特許第6790372号(P6790372)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6790372
(24)【登録日】2020年11月9日
(45)【発行日】2020年11月25日
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 25/07 20060101AFI20201116BHJP
   H01L 25/18 20060101ALI20201116BHJP
   H01L 23/36 20060101ALI20201116BHJP
【FI】
   H01L25/04 C
   H01L23/36 C
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-20743(P2016-20743)
(22)【出願日】2016年2月5日
(65)【公開番号】特開2017-139406(P2017-139406A)
(43)【公開日】2017年8月10日
【審査請求日】2019年1月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002918
【氏名又は名称】特許業務法人扶桑国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】香月 尚
【審査官】 豊島 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−129822(JP,A)
【文献】 特開2013−051300(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/026944(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L23/29
23/34 −23/36
23/373−23/427
23/44
23/467−23/473
25/00 −25/07
25/10 −25/11
25/16 −25/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁板と、前記絶縁板の主面に設けられた、第1回路パターン及び第2回路パターンを含む回路板とを有する積層基板と、
前記積層基板の外周縁に設けられた、前記外周縁を取り囲むケースと、
他方が前記第1回路パターンに接続され、一方が前記ケースから外部に設けられ、前記第2回路パターン上を前記第2回路パターンに対して間隙を空けて通過する第1リードフレームと、
前記第2回路パターンを埋設して、前記第2回路パターンと前記第1リードフレームとの前記間隙に設けられた絶縁層と、
前記ケース内の前記第1リードフレーム上に設けられた半導体素子と、
を有する半導体装置。
【請求項2】
前記半導体素子は、
前記第1リードフレームの前記第1回路パターン上に対する領域に設けられている、
請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記絶縁層と、前記第1回路パターンの側部との間に隙間が設けられている、
請求項1記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1リードフレームは、前記第1回路パターンよりも厚い、
請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項5】
前記回路板に含まれて、前記絶縁板の主面に設けられ、前記第1回路パターンを挟んで前記第2回路パターンの反対側に配置された第3回路パターンと、
前記第3回路パターンに他方が接続され、一方が前記ケースから外部に設けられた第2リードフレームと、
前記半導体素子と、前記第2リードフレームの前記第3回路パターン上に対する領域とを接続するワイヤと、
を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2リードフレームは、前記第3回路パターンよりも厚い、
請求項5記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2リードフレームと前記第3回路パターンは、はんだまたは導電性接着剤によって接続されている、
請求項5記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置は、パワー半導体素子を含み、電力変換装置、または、スイッチング装置として利用されている。例えば、半導体装置は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等を含む半導体素子が接続されて、スイッチング装置として機能することができる。
【0003】
このような半導体装置では、おもて面に主回路配線パターンが、裏面に金属板がそれぞれ形成された絶縁層を備える主回路基板と、主回路配線パターン上にはんだを介して設けられた半導体素子とを有する(例えば、特許文献1参照)。半導体素子から発生される熱が金属板から放熱される。
【0004】
また、半導体装置では、主回路配線パターンは、半導体素子からの発熱を十分確保するために、その厚さを大きくして、許容できる熱容量を増加させることが望まれる。
しかしながら、半導体装置では、主回路配線パターンの厚さを大きくすると、当該主回路配線パターンの形成のエッチングのため、また、沿面距離を要することから主回路配線パターン間にはある程度の幅を設ける必要がある。このため、結果として、半導体装置の大型化を招いてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−258321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
