(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
不特定多数が一度に乗車する公共交通機関では、どの画像がどの利用者に対応しているのか特定できず、利用者の忘れ物の有無を判定することが困難となる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、利用者の忘れ物の有無を容易に判定することを可能にした制御装
置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する制御装置は、公共交通機関に乗り込んだ利用者の状態に関する第一情報を取得する第一情報取得部と、当該公共交通機関に乗り込んだ当該利用者を識別する第一識別情報を取得する第一識別情報取得部と、前記第一情報取得部で取得した第一情報と、前記第一識別情報取得部で取得した第一識別情報とを対応付けて記憶装置に記憶する記憶制御部と、当該公共交通機関から降りる利用者を識別する第二識別情報を取得する第二識別情報取得部と、当該利用者が降りるタイミングでの当該利用者の状態に関する第二情報を取得する第二情報取得部と、前記第二識別情報取得部で取得した第二識別情報に一致する第一識別情報と対応付けられた第一情報を前記記憶装置から読み出し、前記第二情報取得部で取得した第二情報との一致度が、規定された閾値未満であれば、報知する報知制御部と、を備えることをその要旨としている。
【0006】
この構成によれば、利用者の状態に関する情報を利用者毎の識別情報と対応付けするため、不特定多数が一度に乗車する公共交通機関でも、利用者の忘れ物の有無を容易に判定することができる。
【0007】
上記制御装置について、前記第一情報は、公共交通機関に乗り込んだ利用者と当該利用者の所持品とを撮影した画像を含み、前記第二情報は、公共交通機関から降りるタイミングでの利用者と当該利用者の所持品とを撮影した画像を含むこととしてもよい。
【0008】
この構成によれば、乗降時の画像の一致度に従って忘れ物の有無を判定することができる。
上記制御装置について、前記第一情報は、公共交通機関に乗り込んだ利用者と当該利用者の所持品との質量を含み、前記第二情報は、公共交通機関から降りるタイミングでの利用者と当該利用者の所持品との質量を含むこととしてもよい。
【0009】
この構成によれば、乗降時の質量の一致度に従って忘れ物の有無を判定することができる。
上記制御装置について、前記一致度が閾値未満である場合、当該公共交通機関のドアを閉めるドア制御部を備えることとしてもよい。
【0010】
この構成によれば、利用者が忘れ物をしたまま降車することを回避することができる。
上記制御装置について、前記記憶制御部は、前記一致度が閾値以上であれば、前記記憶装置に記憶した情報を消去することとしてもよい。
【0011】
この構成によれば、忘れ物をしなかった利用者の情報のように、必ずしも記憶しておく必要がなくなった情報を消去することで、記憶内容を適切に管理することができる。
上記課題を解決する発明は、システムとしてなされていてもよい。
【0012】
発明がシステムとしてなされた場合であっても、制御装置と同様の効果が得られる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、利用者の忘れ物の有無を容易に判定することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態について説明する。
図1に示すように、公共交通機関の一例である路線バス等の車両における車載システム1は、制御装置2の他、制御装置2との間で有線或いは無線による通信が可能なセンサ3を備えている。
【0016】
制御装置2は、乗客の持ち物検知に関する制御を実行するCPU20の他、乗客を識別する識別情報であるIDを生成するID生成部21、同じくIDを取得するID取得部22、読み書き可能な記憶装置の一例であるRAM23、センサ3から乗客の状態に関する情報を取得するデータ受領部24を有している。
【0017】
センサ3には、乗客と当該乗客の所持品との重量を検出する重量センサ31と、その乗客と当該乗客の所持品とを撮影するカメラ32とが含まれている。
制御装置2には、ドア開閉部41及び報知部42が電気的に接続されている。
【0018】
