特許第6789488号(P6789488)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6789488
(24)【登録日】2020年11月6日
(45)【発行日】2020年11月25日
(54)【発明の名称】自動追跡撮影可能なカメラ支持装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/222 20060101AFI20201116BHJP
   H04N 5/232 20060101ALI20201116BHJP
   G03B 17/56 20060101ALI20201116BHJP
【FI】
   H04N5/222 100
   H04N5/232 990
   G03B17/56 A
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-210913(P2019-210913)
(22)【出願日】2019年11月21日
【審査請求日】2020年6月16日
(31)【優先権主張番号】201911077557.4
(32)【優先日】2019年11月6日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519459610
【氏名又は名称】青島力韓数碼科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楊震宇
【審査官】 中嶋 樹理
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−089976(JP,A)
【文献】 特開昭59−144897(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222−5/257
G03B 17/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースを含み、前記ケースの中には調整空間が設置され、前記調整空間の上側内壁には抜き穴が外部空間と連通するように設置され、前記調整空間の左側内壁には第一伝動軸が回転できるように連結され、前記第一伝動軸の右端末端には連結ブロックが固定的に設置され、前記連結ブロックには回転機構が設置され、前記回転機構は前記調整空間の後側内壁に固定的に設置される第一水平支持フレームと、前記第一水平支持フレームに形成される弧状スライド溝と、前記弧状スライド溝にスライドできるように連結される第一スライドブロックと、前記第一スライドブロックに回転できるように設置される連結ロッドと、前記連結ロッドの上端に固定的に設置される第一プーリと、前記連結ブロックに回転できるように連結され且つ前記抜き穴を介して外部空間に伸びる第二伝動軸と、前記第二伝動軸に固定的に設置される第三プーリと、前記第三プーリと前記第一プーリとの間に連結される第一ベルトとを含み、前記調整空間の左側内壁には左制御空間が設置され、前記左制御空間の内壁には上下方向にスライドできる第一永久磁石が設置され、前記第一永久磁石の下端には第一掛け支持フレームが固定的に設置され、前記第一掛け支持フレームには反転機構が設置され、前記反転機構は前記第一掛け支持フレームに回転できるように連結される第二プーリと、前記連結ブロックの左側に固定的に設置される第四プーリと、前記第四プーリと前記第二プーリとの間に連結される第二ベルトとを含み、前記調整空間の後側内壁には前記第二ベルトの張力を保持できる張力調整部品が設置され、前記調整空間の下側内壁には環状を呈するように設置される三つの第四伝動軸が回転できるように連結され、前記第四伝動軸には昇降機構が設置され、前記昇降機構は前記第四伝動軸の下端に固定的に設置されるネジ軸と、前記第二伝動軸とネジ山により連結される支持フレーム底部脚とを含むことを特徴とする自動追跡撮影可能なカメラ支持装置。
【請求項2】
前記調整空間の後側後壁には第一モーターが固定的に設置され、前記第一モーターには第五伝動軸が伝動できるように連結され、前記第五伝動軸の上端には第一傘歯車と噛み合うように連結される第二傘歯車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置。
【請求項3】
前記第二伝動軸の上端にはカメラとヒンジで連結される情報収集器が設置され、前記第四伝動軸の上端末端には第五プーリが固定的に設置され、三つの前記第五プーリの間には第三ベルトが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置。
【請求項4】
前記回転機構はまた前記調整空間の後側内壁に固定的に設置される第二モーターを含み、前記第二モーターの上端には第六伝動軸が伝動できるように連結され、前記第六伝動軸の上端には球形固定ブロックが固定的に設置され、前記球形固定ブロックには左右対称の調節溝が形成され、前記調節溝には前記調節溝と当接できる連結ロッドが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置。
