(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6785763
(24)【登録日】2020年10月29日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】耐水性タッチキーパッド付きロック
(51)【国際特許分類】
E05B 47/00 20060101AFI20201109BHJP
E05B 17/00 20060101ALI20201109BHJP
E05B 9/08 20060101ALI20201109BHJP
H01H 36/00 20060101ALI20201109BHJP
【FI】
E05B47/00 U
E05B17/00 B
E05B9/08 B
H01H36/00 J
H01H36/00 L
【請求項の数】20
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-522894(P2017-522894)
(86)(22)【出願日】2015年10月21日
(65)【公表番号】特表2017-534785(P2017-534785A)
(43)【公表日】2017年11月24日
(86)【国際出願番号】US2015056582
(87)【国際公開番号】WO2016069336
(87)【国際公開日】20160506
【審査請求日】2018年10月19日
(31)【優先権主張番号】62/069,402
(32)【優先日】2014年10月28日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/918,656
(32)【優先日】2015年10月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515114108
【氏名又は名称】スペクトラム ブランズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(72)【発明者】
【氏名】リン ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】クァック バイロン
【審査官】
野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2010/0257906(US,A1)
【文献】
国際公開第2014/066763(WO,A1)
【文献】
特開2004−022356(JP,A)
【文献】
特表2008−525678(JP,A)
【文献】
特開2014−050600(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 47/00
E05B 49/00 −49/04
E05B 77/00 −85/28
E05B 9/08
E05B 17/00
H01H 36/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸張位置と引っ込み位置との間で移動できるボルトを含むラッチアセンブリーと、
ボルトを伸張位置と引っ込み位置との間で移動させるように構成された内部アセンブリーと、
正面及び背面を有し、正面の少なくとも一部分へのタッチを検出するように構成されたタッチキーパッドサブアセンブリーを含む外部アセンブリーと、を含み、
タッチキーパッドサブアセンブリーは、背面に、配線ハーネスが貫いて延びる開口を構成し、
タッチキーパッドサブアセンブリーの背面の開口は、少なくとも一部が、(1)エポキシ樹脂及び又は(2)タッチキーパッドサブアセンブリーの1つ又はそれ以上の内構造物によってシールされ、
前記1つ又はそれ以上の内構造物は、タッチキーパッドサブアセンブリーの複数の内隆起部を含み、そしてタッチキーパッドサブアセンブリーの背面の開口から延びる閉鎖端キャビティを形成し、前記エポキシ樹脂が閉鎖端キャビティ内に配置される、電子ロック。
【請求項2】
エポキシ樹脂が閉鎖端キャビティを防水にする、請求項1の電子ロック。
【請求項3】
エポキシ樹脂が閉鎖端キャビティを満たす、請求項2の電子ロック。
【請求項4】
閉鎖端キャビティがエポキシ樹脂の流れを制限する、請求項1の電子ロック。
【請求項5】
内隆起部がタッチキーパッドサブアセンブリーの背面の開口を取り囲む、請求項1の電子ロック。
【請求項6】
タッチキーパッドサブアセンブリーが、正面のタッチを検出するように構成された容量性タッチ回路を含み、閉鎖端キャビティは、少なくとも一部がタッチ回路の一部分によって形成される、請求項1の電子ロック。
【請求項7】
タッチキーパッドサブアセンブリーが、タッチ回路の少なくとも一部分を内隆起部に向かう第1方向に押すように構成された付勢部材を含む、請求項6の電子ロック。
【請求項8】
付勢部材が、1つ又はそれ以上の内構成部品を第1の方向と反対の第2の方向に押すように構成される、請求項7の電子ロック。
