(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
シャワー本体、前記シャワー本体の一方のシャワー端から縮径されるシャワー筒部、前記シャワー本体の他方のシャワー端に配置される散水ノズル及び前記シャワー本体に形成され、前記散水ノズルに連通し前記シャワー筒部の筒端に開口されるシャワー流通穴を有するシャワーヘッドに、液体管を連結するシャワーヘッド連結ユニットであって、
各外筒端に開口される収納穴を有する外筒体と、
各第1内筒端に開口される第1流通穴を有し、一方の前記第1内筒端を前記外筒体の一方の前記外筒端から突出して、一方の外筒端側の前記収納穴に収納される第1内筒体と、
各第2内筒端に開口される第2流通穴を有し、一方の前記第2内筒端を前記外筒体の他方の前記外筒端から突出して、他方の外筒端側の前記収納穴に収納される第2内筒体と、
第1回動規制体と、
第2回動規制体と、
を備え、
前記第1内筒体の前記第1流通穴には、
前記シャワー筒部が、一方の前記第1内筒端から取外自在に螺着され、
前記第2内筒体の一方の第2内筒端側には、
前記液体管の一方の管端側が、一方の前記第2内筒端から取外自在に外嵌及び螺着され、
前記第1内筒体は、
前記収納穴の穴中心線の方向に抜け止めされ、前記外筒体及び前記第2内筒体に対し回動自在に前記収納穴に収納され、
前記シャワー筒部の螺着に伴って、一方の前記第1内筒端を前記シャワー本体の一方の前記シャワー端に押圧して、前記シャワーヘッドに一体に取付けられ、
前記第2内筒体は、
前記収納穴の穴中心線の方向に抜け止めされ、及び前記外筒体に対し回動自在に前記収納穴に収納され、
前記第2流通穴を前記第1流通穴に連通し、及び前記第1内筒体に対し回動自在に配置され、
前記液体管の螺着に伴って、一方の前記第2内筒端を前記液体管に押圧して、前記液体管に一体に取付けられ、
前記外筒体は、
一方の前記第1内筒端の押圧に伴って、一方の前記外筒端及び一方の前記シャワー端の間に隙間を隔てて配置され、
一方の前記第2内筒端の押圧に伴って、他方の前記外筒端及び前記液体管の一方の管端の間に隙間を隔てて配置され、
前記第1回動規制体は、
前記第1内筒体を前記外筒体に対し回動不能に固定し、又は前記第1内筒体を前記外筒体に対し回動自在にし、
前記第2回動規制体は、
前記第2内筒体を前記外筒体に対し回動不能に固定し、又は前記第2内筒体を前記外筒体に対し回動自在にする
ことを特徴とするシャワーヘッド連結ユニット。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明に係るシャワーヘッド連結ユニットについて、
図1乃至
図18を参照して説明する。
【0016】
図1乃至
図18において、シャワーヘッド連結ユニットX(シャワーヘッド連結具)は、シャワーヘッドYに、液体管Zを連結する。
【0017】
シャワーヘッドYは、
図1乃至
図4に示すように、シャワー本体61、シャワー筒部62、散水ノズル63、シャワー流通穴64、及びシールリング66を有する。
【0018】
シャワー筒部62は、
図3及び
図4に示すように、例えば、円筒状に形成される。シャワー筒部62は、シャワー本体61の一方のシャワー端61Aに連続し、シャワー本体61と一体に形成される。
シャワー筒部62は、シャワー本体61の一方のシャワー端61A(シャワー端面)から縮径して形成される。シャワー筒部62は、一方のシャワー端61Aから突出して形成される。
シャワー筒部62は、シャワーネジ部65(シャワー側の雄ネジ部)を有する。シャワーネジ部65は、シャワー筒部62の外周(外周面)に形成される。シャワーネジ部65は、シャワー筒部62の筒端62Aからシャワー本体61の一方のシャワー端61A側に延在して配置される。
【0019】
散水ノズル63は、
図1乃至
図4に示すように、シャワー本体61の他方のシャワー端61Bに配置される。散水ノズル63は、他方のシャワー端61Bにおいて、シャワー本体61に取付けられる。
【0020】
シャワー流通穴64は、
図4に示すように、シャワー本体61に形成される。シャワー流通穴64は、シャワー本体61内を貫通して、シャワー筒部62の筒端62A及び他方のシャワー端61Bに開口される。
これにより、シャワー流通穴64は、
図4に示すように、散水ノズル63に連通し、及びシャワー筒部62の筒端62Aに開口される。
【0021】
シールリング66は、合成ゴム等の弾性材で形成される。シールリング66は、
図4に示すように、筒端62Aからシャワー筒部62に外嵌され、シャワー本体61の一方のシャワー端61A側に配置される。シールリング66は、シャワー本体61の一方のシャワー端61Aに当接自在として、シャワー筒部62に外嵌される。
【0022】
液体管Z(液体管ユニット/液体管体)は、
図1乃至
図3及び
図5に示すように、例えば、シャワーホース71、及びホース接続具Hを有する。
【0023】
シャワーホース71は、例えば、可撓ホースで形成される。
【0024】
ホース接続具Hは、
図1乃至
図3及び
図5に示すように、例えば、ニップル72、押え筒73(カシメパイプ)、接続筒体74(接続筒材/接続筒部材)、及びシールパッキン75を有する。
【0025】
ニップル72は、
図5に示すように、ニップル円筒部76、及び円環板部77を有する。円環板部77は、ニップル円筒部76に一体に形成される。円環板部77は、ニップル円筒部76の一方のニップル筒端76A側に配置され、ニップル円筒部76の径外方に突出される。
ニップル72は、
図5に示すように、ニップル円筒部76をシャワーホース71の一方のホース端71Aからシャワーホース71内に圧入して配置される。ニップル円筒部76は、他方のニップル筒端76B端からシャワーホース71内に圧入される。
ニップル72は、円環板部77をシャワーホース71の一方のホース端71Aに当接して、シャワーホース71内に圧入される。円環板部77は、ニップル円筒部76の径方向において、シャワーホース71の外周(外周面)から突出して配置される。
【0026】
押え筒73は、例えば、銅、アルミニウム等の軟質金属で円筒状に形成される。押え筒73は、
図5に示すように、シャワーホース71及びニップル円筒部76(ニップル72)に外嵌して配置される。押え筒73は、ニップル72の円環板部77、及びニップル円筒部76の他方のニップル筒端76Bの間に配置されて、シャワーホース71に外嵌される。押え筒73は、一方の押え筒端73Aをニップル72の円環板部77に当接して配置される。押え筒73は、筒中心線に向けて押圧変形されて、シャワーホース71及びニップル72(ニップル円筒部76)を固定する。
