【文献】
“事例(1) ヤフーショッピング 開始10日間で100の動画配信 顧客との接点作りに効果”,月刊ネット販売,日本,宏文出版株式会社,2017年11月25日,第18巻, 第12号,pp.20〜21
【文献】
“事例(4) メルカリ 「気に入った“人”から買う」、新しい購買に流通額拡大の余地あり”,月刊ネット販売,日本,宏文出版株式会社,2017年11月25日,第18巻, 第12号,pp.26〜27
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
[1.情報処理の概要]
まず、
図1を参照しながら実施形態に係る情報処理の概要について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の概要を示す説明図である。実施形態に係るユーザ端末10および出品者端末30がEC(Electronic Commerce:電子商取引)サイト上で商品の検索、販売、購入、動画の配信などを可能とする機能を提供するアプリケーション(ショッピングアプリ)を実行し、実施形態に係る情報処理装置100と協働して行う情報処理の概要について説明する。
【0011】
なお、以下では、一般消費者間で取引するCtoC(Consumer to Consumer)のECサイトについて説明するが、ECサイトは企業の販売業者と一般消費者とが取引するBtoC(Business to Consumer)取引のECサイトであってもよい。
【0012】
図1に示すように、情報処理システム1は、ユーザ端末10と、出品者端末30と、情報処理装置100とを含む。ユーザ端末10、出品者端末30、および情報処理装置100は、ネットワークを介して、互いに有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図1に示される情報処理システム1に含まれる端末および装置の数は、図示した数に限られない。例えば、情報処理システム1は、出品者M01,M02,M03…の数と同じ数の出品者端末30a,30b,30c…がネットワークに接続される。
【0013】
なお、以下の説明において、出品者端末30aと出品者端末30bと出品者端末30cとを区別する必要のない場合には、「出品者端末30」と表記する。また、出品者M01と出品者M02と出品者M03とを区別する必要のない場合には、「出品者」と表記する。
【0014】
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される端末装置である。例えば、ユーザ端末10は、スマートフォンなどの携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)等や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCとすることができる。なお、以下では、ユーザ端末10を、ここでは「スマートフォン」と呼ばれる携帯端末として説明する。
【0015】
ユーザ端末10は、ユーザU01による操作に従って、ECサイトにおける商品の商品ページを表示部に表示する。また、ユーザ端末10は、ユーザU01による操作に従って、ECサイトにおいて取引される商品の仮想カートへの投入や注文、および購入の手続きなどを行う。
【0016】
出品者端末30は、情報処理装置100に商品の出品を依頼する出品者によって利用される端末装置であり、上記した端末装置と同じ端末装置とすることができる。なお、以下では、出品者端末30を、ここでは「スマートフォン」と呼ばれる携帯端末として説明する。
【0017】
出品者端末30は、出品者による操作に従って、ECサイトに出品する商品に関する各種商品情報を情報処理装置100に送信する。また、出品者端末30は、出品者による操作に従って、ECサイトに出品した商品のライブ動画を情報処理装置100に送信する。また、出品者端末30は、出品者による操作に従って、ECサイトに出品した商品のライブ動画の配信を予約した予約情報を情報処理装置100に送信する。
【0018】
情報処理装置100は、端末装置10に対して各種サービスを提供するサーバ用ホストコンピュータである。情報処理装置100は、例えば、ECサイトとして機能するショッピングサーバである。情報処理装置100は、オンラインストアに対してオンラインモールの機能を提供する。
【0019】
また、情報処理装置100は、ユーザがECサイトにおける商品の商品ページを閲覧した際に、かかる商品ページに掲載される商品のライブ動画に関する情報がある場合に、かかるライブ動画に関する情報をユーザへ推奨情報として提供する。
【0020】
つまり、情報処理装置100は、ユーザが閲覧している商品の商品ページに、かかる商品のライブ動画に関する情報である推奨情報を表示させる。
【0021】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、商品ページに掲載される商品のライブ動画に関する情報である推奨情報をユーザ端末10の表示部に表示させる処理を実現する。かかる形態について
図1を用いてさらに説明を続ける。
【0022】
図1に示すように、まず、情報処理装置100は、ユーザU01が使用するユーザ端末10からユーザU01のECサイトにおける商品の商品ページの閲覧情報を取得する(ステップS1)。次に、情報処理装置100は、取得した閲覧情報を後述する閲覧情報テーブル131(
図2参照)に登録する(ステップS2)。
【0023】
ここで、閲覧情報とは、ユーザU01がユーザ端末10を使用してECサイトにおける商品の商品ページを閲覧した履歴を示す情報である。かかる閲覧情報には、例えば、閲覧サイトの情報、閲覧サイトにおける商品ページに掲載される商品の情報、商品を出品する出品者の情報などが含まれる。なお、かかる閲覧情報については、後述の
図3を用いて詳述する。
【0024】
また、情報処理装置100は、出品者がECサイトに出品した商品のライブ動画に関する情報を出品者端末30から受信する(ステップS3)。ここで、ライブ動画に関する情報とは、例えば、出品者が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品のライブ動画の動画情報や、ECサイトに出品した商品のライブ動画の配信予定情報などである。
