(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6784880
(24)【登録日】2020年10月28日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備
(51)【国際特許分類】
A01B 49/04 20060101AFI20201109BHJP
A01B 39/18 20060101ALI20201109BHJP
【FI】
A01B49/04
A01B39/18 D
A01B39/18 Z
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-151613(P2019-151613)
(22)【出願日】2019年8月21日
【審査請求日】2019年12月22日
(31)【優先権主張番号】201910616545.8
(32)【優先日】2019年7月9日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520314146
【氏名又は名称】永康市頂点環保科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楼天涯
【審査官】
大澤 元成
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−164607(JP,A)
【文献】
中国実用新案第206686608(CN,U)
【文献】
特開平11−127654(JP,A)
【文献】
中国実用新案第2922414(CN,Y)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01B 49/04
A01B 39/18
A01M 21/02
A01B 33/00−33/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボディーを含み、前記ボディーの中にはT型空間が設置され、前記T型空間の中には土地掘り返し機構が設置され、前記土地掘り返し機構は前記T型空間のうち底部に近接したところに固定的に設置された固定板を含み、前記固定板が前後対称に設置され、前後対称の二つの前記固定板の間には土地掘り返し回転輪が回転できるように設置され、前記土地掘り返し回転輪が土地を掘り返すことができ、前記T型空間の右側には雑草収集箱がスライドできるように設置され、前記雑草収集箱の右側が開口されており、前記雑草収集箱の中に雑草を貯蔵でき、前記雑草収集箱の右側には収納空間が設置され、前記収納空間の底部が開口されており、前記収納空間の中には雑草吸い機構が設置され、前記雑草吸い機構は雑草入り升を含み、前記雑草入り升が雑草を前記雑草収集箱の中に吸い込むことができ、前記収納空間の右側には長スライド空間が設置され、前記長スライド空間の中には草刈り機構が設置され、前記草刈り機構は回転できるように設置された第一草刈り刃を含み、前記長スライド空間の中には長スライダがスライドできるように設置され、前記長スライダの底面には第二草刈り刃が固定的に設置され、前記第一草刈り刃の回転で、且つ前記第二草刈り刃との協働を通じて雑草を刈られ、前記ボディーの右側面には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの中には駆動機構が設置され、前記駆動機構が装置全体を駆動して進行させることができ、
前記T型空間の後側には動力空間が設置され、前記動力空間の右側が前記長スライド空間の後側のうち上部に近接した位置に延在し、前記動力空間と前記T型空間との間には前後に伸びた従動軸が回転できるように設置され、前記従動軸の後側の延伸部分が前記動力空間の中に延在し、且つ前記動力空間の中に位置している前記従動軸の部分の外周には伝動プーリが固定的に設置され、前記従動軸の前側末端には前記T型空間の中に位置している従動プーリが固定的に設置され、前記従動プーリと前記土地掘り返し回転輪とが第一ベルトにより連結され、
前記T型空間の左側には滑走空間が設置され、前記滑走空間の底部が開口されており、前記滑走空間の中には矩形スライダがスライドできるように設置され、前記矩形スライダの底部には小型ローラーが回転できるように設置され、前記矩形スライダの頂面と前記滑走空間の頂壁との間には第一ばねが装着され、前記ボディーの左側面には二つの手すりが固定的に設置され、
