特許第6784899号(P6784899)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6784899
(24)【登録日】2020年10月28日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】セメントの自動打設装置
(51)【国際特許分類】
   E04G 21/02 20060101AFI20201109BHJP
【FI】
   E04G21/02 103Z
【請求項の数】7
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-201707(P2019-201707)
(22)【出願日】2019年11月6日
【審査請求日】2020年3月10日
(31)【優先権主張番号】201910678419.5
(32)【優先日】2019年7月25日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520332173
【氏名又は名称】縉云叶普電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】張迪超
【審査官】 五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】 特開平03−033371(JP,A)
【文献】 実用新案登録第2517259(JP,Y2)
【文献】 特許第3341173(JP,B2)
【文献】 特開平01−131755(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0072612(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 21/00−21/22
B33Y 30/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後対称的に設置される主フレームを含み、前記主フレームの底端には回転できるローラー定位軸が設置され、前記ローラー定位軸の下端にはローラーフレームが固定的に設置され、前記ローラーフレームには回転できるローラー軸が設置され、前記ローラー軸にはローラーが固定的に設置され、
前記主フレームの底端には止め板が矩形を呈するように配列され、前記止め板は本願発明装置の打設範囲を限定し、前記主フレームの頂壁の中には主動力空間が設置され、前記主動力空間の中には主動力機構が設置され、前記主動力空間の左右両側壁の中には主伝動空間が設置され、前記主伝動空間の中には主滑車機構が設置され、前記主動力機構と前記主滑車機構とは回転できるように連結され、
前記主フレームの中には作動空間が設置され、前記作動空間の頂壁には主ガイドレールが設置され、前記主ガイドレールには左右方向にスライドできる副フレームが設置され、前記副フレームと前記主滑車機構とは固定的に連結され、
前記副フレームの左右両側壁には副ガイドレールが固定的に設置され、前記副フレームの下端には作動筐体が設置され、前記作動筐体の中には副動力空間が設置され、前記副動力空間の中には副動力機構が設置され、前記作動筐体の上端面には副滑車機構が左右対称的に、且つ固定的に設置され、前記副滑車機構と前記副ガイドレールとは回転できるように連結され、前記副動力機構と前記副滑車機構とは回転できるように連結され、
前記副動力空間の下壁の中には押し板制御空間が左右対称的に設置され、前記押し板制御空間の中には押し板制御機構が設置され、前記押し板制御機構と前記副動力機構とは回転できるように連結され、
前記作動筐体の左右両側外壁には押し板機構が設置され、前記押し板制御機構と前記押し板機構とは噛み合うように連結され、
前記作動筐体の中にはセメントポンプが固定的に設置され、前記セメントポンプの上端には送り込み管が連通するように設置され、前記送り込み管の上端とセメント貯蔵装置とは連結されることができ、前記セメントポンプの下端には送り出し管が連通するように設置され、前記送り出し管の下端には噴射バルブが連通するように設置され、前記噴射バルブの中にはスライドできる噴射バルブスライダが設置され、前記噴射バルブスライダの下端には噴射バルブばねが固定的に設置されていることを特徴とするセメントの自動打設装置。
【請求項2】
前記主動力機構は前記主動力空間の中に固定的に設置される主モーターを含み、前記主モーターには主動力軸が伝動できるように連結され、前記主動力軸の左右両端には第一動力傘歯車が対称的に、且つ固定的に設置され、前記第一動力傘歯車には第二動力傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二動力傘歯車の軸心には第二動力軸が固定的に設置され、
前記第二動力軸は前記主動力空間の前後内壁に回転できるように設置され、前記第二動力軸には第一プーリが固定的に設置され、前記第一プーリには第一ベルトが連結され、前記第一ベルトと前記主滑車機構とは回転できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載のセメントの自動打設装置。
【請求項3】
