【実施例】
【0052】
(実施例1)
[0052]
転移性癌の治療として、本発明の実施形態に従って、併用療法の有効性、安全性、受容性、及び忍容性を評価するために、臨床研究が行われた。
併用療法は、以下を含んだ:
(a)経口投与される、メラニン(50mcg)及びα−メチル−DL−チロシン(75mg)を含有するカプセル剤、
(b)経口投与される、5,5−ジフェニルヒダントイン(15mg)及びα−メチル−DL−チロシン(75mg)を含有するカプセル剤、
(c)経口投与される、5,5−ジフェニルヒダントイン(15mg)及びα−メチル−DL−チロシン(75mg)を含有するカプセル剤、
(d)経口投与される、ラパマイシン(0.2mg)及びα−メチル−DL−チロシン(75mg)を含有するカプセル剤、
(e)皮下投与される、ラパマイシン(0.15mcg)、メラノタンII(10mcg)、及び5,5−ジフェニルヒダントイン(2mg)を含有する懸濁液、並びに
(f)皮下投与される、NaClの静菌水中α−メチル−DL−チロシン(5mg)を含有する懸濁液。
【0053】
[0053]
それぞれの患者は、1週間に5日、6週間、併用療法が投与された。200人を超える患者がスクリーニングされた。この評価基準には、いずれの転移性癌を患っている患者も含まれた。この評価基準を満たす30人の患者が、受け入れられ、本研究に参加した。
転移性乳癌の治療
【0054】
[0054]
転移性乳癌を患っている本研究における14人の患者。患者の情報及び結果は、表1中の以下の通りである。
【表1】
患者の全てにおいて、薬のある種の副作用は、色素沈着過度であった。全体的に、患者の全てが、併用療法に耐性があり、有害事象は、報告されなかった。
【0055】
[0055]
200人超の癌患者が、臨床試験においてスクリーニングされた。本研究の評価基準を満たす30人の対象が、同意した。患者の平均年齢は、30歳〜70歳の範囲で、56歳であった。本研究における患者は、チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤(即ち、α−メチル−DLチロシン)、メラニン促進剤(即ち、メラノタンII)、p450 3A4促進剤(即ち、5,5−ジフェニルヒダントイン)、及びロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤(即ち、ラパマイシン)を含む、治療計画を施した。これらの化合物を、それぞれ、1週間に5日間、6週間の期間投与し、毎週のサイクル間に1又は2日間は、投与しなかった。
【0056】
[0056]
治療から6週間後、30人の患者のうち12人(40%)が、東部腫瘍学共同研究グループ(ECOG)の0〜5尺度で同じ評価を維持した(Oken,et al.,Toxicity And Response Criteria Of The Eastern Cooperative Oncology Group,Am.J.Clin.Oncol.,5:649〜655,1982を参照のこと)。30人のうちの14人(46%)は、そのECOGの評価において1〜3ポイント向上した。
【0057】
[0057]
30人の患者のうちの14人(46%)は、欧州癌研究治療機構の生活の質の質問表(Quality of Life Questionnaire Core)(EORTC)の1〜7の尺度で同じ評価を維持した(例えば、Bergman,et al.,The EORTC QLQ−LC13:a modular supplement to the EORTC Core Quality of Life Questionnaire(QLQ−C30) for use in lung cancer clinical trials,EORTC Study Group on Quality of Life,Eur.J.Cancer,1994.30A(5):p.635〜42を参照のこと)。30人のうちの16人(54%)は、そのEORTCの評価において1〜5ポイント向上した。
【0058】
[0058]
30人の患者のうちの11人は、体重が0.45〜4.08kg(1〜9ポンド)増加し、30人のうちの17人は、同じ体重を維持し、30人のうちの2人は、0.45〜0.90kg(1〜2ポンド)減少した。
【0059】
[0059]
30人のうちの13人(43%)は、疼痛レベルの低減があった。30人のうちの17人(57%)は、最小限の疼痛を伴い参加し、同じレベルを維持した。30人のうちの9人(30%)は、鎮痛剤の服用中、研究に参加し、その9人のうちの8人(89%)は、サイクルの終了時には、鎮痛剤の必要がなくなった。
【0060】
[0060]
通常の健康診断、系統的レビュー、及び画像で、30人のうちの4人(13%)には、疾患が検出されなかった。30人のうちの8人(27%)は、腫瘍の量及び/又は最大の腫瘍のサイズの大幅な低減があった。30人のうちの8人(27%)は、腫瘍の量及び/又は最大の腫瘍のサイズの低減を示した。30人のうちの10人(33%)は、疾患の進行を示さなかった。
【0061】
[0061]
30人の患者のうちの29人は、22週間の平均生存期間生存した。30人のうちの13人(43%)は、解放され、帰宅した。30人のうちの17人(57%)は、治療を継続する。対象の全てが、色素沈着過度を生じた。
【0062】
[0062]
全体的に、上述の治療は、対象によって良好な耐性を示し、治療に関連する有害事象はなく、反応は、治療100%に対して文書化された。
【0063】
(実施例2)
[0063]