前記雑草入り升と前記雑草収集箱とが連通するように設計され、前記雑草収集箱と前記雑草入り升との連通部には空気圧縮ポンプが固定的に設置され、前記収納空間の中には揺れ動き板が回転できるように設置され、前記雑草入り升の底部が前記揺れ動き板を貫通し、且つ前記雑草入り升と前記揺れ動き板とが固定するように設置され、前記揺れ動き板と前記収納空間の頂壁との間には第二ばねが装着され、
前記長スライド空間の頂部には矩形空間が設置され、前記矩形空間と前記動力空間との間には前後に伸びた動力軸が回転できるように設置され、前記動力空間の後壁の中には動力モータが固定的に嵌設され、前記動力モータと前記動力軸の後側延伸部分とが伝動できるように連結され、前記動力空間の中に位置している前記動力軸の部分の外周には動力プーリが固定的に設置され、前記動力プーリと前記伝動プーリとが第二ベルトにより連結され、前記動力軸の前側末端には前記矩形空間の中に位置している動力ベベルギヤが固定的に設置され、
前記長スライド空間と前記矩形空間との間にはスプラインスリーブが回転できるように設置され、前記スプラインスリーブの頂面には従動ベベルギヤが固定的に設置され、前記従動ベベルギヤと前記動力ベベルギヤとが噛み合い、前記長スライダの中にはスプライン軸が回転できるように設置され、前記スプライン軸の底面が前記第二草刈り刃を貫通し、且つ前記第一草刈り刃と固定され、前記スプライン軸の頂部延伸部分と前記スプラインスリーブとがスプラインにより連結され、
長スライド空間の左側壁体には短スライド溝が形成され、前記短スライド溝の中にはネジ山ブロックがスライドできるように設置され、前記ネジ山ブロックの右側と前記長スライダとが固定され、前記短スライド溝の頂部にはベルト空間が設置され、前記ベルト空間と前記短スライド溝との間にはスクリュー軸が回転できるように設置され、前記スクリュー軸の底部延伸部分と前記ネジ山ブロックとがネジ山により連結され、前記スクリュー軸の頂部末端には前記ベルト空間の中に位置している第一プーリが固定的に設置され、前記ベルト空間の頂壁の中には小型モータが固定的に設置され、前記小型モータの底面には縦軸が伝動できるように設置され、前記縦軸の底部端には第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記収納空間の頂壁の中には第二ベベルギヤが回転できるように設置され、前記第二ベベルギヤと前記揺れ動き板とが引き糸により連結され、前記縦軸の外周には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとが第三ベルトにより連結され、
前記駆動機構は前記固定ブロックの底部に固定的に設置された二つの支持ブロックを含み、二つの前記支持ブロックが前後対称に設置され、二つの前記支持ブロックの間には進行輪が回転できるように設置され、前記固定ブロックの中には駆動モータが固定的に設置され、前記駆動モータの前側には駆動輪が伝動できるように連結され、前記駆動輪と前記進行輪とは駆動ベルトにより連結されていることを特徴とする温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は温室栽培技術分野を取り上げて、具体的には温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備である。
【背景技術】
【0002】
人々の生活水準の向上につれ、食材に対する要求が高まり、たくさんの野菜がビニールハウスの中で栽培され、これにより市場の需要に応じられる。
ビニールハウスの中で野菜を栽培すると、雑草処理と土地掘り返しの作業を行う必要があり、しかし、伝統的な除草機と田打車とは体積が大きく、コストが高く、小型の温室ビニールハウスに適用されなく、また伝統的なビニールトンネル用の小型田打車が主に人力に頼り、使用が不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103385043号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備を提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備は、ボディーを含み、前記ボディーの中にはT型空間が設置され、前記T型空間の