前記主滑車機構は前記主伝動空間の中に回転できるように設置される第一伝動軸を含み、前記第一伝動軸には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一ベルトとは連結され、前記第一伝動軸には第一伝動傘歯車が固定的に設置され、前記第一伝動傘歯車は前記第二プーリの後端に位置し、
前記第一伝動傘歯車の下端には第二伝動傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二伝動傘歯車の軸心には第二伝動軸が固定的に設置され、前記第二伝動軸は前記主伝動空間の下壁の中に回転できるように設置され、前記第二伝動軸の下端には第三伝動傘歯車が固定的に設置され、前記第三伝動傘歯車は前記作動空間の中には位置し、前記第三伝動傘歯車の下端には第四伝動傘歯車が噛み合うように連結され、前記第四伝動傘歯車の軸心には第三伝動軸が固定的に設置され、
前記作動空間の頂壁には第一定位ブロックが前後左右対称的に設置され、前記第三伝動軸の前後両端は前記第一定位ブロックの中に回転できるように設置されることができ、前記第三伝動軸には滑車が固定的に設置され、前記滑車にはベルトコンベアが巻き付くように設置され、前記ベルトコンベアと前記副フレームとは固定的に連結されていることを特徴とする請求項2に記載のセメントの自動打設装置。
【請求項4】
前記副動力機構は前記副動力空間の中に固定的に設置される副モーターを含み、前記副モーターには第三動力軸が伝動できるように連結され、前記第三動力軸には第三プーリが左右対称的に、且つ固定的に設置され、前記第三プーリには第二ベルトが連結され、前記第二ベルトと前記押し板制御機構とは回転できるように連結され、
前記第三動力軸の両端には第四プーリが固定的に設置され、前記第四プーリには第三ベルトが連結され、前記第三ベルトと前記副滑車機構とは回転できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載のセメントの自動打設装置。
【請求項5】
前記副滑車機構は前記作動筐体の頂端面に左右対称的に、且つ固定的に設置される第二定位ブロックを含み、前記第二定位ブロックには滑車定位軸が回転できるように設置され、前記滑車定位軸において前記副フレームに近接した一端には第二滑車が固定的に設置され、前記第二滑車は前記副ガイドレールで前後方向にスライドでき、前記滑車定位軸には第五プーリが固定的に設置され、前記第五プーリと前記第三ベルトの上端とは連結されていることを特徴とする請求項4に記載のセメントの自動打設装置。
【請求項6】
前記押し板制御機構は前記押し板制御空間の中に回転できるように設置される第一制御軸を含み、前記第一制御軸には第六プーリが固定的に設置され、前記第六プーリと前記第二ベルトの下端とは連結され、前記第一制御軸において対称中心から離れた一端には第一摩擦盤が固定的に設置され、前記押し板制御空間において対称中心から離れた片側には回転できる第二制御軸が設置され、前記第二制御軸において対称中心に近接した片側には中空軸が回転できるように、且つスライドできるように設置され、
前記中空軸の上端には回転できない磁性スライダが設置され、前記磁性スライダにおいて対称中心から離れた片側には制御ばねが固定的に設置され、前記制御ばねにおいて対称中心から離れた一端には電磁石が固定的に設置され、前記中空軸において対称中心に近接した一端には第二摩擦盤が固定的に設置され、前記第二摩擦盤と前記第一摩擦盤とは摩擦により接触して連結され、前記第二制御軸において対称中心から離れた片側と前記押し板機構とは固定的に連結されていることを特徴とする請求項4に記載のセメントの自動打設装置。
【請求項7】
前記押し板機構は前記作動筐体の左右両側外壁に前後対称的に、且つ固定的に設置される第三定位ブロックを含み、前記第三定位ブロックには第一定位軸が回転できるように設置され、前記第一定位軸には第一定位傘歯車が固定的に設置され、前記第一定位傘歯車において前記第二制御軸に近接した片側には第二定位傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二定位傘歯車は前記第二制御軸において前記作動筐体から離れた一端に固定的に設置され、
前記第一定位軸には第一コンロッドが固定的に設置され、前記第一コンロッドは前記第一定位傘歯車の前端に位置し、前記第一コンロッドの下端には回転できる第二コンロッドが設置され、前記第二コンロッドの上端は第一定位ピンにより前記第一コンロッドとヒンジで連結され、前記作動筐体の左右両側外壁には第四定位ブロックが固定的に設置され、前記第四定位ブロックには上下方向にスライドできるスライダが設置され、前記スライダは第二定位ピンにより前記第二コンロッドの下端とヒンジで連結され、前記スライダにおいて前記第二制御軸から離れた一端には押し板が固定的に設置されていることを特徴とする請求項6に記載のセメントの自動打設装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はセメント打設分野に関わり、具体的にはセメントの自動打設装置である。
【背景技術】
【0002】
