【文献】
Qualcomm Incorporated,Numerology and TTI multiplexing for NR Forward Compatibility Analysis, 3GPP TSG-RAN WG1#85 R1-164692,2016年 5月14日,pp.1-8
【文献】
Huawei, HiSilicon,Discussion on frame structure for NR, 3GPP TSG-RAN WG1#85 R1-164032,2016年 5月15日
【文献】
Xinwei,Considerations on 5G New RAT Numerology, 3GPP TSG-RAN WG1#84b R1-163118,2016年 4月 1日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記k個の連続するOFDMシンボルが、前記第1のサブキャリア間隔で第1のサブキャリアセット上で送信され、前記n個の連続するOFDMシンボルが、前記第2のサブキャリア間隔で第2のサブキャリアセット上で送信される、請求項1または2に記載の方法。
前記k個の連続するOFDMシンボルのうちの前記第1のOFDMシンボルが、前記k個の連続するOFDMシンボルのうちの前記残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有し、
前記n個の連続するOFDMシンボルのうちの前記整数個のOFDMシンボルのそれぞれが、前記n個の連続するOFDMシンボルのうちの前記残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のサブキャリア間隔は15kHz×2iであり、ここで、iは整数であり、i≧0であり、前記第2のサブキャリア間隔は15kHz×2jであり、ここで、jは整数であり、j>iである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
前記送信機が、前記第1のサブキャリア間隔で第1のサブキャリアセット上で前記k個の連続するOFDMシンボルを送信し、前記第2のサブキャリア間隔で第2のサブキャリアセット上で前記n個の連続するOFDMシンボルを送信するように構成される、請求項15または16に記載の送信機。
前記k個の連続するOFDMシンボルのうちの前記第1のOFDMシンボルが、前記k個の連続するOFDMシンボルのうちの前記残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有し、
前記n個の連続するOFDMシンボルのうちの前記整数個のOFDMシンボルのそれぞれが、前記n個の連続するOFDMシンボルのうちの前記残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有する、請求項15から22のいずれか一項に記載の送信機。
前記第1のサブキャリア間隔は15kHz×2iであり、ここで、iは整数であり、i≧0であり、前記第2のサブキャリア間隔は15kHz×2jであり、ここで、jは整数であり、j>iである、請求項15から26のいずれか一項に記載の送信機。
【発明を実施するための形態】
【0030】
例示的な目的のために、以下、図面と併せて、特定の例示的な実施形態をより詳細にここで説明する。
【0031】
図1は、一実施形態による無線通信システムのブロック図である。無線通信システムは、UE 106a〜cと通信する基地局104を備える。
【0032】
基地局104は、アクセスネットワーク(図示せず)の一部であり得る。「基地局」という語は、UEと無線通信する任意の装置を包含する。従って、一部の実装では、基地局104は、送信および受信ポイント(TRP)、ベーストランシーバ基地局、無線基地局、ネットワークノード、送信/受信ノード、ノードB、eNodeB(eNB)、「ギガビット」ノードBと呼ばれることがあるgNB、中継局、またはリモート無線機などの他の名称で呼ばれることがある。また、一部の実施形態では、基地局104の機能は分散されてもよい。例えば、基地局104のコンポーネントの一部は、基地局104のアンテナを収容する機器から遠隔に配置されてもよく、アンテナを収容する機器に通信リンク(図示せず)を介して結合されてもよい。
【0033】
基地局104の一例が
図1により詳細に示されている。基地局104は、スケジューラ110と送信機112とを備える。送信機112は、ダウンリンク物理層のうちの少なくとも一部を実装する。送信機112は、シリアル−パラレル変換器114と、逆高速フーリエ変換(IFFT)アルゴリズムを実装するIFFTブロック116と、パラレル−シリアル変換器118と、を備える。基地局104は、OFDMシンボルを送信および受信するための少なくとも1つのアンテナ120をさらに備える。1つのアンテナのみが示されている。送信機112は、他のコンポーネント、例えば前方誤り訂正(FEC)エンコーダも備え得るが、これらの他のコンポーネントは、明確にするために省略されている。基地局104もまた、他のコンポーネント、例えばUEからアップリンクメッセージを受信するための受信機113を備えるが、他のコンポーネントの詳細は、明確にするために省略されている。
【0034】
スケジューラ110およびIFFTブロック116ならびに送信機112の他のコンポーネントは、スケジューラ110およびIFFTブロック116ならびに送信機112の他のコンポーネントの動作をプロセッサに実行させる命令を実行するプロセッサによって実装され得る。スケジューラ110およびIFFTブロック116ならびに送信機112の他のコンポーネントのそれぞれ1つを実施するために異なるプロセッサが使用されてもよいし、同じプロセッサが使用されてもよい。あるいは、スケジューラ110および/もしくはIFFTブロック116ならびに/または送信機112の他のコンポーネントは、スケジューラ110および/もしくはIFFTブロック116ならびに/または送信機112の他のコンポーネントの機能を実行するための、特定用途向け集積回路(ASIC)、グラフィック処理装置(GPU)、またはプログラムされたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの専用集積回路を使用して実装され得る。
【0035】
UE 106aもまた
図1により詳細に示されており、送信機122を備える。送信機122は、アップリンク物理層のうちの少なくとも一部を実装する。送信機122は、シリアル−パラレル変換器124と、IFFTアルゴリズムを実装するためのIFFTブロック126と、パラレル−シリアル変換器128と、を備える。UE 106aは、OFDMシンボルを送信/受信するための少なくとも1つのアンテナ130をさらに備える。1つのアンテナのみが示されている。送信機122は、他のコンポーネント、例えばFECエンコーダも備え得るが、これらの他のコンポーネントは、明確にするために省略されている。UE 106aもまた、他のコンポーネント、例えば基地局100からダウンリンクメッセージを受信するための受信機133を備えるが、他のコンポーネントの詳細は、明確にするために省略されている。
【0036】
IFFTブロック126および送信機122の他のコンポーネントは、IFFTブロック126および送信機122の他のコンポーネントの動作をプロセッサに実行させる命令を実行するプロセッサによって実装され得る。あるいは、IFFTブロック126および/または送信機122の他のコンポーネントは、IFFTブロック126および/または送信機122の他のコンポーネントの機能を実行するための、ASIC、GPU、またはFPGAなどの専用集積回路を使用して実装され得る。
【0037】
動作中、基地局104における符号化ビット142は、1つ以上のOFDMシンボルを介して基地局104によってサービスを提供されるUEに送信される。シリアル形式の符号化ビット142のブロックが、シリアル−パラレル変換器114を使用してIFFTブロック116の入力にパラレルで供給される。IFFTブロック116は、逆離散フーリエ変換演算を実行して、複数のOFDMシンボルサンプルをもたらす。OFDMシンボルサンプルの先頭において直前のm個のシンボルサンプルを繰り返すことによって、サイクリックプレフィックス(CP)がOFDMシンボルサンプルの先頭に追加される。CPは、シンボル間干渉を軽減するのを助け得る、および/または巡回畳み込み信号処理技法の適用を可能にし得る。CP時間長は、有効シンボル時間長の1/4〜1/32であってもよく、マルチパスチャネルの長さに従って設定されてもよい。
【0038】
CPがOFDMシンボルサンプルの先頭に追加された後、CPおよびシンボルサンプルは、パラレル−シリアル変換器118を使用してシリアル形式に変換されて、時間長t
sを有するOFDMシンボル144が得られる。OFDMシンボル144は、時間−周波数リソースセット146の一部を使用して送信される。
【0039】
OFDMシンボル144は、時間−周波数リソースセット146におけるただ1つのシンボルである。時間−周波数リソースセット146は、OFDMシンボルのストリームを次々に含む。また、時間−周波数リソースセット146は、3つのサブバンド、すなわち、OFDMシンボルが15kHzのサブキャリア間隔を有する1つのサブバンド143と、OFDMシンボルが30kHzのサブキャリア間隔を有する別のサブバンド145と、OFDMシンボルが60kHzのサブキャリア間隔を有する別のサブバンド147と、に分割される。OFDMシンボル144は、30kHzのサブキャリア間隔を有し、サブバンド145内に含まれる。
【0040】
OFDMシンボル144における周波数のすべてが必ずしもデータをUE 106aに送信するために使用されるわけではないことに留意されたい。代わりに、OFDMシンボル144における周波数の一部が、基地局106によってサービスを提供される他のUEにデータを送信するために使用され得る。例えば、ハッチングで示されているブロック148は、UE 106aに割り当てられたリソースブロックを示す。リソースブロック148は、周波数セットf
A〜f
Bを含む。UE 106aには、特定の時間長にわたって、いくつかのOFDMシンボルにわたる周波数セットf
A〜f
Bが割り当てられる。一部の実施形態では、時間長は、送信時間単位(TTU)、サブフレーム、および/またはスケジューリング間隔に等しくてもよい。
【0041】
スケジューラ110は、時間−周波数リソースセット146におけるどのリソースをUE 106aに割り当てるべきかを判定する。スケジューラ110は、どのUEをどのリソースに割り当てるべきかを決定するためにスケジューリングアルゴリズムを使用する。スケジューラ110によって使用され得るスケジューリングアルゴリズムの一例は、プロポーショナルフェア(PF)スケジューリングアルゴリズムである。スケジューラ110は、異なるUEに対して異なるサイズのリソース分割を許可することができる。
【0042】
アップリンクにおけるUE 106aの動作は、ダウンリンクの基地局と同様である。アップリンクリソースのパーティションが、OFDMシンボルを介して符号化ビット156を送信するためにUE 106aによって使用される。シリアル形式の符号化ビット156のグループが、シリアル−パラレル変換器124を使用してIFFTブロック126の入力にパラレルで供給される。IFFTブロック126は、逆離散フーリエ変換演算を実行して、複数のOFDMシンボルサンプルをもたらす。
【0043】
UE 106bおよび106cは、UE 106aとは異なるヌメロロジを使用して基地局104と通信することができる。一例として、UE 106bは、サブバンド143を介して、15kHzのサブキャリア間隔を有するOFDMシンボルを使用して基地局104と通信することができる。別の例として、UE 106cは、サブバンド147を介して、60kHzのサブキャリア間隔を有するOFDMシンボルを使用して基地局104と通信することができる。
【0044】
図1は一例にすぎないことに留意されたい。別の例では、基地局104は、実際には代わりに、UEにサービスを提供するために協働する複数の基地局であり得、スケジューラ110は、コントローラ内に存在し得る。さらに別の例では、通信を送信および受信する別々の基地局であって、各基地局は異なるヌメロロジを使用する、基地局があり得る。また、
図1には3つのサブバンドが示されているが、それより多いまたは少ないサブバンドがあってもよい。また、
図1に示すものとは異なるヌメロロジを使用することができる。
【0045】
時間−周波数リソースセットは、サブフレーム、送信時間単位(TTU)、スケジューリング間隔などの異なる時間間隔に分割されてもよい。サブフレームは、実施形態に応じて、複数のTTUを有してもよいし、厳密に1つのTTUを有してもよい。一部の実施形態では、TTUはサブフレームよりも長くてもよい。TTUは送信時間間隔(TTI)と呼ばれる場合がある。スケジューリング間隔は少なくとも1つのTTUを通常含み、スケジューリング間隔は、実施形態に応じて、サブフレームに等しい、サブフレームよりも長い、またはサブフレームよりも短い時間長を有し得る。
図2および
図3は、サブフレーム、TTU、およびスケジューリング間隔の間の2つの例示的な関係をそれぞれ示している。「DL」は特定のサブキャリア間隔を有する1つ以上のダウンリンクOFDMシンボルを指し、「UL」は同じサブキャリア間隔を有する1つ以上のアップリンクOFDMシンボルを指し、「GP」はアップリンクとダウンリンクとの間のガード区間を指す。
図2では、サブフレームは単一のTTUよりも長く、スケジューリング間隔はサブフレーム時間長に等しい。
図3では、スケジューリング間隔は2つのサブフレームに等しく、TTUは単一サブフレームよりも長い。
図2および
図3の両方において、スケジューリング間隔はTTUを含む。
図2および
図3は例にすぎない。
【0046】
以下の実施形態では、サブフレームという用語が使用される。例えば、サブフレームアライメントの概念が以下に議論される。ただし、サブフレームアライメントは、実施形態に応じて、TTUアライメントまたはスケジューリング間隔アライメントなどの他の名称で呼ばれる場合もある。例えば、サブフレームがTTUと同じ時間長を偶然有する場合、サブフレームアライメントはTTUアライメントと交換可能に呼ばれ得る。
【0047】
ロングタームエボリューション(LTE)システムにおけるサブフレームは、2つの0.5msスロットから構成される1msという特定の定義を有する。
図4は、LTEシステムにおける1つのスロットを示している。スロットは、7個のOFDMシンボルの時間長を有する。LTEシステムでは、各スロットの第1のOFDMシンボルのCPは、スロット内の後続の6個のOFDMシンボルのそれぞれのCPよりも約0.52μs長い。より長いCPを有するOFDMシンボルは、166において、OFDMシンボルの上部に沿ったハッチングを使用して示されている。
【0048】
サブキャリア周波数間隔に関係なく、特定の時間間隔が他のOFDMシンボルのCPよりも長いCPを有するOFDMシンボルを含む場合、より長いCPを有するOFDMシンボルは「長いCP OFDMシンボル」と呼ばれる。時間間隔内の他のOFDMシンボルは「標準CP OFDMシンボル」とそれぞれ呼ばれる。
図4では、ハッチング166で示される1つの長いCP OFDMシンボルがあり、その後に1つのLTEスロットを含む時間間隔内に6つの標準CP OFDMシンボルが続く。
【0049】
図4では、各スロット内の各OFDMシンボルの時間長の和(6×71.36μs+71.88μs)は0.5msに等しい。各OFDMシンボルの時間長は丸められており、6×71.36μs+71.88μsが正確に0.5msに等しくないのはそのためであることに留意されたい。実装では、時間長は、時間長の和が0.5msに等しくなるようなものである。
【0050】
OFDMシンボルの長さ、すなわちOFDMシンボル時間長t
