【実施例】
【0040】
本発明の代表的化合物を調製するための合成方法を、以下の実施例において例示する。出発物質は、市販されているか、または当技術分野で公知の手順もしくは本明細書で例示する通りの手順に従って作製することができる。以下の実施例は、本発明の例示に役立てることを意図したものであり、その範囲を制限することを意図しておらず、そのように構成すべきものでもない。
【0041】
(実施例1)
[1,4]チアゼパン(1a)の調製
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
【0042】
ステップ1:ジヒドロ−2H−チオピラン−4(3H)−オンオキシム(1a−1)の合成
【化6】
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H
2O(100mL)およびエタノール(40mL)中のジヒドロ−2H−チオピラン−4(3H)−オン(10g、0.086mol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(10.4g、0.15mol)の溶液に、酢酸ナトリウム(13.1g、0.16mol)を添加した。混合物を4時間還流させ、有機溶媒を真空中で除去し、残留物を氷浴中で冷却し、濾過により8.92gの固体を収率79%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 2.88 (m, 2H), 2.80 (m, 2H), 2.74 (m, 2H), 2.57 (m, 2H).
【0043】
ステップ2:1,4−チアゼパン−5−オン(1a−2)の合成
【化7】
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ポリリン酸中のジヒドロ−2H−チオピラン−4(3H)−オンオキシム(4.01g、0.03mol)の混合物を、115℃で15分間加熱し、室温に冷却し、氷水を添加し、次いで混合物をEtOAcで5回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮して、2.4gの生成物を褐色固体として収率60%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.79 (brs, 1H), 3.63 (m, 2H), 2.94 (m, 2H), 2.74 (m, 4H).
【0044】
ステップ3:1,4−チアゼパン(1a)の合成
【化8】
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乾燥THF中の1,4−チアゼパン−5−オン(2.07g、15.7mmol)の溶液に、LiAlH
4(0.66g、17.3mmol)を0℃で添加し、次いで混合物を室温で4時間撹拌した。H
2O(0.7mL)、15%NaOH(0.7mL)およびH
2O(2.1mL)を、反応物に連続的に添加した。混合物を濾過して、1.77gの生成物を収率96%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 3.07 (m, 2H), 2.98 (m, 2H), 2.75 (m, 4H), 1.93 (m, 2H).
【0045】
(実施例2)
1,5−チアゾカン塩酸塩(1,5-Thiazocane hydrochloride)(1b)の調製
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
【0046】
ステップ1:3,3’−(ベンジルアザンジイル)ジプロパン酸ジメチル(1b−1)の合成
【化11】
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MeOH(50mL)中のベンジルアミン(10.7g、0.1mol)の溶液を、MeOH(100mL)中のアクリル酸メチル(18.9g、0.022mol)の溶液に室温で滴下添加した。得られた混合物を8時間還流させ、真空中でエバポレートして、27.9gの生成物を定量的収率で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.28 (m., 5H), 3.64 (s, 2H), 3.59 (s, 6H), 2.80 (m, 4H), 2.47 (m, 4H).
【0047】
ステップ2:3,3’−(ベンジルアザンジイル)ビス(プロパン−1−オール)(1b−2)の合成
【化12】
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乾燥THF中の3,3’−(ベンジルアザンジイル)ジプロパン酸ジメチル(4.47g、16.0mmol)の溶液に、LiAlH
4(0.77g、20.2mmol)を0℃で添加し、次いで混合物を室温で24時間撹拌した。MeOH(1.5mL)、15%NaOH(1.0mL)およびH
2O(1.0mL)を、反応物に連続的に添加した。混合物を濾過して、3.4gの生成物を収率91%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.31 (m, 5H), 3.68 (t, J = 5.6 Hz, 5.6 Hz, 4H), 3.57 (s, 2H), 2.63 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 4H), 1.76 (m, 4H).
【0048】
ステップ3:N−ベンジル−3−ブロモ−N−(3−ブロモプロピル)プロパン−1−アミン(1b−3)の合成
【化13】
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乾燥CH
2Cl
2中の3,3’−(ベンジルアザンジイル)ビス(プロパン−1−オール)(447mg、2.0mmol)の溶液に、PBr3を0℃で滴下添加し、次いで混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、CH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。0.43gの生成物を黄色油状物として収率61%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.27 (m, 5 H), 3.56 (s, 2 H), 3.44 (t, J = 6.8 Hz, 6.4 Hz, 4 H), 2.58 (t, J = 6.4 Hz, 6.4 Hz, 4 H), 2.02 (m, 4 H).
【0049】
ステップ4:5−ベンジル−1,5−チアゾカン(1b−4)の合成
【化14】
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エタノール中のN−ベンジル−3−ブロモ−N−(3−ブロモプロピル)プロパン−1−アミン(1.0g、2.9mmol)の溶液に、Na
2S・9H
2O(697mg、2.9mmol)を添加した。混合物を18時間還流させた。次いで、混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で除去した。残留物に、H
2OおよびEt
2Oを添加した。水層をEt
2Oで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を精製することなく使用した。
【0050】
ステップ5:1,5−チアゾカン塩酸塩(1b)の合成
【化15】
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CH
2Cl
2中の5−ベンジル−1,5−チアゾカン(8.6g、39mmol)の溶液に、(6.15g、43mmol)を0℃で添加した。混合物を室温で6時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、残留物をMeOH中で3時間還流させた。混合物を濃縮し、Et
2Oで洗浄した。粗生成物を精製することなく使用した。
【0051】
(実施例3)
(1R,5S)−3−チア−6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(1c)の調製
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0052】
ステップ1:2,4−ジブロモペンタン二酸ジエチル(1c−1)の合成
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
ジヒドロ−2H−ピラン−2,6(3H)−ジオン(11.4g、0.1mol)およびPBr
3(0.1mL)の溶液に、Br
2(32g、0.2mol)を100℃で滴下添加し、混合物を100℃で7時間撹拌し、室温に冷却した。HCl/EtOH(10mL)を反応混合物に添加し、室温で終夜撹拌した。EtOHを蒸発させた後、Et
2Oを残留物に添加し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、32gの生成物を得、これを精製することなく次のステップに使用した。
【0053】
ステップ2:(2R,4S)−1−ベンジルアゼチジン−2,4−ジカルボン酸ジエチル(1c−2)の合成
【化18】
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トルエン中の(2R,4S)−2,4−ジブロモペンタン二酸ジエチル(54g、156mmol)、ベンジルアミン(17g、159mmol)およびK
2CO
3(25.9g、187.2mmol)の混合物を、24時間還流させた。混合物をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製して、18.39gの生成物を収率41%で得た。HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
16H
22NO
4の計算値:292.1549;実測値:292.1542。
【0054】
ステップ3:((2R,4S)−1−ベンジルアゼチジン−2,4−ジイル)ジメタノール(1c−3)の合成
【化19】
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EtOH/MeOH(9:1;10mL)中の(2R,4S)−1−ベンジルアゼチジン−2,4−ジカルボン酸ジエチル(0.8g、2.75mmol)の溶液に、CaCl
2(0.92g、8.25mmol)を室温で添加した。次いで、得られた撹拌混合物に、NaBH
4(0.63g、16.5mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。その後、H
2O(5mL)を添加し、混合物を30分間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮し、H
2O(10mL)とCH
2Cl
2(10mL)との間で分配した。水層をCH
2Cl
2(2×10mL)で抽出し、有機層を合わせ、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空中で濃縮して、0.25gの生成物を黄色油状物として得た。この生成物をさらに精製することなく次のステップにおいて使用した。MS(ESI):m/z[M+H]
+:208.1477。
【0055】
ステップ4:(2R,4S)−2,4−ビス(ヒドロキシメチル)アゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(1c−4)の合成
【化20】
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MeOH(10mL)中の((2R,4S)−1−ベンジルアゼチジン−2,4−ジイル)ジメタノール(0.52g、2.9mmol)の溶液に、Pd(OH)
2(0.13g)を添加し、混合物をH
2下、室温で2時間撹拌した。懸濁液をセライトの短いパッドに通して濾過し、追加のMeOHで溶出した。溶媒を真空中で除去した。残留物を無水CH
2Cl
2(30mL)に溶解した。得られた溶液に、DIPEA(0.37g、2.9mmol)を添加し、次いでCbzCl(0.44g、2.56mmol)を滴下添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでH
2O(50mL)でクエンチした。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(CH
2Cl
2中5%MeOH)により精製して、0.33gの生成物を黄色油状物として収率45%で得た。
【0056】
ステップ5:(2R,4S)−ベンジル−2,4−ビス(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1c−5)の合成
【化21】
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CH
2Cl
2(15mL)中の(2R,4S)−2,4−ビス(ヒドロキシメチル)アゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(51mg、0.2mmol)の溶液に、Et
3N(61mg、0.6mmol)、次いでMsCl(70mg、0.6mmol)を滴下添加した。混合物を室温で5時間撹拌し、反応混合物を1N HClおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(CH
2Cl
2中5%MeOH)により精製して、65mgの生成物を黄色油状物として収率80%で得た。
HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
15H
22NO
8S
2の計算値:408.0787;実測値:408.0780。
【0057】
ステップ6:(2R,4S)−ベンジル−2,4−ビス(ブロモメチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1c−6)の合成
【化22】
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アセトン(15mL)中の(2R,4S)−ベンジル−2,4−ビス(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(65mg、0.16mmol)およびLiBr(139mg、1.6mmol)の混合物を、10時間還流させた。反応混合物をエバポレートし、残留物にH
2O(20mL)およびEt
2O(20mL)を添加した。水層をEt
2O(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮して、51mgの生成物を黄色油状物として収率85%で得た。HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
13H
15Br
2NO
2の計算値:375.9548;実測値:375.9558。
【0058】
ステップ7:(1R,5S)−3−チア−6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸ベンジル(1c−7)の合成
【化23】
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DMF(5mL)中の(2R,4S)−2,4−ビス(ブロモメチル)アゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(0.77g、2.05mmol)の溶液に、Na
2S・9H
2O(0.59g、2.46mmol)を添加した。混合物を室温で45分間撹拌した。溶液に、H
2O(20mL)およびEtOAc(25mL)を添加した。水層をEtOAc(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE中20〜30%EtOAc)により精製して、0.15gの生成物を無色油状物として収率28.7%で得た。HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
13H
17NO
2Sの計算値:250.0902;実測値:250.0900。
【0059】
ステップ8:(1R,5S)−3−チア−6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタンヨウ素酸塩(1c)の合成
【化24】
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無水CH
2Cl
2(20mL)中の(1R,5S)−ベンジル−3−チア−6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボキシレート(0.19g、0.8mmol)の溶液に、TMSI(0.39g、1.9mmol)をAr下、0℃で添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、MeOH(5mL)を反応物に滴下添加した。結果溶液をさらに0.5時間撹拌し、次いで蒸発させて溶媒を除去した。残留物をPE/EtOAc(2:1)で洗浄して、0.24gの粗生成物を褐色固体として得、精製することなく使用した。
【0060】
(実施例4)
(1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンヨウ素酸塩(1d)の調製
【化25】
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【0061】
ステップ1:cis−1−ベンジルピロリジン−2,5−ジカルボン酸ジエチル(1d−1)の合成
【化26】
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トルエン(45mL)およびH
2O(9mL)中の2,5−ジブロモヘキサン二酸ジエチル(10.8g、30mmol)およびベンジルアミン(3.2g、30mmol)の撹拌溶液に、K
2CO
3(5g、36mmol)を室温で添加した。混合物をAr下で20時間還流させ、次いでH
2O(30mL)に注ぎ入れた。水層をEtOAc(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、シリカゲルでのクロマトグラフィー(PE中10〜20%EtOAc)により精製して、6.1gの生成物を黄色油状物として収率67%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.35-7.22 (m, 5 H), 4.06-4.00 (m, 4 H), 3.97 (s, 2 H), 3.46 (brs, 2 H), 2.08-2.04 (m, 4 H), 1.19 (t, J = 7.1 Hz, 6 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
24NO
4の計算値:306.1705;実測値:306.1695。
【0062】
ステップ2:cis−1−2,5−ジエチルピロリジン−1,2,5−トリカルボン酸ベンジル(1d−2)の合成
【化27】
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MeOH(100mL)中のcis−1−ベンジルピロリジン−2,5−ジカルボン酸ジエチル(5.4g、17.7mmol)の溶液に、10%Pd/C(0.54g)を添加し、混合物をH
2下、50psiにてParrシェーカー内、室温で4時間振盪した。懸濁液をセライトの短いパッドに通して濾過し、追加のMeOHで溶出した。溶媒を真空中で除去した。残留物を無水CH
2Cl
2(50mL)に溶解し、0℃に冷却した。得られた溶液に、Et
3N(2.2g、21.6mmol)を添加し、次いでCbzCl(3.7g、21.6mmol)を滴下添加した。混合物を室温で終夜撹拌し、次いでH
2O(50mL)でクエンチした。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE中5〜20%EtOAc)により精製して、5.22gの生成物を黄色油状物として収率84%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.33-7.29 (m, 5 H), 5.19-5.10 (m, 2 H), 4.47 (m, 1 H), 4.40 (m, 1 H), 4.22 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.09 (q, J = 6.8 Hz, 2 H), 2.25-2.14 (m, 4 H), 1.28 (t, J = 6.8 Hz, 3 H), 1.17 (t, J = 6.8 Hz, 3 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
24NO
6の計算値:350.1604;実測値:350.1649。
【0063】
ステップ3:cis−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(1d−3)の合成
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
EtOH/MeOH(10:1;300mL)中のcis−1−2,5−ジエチルピロリジン−1,2,5−トリカルボン酸ベンジル(5.75g、16.4mmol)の溶液に、CaCl
2(5.5g、49.2mmol)を室温で添加した。次いで、得られた撹拌混合物に、NaBH
4(3.75g、98.4mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。その後、H
2O(50mL)を添加し、混合物を30分間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮し、H
2O(100mL)とEtOAc(100mL)との間で分配した。水層をEtOAc(2×50mL)で抽出し、有機層を合わせ、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空中で濃縮して、4.57gの生成物を無色油状物として得た。この生成物をさらに精製することなく次のステップにおいて使用した。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.39-7.33(m, 5 H), 5.16 (s, 2 H), 4.09-3.82 (m, 4 H), 3.56 (d, J = 8.1 Hz, 2 H), 2.91 (brs, 2 H), 2.04-1.97 (m, 4 H).HRMS(ESI):m/z[M+Na]
+ C
14H
19NNaO
4の計算値:288.1206;実測値:288.1196。
【0064】
ステップ4:cis−2,5−ビス(トシルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(1d−4)の合成
【化29】
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CH
2Cl
2(50mL)中の化合物cis−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(4.35g、16.4mmol)、Et
3N(3.65g、36.1mmol)およびDMAP(4.01g、32.8mmol)の溶液を、0℃に冷却した。この混合物に、p−トルエンスルホニルクロリド(6.88g、36.1mmol)を一度に添加し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次いで、混合物を水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE中30〜40%EtOAc)により精製して、8.97gの生成物を半固体として収率95%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.73 (brs, 4 H), 7.36-7.29 (m, 9 H), 5.03-4.96 (m, 2 H), 4.15-3.89 (m, 6 H), 2.44 (s, 6 H), 1.87-1.83 (m, 4 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ (回転異性体): 165.30, 154.49, 144.90, 135.88, 132.61, 129.90, 128.55, 128.19, 127.89, 69.16, 68.87, 67.28, 57.30, 56.56, 26.61, 25.44, 21.63.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
28H
32NO
8S
2の計算値:574.1564;実測値:574.1547。
【0065】
ステップ5:(1R,5S)−ベンジル−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(1d−5)の合成
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(25mL)およびH
2O(25mL)中のcis−2,5−ビス(トシルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(4.1g、7.1mmol)の溶液に、Na
2S・9H
2O(5.12g、21.3mmol)を添加した。混合物を5時間還流させた。次いで、混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で除去した。残留物に、H
2O(20mL)およびEtOAc(25mL)を添加した。水層をEtOAc(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE中20〜30%EtOAc)により精製して、1.38gの生成物を無色油状物として収率73%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.37-7.30 (m, 5 H), 5.16 (s, 2 H), 4.52-4.47 (m, 2 H), 3.22 (d, J = 11.6 Hz, 1 H), 3.11 (d, J = 10.8 Hz, 1 H), 2.12 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.06 (d, J = 1.2 Hz, 4 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 152.95, 136.59, 128.40, 127.93, 127.80, 66.73, 53.94, 32.72, 32.08, 28.82, 27.99.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
14H
18NO
2Sの計算値:264.1058;実測値:264.1113。
【0066】
ステップ6:(1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンヨウ素酸塩(1d)の合成
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
無水CH
2Cl
2(20mL)中の(1R,5S)−ベンジル−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(0.24g、0.91mmol)の溶液に、TMSI(0.44g、2.18mmol)をAr下、0℃で添加した。得られた混合物を室温で0.5時間撹拌し、MeOH(0.26mL)を反応物に滴下添加した。結果溶液をさらに0.5時間撹拌し、次いで蒸発させて溶媒を除去した。残留物をPE/EtOAc(1:2)で洗浄して、0.21gの生成物を黄色固体として収率91%で得た。Mp:208〜210℃。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.92 (brs, 1 H), 8.72 (brs, 1 H), 4.38 (s, 2 H), 3.78 (d, J = 14.0 Hz, 2 H), 2.41-2.35 (m, 4 H), 2.24-2.22 (d, J = 7.6 Hz, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 55.67, 31.42, 27.23.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
6H
12NSの計算値:130.0685;実測値:130.0686。
【0067】
(実施例5)
2−チア−6−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン(1e)の調製
【化32】
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【0068】
ステップ1:6−トシル−2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1e−1)の合成
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
500mLのエタノール中のKOH(9.04g、161mmol)および3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロパン−1−オール(15.3g、47.0mmol)の溶液に、p−トシルアミド(17.9g、104mmol)を室温で添加し、反応混合物を20時間還流させた。溶媒を蒸発により除去し、100mLの8%NaOH溶液を添加し、懸濁液をさらに2時間撹拌した。混合物を濾過し、白色濾過ケーキを、洗浄水が中性になるまで水ですすいだ。濾過ケーキを乾燥させて、表題生成物を得た。収量:6.1g(40.2%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.71 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.37 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 4.59 (s, 4 H), 3.91 (s, 4 H), 2.46 (s, 3 H).HRMS(ESI−TOF
+):m/z[M+H]
+ C
12H
16NO
3Sの計算値:254.0825;実測値:254.0851。
【0069】
ステップ2:(3−(ブロモメチル)−1−トシルアゼチジン−3−イル)メタノール(1e−2)の合成
【化34】
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Et
2O(200mL)中の6−(p−トルエンスルホニル)−2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1e−1)(9.79g、38.7mmol)の懸濁液に、0℃で臭化水素酸の溶液(AcOH中約33%)を滴下添加した。得られた溶液を室温で30分間撹拌し、これを1mol/LのNaOHでpH=8に調整した。相を分離し、水相をEt
2O(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を無色固体として得た。収量:10.0g(77.4%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.74 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.39 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.68 (s, 2 H), 3.68 (s, 2 H), 3.62 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 3.55 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 3.45 (s, 2 H), 2.47 (s, 3 H).
【0070】
ステップ3:3,3−ビス(ブロモメチル)−1−トシルアゼチジン(1e−3)の合成
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
(3−(ブロモメチル)−1−トシルアゼチジン−3−イル)メタノール(1e−2)(10.0g、30.0mmol)をCH
2Cl
2に溶解し、CBr
4(16.4g、49.4mmol)を添加した。得られた溶液を0℃に冷却し、PPh
3(17.9g、104mmol)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE中5〜10%EtOAc)により精製して、純粋な表題化合物を得た。収量:8.85g(74.8%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.73 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.39 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.59 (s, 4 H), 3.53 (s, 4 H), 2.47 (s, 3 H).
【0071】
ステップ4:6−トシル−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1e−4)の合成
【化36】
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CH
3CN(90mL)とH
2O(9mL)との混合物中の3,3−ビス(ブロモメチル)−1−トシルアゼチジン(1e−3)(8.82g、7.9mmol)の溶液に、Na
2S・9H
2O(10.7g、44.7mmol)を添加し、反応混合物を50℃で4時間撹拌し、次いでこれを濃縮乾固した。EtOAc(100mL)およびNaHCO
3溶液(100mL)を添加し、相を分離した。水相をEtOAc(2×100mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。収量:5.46g(90.1%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.71 (d J = 8.0 Hz, 2 H), 7.37 (d J = 8.0 Hz, 2 H), 3.78 (s, 4 H), 3.14 (s, 4 H), 2.46(s, 3 H).HRMS(ESI−TOF
+):m/z[M+H]
+ C
12H
16NO
2S
2の計算値:270.0622;実測値:270.0621。
【0072】
ステップ5:2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1e)の合成
【化37】
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6−トシル−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1e−4)(2.0g、7.9mmol)をMeOH(40mL)に溶解した。得られた溶液に、マグネシウム粉末(1.0g)を添加し、反応混合物を室温で約3時間超音波処理した。反応混合物を真空中で濃縮し、粗生成物を精製することなく次のステップにおいて使用した。
【0073】
(実施例6)
2−オキサ−6−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン(1f)の調製
【化38】
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【0074】
ステップ1:6−トシル−2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタンの合成
【化39】
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この生成物は、実施例5、ステップSステップ1に記載した通りに合成した。
【0075】
ステップ2:2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1f)の合成
【化40】
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6−トシル−2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(6.3g、25.0mmol)をMeOH(50mL)に溶解した。得られた溶液に、マグネシウム粉末(6.0g)を添加し、反応混合物を室温で約3時間超音波処理した。反応混合物を真空中で濃縮し、粗生成物を精製することなく次のステップにおいて使用した。
【0076】
(実施例7)
N−Boc保護2,6−ジアザ−スピロ[3.3]ヘプタン(1g)の調製
【化41】
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【0077】
ステップ1:(3−(ブロモメチル)−1−(p−トルエンスルホニル)アゼチジン−3−イル)メタノール(1g−1)の合成
【化42】
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Et
2O(100mL)中の6−(p−トルエンスルホニル)−2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(6.25g、24.7mmol)(実施例5ステップ1に従って得た)の懸濁液に、0℃でEt
2O(5mL)中の臭化水素酸(AcOH中約33%;4.1mL、24.7mmol)の溶液を15分間かけて滴下添加した。得られた混合物を室温に加温し、45分間撹拌した。得られた無色溶液をNaHCO
3の飽和水溶液(100mL)に注ぎ入れた。有機相を分離し、水相をEt
2O(100mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物、7.74gを無色固体として得た。粗生成物は、さらなる変換には十分な純度であった。
【0078】
ステップ2:3,3−ビス(ブロモメチル)−1−(p−トルエンスルホニル)アゼチジン(1g−2)の合成
【化43】
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上記粗生成物1g−1(7.74g、23.1mmol)をCH
2Cl
2(100mL)に溶解し、CBr
4(13.7g、41.2mmol)を一度に添加した。得られた溶液を0℃に冷却し、PPh
3(26.26g、41.2mmol)を一度に添加した。反応混合物は暗橙色溶液になり、これを0℃で1.5時間撹拌し、次いで室温に加温し、さらに8時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、暗橙色油状物を得、これをクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 4:1)により精製して、表題化合物、7.61gを得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.40 (d, J = 7.6 Hz, 2 H), 3.60 (s, 4 H), 3.53 (s, 4 H), 2.48 (s, 3 H).