セメント打設は建築工事プロジェクトの重要な一環であり、従来のセメント打設は作業員により完成されるのであり、効率が低く、またセメント自身は初期凝固時間と終期凝固時間とがあり、凝固時間内で作業員はまだセメント打設を完成しなく、またセメントをタイムリー処理しないと、セメントの作りをやり直しなければならないことで大量の原料を浪費し、従って自動的で高効率的にセメント打設を行う装置を開発する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104436777号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術上の問題:作業員によりセメント打設を行うという従来の方法では効率が低くて、原料を浪費する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本願発明はセメントの自動打設装置を開発した。本願発明のセメントの自動打設装置は、前後対称的に設置される主フレームを含み、前記主フレームの底端には回転できるローラー定位軸が設置され、前記ローラー定位軸の下端にはローラーフレームが固定的に設置され、前記ローラーフレームには回転できるローラー軸が設置され、前記ローラー軸にはローラーが固定的に設置され、力で前記主フレームを押し動かすと、前記ローラーは回転し、そして本願発明装置全体を駆動して変位させることができ、前記主フレームの底端には止め板が矩形を呈するように配列され、前記止め板は本願発明装置の打設範囲を限定し、前記主フレームの頂壁の中には主動力空間が設置され、前記主動力空間の中には主動力機構が設置され、前記主動力空間の左右両側壁の中には主伝動空間が設置され、前記主伝動空間の中には主滑車機構が設置され、前記主動力機構と前記主滑車機構とは回転できるように連結され、前記主動力機構は前記主滑車機構を駆動でき、前記主フレームの中には作動空間が設置され、前記作動空間の頂壁には主ガイドレールが設置され、前記主ガイドレールには左右方向にスライドできる副フレームが設置され、前記副フレームと前記主滑車機構とは固定的に連結され、前記主滑車機構は回転すると前記副フレームを左右方向にスライドさせることができ、前記副フレームの左右両側壁には副ガイドレールが固定的に設置され、前記副フレームの下端には作動筐体が設置され、前記作動筐体の中には副動力空間が設置され、前記副動力空間の中には副動力機構が設置され、前記作動筐体の上端面には副滑車機構が左右対称的に、且つ固定的に設置され、前記副滑車機構と前記副ガイドレールとは回転できるように連結され、前記副動力機構と前記副滑車機構とは回転できるように連結され、前記副動力機構は前記副滑車機構を駆動でき、前記副滑車機構は前記作動筐体を駆動して前記副ガイドレールで前後方向にスライドさせることができ、前記副動力空間の下壁の中には押し板制御空間が左右対称的に設置され、前記押し板制御空間の中には押し板制御機構が設置され、前記押し板制御機構と前記副動力機構とは回転できるように連結され、前記副動力機構は前記押し板制御機構を駆動でき、前記作動筐体の左右両側外壁には押し板機構が設置され、前記押し板制御機構と前記押し板機構とは噛み合うように連結され、前記押し板制御機構は前記押し板機構の作動を制御でき、前記押し板機構は打設区域内のセメントを平らに積み上げられ、前記作動筐体の中にはセメントポンプが固定的に設置され、前記セメントポンプの上端には送り込み管が連通するように設置され、前記送り込み管の上端とセメント貯蔵装置とは連結されることができ、前記セメントポンプの下端には送り出し管が連通するように設置され、前記送り出し管の下端には噴射バルブが連通するように設置され、前記噴射バルブの中にはスライドできる噴射バルブスライダが設置され、前記噴射バルブスライダの下端には噴射バルブばねが固定的に設置され、前記セメントポンプを始動すると、前記セメントポンプは前記送り込み管と前記送り出し管とを介してセメント貯蔵装置の中のセメントを前記噴射バルブの中に吸い込み、圧力はプリセットされた値に達した時、セメントは前記噴射バルブを前記噴射バルブばねの弾力を克服するように押し動かして下方にスライドさせ、そしてセメントは前記噴射バルブの中から吹き出され、目標とされる区域に打設を行う。
【0006】
前記主動力機構は前記主動力空間の中に固定的に設置される主モーターを含み、前記主モーターには主動力軸が伝動できるように連結され、前記主動力軸の左右両端には第一動力傘歯車が対称的に、且つ固定的に設置され、前記第一動力傘歯車には第二動力傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二動力傘歯車の軸心には第二動力軸が固定的に設置され、前記第二動力軸は前記主動力空間の前後内壁に回転できるように設置され、前記第二動力軸には第一プーリが固定的に設置され、前記第一プーリには第一ベルトが連結され、前記第一ベルトと前記主滑車機構とは回転できるように連結され、前記主モーターを作動させると、前記主モーターは前記主動力軸、前記第一動力傘歯車及び前記第二動力傘歯車により前記第二動力軸を駆動して回転させ、前記第二動力軸は前記第一プーリ及び前記第一ベルトにより前記主滑車機構を駆動できる。
【0007】