これにより、シャワーホース71は、押し筒73の変形により、ニップル72(ニップル円筒部76)に締付けられ、ニップル72(ニップル円筒部76)から外れない。
ニップル72において、円環板部77は、
図5に示すように、ニップル円筒部76の径方向において、押え筒73の外周(外周面)から突出して配置される。
【0027】
接続筒体74は、
図5に示すように、接続穴81を有する。接続穴81は、接続筒体74を貫通して、各接続筒端74A,74Bに開口される。接続穴81は、大径穴82及び小径穴83の連続する段付穴に形成される。大径穴82(接続大径穴)は、接続筒体74の一方の接続筒端74Aに開口する。小径穴83(接続小径穴)は、大径穴82から段差部74C(接続段差部)を有して縮径して、接続筒体74の他方の接続筒端74Bに開口される。
大径穴82は、
図5に示すように、ネジ部84(雌ネジ部)を有し、ネジ部84は、接続筒体74の一方の接続筒端74A側に配置される。ネジ部84(接続ネジ部)は、大径穴82の内周(内周面)に形成される。
接続筒体74の外周(外周面)は、一方の接続筒端74A側において、例えば、六角形に形成される。
【0028】
接続筒体74は、
図3及び
図5に示すように、シャワーホース71、ニップル72及び押え筒73に外嵌して配置される。
接続筒体74は、
図5に示すように、小径穴83(接続穴81)内に、シャワーホース71の一方のホース端71A側、ニップル円筒部76の他方のニップル筒端76B側、及び押え筒73を挿入して配置される。接続筒体74は、小径穴83(接続穴81)及び押え筒73の間に隙間を隔てて配置される。
接続筒体74は、大径穴82(接続穴81)内に、円環板部77(ニップル72)を挿入して配置される。接続筒体74は、大径穴82(接続穴81)及び円環板部77の間に隙間を隔てて配置される。接続筒体74は、
図5に示すように、段差部74Cを円環板部77に当接自在として配置される。
これにより、接続筒体74は、シャワーホース71の中心線の方向(ニップル円筒部76の筒中心線の方向)において、シャワーホース71、及びニップル72(押え筒73)に対して移動自在に配置され、シャワーホース71に沿って移動できる。
接続筒体74の一方の接続筒端74Aは、
図5に示すように、段差部74Cを円環板部77(ニップル72)に当接した状態において、ニップル円筒部76(ニップル72)の一方のニップル筒端76Aから突出して配置され、ニップル円筒部76(一方のニップル筒端76A)をネジ部84より段差部74C側に配置する。
なお、接続筒体74の一方の接続筒端74Aは、液体管Zの一方の管端である。
【0029】
シールパッキン75は、合成ゴム等の弾性材で円環板(円形リング板)に形成される。シールパッキン75は、
図5に示すように、接続穴81の大径穴82内に挿入される。シールパッキン75は、ニップル円筒部76の一方のニップル筒端76A側に外嵌され、円環板部77に当接して配置される。
【0030】
シャワーヘッド連結ユニットXは、
図1乃至
図3、
図5乃至
図15に示すように、外筒体1、第1内筒体2、第2内筒体3、第1回動規制体J(第2回動規制手段)、第2回動規制体K(第2回動規制手段)、及び抜止め体15を備える。
シャワーヘッド連結ユニットXにおいて、外筒体1、第1内筒体2、第2内筒体3及び抜止め体15は、例えば、合成樹脂で形成される。
【0032】
収納穴12は、
図6及び
図7に示すように、外筒本体11(外筒体1)の筒中心線Bの方向において、外筒本体11を貫通して、外筒本体11の各外筒端11A,11Bに開口される。なお、外筒本体11の各外筒端11A,11Bは、外筒体1の各外筒端である。
収納穴12は、
図6及び
図7に示すように、小径穴12A(外筒小径穴)、及び大径穴12Bの連続する段付穴に形成される。
収納穴12において、小径穴12Aは、外筒本体11(外筒体1)の一方の外筒端11Aに開口される。大径穴12Bは、小径穴12Aから段差部12C(外筒段差部)を有して拡径して、外筒本体11(外筒体1)の他方の外筒端11Bに開口される。
収納穴12(外筒体1)は、複数の円孤突起16,16,…、及び外筒ネジ部17を有する。各円孤突起16,16,…は、
図6及び
図7示すように、小径穴12Aに形成される。各円孤突起16,16,…は、小径穴12Aにおいて、段差部12C側に配置される。
各円孤突起16,16,…は、外筒体1(収納穴12)の周方向にわたって配置される。各円孤突起16,16,…は、外筒本体11(収納穴12)の周方向に間隔を隔てて配置され、小径穴12A(収納穴12)の内周(内周面)から収納穴12の穴中心線Aに向けて突出される。各円孤突起16,16,…は、収納穴12(小径穴12A)の穴中心線Aを中心とする半径Rの円CL(円上)まで突出される。
各円孤突起16,16,…は、収納穴12の穴中心線Aの方向において、段差部12Cから外筒体1の一方の外筒端11A側に延在して配置される。
【0033】
外筒ネジ部17(雌ネジ部)は、
図6及び
図7に示すように、外筒本体11(外筒体1)の他方の外筒端11B側に配置されて、大径穴12Bの内周(内周面)に形成される。外筒ネジ部17は、収納穴12の穴中心線Aの方向において、段差部12Cに間隔を隔てて配置される。
【0034】
第1内筒体2は、
図8及び
図9に示すように、第1内筒本体21、第1流通穴22、及びシールリング24を有する。
【0035】
第1内筒本体21は、
図8及び
図9に示すように、中径筒部25、大径筒部26及び小径筒部27の連続する円筒体に形成される。
中径筒部25(第1中径筒部)は、
図8及び
図9に示すように、大径筒部26と同心に配置される。中径筒部25は、大径筒部26(第1大径筒部)の一方の筒端に連続して一体に形成される。中径筒部25は、大径筒部26から段差部28(第1段差部)を有して縮径して、第1内筒本体21(第1内筒体2)の筒中心線Dの方向に突出(延在)される。
小径筒部27(第1小径筒部)は、
図8及び
図9に示すように、大径筒部26(中径筒部25)と同心に配置される。小径筒部27は、大径筒部26の他方の筒端に連続して一体に形成される。小径筒部27は、大径筒部26から段差部29(第2段差部)を有して縮径して、第1内筒本体21(第1内筒体2)の筒中心線Dの方向に突出(延在)される。小径筒部27は、シール溝30を有する。シール溝30は、第1内筒本体21(第1内筒体2)の周方向にわたって、小径筒部27に形成される。シール溝30(第1内筒シール溝)は、第1内筒本体21(第1内筒体2)の径方向に溝深さを有して、小径筒部27(第1内筒本体)の外周(外周面)に開口される。