【請求項5】
前記反転機構はまた前記左制御空間の上側内壁に固定的に設置される第一電磁石を含み、前記第一電磁石と前記第一永久磁石との間には第一ばねが連結され、第三伝動軸には前記第二プーリの右側に位置する前記第一傘歯車が設置されていることを特徴とする請求項2に記載の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置。
【請求項6】
前記張力調整部品は前記調整空間の後側内壁に固定的に設置される第二水平支持フレームを含み、前記第二水平支持フレームにはスライド溝が形成され、前記スライド溝には第二スライドブロックがスライドできるように連結され、前記第二スライドブロックの右端には第七伝動軸が回転できるように連結され、前記第七伝動軸の右端末端には前記第二ベルトと当接できる第六プーリが固定的に設置され、前記第二水平支持フレームには前記第二スライドブロックの前端に位置する固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックと前記第二スライドブロックとの間には第二ばねが連結され、前記固定ブロックの右端には第八伝動軸が回転できるように連結され、前記第八伝動軸の右端末端には前記第二ベルトと当接できる第七プーリが固定的に設置され、前記第七プーリと前記第六プーリとの間には前記第二ベルトが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置。
【請求項7】
前記昇降機構はまた前記調整空間の右側内壁に設置される右制御空間を含み、前記右制御空間の上側内壁には第二電磁石が固定的に設置され、前記右制御空間の内壁には第二永久磁石がスライドできるように連結され、前記第二永久磁石と前記第二電磁石との間には第三ばねが連結され、前記第二永久磁石の下端には第二掛け支持フレームが固定的に設置され、前記第二掛け支持フレームの下端には第九伝動軸が回転できるように連結され、前記第九伝動軸には前記第二傘歯車と噛み合うように連結されることができる第三傘歯車が設置され、前記第九伝動軸の下端末端には主カップリングが固定的に設置され、一番右側の前記第四伝動軸には前記主カップリングと連結される副カップリングが固定的に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は撮影設備分野に関わり、具体的には自動追跡撮影可能なカメラ支持装置である。
【背景技術】
【0002】
カメラは引き続きの改善につれて、画面を記録する性能もより良くなり、明晰なビデオを見ると人の美しい思い出を思い出せ、撮影の素人は撮影する時に手持ちの方式又は普通の三脚架を利用する方式でカメラを支えるのであり、しかし、手持ち又は普通の三脚架によっては運動しているものをはっきりと安定して撮影できなく、特に長い時間撮影するには、撮影の素人たちをもっと困らせ、本願発明は上記の問題を解決できる装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109424833号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術上の問題:手持ちや普通の三脚架によっても運動しているものをはっきりと安定して撮影できなく、特に長い時間撮影するには、撮影の素人たちをもっと困らせる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本願発明は自動追跡撮影可能なカメラ支持装置を設計した。本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置は、ケースを含み、前記ケースの中には調整空間が設置され、前記調整空間の上側内壁には抜き穴が外部空間と連通するように設置され、前記調整空間の左側内壁には第一伝動軸が回転できるように連結され、前記第一伝動軸の右端末端には連結ブロックが固定的に設置され、前記連結ブロックには回転機構が設置され、前記回転機構は前記調整空間の後側内壁に固定的に設置される第一水平支持フレームと、前記第一水平支持フレームに形成される弧状スライド溝と、前記弧状スライド溝にスライドできるように連結される第一スライドブロックと、前記第一スライドブロックに回転できるように設置される連結ロッドと、前記連結ロッドの上端に固定的に設置される第一プーリと、前記連結ブロックに回転できるように連結され且つ前記抜き穴を介して外部空間に伸びる第二伝動軸と、前記第二伝動軸に固定的に設置される第三プーリと、前記第三プーリと前記第一プーリとの間に連結される第一ベルトとを含み、前記調整空間の左側内壁