【0025】
そして、情報処理装置100は、受信したライブ動画に関する情報を後述する動画情報テーブル141(
図2参照)に登録する(ステップS4)。続いて、情報処理装置100は、閲覧情報テーブル131と動画情報テーブル141とにより、ユーザU01の閲覧情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報があるか否かを判定する(ステップS5)。
【0026】
そして、情報処理装置100は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品においてライブ動画に関する情報があると判定した場合に、かかる商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報をユーザU01へ推奨情報として提供する(ステップS6)。
【0027】
具体的には、情報処理装置100は、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに、出品者が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品のライブ動画の動画情報や、ECサイトに出品した商品のライブ動画の配信予定情報を推奨情報として表示させる。なお、推奨情報の具体的な表示例については、
図7および
図8を用いて後述する。
【0028】
このように、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、取得された閲覧情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報がある場合に、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに、かかる商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を表示させる。
【0029】
これにより、情報処理装置100は、ECサイトにおける商品の商品ページにアクセスしたユーザU01に対してかかる商品ページに掲載される商品におけるライブ動画への誘導を図ることができる。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU01に対して電子商取引で取引される商品の販売促進を図ることができる。
【0030】
また、
図1に示す例においては、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、かかる閲覧情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供した。情報処理装置100が取得するユーザU01に関するユーザ情報としては、ユーザU01による商品ページの閲覧情報の他に、ユーザU01による商品の注文情報や、ユーザU01の属性情報であってもよい。
【0031】
つまり、情報処理装置100は、ユーザU01による商品の注文情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供してもよい。また、情報処理装置100は、ユーザU01の属性情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供してもよい。かかる注文情報および属性情報については、以下の実施形態において詳細に説明する。
【0032】
なお、情報処理装置100がユーザ端末10に対して推奨情報の表示を実行するのではなく、ユーザ端末10にインストールされているアプリケーションが、かかる表示を実行してもよい。
【0033】
[2−1.情報処理システムの構成例]
次に、
図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100を含む情報処理システム1の構成例について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理システム1は、ユーザ端末10と、出品者端末30と、情報処理装置100とを含む。かかる情報処理システム1において、ユーザ端末10、出品者端末30、および情報処理装置100は、ネットワークNを介して、互いに有線または無線により通信可能に接続される。
【0034】
[2−2.ユーザ端末の構成例]
次に、実施形態に係るユーザ端末10について説明する。ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、撮像部14と、アプリ制御部20とを有する。
【0035】
通信部11は、ネットワークNに通信可能に接続された情報処理装置100との間で通信するNIC(Network Interface Card)などのインターフェイスである。
【0036】
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用された場合には、入力部12と表示部13とは一体化される。
【0037】
撮像部14は、レンズ等の光学系と、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子と、を有するカメラである。
【0038】
アプリ制御部20は、ECサイト上で商品の検索、販売、購入などを可能とする機能を提供するアプリケーションを制御し、ユーザの操作に応じてかかるアプリケーションを起動する。アプリ制御部20は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、アプリ制御部20は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0039】
また、アプリ制御部20は、入力部12によって受け付けられた各種操作に応じて、表示部13に各種情報を表示制御する。また、アプリ制御部20は、情報処理装置100から配信されるECサイトにおいて取引される商品のライブ動画を受信する。また、アプリ制御部20は、情報処理装置100からの指示を受けて推奨情報を表示部13に表示させる。
【0040】