【0036】
第1流通穴22は、
図8及び
図9に示すように、第1内筒本体21(第1内筒体2)と同心に配置されて、第1内筒本体21に形成される。第1流通穴22は、第1内筒本体21(第1内筒体2)の筒中心線Dの方向において、第1内筒本体21を貫通して、第1内筒本体21の各第1内筒端21A,21B(各内筒端)に開口される。なお、第1内筒本体21の各第1内筒端21A,21Bは、第1内筒体2の各第1内筒端である。
第1流通穴22は、大径穴31(第1内筒大径穴)、小径穴32(第1内筒小径穴)の連続する段付穴に形成される。大径穴31は、第1内筒本体21(第1内筒体2)の一方の第1内筒端21Aに開口される。小径穴32は、大径穴31から段差部33(第1穴段差部)を有して縮径して、第1内筒本体21(第1内筒体2)の他方の第1内筒端21Bに開口される。
大径穴31は、ネジ部34(第1内筒ネジ部)を有する。ネジ部34は、段差部33側に配置される。ネジ部34は、第1内筒本体21の筒中心線Dの方向において、段差部33から一方の第1内筒端21A側に延在される。ネジ部34(雌ネジ部)は、大径穴31の内周(内周面)に形成される。
【0037】
シールリング24(第1内筒シールリング)は、合成ゴム等の弾性材で環状に形成される。シールリング24は、
図9(b)に示すように、小径筒部27(第1内筒本体21)に外嵌されて、シール溝30内に嵌込まれる。
【0038】
第2内筒体3は、
図10及び
図11に示すように、第2内筒本体37、第2流通穴38、及びシールリング40を有する。
【0039】
第2内筒本体37は、
図10及び
図11に示すように、大径筒部41、中径筒部42及び小径筒部43の連続する円筒体に形成される。
大径筒部41(第2大径筒部)は、
図10及び
図11に示すように、中径筒部42(第2中径筒部)の一方の筒端に連続して一体に形成される。大径筒部41は、中径筒部42から段差部44(第3段差部)を有して拡径して、第2内筒本体37(第2内筒体3)の筒中心線Eの方向に突出(延在)される。
小径筒部43(第2小径筒部)は、
図10及び
図11に示すように、中径筒部42の他方の筒端に連続して一体に形成される。小径筒部43は、中径筒部42の他方の筒端から段差部45(第4段差部)を有して、第2内筒本体37(第2内筒体3)の筒中心線Eの方向に突出(延在)される。
小径筒部43は、シール溝46、及びネジ部47(第2内筒ネジ部)を有する。シール溝46(第2内筒シール溝)は、段差部45側に位置して、小径筒部43に形成される。シール溝46は、第2内筒本体37(第2内筒体3)の周方向にわって、小径筒部43に形成される。シール溝46は、第2内筒本体37(第2内筒体3)の径方向に溝深さを有して、小径筒部43(第2内筒本体37)の外周(外周面)に開口される。
ネジ部47(雄ネジ部)は、シール溝46及び第2内筒本体37の一方の第2内筒端37Aの間に配置される。ネジ部47は、小径筒部43(第2内筒本体37)の外周(外周面)に形成される。
【0040】
第2流通穴38は、
図10及び
図11に示すように、第2内筒本体37(第2内筒体3)と同心に配置されて、第2内筒本体37に形成される。第2流通穴38は、第2内筒本体37(第1内筒体2)の筒中心線Eの方向において、第2内筒本体37貫通して、第2内筒本体37の各第2内筒端37A,37B(各内筒端)に開口される。なお、第2内筒本体37の各第2内筒端37A,37Bは、第2内筒体3の各第2内筒端である。
第2流通穴38は、大径穴48(第2内筒大径穴)、及び小径穴49(第2内筒小径穴)の連続する段付穴に形成される。大径穴48は、第2内筒本体37の他方の第2内筒端37Bに開口される。小径穴49は、大径穴48から段差部50(第5段差部)を有して縮径して、第2内筒本体37(第2内筒体3)の一方の第2内筒端37Aに開口される。
【0041】
シールリング40(第2内筒シールリング)は、合成ゴム等の弾性材で環状に形成される。シールリング40は、
図11(b)に示すように、小径筒部43(第2内筒本体37)に外嵌されて、シール溝46内に嵌込まれる。
【0042】
第1回動規制体Jは、第1内筒体2(第1内筒本体21)を外筒体1(外筒本体11)に対し回動不能に固定し、又は第1内筒体2を外筒体1に対し回動自在にする。
第1回動規制体Jは、
図1乃至
図3、
図5乃至
図9に示すように、第1回動止め軸4、第1止め外穴13、及び第1止め内穴23を有する。
【0043】
第1回動止め軸4は、
図1、
図2、
図3及び
図5に示すように、外筒体1(外筒本体11)の外周(外周面)から、第1止め外穴13(外筒体1)、及び第1止め内穴23(第1内筒体2)に取外自在に挿入される。
第1回動止め軸4は、頭部軸4A(第1頭部軸)、及び止め軸4B(第1止め軸)を有する。止め軸4Bは、頭部軸4Aの一方の軸端に連続して一体に形成される。止め軸4Bは、頭軸部4Aから縮径して、第1回動止め軸4の軸中心線の方向に突出(延在)される。
第1回動止め
軸4は、例えば、合成樹脂で形成される。
【0044】
第1止め外穴13は、
図5乃至
図7に示すように、外筒本体11(外筒体1)に形成される。第1止め外穴13は、収納穴12の穴中心線Aの方向(外筒体1の筒中心線の方向)において、段差部12C(外筒段差部)及び外筒ネジ部17(他方の外筒端11B)の間に配置される。第1止め外穴13は、収納穴12の穴中心線A(外筒体1の筒中心線)と直交する方向(第1内筒体2の径方向)において、外筒本体11(外筒体1)を貫通して配置される。第1止め外穴13は、外筒本体11を貫通して、外筒本体11(外筒体1)の外周(外周面)及び大径穴12B(収納穴12)に開口される。
【0045】
第1止め内穴23は、
図5、
図8及び
図9に示すように、第1内筒本体21(第1内筒体2)に形成される。第1止め内穴23は、外筒本体11(外筒体1)の第1止め外穴13に連通自在(連通可能)な位置において、第1内筒体2に形成される。第1止め内穴23は、第1内筒本体21の大径筒部26に形成される。
第1止め内穴23は、第1内筒本体21(第1内筒体2)の筒中心線Dと直交する方向(第2内筒体3の径方向)において、大径筒部26(第1内筒本体21)内に延在して形成される。第1止め内穴23は、大径筒部26(第1内筒本体21)の外周(外周面)に開口される。