中には土地掘り返し機構が設置され、前記土地掘り返し機構は前記T型空間のうち底部に近接したところに固定的に設置された固定板を含み、前記固定板が前後対称に設置され、前後対称の二つの前記固定板の間には土地掘り返し回転輪が回転できるように設置され、前記土地掘り返し回転輪が土地を掘り返すことができ、前記T型空間の右側には雑草収集箱がスライドできるように設置され、前記雑草収集箱の右側が開口されており、前記雑草収集箱の中に雑草を貯蔵でき、前記雑草収集箱の右側には収納空間が設置され、前記収納空間の底部が開口されており、前記収納空間の中には雑草吸い機構が設置され、前記雑草吸い機構は雑草入り升を含み、前記雑草入り升が雑草を前記雑草収集箱の中に吸い込むことができ、前記収納空間の右側には長スライド空間が設置され、前記長スライド空間の中には草刈り機構が設置され、前記草刈り機構は回転できるように設置された第一草刈り刃を含み、前記長スライド空間の中には長スライダがスライドできるように設置され、前記長スライダの底面には第二草刈り刃が固定的に設置され、前記第一草刈り刃の回転で、且つ前記第二草刈り刃との協働を通じて雑草を刈られ、前記ボディーの右側面には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの中には駆動機構が設置され、前記駆動機構が装置全体を駆動して進行させることができる。
【0006】
更の技術プランとしては、前記T型空間の後側には動力空間が設置され、前記動力空間の右側が前記長スライド空間の後側のうち上部に近接した位置に延在し、前記動力空間と前記T型空間との間には前後に伸びた従動軸が回転できるように設置され、前記従動軸の後側の延伸部分が前記動力空間の中に延在し、且つ前記動力空間の中に位置している前記従動軸の部分の外周には伝動プーリが固定的に設置され、前記従動軸の前側末端には前記T型空間の中に位置している従動プーリが固定的に設置され、前記従動プーリと前記土地掘り返し回転輪とが第一ベルトにより連結されている。
【0007】
更の技術プランとしては、前記T型空間の左側には滑走空間が設置され、前記滑走空間の底部が開口されており、前記滑走空間の中には矩形スライダがスライドできるように設置され、前記矩形スライダの底部には小型ローラーが回転できるように設置され、前記矩形スライダの頂面と前記滑走空間の頂壁との間には第一ばねが装着され、前記ボディーの左側面には二つの手すりが固定的に設置されている。
【0008】
更の技術プランとしては、前記雑草入り升と前記雑草収集箱とが連通するように設計され、前記雑草収集箱と前記雑草入り升との連通部には空気圧縮ポンプが固定的に設置され、前記収納空間の中には揺れ動き板が回転できるように設置され、前記雑草入り升の底部が前記揺れ動き板を貫通し、且つ前記雑草入り升と前記揺れ動き板とが固定するように設置され、前記揺れ動き板と前記収納空間の頂壁との間には第二ばねが装着されている。
【0009】
更の技術プランとしては、前記長スライド空間の頂部には矩形空間が設置され、前記矩形空間と前記動力空間との間には前後に伸びた動力軸が回転できるように設置され、前記動力空間の後壁の中には動力モータが固定的に嵌設され、前記動力モータと前記動力軸の後側延伸部分とが伝動できるように連結され、前記動力空間の中に位置している前記動力軸の部分の外周には動力プーリが固定的に設置され、前記動力プーリと前記伝動プーリとが第二ベルトにより連結され、前記動力軸の前側末端には前記矩形空間の中に位置している動力ベベルギヤが固定的に設置されている。
【0010】
更の技術プランとしては、前記長スライド空間と前記矩形空間との間にはスプラインスリーブが回転できるように設置され、前記スプラインスリーブの頂面には従動ベベルギヤが固定的に設置され、前記従動ベベルギヤと前記動力ベベルギヤとが噛み合い、前記長スライダの中にはスプライン軸が回転できるように設置され、前記スプライン軸の底面が前記第二草刈り刃を貫通し、且つ前記第一草刈り刃と固定され、前記スプライン軸の頂部延伸部分と前記スプラインスリーブとがスプラインにより連結されている。
【0011】
