特許第6784900号(P6784900)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6784900鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6784900
(24)【登録日】2020年10月28日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備
(51)【国際特許分類】
   E01H 11/00 20060101AFI20201109BHJP
   A01M 21/02 20060101ALI20201109BHJP
【FI】
   E01H11/00 A
   A01M21/02
【請求項の数】9
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-201777(P2019-201777)
(22)【出願日】2019年11月6日
【審査請求日】2020年3月31日
(31)【優先権主張番号】201910733768.2
(32)【優先日】2019年8月9日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520332173
【氏名又は名称】縉云叶普電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】王国忠
【審査官】 石川 信也
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭49−076342(JP,A)
【文献】 実開昭52−170408(JP,U)
【文献】 実開平04−070332(JP,U)
【文献】 中国特許出願公開第105230224(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01H 11/00
A01M 21/00
A01M 21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動車を含み、前記移動車の下端面の中には車輪が四つ装着され、前記車輪を通じて本願装置を鉄道で運動させることができ、前記移動車の右端面には支持ブロックが固定的に設置され、前記支持ブロックの中には作業空間が設置され、前記作業空間の中には切断機構が設置され、前記切断機構は前記支持ブロックの右側に設置された縦方向切断輪を含み、前記縦方向切断輪の回転を通じて鉄道右側の雑草と木枝に対して切断を行うことができ、前記支持ブロックの上下両側には横方向切断輪が二つ対称に設置され、二つの前記横方向切断輪の回転を通じても鉄道右側の雑草と木枝に対して切断を行うことができ、
前記切断機構の左側には調整機構が設置され、前記調整機構は上下側の前記横方向切断輪の高さを調節することができ、
前記移動車の中には収納空間が設置され、前記収納空間の中には堆積機構が設置され、前記堆積機構は前記収納空間の中に前後方向にスライドできる支持板を含み、前記支持板の前端面には前端が外界に位置する捻り軸が回転可能に設置され、外界にある前記捻り軸の前端には置き板が固定的に設置され、前記置き板の下端面には堆積棒が四本均一に、且つ固定的に設置され、前記堆積棒は前記移動車につれ前方へ運動する時に、前記切断機構の切り取った雑草と木枝を堆積することができることを特徴とする鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項2】
前記切断機構はさらに前記作業空間の後端壁に固定的に連結された切断モータも含み、前記切断モータの右端面には右端が外界に位置する駆動軸が回転可能に設置され、前記駆動軸の右端には前記縦方向切断輪が固定的に設置され、前記作業空間の中にある前記駆動軸には駆動傘歯車が固定的に設置され、前記駆動軸の上下両側には前記作業空間の後端壁と固定的に連結された連結ブロックが対称に設置され、前記連結ブロックの中には前記連結ブロックを貫通する伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸の下端には伝動傘歯車が固定的に設置され、前記伝動軸のうち前記駆動軸に近接する一端には前記伝動傘歯車が固定的に設置され、前記伝動傘歯車と前記駆動傘歯車とは伝動可能に噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項3】
前記伝動軸のうち前記駆動軸に離れる片側には昇降軸が設置され、前記昇降軸のうち前記駆動軸に離れる片側は外界に位置し、前記昇降軸と前記横方向切断輪とは固定的に連結され、前記作業空間の中にある前記昇降軸には円形板が固定的に設置され、前記昇降軸のうち前記駆動軸に近接する端面の中には前記駆動軸に向いて開口した円柱空間が設置され、前記円柱空間の左右端壁の中には移動溝が対称に形成され、前記伝動軸のうち前記駆動軸に離れる一端は前記円柱空間の中に位置し、且つ前記円柱空間のうち前記駆動軸に離れる端壁との間に第一ばねが設置され、前記伝動軸には前記移動溝とスライド可能に連結された移動ブロックが左右対称に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項4】
