特許第6785714号(P6785714)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ホシデン株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6785714-タッチパネル 図000002
  • 特許6785714-タッチパネル 図000003
  • 特許6785714-タッチパネル 図000004
  • 特許6785714-タッチパネル 図000005
  • 特許6785714-タッチパネル 図000006
  • 特許6785714-タッチパネル 図000007
  • 特許6785714-タッチパネル 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6785714
(24)【登録日】2020年10月29日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】タッチパネル
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20201109BHJP
【FI】
   G06F3/041 460
   G06F3/041 662
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-91886(P2017-91886)
(22)【出願日】2017年5月2日
(65)【公開番号】特開2018-190167(P2018-190167A)
(43)【公開日】2018年11月29日
【審査請求日】2019年12月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000194918
【氏名又は名称】ホシデン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】半田 智也
(72)【発明者】
【氏名】馬場 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】川瀬 恭弘
【審査官】 滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/032899(WO,A1)
【文献】 特開2000−303031(JP,A)
【文献】 特表2014−508991(JP,A)
【文献】 特開2013−57919(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの操作入力を検出するタッチパネルであって、
前記操作入力を検出するセンサを有する操作入力受付部と、
少なくとも前記操作入力受付部の中央領域が露出した状態で前記中央領域の周囲に設けられたベゼルと、
前記中央領域を覆うように粘着剤層を介して貼り付けられる保護フィルムと、
前記保護フィルムが有する面のうち、前記粘着剤層が設けられた面とは反対側の面に粘着部を介して貼り付けられる貼付部、及び前記貼付部から前記保護フィルムに対して揺動可能に延出する延出部を有する剥離テープと、を備え、
前記保護フィルムは、前記剥離テープと前記保護フィルムとが積層された積層方向に沿って前記保護フィルムを見た場合に、前記剥離テープと重複する領域に前記保護フィルム及び前記粘着剤層を厚さ方向に沿って貫通する貫通孔が設けられているタッチパネル。
【請求項2】
前記剥離テープは、前記積層方向に沿って見た場合に、前記剥離テープの全領域が前記保護フィルムと重複して設けられる請求項1に記載のタッチパネル。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記積層方向に沿って前記剥離テープを見た場合に、前記保護フィルムにおける前記貼付部及び前記延出部の双方と重複する位置に設けられている請求項1又は2に記載のタッチパネル。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記積層方向に沿って見た場合に、スリット状の線形である請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項5】
前記貫通孔は、前記積層方向に沿って見た場合に、円形又は楕円形である請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項6】
前記貫通孔は、複数設けられる請求項1から5のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項7】
前記保護フィルムは、ポリエステルを用いて形成される請求項1から6のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの操作入力を検出するタッチパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの操作入力を検出するタッチパネルは、製造工程において前記操作入力を検出するセンサを保護することを目的として表面(センサを有する操作入力受付部の表面)に保護フィルムが貼り付けられることがある。このような保護フィルムの一例として、例えば特許文献1に記載のものがある。
【0003】