更の技術プランとしては、長スライド空間の左側壁体には短スライド溝が形成され、前記短スライド溝の中にはネジ山ブロックがスライドできるように設置され、前記ネジ山ブロックの右側と前記長スライダとが固定され、前記短スライド溝の頂部にはベルト空間が設置され、前記ベルト空間と前記短スライド溝との間にはスクリュー軸が回転できるように設置され、前記スクリュー軸の底部延伸部分と前記ネジ山ブロックとがネジ山により連結され、前記スクリュー軸の頂部末端には前記ベルト空間の中に位置している第一プーリが固定的に設置され、前記ベルト空間の頂壁の中には小型モータが固定的に設置され、前記小型モータの底面には縦軸が伝動できるように設置され、前記縦軸の底部端には第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記収納空間の頂壁の中には第二ベベルギヤが回転できるように設置され、前記第二ベベルギヤと前記揺れ動き板とが引き糸により連結され、前記縦軸の外周には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとが第三ベルトにより連結されている。
【0012】
更の技術プランとしては、前記駆動機構は前記固定ブロックの底部に固定的に設置された二つの支持ブロックを含み、二つの前記支持ブロックが前後対称に設置され、二つの前記支持ブロックの間には進行輪が回転できるように設置され、前記固定ブロックの中には駆動モータが固定的に設置され、前記駆動モータの前側には駆動輪が伝動できるように連結され、前記駆動輪と前記進行輪とは駆動ベルトにより連結されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明の雑草処理と土地掘り返しの設備は、除草と、収集と、土地掘り返しとの機能を一体にし、機能を多様にさせ、多種類の設備を同時に使用して作業を行う必要がなく、コストを下げ、また本発明の設備の駆動機構がモータによって駆動されるため、人力で手すりを握ることだけで進行方向をコントロールでき、労働力を大いに省き、これにより雑草処理と土地掘り返しとが更に簡単になり、本発明は構成が簡単で、伝動が安定で、操作が便利で、体積が小さく、ビニールハウスの中で簡単に使用でき、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【
図1】
図1は本発明の温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備の内部全体構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜4を参照し、本発明の実施例の温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備は、ボディー10を含み、前記ボディー10の中にはT型空間18が設置され、前記T型空間18の中には土地掘り返し機構71が設置され、前記土地掘り返し機構71は前記T型空間18のうち底部に近接したところに固定的に設置された固定板19を含み、前記固定板19が前後対称に設置され、前後対称の二つの前記固定板19の間には土地掘り返し回転輪20が回転できるように設置され、前記土地掘り返し回転輪20が土地を掘り返すことができ、前記T型空間18の右側には雑草収集箱21がスライドできるように設置され、前記雑草収集箱21の右側が開口されており、前記雑草収集箱21の中に雑草を貯蔵でき、前記雑草収集箱21の右側には収納空間41が設置され、前記収納空間41の底部が開口されており、前記収納空間41の中には雑草吸い機構72が設置され、前記雑草吸い機構72は雑草入り升43を含み、前記雑草入り升43が雑草を前記雑草収集箱21の中に吸い込むことができ、前記収納空間41の右側には長スライド空間40が設置され、前記長スライド空間40の中には草刈り機構73が設置され、前記草刈り機構73は回転できるように設置された第一草刈り刃37を含み、前記長スライド空間40の中には長スライダ39がスライドできるように設置され、前記長スライダ39の底面には第二草刈り刃38が固定的に設置され、前記第一草刈り刃37の回転で、且つ前記第二草刈り刃38との協働を通じて雑草を刈られ、前記ボディー10の右側面には固定ブロック31が固定的に設置され、前記固定ブロック31の中には駆動機構74が設置され、前記駆動機構74が装置全体を駆動して進行させることができる。
【0017】
