特許第6784876号(P6784876)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6784876電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6784876
(24)【登録日】2020年10月28日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システム
(51)【国際特許分類】
   B07C 5/344 20060101AFI20201109BHJP
【FI】
   B07C5/344
【請求項の数】9
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-140040(P2019-140040)
(22)【出願日】2019年7月30日
【審査請求日】2019年8月9日
(31)【優先権主張番号】201910538585.5
(32)【優先日】2019年6月20日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519391516
【氏名又は名称】済南申塗鎖具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】陳嘉麗
【審査官】 中田 誠二郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開平01−143907(JP,A)
【文献】 特開昭62−192671(JP,A)
【文献】 特開2007−069061(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B07C 5/00−5/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、ボディを含み、
前記ボディの中には輸送チャンバが設置され、前記輸送チャンバの中には輸送装置が設置され、前記輸送装置には電子部品が輸送されており、前記輸送チャンバの前側には抜取検査装置が設置され、前記抜取検査装置は第一計数器を含み、前記輸送チャンバの後側には測定チャンバが連通するように設置され、前記測定チャンバの中には測定回転軸によりL型測定板が回転できるように設置され、前記L型測定板には測定電気盤が装着され、前記測定電気盤には測定ブロックが通電できるように連結され、前記測定電気盤の上側には制御器が設置され、前記測定チャンバの左端壁には回転モータが固定的に設置され、前記測定回転軸の左端が前記回転モータに伝動できるように連結され、前記制御器が前記回転モータを制御して作動させることができ、
前記測定チャンバの右側には動力伝達装置が設置され、前記測定回転軸の右端が前記動力伝達装置と伝動できるように連結され、前記測定チャンバの下側には選別チャンバが連通するように設置され、前記選別チャンバの下側には不合格チャンバが連通するように設置され、前記不合格チャンバは不合格になる前記電子部品を収納でき
前記選別チャンバの左側には転送チャンバが連通するように設置され、前記転送チャンバの中には転送装置が設置され、前記転送装置の外部には選別装置が設置され、前記選別装置と前記動力伝達装置とが伝動できるように連結され、前記転送チャンバの後端壁には第二計数器が装着され、前記電子部品が合格した時、前記動力伝達装置が前記選別装置を作動連動させることができ、前記電子部品を前記転送装置に置き、前記第二計数器が一回計数し、前記転送チャンバの上側と前記輸送チャンバとの間には連結チャンバが連通するように設置され、前記連結チャンバの中には連結装置が設置され、前記転送装置にある合格した前記電子部品が前記連結装置を通過して前記輸送チャンバの中に入り、また前記電子部品が前記輸送装置により次の工程操作のところまで輸送され、前記連結チャンバの左側には動力供給装置が設置され、前記動力供給装置は前記連結装置と前記転送装置といずれも伝動できるように連結されていることを特徴とする電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項2】
前記制御器は前記測定電気盤での前記電子部品の通電状態により前記回転モータを制御して作動させることができ、前記電子部品が通電する時、前記電子部品が合格であることを表し、これにより前記回転モータが右面視で時計回りに回転することで前記選別装置を作動させ、前記電子部品が前記転送装置に入り、前記電子部品が通電していない時、前記電子部品が不合格であることを表し、これにより前記回転モータが右面視で反時計回りに回転し、前記電子部品が前記不合格チャンバに入って収集され、
前記第一計数器と前記第二計数器とがいずれも赤外線感応の原理で計数することを特徴とする請求項1に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項3】
前記輸送装置は輸送空間を含み、
前記輸送空間の中には左右対称の輸送回転軸が設置され、左側の前記輸送回転軸の後端が前記動力供給装置と伝動できるように連結され、前記輸送回転軸には輸送回転輪が固定的に設置され、前記輸送回転輪がベルトにより伝動できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項4】