特許文献1に記載の保護シート(保護フィルムの一例)は、中央領域と当該中央領域の周囲を囲む周囲領域との間にスリットを形成し、予め設定された引き剥がし方向に沿って周囲領域の保護シートを剥がす際に、周囲領域に釣られて中央領域も一緒に剥がれないように構成している。また、中央領域の表面に、中央領域を引き剥がすためのタブ(「剥離テープ」の一例)が設けられており、中央領域のタブ近傍に、スリットから連続して切り込み部が形成される構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2012/032899号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、センサを有する操作入力受付部の周囲領域には、ベゼルが設けられる場合がある。一方、上述したようにタッチパネルは、保護目的として粘着剤層を介して保護フィルムが貼り付けられ、保護フィルムが貼り付けられた状態でベゼルの取付工程に搬送される。この保護フィルムはタッチパネルの完成後(組み立て後)又はタッチパネルを用いた製品の据え付け後に剥離されるが、この保護フィルムに特許文献1に記載の保護シートを用いた場合、保護フィルムが操作入力受付部に吸着している。保護フィルムの端部に剥離テープが設けられていると、ベゼルの取付工程で操作入力受付部の周囲領域に剥離テープがはみ出して、ベゼルとの間に挟み込まれる恐れがあるので、保護フィルムの端部に剥離テープを設けるのは困難である。また、保護フィルムの端部から離間された位置に剥離テープを設けたときには、保護フィルムの端部で操作入力受付部と保護フィルムとの間に空気を入れることができないので、剥離時に大きな力を要し、容易に、且つ、確実に剥離することが困難となる。また、引き剥がしのきっかけとなる切り込み部を保護フィルムに設ける構成でも、剥離テープを持って保護フィルムを引き剥がすときに、切り込み部に力がかかり保護フィルムが裂けるという不具合があり、容易に、且つ、確実に剥離することが困難となる。
【0006】
そこで、容易に、且つ、確実に剥離することが可能な保護シートで保護したタッチパネルが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るタッチパネルの特徴構成は、ユーザの操作入力を検出するタッチパネルであって、前記操作入力を検出するセンサを有する操作入力受付部と、少なくとも前記操作入力受付部の中央領域が露出した状態で前記中央領域の周囲に設けられたベゼルと、前記中央領域を覆うように粘着剤層を介して貼り付けられる保護フィルムと、前記保護フィルムが有する面のうち、前記粘着剤層が設けられた面とは反対側の面に粘着部を介して貼り付けられる貼付部、及び前記貼付部から前記保護フィルムに対して揺動可能に延出する延出部を有する剥離テープと、を備え、前記保護フィルムは、前記剥離テープと前記保護フィルムとが積層された積層方向に沿って前記保護フィルムを見た場合に、前記剥離テープと重複する領域に前記保護フィルム及び前記粘着剤層を厚さ方向に沿って貫通する貫通孔が設けられている点にある。
【0008】
このような特徴構成とすれば、保護フィルムにおける剥離テープに平面視で重複する領域に貫通孔を設けることができ、延出部を所定の方向に引っ張って保護フィルムを持ち上げることにより、操作入力受付部と保護フィルムとの間に貫通孔を介して空気を進入させることが可能となる。この空気の進入により操作入力受付部と保護フィルムとの間の接着力を低減できるので、当該空気が進入した部位を中心にスムーズに保護フィルムを容易に、且つ、確実に剥離することが可能となる。
【0009】
また、前記剥離テープは、前記積層方向に沿って見た場合に、前記剥離テープの全領域が前記保護フィルムと重複して設けられると好適である。
【0010】
このような構成とすれば、保護フィルムが貼り付けられた操作入力受付部にベゼルを組み付ける工程において、操作入力受付部とベゼルとの間に剥離テープの延出部が挟み込まれることを防止できる。
【0011】
また、前記貫通孔は、前記積層方向に沿って前記剥離テープを見た場合に、前記保護フィルムにおける前記貼付部及び前記延出部の双方と重複する位置に設けられていると好適である。
【0012】
このような構成とすれば、保護フィルムにおける剥離テープの粘着部と剥離テープを剥離する際の持ち手部分となる延出部との双方に平面視で重複する領域に貫通孔を設けることができ、延出部を所定の方向に引っ張った際に操作入力受付部と保護フィルムとの間に確実に空気を進入させることが可能となる。したがって、保護シートを容易に、且つ、確実に剥離することが可能となる。
【0013】
また、前記貫通孔は、前記積層方向に沿って見た場合に、スリット状の線形であると好適である。
【0014】
このような構成とすれば、貫通孔の加工を容易に行うことが可能となる。
【0015】
あるいは、前記貫通孔は、前記積層方向に沿って見た場合に、円形又は楕円形であっても良い。
【0016】
剥離テープの延出部を所定の方向に引っ張る際、例えば貫通孔が多角形状である場合には引張方向によっては多角形状の角部を起点に保護フィルムが裂ける可能性がある。そこで、このような構成とすれば、貫通孔において角部をなくせるため、保護フィルムが裂けることを防止できる。
【0017】
また、前記貫通孔は、複数設けられると好適である。
【0018】