sは、サブキャリア間隔に関連している。サブキャリア間隔が近いほど、OFDMシンボル時間長t
sは長くなる。
図5は、以下のサブキャリア間隔、すなわち7.5kHz、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHz、および480kHzについて、OFDMシンボル時間長t
s、CP長、標準CPと比較した長いCPの追加の部分、サブフレーム当たりのシンボルの数、サブフレーム長、およびCPオーバーヘッドを示す表を示している。表中の数字の一部は四捨五入されている。異なるサブキャリア間隔は、異なるヌメロロジに対応する。CP長を示す行は、各サブキャリア間隔について、長いCPの長さと標準CPの長さとを与える。例えば、30kHzのサブキャリア間隔の場合、長いCP OFDMシンボルは標準CP OFDMシンボルよりも0.26μs長い。
図5から分かるように、ヌメロロジは、サブキャリア間隔、OFDMシンボル時間長、およびCP長においてスケーラブルである。例えば、15kHzのサブフレームは、4個の60kHzのサブフレームに収まることができる。
【0051】
図5の例示的な表では、サブフレームは、ヌメロロジに関係なく、7つのOFDMシンボルとして定義されている。これは一例にすぎない。サブフレーム内のシンボルの数は、ヌメロロジによって異なり得る。また、一部の実施形態では、サブフレームもしくはTTUの長さまたはスケジューリング間隔は、いくつかまたはすべてのヌメロロジについて、時間とともに動的または半静的に変化し得る。
【0052】
図1を再び参照すると、基地局104は、3つの異なるヌメロロジ、すなわち15kHzサブキャリア間隔、30kHzサブキャリア間隔、および60kHzサブキャリア間隔を使用する。異なる共存するヌメロロジの間のアライメントを行うことが望ましい場合がある。アライメントは、サブフレームアライメントまたはシンボルアライメントであり得る。異なるヌメロロジにわたるアライメントは、長いCP OFDMシンボルの存在によって複雑になり得る。
図4に示すように、LTEは各スロットの先頭に長いCP OFDMシンボルを有する。異なるヌメロロジはまた、LTEサブフレームと互換性があるように、または15kHzのサブキャリア間隔を有する非LTEサブフレームがLTEサブフレームとアライメントするために長いCPシンボルを含む場合、15kHzのサブキャリア間隔を有する非LTEサブフレームと互換性があるように、スケーリングされた長いCP OFDMシンボルを使用し得る。
【0053】
以下の実施形態では、異なるヌメロロジ間でのアライメントを可能にする、異なるヌメロロジのための時間−周波数割り当て構造が開示される。以下の一部の実施形態は、時分割複信(TDD)システムに特に関連している。TDDシステムでは、アップリンク通信とダウンリンク通信との両方が同じ周波数帯域を共有する。従って、TDDシステムでは、アップリンク通信とダウンリンク通信との間に時間的に間隔を空けるために使用されるガード区間(GP)を用いて、アップリンクとダウンリンクとの間で通信が経時的に交番する。本明細書において、「ガード区間」は、典型的なアップリンクまたはダウンリンク送信がない時間長を意味するために使用される。ガード区間は、代わりにブランク区間と呼ばれる場合もある。
【0054】
しかしながら、以下の例示的な実施形態がTDDシステムに関連しているとしても、統合された複信フレーム構造において、本明細書に提示されるアライメント解決策は、周波数分割複信(FDD)フレーム構造も含み得る。FDDシステムでは、アップリンク送信とダウンリンク送信とが同じ周波数帯域を共有しないため、アップリンクとダウンリンクとの間の干渉の同じ問題は一般に存在しない。しかしながら、統合されたフレーム構造がTDDとFDDとの両方に使用される将来の用途があり得る。統合されたフレーム構造が使用され、システムがFDDからTDDに切り替わるとき、システムは、同じフレーム構造を使用し続けることができる。統合されたフレーム構造が使用されることにより、システムが、FDDからTDDに切り替わる度にフレーム構造がアライメントされているかを確認する必要がなくなる。
【0055】
サブフレームアライメント
サブフレームアライメントは、異なるヌメロロジにわたってOFDMシンボルのグループ間に境界アライメントがあるときに発生する。異なるヌメロロジにわたってシンボルごとのアライメントがあるわけではないが、1つのヌメロロジにおける1グループのOFDMシンボルの開始は、別のヌメロロジにおける別のグループのOFDMシンボルの開始とアライメントされる。サブフレームアライメントを有する例示的な実施形態を以下に説明する。シンボルアライメントについては後で説明する。
【0056】
図6は、異なるヌメロロジを有する時間−周波数リソースの1msの時間間隔を示している。15kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが202に示されており、30kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが204に示されている。長いCP OFDMシンボルは、ここでも、OFDMシンボルの上部に沿ったハッチングを使用して示されている。「D」とラベル付けされた、またはラベルが付けられていないブロックはダウンリンクOFDMシンボルであり、「U」とラベル付けされたブロックはアップリンクOFDMシンボルである。「GP」とラベル付けされたブロックは、その間にデータ送信がないガード区間として使用されるシンボル時間長である。
図6の表記はまた、後続の図においても使用される。
【0057】
ダウンリンクからアップリンクへの、またはその逆への切り替わりがあるときはいつでもガード区間が挿入される。本実施形態では、15kHzのヌメロロジは1msごとにサブフレームを有し、30kHzのヌメロロジは0.5msごとにサブフレームを有する。30kHzのヌメロロジのOFDMシンボルは、15kHzのヌメロロジのOFDMシンボルの長さの半分にスケーリングされる。従って、15kHzのヌメロロジの各サブフレームは、30kHzのヌメロロジのサブフレームの開始と時間的にアライメントされる。208および210に示すように、15kHzのヌメロロジおよび30kHzのヌメロロジの両方のガード区間およびアップリンクOFDMシンボルもシンボルアライメントされている。ガード区間およびアップリンクシンボルは、ガード区間およびアップリンクシンボルが15kHzのヌメロロジのサブフレーム内にある30kHzのヌメロロジの最後の長いOFDMシンボル217よりも時間的に遅れて発生するため、シンボルアライメントされ、従って、ガード区間およびアップリンクシンボルは、シンボルのミスアライメントの影響を受けない。図示の実施形態では、ガード区間およびアップリンクシンボルは、15kHzのヌメロロジのサブフレームの終わりにある。
【0058】
202で示される15kHzのヌメロロジのサブフレームは、ダウンリンクOFDMシンボルを主に含むため、「ダウンリンクが支配的な」サブフレームである。同様に、204に示す30kHzのヌメロロジの第2のサブフレームは、ダウンリンクが支配的である。214に示すように、第1の15kHzのダウンリンクが支配的なサブフレーム、それに続く第2の15kHzのダウンリンクが支配的なサブフレーム、それに続く15kHzのアップリンクサブフレームの繰り返しパターンである、15kHzのヌメロロジ時間−周波数割り当て構造が使用され得る。215に示すように、対応する30kHzのヌメロロジの時間−周波数割り当て構造は、30kHzのダウンリンクサブフレーム、それに続く30kHzのダウンリンクが支配的なサブフレーム、それに続く30kHzのダウンリンクサブフレーム、それに続く30kHzのダウンリンクが支配的なサブフレーム、それに続く2つの30kHzのアップリンクサブフレームの繰り返しパターンであり得る。
【0059】
図6では、ダウンリンクおよびアップリンクの両方のOFDMシンボルが存在する。ダウンリンクおよびアップリンクOFDMシンボルの両方が存在する時間間隔は、「自己完結型(self−contained)TDD時間間隔」と呼ばれる。
図6の時間−周波数割り当て構造は、1msの自己完結型TDD時間間隔を有すると呼ぶことができる。
【0060】
ガード区間として使用される
図6のOFDMシンボル時間長の数は、ヌメロロジに応じて変わり得ることに留意されたい。例えば、代替的な実施形態では、標準CP OFDMシンボルと時間長が等しい、間隔204におけるガード区間216の第1の部分は、標準CP OFDMシンボルを介してデータを伝達するために代わりに使用されてもよい。別の例として、OFDMシンボル218は、3つの標準CP OFDMシンボルの時間長に等しい30kHzのヌメロロジでのガード区間を有するために、ガード区間の一部として代わりに使用されてもよい。
【0061】
図7は、異なるヌメロロジを有する時間−周波数リソースの0.5msの時間間隔を示している。15kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが252に示されており、30kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが254に示されており、60kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが256に示されている。
図7は、0.5msの自己完結型TDD時間間隔を有する時間−周波数割り当て構造を表している。アップリンクOFDMシンボルは、アップリンクOFDMシンボルが図示の15kHzのヌメロロジの0.5msの時間間隔内にある60kHzのヌメロロジの一部の最後の長いOFDMシンボルよりも時間的に遅れて発生するため、シンボルアライメントされ、従って、アップリンクOFDMシンボルは、シンボルのミスアライメントの影響を受けない。図示の実施形態では、アップリンクシンボルは0.5msの時間間隔の終わりにある。具体的には、0.5msの最後の71.36μsがアップリンクに使用される。これは、0.5msの間隔に、15kHzのヌメロロジでは、1つのアップリンクOFDMシンボルがあり、0.5msの間隔に、30kHzのヌメロロジでは、2つのアップリンクOFDMシンボルがあり、0.5msの間隔に、60kHzのヌメロロジでは、4つのアップリンクOFDMシンボルがあることを意味する。ガード区間は設定可能である。可能なガード区間の例は、258、260、および262で示されている。特に、30kHzのヌメロロジおよび/または60kHzのヌメロロジのガード区間は、より小さくてもより大きくてもよい。
【0062】
図8は、異なるヌメロロジを有する時間−周波数リソースの0.5msの時間間隔を示している。15kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが282に示されており、60kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが284に示されている。
図8では、60kHzのヌメロロジは、14個のOFDMシンボルの自己完結型TDD時間間隔を有する。本例における60kHzのヌメロロジのサブフレームは、7個のOFDMシンボル(0.125ms)であり、60kHzのヌメロロジの1サブフレームおきのサブフレームの最後の2つのOFDMシンボルは、アップリンクOFDMシンボルである。残りはダウンリンクOFDMシンボルおよびガード区間に使用される。15kHzのヌメロロジのサブフレームは0.5msであり、15kHzのヌメロロジの図示のサブフレームはダウンリンク送信専用である。15kHzのヌメロロジのOFDMシンボルが60kHzのヌメロロジのアップリンクOFDMシンボルと時間的に重なるときはいつでも、60kHzのヌメロロジのアップリンク送信との干渉を軽減するために、15kHzのヌメロロジの重なっているOFDMシンボルがガード区間として代わりに設定される。図示の15kHzのサブフレーム内の7つの可能なOFDMシンボルのうち4つだけがデータ送信に使用される。しかしながら、シンボルのミスアライメントのために、15kHzのサブフレーム内の第3のOFDMシンボル285は、60kHzのサブフレーム内のアップリンクOFDMシンボルとわずかな重なり286のみを有する。従って、代替的な実施形態では、60kHzのサブフレーム内のアップリンク送信となんらかの干渉があり得ることを理解した上で、15kHzのサブフレーム内の第3のOFDMシンボル285を使用してデータを送信することができる。
【0063】
図8の実施形態の変形形態では、60kHzのヌメロロジの1つおきのサブフレームの終わりに、2つのアップリンクOFDMシンボルの代わりに、1つのアップリンクOFDMシンボルのみがあってもよい。60kHzのヌメロロジの1つおきのサブフレーム内に2つまたは3つのアップリンクOFDMシンボルに先行して、2つではなく、1つの標準CP OFDMシンボルと時間長が等しいガード区間のみが追加的または代替的にあってもよい。
【0064】
図9は、60kHzのヌメロロジの2番目に図示されたサブフレームにおいて、1つの標準CP OFDMシンボルの時間長と等しいガード区間が先行する、1つのアップリンクOFDMシンボルが存在する、
図8の変形形態を示している。60kHzのヌメロロジの4番目に図示されたサブフレームにおいて、2つのアップリンクOFDMシンボルが依然として存在するが、ただ1つの標準CP OFDMシンボルの時間長と等しいガード区間が先行している。
図9の実施形態では、15kHzのヌメロロジの図示されたサブフレーム内の可能な7つのOFDMシンボルのうちの5つがダウンリンク送信に使用され得る。15kHzのヌメロロジの図示されたサブフレーム内の他の2つのOFDMシンボルは、60kHzのヌメロロジにおけるアップリンク送信との干渉を緩和するためのガード区間として設定される。
【0065】
図10は、60kHzのヌメロロジの1つおきのサブフレームにおいて、1つのOFDMシンボルの時間長と等しいガード区間が先行する、1つのアップリンクOFDMシンボルが存在する、
図8の変形形態を示している。本実施形態では、15kHzのヌメロロジの図示されたサブフレーム内の可能な7つのOFDMシンボルのうちの5つがダウンリンク送信に使用され得る。15kHzのヌメロロジの図示されたサブフレーム内の他の2つのOFDMシンボルは、60kHzのヌメロロジにおけるアップリンク送信との干渉を緩和するためのガード区間として設定される。
【0066】
図11は、60kHzのヌメロロジが、7個のOFDMシンボルの自己完結型TDD時間間隔(0.125ms)を有する、変形形態を示している。60kHzのヌメロロジの各長いCP OFDMシンボルの前に、1つの標準CP OFDMシンボルの時間長と等しいガード区間が先行する、1つのアップリンク標準CP OFDMシンボルが存在する。本実施形態は、15kHzのヌメロロジの図示されたサブフレーム内の7つの使用可能なOFDMシンボルのうちの5つが、60kHzのヌメロロジにおけるアップリンク送信との干渉を緩和するためのガード区間として設定される、という起こり得る欠点を有する。15kHzのヌメロロジの図示されたサブフレームの5番目のOFDMシンボルは、289に示されている。このシンボル289はガード区間として示されているが、60kHzのヌメロロジにおけるアップリンクシンボルとのわずかな重なり290しかなく、従って、なんらかの干渉を伴ってOFDMシンボル289を使用してダウンリンクでデータを代わりに送信することが可能であり得る。
図11は、より高いヌメロロジの自己完結型TDD時間間隔がより頻繁になればなるほど、ガード区間として設定される必要があり得る、より低いヌメロロジにおけるOFDMシンボルの数が多くなる、という原理を示している。
【0067】
図12から