前記抜取検査装置は油圧シリンダを含み、
前記油圧シリンダの後端には伸縮ロッドが伝動できるように連結され、前記伸縮ロッドの後端には押し板が固定的に設置され、前記押し板が前記輸送チャンバの中に位置しており、前記第一計数器が前記伸縮ロッドの右側に位置することを特徴とする請求項1に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項5】
前記動力伝達装置はラチェットギヤ回転チャンバを含み、
前記ラチェットギヤ回転チャンバの中には内ラチェットギヤが設置され、前記測定回転軸の右端が前記内ラチェットギヤに固定的に連結され、前記内ラチェットギヤの外周には外回転輪が片方向噛み合うように連結され、前記外回転輪の右端面には回転輪軸が固定的に設置され、前記ラチェットギヤ回転チャンバの右側には噛み合いチャンバが連通するように設置され、前記回転輪軸の右端が前記噛み合いチャンバの中に伸び、且つ前記回転輪軸の右端には第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記第一ベベルギヤの後端には第二ベベルギヤが噛み合うように連結され、前記第二ベベルギヤの後端面にはギヤ回転軸が固定的に設置され、
前記噛み合いチャンバの後側には伝動チャンバが連通するように設置され、前記伝動チャンバの中には伝動ブロックがスライドできるように設置され、前記伝動ブロックの前端と前記伝動チャンバとの間には圧しばねが固定的に設置され、前記伝動ブロックの中にはスプラインスリーブが回転できるように設置され、前記スプラインスリーブの前端と前記ギヤ回転軸とがスプラインにより連結され、前記スプラインスリーブの後端にはスプライン軸がスプラインにより連結され、前記スプライン軸と前記選別装置とが伝動できるように連結され、前記伝動チャンバの後端壁には電磁石が固定的に設置され、前記伝動ブロックが前記電磁石と吸引でき、
前記伝動チャンバの右側には復帰スライド溝が連通するように形成され、前記復帰スライド溝の中には復帰スライドロッドがスライドできるように設置され、前記復帰スライドロッドの右端には復帰ばねが固定的に設置され、前記復帰スライド溝の前側には連結回転溝が連通するように形成され、前記連結回転溝の中には連結回転ロッドが回転できるように設置され、前記連結回転ロッドの後端が前記復帰スライドロッドとヒンジにより連結され、前記連結回転溝と前記測定チャンバとの間には押圧スライド溝が連通するように形成され、前記押圧スライド溝の中には押圧スライドロッドがスライドできるように設置され、前記押圧スライドロッドの右端には押圧ばねが固定的に設置され、前記伝動チャンバと前記測定チャンバとの間には回しチャンバが連通するように設置され、前記回しチャンバの中には回転軸により回しロッドが回転できるように設置され、前記回しロッドの右端が前記伝動ブロックと固定的に連結され、前記回転軸には回転ばねが固定的に設置され、前記回転ばねのもう一端が前記回しチャンバの内端壁と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項6】
前記転送装置は前記転送チャンバの前後端壁の間に回転できるように設置された三つの転送回転軸を含み、
前記転送回転軸には転送回転輪が固定的に設置され、前記転送回転輪が伝送ベルトにより伝動できるように連結され、上側の二つの前記転送回転輪が水平設置されており、且つ二つの前記転送回転輪がそれぞれ前記連結チャンバの左右両側に位置していることを特徴とする請求項3に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項7】
前記選別装置は前記転送チャンバの中に回転できるように設置された選別回転軸を含み、
前記選別回転軸には選別板が固定的に設置され、前記選別板の中には伸縮溝が形成され、前記伸縮溝の中には伸縮板がスライドできるように設置され、前記伸縮板の右端と前記伸縮溝との間には伸縮ばねが固定的に設置され、前記転送チャンバの後側にはベルトチャンバが連通するように設置され、前記選別回転軸の後端が前記ベルトチャンバの後端壁と回転できるように連結され、
前記ベルトチャンバと前記伝動チャンバとが連通しており、前記スプライン軸の後端と前記ベルトチャンバの後端壁とが回転できるように連結され、前記ベルトチャンバの中の前記スプライン軸と前記選別回転軸とがベルトにより伝動できるように連結され、前記選別回転軸には捻りばねが固定的に設置されていることを特徴とする請求項5に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項8】
前記連結装置は前後対称の連結軸を含み、
前記連結軸には連結回転輪が固定的に連結され、前後の前記連結回転輪が運びベルトにより伝動できるように連結され、前記運びベルトが前記伝送ベルトと前記輸送ベルトの間を差し挟み、また前記運びベルトの後部分が前記伝送ベルトの上側に位置しており、前記運びベルトの前部分が前記輸送ベルトの下側に位置していることを特徴とする請求項6に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【請求項9】
