【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、独立請求項において、医療機器を操作する方法、および医療機器を提供する。実施形態は従属請求項に挙げられる。
当業者には理解されるように、本発明の態様は、装置、方法、またはコンピュータプログラムとして具現化され得る。したがって、本発明の態様は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、等を含む)、または、ソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとることができ、それらは全て、本明細書では「回路」、「モジュール」、または「システム」と総称され得る。さらに、本発明の態様は、コンピュータ実行可能コードが具現化された1つまたは複数のコンピュータ可読媒体において具現化されるコンピュータプログラムの形態をとることができる。
【0011】
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せが利用され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、またはコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。本明細書において、「コンピュータ可読記憶媒体」は、コンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る命令を記憶することができる任意の有形記憶媒体を包含する。コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体と称されることがある。コンピュータ可読記憶媒体はまた、有形のコンピュータ可読媒体と称されることがある。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体はまた、コンピューティングデバイスのプロセッサによってアクセスされ得るデータを記憶することが可能とされ得る。コンピュータ可読記憶媒体の例は、フロッピーディスク、磁気ハードディスクドライブ、固体ハードディスク、フラッシュメモリ、USBサムドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、光学ディスク、光磁気ディスク、およびプロセッサのレジスタファイルを含むが、これらに限定されない。光学ディスクの例は、コンパクトディスク(CD)およびデジタル多用途ディスク(DVD)、例えばCD−ROM、CD−RW、CD−R、DVD−ROM、DVD−RW、またはDVD−Rディスクを含む。コンピュータ可読記憶媒体という用語はまた、ネットワークまたは通信リンクを介してコンピュータデバイスによってアクセスされることが可能な、様々なタイプの記録媒体を意味する。例えば、データは、モデム、インターネット、またはローカルエリアネットワークを通じて取り込まれてもよい。コンピュータ可読媒体上で具現化されるコンピュータ実行可能コードは、ワイヤレス、電線、光ファイバケーブル、RF、等を含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体、または上述のものの任意の適切な組合せを使用して送信されてもよい。
【0012】
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ベースバンドに、または搬送波の一部として、コンピュータ実行可能コードが具現化された伝播データ信号を含み得る。そのような伝播信号は、電磁気、光学、またはその任意の適切な組合せを含むがこれらに限定されない、様々な形態のいずれかをとることができる。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによってまたはそれに関連して使用されるプログラムを伝達すること、伝播させること、または搬送することができる、任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。
【0013】
「コンピュータメモリ」または「メモリ」は、コンピュータ可読記憶媒体の一例である。コンピュータメモリは、プロセッサに直接アクセスすることができる任意のメモリである。「コンピュータ記憶装置」または「記憶装置」は、コンピュータ可読記憶媒体のさらなる例である。コンピュータ記憶装置は、任意の不揮発性コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの実施形態では、コンピュータ記憶装置は、コンピュータメモリであってもよく、その逆でもよい。
【0014】
