特許第6790315号(P6790315)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6790315
(24)【登録日】2020年11月9日
(45)【発行日】2020年11月25日
(54)【発明の名称】アンクーシン色素の抽出方法
(51)【国際特許分類】
   C09B 61/00 20060101AFI20201116BHJP
   B01D 11/00 20060101ALI20201116BHJP
【FI】
   C09B61/00 Z
   B01D11/00
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-248728(P2018-248728)
(22)【出願日】2018年12月28日
(65)【公開番号】特開2020-66729(P2020-66729A)
(43)【公開日】2020年4月30日
【審査請求日】2019年1月14日
(31)【優先権主張番号】201811224742.7
(32)【優先日】2018年10月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519259320
【氏名又は名称】威海易一医療器械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】葛▲ちゃん▼
【審査官】 佐久 敬
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第05789647(US,A)
【文献】 中国実用新案第207871605(CN,U)
【文献】 特公昭46−032223(JP,B1)
【文献】 実開昭59−048747(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C09B
B02C
D21B
D21C
A61K
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定ベースプレートを含み、前記固定ベースプレートの上端面には固定ハウジングが固設され、前記固定ハウジングの内部の左側には第一キャビティが設置され、前記第一キャビティの左端壁の上端には吸気管が設置され、前記吸気管のうち外部空間に位置する管体には吸気弁が設置され、前記第一キャビティの右端壁内部の下側には第二キャビティが設置され、前記第二キャビティの左端壁には第一気孔が設置され、前記第一気孔が前記第一キャビティと前記第二キャビティとを連通し、前記第一気孔の内部には第一逆止弁が設置され、前記第二キャビティの右端壁の内部には第三キャビティが設置され、前記第三キャビティの左端壁には第二気孔が設置され、前記第二気孔が前記第二キャビティと前記第三キャビティとを連通し、前記第二気孔の内部には第二逆止弁が設置され、前記第三キャビティの右端壁内部には第四キャビティが設置され、前記第四キャビティの左端壁には第三気孔が設置され、前記第三気孔が前記第四キャビティと前記第三キャビティとを連通し、前記第三気孔の内部には圧力弁が設置され、前記第四キャビティの上端壁内部には第五キャビティが設置され、前記第五キャビティの上端壁には外部に通じた閉合ドアが設置され、前記第五キャビティの下端壁の中間には投入口が設置され、前記投入口が前記第四キャビティと前記第五キャビティとを連通し、前記投入口の内部には密閉弁が設置され、前記第五キャビティの左端壁の内部には駆動空間が設置され、前記駆動空間の右端壁には貫通穴が設置され、前記貫通穴が前記第五キャビティと前記駆動空間とを連通し、前記駆動空間の内部には駆動モータが固設され、前記駆動モータの右端には駆動軸が伝動可能に接続され前記駆動軸の右端が前記貫通穴を貫通し且つ前記第五キャビティの右端壁と軸受により回転可能かつ固定的に接続され、前記駆動軸のうち前記第五キャビティの中に位置する軸体にはせん断棒が均等分布され、前記第五キャビティの前後端壁にはいずれも固定ロッドが設置され、前記固定ロッドと前記せん断棒は交互に配置され、前記駆動軸のうち前記貫通穴の中に位置する軸体には駆動プーリが固定的に取り付けられ、前記貫通穴の内壁の中間には下側の