前記動力供給装置は動力チャンバを含み、
前記動力チャンバの左端壁には動力モータが装着され、後側の前記連結軸の左端が前記動力チャンバの中に入り、且つ前記動力モータに伝動できるように連結され、前記動力チャンバの中の前記連結軸には第三ベベルギヤが固定的に設置され、前記第三ベベルギヤの前側には第四ベベルギヤが噛み合うように連結され、
前記動力チャンバと前記転送チャンバとが連通され、左側の前記転送回転軸の後端が前記運びベルトの中に伸び、また前記転送回転軸と前記第四ベベルギヤとが固定的に連結され、
前記動力チャンバと前記輸送空間とが連通され、左側の前記輸送回転軸の後端が前記動力チャンバの中に伸び、前記運びベルトの中の前記輸送回転軸と前記転送回転軸とが同期歯形ベルトにより伝動できるように連結されていることを特徴とする請求項8に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子製造技術分野を取り上げて、具体的には電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システムである。
【背景技術】
【0002】
従来の電子製品の品質の測定は人工抜取検査で行われ、手動でベルトにある電子部品をランダムに抽出して通電している測定器に置き、電子部品の通電状況によって品質の測定を行い、この方式は主に人力で操作され、速度が遅く、また抜取検査後のデータを人力で記録して計算し、さらに効率が低く、また、電子部品を測定する電器が通電すると、漏電や停電などの状況が発生しやすく、安全性が低く、事故を起こしやすい。本発明は上記の問題を解決できる装置を開示した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103163361号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
従来の電子製品の品質の測定は人工抜取検査で行われ、速度が遅く、また抽出して測定した後のデータを人で記録して計算し、さらに効率が低く、また、電子部品を測定する電器が通電し、安全性が低い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本発明は電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システムを設計し、本発明に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システムは、ボディを含み、前記ボディの中には輸送チャンバが設置され、前記輸送チャンバの中には輸送装置が設置され、前記輸送装置には電子部品が輸送されており、前記輸送チャンバの前側には抜取検査装置が設置され、前記抜取検査装置は第一計数器を含み、前記輸送チャンバの後側には測定チャンバが連通するように設置され、前記測定チャンバの中には測定回転軸によりL型測定板が回転できるように設置され、前記L型測定板には測定電気盤が装着され、前記測定電気盤には測定ブロックが通電できるように連結され、前記測定電気盤の上側には制御器が設置され、前記測定チャンバの左端壁には回転モータが固定的に設置され、前記測定回転軸の左端が前記回転モータに伝動できるように連結され、前記制御器が前記回転モータを制御して作動させることができ、前記測定チャンバの右側には動力伝達装置が設置され、前記測定回転軸の右端が前記動力伝達装置と伝動できるように連結され、前記測定チャンバの下側には選別チャンバが連通するように設置され、前記選別チャンバの下側には不合格チャンバが連通するように設置され、前記不合格チャンバは不合格になる前記電子部品を収納でき、前記選別チャンバの左側には転送チャンバが連通するように設置され、前記転送チャンバの中には転送装置が設置され、前記転送装置の外部には選別装置が設置され、前記選別装置と前記動力伝達装置とが伝動できるように連結され、前記転送チャンバの後端壁には第二計数器が装着され、前記電子部品が合格した時、前記動力伝達装置が前記選別装置を作動連動させることができ、前記電子部品を前記転送装置に置き、前記第二計数器が一回計数し、前記転送チャンバの上側と前記輸送チャンバとの間には連結チャンバが連通するように設置され、前記連結チャンバの中には連結装置が設置され、前記転送装置にある合格した前記電子部品が前記連結装置を通過して前記輸送チャンバの中に入り、また前記電子部品が前記輸送装置により次の工程操作のところまで輸送され、前記連結チャンバの左側には動力供給装置が設置され、前記動力供給装置は前記連結装置と前記転送装置といずれも伝動できるように連結され、前記抜取検査装置は前記電子部品をランダムに輸送して前記測定板に位置させ、前記第一計数器が一回計数し、前記測定電気盤と前記電子部品とが通電することによって、前記電子部品の品質を測定でき、合格した前記電子部品が前記選別装置を通過して前記転送装置に入り、前記第二計数器に計数された後に前記連結装置を通過して前記輸送チャンバの中に入り、他の前記電子部品とともに次の工程のところまで輸送され、不合格である前記電子部品が前記不合格チャンバの中に入って収集され、そして前記第二計数器と前記第一計数器との記載の数字の比の値によって製品の合格率がわかるようになる。