図14は、異なるヌメロロジを有する時間−周波数リソースの0.25msの時間間隔を示している。30kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが312に示されており、60kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが314に示されている。
図12および
図13の30kHzのヌメロロジおよび60kHzのヌメロロジの両方とも、0.25msの自己完結型TDD時間間隔を有する。
図14は、60kHzのヌメロロジのみについて0.125msの自己完結型TDD時間間隔を有する。
図14では、30kHzのヌメロロジのOFDMシンボルが60kHzのヌメロロジのアップリンクOFDMシンボルと時間的に重なるときはいつでも、30kHzのヌメロロジの重なっているOFDMシンボルがガード区間として設定される。
【0068】
シンボルアライメント
シンボルアライメントは、最も低いサブキャリア間隔に対応するサブフレームの各シンボルが、より大きいサブキャリア間隔のサブフレームの整数個のシンボルとアライメントすることを意味する。低いサブキャリア間隔のシンボルとアライメントする、より大きいサブキャリア間隔のシンボルの数は、サブキャリア間隔間のスケーリング関係によって与えられる。シンボルアライメントは、長いCP OFDMシンボルと標準CP OFDMシンボルの両方に適用され、異なるヌメロロジのサブフレームがTDDフレーム構造内で同時に開始する場合、シンボルアライメントはサブフレームアライメントを可能にする。
【0069】
シンボルのアライメントが望ましい場合がある、低レイテンシアプリケーションなどのいくつかのシナリオが存在する。シンボルアライメントがある場合、任意のヌメロロジのために任意の時間長のTTUを持つ方が容易な場合もある。また、シンボルアライメントがある場合は、各ヌメロロジのTTUを時間の経過とともに変化させる方が容易な場合がある。また、シンボルアライメントがある場合、全TTU上で符号化/復号化するよりも、自己復号可能なOFDMシンボルを使用することも可能であり得る。
【0070】
周波数間隔f
s=f
0×2
n、ここで、f
0は基準周波数であり、f
0=15kHzである場合、2
n個のOFDMシンボルが1つの15kHzのOFDMシンボルとアライメントする。例えば、n=1のとき、周波数間隔は、f
s=30kHzであり、30kHzのヌメロロジの2
1=2個のOFDMシンボルが、15kHzのヌメロロジの1つのOFDMシンボルとアライメントする。しかしながら、シンボルアライメントは、長いCP OFDMシンボルの存在によって複雑になり得る。長いCP OFDMシンボルが存在するために、1つのヌメロロジのすべてのシンボルが別のヌメロロジのシンボルと必ずしもアライメントされるわけではない。例えば、
図6を再び参照すると、サブフレームアライメントがあるが、212に示すように、異なるヌメロロジの間に常にシンボルアライメントがあるとは限らない。
【0071】
しかしながら、シンボルアライメントを有する例示的な実施形態を以下に説明する。さらに、長いCP OFDMシンボル、または長いCP OFDMシンボルの追加の部分の潜在的に効率的な利用は、長いCP OFDMシンボルおよび標準CP OFDMシンボルを並べ替えることによってTDDフレームワークにおいて可能である。
【0072】
図15および
図16は、異なるヌメロロジを有する時間−周波数リソースの0.5msの時間間隔を示している。15kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが402に示されており、30kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが404に示されている。15kHzのヌメロロジおよび30kHzのヌメロロジの両方とも、0.5msの自己完結型TDD時間間隔を有する。
図15に示す例では、15kHzのヌメロロジでの単一の長いCP OFDMシンボル406は、アップリンクOFDMシンボルの直前に代わりに配置され、ガード区間と置き換えられる。つまり、15kHzのヌメロロジにおける単一の長いCP OFDMシンボルに等しいガード区間は、シンボルインデックス#0に単一の長いCP OFDMシンボルを有するのではなく、インデックス#5に存在する。インデックス#0は、標準CP OFDMシンボルを代わりに含む。加えて、30kHzのヌメロロジでの2つの長いCP OFDMシンボル408は、アップリンクOFDMシンボルの直前に配置され、ガード区間と置き換えられる。すべての他のOFDMシンボルは「標準CP OFDMシンボル」である。30kHzのヌメロロジの長いCP OFDMシンボルを互いに隣接させ、15kHzのヌメロロジの単一の長いCP OFDMシンボルと同じ位置に移動することで、シンボルのアライメントが達成され得る。さらに、長いCP OFDMシンボルをUL OFDMシンボルの直前に配置することによって、長いCP OFDMシンボルをガード区間と置き換えることができる。従って、長いCP OFDMシンボル時間長は、標準CP OFDMシンボルと時間長が等しいガード区間を使用するよりも0.52μs長いガード区間を提供するために使用される。より長いガード区間を有することにより、セルサイズに応じてよりロバストなタイミングアドバンスが提供され得る。より長いガード区間を有することによって、アップリンク時間長の開始前に、UEがそれらのアップリンク送信を開始するためのタイミングアドバンスに利用可能なより多くの時間がある。例えばセルが大きいために、UEが基地局から遠く離れている場合、そのUEではより長いタイミングアドバンスが必要になり得る。より長いガード区間を有することにより、より長いタイミングアドバンスをよりよく収容し得る。また、データ送信において長いCPを有することによるオーバーヘッドは、ガード区間の一部として長いCPを使用することによって軽減され得る。
【0073】
図16に示す例では、長いCP OFDMシンボルは使用されていない。しかしながら、長いCP OFDMシンボルを使用するLTEシステムと互換性を持たせるために、15kHzの標準CPと比較した長いCPの追加の長さである0.52μsに等しい時間の部分が、(図示のように)アップリンクOFDMシンボルの直前、またはダウンリンクOFDMシンボルの直後のいずれかで、アップリンクOFDMシンボルの前に挿入される。0.52μsの時間長はガード区間の一部として使用される。アップリンクOFDMシンボルの直前にある、15kHzのヌメロロジでのOFDMシンボルは、ガード区間と置き換えられる。同様に、アップリンクOFDMシンボルの直前にある、30kHzのヌメロロジでの2つのOFDMシンボルもまた、ガード区間と置き換えられる。
【0074】
図15および
図16は、2つのOFDMシンボルを包含する30kHzのヌメロロジにおけるガード区間を示しているが、代わりに、1つのOFDMシンボルのみまたは3つ以上のOFDMシンボルを包含するガード区間が使用されてもよい。一般に、アップリンクOFDMシンボルの数、およびガード区間として使用されるOFDMシンボルの数は変更され得る。
【0075】
図17は、
図15に対応するが、30kHzのヌメロロジが60kHzのヌメロロジに置き換えられた場合である。60kHzのヌメロロジに対応する時間−周波数リソースは405に示されている。
図18は、2つの長いCP OFDMシンボルのみが、アップリンクOFDMシンボルの前のガード区間として60kHzのヌメロロジで使用される
図17の変形形態である。407で示される他の2つの長いCP OFDMシンボルは、ダウンリンクでデータを送信するために使用される。
【0076】
図19は、
図16に対応するが、30kHzのヌメロロジが60kHzのヌメロロジに置き換えられた場合である。60kHzのヌメロロジに対応する時間−周波数リソースは405に示されている。
図20は、60kHzのヌメロロジにおけるガード区間が2つの標準CP OFDMシンボルのみを含む
図19の変形形態である。
【0077】
図21および
図22は、
図15および
図16にそれぞれ対応するが、30kHzが基準のヌメロロジとして選択された場合である。
図21および
図22は、異なるヌメロロジを有するシンボルアライメントされた時間−周波数リソースの0.25msの時間間隔を示している。30kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが412に示されており、60kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが414に示されている。30kHzのヌメロロジおよび60kHzのヌメロロジの両方とも、0.25msの自己完結型TDD時間間隔を有する。
図21に示す例では、30kHzのヌメロロジでの単一の長いOFDMシンボル416は、アップリンクOFDMシンボルの直前に、すなわちシンボルインデックス#0ではなくシンボルインデックス#5に配置され、ガード区間と置き換えられる。シンボルインデックス#0は、標準CP OFDMシンボルを代わりに含む。同様に、60kHzのヌメロロジでの2つの長いCP OFDMシンボル418は、アップリンクOFDMシンボルの直前に配置され、ガード区間と置き換えられる。
【0078】
図22では、長いCP OFDMシンボルは使用されていない。しかしながら、30kHzの標準CPと比較した長いCPの追加の長さである0.26μsに等しい時間の部分が、図示のようにアップリンクOFDMシンボルの直前、またはダウンリンクOFDMシンボルの直後のいずれかで、アップリンクOFDMシンボルの前に挿入される。0.26μsの時間長はガード区間の一部として使用される。アップリンクOFDMシンボルの直前にある、30kHzのヌメロロジでのOFDMシンボルは、ガード区間と置き換えられる。同様に、アップリンクOFDMシンボルの直前にある、60kHzのヌメロロジでの2つのOFDMシンボルもまた、ガード区間と置き換えられる。
【0079】
図23は、異なるヌメロロジを有するOFDMシンボルの0.5msのサブフレームを示している。15kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが432に示されており、30kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが434に示されており、60kHzのサブキャリア間隔を有する時間−周波数リソースが436に示されている。各サブフレームは、標準CP OFDMシンボルのみを使用するため、シンボルアライメントがある。しかしながら、長いCP OFDMシンボルを使用するLTEシステムと互換性を持たせるために、15kHzのサブキャリア間隔の標準CPと比較した長いCPの追加の長さである0.52μsに等しい時間の部分が、438に示すように各サブフレームの先頭に挿入される。一実施形態では、この時間長中にデータ送信は行われない。しかしながら、他の実施形態では、例えば一部のFDDの実施形態では、データ送信は0.52μsの部分の間に起こり得る。0.52μsの部分は16T
Sに相当し、ここで、T
Sはサンプリング時間であり、T
S=FFTサイズ/OFDMシンボル時間長である。
図5から、第2組の66.66667μsは、2048ポイントのFFTサイズでの15kHzのシンボル時間長である。時間では、サンプリングはT
Sμsごとに行われ、ここで、0.52μsは16T
Sに相当する。16T
Sが先頭に来て、第1のシンボルのCPの一部として使われる場合もある。
【0080】
あるいは、0.52μsに等しい時間の部分が各サブフレームの終わりに代わりに挿入されてもよい。440に示すように、ダウンリンクサブフレームからアップリンクサブフレームへの切り替わり、またはその逆の切り替わりがあるとき、ガード区間が必要である。0.52μsはガード区間の一部として含まれている。従って、0.52μsの時間長は、オーバーヘッドとして作用する代わりに、アップリンクおよびダウンリンクOFDMシンボル間の必要なガード区間の一部として含まれてもよい。時間間隔は、0.5msではなく、0.49949msに関してスケーラブルであることに留意されたい。7つの15kHz OFDMシンボルがサブフレーム時間長として定義されるとき、15kHz、30kHz、および60kHzのヌメロロジは、0.49949ms、0.49949/2ms、0.44949/4msのスケーラブルサブフレーム時間長をそれぞれ有する。
【0081】
図6から
図23に関連して説明した実施形態のすべてにおいて、以下のヌメロロジ、すなわち15kHz、30kHz、および60kHzのサブキャリア間隔のいくつかまたはすべてが使用されてきた。しかしながら、これらの実施形態のすべては、直接的な仕方で他のヌメロロジを使用するように修正することができる。完全を期すために、7.5kHzサブキャリア間隔を含むいくつかの例を
図24から
図27に示す。具体的には、
図24から
図27は、
図17から
図20にそれぞれ対応するが、7.5kHzおよび30kHzのヌメロロジを有する。
【0082】
図24では、7.5kHzのヌメロロジに対応する時間−周波数リソースは462に示されており、30kHzのヌメロロジに対応する時間−周波数リソースは464に示されている。
図25は、2つの長いCP OFDMシンボルのみが、アップリンクOFDMシンボルの前のガード区間として30kHzのヌメロロジで使用される
図24の変形形態である。467で示される他の2つの長いCP OFDMシンボルは、ダウンリンクでデータを送信するために使用される。
【0083】
図26においても、7.5kHzのヌメロロジに対応する時間−周波数リソースは462に示されており、30kHzのヌメロロジに対応する時間−周波数リソースは464に示されている。
図27は、30kHzのヌメロロジにおけるガード区間が2つの標準CP OFDMシンボルのみを含む
図26の変形形態である。基準ヌメロロジとして7.5kHzを使用すると、追加のCPがスケーリングされる。例えば、
図26および
図27に示すように、
図19および
図20の0.52μsのストリップと比較して、1.04μsのストリップがガード区間の一部として使用される。1.04μsは、7.5kHzサブキャリア間隔の標準CPと比較した、長いCPの追加の時間長に等しい。
【0084】
図6から
図27に関連して説明された実施形態のすべてにおいて、ダウンリンクが支配的なサブフレームが示されてきた。同じ議論がアップリンクが支配的なサブフレームにも当てはまる。例えば、
図6から
図27のすべては、すべてのアップリンクOFDMシンボルをダウンリンクOFDMシンボルで置き換えるように、およびその逆に修正し得る。
【0085】
図28は、シンボルのミスアライメントについてより一般的に説明している。
図28および残りの図のいくつかの以下の説明では、「有効シンボル時間長」および「合計シンボル時間長」という用語が使用される。有効なシンボル時間長は、OFDMシンボルの時間長からCPの時間長を引いたものを指す。合計シンボル時間長は、有効シンボル時間長とCP時間長との和である。
【0086】
図28は、異なるサブキャリア間隔を有するサブキャリア周波数セット上でミスアライメントされているシンボルを運ぶフレーム構造500を示している。フレーム構造500は、1つ以上のサブフレームを含み得る。
【0087】
一連のOFDMシンボル501〜514は、フレーム590内のサブキャリアセット591上で送信される。フレーム590は1つ以上のサブフレームを含み得る。一連のOFDMシンボル561〜567もまた、フレーム590内のサブキャリアセット592上で送信される。シンボル501〜514のそれぞれが、有効シンボル部分521〜534およびCP 541〜554を含む。CPはハッチングで示されている。同様に、シンボル561〜567のそれぞれが、有効シンボル部分571〜577およびCP 581〜587を含む。サブキャリアセット591のサブキャリア間隔はサブキャリアセット592のサブキャリア間隔よりも大きいため、シンボル501〜514のそれぞれの合計シンボル時間長はシンボル561〜567のそれぞれの合計シンボル時間長よりも小さい。本例では、サブキャリアセット591のサブキャリア間隔は、サブキャリアセット592のサブキャリア間隔の2倍である。その結果、有効シンボル部分521〜534のそれぞれの時間長は、有効シンボル部分571〜577のそれぞれの時間長の半分である。他の例もまた可能である。例えば、サブキャリアセット591のサブキャリア間隔は、サブキャリアセット592のサブキャリア間隔の任意の整数倍であり得る。