後方に延伸する伝動空間が設置され、前記伝動空間の左端壁内部には第六キャビティが設置され、前記伝動空間の内部の下側には左右方向の伝動軸が設置され、前記伝動軸の軸体には伝動プーリが固定的に取り付けられ、前記伝動プーリと前記駆動プーリとが伝動ベルトにより伝動可能に接続され、前記伝動軸の左端が第六キャビティの中に位置し、前記伝動軸の左端には第一回転盤が固定的に接続され、前記第一回転盤の左端面の後側には第一揺動ロッドがヒンジで接続され、前記第一揺動ロッドの前端には第一伸縮ロッドがヒンジで接続され、前記第一伸縮ロッドの前端が第二キャビティの中に位置し、前記第一伸縮ロッドの前端には第一密封板が固定的に接続され、前記第四キャビティの右端壁の内部には第七キャビティが設置され、前記第七キャビティの左端壁の上側には吸気孔が設置され、前記吸気孔が前記第四キャビティと前記第七キャビティとを連通し、前記第七キャビティの前端壁内部には噛合空間が設置され、前記第七キャビティの内部には前後方向の回転軸が設置され、前記回転軸の軸体にはタービンブレードが均等分布され、前記回転軸の前端が前記噛合空間の中に位置し、前記回転軸の前端には円錐形回転歯が固定的に接続され、前記噛合空間の内部の左側には円錐形伝動歯車が設置され、前記円錐形伝動歯車の後端が前記円錐形回転歯の左端と噛合し伝動接続され、前記第二キャビティの前端壁の内部には第八キャビティが設置され、前記円錐形伝動歯車の左端面の中間には左へ延伸する回転軸が固設され、前記回転軸の左端が前記第八キャビティの中に位置し、前記回転軸の左端には第二回転盤が固定的に接続され、前記第二回転盤の左端面の前側には第二揺動ロッドがヒンジで接続され、前記第二揺動ロッドの後端には第二伸縮ロッドがヒンジで接続され、前記第二伸縮ロッドの後端が前記第二キャビティの中に位置し、前記第二伸縮ロッドの後端には第二密封板が固定的に接続され、前記第一密封板の断面形状及び前記第二密封板の断面形状が前記第二キャビティの前後方向の断面形状と一致する形状であり、降圧空間が前記第七キャビティの右端壁の内部に設置され、前記第七キャビティの右端壁の下側には排気孔が設置され、前記排気孔が前記第七キャビティと前記降圧空間とを連通し、前記降圧空間の右端壁の下側には外部空間に延伸する収集管が設置され、前記第五キャビティが左右に延伸する円柱型を持ち、前記駆動軸のうち前記第五キャビティの中に位置する軸体には前記せん断棒が均等分布され、前記第五キャビティの前後端壁にはいずれも前記固定ロッドが設置され、前記固定ロッドと前記せん断棒は交互に配置され、前記せん断棒の長さと前記固定ロッドの長さとがいずれも前記第五キャビティの横断面の半径に等しく、前記伝動プーリと前記駆動プーリとが前記伝動ベルトにより伝動可能に接続され、前記第一揺動ロッドの前端が前記第一伸縮ロッドの後端とヒンジで接続され、前記第六キャビティの前後方向の長さが前記第一回転盤と前記第一揺動ロッドとの前後方向の長さの和より大きく、前記第一回転盤の直径が前記第二キャビティの前後方向の長さの半分に等しく、前記タービンブレードが前記第七キャビティを均等に分割し、前記円錐形伝動歯車の後端と前記円錐形回転歯の左端とが噛合し伝動接続され、前記第八キャビティの前後方向の長さが前記第二回転盤と前記第二揺動ロッドとの前後方向の長さの和より大きく、前記第二回転盤の直径が前記第二キャビティの前後方向の長さの半分に等しいことを特徴とするアンクーシン色素の抽出装置。
【請求項2】
シコンを前記第五キャビティに入れた後、前記駆動モータが作動し、前記駆動軸により前記せん断棒を駆動し回転させ、これにより前記せん断棒と前記固定ロッドとの交錯分布によりシコンを粉砕し、その後の抽出に便利であり、前記駆動軸が回転し、シコンのせん断を駆動し、シコンをせん断する過程で、前記伝動ベルトにより前記第一回転盤を駆動し回転させ、前記第一揺動ロッドの作用のもとで、前記第一伸縮ロッドにより前記第一密封板を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁と前記第二逆止弁との係合により、前記第一キャビティの中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティに入ることを制御し、初期圧力値の形成を完成し、装置の正常な動作を保証し、せん断された後のシコン砕けが前記投入口により前記第四キャビティに入り、前記第四キャビティを流れる高圧気体によりシコンの中の赤色素を抽出し、前記タービンブレードにより抽出された後の高圧気体の圧力を前記円錐形伝動歯車の動力に変換し、これにより前記第二回転盤の回転を制御し、前記第二揺動ロッドの作用のもとで、前記第二伸縮ロッドにより前記第二密封板を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁と前記第二逆止弁との係合により、前記第一キャビティの中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティに入ることを制御し、圧力値の変換により、エネルギーの再利用を実現し、資源を節約し、降圧された後の気体が降圧空間の中で赤色素を分離することを特徴とする請求項1に記載のアンクーシン色素の抽出装置の使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は色素抽出分野を取り上げて、具体的にはアンクーシン色素の抽出方法である。
【背景技術】
【0002】
アンクーシン色素はシコンの抽出物であり、現在一般的に使用される五つの植物性赤色素の一つであり、明るく純粋な色を持つ利点があるだけでなく、強い着色力、浸透力、耐熱性及び耐光性も持ち、また、殺菌、抗ウイルス、肉芽成長促進などの多様な薬理機能もあるから、アンクーシン色素は五つの植物性赤色素の中の一番いい選択になり、化粧品、印刷および染色工業における着色剤、食品添加物、薬物などに幅広く使用され、しかし、これまでに開示されるシコンからアンクーシン色素を抽出する方法は、抽出率が低く、残留物が多いなどの欠点があり、技術の進歩、超流動体抽出方法の継続的な開発に伴い、高圧気体によりアンクーシン色素を抽出する方法が人々に検討されているが、高圧気体により抽出する過程では、高圧の生成には大量の動力が必要であり、抽出が完了した後に、高圧が自然に放出され、資源の無駄が多く、まだ普及していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104548628号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的はアンクーシン色素の抽出方法を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決でき、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:以下に述べる上下左右前後の方向と図1自身の投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の技術プランを採用する:アンクーシン色素の抽出方法は、固定ベースプレートを含み、前記固定ベースプレートの上端面には固定ハウジングが固設され、前記固定ハウジングの内部の左側には第一キャビティが設置され、前記第一キャビティの左端壁の上端には吸気管が設置され、前記吸気管のうち外部空間に位置する管体には吸気弁が設置され、前記第一キャビティの右端壁内部の下側には第二キャビティが設置され、前記第二キャビティの左端壁には第一気孔が設置され、前記第一気孔が前記第一キャビティと前記第二キャビティとを連通し、前記第一気孔の内部には第一逆止弁が設置され、前記第二キャビティの右端壁の内部には第三キャビティが設置され、前記第三キャビティの左端壁には第二気孔が設置され、前記第二気孔が前記第二キャビティと前記第三キャビティとを連通し、前記第二気孔の内部には第二逆止弁が設置され、前記第三キャビティの右端壁内部には第四キャビティが設置され、前記第四キャビティの左端壁には第三気孔が設置され、前記第三気孔が前記第四キャビティと前記第三キャビティとを連通し、前記第三気孔の内部には圧力弁が設置され、前記第四キャビティの上端壁内部には第五キャビティが設置され、前記第五キャビティの上端壁には外部に通じた閉合ドアが設置され、前記第五キャビティの下端壁の中間には投入口が設置され、前記投入口が前記