【請求項9】
伸張位置と引っ込み位置との間で移動できるボルトを含むラッチアセンブリーと、
ボルトを伸張位置と引っ込み位置との間で移動させるように構成された内部アセンブリーと、
タッチキーパッドサブアセンブリーを含む外部アセンブリーと、を含み、タッチキーパッドサブアセンブリーは、
タッチオーバーレイと、
タッチオーバーレイのタッチを検出するように構成された容量性タッチ回路と,
タッチオーバーレイのタッチ領域と対応するように配置された複数のLEDと,
内部アセンブリーの回路と電気的に接続されるように構成された配線ハーネスと,
タッチ回路の少なくとも一部分を受け入れるように寸法決めされた凹部領域を有し、配線ハーネスを受け入れるように寸法決めされた開口を含むスクリーンホルダーと,
LEDから発する光を拡散させるように構成された半透明材料で形成されたディフューザーを含むディフューザーアセンブリーと、を含み、ディフューザーアセンブリーは、タッチ回路の少なくとも一部分をスクリーンホルダーの方に押すように形成された弾性部分を含み、
スクリーンホルダーの開口は、少なくとも一部が(1)エポキシ樹脂及び又は(2)タック回路,スクリーンホルダー,及びディフューザーアセンブリーの1つ又はそれらの組み合わせによってシールされる、電子ロック。
【請求項10】
ディフューザーアセンブリーがディフューザーとLEDとの間に配置された一般的に不透明材料で形成されたスペーサーを含む、請求項9による電子ロック。
【請求項11】
スペーサーがLEDと対応するように配列された複数の開口を含む、請求項10による電子ロック。
【請求項12】
スペーサーが、開口の少なくとも一部分から延び、タッチ回路の少なくとも一部分をスクリーンホルダーの方に押す弾性構造物を含む、請求項11による電子ロック。
【請求項13】
弾性構造物が、ディフューザーをタッチオーバーレイの方に押すように構成される、請求項12による電子ロック。
【請求項14】
スクリーンホルダーの凹部領域が複数の隆起部を含み、ディフューザーアセンブリーの弾性部分がタッチ回路の少なくとも一部分を複数の隆起部に押しつけて、スクリーンホルダーの開口から延びるキャビティを形成する、請求項9の電子ロック。
【請求項15】
キャビティが、エポキシ樹脂の流れを制限するように構成される、請求項14の電子ロック。
【請求項16】
エポキシ樹脂が、キャビティ内に配置されてキャビティを防水にする、請求項14の電子ロック。
【請求項17】
電子ロックに、タッチオーバーレイ,ディフューザーアセンブリー,容量性タッチ回路,及び配線ハーネスが貫いて延びる開口を有するスクリーンホルダーを含むタッチキーパッドサブアセンブリーを設けること、
閉鎖端キャビティを、少なくとも一部が、容量性タッチ回路の一部分をスクリーンホルダーの方に付勢することによって形成すること、スクリーンホルダーは複数の隆起部を含み、タッチ回路の一部分をスクリーンホルダーの方に付勢するステップは、タッチ回路の一部分を複数の隆起部に押しつけ、
エポキシ樹脂を入れて閉鎖端キャビティをシールすること、を含む、電子ロックの製造方法。
【請求項18】
キャビティは、少なくとも一部がタッチ回路の一部分をスクリーンホルダーの方に付勢することによって形成される、請求項17の方法。
【請求項19】
タッチ回路の第2の部分をタッチオーバーレイの方に付勢することを更に含む、請求項18の方法。
【請求項20】
タッチ回路と隆起部との接触は樹脂シールの流れを、形成されたキャビティ内に制限する、請求項17の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示は、一般的には、電気及び電子−機械ロックに関し、特に、この開示は、ロック用の耐水性タッチキーパッドに関する。
【背景技術】
【0002】
電子デッドボルトはよく知られている。事実、電子デッドボルトが、住宅環境と商業環境の両方において出入りを防止するために益々普及してきた。多くの電子デッドボルトは、使用者に、ロックを解錠するパスコードを入れさせるキーパッドを含む。ある場合には、キーパッドは、パスコードを入れるために使用者が押す物理的ボタンを有し、他のキーパッドは、容量性タッチを操作するタッチボタンを含む。タッチボタンでは、キーパッドは、物理的ボタンの機械部品なしにキーパッド面に使用者の指のタッチを感知することができる。
【0003】
これらのタイプのロックが電子装置を収容するとしても、ロックは、例えば、建物への入り口ドアを締めるために、しばしば外側に設置される。このような設置では、ロックは、雨,みぞれ、及び雪を含む厳しい環境を受けやすい。その上、急激な温度変動の屋外は、ロックに結露を引き起こすことがある。湿気が電子装置までロックに浸透すると、これにより、キーパッドを使用するロック操作の失敗を引き起こすことがある。したがって、電子デッドボルト用の新規な耐水性アセンブリーの要求がある。
