特許第6790100号(P6790100)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6790100
(24)【登録日】2020年11月6日
(45)【発行日】2020年11月25日
(54)【発明の名称】熱膨張係数が高いガラス物品
(51)【国際特許分類】
   C03C 3/087 20060101AFI20201116BHJP
【FI】
   C03C3/087
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-536090(P2018-536090)
(86)(22)【出願日】2016年9月29日
(65)【公表番号】特表2018-529624(P2018-529624A)
(43)【公表日】2018年10月11日
(86)【国際出願番号】US2016054321
(87)【国際公開番号】WO2017059001
(87)【国際公開日】20170406
【審査請求日】2019年8月16日
(31)【優先権主張番号】62/234,119
(32)【優先日】2015年9月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】397068274
【氏名又は名称】コーニング インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史
(74)【代理人】
【識別番号】100175042
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 秀明
(72)【発明者】
【氏名】コーリ,ジェフリー トッド
(72)【発明者】
【氏名】スチュアート,ロナルド リロイ
【審査官】 長谷川 真一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平03−150233(JP,A)
【文献】 特開昭54−148809(JP,A)
【文献】 特開平05−270860(JP,A)
【文献】 特開2013−047167(JP,A)
【文献】 特開2002−003241(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/166082(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C03C 1/00−14/00
INTERGLAD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成を有し、0〜300℃の温度範囲に亘り110×10-7/℃から130×10-7/℃の範囲にある熱膨張係数(CTE)を有するガラス物品であって、
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成が、
7モル%から55モル%のSiO2
モル%から11モル%のAl23
2モル%から18モル%のNa2O、
モル%から11モル%のK2O、
3モル%から21モル%のCaO、および
0モル%から0.4モル%のMgO、
を含む、ガラス物品。
【請求項2】
アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成を有し、0〜300℃の温度範囲に亘り110×10-7/℃から130×10-7/℃の範囲にある熱膨張係数(CTE)を有するガラス物品であって、
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成が、
8モル%から54モル%のSiO2
モル%から10モル%のAl23
3モル%から17モル%のNa2O、
モル%から10モル%のK2O、
5モル%から19モル%のCaO、および
.05モル%から0.3モル%のMgO、
を含む、ガラス物品。
【請求項3】
前記CTEが、0〜300℃の温度範囲に亘り115×10-7/℃から130×10-7/℃の範囲にある、請求項1または2記載のガラス物品。
【請求項4】
前記CTEが、0〜300℃の温度範囲に亘り120×10-7/℃から130×10-7/℃の範囲にある、請求項1または2記載のガラス物品。
【請求項5】
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成中のSnO21モル%未満である、請求項1からいずれか1項記載のガラス物品。
【請求項6】
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成のアルカリ成分が、Na2O、K2O、またはそれらの組合せである、請求項1からいずれか1項記載のガラス物品。
【請求項7】
前記物品が基板である、請求項1からいずれか1項記載のガラス物品。
【請求項8】
前記物品がキャップである、請求項1からいずれか1項記載のガラス物品。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の説明】
【0001】
本出願は、その内容が依拠され、ここに全て引用される、2015年9月29日に出願された米国仮特許出願第62/234119号の米国法典第35編第119条の下での優先権の恩恵を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本開示は、熱膨張係数(CTE)が高いガラス物品に関し、より詳しくは、アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成を有する高CTEガラス物品に関する。
【背景技術】
【0003】