には左制御空間が設置され、前記左制御空間の内壁には上下方向にスライドできる第一永久磁石が設置され、前記第一永久磁石の下端には第一掛け支持フレームが固定的に設置され、前記第一掛け支持フレームには反転機構が設置され、前記反転機構は前記第一掛け支持フレームに回転できるように連結される第二プーリと、前記連結ブロックの左側に固定的に設置される第四プーリと、前記第四プーリと前記第二プーリとの間に連結される第二ベルトとを含み、前記調整空間の後側内壁には前記第二ベルトの張力を保持できる張力調整部品が設置され、前記調整空間の下側内壁には環状を呈するように設置される三つの第四伝動軸が回転できるように連結され、前記第四伝動軸には昇降機構が設置され、前記昇降機構は前記第四伝動軸の下端に固定的に設置されるネジ軸と、前記第二伝動軸とネジ山により連結される支持フレーム底部脚とを含む。
【0006】
好ましくは、前記調整空間の後側後壁には第一モーターが固定的に設置され、前記第一モーターには第五伝動軸が伝動できるように連結され、前記第五伝動軸の上端には第一傘歯車と噛み合うように連結される第二傘歯車が固定的に設置されている。
【0007】
好ましくは、前記第二伝動軸の上端にはカメラとヒンジで連結される情報収集器が設置され、前記第四伝動軸の上端末端には第五プーリが固定的に設置され、三つの前記第五プーリの間には第三ベルトが連結されている。
【0008】
前記回転機構はまた前記調整空間の後側内壁に固定的に設置される第二モーターを含み、前記第二モーターの上端には第六伝動軸が伝動できるように連結され、前記第六伝動軸の上端には球形固定ブロックが固定的に設置され、前記球形固定ブロックには左右対称の調節溝が形成され、前記調節溝には前記調節溝と当接できる連結ロッドが設置されている。
【0009】
前記反転機構はまた前記左制御空間の上側内壁に固定的に設置される第一電磁石を含み、前記第一電磁石と前記第一永久磁石との間には第一ばねが連結され、第三伝動軸には前記第二プーリの右側に位置する前記第一傘歯車が設置されている
【0010】
前記張力調整部品は前記調整空間の後側内壁に固定的に設置される第二水平支持フレームを含み、前記第二水平支持フレームにはスライド溝が形成され、前記スライド溝には第二スライドブロックがスライドできるように連結され、前記第二スライドブロックの右端には第七伝動軸が回転できるように連結され、前記第七伝動軸の右端末端には前記第二ベルトと当接できる第六プーリが固定的に設置され、前記第二水平支持フレームには前記第二スライドブロックの前端に位置する固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックと前記第二スライドブロックとの間には第二ばねが連結され、前記固定ブロックの右端には第八伝動軸が回転できるように連結され、前記第八伝動軸の右端末端には前記第二ベルトと当接できる第七プーリが固定的に設置され、前記第七プーリと前記第六プーリとの間には前記第二ベルトが連結されている。
【0011】
前記昇降機構はまた前記調整空間の右側内壁に設置される右制御空間を含み、前記右制御空間の上側内壁には第二電磁石が固定的に設置され、前記右制御空間の内壁には第二永久磁石がスライドできるように連結され、前記第二永久磁石と前記第二電磁石との間には第三ばねが連結され、前記第二永久磁石の下端には第二掛け支持フレームが固定的に設置され、前記第二掛け支持フレームの下端には第九伝動軸が回転できるように連結され、前記第九伝動軸には前記第二傘歯車と噛み合うように連結されることができる第三傘歯車が設置され、前記第九伝動軸の下端末端には主カップリングが固定的に設置され、一番右側の前記第四伝動軸には前記主カップリングと連結される副カップリングが固定的に設置されている。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の有益な効果は:本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置は張力調整部品を設置することで鉛直ベルトが緩みすぎる状態又は引っ張られすぎる状態にある時、すぐに張力を調整でき、鉛直ベルトは輸送する時に適合な張力を保ち、連結ボール、制限溝及び制限コンロッドを設置することでカメラが前又は後ろに反転する時に、連結ベルトは始終に主プーリと副プーリとの間に連結されることを保証し、利用されるパーツが市場で買えるものであってメンテナンスは便利であり、手持ちや普通の三脚架によっても運動しているものをはっきりと安定して撮影できなく、特に長い時間撮影するには、撮影の素人たちをもっと困らせる現状を改善する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本願発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な図面に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の図面はただ本願発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を獲得することができる。下記に図1〜5を参考して本願発明について詳しく説明し、説明に便利を与えるために、後文に出る方向を以下のように規定する:図1は本願発明の正面図であり、後文に述べる上下左右前後の方向は図1の自身投影関係の上下左右前後の方向と一致である。