【発明の概要】
【0004】
この開示は、電子デッドボルト用の耐水性タッチキーパッドに関する。電子デッドボルトは、伸張位置と後退位置との間で移動できるボルトを含むラッチアセンブリーを含む。ボルトを伸張位置と後退位置との間で移動させるように構成された内部アセンブリーが設けられている。ロックは、ボルトを伸張位置と後退位置との間で移動させるように構成された外部アッセンブリーを有する。外部アセンブリーは、耐水性タッチキーボードサブアッセンブリーを含む。ある実施形態では、タッチキーボードアセンブリーは、複数のタッチ領域を含むタッチオーバーレイを含む。タッチオーバーレイにタッチを検出するように構成されたタッチ回路が設けられている。複数のLEDがタッチオーバーレイのタッチ領域と対応するように配置されている。外部アセンブリーは、内部アセンブリーの回路と電気的に接続するように構成された配線ハーネスを含む。スクリーンホルダーには、タッチ回路の少なくとも一部分を受け入れるように寸法決めされた凹部領域が設けられている。スクリーンホルダーは、配線ハーネスを受け入れるように寸法決めされた開口を含む。タッチキーパッドサブアセンブリーは、LEDから発する光を拡散させるように構成された半透明材料で形成されたディフューザーを有するディフューザーアセンブリーを含む。ディフューザーアセンブリーは、タッチ回路の少なくとも一部分をタッチホルダーの方に押すように構成された弾性部分を含む。
【0005】
ある実施形態では、ディフューザーアセンブリーは、ディフューザーとLEDとの間に配置された一般的に不透明な材料で形成されたスペーザーを含む。ある場合には、スペーサーは、LEDと対応するように配列された複数の穴を含む。スペーサーが、開口から延び、タッチ回路の少なくとも一部分をスクリーンホルダーの方に押す弾性フィンガーを含む実施形態も考えられる。典型的には、弾性フィンガーは、また、ディフューザーをタッチオーバーレイの方に押す。ある実施形態では、スクリーンホルダーの開口には、開口をシールするエポキシ樹脂が充填される。
【0006】
本発明の追加の特徴及び利点は、今気づくように、発明を実施する最良の態様を例示する図示した実施形態の以下の詳細な説明を考慮するとき、当業者に明らかになるであろう。このような全ての追加の特徴及び利点は、この説明内に含まれかつ発明の範囲内に含まれるべきものである。
本開示は、非限定的な例として与えられる添付図面を参照して以下に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】この開示の実施形態による外部アセンブリーの正面斜視図である。
【
図2】
図1に示す外部アセンブリーの正面図である。
【
図3】
図1に示す外部アセンブリーの分解図である。
【
図4】この開示の実施形態による内部アセンブリーの正面図である。
【
図5】
図1に示す外部アセンブリーの分解図である。
【
図6】この開示によるタッチキーパッドサブアセンブリーの分解図である。
【
図7】この開示によるタッチオーバーレイ及び可撓性PCBと部分的に組立らさたタッチキーパッドサブアセンブリーの背面図である。
【
図8】光ディフューザーを加える
図7からの部分的に組立てられたタッチキーパッドサブアセンブリーの背面図である。
【
図9】スペーサーを加える
図8からの部分的に組立てられたタッチキーパッドサブアセンブリーの背面図である。
【
図10】硬質PCBを加える
図9からの部分的に組立てられたタッチキーパッドサブアセンブリーの背面図である。
【
図11】開示の実施形態によるスクリーンスペーサーの正面図である。
【
図12】ガスケットを取り付けた
図11に示すスクリーンホルダーの正面図である。
【
図13】スクリーンホルダーへの挿入前のタッチキーパッドサブアセンブリーの正面図である。
【
図14】タッチキーパッドサブアセンブリーを挿入したスクリーンホルダーの背面図である。
【
図15】本開示の実施形態による組立てられたタッチキーパッドサブアセンブリーの正面斜視図である。
【
図16】本開示の実施形態による外部アセンブリーの部分断面図である。
【
図17】本開示の実施形態による組立て状態における、切除部分を有する外部アセンブリーである。
【
図18】本開示の実施形態によるスペーサーの正面斜視頭である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
対応する参照文字は、いくつかの図中、対応する部品を指示する。図中の構成部品は必ずしも実寸ではなく、その代わり、本発明の原理を示すことに重きを置いている。ここに記載の例示は、発明の実施形態を示し、かかる例示は、いかなる方法でも発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
【0009】