前記調整機構は前記作業空間の後端壁と固定的に連結された貯蔵ブロックを含み、前記貯蔵ブロックの中には貯蔵空間が設置され、前記貯蔵ブロックの右側には前記作業空間の後端壁と固定的に連結された液圧ブロックが上下対称に設置され、前記液圧ブロックの中には液圧空間が設置され、前記液圧空間の中にはピストンがスライド可能に設置され、前記ピストンのうち前記切断モータに離れる端面にはピストン棒が固定的に設置され、前記ピストン棒のうち前記切断モータに離れる一端には推力板が固定的に設置され、前記ピストンのうち前記切断モータに近接する片側にある前記液圧空間と前記貯蔵空間とは水平パイプによって連通され、前記水平パイプの中にはポンプが設置され、前記ピストンのうち前記切断モータに離れる片側にある前記液圧空間と前記貯蔵空間とは湾曲パイプによって連通されていることを特徴とする請求項2に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項5】
前記堆積機構は前記収納空間の左端面と固定的に連結された動力モータを含み、前記動力モータの右端面には動力軸が回転可能に設置され、前記動力軸の右端には動力傘歯車が固定的に設置され、前記収納空間の右端壁の中には左方に開口したばね溝が形成され、前記ばね溝の後端壁には第二ばねが固定的に設置され、前記第二ばねの前端には前記ばね溝とスライド可能に連結されたばねブロックが固定的に設置され、前記ばねブロックの左端面には左端が前記収納空間の中に位置する連結棒が固定的に設置され、前記連結棒の左端には前記支持板が固定的に設置され、前記捻り軸と前記支持板との間には捻りばねが設置され、前記収納空間の中にある前記捻り軸には捻り棒が固定的に設置され、前記捻り軸の上側には前記支持板の前端面と回転可能に連結された入力軸が設置され、前記入力軸には底部傘歯車と入力棒とが固定的に設置され、前記入力棒は前記底部傘歯車の前側に位置し、前記収納空間の左端面には隔離板が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項6】
前記第一ばねは自然状態にあることを特徴とする請求項3に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項7】
前記貯蔵空間の中には作動油が満載されていることを特徴とする請求項4に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項8】
前記液圧空間の中には作動油が満載されていることを特徴とする請求項4に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【請求項9】
前記底部傘歯車は前方へ運動した後に前記動力傘歯車と噛み合えることを特徴とする請求項5に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は鉄道掃除分野を取り上げ、具体的には鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備である。
【背景技術】
【0002】
人々の日常生活を妨げないように、鉄道は基本的に人気のない野外に敷設され、また、野外で敷設された後、雑草と樹木の生えは鉄道車両の鉄道における進行に影響するため、定期的に雑草と木枝を剪定する必要があり、しかし、既存する雑草と木枝に対する除去方法のほとんどは片方向のみの除去であり、除去が不完全で、且つ除去した後に、雑草と木枝はバラバラに散り、後続処理に不便を与える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105230224号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備を提供し、鉄道周辺の雑草と木枝に対する除去の不完全問題や、後続処理の不便問題などの問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術的解決策によって実現される。
【0006】
本願による鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備は、移動車を含み、前記移動車の下端面の中には車輪が四つ装着され、前記車輪を通じて本願装置を鉄道で運動させることができ、前記移動車の右端面には支持ブロックが固定的に設置され、前記支持ブロックの中には作業空間が設置され、前記作業空間の中には切断機構が設置され、前記切断機構は前記支持ブロックの右側に設置された縦方向切断輪を含み、前記縦方向切断輪の回転を通じて鉄道右側の雑草と木枝に対して切断を行うことができ、前記支持ブロックの上下両側には横方向切断輪が二つ対称に設置され、二つの前記横方向切断輪の回転を通じても鉄道右側の雑草と木枝に対して切断を行うことができ、
