特許第6784881号(P6784881)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6784881
(24)【登録日】2020年10月28日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】高効率動力助力装置
(51)【国際特許分類】
   F16H 33/06 20060101AFI20201109BHJP
   F03G 1/00 20060101ALI20201109BHJP
【FI】
   F16H33/06
   F03G1/00 A
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-202711(P2019-202711)
(22)【出願日】2019年11月7日
【審査請求日】2020年3月30日
(31)【優先権主張番号】201910679703.4
(32)【優先日】2019年7月26日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520209912
【氏名又は名称】浙江知瑞科技集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楼碧云
【審査官】 前田 浩
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第201264600(CN,Y)
【文献】 中国実用新案第204267633(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 33/06
F03G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボディーを含み、前記ボディーは反応空間を含み、
前記反応空間の底端壁には制御空間が固定的に設置され、前記制御空間の中には運動エネルギーの保存と伝達を制御できる制御機構が設置され、前記反応空間の中には前後に延びている第一回転軸が設置され、前記前後に延びている第一回転軸にはトリガーブロックが回転できるように設置され、前記反応空間の左端壁には第一トリガースイッチが固定的に設置され、前記反応空間の右端壁には第二トリガースイッチが固定的に設置され、
前記制御空間の後端壁には減速空間が固定的に設置され、前記減速空間の中には主動輪の減速に協力して減速するとき運動エネルギーを伝達する減速機構が設置され、前記減速空間の後端壁には前後に延びている第二回転軸が回転できるように設置され、前記第二回転軸には主動輪が固定的に設置され、
前記減速空間の右端壁には加速空間が固定的に設置され、前記加速空間の中には加速機構が設置され、前記主動輪が加速又は動力を必要とするときに前記加速機構は保存された運動エネルギーを伝達し、前記加速空間の後端壁には前へ前記制御空間まで延びている第一固定ロッドが固定的に設置され、前記第一固定ロッドにはスリーブが回転できるように設置されていることを特徴とする高効率動力助力装置。
【請求項2】
前記制御機構は前記反応空間を含み、前記反応空間の中には前後に延びている前記第一回転軸が設置され、前後に延びている前記第一回転軸には前記トリガーブロックが回転できるように設置され、前記反応空間の左端壁には前記第一トリガースイッチが固定的に設置され、前記反応空間の右端壁には前記第二トリガースイッチが固定的に設置され、前記反応空間の底端壁には前記制御空間が固定的に設置され、前記制御空間の中には第三回転軸が前後に延びるように回転できるように設置され、前記第三回転軸には第一ラチェットホイールが固定的に設置され、前記加速空間の後端壁には前へ前記制御空間まで延びている前記第一固定ロッドが固定的に設置され、前記第一固定ロッドには前後に延びている前記スリーブが回転できるように設置されていることを特徴とする請求項1に記載の高効率動力助力装置。
【請求項3】
前記制御空間の中に位置した前記スリーブにはぜんまいが固定的に設置され、前記ぜんまいにはぜんまいカバーが固定的に連結され、前記ぜんまいカバーには第一ラチェット歯が固定的に設置され、前記スリーブには第二ラチェット歯が内部向きに設置され、前記第一固定ロッドの前端壁には制御ブロックが固定的に設置され、前記制御ブロックの中には左方に開口した第一スライド溝が固定的に設置され、前記第一スライド溝の中には止めブロックがスライドできるように設置され、前記第一スライド溝の右端壁には第一電磁石が固定的に設置され、前記第一電磁石と前記第二トリガースイッチとが通電できるように連結され、前記第一電磁石の左端壁と前記止めブロックには第一ばねが連結され、前記制御空間の底端壁には連結ブロックが固定的に設置され、前記連結ブロックには第四回転軸が回転できるように設置され、前記第四回転軸には第二連結ロッドが固定的に設置され、前記第二連結ロッドと前記制御空間の底端壁には第二ばねが連結されていることを特徴とする請求項2に記載の高効率動力助力装置。