【0079】
ステップ3:2−ベンジル−6−(p−トルエンスルホニル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン(1g−3)の合成
【化44】
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二臭化物1g−2(7.61g、19.1mmol)をCH
3CN(100mL)に溶解した。ベンジルアミン(4.1g、38.3mmol)およびDIPEA(12.4g、95.5mmol)を上記混合物に添加し、反応混合物を3日間加熱還流した。次いで、黄色がかった溶液を室温に冷却し、初期体積の約1/6にまで濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(100mL)と1mol/LのNaOH(100mL)との間で分配した。有機相を分離し、水層をCH
2Cl
2(50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc:Et3N 1:1:1%〜1:2:1%の勾配)により精製して、表題化合物、4.0gを得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.69 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 7.32-7.11 (m, 5 H), 3.82 (s, 4 H), 3.47 (s, 2 H), 3.13 (s, 4 H), 2.44 (s, 3 H).
【0080】
ステップ4:6−(p−トルエンスルホニル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチル(1g−5)の合成
【化45】
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ベンジルアゼチジン 1g−3(2.70g、7.88mmol)をMeOH(40mL)に溶解し、Pd/C(木炭上10%;0.54g)を上記混合物に添加した。水素雰囲気(50PSI)を作り上げ、混合物を45℃に加熱し、この温度で48時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、セライトで濾過した。濾過ケーキをMeOH(2×20mL)で十分に洗浄した。MeOH(約80mL)中の中間体Ts保護アゼチジン(1g−4)の上記溶液に、Boc
2O(1.77g、7.88mmol)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、真空中で濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 1:1〜1:2の勾配)により精製して、純粋な表題化合物を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.71 (d, J = 7.6 Hz, 2 H), 7.37 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.85 (s, 4 H), 3.84 (s, 4 H), 2.46 (s, 3 H), 1.39 (s, 9 H).
【0081】
ステップ5:2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチル(1g)の合成
【化46】
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上記生成物1g−5(3.50g、10.0mmol)をMeOH(30mL)に溶解した。Mg粉末(1.92g、80.0mmol)を添加し、混合物を6時間超音波処理した。反応混合物を真空中で濃縮して、暗灰色固体を得たが、これは精製することなくさらなる反応に使用することができる。
【0082】
(実施例8)
一般的合成方法:オキサゾリジノン化合物の調製
【化47】
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[式中、
【化48】
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は、式Iで既に定義した通りの環Aを表し、X = HまたはFである。]
【0083】
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド(OTB−114)およびそのスルホキシド(OTB−124)の調製のための一般的手順を以下に示す。
【化49】
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【0084】
ステップA:5−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン
【化50】
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CH
3CN(30mL)中の3,4−ジフルオロニトロベンゼン(4.92g、31mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.81g、68mmol)の溶液を、周囲温度にて1,5−チアゾカン塩酸塩(5.2g、31mol)で処理し、反応混合物を24時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、濃縮した。残留物をH
2OおよびCH
2Cl
2で希釈し、水層をCH
2Cl
2(50mL×3)で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE/CH
2Cl
2=10:1)により精製して、3.36g(40%)の表題化合物を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.92 (m, 2H), 6.80 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1H), 3.67 (t, J = 6.0 Hz, 5.6 Hz, 4H), 2.72 (t, J = 5.6 Hz, 6.0 Hz, 4H), 2.08 (m, 4H).
【0085】
ステップB:(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)カルバミン酸ベンジル
【化51】
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MeOH/THF中の5−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン(3.0g、12.5mmol)の溶液に、10%Pd/C(0.3g)を添加し、混合物をH
2下、室温で4時間振盪した。懸濁液をセライトの短いパッドに通して濾過し、追加のMeOHで溶出した。溶媒を真空中で除去した。残留物をTHF/H
2O(50mL)に溶解した。得られた溶液に、NaHCO
3(2.12g、25.2mmol)を添加し、次いでCbzCl(2.58g、15.1mmol)を滴下添加した。混合物を室温で終夜撹拌し、濃縮した。残留物に、H
2O(50mL)を添加し、CH
2Cl
2で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5:1)により精製して、4.6gの生成物を無色固体として収率98%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.30 (m, 5H), 6.96 (m, 2H), 6.76 (s, 1H), 4.11 (m, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.74 (m, 4H), 1.93 (m, 4H)。
【0086】
ステップC:(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メタノール
【化52】
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乾燥THF(20mL)中の(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)カルバミン酸ベンジル(2.44g、6.5mmol)の溶液を、N
2下で−78℃に冷却した(ドライアイス/アセトン浴)。n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M溶液、2.9mL、7.2mmol)を反応混合物に10分間かけて添加した。得られた薄黄色溶液を−78℃で50分間撹拌し、次いで(R)−(−)−グリシジルブチレート(0.95mL、6.9mmol)で滴下処理した。反応混合物を−78℃でさらに30分間撹拌し、次いで冷却浴を取り外した。反応混合物を周囲温度に終夜加温した。飽和NH
4Cl水溶液(50mL)を反応混合物に添加した。反応混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1:2)により精製して、1.33gの生成物を無色固体として収率59%で得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.37 (dd, J = 14.8 Hz, 2.4 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 8.8 Hz, 2.4 Hz, 1H), 7.00 (m, 1H), 4.73 (m, 1H), 3.95 (m, 3H), 3.76 (m, 1H), 3.35 (m, 4H), 2.74 (m, 4H), 1.97 (m, 4H).
【0087】
ステップD:(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル=メタンスルホネート
【化53】
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乾燥CH
2Cl
2中の(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メタノール(1.0g、2.94mmol)の溶液を氷浴で冷却し、Et
3N(446mg、4.41mmol)およびメタンスルホニルクロリド(404mg、3.53mmol)で処理した。混合物を室温で2時間撹拌し、H
2O、飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄した。次いで、有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製することなく次のステップにおいて使用した。
【0088】
ステップE:(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアジド
【化54】
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乾燥DMF中の(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル=メタンスルホネート(859mg、2.1mmol)の溶液を、室温にて固体NaN
3(683mg、10.5mmol)で処理した。次いで、混合物を65℃に8時間加熱し、室温に冷却した後、反応混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製することなく次のステップにおいて使用した。
【0089】
ステップF:(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化55】
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MeOH/THF中の(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアジド(216mg、0.59mmol)の溶液に、10%Pd/C(22mg)を添加し、混合物をH
2下、室温で4時間振盪した。懸濁液をセライトの短いパッドに通して濾過し、追加のMeOHで溶出した。溶媒を真空中で除去した。残留物をCH
2Cl
2に溶解し、Et
3N(121mg、1.2mmol)およびAcCl(56mg、1.2mmol)で処理した。反応混合物をH
2Oでクエンチし、CH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(CH
2Cl
2/MeOH=100:1)により精製して、0.1gの生成物を無色固体として収率44%で得た。mp 78〜80℃。[α]
D20−15.4(c0.25、CHCl
3)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.34 (m, 1H), 7.02 (m, 2H), 6.23 (m, 1H), 4.75 (m, 1H), 4.00 (t, J = 8.8 Hz, 8.8 Hz, 1H), 3.73 (m, 2H), 3.64 (m, 1H), 3.36 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 4H), 2.73 (m, 4H), 2.04 (s, 3H), 1.97 (m, 4H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 171.4, 155.2 (d, J = 243.5 Hz), 154.4, 134.5, 130.2, 119.9, 114.3, 108.3 (d, J = 26.8 Hz), 71.9 , 48.1, 47.8, 42.0, 31.9, 29.7, 23.1.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
25O
3N
3FSの計算値:382.1595;実測値:382.1620。
【0090】
ステップG:(S)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
【化56】
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H
2O(2mL)中のメタ過ヨウ素酸ナトリウム(30mg、0.14mmol)の溶液を0℃に冷却した。(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド(50mg、0.13mmol)、次いでMeOH(3mL)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、濃縮した。H
2Oを残留物に添加し、次いでCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(CH
2Cl
2/MeOH=100:1)により精製して、39mgの生成物を無色固体として収率75%で得た。mp 69〜70℃。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.46 (dd, J = 2.8 Hz, 14.8 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1H), 7.07 (m, 1H), 6.15 (m, 1H), 4.78 (m, 1H), 4.03 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1H), 3.74 (m, 3H), 3.31 (m, 1H), 3.18 (m, 4H), 2.98 (m, 2H), 2.17 (m, 4H), 2.03 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 171.0, 154.2, 134.0, 128.5, 127.3, 122.6, 113.9, 108.1 (d, J = 26.9 Hz), 71.9, 53.1, 51.7, 47.7, 42.0, 29.7, 25.0, 23.2.HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
25O
4N
3FSの計算値:398.1544;実測値:398.1540。
【0091】
(実施例9)
抗微生物感受性についてのin vitroアッセイ
抗微生物感受性試験を96ウェルマイクロプレート中で行った。初期薬物希釈物(6.4mg/ml)をジメチルスルホキシド中で調製し、その後の2倍希釈をマイクロプレート中の0.1mlの7H9ブロス培地(BD)中で行った。最終薬物濃度は約0.008μg/mlであった。すべての濃度の試験化合物を2つのウェルに添加した。対照ウェルは細菌および陽性薬物(リネゾリド)からなるものとした。プレートを37℃でインキュベートした。最終細菌力価はH
37Rvについて1×10
6CFU/mlであった。インキュベーションの7日目から開始して、20μlの10×アラマーブルー溶液(Life Technologies)および12.5μlの20%Tween80(Sigma−Aldrich)を各ウェルに添加し、プレートを37℃で再インキュベートした。ウェルを24時間時点で観察し、すべてのウェルの色を記録した。視覚MICは、青色からピンク色への色変化を妨げる最低量の薬物と定義した。蛍光を、マイクロプレート蛍光光度計において530nmの励起および590nmの発光でのボトムリーディングモードで測定した。蛍光光度のMICについては、≧90%の阻害をもたらす最低薬物濃度をMICとみなした。MICの結果を、上記表1に示す。
【0092】
(実施例10)
MPS阻害についてのin vitroアッセイ
H9C2細胞を、384−ウェルプレート中1500細胞/ウェルで37℃、5%CO2にて、10%FBS(Gibco、Life Technologies)および1×グルタミン(Gibco、Life Technologies)およびNEAA(Gibco、Life Technologies)を有するDMEM(Hyclone、GE LifeSciences)中でインキュベートした。18時間のインキュベーションの後、試験化合物を添加し、次いで5日間インキュベートした。COX−1タンパク質(シクロオキシゲナーゼI)およびSDH−A(コハク酸デヒドロゲナーゼ−A)形成低減を、ELISAアッセイ(MitoBiogenesis(商標)In−Cell ELISAキット(Colorimetric、Abcam)により測定した。MPSアッセイの結果を、上記表1に示す。
【0093】
(実施例11)
一般的方法に従って合成される特定化合物
【0094】
OTB−107
(R)−5−[(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル]−3−[3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル]オキサゾリジン−2−オン
【化57】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.94 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.17 (dd, J = 15.2 Hz, 1.2 Hz, 1 H), 6.89 (dd, J = 8.8 Hz, 1.6 Hz, 1 H), 6.82 (t, J = 9.6 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 5.03 (m, 1 H), 4.78 (s, 2 H), 4.10 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.87 (m, 1 H), 3.68 (m, 4 H), 2.87 (m, 2 H), 2.68 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 2 H), 2.06 (m, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 153.4, 151.0, 134.3, 124.9, 116.8, 115.1, 108.7 (d, J = 27.3 Hz), 70.2, 56.1, 51.9, 51.3, 47.4, 34.0, 31.5, 30.3.HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21O
2N
5FSの計算値:378.1395;実測値:378.1396。
【0095】
OTB−106
(R)−5−[(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]−3−[3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル]オキサゾリジン−2−オン
【化58】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.65 (s, 2 H), 7.27 (m, 1 H), 7.01 (dd, J = 8.8 Hz, 1.6 Hz, 1 H), 6.84 (t, J = 9.2 Hz, 9.2 Hz, 1 H), 5.11 (m. 1 H), 4.85 (dd, J = 14 Hz, 4.8 Hz, 1 H), 4.74 (dd, J = 14 Hz, 6.8 Hz, 1 H), 4.05 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.95 (m, 1 H), 3.67 (m, 4 H), 2.87 (m, 2 H), 2.69 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 2 H), 2.06 (m, 2 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 153.7, 152.4 (d, J = 241.8 Hz), 135.0, 134.7, 129.1, 116.9 (d, J = 5.1 Hz), 114.7 (d, J = 2.9 Hz), 108.4 (d, J = 27.4 Hz), 69.9, 56.2, 56.1, 51.4, 48.2, 34.1, 31.6, 30.4.HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21O
2N
5FSの計算値:378.1395;実測値:378.1403。
【0096】
OTB−109
(S)−3−[3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル]−5−[(メチルアミノ)メチル]オキサゾリジン−2−オン
【化59】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.30 (dd, J = 15.6 Hz, 2.4 Hz, 1 H), 7.06 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.82 (t, J = 9.6 Hz, 9.6 Hz, 1 H), 4.83 (m, 1 H), 4.02 (t, J = 8.8 Hz, 8.4 Hz, 1 H), 3.79 (t, J = 8.0 Hz, 7.2 Hz, 1 H), 3.67 (m, 4 H), 2.97 (m, 2 H), 2.87 (m, 2 H), 2.68 (m, 2 H), 2.54 (s, 3 H), 2.05 (m, 2 H).HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
16H
23O
2N
3FSの計算値:340.1490;実測値:340.1484。
【0097】
OTB−108
(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル=ブチレート
【化60】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.34 (dd, J = 15.6 Hz, 2.4 Hz, 1 H), 7.05 (dd, J = 9.2 Hz, 2.0 Hz, 1 H), 6.89 (m, 1 H), 4.84 (m, 1 H), 4.37 (dd, J = 16.0 Hz, 4.0 Hz, 1 H), 4.31 (dd, J = 12.0 Hz, 4.8 Hz, 1 H), 4.06 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.76 (m, 1 H), 3.68 (m, 4 H), 2.89 (m, 2 H), 2.70 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 2 H), 2.34 (t, J = 7.6 Hz, 7.2 Hz, 2 H), 2.08 (m, 2 H), 1.65 (m, 2 H), 0.94 (t, J = 7.6 Hz, 7.2 Hz, 3 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 173.3, 154.4, 152.7 (d, J = 241.6 Hz), 134.9 (d, J = 8.3 Hz), 129.5 (d, J = 10.1 Hz), 117.2 (d, J = 5.4 Hz), 114.7 (d, J = 2.9 Hz), 108.5 (d, J = 27.5 Hz), 70.2, 64.1, 56.3, 51.7, 47.5, 36.0, 34.4, 31.9, 30.7, 18.4, 13.7.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
19H
26O
4N
2FSの計算値:397.1592;実測値:397.1613。
【0098】
OTB−111
(S)−N−[(3−[3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル]フラン−2−カルボキサミド
【化61】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.47 (s, 1 H), 7.32 (dd, J = 16.0 Hz, 2.0 Hz, 1 H), 7.14 (d, J = 3.2 Hz, 1 H), 7.01 (dd, J = 8.8 Hz, 1.6 Hz, 1 H), 6.87 (m, 1 H), 6.81 (m, 1 H), 6.52 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.04 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.89 (m, 1 H), 3.76 (m, 2 H), 3.67 (m, 4 H), 2.88 (m, 2 H), 2.69 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 2 H), 2.07 (m, 2 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 159.0, 154.4, 152.6 (d, J = 241.9 Hz), 147.1, 144.5, 134.5, 129.3, 117.2, 115.1, 114.7, 112.3, 108.5 (d, J = 27.4 Hz), 71.9, 56.3, 51.7, 47.9, 41.6, 34.1, 31.7, 30.5.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
23O
4N
3FSの計算値:420.1388;実測値:420.1400。
【0099】
OTB−112
(S)−N−[(3−[3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル]チオフェン−2−カルボキサミド
【化62】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.34 (m, 1 H), 7.02 (m, 2 H), 6.23 (m, 1 H), 4.75 (m, 1 H), 4.00 (t, J = 8.8 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.73 (m, 2 H), 3.64 (m, 1 H), 3.36 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 4 H), 2.73 (m, 4 H), 2.04 (s, 3 H), 1.97 (m, 4 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 171.4, 155.2 (d, J = 243.5 Hz), 154.4, 134.5, 130.2, 119.9, 114.3, 108.3 (d, J = 26.8 Hz), 71.9 , 48.1, 47.8, 42.0, 31.9, 29.7, 23.1.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
25O
3N
3FSの計算値:382.1595;実測値:382.1620。
【0100】
OTB−115
(S)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]ピバルアミド
【化63】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.34 (dd, J = 15.6 Hz, 2.0 Hz, 1 H), 7.01 (dd, J = 8.8 Hz, 2.4 Hz, 1 H), 6.89 (m, 1 H), 6.12 (m, 1 H), 4.74 (m, 1 H), 3.99 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.74 (m, 1 H ), 3.67 (m, 6 H), 2.89 (t, J = 5.6 Hz, 5.2 Hz, 2 H), 2.70 (t, J = 6.4 Hz, 6.4 Hz, 2 H), 2.08 (m, 2 H), 1.17 (s, 9H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 179.7, 154.6, 152.7 (d, J = 241.6 Hz), 134.8, 129.5, 117.2 (d, J = 5.4 Hz), 114.7 (d, J = 2.9 Hz), 108.5 (d, J = 27.6 Hz), 72.1, 56.3, 51.7, 48.0, 42.4, 39.0, 34.4, 31.9, 30.7, 27.7.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
29O
3N
3FSの計算値:410.1908;実測値:410.1942。
【0101】
OBD−005
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド
【化64】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.42-7.23 (m, 2 H), 7.01 (dd, J = 8.9, 2.3 Hz, 1 H), 6.04 (s, 1 H), 4.75 (ddd, J = 9.0, 7.9, 4.6 Hz, 1 H), 4.00 (t, J = 9.0 Hz, 1 H), 3.79-3.05 (m, 7 H), 2.91 (dd, J = 16.2, 10.1 Hz, 2 H), 2.70 (t, J = 6.3 Hz, 2 H), 2.28-2.13 (m, 2 H), 2.13-1.97 (m, 2 H), 1.82-1.25 (m, 3 H), 0.92 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 0.01 (s, 1 H).
LC−MS(ESI):m/z=395.9[M+H]
+。
【0102】
OTB−116
(R)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]ブタン−1−スルホンアミド
【化65】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.33 (d, J = 15.6 Hz, 1 H), 7.05 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.88 (m, 1 H), 4.92 (t, J = 6.8 Hz, 6.4 Hz, 1 H), 4.78 (m, 1 H ), 4.02 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.90 (m, 1 H), 3.69 (m, 4 H), 3.54 (m, 1 H), 3.43 (m, 1 H), 3.07 (m, 2 H), 2.94 (m, 2 H), 2.69 (m, 2 H), 2.08 (m, 2 H), 1.79 (m, 2 H), 1.46 (m, 2 H), 0.95 (t, J = 7.2 Hz, 7.2 Hz, 3 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 154.2, 152.5 (d, J = 241.8 Hz), 134.8 (d, J = 8.3 Hz), 129.2 (d, J = 10.5 Hz), 117.2, 115.0, 108.6 (d, J = 27.5 Hz), 71.5, 56.3, 53.2, 51.6, 47.5, 45.5, 34.1, 31.7, 30.5, 25.6, 21.5, 13.5.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
19H
29O
4N
3FS
2の計算値:446.1578;実測値:446.1623。
【0103】
OTB−119
(R)−5−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−3−[3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル]オキサゾリジン−2−オン
【化66】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.24 (s, 1 H), 7.96 (s, 1 H), 7.22 (m, 1 H), 6.97 (m, 1 H), 6.89 (m, 1 H), 5.02 (m, 1 H), 4.54 (d, J = 4.8 Hz, 2 H), 4.10 (t, J = 9.2 Hz, 9.2 Hz, 1 H), 3.94 (m, 1 H), 3.68 (m, 4 H), 2.89 (m, 2 H), 2.70 (m, 2 H), 2.08 (m, 2 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
17H
21O
2N
5FSの計算値:378.1395;実測値:378.1421。
【0104】
OTB−412
(S)−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
【化67】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.29-7.33 (m, 1 H), 7.03-7.05 (m, 1 H), 6.82 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 5.10 (m, 1 H), 4.73 (m, 1 H), 3.99 (t, J = 9.9 Hz, 1 H), 3.69-3.74 (m, 1 H), 3.67 (s, 3 H), 3.66-3.67 (m, 4 H), 3.61 (m, 1 H), 3.50-3.55 (m, 1 H), 2.87 (m, 1 H), 2.68 (m, 2 H), 2.04-2.07 (m, 2 H).
13C-NMR (150 MHz, CDCl
3) δ: 157.5, 154.3, 153.3, 151.7, 134.8, 134.7, 129.3, 129.2, 117.0, 117.0, 114.7, 114.7, 108.5, 108.4, 71.7, 56.2, 56.2, 51.5, 47.7, 43.7, 34.3, 31.8, 30.6.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
17H
23O
4N
3FSの計算値:384.1388;実測値:384.1371。
【0105】
OTB−413
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
【化68】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.29-7.33 (m, 1 H), 7.03-7.00 (m, 1 H), 6.81 (t, J = 9.6 Hz, 1 H), 6.09 (m, 1 H), 4.74 (m, 1 H), 3.98 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.73-3.74 (m, 1 H), 3.67-3.71 (m, 4 H), 3.62-3.66 (m, 1 H), 2.87 (t, J = 4.8 Hz, 2 H), 2.68 (t, J = 10.0 Hz, 2 H), 2.04-2.07 (m, 2 H), 1.36-1.43 (m, 1 H), 1.05-1.07 (m, 1 H), 0.93-0.97 (m, 2 H), 0.77-0.78 (m, 1 H).