本明細書において、「プロセッサ」は、プログラムまたは機械実行可能命令、もしくはコンピュータ実行可能コードを実行することができる電子構成要素を包含する。「プロセッサ」を備えるコンピューティングデバイスへの言及は、2つ以上のプロセッサまたはプロセッシングコアを含む可能性があると解釈されるべきである。プロセッサは、例えば、マルチコアプロセッサであってもよい。プロセッサはまた、単一のコンピュータシステム内のプロセッサの集まり、または複数のコンピュータシステムの間で分散されたプロセッサの集まりを意味し得る。コンピューティングデバイスという用語はまた、それぞれがプロセッサを備えているコンピューティングデバイスの集まりまたはネットワークを意味する可能性があると解釈されるべきである。コンピュータ実行可能コードは、複数のプロセッサによって実行されてもよく、この複数のプロセッサは、同一のコンピューティングデバイス内にあってもよく、さらには複数のコンピューティングデバイスにわたって分散されていてもよい。
【0015】
コンピュータ実行可能コードは、機械実行可能命令、またはプロセッサに本発明の態様を行わせるプログラムを含むことができる。本発明の態様のための操作を実行するためのコンピュータ実行可能コードは、Java、Smalltalk、C++、または同様のものなどのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語もしくは同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで記述されてもよく、また、機械実行可能命令にコンパイルされてもよい。いくつかの事例では、コンピュータ実行可能コードは、高水準言語の形態、または事前にコンパイルされた形態である場合もあり、また、機械実行可能命令をオンザフライで生成するインタプリンタと併せて使用される場合もある。
【0016】
コンピュータ実行可能コードは、完全にユーザのコンピュータ上で実行してもよく、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上で実行してもよく、部分的にはユーザのコンピュータ上でまた部分的には遠隔のコンピュータ上で実行してもよく、または、完全に遠隔のコンピュータもしくはサーバ上で実行してもよい。後者の状況では、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続されてもよく、または、接続は、外部のコンピュータに(例えば、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを通じて)なされてもよい。
【0017】
本発明の態様は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラムに関する流れ図および/またはブロック図を参照して説明される。流れ図、図、および/またはブロック図の各ブロックもしくはブロックの一部分は、適用可能なときにコンピュータ実行可能コードの形態でコンピュータプログラム命令によって実施され得ることを理解されたい。互いに矛盾しない場合には、様々な流れ図、図、および/またはブロック図におけるブロックが組み合わせられ得ることが、さらに理解される。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供して、機械を作り出してもよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、流れ図および/またはブロック図のブロックに明記された機能/行為を実施するための手段をもたらす。
【0018】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読媒体に記憶されてもよく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読媒体に記憶された命令が流れ図および/またはブロック図のブロックに明記された機能/行為を実施する命令を含む製品を作り出すように、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスに特定の方法で機能するように指示することができる。
【0019】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスにロードされ、コンピュータ、他のプログラム可能な装置、または他のデバイスに一連の作業ステップを実行させて、コンピュータ実施プロセスを作り出してもよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行される命令が、流れ図および/またはブロック図のブロックに明記された機能/行為を実施するためのプロセスを提供する。
【0020】
本発明は、独立請求項において、医療機器を操作する方法、および医療機器を提供する。実施形態は従属請求項に挙げられる。