【請求項4】
前記減速機構は前記減速空間を含み、前記減速空間と前記制御空間には第二スライド溝が連通するように形成され、前記第二スライド溝の中には第一スライドブロックが前後にスライドできるように設置され、前記第一スライドブロックの中には前後に延びている第五回転軸が回転できるように設置され、前記第二スライド溝の上下端壁には第一スライド空間が対称に設置され、前記第一スライド空間の中には第三スライド溝が固定的に設置され、前記第三スライド溝の中には第二スライドブロックがスライドできるように設置され、前記第二スライドブロックと前記第一スライドブロックとが固定的に連結され、前記第三スライド溝の前端壁には第二電磁石が固定的に設置され、前記第二電磁石と前記第一トリガースイッチとが通電できるように連結され、前記第二スライドブロックの後端壁と前記第三スライド溝には第三ばねが連結され、前記制御空間の中に位置した前記第五回転軸には第一歯車が固定的に設置され、前記スリーブの中には前記第一歯車と噛み合った第一ねじ山が固定的に設置され、前記減速空間に位置した前記第五回転軸には第二歯車が固定的に設置され、前記主動輪の前端壁の中には前記第二歯車と噛み合った第二ねじ山が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の高効率動力助力装置。
【請求項5】
前記加速機構は前記加速空間を含み、前記第一固定ロッドには前後に延びている前記スリーブが回転できるように設置され、前記加速空間の中に位置した前記スリーブには第三ねじ山が固定的に設置され、前記加速空間と前記減速空間との間には第四スライド溝が連通するように設置され、前記第四スライド溝の中に第三スライドブロックが左右にスライドできるように設置され、前記第三スライドブロックの上下端壁には第二スライド空間が対称に設置され、前記第二スライド空間の中には第五スライド溝が固定的に設置され、前記第五スライド溝の中には第四スライドブロックが前後にスライドできるように設置され、前記第四スライドブロックと前記第三スライドブロックとが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の高効率動力助力装置。
【請求項6】
前記第五スライド溝の前端壁には第三電磁石が固定的に設置され、前記第三電磁石と前記第二トリガースイッチとが通電できるように連結され、前記第四スライドブロックの前端壁と前記第二スライド空間の前端壁には第四ばねが連結され、前記第三スライドブロックの中には第六回転軸が回転できるように設置され、前記第六回転軸の前端壁の中には第三スライド空間が固定的に設置され、前記第三スライド空間の中には中間軸がスライドできるように設置され、前記中間軸には第三歯車が固定的に設置され、前記第三歯車と前記第三ねじ山にはチェーンが回転できるように設置され、前記減速空間の中に位置した前記第六回転軸には前記主動輪と噛み合った第四歯車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項5に記載の高効率動力助力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は運動エネルギー高効率利用分野を取り上げて、具体的には高効率動力助力装置である。
【背景技術】
【0002】
周知のように、経済の発展につれて、歩行に代えるツールが色々な種類あり、経済の発展につれて、日常の活動範囲も広げられ、歩行に代えるツールの主な方式は自動車と自転車であり、活動エリアの拡大と町の規模化発展につれて、自動車と自転車が便利に加速又は減速する必要があり、加速又は減速する過程では、一部分の運動エネルギーが無駄になり、自動車又は自転車の減速と坂下りの時の運動エネルギーを集めて保存し、加速と坂上りの時に使用すれば、多くの運動エネルギーと資源を節約でき、したがって、運動エネルギーを管理して保存する装置を設計する必要があり、具体的には高効率動力助力装置で上記問題を解決する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102256851号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明が解決しようとする技術問題は高効率動力助力装置を提供することであり、該高効率動力助力装置はエンジンが浪費した動力を回収して保存し、大きな馬力が必要となるとき動力を解放できる高効率の一体化設備であり、該高効率動力助力設備は反応が早く、機能が多い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを通じて実現する:
ボディーを含み、前記ボディーは反応空間を含み、
前記反応空間の底端壁には制御空間が固定的に設置され、前記制御空間の中には運動エネルギーの保存と伝達を制御できる制御機構が設置され、前記反応空間の中には前後に延びている第一回転軸が設置され、前記前後に延びている第一回転軸にはトリガーブロックが回転できるように設置され、前記反応空間の左端壁には第一トリガースイッチが固定的に設置され、前記反応空間の右端壁には第二トリガースイッチが固定的に設置され、
前記制御空間の後端壁には減速空間が固定的に設置され、前記減速空間の中には主動輪の減速に協力して減速するとき運動エネルギーを伝達する減速機構が設置され、前記減速空間の後端壁には前後に延びている第二回転軸が回転できるように設置され、前記第二回転軸には主動輪が固定的に設置され、
前記減速空間の右端壁には加速空間が固定的に設置され、前記加速空間の中には加速機構が設置され、前記主動輪が加速又は動力を必要とするときに前記加速機構は保存された運動エネルギーを伝達し、前記加速空間の後端壁には前へ前記制御空間まで延びている第一固定ロッドが固定的に設置され、前記第一固定ロッドにはスリーブが回転できるように設置されている。
【0006】
前記制御機構は前記反応空間を含み、前記反応空間の中には前後に延びている前記第一回転軸が設置され、前後に延びている前記第一回転軸には前記トリガーブロックが回転できるように設置され、前記反応空間の左端壁には前記第一トリガースイッチが固定的に設置され、前記反応空間の右端壁には前記第二トリガースイッチが固定的に設置され、前記反応空間の底端壁には前記制御空間が固定的に設置され、前記制御空間の中には第三回転軸が前後に延びるように回転できるように設置され、前記第三回転軸には第一ラチェットホイールが固定的に設置され、前記加速空間の後端壁には前へ前記制御空間まで延びている前記第一固定ロッドが固定的に設置され、前記第一固定ロッドには前後に延びている前記スリーブが回転できるように設置されている。
【0007】
前記制御空間の中に位置した前記スリーブにはぜんまいが固定的に設置され、前記ぜんまいにはぜんまいカバーが固定的に連結され、前記ぜんまいカバーには第一ラチェット歯が固定的に設置され、前記スリーブには第二ラチェット歯が内部向きに設置され、前記第一固定ロッドの前端壁には制御ブロックが固定的に設置され、前記制御ブロックの中には左方に開口した第一スライド溝が固定的に設置され、前記第一スライド溝の中には止めブロックがスライドできるように設置され、前記第一スライド溝の右端壁には第一電磁石が固定的に設置され、前記第一電磁石と前記第二トリガースイッチとが通電できるように連結され、前記第一電磁石の左端壁と前記止めブロックには第一ばねが連結され、前記制御空間の底端壁には連結ブロックが固定的に設置され、前記連結ブロックには第四回転軸が回転できるように設置され、前記第四回転軸には第二連結ロッドが固定的に設置され、前記第二連結ロッドと前記制御空間の底端壁には第二ばねが連結されている。
【0008】
前記減速機構は前記減速空間を含み、前記減速空間と前記制御空間には第二スライド溝が連通するように形成され、前記第二スライド溝の中には第一スライドブロックが前後にスライドできるように設置され、前記第一スライドブロックの中には前後に延びている第五回転軸が回転できるように設置され、前記第二スライド溝の上下端壁には第一スライド空間が対称に設置され、前記第一スライド空間の中には第三スライド溝が固定的に設置され、前記第三スライド溝の中には第二スライドブロックがスライドできるように設置され、前記第二スライドブロックと前記第一スライドブロックとが固定的に連結され、前記第三スライド溝の前端壁には第二電磁石が固定的に設置され、前記第二電磁石と前記第一トリガースイッチとが通電できるように連結され、前記第二スライドブロックの後端壁と前記第三スライド溝には第三ばねが連結され、前記制御空間の中に位置した前記第五回転軸には第一歯車が固定的に設置され、前記スリーブの中には前記第一歯車と噛み合った第一ねじ山が固定的に設置され、前記減速空間に位置した前記第五回転軸には第二歯車が固定的に設置され、前記主動輪の前端壁の中には前記第二歯車と噛み合った第二ねじ山が固定的に設置されている。
【0009】