[2−3.出品者端末の構成]
次に、実施形態に係る出品者端末30について説明する。出品者端末30は、ユーザ端末10と同じ構成であり、ここでは出品者端末30において用いられる機能についてのみ説明する。
【0041】
出品者端末30の撮像部は、ECサイトに出品した商品のライブ動画を撮るためのカメラ機能を実現する。かかる撮像部は、入力部を介して出品者から受け付けた操作にしたがって、例えば、ECサイトで紹介されている現物の商品を撮像する。
【0042】
出品者端末30のアプリ制御部は、入力部によって入力されたECサイトに出品した商品のライブ動画の配信を予約した予約情報を情報処理装置100に送信する。
【0043】
また、出品者端末30のアプリ制御部は、カメラを介して入力されるライブ動画データをリアルタイムに生成し、生成した動画データを情報処理装置100に送信する。
【0044】
[2−4.情報処理装置の構成例]
次に、実施形態に係る情報処理装置100について説明する。情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部150とを有する。
【0045】
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続される。
【0046】
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、ユーザ情報データベース130と、出品者情報データベース140とを有する。
【0047】
ユーザ情報データベース130は、ユーザ端末10のユーザに関する各種情報が記憶されるデータベースである。
【0048】
図3は、実施形態に係るユーザ情報データベース130に記憶される閲覧情報テーブル131の一例を示す図である。
図3に示すように、閲覧情報テーブル131には、例えば、「ユーザID」、「閲覧サイトID」、「商品ページ」、「出品者ID」などの情報が含まれる。
【0049】
ここで、「ユーザID」とは、ユーザ端末10を使用しているユーザを示す識別子である。「閲覧サイトID」とは、ユーザが閲覧しているECサイトを特定するための識別子である。「商品ページ」とは、閲覧サイトにおける商品の情報が掲載されたWebページである。「出品者ID」とは、ECサイトに商品を出品する出品者または出品者端末30を識別するための識別子である。
【0050】
例えば、
図3に示す例では、閲覧情報テーブル131には、ユーザID「U01」、閲覧サイトID「W01」、商品ページ「商品A」、出品者ID「M01」の情報が登録されている。
【0051】
このような情報は、ユーザU01が閲覧サイトW01において出品者M01の商品Aの商品ページを閲覧している旨を示す。
【0052】
図4は、実施形態に係るユーザ情報データベース130に記憶される注文情報テーブル132の一例を示す図である。
図4に示すように、注文情報テーブル132には、例えば、「ユーザID」、「ストアID」、「出品者ID」、「注文商品」、「注文日時」などの情報が含まれる。
【0053】
ここで、「ストアID」とは、出品者がECサイトへの出店申し込み時に登録したストアを識別する識別子である。「注文商品」とは、ユーザがストアで注文した商品を示す情報である。「注文日時」とは、ユーザがストアで商品を注文した日時を示す情報である。
【0054】
例えば、
図4に示す例では、注文情報テーブル132には、ユーザID「U01」、ストアID「S01」、出品者ID「M01」、注文商品「商品A」、注文日時「2018/3/1 10:00 AM」の情報が登録されている。
【0055】
このような情報は、ユーザU01がECサイトにおける出品者M01のストアS01で商品Aを「2018/3/1 10:00 AM」に注文した旨を示す。
【0056】
図5は、実施形態に係るユーザ情報データベース130に記憶される属性情報テーブル133の一例を示す図である。
図5に示すように、属性情報テーブル133には、例えば、「ユーザID」、「ユーザ属性」などの情報が含まれる。ユーザ属性とは、例えば、「年齢」、「性別」、「職業」、「趣味」などであり、ユーザIDと対応付けられる。
【0057】
例えば、
図5に示す例では、属性情報テーブル133には、ユーザID「U01」、年齢「20代」、性別「女性」、職業「会社員」、趣味「ファッション」の情報が登録されている。
【0058】
このような情報は、ユーザU01が20代の女性会社員であって趣味がファッションである旨を示す。
【0059】
出品者情報データベース140は、出品者端末30の出品者に関する各種情報が記憶されるデータベースである。
【0060】
図6は、実施形態に係る出品者情報データベース140に記憶される動画情報テーブル141の一例を示す図である。
図6に示すように、動画情報テーブル141には、例えば、「出品者ID」、「ストアID」、「商品ID」、「商品名」、「配信情報」などの情報が含まれる。
【0061】
ここで、「商品ID」とは、出品者が出品する商品を識別するための識別子である。「商品名」とは、出品者が出品する商品の商品名である。「配信情報」とは、出品者がECサイトに出品した商品のライブ動画に関する情報を示す情報である。
【0062】
例えば、
図6に示す例では、動画情報テーブル141には、出品者ID「M01」、ストアID「S01」、商品ID「C01」、商品名「商品A」、配信情報「配信中」の情報が登録されている。
【0063】
このような情報は、ECサイトにおける出品者M01のストアS01で商品Aがライブ配信中である旨を示す。
【0064】
また、
図6に示す例では、動画情報テーブル141には、出品者ID「M02」、ストアID「S02」、商品ID「C02」、商品名「商品B」、配信情報「配信予定」の情報が登録されている。
【0065】
このような情報は、ECサイトにおける出品者M02のストアS02で商品Bが配信予定である旨を示す。
【0066】
図2に戻り、説明を続ける。制御部150は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。
図2に示す例では、制御部150は、取得部151、受付部152、受信部153、判定部154、提供部155、表示指示部156を有する。