前記主滑車機構は前記主伝動空間の中に回転できるように設置される第一伝動軸を含み、前記第一伝動軸には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一ベルトとは連結され、前記第一伝動軸には第一伝動傘歯車が固定的に設置され、前記第一伝動傘歯車は前記第二プーリの後端に位置し、前記第一伝動傘歯車の下端には第二伝動傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二伝動傘歯車の軸心には第二伝動軸が固定的に設置され、前記第二伝動軸は前記主伝動空間の下壁の中に回転できるように設置され、前記第二伝動軸の下端には第三伝動傘歯車が固定的に設置され、前記第三伝動傘歯車は前記作動空間の中には位置し、前記第三伝動傘歯車の下端には第四伝動傘歯車が噛み合うように連結され、前記第四伝動傘歯車の軸心には第三伝動軸が固定的に設置され、前記作動空間の頂壁には第一定位ブロックが前後左右対称的に設置され、前記第三伝動軸の前後両端は前記第一定位ブロックの中に回転できるように設置されることができ、前記第三伝動軸には滑車が固定的に設置され、前記滑車にはベルトコンベアが巻き付くように設置され、前記ベルトコンベアと前記副フレームとは固定的に連結され、前記第一ベルトは前記第二プーリにより前記第一伝動軸を駆動して回転させ、前記第一伝動軸は前記第一伝動傘歯車及び前記第二伝動傘歯車により前記第二伝動軸を駆動して回転させ、前記第二伝動軸は前記第三伝動傘歯車及び前記第四伝動傘歯車により前記第三伝動軸を駆動して回転させ、前記第三伝動軸はさらに前記滑車及び前記ベルトコンベアにより前記副フレームを駆動して左右方向にスライドさせることができる。
【0008】
前記副動力機構は前記副動力空間の中に固定的に設置される副モーターを含み、前記副モーターには第三動力軸が伝動できるように連結され、前記第三動力軸には第三プーリが左右対称的に、且つ固定的に設置され、前記第三プーリには第二ベルトが連結され、前記第二ベルトと前記押し板制御機構とは回転できるように連結され、前記副モーターを作動させると、前記副モーターは前記第三動力軸及び前記第三プーリにより前記第二ベルトを駆動して回転させ、前記第二ベルトはさらに前記押し板制御機構を駆動でき、前記第三動力軸の両端には第四プーリが固定的に設置され、前記第四プーリには第三ベルトが連結され、前記第三ベルトと前記副滑車機構とは回転できるように連結され、前記第三動力軸は前記第四プーリを駆動して回転させると、前記第四プーリはさらに前記第三ベルトにより前記副滑車機構を駆動できる。
【0009】
前記副滑車機構は前記作動筐体の頂端面に左右対称的に、且つ固定的に設置される第二定位ブロックを含み、前記第二定位ブロックには滑車定位軸が回転できるように設置され、前記滑車定位軸において前記副フレームに近接した一端には第二滑車が固定的に設置され、前記第二滑車は前記副ガイドレールで前後方向にスライドでき、前記滑車定位軸には第五プーリが固定的に設置され、前記第五プーリと前記第三ベルトの上端とは連結され、前記第三ベルトは前記第五プーリにより前記滑車定位軸を駆動して回転させると、前記滑車定位軸はさらに前記第二滑車を駆動して前記副ガイドレールで回転させ、そして前記作動筐体を駆動して前記副ガイドレールで前後方向にスライドさせる。
【0010】
前記押し板制御機構は前記押し板制御空間の中に回転できるように設置される第一制御軸を含み、前記第一制御軸には第六プーリが固定的に設置され、前記第六プーリと前記第二ベルトの下端とは連結され、前記第一制御軸において対称中心から離れた一端には第一摩擦盤が固定的に設置され、前記押し板制御空間において対称中心から離れた片側には回転できる第二制御軸が設置され、前記第二制御軸において対称中心に近接した片側には中空軸が回転できるように、且つスライドできるように設置され、前記中空軸の上端には回転できない磁性スライダが設置され、前記磁性スライダにおいて対称中心から離れた片側には制御ばねが固定的に設置され、前記制御ばねにおいて対称中心から離れた一端には電磁石が固定的に設置され、前記中空軸において対称中心に近接した一端には第二摩擦盤が固定的に設置され、前記第二摩擦盤と前記第一摩擦盤とは摩擦により接触して連結され、前記第二制御軸において対称中心から離れた片側と前記押し板機構とは固定的に連結され、前記第二ベルトは前記第六プーリにより前記第一制御軸を駆動して回転させ、前記第一制御軸は前記第一摩擦盤を駆動して回転させ、この時に前記電磁石を通電させ、前記電磁石は前記制御ばねにより前記磁性スライダを連動させて前記第一摩擦盤に近接した片側にスライドさせ、前記磁性スライダは前記中空軸及び前記第二摩擦盤を駆動して前記第一摩擦盤に近接した片側にスライドさせ、前記第一摩擦盤は摩擦により前記第二摩擦盤を駆動して回転させ、前記第二摩擦盤は前記中空軸により前記第二制御軸を駆動して回転させ、前記第二制御軸はさらに前記押し板機構を駆動できる。
【0011】