一態様では、本発明は、メトキサレン及びメラノタンのうちの1つ若しくは両方を用いて、並びに/又はメラニンの投与を通して、インビボのメラニン生成を誘発する方法を提供する。動作のいかなる特定の理論によっても拘束されることを意図しないが、メラニンは、様々な周囲の波長又は誘発された電磁放射線を電気エネルギーに変換し、ひいては、所望の反応又は転位を増強するようなその光触媒の性質及びその能力により、有益であると考えられる。一部の患者において、遺伝的変異、虚弱、優先可用性の必要性のため、又は最大限の効率を実現するため、メラニンが、投与前に、α−メチル−DL−チロシンと機械的又は化学的に組み合わされることが好ましいと判断されている。
【0064】
[0064]
光触媒としてメラニンは、その物理的質量の時点で極性を有すると考えられる。小さいメラニン粒子は、大きい粒子よりも少ない電気エネルギーを生じ得、複数のメラニン粒子は、極性に特異的な製剤中に蓄積されない傾向がある。メラニンから高収率の電気エネルギーを得るために有効な方法は、大きな偏極粒子においてメラニンを形成することである。含蓄的に、量にかかわらず、ナノ粒子は、癌治療に対しては、より大きい粒子ほど望ましくなく、大きな粒子は、癌細胞膜によって許容されるべきより大きな容量を有すると考えられる。
【0065】
[0065]
ある実施形態に従って、メラニンは、少なくとも3つの方法で、α−メチル−DL−チロシンと組み合わされる。
【0066】
[0066]
1)自然発生又は合成のいずれかのメラニンは、α−メチル−DL−チロシンを用いて、非水溶性であり、若干可鍛性であるメラニンを粘着させる圧縮力で機械的に混合される。これらの構成成分の最初の混合後、メラニンの実質的な被覆率が達成されるまで、追加のα−メチル−DL−チロシンを添加することが望ましい。
【0067】
[0067]
2)メラニンは、米国特許第5,225,435号(この内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる)に記載される多くの方法によって可溶化され得る。ある好ましい方法は、少なくとも5重量パーセントのメラニン濃度を達成するために、メラニンを、蒸留水及び過酸化水素と混合させることと、沸点に達するまで、得られた組成物をマイクロ波炉中に入れることを含む。生成される溶解メラニンは、α−メチル−DL−チロシンの質量を通じて浸出又は飽和させるために使用される。次いで、組成物を乾燥させ、この乾燥粉末を使用する。
【0068】
[0068]
3)α−メチル−DL−チロシンを、5−ベンジルオキシ−6−メトキシ−インドールを含む蒸留水中に入れ、最長1ヶ月間密閉する。ラセミα−メチル−DL−チロシンのL部は、(DOPA)メラニンに変換すると考えられる。メラニン粒子のサイズは、増殖期間を制御することによって制御され得る。次いで、生成された粉末を洗浄し、乾燥させる。ラセミ混合物の比率は、もはや50/50ではないが、化合した成分の有用性は、L構成成分が低減されていても、メラニンの浸透を促進し、潜在的に十分な効果を提供すると思われる。
以下に、出願時の特許請求の範囲の記載を示す。
[請求項1]
薬学的組成物であって、
・チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤と、
・メラニン、メラニン促進剤、又はこれらの組み合わせと、
・p450 3A4促進剤と、
・ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤と、を含む、薬学的組成物。
[請求項2]
成長ホルモン阻害剤を更に含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
[請求項3]
前記成長ホルモンが、膵臓成長ホルモンである、請求項2に記載の薬学的組成物。
[請求項4]
前記成長ホルモン阻害剤が、オクトレオチドである、請求項2に記載の薬学的組成物。
[請求項5]
前記成長ホルモン阻害剤が、ソマトスタチンである、請求項2に記載の薬学的組成物。
[請求項6]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤が、チロシン誘導体である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項7]
前記チロシン誘導体が、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエートH−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチルD−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル(2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I
2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO
2)−OH、及びα−メチル−DL−チロシンのうちの1つ以上である、請求項6に記載の薬学的組成物。
[請求項8]
前記メラニン促進剤が、メトキサレンである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項9]
前記メラニン促進剤が、メラノタンIIである、請求項8に記載の薬学的組成物。
[請求項10]
前記p450 3A4促進剤が、5,5−ジフェニルヒダントインである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項11]