【0067】
取得部151は、ユーザに関するユーザ情報を取得する。具体的には、取得部151は、ユーザ端末10からユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得する。かかる取得部151は、取得した閲覧情報を上記した閲覧情報テーブル131に登録する。
【0068】
また、取得部151は、ユーザ端末10からユーザU01による商品の注文情報を取得する。かかる取得部151は、取得した注文情報を上記した注文情報テーブル132に登録する。また、取得部151は、ユーザ端末10からユーザU01の属性情報を取得する。かかる取得部151は、取得した属性情報を上記した属性情報テーブル133に登録する。
【0069】
受付部152は、ECサイトに出品した商品のライブ動画の配信を予約した予約情報を出品者端末30から受け付ける。かかる受付部152は、受け付けた予約情報を上記した動画情報テーブル141に配信情報として登録する。
【0070】
受信部153は、出品者端末30からの各種情報を受信する。例えば、受信部153は、出品者端末30から送信される、出品者端末30のカメラで撮像した動画データを受信する。かかる受信部153は、受信した動画データを上記した動画情報テーブル141に配信情報として登録する。
【0071】
判定部154は、閲覧情報テーブル131と動画情報テーブル141とにより、ユーザU01の閲覧情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報があるか否かを判定する。具体的には、この例では、判定部154は、閲覧情報テーブル131からユーザU01が出品者M01の商品Aの商品ページを閲覧していることと、動画情報テーブル141から出品者M01のストアS01で商品Aがライブ配信中であることにより、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品Aにおいてライブ配信中であると判定する。
【0072】
なお、判定部154は、商品Aの商品ページを閲覧しているユーザU01に対し、商品Aを出品した出品者M01が商品A以外の商品のライブ動画を配信中の場合においても、ユーザU01が閲覧している商品Aの商品ページにおいて商品A以外の商品がライブ配信中であると判定してもよい。
【0073】
また、判定部154は、注文情報テーブル132と動画情報テーブル141とにより、ユーザU01の過去の注文履歴を用いて、かかる注文履歴の商品に関連する商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報があるか否かを判定する。具体的には、この例では、判定部154は、注文情報テーブル132からユーザU01が過去に出品者M10のストアS10で商品Aに関連する商品Xを購入していることと、動画情報テーブル141から出品者M01のストアS01で商品Xに関連する商品Aがライブ配信中であることにより、ユーザU01がアクセスしたECサイトのページにおいてライブ配信中であると判定する。
【0074】
また、判定部154は、属性情報テーブル133と動画情報テーブル141とにより、ユーザU01の属性情報に基づく商品を出品者が配信するライブ動画に関する情報があるか否かを判定する。具体的には、この例では、判定部154は、属性情報テーブル133からユーザU01が20代の女性会社員であって趣味がファッションであることと、動画情報テーブル141からユーザU01の趣味に適した商品が商品Aであってかかる商品Aがライブ配信中であることにより、ユーザU01がアクセスしたECサイトのページにおいて商品Aがライブ配信中であると判定する。
【0075】
提供部155は、取得部151によって取得されたユーザ情報に基づく商品であって、電子商取引において取引される商品を販売促進するための動画に関する情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供する。具体的には、提供部155は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品においてライブ動画に関する情報があると判定した場合に、かかる商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報をユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0076】
より具体的には、この例では、提供部155は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品Aにおいてライブ配信中であると判定した場合に、出品者M01が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品Aのライブ動画の動画情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0077】
また、提供部155は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品Aにおいて商品Aを出品した出品者M01が商品A以外の商品のライブ動画を配信中であると判定した場合にも、出品者M01が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品A以外の商品のライブ動画の動画情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0078】
また、提供部155は、ユーザU01がECサイトのページにアクセスした際にユーザU01の過去の注文履歴の商品に関連する商品においてライブ動画に関する情報があると判定した場合に、かかる商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報をユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0079】