本発明は、1つの態様では、医療機器を操作する方法を提供する。医療機器は、検査ストリップを使用して生物試料の測定を行う分析器である。分析器は、例えば、ハンドヘルド形分析器または卓上形分析器であってもよい。
【0021】
本明細書において、生物試料は、生物から採取された試料から抽出されるか、コピーされるか、複製されるか、または増殖する、任意の化学製品をも包含する。
本明細書において、検査ストリップは、液体生物試料を受け取るためのリボン形状の基材を包含する。検査ストリップは、生物試料内の判定されるべき検体と反応する化学薬品を含む使い捨ての要素であり、かつ、ただ1回の測定のために使用される。検体の判定は、様々な技術、例えば、光学的または電気化学的な方法を使用して行われてよく、したがって、検査ストリップは、これらの測定を行うための特定の測定構造、例えば光学的な検査野または電極構造を備える。
【0022】
医療機器は、外側表面を有するハウジングを備える。ハウジングは、内側空間を取り囲む内部表面を備える。言い換えれば、分析ユニットは、医療機器のハウジングの内側に位置する。
【0023】
医療機器は、検査ストリップを分析するための分析ユニットをさらに備える。分析ユニットは、内側空間内に位置する。分析ユニットは、測定を行うために検査ストリップを受け入れるように構成された検査ストリップ台を備える。医療機器は、外側表面と内側表面との間に検査ストリップポートをさらに備える。検査ストリップポートは、検査ストリップを受け入れるように構成される。検査ストリップポートは、挿入方向に沿って検査ストリップ台に位置合わせされる。医療機器は、検査ポートを封止するためのシャッタをさらに備える。シャッタは、開位置および閉位置になるように構成される。シャッタは、内側空間内に位置する。シャッタは、閉位置にあるときに検査ポートを封止するように構成される。シャッタは、検査ストリップ開口部を備える。検査ストリップ開口部は、シャッタが開位置にあるときには、検査ストリップポートおよび検査ストリップ台に位置合わせされる。
【0024】
シャッタは、第1の封止面を有する。検査ストリップポートは、第2の封止面を有する。第1の封止面および第2の封止面は、閉位置において係合するように構成される。シャッタは、シャッタを開位置と閉位置との間で移動させるための機構を備える。シャッタを閉位置と開位置との間で移動させることは、挿入方向に対して平行なシャッタの回転を含む。言い換えれば、シャッタは、閉位置と開位置との間で回転するように動作可能である。
【0025】
医療機器は、機構を作動させてシャッタを開位置と閉位置との間で移動させるためのアクチュエータをさらに備える。アクチュエータは、例えば、医療機器を制御してシャッタを開閉させるためのプロセッサによって制御され得るモータまたは他のデバイスであってもよい。他の実施形態では、手によって作動される機構が存在し得る。例えば、機構を作動させるために、レバーまたは他のデバイスが使用されてもよい。
【0026】
方法は、機構を作動させてシャッタを開位置に移動させるように、アクチュエータを制御するステップを含む。方法は、シャッタが開位置にある状態から始まる。次に、生物試料が検査ストリップ上に配置される。方法における次のステップは、検査ストリップが検査ストリップ支持部を通過して検査ストリップ台に入るように、検査ストリップを検査ストリップポートに挿入するステップである。試料を検査ストリップ上に配置するステップ、および、検査ストリップを検査ストリップポートに挿入するステップはまた、特に生物試料を検査ストリップの試料適用ポートから検査ストリップの測定構造へ搬送することができる試料搬送構造(例えば、毛管チャネル)を検査ストリップが備える場合には、逆の順序で行われてもよく、検査ストリップの試料適用ポートは、検査ストリップが検査ストリップポートに挿入される場合には医療機器の外側に配置され、検査ストリップの測定構造は、検査ストリップが検査ストリップポートに挿入される場合には医療機器の内側に配置される。すると、検査ストリップは、分析ユニットにより生物試料の測定が行われ得る位置にある。方法は、測定を行うために検査ストリップを分析ユニットで分析するステップをさらに含む。
【0027】
次に、方法は、検査ストリップを医療機器から取り出すステップを含む。方法における次のステップは、機構を作動させてシャッタを閉位置に移動させるように、アクチュエータを制御するステップである。すると、検査ストリップポートは、第1の封止面と第2の封止面とを係合させることによって封止される。方法は、医療機器の外側表面を洗浄するステップをさらに含む。洗浄するステップは、洗浄および/または殺菌を含み得る。
【0028】