ここに提供されている図及び説明は、ここに記載の装置、システム及び方法の明らかな理解のために関係する点を示すように簡単にされ、典型的な装置、システム及び方法に見られる他の点は明快にする目的のために除かれている。当業者は、他の要素及び操作がここに記載された装置、システム及び方法を実行するのに望ましい及び又は必要であるかもしれないことを認識するかもしれない。このような要素及び操作は、当該技術でよく知られているから、また、それらは、本開示のより良い理解を容易にしないから、かかる要素及び操作の説明は、ここではなされない。しかしながら、本開示は、かかる要素、変形、及び当業者に知られる、記載した点に対する変形のすべてを本質的に含むと思われる。
【0010】
本開示の側面は、種々の変形例及び代替形態を受けやすいけれども、本開示の特別な例示の実施形態は、図面に例として示されており、そして、ここに詳細に記載されるであろう。しかしながら、本開示の側面を、開示した特定の形態に限定するものではないが、反対に、本発明は、開示の精神及び範囲に属するあらゆる変形例及び代替例を含むものである。
【0011】
本開示は、電子デッドボルト用の耐水性タッチキーパッドに関する。用語「電子デッドボルト」は、電子的に及び又は機械的に施錠位置と解錠位置との間で移動されるボルトを有する電子機械的ロックを広く含むものであり、単シリンダー,複シリンダー,及び縦デッドボルトを含むが、これらに限定されない。
【0012】
図1は、開示の1つの実施形態による電子デッドボルトアセンブリーの外部アセンブリー10を示す。典型的には、外部アセンブリー10は、ドア12の外側に取り付けられ、内部アセンブリー14(
図4)は、ドア12の内側に取り付けられる。用語「外側」は、ドアの外側の領域を意味するように広く用いられ、用語「内側」は、ドアの内側の領域を意味するように広く用いられる。外部入り口ドアでは、外部アセンブリー10は、厳しい気候条件を受ける建物の外側に取り付けられ、内部アセンブリー14は、建物の内側に取り付けられる。内部ドアでは、外部アセンブリー10は、建物の内側に、しかしデッドボルトアセンブリーによって施錠された部屋の外側に取り付けられる。内部アセンブリー14は、施錠された部屋の内側に取り付けられる。ここに開示されたデッドボルトアセンブリーは、内部ドアと外部ドアの両方に適用できるが、外部ドアが受ける、雨,雪,あられ及び温度変動のような環境は、ここに記載されるタッチキーパッドの耐水性特徴に特に適する。
【0013】
図示した例では、外部アセンブリー10は、外部アセンブリーの周囲を取り囲むノーズ20又は装飾カバーを有する。図示したように、ノーズ20は、一般的に長方形を有しているが、ノーズ20のために円形、四角形及び他の形状は本開示の範囲内である。ノーズ20は、状況に応じて金属又はプラスチックで形成されるのがよい。図示した例では、ノーズ20は、タッチキーパッド22にアクセスできる開口を構成する。
【0014】
タッチキーパッド22は、デッドボルトアセンブリーを解錠するための、さもなければ操作を制御するためのパスコードを入れるためのボタン24として機能するタッチを使用する複数のタッチ領域を有する。例えば、タッチキーパッドは、容量性タッチ回路を使用するのがよい。図示した例では、12のタッチ領域又はボタン24があるが、当業者は、状況に応じて、12以上のタッチ領域又は12以下のタッチ領域があってもよい。例えば、「1」についてボタンを一度タッチする又は2については二度タッチするなどのような多キー入力のためにタッチ領域を使用してもよい。この例では、タッチキーパッド22は、機械的キーを有していないが、タッチキーパッド22のために連続面を可能にするタッチキーパッドにタッチ領域又はボタン24を有する。
【0015】
機械的錠アッセンブリー28を保護しかつ補強するシリンダーガード26がノーズ20から延びる。機械的キー30が、デッドボルトアセンブリーを機械的に施錠/解錠するために機械的錠アッセンブリー28に差し込まれる。したがって、図示した実施形態では、外部アセンブリー10は、タッチキーパッド22を電子的に使用して、或いは機械的キー30を機械的に使用してデッドボルトアセンブリーを解錠するのに使用される。
【0016】
ボア18及びドア12(
図3)にラッチアセンブリー16が配置され、そしてこれは、ボルト32を伸張させたり引っ込ませたりするために機械的錠アッセンブリー28によって手動で、又はタッチキーパッド22を使用して電子的に作動される。ボルト32は、スリーブ34から直線的に出入りする。ボルト32が引っ込まされるとき、ボルト32の端は、一般的には、面板36と面一である。ボルト32が伸張されるとき、ボルト32は、ドア12のエッジボアを通して、ドア12に隣接しただき柱に位置した受座(図示せず)の開口の中へ突出する。
【0017】
図3は、