前記切断機構の左側には調整機構が設置され、前記調整機構は上下側の前記横方向切断輪の高さを調節することができ、
前記移動車の中には収納空間が設置され、前記収納空間の中には堆積機構が設置され、前記堆積機構は前記収納空間の中に前後方向にスライドできる支持板を含み、前記支持板の前端面には前端が外界に位置する捻り軸が回転可能に設置され、外界にある前記捻り軸の前端には置き板が固定的に設置され、前記置き板の下端面には堆積棒が四本均一に、且つ固定的に設置され、前記堆積棒は前記移動車につれ前方へ運動する時に、前記切断機構の切り取った雑草と木枝を堆積することができる。
【0007】
好ましくは、前記切断機構はさらに前記作業空間の後端壁に固定的に連結された切断モータも含み、前記切断モータの右端面には右端が外界に位置する駆動軸が回転可能に設置され、前記駆動軸の右端には前記縦方向切断輪が固定的に設置され、前記作業空間の中にある前記駆動軸には駆動傘歯車が固定的に設置され、前記駆動軸の上下両側には前記作業空間の後端壁と固定的に連結された連結ブロックが対称に設置され、前記連結ブロックの中には前記連結ブロックを貫通する伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸の下端には伝動傘歯車が固定的に設置され、前記伝動軸のうち前記駆動軸に近接する一端には前記伝動傘歯車が固定的に設置され、前記伝動傘歯車と前記駆動傘歯車とは伝動可能に噛み合っている。
【0008】
好ましくは、前記伝動軸のうち前記駆動軸に離れる片側には昇降軸が設置され、前記昇降軸のうち前記駆動軸に離れる片側は外界に位置し、前記昇降軸と前記横方向切断輪とは固定的に連結され、前記作業空間の中にある前記昇降軸には円形板が固定的に設置され、前記昇降軸のうち前記駆動軸に近接する端面の中には前記駆動軸に向いて開口した円柱空間が設置され、前記円柱空間の左右端壁の中には移動溝が対称に形成され、前記伝動軸のうち前記駆動軸に離れる一端は前記円柱空間の中に位置し、且つ前記円柱空間のうち前記駆動軸に離れる端壁との間に第一ばねが設置され、前記伝動軸には前記移動溝とスライド可能に連結された移動ブロックが左右対称に設置されている。
【0009】
好ましくは、前記調整機構は前記作業空間の後端壁と固定的に連結された貯蔵ブロックを含み、前記貯蔵ブロックの中には貯蔵空間が設置され、前記貯蔵ブロックの右側には前記作業空間の後端壁と固定的に連結された液圧ブロックが上下対称に設置され、前記液圧ブロックの中には液圧空間が設置され、前記液圧空間の中にはピストンがスライド可能に設置され、前記ピストンのうち前記切断モータに離れる端面にはピストン棒が固定的に設置され、前記ピストン棒のうち前記切断モータに離れる一端には推力板が固定的に設置され、前記ピストンのうち前記切断モータに近接する片側にある前記液圧空間と前記貯蔵空間とは水平パイプによって連通され、前記水平パイプの中にはポンプが設置され、前記ピストンのうち前記切断モータに離れる片側にある前記液圧空間と前記貯蔵空間とは湾曲パイプによって連通されている。
【0010】
好ましくは、前記堆積機構は前記収納空間の左端面と固定的に連結された動力モータを含み、前記動力モータの右端面には動力軸が回転可能に設置され、前記動力軸の右端には動力傘歯車が固定的に設置され、前記収納空間の右端壁の中には左方に開口したばね溝が形成され、前記ばね溝の後端壁には第二ばねが固定的に設置され、前記第二ばねの前端には前記ばね溝とスライド可能に連結されたばねブロックが固定的に設置され、前記ばねブロックの左端面には左端が前記収納空間の中に位置する連結棒が固定的に設置され、前記連結棒の左端には前記支持板が固定的に設置され、前記捻り軸と前記支持板との間には捻りばねが設置され、前記収納空間の中にある前記捻り軸には捻り棒が固定的に設置され、前記捻り軸の上側には前記支持板の前端面と回転可能に連結された入力軸が設置され、前記入力軸には底部傘歯車と入力棒とが固定的に設置され、前記入力棒は前記底部傘歯車の前側に位置し、前記収納空間の左端面には隔離板が固定的に設置されている。
【0011】
好ましくは、前記第一ばねは自然状態にある。
【0012】
好ましくは、前記貯蔵空間の中には作動油が満載されている。
【0013】
好ましくは、前記液圧空間の中には作動油が満載されている。
【0014】
好ましくは、前記底部傘歯車は前方へ運動した後に前記動力傘歯車と噛み合える。
【発明の効果】
【0015】
本願発明は以下のプラス効果を有する:本願装置は鉄道に沿って運動し、鉄道周辺の雑草と木枝に対して全方位の切断を行い、雑草と木枝が鉄道車両の進行を妨げることを避け、また、異なる地区の雑草と木枝の分布状況に合わせて、切断の高度を調節でき、適用性が強く、さらに、切断した後に、落ちた雑草と木枝を堆積でき、後続の収集に便利を与え、鉄道のメンテナンスに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