第四キャビティと前記第五キャビティとを連通し、前記投入口の内部には密閉弁が設置され、前記第五キャビティの左端壁の内部には駆動空間が設置され、前記駆動空間の右端壁には貫通穴が設置され、前記貫通穴が前記第五キャビティと前記駆動空間とを連通し、前記駆動空間の内部には駆動モータが固設され、前記駆動モータの右端には駆動軸が伝動可能に接続され前記駆動軸の右端が前記貫通穴を貫通し且つ前記第五キャビティの右端壁と軸受により回転可能かつ固定的に接続され、前記駆動軸のうち前記第五キャビティの中に位置する軸体にはせん断棒が均等分布され、前記第五キャビティの前後端壁にはいずれも固定ロッドが設置され、前記固定ロッドと前記せん断棒は交互に配置され、前記駆動軸のうち前記貫通穴の中に位置する軸体には駆動プーリが固定的に取り付けられ、前記貫通穴の内壁の中間には下側の後方に延伸する伝動空間が設置され、前記伝動空間の左端壁内部には第六キャビティが設置され、前記伝動空間の内部の下側には左右方向の伝動軸が設置され、前記伝動軸の軸体には伝動プーリが固定的に取り付けられ、前記伝動プーリと前記駆動プーリとが伝動ベルトにより伝動可能に接続され、前記伝動軸の左端が第六キャビティの中に位置し、前記伝動軸の左端には第一回転盤が固定的に接続され、前記第一回転盤の左端面の後側には第一揺動ロッドがヒンジで接続され、前記第一揺動ロッドの前端には第一伸縮ロッドがヒンジで接続され、前記第一伸縮ロッドの前端が第二キャビティの中に位置し、前記第一伸縮ロッドの前端には第一密封板が固定的に接続され、前記第四キャビティの右端壁の内部には第七キャビティが設置され、前記第七キャビティの左端壁の上側には吸気孔が設置され、前記吸気孔が前記第四キャビティと前記第七キャビティとを連通し、前記第七キャビティの前端壁内部には噛合空間が設置され、前記第七キャビティの内部には前後方向の回転軸が設置され、前記回転軸の軸体にはタービンブレードが均等分布され、前記回転軸の前端が前記噛合空間の中に位置し、前記回転軸の前端には円錐形回転歯が固定的に接続され、前記噛合空間の内部の左側には円錐形伝動歯車が設置され、前記円錐形伝動歯車の後端が前記円錐形回転歯の左端と噛合し伝動接続され、前記第二キャビティの前端壁の内部には第八キャビティが設置され、前記円錐形伝動歯車の左端面の中間には左へ延伸する回転軸が固設され、前記回転軸の左端が前記第八キャビティの中に位置し、前記回転軸の左端には第二回転盤が固定的に接続され、前記第二回転盤の左端面の前側には第二揺動ロッドがヒンジで接続され、前記第二揺動ロッドの後端には第二伸縮ロッドがヒンジで接続され、前記第二伸縮ロッドの後端が前記第二キャビティの中に位置し、前記第二伸縮ロッドの後端には第二密封板が固定的に接続され、前記第一密封板の断面形状及び前記第二密封板の断面形状が前記第二キャビティの前後方向の断面形状と一致する形状であり、降圧空間が前記第七キャビティの右端壁の内部に設置され、前記第七キャビティの右端壁の下側には排気孔が設置され、前記排気孔が前記第七キャビティと前記降圧空間とを連通し、前記降圧空間の右端壁の下側には外部空間に延伸する収集管が設置される。
【0006】
前記方法は以下のステップを含む:
【0007】
シコンを前記第五キャビティに入れた後、前記駆動モータが作動し、前記駆動軸により前記せん断棒を駆動し回転させ、これにより前記せん断棒と前記固定ロッドとの交錯分布によりシコンを粉砕し、その後の抽出に便利であり、前記駆動軸が回転し、シコンのせん断を駆動し、シコンをせん断する過程で、前記伝動ベルトにより前記第一回転盤を駆動し回転させ、前記第一揺動ロッドの作用のもとで、前記第一伸縮ロッドにより前記第一密封板を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁と前記第二逆止弁との係合により、前記第一キャビティの中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティに入ることを制御し、初期圧力値の形成を完成し、装置の正常な動作を保証し、せん断された後のシコン砕けが前記投入口により前記第四キャビティに入り、前記第四キャビティを流れる高圧気体によりシコンの中の赤色素を抽