【0006】
好ましくは、前記制御器は前記測定電気盤での前記電子部品の通電状態により前記回転モータを制御して作動させることができ、前記電子部品が通電する時、前記電子部品が合格であることを表し、これにより前記回転モータが右面視で時計回りに回転することで前記選別装置を作動させ、前記電子部品が前記転送装置に入り、前記電子部品が通電していない時、前記電子部品が不合格であることを表し、これにより前記回転モータが右面視で反時計回りに回転し、前記電子部品が前記不合格チャンバに入って収集され、前記第一計数器と前記第二計数器とがいずれも赤外線感応の原理で計数する。
【0007】
好ましくは、前記輸送装置は輸送空間を含み、前記輸送空間の中には左右対称の輸送回転軸が設置され、左側の前記輸送回転軸の後端が前記動力供給装置と伝動できるように連結され、前記輸送回転軸には輸送回転輪が固定的に設置され、前記輸送回転輪がベルトにより伝動できるように連結され、前記輸送装置が作動して前記電子部品を一つの工程から次の工程へ輸送する。
【0008】
好ましくは、前記抜取検査装置は油圧シリンダを含み、前記油圧シリンダの後端には伸縮ロッドが伝動できるように連結され、前記伸縮ロッドの後端には押し板が固定的に設置され、前記押し板が前記輸送チャンバの中に位置しており、前記第一計数器が前記伸縮ロッドの右側に位置しており、前記抜取検査装置が作動し、前記押し板により前記電子部品をランダムに前記測定板まで押し動かし、前記電子部品の品質を測定できる。
【0009】
好ましくは、前記動力伝達装置はラチェットギヤ回転チャンバを含み、前記ラチェットギヤ回転チャンバの中には内ラチェットギヤが設置され、前記測定回転軸の右端が前記内ラチェットギヤに固定的に連結され、前記内ラチェットギヤの外周には外回転輪が片方向噛み合うように連結され、前記外回転輪の右端面には回転輪軸が固定的に設置され、前記ラチェットギヤ回転チャンバの右側には噛み合いチャンバが連通するように設置され、前記回転輪軸の右端が前記噛み合いチャンバの中に伸び、且つ前記回転輪軸の右端には第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記第一ベベルギヤの後端には第二ベベルギヤが噛み合うように連結され、前記第二ベベルギヤの後端面にはギヤ回転軸が固定的に設置され、前記噛み合いチャンバの後側には伝動チャンバが連通するように設置され、前記伝動チャンバの中には伝動ブロックがスライドできるように設置され、前記伝動ブロックの前端と前記伝動チャンバとの間には圧しばねが固定的に設置され、前記伝動ブロックの中にはスプラインスリーブが回転できるように設置され、前記スプラインスリーブの前端と前記ギヤ回転軸とがスプラインにより連結され、前記スプラインスリーブの後端にはスプライン軸がスプラインにより連結され、前記スプライン軸と前記選別装置とが伝動できるように連結され、前記伝動チャンバの後端壁には電磁石が固定的に設置され、前記伝動ブロックが前記電磁石と吸引でき、前記伝動チャンバの右側には復帰スライド溝が連通するように形成され、前記復帰スライド溝の中には復帰スライドロッドがスライドできるように設置され、前記復帰スライドロッドの右端には復帰ばねが固定的に設置され、前記復帰スライド溝の前側には連結回転溝が連通するように形成され、前記連結回転溝の中には連結回転ロッドが回転できるように設置され、前記連結回転ロッドの後端が前記復帰スライドロッドとヒンジにより連結され、前記連結回転溝と前記測定チャンバとの間には押圧スライド溝が連通するように形成され、前記押圧スライド溝の中には押圧スライドロッドがスライドできるように設置され、前記押圧スライドロッドの右端には押圧ばねが固定的に設置され、前記伝動チャンバと前記測定チャンバとの間には回しチャンバが連通するように設置され、前記回しチャンバの中には回転軸により回しロッドが回転できるように設置され、前記回しロッドの右端が前記伝動ブロックと固定的に連結され、前記回転軸には回転ばねが固定的に設置され、前記回転ばねのもう一端が前記回しチャンバの内端壁と固定的に連結され、前記電子部品が測定に合格した時、前記回転モータが前記測定回転軸を右面視で時計回りに一周回転させ、前記測定板が前記回しロッドを回して回転させ、前記伝動ブロックが移動することで前記スプライン軸と前記スプラインスリーブとを連結させ、前記測定板の回転で前記選別装置を作動連動させ、前記測定板は前記測定電気盤の下向き方向へ回転する時、前記電子部品が重力の作用のもとで前記選別装置に落ち、そして前記転送装置により前記連結チャンバの中に輸送され、前記電子部品が測定に不合格した時、前記回転モータが前記測定回転軸を駆動して右面視で九十度逆回転させ、前記電子部品が重力の作用のもとで前記不合格チャンバの中に落ちて収集され、前記電子部品の測定と選別の作業を完成する。
【0010】