【0046】
第2回動規制体Kは、第2内筒体3(第2内筒本体37)を外筒体1(外筒本体11)に対し回動不能に固定し、又は第2内筒体3を外筒体1に対し回動自在にする。
第2回動規制体Kは、
図1乃至
図3、
図5乃至
図7、
図10及び
図11に示すように、第2回動止め軸5、第2止め外穴14及び第2止め内穴39を有する。
【0047】
第2回動止め軸5は、
図1、
図2、
図3及び
図5に示すように、外筒体1(外筒本体11)の外周(外周面)から、第2止め外穴14(外筒体1)、及び第2止め内穴39(第2内筒体3)に取外自在に挿入される。
第2回動止め軸5は、頭部軸5A(第2頭部軸)、及び止め軸5B(第2止め軸)を有する、止め軸5Bは、頭部軸5Aの一方の軸端に連続して一体に形成される。止め軸5Bは、頭部軸5Aから縮径して、第2回動止め軸5の軸中心線の方向に突出(延在)される。
第2回動止め軸5は、例えば、合成樹脂で形成される。
【0048】
第2止め外穴14は、
図5乃至
図7に示すように、外筒本体11(外筒体1)に形成される。第2止め外穴14は、収納穴12の穴中心線Aの方向において、第1止め外穴13に間隔を隔てて並列して配置される。第2止め外穴14は、第1止め外穴13及び外筒ネジ部17(外筒体1の他方の外筒端11B)の間に配置される。
第2止め外穴14は、収納穴12の穴中心線Aと直交する方向(第1内筒体2の径方向)において、外筒本体11を貫通して配置される。第2止め外穴14は、外筒体1を貫通して、外筒本体11(外筒体1)の外周(外周面)及び大径穴12B(収納穴12)に開口される。
【0049】
第2止め内穴39は、
図5、
図10及び
図11に示すように、第2内筒本体37(第2内筒体3)に形成される。第2止め内穴39は、外筒本体11(外筒体1)の第2止め外穴14に連通自在(連通可能)な位置において、第2内筒本体37に形成される。第2止め内穴39は、
図10及び
図11に示すように、第2内筒本体37の大径筒部41に形成される。
第2止め内穴39は、第2内筒本体37(第2内筒体3)の筒中心線Eと直交する方向(第2内筒体3の径方向)において、大径筒部41内に延在して形成される。第2止め内穴39は、大径筒部41(第2内筒本体37)の外周(外周面)に開口される。
【0050】
抜止め体15は、
図12に示すように、抜止めリング本体51、抜止め穴52及び複数の回動溝穴57を有する。
【0051】
抜止めリング本体51は、
図12に示すように、大径筒部53(抜止め大径筒部)、及び小径筒部54(抜止め小径筒部)の連続する円筒体に形成される。
小径筒部54は、大径筒部53の一方の筒端に連続して一体に形成される。小径筒部54は、大径筒部53から段差部55(抜止め段差部)を有して縮径して、抜止めリング本体51(抜止め体15)の筒中心線Gに突出(延在)される。
小径筒部54は、ネジ部56(抜止めネジ部)を有する。ネジ部56(雄ネジ部)は、小径筒部54の外周(外周面)に形成される。
【0052】
抜止め穴52は、
図12に示すように、抜止めリング本体51と同心に配置される。抜止め穴52は、抜止めリング本体51に形成される。抜止め穴52は、抜止めリング本体51(抜止め体15)の筒中心線Gの方向において、抜止めリング本体51を貫通して、抜止めリング本体51の各止め筒端51A,51Bに開口される。
【0053】
各回動溝穴57は、
図12に示すように、抜止めリング本体51の他方の抜止め筒端51B側(大径筒部53側)に配置される。各回動溝穴57は、抜止めリング本体51の周方向に間隔(等間隔)を隔てて配置される。各回動溝穴57は、抜止めリング本体51に形成され、抜止めリング本体51の他方の止め筒端51Bに開口される。各回動溝穴57は、抜止めリング本体51(抜止め体15)の径方向に溝深さを有して、抜止めリング本体51の他方の止め筒端51Bから一方の止め筒端51A側に延在される。各回動溝穴57は、抜止め穴52に開口される。
【0054】
第1内筒体2(第1内筒本体21)、第2内筒体3(第2内筒本体37)、及び抜止め体15(抜止めリング本体51)は、
図5、
図13乃至
図15に示すように、外筒体1(外筒本体11)の収納穴12に収納されて、シャワーヘッド連結ユニットXに組立てられる。
【0055】
シャワーヘッド連結具Xにおいて、第1内筒体2は、
図13に示すように、外筒体1内(外筒本体11内)に挿入されて、一方の外筒端11A側の収納穴12に収納される。
第1内筒体2(第1内筒本体21)は、収納穴12(外筒本体11)と同心に配置される。
【0056】
第1内筒体2において、第1内筒本体21は、
図13に示すように、一方の第1内筒端21Aから外筒本体11の他方の外筒端11Bを通して収納穴12内に挿入して配置される。
第1内筒本体21は、段差部28を収納穴12の段差部12Cに当接して、収納穴12内に収納される。
これにより、第1内筒本体21(第1内筒体2)は、各段差部28,12Cの当接によって、収納穴12の穴中心線Aの方向において、外筒本体11(外筒体1)の一方の外筒端11A側へ抜止めされる。
第1内筒本体21(第1内筒体2)は、各段差部28,12Cの当接によって、第1回動規制体Jの第1止め内穴23を外筒体1の第1止め外穴13と同一位置に配置して、収納穴12に収納される。このとき、第1回動規制体Jの第1止め外穴13及び第1止め内穴23は、収納穴12の穴中心線Aの方向において、外筒本体11(外筒体1)の他方の外筒端11Bから同一位置に配置される。
第1止め内穴23は、収納穴12(大径穴12B)に開口される。
【0057】
第1内筒本体21は、中径筒部25を収納穴12の段差部12Cから小径穴12Aに突出し、大径筒部26及び小径筒部27を収納穴12の段差部12Cから大径穴12Bに突出して、外筒本体11内(外筒体1内)に配置される。
第1内筒本体21において、中径筒部25は、
図13に示すように、小径穴12Aの各円孤突起16内に隙間を隔てて各円孤突起16内に挿入されて、外筒本体11(外筒体1)に対し回動自在に収納穴12(小径穴12A)に収納される。
第1内筒本体21において、大径筒部26は、
図13に示すように、大径穴12B(収納穴12)に隙間を隔てて大径穴12Bに挿入されて、外筒本体11(外筒体1)に対し回動自在(回動可能)に収納穴12(大径穴12B)内に配置される。
第1内筒本体21(第1内筒体2)において、小径筒部27は、
図13に示すように、小径筒部27の外周(外周面)及び大径穴12B(収納穴12)の内周(内周面)との間に間隔を隔てて、大径穴12B内(収納穴12内)に配置される。