【0088】
加えて、先頭シンボル501のサイクリックプレフィックス541は、シンボル502〜514のサイクリックプレフィックス542〜554よりも長い時間長を有する。長いCP OFDMシンボル501は、166のように、OFDMシンボルの上部に沿ったハッチングを使用して示されている。長いCPは、フレーム590内の先頭シンボル501と、フレーム590に先行するフレーム内の後縁シンボル、すなわち最後のシンボルとの間のシンボル間干渉を緩和するのを助け得る。先頭シンボル561のCP 581も、同様の理由でシンボル562〜567のサイクリックプレフィックス582〜587よりも長い時間長を有する。
【0089】
CP 541および581の時間長がより長いことにより、シンボル501と502との対が、シンボル561のシンボル時間長とは異なる合成シンボル時間長を持つ。その結果、595に示されるように、シンボル502の後縁はシンボル561の後縁とミスアライメントにされる。ミスアライメントは、後続のシンボルのアライメントにも影響する。例えば、シンボル502および561の後縁間のミスアライメントは、シンボル503と504との対をシンボル562とミスアライメントにさせ、それが次にシンボル511と512との対をシンボル566とミスアライメントにさせ、それが次にシンボル513と514との対をシンボル567とミスアライメントにさせる。
【0090】
図29は、異なるサブキャリア間隔を有するサブキャリア周波数セット上でアライメントされているシンボルを運ぶフレーム690のフレーム構造600を示している。フレーム690は1つ以上のサブフレームを含み得る。
【0091】
一連のOFDMシンボル601〜614は、サブキャリアセット691上で送信され、一連のOFDMシンボル661〜667は、サブキャリアセット692上で送信される。サブキャリアセット691は、サブキャリアセット692よりも大きいサブキャリア間隔を有する。例えば、サブキャリア691のサブキャリア間隔は60kHzであってよく、サブキャリア692のサブキャリア間隔は30kHzであってよい。その結果、シンボル601〜614はシンボル661〜667よりも短い有効シンボル時間長、サイクリックプレフィックス時間長、および合計シンボル時間長を有する。しかしながら、フレーム構造600では、695のように、シンボル602の後縁はシンボル661の後縁とアライメントされるように、先頭シンボル601のサイクリックプレフィックス631の時間長が長くされる。代替的な実施形態では、先頭シンボル661の後縁をシンボル602の後縁とアライメントするために、先頭シンボル661のサイクリックプレフィックス681の時間長が短くされ得る。本明細書で言及されるように、シンボルが互いの1つの基本時間単位(T
s)内で終了する場合、1つのシンボルの後縁は別のシンボルの後縁と「アライメント」される。基本時間単位の時間長は、標準的な電気通信プロトコルによって変わり得る。一例として、第4世代ロングタームエボリューション(4G LTE)は、32.6ナノ秒(ns)として基本時間単位を定義している。
【0092】
シンボル601および602をシンボル661とアライメントすることによって、シンボル603の前縁はシンボル662の前縁とアライメントされる。本明細書で言及されるように、それぞれのシンボル送信が互いの1つの基本時間単位(Ts)内に始まる場合、1つのシンボルの前縁は別のシンボルの前縁と「アライメント」される。本例では、シンボル603および604のサイクリックプレフィックス633および634は、シンボル602のサイクリックプレフィックス632と同じ時間長を有し、これはシンボル662のサイクリックプレフィックス682の持続時間の約半分である。その結果、シンボル604の後縁はシンボル662の後縁とアライメントされる。シンボル611、612、613、および614はシンボル603および604と同じサイクリックプレフィックス時間長を有し、シンボル666および667はシンボル662と同じサイクリックプレフィックス時間長を有する。その結果、シンボル611および612はシンボル666とアライメントし、シンボル613および614はシンボル667とアライメントする。
【0093】
図30は、OFDMシンボル601、602、603、および604が、2つのヌメロロジの間で2のスケーラブルファクタでシンボル661および662とどのようにアライメントされるかの拡大図の図である。本例では、CP1は先頭シンボル601のサイクリックプレフィックス631の時間長であり、CP2はシンボル602のサイクリックプレフィックス632の時間長であり、CP3は先頭シンボル661のサイクリックプレフィックス681の時間長であり、CP4はシンボル662のサイクリックプレフィックス682の時間長である。シンボル602および661の後縁が時間領域でアライメントされることを確実にするために、サイクリックプレフィックス631、632、および681の割合は、CP3=CP1+CP2となるように設定される。シンボル604および662の後縁が時間領域でアライメントされることを確実にするために、サイクリックプレフィックス633、634、および682の割合は、CP4=2*CP2となるように設定される。
【0094】
図30は、
図23に関連して前述した実施形態と均等であるとみなすことができる、すなわち、
図23の時間のストリップ438は
図30のCP1−CP2の時間長であることに留意されたい。
図30(および
図31)では、CP3−CP4=CP1−CP2であり、これは
図23では0.52usに等しい。
【0095】
図30に示す2つのヌメロロジが2倍異なるサブキャリア間隔を有するため、CP4はCP2の2倍の長さである。代替的な例では、
図31を参照すると、サブキャリア791は、サブキャリア792の4倍のサブキャリア間隔(例えば、60kHzおよび15kHz)を有する。サイクリックプレフィックス731、732、733、734、および781の割合は、CP3=CP1+3*CP2となるように設定される。シンボル708および762の後縁が時間領域でアライメントされることを確実にするために、サイクリックプレフィックス735、736、737、738、および782の割合は、CP4=4*CP2となるように設定される。異なるサブキャリア間隔を有する異なる比率のシンボルをアライメントさせるための他の構成が、当業者には明らかなはずである。
【0096】
一部の実施形態では、同じフレーム内にアライメントされている2つ以上のシンボルのグループが、互いに独立してスケジューリングされ得る。例として、シンボル601および602を1つのトラフィックフローに割り当てることができ、シンボル603および604を別のトラフィックフローに割り当てることができる。同様に、シンボル661および662は異なるトラフィックフローに割り当てられてもよい。単一のサブフレーム内のシンボルのグループが、それらのシンボルのすべてがアライメントされていなくても、グループの先頭と終わりがアライメントされている限り、独立してスケジューリングされ得ることがさらに企図されている。例えば、サイクリックプレフィックス681が短くされ、サイクリックプレフィックス682が同じ長さだけ長くされた場合、シンボル602および661の終わりはアライメントされないが、シンボル604および662の終わりはアライメントされたままになる。追加的または代替的に、
図33を参照して以下に説明されるように、同じサブフレーム内の2つ以上のシンボルは、より長いサイクリックプレフィックス時間長を有し得る。
【0097】
異なるサブキャリア間隔を有する、サブバンドセット上で伝達されるシンボルは、サブフレームベース、スロットベース、またはミニスロットベースでアライメントされ得る。所与のより長いシンボルとアライメントされたより短いシンボルの数は、それぞれのシンボルのCP長に基づいて変わり得る。シンボルのサブセットをアライメントすることは、より高い粒度のスケジューリングを可能にし、それは、より低いレイテンシのデータ送信を可能にし得る。例えば、データ送信は、フレームごとではなく、シンボルがアライメントする点でフレーム中でスケジューリングできる。
【0098】
図32は、送信機によって実行され得る、データを送信するための方法800の一実施形態のフローチャートである。ステップ810において、送信機は、少なくとも第1のシンボルおよび第2のシンボルを、フレーム内の第1のサブキャリアセット上で送信する。第1のシンボルと第2のシンボルとは、同じ有効シンボル時間長および異なるサイクリックプレフィックス時間長を有する、時間領域における連続するシンボルである。ステップ820において、送信機は、第1のシンボルおよび第2のシンボルとは異なる有効シンボル時間長を有する、少なくとも第3のシンボルをフレーム内の第2のサブキャリアセット上で送信し、第1のシンボルおよび第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの合成時間長は、第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの時間長の1基本時間単位以内である。一実施形態では、無線通信のための別の方法が提供される。本方法は、第1のサブキャリア間隔を有する第1のサブフレームを送信するステップを含む。第1のサブフレームは、第1のシンボルと第2のシンボルとを含む第1の複数のシンボルを含む。第1のシンボルは第1の長さを有する第1のサイクリックプレフィックスを含み、第2のシンボルは第1の長さより短い第2の長さを有する第2のサイクリックプレフィックスを含む。本方法は、第1のサブキャリア間隔よりも小さい第2のサブキャリア間隔を有する第2のサブフレームを送信するステップをさらに含む。第2のサブフレームは、少なくとも第3のシンボルと第4のシンボルとを含む第2の複数のシンボルを含む。第3のシンボルは第3の長さを有する第3のサイクリックプレフィックスを含み、第4のシンボルは第4のサイクリックプレフィックスを含む。いずれの実施形態でも、第1、第2、第3、および第4のサイクリックプレフィックスは、第1のサブフレーム内の少なくとも1つのシンボルの終わりが第2のサブフレーム内の少なくとも1つのシンボルの終わりと時間的にアライメントするように構成される。
【0099】
一部の実施形態は、15kHz、30kHz、および/または60kHzのサブキャリア間隔を有するサブキャリア周波数上でシンボルを伝達し得る。15、30、および60kHzのサブキャリア間隔に対する有効シンボル時間長は、それぞれ、2048基本時間単位、1024基本時間単位、および512基本時間単位であり得る。
【0100】
図33は、15kHzおよび30kHzのサブキャリア間隔を有する、サブキャリア周波数セット上でシンボルを送信するためのフレーム構造の一実施形態の図である。本例では、フレーム時間長は、基準ヌメロロジとして15kHzのヌメロロジに基づいている。
図33(および
図34から
図37)のハッチングは、長いCP OFDMシンボルの存在を示し、これは、
図33において0.5msの間隔の先頭に位置する。ハッチング部分はデータを送信するために使用され得る。
【0101】
フレーム内の最初の15kHzシンボルと8番目の15kHzシンボルは160基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の15kHzシンボルは144基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。フレーム内の最初の30kHzシンボルとフレーム内の15番目の30kHzシンボルは88基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の30kHzシンボルは72基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。より長いサイクリックプレフィックス時間長を有するシンボルは、それぞれのサブフレーム内の他の場所に代わりに配置され得ることも企図されている。例えば、n番目の15kHzシンボルおよび(2n−1)番目の30kHzシンボルがより長いサイクリックプレフィックス時間長を有する場合、30kHzシンボルの各対は、依然として各15kHzシンボルとアライメントされる。
【0102】
図34は、15kHzおよび30kHzのサブキャリア間隔を有する、サブキャリア周波数セット上でシンボルを送信するためのフレーム構造の一実施形態の図である。本例では、フレーム時間長は、基準ヌメロロジとして30kHzのヌメロロジに基づいている。各0.5msのフレーム内の最初の15kHzシンボルは160基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の15kHzシンボルは144基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。各0.5msのフレーム内の最初の30kHzシンボルは88基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の30kHzシンボルは72基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。
【0103】
図34に示す実施形態の代替的な実施形態では、より長いCPを有する第1のOFDMシンボルは、0.5msごとではなく、1msごとにしか存在し得ない。代わりに追加のCP部分が1msごとである場合、
図34の15kHz間隔の8番目のシンボルに対する長いCPの追加の部分は、最初のOFDMシンボルに代わりに加えられ、8番目のシンボルは、最初のOFDMシンボルを除く他のOFDMシンボルと同じCP長を代わりに有する。30kHzの間隔は同様の構造、すなわち1msごとの先頭にまとめられた長いストリップを有する。
【0104】
図35は、30kHzおよび60kHzのサブキャリア間隔を有する、サブキャリア周波数セット上でシンボルを送信するためのフレーム構造の一実施形態の図である。本例では、フレーム時間長は、30kHzのヌメロロジに基づいている。各0.5msのフレーム内の最初の30kHzシンボルは88基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の30kHzシンボルは72基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。各0.5msのフレーム内の最初の60kHzシンボルは52基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の60kHzシンボルは36基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。代替的な実施形態では、30kHzのヌメロロジに基づく0.5msのフレームは、80基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する2つの30kHzシンボル、および72基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する12個の30kHzシンボル、ならびに44基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する2つの60kHzシンボル、および36基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する24個の60kHzシンボルを含み得る。80基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する各30kHzシンボルは、44基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する1つの60kHzシンボルと36基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する1つの60kHzシンボルとを含む1対の60kHzシンボルとアライメントされ得る。72基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する各30kHzシンボルは、36基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を両方とも有する1対の60kHzシンボルとアライメントされ得る。