前記p450 3A4促進剤が、バルプロ酸又はカルバマゼピンである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項12]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、N−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項13]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、ラパマイシンである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項14]
D−ロイシンを更に含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項15]
癌の治療で使用するためのキットであって、
・チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤と、
・メラニン、メラニン促進剤、又はこれらの組み合わせと、
・p450 3A4促進剤と、
・ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤と、
を、これらの包装材料とともに含む、キット。
[請求項16]
成長ホルモン阻害剤を更に含む、請求項15に記載のキット。
[請求項17]
前記成長ホルモンが、膵臓成長ホルモンである、請求項16に記載のキット。
[請求項18]
前記成長ホルモン阻害剤が、オクトレオチドである、請求項16に記載のキット。
[請求項19]
前記成長ホルモン阻害剤が、ソマトスタチンである、請求項16に記載のキット。
[請求項20]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤が、チロシン誘導体である、請求項15〜19のいずれか一項に記載のキット。
[請求項21]
前記チロシン誘導体が、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエートH−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチルD−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル(2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I
2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO
2)−OH、及びα−メチル−DL−チロシンのうちの1つ以上である、請求項20に記載のキット。
[請求項22]
前記メラニン促進剤が、メトキサレンである、請求項15〜21のいずれか一項に記載のキット。
[請求項23]
前記メラニン促進剤が、メラノタンIIである、請求項15〜21のいずれか一項に記載のキット。
[請求項24]
前記p450 3A4促進剤が、5,5−ジフェニルヒダントインである、請求項15〜23のいずれか一項に記載のキット。
[請求項25]
前記p450 3A4促進剤が、バルプロ酸又はカルバマゼピンである、請求項15〜23のいずれか一項に記載のキット。
[請求項26]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、N−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンである、請求項15〜25のいずれか一項に記載のキット。
[請求項27]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、ラパマイシンである、請求項15〜25のいずれか一項に記載のキット。
[請求項28]
D−ロイシンを更に含む、請求項15〜27のいずれか一項に記載のキット。
[請求項29]
対象における癌の治療方法であって、有効量のチロシンヒドロキシラーゼ阻害剤と、メラニン、メラニン促進剤、又はこれらの組み合わせと、p450 3A4促進剤と、ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤とを、それらを必要とする前記対象に投与することを含む、方法。
[請求項30]
成長ホルモン阻害剤を投与することを更に含む、請求項29に記載の方法。
[請求項31]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤のうちの少なくとも2つが、同時に投与される、請求項29又は30に記載の方法。
[請求項32]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤のうちの少なくとも3つが、同時に投与される、請求項29又は30に記載の方法。
[請求項33]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤のそれぞれが、同時に投与される、請求項29又は30に記載の方法。
[請求項34]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤が、経口、皮下、静脈内、経皮、膣内、直腸、又はこれらの任意の組み合わせで投与される、請求項29〜33のいずれか一項に記載の方法。
[請求項35]
前記経皮投与が、オレイン酸、1−メチル−2−ピロリドン、ドデシルノナオキシエチレングリコールモノエーテルと組み合わせて行われる、請求項34に記載の方法。