有益なまた例を示すように、前記T型空間18の後側には動力空間62が設置され、前記動力空間62の右側が前記長スライド空間40の後側のうち上部に近接した位置に延在し、前記動力空間62と前記T型空間18との間には前後に伸びた従動軸16が回転できるように設置され、前記従動軸16の後側の延伸部分が前記動力空間62の中に延在し、且つ前記動力空間62の中に位置している前記従動軸16の部分の外周には伝動プーリ60が固定的に設置され、前記従動軸16の前側末端には前記T型空間18の中に位置している従動プーリ65が固定的に設置され、前記従動プーリ65と前記土地掘り返し回転輪20とが第一ベルト17により連結され、前記従動軸16の回転により前記従動プーリ65が前記土地掘り返し回転輪20を回転連動させ、これにより前記土地掘り返し回転輪20が土地に掘り返す作業を行う。
【0018】
有益なまた例を示すように、前記T型空間18の左側には滑走空間12が設置され、前記滑走空間12の底部が開口されており、前記滑走空間12の中には矩形スライダ14がスライドできるように設置され、前記矩形スライダ14の底部には小型ローラー15が回転できるように設置され、前記矩形スライダ14の頂面と前記滑走空間12の頂壁との間には第一ばね13が装着され、前記ボディー10の左側面には二つの手すり11が固定的に設置され、土地を掘り返す時に、前記手すり11をつかむことで、前記矩形スライダ14が上方へやや移動し、これにより前記土地掘り返し回転輪20が地面に密着して土地を掘り返す。
【0019】
有益なまた例を示すように、前記雑草入り升43と前記雑草収集箱21とが連通するように設計され、前記雑草収集箱21と前記雑草入り升43との連通部には空気圧縮ポンプ23が固定的に設置され、前記収納空間41の中には揺れ動き板42が回転できるように設置され、前記雑草入り升43の底部が前記揺れ動き板42を貫通し、且つ前記雑草入り升43と前記揺れ動き板42とが固定するように設置され、前記揺れ動き板42と前記収納空間41の頂壁との間には第二ばね52が装着され、前記揺れ動き板42の揺れ動きで前記雑草入り升43が前記収納空間41に収納される又は前記収納空間41から伸び出ることができる。
【0020】
有益なまた例を示すように、前記長スライド空間40の頂部には矩形空間26が設置され、前記矩形空間26と前記動力空間62との間には前後に伸びた動力軸28が回転できるように設置され、前記動力空間62の後壁の中には動力モータ63が固定的に嵌設され、前記動力モータ63と前記動力軸28の後側延伸部分とが伝動できるように連結され、前記動力空間62の中に位置している前記動力軸28の部分の外周には動力プーリ64が固定的に設置され、前記動力プーリ64と前記伝動プーリ60とが第二ベルト61により連結され、前記動力軸28の前側末端には前記矩形空間26の中に位置している動力ベベルギヤ27が固定的に設置され、前記動力モータ63の作動で前記動力軸28が回転し、更に前記従動軸16が回転し、これにより前記土地掘り返し回転輪20は駆動されて土地掘り返しを行う。
【0021】
有益なまた例を示すように、前記長スライド空間40と前記矩形空間26との間にはスプラインスリーブ30が回転できるように設置され、前記スプラインスリーブ30の頂面には従動ベベルギヤ29が固定的に設置され、前記従動ベベルギヤ29と前記動力ベベルギヤ27とが噛み合い、前記長スライダ39の中にはスプライン軸58が回転できるように設置され、前記スプライン軸58の底面が前記第二草刈り刃38を貫通し、且つ前記第一草刈り刃37と固定され、前記スプライン軸58の頂部延伸部分と前記スプラインスリーブ30とがスプラインにより連結され、前記動力ベベルギヤ27の回転で前記スプラインスリーブ30が回転し、更に前記スプライン軸58を回転連動させ、これにより前記第一草刈り刃37は回転して草を刈る。
【0022】
有益なまた例を示すように、長スライド空間40の左側壁体には短スライド溝56が形成され、前記短スライド溝56の中にはネジ山ブロック55がスライドできるように設置され、前記ネジ山ブロック55の右側と前記長スライダ39とが固定され、前記短スライド溝56の頂部にはベルト空間45が設置され、前記ベルト空間45と前記短スライド溝56との間にはスクリュー軸57が回転できるように設置され、前記スクリュー軸57の底部延伸部分と前記ネジ山ブロック55とがネジ山により連結され、前記スクリュー軸57の頂部末端には前記ベルト空間45の中に位置している第一プーリ48が固定的に設置され、前記ベルト空間45の頂