より具体的には、この例では、提供部155は、ユーザU01の過去の注文履歴の商品Xに関連する商品Aにおいてライブ配信中であると判定した場合に、出品者M01が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品Aのライブ動画の動画情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0080】
また、提供部155は、ユーザU01がECサイトのページにアクセスした際においてユーザU01の属性情報に基づく商品を出品者が配信するライブ動画に関する情報があると判定した場合に、かかる商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報をユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0081】
より具体的には、この例では、提供部155は、ユーザU01の趣味に適した商品が商品Aであってかかる商品Aがライブ配信中であると判定した場合に、出品者M01が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品Aのライブ動画の動画情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0082】
表示指示部156は、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに、出品者が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品のライブ動画の動画情報や、ECサイトに出品した商品のライブ動画の配信予定情報を推奨情報として表示させる。
【0083】
また、表示指示部156は、ユーザU01が注文している商品の注文ページに、出品者が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品のライブ動画の動画情報や、ECサイトに出品した商品のライブ動画の配信予定情報を推奨情報として表示させる。
【0084】
また、表示指示部156は、ユーザU01がアクセスしたECサイトのページに、出品者が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品のライブ動画の動画情報や、ECサイトに出品した商品のライブ動画の配信予定情報を推奨情報として表示させる。
【0085】
[3.ユーザ端末による表示例]
次に、
図7および
図8を参照して、実施形態に係るユーザ端末10の画面における推奨情報の表示の一例について説明する。
図7および
図8は、実施形態に係るユーザ端末10の画面における推奨情報の表示の一例を示す図である。
【0086】
図7に示すように、表示指示部156は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品Aにおいてライブ配信中であると判定された場合、表示部13においてユーザU01が閲覧している商品Aの商品ページT1に、出品者M01が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品Aのライブ動画の動画情報T2を表示させる。
【0087】
なお、かかる動画情報T2は、例えば、表示部13の画面の下方においてワイプとして表示される。ここで、ワイプとは、表示領域の隅により小さな領域を設けて別の映像を表示したものである。
【0088】
ユーザU01は、ユーザ端末10の表示部13において、例えば、ワイプで商品Aのライブ動画を見ながら商品Aの商品情報を読むことができる。そして、ユーザU01は「カートに入れる」のボタン表示T3をタップすることで、商品Aをショッピングカートに入れることができる。
【0089】
また、ユーザU01が「カートに入れる」のボタン表示T3をタップする前にワイプで表示される動画情報T2をタップすることで、例えば、商品Aのライブ動画の配信画面へ遷移する。これにより、ユーザU01は、出品者M01が出品者端末30を用いてリアルタイムで撮像したECサイトに出品した商品Aのライブ動画を視聴することができる。
【0090】
また、
図8に示すように、表示指示部156は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品Bにおいてライブ配信予定であると判定された場合、表示部13においてユーザU01が閲覧している商品Bの商品ページT4に、出品者M02がECサイトに出品した商品Bのライブ動画の配信予定情報T5を表示させる。
【0091】
なお、かかる配信予定情報T5は、例えば、表示部13の画面の下方に表示される。また、配信予定情報T5の内容は、ライブ配信の開始時間(「17:00から配信」)などの情報が含まれる。このように、表示指示部156によってライブ配信の前にライブ動画の配信予定情報をユーザが閲覧している商品ページに表示させることで、商品のライブ配信の際に多くのユーザを集めることができる。
【0092】
また、ユーザU01が配信予定情報T5をタップすることで、ユーザ端末10は、17:00から配信されるライブ動画の予約情報を情報処理装置100に送信する。そして、ユーザ端末10は、例えば、所定の時間にライブ配信の開始時間を知らせるプッシュ通知を情報処理装置100から受信する。これにより、ユーザU01は、配信予定にあるライブ動画の視聴忘れを防ぐことができる。
【0093】
また、表示指示部156は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品Bにおいてライブ配信予定であると判定された場合、表示部13において「カートに入れる」のボタン表示T3を表示させず、商品Bの購入ができないようにしてもよい。また、表示指示部156は、ユーザU01が閲覧している商品ページに掲載される商品Bにおいてライブ配信予定であると判定された場合、表示部13において商品Bの購入ができない旨の情報を表示させてもよい。
【0094】
そして、表示指示部156は、ライブ配信の開始時間(「17:00から配信」)に達したと判定された場合、表示部13において「カートに入れる」のボタン表示T3を表示させ、商品Bの購入ができるようにする。なお、表示指示部156は、ライブ配信予定であると判定された場合であっても、表示部13において「カートに入れる」のボタン表示T3を表示させて、商品Bの購入ができるようにしてもよい。