前記押し板機構は前記作動筐体の左右両側外壁に前後対称的に、且つ固定的に設置される第三定位ブロックを含み、前記第三定位ブロックには第一定位軸が回転できるように設置され、前記第一定位軸には第一定位傘歯車が固定的に設置され、前記第一定位傘歯車において前記第二制御軸に近接した片側には第二定位傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二定位傘歯車は前記第二制御軸において前記作動筐体から離れた一端に固定的に設置され、前記第一定位軸には第一コンロッドが固定的に設置され、前記第一コンロッドは前記第一定位傘歯車の前端に位置し、前記第一コンロッドの下端には回転できる第二コンロッドが設置され、前記第二コンロッドの上端は第一定位ピンにより前記第一コンロッドとヒンジで連結され、前記作動筐体の左右両側外壁には第四定位ブロックが固定的に設置され、前記第四定位ブロックには上下方向にスライドできるスライダが設置され、前記スライダは第二定位ピンにより前記第二コンロッドの下端とヒンジで連結され、前記スライダにおいて前記第二制御軸から離れた一端には押し板が固定的に設置され、前記第二制御軸は前記第二定位傘歯車及び前記第一定位傘歯車により前記第一定位軸を駆動して回転させ、前記第一定位軸は前記第一コンロッドを駆動して回転させ、前記第一コンロッドは前記第一定位ピン、前記第二コンロッド及び前記第二定位ピンにより前記スライダを駆動して下方にスライドさせ、前記スライダはさらに前記押し板を駆動して下方にスライドさせることで打設のセメントを平らに押す。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の有益な効果:本願発明は構成が簡単で、メンテナンスと使用が便利である。本願発明のセメントの自動打設装置はセメント打設の施工区域で自動的にセメント打設を行い、またセメント打設を完成した後のセメントを平らに積み上げられ、一般的な作業員によるセメント打設よりもっと高効率で便宜であり、伝統的な施工方法の影響を受けなくてセメント打設の効果は安定して頼れ、同時に労働力を大いに省いて施工を速やかに行え、それにセメントは元の施工効率が低いことでセメント打設をまだ行わないで初期凝固現象は発生する情況を有効的に回避でき、本願発明のセメントの自動打設装置は大型の施工場所に適用し、施工効率を大いに高められる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本願発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な図面に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の図面はただ本願発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を獲得することができる。下記に図1〜8を参考して本願発明について詳しく説明し、説明に便利を与えるために、後文に出る方向を以下のように規定する:図1は本願発明の正面図であり、後文に述べる上下左右前後の方向は図1の自身投影関係の上下左右前後の方向と一致である。
【0014】
図1図1は本願発明のセメントの自動打設装置の全体構成概略図
図2図2図1の平面構成概略図
図3図3図1の「A」の構成拡大概略図
図4図4図1の「B」の構成拡大概略図
図5図5図1の「C」の構成拡大概略図
図6図6図1の「D」の構成拡大概略図
図7図7図1の「E」の構成拡大概略図
図8図8図2の「F」の構成拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願発明はセメントの自動打設装置に関し、主にセメント打設分野に応用され、下記に本願発明の図面を合わせてさらなる説明を行う。
【0016】
本願発明に記載のセメントの自動打設装置は、前後対称的に設置される主フレーム19を含み、前記主フレーム19の底端には回転できるローラー定位軸22が設置され、前記ローラー定位軸22の下端にはローラーフレーム23が固定的に設置され、前記ローラーフレーム23には回転できるローラー軸24が設置され、前記ローラー軸24にはローラー25が固定的に設置され、力で前記主フレーム19を押し動かすと、前記ローラー25は回転し、そして本願発明装置全体を駆動して変位させることができ、前記主フレーム19の底端には止め板26が矩形を呈するように配列され、前記止め板26は本願発明装置の打設範囲を限定し、前記主フレーム19の頂壁の中には主動力空間100が設置され、前記主動力空間100の中には主動力機構101が設置され、前記主動力空間100の左右両側壁の中には主伝動空間200が設置され、前記主伝動空間200の中には主滑車機構201が設置され、前記主動力機構101と前記主滑車機構201とは回転できるように連結され、前記主動力機構101は前記主滑車機構201を駆動でき、前記主フレーム19の中には作動空間900が設置され、前記作動空間900の頂壁には主ガイドレール18が設置され、前記主ガイドレール18には左右方向にスライドできる副フレーム32が設置され、前記副フレーム32と前記主滑車機構201とは固定的に連結され、前記主滑車機構201は回転すると前記副フレーム32を左右方向にスライドさせることができ、前記副フレーム32の左右両側壁には副ガイドレール45が固定的に設置され、前記副フレーム32の下端には作動筐体31が設置され、前記作動筐体31の中には副動力空間300が設置され、前記副動力空間300の中には副動力機構301が設置され、前記作動筐体31の上端面には副滑車機構401が左右対称的に、且つ固定的に設置され、前記副滑車機構401と前記副ガイドレール45とは回転できるように連結され、前記副動力機構301と前記副滑車機構401とは回転できるように連結され、前記副動力機構301は前記副滑車機構401を駆動でき、前記副滑車