半導体装置では、大型化を抑制するために、例えば、主回路配線パターンの厚さを制限すると、既述の通り、主回路配線パターンの半導体素子の発熱を許容できる熱容量も制限されてしまう。このため、半導体装置は、半導体素子を動作させるとすぐに温度が上昇して動作温度範囲を超えてしまい、故障、誤動作が生じてしまうおそれがあるという問題点があった。
【0007】
本発明はこのような点を鑑みてなされたものであり、大型化を抑制しつつ、半導体素子からの発熱を許容できる熱容量が確保された半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一観点によれば、絶縁板と、前記絶縁板の主面に設けられた、第1回路パターン及び第2回路パターンを含む回路板とを有する積層基板と、前記積層基板の外周縁に設けられた、前記外周縁を取り囲むケースと、他方が前記第1回路パターンに接続され、一方が前記ケースから外部に設けられ、前記第2回路パターン上を前記第2回路パターンに対して間隙を空けて通過する第1リードフレームと、前記第2回路パターンを埋設して、前記第2回路パターンと前記第1リードフレームとの前記間隙に設けられた絶縁層と、前記ケース内の前記第1リードフレーム上に設けられた半導体素子と、を有する半導体装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
開示の技術によれば、大型化を抑制しつつ、半導体装置の信頼性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態の半導体装置の断面図である。
図2】実施の形態の半導体装置の上面図である。
図3】参考例の半導体装置の断面図である。
図4】参考例の半導体装置の上面図である。
図5】実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための図(その1)である。
図6】実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための図(その2)である。
図7】実施の形態の半導体装置の別の製造方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態の半導体装置について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、実施の形態の半導体装置の断面図であり、図2は、実施の形態の半導体装置の上面図である。
【0012】
なお、図1は、図2における一点鎖線X−Xにおける断面図である。また、図2では、図1に関する構成に符号を付している。
半導体装置100は、セラミックス等で構成される絶縁板111と、絶縁板111のおもて面に形成され、導電性の回路パターン112a〜112dを含む回路板112とを有する積層基板110と、絶縁板111の裏面に形成された、アルミニウム等の金属で構成された放熱板120とを有する。
【0013】
リードフレーム151の一端部が、回路板112の回路パターン112c上にはんだ141を介して接続され、リードフレーム151の他端部が後述するケース160から外側に絶縁板111のおもて面と平行に延出している。同様に、リードフレーム152の一端部が、回路板112の回路パターン112d上にはんだ142を介して接続され、リードフレーム152の他端部が後述するケース160から外側に絶縁板111のおもて面と平行に延出している。リードフレーム152の一端が回路パターン112d上にはんだ142を介して接続することで、半導体素子180からワイヤ190に伝わる熱を回路基板112の裏面に放熱しやすくなる。
【0014】
絶縁性を有する樹脂で構成された絶縁層131,132が、回路板112のうちリードフレーム151の下部の絶縁板111上の回路パターン112a,112bをそれぞれ埋設している。また、このような絶縁層131,132は、図2(一点鎖線で囲まれた斜線部)に示されるように、回路パターン112a,112bのリードフレーム151に覆われる箇所のみを埋設している。したがって、回路パターン112a,112bとリードフレーム151とは絶縁性が保たれている。なお、絶縁層131,132間は樹脂で埋設することも可能である。
【0015】
また、仮に、絶縁層132が回路パターン112cまたははんだ141のどちらか一方の表面に接触してしまうと、半導体素子180の発熱の伝導経路が塞がれてしまい、熱伝導性が低下してしまう。このため、絶縁層132が、回路パターン112cまたははんだ141のどちらか一方の表面に接触しないようにするために隙間133を設けることが望まれる。
【0016】
半導体素子180は、リードフレーム151の回路パターン112c上の領域にはんだ170を介して設けられている。また、半導体素子180は、リードフレーム152とワイヤ190により電気的に接続されている。
【0017】
ケース160は、積層基板110、リードフレーム151,152、半導体素子180、ワイヤ190を内部に収納して、積層基板110の外周縁に設けられている。さらに、封止樹脂200がケース160内に充填されて、ケース160内の積層基板110、リードフレーム151,152、半導体素子180、ワイヤ190が封止される。
【0018】