【0014】
図1図1は本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置の全体構成概略図
図2図2図1において「A―A」方向の構成概略図
図3図3図1において「B―B」方向の構成概略図
図4図4図1において「C―C」方向の構成概略図
図5図5図1において「D―D」方向の構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願発明は自動追跡撮影可能なカメラ支持装置に関し、主に自動追跡してものを自動追跡して撮影する過程に応用され、下記に本願発明図面を合わせて本願発明を詳しく説明する。
【0016】
本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置は、ケース11を含み、前記ケース11の中には調整空間12が設置され、前記調整空間12の上側内壁には抜き穴16が外部空間と連通するように設置され、前記調整空間12の左側内壁には第一伝動軸45が回転できるように連結され、前記第一伝動軸45の右端末端には連結ブロック13が固定的に設置され、前記連結ブロック13には回転機構901が設置され、前記回転機構901は前記調整空間12の後側内壁に固定的に設置される第一水平支持フレーム19と、前記第一水平支持フレーム19に形成される弧状スライド溝21と、前記弧状スライド溝21にスライドできるように連結される第一スライドブロック20と、前記第一スライドブロック20に回転できるように設置される連結ロッド22と、前記連結ロッド22の上端に固定的に設置される第一プーリ18と、前記連結ブロック13に回転できるように連結され且つ前記抜き穴16を介して外部空間に伸びる第二伝動軸35と、前記第二伝動軸35に固定的に設置される第三プーリ14と、前記第三プーリ14と前記第一プーリ18との間に連結される第一ベルト17とを含み、前記連結ロッド22の回転は順に前記第一プーリ18と、前記第一ベルト17と、前記第三プーリ14とを通して前記第二伝動軸35を駆動して円周方向に回転させ、前記調整空間12の左側内壁には左制御空間39が設置され、前記左制御空間39の内壁には上下方向にスライドできる第一永久磁石38が設置され、前記第一永久磁石38の下端には第一掛け支持フレーム37が固定的に設置され、前記第一掛け支持フレーム37には反転機構902が設置され、前記反転機構902は前記第一掛け支持フレーム37に回転できるように連結される第二プーリ53と、前記連結ブロック13の左側に固定的に設置される第四プーリ46と、前記第四プーリ46と前記第二プーリ53との間に連結される第二ベルト44とを含み、前記第三伝動軸54を回転させ、前記第三伝動軸54の動力は順に前記第二プーリ53と、前記第二ベルト44と、前記第四プーリ46とに伝達されて前記第一伝動軸45を駆動して回転させ、そして前記連結ブロック13にある前記第二伝動軸35を前後に反転させ、前記調整空間12の後側内壁には前記第二ベルト44の張力を保持できる張力調整部品903が設置され、前記調整空間12の下側内壁には環状を呈するように設置される三つの第四伝動軸33が回転できるように連結され、前記第四伝動軸33には昇降機構904が設置され、前記昇降機構904は前記第四伝動軸33の下端に固定的に設置されるネジ軸34と、前記第二伝動軸35とネジ山により連結される支持フレーム底部脚32とを含み、前記第四伝動軸33の回転はネジ軸34により前記支持フレーム底部脚32を駆動して上下方向に移動させ、昇降機能を実現する。
【0017】
有益なように、前記調整空間12の後側後壁には第一モーター29が固定的に設置され、前記第一モーター29には第五伝動軸28が伝動できるように連結され、前記第五伝動軸28の上端には第一傘歯車55と噛み合うように連結される第二傘歯車30が固定的に設置されている。
【0018】
有益なように、前記第二伝動軸35の上端にはカメラとヒンジで連結される情報収集器15が設置され、前記情報収集器15はカメラからのデーターを受信でき、また受けられたデーターにより本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置の動力源の駆動信号を供給し、前記第四伝動軸33の上端末端には第五プーリ36が固定的に設置され、三つの前記第五プーリ36の間には第三ベルト31が連結されている。