これにより、第1内筒体2(第1内筒本体21)は、外筒体1(外筒本体11)に対し回動自在に収納穴12に収納される。
【0058】
第1内筒本体21(第1内筒体2)は、一方の第1内筒端21Aを外筒本体11(外筒体1)の一方の外筒端11Aから僅かに突出して、収納穴12内に収納される。
第1内筒本体21の僅かに突出する量δ(以下、「突出量δ」という)は、例えば、δ1=0.5mm以下とする(δ=0mmを超えて0.5mm以下)。
【0059】
シャワーヘッド連結ユニットXにおいて、第2内筒体3は、
図14に示すように、第1内筒体2(第1内筒本体21)を収納した外筒体1(外筒本体11)に挿入されて、他方の外筒端11B側の収納穴12内に収納される。
第2内筒体3(第2内筒本体37)は、収納穴12(外筒本体11)及び第1内筒体2(第1内筒本体21)と同心に配置される。
【0060】
第2内筒体3において、第2内筒本体37は、
図14に示すように、他方の第2内筒端37Bから外筒本体11の他方の外筒端11Bを通して収納穴12内に挿入して配置される。
第2内筒本体37は、収納穴12内において、大径筒部41及び中径筒部42を第1内筒本体21の小径筒部27に外嵌して、収納穴12の大径穴12Bに挿入される。
第2内筒本体37は、収納穴12内において、他方の第2内筒端37Bを第1内筒本体21の段差部29に当接して、収納穴12(大径穴12B)に収納される。
これにより、第2内筒本体37(第2内筒体3)は、第2内筒端37B及び段差部29の当接によって、収納穴12の穴中心線Aの方向において、外筒本体11(外筒体1)の一方の外筒端11A側へ抜止めされる。
第2内筒本体37(第2内筒体3)は、第2内筒端37B及び段差部29の当接によって、第2回動規制体Kの第2止め内穴39を外筒体1の第2止め外穴14と同一位置に配置して、収納穴12に収納される。このとき、第2回動規制体Kの第2止め外穴14及び第2止め内穴39は、収納穴12の穴中心線Aの方向において、外筒本体11(外筒体1)の他方の外筒端11Bから同一位置に配置される。
第2止め内穴39は、収納穴12(大径穴12B)に開口される。
【0061】
第2内筒本体37において、大径筒部41は、
図14に示すように、収納穴12の大径穴12Bに隙間を隔てて大径穴12Bに挿入されて、外筒体1(外筒本体11)及び第1内筒体2(第1内筒本体21)に対し回動自在に収納穴12(大径穴12B)に収納される。
第2内筒本体37において、中径筒部42は、
図14に示すように、中径筒部42の外周(外周面)及び大径穴12B(収納穴12)の内周(内周面)との間に間隔を隔てて、大径穴12B内(収納穴12内)に配置される。
第2内筒本体37において、小径筒部43は、
図14に示すように、収納穴12の穴中心線Aの方向において、外筒本体11(外筒体1)の他方の外筒端11Bから突出して、外筒本体11(収納穴12)の外側に配置される。
これにより、第2内筒本体37(第2内筒体3)は、一方の第2内筒端37Aを外筒本体11(外筒体1)の他方の外筒端11Bから突出して、他方の外筒端11B側の収納穴12に収納される。
【0062】
第2内筒本体37(第2内筒体3)は、
図14に示すように、第2流通穴38の大径穴48に、第1内筒本体21の小径筒部27を挿入して配置される。
第1内筒本体21において、小径筒部27は、シールリング24を第2流通穴38の大径穴48の内周(内周面)に液密に圧接して、第2内筒本体37の大径穴48内(第2流通穴38内)に挿入される。
これにより、第2内筒本体37(第2内筒体3)は、第2流通穴38の大径穴48の内周(内周面)を第1内筒本体21のシールリング24に摺接して、第1内筒本体21(第1内筒体2)に対し回動自在に収納穴12(大径穴48)に収納される。
第2内筒本体37(第2内筒体3)は、第2流通穴38の大径穴48に第1内筒本体21の小径筒部27を挿入することによって、第2流通穴38(小径穴49)を第1流通穴22に連通する。
【0063】
シャワーヘッド連結ユニットXにおいて、抜止め体15は、
図15に示すように、第1及び第2内筒体2,3を収納した外筒体1(外筒本体11)に挿入されて、他方の外筒端11B側の収納穴12内に収納される。
抜止め体15(抜止めリング本体51)は、収納穴12(外筒本体11)と同心に配置される。
【0064】
抜止め体15において、抜止めリング本体51は、
図15に示すように、一方の止め筒端51Aから第2内筒本体37の小径筒部43及び中径筒部42に外嵌されて、収納穴12の大径穴12Bに挿入される。抜止めリング本体51は、抜止め穴52の内周(内周面)及び第2内筒本体37の中径筒部42の外周(外周面)との間に隙間を隔てて、小径筒部43及び中径筒部42に外嵌される。
第2内筒本体37(第2内筒体3)において、小径筒部43は、抜止めリング本体51の抜止め穴52を挿通(貫通)して、外筒本体11(収納穴12)の外側に突出される。
【0065】
抜止めリング本体51は、一方の止め筒端51Aから外筒本体11の他方の外筒端11Bを通して、小径筒部54及び大径筒部53を収納穴12(大径穴12B)に収納する。抜止めリング本体51は、ネジ部56(雄ネジ部)を収納穴12(大径穴12B)の外筒ネジ部17(雌ネジ部)に螺入して、収納穴12の外筒ネジ部17に螺着される。
抜止め体15は、回動溝穴57に工具を挿入して、抜止めリング本体51を回転することで、ネジ部56(雄ネジ部)を大径穴12Bの外筒ネジ部17(雌ネジ部)に螺着する。
【0066】
抜止め体15において、抜止めリング本体51は、
図15に示すように、収納穴12の外筒ネジ部17の螺入によって、一方の止め筒端51Aを第2内筒本体37(第2内筒体3)の段差部44に当接し、及び段差部55を外筒本体11(外筒体1)に当接して、収納穴12(大径穴12B)に収納される。
抜止めリング本体51は、収納穴12の穴中心線Aの方向において、例えば、外筒本体11の段差部12C及び第1内筒本体21の段差部28の間に僅かな隙間を隔てる位置まで外筒ネジ部17に螺入される。
これにより、抜止めリング本体51(抜止め体15)は、収納穴12の穴中心線Bの方向において、第1内筒本体21(第1内筒体2)及び第2内筒本体37(第2内筒体3)を抜止めする。
第1内筒本体21(第1内筒体2)、及び第2内筒本体37(第2内筒体3)は、外筒本体11(外筒体1)の段差部12C、及び抜止めリング本体51(抜止め体15)によって、収納穴12の穴中心線Aの方向に抜止めされて、外筒本体11内(収納穴12内)に回転自在に収納(配置)される。