なお、隙間133は、空洞の状態より、封止樹脂200が充填されている方が熱の伝わりがよくなるため、封止樹脂200が充填されているのが望ましい。
半導体装置100は、このような構成を成している。
【0019】
ここで、実施の形態の半導体装置100に対する参考例として、リードフレームが回路パターンに接続されておらず、ケースに取り付けられて、半導体素子が回路パターンに設けられている半導体装置について、図3及び図4を用いて説明する。
【0020】
図3は、参考例の半導体装置の断面図であり、図4は、参考例の半導体装置の上面図である。
なお、図3は、図4における一点鎖線X−Xにおける断面図である。また、図4では、図3に関する構成に符号を付している。
【0021】
半導体装置500は、セラミックス等で構成される絶縁板511と、絶縁板511のおもて面に形成され、導電性の回路パターン512a〜512cを含む回路板512とを有する積層基板510と、絶縁板511の裏面に形成された、アルミニウム等の金属で構成される放熱板520とを有する。
【0022】
半導体素子540が、はんだ530を介して回路板512の回路パターン512c上に設けられている。
ケース560が積層基板510の外周縁に取り付けられて、積層基板510と、半導体素子540と、後述するワイヤ571,572を内部に収納する。
【0023】
リードフレーム551,552は、その一端部がケース560上に配置され、その他端部がケース560の外部に延出している。
ワイヤ571が、半導体素子540とリードフレーム552とを電気的に接続し、ワイヤ572が、リードフレーム551と回路パターン512cとを電気的に接続している。
【0024】
封止樹脂580がケース560内に充填されて、積層基板510と、半導体素子540と、リードフレーム551,552(の一端部)と、ワイヤ571,572とを封止する。
【0025】
このような半導体装置500では、半導体素子540の動作時の発熱がはんだ530を通じて回路パターン512cに伝導する。そして、当該発熱が回路パターン512cに保持されるようになる。
【0026】
ところで、半導体装置500では、大型化を抑制するために、その厚さを薄くすることが図られる。例えば、回路板512の回路パターン512a〜512cの厚さを薄くすることが望まれる。回路パターン512a〜512cは、その厚さを薄くすると、半導体素子540からの発熱を許容できる熱容量が減少してしまう。このため、半導体装置500は、半導体素子540を動作させるとすぐに温度が上昇して動作温度範囲を超えてしまい、故障、誤動作が生じてしまうおそれがある。
【0027】
そこで、実施の形態の半導体装置100は、絶縁板111と、絶縁板111のおもて面に形成され、回路パターン112a〜112dで構成された回路板112とを有する積層基板110と、絶縁板111の裏面に形成された、放熱板120とを有し、積層基板110の外周縁にケース160が取り付けられている。半導体装置100は、リードフレーム151が、その一端部がはんだ141を介して回路パターン112cに接続されて、その他端部がケース160から外側に延出している。同様に、リードフレーム152が、その一端部がはんだ142を介して回路パターン112dに接続されて、その他端部がケース160から外側に延出している。この際、リードフレーム151に覆われている回路パターン112a,112bはそれぞれ絶縁層131,132で埋設されている。さらに、半導体素子180が、リードフレーム151の回路パターン112c上の領域にはんだ170を介して設けられている。ワイヤ190が、半導体素子180と、リードフレーム152の回路パターン112d上の領域とを電気的に接続している。
【0028】
このような半導体装置100では、半導体素子180の発熱は、はんだ170、リードフレーム151、はんだ141、回路パターン112cを伝導する。特に、リードフレーム151は回路パターン112cよりも厚いために、例えば、図3及び図4の半導体装置500の場合と比較して、半導体素子180からの、許容される熱容量が増加することになる。このため、半導体装置100は、半導体素子180の発熱を許容できる熱容量を十分確保することができる。したがって、半導体装置100は、半導体素子180を動作させても、すぐに温度が上昇することがなく、温度が動作温度範囲内に収まり、故障、誤動作の発生が抑制されて、半導体装置100の信頼性の低下が防止されるようになる。
【0029】
半導体素子180とリードフレーム152の回路パターン112d上の領域とを接続するワイヤ190も、上記と同様のことが言える。すなわち、半導体素子180の発熱がワイヤ190を伝導すると、リードフレーム152、はんだ142、回路パターン112dを伝導する。この場合でも、半導体装置100は、半導体素子180の発熱を許容できる熱容量を十分確保することができる。
【0030】
また、半導体装置100は、リードフレーム151の一端部を積層基板110の回路パターン112cに接続させ、その他端部をケース160の外側に延出し、また、リードフレーム152の一端部を積層基板110の回路パターン112dに接続させ、その他端部をケース160の外側に延出している。このため、半導体装置100は、図3及び図4の半導体装置500の場合と比較して、平面視の面積を小さくすることができる。例えば、図3に示す半導体装置500の幅は、40mm〜50mm程度であった。一方、図1に示す半導体装置100の幅は25mm〜35mm程度であって、半導体装置500よりも小さくなっている。
【0031】
次に、このような半導体装置100の製造方向について図5及び図6を用いて説明する。