前記加速機構は前記加速空間を含み、前記第一固定ロッドには前後に延びている前記スリーブが回転できるように設置され、前記加速空間の中に位置した前記スリーブには第三ねじ山が固定的に設置され、前記加速空間と前記減速空間との間には第四スライド溝が連通するように設置され、前記第四スライド溝の中に第三スライドブロックが左右にスライドできるように設置され、前記第三スライドブロックの上下端壁には第二スライド空間が対称に設置され、前記第二スライド空間の中には第五スライド溝が固定的に設置され、前記第五スライド溝の中には第四スライドブロックが前後にスライドできるように設置され、前記第四スライドブロックと前記第三スライドブロックとが固定的に連結されている。
【0010】
前記第五スライド溝の前端壁には第三電磁石が固定的に設置され、前記第三電磁石と前記第二トリガースイッチとが通電できるように連結され、前記第四スライドブロックの前端壁と前記第二スライド空間の前端壁には第四ばねが連結され、前記第三スライドブロックの中には第六回転軸が回転できるように設置され、前記第六回転軸の前端壁の中には第三スライド空間が固定的に設置され、前記第三スライド空間の中には中間軸がスライドできるように設置され、前記中間軸には第三歯車が固定的に設置され、前記第三歯車と前記第三ねじ山にはチェーンが回転できるように設置され、前記減速空間の中に位置した前記第六回転軸には前記主動輪と噛み合った第四歯車が固定的に設置されている
【発明の効果】
【0011】
本願発明の有益な効果は:本願発明の装置は自動車や自転車などの現代の歩行に代えるツールが減速と坂下りの時の運動エネルギーを集めて保存し、加速と坂上りの時に使用でき、多くの運動エネルギーと資源を節約し、同時に、エンジンの運動エネルギー利用率を大幅に高め、プロセス全体が本願発明の装置自体で判断され、作動流れ全体が高い自動化と一体化程度を持ち、同時に、高いエネルギー利用率を持ち、操作が簡単で、プロセスが安全で迅速である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本願発明の実施例の機械構造概略図
図2図2図1のA―Aの構造概略図
図3図3図1のB―Bの構造概略図
図4図4図1のCの拡大構造概略図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜4に示すように、高効率動力助力装置は、ボディー10を含み、前記ボディー10は反応空間11を含み、前記反応空間11の底端壁には制御空間15が固定的に設置され、前記制御空間15の中には運動エネルギーの保存と伝達を制御できる制御機構90が設置され、前記反応空間11の中には前後に延びている第一回転軸13が設置され、前記前後に延びている第一回転軸13にはトリガーブロック12が回転できるように設置され、前記反応空間11の左端壁には第一トリガースイッチ14が固定的に設置され、前記反応空間11の右端壁には第二トリガースイッチ19が固定的に設置されている。
【0015】
前記制御空間15の後端壁には減速空間31が固定的に設置され、前記減速空間31の中には主動輪の減速に協力して減速するとき運動エネルギーを伝達する減速機構91が設置され、前記減速空間31の後端壁には前後に延びている第二回転軸33が回転できるように設置され、前記第二回転軸33には主動輪34が固定的に設置されている。
【0016】
前記減速空間31の右端壁には加速空間46が固定的に設置され、前記加速空間46の中には加速機構92が設置され、前記主動輪34が加速又は動力を必要とするときに前記加速機構92は保存された運動エネルギーを伝達し、前記加速空間46の後端壁には前へ前記制御空間15まで延びている第一固定ロッド43が固定的に設置され、前記第一固定ロッド43にはスリーブ22が回転できるように設置されている。
【0017】
前記制御機構90は前記反応空間11を含み、前記反応空間11の中には前後に延びている前記第一回転軸13が設置され、前後に延びている前記第一回転軸13には前記トリガーブロック12が回転できるように設置され、前記反応空間11の左端壁には前記第一トリガースイッチ14が固定的に設置され、前記反応空間11の右端壁には前記第二トリガースイッチ19が固定的に設置され、前記反応空間11の底端壁には前記制御空間15が固定的に設置され、前記制御空間15の中には第三回転軸17が前後に延びるように回転できるように設置され、前記第三回転軸17には第一ラチェットホイール16が固定的に設置され、前記加速空間46の後端壁には前へ前記制御空間15まで延びている前記第一固定ロッド43が固定的に設置され、前記第一固定ロッド43には前後に延びている前記スリーブ22が回転できるように設置され、前記制御空間15の中に位置した前記スリーブ22にはぜんまい18が固定的に設置され、前記ぜんまい18にはぜんまいカバー21が固定的に連結され、前記ぜんまいカバー21には第一ラチェット歯20が固定的に設置され、前記スリーブ22には第二ラチェット歯23が内部向きに