次に、乗車時の車載システム1の動作について説明する。尚、本実施の形態における、この動作の実行主体は、CPU20である。
乗客が車両に乗り込むと、車載システム1では、
図2のステップS1において、車両に乗り込んだ乗客を識別する第一識別情報を生成する。すなわち、CPU20による制御のもと、車両に乗り込んだ乗客を識別するIDがID生成部21によって生成される。尚、乗客が車両に乗り込んだことの検出方法として、チケットの取得を用いてもよい。そして、チケットを識別する情報(例えば、チケットの番号等)を、乗客を識別するIDとして用いてもよい。CPU20は、第一識別情報取得部に相当する。
【0019】
車載システム1では、ステップS2において、センサ3から乗車時データを取得する。すなわち、CPU20による制御のもと、重量センサ31による重量データ及びカメラ32による画像データがデータ受領部24によって取得される。尚、センサ3を起動させるタイミングは、IDを生成したタイミングでもよいし、乗客が車両に乗り込んだことを検出したタイミングでもよい。更には、センサ3を常時動作させ、センサ3から乗車時データを取得するタイミングを、IDを生成したタイミング或いは乗客が車両に乗り込んだことを検出したタイミングとしてもよい。乗車時データは、車両に乗り込んだ乗客の状態に関する第一情報に相当し、データ受領部24は、第一情報取得部に相当する。
【0020】
車載システム1では、更に、ステップS3において、第一識別情報と乗車時データとを対応付けて、RAM23等の記憶装置に記憶する。すなわち、CPU20による制御のもと、RAM23のID記憶部23aに第一識別情報であるIDが記憶されるとともに、RAM23のデータ記憶部23bに乗車時データが記憶される。尚、第一識別情報と乗車時データとの記憶先は、読み書き可能な記憶装置であれば、RAM23でなくてもよい。そして、記憶装置は、望ましくは不揮発性の記憶装置である。CPU20は、記憶制御部に相当する。
【0021】
次に、降車時の車載システム1の動作について説明する。尚、本実施の形態における、この動作の実行主体は、CPU20である。
乗客が車両から降りようとすると、車載システム1では、
図3のステップS4において、車両から降りる乗客を識別する第二識別情報を取得する。すなわち、CPU20による制御のもと、車両から降りる乗客を識別するIDがID取得部22によって取得される。尚、IDの取得は、チケットからの読み込みでもよいし、キースイッチ等を介したIDの入力等でもよい。CPU20は、第二識別情報取得部に相当する。
【0022】
車載システム1では、ステップS5において、センサ3から降車時データを取得する。すなわち、CPU20による制御のもと、重量センサ31による重量データ及びカメラ32による画像データがデータ受領部24によって取得される。降車時データは、車両から降りるタイミングでの乗客の状態に関する第二情報に相当し、データ受領部24は、第二情報取得部に相当する。
【0023】
車載システム1では、更に、ステップS6において、第二識別情報に一致する第一識別情報と対応付けられた乗車時データを記憶装置であるRAM23から読み出す。
続いて、車載システム1では、ステップS7において、降車時データと乗車時データとを照合する。
【0024】
そして、降車時データと乗車時データとの一致度が閾値以上であれば(ステップS8でYES)、車載システム1では、ステップS9において、照合OKとなった乗客の降車を許容するOK処理として、精算処理等を実行する。OK処理には、該当するIDと乗車時データとをRAM23から消去する処理も含まれる。尚、降車時データと乗車時データとの照合においては、重量の差分が閾値未満であれば、一致度が閾値以上であるものとすればよい。また、降車時データと乗車時データとの照合においては、画像処理の結果、所持品の個数や輪郭が一致していれば、一致度が閾値以上であるものとすればよい。そして、降車時データと乗車時データとの照合においては、重量と画像との双方が一致している場合に、一致度が閾値以上であるものとしてもよいし、重量と画像とのいずれか一方が一致している場合に、一致度が閾値以上であるものとしてもよい。
【0025】