【0019】
実施例により、下記に回転機構901について詳しく説明する。前記回転機構901はまた前記調整空間12の後側内壁に固定的に設置される第二モーター23を含み、前記第二モーター23の上端には第六伝動軸52が伝動できるように連結され、前記第六伝動軸52の上端には球形固定ブロック51が固定的に設置され、前記球形固定ブロック51には左右対称の調節溝50が形成され、前記調節溝50には前記調節溝50と当接できる連結ロッド22が設置され、前記調節溝50の制限により、前記連結ロッド22は一定の角度の範囲内で回転できる。
【0020】
実施例により、下記に反転機構902について詳しく説明する。前記反転機構902はまた前記左制御空間39の上側内壁に固定的に設置される第一電磁石41を含み、前記第一電磁石41と前記第一永久磁石38との間には第一ばね40が連結され、第三伝動軸54には前記第二プーリ53の右側に位置する前記第一傘歯車55が設置されている。
【0021】
実施例により、下記に張力調整部品903について詳しく説明する。前記張力調整部品903は前記調整空間12の後側内壁に固定的に設置される第二水平支持フレーム43を含み、前記第二水平支持フレーム43にはスライド溝42が形成され、前記スライド溝42には第二スライドブロック49がスライドできるように連結され、前記第二スライドブロック49の右端には第七伝動軸61が回転できるように連結され、前記第七伝動軸61の右端末端には前記第二ベルト44と当接できる第六プーリ48が固定的に設置され、前記第二水平支持フレーム43には前記第二スライドブロック49の前端に位置する固定ブロック57が固定的に設置され、前記固定ブロック57と前記第二スライドブロック49との間には第二ばね59が連結され、前記固定ブロック57の右端には第八伝動軸60が回転できるように連結され、前記第八伝動軸60の右端末端には前記第二ベルト44と当接できる第七プーリ58が固定的に設置され、前記第七プーリ58と前記第六プーリ48との間には前記第二ベルト44が連結され、前記第二プーリ53は下方に移動する時、前記第二ベルト44の増えた張力は前記第六プーリ48と前記第七伝動軸61により前記第二スライドブロック49を駆動して前方に移動させ、前記第二ばね59は弾性ポテンシャルエネルギーを蓄え、前記第二プーリ53は上方に移動する時、前記第二ベルト44の張力は減少し、前記第二ばね59は前記第二スライドブロック49を駆動して後方に移動させ、前記第二ベルト44に十分な張力を始終に保持させる。
【0022】
実施例により、下記に昇降機構904について詳しく説明する。前記昇降機構904はまた前記調整空間12の右側内壁に設置される右制御空間63を含み、前記右制御空間63の上側内壁には第二電磁石56が固定的に設置され、前記右制御空間63の内壁には第二永久磁石64がスライドできるように連結され、前記第二永久磁石64と前記第二電磁石56との間には第三ばね62が連結され、前記第二永久磁石64の下端には第二掛け支持フレーム24が固定的に設置され、前記第二掛け支持フレーム24の下端には第九伝動軸65が回転できるように連結され、前記第九伝動軸65には前記第二傘歯車30と噛み合うように連結されることができる第三傘歯車25が設置され、前記第九伝動軸65の下端末端には主カップリング26が固定的に設置され、一番右側の前記第四伝動軸33には前記主カップリング26と連結される副カップリング27が固定的に設置されている。
【0023】
下記に、図1〜5を参照して本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置の使用手順について詳しく説明する。
【0024】
初期状態にある時、主カップリング26と副カップリング27とは連結されていなく、第三傘歯車25は前記第二傘歯車30と噛み合うように連結されてなく、第二永久磁石64は一番高いところに位置し、第一永久磁石38は一番高いところに位置している。
【0025】
カメラは情報収集器15により支持フレームに固定される時、情報収集器15はカメラに撮られた画面によりデーター分析を行い、撮られているものは上方に運動する時、第一モーター29を作動させることにより、第五伝動軸28は反時計回り方向に回転し、第二電磁石56は通電することにより前記第二永久磁石64との磁性が逆になり、そして第二永久磁石64を駆動して下方に運動させ、下方に運動する第二永久磁石64は順に第二掛け支持フレーム24と、第九伝動軸65とにより第三傘歯車25を駆動して第二傘歯車30と噛み合うように連結し、この過程に、第三ばね62は弾性ポテンシャルエネルギーを蓄え、第九伝動軸65は主カップリング26を副カップリング27と連結し、反時計回り方向に回転する第五伝動軸28は第二傘歯車30と第三傘歯車25