図1及び2に示す実施形態による外部アセンブリー10の分解図である。この例に示すように、機械的錠アセンブリー28は、シリンダーガード26によって構成され開口40の中へ延びるシリンダー38を含む。機械的錠アセンブリー28でボルト32を機械的に施錠/解錠するために、使用者は、機械的キー30をシリンダー38に構成されたキー穴に差し込み、そしてシリンダー38を回転させ、シリンダー38は、トルクブレード42を回転させる。トルクブレード42は、ラッチアセンブリー16と相互作用してボルト32を伸張させ/引っ込ませる。
【0018】
図示した例では、タッチキーパッド22は、スクリーンホルダー44に取り付けられる。スクリーンホルダー44は、機械的錠アセンブリー28の後部分を受け入れる開口45を含む。スクリーンホルダー44は、ノーズ20と背板48との間に結合される。背板48は、また、機械的錠アセンブリーの後部分を受け入れる開口49を含む。図示のように、複数の留め具46が背板48をノーズ20に固定する。図示した実施形態では、背板48及びスクリーンホルダー44の穴は、ノーズ20の後部分のねじ開口と整合される。アダプター50がドア12のボア18と整合され、トルクブレード42及びタッチキーパッド22から内部アセンブリー14まで延びる配線ハーネス102(
図13)を受け入れるように寸法決めされた開口を有する。配線ハーネス102は、タッチキーパッド22から受けたタッチを、デッドボルトの施錠/解錠を制御するための、内部アセンブリー14に配置された制御器回路に連絡させる。
【0019】
図4は、内部アセンブリー14の正面図である。内部アセンブリーは、内部アセンブリー14の内部構成部品を収容するカバー52を含む。回し片54は、ボルト32を手で伸張させたり引っ込ませたりするために使用者によって回転させることができる。デッドボルトの操作を制御するために内部アセンブリーとして使用されてもよい装置が、電子デッドボルトについて2014年2月25日出願の米国付与前公開第2014/0250956号に記載されており、ここに援用する。
【0020】
図5及び6を参照すると、外部アセンブリー10(
図5)及びタッチキーパッドサブアセンブリー22(
図6)の分解図が示されている。図示した例では、タッチキーパッドサブアセンブリー22は、使用者がパスコードを入れ、さもなければタッチキーパッドを介してデッドボルトを操作するためにタッチするタッチオーバーレイ56を含む。図示した例では、タッチオーバーレイ56は、隆起面58及びノーズ20の開口内に受け入れられる外フランジ60を含む。
【0021】
ある実施形態では、タッチオーバーレイ56は、ボリカーボネート,アクリル,又は他の材料で形成されるのがよい。LEDが消されるとき、使用者がタッチオーバーレイの前の数字を見ることができない実施形態が予想される。数字は、使用者がタッチオーバーレイ56の正面をタッチしたときに、さもなければタッチキーパッド22を作動したときにのみ現れる。ある場合には、タッチオーバーレイの後をマット黒塗料で被覆(例えば、スプレー塗料)してもよいし、タッチオーバーレイの後から数字をレーザーエッチングしてもよい。次いで、半透明の黒塗料を数字のエッチング領域の上に塗布して、LEDがオフモードにあるとき数字を隠すため、半透明の黒塗料を数字のエッチング領域の上に塗布してもよい。ある場合には、タッチオーバーレイの正面は、引っかき抵抗被覆を有するのがよい。図示した例では、タッチオーバーレイ56の下部は、シリンダーガード26の後と一般的に一致する円弧部62を有する。
【0022】
接着シート64がタッチオーバーレイ56の後によって受けられる。接着シート64は、LEDからの光がタッチオーバーレイ56のエッチング部分を照らせる複数の開口66を含む。接着シート64は、一例では、55261アクリレート両面被覆テープの名称でセント.ポール.ミネソタの3Mから購入される。接着シート64は、両側に接着剤を有し、一方の側がタッチオーバーレイ56に貼りつき、他方の側が可撓性印刷回路ボード(PCB)68に貼りつく。
【0023】
可撓性印刷回路ボード68は、例えば、容量性タッチ回路を使用して、タッチオーバーレイ56の前を使用者がタッチしたことの検出を可能にする。図示した例では、可撓性印刷回路ボード68は複数の開口70を有し、これらの開口を通してLEDから光を照らしタッチオーバーレイ56のエッチング領域を明るくする。図示したように、可撓性印刷回路ボード68は、可撓性印刷回路ボード回路68を硬質印刷回路ボード74に電気的に接続するためのコネクター72を含む。図示した例は、可撓性印刷回路ボード68と硬質印刷回路ボード74を含むけれども、当業者は、例えば、可撓性印刷回路ボード回路68だけを使用して、硬質印刷回路ボード74だけを使用して、図示のように組み合わせを使用して、又は電子機器をタッチオーバーレイに直接組み込むことによって、タッチ回路を実行する多くの方法があることを予想すべきである。