一方、降車時データと乗車時データとの一致度が閾値未満であれば(ステップS8でNO)、車載システム1では、ステップS10において、照合NGとなった乗客の降車を回避するNG処理を実行する。尚、NG処理の一例として、ドア開閉部41を介してドアを閉めることや、報知部42を介してアラームを報知すること、それらの組合せが考えられる。そして、NG処理を実行した後、降車時データを再取得して照合OKとなれば、OK処理を実行する。CPU20は、報知制御部及びドア制御部に相当する。
【0026】
次に、車載システム1の作用について説明する。
図4(a)に示すように、鞄と傘を所持して総重量70kgで乗車した乗客が、
図4(b)に示すように、鞄だけを所持して総重量69.5kgで降車しようとすると、当該乗客における乗降時の画像と重量の一致度が閾値未満となり、
図4(c)に示すように、忘れ物があることを知らせるアラームが作動する。
【0027】
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)乗降時の重量データ及び画像データを乗客毎のIDと対応付けするため、不特定多数が一度に乗車する公共交通機関でも、忘れ物の有無を容易に判定することができる。
【0028】
(2)乗降時の画像の一致度に従って忘れ物の有無を判定することができる。
(3)乗降時の重量の一致度に従って忘れ物の有無を判定することができる。
(4)一致度が閾値未満である場合に車両のドアを閉めることで、乗客が忘れ物をしたまま降車することを回避することができる。尚、ゴミ或いは危険物を持ち込んで車内に放置したまま降車することを回避できる他、車内での盗難を防止或いは抑制することができる。
【0029】
(5)忘れ物をしなかった乗客のID並びに重量データ及び画像データのように、必ずしも記憶しておく必要がなくなった情報を消去することで、記憶内容を適切に管理することができる。
【0030】
(6)ドライバ不在の自動運転車両にも適用することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0031】
図5に示すように、車載システム1は、チケット発行・回収機5の他、チケット発行・回収機5との間で有線或いは無線による通信が可能なセンサ3(上記第1の実施の形態と同様)及び車載器6を備えている。
【0032】
チケット発行・回収機5は、主にチケットの発行・読取・回収に関する制御を実行するCPU50の他、チケット発行部51、チケット読取・回収部52、ID生成部53、RAM54、データ受領部55、ID・データ送信部56、受信部57を有している。
【0033】
車載器6は、乗客の忘れ物の有無を判定し、忘れ物の有無に応じた制御を実行するCPU60の他、ID・データ受信部61、RAM62、送信部63を有している。尚、チケット発行・回収機5には、ドア開閉部41(上記第1の実施の形態と同様)及び報知部42(上記第1の実施の形態と同様)が電気的に接続されている。
【0034】
次に、乗車時の車載システム1の動作について説明する。
乗客が車両に乗り込むと、車載システム1では、
図6のステップS11において、チケット発行・回収機5(実行主体はCPU50)が、車両に乗り込んだ乗客を識別するIDを生成するとともに、そのIDをRAM54に記憶し、更に、当該IDを書き込んだチケットを発行する。すなわち、CPU50による制御のもと、車両に乗り込んだ乗客を識別する第一識別情報であるIDがID生成部53によって生成されるとともに、そのIDがRAM54のID記憶部54aに一時的に記憶され、更に、チケット発行部51によってチケットが発行される。CPU50は、第一識別情報取得部に相当する。
【0035】
乗客がチケットを取り出すと、車載システム1では、チケット発行・回収機5がセンサ3に起動要求を送信する。そして、車載システム1では、ステップS12において、センサ3が起動し、ステップS13において、センサ3が乗車時データを取得し、その乗車時データをチケット発行・回収機5に送信する。
【0036】
そして、車載システム1では、ステップS14において、チケット発行・回収機5が乗車時データをRAM54に記憶する。すなわち、CPU50による制御のもと、データ受領部55によって乗車時データが取得され、その乗車時データがRAM54のデータ記憶部54bに一時的に記憶される。乗車時データは、車両に乗り込んだ乗客の状態に関する第一情報に相当し、データ受領部55は、第一情報取得部に相当する。
【0037】