13C-NMR (150 MHz, CDCl
3) δ: 174.5, 154.5, 153.3, 151.7, 134.8, 134.7, 129.2, 129.2, 117.0, 114.7, 108.6, 108.4, 72.0, 56.2, 51.5, 47.8, 42.1, 34.3, 31.8, 30.6, 14.7, 7.7.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
19H
25O
3N
3FSの計算値:394.1595;実測値:394.1580。
【0106】
OTB−414
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
【化69】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.29-7.34 (m, 1 H), 7.03-7.00 (m, 1 H), 6.82 (t, J = 9.6 Hz, 1 H), 5.84 (m, 1 H), 4.75 (m, 1 H), 3.99 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.72-3.76 (m, 1 H), 3.67-3.71 (m, 4H), 3.63-3.66 (m, 1 H), 3.14-3.23 (m, 2 H), 2.68 (m, 1 H), 1.89-2.35 (m, 10 H).
13C-NMR (150 MHz, CDCl
3) δ: 180.2, 176.0, 154.5, 134.8, 134.8, 129.2, 129.1, 117.0, 117.0, 114.7, 114.7, 108.5, 108.4, 72.0, 56.2, 56.2, 51.5, 51.5, 47.9, 42.0, 39.7, 37.8, 34.3, 31.8, 30.6, 25.2, 18.4.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
27O
3N
3FSの計算値:408.1752;実測値:408.1736。
【0107】
OTB−407
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化70】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.07 (d, J = 10.4 Hz, 2 H), 6.08 (m, 1 H), 4.76-4.77 (m, 1 H), 3.98 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.59-3.70 (m, 3 H), 3.45-3.48 (m, 4 H ), 2.89 (t, J = 6.0 Hz, 2 H), 2.77-2.80 (m, 2 H), 2.02 (s, 3 H).
13C-NMR (150 MHz, CDCl
3) δ: 171.1, 159.8, 159.7, 158.1, 158.1, 154.0, 133.3, 126.0, 102.5, 102.3, 71.9, 58.8, 54.1, 47.5, 41.9, 36.1, 31.8, 31.6, 23.1.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
17H
22O
3N
3F
2Sの計算値:386.1344;実測値:386.1330。
【0108】
OTB−410
(S)−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
【化71】
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1H-NMR (500 MHz, CDCl
3) δ: 7.09 (d, J = 10.0 Hz, 2 H), 5.09 (m, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 3.99 (t, J = 9.0 Hz, 1 H), 3.74-3.76 (m, 1 H), 3.73 (s, 3 H), 3.61 (m, 1 H), 3.52-3.55 (m, 1 H), 3.46-3.47 (m, 4 H), 2.90 (t, J = 6.0 Hz, 1 H), 2.78-2.80 (m, 2 H), 1.94-1.98 (m, 2 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 157.5, 154.3, 153.3, 151.7, 134.8, 134.7, 129.3, 129.2, 117.0, 117.0, 114.7, 114.7, 108.4, 108.4, 71.3, 56.2, 56.2, 51.5, 47.8, 43.7, 34.3, 31.8, 30.6.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
17H
22O
4N
3F
2Sの計算値:402.1297;実測値:402.1287。
【0109】
OTB−408
(S)−5−((シクロプロピルアミノ)メチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.07 (d, J = 10.8 Hz, 2 H), 6.06 (m, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 3.96 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.66-3.75 (m, 3 H), 3.43-3.47 (m, 3 H), 2.89 (t, J = 9.2 Hz, 2 H), 2.78-2.80 (m, 3 H), 1.94-1.97 (m, 2 H), 1.37-1.39 (m, 1 H), 0.97 (m, 1 H), 0.93 (m, 1 H), 0.77-0.79 (m, 2 H).
13C-NMR (150 MHz, CDCl
3) δ: 174.7, 159.8, 159.7, 158.2, 158.1, 154.0, 133.4, 126.0, 102.6, 102.4, 72.0, 58.8, 54.1, 47.5, 42.0, 36.1, 31.8, 31.6, 14.7, 7.8, 7.7.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
19H
24O
3N
3F
2Sの計算値:412.1501;実測値:412.1485。
【0110】
OTB−409
(S)−5−((シクロブチルアミノ)メチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化73】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.07 (d, J = 10.8 Hz, 2 H), 5.81 (m, 1 H), 4.75 (m, 1 H), 3.98 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.72-3.76 (m, 1 H), 3.64-3.66 (m, 2 H), 3.45-3.46 (m, 3 H), 3.01 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 2.90 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 2.77-2.80 (m, 2 H), 2.13-2.26 (m, 4 H), 1.92-1.96 (m, 3 H).
13C-NMR (150 MHz, CDCl
3) δ: 176.0, 159.8, 159.8, 158.2, 158.1, 154.0, 133.3, 126.0, 102.5, 102.3, 72.0, 58.8, 54.1, 47.5, 41.9, 39.7, 36.1, 31.8, 31.6, 25.4, 25.3, 18.1.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
26O
3N
3F
2Sの計算値:426.1658;実測値:426.1643。
【0111】
OTB−411
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化74】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.76 (d, J = 11.2 Hz, 2 H), 6.95 (d, J = 10.4 Hz, 2 H), 5.04-5.07 (m, 1 H), 4.78 (d, J = 4.0 Hz, 2 H), 4.10 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.86-3.90 (m, 1 H), 3.44-3.46 (m, 4 H), 2.88 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 2.76-2.79 (m, 2 H), 1.91-1.97 (m, 2H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 159.8, 159.8, 157.9, 157.8, 153.0, 134.6, 125.1, 102.8, 102.5, 70.3, 58.7, 54.0, 51.9, 47.1, 36.1, 31.8, 31.6.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
17H
20O
2N
5F
2Sの計算値:396.1300;実測値:396.1296。
【0112】
OTB−126
[(5R)−3−[3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル=ブチレート
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.45 (dd, J = 14.8 Hz, 1.6 Hz, 1 H), 7.07 (dd, J = 8.8 Hz, 2.4 Hz, 1 H), 6.96 (t, J = 9.2 Hz, 9.2 Hz, 1 H), 4.85 (m, 1 H), 4.37 (dd, J = 12.0 Hz, 4.0 Hz, 1 H), 4.30 (dd, J = 12.4 Hz, 4.8 Hz, 1 H), 4.07 (m, 1 H), 3.78 (m, 2 H), 3.40 (m, 2 H), 3.19 (m, 4 H), 2.98 (m, 1 H), 2.72 (m, 1 H), 2.33 (t, J = 7.6 Hz, 7.2 Hz, 2 H), 2.04 (m, 1 H), 1.63 (m, 2 H), 0.92 (t, J = 7.6 Hz, 7.2 Hz, 3 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 173.2, 154.1, 154.0 (d, J = 241.8 Hz), 136.6, 131.4, 118.1 (d, J = 4.3 Hz), 114.0, (d, J = 2.9 Hz), 107.8 (d, J = 26.9 Hz), 70.1, 63.9, 52.8, 49.6, 47.2, 46.4, 43.7, 35.8, 18.3, 16.2, 13.6.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
19H
26O
5N
2FSの計算値:413.1541;実測値:413.1573。
【0113】
OTB−127
N−[[(5S)−3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]フラン−2−カルボキサミド
【化76】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.47 (s, 1 H), 7.42 (m, 1 H), 7.14 (d, J = 3.2 Hz, 1 H), 7.04 (m, 1 H), 6.87 (m, 2 H), 6.51 (m, 1 H), 4.85 (m, 1 H), 4.05 (m, 1 H), 3.81 (m, 4 H), 3.38 (m, 2 H), 3.15 (m, 2 H), 3.04 (m, 3 H), 2.70 (m, 1 H), 2.03 (m, 1 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
23O
5N
3FSの計算値:436.1337;実測値:436.1371。
【0114】
OTB−137
(5R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.79 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.30-7.25 (m, 1 H), 6.91-6.89 (m, 2 H), 5.07-5.02 (m, 1 H), 4.78 (d, J = 4.0 Hz, 2 H), 4.11 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.93-3.88 (m, 1 H), 3.82-3.76 (m, 1 H), 3.43-3.36 (m, 2 H), 3.24-2.91 (m, 4 H), 2.75-2.69 (m, 1 H), 2.04-2.02 (m, 2 H).HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21O
3N
5FSの計算値:394.1344;実測値:394.1328。
【0115】
OTB−138
(5R)−5−((2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.65 (s, 2 H), 7.39 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.04-6.98 (m, 2 H), 5.15-5.09 (m, 1 H), 4.86 (dd, J = 14.0, 4.4 Hz, 1 H), 4.75 (dd, J = 14.0, 6.8 Hz, 1 H), 4.06 (dt, J = 9.2, 2.4 Hz, 1 H), 4.00-3.96 (m, 1 H), 3.86-3.82 (m, 1 H), 3.46-3.38 (m, 2 H), 3.29-3.08 (m, 3 H), 3.02-2.96 (m, 1 H), 2.76-2.71 (m, 1 H), 2.04-2.02 (m, 2 H).HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21O
3N
5FSの計算値:394.1344;実測値:394.1338。
【0116】
OTB−140
(5R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.24 (s, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 7.35 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.0-6.96 (m, 2 H), 5.02-4.99 (m, 1 H), 4.55 (d, J = 4.4 Hz, 2 H), 4.10 (dt, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 3.99-3.95 (m, 1 H), 3.86-3.82 (m, 1 H), 3.45-3.38 (m, 2 H), 3.29-3.09 (m, 3 H), 3.00-2.94 (m, 1 H), 2.77-2.71 (m, 1 H), 2.07-2.03 (m, 2 H).HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21O
3N
5FSの計算値:394.1344;実測値:394.1339。
【0117】
OBD−006
N−(((5S)−3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.52 (d, J = 15.0 Hz, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 7.03 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 5.99 (s, 1 H), 4.78 (s, 1 H), 4.02 (t, J = 8.8 Hz, 2 H), 3.88-3.56 (m, 3 H), 3.55-2.92 (m, 7 H), 2.77 (s, 1 H), 2.20 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.64 (dd, J = 14.9, 7.4 Hz, 2 H), 0.91 (t, J = 7.4 Hz, 3 H).
LC−MS(ESI):m/z=411.8[M+H]
+。
【0118】
OBD−007
(S)−N−((3−(4−(1,1−ジオキシド−1,4−チアゼパン−4−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.51 (d, J = 14.7 Hz, 1 H), 7.10 (d, J = 9.9 Hz, 2 H), 5.92 (s, 1 H), 4.78 (s, 1 H), 4.03 (t, J = 9.0 Hz, 1 H), 3.87-3.39 (m, 7 H), 3.27 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 2.39 (d, J = 6.2 Hz, 2 H), 2.20 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.64 (dd, J = 14.8, 7.4 Hz, 2 H), 0.92 (t, J = 7.3 Hz, 3 H).
LC−MS(ESI):m/z=427.8[M+H]
+。
【0119】
OTB−110
(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル=ブチレート
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.36 (dd, J = 14.8 Hz, 4.0 Hz, 1 H), 7.09 (dd, J = 8.8 Hz, 2.4 Hz, 1 H), 7.04 (t, J = 10.4 Hz, 9.2 Hz, 1 H), 4.85 (m, 1 H), 4.37 (m, 1 H), 4.31 (m, 1 H), 4.08 (m, 1 H), 3.78 (m, 1 H), 3.37 (m, 4 H), 2.75 (m, 4 H), 2.34 (t, J = 7.6 Hz, 7.2 Hz, 2 H), 1.97 (m, 4 H), 1.64 (m, 2 H), 0.93 (t, 7.6 Hz, J = 7.2 Hz, 3 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 173.3, 155.4 (d, J = 243.5 Hz), 154.3, 134.5 (d, J = 8.3 Hz), 131.1 (d, J = 10.1 Hz), 128.2, 127.1, 120.0 (d, J = 4.9 Hz), 114.3 (d, J = 3.0 Hz), 108.4 (d, J = 26.8 Hz), 70.2, 64.0, 48.1, 47.4, 36.0, 32.1, 29.8, 18.4, 13.7.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
28O
4N
2FSの計算値:411.1748;実測値:411.1786。
【0120】
OTB−113
(R)−5−[(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]−3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]オキサゾリジン−2−オン
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.65 (s, 2 H), 7.30 (d, J = 14.8 Hz, 1 H), 7.03 (m, 2 H), 5.10 (m, 1 H), 4.85 (dd, J = 14.0 Hz, 4.8 Hz, 1 H), 4.74 (dd, J = 14.0 Hz, 7.2 Hz, 1 H), 4.06 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.97 (m, 1 H), 3.37 (t, J = 6.0 Hz, 6.0 Hz, 4 H), 2.73 (m, 4 H), 1.97 (m, 4 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 155.2 (d, J = 243.5 Hz), 135.2, 134.4 (d, J = 8.1 Hz), 130.8 (d, J = 10.3 Hz), 119.8 (d, J = 4.9 Hz), 114.5 (d, J = 3.1 Hz), 108.4 (d, J = 26.6 Hz), 70.0, 56.3, 48.3, 47.9, 31.9, 29.6.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
23O
2N
5FSの計算値:392.1551;実測値:392.1590。
【0121】
OTB−114
(R)−[3−[3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミド
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.34 (m, 1 H), 7.02 (m, 2 H), 6.23 (m, 1 H), 4.75 (m, 1 H), 4.00 (t, J = 8.8 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.73 (m, 2 H), 3.64 (m, 1 H), 3.36 (t, J = 6.4 Hz, 6.0 Hz, 4 H), 2.73 (m, 4 H), 2.04 (s, 3 H), 1.97 (m, 4 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 171.4, 155.2 (d, J = 243.5 Hz), 154.4, 134.5, 130.2, 119.9, 114.3, 108.3 (d, J = 26.8 Hz), 71.9 , 48.1, 47.8, 42.0, 31.9, 29.7, 23.1.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
25O
3N
3FSの計算値:382.1595;実測値:382.1620。
【0122】
OTB−117
(S)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]フラン−2−カルボキサミド
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.47 (s, 1 H), 7.36 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.14 (d, J = 3.2 Hz, 1 H), 7.01 (m, 2 H), 6.78 (m, 1 H), 6.51 (m, 1 H), 4.84 (m, 1 H), 4.05 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.88 (m, 1 H), 3.80 (m, 2 H), 3.36 (t, J = 6.0 Hz, 6.0 Hz, 4 H), 2.73 (m, 4 H), 1.96 (m, 4 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 159.0, 155.2 (d, J = 243.6 Hz), 154.3, 147.1, 144.5, 134.3, 130.9, 119.8, 115.1, 114.3 (d, J = 3.0 Hz), 112.3, 108.4 (d, J = 26.8 Hz), 71.9, 47.9, 41.5, 31.9, 29.6.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
21H
25O
4N
3FSの計算値:434.1544;実測値:434.1581。
【0123】
OTB−118
(S)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]チオフェン−2−カルボキサミド
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.54 (m, 1 H), 7.52 (m, 1 H), 7.34 (m, 1 H), 7.10 (m, 1 H), 7.04 (m, 1 H), 7.00 (m, 1 H), 6.57 (t, J = 6.0 Hz, 6.0 Hz, 1 H), 4.86 (m, 1 H), 4.07 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 4.07 (m, 1 H), 3.82 (m, 2 H), 3.36 (t, J = 6.0 Hz, 6.0 Hz, 4 H), 2.74 (m, 4 H), 1.96 (m, 4 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 162.7, 155.2 (d, J = 243.5 Hz), 154.5, 137.9, 130.8, 128.7, 127.8, 119.8, 114.5 (d, J = 3.0 Hz), 108.5 (d, J = 26.8 Hz), 72.1, 48.0, 42.5, 31.9, 29.6.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
21H
25O
4N
4FS
2の計算値:450.1316;実測値:450.1356。
【0124】
OTB−120
(R)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]ブタン−1−スルホンアミド
【化87】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.42 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.08 (m, 2 H), 4.94 (m, 1 H), 4.79 (m, 1 H), 4.04 (t, J = 8.8 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.93 (m, 1 H), 3.55 (m, 1 H), 3.43 (m, 5 H), 3.07 (m, 2 H), 2.76 (m, 4 H), 2.01 (m, 4 H), 1.80 (m, 2 H), 1.45 (m, 2 H), 0.95 (t, J = 7.6 Hz, 7.2 Hz, 3 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 155.2 (d, J = 243.6 Hz), 154.2, 134.5, 130.7, 119.8 (d, J = 4.9 Hz), 114.5 (d, J = 3.0 Hz), 108.5 (d, J = 26.8 Hz), 71.5, 53.1, 47.9, 47.4, 45.5, 31.9, 29.6, 25.6, 21.5, 13.5.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
31O
4N
3FS
2の計算値:460.1735;実測値:460.1778。
【0125】
OTB−121
(S)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]ピバルアミド
【化88】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.39 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.04 (m, 2 H), 6.11 (m, 1 H), 4.74 (m, 1 H), 4.00 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.76 (m, 1 H), 3.67 (m, 2 H), 3.39 (m, 4 H), 2.74 (m, 4 H), 1.98 (m, 4 H), 1.17 (s, 9 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 179.6, 155.2 (d, J = 243.6 Hz), 154.4, 134.3 (d, J = 8.0 Hz), 130.9 (d, J = 5.4 Hz), 128.8, 119.8 (d, J = 4.9 Hz), 114.2 (d, J = 2.9 Hz), 108.2 (d, J = 26.9 Hz), 72.0, 47.9, 47.8, 42.2, 38.9, 31.9, 29.6, 27.5.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
21H
31O
3N
3FSの計算値:424.2065;実測値:424.2096。
【0126】
OBD−001
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化89】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.76 (d, J = 17.6 Hz, 2 H), 7.41-7.09 (m, 1 H), 7.11-6.73 (m, 2 H), 5.04 (d, J = 3.0 Hz, 1 H), 4.78 (d, J = 3.4 Hz, 2 H), 4.12 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.88 (dd, J = 9.2, 6.1 Hz, 1 H), 3.36 (t, J = 6.0 Hz, 3 H), 2.92-2.59 (m, 4 H), 2.01 (dd, J = 27.9, 7.3 Hz, 4 H).
LC−MS(ESI):m/z=391.9[M+H]
+。
【0127】
OBD−003
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド
【化90】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.50 (s, 2 H), 7.03 (d, J = 6.1 Hz, 1 H), 5.99 (s, 1 H), 4.77 (d, J = 5.7 Hz, 1 H), 4.02 (t, J = 9.0 Hz, 2 H), 3.70 (ddd, J = 20.7, 15.2, 7.7 Hz, 4 H), 3.48 (s, 4 H), 2.95-2.68 (m, 4 H), 2.20 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.06 (d, J = 6.1 Hz, 4 H), 1.64 (dd, J = 14.8, 7.4 Hz, 4 H), 0.91 (t, J = 7.4 Hz, 4 H).
LC−MS(ESI):m/z=409.9[M+H]
+。
【0128】
OBD−008
(R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化91】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 8.24 (s, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 7.00 (s, 2 H), 5.12-4.91 (m, 1 H), 4.56 (d, J = 4.7 Hz, 2 H), 4.24-3.83 (m, 2 H), 3.38 (t, J = 6.0 Hz, 4 H), 2.95-2.59 (m, 4 H), 1.98 (s, 5 H).
LC−MS(ESI):m/z=391.9[M+H]
+。
【0129】
OTB−124
(S)−N−[[3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
【化92】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.46 (dd, J = 2.8 Hz, 14.8 Hz, 1 H), 7.14 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 7.07 (m, 1 H), 6.15 (m, 1 H), 4.78 (m, 1 H), 4.03 (t, J = 9.2 Hz, 8.8 Hz, 1 H), 3.74 (m, 3 H), 3.31 (m, 1 H), 3.18 (m, 4 H), 2.98 (m, 2 H), 2.17 (m, 4 H), 2.03 (s, 3 H).
13C-NMR (125 MHz, CDCl
3) δ: 171.0, 154.2, 134.0, 128.5, 127.3, 122.6, 113.9, 108.1 (d, J = 26.9 Hz), 71.9, 53.1, 51.7, 47.7, 42.0, 29.7, 25.0, 23.2.HR−MS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
25O
4N
3FSの計算値:398.1544;実測値:398.1540。
【0130】
OBD−002
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化93】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.92-7.67 (m, 2 H), 7.32 (d, J = 16.8 Hz, 1 H), 7.12 (t, J = 9.0 Hz, 1 H), 6.96 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.07 (s, 1 H), 4.81 (d, J = 4.0 Hz, 2 H), 4.15 (t, J = 9.0 Hz, 1 H), 4.01-3.83 (m, 1 H), 3.32 (d, J = 14.2 Hz, 5 H), 3.11-2.87 (m, 2 H), 2.59 (s, 2 H), 2.19 (s, 4 H).
LC−MS(ESI):m/z=407.8[M+H]
+。
【0131】
OBD−004
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド
【化94】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.44 (dd, J = 14.7, 2.4 Hz, 1 H), 7.19-6.99 (m, 2 H), 6.44 (s, 1 H), 4.84-4.71 (m, 1 H), 4.02 (t, J = 8.9 Hz, 1 H), 3.78 (dd, J = 9.0, 6.6 Hz, 1 H), 3.66 (t, J = 4.6 Hz, 2 H), 3.38-3.09 (m, 6 H), 2.99 (dd, J = 12.6, 6.3 Hz, 2 H), 2.20 (dd, J = 9.4, 5.3 Hz, 6 H), 1.71-1.56 (m, 2 H), 0.91 (dd, J = 9.6, 5.1 Hz, 3 H).
LC−MS(ESI):m/z=425.8[M+H]
+。
【0132】
OBD−009
(R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1−オキシド−1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化95】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 8.24 (s, 1 H), 7.93 (s, 1 H), 7.41-7.20 (m, 1 H), 7.19-6.92 (m, 2 H), 5.10-4.92 (m, 1 H), 4.56 (d, J = 4.7 Hz, 2 H), 4.12 (t, J = 9.0 Hz, 1 H), 3.97 (dd, J = 9.2, 6.2 Hz, 1 H), 3.28 (dd, J = 13.0, 6.9 Hz, 2 H), 3.12 (dd, J = 12.5, 5.9 Hz, 4 H), 3.02-2.83 (m, 2 H), 2.22-1.99 (m, 5 H), 1.26 (d, J = 9.4 Hz, 4 H).