【0105】
図36は、30kHzおよび60kHzのサブキャリア間隔を有する、サブキャリア周波数セット上でシンボルを送信するためのフレーム構造の一実施形態の図である。本例では、フレーム時間長は、60kHzのヌメロロジに基づいている。各0.25msのフレーム内の最初の30kHzシンボルは80基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の30kHzシンボルは72基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。各0.25msのフレーム内の最初の60kHzシンボルは44基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有し、他の60kHzシンボルは36基本時間単位のサイクリックプレフィックス時間長を有する。
【0106】
他の構成も企図されている。例えば、異なる長さのサイクリックプレフィックスを有することは、サブキャリア間隔の割合に対応するよりも多くのシンボルを1つのサブフレームに含めることを可能にし、より高いスペクトル効率をもたらし、各ヌメロロジにおいて少なくとも最初のシンボルの始まりと最後のシンボルの終わりとのアライメントを維持し得る。以下の表1は、いくつかの例示的なヌメロロジを示す。一部の実施形態では、15kHzサブキャリア間隔を有する14個のシンボルが、30kHzサブキャリア間隔を有する29個以上のシンボルまたは60kHzサブキャリア間隔を有する57個以上のシンボルとアライメントし得ることが分かる。他の実施形態では、30kHzサブキャリア間隔を有する28個のシンボルが、60kHzサブキャリア間隔を有する57個以上のシンボルとアライメントし得る。表1における一例として、1msの1サブフレームは、異なるCPオーバーヘッドを有する60kHzのサブキャリア間隔(SCS)を有する56、57、58、または59個のシンボルを構成することができ、標準CPを有する15kHzのSCSを有する14個のシンボルを有する1つのサブフレームとアライメントできる。また、異なるCPオーバーヘッドを有する30kHzのSCSを有する28または29個のシンボルを有する1つのサブフレームとアライメントすることができる。3.75kHzまたは7.5kHzなどのより小さなサブキャリア間隔、および120kHzなどのより大きなサブキャリア間隔を含む他の構成も可能である。
【0108】
図37は、15kHz、30kHz、および60kHzのサブキャリア間隔を有する、サブキャリア周波数セット上でシンボルを送信するためのフレーム構造の一実施形態の図である。本例では、フレーム時間長は、60kHzのヌメロロジに基づいている。本例では、1つおきの最初の15kHzのシンボルは、それらのフレームの最初の30kHzおよび60kHzのシンボルとアライメントされない。
【0109】
異なるサブフレーム間のオフセット
シンボルアライメントは、上記の実施形態のいくつかにおいて論じられている。しかしながら、異なる時間−周波数リソースセット間にシンボルアライメントがあっても、1つの時間−周波数リソースセット内でサブフレームが始まるシンボルは、別の時間−周波数リソースセット内で始まるシンボルと同じではない場合がある。すなわち、1つの時間−周波数リソースセットのサブフレームのインデックス0は、別の時間−周波数リソースセットのサブフレームのインデックス0とアライメントされない場合がある。2つの時間−周波数リソースセットが同じヌメロロジを有するときでも、1つの時間−周波数リソースセットのサブフレームのインデックス0は、別の時間−周波数リソースセットのサブフレームのインデックス0とアライメントされない場合がある。これは、同じヌメロロジに属する2つのサブフレームが異なる時間長をさらに有し得るためである。例えば、LTEシステムにおける15kHzのサブフレームは、それぞれ7個のOFDMシンボルの2つのスロットを含む14個のOFDMシンボルを有するが、非LTEシステムにおけるサブフレームは、異なる数のOFDMシンボル、例えば7個のOFDMシンボルを有する場合がある。LTEサブフレームと非LTEサブフレームとの間の開始時間は、長いCP OFDMシンボルの位置に依存して、アライメントされない場合がある。TDDフレーム構造では、これは、長いCPシンボルがガード区間として使用される場合に潜在的に当てはまり得、最初にマッピングされないことがある。しかしながら、ガード区間を必要としないFDDフレーム構造では、異なるシステムがサブフレームに関して長いCPシンボルに対して同じ位置/インデックスを有するとき、シンボルアライメントはサブフレームアライメントに相当する。例えばFDDでは、14個のシンボルの1個のLTEサブフレームは、非LTEの15kHzサブフレームの7個のシンボルの2個のサブフレームに、シンボルアライメントおよびサブフレームアライメントの両方がなされ、各サブフレームの最初のシンボルは長いCPシンボルである。
【0110】
一般に、1つの時間−周波数リソースセットのサブフレームの開始シンボルは、別の時間−周波数リソースセットのサブフレームの開始シンボルからP個のシンボルだけオフセットされ得る。Pは設定可能であり得る。上の段落で述べた理由により、オフセットはTDDアーキテクチャではより意味がある。
【0111】
図38は、第1の時間−周波数リソースセット902および第2の時間−周波数リソースセット904を示している。第1の時間−周波数リソースセット902および第2の時間−周波数リソースセット904のそれぞれにおける送信はシンボルアライメントされている。以前の図のいくつかのように、OFDMシンボルの上部のクロスハッチングは、そのOFDMシンボルが長いCP OFDMシンボルであることを示している。時間−周波数リソース902および904はシンボルアライメントされているが、リソース902のサブフレームのインデックス0は、5OFDMシンボルだけリソース904のサブフレームのインデックス0からオフセットされている、すなわちP=5である。
図38の異なるリソースの組902および904に対する各サブフレーム内のシンボルの数は一例にすぎない。
【0112】
上で説明したように、一部の実施形態は、より長いシンボルが2つ以上のより短いシンボルセットと時間的にアライメントするように、先頭シンボルおよび後縁シンボルのサイクリックプレフィックス時間長を設定する。一部の実施形態は、各より長い時間長のシンボルを1つ以上のより短い持続時間のシンボルのセットとアライメントするように、異なるサブキャリア間隔を有するキャリア上で送信されるシンボルのサイクリックプレフィックス時間長を設定する。
【0113】
他の方法
図1を再び参照すると、各サブフレーム内の特定のアップリンクおよびダウンリンクOFDMシンボルの位置は、上述したサブフレームおよび/またはシンボルアライメントをもたらすために、サブフレーム構造に従って事前にまたは半静的に判定される。次いで、命令が基地局104およびUE 106a〜cのそれぞれのメモリ内に記憶される。命令は、OFDMシンボル時間間隔、ガード区間がある場所、およびOFDMシンボルがアップリンク通信用かダウンリンク通信用かを示す。次いで、UEは、基地局104内のスケジューラ110によってリソース上でスケジューリングされる。
【0114】
具体的な実施形態は上に記載されている。より一般的には、無線通信システム内の装置によって実行される方法が提供される。無線通信システムはTDDシステムであり得る。本方法を実施するための装置も開示される。本装置は、UEまたは基地局であり得る。一実施形態では、方法は、第1の時間−周波数リソースセットおよび第2の時間−周波数リソースセットのうちの1つを使用してデータを送信および受信するステップを含む。第1の時間−周波数リソースセットのOFDMシンボルのサブキャリア間の周波数間隔は、第2の時間−周波数リソースセットのOFDMシンボルのサブキャリア間の周波数間隔とは異なる。第1の時間−周波数リソースセットおよび第2の時間−周波数リソースセット上での送信はサブフレームアライメントされている。第1の時間−周波数リソースセットが1つ以上のダウンリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間−周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルは、第2の時間−周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルと、第2の時間−周波数リソースセットのガード区間と、のうちの少なくとも1つと時間的に重なる。第1の時間−周波数リソースセットが1つ以上のアップリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間−周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルは、第2の時間−周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルと、第2の時間−周波数リソースセットのガード区間と、のうちの少なくとも1つと時間的に重なる。
【0115】
図7などの一部の実施形態では、特定の時間長では、第1の時間−周波数リソースセットは、第1のダウンリンクOFDMシンボルと第1のアップリンクOFDMシンボルとの間に挿入される第1のガード区間を含み、第2の時間−周波数リソースセットは、第2のダウンリンクOFDMシンボルと第2のアップリンクOFDMシンボルとの間に挿入される第2のガード区間を含む。第1のガード区間と第2のガード区間とは異なる時間に始まるが同時に終了する。
【0116】
図8から
図11および
図14などの一部の実施形態では、特定の時間長では、第1の時間−周波数リソースセットはアップリンクOFDMシンボルとダウンリンクOFDMシンボルとの両方を運び、第2の時間−周波数リソースセットは、ダウンリンクOFDMシンボルのみと1つ以上のガード区間を運び、第1の時間−周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルは、第2の時間−周波数リソースセットのガード区間と時間的に重なる。一部の実施形態では、例えば、
図8のように、GP 286がOFDMシンボルに置き換えられるとき、第1の時間−周波数リソースセットによって運ばれる別のアップリンクOFDMシンボルは、第2の時間−周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルと部分的に重なり得る。
【0117】
一部の実施形態では、特定の時間長では、第1の時間−周波数リソースセットはアップリンクOFDMシンボルとダウンリンクOFDMシンボルとの両方を運び、第2の時間−周波数リソースセットは、アップリンクOFDMシンボルのみと1つ以上のガード区間を運び、第1の時間−周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルは、第2の時間−周波数リソースセットによって運ばれるガード区間と時間的に重なる。
【0118】
例えば
図7のような一部の実施形態では、第1の時間−周波数リソースセットおよび第2の時間−周波数リソースセットの両方のサブキャリア周波数間隔とは異なるサブキャリア周波数間隔を有する第3の時間−周波数リソースセットも使用される。第3の時間−周波数リソースセットは、第1の時間−周波数リソースセットおよび第2の時間−周波数リソースセットの送信とサブフレームアライメントされた送信を運ぶ。第1の時間−周波数リソースセットが1つ以上のダウンリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間−周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルはまた、ダウンリンクOFDMシンボルと、第3の時間−周波数リソースセットのガード区間と、のうちの少なくとも1つと時間的に重なる。第1の時間−周波数リソースセットが1つ以上のアップリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間−周波数リソースセットにおけるアップリンクOFDMシンボルはまた、アップリンクOFDMシンボルと、第3の時間−周波数リソースセットにおけるガード区間と、のうちの少なくとも1つと時間的に重なる。
【0119】
一部の実施形態では、装置によって実行される別の方法は、時間−周波数リソースセットに従ってデータを送信および受信するステップを含む。時間−周波数リソースセットは、複数の時間長であって、各時間長の長さがt
Rであり、各時間長が長さt
Rの単一の標準CP OFDMシンボルを送信または受信するためである、複数の時間長と、データ送信がないガード区間と、を含む。ガード区間は、ダウンリンク送信とアップリンク送信との間に挿入される。ガード区間は、長さt
G≧t
Lの時間長を有し、ここで、t
Lは、単一の長いCP OFDMシンボルの時間長に等しく、ここで、t
L>t
Rである。アップリンク送信、例えばアップリンクOFDMシンボルと、ダウンリンク送信、例えばダウンリンクOFDMシンボルと、の間にガード区間が「挿入される」とき、これは、アップリンク送信がダウンリンク送信の前であり得ること、またはその逆であることを意味する。ダウンリンク送信とアップリンク送信との間に挿入されたガード区間は、アップリンク送信とダウンリンク送信との間に挿入されたガード区間と同じ意味であり、暗黙の順序はなく、ダウンリンクはアップリンクの前に来ることができ、その逆もできる。
【0120】
図15、
図17、
図18、および
図21などの一部の実施形態では、ガード区間は、長さt
G=k×t
Lの時間長を有し、ここで、kは整数であり、k≧1である。ガード区間は、時間長t
Rのダウンリンク標準CP OFDMシンボルと時間長t
Rのアップリンク標準CP OFDMシンボルとの間に挿入され得る。
図18のように、ガード区間の直前には単一の長いCP OFDMシンボルの通信のための長さt
Lの時間長が存在し得、ガード区間の直後には単一の標準CP OFDMシンボルの通信のための長さt
Rの時間長が存在し得る。
【0121】
一部の実施形態では、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が7.5kHzのとき、t
L=t
R+1.04μsであり、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が15kHzのとき、t
L=t
R+0.52μsであり、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が30kHzのとき、t
L=t
R+0.26μsであり、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が60kHzのとき、t