好ましくは、前記転送装置は前記転送チャンバの前後端壁の間に回転できるように設置された三つの転送回転軸を含み、前記転送回転軸には転送回転輪が固定的に設置され、前記転送回転輪が伝送ベルトにより伝動できるように連結され、上側の二つの前記転送回転輪が水平設置されており、且つ二つの前記転送回転輪がそれぞれ前記連結チャンバの左右両側に位置しており、前記転送装置が作動して合格の前記電子部品を前記連結チャンバの中に輸送する。
【0011】
好ましくは、前記選別装置は前記転送チャンバの中に回転できるように設置された選別回転軸を含み、前記選別回転軸には選別板が固定的に設置され、前記選別板の中には伸縮溝が形成され、前記伸縮溝の中には伸縮板がスライドできるように設置され、前記伸縮板の右端と前記伸縮溝との間には伸縮ばねが固定的に設置され、前記転送チャンバの後側にはベルトチャンバが連通するように設置され、前記選別回転軸の後端が前記ベルトチャンバの後端壁と回転できるように連結され、前記ベルトチャンバと前記伝動チャンバとが連通しており、前記スプライン軸の後端と前記ベルトチャンバの後端壁とが回転できるように連結され、前記ベルトチャンバの中の前記スプライン軸と前記選別回転軸とがベルトにより伝動できるように連結され、前記選別回転軸には捻りばねが固定的に設置され、前記動力伝達装置により前記回転モータが前記選別装置を作動連動させることができ、合格の前記電子部品を選別して前記伝送ベルトに送る。
【0012】
好ましくは、前記連結装置は前後対称の連結軸を含み、前記連結軸には連結回転輪が固定的に連結され、前後の前記連結回転輪が運びベルトにより伝動できるように連結され、前記運びベルトが前記伝送ベルトと前記輸送ベルトの間を差し挟み、また前記運びベルトの後部分が前記伝送ベルトの上側に位置しており、前記運びベルトの前部分が前記輸送ベルトの下側に位置しており、前記伝送ベルトにある前記電子部品が前記運びベルトに入り、前記運びベルトにより前記電子部品を前記輸送ベルトまで輸送し、そして引き続き左方へ輸送する。
【0013】
好ましくは、前記動力供給装置は動力チャンバを含み、前記動力チャンバの左端壁には動力モータが装着され、後側の前記連結軸の左端が前記動力チャンバの中に入り、且つ前記動力モータに伝動できるように連結され、前記動力チャンバの中の前記連結軸には第三ベベルギヤが固定的に設置され、前記第三ベベルギヤの前側には第四ベベルギヤが噛み合うように連結され、前記動力チャンバと前記転送チャンバとが連通され、左側の前記転送回転軸の後端が前記運びベルトの中に伸び、また前記転送回転軸と前記第四ベベルギヤとが固定的に連結され、前記動力チャンバと前記輸送空間とが連通され、左側の前記輸送回転軸の後端が前記動力チャンバの中に伸び、前記運びベルトの中の前記輸送回転軸と前記転送回転軸とが同期歯形ベルトにより伝動できるように連結され、前記動力供給装置が作動して前記輸送装置と、前記転送装置と、前記連結装置とに動力を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益効果は:本発明の電子部品の抜取検査システムはランダムに自動的に電子部品の品質を素早く測定し、測定した部品の不合格品を単独に収集し、合格の電子部品が輸送ベルトに輸送され、他の電子部品と一緒に次の工程の操作を受け、また、品質の抜取検査の過程において自動的に計数でき、抜取検査の数と合格品の数とによって同じロットの製品の合格率を得られ、装置の使用が便利であり、完全なる自動化であり、エネルギーの消耗が低くて抜取検査の効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
図1図1は本発明の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システムの全体構成模式図
図2図2図1のA―A方向からの構成模式図
図3図3図2のBの拡大構成模式図
図4図4図3のC―C方向からの構成模式図
図5図5図2のD―D方向からの構成模式図
図6図6図5のE―E方向からの構成模式図
図7図7図2のFの拡大構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システムに関わり、主に電子部品の生産過程において品質の測定作業に用いられ、以下に本発明の付図を交えて本発明について更に説明する。
【0018】
本発明に記載の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システムは、ボディ10を含み、前記ボディ10の中には輸送チャンバ11が設置され、前記輸送チャンバ11の中には輸送装置601が設置され、前記輸送装置601には電子部品16が輸送されており、前記輸送チャンバ11の前側には抜取検査装置602が設置され、前記抜取検査装置602は第一計数器20を含み、前記輸送チャンバ11の後側には測定チャンバ21が連通するように設置され、前記測定チャンバ21の中には測定回転軸22によりL型測定板23が回転できるように設置され、前記L型測定板23には測定電気盤25が装着され、前記測定電気盤25には測定ブロック26が通電できるように連結され、前記測定電気盤25の上側には制御器27が設置され、前記測定チャンバ21の左端壁には回転モータ24が固定的に設置され、前記測定回転軸22の左端が前記回転モータ24に伝動できるように連結され