[請求項36]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤が、前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤の5〜7日間の投与と、前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤の1〜2日間の非投与とからなるサイクルの間に投与される、請求項29〜35のいずれか一項に記載の方法。
[請求項37]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤が、前記サイクルの少なくとも6つのコースにわたって投与される、請求項36に記載の方法。
[請求項38]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤が、チロシン誘導体である、請求項29〜37のいずれか一項に記載の方法。
[請求項39]
前記チロシン誘導体が、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエートH−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチルD−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル(2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I
2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO
2)−OH、及びα−メチル−DL−チロシンのうちの1つ以上である、請求項38に記載の方法。
[請求項40]
60mgの前記チロシン誘導体が、経口投与され、前記チロシン誘導体の0.25mLの2mg/mL懸濁液が、皮下投与される、請求項38又は39に記載の方法。
[請求項41]
前記メラニン促進剤が、メトキサレンである、請求項29〜40のいずれか一項に記載の方法。
[請求項42]
10mgの前記メトキサレンが、経口投与され、前記メトキサレンの0.25mLの1mg/mL懸濁液が、皮下投与される、請求項41に記載の方法。
[請求項43]
前記メラニン促進剤が、メラノタンIIである、請求項29〜40のいずれか一項に記載の方法。
[請求項44]
前記p450 3A4促進剤が、5,5−ジフェニルヒダントインである、請求項29〜43のいずれか一項に記載の方法。
[請求項45]
30mgの前記5,5−ジフェニルヒダントインが、経口投与される、請求項44に記載の方法。
[請求項46]
前記p450 3A4促進剤が、バルプロ酸又はカルバマゼピンである、請求項29〜43のいずれか一項に記載の方法。
[請求項47]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、N−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンである、請求項29〜46のいずれか一項に記載の方法。
[請求項48]
20mgの前記N−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンが、経口投与される、請求項47に記載の方法。
[請求項49]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、ラパマイシンである、請求項29〜46のいずれか一項に記載の方法。
[請求項50]
前記成長ホルモンが、膵臓成長ホルモンである、請求項30〜49のいずれか一項に記載の方法。
[請求項51]
前記成長ホルモン阻害剤が、オクトレオチドである、請求項30〜49のいずれか一項に記載の方法。
[請求項52]
有効量のD−ロイシンを投与することを更に含む、請求項29〜51のいずれか一項に記載の方法。
[請求項53]
前記対象が、哺乳動物である、請求項29〜52のいずれか一項に記載の方法。
[請求項54]
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項53に記載の方法。
[請求項55]
前記癌が、非小細胞肺癌である、請求項29〜54のいずれか一項に記載の方法。
[請求項56]
前記非小細胞肺癌が、IV期非小細胞肺癌である、請求項55に記載の方法。
[請求項57]
前記癌が、卵巣癌、乳癌、子宮頸癌、膵臓癌、胃癌、脳癌、肝臓癌、又は精巣癌である、請求項29〜54のいずれか一項に記載の方法。
[請求項58]
前記癌が、白血病又はリンパ腫である、請求項29〜54のいずれか一項に記載の方法。
[請求項59]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤、前記メラニン促進剤、前記p450 3A4促進剤、及び前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、核酸、タンパク質、抗体、又は抗体の抗原結合断片のうちの1つ以上である、請求項29〜58のいずれか一項に記載の方法。
[請求項60]
前記対象における前記癌の進行を評価することを更に含む、請求項29〜59のいずれか一項に記載の方法。
[請求項61]
前記評価工程が、前記投与工程前に行われる、請求項60に記載の方法。
[請求項62]
前記評価工程が、前記投与工程後に行われる、請求項60に記載の方法。
[請求項63]