このような構成とすれば、粘着部を介して剥離テープを保護フィルムに貼り付ける際に仮に位置ずれした場合であっても、いずれかの貫通孔が剥離テープと保護フィルムとが積層された積層方向に沿って保護フィルムを見た場合に、剥離テープと重複する領域に保護フィルム及び粘着剤層を厚さ方向に沿って貫通した状態とすることができる。したがって、剥離テープを保護フィルムに貼り付ける際の位置ずれのマージンを確保することが可能となる。
【0019】
また、前記保護フィルムは、ポリエステルを用いて形成されると好適である。
【0020】
このような構成とすれば、保護フィルムの強度を確保でき、また、貫通孔を加工し易くできる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】タッチパネルの上面図である。
図2図1のII−II線の断面図である。
図3】貫通孔が設けられた保護フィルムの部分拡大図である。
図4】その他の実施形態のタッチパネルの断面図である。
図5】その他の実施形態の貫通孔を示した図である。
図6】その他の実施形態の貫通孔を示した図である。
図7】その他の実施形態の貫通孔を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明に係るタッチパネルは、ユーザの操作入力を検出することができるように構成される。ユーザの操作入力とは、ユーザがタッチパネルを操作して行う入力である。以下、本実施形態のタッチパネル100について説明する。
【0023】
図1は、本実施形態のタッチパネル100の上面図であり、図2は、図1のII−II線の断面図である。図1及び図2に示されるように、タッチパネル100は、操作入力受付部10、ベゼル20、保護フィルム30、剥離テープ40を備えて構成される。なお、図2では、タッチパネル100の底側の図示は省略している。
【0024】
操作入力受付部10は、操作入力を検出するセンサ11を有する。上述したように、ユーザはタッチパネル100を操作して入力を行う。操作入力受付部10は、この操作を受け付けることができるように全面に亘ってセンサ11が設けられる。なお、このセンサ11は、例えば静電容量型であっても良いし、抵抗膜型であっても良い。もちろん、その他の形式によるものであっても良い。
【0025】
ベゼル20は、少なくとも操作入力受付部10の中央領域12が露出した状態で中央領域12の周囲に設けられる。操作入力受付部10は、中央部にあたる中央領域12と、当該中央領域12を囲む外周領域13とに区分することができる。したがって、中央領域12の周囲とは、本実施形態では外周領域13が相当する。本実施形態では、ベゼル20は、図2に示されるように外周領域13を覆うように設けられる。これによりベゼル20に対して中央領域12が露出した状態とされる。
【0026】
保護フィルム30は、中央領域12を覆うように粘着剤層31を介して貼り付けられる。操作入力受付部10は、上述したように外周領域13がベゼル20により覆われ、中央領域12が露出した状態とされる。保護フィルム30は一方の面に粘着剤層31が設けられ、この粘着剤層31を介して中央領域12に貼り付けられる。このような保護フィルム30は、例えばポリエステルを用いて形成すると好適である。
【0027】
剥離テープ40は、保護フィルム30が有する面のうち、粘着剤層31が設けられた面とは反対側の面に粘着部43を介して貼り付けられる貼付部41、及び貼付部41から保護フィルム30に対して揺動可能に延出する延出部42を有する。保護フィルム30が有する面のうち、粘着剤層31が設けられた面とは、保護フィルム30における操作入力受付部10に対向する面である。したがって、保護フィルム30が有する面のうち、粘着剤層31が設けられた面とは反対側の面とは、保護フィルム30における操作入力受付部10に対向する面の裏面が相当する。剥離テープ40は、このような面(裏面)に粘着部43を介して貼付部41が貼り付けられる。
【0028】
ここで、剥離テープ40は、図2に示されるように、貼付部41のみが粘着部43を介して保護フィルム30に貼り付けられる。このため、延出部42は保護フィルム30に貼り付けられず、揺動することができるように貼付部41から延出する。ここで、本実施形態では「揺動することができるように」とは、延出部42が所定の位置で曲げる(側面視が弓形状となる)ことが可能であることを意味する。
【0029】
本実施形態では、剥離テープ40は、剥離テープ40と保護フィルム30とが積層された積層方向に沿って見た場合に、剥離テープ40の全領域が保護フィルム30と重複して設けられる。剥離テープ40と保護フィルム30とが積層された積層方向に見た場合とは、本実施形態では図1に示されるようなタッチパネル100の上面から見下ろした場合に相当する。剥離テープ40が保護フィルム30と剥離テープ40の全領域が重複するとは、貼付部41から延出部42が延出された状態の剥離テープ40が、例えばベゼル20に覆われることなく保護フィルム30上に位置することを意味する。したがって、剥離テープ40は、保護フィルム30上において貼付部41及び延出部42が露出した状態で設けられる。
【0030】
