特許第6784414号(P6784414)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6784414
(24)【登録日】2020年10月27日
(45)【発行日】2020年11月11日
(54)【発明の名称】二段式ユニバーサル継手
(51)【国際特許分類】
   F16D 3/16 20060101AFI20201102BHJP
【FI】
   F16D3/16 A
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-5217(P2019-5217)
(22)【出願日】2019年1月16日
(65)【公開番号】特開2020-34151(P2020-34151A)
(43)【公開日】2020年3月5日
【審査請求日】2019年6月19日
(31)【優先権主張番号】107130438
(32)【優先日】2018年8月30日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】510097666
【氏名又は名称】原利興工業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(72)【発明者】
【氏名】陳佳益
(72)【発明者】
【氏名】陳輝謙
【審査官】 古▲瀬▼ 裕介
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0235785(US,A1)
【文献】 台湾実用新案公告第M357344号公報,TW,2009年 5月21日,第4ページ第17行−第7ページ第13行、
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16D 3/16
B25B 13/06
B25B 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
センターラインの方向が軸方向であり、嵌め部と接続部とが設けられており、前記嵌め部は収容空間を有し、前記収容空間の裏壁には、前記軸方向に沿って伸びる係合突起が複数設けられており、前記係合突起のうちの一つに凹部が設けられている、スリーブと、
多角形ボール状ヘッドが設けられており、前記多角形ボール状ヘッドに円弧面段が複数設けられており、前記多角形ボール状ヘッドは前記収容空間に差し込まれ、これらの前記円弧面段はそれぞれ前記係合突起に押し付けられて、前記スリーブに対して第1位置と第2位置との間にスライド可能であり、前記多角形ボール状ヘッドに弾性付き押付部材が設けられており、前記弾性付き押付部材は常時に径方向に沿って外側へと押し付ける、駆動部材と、
前記収容空間の底部と前記多角形ボール状ヘッドとの間に設けられており、両者を弾性的に押し付け、これにより、前記駆動部材が前記第2位置へ付勢される、弾性部材と、を備える二段式ユニバーサル継手において、
前記凹部は、前記軸方向に対向する二つの側壁を有して、前記スリーブの径方向に伸びて形成され、
前記駆動部材が前記第1位置に位置するときに、前記弾性付き押付部材は前記凹部に弾性的に押し付け、前記駆動部材は、前記多角形ボール状ヘッドを中心として前記スリーブに対して揺動することができず、
外力により前記駆動部材が前記第2位置へ移動するときに、前記弾性付き押付部材は前記凹部から離脱して、前記駆動部材は前記弾性部材に弾性的に押し付けられて前記第2位置に移動して、前記駆動部材は前記多角形ボール状ヘッドを中心として前記スリーブに対して揺動することが可能となる、
ことを特徴とする、二段式ユニバーサル継手。
【請求項2】
前記収容空間には、更に、前記軸方向に沿って伸びる係合窪みが複数設けられており、これらの前記係合突起とこれらの前記係合窪みは、前記収容空間の円周方向に沿って交錯に設けられ、前記多角形ボール状ヘッドの何れかの隣接する二つの前記円弧面段の間に角部が形成され、前記各角部は前記係合窪みに押し付けることを特徴とする、請求項1に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項3】
前記二つの側壁には、前記係合窪みに向かって前記側壁表面を徐々に縮小して先細形状とするがそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項4】
前記凹部が、当該凹部を設けた前記係合突起を貫通するように形成され、前記スリーブの円周方向に沿って前記係合突起を挟む、二つの前記係合窪みが、前記凹部を介して互いに連通してあることを特徴とする、請求項2に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項5】
前記各係合突起は円弧凸面であり、前記各係合突起は、前記スリーブの円周方向に沿う両側が徐々に薄くなることを特徴とする、請求項1に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項6】
前記弾性付き押付部材は、係合部材と、バネと、を備え、前記多角形ボール状ヘッドに収容穴が設けられており、前記係合部材は前記収容穴にスライド可能に設けられており、前記バネは、前記収容穴の底部と前記係合部材との間に設けられており、両者を弾性的に押し付けて、前記係合部材が前記収容穴に規制されて常時に外へ押し付けることを特徴とする、請求項1に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項7】