出し、前記タービンブレードにより抽出された後の高圧気体の圧力を前記円錐形伝動歯車の動力に変換し、これにより前記第二回転盤の回転を制御し、前記第二揺動ロッドの作用のもとで、前記第二伸縮ロッドにより前記第二密封板を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁と前記第二逆止弁との係合により、前記第一キャビティの中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティに入ることを制御し、圧力値の変換により、エネルギーの再利用を実現し、資源を節約し、降圧された後の気体が降圧空間の中で赤色素を分離する。
【0008】
優選の技術プランとして、前記第五キャビティが左右に延伸する円柱型を持ち、前記駆動軸のうち前記第五キャビティの中に位置する軸体には前記せん断棒が均等分布され、前記第五キャビティの前後端壁にはいずれも前記固定ロッドが設置され、前記固定ロッドと前記せん断棒は交互に配置され、前記せん断棒の長さと前記固定ロッドの長さとがいずれも前記第五キャビティの横断面の半径に等しい。
【0009】
優選の技術プランとして、前記伝動プーリと前記駆動プーリとが前記伝動ベルトにより伝動可能に接続され、前記第一揺動ロッドの前端が前記第一伸縮ロッドの後端とヒンジで接続され、前記第六キャビティの前後方向の長さが前記第一回転盤と前記第一揺動ロッドとの前後方向の長さの和より大きく、前記第一回転盤の直径が前記第二キャビティの前後方向の長さの半分に等しい
【0010】
優選の技術プランとして、前記タービンブレードが前記第七キャビティを均等に分割し、前記円錐形伝動歯車の後端と前記円錐形回転歯の左端とが噛合し伝動接続され、前記第八キャビティの前後方向の長さが前記第二回転盤と前記第二揺動ロッドとの前後方向の長さの和より大きく、前記第二回転盤の直径が前記第二キャビティの前後方向の長さの半分に等しい
【発明の効果】
【0011】
既存の技術と比べて、本発明の有益な効果は下記の通りである:本発明の作業中に、シコンを第五キャビティに入れた後、駆動モータが作動し、駆動軸によりせん断棒を駆動し回転させ、これによりせん断棒と固定ロッドとの交錯分布によりシコンを粉砕し、その後の抽出に便利でり、駆動軸が回転し、シコンのせん断を駆動し、シコンをせん断する過程で、伝動ベルトにより第一回転盤を駆動し回転させ、第一揺動ロッドの作用のもとで、第一伸縮ロッドにより第一密封板を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより第一逆止弁と第二逆止弁との係合により、第一キャビティの中にある気体が圧縮された後に第三キャビティに入ることを制御し、初期圧力値の形成を完成し、装置の正常な動作を保証し、せん断された後のシコン砕けが投入口により第四キャビティに入り、第四キャビティを流れる高圧気体によりシコンの中の赤色素を抽出し、タービンブレードにより抽出された後の高圧気体の圧力を円錐形伝動歯車の動力に変換し、これにより第二回転盤の回転を制御し、第二揺動ロッドの作用のもとで、第二伸縮ロッドにより第二密封板を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより第一逆止弁と第二逆止弁との係合により、第一キャビティの中にある気体が圧縮された後に第三キャビティに入ることを制御し、圧力値の変換により、エネルギーの再利用を実現し、資源を節約し、降圧された後の気体が降圧空間の中で赤色素を分離し、操作が簡単であり、抽出効率が高く、資源を有効に節約できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は本発明のアンクーシン色素の抽出方法の全体断面の正面構成略図である。
図2図2図1のAの全断面の上面構成略図である。
図3図3図1のBの全断面の上面構成略図である。
図4図4は本発明のアンクーシン色素の抽出方法の全体断面の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
下記に本発明の実施例の中の附図を交え、本発明の実施例の技術方案を明確にはっきり説明し、説明した実施例がただ本発明の一部分の実施例で、全部の実施例ではないである。