【0024】
可撓性印刷回路ボード68と硬質印刷回路ボード74との間にディフューザーアセンブリーが介在される。図示した例では、ディフューザーアセンブリーは光ディフューザー76とスペーサー78とを有する2ピースアセンブリーである。2ピースアセンブリーが例の目的のために示されているが、1ピースディフューザーに弾性特徴を光ディフューザーに組み込むことによってスペーサー78の弾性特徴を形成してもよい。図示したように、ディフューザー76は、硬質印刷回路ボード74のLEDからの光が、光のホットスポットを減少させるためにタッチオーバーレイ56のエッチング部分に拡散方法で照らす半透明材料で形成される。ディフューザー76は、望まれる、タッチオーバーレイ56のボタンの色に応じて、白いシリコーンゴム,ポリカーボネート,又は他の適当な半透明材料で形成されるのがよい。図示したように、ディフューザー76は、可撓性印刷回路ボードのコネクター72を通過させるように形成された切欠き80を含む。
【0025】
スペーサー78は、硬質印刷回路ボード74のLEDと対応するように配置された複数の開口82を含む。ある実施形態では、スペーサー78は、不透明な黒材料で作られ、該外材は、開口82を除いていかなる領域をも照らす光を遮るため、ある実施形態ではシリコーンゴムであるのがよい。図示した例では、フランジ84(
図9)は、開口82の各々を取り囲む。フランジ84は、硬質印刷回路ボード74をスクリーンホルダー44に、また他の構成部品をノーズ20に押しつける弾性材料で形成される。図示したように、ノーズ20は、ねじ開口51を含み、硬質印刷回路ボード74は、配線86を介してねじ開口51に電気的に接続される。スペーサー78は、可撓性印刷回路ボード68からのコネクター72を受け入れるように寸法決めされた切欠き88を含む。
【0026】
硬質印刷回路ボード74は、タッチオーバーレイ56から/タッチオーバーレイへの入力/出力を制御するための回路を含み、そしてコネクター72を使用して、可撓性印刷回路ボードと電気的に接続される。硬質印刷回路ボード74は、タッチオーバーレイ56のエッチング部分と対応するように間隔を隔てた複数のLED104(
図16)を含む。硬質印刷回路ボード74は、可撓性印刷回路ボード68のコネクター72を受け入れるための切欠き90を含む。
【0027】
図示した例では、スクリーンホルダー44の内リング94と外リング96との間に受け入れられるガスケット92が設けられている。例として、ガスケット92は、湿気を外部アセンブリー10の内部部分に入れないようにして電子構成部品を保護するためにシリコーンで作られる。ある場合には、ガスケット92は、上面と底面に塗布され、タッチオーバーレイ56とスクリーンホルダー44との間に貼りつく接着剤であってもよい。スクリーンホルダー44がタッチオーバーレイ56に接着されてもよく、又は超音波溶接又は他の接合方法を使用してもよい。
【0028】
スクリーンホルダー44は、タッチキーパッドサブアセンブリー2を受け入れるように寸法決めされた、内リング94によって定められた周囲を有する凹部領域95を含む。隆起部98が凹部領域95から延びて、タッチキーパッドサブアセンブリー22の硬質印刷回路ボード74及び他の構成部品を保持するためのプラットホームを提供する。硬質印刷回路ボード74から延びる配線ハーネスを受け入れるように寸法決めされた開口100がスクリーンホルダー44を貫いて延びる。金属で形成されるのがよい背板48が留め具46を使用してスクリーンホルダーに取り付けられている。
【0029】
図7−15は、1つの実施形態による外部アセンブリー10を組み立てる進行を示す。
図7では、接着シート64を使用して可撓性印刷回路ボード68を貼り付けたタッチオーバーレイ56の背面図が示されている。
図8では、ディフューザー76が可撓性印刷回路ボード68の後に加えられている。
図9は、ディフューザー76の後にスペーサー78を加えていることを示す。スペーサー78の開口82の周りのフランジ84は、弾性であり、ディフューザー76をタッチオーバーレイ56の方に押し、また 硬質印刷回路ボード74(加えられるとき)をスクリーンホルダー44の隆起部96に押しつけるばね状作用を提供する。
図10は、スペーサー78の後に硬質印刷回路ボード74を加えていることを示す。
図11は、タッチキーパッドサブアセンブリー22を凹部領域95に挿入する前のスクリーンホルダー44の正面図を示す。
図12は、湿気が凹部領域95に入るのを防止するためスクリーンホルダー44のリング94,96間に挿入されたガスケット92を示す。
図13に示すように、次いで、タッチキーパッドサブアセンブリーがスクリーンホルダー44の凹部領域95に挿入される。スペーサー78のフランジ84は、硬質印刷回路ボード74をスクリーンホルダー44の隆起部98に押しつける。