壁の中には小型モータ44が固定的に設置され、前記小型モータ44の底面には縦軸49が伝動できるように設置され、前記縦軸49の底部端には第一ベベルギヤ50が固定的に設置され、前記収納空間41の頂壁の中には第二ベベルギヤ51が回転できるように設置され、前記第二ベベルギヤ51と前記揺れ動き板42とが引き糸53により連結され、前記縦軸49の外周には第二プーリ46が固定的に設置され、前記第二プーリ46と前記第一プーリ48とが第三ベルト47により連結され、前記小型モータ44の作動で前記縦軸49が回転し、更に前記第一ベベルギヤ50が前記第二ベベルギヤ51を回転連動させ、更に前記揺れ動き板42を開ける又は収容し、更に前記スクリュー軸57が前記ネジ山ブロック55を連動させて上下に移動させ、これにより前記第二草刈り刃38が上下に移動できる。
【0023】
有益なまた例を示すように、前記駆動機構74は前記固定ブロック31の底部に固定的に設置された二つの支持ブロック36を含み、二つの前記支持ブロック36が前後対称に設置され、二つの前記支持ブロック36の間には進行輪35が回転できるように設置され、前記固定ブロック31の中には駆動モータ59が固定的に設置され、前記駆動モータ59の前側には駆動輪32が伝動できるように連結され、前記駆動輪32と前記進行輪35とは駆動ベルト34により連結され、前記駆動モータ59を制御して作動させることで、前記駆動輪32が前記進行輪35を回転連動させ、これにより装置を進行させる。
【0024】
使用する時に、手で前記手すり11をつかみ、そして下方へ少し手すり11を押し、土地掘り返し回転輪20を地面と当接させ、この時に小型モータ44を制御して作動させ、縦軸49を回転させ、更に第二ベベルギヤ51が引き糸53を緩め、揺れ動き板42が第二ばね52の作用のもとで下方へ移動し、雑草入り升43を開けられるようにし、且つスクリュー軸57を回転させ、ネジ山ブロック55を下方へ移動させ、長スライダ39を下方へ移動させ、更に第一草刈り刃37と第二草刈り刃38とが下方へ移動し、そして動力モータ63を制御して作動させ、これにより動力軸28を回転させ、更に動力プーリ64が伝動プーリ60を回転連動させ、従動軸16が回転し、従動プーリ65を回転させ、従動プーリ65が土地掘り返し回転輪20を回転連動させ、これにより土地掘り返し回転輪20が土地を掘り返し、動力軸28が動力ベベルギヤ27を回転連動させ、これにより従動ベベルギヤ29が回転し、スプラインスリーブ30がスプライン軸58を回転連動させ、第一草刈り刃37が回転し、第一草刈り刃37と第二草刈り刃38とを協働させて草を刈らせ、そして空気圧縮ポンプ23を制御して作動させ、草を雑草収集箱21の中に収集し、そして駆動モータ59を制御して作動させ、これにより駆動輪32が進行輪35を回転連動させ、これにより進行を実現できる。
【0025】
本発明の雑草処理と土地掘り返しの設備は、除草と、収集と、土地掘り返しとの機能を一体にし、機能を多様にさせ、多種類の設備を同時に使用して作業を行う必要がなく、コストを下げ、また本発明の設備の駆動機構がモータによって駆動されるため、人力で手すりを握ることだけで進行方向をコントロールでき、労働力を大いに省き、これにより雑草処理と土地掘り返しとが更に簡単になり、本発明は構成が簡単で、伝動が安定で、操作が便利で、体積が小さく、ビニールハウスの中で簡単に使用でき、普及する価値がある。
【0026】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は温室ビニールハウス用の雑草処理と土地掘り返しの設備を開示した。
【解決手段】
ボディーを含み、前記ボディーの中にはT型空間が設置され、前記T型空間の中には土地掘り返し機構が設置され、前記土地掘り返し機構は前記T型空間のうち底部に近接したところに固定的に設置された固定板を含み、前記固定板が前後対称に設置され、前後対称の二つの前記固定板の間には土地掘り返し回転輪が回転できるように設置され、前記土地掘り返し回転輪が土地を掘り返すことができ、前記T型空間の右側には雑草収集箱がスライドできるように設置され、本発明は、除草と、収集と、土地掘り返しとの機能を一体にし、機能を多様にさせ、多種類の設備を同時に使用して作業を行う必要がなく、コストを下げ、また本発明の設備の駆動機構がモータによって駆動され、労働力を大いに省く。
【選択図】
図1