対象における細胞増殖の低減方法であって、有効量のチロシンヒドロキシラーゼ阻害剤と、メラニン、メラニン促進剤、又はこれらの組み合わせと、p450 3A4促進剤と、ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤とを、それらを必要とする前記対象に投与することを含む、方法。
[請求項64]
成長ホルモン阻害剤を投与することを更に含む、請求項63に記載の方法。
[請求項65]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤のうちの少なくとも2つが、同時に投与される、請求項63又は64に記載の方法。
[請求項66]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤のうちの少なくとも3つが、同時に投与される、請求項63又は64に記載の方法。
[請求項67]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤のそれぞれが、同時に投与される、請求項63又は64に記載の方法。
[請求項68]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤が、経口、皮下、静脈内、経皮、膣内、直腸、又はこれらの任意の組み合わせで投与される、請求項63〜67のいずれか一項に記載の方法。
[請求項69]
前記経皮投与が、オレイン酸、1−メチル−2−ピロリドン、ドデシルノナオキシエチレングリコールモノエーテルと組み合わせて行われる、請求項68に記載の方法。
[請求項70]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤が、前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤の5〜7日間の投与と、前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤の1〜2日間の非投与とからなるサイクルの間に投与される、請求項63〜69のいずれか一項に記載の方法。
[請求項71]
前記メラニン、促進剤、及び/又は阻害剤が、前記サイクルの少なくとも6つのコースにわたって投与される、請求項70に記載の方法。
[請求項72]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤が、チロシン誘導体である、請求項63〜71のいずれか一項に記載の方法。
[請求項73]
前記チロシン誘導体が、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエートH−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル(2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチルD−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル(2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I
2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO
2)−OH、及びα−メチル−DL−チロシンのうちの1つ以上である、請求項72に記載の方法。
[請求項74]
60mgの前記チロシン誘導体が、経口投与され、前記チロシン誘導体の0.25mLの2mg/mL懸濁液が、皮下投与される、請求項72又は73に記載の方法。
[請求項75]
前記メラニン促進剤が、メトキサレンである、請求項63〜74のいずれか一項に記載の方法。
[請求項76]
10mgの前記メトキサレンが、経口投与され、前記メトキサレンの0.25mLの1mg/mL懸濁液が、皮下投与される、請求項75に記載の方法。
[請求項77]
前記メラニン促進剤が、メラノタンIIである、請求項63〜76のいずれか一項に記載の方法。
[請求項78]
前記p450 3A4促進剤が、5,5−ジフェニルヒダントインである、請求項63〜77のいずれか一項に記載の方法。
[請求項79]
30mgの5,5−ジフェニルヒダントインが、経口投与される、請求項78に記載の方法。
[請求項80]
前記p450 3A4促進剤が、バルプロ酸又はカルバマゼピンである、請求項63〜77のいずれか一項に記載の方法。
[請求項81]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、N−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンである、請求項63〜80のいずれか一項に記載の方法。
[請求項82]
20mgの前記N−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンが、経口投与される、請求項81に記載の方法。
[請求項83]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、ラパマイシンである、請求項63〜82のいずれか一項に記載の方法。
[請求項84]
前記成長ホルモンが、膵臓成長ホルモンである、請求項64〜83のいずれか一項に記載の方法。
[請求項85]
前記成長ホルモン阻害剤が、オクトレオチドである、請求項64〜83のいずれか一項に記載の方法。
[請求項86]
有効量のD−ロイシンを投与することを更に含む、請求項64〜85のいずれか一項に記載の方法。
[請求項87]
前記対象が、哺乳動物である、請求項64〜86のいずれか一項に記載の方法。