図14は、スクリーンホルダー44の背面図を示し、配線ハーネスが硬質印刷回路ボード74から開口100を通してフランジ84のばね作用により、硬質印刷回路ボード74は、隆起部98に押しつけられ、隆起部98は、キヤビティを造り、エポキシ樹脂が、内部構成部品のこの部分を湿気から密封するためにキャビティの中に加えられるのがよい。フランジ84によって隆起部98に押しつけられている硬質印刷回路ボード74は、エポキシ樹脂がキャビティ以外の領域に流れるのを防止する。上述したように、スクリーンホルダー44とタッチオーバーレイ56との間に配置されるガスケット92があり、該ガスケットは、エポキシ樹脂とともに、タッチキーパッドサブアセンブリー22を防水する。
図15は、組み立てられたタッチキーパッドサブアセンブリー22を示し、配線ハーネス102が内部アセンブリー14の回路に差し込まれる。
【0030】
図16は、外部アセンブリー10の一部分の断面図を示す。この図では、硬質印刷回路ボード74によって制御されるLED104が示されている。LEDは、光を発し、その光は、半透明のディフューザー76を透過してタッチオーバーレイ56の対応するボタン24を照らす。例えば、LEDから発出された光線106は、
図16に示されている。不透明なスペーサー78は、LEDからの光を遮るが、光は、スペーサー78の開口82を通過することができる。スペーサー78の開口82を出る光は、ディフューザーを照らし、タッチオーバーレイ56のボタン24を照らす。上述したように、LEDは、タッチオーバーレイ56のボタン24と対応する硬質印刷回路ボード74に配列されている。上述したように、スペーサー78は、弾性部分を有し、該弾性部分は、ディフューザー76をタッチオーバーレイ56の方に押しかつ硬質印刷回路ボード74をスクリーンホルダー44に押しつける。図示した例では、弾性部分は、広げられ、又は切頭円錐形をなしたフランジ84で形成される。しかしながら、弾性部分は、ばね作用を提供するどんな構造でもよく、この開示は、フランジ84を使用することだけに限定されない。例えば、スペーサー78は、ディフューザー76をタッチオーバーレイ56の方に押し、かつ硬質印刷回路ボード74をスクリーンホルダー44の隆起部98に押しつける弾性発泡部分を含んでもよい。
図18乃至20は、スペーサー78の種々の図を示す。フランジ84のばね作用は、内部構成部品をタッチオーバーレイ56及びスクリーンホルダー44に外方に押す重要な特徴である。
図14に示すように、硬質印刷回路ボード74は、スクリーンホルダー44の隆起部98に押しつけられ硬質印刷回路ボード74とスクリーンホルダー44との間に隙間がないことを確認する。これにより、スクリーンホルダー44の開口100に樹脂を入れ、隆起部98は、樹脂の流れを阻止する。
【0031】
実施例
ここに開示した電子ロックの実施例を以下に提供する。電子ロックの実施形態は、以下に記載の実施例の1つ又はそれ以上若しくは組み合わせを含む。
【0032】
実施例1は、伸張位置と引っ込み位置との間で移動できるボルトを含むラッチアセンブリーを含む電子ロックである。ロックは、ボルトを伸張位置と引っ込み位置との間で移動させるように構成された内部アセンブリーを有する。タッチが検出される面を持ったタッチキーパッドサブアセンブリーを有する外部アセンブリーが設けられる。タッチキーパッドサブアセンブリーは、配線ハーネスが貫いて延びる開口を構成する。タッチキーパッドサブアセンブリーの開口は、少なくとも一部が(1)エポキシ樹脂で及び又は(2)タッチキーパッドの1つ又はそれ以上の構造物によってシールされる。
【0033】
実施例2では、実施例1の主題が、タッチキーパッドサブアセンブリーの1つ又はそれ以上の内構造物がタッチキーパッドサブアセンブリーの開口から延びる閉鎖端キャビティを形成するように、そしてエポキシ樹脂が閉鎖端キャビティ内に配置されるように更に構成される。
【0034】
実施例3では、実施例2の主題は、エポキシ樹脂が閉鎖端キャビティを実質的に防水にするように更に構成される。
【0035】
実施例4では、実施例2の主題は、エポキシ樹脂が閉鎖端キャビティを実質的に満たすように更に構成される。
【0036】
実施例5では、実施例2の主題は、閉鎖端キャビティがエポキシ樹脂の流れを制限するように更に構成される。
【0037】
実施例6では、実施例2の主題は、閉鎖端キャビティが少なくとも一部が、タッチキーパッドサブアセンブリーに形成された複数の内隆起部によって形成されるように更に構成される。
【0038】
実施例7では、実施例6の主題は、内隆起部がタッチキーパッドサブアセンブリーの開口を実質的に取り囲むように更に構成される。
【0039】
実施例8では、実施例6の主題は、タッチキーパッドサブアセンブリーが、面のタッチを検出するように形成されたタッチ回路を含むように、そして閉鎖端キャビティが少なくとも一部がタッチ回路の一部分によって形成されるように更に構成される。