LC−MS(ESI):m/z=407.8[M+H]
+。
【0133】
OTB−227
N−(((5S)−3−(4−(3−チア−6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.36 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.05 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.60 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 6.35 (brs, 1 H), 4.76-4.74 (m, 1 H), 4.56-4.54 (m, 2 H), 4.00 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.76-3.65 (m, 2 H), 3.62-3.57 (m, 1 H), 3.43 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 2.93-2.87 (m, 1 H), 2.74 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 2.09 (s, 1 H), 2.03 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 171.1, 154.5, 151.8 (d, J = 238.5 Hz), 131.9 (d, J = 11.8 Hz), 129.2 (d, J = 9.5 Hz), 115.2 (d, J = 6.2 Hz), 114.7 (d, J = 2.8 Hz), 108.0 (d, J = 24.9 Hz), 71.9, 60.8, 47.8, 41.9, 29.4, 25.3, 23.2.HRMS(ESI−TOF+):m/z[M+H]
+ C
17H
21FN
3O
3Sの計算値:366.1288;実測値:366.1277。
【0134】
OTB−501
(R)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン
【化97】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.39 (d, J = 12.8 Hz, 1 H), 7.16 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.90 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.74 (m, 1 H), 4.43 (s, 2 H), 3.99-3.96 (m, 3 H), 3.79-3.75 (m, 1 H), 3.48 (d, J = 13.2 Hz, 2 H), 2.21-2.10 (m, 6 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
16H
20N
2O
3FSの計算値:339.1179;実測値:339.1169。
【0135】
OTB−502
N−(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.36 (dd, J = 15.2, 2.4 Hz, 1 H), 7.06 (dd, J = 8.8, 1.8 Hz, 1 H), 6.83 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 6.18 (s, 1 H), 4.77-4.75 (m, 1 H), 4.40 (s, 2 H), 4.00 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.76-3.72 (m, 2 H), 3.68-3.62 (m, 1 H), 3.37 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.26-2.04 (m, 6 H), 2.02 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 171.1, 154.5, 152.8 (d, J = 241.7 Hz), 132.2 (d, J = 8.6 Hz), 130.2 (d, J = 10.4 Hz), 118.1 (d, J = 5.0 Hz), 114.7, 108.4 (d, J = 27.2 Hz), 71.9 , 57.4, 47.8, 42.0, 30.2, 28.4, 23.1.HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
23N
3O
3FSの計算値:380.1444;実測値:380.1435。
【0136】
OTB−504
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.80 (s, 1 H), 7.76 (s, 1 H), 7.24 (m, 1 H), 6.96 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.83 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 5.07-5.04 (m, 1 H), 4.79 (s, 2 H), 4.40 (s, 2 H), 4.11 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 3.90-3.87 (m, 1 H), 3.42 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.20-2.07 (m, 6 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
21N
5O
2FSの計算値:390.1400;実測値:390.1385。
【0137】
OTB−236
N−(((R)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.47-7.41 (m, 1 H), 7.13 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.02 (t, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.76-4.70 (m, 1 H), 4.34 (s, 2 H), 4.08 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.76 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.29-3.26 (m, 2 H), 3.11 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.93 (s, 3 H), 2.11 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 2.02 (s, 4 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
17H
23N
3O
4FS
2の計算値:416.1114;実測値:416.1097。
【0138】
OTB−237
(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.36 (d, J = 15.2 Hz, 1 H), 7.07 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.81 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.18 (brs, 1 H), 4.74 (brs, 1 H), 4.39 (s, 2 H), 4.01 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.76 (t, J = 7.6 Hz, 1 H), 3.69 (s, 3 H), 3.56-3.51 (m, 1 H), 3.33 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.18-2.07 (m, 6 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
23N
3O
4FSの計算値:396.1393;実測値:396.1388。
【0139】
OBD−016
N−(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 8.18 (s, 1 H), 7.42 (d, J = 16.0 Hz, 1 H), 7.35-6.88 (m, 2 H), 4.71 (s, 1 H), 4.35 (s, 2 H), 4.07 (t, J = 8.7 Hz, 1 H), 3.77-3.57 (m, 1 H), 3.51-3.27 (m, 2 H), 3.12 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 2.09 (dd, J = 20.9, 12.2 Hz, 8 H), 1.47 (dd, J = 14.0, 7.1 Hz, 2 H), 0.80 (dd, J = 8.0, 6.7 Hz, 3 H).
LC−MS(ESI):m/z=407.9[M+H]
+。
【0140】
OBD−021
(R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 8.57 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.36 (dd, J = 15.8, 2.1 Hz, 1 H), 7.18-6.92 (m, 2 H), 5.06 (dd, J = 8.9, 4.8 Hz, 1 H), 4.72-4.52 (m, 2 H), 4.36 (s, 2 H), 4.17 (t, J = 9.1 Hz, 1 H), 3.84 (dt, J = 49.3, 24.7 Hz, 1 H), 3.12 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.16 (s, 1 H), 2.11 (s, 1 H), 2.04 (s, 4 H).
LC−MS(ESI):m/z=389.9[M+H]
+。
【0141】
OTB−506
N−(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
【化104】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.37 (d, J = 13.6 Hz, 1 H), 7.07 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.85 (brs, 1 H), 6.22 (t, J = 6.0 Hz, 1 H), 4.79-4.73 (m, 1 H), 4.41 (brs, 2 H), 3.99 (t, J = 7.2 Hz, 1 H), 3.77-3.64 (m, 3 H), 3.39 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.20-2.09 (m, 6 H), 1.43-1.37 (m, 1 H), 0.98-0.90 (m, 2 H), 0.82-0.75 (m, 2 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
20H
25N
3O
3FSの計算値:406.1595;実測値:406.1527。
【0142】
OTB−507
N−(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
【化105】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.45 (d, J = 12.4 Hz, 1 H), 7.17 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.05 (t, J = 8.8 Hz, 1 H) 5.95 (m, 1 H), 4.78 (m, 1 H), 4.51 (brs, 2 H), 4.00 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.84-3.74 (m, 3 H), 3.66 (m, 2 H), 3.02 (m, 1 H), 2.28-2.15 (m, 10 H), 1.95 (m, 1 H), 1.85 (m, 1 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 175.9, 154.3, 153.0 (d, J = 242.9 Hz), 131.2, 127.0, 118.6 (d, J = 4.4 Hz), 114.5 (d, J = 2.9 Hz), 108.3 (d, J = 27.1 Hz), 71.9, 58.2, 47.7, 41.9, 39.6, 30.3, 28.3, 25.4, 25.3, 18.1.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
21H
27N
3O
3SFの計算値:420.1757;実測値:420.1736。
【0143】
OTB−510
N−(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化106】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.08 (m, 2 H), 6.00 (m, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 4.24 (brs, 2 H), 3.97 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.75-3.60 (m, 3 H), 3.38 (m, 2 H), 2.21 (m, 2 H), 2.14 (s, 4 H), 2.03 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 171.2, 155.3 (dd, J = 241.5, 9.5 Hz), 154.1, 130.6 (t, J = 13.6 Hz), 122.9 (t, J = 12.4 Hz), 102.9 (dd, J = 20.7, 11.3 Hz), 71.9, 60.4, 47.4, 41.9, 33.7, 29.2, 23.1.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
22N
3O
3SF
2の計算値:398.1350;実測値:398.1329。
【0144】
OTB−512
(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
【化107】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.09 (m, 2 H), 5.08 (m, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 4.24 (brs, 2 H), 3.98 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.75-3.50 (m, 6 H), 3.38 (m, 2 H), 2.20 (m, 2 H), 2.14 (s, 4 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 157.5, 155.3 (dd, J = 241.6, 9.4 Hz), 153.9, 130.7 (t, J = 13.6 Hz), 122.9 (t, J = 12.3 Hz), 102.9 (dd, J = 20.7, 11.3 Hz), 71.8, 60.4, 52.6, 47.3, 43.6, 33.7, 29.2.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
22N
3O
4SF
2の計算値:414.1294;実測値:414.1278。
【0145】
OTB−511
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化108】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.78 (s, 1 H), 7.76 (s, 1 H), 6.94 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 5.07-5.04 (m, 1 H), 4.79 (d, J = 3.6 Hz, 2 H), 4.20 (brs, 2 H), 4.09 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.88-3.83 (m, 1 H), 3.32 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 2.19-2.11 (m, 6 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 155.3 (d, J = 242.1 Hz), 155.2 (d, J = 242.1 Hz), 153.1, 134.5, 129.9 (t, J = 13.6 Hz), 125.1, 123.3 (t, J = 12.3 Hz), 103.3 (dd, J = 20.7, 11.2 Hz), 70.3, 60.4, 52.0, 47.2, 33.8, 29.2.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
20N
5O
2SF
2の計算値:408.1300;実測値:408.1295。
【0146】
OTB−508
N−(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
【化109】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.05 (m, 2 H), 6.12 (m, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 4.21 (brs, 2 H), 3.95 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.72-3.65 (m, 3 H), 3.34 (m, 2 H), 2.21-2.12 (m, 6 H), 1.37 (m, 1 H), 0.99-0.75 (m, 4 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 174.8, 155.3 (dd, J = 241.7, 9.5 Hz), 154.2, 130.5 (t, J = 13.6 Hz), 123.0 (t, J = 12.5 Hz), 103.0 (dd, J = 20.8, 11.4 Hz), 72.1, 60.4, 47.5, 41.9, 33.8, 29.2, 14.6, 7.8, 7.7.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
20H
24N
3O
3SF
2の計算値:420.1506;実測値:424.1484。
【0147】
OTB−509
N−(((S)−3−(4−((1R,5S)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
【化110】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.09 (m, 2 H), 5.78 (m, 1 H), 4.75 (m, 1 H), 4.23 (brs, 2 H), 3.97 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.73 (m, 1 H), 3.65 (m, 2 H), 3.36 (m, 2 H), 2.99 (m, 1 H), 2.27-2.14 (m, 9 H), 1.97 (m, 1 H), 1.85 (m, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 176.0, 155.3 (dd, J = 243.4, 9.5 Hz), 154.1, 130.6 (t, J = 13.5 Hz), 122.9 (t, J = 12.2 Hz), 102.9 (dd, J = 20.7, 11.4 Hz), 72.0, 60.4, 47.5, 41.8, 33.7, 29.2, 25.4, 25.3, 18.1.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
21H
26N
3O
3SF
2の計算値:438.1663;実測値:438.1642。
【0148】
OTB−503
N−(((5S)−3−(3−フルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化111】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.45 (dd, J = 16.0, 2.8 Hz, 1 H), 7.12 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 6.83 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 6.14 (s, 1 H), 4.78-4.77 (m, 1 H), 4.61 (s, 2 H), 4.00 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.77-3.64 (m, 3 H), 3.45 (d, J = 9.6 Hz, 2 H), 2.85 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 2.22-2.20 (m, 2 H), 2.03 (s, 3 H), 1.92-1.88 (m, 2 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
23N
3O
4FSの計算値:396.1388;実測値:396.1379。
【0149】
OTB−505
(5R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化112】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.79 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.30 (dd, J = 15.2, 2.0 Hz, 1 H), 6.98 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.79 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.07-5.05 (m, 1 H), 4.79 (s, 2 H), 4.58 (s, 2 H), 4.12 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.91-3.89 (m, 1 H), 3.43 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 2.88-2.81 (m, 2 H), 2.21-2.18 (m, 2 H), 1.89-1.87 (m, 2 H).HR−MS(ESI−TOF):m/z[M+H]
+ C
18H
21N
5O
3FSの計算値:406.1349;実測値:406.1339。
【0150】
OTB−513
N−(((5S)−3−(3,5−ジフルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
【化113】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.12 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 5.97 (brs, 1 H), 4.77-4.75 (m, 1 H), 4.45 (s, 2 H), 3.97 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.74 (t, J = 8.4 Hz, 1 H), 3.66 (t, J = 5.2 Hz, 2 H), 3.54 (d, J = 9.2 Hz, 2 H), 3.02 (m, 1 H), 2.91 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 2.26-2.11 (m, 6 H), 1.99-1.92 (m, 1 H), 1.87-1.85 (m, 3 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
21H
26N
3O
4SF
2の計算値:454.1606;実測値:454.1588。
【0151】
OTB−514
N−(((5S)−3−(3,5−ジフルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.12 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 6.15 (brs, 1 H), 4.81-4.75 (m, 1 H), 4.45 (s, 2 H), 3.98 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.74-3.63 (m, 3 H), 3.56 (d, J = 9.2 Hz, 2 H), 2.92 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 2.20-2.17 (m, 2 H), 2.03 (s, 3 H), 1.89-1.83 (m, 2 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
22N
3O
4SF
2の計算値:414.1293;実測値:414.1275。
【0152】
OBD−017
N−(((5S)−3−(3−フルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド
【化115】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.39 (dd, J = 15.8, 2.3 Hz, 1 H), 7.03 (d, J = 6.1 Hz, 2 H), 6.78 (t, J = 9.3 Hz, 1 H), 4.72 (s, 1 H), 4.55 (s, 2 H), 3.94 (t, J = 8.9 Hz, 1 H), 3.81-3.66 (m, 1 H), 3.58 (s, 2 H), 3.42 (d, J = 10.3 Hz, 2 H), 2.77 (d, J = 11.9 Hz, 2 H), 2.17 (dd, J = 25.1, 17.8 Hz, 4 H), 1.84 (d, J = 7.9 Hz, 2 H), 1.56 (dd, J = 14.5, 7.2 Hz, 2 H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3 H).
LC−MS(ESI):m/z=423.8[M+H]
+。
【0153】
OBD−018
(5R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 12.17 (s, 1 H), 8.69 (d, J = 2.9 Hz, 1 H), 8.20 - 8.03 (m, 1 H), 7.44 (d, J = 16.2 Hz, 1 H), 7.28-7.02 (m, 2 H), 5.08 (dd, J = 8.5, 5.1 Hz, 1 H), 4.68-4.52 (m, 4 H), 4.20 (t, J = 9.1 Hz, 1 H), 3.91 (dd, J = 8.7, 6.0 Hz, 1 H), 3.56 (d, J = 11.1 Hz, 2 H), 2.48 (d, J = 12.3 Hz, 2 H), 2.06 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 1.79 (d, J = 7.6 Hz, 2 H).
LC−MS(ESI):m/z=405.8[M+H]
+。
【0154】
OTB−260
(R)−3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:7.38 (d, J = 14.0 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 6.55 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.72 (brs, 1 H), 4.02 (s, 4 H), 3.99-3.89 (m, 3 H), 3.76-3.73 (m, 1 H), 3.42 (s, 4 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 154.8, 152.2 (d, J = 240.8 Hz), 135.9 (d, J = 11.7 Hz), 130.2 (d, J = 9.3 Hz), 114.6 (d, J = 5.2 Hz), 114.5 (d, J = 3.1 Hz), 107.6 (d, J = 23.8 Hz), 72.8, 66.8, 62.8, 46.7, 44.3, 36.8.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
15H
18FN
2O
3S:325.1022の計算値;実測値:325.1010。
【0155】
OTB−261
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.33 (d, J = 14.0 Hz, 1 H), 6.99 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.48 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.20 (brs, 1 H), 4.75-4.73 (m, 1 H), 3.98-3.96 (m, 5 H), 3.73-3.66 (m, 2 H), 3.62-3.57 (m, 1 H), 3.41 (s, 4 H), 2.01 (s, 3 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21FN
3O
3Sの計算値:366.1288;実測値:366.1274。
【0156】
OTB−241
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.79 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.22 (dd, J = 13.6, 2.0 Hz, 1 H), 6.88 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.51 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.06-5.00 (m, 1 H), 4.78-4.77 (m, 2 H), 4.08 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.01 (s, 4 H), 3.89-3.85 (m, 1 H), 3.40 (s, 4 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 153.6, 152.0 (d, J = 243.1 Hz), 136.3 (d, J = 11.1 Hz), 134.5, 129.1 (d, J = 9.0 Hz), 125.1, 115.0 (d, J = 3.2 Hz), 114.5 (d, J = 5.2 Hz), 108.1 (d, J = 23.6 Hz), 70.4, 66.7, 52.1, 47.7, 44.3, 36.8.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
19FN
5O
2Sの計算値:376.1244;実測値:376.1231。
【0157】
OTB−516
(R)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン
【化120】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.03 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 4.74-4.70 (m, 1 H), 4.18 (s, 4 H), 3.98 (dd, J = 12.8, 3.2 Hz, 1 H), 3.93-3.85 (m, 2 H), 3.75 (dd, J = 12.4, 4.0 Hz, 1 H), 3.41 (s, 4 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
15H
17N
2O
3SF
2の計算値:343.0922;実測値:343.0912。
【0158】
OTB−515
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化121】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.98 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 5.99 (brs, 1 H), 4.74-4.72 (m, 1 H), 4.16 (s, 4 H), 3.94 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.71-3.65 (m, 2 H), 3.61-3.55 (m, 1 H), 3.40 (s, 4 H), 2.01 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 171.1, 154.2, 152.6 (dd, J = 240.6, 11.1 Hz), 153.1, 134.5, 128.5 (t, J = 12.6 Hz), 124.7 (t, J = 13.3 Hz), 102.8 (dd, J = 18.2, 10.7 Hz), 71.9, 68.7, 47.6, 45.2, 42.0, 36.5, 23.1.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
20N
3O
3SF
2の計算値:384.1188;実測値:384.1168。
【0159】
OTB−242
(S)−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
【化122】
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1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.00 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 5.16 (brs, 1 H), 4.81-4.67 (m, 1 H), 4.16 (s, 4 H), 3.94 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.68 (s, 3 H), 3.56-3.50 (m, 3 H), 3.40 (s, 4 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
20F
2N
3O
4Sの計算値:400.1143;実測値:400.1125。
【0160】
OTB−245
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化123】
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1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.77 (s, 1 H), 7.74 (s, 1 H), 6.87 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 5.03-5.01 (m, 1 H), 4.77-4.76 (m, 2 H), 4.15 (s, 4 H), 4.06 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.86-3.82 (m, 1 H), 3.41 (s, 4 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
18F
2N
5O
2Sの計算値:394.1149;実測値:394.1129。
【0161】
OTB−243
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
【化124】
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1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.98 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 6.25-6.24 (m, 1 H), 4.77-4.71 (m, 1 H), 4.16 (s, 4 H), 3.92 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.71 - 3.56 (m, 3 H), 3.40 (s, 4 H), 1.40-1.38 (m, 1 H), 1.04-0.87 (m, 2 H), 0.82-0.73 (m, 2 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
19H
22F
2N
3O
3Sの計算値:410.1350;実測値:410.1331。
【0162】
OTB−244
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
【化125】
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1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.99 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 5.83 (brs, 1 H), 4.82-4.68 (m, 1 H), 4.17 (s, 4 H), 3.93 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.72-3.64 (m, 3 H), 3.40 (s, 4 H), 3.03-2.96 (m, 1 H), 2.26-1.85 (m, 6 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
20H
24F
2N
3O
3Sの計算値:424.1506;実測値:.424.1483
【0163】
OTB−201
(R)−3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン
【化126】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:7.42 (dd, J = 14.0, 2.0 Hz, 1 H), 7.03 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 6.62 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.85 (s, 4 H), 4.73 (m, 1 H), 4.17 (s, 4 H), 4.00-3.95 (m, 2 H), 3.93-3.89 (m, 1 H), 3.77-3.74 (m, 1 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 155.2, 152.3 (d, J = 240.7 Hz), 135.9 (d, J = 11.3 Hz), 130.4 (d, J = 8.9 Hz), 114.7 (d, J = 3.0 Hz), 114.6 (d, J = 5.6 Hz), 107.8 (d, J = 23.8 Hz), 81.3, 73.2, 63.1, 62.9, 46.9, 40.1.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
15H
18FN
2O
4の計算値:309.1251;実測値:309.1269。
【0164】
OTB−202
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化127】
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1H-NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 7.35 (d, J = 14.1 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.51 (t, J =9.0 Hz, 1 H), 6.03(s, 1 H), 4.84 (s, 4 H), 4.74 (m, 1 H), 4.12 (s, 4 H), 3.99 (t, J =8.7 Hz, 1 H), 3.73-3.69 (m, 2 H), 3.61 (m, 1 H), 2.02 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 171.4, 154.8, 152.4 (d, J = 240.8 Hz), 136.1 (d, J = 11.9 Hz), 130.1 (d, J = 9.2 Hz), 114.7 (d, J = 3.1 Hz), 114.6 (d, J = 5.0 Hz), 107.9 (d, J = 23.6 Hz), 81.2, 72.1, 63.1, 48.1, 42.2, 40.1, 23.4.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21FN
3O
4の計算値:350.1516;実測値:350.1497。
【0165】
OTB−203
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化128】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.78 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.18 (d, J = 13.6 Hz, 1 H), 6.88 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.46 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.03 (m, 1 H), 4.83 (s, 4 H), 4.78 (m, 2 H), 4.10-4.07 (m, 5 H), 3.91-3.85 (m, 1 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 153.6, 152.1 (d, J = 241.4 Hz), 136.1 (d, J = 10.6 Hz), 134.5, 129.2 (d, J = 9.3 Hz), 125.1, 115.0 (d, J = 2.9 Hz), 114.5 (d, J = 4.7 Hz), 108.1 (d, J = 23.7 Hz), 81.0, 70.4, 62.9, 52.1, 47.7, 39.8.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
19FN
5O
3の計算値:360.1472;実測値:360.1451。
【0166】
OTB−204
(R)−5−((2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化129】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.65 (s, 2 H), 7.31 (d, J = 14.4, 2.4 Hz,1 H), 6.99 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.59 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.14-5.07 (m, 1 H), 4.88-4.83 (m, 5 H), 4.77-4.71 (m, 1 H), 4.16 (s, 4 H), 4.07-4.02 (m, 1 H), 3.98-3.92 (m, 1 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 158.99, 154.38, 147.08, 144.53, 135.18, 115.11, 114.43, 112.30, 107.91, 107.87, 81.04, 71.85, 70.04, 62.91, 48.38, 48.02, 41.57, 39.85.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
19FN
5O
3の計算値:360.1472;実測値:360.1451。
【0167】
OTB−205
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド
【化130】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.46 (s, 1 H), 7.32 (dd, J = 14.0, 2.4 Hz, 1 H), 7.14 (d, J = 3.2 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.81 (t, J = 6.4 Hz, 1 H), 6.51 (d, J = 3.2 Hz, 1 H), 6.45 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.83 (brs, 5 H), 4.08 (s, 4 H), 4.03 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.92-3.85 (m, 1 H), 3.79-3.73 (m, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 159.2, 154.6, 152.4 (d, J = 240.8 Hz), 147.3, 144.7, 136.5, 130.5 (d, J = 9.4 Hz), 115.3, 114.7 (d, J = 3.1 Hz), 112.5, 109.9, 107.9 (d, J = 23.9 Hz), 81.2, 72.1, 63.1, 48.2, 41.8, 40.1.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
20H
21FN
3O
5の計算値:402.1465;実測値:402.1561。
【0168】
OTB−206
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)チオフェン−2−カルボキサミド
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.53 (d, J = 3.2 Hz, 1 H), 7.50 (d, J = 4.8 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 14.0 Hz, 1 H), 7.09-6.96 (m, 2 H), 6.66 (m, 1 H), 6.45 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.82 (s, 4 H), 4.09-4.01 (m, 6 H), 3.81-3.79 (m, 1 H), 3.78-3.73 (m, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 162.9, 154.7, 152.5 (d, J = 241.1 Hz), 150.1, 140.8, 138.1, 130.9, 128.9, 128.0, 114.9 (d, J = 2.8 Hz), 114.2 (d, J = 3.2 Hz), 108.1 (d, J = 23.9 Hz), 81.20 72.2, 63.2, 48.3, 42.7, 40.0.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
20H
21FN
3O
4Sの計算値:418.1237;実測値:418.1331。
【0169】
OTB−222
(R)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.44-7.35 (m, 1 H), 7.07- 6.97 (m, 1 H), 6.69-6.59 (m, 1 H), 4.98-4.91 (m, 1 H), 4.85 (s, 4 H), 4.81-4.75 (m, 1 H), 4.24-4.14 (m, 4 H), 4.13-4.09 (m, 1 H), 4.06-3.98 (m, 1 H), 3.92-3.86 (m, 1 H), 3.63-3.53 (m, 1 H), 3.47-3.36 (m, 1 H), 3.03 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, DMSO-d
6) δ: 154.5, 151.7 (d, J = 237.7 Hz), 135.9 (d, J = 11.0 Hz), 130.5 (d, J = 9.4 Hz), 115.2 (d, J = 5.4 Hz), 115.1 (d, J = 2.8 Hz), 107.3 (d, J = 23.8 Hz), 80.2, 71.7, 62.7, 47.6, 45.5.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
16H
21FN
3O
5Sの計算値:386.1186;実測値:386.1185。
【0170】
OTB−223