[請求項88]
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項87に記載の方法。
[請求項89]
前記癌が、非小細胞肺癌である、請求項64〜88のいずれか一項に記載の方法。
[請求項90]
前記非小細胞肺癌が、IV期非小細胞肺癌である、請求項89に記載の方法。
[請求項91]
前記癌が、卵巣癌、乳癌、子宮頸癌、膵臓癌、胃癌、脳癌、肝臓癌、又は精巣癌である、請求項64〜88のいずれか一項に記載の方法。
[請求項92]
前記癌が、白血病又はリンパ腫である、請求項64〜88のいずれか一項に記載の方法。
[請求項93]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤、前記メラニン促進剤、前記p450 3A4促進剤、及び前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、核酸、タンパク質、抗体、又は抗体の抗原結合断片のうちの1つ以上である、請求項64〜92のいずれか一項に記載の方法。
[請求項94]
前記対象における前記癌の進行を評価することを更に含む、請求項64〜93のいずれか一項に記載の方法。
[請求項95]
前記評価工程が、前記投与工程前に行われる、請求項94に記載の方法。
[請求項96]
前記評価工程が、前記投与工程後に行われる、請求項94に記載の方法。
[請求項97]
チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤と、メラニン、メラニン促進剤、又はこれらの組み合わせとを含む、薬学的組成物。
[請求項98]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤が、α−メチル−DL−チロシンである、請求項97に記載の薬学的組成物。
[請求項99]
メラニンを含む、請求項97に記載の薬学的組成物。
[請求項100]
チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤及びp450 3A4促進剤を含む、薬学的組成物。
[請求項101]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤が、α−メチル−DL−チロシンである、請求項100に記載の薬学的組成物。
[請求項102]
前記p450 3A4促進剤が、5,5−ジフェニルヒダントインである、請求項100に記載の薬学的組成物。
[請求項103]
チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤及びロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤を含む、薬学的組成物。
[請求項104]
前記チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤が、α−メチル−DL−チロシンである、請求項103に記載の薬学的組成物。
[請求項105]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、ラパマイシン又はN−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンである、請求項103又は104に記載の薬学的組成物。
[請求項106]
メラニン、メラニン促進剤、又はこれらの組み合わせと、p450 3A4促進剤と、ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤とを含む、薬学的組成物。
[請求項107]
メラノタンIIを含む、請求項106に記載の薬学的組成物。
[請求項108]
前記p450 3A4促進剤が、5,5−ジフェニルヒダントインである、請求項106又は107に記載の薬学的組成物。
[請求項109]
前記ロイシンアミノペプチダーゼ阻害剤が、ラパマイシン又はN−[(2S,3R)−3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチリル]−L−ロイシンである、請求項106〜108のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
[請求項110]
請求項97〜99のいずれか一項に記載の薬学的組成物と、請求項100〜102のいずれか一項に記載の薬学的組成物とを含む、キット。
[請求項111]
請求項103〜105のいずれか一項に記載の薬学的組成物を更に含む、請求項110に記載のキット。
[請求項112]
請求項106〜109のいずれか一項に記載の薬学的組成物を更に含む、請求項111に記載のキット。
[請求項113]
チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤を含む薬学的組成物を更に含む、請求項112に記載のキット。
[請求項114]
癌を治療するための方法であって、請求項97〜99のいずれか一項に記載の薬学的組成物と、請求項103〜105のいずれか一項に記載の薬学的組成物と、請求項106〜109のいずれか一項に記載の薬学的組成物と、チロシンヒドロキシラーゼ阻害剤を含む薬学的組成物とを、それらを必要とする患者に投与することを含む、方法。
[請求項115]
前記薬学的組成物が、24時間以内に前記患者に投与される、請求項114に記載の方法。
[請求項116]
前記薬学的組成物が、1週間に5日、6週間、前記患者に投与される、請求項114又は115に記載の方法。