【0040】
実施例9では、実施例8の主題が、タッチキーパッドサブアセンブリーがタッチ回路の少なくとも一部分を内隆起部に向かう第1方向に押すように構成された付勢部材を含むように更に構成される。
【0041】
実施例10では、実施例9の主題は、付勢部材が、1つ又はそれ以上の内構成部品を第1の方向とほぼ反対の第2の方向に押すように構成されたタッチ回路を含むように更に構成される。
【0042】
実施例11は、伸張位置と引っ込み位置との間で移動できるボルトを含むラッチアセンブリーを含む電子ロックである。ロックは、ボルトを伸張位置と引っ込み位置との間で移動させるように構成された内部アセンブリーを含む。タッチキーパッドサブアセンブリーを含む外部アセンブリーが設けられる。タッチキーパッドサブアセンブリーは、タッチオーバーレイ,タッチオーバーレイのタッチを検出するように構成されたタッチ回路,タッチオーバーレイのタッチ領域と対応するように配置された複数のLED,内部アセンブリーの回路と電気的に接続されるように形成された配線ハーネス,タッチ回路の少なくとも一部分を受け入れるように寸法決めされた凹部領域を有し、配線ハーネスを受け入れるように寸法決めされた開口を含むスクリーンホルダー,及びLEDから発する光を拡散させるように構成された半透明材料で形成されたディフューザーを含むディフューザーアセンブリーを含む。ディフューザーアセンブリーは、タッチ回路の少なくとも一部分をスクリーンホルダーの方に押すように構成された弾性部分を含む。スクリーンホルダーの開口は、少なくとも一部が(1)エポキシ樹脂及び又は(2)タック回路,スクリーンホルダー,及びでぃふけーザーアセンブリーの1つ又はそれらの組み合わせによってシールされる。
【0043】
実施例12では、実施例11の主題は、デフィフューアセンブリーがディフューザーとLEDとの間に配置された一般的に不透明材料で形成されたスペーサーを含むように更に構成される。
【0044】
実施例13では、実施例12の主題は、スペーサーがLEDと対応するように配列された複数の開口を含むように更に構成される。
【0045】
実施例14では、実施例13の主題は、スペーサーが、開口の少なくとも一部分から延び、タッチ回路の少なくとも一部分をスクリーンホルダーの方に押す弾性構造物を含むように更に構成される。
【0046】
実施例15では、実施例14の主題は、弾性構造物がディフューザーをタッチオーバーレイの方に押すように構成されるように更に構成される。
【0047】
実施例16では、実施例11の主題は、スクリーンホルダーの凹部領域が複数の隆起部を含み、ディフューザーアセンブリーの弾性部分がタッチ回路の少なくとも一部分を複数の隆起部に押しつけて、スクリーンホルダーの開口から延びるキャビティを形成するように更に構成される。
【0048】
実施例17では、実施例16の主題は、キャビティがエポキシ樹脂の流れを制限するように更に形成される。
【0049】
実施例18では、実施例16の主題は、エポキシ樹脂がキャビティ内部アセンブリーに配置されてキャビティを実質的に防水にするように更に構成される。
【0050】
実施例19は、電子ロックを製造する方法である。電子ロックには、タッチオーバーレイ,ディフューザーアセンブリー,タッチ回路,及び配線ハーネスが貫いて延びる開口を有するスクリーンホルダーが設けられる。次のステップは、スクリーンホルダーの開口から延びる閉鎖端キャビティにタッチ回路の少なくとも一部を形成することである。次いで、方法は、(1)エポキシ樹脂をいれることによって及び又は(2)タッチキーパッドサブアセンブリーの1つ又はそれ以上の内構造物でキャビティをシールする。
【0051】
実施例20では、実施例19の主題は、キャビティが、少なくとも一部がタッチ回路の一部分をスクリーンホルダーの方に付勢することによって形成されるように更に構成される。
【0052】
実施例21では、実施例20の主題は、タッチ回路の第2の部分をタッチオーバーレイの方に付勢することによって更に構成される。
【0053】
実施例22では、実施例20の主題は、スクリーンホルダーが複数の隆起部を含み、タッチ回路の一部分をスクリーンホルダーの方に付勢することのステップがタッチ回路の一部分を複数の隆起部に押しつけるように更に構成される。
【0054】
実施例23では、実施例22の主題は、タッチ回路と隆起部との接触は樹脂シールの流れを、形成されたキャビティ内に制限するように更に構成される。
【0055】
本開示は、特定の手段,材料及び実施形態を参照して説明されたけれども、上記の説明から、当業者は、発明の本質的な特性を容易に確かめることができ、発明の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の用途及び特性を採用するために、種々の変化及び変更をなしてもよい。