製造過程における、または様々な機器における部品として、ガラスの用途が拡大している。例えば、ガラスは、電子機器における表示パネルまたは保護カバーとしての機能を果たすことができる、もしくは製造過程中に担体基板としての機能を果たすことができる。ガラスは、例えば、制御環境を提供するために、機器を被包または封止するためのキャップまたは外囲器としての機能も果たすことができる。ガラスは、多くの場合、アセンブリまたは機器の一部であり、そのガラスは、別の材料に接着、結合または他の様式で取付けされている(永久的または一時的に)。ガラスを含むアセンブリまたは機器が、ガラスおよび/またはそのガラスが取り付けられる材料が膨張または収縮する温度変化に曝される場合、熱膨張係数(CTE)は、大抵、重要である。そのような場合、ガラスのCTEは、ガラスおよび/または他の材料への亀裂または損傷、並びにガラスと他の材料の分離を避けるために、ガラスが取り付けられる材料のCTEにほぼ一致すべきである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
比較的高いCTE、例えば、0〜300℃の範囲に亘り約110×10-7/℃以上のCTEを有するガラスを、そのガラスが、そのような高いCTEを有する物品を保護するまたはその物品に取り付けられるアセンブリまたは機器に使用する必要がある。しかしながら、この範囲のCTEを有する既存のガラスは、毒性であるBa2+およびPb2+などの大きい金属陽イオンを含有する。これらの毒性材料を含有しない、比較的高いCTEを有するガラス物品が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様において、アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成を有し、0〜300℃の温度範囲に亘り約110×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にある熱膨張係数を有するガラス物品が提供される。
【0006】
第1の態様による第2の態様において、前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成は、
約47モル%から約55モル%のSiO2
約5モル%から約11モル%のAl23
約12モル%から約18モル%のNa2O、
約5モル%から約11モル%のK2O、
約13モル%から約21モル%のCaO、および
0モル%から約0.4モル%のMgO、
を含むことがある。
【0007】
第1の態様による第3の態様において、前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成は、
約48モル%から約54モル%のSiO2
約6モル%から約10モル%のAl23
約13モル%から約17モル%のNa2O、
約6モル%から約10モル%のK2O、
約15モル%から約19モル%のCaO、および
約0.05モル%から約0.3モル%のMgO、
を含むことがある。
【0008】
第1から第3の態様のいずれか1つによる第4の態様において、前記CTEは、0〜300℃の温度範囲に亘り約115×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にある。
【0009】
第1から第3の態様のいずれか1つによる第5の態様において、前記CTEは、0〜300℃の温度範囲に亘り約120×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にある。
【0010】
第1から第5の態様のいずれか1つによる第6の態様において、前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成は約1モル%未満のSnO2を含む。
【0011】
第1から第6の態様のいずれか1つによる第7の態様において、前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成のアルカリ成分は、Na2O、K2O、またはそれらの組合せである。
【0012】
第1から第7の態様のいずれか1つによる第8の態様において、前記物品は基板である。
【0013】
第1から第7の態様のいずれか1つによる第9の態様において、前記物品はキャップである。
【0014】
追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に述べられており、一部は、その説明から当業者に容易に明白となるか、または以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付図面を含む、ここに記載されたような実施の形態を実施することによって認識されるであろう。
【0015】
先の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方とも、例示に過ぎず、請求項の性質および特徴を理解するための概要または骨子を提供する目的であることが理解されよう。添付図面は、さらなる理解を与えるために含まれ、本明細書に包含され、その一部を構成する。図面は、1つ以上の実施の形態を示しており、説明と共に、様々な実施の形態の原理および作動を説明する働きをする。
【0016】
