【実施例】
【0059】
例示的な実施形態は、例証のためのみであって、限定することは意図されていない、ある特定の例示的実施形態及びそれらの特定の実施形態に関して以下にさらに説明される。
【0060】
プラグの目的はガスの流れが多孔質ハニカムの壁を通過するように推進することであることから、触媒活性プラグに著しい触媒活性が観察されたことは、驚きであり、予期されていなかった。実施例及び比較例の試料を準備するため、350cpsi/12ミル壁厚(350/12)(54.25セル/cm
2/305μm壁厚)のコージエライト−ムライト−チタン酸アルミニウム(CMAT)ハニカム体から、コア削孔した、直径約5.1cm(2インチ)×長さ約15.2cm(6インチ)の試験片を準備した。比較例(C1)を、表1に示される標準的な施栓用ペーストで施栓した。実施例(E1及びE2)を、表2に示されるような本開示の例示的な実施形態に従った組成物で施栓した。
【0061】
【表1】
【0062】
工程1から4では、すべての粉末をミキシングボウルに加え、乾燥混合を5分間、行った。工程5には、「Ludox」HS−40の測定が含まれていた。工程6には、別々の容器内にTEA及び水を量り取り、TEAに水を加え、TEA溶液を1分間、攪拌することが含まれていた。工程7には、「Ludox」HS−40にTEA溶液を加え、1分間、攪拌することが含まれていた。工程8及び9には、予備混合した液体をすべて加え、乾燥混合が予定されている場合には、ボウルを着色することが含まれていた。工程10には、真空を適用しない2,200rpmの分散機及び35rpmの遊星歯車を用いた湿式混合を2分間、行うことが含まれていた。工程11には、湿式混合が予定されている場合には、ミキサービーター及びボウルの内側の周りからバッチを掻き取ることが含まれていた。工程12には、約38.1cm(15インチ)のHg真空を適用した2,200rpmの分散機及び35rpmの遊星歯車を用いた最終的な湿式混合を8分間、行うことが含まれていた。
【0063】
【表2】
【0064】
E1及びE2の組成物を、Mazurestar(登録商標)ミキサーのチャネル17で2回、混合した。すべての試料を650℃で2時間、焼結した。プラグ材料もまた、粉末としてNO変換を試験するために別々に焼結した(
図3)。
【0065】
図3は、触媒活性が改善されていることを示す本開示のプラグ材料の例示的な実施形態に従った粉末と比較した、銅−チャバサイトゼオライト粉末の比較試料のNO変換を示すデータのグラフプロットである。すなわち、
図3は、活性材料が、プラグバッチセメント組成物へと作製された後でもなお活性であることを示している。
図3は、組成物、すなわち、ハニカム体チャネル内のプラグへと形成されていない場合の触媒活性を示している。驚くべきことに、プラグ組成物へと作製された触媒活性な銅−チャバサイトゼオライト及びコロイド状シリカは、銅−チャバサイトゼオライト単独の場合よりも触媒活性が高かった。
【0066】
定常状態のNOx変換を、NH
3/NOx=1(
図3において、「ANR」とはNOxに対するアンモニアの比のことを指す)及び70,000時間
−1の空間速度(全流量75LPM)でフロー反応装置を使用し、粉末の触媒床について測定した。2つの粉末試料は、(a)反応床内に充填された未処理のゼオライト粉末、及び(b)プラグセメントを形成するために行われるであろうペーストへと形成されたゼオライト粉末であった。データは、ゼオライト活性がプラグペーストの形成工程によって悪影響を受けないことを示している。
【0067】
図4は、3つの約5.1cm×約15.2cm(2インチ×6インチ)のATフィルタについての定常状態のNOx変換を示している。上述の同一のフロー反応装置を、NH
3/NOx=1及び30,000時間
−1の空間速度(全重量150LPM)で使用した。ゼオライトの絶対質量、g/Lでの正規化質量、及びプラグ深さ「PD」は、対照及び活性プラグについて同じであった。ATフィルタの1つは、標準的な触媒的に非活性なプラグを有しており、変換はゼロに近い。他の2つのATフィルタは活性プラグを有しており、活性プラグに由来する活性の増強がはっきりと分かる。
【0068】
図4は、実施例E1及びE2と、不活性プラグを有する比較例C1についてのNO変換効率の結果を示す、データのグラフプロットである。
図3に示される本開示の例示的な実施形態に従った粉末試料の結果も示されている。
図4は、不活性プラグを有する比較例C1についてのNO変換がゼロに近いのに対し、実施例E1及びE2の活性プラグ組成物で施栓されたパーツについての触媒活性は著しいNO変換を示したことを示している。
【0069】
高温でのE1及びE2の組成物の活性プラグのサバイバビリティを試験するため、活性プラグを含むハニカム体を1200℃及び1300℃に加熱した。1200℃では、プラグの一体性は維持されていた。1300℃では、プラグは焼結されて、一体性を失い始めた。
【0070】
モデリング