続いて、車載システム1では、ステップS15において、チケット発行・回収機5がIDと乗車時データとを紐付けし、その紐付けしたID・乗車時データを車載器6に送信する。すなわち、CPU50による制御のもと、紐付けされたID・乗車時データがID・データ送信部56から送信される。
【0038】
そして、車載システム1では、ステップS16において、車載器6(実行主体はCPU60)が、紐付けされたID・乗車時データをRAM62に記憶し、その記憶処理が完了すると、チケット発行・回収機5にRAM消去要求を送信する。すなわち、CPU60による制御のもと、ID・データ受信部61によってID・乗車時データが受信されるとともに、そのID・乗車時データが、記憶装置の一例であるRAM62の乗車時データ記憶部62aに記憶され、更に、送信部63からRAM消去要求が送信される。CPU60は、記憶制御部に相当する。
【0039】
そして、車載システム1では、ステップS17において、チケット発行・回収機5が、該当する乗客のID及び乗車時データをRAM54から消去する。すなわち、CPU50による制御のもと、該当するIDがID記憶部54aから消去されるとともに、該当する乗車時データがデータ記憶部54bから消去される。
【0040】
次に、降車時の車載システム1の動作について説明する。
乗客がチケットをチケット発行・回収機5に入れると、車載システム1では、ステップS21において、チケット発行・回収機5(実行主体はCPU50)が、チケットからIDを取得するとともに、そのIDをRAM54に記憶し、更に、チケットを回収する。すなわち、CPU50による制御のもと、車両から降りる乗客を識別する第二識別情報であるIDがチケット読取・回収部52によって取得されるとともに、そのIDがRAM54のID記憶部54aに記憶され、更に、チケット読取・回収部52によってチケットが回収される。CPU50は、第二識別情報取得部に相当する。
【0041】
そして、車載システム1では、チケット発行・回収機5がセンサ3に起動要求を送信する。そして、車載システム1では、ステップS22において、センサ3が起動し、ステップS23において、センサ3が降車時データを取得し、その降車時データをチケット発行・回収機5に送信する。
【0042】
そして、車載システム1では、ステップS24において、チケット発行・回収機5が降車時データをRAM54に記憶する。すなわち、CPU50による制御のもと、データ受領部55によって降車時データが取得され、その降車時データがRAM54のデータ記憶部54bに一時的に記憶される。降車時データは、車両から降りるタイミングでの乗客の状態に関する第二情報に相当し、データ受領部55は、第二情報取得部に相当する。
【0043】
続いて、車載システム1では、ステップS25において、チケット発行・回収機5がIDと降車時データとを紐付けし、その紐付けしたID・降車時データを車載器6に送信する。すなわち、CPU50による制御のもと、紐付けされたID・降車時データがID・データ送信部56から送信される。
【0044】
車載システム1では、更に、ステップS26において、車載器6(実行主体はCPU60)が、降車時データと紐付けされたIDに一致するIDと紐付けされた乗車時データをRAM62から読み出す。すなわち、CPU60による制御のもと、ID・データ受信部61によってID・降車時データが受信され、該当する乗車時データがRAM62の乗車時データ記憶部62aから読み出される。
【0045】
続いて、車載システム1では、ステップS27において、車載器6が降車時データと乗車時データとを照合し、照合結果をチケット発行・回収機5に送信する。すなわち、降車時データと乗車時データとの一致度が閾値以上であれば、CPU60による制御のもと、照合一致の結果が送信部63から送信されるとともに、該当するID・乗車時データがRAM62の乗車時データ記憶部62aから消去される。一方、降車時データと乗車時データとの一致度が閾値未満であれば、CPU60による制御のもと、照合不一致の結果が送信部63から送信される。
【0046】
そして、降車時データと乗車時データとの一致度が閾値以上であれば(ステップS28でYES)、車載システム1では、ステップS29において、チケット発行・回収機5がOK処理(上記第1の実施の形態と同様)を実行する。一方、降車時データと乗車時データとの一致度が閾値未満であれば(ステップS28でNO)、車載システム1では、ステップS30において、チケット発行・回収機5がNG処理(上記第1の実施の形態と同様)を実行する。すなわち、CPU50による制御のもと、受信部57によって照合一致又は照合不一致の結果が受信され、その照合結果に応じてOK処理又はNG処理が実行される。CPU60は、報知制御部及びドア制御部に相当する。