【0067】
次に、シャワーヘッド連結ユニットXを用いて、シャワーヘッドYに液体管Z(液体管ユニット)を連結することについて、
図1、
図2、
図4、及び
図16乃至
図18等を参照して説明する。
なお、
図16乃至
図18において、
図1乃至
図15と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0068】
シャワーヘッド連結ユニットXは、
図5に示すように、シャワーヘッドY及び液体管Zの間に配置される。
シャワーヘッド連結ユニットXは、外筒本体11(外筒体1)の一方の外筒端11A、及び第1内筒本体21(第1内筒体2)の一方の第1内筒端21A(内筒端)を、シャワーヘッドYの一方のシャワー端61A(シャワー筒部62)に向けて配置される。
シャワーヘッド連結ユニットXは、外筒本体11の他方の外筒端11B、及び第2内筒本体37(第2内筒体3)の一方の第2内筒端37A(内筒端)を液体管Zの一方の管端(一方の接続筒端74A)に向けて配置される。
【0069】
続いて、第1内筒本体21(第1内筒体2)及び第2内筒本体37(第2内筒体3)を外筒本体11(外筒体1)に対し回動(回転)して、
図5に示すように、第1止め外穴13を第1内筒本体21の第1止め内穴23に位置決めし、及び第2止め外穴14を第2内筒本体37の第2止め内穴39に位置決めする。
これにより、外筒本体11及び第1内筒本体21において、第1止め外穴13は、
図5に示すように、第1止め内穴23に連通される。
外筒本体11及び第2内筒本体37において、第2止め外穴14は、
図5に示すように、第2止め内穴39に連通される。
【0070】
続いて、第1及び第2回動規制体J,Kにおいて、第1及び第2回動止め軸4,5を、外筒本体11、第1内筒本体21及び第2内筒本体37に装着する。
【0071】
第1回動規制体Jにおいて、第1回動止め軸4は、
図5に示すように、止め軸4Bを外筒本体11(外筒体1)の外周(外周面)から第1止め外穴13、及び第1止め内穴23に取外自在に挿入して、外筒本体11及び第1内筒本体21に装着される。第1回動止め軸4は、止め軸4Bの挿入に伴って、頭部軸4Aを外筒本体11の外周(外周面)に当接して配置される。
これにより、第1回動規制体Jは、
図5に示すように、第1止め外穴13及び第1止め内穴23に挿入された第1回動止め軸4(止め軸4B)によって、第1内筒本体21(第1内筒体1)を外筒体1(外筒本体11)に対し回動不能に固定する。第1内筒本体21は、外筒本体11に対し回動しない。
【0072】
第2回動規制体Kにおいて、第2回動止め軸5は、
図5に示すように、止め軸5Bを外筒本体11(外筒体1)の外周(外周面)から第2止め外穴14、及び第2内筒本体37の第2止め内穴39に取外自在に挿入して、外筒本体11及び第2内筒本体37に装着される。第2回動止め軸5は、止め軸5Bの挿入に伴って、頭部軸5Aを外筒本体11(外筒体1)の外周(外周面)に当接して配置される。
これにより、第2回動規制体Kは、
図5に示すように、第2止め外穴14及び第2止め内穴39に挿入された第2回動止め軸5(止め軸5B)によって、第2内筒本体37(第2内筒体3)を外筒体1(外筒本体11)に対し回動不能に固定する。第2内筒本体37は、外筒本体11に対して回動しない。
【0073】
第1内筒本体21(第1内筒体2)及び第2内筒本体37(第2内筒体3)を外筒体1に対して回動不能にすると、シャワーヘッドY、及び液体管Zをシャワーヘッド連結ユニットXに取付ける。
このとき、シャワーヘッド連結ユニットXを把持して、シャワーヘッドY及び液体管Zをシャワーヘッド連結ユニットXに取付ける。
【0074】
シャワーヘッドYは、
図5及び
図16に示すように、一方のシャワー端61A(シャワー筒部62)から第1内筒本体21(第1内筒体2)に装着される。
シャワーヘッドYは、シャワー筒部62を、第1内筒体2(第1内筒本体21)の一方の第1内筒端21Aから大径穴31(第1流通穴22)に取外自在に螺入(螺着)して、第1内筒体2(第1内筒本体21)に取付けられる。
シャワーヘッドYにおいて、シャワー筒部62は、
図16に示すように、シャワーネジ部65(雄ネジ部)を、第1流通穴22(大径穴31)のネジ部34(雌ネジ部)に螺入する。
シャワーヘッドYは、シャワー本体61を第1内筒本体21に対し一方向に回転(取付ける方向に回転)することで、シャワー筒部62(シャワーネジ部65)を第1内筒本体21のネジ部34(第1流通穴22)に螺入して、第1内筒本体21(第1内筒体2)に螺着される。このとき、第1内筒本体21(第1内筒体2)は、外筒本体11(外筒体1)に対し回動不能であるので、シャワー筒部62の螺入(螺着)に伴って、外筒本体11に対し回動しない。
シャワー筒部62の螺入(螺着)に伴って、シャワー本体61は、
図16に示すように、シールリング66を第1流通穴22の大径穴31の内周(内周面)に液密に圧接し、及び一方のシャワー端61Aを第1内筒本体21(第1内筒体2)の一方の第1内筒端21Aに押圧(圧接)して、第1内筒本体21(第1内筒体2)に取付けられる。
シャワーヘッドYは、一方のシャワー端61Aを、外筒体1(外筒本体11)の一方の外筒端21Aの間に僅かな隙間δを隔てて第1内筒本体11の一方の第1内筒端21Aに押圧(圧接)して、第1内筒体2(第1内筒本体11)に一体に取付けられる。
【0075】
第1内筒本体21(第1内筒体2)は、
図16に示すように、シャワー筒部62の螺入(螺着)に伴って、一方の第1内筒端21Aをシャワー本体61の一方のシャワー端61Aに押圧(圧接)して、シャワーヘッドYに取付けられる。
これにより、第1内筒本体21(第1内筒体2)は、シャワーヘッドYに一体に取付けられ、第1内筒本体21(第1内筒体2)及びシャワーヘッドYは、一体に回動自在にされる。
第1内筒本体21(第1内筒体2)において、第1流通穴22(大径穴31のネジ部34)には、シャワーヘッドYのシャワー筒部62が、一方の第1内筒端21Aから取外自在に螺着される。
【0076】
外筒本体11(外筒体1)は、
図16に示すように、第1内筒本体21の一方の第1内筒端21Aの押圧に伴って、一方の外筒端11A及びシャワー本体61の一方のシャワー端61Aの間に僅かな隙間σを隔てて配置される。僅かな隙間σは、第1内筒本体21(第1内筒体2)の突出量δ(
図13参照)に相当し、例えば、0.5mm以下(σ=0を超え0.5mm以下)である。
