特許第6787716号(P6787716)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6787716
(24)【登録日】2020年11月2日
(45)【発行日】2020年11月18日
(54)【発明の名称】光回路基板およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/12 20060101AFI20201109BHJP
   G02B 6/13 20060101ALI20201109BHJP
【FI】
   G02B6/12
   G02B6/13
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-146220(P2016-146220)
(22)【出願日】2016年7月26日
(65)【公開番号】特開2018-17805(P2018-17805A)
(43)【公開日】2018年2月1日
【審査請求日】2019年4月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】宍戸 逸朗
【審査官】 林 祥恵
(56)【参考文献】
【文献】 特開平02−090109(JP,A)
【文献】 特開2007−010692(JP,A)
【文献】 特開平11−119064(JP,A)
【文献】 特開2001−154050(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/102431(WO,A1)
【文献】 特開2005−165181(JP,A)
【文献】 特開平02−087102(JP,A)
【文献】 特開2015−142029(JP,A)
【文献】 特開2010−139999(JP,A)
【文献】 特開2011−180605(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0316330(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第104635298(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 6/12−6/14
G02B 6/30
G02B 6/32
H05K 1/00−1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平坦な主面を有するコアと、
平坦な主面を有しており、該主面と同一平面内に前記コアの主面を露出する態様で前記コアを被覆する下部クラッド層と、
平坦な主面を有しており、該主面と同一平面内に前記コアの主面および前記下部クラッド層の主面を露出する態様で前記下部クラッド層を被覆する絶縁層と、
前記同一平面における少なくとも前記コアの主面を被覆するとともに、光ファイバー用の端子との当接面として、前記絶縁層の主面において前記コアを間に挟む領域を露出する態様で位置する上部クラッド層と、を備えることを特徴とする光回路基板。
【請求項2】
平坦な主面を有する銅箔を準備する工程と、
前記主面上の中央部から外周部にかけて延びるコアを形成する工程と、
前記主面上に、前記コアを被覆する下部クラッド層を形成する工程と、
前記主面上に、前記下部クラッド層を被覆する絶縁層を形成する工程と、
前記銅箔を除去して、前記主面に密接していた互いに同一平面内にある前記コアの主面および前記下部クラッド層の主面ならびに前記絶縁層の主面を露出する工程と、
前記同一平面における少なくとも前記コアの主面を被覆するとともに、光ファイバー用の端子との当接面として、前記絶縁層の主面において前記コアを間に挟む領域を露出する上部クラッド層を形成する工程と、を行うことを特徴とする光回路基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光導波路を有する光回路基板およびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図4に、電子部品Dが実装されるとともに、光ファイバー用の端子Tと接続される従来の光回路基板Bの一例を示す。
従来の光回路基板Bは、配線基板20と、光導波路21とを備えている。
【0003】
配線基板20は、絶縁層22と配線導体23とを備えている。絶縁層22には、貫通孔24が形成されている。絶縁層22の上下面および貫通孔24の内側には、配線導体23が形成されている。絶縁層22の上面には、配線導体23の一部から成る電子部品接続パッド25が形成されている。電子部品接続パッド25には、電子部品Dが実装される。
絶縁層22の下面には、配線導体23の一部から成る外部接続パッド26が形成されている。外部接続パッド26は、外部回路基板(不図示)の配線導体が接続される。
【0004】
光導波路21は、配線基板20上に形成されている。
光導波路21は、下部クラッド層21aおよびコア21b、ならびに上部クラッド層21cにより形成されている。