、前記制御器27が前記回転モータ24を制御して作動させることができ、前記測定チャンバ21の右側には動力伝達装置603が設置され、前記測定回転軸22の右端が前記動力伝達装置603と伝動できるように連結され、前記測定チャンバ21の下側には選別チャンバ57が連通するように設置され、前記選別チャンバ57の下側には不合格チャンバ58が連通するように設置され、前記不合格チャンバ58は不合格になる前記電子部品16を収納でき、前記選別チャンバ57の左側には転送チャンバ56が連通するように設置され、前記転送チャンバ56の中には転送装置604が設置され、前記転送装置604の外部には選別装置605が設置され、前記選別装置605と前記動力伝達装置603とが伝動できるように連結され、前記転送チャンバ56の後端壁には第二計数器80が装着され、前記電子部品16が合格した時、前記動力伝達装置603が前記選別装置605を作動連動させることができ、前記電子部品16を前記転送装置604に置き、前記第二計数器80が一回計数し、前記転送チャンバ56の上側と前記輸送チャンバ11との間には連結チャンバ68が連通するように設置され、前記連結チャンバ68の中には連結装置606が設置され、前記転送装置604にある合格した前記電子部品16が前記連結装置606を通過して前記輸送チャンバ11の中に入り、また前記電子部品16が前記輸送装置601により次の工程操作のところまで輸送され、前記連結チャンバ68の左側には動力供給装置607が設置され、前記動力供給装置607は前記連結装置606と前記転送装置604といずれも伝動できるように連結され、前記抜取検査装置602は前記電子部品16をランダムに輸送して前記測定板23に位置させ、前記第一計数器20が一回計数し、前記測定電気盤25と前記電子部品16とが通電することによって、前記電子部品16の品質を測定でき、合格した前記電子部品16が前記選別装置605を通過して前記転送装置604に入り、前記第二計数器80に計数された後に前記連結装置606を通過して前記輸送チャンバ11の中に入り、他の前記電子部品16とともに次の工程のところまで輸送され、不合格である前記電子部品16が前記不合格チャンバ58の中に入って収集され、そして前記第二計数器80と前記第一計数器20との記載の数字の比の値によって製品の合格率がわかるようになる。
【0019】
有益的には、前記制御器27は前記測定電気盤25での前記電子部品16の通電状態により前記回転モータ24を制御して作動させることができ、前記電子部品16が通電する時、前記電子部品16が合格であることを表し、これにより前記回転モータ24が右面視で時計回りに回転することで前記選別装置605を作動させ、前記電子部品16が前記転送装置604に入り、前記電子部品16が通電していない時、前記電子部品16が不合格であることを表し、これにより前記回転モータ24が右面視で反時計回りに回転し、前記電子部品16が前記不合格チャンバ58に入って収集され、前記第一計数器20と前記第二計数器80とがいずれも赤外線感応の原理で計数する。
【0020】
有益的には、前記輸送装置601は輸送空間12を含み、前記輸送空間12の中には左右対称の輸送回転軸13が設置され、左側の前記輸送回転軸13の後端が前記動力供給装置607と伝動できるように連結され、前記輸送回転軸13には輸送回転輪14が固定的に設置され、前記輸送回転輪14が輸送ベルト15により伝動できるように連結され、前記輸送装置601が作動して前記電子部品16を一つの工程から次の工程へ輸送する。
【0021】
有益的には、前記抜取検査装置602は油圧シリンダ17を含み、前記油圧シリンダ17の後端には伸縮ロッド18が伝動できるように連結され、前記伸縮ロッド18の後端には押し板19が固定的に設置され、前記押し板19が前記輸送チャンバ11の中に位置しており、前記第一計数器20が前記伸縮ロッド18の右側に位置しており、前記抜取検査装置602が作動し、前記押し板19により前記電子部品16をランダムに前記測定板23まで押し動かし、前記電子部品16の品質を測定できる。
【0022】
有益的には、前記動力伝達装置603はラチェットギヤ回転チャンバ28を含み、前記ラチェットギヤ回転チャンバ28の中には内ラチェットギヤ29が設置され、前記測定回転軸22の右端が前記内ラチェットギヤ29に固定的に連結され、前記内ラチェットギヤ29の外周には外回転輪30が片方向噛み合うように連結され、前記外回転輪30の右端面には回転輪軸31が固定的に設置され、前記ラチェットギヤ回転チャンバ28の右側には噛み合いチャンバ32が連通するように設置され、前記回転輪軸31の右端が前記噛み合いチャンバ32の中に伸び、且つ前記回転輪軸31の右端には第一ベベルギヤ33が固定的に設置され、前記第一ベベルギヤ33の後端には第二ベベルギヤ34が噛み合うように連結され、前記第二ベベルギヤ34の後端面にはギヤ回転軸35が固定的に設置され、前記噛み合いチャンバ32の後側には伝動チャンバ36が連通するように設置され、前記伝動チャンバ36の中には伝動ブロック37がスライドできるように設置され、前記伝動ブロック37の前端と前記伝動チャンバ36との間には圧しばね40が固定的に設置され、前記伝動ブロック37の中にはスプラインスリーブ39が回転できるように設置され、前記スプラインスリーブ39の前端と前記ギヤ回転軸35とがスプラインにより連結され、前記スプラインスリーブ39の後端にはスプライン軸52がスプラインにより連結され、前記スプライン軸52と前記選別装置605とが伝動できるように連結され、前記伝動チャンバ36の後端壁には電磁石38が固定的に設置され、前記伝動ブロック37が前記電磁石38と吸引でき、前記伝動チャンバ36の右側には復帰スライド溝43が連通するように形成され、前記復帰スライド溝43の中には復帰スライドロッド41がスライドできるように設置され、前記復帰スライドロッド41の右端には復帰ばね42が固定的に設置され、前記復帰スライド溝43の前側には連結回転溝44が連通するように形成され、前記連結回転溝44の中には連結回転ロッド45が回転できるように設置され、前記連結回転ロッド45の後端が前記復帰スライドロッド41とヒンジにより連結され、前記連結回転溝44と前記測定チャンバ21との間には押圧スライド溝46が連通するように形成され、前記押圧スライド溝46の中には押圧スライドロッド47がスライドできるように設置され、前記押圧スライドロッド47の右端には押圧ばね48が固定的に設置され、前記伝動チャンバ36と前記測定チャンバ21との間には回しチャンバ50が連通するように設置され、前記回しチャンバ50の中には回転軸51により回しロッド49が回転できるように設置され、前記回しロッド49の右端が前記伝動ブロック37と固定的に連結され、前記回転軸51には回転ばね53が固定的に設置され、前記回転ばね53のもう一端が前記回しチャンバ50の内端壁と固定的に連結され、前記電子部品16が測定に合格した時、前記回転モータ24が前記測定回転軸22を右面視で時計回りに一周回転させ、前記測定板23が前記回しロッド49を回して回転させ、前記伝動ブロック37が移動することで前記スプライン軸52と前記スプラインスリーブ39とを連結させ、前記測定板23の回転で前記選別装置605を作動連動させ、前記測定板23は前記測定電気盤25の下向き方向へ回転する時、前記電子部品16が重力の作用のもとで前記選別装置605に落ち、そして前記転送装置604により前記連結チャンバ68の中に輸送され、前記電子部品16が測定に不合格した時、前記回転モータ24が前記測定回転軸22を駆動して右面視で九十度逆回転させ、前記電子部品16が重力の作用のもとで前記不合格チャンバ58の中に落ちて収集され、前記電子部品16の測定と選別の作業を完成する。
【0023】
有益的には、前記転送装置604は前記転送チャンバ56の前後端壁の間に回転できるように設置された三つの転送回転軸59を含み、前記転送回転軸59には転送回転輪60が固定的に設置され、前記転送回転輪60が伝送ベルト61により伝動できるように連結され、上側の二つの前記転送回転輪60が水平設置されており、且つ二つの前記転送回転輪60がそれぞれ前記連結チャンバ68の左右両側に位置しており、前記転送装置604が作動して合格の前記電子部品16を前記連結チャンバ68の中に輸送する。
【0024】
有益的には、前記選別装置605は前記転送チャンバ56の中に回転できるように設置された選別回転軸62を含み、前記選別回転軸62には選別板63が固定的に設置され、前記選別板63の中には伸縮溝65が形成され、前記伸縮溝65の中には伸縮板66がスライドできるように設置され、前記伸縮板66の右端と前記伸縮溝65との間には伸縮ばね67が固定的に設置され、前記転送チャンバ56の後側にはベルトチャンバ54が連通するように設置され、前記選別回転軸62の後端が前記ベルトチャンバ54の後端壁と回転できるように連結され、前記ベルトチャンバ54と前記伝動チャンバ36とが連通しており、前記スプライン軸52の後端と前記ベルトチャンバ54の後端壁とが回転できるように連結され、前記ベルトチャンバ54の中の前記スプライン軸52と前記選別回転軸62とがベルト55により伝動できるように連結され、前記選別回転軸62には捻りばね64が固定的に設置され、前記動力伝達装置603により前記回転モータ24が前記選別装置605を作動連動させることができ、合格の前記電子部品16を選別して前記伝送ベルト61に送る。
【0025】
有益的には、前記連結装置606は前後対称の連結軸69を含み、前記連結軸69には連結回転輪70が固定的に連結され、前後の前記連結回転輪70が運びベルト71により伝動できるように連結され、前記運びベルト71が前記伝送ベルト61と前記輸送ベルト15の間を差し挟み、また前記運びベルト71の後部分が前記伝送ベルト61の上側に位置しており、前記運びベルト71の前部分が前記輸送ベルト15の下側に位置しており、前記伝送ベルト61にある前記電子部品16が前記運びベルト71に入り、前記運びベルト71により前記電子部品16を前記輸送ベルト15まで輸送し、そして引き続き左方へ輸送する。
【0026】