前記駆動部材には、更に、工作部と、径方向凸縁とが一体に設けられており、前記径方向凸縁は、前記工作部と前記多角形ボール状ヘッドとの間に設けられており、前記駆動部材が前記第1位置に位置するときに、前記径方向凸縁は前記収容空間の裏壁に押し付け、前記駆動部材が前記第2位置に位置するときに、前記径方向凸縁は前記収容空間の裏壁に押し付けないことを特徴とする、請求項1に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項8】
前記収容空間の裏壁の前記接続部から遠く離れた一端には、更に、環状溝が設けられており、前記環状溝には、止め部材が脱着可能に設けられており、前記駆動部材が前記第2位置に移動したと、前記止め部材が前記多角形ボール状ヘッドに押し付けて係止されて、前記多角形ボール状ヘッドが前記収容空間から離脱不能となることを特徴とする、請求項1に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項9】
前記止め部材は、前記環状溝から脱着することが可能なCリングであることを特徴とする、請求項8に記載の二段式ユニバーサル継手。
【請求項10】
前記凹部の軸方向に沿う長さと前記収容空間の深さの比は、1:7〜1.5:7であることを特徴とする、請求項1から9の何れかの1項に記載の二段式ユニバーサル継手。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二段式ユニバーサル継手に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ユニバーサル継手は、多角度に回転することが可能な手工具に利用されることが可能であり、ボール状ヘッド台と、駆動ロッドと、を備える。
前記駆動ロッドの一端にボール状ヘッドが設けられている。前記ボール状ヘッドは、前記ボール状ヘッド台に対して回動することができないように、前記ボール状ヘッド台にスライド可能に設けられている。
前記駆動ロッドは、固定位置と揺動位置との間にスライドすることが可能であるように、前記ボール状ヘッド台に設けられている。
前記駆動ロッドが前記固定位置に位置するときには、前記駆動ロッドの径方向凸部が前記ボール状ヘッド台に押し付けて係止されて互いに揺動することができない。
前記ボール状ヘッド台から前記駆動ロッドを外側へ引いて揺動位置に着いたと、前記駆動ロッドの径方向凸部は、前記ボール状ヘッド台に押し付けて係止されず、前記ボール状ヘッド台に対して揺動することが可能である。
これにより、前記ユニバーサル継手は、多角度に回転することが可能となり、狭い作業環境においても操作することが可能である。
【0003】
しかしながら、従来のユニバーサル継手は、調整しようとする固定位置または揺動位置に駆動ロッドを有効に位置決めることができず、駆動ロッドが前記固定位置と前記揺動位置との間にスライドしやすい。
このため、作業者は、作業の途中で作業を停止して、移動しようとする位置に駆動ロッドを調整しないと、作業を再開することができない。これにより、利用は極めて不便であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、スリーブと、駆動部材と、を備え、第1位置または第2位置に駆動部材を有効に位置決めることが可能であると同時に、駆動部材とスリーブとの間の構造の強度が十分であり、高いトルクを受けることが可能な二段式ユニバーサル継手を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、そのセンターラインの方向が軸方向であり、嵌め部と、接続部とが設けられており、嵌め部は収容空間を有し、 収容空間の裏壁には、軸方向に沿って伸びる係合突起が複数設けられており、係合突起のうちの一つに凹部が設けられているスリーブと、
多角形ボール状ヘッドが設けられており、多角形ボール状ヘッドに円弧面段が複数設けられており、多角形ボール状ヘッドは収容空間に差し込まれており、これらの円弧面段は、それぞれ係合突起に押し付け、駆動部材は、スリーブに対して第1位置と第2位置との間にスライド可能であり、多角形ボール状ヘッドに弾性付き押付部材が設けられており、弾性付き押付部材は常時に径方向に沿って外側へ押し付ける駆動部材と、
収容空間の底部と多角形ボール状ヘッドとの間に設けられており、両者を弾性的に押し付け、これにより、駆動部材が第2位置へ付勢される弾性部材と、
を備える二段式ユニバーサル継手において、
駆動部材が第1位置に位置するときに、弾性付き押付部材は凹部に弾性的に押し付け、駆動部材は、多角形ボール状ヘッドを中心としてスリーブに対して揺動することができず、外力により駆動部材が第2位置へ移動するときに、弾性付き押付部材は凹部から離脱して、駆動部材は弾性部材に弾性的に押し付けられて第2位置に移動して、駆動部材は多角形ボール状ヘッドを中心としてスリーブに対して揺動することが可能となることを特徴とする。