浸透性の膜によって分離された入口チャネルと出口チャネルを表す一対のチャネルを通る排ガスの流れをモデリングした。ゼオライトプラグを、モデルにおける交互のチャネルの入口面及び出口面に施した。モデリングにより、異なる温度において、及び異なるウォッシュコート方法について、どこに、どの程度のNO変換が生じていたかの判断がもたらされた。
【0071】
図5A及び5Bは、本開示のこれらの例示的な実施形態に従った、下方チャネル上に入口面の活性プラグ、及び上方チャネルに出口面の活性プラグを伴った、300℃における、2つのチャネルを通る定常状態の流速のモデリング結果のプロットである。各チャネルは、チャネルの垂直方向の半分のみが図示されるように、対称になっている。
【0072】
図6A及び6Bは、定常状態かつ300℃における、壁及び入口面の活性プラグにおける局所的反応速度を示す、
図5A及び5Bのモデリング結果の入口領域のクローズアップである。一部のNO変換は壁内で生じているものの、そのほとんどは入口面の活性プラグにおいて生じている。
【0073】
図7A及び7Bは、300℃でのチャネルにおけるNOの分布を示す、モデリング結果のプロットであり、入口面の活性プラグにおけるNOの急激な減少、パーツの長さを下る壁においてNOが反応するにつれての漸減、及び出口面の活性プラグにおけるNO濃度の最終的な低減を示している。
【0074】
モデルシステムが実際のシステムの応答を再現していたことを確認するため、さまざまな温度における定常状態のNO変換の実験的測定を使用して、最初にモデルを較正した。モデルは、標準的なSCR反応及び速いSCR反応と共に、アンモニア吸着、脱着、及び酸化のSCR触媒反応を考慮している。
図8のデータは、モデルが、概して、活性プラグ内の正確な量のNO変換を捕捉することが可能であることを示している。
図8は、本開示の例示的な実施形態に従った2種類のCu−ゼオライトで施栓したフィルタについての定温における模擬的(四角)及び実験的(三角)NO変換のデータのグラフプロットを提供している。
【0075】
較正されたモデルにより、フィルタ設計をどの程度変化させると性能が変化するかについて判定した。
図9には、NO変換におけるプラグの長さの変更の影響が示されている。試験した各温度について、プラグ長さが増大するにつれて、NO変換も増大している。
図9は、本開示の例示的な実施形態に従ったプラグ長さの変化についての温度の関数としてのNO変換を示す、較正されたモデリングデータのグラフプロットを提供している。プラグがより長くなると、入口チャネルと出口チャネルの間を通って流れる排ガスのための壁面積がより小さくなることから、プラグ長さが長い場合のこの変換の増大により、圧力損失の増大のコストが高くなる。
【0076】
図10は、本開示の例示的な実施形態に従ったプラグ長さの変化についてのフィルタにわたる圧力損失を示す、較正されたモデリングデータのグラフプロットを提供している。
図10は、活性プラグの長さを5mmから15mmまで増加させると、圧力損失が約30Pa低減されることを示している。圧力損失と変換の間の妥協点は
図11に見ることができる。
【0077】
図11は、本開示の例示的な実施形態に従ったさまざまな活性プラグ長さについての、改善されたNO変換と背圧の上昇との間のバランスを示す、較正されたモデリングデータのグラフプロットを提供している。圧力損失の増加が許容される場合には、活性プラグの長さが長いほど、最良の変換をもたらす。最大の許容可能な圧力損失がある特定の用途について特定される場合、活性プラグの長さは、最適な変換をもたらしつつ、特定された圧力損失を満たすように調整することができる。
【0078】
ベアパーツの活性プラグにおけるCuゼオライト材料の使用は、それ自体によってかなりの変換を示す。
図12は、本開示の例示的な実施形態に従ったウォッシュコート被覆されたフィルタにおける活性プラグの影響を示す、較正されたモデリングデータのグラフプロットである。活性プラグの存在により、追加的にウォッシュコート被覆されたフィルタの変換が実際に改善された。
図12は、3つのレベルのウォッシュコート負荷のすべてについて、プラグへのCuゼオライト材料の添加により変換性能がさらに改善されたことを示している。ここでは、改善とは200〜400℃の温度範囲における事象である。本明細書に提示される例及びモデリングはSCR用途に焦点を当てているが、これらは、排ガスの変換にフィルタが用いられる他の領域にも容易に適用可能である。
【0079】
本開示の例示的な実施形態によれば、触媒活性プラグを備えた排ガスフィルタは、排出の低減、圧力損失の低下、コストの軽減、着火の早期化、及び/又は非活性プラグを有するフィルタに比べて寸法の小型化を有しうる。活性プラグに由来する触媒活性は、圧力損失における利点及び速い着火を有する排出目標を達成するのに必要とされるウォッシュコート負荷の低減に直接つながりうる。例えば、反応性プラグの例示的な実施形態は、SCR技術における重大な課題である、とりわけ低温(例えば400℃まで)において改善されたNOx変換をもたらす。
【0080】