以下の記載は、実現できる教示として与えられている。その目的のために、当業者は、有益な結果を得ながら、ここに記載された様々な実施の形態に多くの変更を行えることを認識し、理解するであろう。特徴のいくつかを選択し、他の特徴の利用せずに、所望の利益のいくつかが得られることも明白であろう。したがって、当業者は、本実施の形態に対する多くの改変および適用が、可能であり、特定の状況においては望ましくさえあり得、本記載の一部であることを認識するであろう。それゆえ、以下の記載は、説明として与えられ、制限と考えるべきではない。
【0017】
CTEが0〜300℃の温度範囲に亘り約110×10-7/℃以上である、アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成を有するガラス物品がここに開示されている。
【0018】
いくつかの実施の形態において、そのガラスは、SiO2、Al23、Na2O、K2O、CaO、およびMgOを含むことがある。その組成における異なる酸化物の量の間の相互作用は、以下に限られないが、CTE、化学的耐久性、溶融温度、成形温度、誘電的挙動および耐候特性を含むガラス物品の性質に影響を与える。いくつかの実施の形態において、そのガラスは、酸化物基準で、
約47モル%から約55モル%のSiO2
約5モル%から約11モル%のAl23
約12モル%から約18モル%のNa2O、
約5モル%から約11モル%のK2O、
約13モル%から約21モル%のCaO、および
0モル%から約0.4モル%のMgO、
を含むことがある。
【0019】
他の実施の形態において、そのガラスは、酸化物基準で、
約48モル%から約54モル%のSiO2
約6モル%から約10モル%のAl23
約13モル%から約17モル%のNa2O、
約6モル%から約10モル%のK2O、
約15モル%から約19モル%のCaO、および
約0.05モル%から約0.3モル%のMgO、
を含むことがある。
【0020】
いくつかの実施の形態において、SiO2は主要ガラス形成剤として使用されることがある。SiO2の含有量を増加させると、一般に、化学的耐久性が改善されるが、ガラスの溶融温度と成形温度が上昇してしまう。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の組成は、約47モル%から約55モル%または約48モル%から約54モル%のSiO2を有することがある。
【0021】
Al23の含有量は、Al23の含有量を増加させると、化学的耐久性が増すが、CTEが低下し、溶融温度と成形温度が上昇するという点で、ガラスの性質に影響を与え得る。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の組成は、約5モル%から約11モル%または約6モル%から約10モル%のAl23を有することがある。
【0022】
Na2OおよびK2Oなどからのアルカリ金属含有量は、そのアルカリ金属含有量が増加すると、CTEが上昇するという点で、ガラスのCTEに影響を与える。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の組成は、約12モル%から約18モル%または約13モル%から約17モル%のNa2Oを有することがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の組成は、約5モル%から約11モル%または約6モル%から約10モル%のK2Oを有することがある。いくつかの実施の形態において、バリウムなどの毒性アルカリは、そのガラスに含まれない。このように、いくつかの実施の形態において、前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成のアルカリ成分は、Na2O、K2O、またはその組合せである。
【0023】
CaOおよびMgOなどからのアルカリ土類金属が、アルカリ移動度を制限し、高温でガラス溶融物を溶かして、化学的耐久性を向上させるために添加されることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の組成は、約13モル%から約21モル%または約15モル%から約19モル%のCaOを有することがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の組成は、0モル%から約0.4モル%または約0.05モル%から約0.3モル%のMgOを有することがある。
【0024】
いくつかの実施の形態において、そのガラス物品は、清澄剤、例えば、SnO2も含むことがある。そのような実施の形態において、そのガラス物品の組成は、約1モル%未満または約0.5モル%未満のSnO2を有することがある。
【0025】
いくつかの実施の形態において、そのガラス物品のCTEは、0〜300℃の温度範囲に亘り、約110×10-7/℃から約130×10-7/℃、約110×10-7/℃から約125×10-7/℃、約110×10-7/℃から約120×10-7/℃、約110×10-7/℃から約115×10-7/℃、約115×10-7/℃から約130×10-7/℃、約115×10-7/℃から約125×10-7/℃、約115×10-7/℃から約120×10-7/℃、約120×10-7/℃から約130×10-7/℃、約120×10-7/℃から約125×10-7/℃、または約125×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にあることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラスのCTEは、0〜300℃の温度範囲に亘り、約110×10-7/℃以上、約115×10-7/℃以上、約120×10-7/℃以上、または約125×10-7/℃以上であることがある。そのCTEは、ASTM E228−11にしたがってプッシュ・ロッド膨脹計を使用して測定することができる。