設置され、前記第一固定ロッド43の前端壁には制御ブロック42が固定的に設置され、前記制御ブロック42の中には左方に開口した第一スライド溝58が固定的に設置され、前記第一スライド溝58の中には止めブロック57がスライドできるように設置され、前記第一スライド溝58の右端壁には第一電磁石59が固定的に設置され、前記第一電磁石59と前記第二トリガースイッチ19とが通電できるように連結され、前記第一電磁石59の左端壁と前記止めブロック57には第一ばね60が連結され、前記制御空間15の底端壁には連結ブロック26が固定的に設置され、前記連結ブロック26には第四回転軸27が回転できるように設置され、前記第四回転軸27には第二連結ロッド25が固定的に設置され、前記第二連結ロッド25と前記制御空間15の底端壁には第二ばね24が連結され、本願発明装置が減速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が慣性のため前記第一回転軸13を中心に時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して前記第一トリガースイッチ14を接触し、前記第三回転軸17が回転し、前記第三回転軸17が回転し前記第一ラチェットホイール16を回転させ、前記第一ラチェットホイール16が回転し前記第一ラチェット歯20を通じて前記ぜんまいカバー21を回転させ、前記第一ラチェット歯20が時計回りに回転するとき、前記第二固定ロッド25が前記第一ラチェット歯20の回転を止めなく、前記第一電磁石59が通電されなく、このとき、前記第一ばね60が弾力の作用により前記止めブロック57を左へ延びさせ、前記止めブロック57が左へ延びて前記第二ラチェット歯23と接触して前記第二ラチェット歯23を止め、前記スリーブ22は前記第二ラチェット歯23が止められるため回転できなく、この時前記ぜんまい18が収縮し動力を保存し、前記ぜんまい18が収縮するとき、前記第二固定ロッド25が前記第一ラチェット歯20を止め、前記ぜんまい18が前記第二固定ロッド25と前記止めブロック57の止めにより回転できなくて動力を解放できなく、本願発明装置が加速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が前記第一回転軸13を中心に反時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して第二トリガースイッチ19と接触し、前記第二トリガースイッチ19が前記第一電磁石59に通電させ、前記第一電磁石59が通電され磁力を生成し、前記止めブロック57が磁力の作用により右へスライドし、前記第二ラチェット歯23が前記止めブロック57の右へのスライドにより前記スリーブ22を回転させることができ、前記ぜんまい18は保存された運動エネルギーを解放し前記スリーブ22を回転させることができる。
【0018】
前記減速機構91は前記減速空間31を含み、前記減速空間31と前記制御空間15には第二スライド溝61が連通するように形成され、前記第二スライド溝61の中には第一スライドブロック41が前後にスライドできるように設置され、前記第一スライドブロック41の中には前後に延びている第五回転軸30が回転できるように設置され、前記第二スライド溝61の上下端壁には第一スライド空間36が対称に設置され、前記第一スライド空間36の中には第三スライド溝39が固定的に設置され、前記第三スライド溝39の中には第二スライドブロック38がスライドできるように設置され、前記第二スライドブロック38と前記第一スライドブロック41とが固定的に連結され、前記第三スライド溝39の前端壁には第二電磁石40が固定的に設置され、前記第二電磁石40と前記第一トリガースイッチ14とが通電できるように連結され、前記第二スライドブロック38の後端壁と前記第三スライド溝39には第三ばね37が連結され、前記制御空間15の中に位置した前記第五回転軸30には第一歯車29が固定的に設置され、前記スリーブ22の中には前記第一歯車29と噛み合った第一ねじ山28が固定的に設置され、前記減速空間31に位置した前記第五回転軸30には第二歯車32が固定的に設置され、前記主動輪34の前端壁の中には前記第二歯車32と噛み合った第二ねじ山35が固定的に設置され、本願発明装置が減速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が慣性のため第一回転軸13を中心に時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して前記第一トリガースイッチ14を接触し、前記第一トリガースイッチ14が前記第二電磁石40を通電させ、前記第二電磁石40が磁