特許第6784877号(P6784877)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6784877木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6784877
(24)【登録日】2020年10月28日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備
(51)【国際特許分類】
   B27C 7/00 20060101AFI20201109BHJP
   B27C 9/02 20060101ALI20201109BHJP
   B27M 1/00 20060101ALI20201109BHJP
   B27G 13/12 20060101ALI20201109BHJP
【FI】
   B27C7/00
   B27C9/02
   B27M1/00 F
   B27G13/12
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-143241(P2019-143241)
(22)【出願日】2019年8月2日
【審査請求日】2019年8月9日
(31)【優先権主張番号】201910616913.9
(32)【優先日】2019年7月9日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520209912
【氏名又は名称】浙江知瑞科技集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】陳彩橋
【審査官】 大宮 功次
(56)【参考文献】
【文献】 特公昭46−15278(JP,B1)
【文献】 特開平7−214510(JP,A)
【文献】 特開昭59−167203(JP,A)
【文献】 特公昭50−19799(JP,B1)
【文献】 特開平5−69405(JP,A)
【文献】 特開平9−164504(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第108908529(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B27C 7/00
B27C 9/02
B27G 13/12
B27M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備であって、正面視で、加工台を含み、
前記加工台の上端には鉛直板が設置され、前記鉛直板の上端にはレール板が固定的に設置され、前記レール板の中には左右対称のスライド道が連通するように設置され、前記スライド道の中には可変レール装置が設置され、前記可変レール装置は前記スライド道の中にスライド可能に連結された挟持アームと、前記挟持アームに設置された調整溝と、前記調整溝の中にスライド可能に連結された固定ピンと、前記固定ピンに回転可能に連結された弾性制限棒とを含み、前記弾性制限棒が前記挟持アームにより左右に移動して折れて前記挟持アームにより上下に移動して刃部分の進入深度を調整することができ、
前記レール板には旋転スイッチがねじ山によって連結され、前記旋転スイッチは前記レール板とねじ山によって連結された昇降棒と、前記昇降棒にスライド可能に連結されたヒンジ繋台と、前記ヒンジ繋台にヒンジで繋がれかつ前記挟持アームとヒンジで繋がれたチェーン棒とを含み、前記チェーン棒が前記挟持アームの左右移動を制御することができ、
前記レール板の左側端面には前記挟持アームの上下移動を制御できる昇降スイッチが設置され、前記鉛直板の前側端面には固定軸が回転可能に連結され、前記固定軸には木材を切断できるカッターが設置され、前記カッターが前記弾性制限棒と当接したボーリングボールと、前記ボーリングボールの下端にスライド可能に連結された揺動アームと、前記揺動アームの下端に設置されたブレードとにより木材を切断することができ、前記鉛直板には前記カッターの往復揺動を駆動できる駆動装置が設置されていることを特徴とする木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備。
【請求項2】
前記加工台の下側端面には中心対称の四つの支脚が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備。
【請求項3】