により第九伝動軸65を駆動して時計回り方向に回転させ、時計回り方向に回転する第九伝動軸65は主カップリング26と副カップリング27により一番右側の第四伝動軸33を駆動して時計回り方向に回転させ、さらに第三ベルト31により他の二つの第四伝動軸33を駆動して時計回り方向に回転させ、第四伝動軸33の時計回り方向への回転はネジ軸34を駆動して時計回り方向に回転させ、そしてネジ軸34は地面に固定される支持フレーム底部脚32とネジ山により連結されることによりケース11を駆動して上方に運動させ、動作を完成した後、第一モーター29を止め、第二電磁石56を停電させ、第三ばね62は弾性ポテンシャルエネルギーを放出し、第三ばね62の弾性ポテンシャルエネルギーは順に第二永久磁石64と、第二掛け支持フレーム24と、第九伝動軸65とにより主カップリング26を副カップリング27と連結しなく、第三傘歯車25を第二傘歯車30と噛み合うように連結しない。
【0026】
撮られているものは下方に運動する時、第一モーター29を作動させ、第一モーター29は第五伝動軸28を反時計回り方向に回転させ、第二電磁石56を通電させ、第二電磁石56の磁性は第二永久磁石64の磁性と逆になることにより、第二電磁石56は第二永久磁石64を駆動して下方に運動させ、下方に運動する第二永久磁石64は順に第二掛け支持フレーム24と、第九伝動軸65により第三傘歯車25を駆動して第二傘歯車30と噛み合うように連結し、この過程に、第三ばね62は弾性ポテンシャルエネルギーを蓄え、第九伝動軸65は主カップリング26を副カップリング27と連結し、時計回り方向に回転する第五伝動軸28は第二傘歯車30と第三傘歯車25により第九伝動軸65を駆動して反時計回り方向に回転させ、反時計回り方向に回転する第九伝動軸65は主カップリング26と副カップリング27により一番右側の第四伝動軸33を駆動して反時計回り方向に回転させ、さらに第三ベルト31により他の二つの第四伝動軸33を駆動して反時計回り方向に回転させ、第四伝動軸33の反時計回り方向への回転はネジ軸34を駆動して反時計回り方向に回転させ、そしてネジ軸34は地面に固定される支持フレーム底部脚32とネジ山により連結されることによりケース11を駆動して下方に運動させ、動作を完成した後、第一モーター29を止め、第二電磁石56を停電させ、第三ばね62は弾性ポテンシャルエネルギーを放出し、第三ばね62の弾性ポテンシャルエネルギーは順に第二永久磁石64と、第二掛け支持フレーム24と、第九伝動軸65とにより主カップリング26を副カップリング27と連結しなく、第三傘歯車25を第二傘歯車30と噛み合うように連結しない。
【0027】
撮られているものは左方に運動する時、第二モーター23を作動させ、第二モーター23は第六伝動軸52を反時計回り方向に回転させ、第六伝動軸52の反時計回り方向への回転は順に第六伝動軸52と、球形固定ブロック51と、調節溝50とにより連結ロッド22を駆動して反時計回り方向に回転させ、そして第一プーリ18と、第一ベルト17と、第三プーリ14とにより第二伝動軸35を駆動して反時計回り方向に回転させ、最終に情報収集器15によりカメラを駆動して左方に回転させ、動作を完成した後、第二モーター23を止める。
【0028】
撮られているものは右方に運動する時、第二モーター23を作動させ、第二モーター23は第六伝動軸52を時計回り方向に回転させ、第六伝動軸52の時計回り方向への回転は順に第六伝動軸52と、球形固定ブロック51と、調節溝50とにより連結ロッド22を駆動して時計回り方向に回転させ、そして第一プーリ18と、第一ベルト17と、第三プーリ14とにより第二伝動軸35を駆動して時計回り方向に回転させ、最終に情報収集器15によりカメラを駆動して右方に回転させ、動作を完成した後、第二モーター23を止める。
【0029】
撮られているものはカメラ自体の前側からカメラを越す時、第一モーター29を作動させ、第一モーター29は第五伝動軸28を反時計回り方向に回転させ、第一電磁石41を通電させ、第一電磁石41の磁性は第一永久磁石38の磁性と逆になり、そして第一電磁石41は第一永久磁石38を駆動して下方に運動させ、第一ばね40は弾性ポテンシャルエネルギーを蓄え、下方に運動する第一永久磁石38は第一掛け支持フレーム37と、第三伝動軸54とにより第一傘歯車55を駆動して第二傘歯車30と噛み合うように連結し、この時、第二プーリ53は第二ベルト44の張力を増やし、この時、第二ベルト44の増加した張力は第六プーリ48と第七伝動軸61により第二スライドブロック49を駆動して後方に移動させ、そして第二ベルト44の張力を減少し、第二ばね59は弾性ポテンシャルエネルギーを蓄え、反時計回り方向に回転する第五伝動軸28は順に第二傘歯車30と、第一傘歯車55と、第三伝動軸54とにより第二プーリ53を駆動して回転させ、さらに第二ベルト44と、第四プーリ46と、