(S)−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.39 (d, J = 14.0 Hz, 1 H), 7.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.61 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.11 (brs, 1 H), 4.84 (s, 4 H), 4.73 (brs, 1 H), 4.16 (s, 4 H), 3.99 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.77-3.75 (m, 1 H), 3.68 (s, 3 H), 3.64-3.60 (m, 1 H), 3.55-3.50 (m, 1 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21FN
3O
5の計算値:366.1465;実測値:366.1466。
【0171】
OTB−238
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.35 (dd, J = 14.0, 2.4 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.51 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 6.13 (brs, 1 H), 4.84 (s, 4 H), 4.75-4.73 (m, 1 H), 4.12 (s, 4 H), 3.97 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.75-3.65 (m, 3 H), 1.39-1.36 (m, 1 H), 0.97-0.91 (m, 2 H), 0.79-0.75 (m, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 174.8, 154.6, 151.6 (d, J = 240.8 Hz), 136.0 (d, J = 11.3 Hz), 129.8 (d, J = 9.2 Hz), 114.5 (d, J = 3.1 Hz), 114.6 (d, J = 3.1 Hz), 114.3 (d, J = 5.2 Hz), 107.8 (d, J = 23.8 Hz), 81.1, 72.1, 62.9, 47.9, 42.0, 39.9, 14.6, 7.7.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
19H
23FN
3O
4の計算値:376.1673;実測値:376.1652。
【0172】
OTB−239
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.49 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.01 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.85 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.82 (brs, 1 H), 4.86 (s, 4 H), 4.76 (brs, 1 H), 4.27 (s, 4 H), 4.00 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.78-3.65 (m, 3 H), 3.03-2.99 (m, 1 H), 2.26-2.13 (m, 4 H), 1.99-1.85 (m, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 176.0, 154.5, 152.1 (d, J = 240.9 Hz), 136.0 (d, J = 11.2 Hz), 129.8 (d, J = 9.2 Hz), 114.4 (d, J = 3.1 Hz), 114.3 (d, J = 5.2 Hz), 107.7 (d, J = 23.9 Hz), 81.1, 71.9, 62.8, 47.9, 41.9, 39.7, 25.4, 25.3, 18.2.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
20H
25FN
3O
4の計算値:390.1829;実測値:390.1808。
【0173】
OTB−229
(R)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.03 (d, J = 10.8 Hz, 2 H), 4.82 (s, 4 H), 4.72 (brs, 1 H), 4.28 (s, 4 H), 3.99-3.85 (m, 3 H), 3.75-3.72 (m, 1 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 154.6, 152.6 (dd, J = 240.2, 10.8 Hz), 128.9 (t, J = 12.8 Hz), 124.3 (t, J = 13.3 Hz), 102.8 (dd, J = 18.2, 10.7 Hz), 81.0, 72.9, 64.9, 62.6, 46.3, 40.8.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
15H
17F
2N
2O
4の計算値:327.1156;実測値:327.1135。
【0174】
OTB−230
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.97 (d, J = 10.0 Hz, 2 H), 6.49 (brs, 1 H), 4.81 (s, 4 H), 4.75 (brs, 1 H), 4.27 (s, 4 H), 3.94 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.70-3.63 (m, 3 H), 2.02 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 171.2, 154.2, 152.5 (dd, J = 240.5, 10.9 Hz), 128.6 (t, J = 12.6 Hz), 124.5 (t, J = 13.4 Hz), 102.8 (dd, J = 18.2, 10.6 Hz), 80.9, 71.9, 64.9, 47.5, 41.9, 40.8, 23.1.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
20F
2N
3O
4の計算値:368.1422;実測値:368.1418。
【0175】
OTB−231
(S)−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
【化138】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.04 (d, J = 10.8 Hz, 2 H), 5.08 (brs, 1 H), 4.83 (s, 4 H), 4.74 (brs, 1 H), 4.34 (s, 4 H), 3.96 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.72-3.51 (m, 6 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 157.5, 154.0, 152.6 (dd, J = 240.4, 10.9 Hz), 128.7 (t, J = 12.8 Hz), 124.5 (t, J = 13.5 Hz), 102.8 (dd, J = 23.3, 15.7 Hz), 80.9, 71.7, 64.8, 52.6, 47.4, 43.6, 40.8.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
20F
2N
3O
5の計算値:384.1371;実測値:384.1367。
【0176】
OTB−232
(R)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
【化139】
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1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ: 7.8 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 4.74-4.69 (m, 5 H), 4.23 (s, 4 H), 4.06 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.74-3.70 (m, 1 H), 3.31-3.27 (m, 2 H), 2.94 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, DMSO-d
6) δ: 154.3, 152.2 (dd, J = 237.8, 11.3 Hz), 129.5 (t, J = 13.0 Hz), 124.4 (t, J = 13.6 Hz), 102.9 (dd, J = 18.2, 10.5 Hz), 80.0, 71.8, 64.7, 47.4, 45.5, 40.7.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
16H
20F
2N
3O
5Sの計算値:404.1092;実測値:404.1087。
【0177】
OTB−233
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
【化140】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.98 (d, J = 10.0 Hz, 2 H), 6.36 (brs, 1 H), 4.82 (s, 4 H), 4.75 (brs, 1 H), 4.28 (s, 4 H), 3.93 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.72-3.65 (m, 3 H), 1.42-1.40 (m, 1 H), 0.96-0.88 (m, 2 H), 0.77-0.75 (m, 2 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 174.9, 154.4, 152.5 (dd, J = 240.4, 10.3 Hz), 128.6 (t, J = 12.7 Hz), 124.4 (t, J = 13.4 Hz), 102.8 (dd, J = 18.2, 10.6 Hz), 80.9, 72.2, 64.8, 47.6, 41.9, 40.8, 14.5, 7.7.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
19H
22F
2N
3O
4の計算値:394.1578;実測値:394.1575。
【0178】
OTB−234
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
【化141】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.77 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 6.86 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 5.03-5.02 (m, 1 H), 4.81 (s, 4 H), 4.77-4.76 (m, 2 H), 4.27 (s, 4 H), 4.06 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.86-3.82 (m, 1 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 153.2, 152.4 (dd, J = 240.7, 11.0 Hz), 134.5, 127.8 (t, J = 12.8 Hz), 125.1, 124.8 (t, J = 13.3 Hz), 103.1 (dd, J = 18.1, 10.7 Hz), 80.9, 70.4, 64.8, 52.0, 47.3, 40.8.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
18F
2N
5O
3の計算値:378.1378;実測値:378.1365。
【0179】
OTB−240
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
【化142】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.00 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 5.87 (t, J = 6.0 Hz, 1 H), 4.82 (s, 4 H), 4.77-4.71 (m, 1 H), 4.28 (s, 4 H), 3.94 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.72-3.64 (m, 3 H), 3.03-2.99 (m, 1 H), 2.26-2.13 (m, 4 H), 1.99-1.82 (m, 2 H).HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
20H
24F
2N
3O
4の計算値:408.1735;実測値:408.1716。
【0180】
OTB−701
(R)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化143】
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1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.38 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.09 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.58 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.76 (m, 2 H), 4.30 (s, 4 H), 4.10 (s, 4 H), 3.76 (m, 1 H), 3.54 (m, 2 H), 1.96 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 172.6, 155.4, 153.2, 150.8, 135.6, 130.5, 114.4, 107.3, 72.0, 62.2, 55.0, 48.0, 41.7, 37.2, 21.0.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
22FN
4O
3の計算値:349.1671;実測値:349.1662。
【0181】
OTB−702
(R)−N−((3−(3−フルオロ−4−(6−メチル−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.36 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.08 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.57 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.75 (m, 1 H), 4.10 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.01 (s, 4 H), 3.74 (m, 1 H), 3,73 (s, 4 H), 3.53 (m, 2 H), 2.52 (s, 3 H), 1.96 (s, 3 H).
13C NMR (100 MHz, CDCl
3) δ: 172.6, 155.4, 153.2, 150.8, 136.1, 130.3, 114.4, 107.3, 72.0, 64.9, 62.6, 48.0, 43.0, 41.7, 34.8, 21.0. HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
24FN
4O
3の計算値:363.1827、実測値:363.1819。
【0182】
OTB−704
(R)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化145】
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1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ: 7.12 (d, J = 9.6 Hz, 2 H), 4.76, (m, 1 H), 4.30 (s, 4 H), 4.24 (s, 4 H), 4.06 (m, 1 H), 3.73 (m, 1 H), 3.53 (m, 2 H), 1.96 (s, 3 H).
13C NMR (100 MHz, CD
3OD) δ: 172.6, 155.0, 153.7, 151.3, 129.6, 129.4, 102.7, 102.5, 72.0, 64.3, 55.0, 48.0, 41.6, 38.3, 21.0. HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
17H
21F
2N
4O
3の計算値:367.1583、実測値:367.1576。
【0183】
OTB−705
(R)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(6−メチル−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)フェニル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
【化146】
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1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ: 7.12 (d, J = 10.0 Hz, 2 H), 4.75 (m, 1 H), 4.22 (s, 4 H), 4.05 (m, 1 H), 3.78 (s, 4 H), 3.73 (m, 1 H), 3.53 (m, 2 H), 2.55 (s, 3 H), 1.96 (s, 3 H).
13C-NMR (100 MHz, CD
3OD) δ: 172.6, 155.0, 153.7, 151.3, 129.4, 102.8, 72.0, 64.7, 64.6, 48.0, 42.7, 41.7, 22.4, 21.0.HRMS(ESI):m/z[M+H]
+ C
18H
23F
2N
4O
3の計算値:381.1733、実測値:381.1725。
【0184】
(実施例12)
本発明の追加の実施形態の合成
(6)の調製のための手順:
【化147】
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実験的な5−オキソチエパン−4−カルボン酸エチル(2)。
Et
2O(150mL)中のテトラヒドロチオピラン−4−オン(100g、862mmol)の溶液に、BF
3−Et
2O(120mL、948mmol)を−30℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、−30℃で2時間撹拌し、その後、Et
2O(100mL)中の2−ジアゾ酢酸エチル(147g、1293mmol)の溶液を混合物に−30℃で添加し、次いで混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。K
2CO
3でクエンチし、溶媒を濃縮し、乾燥させて、5−オキソチエパン−4−カルボン酸エチル(2)(80g、46%)を褐色油状物として得た。
【0185】
チエパン−4−オン(3)。
DMSO(100mL)およびH
2O(5滴)中の5−オキソチエパン−4−カルボン酸エチル(2)(80g、396mmol)および塩化リチウム(16.6g、396mmol)の混合物を、180℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、氷水に注ぎ入れ、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮して、チエパン−4−オン(3)(15.9gの粗製物、31%)を褐色固体として得た。
【0186】
(Z)−チエパン−4−オンオキシム(4)。
EtOH(150mL)およびH
2O(50mL)中のチエパン−4−オン(3)(15.9g、122mmol)の溶液に、NH
2OH−HCl(8.47g、122mmol)を添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、75℃で4時間撹拌し、次いで混合物を濃縮し、乾燥させて、(Z)−チエパン−4−オンオキシム(4)(9.97g、56%)を褐色固体として得た。
【0187】
1,5−チアゾカン−4−オン(5)。
(Z)−チエパン−4−オンオキシム(4)(9.97g、68.7mmol)およびポリリン酸(50g)の混合物を、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、氷水に注ぎ入れ、炭酸カリウム溶液を使用してpH=8に調整し、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮して、1,5−チアゾカン−4−オン(5)(3gの粗製物、30%)を褐色固体として得た。
【0188】
1,5−チアゾカン(6)。
THF(100mL)中の1,5−チアゾカン−4−オン(5)(3g、20.7mmol)の溶液に、THF中のBH
3(31mL、31.1mmol)を0℃で添加し、続いて12時間還流させた。反応をCH
3OH(50mL)でクエンチした。溶媒を蒸発させて、1,5−チアゾカン(6)を白色油状物(1.7g、63%)として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=132[M+H]
+。
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
ステップ1:5−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン(8)の調製:
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
DMF(10mL)中の1,5−チアゾカン(6)(1g、7.6mmol)および1,2−ジフルオロ−4−ニトロベンゼン(1.2g、7.6mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.05g、7.6mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、5−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン(8)(1.5g、74%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=271[M+H]
+。
【0190】
ステップ2:3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)ベンゼンアミン(9):
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
MeOH(15mL)中の5−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン(8)(1.5g、5.7mmol)およびパラジウム炭素(200mg)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)ベンゼンアミン(9)(1.2g、91%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=241[M+H]
+。
【0191】
ステップ3:3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(10):
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
カルボノクロリド酸ベンジル(1.76g、10.4mmol)を、DCM(200mL)中の3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)ベンゼンアミン(9)(1.2g、5.2mmol)およびトリエチルアミン(1.05g、10.4mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、−20℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で30分間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(10)(740mg、38%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=375[M+H]
+。
【0192】
ステップ4:(R)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(11):
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
THF(10mL)中の3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(10)(740mg、1.97mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(1.3ml、2.96mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(427mg、2.96mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(R)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(11)(382mg、57%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=341[M+H]
+。
【0193】
ステップ5:(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12):
【化153】
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4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(418mg、2.2mmol)を、DCM(10mL)中の(R)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(11)(382mg、1.1mmol)およびEt
3N(222mg、2.2mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12)(407mg、75%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=495[M+H]
+。
【0194】
ステップ6:(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−001):
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
DMF(5mL)中の(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12)(200mg、0.4mmol)および1H−1,2,3−トリアゾール(56mg、0.8mmol)の溶液に、K
2CO
3(110mg、0.8mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=2:1)により精製して、(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−001)(70mg、45%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.76 (d, J = 17.6 Hz, 2H), 7.41 - 7.09 (m, 1H), 7.11 - 6.73 (m, 2H), 5.04 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 4.78 (d, J = 3.4 Hz, 2H), 4.12 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 3.88 (dd, J = 9.2, 6.1 Hz, 1H), 3.36 (t, J = 6.0 Hz, 3H), 2.92 - 2.59 (m, 4H), 2.01 (dd, J = 27.9, 7.3 Hz, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=391.9[M+H]
+。
【0195】
ステップ7:(OBD−002)の調製:
【化155】
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THF(10mL)および10滴の水中の(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−001)(50mg、0.13mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(80mg、0.13mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(OBD−002)(22mg、41%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.92 - 7.67 (m, 2H), 7.32 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.07 (s, 1H), 4.81 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 4.15 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 4.01 - 3.83 (m, 1H), 3.32 (d, J = 14.2 Hz, 5H), 3.11 - 2.87 (m, 2H), 2.59 (s, 2H), 2.19 (s, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=407.8[M+H]
+。
【化156】
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【0196】
ステップ1:(R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−008):
【化157】
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DMF(5mL)中の(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12)(200mg、0.4mmol)および1H−1,2,4−トリアゾール(56mg、0.8mmol)の溶液に、K
2CO
3(110mg、0.8mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=2:1)により精製して、(R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−008)(84mg、54%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 8.24 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.00 (s, 2H), 5.12 - 4.91 (m, 1H), 4.56 (d, J = 4.7 Hz, 2H), 4.24 - 3.83 (m, 2H), 3.38 (t, J = 6.0 Hz, 4H), 2.95 - 2.59 (m, 4H), 1.98 (s, 5H).
LC−MS(ESI)m/z=391.9[M+H]
+。
【0197】
ステップ2:(OBD−009)の調製:
【化158】
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THF(10mL)および10滴の水中の(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−008)(50mg、0.13mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(80mg、0.13mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(OBD−009)(22mg、41%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 8.24 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.41 - 7.20 (m, 1H), 7.19 - 6.92 (m, 2H), 5.10 - 4.92 (m, 1H), 4.56 (d, J = 4.7 Hz, 2H), 4.12 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.97 (dd, J = 9.2, 6.2 Hz, 1H), 3.28 (dd, J = 13.0, 6.9 Hz, 2H), 3.12 (dd, J = 12.5, 5.9 Hz, 4H), 3.02 - 2.83 (m, 2H), 2.22 - 1.99 (m, 5H), 1.26 (d, J = 9.4 Hz, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=407.8[M+H]
+。
【化159】
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【0198】
ステップ1:(R)−5−(アジドメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(13):
【化160】
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DMF(10mL)中の(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12)(800mg、1.62mmol)およびアジ化ナトリウム(105mg、1.62mmol)の溶液に、K
2CO
3(447g、3.24mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、(R)−5−(アジドメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(13)(470mg、80%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=366[M+H]
+。
【0199】
ステップ2:(S)−5−(アミノメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(14):
【化161】
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MeOH(10mL)中の(R)−5−(アジドメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(13)(470mg、1.3mmol)の溶液に、パラジウム炭素(100mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(S)−5−(アミノメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(14)(374mg、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=340[M+H]
+。
【0200】
ステップ3:(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−005):
【化162】
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DCM(10mL)中の(S)−5−(アミノメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(14)(374mg、1.1mmol)および酪酸(97mg、1.1mmol)の溶液に、HOBt(223mg、1.65mmol)、EDCI(420mg、2.2mmol)およびDIPEA(284mg、2.2mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−003)(252mg、56%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.50 (s, 2H), 7.03 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.77 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.02 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 3.70 (ddd, J = 20.7, 15.2, 7.7 Hz, 4H), 3.48 (s, 4H), 2.95 - 2.68 (m, 4H), 2.20 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 2.06 (d, J = 6.1 Hz, 4H), 1.64 (dd, J = 14.8, 7.4 Hz, 4H), 0.91 (t, J = 7.4 Hz, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=409.9[M+H]
+。
【0201】
ステップ4:(OBD−004)の調製:
【化163】
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THF(10mL)および10滴の水中の(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−003)(150mg、0.37mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(225mg、0.37mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−004)(48mg、31%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.44 (dd, J = 14.7, 2.4 Hz, 1H), 7.19 - 6.99 (m, 2H), 6.44 (s, 1H), 4.84 - 4.71 (m, 1H), 4.02 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 9.0, 6.6 Hz, 1H), 3.66 (t, J = 4.6 Hz, 2H), 3.38 - 3.09 (m, 6H), 2.99 (dd, J = 12.6, 6.3 Hz, 2H), 2.20 (dd, J = 9.4, 5.3 Hz, 6H), 1.71 - 1.56 (m, 2H), 0.91 (dd, J = 9.6, 5.1 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=425.8[M+H]
+。
【化164】
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【0202】
ステップ1:5−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン(8)の調製:
【化165】
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DMF(10mL)中の1,5−チアゾカン(6)(1g、7.6mmol)および1,2,3−トリフルオロ−5−ニトロベンゼン(1.35g、7.6mmol)の溶液に、K
2CO
3(2.1g、15.2mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、5−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン(8)(1.64g、75%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=289[M+H]
+。
【0203】
ステップ2:3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)ベンゼンアミン(9):
【化166】
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MeOH(15mL)中の5−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−1,5−チアゾカン(8)(1.64g、5.7mmol)およびパラジウム炭素(200mg)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)ベンゼンアミン(9)(1.4g、94%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=259[M+H]
+。
【0204】
ステップ3:3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(10):
【化167】
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カルボノクロリド酸ベンジル(1.87g、10.6mmol)を、DCM(200mL)中の3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)ベンゼンアミン(9)(1.4g、5.3mmol)およびトリエチルアミン(1.07g、10.6mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、−20℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で30分間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(10)(872mg、42%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=393[M+H]
+。
【0205】
ステップ4:(R)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(11):
【化168】
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THF(10mL)中の3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(10)(872mg、2.23mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(1.4ml、3.34mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(480mg、3.34mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(R)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(11)(519mg、65%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=359[M+H]
+。
【0206】
ステップ5:(R)−(3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12):
【化169】
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4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(550mg、2.9mmol)を、DCM(10mL)中の(R)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(11)(519mg、1.45mmol)およびEt
3N(292mg、2.9mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(R)−(3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12)(594mg、80%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=513[M+H]
+。
【0207】
ステップ6:(R)−5−(アジドメチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(13):
【化170】
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DMF(10mL)中の(R)−(3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(12)(594g、1.2mmol)およびアジ化ナトリウム(75mg、1.2mmol)の溶液に、K
2CO
3(160mg、2.4mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、(R)−5−(アジドメチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(13)(400mg、87%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=384[M+H]
+。
【0208】
ステップ7:(S)−5−(アミノメチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(14):
【化171】
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MeOH(10mL)中の(R)−5−(アジドメチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(13)(400g、1.04mmol)の溶液に、パラジウム炭素(100mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(S)−5−(アミノメチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(14)(331g、89%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=358[M+H]
+。
【0209】
ステップ8:(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−026):
【化172】
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DCM(10mL)中の(S)−5−(アミノメチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(14)(165mg、0.46mmol)および酪酸(52mg、0.46mmol)の溶液に、HOBt(95mg、0.7mmol)、EDCI(175mg、0.92mmol)およびDIPEA(118mg、0.92mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−026)(82mg、42%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 7.14 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 5.93 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.02 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.70 (s, 2H), 3.31 (s, 3H), 2.87 (s, 2H), 2.22 (s, 2H), 1.90 (s, 5H), 1.66 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 0.93 (t, J = 7.4 Hz, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=428[M+H]
+。
【0210】
ステップ9:N−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−027):
【化173】
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DCM(10mL)中の(S)−5−(アミノメチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−(1,5−チアゾカン−5−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(14)(165mg、0.46mmol)および酪酸(52mg、0.46mmol)の溶液に、HOBt(95mg、0.7mmol)、EDCI(175mg、0.92mmol)およびDIPEA(118mg、0.92mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、N−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−027)(82mg、45%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.23 - 6.85 (m, 2H), 6.00 (s, 1H), 4.90 - 4.66 (m, 1H), 4.17 - 3.86 (m, 1H), 3.71 (s, 2H), 3.28 (s, 2H), 2.84 (s, 3H), 2.04 (s, 3H), 1.88 (s, 5H).