前記可変レール装置は前記挟持アームの上側に設置された連結ブロックを含み、前記連結ブロックには前記昇降棒に対し中心対称となったスライドチャンバが設置され、前記連結ブロックのうち前記昇降棒に近接した側の端面には同じ側の前記スライドチャンバとスライド可能に連結された同期棒が設置され、前記連結ブロックの下側と前記レール板の上側との間には圧縮ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備。
【請求項4】
前記旋転スイッチは前記レール板の下側端面に設置されかつ下方に開口した斜め溝を含み、前記昇降棒の上端にはノブが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備。
【請求項5】
前記昇降スイッチは左側の前記連結ブロックに固定的に連結されたスライドレールを含み、前記スライドレールにはスライド棒がスライド可能に連結され、前記レール板の左側端面には直角支持棒が設置され、前記直角支持棒の上端には回転桶が回転可能に連結され、前記回転桶には前記スライド棒と当接した環状溝が設置され、前記回転桶の上側端面には目盛り盤がスライド可能に連結され、前記回転桶の上端には前記目盛り盤の内円に位置した駆動軸が設置され、前記駆動軸の上端には起動転輪が設置されていることを特徴とする請求項4に記載の木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備。
【請求項6】
前記カッターは前記固定軸に設置されかつ前記揺動アームとスライド可能に連結された案内キーを含み、前記揺動アームの中には後方に開口したスライドチャンバが設置され、前記固定軸には前記スライドチャンバの中に位置しかつ前記スライドチャンバとスライド可能に連結されたスライドブロックが設置され、前記スライドブロックの下側と前記スライドチャンバの下端内壁との間には引張ばねが連結され、前記固定軸には前記案内キーの後端に位置した歯車が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備。
【請求項7】
前記駆動装置は前記鉛直板の前側端面に回転可能に連結されかつ前記固定軸の上端に位置した中心軸を含み、前記中心軸には回転棒が設置され、前記回転棒の下端には前記歯車と噛み合うように連結された扇形歯車が設置され、前記回転棒の上端には前後に連通した通し溝が設置され、前記鉛直板の前側端面の中には前記中心軸の上端に位置したモータが植設され、前記モータの前側には伝動軸が伝動可能に連結され、前記伝動軸には回転盤が設置され、前記回転盤には前記通し溝とスライド可能に連結された回し棒が設置されていることを特徴とする請求項6に記載の木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は木材加工技術分野に関し、具体的には木材の曲型加工において曲面度数を調節できる設備に関する。
【背景技術】
【0002】
木質の家宅装飾が現代性を具備する内装の主流となっており、木材は金属類板材より強い可塑性を有するため、加工難度が低く、更に値段もより安くなる。伝統的な木材加工はほとんどが鉋掛け、フライス削り、穴あけ、砂まき等で行い、平面を加工する時、水平目盛りによりカッターを動かせばいい。しかし、曲面を加工する時、木材加工技術に制限されて曲型の角度を選択する余地が限られており、特殊の家具の木材の角度の要求に満たせず、曲型木材の適用度が低くなる。しかも大工が手動で切削するには熟した技術が必要であるので、量化すると加工コストが高く、効率も低くなる。本願発明は上記の問題を解決できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108908529号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
木材加工技術における制限により曲型角度が限られており、特殊な家具の木材角度需要に満たせなく、手動で加工するには熟した技術が求められ、量化生産を実現しかねる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを提供する:本発明である木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備は、加工台を含み、前記加工台の上端には鉛直板が設置され、前記鉛直板の上端にはレール板が固定的に設置され、前記レール板の中には左右対称のスライド道が連通するように設置され、前記スライド道の中には可変レール装置が設置され、前記可変レール装置は前記スライド道の中にスライド可能に連結された挟持アームと、前記挟持アームに設置された調整溝と、前記調整溝の中にスライド可能に連結された固定ピンと、前記固定ピンに回転可能に連結された弾性制限棒