光導波路21を構成する下部クラッド層21aと上部クラッド層21cは、プレーン状の絶縁層である。コア21bは、断面が四角の細い帯状である。下部クラッド層21aおよび上部クラッド層21cは、コア21bの表面に密着してコア21bを取り囲んでいる。コア21bは、光導波路21の一方の端部において光信号の方向を変える反射面27を有している。また、光導波路21の他方の端部には、光ファイバー用の端子Tが接続される接続面28を有している。そして、例えば電子部品Dから発信された光信号が反射面27で方向を変えてコア21bを伝播し、接続面28において光信号が光ファイバーFに伝送される。
【0005】
ところで、従来の光回路基板Bに光ファイバー用の端子Tを接続するときには、例えば光導波路21の上面に端子Tを当接することで、光ファイバーFの光軸とコア21bの光軸とを位置合わせする。
ところが、配線基板20は、製造時の残留応力等により反りが生じている場合がある。このため、配線基板20の上に形成された光導波路21は、配線基板の反りの影響を受けて反りが生じることがある。このため、端子Tを光導波路21の上面に当接したときに、光ファイバーFの光軸とコア21bの光軸とを精度良く位置合わせできず、電子部品Dと光ファイバーFとの間で光信号の伝送を正確に行うことができないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭62−270904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、光ファイバーの光軸とコアの光軸とを精度良く位置合わせすることで、電子部品と光ファイバーとの間で光信号の伝送を正確に行うことが可能な光回路基板を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る光回路基板は、平坦な主面を有するコアと、平坦な主面を有しており、該主面と同一平面内に前記コアの主面を露出する態様で前記コアを被覆する下部クラッド層と、平坦な主面を有しており、該主面と同一平面内に前記コアの主面および前記下部クラッド層の主面を露出する態様で前記下部クラッド層を被覆する絶縁層と、同一平面における少なくともコアの主面を被覆するとともに、光ファイバー用の端子との当接面として、絶縁層の主面においてコアを間に挟む領域を露出する態様で位置する上部クラッド層と、を備えることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る光回路基板の製造方法は、平坦な主面を有する銅箔を準備する工程と、前記主面上の中央部から外周部にかけて延びるコアを形成する工程と、前記主面上に、前記コアを被覆する下部クラッド層を形成する工程と、前記主面上に、前記下部クラッド層を被覆する絶縁層を形成する工程と、前記銅箔を除去して、前記主面に密接していた互いに同一平面内にある前記コアの主面および前記下部クラッド層の主面ならびに前記絶縁層の主面を露出する工程と、前記同一平面における少なくとも前記コアの主面を被覆するとともに、光ファイバー用の端子との当接面として、前記絶縁層の主面において前記コアを間に挟む領域を露出する上部クラッド層を形成する工程と、を行うことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の光回路基板によれば、コアの平坦な主面と絶縁層の平坦な主面とが同一の平面内に形成されている。
このため、光回路基板に光ファイバー用の端子を接続するときには、絶縁層の平坦な主面に端子を当接することで、光ファイバーの光軸とコアの光軸とを容易かつ精度良く位置合わせすることができる。
これにより、電子部品と光ファイバーとの間で光信号の伝送を正確に行うことが可能な光回路基板を提供することができる。
【0011】
本発明の光回路基板の製造方法によれば、銅箔の平坦な主面上にコアを形成した後に、コアを被覆する下部クラッド層および下部クラッド層を被覆する絶縁層を、順次それぞれ銅箔の平坦な主面上に形成していく。さらに、銅箔を除去することで主面に密接していたコアの主面および下部クラッド層の主面ならびに絶縁層の主面を露出させた後、下部クラッド層の主面上に、コアの主面を被覆する上部クラッド層を形成する。
このため、コアの主面と絶縁層の主面とを同一の平面内に形成することができる。
これにより、光回路基板に光ファイバー用の端子を接続するときには、絶縁層の平坦な主面に端子を当接することで、光ファイバーの光軸とコアの光軸とを容易かつ精度良く位置合わせすることができるため、電子部品と光ファイバーとの間で光信号の伝送を正確に行うことが可能な光回路基板の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1(a)および(b)は、本発明に係る光回路基板の実施形態の一例を示す概略断面図および接続面側の正面図である。
図2図2(a)〜(g)は、本発明に係る光回路基板の製造方法の実施形態の一例を示す概略断面図である。
図3図3(h)〜(m)は、本発明に係る光回路基板の製造方法の実施形態の一例を示す概略断面図である。
図4図4(a)および(b)は、従来の光回路基板の一例を示す概略断面図および接続面側の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
まず、本発明に係る光回路基板の一例を、図1を基にして詳細に説明する。
【0014】
図1に示すように、本発明に係る光回路基板Aは、光導波路10と、絶縁層11と、配線導体12とを備えている。