L=t
R+0.13μsである。
【0122】
一部の実施形態では、ガード区間は、時間長t
Rのダウンリンク標準CP OFDMシンボルと時間長t
Rのアップリンク標準CP OFDMシンボルとの間に挿入され、ガード区間は、長さt
G=k×t
R+t
Eの時間長を有し、ここで、kは整数であり、k≧0であり、ここで、t
Eは最も低いサブキャリア間隔を有する共存するヌメロロジについての長いCP OFDMシンボルと標準CP OFDMシンボルとの間の追加のCPの時間長である。例えば、
図19では、最も低いサブキャリア間隔を有する共存するヌメロロジは15kHzである。15kHzの場合、追加のCPは0.52μsであり、従って、t
E=0.52μsである。別の例として、
図26では、最も低いサブキャリア間隔を有する共存するヌメロロジは7.5kHzである。7.5kHzの場合、追加のCPは1.04μsであり、従って、t
E=1.04μsである。代わりに30kHzが最も低いサブキャリア間隔を有する共存するヌメロロジである場合、t
Eは0.26μsに等しい。
【0123】
一部の実施形態、例えば
図28では、時間−周波数リソースセットは第1の時間−周波数リソースセットであり、第1の時間−周波数リソースセット上の送信は第2の時間−周波数リソースセット上の送信とシンボルアライメントされ、第1の時間−周波数リソースセットのサブフレーム内の第1のOFDMシンボルは第2の時間−周波数リソースセットのサブフレーム内の第1のOFDMシンボルとアライメントされていない。
【0124】
他のシステム
図39は、本明細書で説明される方法を実行するための処理システム1100の一実施形態のブロック図を示し、これは、ホスト装置にインストールされ得る。図示のように、処理システム1100は、プロセッサ1104と、メモリ1106と、インターフェース1110〜1114とを備え、これらは、
図39に示すように構成されてもされなくてもよい。プロセッサ1104は、計算および/または他の処理関連タスクを行うように適合される、任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合であってよく、メモリ1106は、プロセッサ1104で実行するためのプログラミングおよび/または命令を記憶するように適合される、任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合であってよい。一実施形態では、メモリ1106は、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。インターフェース1110、1112、1114は、処理システム1100が他の装置/コンポーネントおよび/またはユーザと通信できるようにする、任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合であってよい。例えば、インターフェース1110、1112、1114のうちの1つ以上は、プロセッサ1104からのデータ、制御、または管理メッセージをホスト装置および/またはリモート装置上にインストールされたアプリケーションに伝達するように適合され得る。別の例として、インターフェース1110、1112、1114のうちの1つ以上は、ユーザまたはユーザ装置、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などが処理システム1100と相互作用/通信できるように適合され得る。処理システム1100は、長期保存用ストレージ、例えば不揮発性メモリなどの、
図39に示されていない追加的なコンポーネントを含んでもよい。
【0125】
一部の実施形態では、処理システム1100は、電気通信ネットワークまたはその部分にアクセスする、ネットワーク装置に含まれる。一例では、処理システム1100は、基地局、中継局、スケジューラ、コントローラ、ゲートウェイ、ルータ、アプリケーションサーバ、または電気通信ネットワークにおける任意の他の装置などの、無線または有線の電気通信ネットワークにおけるネットワーク側の装置にある。他の実施形態では、処理システム1100は、移動局、ユーザ機器(UE)、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット、ウェアラブル通信装置、例えばスマートウォッチなど、または電気通信ネットワークにアクセスするように適合される任意の他の装置などの、無線または有線の電気通信ネットワークにアクセスするユーザ−側の装置にある。
【0126】
一部の実施形態では、インターフェース1110、1112、1114のうちの1つ以上は、処理システム1100を、電気通信ネットワーク上でシグナリングを送信および受信するように適合される送受信機に接続する。
【0127】
図40は、電気通信ネットワーク上でシグナリングを送信および受信するように適合される送受信機1200のブロック図の図である。送受信機1200は、ホスト装置にインストールされてもよい。図示のように、送受信機1200は、ネットワーク側インターフェース1202と、結合器1204と、送信機1206と、受信機1208と、シグナルプロセッサ1210と、装置側インターフェース1212と、を備える。ネットワーク側インターフェース1202は、無線または有線の電気通信ネットワーク上でシグナリングを送信または受信するように適合される任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合を含み得る。結合器1204は、ネットワーク側インターフェース1202を通じて双方向通信を助けるように適合される任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合を含み得る。送信機1206は、ベースバンド信号を、ネットワーク側インターフェース1202を通じた送信に適切な変調キャリア信号に変換するように適合される任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合、例えばアップコンバータ、電力増幅器などを含み得る。受信機1208は、ネットワーク側インターフェース1202を通じて受信したキャリア信号を、ベースバンド信号に変換するように適合される任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合、例えば、ダウンコンバータ、低雑音増幅器などを含み得る。シグナルプロセッサ1210は、ベースバンド信号を、装置側インターフェース1212を通じた通信に適切なデータ信号に変換する、またはその逆を行うように適合される任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合を含み得る。装置側インターフェース1212は、シグナルプロセッサ1210とホスト装置内のコンポーネント、例えば処理システム600、ローカルエリアネットワーク(LAN)ポートなどとの間でデータ信号を伝達するように適合される任意のコンポーネントまたはコンポーネントの集合を含み得る。
【0128】
送受信機1200は、任意のタイプの通信媒体を通じてシグナリングを送信および受信し得る。一部の実施形態では、送受信機1200は、無線媒体を通じてシグナリングを送信および受信する。例えば、送受信機1200は、セルラー方式プロトコル、例えばロングタームエボリューション(LTE)など、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)プロトコル、例えば、Wi−Fiなど、または任意の他のタイプの無線プロトコル、例えば、Bluetooth(登録商標)、近距離通信(NFC)などの無線電気通信プロトコルに従って通信するように適合される無線送受信機であり得る。ネットワーク側インターフェース1202は、1つ以上のアンテナ/放射素子を備え得る。例えば、ネットワーク側インターフェース1202としては、単一のアンテナ、複数の別々のアンテナ、またはマルチレイヤ通信のために構成されるマルチアンテナアレイ、例えば、単一入力マルチ出力(SIMO)、マルチ入力単一出力(MISO)、マルチ入力マルチ出力(MIMO)などが挙げられる。他の実施形態では、送受信機1200は、有線媒体、例えば、ツイストペアケーブル、同軸ケーブル、光ファイバなどを通じてシグナリングを送信および受信する。特定の処理システムおよびまたは送受信機は、示されているコンポーネントのすべて利用することもあれば、コンポーネントのサブセットのみを利用することもあり、統合のレベルは、装置によって変わり得る。
【0129】
他の方法およびシステム
図41は、無線通信システムにおいてデータを送信するための例示的な方法である。ステップ1302において、k個の連続するOFDMシンボルが送信される。k個の連続するOFDMシンボルは、第1のサブキャリア間隔を有する。k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが時間長t
1を有し、k個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルが時間長t
2<t
1をそれぞれ有する。k個の連続するOFDMシンボルの合計時間長はT msである。ステップ1304において、n>k個の連続するOFDMシンボルが送信される。n個の連続するOFDMシンボルは、第1のサブキャリア間隔よりも大きい第2のサブキャリア間隔を有する。n個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが時間長t
3を有し、n個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルが時間長t
4<t
3をそれぞれ有する。n個の連続するOFDMシンボルの合計時間長はT msである。
【0130】
図41に関連して上述した方法を実施例1と呼ぶ。以下の他の実施例が企図されている。
【0131】
実施例2:T=0.5msである、実施例1に記載の方法。
【0132】
実施例3:T=0.25msである、実施例1に記載の方法。
【0133】
実施例4:n個の連続するOFDMシンボルが、k個の連続するOFDMシンボルと同時に送信される、実施例1から3のいずれか一実施例に記載の方法。
【0134】
実施例5:k個の連続するOFDMシンボルが、第1のサブキャリア間隔で第1のサブキャリアセット上で送信され、n個の連続するOFDMシンボルが、第2のサブキャリア間隔で第2のサブキャリアセット上で送信される、実施例1から4のいずれかい一実施例に記載の方法。
【0135】
実施例6:第1のサブキャリアセットと第2のサブキャリアセットとが、異なるキャリアに属する、実施例5に記載の方法。
【0136】
実施例7:第1のサブキャリアセットと第2のサブキャリアセットとが、同じキャリアに属する、実施例5に記載の方法。
【0137】
実施例8:第1のサブキャリア間隔が15kHzであり、第2のサブキャリア間隔が30kHzである、実施例1から7のいずれか一実施例に記載の方法。
【0138】
実施例9:第1のサブキャリア間隔が30kHzであり、第2のサブキャリア間隔が60kHzである、実施例1から7のいずれか一実施例に記載の方法。
【0139】
実施例10:k=7かつn=14である、実施例1から7のいずれか一実施例に記載の方法。
【0140】
実施例11:k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが、k個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有し、n個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが、n個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有する、実施例1から10のいずれか一実施例に記載の方法。
【0141】
実施例12:k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルの後縁が、n個の連続するOFDMシンボルのうちの第2のOFDMシンボルの後縁とアライメントされる、実施例1から11のいずれか一実施例に記載の方法。
【0142】
実施例13:第2のサブキャリア間隔が、第1のサブキャリア間隔の整数倍である、実施例1から12のいずれか一実施例に記載の方法。
【0143】
実施例14:整数倍が2の冪乗である、実施例13に記載の方法。
【0144】
実施例15:第1のサブキャリア間隔は15kHz×2iであり、ここで、iは整数であり、i≧0であり、第2のサブキャリア間隔は15kHz×2jであり、ここで、jは整数であり、j>iである、実施例1から14のいずれか一実施例に記載の方法。
【0145】
実施例16:方法が基地局によって実行される、実施例1から15のいずれか一実施例に記載の方法。
【0146】
実施例17:本方法がUEによって実行される、実施例1から15のいずれか一実施例に記載の方法。
【0147】
実施例18:実施例1から15のうちのいずれか一実施例に記載の方法を実行するように構成される、送信機(基地局またはUEの一部であり得る)、または基地局、またはUE。
【0148】
実施例19:メモリと、少なくとも1つのプロセッサであって、少なくとも1つのプロセッサが、実施例1から15のいずれか一実施例に記載の方法を装置に実行させるために、メモリに記憶された命令を実行するように動作可能である、少なくとも1つのプロセッサと、を有する装置。装置は、送信機(基地局またはUEの一部であり得る)であってもよいし、装置は基地局またはUEであってもよい。
【0149】
実施例20:第1のサブキャリア間隔を有するk個の連続するOFDMシンボルを送信し、k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが時間長t
1を有し、k個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルが時間長t
2<t
1をそれぞれ有し、k個の連続するOFDMシンボルの合計時間長はT msであり、第1のサブキャリア間隔よりも大きい第2のサブキャリア間隔を有するn>k個の連続するOFDMシンボルを送信し、n個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが時間長t
3を有し、n個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルが時間長t
4<t
3をそれぞれ有し、n個の連続するOFDMシンボルの合計時間長がT msである、ように構成される、送信機。
【0150】
実施例21:T=0.5msである、実施例20に記載の送信機。
【0151】
実施例22:T=0.25msである、実施例20に記載の送信機。
【0152】
実施例23:送信機が、k個の連続するOFDMシンボルと同時にn個の連続するOFDMシンボルを送信するように構成される、実施例20から22のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0153】
実施例24:送信機が、第1のサブキャリア間隔で第1のサブキャリアセット上でk個の連続するOFDMシンボルを送信し、第2のサブキャリア間隔で第2のサブキャリアセット上でn個の連続するOFDMシンボルを送信するように構成される、実施例20から23のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0154】
実施例25:第1のサブキャリアセットと第2のサブキャリアセットとが、異なるキャリアに属する、実施例24に記載の送信機。
【0155】
実施例26:第1のサブキャリアセットと第2のサブキャリアセットとが、同じキャリアに属する、実施例24に記載の送信機。
【0156】