とを含み、前記弾性制限棒が前記挟持アームにより左右に移動して折れて前記挟持アームにより上下に移動して刃部分の進入深度を調整することができ、前記レール板には旋転スイッチがねじ山によって連結され、前記旋転スイッチは前記レール板とねじ山によって連結された昇降棒と、前記昇降棒にスライド可能に連結されたヒンジ繋台と、前記ヒンジ繋台にヒンジで繋がれかつ前記挟持アームとヒンジで繋がれたチェーン棒とを含み、前記チェーン棒が前記挟持アームの左右移動を制御することができ、前記レール板の左側端面には前記挟持アームの上下移動を制御できる昇降スイッチが設置され、前記鉛直板の前側端面には固定軸が回転可能に連結され、前記固定軸には木材を切断できるカッターが設置され、前記カッターが前記弾性制限棒と当接したボーリングボールと、前記ボーリングボールの下端にスライド可能に連結された揺動アームと、前記揺動アームの下端に設置されたブレードとにより木材を切断することができ、前記鉛直板には前記カッターの往復揺動を駆動できる駆動装置が設置されている。
【0006】
前述した技術プランの上で、前記加工台の下側端面には中心対称の四つの支脚が固定的に設置されている。
【0007】
前述した技術プランの上で、前記可変レール装置は前記挟持アームの上側に設置された連結ブロックを含み、前記連結ブロックには前記昇降棒に対し中心対称となったスライドチャンバが設置され、前記連結ブロックのうち前記昇降棒に近接した側の端面には同じ側の前記スライドチャンバとスライド可能に連結された同期棒が設置され、前記連結ブロックの下側と前記レール板の上側との間には圧縮ばねが連結されている。
【0008】
前述した技術プランの上で、前記旋転スイッチは前記レール板の下側端面に設置されかつ下方に開口した斜め溝を含み、前記昇降棒の上端にはノブが固定的に設置されている。
【0009】
前述した技術プランの上で、前記昇降スイッチは左側の前記連結ブロックに固定的に連結されたスライドレールを含み、前記スライドレールにはスライド棒がスライド可能に連結され、前記レール板の左側端面には直角支持棒が設置され、前記直角支持棒の上端には回転桶が回転可能に連結され、前記回転桶には前記スライド棒と当接した環状溝が設置され、前記回転桶の上側端面には目盛り盤がスライド可能に連結され、前記回転桶の上端には前記目盛り盤の内円に位置した駆動軸が設置され、前記駆動軸の上端には起動転輪が設置されている。
【0010】
前述した技術プランの上で、前記カッターは前記固定軸に設置されかつ前記揺動アームとスライド可能に連結された案内キーを含み、前記揺動アームの中には後方に開口したスライドチャンバが設置され、前記固定軸には前記スライドチャンバの中に位置しかつ前記スライドチャンバとスライド可能に連結されたスライドブロックが設置され、前記スライドブロックの下側と前記スライドチャンバの下端内壁との間には引張ばねが連結され、前記固定軸には前記案内キーの後端に位置した歯車が設置されている。
【0011】
前述した技術プランの上で、前記駆動装置は前記鉛直板の前側端面に回転可能に連結されかつ前記固定軸の上端に位置した中心軸を含み、前記中心軸には回転棒が設置され、前記回転棒の下端には前記歯車と噛み合うように連結された扇形歯車が設置され、前記回転棒の上端には前後に連通した通し溝が設置され、前記鉛直板の前側端面の中には前記中心軸の上端に位置したモータが植設され、前記モータの前側には伝動軸が伝動可能に連結され、前記伝動軸には回転盤が設置され、前記回転盤には前記通し溝とスライド可能に連結された回し棒が設置されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明の有益効果は:本発明はブレード切断の旋転の反方向上の制限を利用し、ブレードと連結された揺動アームは調整可能な制限板に案内され、制限板の曲がった曲面にしたがって旋転し、非常規の角度の曲型溝の加工を実現し、昇降によりカッターを調整し、木材表面の曲型溝の刃部分の進入深さを管理し、浅いから深いまでカッターを保護し、かつ正反回転により上下に往復に移動させ、波状の曲型溝を加工し、設備の加工能力を上げ、上記の二つの曲がり角度と進入深度はいずれも目盛りの示度により具体的な変化を確認でき、加工をより精確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
図1図1は本発明の木材の曲型加工において曲面度数を調節できる設備の全体構成概略図
図2図2図1の「A―A」方向の構成概略図
図3図3図2の「B―B」方向の構成概略図
図4図4図1の「C」拡大構成概略図
図5図5図1の「D―D」方向の構成概略図