この実施形態は、より容易に洗浄され得る医療機器を提供することの便益を有し得る。これは、例えば、医院または病院において臨床状況で使用される検査ストリップ分析器にとって有益であり得る。そのような状況では、医療機器は、適切な衛生状態を確保しかつ感染が広まる機会を減少させるために、毎回の使用後に洗浄されるべきである。内側空間内のシャッタを有することにより、医療機器を洗浄することがより容易になる。
【0029】
臨床的な使用においては、医療専門家は、典型的には、医療機器を2回以上使用するときに洗浄プロトコルに従うことが必要になる。典型的な洗浄プロトコルは、目に見える有機物または他の汚染物質が存在しないことを確実とするために、医療専門家が医療機器の外表面を洗浄することを通常必要とする。このステップの後、医療専門家は、通常、表面をさらに洗浄してバクテリアまたはウイルスなどのあらゆる微生物を始末または無力化するために、液体殺菌剤で表面を洗浄する。液体殺菌剤は、例えば、液体殺菌剤が注入されるかまたは浸透した、ワイプまたはタオルの形態で提供され得る。この洗浄の後、医療専門家は、表面を乾燥させ、かつ/または表面を拭ってきれいにすることができる。診療所または病院で使用される医療機器は、1日の間に繰返し使用されて、毎回の使用後にそのようなプロトコルに従って洗浄され得る。これは、結果的に、医療機器をその使用寿命中に何千回も洗浄されるものにし得る。本方法および医療機器は、より容易に洗浄され得、かつ/または度重なる洗浄および/もしくは滅菌をより良好に耐えることができる医療機器を提供し得る。
【0030】
’567号出願では、半殻(half−shell)の形状でありピボット50の周りで回転する、2つのシャッタ48が存在する。段落[0039]では、シャッタは受入部位44を汚染から守ることができることが開示されている。しかし、D3の
図3では、シャッタは円形であることが明らかである。シャッタ48がハウジング10に接触する場所でこれらのシャッタが封止されるのか否かは開示されていない。シャッタは、度重なる洗浄プロトコルの実行中にハウジングとともに確実な封止を形成して流体がD3のデバイスに入るのを防ぐことができない可能性がある。
【0031】
’567号出願では、シャッタ48は、2つの半殻フラップを用いて開口部42を閉じる。
図5に示されたように、’567号出願のデバイスのシャッタが閉じられた場合、シャッタ48の外表面は、デバイスが洗浄されるときに露出される。開口部42を閉鎖するために2つのシャッタが接触する位置は、デバイスの内側空間内ではない。
【0032】
対照的に、本実施形態では、シャッタは内側空間内に位置する。これは、医療機器の洗浄中に露出されるシャッタの領域を減らすという利点を有し得る。
’567号出願では、所定の位置まで回転される2つのシャッタ48が存在する。対照的に、本実施形態では、1つのシャッタだけが存在する。本実施形態は、移動する部品がより少数であるという利点を有し得る。
【0033】
’567号出願では、2つのシャッタ48は、受入ヘッド40が開口部10を通って延びる方向に対して垂直に回転される。’567号出願の機構は、検査ストリップに適さないであろう。’567号出願における機構は、大きな受入ヘッドを閉鎖するためのものであり、検査ストリップのための開口部を閉じるのには適さない。
【0034】
別の実施形態では、第2の封止面は、内側空間内に位置する。
別の実施形態では、第2の封止面は、内側表面上に位置する。
別の実施形態では、開位置では、第1の封止面は、内側空間内に位置する。
【0035】
別の実施形態では、第1の封止面および第2の封止面は、シャッタが閉位置にあるときに、内側空間内に封止を形成する。これは、表面積を最小化する利点を有し得る。
別の実施形態では、検査ストリップポートは、ハウジングにある開口部である。
【0036】
別の実施形態では、検査ストリップポートは、内側表面および外側表面と接触する。
別の実施形態では、検査ストリップ開口部は、シャッタ内の穴である。検査ストリップ開口部をシャッタ内の穴として有することは、シャッタが閉じられているときに検査ストリップ開口部が清潔に保たれ、また、医療機器が洗浄されるときに洗浄剤が検査ストリップ開口部に接触できなくなるという利点を有し得る。
【0037】
別の実施形態では、検査ストリップ開口部は、検査ストリップ支持部である。
別の態様では、本発明は、医療機器を提供する。この医療機器は、検査ストリップを使用して生物試料の測定を行う分析器である。医療機器は、外側表面を有するハウジングを備える。ハウジングは、内側空間を取り囲む内側表面を備える。医療機器は、検査ストリップを分析するための分析ユニットをさらに備える。分析ユニットは、内側空間内に位置する。分析ユニットは、測定を行うために検査ストリップを受け入れるように構成された検査ストリップ台を備える。医療機器は、外側表面と内側表面との間に検査ストリップポートをさらに備える。
【0038】