【0015】
光導波路10は、下部クラッド層10aおよびコア10b、ならびに上部クラッド層10cにより構成されている。
下部クラッド層10aおよびコア10bは、それぞれ平坦な主面S1、S2を有している。下部クラッド層10aは、それぞれの主面S1、S2が同一の平面内となるように、コア10bを被覆している。
下部クラッド層10aは、スルーホール13を有しており、その直上には電子部品接続パッド14が配設されている。
上部クラッド層10cは、コア10bの主面S2を被覆する状態で下部クラッド層10aの主面S1上から絶縁層11の主面S3上にかけて形成されている。
下部および上部クラッド層10a、10c、ならびにコア10bは、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂、あるいはシリコン樹脂により形成されている。
コア10bを形成する樹脂の屈折率は、下部および上部クラッド層10a、10cを形成する樹脂の屈折率よりも大きいものが用いられる。
下部および上部クラッド層10a、10cの厚みは、およそ5〜100μm程度である。
コア10bの厚みは、およそ5〜50μm程度である。
【0016】
光導波路10の一端には、コア10bに形成されており光信号の方向を変える反射面15を有している。また、光導波路10の他端には、光ファイバー用の端子Tが接続される接続面16を有している。そして、電子部品Dから発信された光信号が反射面15で方向を変えてコア10bを伝播し、接続面16において光信号が光ファイバーFに伝送される。
【0017】
絶縁層11は、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂により形成されている。
絶縁層11は、平坦な主面S3を有しており、その主面S3が下部クラッド層10aの主面S1およびコア10bの主面S2と同一の平面内となるように下部クラッド層10aを被覆している。絶縁層11は、ビアホール17を有している。
絶縁層11の主面S3には、光ファイバー用の端子Tを当接するために上部クラッド層10cによって被覆されない領域を有している。
【0018】
配線導体12は、光導波路10および絶縁層11の表面および内部に、例えば銅めっき等の良導電性金属により形成されている。
絶縁層11の下面に形成された配線導体12の一部は、外部回路基板(不図示)に接続する外部接続パッド18として機能する。
【0019】
このように、本発明に係る光回路基板Aによれば、コア10bの平坦な主面S2と絶縁層11の平坦な主面S3とが同一の平面内に形成されている。
このため、光回路基板Aに光ファイバー用の端子Tを接続するときには、絶縁層11の平坦な主面S3に端子Tを当接することで、光ファイバーFの光軸とコア10bの光軸とを容易かつ精度良く位置合わせすることができる。
これにより、電子部品Dと光ファイバーFとの間で光信号の伝送を正確に行うことが可能な光回路基板を提供することができる。
【0020】
次に、本発明に係る光回路基板の製造方法の一例について、図2および図3を基にして詳細に説明する。なお、図1と同じ部材には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0021】
まず、図2(a)に示すように、第1の銅箔20aと第2の銅箔20bとが分離可能に密着した銅箔20を準備する。第1の銅箔20aは、平坦な主面を有しており、上下に貫通した位置決めマーク21が形成されている。
【0022】
次に、図2(b)に示すように、位置決めマーク21を基準にして、第1の銅箔20aの主面にコア10bを形成する。コア10bは、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂、あるいはシリコン樹脂から成る感光性シートを、真空下で第1の銅箔20aの上面に貼着して露光および現像により帯状に形成した後、熱硬化することで形成すればよい。あるいは、上記と同様の樹脂を含有する液状の樹脂材料を、第1の銅箔20aの上面にスピンコーターやスリットコーターを用いて塗布して熱硬化した後、露光および現像により帯状に形成すればよい。
【0023】
次に、図2(c)に示すように、第1の銅箔20aの主面に、コア10bを被覆する下部クラッド層10aを形成する。下部クラッド層10aは、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂、あるいはシリコン樹脂から成る感光性シートを、第1の銅箔20aの主面上にコア10bを被覆するように貼着して露光および現像した後、熱硬化することで形成される。あるいは、上記と同様の樹脂を含有する液状の樹脂材料を、コア10bを被覆するようにスピンコーターやスリットコーターを用いて塗布して熱硬化した後、露光および現像により形成すればよい。
なお、下部クラッド層10aを形成した後、第1の銅箔20aの主面を、例えばエッチング液により粗化処理しておくことが好ましい。これにより、第1の銅箔20aの主面に形成される絶縁層11の主面S3に粗化面が転写され、主面S3と上部クラッド層10cとの密着性を向上できる。
【0024】