図6図6図1の「E―E」方向の構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は木材の曲型加工において曲面度数を調節できる設備に関し、主に木材の曲面切断過程に応用され、下記に本願付図を合わせて本願発明についてさらなる説明を行う。
【0016】
本願発明の木材の曲型加工において曲面度数を調節できる設備は、加工台11を含み、前記加工台11の上端には鉛直板29が設置され、前記鉛直板29の上端にはレール板27が固定的に設置され、前記レール板27の中には左右対称のスライド道28が連通するように設置され、前記スライド道28の中には可変レール装置901が設置され、前記可変レール装置901は前記スライド道28の中にスライド可能に連結された挟持アーム25と、前記挟持アーム25に設置された調整溝35と、前記調整溝35の中にスライド可能に連結された固定ピン34と、前記固定ピン34に回転可能に連結された弾性制限棒33とを含み、前記弾性制限棒33が前記挟持アーム25により左右に移動して折れて前記挟持アーム25により上下に移動して刃部分の進入深度を調整することができ、前記レール板27には旋転スイッチ902がねじ山によって連結され、前記旋転スイッチ902は前記レール板27とねじ山によって連結された昇降棒23と、前記昇降棒23にスライド可能に連結されたヒンジ繋台31と、前記ヒンジ繋台31にヒンジで繋がれかつ前記挟持アーム25とヒンジで繋がれたチェーン棒32とを含み、前記チェーン棒32が前記挟持アーム25の左右移動を制御することができ、前記レール板27の左側端面には前記挟持アーム25の上下移動を制御できる昇降スイッチ903が設置され、前記鉛直板29の前側端面には固定軸16が回転可能に連結され、前記固定軸16には木材を切断できるカッター904が設置され、前記カッター904が前記弾性制限棒33と当接したボーリングボール19と、前記ボーリングボール19の下端にスライド可能に連結された揺動アーム18と、前記揺動アーム18の下端に設置されたブレード12とにより木材を切断することができ、前記鉛直板29には前記カッター904の往復揺動を駆動できる駆動装置905が設置されている。
【0017】
有益的には、前記加工台11の下側端面には中心対称の四つの支脚36が固定的に設置されていることで、高さを上げて加工時の操作に便利を与える。
【0018】
下記に可変レール装置901を詳しく説明し、前記可変レール装置901は前記挟持アーム25の上側に設置された連結ブロック26を含み、前記連結ブロック26には前記昇降棒23に対し中心対称となったスライドチャンバ20が設置され、前記連結ブロック26のうち前記昇降棒23に近接した側の端面には同じ側の前記スライドチャンバ20とスライド可能に連結された同期棒24が設置され、前記連結ブロック26の下側と前記レール板27の上側との間には圧縮ばね21が連結され、前記同期棒24と前記スライドチャンバ20とのスライド可能な連結によって前記連結ブロック26を同期に上下に移動させることができる。
【0019】
下記に旋転スイッチ902を詳しく説明し、前記旋転スイッチ902は前記レール板27の下側端面に設置されかつ下方に開口した斜め溝30を含み、前記昇降棒23の上端にはノブ22が固定的に設置され、前記昇降棒23の上への移動過程において、前記斜め溝30の内壁により前記チェーン棒32の折畳を制限することで、前記挟持アーム25を左右に移動させる。
【0020】
下記に昇降スイッチ903を詳しく説明し、前記昇降スイッチ903は左側の前記連結ブロック26に固定的に連結されたスライドレール49を含み、前記スライドレール49にはスライド棒50がスライド可能に連結され、前記レール板27の左側端面には直角支持棒48が設置され、前記直角支持棒48の上端には回転桶46が回転可能に連結され、前記回転桶46には前記スライド棒50と当接した環状溝47が設置され、前記回転桶46の上側端面には目盛り盤51がスライド可能に連結され、前記回転桶46の上端には前記目盛り盤51の内円に位置した駆動軸52が設置され、前記駆動軸52の上端には起動転輪53が設置され、前記スライド棒50は前記環状溝47の螺旋形状により上下に移動し、更に前記起動転輪53の前記目盛り盤51における対応示度により刃部分の進入深度を確認する。
【0021】