検査ストリップポートは、検査ストリップを受け入れるように構成される。検査ストリップポートは、挿入方向に沿って検査ストリップ台に位置合わせされる。医療機器は、検査ポートを封止するためのシャッタをさらに備える。シャッタは、開位置および閉位置になるように構成される。シャッタは、内側空間内に位置する。シャッタは、閉位置にあるときに検査ポートを封止するように構成される。シャッタは、検査ストリップ開口部を備える。検査ストリップ開口部は、シャッタが開位置にあるときには、検査ストリップポートおよび検査ストリップ台に位置合わせされる。シャッタは、第1の封止面を有する。
【0039】
検査ストリップポートは、第2の封止面を有する。第1の封止面および第2の封止面は、閉位置において係合するように構成される。係合するとは、第1の封止面および第2の封止面が検査ストリップポートを封止することを意味する。シャッタは、シャッタを開位置と閉位置との間で移動させるための機構を備える。シャッタを閉位置と開位置との間で移動させることは、挿入方向に対して平行なシャッタの回転を含む。医療機器は、機構を作動させてシャッタを開位置と閉位置との間で移動させるためのアクチュエータをさらに備える。
【0040】
いくつかの例では、検査ストリップ開口部は、シャッタにある穴または開口部であり得る。他の例では、検査ストリップ開口部は、シャッタから切り取られた領域であり得る。そのため、いくつかの例では、検査ストリップ開口部は、シャッタにある穴であり、他の例では、検査ストリップ開口部は、シャッタの縁部によって形成され得る。
【0041】
別の実施形態では、医療機器は、電池式とされる。例えば、アクチュエータは、電池によって駆動されてもよい。分析ユニットもまた、電池によって駆動されてもよい。
別の実施形態では、電池は、再充電可能な電池である。
【0042】
別の実施形態では、内側空間は、シャッタが閉位置にあるときに外側表面から密閉される。これは、シャッタが閉位置にあるときに医療機器をより容易に洗浄することができるという便益を有し得る。
【0043】
別の実施形態では、内側空間は、シャッタが閉位置にあるときに水密である。本明細書において水密という用語は、場合により、水のみに、一部の液体に、または液体全般に適用され得ることを理解されたい。
【0044】
別の実施形態では、内側空間は、シャッタが閉位置にあるときに外側表面から水密である。
別の実施形態では、シャッタが閉位置にあるときに、シャッタおよび検査ポートは、液体が検査ポートを通って内側空間に入ることができないように、しっかりと組み合わさる。
【0045】
本明細書において、「封止される」という用語は、シャッタが閉位置にあるときには、検査ポートを通るガスおよび/または液体の搬送をシャッタが阻止することを意味することを理解されたい。
【0046】
別の実施形態では、第1および第2の封止面は、異なる特性を有し得る。例えば、一方がパッキンなどの柔軟な表面を有し、一方が剛体のまたは硬質の表面であってもよい。別の例では、両方の表面が同様のものである場合もあり、例えば、両方が、柔軟なまたはパッキンのような表面を有し得る。
【0047】
別の実施形態では、アクチュエータは、手動で操作されるレバー、ホイール、またはクランクである。
別の実施形態では、アクチュエータは、モータ、ステッパモータ、または他のアクチュエータ、例えばストローク磁石(stroke magnet)であり得る。
【0048】
別の実施形態では、アクチュエータは、モータを備える。医療機器は、機械実行可能命令を記憶するためのメモリをさらに備える。医療機器は、医療機器を制御するためのプロセッサをさらに備える。さらに、機械実行可能命令の実行により、プロセッサがモータを制御し、機構を作動させて、シャッタを開位置に移動させる。さらに、機械実行可能命令の実行により、プロセッサは、検査ストリップが検査ストリップ台に挿入されかつ生物試料が検査ストリップ上に配置されているときに、測定を行うために分析ユニットで検査ストリップを分析する。
【0049】
さらに、機械実行可能命令の実行により、プロセッサは、検査ストリップが検査ストリップ台および検査ストリップポートから取り出されたときに、機構を作動させてシャッタを閉位置に移動させるように、モータを制御する。いくつかの例では、医療機器は、検査ストリップが取り出されるときにそれを自動的に検出し、かつ、モータを自動的に制御し得る。他の例では、検査ストリップが取り出されたことをプロセッサに知らせるために医療機器の操作者が使用する、ボタンまたは他のユーザインタフェースが存在し得る。
【0050】
別の実施形態では、シャッタ機構は、シャッタに固定されたシャッタシャフトを備える。シャッタシャフトは、回転軸の周りで回転するように構成される。回転軸は、挿入方向に対して平行である。シャッタは、開位置と閉位置との間で移動するために、回転軸の周りで回転するように構成される。