有益的には、前記動力供給装置607は動力チャンバ72を含み、前記動力チャンバ72の左端壁には動力モータ75が装着され、後側の前記連結軸69の左端が前記動力チャンバ72の中に入り、且つ前記動力モータ75に伝動できるように連結され、前記動力チャンバ72の中の前記連結軸69には第三ベベルギヤ74が固定的に設置され、前記第三ベベルギヤ74の前側には第四ベベルギヤ73が噛み合うように連結され、前記動力チャンバ72と前記転送チャンバ56とが連通され、左側の前記転送回転軸59の後端が前記運びベルト71の中に伸び、また前記転送回転軸59と前記第四ベベルギヤ73とが固定的に連結され、前記動力チャンバ72と前記輸送空間12とが連通され、左側の前記輸送回転軸13の後端が前記動力チャンバ72の中に伸び、前記運びベルト71の中の前記輸送回転軸13と前記転送回転軸59とが同期歯形ベルト76により伝動できるように連結され、前記動力供給装置607が作動して前記輸送装置601と、前記転送装置604と、前記連結装置606とに動力を提供する。
【0027】
以下に図1〜7を参考し、本文の電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査システムの使用ステップについて詳しく説明する。
【0028】
使用する時、油圧シリンダ17が作動し、伸縮ロッド18が押し板19を押し動かして後方へ移動させ、電子部品16を押し動かして測定板23に入らせ、この時に、第一計数器20が一回計数し、測定電気盤25と電子部品16とが通電できるように連結され、電子部品16が通電していないと、電子部品16が不合格であり、回転モータ24が作動して測定回転軸22を駆動して右面視で反時計回りに九十度回転させ、この時に内ラチェットギヤ29が回転し、外回転輪30が回転しなく、電子部品16が重力の作用のもとで不合格チャンバ58の中に落ちて収集され、回転モータ24が九十度逆回転することで装置を初期状態に戻し、電子部品16が通電すると、電子部品16の品質が合格であり、これにより回転モータ24が作動して測定回転軸22を駆動して右面視で時計回りに一周回転させ、これにより測定板23が回しロッド49を回転連動させ、これにより伝動ブロック37が後方へ移動し、スプラインスリーブ39はギヤ回転軸35とスプライン軸52といずれも連結され、測定回転軸22が回転することで内ラチェットギヤ29が外回転輪30を回転連動させ、伝動によりスプライン軸52を回転させ、ベルト55により選別回転軸62を回転させ、選別板63が上方に向いて斜めに置かれるまで反時計回りに回転し、伸縮板66が伸縮ばね67の弾性復元力で伸び、第二計数器80が一回計数し、この時に伝動ブロック37と電磁石38とが磁性で吸引し合うように連結され、測定板23の回転につれ、測定板23が回しロッド49から離脱し、また電子部品16が重力で伸縮板66あるいは選別板63に落ち、且つ伝送ベルト61にスライドし、伝送ベルト61が回転して電子部品16を運びベルト71に輸送し、運びベルト71により電子部品16を輸送ベルト15に輸送し、次の工程に入り、この時、測定板23が初期位置に回転し、且つ押圧スライドロッド47を押して右方へ移動させ、連結回転ロッド45により復帰スライドロッド41を左方へ移動させ、復帰スライドロッド41が伝動ブロック37と電磁石38とを分離し、伝動ブロック37が圧しばね40の弾性復元力のもとで前方に移動して初期位置に戻り、スプライン軸52がスプラインスリーブ39から離脱し、これにより選別回転軸62が捻りばね64の弾性復元力のもとで逆回転して復帰し、選別板63が時計回りに初期位置に回転し、装置全体が復帰し、次の抜取検査の作業を待ち、第二計数器80の数字が抜取検査で合格品の数であり、第一計数器20の数字が抜取検査の電子部品16の総数であり、第二計数器80と第一計数器20との比の値は抜取検査で製品の合格率である。
【0029】
本発明の有益効果は:本発明の電子部品の抜取検査システムはランダムに自動的に電子部品の品質を素早く測定し、測定した部品の不合格品を単独に収集し、合格の電子部品が輸送ベルトに輸送され、他の電子部品と一緒に次の工程の操作を受け、また、品質の抜取検査の過程において自動的に計数でき、抜取検査の数と合格品の数とによって同じロットの製品の合格率を得られ、装置の使用が便利であり、完全なる自動化であり、エネルギーの消耗が低くて抜取検査の効率が高い。
【0030】
以上の方式により、本分野の技術者が本発明の範囲内に作動モードにより各種な変化をすることができる。



【要約】
【課題】本発明は電子部品品質の測定に用いられる自動抜取検査抜取検査システムを開示した。
【解決手段】
ボディを含み、前記ボディの中には輸送チャンバが設置され、前記輸送チャンバの中には輸送装置が設置され、前記輸送装置には電子部品が輸送されており、前記輸送チャンバの前側には抜取検査装置が設置され、前記抜取検査装置は第一計数器を含み、前記輸送チャンバの後側には測定チャンバが連通するように設置され、本発明の電子部品の抜取検査システムはランダムに自動的に電子部品の品質を素早く測定し、測定した部品の不合格品を単独に収集し、合格の電子部品が輸送ベルトに輸送され、他の電子部品と一緒に次の工程の操作を受け、また、品質の抜取検査の過程において自動的に計数でき、抜取検査の数と合格品の数とによって同じロットの製品の合格率を得られる。
【選択図】図1
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図7