図5及び図6は、実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【0032】
まず、絶縁板111上に金属板を形成する。当該金属板を所望のパターンにエッチングして、絶縁板111上に、回路パターン112a〜112dで構成される回路板112を形成することで積層基板110が構成される。
【0033】
次いで、積層基板110(絶縁板111)の裏面に、アルミニウム等で構成される放熱板120を形成する(図5(A))。
次いで、積層基板110の回路板112の回路パターン112a,112bの所定の領域上に、絶縁性を備える、例えば、エポキシ樹脂等で構成される絶縁層131,132をそれぞれ塗布する。絶縁層131,132はディスペンサー等を用いて塗布してもよく、スクリーン印刷を用いて塗布してもよい。
【0034】
次いで、積層基板110の回路板112の回路パターン112c,112d上に、はんだ141,142をそれぞれ塗布する(図5(B))。
なお、この場合、はんだ141,142に代わって、導電性接着剤を用いることも可能である。
【0035】
次いで、リードフレーム151,152がインサート成形によって予め取り付けられたケース160を用意する。このようなケース160を積層基板110の外周縁に取り付けて、リードフレーム151の一端部をはんだ141上に、リードフレーム152の一端部をはんだ142上にそれぞれ配置する。そして、所定の温度で加熱して、はんだ141,142を溶融させた後に凝固させる。これにより、リードフレーム151の一端部とはんだ141とが接続し、リードフレーム152の一端部とはんだ142とが接続する(図6(A))。
【0036】
なお、ケース160は積層基板110に接着剤を介して取り付けられる。
次いで、半導体素子180を、リードフレーム151の回路パターン112c上の領域にはんだ170を介して配置する。なお、はんだ170の融点は、はんだ141,142の融点よりも低いものを用いる。この場合、例えば、はんだ141,142は、錫−アンチモン系が、はんだ170は、錫−銀系がそれぞれ用いられる。そして、はんだ141,142の融点よりも低い温度で加熱して、はんだ170を溶融させた後に凝固させる。これにより、半導体素子180がはんだ170を介してリードフレーム151の回路パターン112c上の領域に接続する。
【0037】
次いで、半導体素子180と、リードフレーム152の回路パターン112d上の領域とをワイヤ190で電気的に接続する(図6(B))。
次いで、ケース160内に封止樹脂200を充填して、ケース160内の積層基板110、リードフレーム151,152、半導体素子180、ワイヤ190を封止する。
【0038】
これにより、図1に示される半導体装置100が形成される。
また、このような半導体装置100の製造方法としては、図5(B)の後、例えば、図7で示される工程を行うことも可能である。
【0039】
図7は、実施の形態の半導体装置の別の製造方法を説明するための図である。
リードフレーム151,152が予め取り付けられたケース160を用意する。リードフレーム151の所定領域にはんだ170を介して半導体素子180を配置する。そして、所定の温度で加熱して、はんだ170を溶融させた後に凝固させる。これにより、リードフレーム151の一端部と半導体素子180とが接続する(図7(A))。
【0040】
次いで、図5(B)の積層基板110に、図7(A)のケース160を取り付けて、リードフレーム151の一端部を回路パターン112c上のはんだ141上にセットし、リードフレーム152の一端部を回路パターン112d上のはんだ142上にセットする。なお、ケース160は積層基板110に接着剤を介して取り付けられる。また、この場合、はんだ141,142の融点は、はんだ170の融点よりも低いものを用いる。例えば、はんだ141,142は、錫−銀系が、はんだ170は、錫−アンチモン系がそれぞれ用いられる。そして、はんだ170の融点によりも低い温度で加熱して、はんだ141,142を溶融させた後、凝固させる。これにより、リードフレーム151,152の一端部がはんだ141,142を介して回路パターン112c,112dにそれぞれ接続する(図7(B))。
【0041】
次いで、半導体素子180と、リードフレーム152の回路パターン112d上の領域とをワイヤ190で電気的に接続する。
次いで、ケース160内に封止樹脂200を充填して、ケース160内の積層基板110、リードフレーム151,152、半導体素子180、ワイヤ190を封止する。
【0042】
これにより、図1に示される半導体装置100が形成される。
図3及び図4の半導体装置500では、半導体素子540の裏面電極と、リードフレーム551とをワイヤ572で電気的に接続するようにしている。一方、半導体装置100では、半導体素子180の裏面電極と、リードフレーム151とが直接電気的に接続されている。このため、半導体装置100では、半導体装置500と比べてワイヤボンディング工程を減らすことができ、製造コストが削減される。
【符号の説明】
【0043】
100 半導体装置
110 積層基板
111 絶縁板
112 回路板
112a,112b,112c,112d 回路パターン
120 放熱板
131,132 絶縁層
133 隙間
141,142,170 はんだ
151,152 リードフレーム
160 ケース
180 半導体素子
190 ワイヤ
200 封止樹脂
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7