実施例27:第1のサブキャリア間隔が15kHzであり、第2のサブキャリア間隔が30kHzである、実施例20から26のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0157】
実施例28:第1のサブキャリア間隔が30kHzであり、第2のサブキャリア間隔が60kHzである、実施例20から26のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0158】
実施例29:k=7かつn=14である、実施例20から26のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0159】
実施例30:k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが、k個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有し、n個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが、n個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有する、実施例20から29のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0160】
実施例31:k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルの後縁が、n個の連続するOFDMシンボルのうちの第2のOFDMシンボルの後縁とアライメントされる、実施例20から30のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0161】
実施例32:第2のサブキャリア間隔が、第1のサブキャリア間隔の整数倍である、実施例20から31のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0162】
実施例33:整数倍が2の冪乗である、実施例32に記載の送信機。
【0163】
実施例34:第1のサブキャリア間隔は15kHz×2
iであり、ここで、iは整数であり、i≧0であり、第2のサブキャリア間隔は15kHz×2
jであり、ここで、jは整数であり、j>iである、実施例20から33のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0164】
実施例35:送信機は基地局の一部である、実施例20から34のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0165】
実施例36:送信機はUEの一部である、実施例20から35のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0166】
図42は、無線通信システムにおいてデータを送信するための例示的な方法である。ステップ1402において、OFDMシンボルが生成される。ステップ1402は任意である。本方法は、代わりにステップ1404で開始してもよい。ステップ1404において、15kHz×2
nのサブキャリア間隔を有するサブキャリアセット上でk個の連続するOFDMシンボルが送信され、nは整数であり、n≧1である。k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが時間長t
1を有し、k個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルが時間長t
2<t
1をそれぞれ有する。k個の連続するOFDMシンボルの合計時間長はT msであり、T=0.5msまたはT=0.25msである。
【0167】
図42に関連して上述した方法は実施例37と呼ばれる。以下の他の実施例が企図されている。
【0168】
実施例38:第1のOFDMシンボルが、残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有する、実施例37に記載の方法。
【0169】
実施例39:サブキャリア間隔が30kHzであるように、n=1である、実施例37または実施例38に記載の方法。
【0170】
実施例40:方法が基地局によって実行される、実施例37から39のいずれか一実施例に記載の方法。
【0171】
実施例41:方法がユーザ機器(UE)によって実行される、実施例37から39のいずれか一実施例に記載の方法。
【0172】
実施例42:実施例37から39のうちのいずれか一実施例に記載の方法を実行するように構成される、送信機(基地局またはUEの一部であり得る)、または基地局、またはUE。
【0173】
実施例43:メモリと、少なくとも1つのプロセッサであって、少なくとも1つのプロセッサが、実施例37から39のいずれか一実施例に記載の方法を装置に実行させるために、メモリに記憶された命令を実行するように動作可能である、少なくとも1つのプロセッサと、を有する装置。装置は、送信機(基地局またはUEの一部であり得る)であってもよいし、装置は基地局またはUEであってもよい。
【0174】
実施例44:15kHz×2
nのサブキャリア間隔を有するサブキャリアセット上でk個の連続するOFDMシンボルを送信し、nが整数であり、n≧1であり、k個の連続するOFDMシンボルのうちの第1のOFDMシンボルが時間長t
1を有し、k個の連続するOFDMシンボルのうちの残りのOFDMシンボルが時間長t
2<t
1をそれぞれ有し、k個の連続するOFDMシンボルの合計時間長が0.5msである、ように構成される、送信機。
【0175】
実施例45:第1のOFDMシンボルが、残りのOFDMシンボルのそれぞれ1つのサイクリックプレフィックスよりも長いサイクリックプレフィックスを有する、実施例44に記載の送信機。
【0176】
実施例46:サブキャリア間隔が30kHzであるように、n=1である、実施例44または実施例45に記載の送信機。
【0177】
実施例47:送信機は基地局の一部である、実施例44から46のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0178】
実施例48:送信機はユーザ機器(UE)の一部である、実施例44から46のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0179】
図43は、無線通信システムにおいてデータを送信するための例示的な方法である。ステップ1502において、OFDMシンボルが生成される。ステップ1502は任意である。本方法は、代わりにステップ1504で開始してもよい。ステップ1504において、複数のOFDMシンボルがフレーム構造に従って送信される。フレーム構造は、k>1個の連続するOFDMシンボル時間長を含み、その直後に、j>1個の連続するOFDMシンボル時間長が続く。k個の連続するOFDMシンボル時間長およびj個の連続するOFDMシンボル時間長は、同じサブフレーム内にある。k個の連続するOFDMシンボル時間長のそれぞれ1つが、時間長t
1と第1のサイクリックプレフィックス(CP)長とを有する。j個の連続するOFDMシンボル時間長のそれぞれ1つが、時間長t
2>t
1と第1のCP長よりも大きい第2のCP長とを有する。
【0180】
図43に関連して上述した方法は実施例49と呼ばれる。以下の他の実施例が企図されている。
【0181】
実施例50:j個の連続するOFDMシンボル時間長のうちの少なくともいくつかが、サブフレーム内にガード区間を形成する、実施例49に記載の方法。
【0182】
実施例51:j個の連続するOFDMシンボル時間長のうちのすべてが、サブフレーム内にガード区間を形成する、実施例50に記載の方法。
【0183】
実施例52:k個の連続するOFDMシンボル時間長が、サブフレームの先頭ある、実施例49から51のいずれか一実施例に記載の方法。
【0184】
実施例53:複数のOFDMシンボルが、第1のサブキャリア間隔を有する第1の複数のOFDMシンボルであり、本方法が、第2のサブキャリア間隔を有する第2の複数のOFDMシンボルを送信するステップであって、第2の複数のOFDMシンボルのうちの送信されたOFDMシンボルが、第1の複数のOFDMシンボルのうちの同時に送信されたOFDMシンボルの時間長の整数倍である時間長を有する、ステップをさらに含む、実施例49から52のいずれか一実施例に記載の方法。
【0185】
実施例54:第2のサブキャリア間隔は15kHz×2
iであり、ここで、iは整数であり、i≧0であり、第1のサブキャリア間隔は15kHz×2
mであり、ここで、mは整数であり、m>iである、実施例53に記載の方法。
【0186】
実施例55:第2のサブキャリア間隔が15kHzであり、第1のサブキャリア間隔が60kHzである、実施例54に記載の方法。
【0187】
実施例56:実施例49から55のうちのいずれか一実施例に記載の方法を実行するように構成される、送信機(基地局またはUEの一部であり得る)、または基地局、またはUE。
【0188】
実施例57:メモリと、少なくとも1つのプロセッサであって、少なくとも1つのプロセッサが、実施例49から55のいずれか一実施例に記載の方法を装置に実行させるために、メモリに記憶された命令を実行するように動作可能である、少なくとも1つのプロセッサと、を有する装置。装置は、送信機(基地局またはUEの一部であり得る)であってもよいし、装置は基地局またはUEであってもよい。
【0189】
実施例58:複数のOFDMシンボルを場合により生成し、フレーム構造に従って複数のOFDMシンボルを送信し、フレーム構造は、k>1個の連続するOFDMシンボル時間長と、直後に続くj>1個の連続するOFDMシンボル時間長とを含み、k個の連続するOFDMシンボル時間長およびj個の連続するOFDMシンボル時間長が同じサブフレーム内にあり、k個の連続するOFDMシンボル時間長のそれぞれ1つが時間長t
1および第1のサイクリックプレフィックス(CP)長を有し、j個の連続するOFDMシンボル時間長のそれぞれ1つが時間長t
2>t
1および第1のCP長よりも大きい第2のCP長を有する、ように構成される送信機。
【0190】
実施例59:j個の連続するOFDMシンボル時間長のうちの少なくともいくつかが、サブフレーム内にガード区間を形成する、実施例58に記載の送信機。
【0191】
実施例60:j個の連続するOFDMシンボル時間長のうちのすべてが、サブフレーム内にガード区間を形成する、実施例59に記載の送信機。
【0192】
実施例61:k個の連続するOFDMシンボル時間長が、サブフレームの先頭ある、実施例58から60のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0193】
実施例62:複数のOFDMシンボルが、第1のサブキャリア間隔を有する第1の複数のOFDMシンボルであり、送信機が、第2のサブキャリア間隔を有する第2の複数のOFDMシンボルを送信し、第2の複数のOFDMシンボルのうちの送信されたOFDMシンボルが、第1の複数のOFDMシンボルのうちの同時に送信されたOFDMシンボルの時間長の整数倍である時間長を有する、ようにさらに構成される、実施例58から61のいずれか一実施例に記載の送信機。
【0194】
実施例63:第2のサブキャリア間隔は15kHz×2
iであり、ここで、iは整数であり、i≧0であり、第1のサブキャリア間隔は15kHz×2
mであり、ここで、mは整数であり、m>iである、実施例62に記載の送信機。
【0195】
実施例64:第2のサブキャリア間隔が15kHzであり、第1のサブキャリア間隔が60kHzである、実施例63に記載の送信機。
【0196】
さらなる実施例が以下に企図されている。
【0197】
実施例65:少なくとも第1のシンボルおよび第2のシンボルが、フレーム内の第1のサブキャリアセット上で送信される。第1のシンボルと第2のシンボルとは時間領域において連続するシンボルである。第1のシンボルと第2のシンボルとは、同じ有効シンボル時間長および異なるサイクリックプレフィックス時間長を有する。少なくとも第3のシンボルが、フレーム内の第2のサブキャリアセット上で送信される。第3のシンボルは、第1のシンボルおよび第2のシンボルとは異なる有効シンボル時間長を有する。第1のシンボルおよび第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの組み合わされた時間長は、第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの時間長の1基本時間単位以内である。
【0198】
実施例66:第1のサブキャリアセットが、第2のサブキャリアセットとは異なるサブキャリア間隔を有する、実施例65に記載の方法。
【0199】
実施例67:時間領域において、第1のシンボルの前縁が第3のシンボルの前縁とアライメントし、時間領域において、第2のシンボルの後縁が、第3のシンボルの後縁とアライメントする、実施例65に記載の方法。
【0200】
実施例68:第1のシンボルおよび第2のシンボルの合計シンボル時間長の組み合わせが、第3のシンボルの合計シンボル時間長の1基本時間単位未満である、実施例65に記載の方法。
【0201】
実施例69:少なくとも第4のシンボルおよび第5のシンボルをフレーム内の第1のサブキャリアセット上で送信するステップであって、第4のシンボルおよび第5のシンボルが、第1のシンボルおよび第2のシンボルと同じ有効シンボル時間長を有する、ステップと、少なくとも第6のシンボルをフレーム内の第2のサブキャリアセット上で送信するステップであって、第6のシンボルが、第3のシンボルと同じ有効シンボル時間長を有するが、第3のシンボルとは異なるサイクリックプレフィックスを有し、第4のシンボルおよび第5のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの合計時間長は、第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの時間長の1基本時間単位内である、ステップと、をさらに含む、実施例65に記載の方法。
【0202】
実施例70:第4のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの時間長は、第5のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスに等しい、実施例69に記載の方法。
【0203】
実施例71:第4のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの時間長は、第6のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの半分である、実施例69に記載の方法。
【0204】
実施例72:プロセッサと、プロセッサによる実行のためのプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、プログラムが、少なくとも第1のシンボルおよび第2のシンボルをフレーム内の第1のサブキャリアセット上で送信し、第1のシンボルおよび第2のシンボルが、時間領域における連続するシンボルであり、第1のシンボルおよび第2のシンボルが、同じ有効シンボル時間長を有し、かつ異なるサイクリックプレフィックスを有し、少なくとも第3のシンボルをフレーム内の第2のサブキャリアセット上で送信し、第3のシンボルが、第1のシンボルおよび第2のシンボルとは異なる有効シンボル時間長を有し、第1のシンボルおよび第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの合計時間長は、第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの時間長の1基本時間単位内である、ための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体と、を備える装置。