【0026】
いくつかの実施の形態において、そのガラス物品は化学的耐久性である。化学的耐久性は、酸耐久性または塩基耐久性について測定することができる。酸耐久性は、24時間に亘り95℃で5質量%のHCl溶液に曝されたガラス物品に対する質量損失の測定に関して測定されることがある。塩基耐久性は、6時間に亘り95℃で5質量%のNaOHに曝されたガラス物品に対する質量損失の測定に関して測定されることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の酸耐久性は、約0.02mg/cm2未満の質量損失である。いくつかの実施の形態において、そのガラス物品の塩基耐久性は、約0.3mg/cm2未満の質量損失である。
【0027】
いくつかの実施の形態において、そのガラス物品は、許容できる耐候特性を有する。耐候特性は、72時間に亘り60℃および90%の相対湿度に保持された湿度室内でガラス物品を暴露することによって決定されることがある。許容できる耐候特性を有するガラスは、比較的少ない汚点および最小のヘイズを有する。
【0028】
そのガラス物品は様々な形態に製造できる。例えば、そのガラス物品は、正方形、矩形、またはウェハーの形状の平らな基板であることがある。また、例えば、そのガラス物品は、所望の形状、例えば、キャップまたは湾曲形状に、成形、機械加工、または研磨されることがある。
【実施例】
【0029】
様々な組成の9つのガラス試料を形成し、各試料のCTEを測定した。各試料の組成およびCTEが、下記の表1に列挙されている。
【0030】
【表1】
【0031】
表1は、0〜300℃の温度範囲に亘り約110×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にあるCTEを有するガラス物品が、
約47モル%から約55モル%のSiO2
約5モル%から約11モル%のAl23
約12モル%から約18モル%のNa2O、
約5モル%から約11モル%のK2O、
約13モル%から約21モル%のCaO、および
0モル%から約0.4モル%のMgO、
の組成により達成できることを示している。
【0032】
ここで留意すべきは、「約」という用語は、どの定量比較、値、測定、または他の表現にも起因することがある固有の不確実性の度合いを表すためにここに使用されることがあることである。これらの用語は、問題の主題の基本機能に変化をもたらさずに、定量的表現が規定の基準から変動するかもしれない程度を表すためにもここに使用されている。
【0033】
請求項の主題の範囲から逸脱せずに、ここに記載された実施の形態に様々な改変および変更を行うことができる。それゆえ、本明細書は、ここに記載された様々な実施の形態の改変および変更を、そのような改変および変更が付随の特許請求の範囲およびその等価物の範囲に入るという条件で網羅することが意図されている。
【0034】
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
【0035】
実施形態1
アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成を有し、0〜300℃の温度範囲に亘り約110×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にある熱膨張係数(CTE)を有するガラス物品。
【0036】
実施形態2
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成が、
約47モル%から約55モル%のSiO2
約5モル%から約11モル%のAl23
約12モル%から約18モル%のNa2O、
約5モル%から約11モル%のK2O、
約13モル%から約21モル%のCaO、および
0モル%から約0.4モル%のMgO、
を含む、実施形態1に記載のガラス物品。
【0037】
実施形態3
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成が、
約48モル%から約54モル%のSiO2
約6モル%から約10モル%のAl23
約13モル%から約17モル%のNa2O、
約6モル%から約10モル%のK2O、
約15モル%から約19モル%のCaO、および
約0.05モル%から約0.3モル%のMgO、
を含む、実施形態1に記載のガラス物品。
【0038】
実施形態4
前記CTEが、0〜300℃の温度範囲に亘り約115×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にある、実施形態1から3いずれか1つに記載のガラス物品。
【0039】
実施形態5
前記CTEが、0〜300℃の温度範囲に亘り約120×10-7/℃から約130×10-7/℃の範囲にある、実施形態1から3いずれか1つに記載のガラス物品。
【0040】
実施形態6
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成が約1モル%未満のSnO2を含む、実施形態1から5いずれか1つに記載のガラス物品。
【0041】
実施形態7
前記アルカリ・アルカリ土類・アルミノ・ケイ酸塩組成のアルカリ成分が、Na2O、K2O、またはそれらの組合せである、実施形態1から6いずれか1つに記載のガラス物品。
【0042】
実施形態8
前記物品が基板である、実施形態1から7いずれか1つに記載のガラス物品。
【0043】
実施形態9
前記物品がキャップである、実施形態1から7いずれか1つに記載のガラス物品。