機構401は前記作動筐体31を駆動して前記副ガイドレール45で前後方向にスライドさせることができ、前記副動力空間300の下壁の中には押し板制御空間500が左右対称的に設置され、前記押し板制御空間500の中には押し板制御機構501が設置され、前記押し板制御機構501と前記副動力機構301とは回転できるように連結され、前記副動力機構301は前記押し板制御機構501を駆動でき、前記作動筐体31の左右両側外壁には押し板機構601が設置され、前記押し板制御機構501と前記押し板機構601とは噛み合うように連結され、前記押し板制御機構501は前記押し板機構601の作動を制御でき、前記押し板機構601は打設区域内のセメントを平らに積み上げられ、前記作動筐体31の中にはセメントポンプ28が固定的に設置され、前記セメントポンプ28の上端には送り込み管27が連通するように設置され、前記送り込み管27の上端とセメント貯蔵装置とは連結されることができ、前記セメントポンプ28の下端には送り出し管29が連通するように設置され、前記送り出し管29の下端には噴射バルブ81が連通するように設置され、前記噴射バルブ81の中にはスライドできる噴射バルブスライダ82が設置され、前記噴射バルブスライダ82の下端には噴射バルブばね83が固定的に設置され、前記セメントポンプ28を始動すると、前記セメントポンプ28は前記送り込み管27と前記送り出し管29とを介してセメント貯蔵装置の中のセメントを前記噴射バルブ81の中に吸い込み、圧力はプリセットされた値に達した時、セメントは前記噴射バルブ82を前記噴射バルブばね83の弾力を克服するように押し動かして下方にスライドさせ、そしてセメントは前記噴射バルブ81の中から吹き出され、目標とされる区域に打設を行う。
【0017】
実施例により、下記に前記主動力機構101について詳しく説明し、前記主動力機構101は前記主動力空間100の中に固定的に設置される主モーター11を含み、前記主モーター11には主動力軸12が伝動できるように連結され、前記主動力軸12の左右両端には第一動力傘歯車13が対称的に、且つ固定的に設置され、前記第一動力傘歯車13には第二動力傘歯車14が噛み合うように連結され、前記第二動力傘歯車14の軸心には第二動力軸16が固定的に設置され、前記第二動力軸16は前記主動力空間100の前後内壁に回転できるように設置され、前記第二動力軸16には第一プーリ15が固定的に設置され、前記第一プーリ15には第一ベルト17が連結され、前記第一ベルト17と前記主滑車機構201とは回転できるように連結され、前記主モーター11を作動させると、前記主モーター11は前記主動力軸12、前記第一動力傘歯車13及び前記第二動力傘歯車14により前記第二動力軸16を駆動して回転させ、前記第二動力軸16は前記第一プーリ15及び前記第一ベルト17により前記主滑車機構201を駆動できる。
【0018】
実施例により、下記に前記主滑車機構201について詳しく説明し、前記主滑車機構201は前記主伝動空間200の中に回転できるように設置される第一伝動軸36を含み、前記第一伝動軸36には第二プーリ35が固定的に設置され、前記第二プーリ35と前記第一ベルト17とは連結され、前記第一伝動軸36には第一伝動傘歯車34が固定的に設置され、前記第一伝動傘歯車34は前記第二プーリ35の後端に位置し、前記第一伝動傘歯車34の下端には第二伝動傘歯車37が噛み合うように連結され、前記第二伝動傘歯車37の軸心には第二伝動軸38が固定的に設置され、前記第二伝動軸38は前記主伝動空間200の下壁の中に回転できるように設置され、前記第二伝動軸38の下端には第三伝動傘歯車39が固定的に設置され、前記第三伝動傘歯車39は前記作動空間900の中には位置し、前記第三伝動傘歯車39の下端には第四伝動傘歯車44が噛み合うように連結され、前記第四伝動傘歯車44の軸心には第三伝動軸42が固定的に設置され、前記作動空間900の頂壁には第一定位ブロック41が前後左右対称的に設置され、前記第三伝動軸42の前後両端は前記第一定位ブロック41の中に回転できるように設置されることができ、前記第三伝動軸42には滑車43が固定的に設置され、前記滑車43にはベルトコンベア21が巻き付くように設置され、前記ベルトコンベア21と前記副フレーム32とは固定的に連結され、前記第一ベルト17は前記第二プーリ35により前記第一伝動軸36を駆動して回転させ、前記第一伝動軸36は前記第一伝動傘歯車34及び前記第二伝動傘歯車37により前記第二伝動軸38を駆動して回転させ、前記第二伝動軸38は前記第三伝動傘歯車39及び前記第四伝動傘歯車44により前記第三伝動軸42を駆動して回転させ、前記第三伝動軸42はさらに前記滑車43及び前記ベルトコンベア21により前記副フレーム32を駆動して左右方向にスライドさせることができる。
【0019】