【0095】
[4.情報処理装置による処理フロー]
次に、
図9を参照しながら実施形態に係る情報処理装置100による処理手順の一例について説明する。
図9は、実施形態に係る情報処理装置100による処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0096】
図9に示すように、情報処理装置100は、ユーザU01が使用するユーザ端末10からユーザU01のECサイトにおける商品の商品ページの閲覧情報を取得する(ステップS101)。次に、情報処理装置100は、取得した閲覧情報を閲覧情報テーブル131(
図3参照)に登録する(ステップS102)。
【0097】
次に、情報処理装置100は、出品者がECサイトに出品した商品のライブ動画に関する情報を出品者端末30から受信する(ステップS103)。そして、情報処理装置100は、受信したライブ動画に関する情報を動画情報テーブル141(
図6参照)に登録する(ステップS104)。
【0098】
続いて、情報処理装置100は、閲覧情報テーブル131と動画情報テーブル141とにより、ユーザU01の閲覧情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報があるか否かを判定する(ステップS105)。
【0099】
情報処理装置100は、ライブ動画に関する情報がないと判定した場合(ステップS105:No)、処理を終了する。
【0100】
一方、情報処理装置100は、ライブ動画に関する情報があると判定した場合(ステップS105:Yes)、出品者が配信するライブ動画に関する情報を、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに表示させ(ステップS106)、処理を終了する。
【0101】
[5.変形例]
上述した情報処理装置100は、上記実施以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
【0102】
[5−1.変形例1]
上記実施形態では、情報処理装置100が電子商取引において取引される商品を販売促進するための動画として、ユーザ情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供する例を示した。しかし、情報処理装置100は、販売促進するための動画に関する情報として、ユーザ情報に基づく商品のライブ動画に関する情報を、ユーザへ推奨情報として提供してもよい。
【0103】
具体的には、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、取得された閲覧情報に基づく商品のライブ動画に関する情報がある場合に、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに、かかる商品のライブ動画に関する情報を表示させる。
【0104】
つまり、かかる形態では、商品の出品者が配信するライブ動画ではなく、ユーザU01が閲覧している商品そのもののライブ動画に関する情報がある場合に、ユーザU01が閲覧している商品ページに、かかる商品のライブ動画に関する情報を表示させる。
【0105】
また、情報処理装置100は、ユーザU01が閲覧している商品ページに商品そのもののライブ動画に関する情報を表示させる場合、ユーザU01が閲覧している商品ページとは別の商品ページに商品を出品する他の出品者の商品のライブ動画を表示させてもよい。
【0106】
[5−2.変形例2]
また、情報処理装置100は、販売促進するための動画に関する情報として、ユーザ情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画に関する情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供してもよい。
【0107】
具体的には、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、取得された閲覧情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画に関する情報がある場合に、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに、かかる商品に関連する商品のライブ動画に関する情報を表示させる。
【0108】
かかる形態では、判定部154は、商品に関連する商品のうちいずれの商品のライブ動画に関する情報を優先的に提供するかを判定する。そして、提供部155は、判定部154により優先であると判定された商品に関連する商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を、ユーザU01へ推奨情報として提供する。
【0109】
具体的には、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、取得された閲覧情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画が複数ある場合、商品に関連する商品のうち残り時間の短い商品のライブ動画を、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに表示させる。
【0110】
これにより、ユーザU01は、閲覧している商品の商品ページにおいてかかる商品に関連する商品のライブ動画の見落としを防ぐことができる。
【0111】
[5−3.変形例3]
また、情報処理装置100は、ユーザの属性情報を取得し、取得されたユーザの属性情報に類似する属性を有する出品者が複数存在し、これらの出品者が出品する商品のライブ動画に関する情報がある場合に、ユーザU01がアクセスしたECサイトのページに、かかる出品者が出品する商品のライブ動画に関する情報を表示させる。
【0112】
かかる形態について、
図10を用いて説明する。
図10は、実施形態の変形例に係るユーザ端末10の画面における推奨情報の表示の一例を示す図である。
【0113】