例示的な実施形態の利点には、圧力損失の増大をわずかに抑えつつ、NOx変換の漸増をもたらすために、より長いゼオライトプラグを使用することが含まれる。この傾向は、活性プラグが少なくとも15mmに至るまで継続する。ゼオライトでウォッシュコート被覆されたフィルタと比較して、ゼオライト含有プラグの添加は、200〜400℃の温度における変換効率をさらに改善する。例示的な実施形態の利点には、炭化水素(HC)トラップのための活性プラグが含まれる。利点には、フィルタが占有するスペースの利用改善が含まれる。対照的に、非活性プラグは不活性であり、デッドスペースを表す。
【0081】
本開示の例示的な実施形態に従ったプラグの製造方法は、触媒活性の改善、及びコロイド状の材料とハニカム体における微小亀裂との相互作用の低減を生じうる。
【0082】
本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示の例示的な実施形態において様々な修正および変更がなされうることは、当業者にとって明白であろう。よって、添付の特許請求の範囲は、添付の請求項及びそれらの等価物の範囲内に入ることを条件として、本開示の修正および変更にも及ぶことが意図されている。
【0083】
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
【0084】
実施形態1
第1の端面から第2の端面へと軸方向に延びるチャネルを形成する交差壁と、
前記第1の端面における前記チャネルの第1の部分及び前記第2の端面における前記チャネルの第2の部分のうち少なくとも一方を封止するための活性プラグと、
を備え、各活性プラグが、
第1の活性成分を含み、該第1の活性成分が、前記プラグ構造の触媒活性成分及び化学活性成分のうち少なくとも1つを含み、前記交差壁が、前記第1の活性成分を含まない
ことを特徴とする、多孔質セラミックハニカム体。
【0085】
実施形態2
前記交差壁が、触媒活性成分及び化学活性成分のうち少なくとも1つを含む第2の活性成分を含み、
前記第2の活性成分が、壁面上に配置されている、前記壁の細孔内に配置されている、及び前記壁の前記構造の全体に配置されている、のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とする、実施形態1に記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0086】
実施形態3
各プラグが、前記交差壁と接触して配置された第1の層と、前記交差壁から各チャネルの軸心の方向に内側に前記第1の層上に配置された第2の層とを備え、前記第1の層及び前記第2の層のうち少なくとも一方が前記第1の活性成分を含むことを特徴とする、実施形態1又は2に記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0087】
実施形態4
各プラグを形成するバッチセメント組成物が前記第1の活性成分を含むことを特徴とする、実施形態1〜3のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0088】
実施形態5
前記第1の端面がフィルタ入口を有し、かつ前記第2の端面がフィルタ出口を有し、
前記第1の活性成分が複数の活性成分を含み、該複数の活性成分が、
第1の温度範囲において活性な、前記入口端における第1の温度活性成分と、第2の温度範囲において活性な、前記出口端における第2の温度活性成分とを含む
ことを特徴とする、実施形態1〜4のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0089】
実施形態6
前記第1の温度範囲が前記第2の温度範囲の下限より低い下限を有し、前記第2の温度範囲が前記第1の温度範囲の上限より高い上限を有することを特徴とする、実施形態1〜5のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0090】
実施形態7
前記第1の端面及び前記第2の端面のうちの少なくとも一方においてチャネルを封止するように配置された非活性プラグをさらに含む、実施形態1〜6のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0091】
実施形態8
前記第1の端面がフィルタ入口を有し、かつ前記第2の端面がフィルタ出口を有し、
前記第1の活性成分が複数の活性成分を含み、該複数の活性成分が、
第1の温度範囲において活性な、前記入口端におけるチャネルの第1の群内の第1の温度活性成分と、第2の温度範囲において活性な、前記入口端におけるチャネルの第2の群内の第2の温度活性成分とを含む
ことを特徴とする、実施形態1〜7のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0092】
実施形態9
前記第1の温度範囲が前記第2の温度範囲の下限より低い下限を有し、前記第2の温度範囲が前記第1の温度範囲の上限より高い上限を有することを特徴とする、実施形態1〜8のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0093】
実施形態10
前記第1の端面がフィルタ入口を有し、かつ前記第2の端面がフィルタ出口を有し、
前記第1の活性成分が複数の活性成分を含み、前記複数の活性成分が、