また、保護フィルム30は、上記積層方向に沿って保護フィルム30を見た場合に、剥離テープ40と重複する領域に保護フィルム30及び粘着剤層31を厚さ方向に沿って貫通する貫通孔50が設けられる。剥離テープ40と重複する領域とは、保護フィルム30における剥離テープ40(貼付部41及び延出部42)が設けられた領域である。保護フィルム30及び粘着剤層31を厚さ方向に沿って貫通するとは、保護フィルム30及び粘着剤層31の夫々について、互いに対向する面の一方の面から他方の面に貫通することをいう。本実施形態では、剥離テープ40が設けられた面から、操作入力受付部10に対向する面に貫通し、操作入力受付部10のうち貫通孔50と対向する部分が貫通孔50を介して外気と連通することを意味する。保護フィルム30及び粘着剤層31は、剥離テープ40が設けられた領域に保護フィルム30及び粘着剤層31の厚さ方向に沿って貫通孔50が設けられる。
【0031】
特に、本実施形態では、貫通孔50は、積層方向に沿って剥離テープ40を見た場合に、保護フィルム30における貼付部41及び延出部42の双方と重複する位置に設けられる。すなわち、貫通孔50は、保護フィルム30における剥離テープ40の貼付部41及び延出部42の双方の積層方向直下の位置に設けられる。これにより、少なくとも保護フィルム30を剥がすべく延出部42を上方に引っ張った際に、少なくとも貫通孔50を介して保護フィルム30及び粘着剤層31と、操作入力受付部10との間に空気が進入し易くなり、保護フィルム30を剥がし易くすることが可能となる。
【0032】
図3には、本実施形態の貫通孔50を拡大した図が示される。図3に示されるように、本実施形態では、貫通孔50は積層方向に沿って見た場合に、スリット状の線形で構成される。この場合、線形の長手方向は、剥離テープ40の貼付部41と延出部42との並び方向に沿って設けると、剥離テープ40を剥がす際に保護フィルム30及び粘着剤層31と、操作入力受付部10との間に空気が進入し易くなるため好適である。
【0033】
また、図3に示されるように、貫通孔50は、複数設けると好適である。これにより、粘着部43を介して剥離テープ40を保護フィルム30に貼り付ける際に仮に位置ずれした場合であっても、いずれかの貫通孔50が保護フィルム30における剥離テープ40の積層方向直下の位置に、保護フィルム30及び粘着剤層31を厚さ方向に沿って貫通した状態とすることができる。したがって、剥離テープ40を保護フィルム30に貼り付ける際の位置ずれのマージンを確保することが可能となる。
【0034】
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、ベゼル20が少なくとも操作入力受付部10の中央領域12が露出した状態で中央領域12の周囲に設けられるとして説明したが、図4に示されるように、ベゼル20は操作入力受付部10の外周部14を囲むように設けることも可能である。このような構成であっても、ベゼル20は、操作入力受付部10の中央領域12が露出した状態とすることが可能である。
【0035】
上記実施形態では、剥離テープ40は、剥離テープ40と保護フィルム30との積層方向に沿って見た場合に、剥離テープ40の全領域が保護フィルム30と重複して設けられると説明したが、剥離テープ40は、剥離テープ40と保護フィルム30との積層方向に沿って見た場合に、剥離テープ40の全領域が保護フィルム30と重複しないで設けることも可能である。
【0036】
上記実施形態では、貫通孔50は、剥離テープ40と保護フィルム30との積層方向に沿って剥離テープ40を見た場合に、保護フィルム30における貼付部41及び延出部42の双方と重複する位置に設けられるとして説明したが、貫通孔50は、上記積層方向に剥離テープ40を見て、保護フィルム30における貼付部41及び延出部42の一方と重複する位置に設けることも可能である。
【0037】
上記実施形態では、貫通孔50は、剥離テープ40と保護フィルム30との積層方向に沿って見た場合に、スリット状の線形であるとして説明したが、貫通孔50は、図5に示されるように、剥離テープ40と保護フィルム30との積層方向に沿って見た場合に、円形で構成することも可能である。また、図示はしないが楕円形で構成することも可能である。
【0038】
上記実施形態では、貫通孔50は、複数設けられるとして説明したが、例えば図6に示されるように単一のスリット状の線形で構成することも可能であるし、図7に示されるように単一の楕円形で構成することも可能である。また、図示はしないが単一の円形で構成することも可能である。
【0039】
上記実施形態では、保護フィルム30は、ポリエステルを用いて形成されるとして説明したが、保護フィルム30はポリエステル以外の材料を用いて形成することも可能である。
【0040】
上記実施形態ではタッチパネルについて説明したが、上述した保護フィルム30及び剥離テープ40を、少なくとも表示部の中央領域12が露出した状態で当該中央領域12の周囲に設けられるベゼル20を有する液用表示装置やエレクトロルミネセンス表示等のその他の情報表示装置に利用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、ユーザの操作入力を検出するタッチパネルに用いることが可能である。
【符号の説明】
【0042】
10:操作入力受付部
11:センサ
12:中央領域
20:ベゼル
30:保護フィルム
31:粘着剤層
40:剥離テープ
41:貼付部
42:延出部
50:貫通孔
100:タッチパネル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7