【0006】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、凹部は、軸方向に対向する二つの側壁に沿って、スリーブの径方向に伸びることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、収容空間には、更に、軸方向に沿って伸びる係合窪みが複数設けられており、これらの係合突起とこれらの係合窪みは、収容空間の円周方向に沿って交錯に設けられ、多角形ボール状ヘッドの何れかの隣接する二つの円弧面段の間に角部が形成され、各角部は係合窪みに押し付けることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、凹部を構成する二つの側壁には、係合窪みに向かって側壁表面を徐々に縮小して先細形状とする斜縁がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、凹部が、当該凹部を設けた係合突起を貫通するように形成され、スリーブの円周方向に沿って係合突起を挟む、二つの係合窪みが、凹部を介して互いに連通してあることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、各係合突起は円弧凸面であり、各係合突起は、スリーブの円周方向に沿う両側が徐々に薄くなることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、弾性付き押付部材は、係合部材と、バネと、を備え、多角形ボール状ヘッドに収容穴が設けられており、係合部材は収容穴にスライド可能に設けられており、バネは、収容穴の底部と係合部材との間に設けられており、両者を弾性的に押し付けて、係合部材が収容穴に規制されて常時に外へ押し付けることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、駆動部材には、更に、工作部と、径方向凸縁とが一体に設けられており、径方向凸縁は、工作部と多角形ボール状ヘッドとの間に設けられており、駆動部材が第1位置に位置するときに、径方向凸縁は収容空間の裏壁に押し付け、駆動部材が第2位置に位置するときに、径方向凸縁は収容空間の裏壁に押し付けないことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、収容空間の裏壁の接続部から遠く離れた一端には、更に、環状溝が設けられており、環状溝には、止め部材が脱着可能に設けられており、駆動部材が第2位置に移動したと、止め部材が多角形ボール状ヘッドに押し付けて係止されて、多角形ボール状ヘッドが収容空間から離脱不能となることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、止め部材は、環状溝から脱着することが可能なCリングであることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によると、凹部の軸方向に沿う長さと収容空間の深さの比は、1:7〜1.5:7であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によれば、第1位置または第2位置に駆動部材を有効に位置決めることが可能であると同時に、駆動部材とスリーブとの間の構造の強度が十分であり、高いトルクを受けることが可能であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る二段式ユニバーサル継手を示す斜視図。
図2】本発明の一実施形態に係る二段式ユニバーサル継手を示す斜視図。
図3】本発明の一実施形態に係る二段式ユニバーサル継手を示す分解斜視図。
図4】本発明の一実施形態に係る二段式ユニバーサル継手の使用状態を示す断面図。
図5】本発明の一実施形態に係る二段式ユニバーサル継手の使用状態を示す断面図。
図6】本発明の一実施形態に係る二段式ユニバーサル継手の使用状態を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1から図6を参照する。本発明の一実施形態に係る二段式ユニバーサル継手は、スリーブ1と、駆動部材2と、弾性部材3と、を備える。
【0019】
スリーブ1は、センターラインの方向が軸方向11であり、嵌め部12と、接続部13とが設けられている。嵌め部12は収容空間14を有する。収容空間14の裏壁には、軸方向11に沿って伸びる係合突起15が複数設けられている。係合突起15のうちの一つに凹部16が設けられている。接続部13は、回転工具と接続することが可能である。
【0020】
駆動部材2に多角形ボール状ヘッド21が設けられている。多角形ボール状ヘッド21に円弧面段211が複数設けられている。多角形ボール状ヘッド21は収容空間14に差し込まれている。これらの円弧面段211は、それぞれ係合突起15に押し付ける。駆動部材2は、スリーブ1に対して第1位置と第2位置との間にスライドすることが可能である。多角形ボール状ヘッド21に弾性付き押付部材22が設けられている。弾性付き押付部材22は、常時に径方向に沿って外側に押し付ける。本実施形態では、多角形ボール状ヘッド21と収容空間14とが六角形を呈するが、もちろん、六角形以外の多角形を呈してもよい。
【0021】
弾性部材3は、収容空間14の底部と多角形ボール状ヘッド21との間に設けられており、両者を弾性的に押し付ける。これにより、駆動部材2は第2位置へ付勢される。
