイルのコンテンツを含むがこれらに限られない。処理されるべきファイルに関するユーザのコメント内容は、“私は、含まれている旅行ファイルがとても好きです”であり、この場合に、“好き”に付随する“旅行”がターゲット・キーワードとして使用されてよい。照合は、ターゲット・ファイルを見つけるよう、ターゲット・キーワードと、処理されるべきファイルの特徴ライブラリの中の要素との間で実行され、“旅行”を含むWord文書、Excelファイル、PPTファイル、又はPDFファイルのうちの少なくとも1つが、最終的に見つけられる。
【0080】
S203.ターゲット・ファイルをセーブする。
【0081】
本発明のこの実施形態におけるステップS203については、
図1の実施形態におけるステップS102を参照されたく、詳細はここで再度記載されない。
【0082】
本発明のこの実施形態において、ソーシャル・サークル内の少なくとも1つのマルチメディア・ファイルが取得され、該マルチメディア・ファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであり、少なくとも1つのマルチメディア・ファイルは、予め設定された規則を順守する、目標とするマルチメディア・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従ってフィルタをかけられ、目標とするマルチメディア・ファイルはセーブされる。このようにして、他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つのマルチメディア・ファイルは、予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけられ、それによって、ユーザの要求を満足するマルチメディア・ファイルを選択することができる。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0083】
留意されるべきは、前記予め設定された規則が画像一致規則、予め設定されたキーワード一致規則、又は処理されるべきファイルについての電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則のうちの少なくとも1つであってよく、それら3つの規則がランダムに組み合わされてよい点である。例えば、予め設定された規則は、3つの規則のうちのいずれか1つであってよく、あるいは、3つの規則のうちのいずれか2つの規則の組み合わせであってよく、あるいは、予め設定された規則は、3つの規則の組み合わせであってよい。これは、本発明において制限されない。
【0084】
例えば、A、B、及びCは、同じソーシャル・サークル(例えば、友達のサークル)内にいる。Aは、ソーシャル・サークル内でチベット旅行の写真を共有し、写真は、B及びCの頭部ポートレート、いくつかの景色写真、及びいくつかのマクロ写真を含む。
【0085】
システムは、Bの頭部ポートレートを含む写真をBのクラウドに自動的にセーブし、Bは、Bの関心を表す予め設定されたキーワード、例えば、景色、を設定する。この場合に、Aによって共有されている景色写真も、Bのクラウドにセーブされる。
【0086】
システムは、Cの頭部ポートレートを含む写真をCのクラウドに自動的にセーブし、Cは、Aによって共有されている写真について、例えば、“私はあなたのマクロ写真がとても好きです”とコメントする。キーワード“好き”及び“マクロ”が、Cのコメント内容を解析することによって取得され、Aによって共有されているマクロ写真がCのクラウドに自動的にセーブされ得る。
【0087】
図3を参照すると、
図3は、本発明の実施形態に従う電子機器の略構造図である。この実施形態における電子機器は、取得モジュール100、フィルタリング・モジュール101、及びセービング・モジュール102を含む。
【0088】
取得モジュール100は、ソーシャル・サークルにおいて少なくとも1つの処理されるべきファイルを取得するよう構成され、処理されるべきファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルである。
【0089】
フィルタリング・モジュール101は、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従って、処理されるべきファイルにフィルタをかけるよう構成される。
【0090】
任意に、予め設定された規則は、予め設定されたキーワード一致規則、画像一致規則、又は処理されるべきファイルについての電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則のうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
セービング・モジュール102は、ターゲット・ファイルをセーブするよう構成される。
【0092】
本発明のこの実施形態において、ソーシャル・サークル内の少なくとも1つの処理されるべきファイルが取得され、該処理されるべきファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであり、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従ってフィルタをかけられ、前記ターゲット・ファイルはセーブされる。このようにして、他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけられ、それによって、ユーザの要求を満足するファイルを選択することができる。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0093】
電子機器に含まれる全てのモジュールの具体的な実施については、方法の実施形態における関連する記載
が更に参照され
るべきであることが理解され得る。
【0094】
図4を参照すると、
図4は、本発明の実施形態に従う他の電子機器の略構造図である。
図4に示される電子機器は、
図3に示される電子機器を更に最適化することによって得られる。
図3に示される電子機器と比較して、
図3に示される電子機器に含まれる全てのモジュールに加えて、
図4に示される電子機器は、
夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリを取得するよう、少なくとも1つの処理されるべきファイルをパースするよう構成されたパージング・モジュール103
を更に含んでよく、特徴ライブラリは、処理されるべきファイルの特徴を表すために使用される複数の要素を含む。
【0095】
フィルタリング・モジュール101は、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリに、予め設定された規則に従ってフィルタをかけるよう特に構成される。
【0096】
任意に、予め設定された規則が、予め設定されたキーワード一致規則を含み、予め設定されたキーワードが、電子機器のユーザによって指定されたキーワード又は電子機器におけるデフォルトのキーワードを含む場合に、
フィルタリング・モジュール101は、予め設定されたキーワードと、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルとして決定するよう特に構成される。