排ガス中のNOxの少なくとも40%を変換するのに有効な、前記入口端における触媒活性成分と、前記排ガス中のHCを変換するのに有効な、前記出口端における化学活性成分とを含む
ことを特徴とする、実施形態1〜9のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0094】
実施形態11
前記チャネルの前記第1の部分及び前記チャネルの前記第2の部分のうち少なくとも一方における前記活性プラグが、前記それぞれの端面から軸方向に間隔をあけていることを特徴とする、実施形態1〜10のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0095】
実施形態12
前記活性プラグが、前記第1の活性成分を10質量%〜80質量%含むことを特徴とする、実施形態1〜11のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0096】
実施形態13
前記第1の活性成分が、銅−ゼオライト、HCトラップ、高表面積材料に貴金属を加えたもの、高表面積材料、オンボード診断酸素貯蔵材料、セリア:ジルコニア固溶体材料、セリア:ジルコニア多相材料、三元触媒(TWC)、白金族金属(PGM)、ロジウム−チタニア、炭酸カルシウム、ゼオライト、Cu−交換ゼオライト、Fe−交換ゼオライト、アルミナ上に配置されたPGM;小細孔ゼオライト、Cu−チャバサイトゼオライト、及びアルカリ土類金属酸化物のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、実施形態1〜12のいずれかに記載の多孔質セラミックハニカム体。
【0097】
実施形態14
第1の端面から第2の端面へと軸方向に延びるチャネルを形成する交差壁を備えた多孔質セラミックハニカム体を施栓する方法であって、
前記ハニカム体に組成物を施して活性プラグを形成する工程を含み、前記組成物が、
活性成分;
粒径分布を有する耐火性フィラー;
有機結合剤;
無機結合剤;及び
液体ビヒクル;
を含み、
前記活性成分が触媒活性成分及び化学活性成分のうち少なくとも1つを含み、
前記交差壁が前記活性成分を含まない
ことを特徴とする、方法。
【0098】
実施形態15
前記組成物を施した前記セラミックハニカム体を乾燥及び焼成し、フィルタ又はパーシャルフィルタを形成する工程をさらに含む、実施形態14に記載の方法。
【0099】
実施形態16
前記組成物を施す工程が、
第2の層パテの上に第1の層パテを配置する工程と、
担体の上に前記第2の層パテを配置する工程と、
前記担体及び前記多孔質セラミックハニカム体を共に軸方向に所定の距離だけ押圧して、前記第1の端面における前記チャネルの前記第1の部分及び前記第2の端面における前記チャネルの前記第2の部分のうち少なくとも一方に前記第1の層及び前記第2の層を注入してプラグを形成することにより、前記第1の端面における前記チャネルの前記第1の部分及び前記第2の端面における前記チャネルの前記第2の部分のうち少なくとも一方を封止する工程であって、前記プラグが、それぞれのチャネルの前記壁上に配置された第1の層と、該第1の層の上に各チャネルの軸心の方向に内側に配置された第2の層とを含む、工程と、
を含み、
前記第1の層及び前記第2の層のうち少なくとも一方が前記活性成分を含む
ことを特徴とする、実施形態14又は15に記載の方法。
【0100】
実施形態17
前記活性プラグが、10質量%〜80質量%の活性成分を含むことを特徴とする、実施形態14〜16のいずれかに記載の方法。
【0101】
実施形態18
前記活性成分が、銅−ゼオライト、HCトラップ、高表面積材料に貴金属を加えたもの、高表面積材料、オンボード診断酸素貯蔵材料、セリア:ジルコニア固溶体材料、セリア:ジルコニア多相材料、三元触媒(TWC)、白金族金属(PGM)、ロジウム−チタニア、炭酸カルシウム、ゼオライト、Cu−交換ゼオライト、Fe−交換ゼオライト、アルミナ上に配置されたPGM;小細孔ゼオライト、Cu−チャバサイトゼオライト、及びアルカリ土類金属酸化物のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする、実施形態14〜17のいずれかに記載の方法。
【0102】
実施形態19
有機塩、酢酸マグネシウム、及び酢酸銅のうち少なくとも1つを含むゲル化剤をさらに含み、
前記無機結合剤がコロイド状シリカを含み、前記有機結合剤がメチルセルロースを含み、前記活性成分がCu−チャバサイトを含む
ことを特徴とする、実施形態14〜18のいずれかに記載の方法。
【0103】
実施形態20
前記組成物を施す工程が、前記チャネル内に前記組成物を配置して、最も近い端面から軸方向に間隔をあけた活性プラグを形成する工程を含む、実施形態14〜19のいずれかに記載の方法。
【0104】
実施形態21
前記ハニカム体に非活性組成物を施して非活性プラグを形成する工程をさらに含み、前記非活性組成物が、
粒径分布を有する耐火性フィラー;
有機結合剤;
無機結合剤;及び
液体ビヒクル
を含むことを特徴とする、実施形態14〜20のいずれかに記載の方法。