本発明の実施例に基づいて、本領域の普通技術者が創造的な労働を払わないことを前提に得る全部のその他の実施例は本発明の保護範囲に所属し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:以下に述べる上下左右前後の方向と図1自身の投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
図1〜4が示すように、本発明の実施例によるアンクーシン色素の抽出方法は、固定ベースプレート1を含み、前記固定ベースプレート1の上端面には固定ハウジング2が固設され、前記固定ハウジング2の内部の左側には第一キャビティ3が設置され、前記第一キャビティ3の左端壁の上端には吸気管4が設置され、前記吸気管4のうち外部空間に位置する管体には吸気弁5が設置され、前記第一キャビティ3の右端壁内部の下側には第二キャビティ6が設置され、前記第二キャビティ6の左端壁には第一気孔7が設置され、前記第一気孔7が前記第一キャビティ3と前記第二キャビティ6とを連通し、前記第一気孔7の内部には第一逆止弁8が設置され、前記第二キャビティ6の右端壁の内部には第三キャビティ9が設置され、前記第三キャビティ9の左端壁には第二気孔10が設置され、前記第二気孔10が前記第二キャビティ6と前記第三キャビティ9とを連通し、前記第二気孔10の内部には第二逆止弁11が設置され、前記第三キャビティ6の右端壁内部には第四キャビティ12が設置され、前記第四キャビティ12の左端壁には第三気孔13が設置され、前記第三気孔13が前記第四キャビティ12と前記第三キャビティ9とを連通し、前記第三気孔13の内部には圧力弁14が設置され、前記第四キャビティ12の上端壁内部には第五キャビティ15が設置され、前記第五キャビティ15の上端壁には外部に通じた閉合ドア16が設置され、前記第五キャビティ15の下端壁の中間には投入口17が設置され、前記投入口17が前記第四キャビティ12と前記第五キャビティ15とを連通し、前記投入口17の内部には密閉弁18が設置され、前記第五キャビティ15の左端壁の内部には駆動空間19が設置され、前記駆動空間19の右端壁には貫通穴20が設置され、前記貫通穴20が前記第五キャビティ15と前記駆動空間19とを連通し、前記駆動空間19の内部には駆動モータ21が固設され、前記駆動モータ21の右端には駆動軸22が伝動可能に接続され前記駆動軸22の右端が前記貫通穴20を貫通し且つ前記第五キャビティ15の右端壁と軸受により回転可能かつ固定的に接続され、前記駆動軸22のうち前記第五キャビティ15の中に位置する軸体にはせん断棒23が均等分布され、前記第五キャビティ15の前後端壁にはいずれも固定ロッド24が設置され、前記固定ロッド24と前記せん断棒23は交互に配置され、前記駆動軸22のうち前記貫通穴20の中に位置する軸体には駆動プーリ25が固定的に取り付けられ、前記貫通穴20の内壁の中間には下側の後方に延伸する伝動空間26が設置され、前記伝動空間26の左端壁内部には第六キャビティ27が設置され、前記伝動空間26の内部の下側には左右方向の伝動軸28が設置され、前記伝動軸28の軸体には伝動プーリ29が固定的に取り付けられ、前記伝動プーリ29と前記駆動プーリ25とが伝動ベルト30により伝動可能に接続され、前記伝動軸28の左端が第六キャビティ27の中に位置し、前記伝動軸28の左端には第一回転盤31が固定的に接続され、前記第一回転盤31の左端面の後側には第一揺動ロッド32がヒンジで接続され、前記第一揺動ロッド32の前端には第一伸縮ロッド33がヒンジで接続され、前記第一伸縮ロッド33の前端が第二キャビティ6の中に位置し、前記第一伸縮ロッド33の前端には第一密封板34が固定的に接続され、前記第四キャビティ12の右端壁の内部には第七キャビティ35が設置され、前記第七キャビティ35の左端壁の上側には吸気孔36が設置され、前記吸気孔36が前記第四キャビティ12と前記第七キャビティ35とを連通し、前記第七キャビティ35の前端壁内部には噛合空間37が設置され、前記第七キャビティ35の内部には前後方向の回転軸38が設置され、前記回転軸38の軸体にはタービンブレード50が均等分布され、前記回転軸38の前端が前記噛合空間37の中に位置し、前記回転軸38の前端には円錐形回転歯39が固定的に接続され、前記噛合空間37の内部の左側には円錐形伝動歯車40が設置され、前記円錐形伝動歯車40の後端が前記円錐形回転歯39の左端と噛合し伝動接続され、前記第二キャビティ6の前端壁の内部には第八キャビティ41が設置され、前記円錐形伝動歯車40の左端面の中間には左へ延伸する回転軸42が固設され、前記回転軸42の左端が前記第八キャビティ41の中に位置し、前記回転軸42の左端には第二回転盤43が固定的に接続され、前記第二回転盤43の左端面の前側には第二揺動ロッド44がヒンジで接続され、前記第二揺動ロッド44の後端には第二伸縮ロッド45がヒンジで接続され、前記第二伸縮ロッド45の後端が前記第二キャビティ6の中に位置し、前記第二伸縮ロッド45の後端には第二密封板46が固定的に接続され、前記第一密封板34の断面形状及び前記第二密封板46の断面形状が前記第二キャビティ6の前後方向の断面形状と一致する形状であり、降圧空間47が前記第七キャビティ35の右端壁の内部に設置され、前記第七キャビティ35の右端壁の下側には排気孔48が設置され、前記排気孔48が前記第七キャビティ35と前記降圧空間47とを連通し、前記降圧空間47の右端壁の下側には外部空間に延伸する収集管49が設置される。
【0015】
前記方法は以下のステップを含む:
【0016】
シコンを前記第五キャビティ15に入れた後、前記駆動モータ21が作動し、前記駆動軸22により前記せん断棒23を駆動し回転させ、これにより前記せん断棒23と前記固定ロッド24との交錯分布によりシコンを粉砕し、その後の抽出に便利であり、前記駆動軸22が回転し、シコンのせん断を駆動し、シコンをせん断する過程で、前記伝動ベルト30により前記第一回転盤31を駆動し回転させ、前記第一揺動ロッド32の作用のもとで、前記第一伸縮ロッド33により前記第一密封板34を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁8と前記第二逆止弁11との係合により、前記第一キャビティ3の中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティ9に入ることを制御し、初期圧力値の形成を完成し、装置の正常な動作を保証し、せん断された後のシコン砕けが前記投入口17により前記第四キャビティ12に入り、前記第四キャビティ12を流れる高圧気体によりシコンの中の赤色素を抽出し、前記タービンブレード50により抽出された後の高圧気体の圧力を前記円錐形伝動歯車40の動力に変換し、これにより前記第二回転盤43の回転を制御し、前記第二揺動ロッド44の作用のもとで、前記第二伸縮ロッド45により前記第二密封板46を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁8と前記第二逆止弁11との係合により、前記第一キャビティ3の中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティ9に入ることを制御し、圧力値の変換により、エネルギーの再利用を実現し、資源を節約し、降圧された後の気体が降圧空間47の中で赤色素を分離する。
【0017】
有益的には、前記第五キャビティ15が左右に延伸する円柱型を持ち、前記駆動軸22のうち前記第五キャビティ15の中に位置する軸体には前記せん断棒23が均等分布され、前記第五キャビティ15の前後端壁にはいずれも前記固定ロッド24が設置され、前記固定ロッド24と前記せん断棒23は交互に配置され、前記せん断棒23の長さと前記固定ロッド24の長さとがいずれも前記第五キャビティ15の横断面の半径に等しい。その役割は、シコンを前記第五キャビティ15に入れた後、前記駆動モータ21が作動し、前記駆動軸22により前記せん断棒23を駆動し回転させ、これにより前記せん断棒23と前記固定ロッド24との交錯分布によりシコンを粉砕することであり、その後の抽出に便利である。
【0018】