【0097】
任意に、予め設定された規則が、処理されるべきファイルについての電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則を含む場合に、
フィルタリング・モジュール101は、処理されるべきファイルに関する電子機器のユーザのコメント内容を取得し、そのコメント内容から、予め設定された条件を満足するターゲット・キーワードを抽出し、
ターゲット・キーワードと、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルとして決定する
よう特に構成される。
【0098】
更に、任意に、
図4に示されるように、電子機器は、第1判定モジュール104を更に含んでよい。
【0099】
第1判定モジュール104は、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在するかどうかを判定するよう構成される。
【0100】
セービング・モジュール102は、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在しない場合に、ターゲット・ファイルを電子機器にセーブするよう特に構成される。
【0101】
更に、任意に、
図4に示されるように、電子機器は、第2判定モジュール105を更に含んでよい。
【0102】
第2判定モジュール105は、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在するかどうかを判定するよう構成される。
【0103】
セービング・モジュール102は、ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在しない場合に、ターゲット・ファイルを予め設定されたクラウドにセーブするよう特に構成される。
【0104】
本発明のこの実施形態において、ソーシャル・サークル内の少なくとも1つの処理されるべきファイルが取得され、該処理されるべきファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであり、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従ってフィルタをかけられ、前記ターゲット・ファイルはセーブされる。このようにして、他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけられ、それによって、ユーザの要求を満足するファイルを選択することができる。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0105】
電子機器に含まれる全てのモジュールの具体的な実施については、方法の実施形態における関連する記載
が更に参照され
るべきであることが理解され得る。
【0106】
図5を参照すると、
図5は、本発明の実施形態に従う更なる他の電子機器の略構造図である。
図5に示される電子機器は、本発明の実施形態において開示されるファイルセーブ方法を実行するよう構成される。
図5に示されるように、電子機器800は、少なくとも1つのプロセッサ801、例えば、CPU(Central Processing Unit,中央演算処理装置)、メモリ802、及び通信バス803を含んでよい。当業者は、
図5に示される電子機器800の構造が本発明に対する制限を構成しないと理解し得る。構造は、バス構造又は星形構造であってよく、あるいは、
図5に示されているよりも多い又は少ないコンポーネント、例えば、他の電子機器と通信し、ネットワークにアクセスすることといった機能を実装するよう構成された通信コンポーネント、又はマップ情報を取得し、ユーザのためのナビゲーションといったサービスを提供するよう構成された位置決めコンポーネントを含んでよく、あるいは、いくつかのコンポーネントを組み合わせてよく、あるいは、異なるコンポーネント配置を有してよい。
【0107】
メモリ802は、ソフトウェア・プログラム及びモジュールを記憶するよう構成される。プロセッサ801は、ユーザ端末の様々な機能アプリケーションを実行し、そして、メモリ802に記憶されているソフトウェア・プログラム及びモジュールを実行することでデータ処理を実装する。メモリ802は、主に、プログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含む。プログラム記憶エリアは、オペレーティング・システム、及び少なくとも1つの機能によって必要とされるアプリケーション・プログラム、例えば、音響再生プログラム又は画像再生プログラムを記憶してよい。データ記憶エリアは、電子機器の使用に従って生成されたデータ(例えば、音声データ又は写真ブック)、などを記憶してよい。本発明の具体的な実施において、メモリ802は、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(Nonvolatile Random Access Memory,略してNVRAM)、相変化ランダム・アクセス・メモリ(Phase Change RAM,略してPRAM)、又は磁気抵抗ランダム・アクセス・メモリ(Magnetoresistive RAM,略してMRAM)のような不揮発性メモリを含んでよく、更には、少なくとも1つの磁気ディスク記憶コンポーネント、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリー・メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory,略してEEPROM)のような不揮発性メモリ、又はNORフラッシュ・メモリ(NOR flash memory)若しくはNANDフラッシュ・メモリ(NAND flash memory)のようなフラッシュ・メモリ・コンポーネントを含んでよい。アプリケーション・プログラムは、ブラウザ、電子メール、インスタント・メッセージング・サービス、ワード処理、仮想キーボード、ウィジェット(Widget)、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、音声再生、位置決め(例えば、グローバル・ポジショニング・システムによって提供される機能)、及び音楽再生を含むがこれらに限られない、ユーザ端末にインストールされたあらゆるアプリケーションを含む。
【0108】
通信バス803は、プロセッサ801とメモリ802との間の接続及び通信を実装するよう構成される。通信バス803は、産業標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture,略してISA)バス、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(Peripheral Component Interconnect,略してPCI)バス、拡張産業標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,略してEISA)バス、などであってよい。通信バス803は、アドレス・バス、データ・バス、コントロール・バス、などに分類され得る。表示の簡単のために、ただ1つの太線しか表示のために
図5で使用されないが、それは、ただ1つのバス又は一種類のバスしか存在しないことを示すものではない。