図10に示すように、表示指示部156は、例えば、取得されたユーザU01の属性情報に類似する属性を有する出品者が3人存在し、これらの出品者が出品する商品のライブ動画が配信予定であると判定された場合、ユーザU01がアクセスしたECサイトのページT10に、これら出品者がECサイトに出品した各商品のライブ動画の配信予定情報T11,T12,T13を表示させる。
【0114】
なお、かかる配信予定情報T11,T12,T13は、例えば、表示部13の画面の下方に表示される。また、例えば、配信予定情報T11の内容は、ライブ配信の開始時間(「17:00から配信」)などの情報が含まれる。
【0115】
また、ユーザU01が、例えば、配信予定情報T11をタップすることで、ユーザ端末10は、17:00から配信されるライブ動画の予約情報を情報処理装置100に送信する。そして、ユーザ端末10は、例えば、所定の時間にライブ配信の開始時間を知らせるプッシュ通知を情報処理装置100から受信する。
【0116】
かかる形態では、ユーザU01に対してユーザU01の属性に類似する属性を有する出品者が出品する商品のライブ動画に関する情報を提供することができる。これにより、ユーザU01に対して電子商取引で取引される商品の販売促進を図ることができる。
【0117】
[6.ハードウェア構成]
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、
図11に示すような構成のコンピュータ200によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。
図11は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ200の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ200は、CPU210、RAM220、ROM230、HDD240、通信インターフェイス(I/F)250、入出力インターフェイス(I/F)260、およびメディアインターフェイス(I/F)270を有する。
【0118】
CPU210は、ROM230またはHDD240に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM230は、コンピュータ200の起動時にCPU210によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ200のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0119】
HDD240は、CPU210によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス250は、ネットワークを介して他の機器からデータを受信してCPU210へ送り、CPU210が生成したデータを、ネットワークを介して他の機器へ送信する。
【0120】
CPU210は、入出力インターフェイス260を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU210は、入出力インターフェイス260を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU210は、生成したデータを、入出力インターフェイス260を介して出力装置へ出力する。
【0121】
メディアインターフェイス270は、記録媒体280に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM220を介してCPU210に提供する。CPU210は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス270を介して記録媒体280からRAM220上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体280は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0122】
例えば、コンピュータ200が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ200のCPU210は、RAM220上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。また、HDD240には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ200のCPU210は、これらのプログラムを記録媒体280から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0123】
[7.その他]
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動で行うこともできる、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0124】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0125】
また、上記実施形態では、情報処理装置100において情報処理の機能・作用を実現・実行しているが、ユーザ端末10に情報処理装置100が有する情報処理の機能・作用の一部を持たせ、ユーザ端末10において情報処理の機能・作用の一部を実現・実行してもよい。情報処理装置100にユーザ端末10が有する情報処理の機能・作用の一部を持たせ、情報処理装置100において情報処理の機能・作用の一部を実現・実行してもよい。
【0126】
上述の実施形態では、推奨情報を表示させる処理を情報処理装置100側で行っているが、ユーザ端末10側で行ってもよい。
【0127】
なお、上述の実施形態における情報処理装置100は、ショッピングサイトやオークションサイトなどのECサイトに出品する出品者によって利用される。
【0128】
また、本実施例がオークションサイトに適用される場合、情報処理装置100は、次の処理を行うことができる。
【0129】