実施例により、下記に前記副動力機構301について詳しく説明し、前記副動力機構301は前記副動力空間300の中に固定的に設置される副モーター56を含み、前記副モーター56には第三動力軸53が伝動できるように連結され、前記第三動力軸53には第三プーリ55が左右対称的に、且つ固定的に設置され、前記第三プーリ55には第二ベルト54が連結され、前記第二ベルト54と前記押し板制御機構501とは回転できるように連結され、前記副モーター56を作動させると、前記副モーター56は前記第三動力軸53及び前記第三プーリ55により前記第二ベルト54を駆動して回転させ、前記第二ベルト54はさらに前記押し板制御機構501を駆動でき、前記第三動力軸53の両端には第四プーリ52が固定的に設置され、前記第四プーリ52には第三ベルト51が連結され、前記第三ベルト51と前記副滑車機構401とは回転できるように連結され、前記第三動力軸53は前記第四プーリ52を駆動して回転させると、前記第四プーリ52はさらに前記第三ベルト51により前記副滑車機構401を駆動できる。
【0020】
実施例により、下記に前記副滑車機構401について詳しく説明し、前記副滑車機構401は前記作動筐体31の頂端面に左右対称的に、且つ固定的に設置される第二定位ブロック49を含み、前記第二定位ブロック49には滑車定位軸47が回転できるように設置され、前記滑車定位軸47において前記副フレーム32に近接した一端には第二滑車46が固定的に設置され、前記第二滑車46は前記副ガイドレール45で前後方向にスライドでき、前記滑車定位軸47には第五プーリ48が固定的に設置され、前記第五プーリ48と前記第三ベルト51の上端とは連結され、前記第三ベルト51は前記第五プーリ48により前記滑車定位軸47を駆動して回転させると、前記滑車定位軸47はさらに前記第二滑車46を駆動して前記副ガイドレール45で回転させ、そして前記作動筐体31を駆動して前記副ガイドレール45で前後方向にスライドさせる。
【0021】
実施例により、下記に前記押し板制御機構501について詳しく説明し、前記押し板制御機構501は前記押し板制御空間500の中に回転できるように設置される第一制御軸57を含み、前記第一制御軸57には第六プーリ58が固定的に設置され、前記第六プーリ58と前記第二ベルト54の下端とは連結され、前記第一制御軸57において対称中心から離れた一端には第一摩擦盤59が固定的に設置され、前記押し板制御空間500において対称中心から離れた片側には回転できる第二制御軸79が設置され、前記第二制御軸79において対称中心に近接した片側には中空軸62が回転できるように、且つスライドできるように設置され、前記中空軸62の上端には回転できない磁性スライダ63が設置され、前記磁性スライダ63において対称中心から離れた片側には制御ばね64が固定的に設置され、前記制御ばね64において対称中心から離れた一端には電磁石65が固定的に設置され、前記中空軸62において対称中心に近接した一端には第二摩擦盤61が固定的に設置され、前記第二摩擦盤61と前記第一摩擦盤59とは摩擦により接触して連結され、前記第二制御軸79において対称中心から離れた片側と前記押し板機構601とは固定的に連結され、前記第二ベルト54は前記第六プーリ58により前記第一制御軸57を駆動して回転させ、前記第一制御軸57は前記第一摩擦盤59を駆動して回転させ、この時に前記電磁石65を通電させ、前記電磁石65は前記制御ばね64により前記磁性スライダ63を連動させて前記第一摩擦盤59に近接した片側にスライドさせ、前記磁性スライダ63は前記中空軸62及び前記第二摩擦盤61を駆動して前記第一摩擦盤59に近接した片側にスライドさせ、前記第一摩擦盤59は摩擦により前記第二摩擦盤61を駆動して回転させ、前記第二摩擦盤61は前記中空軸62により前記第二制御軸79を駆動して回転させ、前記第二制御軸79はさらに前記押し板機構601を駆動できる。
【0022】
実施例により、下記に前記押し板機構601について詳しく説明し、前記押し板機構601は前記作動筐体31の左右両側外壁に前後対称的に、且つ固定的に設置される第三定位ブロック66を含み、前記第三定位ブロック66には第一定位軸68が回転できるように設置され、前記第一定位軸68には第一定位傘歯車67が固定的に設置され、前記第一定位傘歯車67において前記第二制御軸79に近接した片側には第二定位傘歯車78が噛み合うように連結され、前記第二定位傘歯車78は前記第二制御軸79において前記作動筐体31から離れた一端に固定的に設置され、前記第一定位軸68には第一コンロッド69が固定的に設置され、前記第一コンロッド69は前記第一定位傘歯車67の前端に位置し、前記第一コンロッド69の下端には回転できる第二コンロッド73が設置され、前記第二コンロッド73の上端は第一定位ピン71により前記第一コンロッド69とヒンジで連結され、前記作動筐体31の左右両側外壁には第四定位ブロック72が固定的に設置され、前記第四定位ブロック72には上下方向にスライドできるスライダ75が設置され、前記スライダ75は第二定位ピン74により前記第二コンロッド73の下端とヒンジで連結され、前記スライダ75において前記第二制御軸79から離れた一端には押し板76が固定的に設置され、前記第二制御軸79は前記第二定位傘歯車78及び前記第一定位傘歯車67により前記第一定位軸68を駆動して回転させ、前記第一定位軸68は前記第一コンロッド69を駆動して回転させ、前記第一コンロッド69は前記第一定位ピン71、前記第二コンロッド73及び前記第二定位ピン74により前記スライダ75を駆動して下方にスライドさせ、前記スライダ75はさらに前記押し板76を駆動して下方にスライドさせることで打設のセメントを平らに押す。
【0023】
下記に図1〜8を合わせて本願発明のセメントの自動打設装置の使用ステップを詳しく説明する。