【0205】
実施例73:プログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、プログラムが、少なくとも第1のシンボルおよび第2のシンボルをフレーム内の第1のサブキャリアセット上で送信し、第1のシンボルおよび第2のシンボルが、時間領域における連続するシンボルであり、第1のシンボルおよび第2のシンボルが、同じ有効シンボル時間長を有し、かつ異なるサイクリックプレフィックスを有し、少なくとも第3のシンボルをフレーム内の第2のサブキャリアセット上で送信し、第3のシンボルが、第1のシンボルおよび第2のシンボルとは異なる有効シンボル時間長を有し、第1のシンボルおよび第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの合計時間長は、第2のシンボルにおけるサイクリックプレフィックスの時間長の1基本時間単位内である、ための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
【0206】
実施例74:無線通信システム内の装置によって実行される方法であって、本方法は、第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセットのうちの少なくとも1つを使用してデータを送信および受信するステップであって、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるOFDMシンボルのサブキャリア間の周波数間隔は、第2の時間/周波数リソースセットによって運ばれるOFDMシンボルのサブキャリア間の周波数間隔とは異なり、第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセットがサブフレームアライメントされており、第1の時間/周波数リソースセットが1つ以上のダウンリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルが、第2の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルおよび第2の時間/周波数リソースセットにおけるガード区間のうちの少なくとも1つと時間的に重なり、第1の時間/周波数リソースセットが1つ以上のアップリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルが、第2の時間/周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルおよび第2の時間/周波数リソースセットにおけるガード区間のうちの少なくとも1つと時間的に重なる、ステップを含む、方法。
【0207】
実施例75:特定の時間長では、第1の時間/周波数リソースセットは、第1のダウンリンクOFDMシンボルと第1のアップリンクOFDMシンボルとの間に挿入される第1のガード区間を含み、第2の時間/周波数リソースセットは、第2のダウンリンクOFDMシンボルと第2のアップリンクOFDMシンボルとの間に挿入される第2のガード区間を含み、第1のガード区間および第2のガード区間が異なる時間に始まるが同時に終わる、実施例74に記載の方法。
【0208】
実施例76:特定の時間長では、第1の時間/周波数リソースセットはアップリンクOFDMシンボルとダウンリンクOFDMシンボルとの両方を運び、第2の時間/周波数リソースセットは、ダウンリンクOFDMシンボルのみを運び、1つ以上のガード区間を含み、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルは、第2の時間/周波数リソースセットのガード区間と時間的に重なる、実施例74に記載の方法。
【0209】
実施例77:第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれる別のアップリンクOFDMシンボルは、第2の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルと部分的に重なる、実施例76に記載の方法。
【0210】
実施例78:特定の時間長では、第1の時間/周波数リソースセットはアップリンクOFDMシンボルとダウンリンクOFDMシンボルとの両方を運び、第2の時間/周波数リソースセットは、アップリンクOFDMシンボルのみを運び、1つ以上のガード区間を含み、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルは、第2の時間/周波数リソースセットのガード区間と時間的に重なる、実施例74に記載の方法。
【0211】
実施例79:第3の時間/周波数リソースセットは、第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセットの両方のサブキャリア間隔とは異なるサブキャリア間隔を有し、第3の時間/周波数リソースセット上の送信は、第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセット上の送信とサブフレームアライメントされており、第1の時間/周波数リソースセットが1つ以上のダウンリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルが、第3の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルおよび第3の時間/周波数リソースセットにおけるガード区間のうちの少なくとも1つと時間的に重なり、第1の時間/周波数リソースセットが1つ以上のアップリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルが、第3の時間/周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルおよび第3の時間/周波数リソースセットにおけるガード区間のうちの少なくとも1つと時間的に重なる、実施例74に記載の方法。
【0212】
実施例80:第1の時間/周波数リソースセットのサブキャリア周波数間隔が7.5kHzであり、第2の時間/周波数リソースセットのサブキャリア周波数間隔が15kHzであり、第3の時間/周波数リソースセットのサブキャリア周波数間隔が30kHzである、実施例78に記載の方法。
【0213】
実施例81:本装置が基地局またはモバイル装置である、実施例74から80のいずれか一実施例に記載の方法。
【0214】
実施例82:第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセットの一方が15kHzのサブキャリア周波数間隔を有し、第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセットの他方が30kHzのサブキャリア周波数間隔を有する、実施例74から81のいずれか一実施例に記載の方法。
【0215】
実施例83:無線通信システムにおいて、第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセットのうちの少なくとも1つを使用してデータを送信および受信するための少なくとも1つのアンテナであって、第1の時間/周波数リソースセットを使用するOFDMシンボルのサブキャリア間の周波数間隔は、第2の時間/周波数リソースセットを使用するOFDMシンボルのサブキャリア間の周波数間隔とは異なり、第1の時間/周波数リソースセットおよび第2の時間/周波数リソースセットがサブフレームアライメントされており、第1の時間/周波数リソースセットが1つ以上のダウンリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルが、第2の時間/周波数リソースセットによって運ばれるダウンリンクOFDMシンボルおよび第2の時間/周波数リソースセットにおけるガード区間のうちの少なくとも1つと時間的に重なり、第1の時間/周波数リソースセットが1つ以上のアップリンクOFDMシンボルを運ぶ場合、第1の時間/周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルが、第2の時間/周波数リソースセットによって運ばれるアップリンクOFDMシンボルおよび第2の時間/周波数リソースセットにおけるガード区間のうちの少なくとも1つと時間的に重なる、アンテナを備える、装置。
【0216】
実施例84:無線通信システム内の装置によって実行される方法であって、本方法は、時間/周波数リソースセットを使用してデータを送信および受信するステップであって、時間/周波数リソースセットが、複数の時間長であって、各時間長の長さがt
Rであり、各時間長が長さt
Rの単一の標準のサイクリックプレフィックス(CP)OFDMシンボルを送信または受信するためである、複数の時間長と、データ送信がないガード区間であって、ガード区間が、ダウンリンク送信とアップリンク送信との間に挿入され、ガード区間は、長さt
G≧t
Lの時間長を有し、ここで、t
Lは単一の長いCP OFDMシンボルの時間長に等しく、t
L>t
Rである、ガード区間と、を含む、ステップを含む方法。
【0217】
実施例85:ガード区間は、長さt
G=k×t
Lの時間長を有し、ここで、kは整数であり、k≧1である、実施例84に記載の方法。
【0218】
実施例86:ガード区間は、時間長t
Rのダウンリンク標準CP OFDMシンボルと時間長t
Rのアップリンク標準CP OFDMシンボルとの間に挿入される、実施例85に記載の方法。
【0219】
実施例87:ガード区間の直前には単一の長いCP OFDMシンボルの通信のための長さt
Lの時間長が存在し、ガード区間の直後には単一の標準CP OFDMシンボルの通信のための長さt
Rの時間長が存在する、実施例85に記載の方法。
【0220】
実施例88:ガード区間は、時間長t
Rのダウンリンク標準CP OFDMシンボルと時間長t
Rのアップリンク標準CP OFDMシンボルとの間に挿入され、ガード区間は、長さt
G=k×t
R+t
Eの時間長を有し、ここで、kは整数であり、k≧0であり、ここで、t
Eは最も低いサブキャリア間隔を有する共存するヌメロロジについての長いCP OFDMシンボルと標準CP OFDMシンボルとの間の追加のCPの時間長である、実施例84に記載の方法。
【0221】
実施例89:OFDMシンボルのサブキャリア間隔が7.5kHzのとき、t
L=t
R+1.04μsであり、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が15kHzのとき、t
L=t
R+0.52μsであり、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が30kHzのとき、t
L=t
R+0.26μsであり、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が60kHzのとき、t
L=t
R+0.13μsである、実施例84から87のいずれか一実施例に記載の方法。
【0222】
実施例90:本装置が基地局またはモバイル装置である、実施例84から89のいずれか一実施例に記載の方法。
【0223】
実施例91:時間/周波数リソースセットは第1の時間/周波数リソースセットであり、第1の時間/周波数リソースセット上の送信は第2の時間/周波数リソースセット上の送信とシンボルアライメントされ、第1の時間/周波数リソースセットのサブフレーム内の第1のOFDMシンボルは第2の時間/周波数リソースセットのサブフレーム内の第1のOFDMシンボルとアライメントされていない、実施例84から90のいずれか一実施例に記載の方法。
【0224】
実施例92:無線通信システムにおいて、時間/周波数リソースセットを使用してデータを送信および受信するための少なくとも1つのアンテナであって、時間/周波数リソースセットが、複数の時間長であって、各時間長の長さがt
Rであり、各時間長が長さt
Rの単一の標準のサイクリックプレフィックス(CP)OFDMシンボルを送信または受信するためである、複数の時間長と、データ送信がないガード区間であって、ガード区間が、ダウンリンク送信とアップリンク送信との間に挿入され、ガード区間は、長さt
G≧t
Lの時間長を有し、ここで、t
Lは単一の長いCP OFDMシンボルの時間長に等しく、t
L>t
Rである、ガード区間と、を含む、少なくとも1つのアンテナを備える、装置。
【0225】
結論
本発明の具体的な特徴および実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明から逸脱することなく、様々な修正および組み合わせを行うことができる。従って、説明および図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の一部の実施形態の単なる実例とみなされるべきであり、本発明の範囲内に含まれるありとあらゆる修正、変形、組み合わせ、または均等物を包含することが企図されている。従って、本発明およびその利点を詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明から逸脱することなしに、本明細書において様々な変更、置き換え、および改変もまた可能であることを理解されたい。さらに、本出願の範囲は、本明細書に記載されたプロセス、機械、製造、物質の組成物、手段、方法、およびステップの特定の実施形態に限定されることを意図されていない。当業者であれば本開示から容易に認識するように、本明細書において説明される対応する実施形態と実質的に同じ機能を行う、または実質的に同じ結果を達成することができる、既存または後に開発されるプロセス、機械、製造、物質の組成物、手段、方法、またはステップが本発明に従って使用され得る。従って、添付の特許請求の範囲には、そのようなプロセス、機械、製造、物質の組成物、手段、方法、またはステップをその範囲内に含むことが意図されている。
【0226】
さらに、命令を実行する本明細書で例示される任意のモジュール、コンポーネント、または装置は、コンピュータ/プロセッサ読み出し可能命令、データ構造、プログラムモジュールおよび/または他のデータなどの情報を記憶するための非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体(medium)または媒体(media)を含む、またはこのような媒体にアクセスすることができる。非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体の例の非網羅的なリストは、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気記憶装置、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、デジタルビデオディスク、またはデジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク(登録商標)、または他の光ストレージ、任意の方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、着脱可能および固定式の媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、または他のメモリ技術を含む。このような非一時的コンピュータ/プロセッサ記憶媒体は、装置の一部であってもよいし、装置にアクセス可能であっても接続可能であってもよい。本明細書に記載された任意のアプリケーションまたはモジュールは、そのような非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体によって記憶されるか、他の方法で保持され得るコンピュータ/プロセッサ可読/実行可能命令を使用して実装され得る。