第一伝動軸45とにより連結ブロック13を駆動して時計回り方向に回転させ、最終に第二伝動軸35と、情報収集器15とによりカメラを駆動して後方に回転させ、この過程に、後方に運動する第二伝動軸35は順に第一ベルト17と、第一プーリ18とにより連結ロッド22を駆動して調節溝50の制限で後方に回転させ、動作を完成した後、第一モーター29を止め、第一電磁石41を停電させ、第一ばね40は弾性ポテンシャルエネルギーを放出し、第一ばね40により放出された弾性ポテンシャルエネルギーは第一永久磁石38を駆動して上方に運動させ、そして第一傘歯車55を第二傘歯車30と噛み合うように連結しなく、第二ベルト44の張力は減少し、第二ばね59は弾性ポテンシャルエネルギーを放出し、第二ばね59により放出された弾性ポテンシャルエネルギーは第二スライドブロック49を駆動して前方に運動させ、第二ベルト44の張力を保持する。
【0030】
撮られているものはカメラ自体の後側からカメラを越す時、第一モーター29を作動させ、第一モーター29は第五伝動軸28を時計回り方向に回転させ、第一電磁石41を通電させ、第一電磁石41の磁性は第一永久磁石38の磁性と逆になり、そして第一電磁石41は第一永久磁石38を駆動して下方に運動させ、第一ばね40は弾性ポテンシャルエネルギーを蓄え、下方に運動する第一永久磁石38は第一掛け支持フレーム37と、第三伝動軸54とにより第一傘歯車55を駆動して第二傘歯車30と噛み合うように連結し、この時、第二プーリ53は第二ベルト44の張力を増やし、この時、第二ベルト44の増加した張力は第六プーリ48と第七伝動軸61により第二スライドブロック49を駆動して後方に移動させ、そして第二ベルト44の張力を減少し、第二ばね59は弾性ポテンシャルエネルギーを蓄え、時計回り方向に回転する第五伝動軸28は順に第二傘歯車30と、第一傘歯車55と、第三伝動軸54とにより第二プーリ53を駆動して回転させ、さらに第二ベルト44と、第四プーリ46と、第一伝動軸45とにより連結ブロック13を駆動して逆時計回り方向に回転させ、最終に第二伝動軸35と、情報収集器15とによりカメラを駆動して前方に回転させ、この過程に、前方に運動する第二伝動軸35は順に第一ベルト17と、第一プーリ18とにより連結ロッド22を駆動して調節溝50の制限で前方に回転させ、動作を完成した後、第一モーター29を止め、第一電磁石41を停電させ、第一ばね40は弾性ポテンシャルエネルギーを放出し、第一ばね40により放出された弾性ポテンシャルエネルギーは第一永久磁石38を駆動して上方に運動させ、そして第一傘歯車55を第二傘歯車30と噛み合うように連結しなく、第二ベルト44の張力は減少し、第二ばね59は弾性ポテンシャルエネルギーを放出し、第二ばね59により放出された弾性ポテンシャルエネルギーは第二スライドブロック49を駆動して前方に運動させ、第二ベルト44の張力を保持する。
【0031】
本願発明の有益な効果は:本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置は張力調整部品を設置することで鉛直ベルトが緩みすぎる状態又は引っ張られすぎる状態にある時、すぐに張力を調整でき、鉛直ベルトは輸送する時に適合な張力を保ち、連結ボール、制限溝及び制限コンロッドを設置することでカメラが前又は後ろに反転する時に、連結ベルトは始終に主プーリと副プーリとの間に連結されることを保証し、利用されるパーツが市場で買えるものであってメンテナンスは便利であり、手持ちや普通の三脚架によっても運動しているものをはっきりと安定して撮影できなく、特に長い時間撮影するには、撮影の素人たちをもっと困らせる現状を改善する。
【0032】
上記の方式によって、当業者は本願発明の範囲内で作動モードに基づいて様々な変わりを行うことができる。
【要約】
【課題】本発明は自動追跡撮影可能なカメラ支持装置を開示した。
【解決手段】
ケースを含み、前記ケースの中には調整空間が設置され、前記調整空間の上側内壁には抜き穴が外部空間と連通するように設置され、前記調整空間の左側内壁には第一伝動軸が回転できるように連結され、本願発明の自動追跡撮影可能なカメラ支持装置は張力調整部品を設置することで鉛直ベルトが緩みすぎる状態又は引っ張られすぎる状態にある時、すぐに張力を調整でき、鉛直ベルトは輸送する時に適合な張力を保ち、連結ボール、制限溝及び制限コンロッドを設置することでカメラが前又は後ろに反転する時に、連結ベルトは始終に主プーリと副プーリとの間に連結されることを保証し、利用されるパーツが市場で買えるものであってメンテナンスは便利である。
【選択図】図1
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図2
図3
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図5