【0024】
目標とされる区域にセメント打設を行う時、主フレーム19を力を入れてプッシュし、そしてローラー25は回転し、さらに本願発明のセメントの自動打設装置全体を駆動して目標とされる区域に変位させ、セメントポンプ28を始動し、セメントポンプ28は送り込み管27及び送り出し管29によりセメント貯蔵装置内のセメントを噴射バルブ81の中に吸い込み、力はプリセットされた値に達した時、セメントは噴射バルブ82を噴射バルブばね83の弾力を克服するように押し動かして下方にスライドさせ、そしてセメントは噴射バルブ81の中から吹き出され、目標とされる区域に打設を行い、また、主モーター11を作動させ、主モーター11は主動力軸12、第一動力傘歯車13及び第二動力傘歯車14により第二動力軸16を駆動して回転させ、第二動力軸16は第一プーリ15及び第一ベルト17により第二プーリ35を駆動して回転させ、第二プーリ35は第一伝動軸36を駆動して回転させ、第一伝動軸36は第一伝動傘歯車34及び第二伝動傘歯車37により第二伝動軸38を駆動して回転させ、第二伝動軸38は第三伝動傘歯車39及び第四伝動傘歯車44により第三伝動軸42を駆動して回転させ、第三伝動軸42はさらに滑車43及びベルトコンベア21により副フレーム32を駆動して左右方向にスライドさせ、さらに副フレーム32は作動筐体31を駆動して左右方向にスライドさせ、そして作動筐体31は速やかに目標とされる区域にスライドして打設を行い、同時に副モーター56を作動させ、副モーター56は第三動力軸53を駆動して回転させ、第三動力軸53は第四プーリ52を駆動して回転させ、第四プーリ52はさらに第三ベルト51及び第五プーリ48により滑車定位軸47を駆動して回転させ、滑車定位軸47はさらに第二滑車46を駆動して副ガイドレール45で回転させ、そして作動筐体31を駆動して副ガイドレール45で前後方向にスライドさせ、そして作動筐体31は速やかに目標とされる区域にスライドして打設を行い、打設完了後、セメントポンプ28を止め、副モーター56は第三動力軸53及び第三プーリ55により第二ベルト54を駆動して回転させ、第二ベルト54は第六プーリ58により第一制御軸57を駆動して回転させ、第一制御軸57は第一摩擦盤59を駆動して回転させ、この時に電磁石65を通電させ、電磁石65は制御ばね64により磁性スライダ63を連動させて第一摩擦盤59に近接した片側にスライドさせ、磁性スライダ63は中空軸62及び第二摩擦盤61を駆動して第一摩擦盤59に近接した片側にスライドさせ、第一摩擦盤59は摩擦により第二摩擦盤61を駆動して回転させ、第二摩擦盤61は中空軸62により第二制御軸79を駆動して回転させ、第二制御軸79は第二定位傘歯車78及び第一定位傘歯車67により第一定位軸68を駆動して回転させ、第一定位軸68は第一コンロッド69を駆動して回転させ、第一コンロッド69は第一定位ピン71、第二コンロッド73及び第二定位ピン74によりスライダ75を駆動して下方にスライドさせ、スライダ75はさらに押し板76を駆動して下方にスライドさせ、さらに打設のセメントを平らに押し、同時に作動筐体31は押し板76を駆動して左右方向にスライドさせ、そして打設のセメントを平らに積み上げる。
【0025】
本願発明の有益な効果:本願発明は構成が簡単で、メンテナンスと使用が便利である。本願発明のセメントの自動打設装置はセメント打設の施工区域で自動的にセメント打設を行い、またセメント打設を完成した後のセメントを平らに積み上げられ、一般的な作業員によるセメント打設よりもっと高効率で便宜であり、伝統的な施工方法の影響を受けなくてセメント打設の効果は安定して頼れ、同時に労働力を大いに省いて施工を速やかに行え、それにセメントは元の施工効率が低いことでセメント打設をまだ行わないで初期凝固現象は発生する情況を有効的に回避でき、本願発明のセメントの自動打設装置は大型の施工場所に適用し、施工効率を大いに高められる。
【0026】
上記は、ただ発明の具体的な実施方式であり、発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、創造的な労働を通さなく想到できる全ての変化又は入れ替わりは、本願発明の保護範囲の中に含む。したがって、発明の保護範囲は特許の請求の範囲に限定される保護範囲を基準とするべきである。


【要約】
【課題】本発明はセメントの自動打設装置を開示した。
【解決手段】
前後対称的に設置される主フレームを含み、前記主フレームの底端には回転できるローラー定位軸が設置され、前記ローラー定位軸の下端にはローラーフレームが固定的に設置され、前記ローラーフレームには回転できるローラー軸が設置され、前記ローラー軸にはローラーが固定的に設置され、本願発明は構成が簡単で、メンテナンスと使用が便利である。本願発明のセメントの自動打設装置はセメント打設の施工区域で自動的にセメント打設を行い、またセメント打設を完成した後のセメントを平らに積み上げられ、一般的な作業員によるセメント打設よりもっと高効率で便宜であり、伝統的な施工方法の影響を受けなくてセメント打設の効果は安定して頼れ、同時に労働力を大いに省いて施工を速やかに行える。
【選択図】図1
図1
図2
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