力を生成し、前記第二電磁石40が磁力の作用により前記第二スライドブロック38を後ろへスライドさせ、前記第二スライドブロック38が後ろへスライドして前記第一スライドブロック41を後ろへスライドさせ、前記第一スライドブロック41が後ろへスライドして前記第五回転軸30を後ろへ移動させ、前記第五回転軸30が後ろへ移動し前記第二歯車32を後ろへ移動させ、前記第二歯車32が後ろへ移動して前記主動輪34内の前記第二ねじ山35と噛み合い、前記主動輪34が噛合を通じて前記第二歯車32を回転させ、前記第二歯車32が回転し前記第五回転軸30を回転させ、前記第五回転軸30が回転し前記第一歯車29を回転させ、前記第一歯車29が回転して前記第一ラチェットホイール16を回転させる。
【0019】
前記加速機構92は前記加速空間46を含み、前記第一固定ロッド43には前後に延びている前記スリーブ22が回転できるように設置され、前記加速空間46の中に位置した前記スリーブ22には第三ねじ山45が固定的に設置され、前記加速空間46と前記減速空間31との間には第四スライド溝56が連通するように設置され、前記第四スライド溝56の中に第三スライドブロック54が左右にスライドできるように設置され、前記第三スライドブロック54の上下端壁には第二スライド空間49が対称に設置され、前記第二スライド空間49の中には第五スライド溝52が固定的に設置され、前記第五スライド溝52の中には第四スライドブロック51が前後にスライドできるように設置され、前記第四スライドブロック51と前記第三スライドブロック54とが固定的に連結され、前記第五スライド溝52の前端壁には第三電磁石53が固定的に設置され、前記第三電磁石53と前記第二トリガースイッチ19とが通電できるように連結され、前記第四スライドブロック51の前端壁と前記第二スライド空間49の前端壁には第四ばね50が連結され、前記第三スライドブロック54の中には第六回転軸47が回転できるように設置され、前記第六回転軸47の前端壁の中には第三スライド空間63が固定的に設置され、前記第三スライド空間63の中には中間軸62がスライドできるように設置され、前記中間軸60には第三歯車55が固定的に設置され、前記第三歯車55と前記第三ねじ山45にはチェーン44が回転できるように設置され、前記減速空間31の中に位置した前記第六回転軸47には前記主動輪34と噛み合った第四歯車48が固定的に設置され、本願発明装置が加速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が前記第一回転軸13を中心に反時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転し前記第二トリガースイッチ19を接触し、前記第二トリガースイッチ19が第三電磁石53に通電させて磁力を生成させ、前記第四スライドブロック51が前記第三電磁石53の磁力の作用により後ろへスライドし、前記第四スライドブロック51が後ろへスライドし前記第三スライドブロック54を後ろへスライドさせ、前記第三スライドブロック54が前記第六回転軸47を後ろへスライドさせ、前記第六回転軸47が後ろへスライドして前記第四歯車48を後ろへスライドさせて前記主動輪34と噛み合わせ、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して前記第二トリガースイッチ19と接触するとき、前記スリーブ22が回転し、前記スリーブ22が前記第三ねじ山45を通じて前記チェーン44を回転させ、前記チェーン44が回転して前記第三歯車55を回転させ、前記第三歯車55が回転して前記中間軸62を回転させ、前記中間軸62が前記第六回転軸47を回転させ、前記第六回転軸47が回転して前記第四歯車48を回転させ、前記第四歯車48が噛合により前記主動輪34を回転させる。
【0020】
本願発明装置全体の機械作動流れは:
1、本願発明装置が減速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が慣性のため前記第一回転軸13を中心に時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して前記第一トリガースイッチ14を接触し、前記第三回転軸17が回転し、前記第三回転軸17が回転し前記第一ラチェットホイール16を回転させ、前記第一ラチェットホイール16が回転し前記第一ラチェット歯20を通じて前記ぜんまいカバー21を回転させ、前記第一ラチェット歯20が時計回りに回転するとき、前記第二固定ロッド25が前記第一ラチェット歯20の回転を止めなく、前記第一電磁石59が通電されなく、このとき、前記第一ばね60が弾力の作用により前記止めブロック57を左へ延びさせ、前記止めブロック57が左へ延びて前記第二ラチェット歯23と接触して前記第二ラチェット歯23を止め、前記スリーブ22は前記第二ラチェット歯23が止められるため回転できなく、この時前記ぜんまい18が収縮し動力を保存し、前記ぜんまい18が収縮するとき、前記第二固定ロッド25が前記第一ラチェット歯20を止め、前記ぜんまい18が前記第二固定ロッド25と前記止めブロック57の止めにより回転できなくて動力を解放できない。