次に、図2(d)に示すように、位置決めマーク21を基準にして、下部クラッド層10aにスルーホール13を形成する。スルーホール13は、例えばレーザー加工により形成される。
【0025】
次に、図2(e)に示すように、位置決めマーク21を基準にして、下部クラッド層10aの表面およびスルーホール13の内部に光導波路用の配線導体12を形成する。
光導波路用の配線導体12は、例えば周知のセミアディティブ法を用いて、無電解銅めっきおよび電解銅めっきにより形成される。
【0026】
次に、図2(f)に示すように、第1の銅箔20aの主面上に、下部クラッド層10aおよび配線導体12を被覆する絶縁層11を形成する。
絶縁層11は、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂からなる絶縁シートを、真空下で第1の銅箔20aの主面上に貼着して熱硬化することにより形成される。
【0027】
次に、図2(g)に示すように、絶縁層11に光導波路用の配線導体12の一部を底面とするビアホール17を形成する。ビアホール17は、例えばレーザー加工により形成される。
【0028】
次に、図3(h)に示すように、絶縁層11の表面およびビアホール17の内部に絶縁層用の配線導体12を形成する。
絶縁層用の配線導体12は、例えば周知のセミアディティブ法を用いて、無電解銅めっきおよび電解銅めっきにより形成される。
【0029】
次に、図3(i)に示すように、第2の銅箔20bを第1の銅箔20aから剥離する。
【0030】
次に、図3(j)に示すように、第1の銅箔20aを除去することで、第1の銅箔20aの主面に密接していた互いに同一平面内にある下部クラッド層10aの主面S1、およびコア10bの主面S2、ならびに絶縁層11の主面S3を露出させる。このとき、位置決めマーク21は、除去せずに残しておく。
【0031】
次に、図3(k)に示すように、電子部品接続パッド14を形成する。電子部品接続パッド14は、絶縁層用の配線導体12と電気的に接続されている。電子部品接続パッド14は、例えば周知のセミアディティブ法を用いて、無電解銅めっきおよび電解銅めっきにより形成される。また、電子部品接続パッド14には、第1の銅箔20aの一部を使用しても構わない。
【0032】
次に、図3(l)に示すように、下部クラッド層10aの主面S1上に、コア10bの主面S2を被覆するように上部クラッド層10cを形成する。
上部クラッド層10cは、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂、あるいはシリコン樹脂から成る感光性シートを、下部クラッド層10aの主面S1上およびコア10bの主面S2上、ならびに絶縁層11の主面S3上の一部を被覆するように貼着して露光および現像した後、熱硬化することで形成すればよい。あるいは、上記と同様の樹脂を含有する液状の樹脂材料を、下部クラッド層10aの主面S1上およびコア10bの主面S2上、ならびに絶縁層11の主面S3上の一部を被覆するようにスピンコーターやスリットコーターを用いて塗布して熱硬化した後、露光および現像により形成すればよい。
なお、上部クラッド層10cは、粗化面を有する主面S3上の一部を被覆するように形成することで絶縁層11との密着性が向上する。
【0033】
最後に、図3(m)に示すように、位置決めマーク21を基準にして、コア10bに反射面15を形成することで、図1に示すような光回路基板Aが形成される。
反射面15は、例えばブレードあるいはレーザーを光導波路10の上方から所定の角度で切り込み、あるいは照射することで形成される。
【0034】
このように、本発明に係る光回路基板の製造方法によれば、銅箔20の平坦な主面上にコア10bを形成した後に、コア10bを被覆する下部クラッド層10aおよび下部クラッド層10aを被覆する絶縁層11を、順次それぞれ銅箔20の平坦な主面上に形成していく。さらに、銅箔20を除去することで主面に密接していたコア10bの主面S2および下部クラッド層10aの主面S1、ならびに絶縁層11の主面S3を露出させた後、下部クラッド層10aの主面S1上に、コア10bの主面S2を被覆する上部クラッド層10cを形成する。
このため、コア10aの主面S2と絶縁層11の主面S3とを同一の平面内に形成することができる。
これにより、光回路基板Aに光ファイバー用の端子Tを接続するときには、絶縁層11の平坦な主面S3に端子を当接することで、光ファイバーFの光軸とコア10bの光軸とを容易かつ精度良く位置合わせすることができ、電子部品Dと光ファイバーFとの間で光信号の伝送を正確に行うことが可能な光回路基板の製造方法を提供することができる。
【0035】
なお、本発明は、上述の実施形態の一例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、本例では光回路基板Aにソルダーレジスト層が被着されていない一例を示したが、電子部品接続パッド14や外部接続パッド18の中央部を露出する開口部を有するソルダーレジスト層を絶縁層11の上下面に形成しても構わない。
【符号の説明】
【0036】
10a 下部クラッド層
10b コア
10c 上部クラッド層
11 絶縁層
A 光回路基板
S1 下部クラッド層の主面
S2 コアの主面
S3 絶縁層の主面
図1
図2
図3
図4