【0051】
別の実施形態では、シャッタ機構は、回転軸の周りで回転するように構成されたシャッタシャフトを備える。シャッタを閉位置と開位置との間で移動させることは、シャッタシャフトの回転軸の周りでのシャッタの回転を含む。回転軸は、挿入方向に対して平行である。シャッタは、開位置と閉位置との間で移動するために、シャッタシャフトの周りで回転するように構成される。
【0052】
別の実施形態では、シャッタシャフトは、回転軸に沿った固定位置を有し、この実施形態では、アクチュエータは、シャッタシャフトを所定の位置に回転させ、シャッタシャフトは、回転軸に沿っていかなる線形並進も受けない。この実施形態は、最小数の移動部品を有する単純な機構であるという利点を有し得る。
【0053】
別の実施形態では、シャッタシャフトは、回転軸に沿って回転運動および並進運動の両方をするように構成される。シャッタは、駆動軸に沿って回転運動するように構成されたアクチュエータシャフトをさらに備える。アクチュエータシャフトは、アクチュエータに回転的に接続される。駆動軸は、回転軸に対して平行である。シャッタ機構は、駆動軸の回転運動が回転軸の周りでのアクチュエータシャフトの回転運動を生じさせるように構成される。シャッタ機構は、駆動軸の回転運動が回転軸に沿ったアクチュエータシャフトの並進運動を生じさせるようにさらに構成される。
【0054】
この実施形態は、シャッタの回転運動と並進運動との組合せが、より多くの回数開口および封止され得るシャッタを可能とするという利点を有し得る。シャッタ機構は、種々の異なる方法で実装され得る。例えば、シャッタシャフトおよびアクチュエータシャフトは、歯車機構によって接続され得る。例えば、シャッタシャフトおよびアクチュエータシャフトは、シャッタシャフトを回転させるとともに移動させる、ねじ山または他の線形歯車のシステムによって接続されてもよく、他の例では、カムのシステムが、シャッタシャフトの回転運動および線形運動を制御するために使用され得る。
【0055】
’567号出願では、すでに説明されたように、開口部42は、2つの殻様のシャッタ48によって閉じられる。それらがどのようにして封止されるのか、またはそれらが封止されるのかどうかは開示されていないが、もしそれらが封止されるのであれば、ハウジング10の表面がシャッタ48に接触する場所を封止する必要があるであろう。これは、いかなる封止もすぐに摩耗させて故障をもたらす、滑り接触になるであろう。さらに、ハウジング10およびシャッタ48は、シャッタが一様に封止するために、余裕がない寸法公差で製造されることを必要とするであろう。対照的に、上述の実施形態は、封止がより多くの回数持ちこたえ、かつ、より低い寸法公差で製造されたときに検査ストリップポートを封止することができるという利点を有し得る。
【0056】
別の実施形態では、駆動軸は、回転軸と同軸である。シャッタ機構は、アクチュエータシャフトおよびシャッタシャフトを受け入れるための軸受スリーブを備える。シャッタ機構は、シャッタシャフトに接続された案内ピンを備える。軸受スリーブは、ハウジングに接続される。つまり、軸受スリーブは、ハウジングにしっかりとまたは恒久的に接続される。軸受スリーブは、シャッタシャフトの回転運動に対するシャッタシャフトの並進運動の割合を制御するために、案内ピンのための案内路を備える。案内路およびピンは、本質的にカムとして機能する。アクチュエータシャフトが回転されると、それによりシャッタシャフトも回転させられ得、ピンは案内路内を移動させられる。ピンは、シャッタが回転されるときに、シャッタシャフトの線形位置を制御する。これは、シャッタを急速に所定の位置に回転させてシャッタを開閉させるために使用され得る。
【0057】
別の実施形態では、アクチュエータは、回転モータである。
別の実施形態では、シャッタシャフトは、回転軸に沿って並進運動するように構成される。シャッタシャフトは、駆動軸に沿って並進運動するように構成されたアクチュエータシャフトをさらに備える。アクチュエータシャフトは、シャッタシャフトを回転軸に沿って並進的に駆動するように構成される。駆動軸は、回転軸に対して平行である。シャッタ機構は、駆動軸の並進運動が回転軸の周りでのアクチュエータシャフトの回転運動を生じさせるように構成される。シャッタ機構は、駆動軸の並進運動が回転軸に沿ったアクチュエータシャフトの並進運動を生じさせるようにさらに構成される。この実施形態では、アクチュエータシャフトは、シャッタシャフトを回転軸に沿って押す。機構は、この並進運動がシャッタシャフトの並進運動だけではなく回転運動をも生じさせるように構成される。この機構は、種々の方法で実装され得る。例えば、シャッタシャフトを元の位置に、例えば開位置にまたは閉位置に戻すために、ばねまたは他の弾性要素が使用され得る。回転運動に対する並進運動の割合を制御するために、キー溝またはカムまたは案内路が使用され得る。
【0058】
別の実施形態では、シャッタ機構は、シャッタを開位置にまたは閉位置に戻すまたは押しやるための弾性要素をさらに備える。
別の実施形態では、シャッタ機構は、シャッタを開位置にまたは閉位置に戻すまたは押しやるように構成されたばねをさらに備える。
【0059】
これらの実施形態では、ばねまたは弾性要素は、シャッタを開位置または閉位置に戻す並進力を印加するように構成され得る。アクチュエータが力を印加しなくなると、ばねまたは弾性要素は、シャッタをその元の位置まで後退させる。
【0060】
代替形態では、ばねまたは弾性要素は、アクチュエータによって印加される回転力未満の回転力を印加するように構成され得る。アクチュエータは、ばねまたは弾性要素に勝る力を印加してシャッタを開位置または閉位置に移動させるように構成され得る。アクチュエータが力を印加しなくなると、ばねまたは弾性要素は、シャッタをその元の位置まで後退させる。
【0061】
これらの実施形態では、ばねまたは弾性要素は、例えば、アクチュエータが使用されていないときにアクチュエータが開位置にまたは閉位置に移動されるように、十分に強力であってもよい。これは、いくつかの利点を有し得る。例えば、アクチュエータが駆動されないときに、シャッタは強制的に開かれるかまたは閉じられ得る。
【0062】
ばねまたは弾性要素の使用はまた、ばねまたは弾性要素がシャッタを閉位置に押しやるまたは戻すときに、より効果的な封止を提供し得る。第1および/または第2の封止面が弾性のあるものである場合、それらの形状は、医療機器の寿命中に恒久的に変形し得る。これは、効果的な封止を維持するためにシャッタをより一層閉じる必要性をもたらし得る。ばねまたは弾性要素を使用することは、ばねまたはシャッタがシャッタを強制的に封止させるので、有益であり得る。代替形態は、シャッタが作動される位置をある期間にわたって調整することである。しかし、これは、ばねまたは弾性要素を使用することに比べて、より複雑になりかつ/または保守技術員の注意を必要とし得る。
【0063】
別の実施形態では、駆動軸は、回転軸と同軸である。シャッタ機構は、アクチュエータシャフトおよびシャッタシャフトを受け入れるための軸受スリーブを備える。シャッタ機構は、シャッタシャフトに接続された案内ピンを備える。軸受スリーブは、ハウジングに接続される。軸受スリーブは、シャッタシャフトの並進運動に対するシャッタシャフトの回転運動の割合を制御するために、ピンを案内するための案内路を備える。
【0064】
別の実施形態では、シャッタ機構は、シャッタを開位置にまたは閉位置に復元させるばねまたは弾性要素を備える。
別の実施形態では、アクチュエータは、リニアアクチュエータまたはリニアモータである。
【0065】
別の実施形態では、医療機器は、医療機器が洗浄されたことを示すユーザ入力を受信するためのユーザインタフェースをさらに備える。機械実行可能命令の実行により、プロセッサはさらに、ユーザ入力の受信後に、機構を作動させてシャッタを開位置に移動させるように、モータを制御する。
【0066】
別の実施形態では、医療機器は、検査ストリップが検査ストリップポートを通して挿入されたかどうかを検出するための検出器をさらに備える。機械実行可能命令の実行により、プロセッサはさらに、検査ストリップがもはや検査ストリップポートを通して挿入されていないことを検出器が示した後に、シャッタを閉位置に配置するように、モータを制御する。例えば、いったん検査ストリップが検査ストリップポートに挿入されると、それが取り出されたときはいつでも、シャッタが自動的に閉じる。いくつかの例では、検査ストリップが挿入されているかどうかを検出するための検出器は、光学的検出器とされ得る。他の例では、検出器は、検査ストリップが検査ストリップポートを通して挿入された場合に作動される機械式スイッチであり得る。
【0067】
別の実施形態では、第1の封止面は、平面状である。第2の封止面もまた、平面状である。
別の実施形態では、第1の封止面は、凸面状である。第2の封止面は、凹面状である。
【0068】
別の実施形態では、第1の封止面または第2の封止面は、弾性パッキンによって形成される。
別の実施形態では、分析ユニットは、光学的検査ストリップ分析器である。
【0069】
別の実施形態では、分析ユニットは、電気化学的検査ストリップ分析器である。
別の実施形態では、分析ユニットは、光学的検査ストリップ分析器と電気化学的検査ストリップ分析器の組合せである。
【0070】
本発明の上述の実施形態のうちの1つまたは複数は、組み合わせられる実施形態が互いに矛盾しない限りは組み合わせられ得ることを理解されたい。
以下において、単なる一例として、図面を参照しながら本発明の実施形態をより詳細に説明する。