具体的には、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、取得された閲覧情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画が複数ある場合、商品に関連する商品のうちオークション現在価格が最も高い商品のライブ動画を、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに表示させる。
【0130】
そして、ユーザU01は、閲覧している商品の商品ページに表示される「入札する」のボタン表示をタップすることで、オークション現在価格が最も高い商品に対して入札することができる。
【0131】
また、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、取得された閲覧情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画が複数ある場合、商品に関連する商品のうち入札数が最も多い商品のライブ動画を、ユーザU01が閲覧している商品の商品ページに表示させる。
【0132】
また、情報処理装置100は、ユーザU01による商品ページの閲覧情報を取得し、取得された閲覧情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画が複数ある場合、商品に関連する商品のうちオークション開催期間(例えば、2週間)の残りの期間が短い商品のライブ動画をユーザU01が閲覧している商品の商品ページに表示させる。
【0133】
また、上述してきた各実施形態に記載された各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0134】
例えば、上述した情報処理装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0135】
[8.効果]
上述したように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部151と、提供部155とを備える。取得部151は、ユーザに関するユーザ情報を取得する。提供部155は、取得部151によって取得されたユーザ情報に基づく商品であって、電子商取引において取引される商品を販売促進するための動画に関する情報を、ユーザへ推奨情報として提供する。
【0136】
これにより、情報処理装置100は、ECサイトにおける商品の商品ページにアクセスしたユーザに対してかかる商品ページに掲載される商品におけるライブ動画への誘導を図ることができる。すなわち、情報処理装置100は、ユーザに対して電子商取引で取引される商品の販売促進を図ることができる。
【0137】
また、情報処理装置100において、取得部151は、ユーザ情報として、ユーザによる商品ページの閲覧情報、ユーザによる商品の注文情報、又は、ユーザの属性情報を取得する。
【0138】
これにより、情報処理装置100は、ユーザによる商品ページの閲覧情報、ユーザによる商品の注文情報、又は、ユーザの属性情報に基づく商品について、電子商取引において取引される商品を販売促進するための動画に関する情報を、ユーザへ推奨情報として提供することができる。
【0139】
また、情報処理装置100において、提供部155は、販売促進するための動画に関する情報として、ユーザ情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を、ユーザへ推奨情報として提供する。これにより、情報処理装置100は、ユーザに対してユーザ情報に基づく商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を提供することができる。
【0140】
また、情報処理装置100において、提供部155は、販売促進するための動画に関する情報として、ユーザ情報に基づく商品のライブ動画に関する情報を、ユーザへ推奨情報として提供する。これにより、情報処理装置100は、ユーザに対してユーザ情報に基づく商品のライブ動画に関する情報を提供することができる。
【0141】
また、情報処理装置100において、提供部155は、販売促進するための動画に関する情報として、ユーザ情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画に関する情報を、ユーザへ推奨情報として提供する。これにより、情報処理装置100は、ユーザに対してユーザ情報に基づく商品に関連する商品を出品する出品者のライブ動画に関する情報を提供することができる。
【0142】
また、情報処理装置100は、判定部154をさらに備える。判定部154は、商品に関連する商品のうちいずれの商品のライブ動画に関する情報を優先的に提供するかを判定し、提供部155は、判定部154により優先であると判定された商品に関連する商品のライブ動画に関連する情報を、ユーザへ推奨情報として提供する。これにより、情報処理装置100は、ユーザに対して優先であると判定された商品に関連する商品を出品する出品者が配信するライブ動画に関する情報を提供することができる。
【0143】
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、ユーザに関するユーザ情報を取得する取得手順と、取得手順によって取得されたユーザ情報に基づく商品であって、電子商取引において取引される商品を販売促進するための動画に関する情報を、ユーザへ推奨情報として提供する提供手順と実行させる。
【0144】
これにより、ECサイトにおける商品の商品ページにアクセスしたユーザに対してかかる商品ページに掲載される商品におけるライブ動画への誘導を図ることができる。すなわち、ユーザに対して電子商取引で取引される商品の販売促進を図ることができる。
【0145】
以上の効果は、上述の情報処理プログラムを利用する情報処理装置100やユーザ端末10や出品者端末30においても生起する。
【0146】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0147】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。