LC−MS(ESI)m/z=400[M+H]
+。
【0211】
合成経路:
【化174】
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実験的なテトラヒドロチオピラン−4−オンオキシム(2)。
EtOH(150mL)およびH
2O(50mL)中のテトラヒドロチオピラン−4−オン(20g、172mmol)の溶液に、NH
2OH−HCl(11.9g、172mmol)を添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、75℃で4時間撹拌し、次いで混合物を濃縮し、乾燥させて、テトラヒドロチオピラン−4−オンオキシム(2)(14.7g、66%)を褐色固体として得た。
【0212】
1,4−チアゼパン−5−オン(3)。
テトラヒドロチオピラン−4−オンオキシム(2)(14.7g、112mmol)およびポリリン酸(50g)の混合物を、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、氷水に注ぎ入れ、炭酸カリウム溶液を使用してpH=8に調整し、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮して、1,4−チアゼパン−5−オン(3)(11.9gの粗製物、81%)を褐色固体として得た。
【0213】
1,4−チアゼパン(4)。
THF(100mL)中の1,4−チアゼパン−5−オン(3)(11.9g、105mmol)の溶液に、THF中のBH
3(158mL、158mol)を0℃で添加し、続いて12時間還流させた。反応をCH
3OH(50mL)でクエンチした。溶媒を蒸発させて、1,4−チアゼパン(4)を白色油状物(10.7g、87%)として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=118[M+H]
+。
【化175】
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【0214】
ステップ1:4−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,4−チアゼパン(6)の調製:
【化176】
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DMF(10mL)中の1,4−チアゼパン(4)(7g、59.8mmol)および1,2−ジフルオロ−4−ニトロベンゼン(10.4g、65.8mmol)の溶液に、K
2CO
3(16.5g、119.6mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、4−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,4−チアゼパン(6)(10g、65%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=257[M+H]
+。
【0215】
ステップ2:3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)ベンゼンアミン(7):
【化177】
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MeOH(15mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,4−チアゼパン(6)(8g、31.2mmol)およびパラジウム炭素(500mg)の溶液に、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)ベンゼンアミン(7)(6.4g、93%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=227[M+H]
+。
【0216】
ステップ3:3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(8):
【化178】
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カルボノクロリド酸ベンジル(9.6g、56.6mmol)を、DCM(200mL)中の3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)ベンゼンアミン(7)(6.4g、28.3mmol)およびトリエチルアミン(5.7g、56.6mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、−20℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で30分間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(8)(2.34g、23%)を白色油状物として得た。
LC−MS(ESI)m/z=361[M+H]
+。
【0217】
ステップ4:(R)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(9):
【化179】
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THF(10mL)中の3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニルカルバミン酸ベンジル(8)(2.34g、6.5mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(4ml、9.7mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(1.4g、9.7mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(R)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(9)(1.16g、55%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=327[M+H]
+。
【0218】
ステップ5:(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(10):
【化180】
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4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.4g、7.2mmol)を、DCM(10mL)中の(R)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(9)(1.16g、3.6mmol)およびEt
3N(727mg、7.2mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(10)(1.41g、41%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=481[M+H]
+。
【0219】
ステップ1:(R)−5−(アジドメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(11):
【化181】
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DMF(10mL)中の(R)−(3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(10)(1.41g、2.95mmol)およびアジ化ナトリウム(190mg、2.95mmol)の溶液に、K
2CO
3(814g、5.9mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、(R)−5−(アジドメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(11)(830mg、80%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=352[M+H]
+。
【0220】
ステップ2:(S)−5−(アミノメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(12):
【化182】
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MeOH(10mL)中の(R)−5−(アジドメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(11)(830mg、2.4mmol)の溶液に、パラジウム炭素(100mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(S)−5−(アミノメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(12)(654mg、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=326[M+H]
+。
【0221】
ステップ3:(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−005):
【化183】
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DCM(10mL)中の(S)−5−(アミノメチル)−3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン(12)(654mg、2mmol)および酪酸(177mg、2mmol)の溶液に、HOBt(405mg、3mmol)、EDCI(764mg、4mmol)およびDIPEA(516mg、4mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−005)(286mg、34%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.42 - 7.23 (m, 2H), 7.01 (dd, J = 8.9, 2.3 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 4.75 (ddd, J = 9.0, 7.9, 4.6 Hz, 1H), 4.00 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.79 - 3.05 (m, 7H), 2.91 (dd, J = 16.2, 10.1 Hz, 2H), 2.70 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 2.28 - 2.13 (m, 2H), 2.13 - 1.97 (m, 2H), 1.82 - 1.25 (m, 3H), 0.92 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 0.01 (s, 1H).
LC−MS(ESI)m/z=395.9[M+H]
+。
【0222】
ステップ4:(OBD−006およびOBD−007)の調製:
【化184】
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THF(10mL)および10滴の水中の(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(1,4−チアゼパン−4−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−005)(150mg、0.38mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(233mg、0.38mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−006)(50mg、32%)を白色固体として、(OBD−007)(24mg、15%)を白色固体として得た。
【0223】
(OBD−006)
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.52 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 7.03 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.02 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.88 - 3.56 (m, 3H), 3.55 - 2.92 (m, 7H), 2.77 (s, 1H), 2.20 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.64 (dd, J = 14.9, 7.4 Hz, 2H), 0.91 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=411.8[M+H]
+。
【0224】
(OBD−007)
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.51 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 9.9 Hz, 2H), 5.92 (s, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.03 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.87 - 3.39 (m, 7H), 3.27 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 2.39 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 2.20 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.64 (dd, J = 14.8, 7.4 Hz, 2H), 0.92 (t, J = 7.3 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=427.8[M+H]
+。
【0225】
Rの調製のための手順:
【化185】
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ステップ1:(2S,5R)−1−ベンジルピロリジン−2,5−ジカルボン酸ジエチル(2)の調製:
【化186】
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【0226】
トルエン/H
2O中の(2R,5S)−2,5−ジブロモヘキサン二酸ジエチル(1)(100g、278mmol)、BnNH
2(44.6g、416mmol)およびK
2CO
3(76.84g、556mmol)の混合物を、110℃で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。混合物をEtOAcで抽出し、水およびブラインで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、(2S,5R)−1−ベンジルピロリジン−2,5−ジカルボン酸ジエチル(2)(63.75g、75%)を白色油状物として得た。
LC−MS(ESI)m/z=306[M+H]
+。
【0227】
ステップ2:(2S,5R)−ピロリジン−2,5−ジカルボン酸ジエチル(3):
【化187】
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MeOH(15mL)中の(2S,5R)−1−ベンジルピロリジン−2,5−ジカルボン酸ジエチル(2)(63.75g、209mmol)およびパラジウム炭素(2g)の溶液に、CH
3COOH(5mL)を添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気、4気圧下、50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。フィルターを減圧下で濃縮し、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=216[M+H]
+。
【0228】
ステップ3:(2S,5R)−1−ベンジル=2,5−ジエチル=ピロリジン−1,2,5−トリカルボキシレート(4):
【化188】
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DCM(100mL)中の(2S,5R)−ジエチル=ピロリジン−2,5−ジカルボキシレート(3)(62g、288mmol)およびEt
3N(58g、577mmol)の溶液に、カルボノクロリド酸ベンジル(98g、577mmol)を窒素ガス雰囲気下、−20℃で添加し、次いで反応混合物を室温で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物をDCMで抽出し、水およびブラインで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、(2S,5R)−1−ベンジル=2,5−ジエチル=ピロリジン−1,2,5−トリカルボキシレート(4)(80g、80%)を白色油状物として得た。
LC−MS(ESI)m/z=350[M+H]
+。
【0229】
ステップ4:(2S,5R)−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(5):
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
CaCl
2(76g、688mmol)およびNaBH
4(43g、1146mmol)を、EtOH−MeOH(9:1;200mL)中の(2S,5R)−1−ベンジル=2,5−ジエチル=ピロリジン−1,2,5−トリカルボキシレート(4)(80g、229mmol)の撹拌溶液に窒素ガス雰囲気下、室温で添加し、次いで反応混合物を5時間撹拌し、TLCによりモニターした。H
2O(5mL)を添加し、混合物をさらに15分間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮した。混合物をEtOAcで抽出し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、(2S,5R)−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(5)(32g、52%)を白色油状物として得た。
LC−MS(ESI)m/z=266[M+H]
+。
【0230】
ステップ5:(2S,5R)−2,5−ビス(トシルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(6):
【化190】
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4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(92g、483mmol)を、DCM(200mL)中の(2S,5R)−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(5)(32g、121mmol)およびEt
3Nの撹拌溶液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、次いで反応混合物を室温に加温し、5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物をDCMで抽出し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=2:1)により精製して、(2S,5R)−2,5−ビス(トシルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(6)(30g、43%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=574[M+H]
+。
【0231】
ステップ6:8−ベンジル−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−1−カルボキシレート(7):
【化191】
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硫化ナトリウム水和物(38g、157mmol)を、EtOH(50mL)および水(50mL)中の(2S,5R)−2,5−ビス(トシルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(6)(30g、50mmol)の撹拌溶液に室温で添加し、次いで反応混合物を90℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物をDCMで抽出し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、8−ベンジル−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−1−カルボキシレート(7)(10g、73%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=264[M+H]
+。
【0232】
ステップ7:3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンヨウ化水素(8):
【化192】
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ヨードトリメチルシラン(15g、75mmol)を、DCM(200mL)中の8−ベンジル−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−1−カルボキシレート(7)(10g、38mmol)の撹拌溶液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、次いで反応混合物を室温に加温し、30分間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物をDCMで抽出し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=15:1)により精製して、3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンヨウ化水素(8)(8.13g、84%)を褐色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=130[M+H]
+
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
ステップ1:8−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(10)の調製:
【化194】
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DMF(10mL)中の3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンヨウ化水素(8)(5.58g、21.7mmol)および1,2−ジフルオロ−4−ニトロベンゼン(3.8g、23.8mmol)の溶液に、K
2CO
3(6g、43.4mmol)を窒素ガス雰囲気下、25℃で添加し、反応混合物を80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、8−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(10)(4.89g、84%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=269[M+H]
+。
【0234】
ステップ2:4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロベンゼンアミン(11):
【化195】
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MeOH(15mL)中の8−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(10)(4.89g、18.2mmol)およびパラジウム炭素(200mg)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロベンゼンアミン(11)(4.08g、94%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=239[M+H]
+。
【0235】
ステップ3:4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(12):
【化196】
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炭酸,2,5−ジオキソ−1−ピロリジニル=フェニルメチル=エステル(6.38g、25.6mmol)を、THF(30mL)中の4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロベンゼンアミン(11)(4.08g、17.1mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(12)(4.34g、68%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=373[M+H]
+。
【0236】
ステップ4:(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(13):
【化197】
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THF(10mL)中の4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(12)(4.34g、11.6mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(7.3ml、17.5mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(2.5g、17.4mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(13)(3.03g、77%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=339[M+H]
+。
【0237】
ステップ5:((R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(14):
【化198】
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4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(3.41g、17.9mmol)を、DCM(10mL)中の(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(13)(3.03g、8.9mmol)およびEt
3N(1.8g、17.9mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、((R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(14)(3.74g、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=493[M+H]
+。
【0238】
ステップ6:(5R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−021):
【化199】
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DMF(10mL)中の((R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(14)(500mg、1mmol)および1H−1,2,4−トリアゾール(140mg、2mmol)の溶液に、K
2CO
3(280mg、2mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=2:1)により精製して、(5R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−021)(177mg、45%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 8.57 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.36 (dd, J = 15.8, 2.1 Hz, 1H), 7.18 - 6.92 (m, 2H), 5.06 (dd, J = 8.9, 4.8 Hz, 1H), 4.72 - 4.52 (m, 2H), 4.36 (s, 2H), 4.17 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 3.84 (dt, J = 49.3, 24.7 Hz, 1H), 3.12 (d, J = 12.8 Hz, 2H), 2.16 (s, 1H), 2.11 (s, 1H), 2.04 (s, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=390[M+H]
+。
【0239】
ステップ7:(OBD−018)の調製:
【化200】
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THF(10mL)および10滴の水中の(5R)−5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−021)(100mg、0.26mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(157mg、0.26mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(OBD−018)(52mg、50%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 12.17 (s, 1H), 8.69 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 8.20 - 8.03 (m, 1H), 7.44 (d, J = 16.2 Hz, 1H), 7.28 - 7.02 (m, 2H), 5.08 (dd, J = 8.5, 5.1 Hz, 1H), 4.68 - 4.52 (m, 4H), 4.20 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 3.91 (dd, J = 8.7, 6.0 Hz, 1H), 3.56 (d, J = 11.1 Hz, 2H), 2.48 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 2.06 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 1.79 (d, J = 7.6 Hz, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=405.8[M+H]
+。
【化201】
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【0240】
ステップ1:(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(15):
【化202】
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DMF(10mL)中の((R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(14)(2g、4mmol)およびアジ化ナトリウム(265mg、4mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.1g、8mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(15)(1.01g、70%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=364[M+H]
+。
【0241】
ステップ2:(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−081):
【化203】
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MeOH(10mL)中の(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(15)(1.01g、2.8mmol)の溶液に、パラジウム炭素(100mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−081)(800mg、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=338[M+H]
+。
【0242】
ステップ3:N−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−016):
【化204】
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DCM(10mL)中の(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−081)(200mg、0.59mmol)および酪酸(52mg、0.59mmol)の溶液に、HOBt(95mg、0.7mmol)、EDCI(170mg、0.88mmol)およびDIPEA(115mg、0.88mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、N−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−016)(156mg、65%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 8.18 (s, 1H), 7.42 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 7.35 - 6.88 (m, 2H), 4.71 (s, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.07 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 3.77 - 3.57 (m, 1H), 3.51 - 3.27 (m, 2H), 3.12 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 2.09 (dd, J = 20.9, 12.2 Hz, 8H), 1.47 (dd, J = 14.0, 7.1 Hz, 2H), 0.80 (dd, J = 8.0, 6.7 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=407.9[M+H]
+。
【0243】
ステップ4:(OBD−017)の調製:
【化205】
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THF(10mL)および10滴の水中のN−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−016)(100mg、0.25mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(157mg、0.26mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−017)(16mg、15%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.39 (dd, J = 15.8, 2.3 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 6.78 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 4.72 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.94 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.81 - 3.66 (m, 1H), 3.58 (s, 2H), 3.42 (d, J = 10.3 Hz, 2H), 2.77 (d, J = 11.9 Hz, 2H), 2.17 (dd, J = 25.1, 17.8 Hz, 4H), 1.84 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 1.56 (dq, J = 14.5, 7.2 Hz, 2H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=423.8[M+H]
+。
【0244】
ステップ4:(OBD−085)の調製:
【化206】
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THF(10mL)および10滴の水中の(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−081)(100mg、0.29mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(182mg、0.29mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−085)(28mg、28%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.52 (dd, J = 16.4, 2.2 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 8.9, 2.0 Hz, 1H), 7.13 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 4.58 (dd, J = 14.1, 4.9 Hz, 3H), 4.04 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.84 (dd, J = 8.7, 6.5 Hz, 1H), 3.56 (d, J = 10.0 Hz, 2H), 2.81 (dd, J = 9.3, 4.9 Hz, 2H), 2.46 (s, 2H), 2.17 - 1.99 (m, 2H), 1.79 (dd, J = 17.3, 9.5 Hz, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=354[M+H]
+。
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
ステップ1:8−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(10)の調製:
【化208】
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DMF(10mL)中の3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンヨウ化水素(8)(5.0g、19.4mmol)および1,2,3−トリフルオロ−5−ニトロベンゼン(4.13g、23.3mmol)の溶液に、K
2CO
3(5.35g、38.8mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、8−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(10)(3.6g、65%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=287[M+H]
+。
【0246】
ステップ2:4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(11):
【化209】
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MeOH(15mL)中の8−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(10)(3.6g、12.5mmol)およびパラジウム炭素(200mg)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(11)(2.9g、90%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=257[M+H]
+。
【0247】
ステップ3:4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(12):
【化210】
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炭酸,2,5−ジオキソ−1−ピロリジニル=フェニルメチル=エステル(5.57g、22.4mmol)を、THF(30mL)中の4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(11)(2.9g、11.2mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(12)(3.0g、68%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=391[M+H]
+。
【0248】
ステップ4:(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(13):
【化211】
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THF(10mL)中の4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(12)(3.0g、7.7mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(4.8ml、11.5mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(1.66g、11.5mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(13)(2.3g、84%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=357[M+H]
+。
【0249】
ステップ5:((R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(14):
【化212】
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4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(2.45g、13mmol)を、DCM(10mL)中の(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(13)(2.3g、6.5mmol)およびEt
3N(1.3g、13mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、((R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(14)(2.81g、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=511[M+H]
+。
【0250】
ステップ6:(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(15):
【化213】
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DMF(10mL)中の((R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(14)(2.81g、5.52mmol)およびアジ化ナトリウム(360mg、5.52mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.52mg、11.04mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(15)(1.85g、88%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=382[M+H]
+。
【0251】
ステップ7:(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−083):
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
MeOH(10mL)中の(5R)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(15)(1.85g、4.87mmol)の溶液に、パラジウム炭素(100mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−083)(1.6g、90%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 7.34 - 7.15 (m, 2H), 4.59 (td, J = 11.0, 5.0 Hz, 1H), 4.10 (s, 2H), 3.99 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.79 (dd, J = 8.9, 6.4 Hz, 1H), 3.11 (dd, J = 12.6, 1.6 Hz, 2H), 2.79 (qd, J = 13.7, 4.9 Hz, 2H), 2.26 (dd, J = 12.4, 3.3 Hz, 2H), 2.01 (s, 4H), 1.72 (d, J = 59.8 Hz, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=356[M+H]
+。
【0252】
ステップ8:(OBD−087)の調製:
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
THF(10mL)および10滴の水中の(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−083)(100mg、0.28mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(173mg、0.28mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−087)(31mg、30%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 7.32 (t, J = 9.4 Hz, 2H), 4.61 (dd, J = 8.8, 6.0 Hz, 0H), 4.34 (s, 1H), 4.02 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.82 (dd, J = 8.9, 6.4 Hz, 1H), 3.68 (dd, J = 12.4, 3.7 Hz, 1H), 2.81 (qd, J = 13.7, 4.9 Hz, 1H), 2.58 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 2.12 - 1.98 (m, 1H), 1.78 (q, J = 6.9 Hz, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=372[M+H]
+。
【0253】
ステップ9:N−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−029):
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
DCM(10mL)中の(5S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−083)(200mg、0.56mmol)および酪酸(52mg、0.59mmol)の溶液に、HOBt(95mg、0.7mmol)、EDCI(170mg、0.88mmol)およびDIPEA(115mg、0.88mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、N−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−029)(119mg、50%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.18 (s, 1H), 7.22 (d, J = 12.2 Hz, 2H), 4.73 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 4.07 (dd, J = 19.1, 10.0 Hz, 3H), 3.68 (dd, J = 9.1, 6.2 Hz, 1H), 3.41 (s, 2H), 3.12 (d, J = 11.3 Hz, 2H), 2.26 (dd, J = 12.4, 3.0 Hz, 2H), 2.05 (dd, J = 16.8, 9.5 Hz, 6H), 1.47 (dd, J = 14.7, 7.3 Hz, 2H), 0.79 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=426[M+H]
+。
【0254】
ステップ10:(OBD−242)の調製:
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
THF(10mL)および10滴の水中のN−(((S)−3−(4−(3−チア−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)ブチルアミド(OBD−029)(100mg、0.23mmol)の溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(144mg、0.23mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−242)(30mg、15%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.19 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 12.7 Hz, 3H), 4.77 - 4.69 (m, 1H), 4.34 (s, 2H), 4.07 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 9.0 Hz, 3H), 3.40 (dd, J = 11.0, 5.5 Hz, 1H), 2.56 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 2.06 (t, J = 7.3 Hz, 4H), 1.82 - 1.72 (m, 2H), 1.51 - 1.40 (m, 2H), 0.78 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=442[M+H]
+。
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
ステップ1:(3)の調製:
エタノール(1000mL)中のp−トルエンスルホンアミド(57g、330mmol)および水酸化カリウム(49.8g、890mmol)の溶液に、3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロパン−1−オール(90g、270mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を100℃で48時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質を水酸化カリウムの溶液(75mL)に注ぎ入れ、2時間撹拌して、濾過ケーキ(3)(10g、59%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=254[M+H]
+。
【0256】
ステップ2:(4)の調製:
メタノール(15mL)中の(3)(10g、39.5mmol)およびマグネシウム(6.7g)の混合物を40℃で1時間超音波処理し、その後、溶媒を減圧下で除去して、粘性灰色残留物を得、Et2Oおよび硫酸ナトリウムを添加し、得られた灰色混合物を30分間激しく撹拌した後、濾過した。エタノール中のシュウ酸の溶液を濾液に添加した。思考(think)白色沈殿物が直ちに形成され、これが標的生成物(4)(3.7g、50%)であり、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
【0257】
ステップ3:(5)の調製:
DMF(10mL)中の(4)(3.7g、19.5mmol)および1,2,3−トリフルオロ−5−ニトロベンゼン(3.81g、21.5mmol)の溶液に、K
2CO
3(5.38g、39mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、(5)(1.9g、38%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=257[M+H]
+。
【0258】
ステップ4:(6)の調製:
メタノール(15mL)中の(5)(1.9g、7.4mmol)およびパラジウム炭素(200mg)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、(6)(1.5g、90%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=227[M+H]
+。
【0259】
ステップ5:(7)の調製:
炭酸,2,5−ジオキソ−1−ピロリジニル=フェニルメチル=エステル(3.3g、13.3mmol)を、THF(30mL)中の(6)(1.5g、6.7mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、(7)(1.6g、68%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=361[M+H]
+。
【0260】
ステップ6:(8)の調製:
THF(10mL)中の(7)(1.6g、4.6mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(2.8ml、6.8mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(980mg、6.8mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(8)(1.2g、84%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=327[M+H]
+。
【0261】
ステップ7:(9)の調製:
(E)−N1,N1,N2−トリメチルジアゼン−1,2−ジカルボキサミド(443mg、2.6mmol)を、トルエン(30mL)中の(8)(560mg、1.7mmol)、イソオキサゾール−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(380mg、2.1mmol)およびトリブチルホスフィン(521mg、2.6mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、次いで反応混合物を60℃で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、(9)(309mg、37%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=493[M+H]
+。
【0262】
ステップ8:(OBD−061)の調製:
CH
2Cl
2(10mL)中の(9)(309g、0.6mmol)の溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(1ml)を添加し、次いで混合物を0℃で30分間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、CH
2Cl
2で抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−061)(93mg、38%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (s, 1H), 7.01 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 5.85 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 4.92 (s, 1H), 4.82 (s, 4H), 4.29 (s, 4H), 3.99 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.60 (s, 2H)
LC−MS(ESI)m/z=392.9[M+H]
+。
【化219】
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【0263】
ステップ1:(9)の調製:
4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(2.45g、13mmol)を、DCM(10mL)中の(8)(2.3g、6.5mmol)およびEt
3N(1.3g、13mmol)の懸濁液に0℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(9)(2.65g、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=481[M+H]
+。
【0264】
ステップ2:(10)の調製:
DMF(10mL)中の(9)(2.65g、5.52mmol)およびアジ化ナトリウム(360mg、5.52mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.52mg、11.04mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、(10)(1.7g、88%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=352[M+H]
+。
【0265】
ステップ3:(OBD−062)の調製:
MeOH(10mL)中の(10)(1.7g、4.86mmol)の溶液に、パラジウム炭素(100mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(OBD−062)(1.3g、85%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.34 - 6.98 (m, 2H), 4.70 (s, 4H), 4.59 (dt, J = 11.3, 5.1 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 2.2 Hz, 4H), 3.99 (dd, J = 20.9, 12.0 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 8.9, 6.4 Hz, 1H), 2.80 (ddd, J = 24.5, 13.6, 4.9 Hz, 2H), 1.99 (s, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=326.1[M+H]
+。
【化220】
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【0266】
ステップ1:(3)の調製:
DMF(10mL)中の(1)(3.7g、19.5mmol)および1,2−ジフルオロ−4−ニトロベンゼン(3.41g、21.5mmol)の溶液に、K
2CO
3(5.38g、39mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、(3)(1.7g、38%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=239[M+H]
+。
【0267】
ステップ2:(4)の調製:
メタノール(15mL)中の(3)(1.7g、7.4mmol)およびパラジウム炭素(200mg)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、(4)(1.4g、90%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=209[M+H]
+。
【0268】
ステップ3:(7)の調製:
炭酸,2,5−ジオキソ−1−ピロリジニル=フェニルメチル=エステル(3.3g、13.3mmol)を、THF(30mL)中の(6)(1.4g、6.7mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、(7)(1.6g、70%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=343[M+H]
+。
【0269】
ステップ4:(8)の調製:
THF(10mL)中の(7)(1.6g、4.7mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(2.9ml、7.0mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(1g、7.0mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(8)(1.2g、84%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=309[M+H]
+。
【0270】
ステップ5:(9)の調製:
(E)−N
1,N
1,N
2−トリメチルジアゼン−1,2−ジカルボキサミド(443mg、2.6mmol)を、トルエン(30mL)中の(8)(523mg、1.7mmol)、イソオキサゾール−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(380mg、2.1mmol)およびトリブチルホスフィン(521mg、2.6mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、次いで反応混合物を60℃で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、(9)(298mg、37%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=475[M+H]
+。
【0271】
ステップ6:(OBD−056)の調製:
CH
2Cl
2(10mL)中の(9)(298mg、0.6mmol)の溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(1ml)を添加し、次いで混合物を0℃で30分間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、CH
2Cl
2で抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質を分取HPLCにより精製して、(OBD−056)(84mg、38%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.39 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.04 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.83 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 5.14 (s, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.39 (s, 2H), 4.00 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.84 - 3.42 (m, 8H), 3.05 (dd, J = 23.2, 11.2 Hz, 5H), 2.13 - 1.88 (m, 5H).