有益的には、前記伝動プーリ29と前記駆動プーリ25とが前記伝動ベルト30により伝動可能に接続され、前記第一揺動ロッド32の前端が前記第一伸縮ロッド33の後端とヒンジで接続され、前記第六キャビティ27の前後方向の長さが前記第一回転盤31と前記第一揺動ロッド32との前後方向の長さの和より大きく、前記第一回転盤31の直径が前記第二キャビティ6の前後方向の長さの半分に等しい。その役割は、前記駆動軸22が回転し、シコンのせん断を駆動し、シコンをせん断する過程で、前記伝動ベルト30により前記第一回転盤31を駆動し回転させ、前記第一揺動ロッド32の作用のもとで、前記第一伸縮ロッド33により前記第一密封板34を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁8と前記第二逆止弁11との係合により、前記第一キャビティ3の中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティ9に入ることを制御し、初期圧力値の形成を完成し、装置の正常な動作を保証することである。
【0019】
有益的には、前記タービンブレード50が前記第七キャビティ35を均等に分割し、前記円錐形伝動歯車40の後端と前記円錐形回転歯39の左端とが噛合し伝動接続され、前記第八キャビティ41の前後方向の長さが前記第二回転盤43と前記第二揺動ロッド44との前後方向の長さの和より大きく、前記第二回転盤43の直径が前記第二キャビティ6の前後方向の長さの半分に等しい。その役割は、前記タービンブレード50により抽出された後の高圧気体の圧力を前記円錐形伝動歯車40の動力に変換し、これにより前記第二回転盤43の回転を制御し、前記第二揺動ロッド44の作用のもとで、前記第二伸縮ロッド45により前記第二密封板46を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより前記第一逆止弁8と前記第二逆止弁11との係合により、前記第一キャビティ3の中にある気体が圧縮された後に前記第三キャビティ9に入ることを制御し、圧力値の変換により、エネルギーの再利用を実現し、資源を節約することである。
【0020】
具体的な使用方式:本発明の作業中に、シコンを第五キャビティ15に入れた後、駆動モータ21が作動し、駆動軸22によりせん断棒23を駆動し回転させ、これによりせん断棒23と固定ロッド24との交錯分布によりシコンを粉砕し、その後の抽出に便利でり、駆動軸22が回転し、シコンのせん断を駆動し、シコンをせん断する過程で、伝動ベルト30により第一回転盤31を駆動し回転させ、第一揺動ロッド32の作用のもとで、第一伸縮ロッド33により第一密封板34を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより第一逆止弁8と第二逆止弁11との係合により、第一キャビティ3の中にある気体が圧縮された後に第三キャビティ9に入ることを制御し、初期圧力値の形成を完成し、装置の正常な動作を保証し、せん断された後のシコン砕けが投入口17により第四キャビティ12に入り、第四キャビティ12を流れる高圧気体によりシコンの中の赤色素を抽出し、タービンブレード50により抽出された後の高圧気体の圧力を円錐形伝動歯車40の動力に変換し、これにより第二回転盤43の回転を制御し、第二揺動ロッド44の作用のもとで、第二伸縮ロッド45により第二密封板46を駆動し前後方向の圧縮運動をさせ、これにより第一逆止弁8と第二逆止弁11との係合により、第一キャビティ3の中にある気体が圧縮された後に第三キャビティ9に入ることを制御し、圧力値の変換により、エネルギーの再利用を実現し、資源を節約し、降圧された後の気体が降圧空間47の中で赤色素を分離し、操作が簡単であり、抽出効率が高く、資源を有効に節約できる。
【0021】
本分野の技術者にとって、本発明は上記の模範の実施例の細部に限らなく、本発明の意義また基本的な特徴から背離しない状況で、その他の具体的な形式で本発明を実現できる。だから、どこから見てもこの実施例を模範で制限性ではないことと見なして、本発明の範囲は添付の権利要求に限定され、権利要求の同等重要書類の意味と範囲に落ちる全部の変化を本発明に包括させる。権利要求の中の全ての附図マークを権利要求を制限することと見なしないである。
図1
図2
図3
図4