2、本願発明装置が加速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が前記第一回転軸13を中心に反時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して第二トリガースイッチ19と接触し、前記第二トリガースイッチ19が前記第一電磁石59に通電させ、前記第一電磁石59が通電され磁力を生成し、前記止めブロック57が磁力の作用により右へスライドし、前記第二ラチェット歯23が前記止めブロック57の右へのスライドにより前記スリーブ22を回転させることができ、前記ぜんまい18は保存された運動エネルギーを解放し前記スリーブ22を回転させることができる。
3、本願発明装置が減速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が慣性のため第一回転軸13を中心に時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して前記第一トリガースイッチ14を接触し、前記第一トリガースイッチ14が前記第二電磁石40を通電させ、前記第二電磁石40が磁力を生成し、前記第二電磁石40が磁力の作用により前記第二スライドブロック38を後ろへスライドさせ、前記第二スライドブロック38が後ろへスライドして前記第一スライドブロック41を後ろへスライドさせ、前記第一スライドブロック41が後ろへスライドして前記第五回転軸30を後ろへ移動させ、前記第五回転軸30が後ろへ移動し前記第二歯車32を後ろへ移動させ、前記第二歯車32が後ろへ移動して前記主動輪34内の前記第二ねじ山35と噛み合い、前記主動輪34が噛合を通じて前記第二歯車32を回転させ、前記第二歯車32が回転し前記第五回転軸30を回転させ、前記第五回転軸30が回転し前記第一歯車29を回転させ、前記第一歯車29が回転して前記第一ラチェットホイール16を回転させ、一体化程度が高い。
4、本願発明装置が加速状態にあるとき、前記トリガーブロック12が前記第一回転軸13を中心に反時計回りに回転し、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転し前記第二トリガースイッチ19を接触し、前記第二トリガースイッチ19が第三電磁石53に通電させて磁力を生成させ、前記第四スライドブロック51が前記第三電磁石53の磁力の作用により後ろへスライドし、前記第四スライドブロック51が後ろへスライドし前記第三スライドブロック54を後ろへスライドさせ、前記第三スライドブロック54が前記第六回転軸47を後ろへスライドさせ、前記第六回転軸47が後ろへスライドして前記第四歯車48を後ろへスライドさせて前記主動輪34と噛み合わせる。
5、前記トリガーブロック12が反時計回りに回転して前記第二トリガースイッチ19と接触するとき、前記スリーブ22が回転し、前記スリーブ22が前記第三ねじ山45を通じて前記チェーン44を回転させ、前記チェーン44が回転して前記第三歯車55を回転させ、前記第三歯車55が回転して前記中間軸62を回転させ、前記中間軸62が前記第六回転軸47を回転させ、前記第六回転軸47が回転して前記第四歯車48を回転させ、前記第四歯車48が噛合により前記主動輪34を回転させ、本願発明装置は自動化程度が高く、各機構の伝動と協働が良く、運動エネルギーの利用率が高い。
【0021】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。


【要約】
【課題】本発明は高効率動力助力装置を開示した。
【解決手段】
ボディーを含み、前記ボディーは反応空間を含み、前記反応空間の底端壁には制御空間が固定的に設置され、前記制御空間の中には運動エネルギーの保存と伝達を制御できる制御機構が設置され、前記反応空間の中には前後に延びている第一回転軸が設置され、前記前後に延びている第一回転軸にはトリガーブロックが回転できるように設置され、前記反応空間の左端壁には第一トリガースイッチが固定的に設置され、前記反応空間の右端壁には第二トリガースイッチが固定的に設置されている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4