下記に図1〜7を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0017】
図1図1は本願発明である鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備の全体全断面の正面構成略図
図2図2図1におけるAの拡大略図
図3図3図1におけるEの拡大略図
図4図4図1におけるB方向からの略図
図5図5図2におけるD―D方向からの略図
図6図6図2におけるF―F方向からの略図
図7図7図4におけるC―C方向からの略図
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1〜7に記載の鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備の機械構成略図に合わせ、本願発明は移動車10を含み、前記移動車10の下端面の中には車輪27が四つ装着され、前記車輪27を通じて本願装置を鉄道で運動させることができ、前記移動車10の右端面には支持ブロック12が固定的に設置され、前記支持ブロック12の中には作業空間13が設置され、前記作業空間13の中には切断機構70が設置され、前記切断機構70は前記支持ブロック12の右側に設置された縦方向切断輪22を含み、前記縦方向切断輪22の回転を通じて鉄道右側の雑草と木枝に対して切断を行うことができ、前記支持ブロック12の上下両側には横方向切断輪18が二つ対称に設置され、二つの前記横方向切断輪18の回転を通じても鉄道右側の雑草と木枝に対して切断を行うことができ、
前記切断機構70の左側には調整機構71が設置され、前記調整機構71は上下側の前記横方向切断輪18の高さを調節することができ、
前記移動車10の中には収納空間30が設置され、前記収納空間30の中には堆積機構72が設置され、前記堆積機構72は前記収納空間30の中に前後方向にスライドできる支持板34を含み、前記支持板34の前端面には前端が外界に位置する捻り軸40が回転可能に設置され、外界にある前記捻り軸40の前端には置き板50が固定的に設置され、前記置き板50の下端面には堆積棒55が四本均一に、且つ固定的に設置され、前記堆積棒55は前記移動車10につれ前方へ運動する時に、前記切断機構70の切り取った雑草と木枝を堆積することができる。
【0019】
好ましくは、前記切断機構70はさらに前記作業空間13の後端壁に固定的に連結された切断モータ25も含み、前記切断モータ25の右端面には右端が外界に位置する駆動軸24が回転可能に設置され、前記駆動軸24の右端には前記縦方向切断輪22が固定的に設置され、前記作業空間13の中にある前記駆動軸24には駆動傘歯車23が固定的に設置され、前記駆動軸24の上下両側には前記作業空間13の後端壁と固定的に連結された連結ブロック20が対称に設置され、前記連結ブロック20の中には前記連結ブロック20を貫通する伝動軸19が回転可能に設置され、前記伝動軸19の下端には伝動傘歯車21が固定的に設置され、前記伝動軸19のうち前記駆動軸24に近接する一端には前記伝動傘歯車21が固定的に設置され、前記伝動傘歯車21と前記駆動傘歯車23とは伝動可能に噛み合っており、
前記伝動軸19のうち前記駆動軸24に離れる片側には昇降軸17が設置され、前記昇降軸17のうち前記駆動軸24に離れる片側は外界に位置し、前記昇降軸17と前記横方向切断輪18とは固定的に連結され、前記作業空間13の中にある前記昇降軸17には円形板14が固定的に設置され、前記昇降軸17のうち前記駆動軸24に近接する端面の中には前記駆動軸24に向いて開口した円柱空間15が設置され、前記円柱空間15の左右端壁の中には移動溝57が対称に形成され、前記伝動軸19のうち前記駆動軸24に離れる一端は前記円柱空間15の中に位置し、且つ前記円柱空間15のうち前記駆動軸24に離れる端壁との間に第一ばね16が設置され、前記伝動軸19には前記移動溝57とスライド可能に連結された移動ブロック56が左右対称に設置されている。
【0020】
好ましくは、前記調整機構71は前記作業空間13の後端壁と固定的に連結された貯蔵ブロック11を含み、前記貯蔵ブロック11の中には貯蔵空間26が設置され、前記貯蔵ブロック11の右側には前記作業空間13の後端壁と固定的に連結された液圧ブロック45が上下対称に設置され、前記液圧ブロック45の中には液圧空間46が設置され、前記液圧空間46の中にはピストン47がスライド可能に設置され、前記ピストン47のうち前記切断モータ25に離れる端面にはピストン棒48が固定的に設置され、前記ピストン棒48のうち前記切断モータ25に離れる一端には推力板49が固定的に設置され、前記ピストン47のうち前記切断モータ25に近接する片側にある前記液圧空間46と前記貯蔵空間26とは水平パイプ43によって連通され、前記水平パイプ43の中にはポンプ44が設置され、前記ピストン47のうち前記切断モータ25に離れる片側にある前記液圧空間46と前記貯蔵空間26とは湾曲パイプ58によって連通されている。
【0021】
好ましくは、前記堆積機構72は前記収納空間30の左端面と固定的に連結された動力モータ29を含み、前記動力モータ29の右端面には動力軸31が回転可能に設置され、前記動力軸31の右端には動力傘歯車32が固定的に設置され、前記収納空間30の右端壁の中には左方に開口したばね溝36が形成され、前記ばね溝36の後端壁には第二ばね51が固定的に設置され、前記第二ばね51の前端には前記ばね溝36とスライド可能に連結されたばねブロック37が固定的に設置され、前記ばねブロック37の左端面には左端が前記収納空間30の中に位置する連結棒38が固定的に設置され、前記連結棒38の左端には前記支持板34が固定的に設置され、前記捻り軸40と前記支持板34との間には捻りばね52が設置され、前記収納空間30の中にある前記捻り軸40には捻り棒28が固定的に設置され、前記捻り軸40の上側には前記支持板34の前端面と回転可能に連結された入力軸35が設置され、前記入力軸35には底部傘歯車33と入力棒39とが固定的に設置され、前記入力棒39は前記底部傘歯車33の前側に位置し、前記収納空間30の左端面には隔離板59が固定的に設置されている。
【0022】
好ましくは、前記第一ばね16は自然状態にある。
【0023】
好ましくは、前記貯蔵空間26の中には作動油が満載されている。
【0024】
好ましくは、前記液圧空間46の中には作動油が満載されている。
【0025】
好ましくは、前記底部傘歯車33は前方へ運動した後に前記動力傘歯車32と噛み合える。
【0026】
本願装置全体の作動手順は以下の通りである。
【0027】
1.切断モータ25と動力モータ29とを作動させ、動力モータ29は動力軸31を駆動して回転させ、動力傘歯車32は動力軸31につれ回転し、切断モータ25は駆動軸24を駆動して回転させ、駆動傘歯車23と縦方向切断輪22とは駆動軸24につれ回転する。
【0028】
2.縦方向切断輪22は回転することで鉄道右側の雑草と木枝を切断でき、駆動傘歯車23と伝動傘歯車21との噛み合いによる伝動を通じて、伝動傘歯車21は駆動されて回転し、伝動軸19は伝動傘歯車21につれ回転し、移動ブロック56を駆動して回転させ、移動ブロック56と移動溝57との協働を通じて、昇降軸17は駆動されて回転し、円形板14と横方向切断輪18とは昇降軸17につれ回転し、上下側にある横方向切断輪18はそれぞれ鉄道の右上側と右下側にある雑草と木枝を切断する。
【0029】
3.ポンプ44を作動させ、ピストン47の上下側にある液圧空間46の中の作動油の比例を変え、それにより、ピストン47は駆動されて液圧空間46の中で移動し、推力板49はピストン47につれ上下に移動し、そして円形板14を押して上下に移動させることができ、それにより、横方向切断輪18の高さは調節され、異なる高度にある雑草と木枝に対する切断を便利にさせられる。
【0030】
4.移動車10はレールに沿って後方へ運動し、堆積棒55は切断された雑草と木枝とを堆積でき、堆積の雑草と木枝の数が増えるにつれ、堆積棒55は前方へ引っ張られ、それにより、底部傘歯車33と動力傘歯車32とは噛み合い、入力棒39は隔離板59の前側まで運動し、動力傘歯車32と底部傘歯車33との噛み合いによる伝動を通じて、底部傘歯車33は駆動されて回転し、入力棒39は底部傘歯車33につれ回転し、捻り棒28は押されて隔離板59の前端面まで回転し、捻り棒28は捻り軸40を駆動して回転させ、さらに置き板50を駆動して回転させ、置き板50は堆積した雑草と木枝から離れ、入力棒39が捻り棒28から離脱した後に、捻り棒28は復帰し、堆積棒55を駆動して復帰させ、それにより、引き続き雑草と木枝に対する堆積作業を行える。
【0031】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的思想と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【要約】      (修正有)
【課題】鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備を提供する。
【解決手段】鉄道周辺の雑草と木枝に対する切断型除去設備は、移動車10を含み、移動車10の下端面の中には車輪27が四つ装着され、車輪27を通じて、設備を鉄道で運動させることができ、移動車10の右端面には支持ブロック12が固定的に設置され、支持ブロック12の中には作業空間13が設置され、作業空間13の中には切断機構70が設置され、設備は鉄道に沿って運動し、鉄道周辺の雑草と木枝に対して全方位の切断を行い、雑草と木枝が鉄道車両の進行を妨げることを避け、また、異なる地区の雑草と木枝の分布状況に合わせて、切断の高度を調節でき、適用性が強く、さらに、切断した後に、落ちた雑草と木枝を堆積でき、後続の収集に便利を与え、鉄道のメンテナンスに有利である。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7