これにより、第1内筒本体21(第1内筒体2)及びシャワーヘッドY(シャワー本体61)は、外筒本体11(外筒体1)に接触することなく、外筒体1に対し回動自在となる。
【0077】
続いて、液体管Zは、
図5及び
図17に示すように、一方の管端(接続筒体74の一方の接続筒端74A)から第2内筒本体37(第2内筒体3)に装着される。
液体管Zにおいて、接続筒体74は、
図17に示すように、一方の接続筒端74A(一方の管端)から第2内筒本体37の小径筒部43に外嵌され、及びネジ部84(雌ネジ部)に第2内筒本体37(小径筒部43)のネジ部47(雄ネジ部)を螺入する。
液体管Xは、接続筒体74を第2内筒本体37に対し一方向に回転(取付ける方向に回転)することで、第2内筒本体37のネジ部47を液体管Z(接続筒体74)のネジ部84に螺入して、第2内筒本体37(第2内筒体3)に螺着される。
液体管Zは、第2内筒体2の一方の第2筒端37A側の小径筒部43が、一方の管端(一方の接続管端74A)から液体管Zの接続筒体74に取外自在に螺着される。
これにより、第2内筒本体37の一方の第2内筒端37A側(小径筒部43)には、液体管Zの一方の管端側(接続筒体74)が、一方の第2内筒端37Aから取外自在に外嵌、及び螺着される。このとき、第2内筒本体37(第2内筒体3)は、外筒本体11(外筒体1)に対し回動不能であるから、液体管Z(接続筒体74)の螺入(螺着)に伴って、外筒本体11に対し回動しない。
【0078】
接続筒体74は、
図17に示すように、螺入(螺着)に伴って、大径穴85(接続穴81)の内周(内周面)を第2内筒本体37のシールリング40に液密に圧接する。
【0079】
第2内筒本体37は、
図17に示すように、液体管Z(接続筒体74)の螺入(螺着)に伴って、一方の第2内筒端37Aによって接続筒体74内のシールパッキン75
が弾性変形して、ニップル72の円環板部77に液密に押圧(圧接)される。
これにより、第2内筒体3(第2内筒本体37)は、液体管Z(接続筒体74)の螺入(螺着)に伴って、一方の第2内筒端37Aを液体管Z(ニップル72)に押圧して、液体管Zに一体に取付けられる。第2内筒本体37及び液体管Zは、一体に回動自在にされる。
液体管Zは、一方の管端(一方の接続筒端74A)及び外筒体1(外筒本体11)の他方の外筒端11Bの間に僅かな隙間
εを隔てて、第2内筒体
3(第2内筒本体37)の一方の第2内筒端37Aにシールパッキン75を介して押圧(圧接)して、第2内筒体3(第2内筒本体37)に一体に取付けられる。
【0080】
外筒本体11(外筒体1)は、
図17に示すように、第2内筒本体37(第2内筒体3)の一方の第2内筒端37Aの押圧(圧接)に伴って、他方の外筒端11B及び液体管Zの一方の管端(接続筒体74の一方の接続筒端74A)の間に僅かな隙間εを隔てて配置される。僅かな隙間εは、例えば、ε=1.0mm以下(ε=0を超えて1.0mm以下)である。
これにより、第2内筒本体37(第2内筒体3)及び液体管Zは、外筒本体11(外筒体1)に接触することこなく、外筒体1に対し回動自在となる。
【0081】
このように、シャワーヘッド連結ユニットXは、
図2及び
図17に示すように、シャワーヘッドYを第1内筒本体21(第1内筒体2)に一体に取付け、及び液体管Zを第2内筒本体37に一体に取付けることで、シャワーヘッドYに液体管Zを連結する。
シャワーヘッドYにおいて、シャワー流通穴64は、
図17に示すように、第1内筒本体21(第1内筒体2)の第1流通穴22(小径穴32)、第2内筒本体37(第2内筒体3)の第2流通穴38を通して、液体管Zに連通される。液体管Zにおいて、シャワーホース71は、
図17に示すように、ニップル72内、第2内筒本体37の第2流通穴38、及び第1内筒本体21の第1流通穴22(小径穴32)を通して、シャワーヘッドY(シャワー本体61)のシャワー流通穴64に連通される。
なお、液体管Zは、他方の管端側を液体供給源(図示しない)に連結して設置される。液体供給源は、水、湯を供給する。
【0082】
シャワーヘッド連結ユニットXは、
図1、
図17及び
図18に示すように、シャワーヘッドYに液体管Zを連結すると、第1及び第2回動規制体K,Jの第1回動止め軸4及び第2回動止め軸5を外筒体1、第1内筒体2及び第2内筒体3から取外す。
第1回動規制体Kにおいて、第1回動止め軸4は、第1内筒本体21の第1止め内穴23、及び外筒本体11の第1止め外穴13から引抜かれる。
これにより、第1回動規制体Jは、
図1及び
図18に示すように、第1内筒本体21(第1内筒体2)及びシャワーヘッドYを外筒本体11(外筒体1)に対し回転自在にする。
第1内筒本体21(第1内筒体2)及びシャワーベッドYは、
図1及び
図18に示すように、外筒本体11(外筒体1)に対し回動自在にされる。このとき、シャワーヘッドYは、第1内筒体2と一体に回動され、第1内筒体2は、シャワーヘッドYと一体に回動される。
【0083】
シャワーヘッドY及び第1内筒体2は、第1内筒本体21の中径筒部25を外筒本体11の各円孤突起16に摺接し、及び第1内筒本体21の大径筒部26を外筒本体11の大径穴12B(収納穴12)の内周(内周面)に摺接して、外筒体1に対し回動される。
シャワーヘッドY及び第1内筒体2は、第1内筒本体21のシールリング24を第2内筒本体37の大径穴48(第2流通穴38に摺接して、第2内筒体3に対し回動される。
【0084】
第2回動規制体Jにおいて、第2回動止め軸5は、第2内筒本体37の第2止め内穴39、及び外筒本体11の第2止め外穴14から引抜かれる。
これにより、第2回動規制体Kは、
図18に示すように、第2内筒本体37(第2内筒体3)及び液体管Zを外筒本体11(外筒体1)及び第1内筒本体21(第1内筒体2)に対し回動自在にする。
第2内筒本体37(第2内筒体3)及び液体管Zは、
図18に示すように、外筒本体11(外筒体1)に対し回動自在にされ、及び第1内筒本体21及びシャワーヘッドYに対し回動自在にされる。このとき、液体管Zは、第2内筒体3と一体に回動され、第2内筒体3は、液体管Zと一体に回動される。
また、第1内筒体2(第1内筒本体21)及びシャワーヘッドYは、一体として、外筒体1及び第2内筒体3に対し回動自在にされる。第2内筒体3及び液体管Zは、一体として、外筒体1及び第1内筒体2に対し回動自在にされる。
【0085】
液体管Z及び第2内筒体3は、
図18に示すように、第2内筒本体37の大径筒部41を外筒本体11の大径穴12B(収納穴12)に摺接して、外筒体1に対し回動される。