LC−MS(ESI)m/z=375[M+H]
+。
【化221】
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【0272】
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)の調製:
DMF(10mL)中の8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(1)(5.0g、44.2mmol)および1,2,3−トリフルオロ−5−ニトロベンゼン(8.6g、48.6mmol)の溶液に、K
2CO
3(12.2g、88.4mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、3−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)(9.3g、78%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=271[M+H]
+。
【0273】
ステップ2:4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(4)の調製:
MeOH(15mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)(9.3g、34.4mmol)およびパラジウム炭素(1g)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(4)(7.8g、95%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=241[M+H]
+。
【0274】
ステップ3:4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)の調製:
炭酸,2,5−ジオキソ−1−ピロリジニル=フェニルメチル=エステル(12g、48.7mmol)を、THF(100mL)中の4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(4)(7.8g、32.5mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=10:1)により精製して、4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)(8.2g、68%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=375[M+H]
+。
【0275】
ステップ4:3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−114)の調製:
THF(10mL)中のベンジル4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバメート(5)(8.2g、22.1mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(13.8ml、33.1mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(4.7g、33.1mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−114)(4.5g、60%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=341[M+H]
+。
【0276】
ステップ5:(3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)の調製:
4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(5g、26.6mmol)を、DCM(10mL)中の3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−114)(4.5g、13.3mmol)およびEt
3N(2.7g、26.6mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(5.58g、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=495[M+H]
+。
【0277】
ステップ6:5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−054)の調製:
DMF(10mL)中の(3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(300mg、0.6mmol)および1H−1,2,3−トリアゾール(42mg、0.6mmol)の溶液に、K
2CO
3(166mg、1.2mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質を分取HPLCにより精製して、5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−054)(82mg、35%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 8.14 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 11.7 Hz, 2H), 5.11 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 4.79 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 4.18 (dd, J = 23.1, 13.7 Hz, 3H), 3.91 - 3.70 (m, 1H), 3.23 (d, J = 10.9 Hz, 3H), 2.72 (d, J = 10.7 Hz, 3H), 2.07 - 1.61 (m, 7H).
LC−MS(ESI)m/z=392[M+H]
+。
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
ステップ1:3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)の調製:
DMF(10mL)中の(3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(4g、8mmol)およびアジ化ナトリウム(526mg、8mmol)の溶液に、K
2CO
3(2.2mg、16mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)(2.57g、88%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=366[M+H]
+。
【0279】
ステップ2:3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−115)の調製:
MeOH(10mL)中の3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)(2.57g、7mmol)の溶液に、パラジウム炭素(300mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−115)(2.1g、85%)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.40 - 7.20 (m, 2H), 4.62 (td, J = 10.9, 4.9 Hz, 1H), 4.28 (s, 2H), 4.02 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.81 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 3.27 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 2.81 (ddd, J = 28.3, 18.6, 7.7 Hz, 4H), 2.21 (s, 2H), 2.04 - 1.94 (m, 2H), 1.88 - 1.71 (m, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=340[M+H]
+。
【0280】
ステップ3:(OBD−048、049、252、253、254)の調製:
DCM(10mL)中の3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−115)(200mg、0.59mmol)およびR−OH(0.59mmol)の溶液に、HOBt(119mg、0.88mmol)、EDCI(225mg、1.18mmol)およびDIPEA(152mg、1.18mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(OBD−048、049、252、253、254)を白色固体として得た。
【0281】
OBD−048
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.06 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 5.98 (s, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.33 (s, 2H), 3.98 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.68 (dd, J = 19.8, 11.0 Hz, 3H), 3.45 (d, J = 10.9 Hz, 3H), 2.78 (d, J = 11.1 Hz, 2H), 2.11 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.98 (d, J = 24.1 Hz, 6H).
LC−MS(ESI)m/z=426[M+H]
+。
【0282】
OBD−049
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.06 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 5.15 (s, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.97 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 3.80 - 3.70 (m, 4H), 3.56 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 3.42 (s, 2H), 2.77 (d, J = 11.1 Hz, 2H), 2.10 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 1.92 (d, J = 5.0 Hz, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=397.7[M+H]
+。
【0283】
OBD−252
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.07 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 6.19 (s, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.97 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.78 - 3.62 (m, 3H), 3.46 (d, J = 10.1 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 11.1 Hz, 2H), 2.12 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 1.94 (d, J = 4.5 Hz, 2H), 1.43 - 1.33 (m, 1H), 0.95 (dd, J = 9.5, 4.4 Hz, 2H), 0.78 (d, J = 6.4 Hz, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=408.1[M+H]
+。
【0284】
OBD−253
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.07 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 5.88 (s, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.34 (s,2H), 3.98 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.79 - 3.59 (m, 3H), 3.45 (d, J = 10.8 Hz, 2H), 3.12 - 2.97 (m, 1H), 2.79 (d, J = 11.3 Hz, 2H), 2.38 - 2.10 (m, 6H), 2.00 - 1.79 (m, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=422.1[M+H]
+。
【0285】
OBD−254
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.17 - 6.96 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.34 (s, 2H), 3.98 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.82 - 3.64 (m, 3H), 3.45 (d, J = 10.0 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 11.2 Hz, 2H), 2.38 - 2.06 (m, 4H), 1.98 - 1.78 (m, 2H), 1.63 (dq, J = 14.7, 7.3 Hz, 2H), 1.26 (s, 1H), 0.90 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=410.1[M+H]
+。
【化223】
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【0286】
ステップ1:3−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)の調製:
DMF(10mL)中の8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(1)(5.0g、44.2mmol)および1,2−ジフルオロ−4−ニトロベンゼン(7.7g、48.6mmol)の溶液に、K
2CO
3(12.2g、88.4mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=5:1)により精製して、3−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)(9.1g、82%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=253[M+H]
+。
【0287】
ステップ2:4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロベンゼンアミン(4)の調製:
MeOH(15mL)中の3−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)(3)(9.1g、36.2mmol)およびパラジウム炭素(1g)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロベンゼンアミン(4)(7.3g、91%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=223[M+H]
+。
【0288】
ステップ3:4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)の調製:
炭酸,2,5−ジオキソ−1−ピロリジニル=フェニルメチル=エステル(16.4g、65.88mmol)を、THF(100mL)中の4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロベンゼンアミン(4)(7.3g、32.9mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)(7.1g、61%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=357[M+H]
+。
【0289】
ステップ4:3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−112)の調製:
THF(10mL)中の4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)(7.1g、20.1mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(12.5ml、30.1mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(4.3g、30.1mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−112)(3.9g、60%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, DMSO-d
6) δ 7.46 (dd, J = 15.4, 2.5 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.03 - 6.84 (m, 1H), 5.18 (s, 1H), 4.64 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 4.31 (s, 2H), 4.00 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.81 - 3.72 (m, 1H), 3.57 (d, J = 24.9 Hz, 2H), 3.00 (d, J = 11.2 Hz, 3H), 2.85 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 2.08 - 1.63 (m, 5H).
LC−MS(ESI)m/z=323[M+H]
+。
【0290】
ステップ5:(3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)の調製:
4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(2.3g、24mmol)を、DCM(10mL)中の3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−112)(3.9g、12mmol)およびEt
3N(1.2g、24mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(4.86g、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=477[M+H]
+。
【0291】
ステップ6:3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)の調製:
DMF(10mL)中の(3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(4.86g、10.2mmol)およびアジ化ナトリウム(663mg、10.2mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.4g、20.4mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)(2.97g、84%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=348[M+H]
+。
【0292】
ステップ7:3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−113)の調製:
MeOH(10mL)中の3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)(2.97g、8.5mmol)の溶液に、パラジウム炭素(300mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−113)(2.2g、81%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.53 - 7.35 (m, 1H), 7.09 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.96 - 6.73 (m, 1H), 4.66 (s, 1H), 4.40 (s, 1H), 4.00 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 3.89 - 3.74 (m, 1H), 3.06 (dd, J = 21.9, 11.0 Hz, 6H), 2.27 - 1.85 (m, 4H).
LC−MS(ESI)m/z=322[M+H]
+。
【0293】
ステップ8:(OBD−110、111)の調製:
DCM(10mL)中の3−(4−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3−フルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−113)(200mg、0.62mmol)およびR−OH(0.62mmol)の溶液に、HOBt(126mg、0.96mmol)、EDCI(237mg、1.24mmol)およびDIPEA(160mg、1.24mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(OBD−110、111)を白色固体として得た。
【0294】
OBD−110
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.51 - 7.32 (m, 1H), 7.02 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.83 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 6.07 (s, 1H), 4.74 (s, 1H), 4.39 (s, 2H), 4.00 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 3.85 - 3.49 (m, 3H), 3.05 (dd, J = 23.2, 10.6 Hz, 4H), 2.32 - 1.67 (m, 8H).
LC−MS(ESI)m/z=426[M+H]
+。
【0295】
OBD−111
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.41 (s, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.17 (s, 0H), 5.20 - 5.02 (m, 1H), 4.85 - 4.62 (m, 1H), 4.41 (s, 1H), 4.01 (s, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.09 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 2.05 (d, J = 42.7 Hz, 3H), 1.83 - 1.35 (m, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=397.7[M+H]
+。
【化224】
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【0296】
ステップ1:8−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)の調製:
DMF(10mL)中の3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(1)(5.0g、44.2mmol)および1,2,3−トリフルオロ−5−ニトロベンゼン(8.6g、48.6mmol)の溶液に、K
2CO
3(12.2g、88.4mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA:PE=3:1)により精製して、8−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)(9.3g、78%)を黄色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=271[M+H]
+。
【0297】
ステップ2:4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(4)の調製:
MeOH(15mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)−8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(3)(9.3g、34.4mmol)およびパラジウム炭素(1g)の溶液に、次いで水素ガス雰囲気下で、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮して、4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(4)(7.8g、95%)を白色油状物として得、粗物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
LC−MS(ESI)m/z=241[M+H]
+。
【0298】
ステップ3:4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)の調製:
炭酸,2,5−ジオキソ−1−ピロリジニル=フェニルメチル=エステル(12g、48.7mmol)を、THF(100mL)中の4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンアミン(4)(7.8g、32.5mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌し、TLCによりモニターした。混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)(8.2g、68%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=375[M+H]
+。
【0299】
ステップ4:(5R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(6)の調製:
THF(10mL)中の4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5)(8.2g、22.1mmol)の溶液に、窒素ガス雰囲気下、−78℃でn−BuLi(13.8ml、33.1mmol)を添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、THF中の(R)−オキシラン−2−イルメチル=ブチレート(4.7g、33.1mmol)の溶液を混合物に−78℃で添加し、次いで室温に加温し、終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=70:1)により精製して、(5R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(6)(4.5g、60%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=341[M+H]
+。
【0300】
ステップ5:((R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)の調製:
4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(5g、26.6mmol)を、DCM(10mL)中の(5R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(6)(4.5g、13.3mmol)およびEt
3N(2.7g、26.6mmol)の懸濁液に窒素ガス雰囲気下、0℃で添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、((R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(5.58g、85%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=495[M+H]
+。
【0301】
ステップ6:(5R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−055)の調製:
DMF(10mL)中の((R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(300mg、0.6mmol)および1H−1,2,3−トリアゾール(42mg、0.6mmol)の溶液に、K
2CO
3(166mg、1.2mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質を分取HPLCにより精製して、(5R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン(OBD−055)(82mg、35%)を白色固体として得た。
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.76 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 6.94 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 5.06 (s, 1H), 4.78 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 4.08 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.90 (t, J = 8.9 Hz, 4H), 3.58 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 2.04 (t, J = 8.0 Hz, 4H), 1.76 (s, 2H).
LC−MS(ESI)m/z=391.8[M+H]
+。
【化225】
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【0302】
ステップ1:(5R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)の調製:
DMF(10mL)中の((R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=4−メチルベンゼンスルホネート(7)(4g、8mmol)およびアジ化ナトリウム(526mg、8mmol)の溶液に、K
2CO
3(2.2g、16mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、80℃で1時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、EAで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、(5R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)(2.4g、82%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=366[M+H]
+。
【0303】
ステップ2:(5S)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(9)の調製:
MeOH(10mL)中の(5R)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(8)(2.4g、6.5mmol)の溶液に、パラジウム炭素(300mg)を25℃で添加し、次いで反応混合物を水素ガス雰囲気下、室温で終夜撹拌し、TLCによりモニターした。濾液を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)により精製して、(5S)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(9)(1.9g、86%)を白色固体として得た。
LC−MS(ESI)m/z=340[M+H]
+。
【0304】
ステップ3:(OBD−051、052)の調製:
DCM(10mL)中の(5S)−3−(4−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−3,5−ジフルオロフェニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(9)(200mg、0.59mmol)およびR−OH(0.59mmol)の溶液に、HOBt(119mg、0.88mmol)、EDCI(224mg、1.18mmol)およびDIPEA(152mg、1.18mmol)を25℃で添加し、次いで反応混合物を窒素ガス雰囲気下、25℃で2時間撹拌し、TLCによりモニターした。塩化アンモニウムでクエンチし、DCMで抽出し、有機層を減圧下で濃縮し、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=80:1)により精製して、(OBD−051、052)を白色固体として得た。
【0305】
OBD−051
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 6.99 (t, J = 9.3 Hz, 2H), 5.38 (s, 1H), 4.84 - 4.69 (m, 1H), 3.98 - 3.86 (m, 4H), 3.75 - 3.60 (m, 4H), 2.24 - 1.97 (m, 8H).