下記にカッター904について詳しく説明し、前記カッター904は前記固定軸16に設置されかつ前記揺動アーム18とスライド可能に連結された案内キー13を含み、前記揺動アーム18の中には後方に開口したスライドチャンバ17が設置され、前記固定軸16には前記スライドチャンバ17の中に位置しかつ前記スライドチャンバ17とスライド可能に連結されたスライドブロック15が設置され、前記スライドブロック15の下側と前記スライドチャンバ17の下端内壁との間には引張ばね14が連結され、前記固定軸16には前記案内キー13の後端に位置した歯車42が設置され、前記揺動アーム18は前記案内キー13によって回転し、更に前記スライドブロック15と前記スライドチャンバ17のスライドによって位置を調整することができる。
【0022】
下記に駆動装置905を詳しく説明し、前記駆動装置905は前記鉛直板29の前側端面に回転可能に連結されかつ前記固定軸16の上端に位置した中心軸40を含み、前記中心軸40には回転棒45が設置され、前記回転棒45の下端には前記歯車42と噛み合うように連結された扇形歯車41が設置され、前記回転棒45の上端には前後に連通した通し溝43が設置され、前記鉛直板29の前側端面の中には前記中心軸40の上端に位置したモータ39が植設され、前記モータ39の前側には伝動軸38が伝動可能に連結され、前記伝動軸38には回転盤37が設置され、前記回転盤37には前記通し溝43とスライド可能に連結された回し棒44が設置されている。
【0023】
下記に図1〜6をあわせて本願発明の木材の曲型加工において曲面度数を調節できる設備の使用方法を詳しく説明する:
【0024】
作動する時、木材を加工台11の上側端面に置き、加工の曲面によりノブ22を回し、昇降棒23とレール板27とのねじ山による回転によってヒンジ繋台31を上に移動させ、更に斜め溝30のヒンジ繋台31への制限により、チェーン棒32を内部に翻転させ、更に挟持アーム25を引き動かして昇降棒23に近接した側にスライドさせ、この時、調整溝35の上端壁が固定ピン34のスライドを制限しており、両側が同期に内部に弾性制限棒33を押圧することで、弾性制限棒33を平面から凹形曲面になさせ、更にノブ22の旋転した回数を弾性制限棒33の弧度を確認し、前記弧度が加工曲面の弧度であり、起動転輪53を回して駆動軸52により回転桶46を回転させ、スライドレール49がスライド棒50と環状溝47との当接により下降し、更に連結ブロック26により挟持アーム25を下降させ、更に弾性制限棒33とボーリングボール19とをスライド可能に連結させ、モータ39を起動して伝動軸38により回転盤37を回転させ、回し棒44を通し溝43の中でスライドさせ、回転棒45を回して中心軸40に沿って旋転させることで、扇形歯車41と歯車42との噛合により回転し、更に固定軸16を周期的に正反旋転させ、固定軸16が案内キー13により揺動アーム18を揺動させ、カッター12により木材の表面を切削し、加工する溝の深さが予期値に達するまで起動転輪53の目盛り盤51における示度により起動転輪53を回転させ、又は起動転輪53を正反回転させることで、波状の区政面溝加工を実現することができる。
【0025】
本発明の有益効果は:本発明はブレード切断の旋転の反方向上の制限を利用し、ブレードと連結された揺動アームは調整可能な制限板に案内され、制限板の曲がった曲面にしたがって旋転し、非常規の角度の曲型溝の加工を実現し、昇降によりカッターを調整し、木材表面の曲型溝の刃部分の進入深さを管理し、浅いから深いまでカッターを保護し、かつ正反回転により上下に往復に移動させ、波状の曲型溝を加工し、設備の加工能力を上げ、上記の二つの曲がり角度と進入深度はいずれも目盛りの示度により具体的な変化を確認でき、加工をより精確にすることができる。
【0026】
上記方式により、当分野の技術者は本発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実現できる。
【要約】      (修正有)
【課題】本発明は木材の曲型加工過程において曲面度数を調節できる設備を提供する。
【解決手段】加工台11を含み、加工台11の上端には鉛直板29が設置され、鉛直板29の上端にはレール板27が固定的に設置され、レール板27の中には左右対称のスライド道28が連通するように設置され、スライド道28の中には可変レール装置901が設置され、可変レール装置901はスライド道28の中にスライド可能に連結された挟持アーム25と、挟持アーム25に設置された調整溝35と、調整溝35の中にスライド可能に連結された固定ピン34と、固定ピン34に回転可能に連結された弾性制限棒33とを含み、弾性制限棒33が挟持アーム25により左右に移動して折れて挟持アーム25により上下に移動して刃部分の進入深度を調整することができる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6