【0047】
以上説明したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態による(1)〜(6)の効果と同様の効果を奏することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0048】
図8に示すように、乗客の持ち物検知システム7が車載システム8とセンタ9とにより構成されている。車載システム8は、上記第2の実施の形態の車載システム1から車載器6が割愛された構成をなし、当該車載器6と同様の構成をなすセンタ9との間で広域通信が可能である。
【0049】
車載システム8は、上記第2の実施の形態と同様に機能するチケット発行・回収機5及びセンサ3を備えている。上記第2の実施の形態と同様、チケット発行・回収機5には、ドア開閉部41及び報知部42が電気的に接続されている。
【0050】
センタ9は、乗客の忘れ物の有無を判定し、忘れ物の有無に応じた制御を実行するCPU90の他、ID・データ受信部91、RAM92(乗車時データ記憶部92aを含む)、送信部93を有し、それぞれが上記第2の実施の形態のCPU60、ID・データ受信部61、RAM62、送信部63と同様に機能する。
【0051】
そして、乗車時には、
図9のステップS31〜ステップS37において、上記第2の実施の形態のステップS11〜ステップS17と同様に動作する。尚、センタ9のRAM92が記憶装置に相当し、センタ9のCPU90が記憶制御部に相当する。
【0052】
また、降車時には、
図10のステップS41〜ステップS50において、上記第2の実施の形態のステップS21〜ステップS30と同様に動作する。尚、センタ9のCPU90が報知制御部及びドア制御部に相当する。
【0053】
以上説明したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態による(1)〜(6)の効果と同様の効果に加え、さらに以下の効果を奏することができる。
(7)乗客のID並びに重量データ及び画像データを車載システム8とは別のセンタ9のRAM92に記憶して当該センタ9で適切に管理することができる。
【0054】
尚、上記各実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・
図6を参照して、乗車時にチケットを発行した後、センサ3を起動する構成に代えて、人感センサによる乗客検知をトリガにセンサ3を起動した後、チケットを発行する構成を採用してもよい。
図9の動作についても、同様に変更可能である。
【0055】
・
図7を参照して、降車時にチケットを回収した後、センサ3を起動する構成に代えて、人感センサによる乗客検知をトリガにセンサ3を起動した後、チケットを回収する構成を採用してもよい。
図10の動作についても、同様に変更可能である。
【0056】
・
図5を参照して、センサ3がチケット発行・回収機5に内蔵された構成を採用してもよい。
図8の構成についても、同様に変更可能である。
・
図5を参照して、チケット発行・回収機5に車載器6の機能を持たせて当該チケット発行・回収機5のCPU50が乗車時データと降車時データとを照合する構成を採用してもよい。この場合、チケット発行・回収機5のRAM54が記憶装置に相当し、チケット発行・回収機5のCPU50が記憶制御部及び報知制御部及びドア制御部に相当する。このように
図6や
図7の動作の実行主体は、チケット発行・回収機5のCPU50又は車載器6のCPU60であってもよいし、専用のCPUであってもよいし、その他車載機器に設けられたCPUであってもよい。
【0057】
・第一情報や第二情報が重量データ及び画像データの双方を含む構成に代えて、いずれか一方のデータを含む構成を採用してもよい。或いは、他のセンサによるデータを含む構成を採用してもよい。
【0058】
・
図4(d)を参照して、入口にチケット発行部51を設置するとともに、出口にチケット読取・回収部52を設置する構成を採用してもよい。この場合、入口と出口とに別体でセンサ3を設置してもよい。