液体管Z及び第2内筒体3は、
図18に示すように、第2内筒本体37の大径穴48(第2流通穴38)の内周(内周面)を第1内筒本体21のシールリング24に摺接して、第1内筒体2に対し回動される。
【0086】
シャワーヘッドYは、外筒体1(外筒本体11)を、例えば、浴室の壁面に回転不能に配置することで、第1内筒本体21(第1内筒体2)と一体に回動でき、任意の位置に変更できる。
【0087】
シャワーヘッド連結ユニットXは、
図1及び
図18に示すように、シャワーヘッドYに液体管Zを連結して、第1及び第2回動規制体J,Kの第1及び第2回動止め軸4,5を引抜くと、シャワーヘッドY、及び液体管Zの取外しを不能とする。
【0088】
外筒体1(外筒本体11)を把持(固定)して、シャワーヘッドYを取外す方向に回転(他方向に回転)すると、シャワーヘッドYは、
図18に示すように、外筒体1及び第2内筒体3に対し、第1内筒体2(第1内筒本体21)と一体に回転する。
これにより、シャワーヘッドYは、第1内筒体2(第1内筒本体21)に対し、取外す方向に回転(他方向に回転)できず、第1内筒体2(シャワーヘッド連結ユニットX)から取外せない。
【0089】
液体管Z(第2内筒体3)を把持(固定)して、シャワーヘッドYを取外す方向に回転(他方向に回転)すると、シャワーヘッドYは、
図18に示すように、第2内筒体3(液体管Z)に対し、外筒体1(外筒本体11)及び第1内筒体2(第1内筒本体21)と一体に回転に回転する。
これにより、シャワーヘッドYは、第1内筒体2(第1内筒本体21)に対し、取外す方向に回転(他方向に回転)できず、第1内筒体2(シャワーヘッド連結ユニットX)から取外せない。
【0090】
外筒体1(外筒本体11)を把持(固定)して、液体管Zを取外す方向に回転(他方向に回転)すると、液体管Zは、
図18に示すように、外筒体1及び第1内筒体2に対し、第2内筒体3(第2内筒本体37)と一体に回転する。
これにより、液体管Zは、第2内筒体3(第2内筒本体37)に対し、取外す方向に回転(他方向に回転)できず、第2内筒体3(シャワーヘッド連結ユニットX)から取外せない。
【0091】
シャワーヘッドYを把持(固定)して、液体管Zを取外す方向に回転(他方向に回転)すると、液体管Zは、
図18に示すように、外筒体1及び第1内筒体2に対し、第2内筒体3と一体に回転する。
これにより、液体管Zは、第2内筒体3(第2内筒本体37)に対し、取外す方向に回転(他方向に回転)できず、第2内筒体3(シャワーヘッド連結ユニットX)から取外せない。
【0092】
シャワーヘッド連結ユニットXは、
図1及び
図18に示すように、シャワーヘッドXに液体管Zを連結すると、シャワーヘッドY(シャワー本体61)の一方のシャワー端61A及び外筒体1(外筒本体11)の一方の外筒端11Aの間に僅かな隙間δを隔て、液体管Zの一方の管端(接続筒端74A)及び外筒体1(外筒本体11)の他方の外筒端11Bの間に僅かな隙間を隔てて、外筒体1(外筒本体11)を配置する。
僅かな隙間σ、εに人の指や、工具を挿入できず、第1内筒体2(第1内筒本体21)及び第2内筒体3(第2内筒本体37)を把持して固定でない。
これにより、シャワーヘッドYを第1内筒体2(第1内筒本体21)に対し取外す方向に回転(他方向に回転)できず、液体管Zを第2内筒体3(第2内筒本体37)に対し取外し方向に回転(他方向に回転)できず、シャワーヘッドY及び液体管Zは、第1及び第2内筒体2,3(シャワーヘッド連結ユニットX)から取外せない。
このように、シャワーヘッド連結ユニットXは、シャワーヘッドY及び液体管Zを取外し不能にすることで、シャワーヘッドYの盗難を防止できる。
【0093】
シャワーヘッド連結ユニットXにおいて、
図2及び
図17に示すように、第1回動規制体Jの第1回動止め軸4を第1止め外穴13及び第1止め内穴23に挿入して、外筒体1(外筒本体11)及び第1内筒体2(第1内筒本体21)に装着する。
シャワーヘッド連結ユニットXにおいて、
図2及び
図17に示すように、第2回動規制体Kの第2回動止め軸5を第2止め外穴14及び第2止め内穴39に挿入して、外筒体1(外筒本体11)及び第2内筒体3(第2内筒本体37)に装着する。
これにより、第1及び第2回動規制体J,Kは、第1及び第2内筒本体21,37(第1及び第2内筒体2,3)を外筒本体11(外筒体1)に対し回転不能に固定する。
第1内筒体2(第1内筒本体21)は、
図17に示すように、外筒体1(外筒本体11)に対し回動不能にされる。
第2内筒体3(第2内筒本体37)は、
図17に示すように、外筒体1(外筒本体11)に対し回動不能にされる。
【0094】
第1回動規制体Jの第1回動止め軸4を外筒体1及び第1内筒体2に装着した後、外筒体1(外筒本体11)を把持(固定)して、シャワーヘッドYを取外す方向に回転(他方に回転)すると、シャワーヘッドYは、第1内筒体2(第1内筒本体21)に対し回転する。
これにより、シャワーヘッドYを、第1内筒体2(第1内筒本体21)から取外せる。
【0095】
第2回動規制体Kの第2回動止め軸5を外筒体1及び第2内筒体3に装着した後、外筒体1(外筒本体11)を把持(固定)して、液体管Zを取外す方向に回転(他方向に回転)すると、液体管Zは、第2内筒体3(第2内筒本体37)に対し回転する。
これにより、液体管Zを、第2内筒体3(第2内筒本体37)から取外せる。
【0096】
シャワーヘッド連結ユニットXにおいて、第1回動規制体Jは、第1回動止め軸4、第1止め外穴13及び第1止め内穴23で構成することに限定されない。例えば、
図18において、外筒本体11の一方の外筒端21Aから、楔板(クリップ)を外筒本体11(外筒体1)の収納穴12の内周(内周面)及び第1内筒本体21(第1内筒体2)の中径筒部25の外周(外周面)の間の隙間に取外自在に圧入して、第1内筒本体21(第1内筒体2)を外筒本体11(外筒体1)に対して回転不能に固定しても良い。
【0097】
シャワーヘッド連結ユニットXにおいて、第2回動規制体Kは、第2回動止め軸5、第2止め外穴14及び第2外止め穴39で構成することに限定されない。例えば、
図18ににおいて、外筒本体11の他方の外筒端11Bから、楔板(クリップ)を抜止めリング本体51の抜止め穴52の内周(内周面)及び第2内筒本体37の中径筒部42の外周(外周面)の間の隙間に取外自在に圧入して、第2内筒本体37(第2内筒体3)を外筒本体11(外筒体1)に対し回転不能に固定しても良い。