【0109】
プロセッサ801は、電子機器800のコントロール・センターであり、様々なインターフェイス及びラインを使用することによって電子機器800全体の様々な部分へ接続され、メモリ802に記憶されているソフトウェア・プログラム及び/又はモジュールを起動又は実行し、メモリ802に記憶されているデータを呼び出して、次の動作:
電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルである少なくとも1つの処理されるべきファイルをソーシャル・サークルにおいて取得すること;
予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、予め設定された規則に従って少なくとも1つの処理されるべきファイルにフィルタをかけること;及び
ターゲット・ファイルをセーブすること
を実行する。
【0110】
任意に、予め設定された規則は、予め設定されたキーワード一致規則、画像一致規則、又は処理されるべきファイルについての電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則のうちの少なくとも1つを含む。
【0111】
予め設定された規則に従って少なくとも1つの処理されるべきファイルにフィルタをかけることより前に、プロセッサ801は、次の動作:
夫々の処理されるべきファイルに対応し、当該処理されるべきファイルの特徴を表すために使用される複数の要素を含む特徴ライブラリを取得するよう、少なくとも1つの処理されるべきファイルをパースすること
を更に実行する。
【0112】
プロセッサ801が予め設定された規則に従って少なくとも1つの処理されるべきファイルにフィルタをかけることは、
少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリに、予め設定された規則に従ってフィルタをかけること
を含む。
【0113】
任意に、予め設定された規則が、予め設定されたキーワード一致規則を含み、予め設定されたキーワードが、電子機器のユーザによって指定されたキーワード又は電子機器におけるデフォルトのキーワードを含む場合に、
プロセッサ801が、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリに、予め設定された規則に従ってフィルタをかけることは、
予め設定されたキーワードと、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルとして決定すること
を含む。
【0114】
任意に、予め設定された規則が、処理されるべきファイルについての電子機器のユーザのコメント・キーワード一致規則を含む場合に、
プロセッサ801が、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリに、予め設定された規則に従ってフィルタをかけることは、
処理されるべきファイルに関する電子機器のユーザのコメント内容を取得し、そのコメント内容から、予め設定された条件を満足するターゲット・キーワードを抽出することと、
ターゲット・キーワードと、少なくとも1つの処理されるべきファイルの中の夫々の処理されるべきファイルに対応する特徴ライブラリの中の要素との間の照合を実行し、一致した要素に対応する処理されるべきファイルを、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルとして決定することと
を含む。
【0115】
任意に、ターゲット・ファイルをセーブすることより前に、プロセッサ801は、次の動作:
ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在するかどうかを判定すること
を更に実行する。
【0116】
プロセッサ801がターゲット・ファイルをセーブすることは、
ターゲット・ファイルと同じであるファイルが電子機器に存在しない場合に、ターゲット・ファイルを電子機器にセーブすること
を含む。
【0117】
任意に、ターゲット・ファイルをセーブすることより前に、プロセッサ801は、次の動作:
ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在するかどうかを判定すること
を更に実行する。
【0118】
プロセッサ801がターゲット・ファイルをセーブすることは、
ターゲット・ファイルと同じであるファイルが予め設定されたクラウドに存在しない場合に、ターゲット・ファイルを予め設定されたクラウドにセーブすること
を含む。
【0119】
本発明のこの実施形態において、ソーシャル・サークル内の少なくとも1つの処理されるべきファイルが取得され、該処理されるべきファイルは、電子機器のユーザ以外のソーシャル・サークル内の他のユーザによってアップロードされたファイルであり、前記少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則を順守するターゲット・ファイルを取得するよう、前記予め設定された規則に従ってフィルタをかけられ、前記ターゲット・ファイルはセーブされる。このようにして、他のユーザによってアップロードされた少なくとも1つの処理されるべきファイルは、予め設定された規則に従って自動的にフィルタをかけられ、それによって、ユーザの要求を満足するファイルを選択することができる。このことは、ユーザの時間を節約し且つ効率を改善する。
【0120】
電子機器に含まれる全てのモジュールの具体的な実施については、方法の実施形態における関連する記載
が更に参照され
るべきであることが理解され得る。
【0121】
当業者は、実施形態における方法のプロセスの全て又は一部が、関連するハードウェアに指示するコンピュータ・プログラムによって実装されてよいと理解し得る。プログラムは、コンピュータ読み出し可能な記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが実行されるとき、実施形態における方法のプロセスは実行される。前述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)、又はランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)を含んでよい。
【0122】
本発明の実施形態における方法のステップの順序は、調整されてよく、特定のステップは、実際のニーズに応じて結合又は削除されてもよい。
【0123】
結合、分割、及び削除は、実際の要件に従って、本発明の実施形態におけるランダム・アクセス装置においてモジュールで実行されてよい。
【0124】
本発明の実施形態における、マイクロコントローラのようなコンポーネントは、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)のようなユニバーサル集積回路によって、又は特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)によって、実装されてよい。
【0125】
上記で開示されているものは、単に本発明の具体的な実施形態であり、確かに、本発明の保護範囲を制限するよう意図されない。従って、本発明の特許請求の範囲に従ってなされた同等の変形は、本発明の適用範囲の中に入ることになる。