【0022】
駆動部材2が前記第1位置に位置するときには、弾性付き押付部材22が凹部16に弾性的に押し付けて、駆動部材2が多角形ボール状ヘッド21を中心としてスリーブ1に対して揺動することができず、駆動部材2とスリーブ1が同じ直線に位置し、弾性付き押付部材22が凹部16に弾性的に押し付けて、駆動部材2が前記第2位置に任意に移動することができない。
外力により駆動部材2が前記第2位置に移動すると、弾性付き押付部材22が凹部16から離脱して、駆動部材2が弾性部材3に弾性的に押し付けられて前記第2位置に移動する。このとき、駆動部材2は、多角形ボール状ヘッド21を中心としてスリーブ1に対して揺動することが可能であり、スリーブ1と駆動部材2とは多角度に回転することが可能となる。前記第1位置に駆動部材2を再び移動しようとする場合には、外力を加えることにより、弾性部材3による弾性的な押付力を克服すると、駆動部材2が前記第1位置に戻す。
このため、前記第1位置または前記第2位置に駆動部材2を有効で迅速に位置決めることが可能であり、スリーブ1に対して任意にスライドすることができず、利用の利便性を向上することが可能である。
本実施形態に係る弾性部材3は、接続部13から収容空間14へ徐々に縮径し、多角形ボール状ヘッド21の接続部13に向く端面に押し付ける。
【0023】
収容空間14には、更に、軸方向11に沿って伸びる係合窪み17が複数設けられている。これらの係合突起15とこれらの係合窪み17は、収容空間14の円周方向に沿って交錯に設けられる。多角形ボール状ヘッド21の何れかの隣接する二つの円弧面段211の間に角部212が形成される。各角部212は係合窪み17に押し付ける。
これにより、多角形ボール状ヘッド21が嵌め部12に対して軸方向11に沿って回転することを防止することが可能である。
本実施形態では、各係合突起15が円弧凸面である。各係合突起15は、スリーブ1の円周方向に沿う両側が徐々に薄くなる。これにより、多角形ボール状ヘッド21が前記第2位置に位置するときに、駆動部材2は、多角形ボール状ヘッド21を中心として、スリーブ1に対して揺動することが容易となる。
【0024】
凹部16は、軸方向11に対向する二つの側壁161がスリーブ1の径方向に沿って伸びる。これにより、弾性付き押付部材22は凹部16から任意に離脱することを回避することが可能である。凹部16を構成する側壁161には、係合窪み17に向かって側壁161の表面を徐々に縮小して先細形状とする斜縁162が設けられている。各斜縁162は、それぞれ係合窪み17に伸びる。一方、凹部16の軸方向11の長さと収容空間14の深さの比は、1:7〜1.5:7である。本実施形態では、凹部16の軸方向11の長さと収容空間14の深さの比は1.3:7である。これにより、凹部16と弾性付き押付部材22との係止はもっと強くなる。
【0025】
弾性付き押付部材22は、係合部材221と、バネ222と、を備える。多角形ボール状ヘッド21に収容穴213が設けられている。係合部材221は収容穴213にスライド可能に設けられている。バネ222は、収容穴213の底部と係合部材221との間に設けられており、両者を弾性的に押し付ける。これにより、係合部材221は、収容穴213に規制されて、常時に外側へ押し付ける。本実施形態では、係合部材221が玉であり、凹部16から係合部材221を離脱不能となることを回避することが可能である。
【0026】
駆動部材2には、更に、工作部23と、径方向凸縁24とが一体に設けられている。径方向凸縁24は、工作部23と多角形ボール状ヘッド21との間に設けられている。工作部23は、ロック部材またはソケットと接続することが可能である。駆動部材2が前記第1位置に位置するときに、径方向凸縁24は収容空間14の裏壁に押し付け、駆動部材2が前記第2位置に位置するときに、径方向凸縁24は収容空間14の裏壁に押し付けない。
【0027】
収容空間14の裏壁の接続部13から遠く離れた一端には、更に、環状溝18が設けられている。環状溝18には、止め部材19が脱着可能に設けられている。駆動部材2が前記第2位置に移動したと、止め部材19は多角形ボール状ヘッド21に押し付けて係止されて、多角形ボール状ヘッド21は収容空間14から離脱することができなくなる。本実施形態に係る止め部材19は、環状溝18に脱着可能なCリングである。
【0028】
本発明に係る二段式ユニバーサル継手によれば、弾性部材、凹部および弾性付き押付部材から形成される構造により、前記第1位置または前記第2位置に駆動部材を有効に位置決めることが可能であり、スリーブに対して任意にスライドすることができず、利用は便利となる。
【0029】
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0030】
1 スリーブ
2 駆動部材
3 弾性部材
11 軸方向
12 嵌め部
13 接続部
14 収容空間
15 係合突起
16 凹部
17 係合窪み
18 環状溝
19 止め部材
21 多角形ボール状ヘッド
22 弾性付き押付部材
23 工作部
24 径方向凸縁
161 側壁
162 斜縁
211 円弧面段
212 角部
213 収容穴
221 係合部材
222 バネ
図1
図2
図3
図4
図5
図6