LC−MS(ESI)m/z=381.9[M+H]
+。
【0306】
OBD−052
1H NMR (301 MHz, CDCl
3) δ 7.06 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 5.10 (s, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.02 - 3.86 (m, 4H), 3.68 (s, 2H), 3.58 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.02 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 1.80 (s, 4H), 0.98 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
LC−MS(ESI)m/z=398.0[M+H]
+。
【0307】
(実施例13)
本発明の追加の実施形態の合成
上記の実施例8および12に開示した方法と同様の方法で、以下の化合物を作製した。
OTB−518
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
(((5S)−3−(3−フルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.45 (d, J = 16.4 Hz, 1 H), 7.12 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.83 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.17-5.12 (m, 1 H), 4.80-4.74 (m, 1 H), 4.62 (brs, 2 H), 4.02 (t, J = 8.4 Hz, 1 H), 3.77 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 3.69-3.53 (m, 4 H), 3.45 (d, J = 10.4 Hz, 2 H), 2.86 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 2.22 (m, 2 H), 1.90-1.88 (m, 2 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
18H
23FN
3O
5Sの計算値:412.1344;実測値:412.1359
【0308】
OTB−519
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
(((5S)−3−(3,5−ジフルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.13 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 5.10 (m, 1 H), 4.80-4.74 (m, 1 H), 4.46 (brs, 2 H), 3.98 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.76-3.69 (m, 4 H), 3.60-3.49 (m, 3 H), 2.94 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 2.20-2.18 (m, 2 H), 1.87-1.85 (m, 2 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
18H
22F
2N
3O
5Sの計算値:430.1248;実測値:430.1259
【0309】
OTB−517
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
(5R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3,5−ジフルオロ−4−((1R,5S)−3−オキシド−3−チア−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.79 (s, 1 H), 7.77 (s, 1 H), 6.98 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 5.10-5.04 (m, 1 H), 4.79 (d, J = 4.0 Hz, 2 H), 4.43 (brs, 2 H), 4.10 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.91-3.87 (m, 1 H), 3.55 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 2.92 (d, J = 10.4 Hz, 2 H), 2.19-2.16 (m, 2 H), 1.88-1.83 (m, 2 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
18H
20F
2N
5O
3Sの計算値:424.1249;実測値:424.1271
【0310】
OTB−523
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.34 (d, J = 14.0 Hz, 1 H), 7.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.41 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.12 (t, J = 6.0 Hz, 1 H), 4.76-4.73 (m, 1 H), 4.01-3.90 (m, 7 H), 3.74-3.66 (m, 2 H), 3.62-3.56 (m, 1 H), 3.45-3.40 (m, 2 H), 2.02 (s, 3 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C17H21FN3O4Sの計算値:382.1237;実測値:382.1217
【0311】
OTB−515
【化230】
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(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
HNMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.03-6.94 (m, 2 H), 6.09 (t, J = 5.6 Hz, 1 H), 4.75(q, J = 3.2 Hz, J = 2.8 Hz, 1 H), 4.16 (s, 4 H), 3.95 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.72-3.61 (m, 3 H), 3.40 (s, 4 H), 2.03 (s, 3 H).
m/z[M+Na]+ C
17H
19F
2N
3O
3Sの計算値:383.1115;実測値:384.0
【0312】
OTB−248
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−((3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
HNMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.33 (q, J = 2.0 Hz, J = 11.6 Hz, 2 H), 7.01 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.44 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.15 (bs, 1 H), 4.77-4.73 (m, 1 H), 4.01-3.97 (m, 4 H), 3.76-3.52 (m, 6 H), 3.42 (s, 4 H).
m/z[M+Na]+ C
17H
20FN
3O
4Sの計算値:381.1159;実測値:404.1
【0313】
OTB−256
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.51 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.80 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 5.09 (brs, 1 H), 4.76 (brs, 1 H), 4.16 (d, J = 13.2 Hz, 4 H), 4.01-3.98 (m, 3 H), 3.77-3.75 (m, 1 H), 3.69 (s, 3 H), 3.61-3.55 (m, 2 H), 3.46-3.44 (m, 2 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
17H
21FN
3O
5Sの計算値:398.1186;実測値:398.1166
【0314】
OTB−247
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
HNMR(400 MHz, CDCl3) δ: 7.78 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 13.6, 2.4 Hz, 1H), 6.87 (dd, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 6.37 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 5.04 - 5.00 (m, 1H), 4.77 (d, J = 3.6 Hz, 2H), 4.08 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 3.96 (dd, J = 10.4, 1.6 Hz, 4H), 3.92 - 3.89 (m, 3H), 3.42 - 3.39 (m, 2H).
m/z[M+H]+ C
17H
18FN
5O
3Sの計算値:391.1114;実測値:392.0
【0315】
OTB−249
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.33 (d, J = 14.0 Hz, 1 H), 6.99 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 6.13 (brs, 1 H), 4.73 (m, 1 H), 3.98-3.95 (m, 5 H), 3.73-3.66 (m, 3 H), 3.42 (s, 4 H), 1.39-1.37 (m, 1 H), 0.97-0.91 (m, 2 H), 0.78-0.76 (m, 2 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
19H
23FN
3O
3Sの計算値:392.1444;実測値:392.1426
【0316】
OTB−255
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.35 (d, J = 14.0 Hz, 1 H), 7.01 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.44 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 6.13 (brs, 1 H), 4.74 (m, 1 H), 4.00-3.91 (m, 7 H), 3.75-3.62 (m, 3 H), 3.47-3.41 (m, 2 H), 1.38-1.37 (m, 1 H), 0.97-0.92 (m, 2 H), 0.78-0.76 (m, 2 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C19H23FN3O4Sの計算値:408.1393;実測値:408.1378
【0317】
OTB−250
【化236】
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(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
HNMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.76 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 6.92-6.83 (m, 2 H), 5.04 (m, 1 H), 4.78 (q, J = 0.8 Hz, J = 3.2 Hz 2 H), 4.15 (t, J = 2.4 Hz, 4 H), 3.85 (t, J = 6.0 Hz, 1 H), 3.72-3.63 (m, 3 H), 3.40 (s, 4 H), 3.05-2.99 (m, 1 H), 2.24-2.13 (m, 4 H), 1.97-1.60 (m ,2 H).
m/z[M+Na]+ C
20H
24FN
3O
3Sの計算値:405.1522;実測値:428.2
【0318】
OTB−254
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.36 (d, J = 14.4 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.80 (brs, 1 H), 4.73 (brs, 1 H), 4.00 (d, J = 12.0 Hz, 4 H), 3.95-3.92 (m, 3 H), 3.76-3.72 (m, 1 H), 3.65-3.62 (m, 2 H), 3.47-3.41 (m, 2 H), 3.02-2.96 (m, 1 H), 2.26-2.13 (m, 4 H), 1.98-1.84 (m, 2 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
20H
25FN
3O
4Sの計算値:422.1549;実測値:422.1531
【0319】
OTB−260−2A
【化238】
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(R)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
HNMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.04 - 6.95 (m, 2H), 5.05 (s, 1H), 4.80 - 4.77 (m, 1H), 4.15 (t, J = 2.4 Hz, 4H), 3.97 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.86 (dd, J = 6.4, 8.8 Hz, 1H), 3.56 (dd, J = 3.6, 14.4 Hz, 1H), 3.43 - 3.39 (m, 5H), 3.01 (s, 3H).
m/z[M+H]+ C
16H
20FN
3O
4S
2の計算値:401.0879;実測値:402.1
【0320】
OTB−260−2B
【化239】
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(R)−N−((3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.32 (dd, J = 14.0, 2.4 Hz, 1H), 7.04 - 7.02 (m, 1H), 6.41 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 4.86 - 4.77 (m, 2H), 4.04 - 3.95 (m, 8H), 3.93 (dd, J = 9.6, 3.2 Hz, 1H), 3.43 - 3.40 (m, 3H), 3.02 (s, 3H).
m/z[M+H]+ C
16H
20FN
3O
5S
2の計算値:417.0828;実測値:418.0
【0321】
OTB−260−5A
【化240】
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(R)−5−((2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.64 (s, 2H), 7.24 - 7.21 (m, 1H), 6.99 (dd, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 6.41 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 5.12 - 5.06 (m, 1H), 4.87 - 4.82 (m, 1H), 4.75 - 4.72 (m, 1H), 4.05 - 4.01 (m, 1H), 3.96 - 3.93 (m, 5H), 3.40 (s, 4H).
m/z[M+H]+ C
17H
18FN
5O
2Sの計算値:375.1165;実測値:376.1
【0322】
OTB−260−5B
【化241】
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(R)−5−((2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.64 (s, 2H), 7.27 - 7.23 (m, 1H), 6.99 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1H), 6.39 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 5.11 - 5.06 (m, 1H), 4.87 - 4.82 (m, 1H), 4.76 - 4.70 (m, 1H), 4.06 - 4.03 (m, 1H), 3.98 - 3.90 (m, 7H), 3.43 - 3.40 (m, 2H).
m/z[M+H]+ C
17H
18FN
5O
3Sの計算値:391.1114;実測値:392.1
【0323】
OTB−260−4A
【化242】
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(R)−(3−(3−フルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=メチルカルバメート
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.33 (dd, J = 2.4, 13.6 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 6.44 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 4.88 - 4.72 (m, 2H), 4.33 (t, J = 4.0 Hz, 2H), 4.02 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 3.97 (d, J = 1.6 Hz, 4H), 3.77 (dd, J = 6.4, 8.8 Hz, 1H), 3.42 (s, 4H), 2.80 (d, J = 4.8 Hz, 3H).
m/z[M+H]+ C
17H
20FN
3O
4Sの計算値:381.1159;実測値:382.0
【0324】
OTB−260−4B
【化243】
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(R)−(3−(3−フルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=メチルカルバメート
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.35 (dd, J = 2.0, 11.6 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.42 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 4.89 - 4.70 (m, 2H), 4.42 - 4.26 (m, 2H), 4.08 - 3.88 (m, 7H), 3.84 - 3.71 (m, 1H), 3.47 - 3.37 (m, 2H), 2.81 (m, 3H).
m/z[M+H]+ C
17H
20FN
3O
5Sの計算値:397.1108;実測値:398.0
【0325】
OTB−520
【化244】
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(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)アセトアミド
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.02 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 5.92 (brs, 1 H), 4.75-4.74 (m, 1 H), 4.16 (d, J = 12.0 Hz, 4 H), 3.97-3.90 (m, 2 H), 3.72-3.65 (m, 4 H), 3.41-3.37 (m, 2 H), 2.02 (s, 3 H).
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
17H
20F
2N
3O
4Sの計算値:400.1143;実測値:400.1158
【0326】
OTB−253
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)カルバミン酸メチル
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.00 (d, J = 10.8 Hz, 2H), 5.36 (m, 1H), 4.72 (m, 1H), 4.14 (d, J = 12.0 Hz, 4H), 3.92 (m, 3H), 3.69 (m, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.52 (m, 2H), 3.39 (d, J = 12.4 Hz, 2H).
HRMS(ESI) C
17H
20F
2N
3O
5S[M+H]+の計算値416.1086、実測値:416.1073
【0327】
OTB−522
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.75 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.92 - 6.83 (m, 2H), 5.05 - 5.01 (m, 1H), 4.77 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 4.15 (dt, J = 11.6, 2.4 Hz, 4H), 4.05 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 3.92 - 3.89 (m, 3H), 3.40 - 3.37 (m, 2H).
m/z[M+H]+ C
17H
17F
2N
5O
3Sの計算値:409.1020;実測値:410.1
【0328】
OTB−252
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロプロパンカルボキサミド
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 6.98 (d, J = 11.6 Hz, 2H), 6.60 (m, 1H), 4.73 (m, 1H), 4.13 (d, J = 12.4 Hz, 4H), 3.91 (m, 3H), 3.70 (m, 1H), 3.64 (m, 2H), 3.79 (d, J = 10.4 Hz, 2H),1.41 (m, 1H), 0.94 (m, 1H), 0.87 (m, 1H), 0.74 (m, 2H)
HRMS(ESI) C
19H
22F
2N
3O
4S[M+H]+の計算値426.1294、実測値:426.1278
【0329】
OTB−251
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 6.99 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 6.06 (m, 1H), 4.74 (m, 1H), 4.14 (d, J = 12.4 Hz, 4H), 3.93 (m, 3H), 3.70 (m, 1H), 3.62 (m, 2H), 3.38 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 3.00 (m, 1H), 2.21 (m, 1H), 2.11 (m, 3H), 1.92 (m, 1H), 1.83 (m, 1H)
HRMS(ESI)C
20H
24F
2N
3O
4S[M+H]+の計算値440.1450、実測値:440.1441
【0330】
OTB−516−2A
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
【0331】
HNMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.04 - 6.95 (m, 2H), 5.05 (s, 1H), 4.80 - 4.77 (m, 1H), 4.15 (t, J = 2.4 Hz, 4H), 3.97 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.86 (dd, J = 6.4, 8.8 Hz, 1H), 3.56 (dd, J = 3.6, 14.4 Hz, 1H), 3.43 - 3.39 (m, 5H), 3.01 (s, 3H).
m/z[M+H]+ C
16H
19F
2N
3O
4S
2の計算値:419.0785;実測値:420.1
OTB−516−2B
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−N−((3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
【0332】
HNMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.03 - 7.00 (m, 2H), 4.81 - 4.78 (m, 2H), 4.18 - 4.14 (m, 4H), 3.98 - 3.93 (m, 1H), 3.91 - 3.85 (m, 3H), 3.60-3.41 (m, 4H), 3.40 - 3.37 (m, 3H), 3.02 (s,3H).
m/z[M+H]+ C
16H
19F
2N
3O
5S
2の計算値:435.0734;実測値:436.0
OTB−516−4A
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−(3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=メチルカルバメート
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.08 - 6.91 (m, 2H), 4.91 - 4.70 (m, 2H), 4.38 - 4.28 (m, 2H), 4.16 (t, J = 2.4 Hz, 4H), 3.98 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 6.4, 8.8 Hz, 1H), 3.43 - 3.37 (m, 4H), 2.81 (d, J = 4.8 Hz, 3H).
m/z[M+H]+ C
17H
19F
2N
3O
4Sの計算値:399.1064;実測値:400.1
【0333】
OTB−516−4B
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−(3−(3,5−ジフルオロ−4−(2−オキシド−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−オキソオキサゾリジン−5−イル)メチル=メチルカルバメート
HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.10 - 6.95 (m, 2H), 4.89 - 4.69 (m, 2H), 4.30 - 4.36 (m, 2H), 4.17 (d, J = 11.6 Hz, 4H), 4.02 - 3.89 (m, 3H), 3.74 (dd, J = 6.4, 8.6 Hz, 1H), 3.44 - 3.33 (m, 2H), 2.81 (d, J = 4.8 Hz, 3H).
m/z[M+H]+ C
17H
19F
2N
3O
5Sの計算値:415.1013;実測値:416.0
【0334】
OTB−204
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
(R)−5−((1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロ−4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)フェニル)オキサゾリジン−2−オン((R)-5-((1H-1,2,3-tTriazol-1-yl)methyl)-3-(3-fluoro-4-(2-oxa-6-azaspiro[3.3]heptan-6-yl)phenyl)oxazolidin-2-one)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.65 (s, 2 H), 7.31 (d, J = 14.4, 2.4 Hz,1 H), 6.99 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.59 (t, J = 9.2 Hz, 1 H), 5.14-5.07 (m, 1 H), 4.88-4.83 (m, 5H), 4.77-4.71 (m, 1 H), 4.16 (s, 4 H), 4.07-4.02 (m, 1 H), 3.98-3.92 (m, 1 H)
HRMS(ESI):m/z[M+H]+ C
17H
19FN
5O
3の計算値:360.1472;実測値:360.1451
【0336】
本発明を、限定せずに、以下の番号付けした段落によりさらに説明する。
1.
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR
1、OC(O)R
2、OC(O)NHR
2、OS(O
2)R
2、NHS(O)
2R
2、NR
3R
4、NHC(O)R
5であり、
R’およびR’’は、独立して、H、F、ClまたはOMeであり、
各R
1は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキルであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルキルオキシから選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
各R
2は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールは、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6アシルオキシ、CF
3、NO
2、CNおよびNH
2から選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
各R
3およびR
4は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、ヘテロシクリル ヘテロアリール、アリールであるか、またはR
3およびR
4は、それらが結合している窒素と一緒になって、O、SもしくはNから選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を有する4〜8員のヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成し、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールは、ハロ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルコキシ、CF
3、NO
2、CNから選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
各R
5は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、ヘテロアリール、アリールであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールは、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6アシルオキシ、CF
3、NO
2、CNおよびNH
2から選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
環Aは、
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
各R
6およびR
7は、独立して、H、F、CH
3、CH
2CH
3、CF
3、フェニルであり、
X = O、S、SO、SO
2であり、
Y = O、S、SO、SO
2およびNR
8であり、
mは、1または2であり、
nは、1または2であり、
pは、1または2であり、
qは、1または2であり、
R
8は、独立して、H、C
1〜C
4アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、COCH
3およびp−トルエンスルホニルであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキルは、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6アシルオキシ、CF
3、NO
2、CNおよびNH
2から選択される1〜4個の基で任意選択で置換されている]
から選択される]
の式Iの化合物または薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
2.
前記化合物が、式II
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR
1、OC(O)R
2、NR
3R
4、NHS(O)
2R
2、NHC(O)R
5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R
1は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
2は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
3およびR
4は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、フェニルであるか、またはR
3およびR
4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R
5は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
R
6およびR
7は、独立して、H、F、CH
3、CH
2CH
3、CF
3であり、
X = O、S、SO、SO
2であり、ここでX = S、SO、SO
2である場合、R’ = H、R’’ = Fであり、R
5は、CH
3ではあり得ない]
により表される、段落1に記載の化合物。
3.
前記化合物が、式III
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR
1、OC(O)R
2、NR
3R
4、NHS(O)
2R
2、NHC(O)R
5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R
1は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
2は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
3およびR
4は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルもしくはフェニルであるか、またはR
3およびR
4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R
5は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
R
6およびR
7は、独立して、H、F、CH
3、CH
2CH
3、CF
3であり、
X = O、S、SO、SO
2である]
により表される、段落1に記載の化合物。
4.
前記化合物が、式IV
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR
1、OC(O)R
2、NR
3R
4、NHS(O)
2R
2、NHC(O)R
5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R
1は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
2は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
3およびR
4は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであるか、あるいはR
3およびR
4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R
5は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
X = O、S、SO、SO
2である]
により表される、段落1に記載の化合物。
5.
前記化合物が、式V
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR
1、OC(O)R
2、NR
3R
4、NHS(O)
2R
2、NHC(O)R
5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R
1は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
2は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
3およびR
4は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであるか、あるいはR
3およびR
4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R
5は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
X = O、S、SO、SO
2である]
により表される、段落1に記載の化合物。
6.
前記化合物が、式VI
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
により表される、段落1に記載の化合物。
7.
前記化合物が、式VII、式VIIIまたは式IX
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR
1、OC(O)R
2、NR
3R
4、NHS(O)
2R
2、NHC(O)R
5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R
1は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
2は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキルであり、
R
3およびR
4は、独立して、H、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであるか、あるいはR
3およびR
4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R
5は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
X = O、S、SO、SO
2である]
により表される、段落6に記載の化合物。
8.
前記化合物が、式IIa、IIb、IIIa、IIIb、IVa、IVb、Va、Vb、VIIa、VIIb、VIIIa、VIIIb、IXaまたはIXb
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OH、OCH
3、OCH
2CH
3、OC(O)CH
3、NH
2、NHCH
3、NHC
6H
5、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,5−トリアゾール、NHS(O)
2R
2、NHC(O)R
5であり、
R
2は、独立して、C
1〜C
6アルキルであり、
R
5は、独立して、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、フラン、チオフェンまたはフェニルであり、式IIaにおいて、R
5は、CH
3ではあり得ず、
X = O、S、SO、SO
2である]
により表される、段落1に記載の化合物。
9.
前記化合物が、
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
である、段落1に記載の化合物。
10.
少なくとも1種の式Iの化合物またはその塩、水和物もしくは溶媒和物、ならびに1種または複数の薬学的に許容される担体および/または添加剤を含む、医薬組成物。
11.
1種または複数の追加の抗感染処置剤をさらに含む、式Iの医薬組成物またはその塩、水和物もしくは溶媒和物。
12.
治療有効量の式Iの化合物またはその塩、水和物もしくは溶媒和物を、微生物感染の予防および処置を必要とする患者に投与することにより、ヒトにおける微生物感染を予防および処置する方法。
13.
前記微生物感染が、Mycobacterium tuberculosisにより引き起こされる、段落12に記載の方法。
【0337】
特定の実施形態の変形例を作製してもなお、添付の特許請求の範囲内に含まれ得るので、本発明は、上記の本発明の特定の実施形態に制限されるものではないことを理解されたい。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR1、OC(O)R2、OC(O)NHR2、OS(O2)R2、NHS(O)2R2、NR3R4、NHC(O)R5であり、
R’およびR’’は、独立して、H、F、ClまたはOMeであり、
各R1は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキルであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルキルオキシから選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
各R2は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールは、ハロ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アシルオキシ、CF3、NO2、CNおよびNH2から選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
各R3およびR4は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル ヘテロアリール、アリールであるか、またはR3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、O、SもしくはNから選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を有する4〜8員のヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成し、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールは、ハロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、CF3、NO2、CNから選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
各R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、ヘテロアリール、アリールであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたはアリールは、ハロ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アシルオキシ、CF3、NO2、CNおよびNH2から選択される1〜4個の基で任意選択で置換されており、
環Aは、
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
各R6およびR7は、独立して、H、F、CH3、CH2CH3、CF3、フェニルであり、
X = O、S、SO、SO2であり、
Y = O、S、SO、SO2およびNR8であり、
mは、1または2であり、
nは、1または2であり、
pは、1または2であり、
qは、1または2であり、
R8は、独立して、H、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、COCH3およびp−トルエンスルホニルであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキルは、ハロ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アシルオキシ、CF3、NO2、CNおよびNH2から選択される1〜4個の基で任意選択で置換されている]
から選択される]
の式Iの化合物または薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
(項目2)
前記化合物が、式II
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR1、OC(O)R2、NR3R4、NHS(O)2R2、NHC(O)R5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R1は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R2は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R3およびR4は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、フェニルであるか、またはR3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
R6およびR7は、独立して、H、F、CH3、CH2CH3、CF3であり、
X = O、S、SO、SO2であり、ここでX = S、SO、SO2である場合、R’ = H、R’’ = Fであり、R5は、CH3ではあり得ない]
により表される、項目1に記載の化合物。
(項目3)
前記化合物が、式III
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR1、OC(O)R2、NR3R4、NHS(O)2R2、NHC(O)R5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R1は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R2は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R3およびR4は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルもしくはフェニルであるか、またはR3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
R6およびR7は、独立して、H、F、CH3、CH2CH3、CF3であり、
X = O、S、SO、SO2である]
により表される、項目1に記載の化合物。
(項目4)
前記化合物が、式IV
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR1、OC(O)R2、NR3R4、NHS(O)2R2、NHC(O)R5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R1は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R2は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R3およびR4は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであるか、あるいはR3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
X = O、S、SO、SO2である]
により表される、項目1に記載の化合物。
(項目5)
前記化合物が、式V
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR1、OC(O)R2、NR3R4、NHS(O)2R2、NHC(O)R5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R1は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R2は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R3およびR4は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであるか、あるいはR3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
X = O、S、SO、SO2である]
により表される、項目1に記載の化合物。
(項目6)
前記化合物が、式VI
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
により表される、項目1に記載の化合物。
(項目7)
前記化合物が、式VII、式VIIIまたは式IX
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OR1、OC(O)R2、NR3R4、NHS(O)2R2、NHC(O)R5であり、
R’およびR’’は、独立して、HまたはFであり、
R1は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R2は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルであり、
R3およびR4は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであるか、あるいはR3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、モルホリン、チアモルホリン、ピペラジンおよびトリアゾールを形成し、
R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、5員もしくは6員のヘテロアリールまたはフェニルであり、
X = O、S、SO、SO2である]
により表される、項目6に記載の化合物。
(項目8)
前記化合物が、式IIa、IIb、IIIa、IIIb、IVa、IVb、Va、Vb、VIIa、VIIb、VIIIa、VIIIb、IXaまたはIXb
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Rは、独立して、OH、OCH3、OCH2CH3、OC(O)CH3、NH2、NHCH3、NHC6H5、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,5−トリアゾール、NHS(O)2R2、NHC(O)R5であり、
R2は、独立して、C1〜C6アルキルであり、
R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、フラン、チオフェンまたはフェニルであり、式IIaにおいて、R5は、CH3ではあり得ず、
X = O、S、SO、SO2である]
により表される、項目1に記載の化合物。
(項目9)
前記化合物が、
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
である、項目1に記載の化合物。
(項目10)
少なくとも1種の式Iの化合物またはその塩、水和物もしくは溶媒和物、ならびに1種または複数種の薬学的に許容される担体および/または添加剤を含む、医薬組成物。
(項目11)
1種または複数種の追加の抗感染処置剤をさらに含む、式Iの医薬組成物またはその塩、水和物もしくは溶媒和物。
(項目12)
治療有効量の式Iの化合物またはその塩、水和物もしくは溶媒和物を、微生物感染の予防および処置を必要とする患者に投与することにより、ヒトにおける微生物感染を予防および処置する方法。
(項目13)
前記微生物感染が、Mycobacterium tuberculosisにより引き起こされる、項目12に記載の方法。